母ちゃんが同人屋なのも嫌だぞ。理解がありすぎるのも困りものだ。
13歳の時に父ちゃんが当時22歳だった母ちゃんと再婚したんだけど
私と母ちゃん、お互いに同人屋であることを隠し続けてギクシャクしてた。
「漫画なんかビタイチ興味ありません!」って必要以上に装ってさ。
私は、新しい若くて綺麗な母ちゃんにオタクだって思われるのがすごく怖かったし
母ちゃんは歳の近すぎる娘にオタクだって思われたら終わりだと思ってたんだそうだよ。
ふたりとも深夜まで起きて原稿だの何だのやってるくせに、朝はバッチリ寝たふり。
今考えると笑える生活だったな。
今はお互い最高の理解者ですか?
ビックサイトでバッタリ鉢合わせた瞬間は時が止まったと思いました。
今は、お互いに絶対噛み合わない嗜好(作品の好みは同じ、組み合わせの嗜好が真逆)の齟齬で
本気でケンカしたりします。そんな私ももう24歳。天国の実の母ちゃんも笑って見てくれていると思います。
おかしいな、何かちょっといい話みたいになっちゃったぞ。
究極の類は友を呼ぶだな
一番の大人物はお父さんだな。それを全部許容して受け止めてるんでしょ?
お父さんも同人屋だったらすごいよな。
ヴィレッジ・ピープル系だといいなあ…お父さん
父ちゃんは普通に堅気の勤め人です。
ただ、若い頃は小説家になりたかったらしく、当時の私が何かを書くという形で
自己表現したりすることはむしろ推奨しておりました。
同人誌というものの形態もかなり正確に認識した今は、良い顔はしませんが
やりたいんだったらふたりともやるが良いよ、くらいに思っているようです。
今心配なのは、その母ちゃんと父ちゃんの間に出来た妹が小学2年生で
既にオタクの片鱗を見せ始めているということです。
私の家に遊びに来てはSDにワンレン薄紫色のヅラを被せて「ムウ様!」と言って喜んでいます。
どうしたらいいでしょうか。