【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十幕】

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「アナイスの叔父様って、どんな人だか激しく気になるのは俺だけでつか?」
全てはこの言葉から始まった。
―――SD達オールキャストによる妄想劇場、【第十幕】!
前スレ
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第九幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1093879244/
※荒れ防止のために簡単なルールを設けることになりました。
 ルールを守ってマターリ楽しみましょう。
スレ住人全員のルール
 ・叔父様スレの設定はここ独自のものです。意見感想含め、よそのスレや一般サイトへ持ち出ししないこと。
 ・意見を言う方も聞く方も誠意を持って、感情に任せてレスしないこと。
 ・コピペなどの悪質な荒しには徹底スルー。ネタで反応するのもナシ!
(職人のルール、読み手のルールは>>2、過去ログと保管庫とテスト板は>>3
職人のルール
 ・ネタを投下しても反応がなかったらそのネタは黙って流しましょう。
 ・余りに細かすぎる設定は控えましょう。
 ・伏線なく無闇やたらにカップルを乱発するのは控えましょう。
 ・一職人の連続投稿はなるべく控えましょう。(続きが読みたいとの要望があるのに次の職人さんが
  現われない場合は連続投稿可)
 ・アニメや漫画・ゲーム、芸能人等、既存のキャラクター絡みのネタは
  読み手を限定するネタだと心得、投下は節度を持って。
 ・設定や時間軸を無視した単発ネタもOKです。
  単発ネタで一つのレスに書ききれない場合、名前欄に1/2、2/2と入れましょう。
 ・長編にはタイトルをつけましょう。 
読み手のルール
 ・意見や感想は、言葉使いに注意しましょう。
  意見内容がまっとうでも表現が攻撃的だと荒れの元になります。
 ・意見があるなら出来るだけその場で。後になって文句を言われても職人さんは対処できません。 
 ・自分の好みじゃない設定になってもやさぐれない。
 ・時には、スルーも大切です。
長編ものについて
 
 苦手な読み手さんへ:長編を投下する場合、名前欄にタイトルを明記する決まりになっています。
         流れを読んで、タイトルを発見したら、軽やかにそのレスはスルーしてください。
         短編が投下されなくてもマターリキープで。『待てば海路の日和あり ヽ( ´ー`)ノ』
 長編書き手さんへ:長編が多く投下されると、その性質上スレ進行が早くなりすぎる傾向があります。
          流れと量を読んで、過剰かなと思った時には出し惜しみしましょう。
 短編書き手さんへ:長編の流れに割り込む単発ネタは大歓迎です。流れを変えるほどの
          インパクトのあるひとネタをお待ちしております。
過去ログと関連サイト
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第八幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1088073629/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第七幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1081212739/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第六幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1074878959/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第五幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1072227151/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第四幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1068220868/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第三幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1064847276/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1059883085/
【SD】アナイスの叔父様って
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1053402002/
SD劇場ー叔父様と愉快な仲間達ー保管庫
ttp://ozisama.fc2web.com
叔父様スレ テスト板
ttp://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi/0000/
(スレ内での議論が長引きそうになったらこちらに移動してください)
スレ立て乙
5もしもし、わたし名無しよ:04/11/04 06:45:00
即死記念パピコ
スレ立て乙!>1

そして職人様達、ガンガッテ下しぃ
6本家からの転載:04/11/04 13:07:55
750 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:04/11/04 11:40:28
〜アナイス
フランスのブルターニュ地方に伝わる伝統的なデセールに
フランボワーズsigeがオリジナルテイストを取り入れた洋菓子です。
濃厚なホワイトチョコレート味のムースにマスカットのマール酒漬けを詰め込み
柔らかな生クリームで包んだ最高のケーキ、それがアナイスです。
優しく、爽やかな味わいをお楽しみくださいませ。

767 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:04/11/04 11:59:25
〜ミシェル
たっぷりの紅玉を薄く薄くスライスして、レモンの風味をきかせたまま
さっくりパリっとキャラメリゼしました。
甘酸っぱい紅玉の下には、バターたっぷりのさつまいものペーストが。
甘さと酸味を香ばしいパイ生地に封じ込めた、懐かしい初恋の味です。

777 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:04/11/04 12:20:02
〜サシャ
ライムとミントの色と香りを乗せた半透明のゼリーに包まれているのは
レモンの香りいっぱいのシブーストです。
さっぱりしているのに柔らかい口溶けのシブーストとゼリーの土台は
松の実とクルミをざっくりと焼きこんでカカオを利かせたタルト生地。
食感の違いと、淡くて繊細舌触り、柑橘類の香り高さを味わってください。
76:04/11/04 13:09:43
眠のの「スイートドリーム、冬の新作お菓子よ。いかがかしら?」
>1さん乙ですー

>7
ミシェルひとつくださいノシ

しかし、なんでこんなに旨そうに書くんだろ
お腹すくじゃないかw
眠ミュウ 「更に新作を一つ紹介!」

792 名前:もしもし、わたし名無しよ 投稿日:04/11/04 13:09:38
〜ミカエル
ヴァローナのチョコレートを練りこんだざっくりした生地の内側に
クロデットクリームととろとろのチョコレートソースを詰め込み
小麦粉を使わないしっとりとしたチョコレート生地で挟みました。
下にはぷちぷちした食感を残した鮮やかな紅色のラズベリージャムを敷き詰めています。
デビルと呼ばれるに相応しい濃厚なチョコレートと色に似合った鮮やかな酸味の
ラズベリーとの調和はまさに「闇の貴公子」です。
>1さん乙!

…郵便局行くついでにケーキ買って来るね。
本スレも妙な盛り上がりだなw
ウマーそうだよなぁ
漏れも後でケーキ買ってこよ

SD’Sはこのお菓子頂くのかな?
ダントツアナイスだろうけど、
『フランボワーズsigeのオリジナルテイスト』が
禿げしく気になるよママン!!
眠ナナ「まだまだ新作は続きますよー」

805 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:04/11/04 13:56:08
〜クリス
三層に分かれた生地は上から雪のように真っ白いネージュ、
オレンジピールを混ぜ込んだレアチーズケーキ、糖分がカラメル状になるまで焼きこんだ
しっかりさっくりとしたメレンゲです。メレンゲの中はまだふわふわのネージュのまま。
上から、蜂蜜酒を混ぜた金色のオレンジソースをかけてお出し致します。
純白と濃金色の取り合わせが、涼やかな瞳の少年を思わせます。

眠のの「そして、お姉さまごめんなさいv なこのお品」

811 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:04/11/04 14:15:30
〜キャプテン・セシル
有塩バターを使った塩気のあるキャラメルムースを
ビターチョコレートたっぷりのビスキュイ生地で挟みました。
上には皮の赤みの残ったたりんごのワイン煮がたっぷり。
海の香りと、ほんのりとした苦味のある大人の味わいです。
13地区対抗運動会:休憩中:04/11/04 15:06:26
休憩中の東京チームテント
13ミミ 「ねえ、何だか美味しそうな甘い匂いがしない?」
司  「湾岸チームとハイランドチームで『スイートドリーム』の新作が振舞われてるみたいだ」
13ミミ 「うそっ!Σ(;゚Д゚)ノシ ワタシモタベタイ…」
眠のの 「ミミちゃん、こっちに移籍してくるなら分けてあげてもいいわよ」
眠ナナ 「それよりこっちに来ませんか?ほっぺたが落ちちゃう自信作揃いですよ」
13ミミ 「えー、悩むなぁ…どっちに行こう」
フラフラとテントを出かける13ミミを押し止める四郎と翔。
四郎 「だーっ!!ミミっ!目を覚ませ!食い物につられて友達を裏切る気か!?」
翔  「こっちのチームには何か縁のお菓子はないの?」

27番 「東京チーム縁のものなら南条のお母さんが差し入れてくれたぜ」
四郎 「だったらそれを早くミミに!」
27番 「駄目駄目、お前ら未成年には飲ませられないよ」

大吟醸 南条 勲

四郎 「何だか酒臭いと思ったら一人でそんなもん飲んでやがったのか先生」
司  「ヘッド全体が赤くなってますが、先生午後の競技大丈夫ですか?」
ののはなんとなく苺ショートのイメージがあるなぁ
寝ののだとまたイメージがちがうけど。
15地区対抗運動会:休憩中:04/11/04 21:16:31
甘スッパネタなので苦手な人はスルーヨロです。

13ミミ (スィートドリームの新作ケーキ、すっごい食べたい。食べたいけど皆を裏切るわけには…)
ふわ〜っと甘い匂いが13ミミのとんがった鼻をくすぐる。
13ミミ (*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)゚・*:.。..。.:*・゜゚・* ハッ!!いけない、いけない、いけない ブンブン)
キャプテン 「13ミミ、面白いくらい葛藤してるな。本気で移籍してきそうな勢いだ。」
シルビー  「競技中にこのケーキ出されたらイチコロッて感じね(もきゅもきゅ)。」
レオナ 「あら、(もぐもぐ)それ面白そうだからやってみる?」
巫女のの 「レオナ様、それは13ミミ様が可哀想ですよ。」
レオナ 「クスッ 冗談よ。13ミミちゃんも寝ルカ先生同様、つい弄りたくなるキャラなのよね。」

13ミミ 「だっ大丈夫。眠ののちゃんも新作って言ってたし、店頭に並んでから買えばいいのよ。うんっ!」
自分を無理に納得させた13ミミの目の前にケーキの皿が差し出される。
寝ルカ 「よかったら、どうぞ。」
13ミミ 「・・・(*゚Д゚)いいの寝ルカくんっ!」
寝ルカ 「えぇ、それに今回のは新作って言ってましたけどもしかしたら商品化しないものもあるって
    言ってましたよ。これを逃したら食べられないのもあるかも。」
13ミミ 「えっ、そうなの?!じゃ、じゃあお言葉に甘えて〜。」
寝ルカ 「・・・その代わり、湾岸商店街チームにきませんか?」
13ミミ 「えっ!」出した手を引っ込める13ミミ
寝ルカ 「もし、来てくれたらこのケーキ全部食べてもいいですよ。(にっこり)」
13ミミ 「うっ。」
寝ルカ 「どうします?」
13ミミ 「うぅぅ・・・(涙目)。」
寝ルカ 「プッ、冗談ですよw僕はあまり甘いものが得意ではないのでどうぞ食べて下さい。」
13ミミ 「/// ひっひどいよ寝ルカ君っ!」
寝ルカ 「すみません、意地悪すぎましたね。レオナさん達の話聞いてたらつい弄ってみたくなってw」
真っ赤な顔で寝ルカを睨む13ミミ
寝ルカ 「・・・でも。半分は本気だったんですよ(にこっ)」
いつもいじられ君の寝ルカが人をいじってる!
うおう寝ルカのくせに!!


あれからデザート系食べた香具師の数→1
|∀`)ノシ 2
ちょうど勤め先でココアのシフォンケーキ作って持ってきてくれた人がいたよ。
ふわふわで超絶品、生クリームと一緒に食った。ウマシ
闇ミカ 「ねえ、メロンパンはもう無いの?」
ゴスサラ 「あら、パンが無いならケーキを食べればいいじゃない」
13ミミ 「えっ、ケーキがあるのーーーー?!!」 (*゚Д゚)ホスィ・・・
酔っ払った27番が、湾岸商店街にいる寝ルカと教室を誤解しないかが楽しみだ・・・
このスレ美味そうすぎだゴルァ!
>22
漏れもそう思う。
リアルで料理上手な職人さんが多いのか、メニュー描写がすごく具体的で美味しそうなんだよね。
24地区対抗運動会:04/11/05 17:50:46
14番 「え〜、皆様。あと10分でお昼休み終了です。
     午後1番のプログラムは応援合戦となっています。
     各チーム10分の持ち時間を使って、それぞれの持ち味を強くアピールしてください。
     1位チームに40点、2位チームに20点入ります。
     またSIGE様の心を強く動かしたチームには順位に関係なくSIGE特別賞として10点
     加算されますので、お心をくすぐるべくがんがってください。
     では、最初のチームの方は準備に入ってください!」
応援合戦投下マダー?(・∀・)ワクワク
ハイランド組:お着替え中
セシル 「やっぱりこのちょうちんブルマに白タイツを着るんだな・・・
      保管庫と違ってスウィート・ドリームのお菓子より甘ったるいセリフがないだけましか・・・」
 V   「何言ってんの。ただ花持ってコスプレするだけと思ったら大間違い。
      ダイジェスト版で寸劇もするんだから」
セシル 「聞いてないよ!」
 D   「保管庫であれだけ練習したんだ。舞台度胸もついたろうよ」
眠のの 「(お昼休みにお菓子を食べ過ぎたかしら。ドレスが微妙にきついわ。
      ハイランドの女王とあろうものが・・・)」
サシャ 「・・・じゃあ、朝渡された紙に書いてあったカイとの愛の二重唱って・・・」
 V   「やります(きっぱり)」
ケンコ 「ついに出番だ〜ワクワク」
白鳥  「健・・・コさま。くれぐれもほどほどに・・・」
叔父様 「アナイス、いくら舞台といえどもして良いことと悪いことがあるからね。
      セシル君に膝枕を許すなど・・・許すなど・・・許さ〜ん!!」
1番手はハイランド組か!
がんがれ、期待してるぞ!
ってか叔父様は何をやるんだ?まだ腰痛めて休んだまま?
14番 「それでは午後の部を開始します」

ブザーの音と共にあたりは闇に包まれる。
シルビー 「あれ?暗くなったわ」
キャプテン 「・・・野外だぞ。魔法でそこまでやってもいいのか?」

D(アナウンス) 「16世紀。この島には二人の女王が存在した・・・」
突然強い風が吹きすさぶ。雷鳴がとどろく。
綾 「か、雷?」
司 「綾さんしっかり!」
銀ミカ 「やりすぎだろう、ハイランド!」

眠のの、黒いドレスに豪華なレースの襟をつけ登場する。もちろん時代考証ばっちりである。
「わたくしは生まれながらの女王。おかしいですか?女王も恋をするのです。
 ・・・セシル、あなた一人を愛しています」

セシル、ちょうちんブルマで黒百合の花束を抱えて登場。花束を眠ののに捧げる。
セシル 「眠のの女王、我が永遠の女(ひと)。貴女を思う気持ちは真実のもの。
      にもかかわらず、エリカの花の人。胸に消えない君の面影は・・・」

四郎 「セシル熱演!アヒャ」
13ミミ 「や、やめなさいよ」
アナイス(可憐な町娘姿) 「なんですって?まどか様が私の本当のお姉さま?」
クリス(義賊『白い鷹』の格好。月光仮面の月がないような・・・)
     「さあ、君の運命の扉を開くんだ。争いで傷ついた大地を癒すのは君しかいない」

勲 「クリリン、カコイイ・・・」

まどか(エリザベス女王の格好。世界史の教科書に出てくるような・・・)
    「眠のの、あなたがハイランドの女王であるように、わたくしも正当なイングランドの女王です。
     この戦、負けるわけには行きません」
紅と白のバラの花束を観客にむかって差し伸べる。

凌 「(まどかさん、兄貴とか言ってごめんなさい・・・)」

サシャ 「(はじめから何故か瀕死)
      カイ、幼い頃の約束を覚えていてくれてありがとう。私あなたを・・・(がくり)」
カイ 「サシャーーー!!」
カイがサシャを抱き寄せて愛の二重唱。

デカ健 「白鳥、今だ!」
白鳥 「デカ健様!」

競技場中央に突然出現する電飾つきの大型階段。その階段上で
10分という制限時間のためセリフのもらえなかったSDやミニっこたち、
DタマVタマ腰痛の叔父様まで羽をしょって花束を揺らしながら「我が心のハイランド」を熱唱する。

デカ健 「美加、頼んだぞ!」
歌の最後に暗雲が晴れ、天上からの後光が差し込み、階段に虹がかかる。
皆が降りてくると虹と共に階段は幻のように消えてしまう。
 
原作者(?)タマ、作品を汚してスミマセン・・・
>29
GJ!
特に
>サシャ(はじめから何故か瀕死)
>DタマVタマ腰痛の叔父様まで羽をしょって花束を揺らしながら「我が心のハイランド」を熱唱する
がツボにはまって腹筋痛くなるほどワロタよ。
ヅカ!!
菫じゃなくて薔薇でもなくて「我が心のハイランド」!
頭の中で階段ステージに孔雀はね状のアレを背負って歌っている図が
ちゃんとイメージできました!GJ!!
32地区対抗運動会:04/11/06 13:00:49
13めぐ 「キャー、ハイクロよハイクロ! 私がコスプレしたかった・・・」
13サラ 「青春を捧げたわ。うちのブラちゃんのもコスプレさせちゃおっかな」
司 「(ヅカ衣装のブラ・・・・)」
13ナナ 「原作どこにしまったかしら。押入れのどこかにあると思うんだけど」
13キラ 「また舞台化してくれないかしら。もちろん蛇似出演で・・・」

13ミミ 「み・・・皆さん知ってるんですね」
綾 「原作は30年前だけど、10年位前に一度アニメ化されたのよ。
   (打ち切りになっちゃったけど・・・遠い目)
   小学生からおばあちゃんまで心が乙女の人は皆泣いたわ・・・」
13ミミ 「・・・わたしも読んでみよっかな」

ついに東京チームにまでハイクロブームの魔の手が・・・
「ハイランドの黒百合」 絶賛連載中!
http://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi/0000/1099151232/

こちらもあわせて読むと面白さ倍増。
職人様、続き楽しみに待っています。
>33
読み耽ってしまった・・・職人さんsのすごさに改めて感動。
あちらもこちらも続きが気になりまつ。
>33
漏れも今日初めて読んだよ。上手いねぇ。
サシャに男装させたくなりました。
36地区対抗運動会:04/11/06 17:48:17
14番 「ハイランド組の応援、いやこれは素晴らしい!」
 7番 「『この身を誰かと問われれば、わたくしはこう答えましょう・・・
     氷河に抱かれし我がハイランドの高き山々に一人咲く気高き黒百合。
     ――人はわたくしをこう呼ぶ・・・・・・【ハイランドの黒百合】と』
     ♪ちゃららちゃらら〜 ってアニメのOPだった!!
     今でもはっきりと覚えているぞ、懐かしいなぁ」
14番 「(7番、お前そういうキャラだったのか・・・)
     応援に来ているみなさん、総立ちで拍手しています!
     ハイランド組の応援は、まさに大成功といえましょう。
     さて、次にくるは・・・7番?」
 7番 「・・・でして、あと2回だけ、エリザベスがOPで語った回があって、これは
    『紅き薔薇は我が民の流した血、白き薔薇は我が民の忠誠。
    両の薔薇を抱きし我は、イングランドの黄金(きん)の薔薇、エリザベス。
    私ほど国を愛し、国に愛された女はいない・・・』」
14番 「┐(´ー`)┌ (だめだこりゃ)
    ・・・さて、次のチームはハイランド組の盛り上がりにどう対抗するのか!」
    
37地区対抗運動会:04/11/06 23:03:39
白鳥  「目立つのが嫌いな美加様がよくウェザーコントロールなんてしてくれましたね。」
デカ健 「そうぉ?快く受けてくれたよ ニコニコ」
白鳥  「健様、なにか美加様にされていませんか?(ジト目)」
デカ健 「ううん、な〜んにも(・∀・)」そう言ったデカ健の手許にはハイ黒の最終巻が…

女神美加 「漫画の本一冊で買収されるとは私もまだまだですわ… デモツヅキガヨミタカッタ…orz 」
天界でもハイ黒ブームが…
38地区対抗運動会:04/11/06 23:13:49
東京組:着替え中
(男性側)
27番 「この年になって、学ランを着るハメになろうとは・・・」
銀ミカ 「言いっこなしだよ、先生。ポン」
司 「銀ミカ。静かにしろ」

(女性側)
13ミミ 「綾さん、かわい〜」
13めぐ 「店長童顔だから、ミニが似合いますね」
綾 「あら、あなたたちだってかわいいわよ」

(男性側)
司 「い、いかん、鼻血が・・・」
健 「つ、つかぴょん大丈夫?」
銀ミカ 「フッ。 まだまだ未熟だな
     (といいつつ綾のミニスカートはめったに見れないのでうれしい)」
2番手は東京チームか。
現時点での得点が低い順なのかな?

シルビー 「真打は最後に登場ってこ・と・よ(はぁと)」
レオナ 「オチは最後にとっとけってことでしょ…」
商店街チームのネタ考えちゃったんだけど、投下していいでしょうか?
東京チームのが先に投下されるまで待った方がいい?
東京チーム、つかぴょんの鼻血が止まるのを待つため、
順番入れ替え・・・ってことでどうでしょうか
東京ネタ書いたんですが、>40タソのあとで投下しますね。
>42
40ですが、メモ帳に作って保存してあるしもう暫く起きてるのでいつでも投下できます。
最初の順番通り42さんの東京ネタから投下してくだちぃ。
いつまでもつかぴょんがハナヂ出しっぱなしも哀れだし
では、お言葉に甘えて投下させていただきます。

円陣を組み気合いを入れる東京チーム
綾  「東京チームの気合いと元気、みんなに見せてあげるわよっ!!」
全員 『おうっ!』
四郎 「よっしゃっ!そんじゃいくぞッ!」
全員 『おーーーーっ!!』

 それぞれ配置に付く男性陣。四郎を中心に 左にあきら右に健。2列目に司、凌、勲、銀ミカ。
 後ろには太鼓の27番と旗持ちの翔、それにタンバリンの椿と鈴’s。
四郎 すぅと息を吸う
   「地区対抗運動会ー応援合戦ー!!東京組ーっ!不祥 私、東京組チームリーダー
   橘 四郎が音頭を取らせて頂きますっ!!」
四郎の声がグラウンドに響き、27番の太鼓、椿のタンバリン、鈴’Sの鈴が鳴り出す。
四郎 「ハイランドッ!湾岸商店街っ!2チームの健闘を称えてーっ!3・3・7びょおーしっ!!」
男性陣 『フレェーーー!フレェーーー!ハ・イ・ラ・ン・ド!!』
フレッ!フレッ!ハイランド!!フレッ!フレッ!ハイランド!!
男性陣 『フレェーーー!フレェーーー!わ・ん・が・ん!!』
フレッ!フレッ!湾岸っ!!フレッ!フレッ!湾岸っ!!
 応援団の音頭につられる観客達、グラウンド内は3・3・7拍子の拍手が響いた。

四郎が横に手を振るとぴたりと静かになる。すっと、端による男性陣
四郎 「我々ー!東京チームの勝利を願ってーーーっ!! えっ?!」
四郎の両側からパンッと音がなりスモークが飛び出す。ポップな音楽とともに華麗に前転を
舞いながら13メグと13ミミが登場。そのあとに女性陣が軽快なステップで続いていく

四郎 (つかぴょん、こんなの予定にあったっけ?)
司  (しらない、銀ミカが用意したんじゃなくて?)
美加、マギー、ミュウ、白ナーシャがバトンを回しながら可愛いダンスを披露。
その後ろでは綾達が曲に合わせてボンボン文字を作っていく。『T』『O』『K』『Y』『O』
という文字をつくり次に『WIN』の文字。一斉にキラキラと光るボンボンを振った。
観客から拍手が。

 曲が変わると今度は女性陣が端により男性陣がまたもや2列に並びだす。
13キラリクエストの「一世風○セピア」をBGMに13ミミから教わった空手の演武を披露。
13メグ 「いい感じね〜。」
綾   「でも、最後が決まるかどうか。・・・得に四郎が。」
13ミミ 「大丈夫です、さっき気合いいれておきましたから。」
綾   「気合い?」
 司と翔が中腰になりくんだ両手を手前にだすと四郎と勲がそれに向かって走り出す
 司の手に勲の片足が、翔の手に四郎の片足が乗ると司と翔は思いきり両手を持ち上げる
それに勢いをつけて2人大きくバック転。
 勲はきれいに四郎はすこしよろめきながらも着地。それと同時に銀色の紙吹雪が舞う。
 観客から大きな拍手が起こった。
四郎 (つかぴょん、この紙吹雪って・・・)
司  (銀ミカ?)
銀ミカ ブンブンと首を横に振る

椿  (・・・これくらいならいいよね?)
白ナー(先程のハイランドに比べれば全然可愛いものですわ。)
ミーシャ (でちー)
シンシア (でちゅー)

綾   「ところでミミちゃん、さっき言ってた気合いって?」
13ミミ 「・・・アナイスちゃんの前で最後しくじったら、格好悪いだろうね〜って言ったんです。」
綾    「・・・それだけ?」
13ミミ 「それだけです。」
綾  (自分の弟ながらなんて単純なんだろう・・・orz)
ひゅーひゅー!かっけーぞ東京組!
正統派だ!GJ!
湾岸商店街チーム:着替え中
キャプテン 「誰だよ、シルビーの衣装デザイン採用したのは」
遠夜 「シルビーさんはデザイン画を描いてくるのが人の十倍早かったですからね」
闇ミカ 「うん、早かった。僕とゴスサラが描く前にスケッチブック一杯にラフ描いてきたもん」
教室 「なし崩し的に押し切られたっす」
寝ルカ 「代案を出せなかった僕達にも原因はありますよ。
     確かに死ぬほど恥ずかしいですけどシルビーさん一人を責めないであげてください」
リヒト 「しっかし、これじゃコマ劇場のプリンスだよ。こんなのは翔にでも着せとけってんだ」
ミシェル 「ケンコさん…僕の勇姿を見ていてください」

シンディ 「いよいよ私の晴れ舞台よ。あなた達、私の足を引っ張らないで頂戴ね」
シルビー 「それはあんたもでしょ。リズムや音程外したりしたら後で指差して笑ってやるわ」
シンディ 「あら、誰に向かってものを言っているの?」
チャイナりお 「ここまできてケンカはダメよー」
めぐ 「恥ずかしくて故郷のお父様お母様に顔向けできませんわ。ねえ、巫女ののさん。…巫女ののさん?」
巫女のの? 「私ハ赤イ靴ヲ履イタ踊リ子。踊ッテ踊ッテ踊リ続ケルワ…」
11番 「これは、霊媒の術!死んだ踊り子の霊を憑依させているみたいです」
レオナ 「素面じゃやってられないって事ね」
すみません>44の
四郎 (つかぴょん、こんなの予定にあったっけ?) は
四郎 (つかぴょん、こんなスモーク予定にあったっけ?) です。
書き損じ失礼しました
14番 「応援合戦トリを務めるは、イロm…個性派揃いと評判高い湾岸商店街チーム!
    果たして変わr…アクの強い面々がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まります!」

チャッチャッチャッチャッチャッチャ…と小気味の良いサンバのリズムが刻まれ始め、
観客席からも自然とリズムに合わせた拍手が始まる。
ステージの幕が落ちると、シルビー&闇ミカ&ゴスサラ流にアレンジした
本場リオのサンバカーニバルも顔負けの衣装を身に纏ったSD達が頭の大きさ通りに並び、踊っている。
全員揃えた振りで集団としての動きを見せつつ随所にソロダンスを盛り込み、
遠夜の演舞あり、チャイナりおの中国雑技団仕込みの曲芸あり、教室の頭を軸に回転するブレイクダンスあり、と飽きさせない。

14番 「パフォーマンスもそうですが、かなり大胆でセクシーな衣装ですね。
    男性陣はスターにし○のに近いですが。どうでしょう、SIGE様?」
SIGE 「よいぞ、よいぞ」
7番 (SIGE様は随分と気に入られたご様子だ)

シンディは抜群のプロポーションを誇示するよう歌いながら踊り、
デフォルト衣装が胸開きチャイナメイド服のチャイナりおやヘソ出し脚見せのシルビーも堂々としたもの。
トランス状態になって現実逃避している巫女ののや何かを諦めたようにダンスに徹している他一同の中、
めぐは一人恥ずかしそうにもじもじと踊っている。

天すみ常連A 「ありゃぁ『天すみ』の看板娘のめぐりんがあんな色っぽい格好で…」
天すみ常連B 「こりゃ記念に写真に撮っておかねえと」
めぐ 「あぁん、もう耐えられませんわ…!?」
その時突然めぐの衣装の紐がほどけ、胸当て部分が外れて落ちそうになる。
めぐ 「きゃあっ!」
胸当てを押さえてその場にしゃがみこむめぐ。
天すみ常連s 「おおっ!」
リヒト 「めぐりん!」
ダンスの列を離れてめぐの傍に駆け寄り、自分の電飾付きガウンを脱いで羽織らせるリヒト。
観客の視線が二人に集中し、めぐは気恥ずかしさの余り泣き出してしまう。
めぐ 「私、公衆の面前でこんなはしたない姿を晒してしまって…もうお嫁にいけませんわ」
シルビー 「ちょっと、こんな時に何言ってるのよ!そんな事より」
リヒト 「そうだ、泣くなよめぐりん!
     嫁のもらい手なんて俺がいるじゃねえか!」

一同 「・・・・・」( ゚Д゚)ポカーン

天すみ常連A 「ヒューヒュー、言うじゃねえかリヒト!」
天すみ常連B 「二人共、お幸せにな!」
天すみ常連C 「俺ら常連一同、リヒトとめぐりんを応援してるぜ!」

何故かリヒトとめぐにスポットが当たり、「我が心の商店街(ハイランドの替え歌)」が流れてくる。
観客席から惜しみない声援と拍手が飛ぶ中、制限時間がきて幕が下りる。

チャイナりお 「応援合戦だったのに、応援されてしまたある」
シルビー 「これで良かったのかしら…?」
シンディ 「良いわけないでしょ!」

尚、後にSIGEはこの時の衣装を元に天使のこ○ものエンジェルスパレードを作らせたという。
ttp://www.volks.co.jp/jp/la/koromo/index_koromo.aspx
腹かかえてワロた〜
巫女ののに憑依してるのは、踊り子とおもいきや
買い物依存症スレ住人かイタスレのヲチ対象者の霊じゃないだろうなw
きっと商店街チームが踊ったのはこれ。

「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」 
   ∧_∧   ∧_∧ 
  ( ・∀・) ( ´∀`) 
 ⊂    つ⊂    つ 
  .人  Y   人  Y 
  し'(_)   し'(_) 

 「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」 
   ∧_∧  ∧_∧ 
  (・∀・ ) (´∀` ) 
 ⊂、   つ⊂、   つ 
    Y 人    Y 人 
   (_)'J   (_)'J 

  「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」 
  ∧_∧  ∧_∧ 
 ( ・∀・ ) ( ´∀` ) 
 ( つ⊂ ) ( つ⊂ ) 
  ヽ ( ノ  ヽ ( ノ 
 (_)し'  (_)し' 

 「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」 
   ∧_∧   ∧_∧ 
  ∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩ 
   〉     _ノ 〉     _ノ 
  ノ ノ  ノ  ノ ノ  ノ 
  し´(_)   し´(_) 
マツケンサンバかよ!
SDだと何だろ?
「エ・ス・ディ・− サーンバー♪」か
「ボ・−・ク・ス サーンバー♪」
かな。
また本スレが妙な盛り上がりになっているね
>>51
最後の一行で画像見て珈琲吹くほど笑った。
チャイナりおが着てたのは「眠麗 Ver2」の衣装だなw
少なくとも一人はここの住人がいたな
>光源氏:つかぴょんに紫の上:綾 
あそこでは書けなかったが(話題が終ってて)
藤壷 = 綾
紫の上 = 13ミミ がよかったな・・・。

あっ、源氏つかぴょんは関係なくね
まあ、公式(?)では、綾が9歳13ミミが13歳ってことに
なっちゃうんだろうから、
ここの住人じゃなかったら13ミミの方が年上って判断になるだろうからね。
予約アナたんが届いてずっとめでてたから、久しぶりにここ来たけど
なんかすげー面白いことになってるね。
職人さまs、まとめてGJ!

ついに叔父様になれたよ(*´Д`)
>61
おめでとう!立派な叔父様になってくれ!
い、いつもまにか保管庫にアナの体操服姿が…!!
ブルマーだよ!!
叔父様がよくこの姿を許可したものだ。
職人さん、gj!
保管庫見ますた!GJでつ!
運動会が止まっているのは、各チーム気合の入った応援合戦で、
審査員が優劣を決められないからかな?
14番 「各組の気合いの入った応援合戦、ちょっとしたハプニングもありましたが
    あとは審査をまつばかりです。どこが1位になるか楽しみですね。」
7番  「各組ともとても素晴らしい応援でしたから審査の方もなかなか決められない
    みたいですね。まぁ、自分はやはりハイランド組ですかね。得にサシャ選手と
    カイ選手のラストシーンは何度思い出しても…泣け…ぐっ…グスッ。」
14番 「はい、ちり紙。(;´Д`) ⊃□
    さて、観客席の方では投票が行われております。こちらも審査に反映されますので
    皆様振るって御参加ください。」

天すみ常連A 「やっぱ、俺達は湾岸商店街だな。」
天すみ常連B 「んっ、いいもの見せてもらったから湾岸に一票だ。」
天すみ常連C 「いいものってお前、めぐりんのことじゃねぇよな?」
天すみ常連B 「ば〜か、めぐりんとリヒトのことに決まってんだろ。」

ミミママ  「当然、東京チームでしょ。うちの道場で皆一生懸命練習してたしね。」
(´=`)  「ハイ黒も素敵だったけど、皆頑張ったから東京チームに。」
どれも捨てがたいけど、中学生らしい演出の東京チームにイピョーウ( ・∀・)つ□
藻いらも東京チームにイピョーウ( ・∀・)つ□
塚他のチームは応援になってないし(ニガワラ
見た目の派手さでハイランドチームにイピョーウ( ・∀・)つ□
めぐりんかわいそうだから湾岸にいれてあげたい・・・けど
ここで湾岸商店街に40点入ったら勝負が決まっちゃうよね
>69
いやいや、勝負は最後までわかりませんよ。
漏れは東京チームにイピョーウ( ・∀・)つ□
ハイ黒職人に敬意を表してハイランドに。

つーか最後の競技は1万点だよな?
14番 「結果が出たようです! 1位東京チーム!
     オーソドックスでありながら、皆が心を一つにした素晴らしい応援でした!」

四郎 「やりぃ!」
綾 「やったわ!」

7番 「2位ハイランドチーム。気象まで味方につけ、華麗な世界を存分に表現しました。
    わたくしの心の1位です!原作の進行が楽しみです!」
アナイス 「やりましたわ!」
叔父様 「つ、つつつ・・・(良くなりかけた腰痛が羽根を背負ったことで悪化)」

14番 「アクシデントもあり、惜しくも3位となった湾岸商店街チームですが、
     SIGE様のお心を強く揺さぶり、SIGE特別賞が与えられます。
     チームには10点加算。更に今後の商品展開の参考にされます!
     皆様、熱演そしてあついご声援をありがとうございました〜!」

ハイランド  20点加算:115点
東京     40点加算:155点
湾岸商店街 10点加算:145点
14番  さて、おなか一杯食事も済ませ、華々しい応援合戦も満喫し
    盛り上がってまいりました大運動会、続きましての競技は二人三脚となります
    各チームの代表選手は、入場門へとお集まりください
7番  なお、このレースはミニっ子と大きな子とのペアで走っていただきます
    各チームより、女の子同士・男の子同士・男女混合での選手を選出していただき
    それぞれの3ペアづつで3レースとなります
14番  得点配分は一位が10点、二位が10点です
    チームワークが重要視されるレースです、仲のよい走りを期待しております
Sige  当然じゃが、ミニッコを抱えて走るというズルは無しじゃ
    ルール違反の輩には、ワシからのドリーム説教のプレゼントじゃ!
7番  sige様・・・何時の間に司会席へ・・・ 

アナイス  あら?ルカとセシルは?二人三脚に出るって張り切っていたのに。
サシャ   あそこで燃え尽きてるようだけど。応援合戦が疲れたのかしら。
ルカ・セシ 二人三脚・・・  (・ω・`) ショボーン
叔父様 つまりは私もダメなのか    orz     
ミシェル「初恋の人と組めないのですか・・・」
リヒト 「当たり前だろ。ほら、ぼーっとしてねぇで準備しろよ。」
サシャ 「アナイスとエルシーちゃん、カイとユニちゃん、ルカとヒューイ君でペアを
    組めばいいんじゃない?ちょうど女子チーム男子チーム混合チームになるし、
    兄弟だから相性もばっちりでしょ。」
ヒューイ 「(何が楽しくて兄貴と二人三脚… 可愛い女の子がいっぱいいるのに!!ドウスレバインダー)」
アナイス 「それでは私達がチームの足を引っ張ってしまわないかと心配ですわ…
    私もエルシーも、あの、その… スピード競技は苦手な方ですし…。
    今のところハイランドチームは苦戦していますし…」
ルカ 「えーと、んじゃ、まだ参加してない人から優先的に出たら?
    (アナイスと組めないならどーでもいーや)」
まどか 「まだ競技に出てない方というと、Dさん?ペアはお弟子さんの黒猫ちゃんかしら。」
魔女D 「あ、あたしに走れっていうのかい?」
黒ナー 「Dたま、がんばりましょうでつ!DたまはSD130だけど体力はSD13だから
    大丈夫でつよ!いざとなったら魔法で…(ゴニョゴニョ)」
魔女D 「冗談はよしとくれ。あたしは応援合戦しかやらないと言ったはずだよ。」
黒ナー 「そんなこと言わないで〜。 一緒に出て欲しいでつ。
    だって、闇ミカタンやゴスサラタンは魔界におとーたまやおかーたまがいまつが、
    ナーシャはDたまが拾ってくれなかったらただの捨て猫だったのでつ。
    ナーシャにとっての家族は、Dたまと闇ミカタンとゴスサラタンだけでつ。
    だから、ヒュイタンやアキラタンみたいに、家族と一緒の運動会の思い出を作りたいのでつ。
    お願いなのでつ〜。」
魔女D 「よしよし、わかった泣くんじゃないよ。出ればいいんだろ。」
ヒューイ 「マイスイートナーシャ、けなげだよ〜。(つД`)  こんなクソ兄貴でも家族がいるって
     幸せなことなんだな(・ω・`)」 
女の子同士の部
ハイランド:D,黒ナー
湾岸 :りあ、眠ミュウ
東京 :綾、美加

眠ミュウ 「年齢じゃなくて、体格の問題なんですよね。私が出てもいいですよね」
14番 「これはおもしろくなりました。ハイランドは仲良し(?)師弟、
     商店街は同じ店の仲良し従業員、東京はもちろん仲良し姉妹です。
     どこも息があってそうだ!」
ゴスサラ 「師匠が走るとこ見るの何年ぶりかしら・・・」
闇ミカ 「まだ師走にはちょっと早いよね・・・」

7番 「一斉にスタート!それぞれが俊足、そして絆も強い綾・美加姉妹先行!
    つづいてスウィートドリームズ!ただちょっとペースがあわないか!
    Dタマ数年ぶりの走りがこたえているか。黒魔女師弟がんがれ!」
チャイナりお 「眠ミュウちゃんは江戸っ子で、りあちゃんはおっとりさんね〜
         でも二人仲良し。大丈夫!」

黒ナー 「Dタマ、ゆっくりでいいでつよ。いつも黒ナーに言ってるじゃないでつか。
      『あんたは術を覚えるのに人の倍かかる。だから人の倍長生きすれば良い』って」
D 「まいったね・・・負うた子に教えられ、だね」

14番 「東京チーム、そのままゴール、湾岸も続いて入ります。
     そして半周遅れながら胸を張って走るハイランドに大きな拍手が起こります!」

闇ミカ 「がんばれー、師匠!」
ゴスサラ 「師匠ー、かっこいいー!」

黒ナー 「黒ナーたちの世界一のお師匠でつ!」

>73-74
Dタマと黒ナータンなんかじぃんとしちゃったよ(つω・`)
職人様、GJでつ
すみません>75-76でした…。orz
あの美しくもキッツイゴスメイクのDたまが黒子猫ナーたんを拾う図を想像して心なごんだよ
やはり雨の日の道端の箱の中で鳴きながら震えていたのだろーか・・・プリチー
寒い雨の日の夜、電信柱の影で子猫な黒猫がなーなー泣いているのを
想像してしまった・・・。
81:04/11/08 01:31:15
しまった・・・姉さんたちじゃなくってDさんの応援しちゃった・・・
「黒ナー、人間になったら もう捨てられない?」
というのが浮かんだよ。
あぁ、いかん・・・ナーシャを拾いたく(?)なるじゃないか・・・(泣)
>82
・゚つД`)゚・
話ぬったぎりだけど、画像ビビエスの体操服アナたん見たら他キャラの体操服姿も見たくなってきたよ。
それとTシャツ姿も。
ミニっ子と大きな子の微笑ましい共演に、司会席の二人も自然に笑みが出て実況している司会席
タダ一人・・・
sige  ふーむ・・・
14番  どうかなさいましたか?sige様。
7番  (・・・この表情・・・またろくでもないこと考えているな・・・)
sige  いかん。むうーー、いかんいかんいかんぞおおおおおお!!!
14・7番 (゚Д゚;)・・・・?
sige  二人三脚といえば、普男女同士が、互いに手と手を取り合い
    二人で1つの作業をこなすすばらしくも甘酸っぱい競技ではないか!
    このようなアットホームな雰囲気ではワシのドリームトークも炸裂せんわぁ!
7番  (しなくていいっつーの!!)
14番  し、しかしsige様・・・競技はもうはじまっry・・・あう!
sige  (マイク奪い取り)会場の皆様〜!本日は運動会にお集まりいただきまことに有難う御座います!
    皆様をご満足させる夢の企業某楠社長sigeで御座います!
    本日は皆様に楽しんでいただくために云々くぁうぇsdrtfyぐhじおklp・・・
7番  ・・・しばらくは終わらんな・・・今のうちに茶でも飲んでおくか
14番  マイク・・・( ´Д⊂

ルカ  何やってるんだあのおっさん
ヒューイ  何時競技始まるんだろー

sige  ・・・と、言うわけで、追加競技としまして、新たに二人三脚大きいこの部を設けたいと思います
    混合チームと同様女子同士・男子同士・男女混合で行きたいと思いますのでSD選手の皆様ふるってご参加ください!
    なおこの競技、得点のほかに一位ペアには豪華里エステの旅、13泊14日がついてまいります!

ルカ  ン、んんなああああにいいいーーーー!!!勝てばアナイスと二人で旅行!
    しまったああ!!こんな所にいる場合じゃ(慌ててチーム席へ戻ろうとする)
某社員 はいはい、二人三脚男子同士選手の皆様お待たせしました、ヤット入場ですよー。ああ、そこの人、こっちこっち
ルカ  うわああ、放せーー俺はアナイスと二人の手取り腰とりゃwせdrfふじこl;p@
ヒューイ  兄ちゃん恥ずかしい・・・・
某社員1  「・・・(;゚Д゚)・・またsige様お得意の行き当たりばったりが・・・。」
某社員2  「冬ドルパも近いってのに、大丈夫か?」
某社員3  「里エステ込み合ってるって話だしなあ・・・」

ドタッ・・・

某社員4  「大変だー、工場長が倒れた!」
某社員123 「 ガハッ ( ゚д゚)・∵. 」 
工場長イ`。
それより一位ペアには里エステの旅って女同士ペアや男同士ペアにもついてくるのかな?
男の子同士の部
ハイランド:ルカ、ヒューイ
湾岸:キャプテン、マリオ
東京:四郎、あきら

ルカ(急遽決まったSD同士の部のエントリー受付を見る)
   「まだ、締め切られてないな。セシルは司会者席だし。・・・ヒューイとばすぞ」
ヒューイ 「あ、兄貴?」

14番 「さて、これもおもしろいぞ。ルカ兄弟に橘兄弟!
     湾岸は血こそつながっていませんが海賊精神を伝えた魂の兄弟です!」
セシル 「ちなみに僕がほんとの兄弟ですが」
7番 「スタートしました!こ、これは速いぞルカ・ヒューイ組!
    ヒューイ君が目を回しています!」
セシル 「一応ヒューイも足はついてますから反則じゃないですね」
14番 「普通に速い海賊組、ロング足の弟リードの橘組健闘していますが
     勢いというものが違います!ハイランドゴール!そのままヒューイ君を引きずって
     次のエントリー受付へ!」
7番 「一応2位湾岸、3位東京で次々ゴールしております」
セシル 「馬鹿だな・・・」

ルカ 「SD男女混合、ハイランド・・・ああっ名前が書いてある!」

『セシル、眠のの』

眠のの 「わたしがこの機会をのがすわけないじゃない。馬鹿ね、ルカ・・・」
90二人三脚・その後:04/11/08 23:17:17
エルシー 「ヒューイ君、だいじょうぶ?」
ユニ   「泡ふいてる人を見るのははじめてでつ。しっかりするのでつ」
まどか  「大変だったわね。こっちへいらっしゃい」

陣地に戻った二人。目を回し足元がふらついているヒューイを女性陣に連れ去られ、
一人取り残されたルカ。

ヒューイ 「う゛ーん、マイリトルエンジェルエルシーが、マイエキセントリックプリティユニが、
      我が麗しの女王まどかさんがあぁぁ!!!」
V     「まぁ大変。この子さっきより目を回してるじゃないの」

オレンジジュースを手にしたアナイス。
輪に駆け寄り、ヒューイを気にしつつちょっと困ったような顔をして、

アナイス 「ルカ。一生懸命になるのはいいけれど、あんまり無茶しないでね」
ルカ   「……ハイorz」
男女混合の部
ハイランド:カイ、ユニ
湾岸:ミシェル、偽なぎさ(白蓮)
東京:凌、マギー

14番 「これまた各チーム面白い組み合わせで臨むSDMSD男女混合レース。
    本命は実の兄妹のハイランドチーム・カイ選手ユニ選手のペアか。
    手品を通じて心を通わせる東京チームの凌選手マギー選手ペアも見逃せない。
    湾岸チームのミシェル選手なぎさ選手ペアは…」
ミシェル 「親子みたいなものです」
14番 「(゚Д゚)ハァ?」
ミシェル 「この子は夢枕に立った初恋の人から運動会が終わるまで大切に育ててくれと託された子。
      言わば僕と初恋の人との間の子供のようなもの。可愛い僕の天使です」
14番 「…という事なんですが、どうでしょうおやっさん?」
リヒト 「誰がおやっさんだ!」
14番 「各選手一斉にスタート!先頭を走るのはカイ・ユニペア。実の兄妹だけあり、実に息のあった走りです。
    それに続く凌・マギー選手は…あぁっと、同じ所で全く同時に転びました!」
リヒト 「ある意味で息が合ってるな」
ミシェル 「(走りながら)なぎさちゃんは本当に天使のようですね」
なぎさ 「(ギクッ)ど、どうしてそう思うんですか?」
ミシェル 「どうしてでしょうね?たまにあなたやケンコさんの後ろに翼が見えることがあるんです。白い、大きな翼が」
なぎさ (み、美加様〜バレかけてますよ〜〜)
ミシェル 「運動会が終わったらあなたはケンコさんの所に戻ってしまうんですよね。寂しくなります」
なぎさ 「ミシェルさん…わたしだって寂しいです。ミシェルさんやリヒトさんやめぐさんと…皆と別れたくない…」
偽なぎさがぽとりと涙をこぼすと、その体が急に軽くなる。
なぎさ (!魔法が…解けかけている!?)
ふわりと舞い上がりかけるなぎさの体をミシェルの腕が力強く引きとめる。
ミシェル 「さあ、走りましょう。カイさん達に追いつきますよ」
ユニ 「もうすぐゴールでつよ、にーたん!」
カイ 「そうだな、ユニ…?」
二人の横を、ミシェルとなぎさが風のように駆け抜ける。

14番 「ラストでミシェル・なぎさペアが追い込みをかけ、そのままゴール!タッチの差で2位はカイ・ユニペア。
    手品は得意でも足を使うのは苦手だったか、3着は凌・マギーペアです」

ヒューイ 「惜しかったね、マイエキセントリックプリティユニ。
でもカイお兄さんは引きずって走ったりしないだけボクのアニキより…
      どうしたんだい、ユニ?」
ごしごしと自分のアイを磨いているユニ。
ユニ 「ユニ、アイが曇っていたみたいでつ。無いはずのものが見えてしまいますた」
ヒューイ 「無いはずのもの?まさか、幽霊とか?」
ユニ 「幽霊じゃないでつ。ミシェルたんの背中に、羽が見えたんでつ。
    昔の人の絵に出てくる大天使たまみたいな、綺麗な羽が」
>91-92 GJ!最近ミシェルの初恋ネタ絡みの
エピソードに尽く涙ぐんでしまう漏れ・・・ ・゚つД`)゚・
ミシェル再販に備えて、I円玉貯金に行ってきまつ・・・
>93
漏れは逆だ・・・
ミセル女の子カスタム目的で手に入れたが、ここのスレ見てミセルをいじれなくなった
あのりりしいデフォ眉さえそのままに、ときおり顔見てため息ついてる
I円貯金でそのうち健お迎えしてあげるから・・・マッテテクレ
>94
私は健を美加化させるつもりだったのに、
ここ読んでたら出来なくなったよ・・・
成就しても困るんだが、初恋ネタは切なくて好き。
これだけではなんなので。

二人三脚途中経過
ハイランド  30点加算:145点
東京     20点加算:175点
湾岸商店街  40点加算:185点

73さんが「得点配分は一位が10点、二位が10点です」と書いてますが
同じ点配分はミスかな?と思うので
一位20点、二位10点で計算してます。
おやっさん・・・
考えてみたら、リヒトって最初の男SDだから、
一番年長でもおかしくないのか。
>94
もうひとりお迎えして男女双子ミシェル。
>96
その理屈で行くとこのスレ最年長者はめぐりんになってしまう罠
縁を感じるね<リヒトとめぐ
どちらも年長さんなのか・・・。
>97
sige様じゃないの?
Dたまだろう・・・<SD130
>96
リヒトがおやっさんだとそのおやっさんの双子の姉は
マリ見て制服で中学校に行く奇特な人になってしまうな
102りひと:04/11/09 20:25:05
( ゚Д゚)<誰がおやっさんだ!
シルビー 「なんですっって!大きい子の部の1位商品は豪華里エステの旅、13泊14日…
      寝ルカ先生とキオト二人旅…。(うっとり)」
キャプテン  「また、なんか変な事考えてるな。」
シルビー 「よしっ、決めたわ!湾岸商店街、大きい子の部の男女混合はあたしと教室が
      参加するからね!!」
教室   「なんで俺なんすかっ!寝ルカ先生と参加すればいいじゃないっすかっ!」
シルビー 「馬鹿ねぇ、寝ルカ先生と参加したらオチは確実にコンタクト落したになるじゃない。
      それを避ける為わざわざあんたを選んだのよ。」
レオナ   「なんでわざわざ男女混合なの、女性同士でもいいじゃない?」

シルビー  「いい?現在決まっているハイランド組男女混合は王子と眠のの。王子はスポーツ万能
      かもしれないけど眠ののが確実にハンディになるわ。それと東京組は綾さんか13ミミが
      参加だろうけどそれだってお相手はつかぴょんか銀ミカ、四郎。ヘタレ男連中が足を
      ひっぱるに違い無い。それにもし女同士で参加してハイランドがサシャ、まどかさんコンビ
      東京が綾さん13ミミコンビで来てしまったら、1位なんて絶対無理。」

レオナ  「こんな短い時間によくそこまで分析したわね…。」
キャプテン  「私利私欲が絡むと本当に計算が早いな…。」
教室   「でもシルビーさんだって練習の時ビリッケツだったじゃなっすか。俺の足を引っ張る可能性大っすよ!」
シルビー 「ふふふ、お宝を前にしたシルビー様の力見くびらないでほしいわねぇ。」
教室   「うっ!目がマジッス!これはひょっとしたらひょっとするかも。」
キャプテン  「教室君、あまり期待はしないほうがいいぞ。この女は期待すればするだけなにかしら
      外してくれるからな…。」
司 「綾さんと組むのは、俺か銀ミカか。ついに雌雄を決するときが来たな・・・」

14番 「すみませ〜ん。お願いがあるんですが。2人3脚の男子の部テーマを
     『ライバル同士の微妙な友情』でいきたいんですよ〜
     それで、司くんと銀ミカさんに登録お願いできないかと・・・」
四郎 「あ、いいよ。(あっさり)チームリーダー権限で許可。
     (じゃないと姉さんと誰が出るかでもめるにきまってるんだ・・・)」

司 「何〜!」
銀ミカ 「リーダー横暴!」
四郎 「横暴上等。ちなみに、他のチームは誰が出るんだ?」
14番 「ハイランドは28番さんと29ばんさん。湾岸はリヒトさんと遠夜さんです」
四郎 「28番29番はともかく、商店街のそのセレクトは・・・?」
14番 「そりゃあもちろん、商店街一のイケ面ロング足マスターと頑固一徹おやっさん・・・」
リヒト 「だからおやっさん言うなっつーの!」 
>103
最後のキャプテンにワロタw
目がマジなシルビーたん、ナチュラルに想像できてGJ!
106地区対抗運動会:04/11/09 23:17:29
シンディ 「ふふん、賞品に釣られて力が出るなんて、浅ましいこと。
      しかも男との旅行が目当てですって。
      海賊娘はお育ちが悪いわね。」
シルビー 「あーら何を仰いますやら。自分の力でお宝ゲットの何が悪いのかしら?
      それにこっちは純愛路線よ。男と見れば誰にでも媚びを売るような
      お尻の軽いどこかの歌手とは違うわ。」
シンディ 「生意気な口を訊くわね。そんな台詞はスタンダードボディを卒業してから言うものよ、小娘ちゃん。」
シルビー 「胸や尻がデカけりゃいいってもんじゃないわ。おねーさまったらピリピリしちゃって、
      更年期にはまだ早すぎるんじゃなーい?」
チャイナりお 「ちょっとちょっと、そこまでよー。どうして喧嘩するかー。
        同じチーム仲良くするよー。」

シンディ 「チャイナっ娘、あんた私と一緒に二人三脚女子の部に出るのよ、いいわね。」
チャイナりお 「はあ?急に何言い出すか?」
シンディ 「あの生意気な海賊娘の鼻を明かしてやらなければ気がすまないわ。
      あんた走るの速いでしょ、私と組みなさい。」
チャイナりお 「出るのはいいけど…はあ、なんだかヤヤコシー予感がするよ…(溜息)」
>106
シンディとチャイナりおのコンビじゃ女子の部も『ライバル同士の微妙な友情』になりそうだな。
108地区対抗運動会:04/11/10 22:37:28
レオナ 「二人三脚SDの部もそろそろ始まるけれど、スウェーデンリレーの選手登録
     締め切りも迫ってるわ。
     各チーム50m、100m、150m、200mを4人で走るんだけど、
     最終区間はチームリーダー」
キャプテン 「俺だな」
レオナ 「後は、女性一人、ミニっこ一人を必ず入れること。ミニっこは男女どちらでもいいみたい。
      距離もリーダー以外は誰がどこを走ってもいいそうよ。
      1位に40点、2位に20点入るから、最後で勝負が動くわね」
教室 「SIGE様が又俺様ルールを追加するかもしれないっすよね・・・」
レオナ 「フィナーレにふさわしくいい勝負にしたいじゃない。
     ちょっと早いけど、メンバーをじっくり選ばないとね」
SD男子の部
ハイランド:28番、29番
湾岸:遠夜、リヒト
東京:司、銀ミカ
司 「何が悲しくてお前と足をつないで、腰抱いて走らにゃならんのだ」
銀ミカ 「それはこっちのセリフだ」
29番 「同感だな」
28番 「やっと出番がきたらこんな競技・・・」

14番 「さあ、いい感じに殺伐としてきました!『ライバル達の微妙な友情』!
     このなかから、走るうちに真の友情は育まれるのか!」
レオナ 「無理でしょ。別に仲の悪くない、遠夜さんとリヒトまで微妙に殺伐としてきたわよ」

7番 「スタートしました!かつてないほどやる気の出ないレース!
    勝ってもこのペアでエステの旅が待っているかと思うと無理もありません!」
綾 「あなたたち、何やってんの!しっかりしなさい!」
14番 「二人の女神、綾さんの声援で少しは気合が入ったか!
     でもライバルとつながれているうっとうしさは大きい!」

遠夜 「リヒトさん。このレースもらいましょう」
リヒト 「あ、ああ」

7番 「スピードアップした商店街チーム、1位でゴール!
    2位東京、3位ハイランドはほぼ同着です」

SIGE 「では里エステペアの旅、第1号じゃ!」

遠夜 「リヒトさん、進呈します」
リヒト 「?」
遠夜 「めぐさんと行って下さい。お二人ともSD界では古参ですし。
    ・・・応援合戦のお詫びということで」
リヒト 「あ、ありがとよ・・・お前、いい奴だなあ・・・(感動)」
>いい感じに殺伐としてきました

にワロタw GJ!
男女混合の部
ハイランド:セシル、眠のの  湾岸:教室、シルビー  東京:13ミミ、勲

シルビー 「・・・ちょっと13ミミ、どう言う事よっ!!!」
13ミミ  「えっ、なっなにが?」
シルビー 「なにがじゃないわよっっ!!あんたが出てるのになんで相手が四郎じゃないのっ?!」
四郎   「なんで俺じゃなきゃいけないんだよっ!」
13ミミ  「(シルビーちゃんっ、シーッシーッ!///)だって、1位の商品ってエステの旅でしょ?
      四郎がパートナーだと『絶 対』勝てないじゃない。」
四郎    |||●| ̄|_
勲     (´−`)「四郎、イ?「。」
シルビー  (まさか、イサイサを出してくるとは計算外だったわ。しかもそこまでして1位の商品を
       狙ってくるとは・・・。ちょっと待って、四郎の前であんな風に言うってことは
       四郎以外に一緒に行きたい人がいるって事よね?)
寝ルカ   「13ミミさんは男女混合に出場ですか。」
13ミミ  「うんっ、今日はまだ1位取ってないから頑張るよ。」
寝ルカ   「頑張ってくださいね。」
シルビー  (まさか、寝ルカ先生?!でも13ミミは四郎狙いのはず。でも他に13ミミに関係ある
       男はいないし…。なんにしてもこの勝負、絶対負けられないわね。)

14番   「さて、男女混合二人三脚。ハイランドは王子セシル&眠ののペア。公式カップルの意地を
      見せて貰いたいところです!東京はイサイサ&13ミミペア個人競技ではポイントゲッター
      の二人ですがコンビでの走りはどうでしょう。そして湾岸商店街は教室&シルビーの海賊ペア
      あまり活躍のないシルビー選手ですがよっぽど自信があるのでしょうか、不適な笑いをしています。」
シルビー 「ちょっと予定が狂ってしまったけど無問題。教室、さっき言った通りやるのよ。」
教室    「本気でやるんすか?」
「いちについて、ヨーイ。」
パンッ!!
7番   「最初に飛び出したのはハイランドペア、流石は公式カップル息もピッタリ。まるでダンスを
     踊っているような走りです。」
眠のの 「普通に走るのは苦手だけど二人三脚はダンスのステップだと思えば結構楽勝ね♪」
14番  「ハイランドペア、余裕のターン。続くは東京チーム、息はあっていますがやはり個人戦の
     時の勢いはありませんね。」
キャプテン  「いや、少しずつスピードは上がっている。お互いのペースを走りながら調整しているみたいだな。」
13ミミ 「タイミングが合ってきたね。」
勲   「…もう少しペースを早めてみるか。」
7番  「無気味なのは湾岸商店街コンビ。スタート地点から今だ動きません。その間にスピードが
    上がってきた東京ペアがハイランドペアを追い抜いていきました!」
シルビー「真打ちは最後に登場するものよ(にやり)。そろそろ行くわよ教室。」
教室  「はいはいっ。」
14番  「湾岸商店街やっと動き出しました。おっと教室選手、シルビー選手の片腕をにぎり大きく振りかぶった。」
教室  「うぉおおおおおおおりゃあああ!!」
14番   「なんと言う事でしょう。湾岸ペア結んだ足を軸にして回り始めました。段々と回転の
      勢いがましていく。そのまま回転しながら走りだしました」
7番   「ものすごいスピードですっ!その姿はまるでトルネードの様っ!」」
シルビー 「これが私のあみだしたトルネード走法!これならタイミングが合わなくて転ぶ
      事も無いし、ちまちま走るよりも断然早いわっ!」
14番   「すれ違ったハイランドペア、眠のの選手、トルネードが起こした風に押されました。」
眠のの  「きゃあっ!」
セシル  「ののっ!危ないっ!」
前に倒れる眠ののを抱き締めかばうように倒れるセシル。しかし頭の大きさが幸いして頭から
地面に直撃。
キャプテン  「王子っ、大丈夫か?!・・・ったくシルビーのやつ無茶苦茶やりやがる。」
シルビー 「教室、もっと勢いをつけてっ!このまま東京コンビも抜かしてゴールよっ!」
教室   「あいあいさぁ〜。」
---10秒後---
シルビー 「うぅぅ、おえっ〜〜〜|||○| ̄|_」
教室   「大丈夫ッスか、シルビーさん?」
14番   「シルビー選手、回転の勢いが増しすぎて酔ってしまったみたいですね。今、東京チーム
      がゴール。次にハイランドのセシル選手をひきずって眠のの選手がゴール。」
キャプテン  「・・・アフォゥが。」

勲    「母さん。」 (´ー`)ノ
(´=`)  「あら?」
13ミミ  「ママ。はいっ、これ。」
ミミママ   「あらっ、これ商品のチケットじゃない?」
13ミミ  「たまにはキオトでも行って羽伸ばしてきなよ。」
勲    コクコク
ミミママ   「やだ、可愛い事してくれるじゃない。」
(´=`)  「二人ともありがとう。13ミミママ、よかったら女二人旅と洒落こみましょうか?」
ミミママ   「いいわね〜。」
>111-113
GJ!もう寝ないといけないのに読みふけってしまったよ。
トルネード走法に腹抱えてワロタ。
シルビーたんおいしいキャラだな。
もうそろそろ決着つけないと雪が降りそうですよ。
最終競技リレーのエントリーも始まったし。長きにわたった戦いの決着や、いかに。
女子の部
ハイランド:サシャ、まどか  湾岸:シンディ、チャイナりお  東京:13めぐ、13ナナ

14番 「〜〜〜!……?〜〜〜〜〜!!!…………!」
SIGE (ふむ、これが噂の『ハイクロ』か。娘に勧められた時は所詮古い少女漫画と思うとったが
    こうして読んでみると面白いのう。続きが気になってついつい読んでしまうわい)
14番 「〜〜…〜〜」
7番  「〜〜……?………!!〜!」
SIGE (ふむ、騎士達の馬上槍試合か。運動会の騎馬戦もこれが元になっとるんじゃろうか)
14番 「………!!……!…〜〜…」
SIGE (若い女子が意中の騎士にリボンを贈って袖に付けてもらう…か。よし、次の騎馬戦はこれでいこう!
    上に乗る者は自分の鉢巻ではなく意中の女性SDの鉢巻を借りてそれを奪い合うのじゃ。
    これならばより一層競技にも熱が入り話も盛り上がるというものじゃろう)
14番 「〜〜〜〜!!!〜〜!〜〜〜!!……………〜〜〜!!!!!!」
SIGE (まあ、クリスや27番や28番のように女ッ気のないSDもおるが、
    そういった寂しい連中は馬の役に回してしまえば良かろう。
    我ながらナイスアイディアじゃ。SIGE様アッタマイー!なんてな)
    「はーっはっはっは!」
7番  「これにて競技終了です。いや、盛り上がりましたね観客の皆さん」
14番 「最後の最後までどのチームが勝つかわからない手に汗握るレース運びでした。
    それではSIGE様からこのレースの結果を加算した現在の各チームの点数を発表してもらいましょう!」
SIGE 「へっ………?(しまった、全然見てなかったぞい。勝ったのはどのチームだったんじゃ!?)」

SIGE様が大魔王としての面目を失わないために、住人の皆さんがこっそり結果を教えてあげてください。
次の書き込みの末尾一桁が今回のレースの勝利チームです。

1・2・3 ハイランドチーム
4・5・6 湾岸商店街チーム
7・8・9 東京チーム
0 次の書き込みに持ち越し
っていうか28番って女子だったような?
ドキドキ(・∀・)
>118
そのネタは没になったよ
叔父様まとめサイト、もいっかい読んでね〜
ルカクリ祭りのときにも女の子28番ちょこっと出てたよね。
でもやはり何も書かずに『28番』と出てきたら、叔父様宅で庭師をしている
28番くんのことを指すと思います。
とりあえず、sige様に1位東京、2位湾岸と耳打ちしていいでつか?
>120,121
ごめん 見てきた っても人物紹介だけだと
どっちだか分からんorz
前に読み返した時28番女の子ってのがインパクトあったんで
記憶に残ってたんだと思う。
どこあたりから男になったんだっけ…

sige様に耳打ちドゾー
いつから...というか、28番は初回登場では男としてかかれていたモヨン
(海賊グループの一味で、戦闘で顔殴られてゆがみが酷くなったから引退したというエピソード付)
叔父様宅に庭師として就職したのち、唐突にクリスか誰かに
「君も女の子なのに云々〜」とう台詞を言わせて28番女子説を作った
しかし、当然というかスレ内ではやはり28番は女子だろう!という声が主流となったため
俳優クリスの共演者として女優28番がほとんど一発ネタ的な感じで出てきた

だったと思う
文化祭で職人デビューしたんだけど、そのとき登場人物背景しるために
叔父様すれを保管庫で1から現行まで全部読んだので、記憶としてはまだ新しい・・・・はず
>しかし、当然というかスレ内ではやはり28番は女子だろう!という声が主流となったため

間違ってるよ〜。男子、男子。
125地区対抗運動会:04/11/11 20:09:27
ヒューイ 「勇敢なる騎士のごとく、愛する乙女のリボンもとい鉢巻を身につけ・・・
       いかん。どの子も僕にとっては愛しい乙女。包帯のごとく鉢巻まみれに・・・」
 
ルカ 「騎馬戦はミニっこ出られねーぞ。あぶねーからな」
126地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/11 21:11:01
7番 「SIGE様!ご冗談は顔だけにしてください!もう日も傾きだしてるのに
    (SIGE様が茶々入れまくるせいで)消化してない種目がたくさんあるんですよ!」
SIGE 「仕方がない!何種目かキャンセルにしても、これだけ〜これだけは〜(涙目)」
14番 「(7番に目で)だめっすよ。言い出したら聞かないんだから」
SIGE 「(マイク奪取)え〜皆様。(以下ドリーム紹介)社長SIGEでございます。
     ハイクロ2章突入を記念いたしまして騎馬戦『ハイクロ』杯を開催したいと思います。
     各チーム、馬3人、騎士1人の組を2組作ってもらいます。
     騎士は意中の乙女にお願いして、鉢巻を授けてもらいます。
     この鉢巻を奪い合い、最後に1騎残ったチームを優勝とします。
     優勝チームには20点、次点チームには10点加算いたします。
     なお、愛しい乙女と心ならずも別々のチームになってしまった騎士のために
     この競技に限り、別チームの乙女の鉢巻を借りてきても良しとしましょう!
     (点数は騎士のチームに加算されます、お間違えなく!)
     なお特賞として、優勝した騎士と乙女、馬3人は当社でハイクロコスのSDを限定生産いたします!
     まだ出ていない選手は私から責任を持って職人様に出演交渉いたします!
     それでは、愛のために戦ってください!」
127地区対抗運動会 :04/11/11 22:05:17
二人三脚大きい子の部結果
得点は小さい子と同様 一位20点、二位10点にしてあります
ハイランド  10点加算:155点
東京     50点加算:225点
湾岸商店街  30点加算:215点
128地区対抗運動会:04/11/11 22:08:58
四郎 「どうすんだ?うちは13とノーマル合わせても男SD7人しかいねえぞ」
27番 「しょうがない。キャプテーン、寝ルカ貸してくれ〜
     寝ルカ〜、お前も彼女の鉢巻守りたいだろうが、今日のところはうちを手伝え!」
ハイランドは随分あけられたな…

漏れ応援してるよ…
130地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/12 01:06:59
騎馬戦に備えて作戦会議を行う商店街チーム。
シルビー 「あ〜ん、寝ルカ先生獲られた〜!!」
レオナ 「これで我がチームの男子SDは
     キャプテン、教室君、ニコラウス、遠夜さん、4番、9番、リヒト、ミシェル、闇ミカ。
     13SD4人にノーマルSDが5人ね。他チームに比べて13少年が少ないのが難点かしら。
     騎馬としての安定性を重視するなら13SD2人とノーマルSD一人を馬役にしてノーマルSDを騎士にするって手だけど
     体格で劣るノーマルSDは騎士として不安が残るのよね。どういう作戦で行く?」
ゴスサラ 「闇ミカ、私乙女になってハイクロコスのSDになりたいわ」
チャイナりお 「てんちょー、私のハチマキちゃんと守ってよー」
シンディ 「何を言ってるの。遠夜は私の忠実なナイトなんだから私の鉢巻を着けるのが当然でしょう」
シルビー 「誰でもいいから寝ルカ先生の鉢巻取ってきてよ」
巫女のの 「レオナ様、皆様聞いてないようです」
レオナ (この色ヴォケ共が!(♯゚Д゚)ゴルァ!)
キャプテン 「藻舞らもちつけ!少なくとも一騎はニコを騎士に立てりゃいいだろ。
       こいつなら13ののの鉢巻を死んでも守り抜くだろうからな」
レオナ 「そうね。ニコは他チームの鉢巻を奪おうとする積極的攻撃性は無いけど
     自分の鉢巻を死守する防御性は高そうだからいいんじゃないかしら。
     獲った数じゃなくて最後に生き残るのが重要なルールだしね」
131地区対抗運動会 :04/11/12 01:24:04
サシャ  「まずいわね。」
クリス  「どうしたの、サシャ?」
サシャ  「>108と>126を読むと我がハイランドチームが両方1位を取っても優勝は無理なのよ。」
ルカセシ 「なんだってぇ!!(AAry」
サシャ  「現在の得点が155点、騎馬戦とリレーの得点を足しても215点。湾岸、東京どちらが3位
      でも逆転は無理。」
アナイス 「そんな、…では優勝は諦めるしかないのですか?」
叔父様  「アナイス、諦めてはいけないよ。」
まどか  「そうよアナイス、希望を持ちましょう。」
アナイス 「希望…?」
まどか  「そう、希望を持っていればきっと奇跡はおこりますわ。」
アナイス 「そうですね、お姉様。諦めなければ絶対に奇跡はおこりますわ。」
ハイランドチーム (…奇跡を!!)

14番  「…そういう小芝居をアナウンス席の前でやられても困るんだけど。」
7番   「…藻前ら必死だな。」
>>71説もあるからな。最後までわからないよ。
シゲ様の気まぐれもありうる。
134地区対抗運動会:04/11/12 02:00:10
SIGE 「何?ハイランドチームが本部前でパフォーマンスを繰り広げて進行が止まってる?
    (マイクで)え〜、ハイランドチームの皆様。追加ルールを発表します。
    チーム救済措置といたしまして、ハイランドのみ、
    相手チームの鉢巻を一本奪うごとに横取り10点といたします!
    たとえその後自軍の鉢巻を奪われたり、馬がつぶれたりしても、この点数は有効のままです!
    騎馬戦で、攻めて攻めまくってください!」
キャプテン  おいおい、そんなんありかよ!
シルビー   何時騎馬戦がラスト競技ってわけじゃないんだしー
     リレーさえまだなんだし、慌てすぎなんじゃない?
レオナ   お昼が終わって二人三脚と騎馬戦とリレーで終了?
     秋の日はつるべおとしとは言うけど早すぎるわね・・
リヒト    おうおう!綱引きはどうなった!!
      江戸っこの底力をみせてやらあ!
ミセル   親方、江戸っ子だったのですが・・・
サクラ   目隠し競争はなくなったの・・・?練習してたのになあ・・・
メグリン  たんこぶ一杯作って頑張ったのにねえ
136地区対抗運動会:04/11/12 08:20:26
デカ健 「奇跡ね〜。トリックスターの出番かな〜(・∀・)」
白鳥  「健様は騎馬戦参加出来ませんよ。
     …魔法で、勝敗に関与しようなんて考えてませんよね?」
デカ健 「それで面白いなら、そうするけどね。それじゃあ面白くない」

 (・∀・)顔で空を仰ぎ見るデカ健。

デカ健 「魔法は奇跡ではない。きっかけにすぎないんだ。
     それを結果に繋げられるかどうかは、俺の知ったところじゃない」
白鳥  「デカ健様…」
デカ健 「そこまでコントロールしちゃったら、オチしててつまらないしね」
白鳥  「(珍しくまともな事言ってるーっ?!)」
デカ健 「さーて。白蓮が心配だから、ちょっとからかいに行ってこよ〜っと(・∀・)」
SIGE様のドリームトーク時間が長すぎたんだよ…
138地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/12 09:21:19
東京陣営作戦会議中

四郎 「鉢巻って他のチームの女子からもらってきてもいいんだよな?
    だったらやっぱり俺はアナイスの鉢巻を…」
司  「待った、それはあまりいい作戦じゃない。(どうせもらえないだろうけど)
    仮に四郎がアナイスの鉢巻をつけて騎士になったとしよう。
    ハイランドチームが叔父様・ルカ・セシル・28番の騎馬を作ってそれを奪取しにきたら守りきれるか?」
四郎 「勿論!白馬の騎士は愛する乙女のリボンを…あれ?」
他男子SD一同 「絶対無理」
司  「騎士だけが士気が高くても、馬役の三人が叔父様ルカセシのアナイスラヴパワーに圧倒されて
    馬から崩れるのがオチだよ」
翔  「じゃあこういう組み合わせはどうかな?四郎兄が綾姉の鉢巻を着けて騎士になる。
    馬役は司さんと銀ミカさんと僕」
銀ミカ 「それなら僕が騎士になるよ。綾の鉢巻があれば僕だって百人力さ」
翔   「ごめんなさい銀ミカさん、それは却下です。
     司さんか銀ミカさん、どっちかが騎士になるともう片方の士気が激減します。
     それなら二人揃って馬になってくれた方が両方の士気が維持できるからそっちのが有利です。
     僕と四郎兄も綾姉とは姉弟だから姉の鉢巻を守りたい気持ちは一緒だし」
27番 「翔の案で行くと、残りの騎馬は俺と勲と凌と寝ルカで構成されるのか。
    …誰が騎士になって誰の鉢巻を着けるんだ?」
凌   (Dさんの鉢巻欲しいけど、騎士になる自信ないなぁ…)
寝ルカ (13ミミさんの鉢巻を守りたい…けど、臨時移籍の身で騎士になるのは
     湾岸チームの皆に申し訳ないよね…)
139地区対抗運動会:04/11/12 18:00:52
デカ健は、湾岸テントの裏でため息をつく偽なぎさ(白蓮)に声をかける。
デカ健 「あ〜、やっぱり。似合うじゃん。さすが俺の見立てだね。
      今度本物のなぎさちゃんにお礼言っといてね」
偽なぎさ 「デカ健様・・・」
デカ健 「ど〜した、泣きそうな顔して」
偽なぎさ 「私、健様が人間界に行きたがるの不思議に思ってました。
       天界のほうが穏やかで美しくって良いところなのにって。
       でも。今ならわかります。人間は・・・すごいって」
デカ健 「お前昔から、練習問題は完璧なのに応用になったら転んでたもんな。
      今回のホームステイ先は応用ききまくりな連中ばっかりだから勉強になっただろ」
偽なぎさ 「知らなかったら良かった・・・こんなに楽しいことがあるって。
       知らなかったら・・・」
デカ健 「知らないほうがいい事なんて、本当は一つもないよ」
偽なぎさ 「今、子供だから。一回だけわがままを言わせてください。
       私、人間になりたかった。人間に生まれて笑ったり、怒ったり、泣いたり・・・」
デカ健 「リヒトはそばを作るよな。闇ミカとゴスサラはフリフリの(俺の好きそーな)服を作る。
      ミシェルは・・・まあ、がんばって俺のこと探してくれ」
偽なぎさ 「・・・はい?」
デカ健 「じゃあ、天使は何が出来る?」
偽なぎさ 「天使の仕事・・・・それは、人の幸せを守ること・・・・
       健様・・・・」
デカ健 「ん〜何のこと?あっ、やば」
ミシェル 「(息せき切って)ケ、ケンコさん、いいところに。僕に鉢巻を下さい!」
デカ健 「あ〜見つかっちゃった。ま、いっか。はい(鉢巻をほどいて渡す)」
       
140地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/12 20:28:06
サシャ 「うやむやでルールを追加させたけれど、結局これ騎馬戦を勝たないと意味がないのよ」
セシル 「うちは無謀でも攻撃に出ざるをえない。逆に他所のチームは逃げ回ってたらいいわけだな」
眠のの 「たぶん、最初に狙われるわよ。だって東京と湾岸だけになれば点数が減ることはなくなるんだから。
      そのせいで一時的に敵2チームが手を組む可能性さえあるわ」
まどか 「奇跡の逆転に向け、作戦が重要ですね」
眠のの 「まず2組に分けましょう。叔父様、ルカ、セシル、28番。あなたたちはアナイスの鉢巻を守るアナイス組。
      カイ、クリス、29番、白鳥はサシャの鉢巻を守るサシャ組」
セシル 「眠のの・・・いいのか?」
眠のの 「さっき二人三脚で守ってもらったもの。満足よ。それに、言っておくけどあなたは馬」
するりと鉢巻をほどいてセシルに結ぶ。
眠のの 「馬だったら誰にも取られずずっとしてもらえるじゃない」
ルカ 「じゃあ、おれが騎士!」
まどか 「ルカさんも馬ですわ」
ルカ    |||●| ̄|_
D 「騎士は叔父様だよ。腰を痛めてる叔父様が馬なんかできるわけないじゃないか」
V 「サシャ組の騎士はもちろんカイね。このさい卑怯なんていってられないわ。
   必ず2組で1騎を挟み撃ちして、確実に1つづつつぶしていくのよ。
   愛する乙女に勝利を捧げるためにね」
141地区対抗運動会:04/11/12 21:12:26
まどか 「叔父様、大丈夫ですか?もし腰がお辛いなら私が替わっても。」
叔父様 「いくらまどか君が男子並みの運動神経の持ち主とはいえ、女性を騎馬戦に
     参加させるわけにはいかんよ。他のチームも本気でぶつかってくる危険な競技だからな。
     大丈夫、英国紳士の名にかけてやり遂げて見せる!」
ルカ 「年寄りの冷や水は危ないですよ。まあ逃げ足は若い俺らに任せて下さいよ。ニヤニヤ」
セシル 「体力的に29番は大丈夫として、クリスと白鳥は平気か?」
ケンコ 「あー平気平気、こいつ中性的な顔してるけど、地上のどのSDよりも不死身だぜ…ですわ。」
クリス 「いくら僕がヘタレでも、自分の妹くらい守る体力はあるよ。積極的に攻撃するより逃げる方が
     得意だけど。」
ルカ 「そうか、寝るなよ途中で。」
エルシー 「おじちゃま、がんばって!!」
闇ミカ (うつろな目で)「あのさ… 運動会で忘れてたんだけどさ…」
ゴスサラ 「言わないで。その先はわかってるわ。」
闇ミカ 「ドルショの準備が、wせdrftgyふじこ!(頭をかきむしる)」
ゴスサラ 「大丈夫、今までだってなんとかなってきたじゃない!なんとかなるわよ!」
闇ミカ 「また徹夜だよーーーっっ!」
ゴスサラ  「とりあえず夜食のメロンパンとユンケル買ってくる!」
143地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/13 00:50:57
27番 「よし、寝ルカ、お前騎士になれ」
寝ルカ 「え!?どうして僕なんですか先輩?」
27番 「よく考えたらクタクタボディのお前に馬は無理だろう。
    それに、お前には守らなきゃいけない彼女がいるだろ?」
寝ルカ 「…??」
13ミミ 「寝ルカ君、彼女いるの?」
寝ルカ 「違います、先輩が何か誤解してるだけで」
27番 「(ぽんぽんと寝ルカの肩を叩き)そんなに照れなくていいんだぞ。お前のアパートで同棲してる彼女の事だよ」
司  「同棲!?」
四郎 「へー…お前も見かけによらず隅に置けないんだな」
寝ルカ 「違うんですよ!それは文化祭の時にショーで忙しい僕の身の周りのお世話をしに来てくれてただけで」
美加 「それってカヨイドーセー?」
綾  「ちょっと美加!子供はあっちに行ってなさい」
27番 「乙女が他のチームの女だからって皆気にしないさ。
    ほら、湾岸チームに行って彼女の鉢巻もらってこい!」
寝ルカ 「だから、僕の話を…」
13ミミ 「…寝ルカ君。」
寝ルカ 「13ミミさん!ミミさんなら僕を信じてくれますよね!?」
13ミミ 「(にぃっこり)寝ルカ君、頑張ってね。私、寝ルカ君なら彼女さんの鉢巻守れるって信じてるよ」
寝ルカ 「………(TДT)」
哀れ寝ルカ・・・でも教室君は素敵だよな〜・・・
今一番欲しいヘッドだけど、僻地在住には夢の存在でです。

頑張って、鉢巻死守しろよ〜w
ということは寝ルカが勝ったら限定ハイ黒コスSDの乙女は教室君か。

寝ルカ、早く27番の誤解が解けるといいね…
寝ルカ 「・・・鉢巻借りてきますた。」
27番  「チームは別になったがこれで彼女さんも心置きなくお前の応援ができるなっ!ヨカッタ ヨカッタ」
寝ルカ (なんであれだけ男子レースに出ている教室さんを今だ彼女だと思い込んでいるんだろう
     この人・・・。キヅクダロ フツウ)

『騎馬戦参加者の皆様ゲートの方にお集り下さい。くり返します・・・』
四郎  「寝ルカの士気も高まったところだし、藻舞ら出陣だっ!」
寝ルカ (・・・士気は格段に下がったんですけど。
     はぁっ(溜息)なにが悲しくて男の人の鉢巻を死守しなきゃなんないんだろ。こんな事なら
     遠慮なんかせず13ミミさんの鉢巻借りればよかった。_ | ̄|○ノシ)
綾   「あっ、四郎、寝ルカ先生。ちょっと待って。」
寝ルカ 「はい?」
あきらと美加が四郎と寝ルカの腕に鉢巻を巻く。
四郎  「なんだよ、これ?」
13ミミ 「クスッ 今回、点を取ったあきらくんと美加ちゃんから勝負運と元気のお裾分けだって。」
あきら 「四郎にぃ、期待はしてないけど頑張ってね。」
美加  「四郎ちゃんの先生、頑張ってね。」
寝ルカ 「僕にも? ありがとう、頑張ります(にこっ)」
シルビー 「てゆうか!何で寝ルカ先生があんたの鉢巻借りにくるのよっ!!」
教室  「さあ…寝ルカ先生って控えめな人だから、女性から鉢巻借りるのが恥ずかしかったんじゃないっすかね」
シルビー 「んもう、寝ルカ先生ってば照れ屋なんだから(はぁと)」
リヒト  「で、うちのチームのもう一騎はどうするんだ?」
ミシェル 「僕が騎士になります。ケンコさんが僕に愛の鉢巻を託してくれたのです。
      もう思い残すことはありません(はぁと)」
リヒト  「Σ(;゚Д゚)ちょっと待て!よそのチームの鉢巻ぶん獲らないといけないんだぞ!思い残せ!!」
レオナ 「どうする?彼女の鉢巻は守るけどよそのを取りに行く気がない騎士が二人になっちゃったけど」
シルビー 「キャプテン、やっぱりあんたが騎士になりなさい」
キャプテン 「俺が?ってか何で命令形」
シルビー 「考えてみたら寝ルカ先生の賢そうなおでこにこの巨頭の鉢巻が巻きついてるのって
      何だか納得行かないのよね。取り上げてきて頂戴」
キャプテン 「何だその横暴は」
シルビー 「キャプテン。(真剣な目になって)あんたそれでも海賊なの?
      海賊なら海賊らしく、守って勝つよりも攻めて負けなさいよね!」
キャプテン 「うっ…(コイツの意図が単に寝ルカの鉢巻を取り上げたいだけだってのは重々承知だが、
     言ってることは妙にカコイイぞ。どうする俺!?)」
シルビー 「(自分の鉢巻を外してキャプテンに差しだし)代わりにあたしの魂をあんたに託すわ。さあ、行って!」
キャプテン 「…(嫌そうな顔で)そんな縁起の悪い鉢巻はいらん」
巫女のの 「では、私の鉢巻をお持ち下さい。これは取られても構いません。その代わり」
にっこり笑う巫女のの。
巫女のの 「敵チームの鉢巻も一本でも多く取ってきて下さいませ。住人の皆様だって
      馬になって逃げ回るキャプテン様よりも男らしく戦うキャプテン様のネタが読みたいはずですわ」
キャプテン 「…そうだよな。自分らしく戦えないならこのスレに出る意味がない。
     ありがとよ、巫女のの。お前の気持ちは受け取ったぜ」
巫女ののの鉢巻をぎゅっと頭に結びつけるキャプテン。
キャプテン 「教室君、4番、9番。俺の馬になってくれ。逃げも隠れもしない。ガンガンぶつかってくぞ!」
海賊s 「アイアイサー!」
キャプテン 「遠夜とリヒトと闇ミカはニコの馬だ。こっちは無茶はするな。手堅く生き残るのを考えろ」
リヒト 「おうよ、任せときな!」
闇ミカ (えっ、僕も出るの!?内職して明日持ってく服縫おうと思ってたのに…)
キャプテン 「ミシェルは留守番だ。このテントでケンコさんの鉢巻をしっかり守ってろ」
ミシェル 「もちろんです!決して手放しません!」
149地区対抗運動会:騎馬戦:04/11/13 11:35:41
7番 「陣太鼓にあわせて選手入場です!愛する乙女の鉢巻を守りきる勇者はどの騎士なのか!
    選手紹介いたします。
    ハイランドチームが騎士叔父様、もちろん守るは最愛の乙女アナイス!
    馬はルカ、セシル、28番。普段は争うメンバーですがアナイスを思う心は一つ!
    もっとも士気の高い組の一つといえるでしょう!
    ハイランド2組目は騎士カイ、愛する乙女サシャを守ります!
    馬はクリス、白鳥、29番。クリス選手妹のため睡魔と闘ってください!」
  
 14番 「湾岸商店街1組目は騎士キャプテン。乙女巫女ののの巨大ドクロ鉢巻を誇らしく結びます!
      馬は教室、4番、9番。普段からチームワーク抜群!活躍が期待できます!
      湾岸2組目は騎士ニコラウス!愛する妻13ののの鉢巻を結びます。
      馬は遠夜、リヒト、闇ミカ。商店街の底力で若い夫婦を支えてください!」

7番 「東京は1組目騎士四郎。姉である綾選手の鉢巻をつけました。
    きっとアナイス選手の鉢巻を取りに行くものと思われます!
    馬は司、銀ミカ、翔。綾選手を守る心は一つです!
    最後に急遽貸し出しの身ながら騎士に抜擢寝ルカ選手。乙女は・・・乙女は教室選手との情報です!
    よくわかりませんが、そんな愛も存在します。皆さん生あたたかく見守ってください!
    馬は勲選手、凌選手、27番選手が務めます。それでは競技を開始します!」
商店街の底力にワロタw
どうなるのかな(・∀・)ワクワク
ゲートに並んでいる東京チームの馬に近づいてくる13ミミ
13ミミ 「四郎、寝ルカ君これよかったら使って。」
ジャージのポケットから赤色の髪ゴムを取り出す。
四郎 「何に使えと?」
13ミミ 「二人とも髪がうっとうしそうだから。騎馬戦はどこから相手が出てくるか
    わからないしこれで髪まとめておいたほうがいいよ。」
四郎 「そうか?じゃ借りとくは。」
13ミミから髪ゴムを受け取り後ろ髪をちょこんと結ぶ四郎。
13ミミ 「寝ルカ君も。」
寝ルカ 「あっ、すみません。」
髪ゴムを受け取り四郎と同じように後ろ髪を束ねる
司  「四郎、配置につけって。」
四郎 「おう。」
13ミミ 「皆、無理せずがんばってね。」ひらひらと手を振る13ミミ
寝ルカ 「(騎士にリボンを贈って)・・・これもリボンみたいなものかな。」
四郎 「?なにか言ったか寝ルカ。」
うぅ〜ん 寝ルカ先生 男らしく汁!
いやぁ盛り上がってきますたね!
職人さん、クリスマスネタ前迄には完結出来るんだろうか
がんがってくだしぃノシ

7番の<よくわかりませんが、そんな愛も存在します。
にワロタw
801展開しないという安心感があるからかなw
まぁただの妄想話だけど
3位だったらカナスィな。
14番 「とうとう始りました騎馬戦『ハイクロ』杯っ!最後に生き残るのは一体どの騎士かっ!」
7番  「乙女の祝福を受けるのはどの騎士なんでしょう。楽しみですね〜。あっと東京四郎選手、
     予想通り叔父様に特攻して行きます。本当にわかりやすいです。」

司   「四郎、無茶だってこんな解説者にも丸わかりの行動。」
銀ミカ 「そうだよ、様子を見てから取りに行けばいいじゃないか。」
四郎  「やかましいっ!その間に他の奴に取られたらどうするっ。アナイスの鉢巻を俺が取らずして
     誰が取るっ!」
翔   「(言ってる事がめちゃくちゃだ…)司さん、銀ミカさん諦めて下さい。兄さんが熱くなると
     誰も止められません(T_T)」
司   「解ってはいたけど、ほんと単純だ。銀ミカこうなったらなんとか逃げ回って綾さんの鉢巻を
     死守するぞっ!」
銀ミカ 「言われなくてもわかってるって!」

ザッ----
叔父様 「来たな、若造っ!」
四郎  「悪いなおっさん、アナイスの鉢巻は俺が頂くっ!」
四郎がどんどん叔父様を攻めていくが上手い具合に叔父様が避けていく。
四郎  「くっそ!老体が無理すんなよっ!」
その時前足のルカの口元が笑った。
司   「! 四郎、頭を下げろっっ!!」
司のかけ声に思わず頭を下げる四郎。カイの手が四郎の頭の上を空振る
叔父様 「ちぃっ!」

14番  「おしいカイ選手ッ叔父様との戦いに集中していた四郎選手を後ろから狙いましたが
     司選手の機転で鉢巻を取のがしましたっ。」
銀ミカ 「司、翔君っ右に逃げるぞっ!」
四郎  「なっ!まだアナイスの鉢巻取って無いのに逃げるのかよっ!」
司   「言ってる場合かっ!挟まれている事に気付けよ馬鹿っ!もう少しで綾さんの鉢巻取られる
     ところだったんだぞっ!!」
四郎  「 (´・ω・`)バカッテ・・・。」
翔   「(司さん、目つきが変わってる)兎に角逃げ回って相手の動きを見ましょう。」
ルカ  「そうはいかねぇぞ!」
前に回りこむ叔父様騎。
セシル 「四郎はここで潰しておかないといつ狙われるかわからないからね。」
後ろからカイ騎も近付いてくる。

7番   「四郎騎、完全にハイランド組に挟まれました。さぁ四郎騎どうする?!」
今度は四郎が2騎からの攻撃を受ける。カイが素早い動きで鉢巻を執拗に狙ってくるがギリギリで
かわす四郎。逃げ道を確保しようとする司、翔、銀ミカだが上手く叔父様騎に回りこまれて逃げ
だせない。
司   「くそぅ、ゲームでいうところの完全にハメの状態だな。」
銀ミカ 「ゼィゼィ。悠長な事を・・・。」

叔父様 「!」
カイの攻撃をかわした四郎の一瞬の隙をみつけ動き出す叔父様。あっけなく四郎の鉢巻は奪われた。
四郎  「うっそ。オッサン、動態視力ついてけたのかよっ?!」
ルカセシ  「よっし!!」
ツカミカショ 「あ〜〜〜〜ぁ」
叔父様 「ふっ若造が、まだまだ甘いな。(腰いたたたた)」
GJ! みんながんがれ!
7番 「一方東京チームのもう一騎、寝ルカ組の方には湾岸チーム・キャプテン組が立ちはだかる!」
教室  「寝ルカ先生、その鉢巻返してもらうっす」
キャプテン 「例え相手が仲間でも、敵として戦場に立つ以上は容赦はしないぜ」
27番 「おい寝ルカ、お前も相手の馬が彼女だからって手を抜くなよ」
寝ルカ (先輩!その状況に”ムジュン”があると何故気付かないんディスカー!!)

7番 「おっと、キャプテン選手いきなり寝ルカ選手に掴みかかった!」
勲  「先生、凌、右に3歩移動」
7番 「これを馬の勲選手の指示で避ける東京チーム騎馬。
    騎士役の寝ルカ選手は味方馬にしがみつくのがやっとの様子!」

13ミミ 「寝ルカ君、しっかりー!」
寝ルカ 「ミミさん!」
キャプテン 「勝負の最中に脇見とは、余裕じゃねえか」
寝ルカ 「!」
キャプテンが寝ルカに向けて腕を伸ばすと、寝ルカは反射的に鉢巻ではなく13ミミにもらった髪ゴムを押さえる。
寝ルカ 「あ、しまっ…」
キャプテン 「いただき!」
あっさりとキャプテンの掌に納まる寝ルカの鉢巻。
寝ルカ 「あああああ…ヤッテシマッタ…orz」

7番 「これで東京チームは二騎共撃沈。残るハイランドチームと湾岸チームは二騎共無傷です。
   果たして勝利はどちらの手に!?」

キャプテン 「あとは叔父様騎とカイ騎か。叔父様騎は馬になってる3人がフットサルが趣味のルカ、
     毎日2時間ダンスレッスンを受けてる王子セシル、庭師で立ち仕事の28番。
     全員足腰が強健で持久戦に強い。速攻で片付けるぞ。
     カイ騎が挟撃しようとしてくるなら一緒に倒すまでだ。
     最悪相打ちになってでも、二騎共俺達でどうにかすると思え!」
キャプテン、カコエエ(゚д゚*)
159騎馬戦後:東京:04/11/13 22:29:06
司 「あーあ。綾さんのハイ黒の女官コス、みたかったなー(´・ω・‘)」
綾 「私も司君の青騎士姿見てみたかったわよ。」
司 「ああああああ、綾さん(アタフタ) すいません!ハチマキ取られちゃって…」
綾 「いいわよ。怪我がなくって良かったわ。
  四郎ったら豪快に転がり落ちちゃったもんだから、司君まで巻き添えで…
  ゴメンナサイ。」
司 「あーいえ、いつものことなんで。」
綾 「そーなのよねー、いつも四郎のフォローしてもらってるのよね…
  ホント、四郎のお兄さんみたいね。いつもありがとう。」
司 「え??」
綾 「さ、テントに戻って、次の競技の打ち合わせよ!」
160地区対抗運動会 騎馬戦:04/11/13 22:59:19
アナイス 「叔父様ーっ!すごいわー!」
ユニ 「やったやった、アナタンの叔父タン先制で鉢巻ゲトでつ!」
ヒューイ 「叔父様GJ!兄ちゃんGJ!」
眠のの 「きゃー!セシルー!その調子でがんばるのよー!キャプテンは強敵よ、兄弟だからって遠慮しちゃダメよ!」
サシャ 「勝機が見えてきたわね。お兄様、寝たら承知しないわよ!!」
     
 
セシル 「キャプテンは強敵だ!先にニコを片付けよう!」
戦いから一歩離れたところで13ののの鉢巻を死守しているニコ騎に2組がかりで襲い掛かる。
ニコ 「13ののノハチマキ、ダメ!」
キャプテン 「挟撃か。させるかよ。叔父様騎をひきはがせ!」
キャプテンが叔父様騎にくらいつき、カイ対ニコ、叔父様対キャプテンの一騎打ちの形になる。
ニコ 「13ののダメ!ダメ!」
カイ 「サシャガスキダー!」
13のの 「ニコったら(はぁと)」
サシャ 「カ、カイ ////」
7番 「おおっと、これは今回のテーマにもっともふさわしい一騎打ち。愛する乙女の名を連呼し、戦う二人!
    まるでハイクロを再現しているようです!」
14番 「一方、反対側では叔父様対キャプテンの死闘が繰り広げられている!」
叔父様 「アナイスの鉢巻はわたさ〜ん!」
キャプテン 「こっちだって、はいそうですかって訳にはいかねえんだよ!」
14番 「キャプテンの猛攻をそのすばらしい機動力でかわす叔父様騎!
     カイとニコも一歩も譲らず、すばらしい戦いになって来た!」
キャプテン 「おっさんのお宝いただくぜ!」
叔父様 「これだけは渡さん!」
14番 「叔父様の鉢巻に手をかけるキャプテン!叔父様奪われまいと鉢巻を必死に押さえる!
     ああっ、キャプテンの力が強く叔父様の上体が引っ張られる〜!」
  ピシ (叔父様の腰椎に走った音)
7番 「叔父様危ないぞ!馬から落ちる!つかまるものを探した叔父様の指がキャプテンの鉢巻に引っかかる!
    キャプテンの鉢巻を持ったまま(もう片手はアナイスの鉢巻死守!)地上に落下〜!
    相打ちです!」



    
ツヅキハ?ツヅキハ?(・∀・)ワクワク
14番 「残るはニコラウス対カイ!この戦いの勝者がそのまま騎馬戦の勝者となります!
     両者一歩も譲らず、持久戦となってきた!」
クリス 「(ね、眠い・・・)」
闇ミカ 「(どうしよう。もう今日になっちゃった。ショに持っていく服・・・)」
7番 「両騎、馬に不安があるか。騎士は今のところ気づいていないようです!
そろそろ決着をつけたほうが良いぞ!」
ニコ 「カッテ13ののホメテモラウ! ホッペニチュ」
カイ 「(ムカ)サシャー! イッショウキガツカナクテモ、キミガスキダー!」
サシャ 「(もう顔を上げられない)」
ユニ 「あれだけ連呼すれば、誰でも気づくと思うのでつ。兄たん頭に血がのぼってまつね」
14番 「カイの攻撃が激しくなった!両思いカップルへのジェラシーでヒートアップしたようです!」
闇ミカ 「(とりあえず在庫は全部持って、っと!)」
7番 「闇ミカ選手何かに気をとられていたか!その一瞬のスキをついてカイの腕が伸びる!
    ニコ騎の馬が崩れます!冷静に見極めてカイ選手鉢巻を奪取!」
ニコ 「13のの・・・ショボーソ」
クリス 「やった・・・これで眠れるzzz」
14番 「ハイランド、カイ選手優勝です!」

ニコ 「13のの・・・ゴメソネ」
13のの 「素敵だったわ・・・ニコ。私の世界一の騎士(ちゅっ)」
カイ 「サシャ!」
サシャ 「もう、カイったら。恥ずかしいんだから!////」

     
13ミミ 「もう、騎馬戦中は怪我しなかったのに終ったあと怪我するってどういう事よ。」
四郎の肘に消毒液の付いた脱脂綿を押し付ける13ミミ
四郎 「イッテぇよ、ミミ。いやさぁ叔父様に鉢巻取られたらなんかドァーーーーッと
    脱力しちゃって。」
13ミミ 「それで馬から落ちたと。馬鹿みたい。」
四郎  「つかぴょんといいお前といい馬鹿馬鹿いうなYO! あ〜ぁアナイスの鉢巻取りたかったな〜。」
13ミミ  「・・・ほら、右のホッペこっちに向けて。」
四郎が横に顔向けると取れかかった髪ゴムが見える
13ミミ  「あ〜ぁ、髪もぐちゃぐちゃ。騎馬戦も終ったし、このゴムもう使わないよね。」
四郎  「あっこれもうちょっと貸してもらっていいか?」
13ミミ  「なんで?」
四郎  「いや結構これ髪が邪魔にならなくていいから、それにうちの得点ゲッターのゴムだからな。
     なんかご利益あるかもしれないし。」
13ミミ  「・・・。(゚д゚*)  クスッ 私のご利益も四郎のお馬鹿っぷりにはかなわないよ。」
四郎  「んだよそれ。」
13ミミ  「冗談だって。ほら、結い直してあげるから後ろ向いて。」
>161,163
ニコ、カイ対決可愛かったです。GJ!!
166地区対抗運動会:04/11/14 00:28:19
14番 「結果を発表します!ハイランドチーム1位で20点加算!
     また追加ルールに従い取った鉢巻3本分他チームの点数を加えて30点加算で205点!」
7番 「東京チーム1本ハイランドに鉢巻を奪われ、10点取られて215点!
     湾岸商店街は10点加算されますが、取られた鉢巻2本で20点ハイランドに奪われ結局205点!
    最終決戦に向け、3チームほぼ一線に並びました!」
職人様GJです! 
ところで叔父様! 叔父様は大丈夫?!
担架の用意は? 救護班〜〜〜!
168地区対抗運動会:04/11/14 00:40:01
SIGE 「ほ〜っほっほ。ワシの読みが当たって、たいそう盛り上がったわい。
     限定生産ハイ黒コスSDのラインナップもサシャ、カイ、クリス、29番、白鳥・・・
     素体のレアさ(29番はもう生産中止だからな。幻の再販じゃ)といい、
     ハイ黒のストーリーとのマッチ加減といい、まさにドン、ぴしゃり。
     バカ売れ間違いなしじゃあ〜!」
ここのsige様は大層ハイ黒がお好きなようだな。
170地区対抗運動会 番外編:04/11/14 01:52:26
闇ミカ 「ごめん… たぶん僕のせいで、負けちゃった。」
ゴスサラ  「気にしないで。闇ミカはグラウンドよりも、ミシンの前で戦ってるのが
似合うもの。」
闇ミカ  「なんか、それって男の子としては変かもね。健康的じゃないっていうか。」
ゴスサラ  「いいのいいの。倒錯と不健康こそゴスのスピリットよ!男の子らしいアウトドアな
闇ミカなんておかしいもん。さ、行きましょ。仕上げの作業が待ってる。」

コソーリ手に手を取って抜け出す二人なのでした。
> 倒錯と不健康こそゴスのスピリット

ワロタ
172地区対抗運動会:04/11/14 02:36:08
救護テントに運び込まれた叔父様。
アナイス 「叔父様! 叔父様! しっかりして!」
叔父様 「ぐ・・・・ぐぐ・・・・
      (曲げるもならず、伸ばすもならずこ、この苦しみは・・・)」
レオナ(湾岸から往診に来てくれた)
   「いわゆるギックリ腰のようね・・・救急車が来たから、念のためレントゲンを撮りに行ってちょうだい。
    痛みが取れるまでは寝てるしかないわ。お大事にね」
ルカ 「おっさん・・・あんたの勇姿は忘れない。安らかに眠れ・・・
     あとの(アナイスの)ことは俺が」
セシル 「功労者に何を言う!ゆっくり休んでくださいね、叔父様。
      さ、アナイス、次の種目の相談に行こう」
叔父様 「うぬぬぬぬ・・・
      (アナイスが心配でここを離れられ〜ん!)」
     
本当にハイクロコスのサシャを作ってくれたらバカ売れすると思う。
SIGE様やってくれ!
174ミシェル:04/11/14 12:41:47
>170
お二人を見習って、ニットの貴公子を目指そうとおもうのですが、
どうでしょう。
ニットの貴公子って、今時肩パット入れてるあの人?
うちにいるメンバーを使って、ナンチャッテハイ黒コスさせてるよ。
>176
差し障り無ければ画像掲示板にウプキボ〜ン。ハイ黒コス見てみたいっす。
思いっきり遅レスだが
>143の
美加のカヨイドーセーが何度読んでもカイヨードーセーに
見えてしまう・・・orz
>178
漏れは藻前さんの「カイヨードーセー」を何故か
「イトーヨーカドー」と読んでしまった…
バイト終わって疲れてるんだな。早く寝ようっと…  λ....
運動会の続きマダー?
最近職人さんがハイクロのほうにといってしまったようだ
運動会も、ハイクロが始まったとたん動きが遅くなって寂しいなあ
早々に終わらせないと12月になっちゃうのも解るけど、
打ち切り漫画みたいな終わらせ方はいやー

次の競技ってスウェーデンリレーでいいのかな?
ハイ黒で動きが遅くなったというよりも、
運動会の決着を付けにくいんじゃないのか?
まだ書きたかったネタ(綱引きとか?)お持ちの職人様いらっしゃったらお願いいたします。なければ名残惜しいあたりでフィナ―レにむかった方がいいんじゃないかと。
綱引きネタ考えてみたんだけど、普通に実力で商店街チームが勝つとしか思いつけなかったよ。
明らかに綱引っ張り慣れてる海賊sに一般の学生が勝てるのも変だし、
オチをつけるためにハプニングによるどんでん返しを起こすのも
わざと負けさせてるみたいで何だかかわいそうだし。
ミシェル「とりあえず次の競技が始まるまで、ニットの貴公子への第一歩を
     踏み出しますよ。まずは手始めにマフラーから・・・ああ、
     何故か腹巻きになってしまいました、リヒトさんこれどうぞ。」
リヒト 「( ゚Д゚)<なんだとぉお!!!オレはおっさんじゃないぞぉお」
めぐ  「…腰を傷めたらしいアナイスの叔父様に私が渡してきますわ。」
職人の一人ですが、どのキャラもかわいいし負けさせたくはない中で、意外性を出しながら納得のいく結末を出すのは、自分ではネタぎれになって来た気がしています。少し強引ながら一線に揃った今が潮時かと。
勝敗を決めるのが難しいんだと思う。
どのチームも勝たせてあげたいし、負けさせたくないし。
自分書き手だけど
正直このままフィナーレのリレーに行っていいのか
別の競技ネタの投下を待っていいのか流れがわからずちょっと困っていたよ。
流れがところどころ止まっていたし、自分的にはそろそろフィナーレかなと
感じたんだけど反対意見もあったからね。

リレーはいっそのことまた秒形式にするとか
残るプログラムは

・綱引き
・スウェーデンリレー

???
>186
同意。漏れもそれなりに投下してきた書き手の一人ですが、オチがネタ切れしてきますた。
スウェーデンリレーに逝ってよしにイピョーウ
191地区対抗運動会:04/11/15 01:56:36
スウェーデンリレーおさらい。
50m、100m、150m、200mを4人の走者がリレー方式で走る。
何処かにミニっこと女性を入れなければならない。

ハイランドチーム走者:50m-? 100m-? 150m-? 200m(チームリーダー)-ケンコ(女性)
湾岸商店街チーム走者:50m-? 100m-? 150m-? 200m(チームリーダー)-キャプテン
東京チーム走者  :50m-? 100m-? 150m-? 200m(チームリーダー)-四郎

13ナナ 「このルール、一応ハンデとして『ミニっこと女性』なのよね?」
13キラ 「でもうちのチームは美加ちゃんとチーフと13ミミちゃんがいるから『ミニっこと女性』はハンデにならないわ」
13サラ 「むしろハンデって言えるのは…」
13めぐ 「しっ、それ以上言うのは悪いわよ」

四郎  |||●| ̄|_
192地区対抗運動会:04/11/15 21:56:43
V 「叔父様の尊い犠牲により騎馬戦の勝利を手にした今、我らがハイランドにも
  勝利の光が見えてきたわ。最終種目はスウェーデンリレー。
  うちはオリンピック級のスーパーアスリート、ケンコちゃんを擁しているんだから」
D 「女性を必ず入れること、となっているが、うちのリーダーは女子だからね。
   後は男ばっかりで組んでもいいはずだよ。・・・まあヘタレ男よりもまどかやサシャの方が
   速い気がしないでもないがね」
まどか 「ミニっこは誰が出たいですか?」
ヒューイ 「はいはいはい、我がチームミニっこ唯一の男である僕が、レディに勝利を捧げよう!」
黒ナー 「ヒュイたん、美加たんに勝てるでつか?」
ヒューイ 「・・・ぐっ」
サシャ 「いいわよ。ミニっこで速いのは美加ちゃんくらいで、湾岸とうちではそんなに差がつかないと思うわ。
      とりあえず、それで組んでみましょう」
眠のの 「次の区間は100mね。たぶん女の子を持ってくるチームが多いと思うわ。
      100mまでならクリスも速いけど・・・」
クリス 「zzz」
サシャ 「騎馬戦の後、冬眠期に」入ってしまったみたい。うちもまどかさんでいいんじゃない?
      東京は綾さんか13ミミ。湾岸はチャイナりおだったら五分以上に戦えるでしょう」
セシル 「次の150mは僕が出るよ。ケンコさん以外の人ならそうそう遅れを取らないはずさ」
アナイス 「がんばりましょう、皆さん。・・・病院の叔父様に優勝を報告できますように」
193地区対抗運動会 :04/11/15 21:57:45
ハイランド、湾岸商店街、東京がそれぞれリレーのメンバーを決めている最中、少し離れた所で
その様子を見ているデカ健と天使'S
白鳥  「健様いいんですか?チームリーダーなのに会議に参加しなくて。」
デカ健 「自分のやる事はもう決まってるからな。あとは勝手に決めてくれるだろうし。」
偽なぎさ「最後の競技だからみんな真剣ですね。でも、優勝出来るのって1チームだけなんですよね。」
デカ健 「? そうだな。」
椿   「そうだなじゃないですよぉ。皆頑張ったのに1チームしか勝てないなんて。他のチームが
     可哀想だと思わないんですかぁ?」
デカ健 「・・・。 ぶっっ!!w」
グラウンドにデカ健のかん高い笑い声が響く。
リヒト  「おいっ、あの耳につんざく笑い声はおめぇの初恋の人じゃねぇか?」
ミシェル 「・・・まるで丹頂鶴の鳴き声のようですね。(うっとり)」

デカ健 「ヒーヒーッ 本当にお前らって慈愛と慈悲の天使なんだな〜w」
笑い転げるデカ健を頬を膨らまし睨む白蓮と椿。
デカ健 「ゴホンッ 確かに結果も大事かもしれないけどそれと同じくらい行程も大事なんじゃないか?」
椿   「こぉーてぇー?」
デカ健 「そっ、自論だが結果もまた行程なり。勝った負けたで『終〜了〜』じゃないんだよ。
     大切なのは努力する事、挑戦する事、次に繋ぐ事。…白鳥、チラシはいらないからな。」
偽なぎさ 「でも、やっぱり負けたら悔しいじゃないですか・・・。」
デカ健 「負けて悔しかったら次勝てばいいじゃん。そりゃ簡単なことじゃ無いけどでも俺はそんな風
     に負けても頑張ってる人を見るの好きだけどな。それにここにいる大半の連中が負けて悔し
     がっても諦たり人を責めたりするような連中じゃないって俺は思っているんだがお前らは違うのか?」
首を振る3人。
デカ健 「はい、俺のチラシの裏はこれで終わり〜。で、お前らは負けてきた奴らになんて言うんだ?
     さっきのように残念でしたと憐れむか?それともなんで負けたと罵るか?」
白鳥  「・・・いいえ。でも、勝っても負けても頑張った皆さんに言ってあげたい言葉はあるんです。」
小さく口を動かしにこりと微笑む白鳥、白蓮、椿
デカ健 「んっ(にこっ)上出来っ。流石は俺の自慢の天使達だ。」
どうしたんだデカ健様・・・このところめっきりカコイイ!!
>194
デカ健様、学園祭の時に頭を打ったからじゃないだろうか…
最近GJな感じでカコイイね。
幼天使っていうのを見てデカ健様の隠し子かと思ってしまったorz
草の装備を見にまとって京都まで逝ってきます
197地区対抗運動会:04/11/16 14:59:46
綾 「私たち東京チームの栄えあるファーストランナーは美加よ。
   頑張ってくるのよ…!?美加!?」
美加 「ZZZZzz…」
綾 「きゃーっ、美加、起きなさい、美加っ!」
198運動会:04/11/16 17:45:43
>>197
四郎 「寝てると、ユニちゃんと区別つかん…」
漏れハイクロで今時ありえないクッサーな台詞色々がんがって捻り出したつもりだったけど
某の中の人には勝てないと実感したよ。

「駆け抜けてみるか今夜!」

………てんちょー…orz
雪降ったよー 積もったよー
みんな、リレー滑って転ばないように気を付けてねー
ちょっと待て、もう雪かよ!
>200タンは何処に住んでるんだ
200です。
北の大地の真ん中あたり在住でございます。
>200タンの所は一足早く一面の雪化粧か…
>200タン

…ご近所さん?
「駆け抜けてみるか今夜!」…orz
メガネメガネ〜なてんちょーが好きな自分としては…受け入れられないぽ
たしかに裏の顔がある、とかなんとかドリームが元々あったけどさ
「ふーっ、じゃあそろそろ今夜も駆け抜けてみましょうか・・・よいしょっと」
くらいでちょうどいい
207地区対抗運動会 :04/11/16 23:10:02
綾 「美加ーーっ、美加ーーっ!まだドルパには早いわよっ!起きなさー−ーいっ!!」ゆっさゆっさ
翔 「姉さん、餅付いてっ!餅付いてっ!」

数分後
綾   「…と言う訳で美加がドルパまで深い眠りについてしまったので急遽50mはあきらに変更。
     100mはミミちゃん、150mは勲君。二人ともお願いね。」
13ミミ 「えっ?綾さんはでないんですか?」
綾   「うふふ、ちょっとね。四郎、そこで意地けてないでチームリーダーらしく気合い入れて
     行きなさいよっ!!」
四郎  ●
    ム⌒゜
司  「すっかり黄昏れてますね…。」
綾  「もうっ。いい皆、勝っても負けてもこれがラストッ!悔いの内容に頑張るのよっ!!
    優勝したら焼肉パーティーだからねーっ!!」
全員(美加、四郎以外) 「おーっっ!!」
美加 「えっ?お肉?!」がばっっ
凌  「綾ねぇ、美加起きたよ。」
>204さん
……この広い世界のこんなピンポイントで…。
昨日、雨風強かったら本当にご近所かも。
>208さん
昨日は雷・本日は暴風雪でした…。
まさかこの町あたりにスレ住人がいらさるとは。

末永くスレ友でよろ〜です。
>200,204
白鳥 「さて、そろそろ冬仕度に入りましょうか」
白蓮 「はい。北のほうから、雪よ降れー……(手かごから雪をぱらぱらっ)」
椿 「椿も冬の花だから、お手伝いしますよっ(予備の手かごを持って付いてくる)」
デカ健 「あー、白蓮〜。そんなちょっとずつ撒いちゃダメダメ〜。
  もっと勢い良くぱーっと、景気良くさー(手かごに手を伸ばす)」
天使ズ 「ダメですーっ」
白蓮 「毎年少しずつ降らせていって、だんだん野山を白に染めるのが、
  美加様のご指示なんですからー!」
デカ健 「でもさ、今年はちょっと変えてみない?」
天使ズ 「ダメですってばー!」
デカ健 「最後まで言わせてよー。ねねね、今年はちょっと変えてみない?
  ニイガタの方には、あんまり降らせないでおこうかな、とか」
(天使ズ、びっくりして目をぱちくり)
デカ健 「ね、いいアイディアでしょ?(にっこりしながら手かごを奪取)」
白鳥 「い、いいアイディアはいいですけど、あの、>200,204のところに急に豪雪とかは、ちょっと、あの〜〜〜!」
(飛んでゆくデカ健様。慌てて追いかける天使ズ)
サポーロもあんまり降らせなくて良いよ…デカ健。
たまには沖縄にも。
>>208さん
昨日は雷で嵐の今朝から積雪…うわホントにご近所さん!
実はめっちゃ初心者なのですが、今後ともよろしくです〜。

って、デカ健さまやめてーーー! まだ車のタイヤ替えてないのーーーー!!
デカ健様、漏れは中部圏だから、ニイガタの分なら喜んで引き受けるよー。
215地区対抗運動会:04/11/17 00:01:40
キャプテン 「いよいよ最後だな。器量が小さいと思われようがかまわねえ。
        最後まで優勝狙っていくぞ!いいか!」
皆 「お〜っ!!」
キャプテン 「50mはミニっこ。二人三脚で速かったなぎさ、頼む。空を翔けるような走りを見せてくれ」
偽なぎさ 「は・・はいっ!」
キャプテン 「100mはチャイナりお。韋駄天出前持ちの異名、伊達じゃない。まかせたぞ」
チャイナりお 「かけっこ負けないよ!大丈夫!」
キャプテン 「150mは遠夜。『駆け抜けてみるか今夜!』」
遠夜 「・・・////ハズカシイ」
チャイナりお 「わーい。てんちょーにバトン渡すね!がんがる!」
キャプテン 「俺が必ずゴールテープを切る。皆、心を一つにバトンをつないでくれ!」
遠夜  「フフフ、208タンの住む土地は一面の雪景色、美しいですね…。
     まるで上質の白磁の器のようです…。年甲斐もなく、雪の上を走ってみたくなりました。
     駈け抜けてみるか今夜!!」
ツルっ ドタ!!
遠夜  「いたたたた!、こ、腰を打ちました…」
チャイナりお  「てんちょーーー!何やってるかーーーー!!!本当にドジねーー!」
キャプテンカコイイ!
てんちょー…まあがんがって駆け抜けてくれ。

純タンのママンお手製だというこまめ、このスレ的には亡き橘母の形見なんだと思うと
泣けてきたよ。
218地区対抗運動会 :04/11/17 00:14:30
--------------ハイランドテント
眠のの   「ごめんなさいね。運ぶのお願いしちゃって。」
29番    「大丈夫ですよ。」
眠ミュウ  「店長は思う存分セシルさんの応援してください。」
眠ナナ   「閉会式までには戻りますから…。」
アナイス  「28番さん、御願いしてもよろしいですか?」
28番    「かまいませんけど…でもあれ本当に持ってくるんですか?」

--------------湾岸商店街テント
遠夜    「リレーメンバーに抜擢されてしまいましたので申し訳ないでが御願いします。」
チャイナリオ   「運んでくる途中テンチョみたいに転んじゃだめねー、気をつけるよー。」
シルビー  「はいはい、応援に間に合うかどうか解らないけども負けんじゃないわよっ。」
シンディ  「なんで、私が…ブツブツ。」
遠夜    「申し訳ない、今度来た時にサービスさせて頂きますから。」
シンディ  「あら、サービスだったら今夜なんてどう?…駆け抜けてみない?クスッ」
チャイナリオ   「ムッカー! とっとと取りに行くねっ!!」
教室    「厨房のテーブルに全部出来上がったの乗っけてあるっすから。」
10番&8番 「「了解。」」
リヒト   「じゃ、めぐりん。ちょっくら取りに行ってくらぁ。」
めぐ    「はい、気をつけていってらっしゃいませ。」

-------------東京
綾     「13メグ、13キラ。ちょっとうちに荷物を取りに行くんだけど手伝ってもらっていい?」
13メグ   「はい。」
銀ミカ   「綾、荷物はこびなら男手があった方がいいでしょ?僕も手伝うよ。」
13キラ   「店長、…なんか他のテントの人達もグラウンドから出て行ってますけど
       運動会の後なにかあるんですか?」
綾      「ん?うふふ♪」
このスレ的に純の扱いってどうなったんだろうとか
半公式カポーっぽいイサジュンてどうよとか
荒夜って遠夜の夜の姿でFA?とか
色々気になるが、運動会の結末が一番気になるよ。
どのチームも悔いがないようにがんがってくれ。
公式でカポーはまずいよな。
なんの思い入れもないけど、一気に引く。
眠のの 「(運動会会場の巨大スクリーンに映し出されるドリー夢コピーを読みながら)
      私達みたいに最初から運命の恋人として手を繋いで降臨すればよかったのよ。
      ねっ、セシル?」

先にイサイサだけ単独で出してから後付でカポー設定出されたのは軽くモニョったけど
橘純って名前は好きだ。
橘綾
橘翔
橘凌
と並べても違和感がない。
「ここの」過去スレでちょっとでたけれど、
純は祖父母の元に預けられていたという設定が気に入っている。

ガイドブックによると、つかぴょんもイサイサも「四郎に妹がいたなんて!?」
と驚いているし・・・お前ら幼なじみじゃなかったよかよw
ネズミ国にいってみる?とイサイサが言って純タンが怒るのは
イサイサが自分が着ぐるみズに(ぽわ〜)したいだけなのがミエミエなんだろうね。
224あきら:04/11/17 18:31:32
橘綾
橘四郎
橘純
橘翔
橘凌
橘健
橘美加
橘あきら

……やっぱり僕は橘家の子じゃないのかも知れない。
きっと赤ちゃんの頃、イトコの延と交換されたんだーーー!・゚・(ノД`)・゚・
>224
きっと橘明かなんかのつもりだったのに、
届けに行ったお父さんがうっかりひらがなで書いたんだよ
あきら可愛いよあきら
明にしようとしていたのに、デビルマソみたいで嫌だと母が言ったに違いない。
わざと「ひらがな」にしたことに意味があると思う。うん。
229地区対抗運動会:04/11/17 20:01:30
sige 「さて、いよいよ最終競技。優勝したチームの選手全員に全国某SRで使える商品券3千円分。
    全チームの中から選ばれた最優秀選手には、既に絶版になって入手困難な超人気限定SDが贈られます!
    ・・・という前フリを覚えている良い子はどれだけいるかのー」
7番 「既に前スレ778のことなど、皆忘却の彼方かと思われますが・・・」
sige 「まあよい。商品の超人気限定SDは既に到着しておる」
 ? 「・・・・・」
14番 「(ほんとにいいのか?これでいいのか?sige様!)」

お父さんが大友のファンだった、て過去スレで出たよね。
だからクマーのぬいぐるみが鉄雄だしw
>229
今の本スレ見てると超人気限定SDって嫌なものしか思い浮かばないよ。
職人様、ふわふわ漂ってる漏れのおみたまを面白いネタで現世に戻してくだちぃ
このスレに来るとほっとするなぁ…
同じドリーム設定でも、ここの方が読み物として面白いし、夢があるし、健全だよ…。
ハイランドチーム走者
50m-ヒューイ 100m-まどか 150m-セシル 200m(チームリーダー)-ケンコ(女性)
湾岸商店街チーム走者
50m-なぎさ(白蓮) 100m-チャイナりお 150m-遠夜 200m(チームリーダー)-キャプテン
東京チーム走者
50m-美加 100m-13ミミ 150m-勲 200m(チームリーダー)-四郎

14番 「お待たせしました、地区対抗運動会最終種目 スウェーデンリレー!一体どこが
    勝利の女神の微笑みを受けるのかっ!!」
7番  「スウェーデンリレー、1位は40点、2位に20点が加算されます。」
14番 「さぁ、各チーム走者配置につきました。」

「位置について、よーいっ」 パーーンッ!!
14番 「50m走者スタートしました。トップに躍り出てたのは湾岸商店街チームなぎさ選手です。
    金色の髪をなびかせ、まるで風の様な軽やかな走りを見せます。」
美加  「なぎさちゃん、はやーい!でもっ、美加も負けないよっ。」
7番  「東京チーム美加選手も負けずになぎさ選手に食らい付いていきます。3番手はハイランド
    ヒューイ選手、50mでは黒一点。頑張ってほしいですね〜。」
ヒューイ  (女の子相手だから大丈夫と思っていたけど…甘かった…。ゼィゼイ)
アンカー地点
四郎  ●
    ム⌒゜
キャプテン (このままにしても構わないんだけど、それはそれで勝負としてつまらんしな〜。)
    「…おい、四郎。いつまで黄昏てるんだ?たかが東京チームのハンディと言われたくらいで」
四郎  「ほっといてくれ、どうせ俺はスポーツ万能じゃねぇよ。このリレーだってどうせ最後
     俺がお前らに抜かされて終るんだろうし・・・。」
キャプテン 「(イラッ) お前なぁ!」
ケン子 「結果が全てではない。勝った時に何を得るか、負けた時に何に気付くか…。」ぽそり

白鳥  「…諦めてしまったら何も得ないし、何も気付かない。」
椿   「なんですか、それは?」
白鳥  「先程の健様のお言葉、よくよく聞いたらどうも誰かの受け売りだったみたいですね。」
椿   「なーんだ、そうなんですかぁ。でも、誰の言葉なんですか?」

キャプテン 「なんだ、いきなり?」
四郎  「! おいっ、その言葉どこで?!」
ケン子 「さーねー(・∀・)」

白鳥  「『別次元の俺の親父っ』と嬉しそうに言っていましたよ。」
14番 「なぎさ選手、チャイナりお選手に、美加選手、13ミミ選手にそれぞれバトンタッチ!
      一歩遅れてヒューイ選手まどか選手にバトンを渡します!」
7番 「第2区間は花の100m。各チーム健脚の女子選手を繰り出してきました。
    実に華やかです!」
まどかパピィ 「マドカー!!」
14番 「実況7番のマイクが父君に強奪されてしまいました!」
まどかパピィ 「マドカー!!」(まどかが、前を行く2人にぐんぐん追いついていく!)
まどかパピィ 「マドカー!!マドカー!!」(3人ほぼ一線に並んだ!)
まどかパピィ 「マドカー!!マドカー!!マドカー!!」(いよいよバトンパス!ああっ、まどか、まどか〜!!)
14番 「何のことだかさっぱりわかりません!ご説明いたしましょう!
     3人ほぼ同時にバトンパスの瞬間!」
チャイナりお 「てんちょー!」
遠夜 「は、はい!(ぽろっ)あーバトンバトン!」
14番 「3レーンある中央を走っていた湾岸チーム、こぼれたバトンは右のハイランドレーンへ!」
まどか 「きゃっ」
セシル 「うそっ!」
14番 「ちょうどこちらも受け渡し中だったハイランドを巻き込んでしまった!
     幸い選手たちに怪我はないようです!
     左の東京チームは13ミミ選手から南条選手にスムーズにバトンが渡りました!」
>232
禿同、ほっとするよーここ
職人様方、がんがって駆け抜けてくだちい
14番 「独走する勲選手!問題はこの貯金を四郎選手がどこまで守れるか、ですが」
アナイス 「四郎はきっとがんばるわ。応援合戦も、騎馬戦もずっとがんばっていたもの。
       今回は同じチームじゃなかったけれど見ていたわ」
7番 「(マイク奪取)コメンテーターのアナイス選手です!四郎選手聞きましたか?
    ついでにアナイス選手最後になってTシャツゲット!
    ここまで手に入れた方、もれなくお揃いです」
眠のの 「(私もTシャツもらいに来たわ)セシル!あなたは逆境に弱いから動揺しているだろうけど、
      まだうちにはケンコちゃんがいるのよ! 安心して戦いなさい!」
チャイナりお 「てんちょー、ドジはいつものこと!気にしない!キャプテンに任せるねー!」

四郎 「ズットミテタ・・・ アナイスガミテタ・・・ よっしゃあ〜!!」
みんな仲良くて、ほっとして涙が出そう。
がんばれー 駆け抜けて今夜ー!
14番「勲選手からチームリーダー四郎選手にバトンが渡ったーーっ!」

勲  「四郎、後は任せた。」(´ー`)ノ
四郎 「おっし、任せろーーーっ!!(アナイスガミテル、アナイスガミテル)」

7番 「四郎選手、アナイス選手のコメントのおかげか分かり易く気合が増しております!
   このまま1位を守り通せるでしょうか?」
13ミミ 「ホント、単純なんだから・・・。」
司  「まぁ、あれがあいつの愛すべきところだよな・・・。」

14番 「東京からかなり遅れてハイランド、湾岸商店街チームも今、バトンタッチ!」
遠夜 「すみません、バトンを落としてしまって。」
キャプテン 「気にすんな。これくらいハンデにもなりゃしねぇよ!」
セシル 「ケンコさん、後はお願いします(四郎ばかりおいしいところはもってかせない!)」
ケンコ 「真打登場!!マカセテッ(・∀・)」
ああ…心のオアシススレだ・゚つД`)゚・
みんなガンガレー!
みんな、応援してるゾー!!
ガンバレー!
14番 「長かった運動会の最後を締めくくるスウェーデンリレー、ついに各チーム最終コースに入った!
    先行するのは東京チームの四郎選手、それを追う湾岸チームのキャプテン選手と
    ハイランドチームのケンコ選手!
    四郎選手はアナイス選手の言葉で精神的ドーピングを施されたようだが
    声援に背中を押されているのはキャプテン選手とケンコ選手も同じ!」

教室 「(海賊旗を振り回しながら)うおおおおおおおおキャプテン、がんがるっすー!」
巫女のの 「キャプテン様ー!!」
ミシェル 「ケンコさん、美しいです!」
めぐ 「ミシェルさん、どっちの応援をしているんですの」
ユニ 「ケンコたんがんがってー!ヒュイたんの穴を埋めるでつよー」
ヒューイ 「ボクの穴はレディ・まどかが埋めてくれたよベイベ…ーorz」
翔  「四郎兄、今こそ長男らしい所を見せてよ!」
13ミミ 「がんばって四郎!」

14番 「四郎選手とキャプテン選手、ケンコ選手の距離がどんどん縮まる!追いつかれた!?
    いや、だが四郎選手、並ばれはしたが必死で食い下がって抜かされてはいない!」
7番 「三人の選手、ほぼ横並びとなってゴールテープを切った!
    果たして栄光の1位ゴールインを果たしたのはどの選手だったのか!?」


最後なので公平を期するためにランダムレースとさせてくだちぃ。
次の書き込みの末尾一桁が今回のレースの勝利チームです。

1・2・3 「ハイランドチームの切り札がやってくれた!神に最も近い女ケンコ選手、男子選手を振り切って1着ゴール!」
4・5・6 「湾岸商店街チームの押しも押されもせぬ大将、騎馬戦の無念を晴らすべく今1着の座をもぎ獲った!」
7・8・9 「愛の力は強かった!ハンデと呼ばれた橘家の長男、戦友(とも)の貯金を守り抜いて堂々の1着です!」
0 次の書き込みに持ち越し
みんなお疲れさまーー!
全チーム優勝にしてあげたいよ。
1位はデカ健様のようだね、神の運か実力か。
職人様たち、GJでした!
ここは他スレの騒ぎ忘れられて良いなぁ。
245クリス:04/11/18 12:58:22

   /⌒ヽ,,
 <⌒ の )∧∧
   ̄ノ  /(゚Д゚,,)
   ノ  く,, ⊂ )
  (,,,   ⌒し,,/<
   \,      =<
     \    ,,,<
     //⌒\\        (´⌒(´⌒;;
    /    / 〉  ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
なんか急にデカ健さまがほしくなってきた。
スウェーデンリレー1位はハイランド、2位は東京か。
点数を総合すると

ハイランドチーム:205+40=245点
湾岸商店街チーム:205点
東京チーム:215+20=235点

あ、ハイランドチーム奇跡の逆転優勝してるよ!
運動会にひとくぎりがついた今なら言える!
綾タンおたんじょーびおめでとーーーーー!!!!!
貧乏なウチだけど、来てくれてありがとーーーーーーーーーー!!!!
今朝見た夢に、ピンクの衣装をまとったデカ健様が降臨された。
『ピンポロパーン』という、マンガのような手書き擬音と共に。いや、マジで。
ハイランドチーム優勝の正夢だったのだろうか。おめでとう!
コンナユメミチャッタジブンガコワイヨ
クリスは旅に出たのか?
251地区対抗運動会:04/11/18 20:58:52
電光掲示板に映った最終得点を、呆然ととして眺めるハイランドチーム。
眠のの 「うそ・・・」
ルカ 「ちょっとまてよ、おい」
セシル 「これって、もしかしなくても」
サシャ 「優、勝・・・」
一瞬後歓喜に包まれるチーム。
黒ナー 「やったでつー!!」
D 「まいったね、本当に奇跡だよ・・・」
V 「あら、なんとかなっちゃった」
まどか 「素晴らしいですわ!」
パピイ 「マドカー!」
エルシー 「すごおい、優勝なのね!」
ヒューイ 「麗しのレディたちのおかげさ」
29番 「フッ(ニヤリ)」
28番 「おめ、もうちょっと喜べよ」
カイ 「サシャー!」
ユニ 「兄たん、他に言うことはないのでつか」
クリス 「zzz」
白鳥 「さすがは健・・・ケンコ様、あれ?どこにいったの?」
アナイス 「叔父様、病院にまでこの声は届きますか?本当に優勝しましたよ!」
252地区対抗運動会:04/11/19 00:22:26
無念の表情を浮かべたまま湾岸商店街チームテントに戻ってくるキャプテン。
唇を噛み締め、悔しさを隠そうともしない。

キャプテン 「俺の力が足りなかったばかりに…皆、すまない」
それだけ言うとテンションゴムが切れたかのように力なくパイプ椅子に座り込む。
教室 「キャプテンのせいじゃないっすよ」
遠夜 「誰のせいと言うなら途中でバトンを落としてしまった私のせいです」
チャイナりお 「違うよー、てんちょーにバトンを渡せなかった私のせいよー」
めぐ 「いいえ、私が応援合戦の時にダンスを中断させていなければあれで点が入って」
巫女のの 「それなら私が騎馬戦の時に守るに値しない鉢巻をお渡ししてしまったせいで」
教室 「いや、俺が徒競走の時に逆切れして暴れちまったせいっす」

敗戦の責任を巡って一同総俺漏れも状態になっている中、
運動会の打ち上げパーティー用の食糧を持ってシルビー達が戻ってくる。

シルビー 「どうなったの?やっぱり優勝?……じゃないみたいね」
リヒト 「まるで通夜みてぇな雰囲気だな」
シンディ 「何、皆して自分が悪い大会になってるわけ?馬鹿馬鹿しい。
      私は総合点数がどうあれ参加した事に意義があると思っているから後悔は無いわ」
シルビー 「あんたにしては珍しいわね」
シンディ 「だって、優勝するだけなら簡単な話だわ。あなたが言ってたんじゃない。
      運動能力の低い人を出さなければいいんだって。
      でも、優勝する事だけ考えて運動不得意なSDをどんどん追い出して作ったチームでやる
      地区対抗運動会なんて住人達は読んでて楽しいと思う?
      今までネタ出ししてきた職人達は、最後の最後に運で負けたからって
      揃って欝になってるあなた達を見てどう感じると思う?
      足掛け2ヶ月運動会ネタを読んで書いて楽しんでくれてた全ての住人のために、
      きちんと顔をあげて胸を張りなさい!」
253地区対抗運動会 1/3:04/11/19 02:04:34
キャプテン 「・・・お前らに説教されるとはな。やめたやめた!
        何を恥じることもない。精一杯力を出し尽くして負けたんだ。
        頭下げる必要なんてどこにもねえ!
        俺たちは俺たちの戦いをやりぬいた。笑って閉会式にでるぞ!」
偽なぎさ 「そうです!みんながんばったじゃないですか! 
       力を合わせて戦ったり、応援したり、笑ったり、泣いたり・・・
       皆さんに言わせてください、『お疲れ様』ですって。それから『ありがとう』を・・・」
なぎさの目から一粒二粒涙が落ちる。なぎさの姿がぼやける。
ミシェル 「・・・なぎさちゃん?」
偽なぎさ 「皆さん、嘘をついててごめんなさい。私、『なぎさ』という子の姿を借りてたんです。
       本当の名前を『白蓮』といいます」
真の名前を告げた瞬間に、白蓮は元の姿を取り戻す。
254地区対抗運動会 2/3:04/11/19 02:07:59
やば、と思った迎えに来ていた健様と天界の美加様がとっさの判断で夕日の照度をあげ、
まぶしくてシルエットがおぼろに見えるくらいになる。
ミシェル 「泣かないで下さい。なぎさ・・・白蓮ちゃん。理由があって言えなかったんですよね。
       私たちのところに来てくれてありがとう。
そして、本当のお名前を教えてくれてありがとう。とてもいい名前です」
小さななぎさにするように、大きくなった白蓮の頭をなでる。
サクラ 「白蓮ちゃん!また遊びに来るよね。サクラと遊んでくれるよね!」
白蓮 「皆さんに姿は見えないかもしれませんが、ずっとずっと見守っています。いつも応援して、幸せを祈っています。
     たぶん、もうすぐ本当のなぎさちゃんにも会えると思います。仲良く・・・・してくれますね。皆さんならきっと」
めぐ 「白蓮ちゃんも元気でね。あなたが来てくれて楽しかったですよ。いつでも遠慮せずにまたいらっしゃい」
リヒト 「そうだぜ!『天すみ』はお前の家なんだからな!」
闇ミカ(ショからかえってきた) 「え〜もう行っちゃうの?」
ゴスサラ(同じく) 「またいつでも来なさいね」
泣き笑いで白蓮は翼を広げる。
白蓮 「ありがとう、皆さん。ありがとう・・・」
白蓮が去ると共に、夕日のまぶしさはなりをひそめ普通の夕焼けになる。

夕闇の中リヒトがつぶやく。
リヒト 「・・・打ち上げくらい出てから行けば良いのに。もう行っちまいやがった。
     本当に天使みたいな子だったなあ・・・」

その後、「天すみ」は本物の「天使のすみか」として、ますます繁盛をとげたそうな・・・
255閉会式:04/11/19 02:18:48
sige 「優勝はハイランドチーム! そして最優秀選手はリーダーのケンコじゃ!
    さあ超人気入手困難限定SDを受け取るがよい!!」
巨大なSDを運んでくる7番と14番
デカ健 「え、俺?(じゃなくて、)私?(・∀・;」
四郎 「おい、あれって…」
司  「あれだろ、やっぱ。お約束の。」
sige  「さあ、等身大SDsige60!! 体の悪いところと同じ部分を触ると病気が治るという
    とげ抜き地蔵尊機能付きじゃ!他にも家内安全商売繁盛良縁祈願合格祈願など
   さまざまなご利益があるぞ!!」
14番  (sige様、最近の事情を考えるとシャレにならなくてやばいです…orz)
翔   (とげ抜き地蔵機能…巣鴨に持ってったら受けるかな…)
ケンコ  「てゆーか、正直、いらないし。美加ぁ、どうしようコレ(・∀・;」
256地区対抗運動会 3/3:04/11/19 02:23:55
迎えに来た美加様と共に天界に戻る白蓮。
白蓮 「美加様!ごめんなさい!本当の名前を言って正体をばらしてしまいました!
     いたいいたいのおしおきですよね!」
女神美加 「あなたが良いと思って選んだことです。私はそれを認めましょう。
        良い勉強をさせてもらいましたね、白蓮」
白蓮 「美加様。お勤めのことですけれど。お願いがあります!
     私、守護天使になりたいんです!」
女神美加 「守護天使・・・白蓮、あなたも知っているでしょうが守護天使はたいへんですよ。
        いつも守る人に対応したポケベルならぬポケ鈴を持参し、
        それが鳴ろうものなら24時間対応で駆けつけなければなりません」
白蓮 「わかっています!でも・・・・あの方たちとつながっていたい。
     姿は見えなくても、同じことで笑ったり泣いたりしたいんです」
女神美加 「天すみのリヒトさん、めぐさん、ミシェルさん、闇ミカさん、ゴスサラさん、
        そしてサクラちゃんと名を貸してくれたなぎさちゃん・・・」
女神が名を呼ぶと、手のひらに7つの鈴が生まれる。
それをサクラにもらった空色のリボンで白蓮の手に結わえる。
女神美加 「天すみの人々は、そろってトラブル体質ですから、鈴は鳴りっぱなしですよ。
       がんばりなさい。それと、お兄様がちょっかいをだしたときのミシェルさんの直接窓口は
       あなたになります」
白蓮 「・・・え」

遠い町で
なぎさ 「天使様の夢を見たの!これからずっと守るからねって!」
なぎさ母 「よかったわねえ。引っ越す先でもお友達たくさんできるといいわねえ」
257女神美加:04/11/19 02:25:54
こっそり捨ててきなさい!
運動会楽しかったー!職人様お疲れ様です。
ハイランドが最後に奇跡の逆転をとげたのにはドラマっぽさを感じたよ。
駆け抜けるもスタートでつまずくドジっ子な遠夜がたまらん。
259地区対抗運動会:04/11/19 11:02:43
閉会式。
sigeのドリームトークが繰り広げられる中、会場内には有志一同によって用意された
ごちそうの数々が並べられる。
13ミミ 「この匂いはスイートドリームのケーキ…
     しかも、お昼休みに食べ損ねた新作の試作品だわ!」
四郎 「お前って本当に鼻がきくよな…」
そこにお菓子(らしきもの)の乗った小皿を2枚持ってやってくるアナイス。
アナイス 「二人共お疲れ様。よかったらこれもどうぞ」
13ミミ 「お疲れアナイスちゃん。…何。これ」
アナイス 「競技が終わって疲れている皆さんに召し上がってもらおうと思って作ってみたの。
      モンブランよ。頑張って5ホール作ったから、おかわりは沢山あるわ」
13ミミ 「アナイスちゃん、この栗のソース…ちょっと変わった見た目だけど、アナイスちゃん考案のレシピなの?」
アナイス 「ええ。マヨネーズを混ぜてみたの。お口に合うといいんだけど…」

運動会の名場面珍場面を激写しまくっていた9番、現像した写真を該当選手に配って回っている。
9番 「あ、リヒトさん」
リヒト 「9番じゃねえか。蕎麦食ってくか?」
9番 「いただきます。っと、その前にこれ、リヒトさんの写真。どうっすか?男前に写ってるでしょ?」
リヒト 「ああ、すまねえな。もう現像したのか。仕事が早ぇな」
9番 「あとこれ、応援合戦の時のめぐさんのポロリ写真なんすけどこっちは破棄した方がいいっすよね?」
リヒト 「…マテ。…とりあえずネガは破棄しろ。
     めぐりんのあられもない姿を無制限に焼き増しされるわけにゃぁいかねぇからな。
     現像した写真は…もったいないから一応念のために俺が預かっておこう」
9番 「どんな念っすか」
職人様、お疲れさまでした。楽しませていただきました!

…で。アナイスって、単に料理が下手なのか、究極の味オンチなのか
どっちなんだろうと最近気になりました。
運動会乙〜。

そろそろ読み切り短編が読みたいです。
短いのを、ショートショートのようにさくさくとお願いしたいです。
新スタンダードに新たなSDもでてきたことですし。
栗のソースにマヨネーズってやり方によっては普通に美味そうな感じがする…
スイートポテトにマヨネーズを隠し味に入れたりすることあるよね?
でも多分、アナイスのはマヨネーズが隠れていないね。
むしろ栗が隠し味になっているんだ・・・
「マヨネーズも元は卵と油だからケーキにも合うかも」と思ったのか。
アナイスさん!その他にお酢も入ってますから!
>260
最初はただの料理下手だと思ってた…
けど最近は料理が上達するとともに味音痴が露呈してきた感じがするw
自分の解釈で妙なアレンジを加えてしまうあたり、
内心は自分の腕前に自信があるのかも知れない…
アナイス…恐ろしい子!
ドルパのオークションモデル闇ミカだね。
あのドレス自分で縫ったのかなあ・・・
光の魔術師ちゃんの分も。
新キャラ…
てんちょーの裏の顔が「洪水のような仕事をこなすらつ腕」で、
荒夜はてんちょーの生き別れ(何故別れたのかは謎)の兄弟か何かで、
怪盗で今夜駆け抜けちゃったり寄り道しちゃったり
想像力の限界超えちゃったよ……_| ̄|○ カケヌケテクル・・・
漏れの中の荒夜像、もう「夜毎窃盗と夜這いを繰り返すSD史上最大の悪党」
で固まっちゃってるよ…orz
誰か荒夜のイメージうぷネタを落としてくだちぃ。

>269
らつ腕ビジネスマンのてんちょーは「〜the movie」版の
総合貿易公司<TOHYA>の御曹司だと思えばどうにか。
眼鏡を取ってグラサンをかけると

遠夜 → 荒夜

にヘンシーンするんだよ!きっと。
「僕」と「私」なんだよ、多分。
しっぽ付きのヅラもかぶるのね。
お店でおせんべも売らないと。ざらめ大好き。
>271
ミニっこ男子達+つかぴょんが大喜びしそうだな。
>「僕」と「私」
西新宿のせんべい屋さんだね。懐かしいなぁ今でも好きだ。
275271:04/11/19 23:50:23
解ってくれる方がいて嬉しいです。
スレ違いなのにスイマセン
元ネタ(秋せつら?)はともかく

遠夜 → 荒夜

なら「私」→「俺」に人格変わったりはするかもね。
昼はのんきな中国喫茶のマスター。
夜はSD界を騒がせる怪盗。
チャイナりおは両方ともアシスタントしているのかな?
なんかキャッツアイ思い出したよw
今までのネタからするとチャイナりおは荒夜の事は知らなそうだ。
遠夜自身も変身中の記憶は無いのかも。
わかった!!
女の子とあんまり話した事も無いのに
「ジュンたんには」イサイサが優しいのは…

ジュンたんにじゃなくて、こまめ(ネコのぬいぐるみ)と話してるんだな、イサイサ。

そしてジュンたんも、ぬいぐるみとお話できちゃったりする不思議ちゃんなのか…
カップルって言うより、ぬいぐるみとお話できる不思議ちゃん世界を共有する仲間っぽい・・・
二人で野良猫を追いかけたり?
漏れもイサイサが狙ってるのは純じゃなくてむしろ「こまめ」だろうと思ったよ。
でも純自身はイサイサが好きで「こまめ」に焼き餅やいちゃったりするといいな。
純たん登場話щ(゚Д゚щ)カモォォォン
まだ職人さんの中でも口調とかのイメージ固まりきってないだろうし、
現物お目にかかるまでネタ投下は自粛しよう、みたいな流れになったことも
前にあったし(教室Bネタとか)直接キャラとして会話するんでなく
橘家の面々が「純が帰ってくるんだって!?」と騒いでるような、
前フリ程度のとこでひとまず止めておきませんか?

漏れは何気にスルーされてるよりリンクくんの話キボン…神父リンク様は
タブーになってもたんでしょうか?個人的には気に入ってたんだけど。
まあ、自分は職人さんの頭に小話の神様が降りてくるのをマタリまつよ。
でも、降りてきたネタはせっかくだから新鮮なうちに頂きたいとも思うよ。

なので、いそがずあせらず、そして遠慮せずヨロシクおねがいしますだ。

>281 ぬいぐるみのネコをはさんだ三角関係…(w
>281
その設定が一番しっくりきた・・・w
ネタ作りガンガルぞおおー!
設定って、ある日突然決まったりするよな。

カイとか。
      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′  ̄ ̄( ゚Д゚)<  ・・・俺オスなんだが三角関係ってどーよ??
  UU ̄ ̄ U U  \_____________

>283
神父様リンク、漏れもいいと思ったよ。
もうクリスマスの準備シーズンだし、教会で何かイベント起こしたい。
クリスマス… ヤドリギの下なんて定番だよねー♪
13のの 「もうすぐ結婚記念日ね」
ニコ 「(´∀`)」
リヒト 「年末に向けて仕込みのスケジュールを立てないとな」
めぐ 「大晦日の出前の短期バイト君を募集しなきゃ!」
ミシェル 「クリスマスの街であの人に会えるだろうか・・・」
ミカ 「ガガガガガガ・・・(ひたすらミシン)」
ゴスサラ 「がさがさがさ・・・(ひたすら袋詰め)」
キャプテン 「今年もクリスマスはハイランドに停泊してパーティするか」
カイ 「なんと言ってサシャをデートに誘おう・・・(´・ω・`) 」
ユニ 「ツリーの電飾磨くでつ!(`・ω・´) 」

綾 「チビたちのクリスマスプレゼントを用意しなきゃ」
四郎 「1にバイト2にバイト。3,4が無くて5にバイト!」
翔 「またディナーショウかな・・・」
健 「プレゼント何かな(・∀・)ワクワク」
美加 「何かな(・∀・)ワクワク」
あきら 「サンタさんへ。僕の名前に漢字を下さい」
凌 「サンタさんへ。僕に存在感を下さい」
>神父リンク
 タブーって考えると教室Bみたいに出しにくいキャラになってしまう気がするから
職人さんがこの設定を気に入ってネタを考えたなら投下OKでもいいんじゃないかなぁ
と自分は思うんだけど。

 ところで遠夜が荒夜になる場合は変身ヒーローの様にいきなり髪が伸びたり色が白くなって
変わるのかそれともお着替えをして白粉してみたいに変わるのか気になる。
個人的には魔女っ子みたく変身してほしいですよ。
呪文は、駆け抜けてみるか今夜!
293:04/11/20 01:46:24
>>290
俺のコミケも入れといてください
>293
まだ卒業出来なかったんかい!w
という漏れも受かったので行くが(ニガワラ

荒夜って扱いにくそうなキャラだなぁと思た
叔父様の裏の顔みたいな生臭い職業はちょといやんだな
遠夜の夜の顔が探偵荒夜とかだったら面白そうだw
 「怪盗って言ってもいいぜ俺のこと。だけどホントはまだまだ駆け出しさ」

この台詞何処かで使って欲しいな。
でもどんなネタの何処にねじ込めと言うんだこんなの…
>295
ハイ黒だったら溶け込みやすそうなキャラだったのにねw

まぁ、自然発生的に出て来るのも面白いんではないかと。
297寄り道怪盗荒夜1/2:04/11/20 03:09:44
遠夜 「あふ…」
チャイナりお 「てんちょーどーしたのね?」
遠夜 「いえ…ちょっと寝不足で…」
チャイナりお 「てんちょーちゃんと寝ないとだめねー。あ!」
遠夜 「どうしましたりおさん」
チャイナりお 「またこの人の記事が載ってるね。今世間を騒がせている怪盗荒夜現る!!」
遠夜 「……」

カランカラーン

チャイナりお 「いらっしゃいなのね」

13ナナ 「こんにちは、桃饅頭セットを4つ」
チャイナりお 「まいどーなのねー」
13めぐ 「ね、ところで」
13キラ 「謎の怪盗荒夜のことでしょ?」
13サラ 「怪盗って言ってもどうやら慈善事業らしいわよ」
13キラ 「どういうこと?」
13サラ 「悪徳業者が騙して買い占めた茶畑の権利や盗まれた茶器をもとの場所に返すとか」
13ナナ 「とにかく誰かを助けるために動いてるらしいのよね」
13キラ 「なんだかちょっと古いマンガみたいね」
13めぐ 「でも荒夜って美形だって聞くわ。月明かりに照らされた肌は雪のように白く夜風に髪をなびかせて…」
13ナナ 「小顔にロング足のシルエットが夜空に浮かんで…」
13サラ 「夜中に高価な茶器で美味しいお茶を飲んでいると荒夜が寄り道しにくるって噂もあるわよ」
298寄り道怪盗荒夜2/2:04/11/20 03:10:49
13キラ 「じゃああたし試してみようかな。店長さーんおすすめのお茶ある??」
遠夜 「……」
13キラ 「店長さん?」
遠夜 「あ、いやすみません、ぼーっとしてしまって」
チャイナりお 「もうてんちょーってば、ちゃんと寝ないからそうなるね!」
遠夜 「はは、すみません。…………。」


おおー!!そう来たか!
職人さんGJ!!
元がテンチョなだけに、たまに盗んだ茶器割らないか心配だw
チャイナりお 「そーいえばてんちょー、この前香港から仕入れた古い鏡、どうしたか?」
遠夜  「あれですか、あれはちょっと売り物にするには傷が酷いので、私が自分の部屋で使うことにしました。」
チャイナりお 「傷ならサシャの塔のユニちゃんに頼めば治るという噂よ。」
遠夜  「それも考えたのですが… 実は私があの鏡を気に入ってしまったのですよ。」
チャイナりお 「またいつもの悪いクセねー 気にいったものは売らない、だからいつもこの店ビンボーね。」
遠夜  「ははは、それを言われると返す言葉がありませんね。
     りおさんのお給料は確保してますから大丈夫ですよ。
     あの鏡を見てると、なんだか、自分の中のもう一人の自分の姿が見えるような
     不思議な気持ちになるんです。骨董は奥が深いですね。」
チャイナりお  「てんちょーはロマンチストねー。
         でもロマンチックなことばかり考えてるとまたドジするよー。」


301闇ミカ:04/11/20 11:00:38
僕がその鏡を見たら光の魔術師になれるのかな
>301
豚切りスマソ
自分がアナたんになって叔父様と踊る夢を見たよ(・∀・)
もうこのまま叔父様とゴールインして欲しいw
303302:04/11/20 12:17:12
↑うわー間違いスマソ!
「>301」は無視してくだちいorz
新しい奴らは設定がいいなぁ
      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′  ̄ ̄( ゚Д゚)<  ・・・おいらの事?てれるな>304
  UU ̄ ̄ U U  \_____________
306クリスマス前小ネタ 1/2:04/11/20 18:36:48
手芸店毛糸コーナー、キャッキャッと毛糸を選ぶアナイス、まどか、眠のの、13ミミ。

アナイス 「あら、このお色ステキですわね。」
眠のの  「渋いけど良い色じゃない。ところで皆は何を作るの?」
アナイス 「叔父様に書斎用の膝掛けを作ろうと思って。このベージュとモスグリーンの毛糸で
      柄を作ってみようかしら。」
まどか  「私は、同じ色でお父様にベストを作って差し上げようかしら。」
13ミミ  「いいな〜アナイスちゃんとまどかさんは編み物も得意で。私はマフラーと
      指無しだけど手袋を。…年末年始と配達忙しいって言ってたから。」
眠のの  「私は毎年有名ブランドのセーターをあげていたけど、自分で作ってみるのも
      面白そうね。アナイス、教えてもらってもいい?」
アナイス 「えぇ、私で良ければ。きっとセシルも喜ぶとおもいますわ。」

教室   「あれ、こんにちはっす。皆さんお揃いで。」
両手に毛糸の紙袋を抱えた教室が声をかけてくる
アナイス 「あら、教室さんごきげんよう。」
13ミミ  「こんにちは。なんか凄い毛糸の量ですね。なにか作るんですか?」
教室   「船の皆にセーターを編もうと思って、海の上は寒いっスからね。それとシルビーさんに
      ちょっと頼まれ物もあって。」
13ミミ  「シルビーちゃんからの頼まれもの?」
教室   「ハッ!! いっいや、まぁちょっと…(危うく寝ルカ先生へのセーターとか口を滑らしそう
     になったっす。シルビーさん、自分が作った事にしたいからばれたら折檻されるっす…。
      (((((((((; ゚Д゚)))))))ガクガクドルドル))」
307クリスマス前小ネタ 2/2:04/11/20 18:38:00
寝ルカ  「あれ、13ミミさん達だ。それに教室さんも オーイ…モガモガ」
慌てて寝ルカの口を塞ぐ27番
寝ルカ  「なんでいきなり人の口塞ぐんですか、先輩っ!」
27番   「ばか、お前彼女(教室)の荷物良く見ろよ。大量に毛糸買ってるだろ。」
寝ルカ  「彼女じゃありませんってば!!ったく。買ってますけど、それがどうしたんですか?」
27番  「お前、彼女から手作りセーターをもらうとか話聞いてるか?」
寝ルカ  「だから彼女じゃないって言ってるじゃないですか〜。そういうおぞましい話は聞いて
      ないし、してもいません。」
27番   「だろ?そうすると彼女はお前に内緒でセーターを編んであげて驚かそうと思っている
      んだよ。それなのにここでお前が彼女に声をかけたら折角内緒にしていたのがオジャンだ
      それじゃ可哀想だろう。お前も少しは女心理解してやれよ。」
寝ルカ  「先輩、女心の前に僕の今の気持ち理解して貰えますか…(⊃ωT`)」
教室さん……ニットの貴公子並に、手元も見ず編み図も見ずに
ざくざくさくさくと複雑な模様を編み出していきそう。
しかも、お揃いだけど全員ちょっとずつ違ったりするんだ…。
すごいなあ、教室君。
きっとたくさんの知識があの大きなあt(ry
>>307
「おぞましい話」にワロタ。
27番先生、まだ気付いてないのか…
>>307
なるほど!
シルビーが教室さんに編んでもらったセーターを、
「自分が編んだ!着て!着て!」と寝ルカ先生に渡す。
そのセーターを寝ルカ先生が(断りきれずに;)着てー、
更に、それを見て27番がまた喜ぶ(笑)と・・・・
つまり結局誤解は解けないということだね。
27番、本当に分かってないのか?
分かってて寝ルカ先生をからかってないかっ!?
まだゴツイめの彼女だと思ってるんだな…
マニアックな趣味だなーと寝ルカの事を誤解してる27番先生萌えw
27番先生、分かってやってて面白がってるとしたら、かなりの腹黒w
そんな先生も大好きです。
ここはやっぱり和んでいいなぁ。はー・・・。
腹黒にイピョーウ。
北欧だかどっかの海の男は編み物上手なんだよね確か。
漁師網を編む技術の応用とか、長い航海の間の暇つぶしとかで。
フィッシャーマンズセーターとかってなかったっけ。
ウロオボエだけど、そんなの思い出して感心しますた。
職人さん、上手いなあ。

じゃあ実はキャプテンもああ見えて編物上手かったりするのかな。
>317
たしか北欧のバイキングの事だったと思うよ
北の海は寒いので暖かいセーターでしのぐそうな。
家ごとか船ごとか忘れたけど、オリジナルの柄編みをして
家紋みたいな役割もあったみたい。
でもどっちかというとセーターを編むのは
陸で待ってる女性の方だったような…?
頑張れシルビー。
海で死んで顔の区別とか分からなくなっても
編んでいる服の柄で、どこの家の男か分かるためでもあったらしい。
ハイクロ読んでても思ったけど、このスレの住人って博識な人や文章上手い人が多いね。
実は世界史ヲタやドジンでSS書いてる人も多い?
>317
(゚∀゚)⊃∩ヘェ〜ヘェ〜
自分、306ですけどお恥ずかしいことに知りませんでした。
教室君なら手先器用だし船の皆分セーターくらい作るんだろうなと
いうただの思いつきネタです。

>オリジナルの柄編みで家紋
んじゃ、キャプテンのはやっぱりデカ頭ドクr ターンッ( ゚д゚)・∵
「かあさんありがとう。みかは今とっても幸せです」
美加母って公式設定でも他界してるのか?
教室くん、クリスマスケーキも焼きそうだね。豪華なやつ。
で、お正月にはすごいお節も作るんだろうね。
はー・・・・・・私は女だけど、嫁に来て下さい。
325一発ネタです:04/11/21 21:10:39
「生き別れになった皆様に一目逢いたくて、はるばる遠路よりやってまいりました。
綾お姉様、四郎お兄様、妹の純でございます!!」
ってなセリフが浮かんじゃいました。
超マイナーなアニメのセリフだから元ネタわかんないよな・・・。
>325
元ネタわからんが、言葉使いは庶民派きぼんー
番号ヘッドで料理上手がいたよね。
普段はクールなのに得意な物に関しては饒舌になる・・・
誰だっけ?お節作って欲すいw
>>327
14番だとオモー
>325
ゴメン、浜村じゅんが頭に浮かんで消えないよ…。
一気に浜村じゅんに動きそうな予感。
>325
「さぁ、歌ってもらいましょう!」とか続きそうな喋り方だな
浜村じゅんか…今までにないキャラだな。
333327:04/11/21 23:01:17
>328
dクス!14番カコーイイ!
スマソ、浜村じゅんて誰だかわからん。
一発ネタならいいんだけど純のキャラ作りのモデルにはしてほしくないかも。
335325:04/11/21 23:25:58
元ネタは御先祖様に一目逢いたくて未来からやってきた曾孫を名乗る美少女に
家庭をひっかき回されるというどうやって企画を通したのか今となっては
謎なアニメに出てくるセリフなんだ。
純の雰囲気にはかなり合わないよね、ごめん。
本当に一発ネタのつもりなんで流してください。
とりあえずぐぐれ。
してほしくないならお前が作れ。
ヌッタ切りスマソ。
ワンオフスレ読んで、札幌に飛びたくなったよ…。
天住2F 某のHPを見ている闇ミカ、ミシェル、黒ナ−
闇ミカ  「なんだこりゃ?!」
ミシェル 「今回$波のオークションモデルですね。」
闇ミカ  「いや、そう言う事を言ってるんじゃなくて。なんで僕と女子ボディの僕なの?こんなの
      ゴスサラに見られたら。」
黒ナーシャ  「前々回の$波もすっごく怒っていたでつからね。これを見たら・・・。」
闇ミカ  「・・・ゴクッ。いい?黒ナ−、ミシェル、当日はゴスサラを見張ってデラスペースから
     一歩たりとも出れないようにしておいてよ。それとこのオークションの事はゴスサラには内緒っ!」
ミシェル 「でも私達がどんなに隠してもこのインターネット時代・・・。」
スパンッ!!とすごい勢いでふすまを開けて入ってくるゴスサラ。
ミシェル 「そう簡単に隠せるわけがないんじゃないでしょうか?」
ゴスサラ 「や〜み〜ミ〜カ〜。」
ミシェル 「ね。」
闇ミカ  「ね。ってそんな冷静に言われても・・・。」
ゴスサラ 「今眠のの家で見せてもらったけど、なによあれっ?オークションモデルだけなら
     まだしも女の子にまでなってるなんてっっ!そんなに私とペアで出るのいやだったの?
     女の子ボディつける程いやだったの?!」
闇ミカ  「違うよっ!それはsigeが勝手にっ」
ゴスサラ 「知らないっ!もう闇ミカの馬鹿〜〜〜っ ・゚つД`)゚・ワーーーーンッ」
泣きわめくゴスサラにオロオロする闇ミカ
ミシェル 「闇ミカさん、お耳を拝借。ゴニョゴニョ」
闇ミカ  「/// それ言うの?やだよ恥ずかしい。」
ミシェル 「言わないと、ゴスサラさん泣きっぱなしですよ?」
闇ミカ  「う〜。ゴホンッ あのねゴスサラ、今回僕が女の子ボディで出たのはあのドレスを君以外の子
      に着せたくなかったんだ。」
ゴスサラ ピクッ「本当?グスッ」
闇ミカ  「うん、だってあのドレス、ゴスサラをイメージして作ったんだもん。今回はオークションで
     人手に渡ってしまうけどゴスサラが一人前の黒魔女になったらまた同じものを作ってあげるよ。」
ゴスサラ  「うんっ、でも闇ミカ。今度作る時は黒色にしてね。」
闇ミカ  「うん。」

黒ナーシャ  「ゴスサラタン機嫌直ってよかったでつ。ミシェルタンのおかげでつ。」
ミシェル 「いえいえ、最初の部分は僕ですが最後は闇ミカさんの素直な気持ちだと思いますよ。」
(`*´)すっ


ヽ(`○´)ノ ぱ!


闇ミカかわええ。乙です( ・∀・)つ旦~
ゴスサラと眠のの、最近はオクバトルしてないのか?とりあえず、

眠のの「新しいコートがクローゼットに入らない!あれをやるしかないわ」
    
『眠ののの冬服放出祭り!11月23日夜11時23分に開催!!
おようふく好きの女の子達は、のののクロ−ゼット前に集合!』
マドカ  私にも着れる服があるかしら・・・(チョットドキドキ)
アナイス まどかお姉さまのドレス姿見てみたいですわ

眠のの  ギクッ!!
     (た、確かまどかさんって13L胸ボディだったはず・・・まずいわ・・・)
シルビー 「お宝争奪戦ね!負けないわよ!」
レオナ 「気合を入れるのはいいけど、勢い余って服を引き千切らないようにね」
巫女のの 「私も行ってこようかしら。」
キャプテン 「なら俺が付き合ってやるよ。」(ドキドキ)
>>344
バーゲン会場(wに男は邪魔。
百年の恋も冷めるし、行くな来るな!
ちゃぶ台の前で、一枚の紙を眺めて一人溜息をつく綾。
四郎 「綾ねぇ、どうかした?」
あきら「お風呂あいたよー」ホカホカ
綾  「な、なんでもないわ。もう寒いから二人とも夜更かしせずに寝るのよー」
慌てて紙を折りたたみ、リサイクルに出す広告の上に置いてから、タオルを持って風呂場に向かう綾。

四郎 「?溜息ついて、なんのチラシ…」ガサガサ「!…」
あきら「眠ののちゃんちでなにかやるの?」
四郎 「うちの箪笥も押し入れも、ミニっ子達の服でいっぱいなんだよな。
    綾ねぇはいろいろ着回しのきくのを少し持ってるだけだし。
    ドレス姿なんてみたことないや」
    
あきら「ドレス着るの?お姫さまみたいな?きっと似合うね」
健  「よかったぁ、宗教のチラシじゃなかったね」
美加 「お誕生日、運動会中でお祝できなかったから、ちょうどいいじゃない
    美加、これ行ってくる」
(いつの間にかチラシを強奪している美加)

四郎 「藻前ら、いつの間に・・・」
現在の眠のののオクバトルのライバルはシンディだな。タブン。
健  「よかったぁ、宗教のチラシじゃなかったね」

駈け抜ける勢いで笑ってしまったじゃないか
明日の夜は女だらけのバーゲン会場だな。
シスターB 「神父様、今の一連のネタを読んでいたら閃きました!」
リンク 「何を閃いたんだい?シスターB」
シスターB 「クリスマスに教会主宰でやる催し物ですよ。
       地域の皆さんに参加してもらってフリーマーケットをやるっていうのはどうでしょう?」
リンク 「む、蚤の市か。この世界には無駄なものを溜め込んでいそうな人が多いみたいだから
     面白いかもしれないな。名案だぞシスター」
シスターB 「そうやって工夫しないと人が来てくれませんからねー、この教会」
リンク 「まったくだ。私も各地の教会を転々としてきたが、こんなにもミサに人が集まらない教会は初めてだ。
     このままでは建物を維持していくこともできん」
シスターB 「sigeが里に紛らわしいもの作っちゃったせいで、私達まで変な目で見られているのかもしれません」
リンク 「…嘆かわしいことだ」
めぐ  「私もたまにはドレス着てみようかしら」
ミシェル「初恋の人も来るでしょうか」
リヒト 「おまえはオレと留守番だ。」
闇ミカ 「リヒト、だだっこをなだめるパパみたいだよ」
ゴスサラ「眠のののクローゼットの中にはあんな服やこんな服が…」
闇ミカ 「サラ、落札しそこなったドレスの画像溜めすぎだよ。」
>352
未練がましいゴスサラたんにワロタw
漏れも同じ事(画像溜め込み)やってるけどな…
ゴスサラたんのお目当ての服は出て来ないヨカーン
出て来ても他の女の子との壮絶なバトル展開のヨカーン
バーゲンにエントリーする女子は誰よ
>352ミシェル、初恋の人もそのお洋服ばら撒き(?)イベントに
来そうだよ〜。お祭り好きだし、ふりふりの服、好きそうだからw
357リヒト:04/11/22 23:21:09
>356
尚更俺が押さえてなきゃだめじゃねえか!
( ゚∀)ヒソ(゚∀゚)ヒソ(゚∀゚)ヒソ(∀゚ )キャーキャー
13サラ「ねぇ、チラシ見た?」
13キラ「見た見た。春夏コレクションの時は欲しいドレスゲトできなかったから今回は頑張るわ。」
13めぐ「眠ののちゃんもすごいわね〜毎日違う服来てるわよね〜」
13ナナ「午前と午後で違うドレスの時もあるわよ。」
13サラ「ケ−キ屋さんてそんなに儲かるのかしら?」
13めぐ「彼女の店、お取り寄せグルメの番組でも紹介されてたわよ。」
13ナナ「飴細工がトッピングされたスィートキャンディセットが絶品よ。」
13キラ「WEB販売もしてたの?」
13めぐ「ヤフオクからネット販売まで、かなりのヤリ手よ。」
13キラ「あ゙〜…こんな時間なのにケーキ食べたくなっちゃた…」
デカ健  「美加〜見て見てこのチラシ。」( ・∀・)ノ□
女神美加 「『眠のの 冬服放出祭り』豪華ドレスが沢山・・・豪華ドレス・・・(うっとり)。」
デカ健  「すごいよな〜、奥で有名な寺さんのドレスが落札価格の30%〜50%引きだって。」
女神美加 「有名寺のドレスが30%〜50%引き・・・(うっとり)。」
デカ健  「いや〜これでもう人間界に行く時美加のドレスを借りなくてすむね。」
女神美加 「え?」
デカ健  「だって、美加。勝手に服借りられるの嫌がってたろ?そう言うわけで明日の夜ちょっくら
      行ってくるから。」
女神美加 「そんな自分ばっかりずるいっ!」
デカ健  「あらっ?まさか女神ともあろうお方が豪華ドレス欲しさにこんな人が沢山集まる所に
      わざわざ赴くわけはないよね〜?ニヤニヤ(・∀・)」
女神美加 「うっ!」
デカ健  「お土産買ってきてあげるから良い子にしてろよ〜w」
女神美加 「もぉ〜〜〜っ!お兄様、わかっててこのチラシ持ってきたわね!!」
白鳥と白蓮「デカ健様には参加資格はありません!!」
デカ健   「え〜?」
白鳥    「古より、『ばーげん』たるものは女性の行事であると、この書物に書かれています。」
白蓮    「素直におあきらめください。参加資格のないのにでしゃばったら、職人さんに嫌われて、
      今後の出番が激減しますよ。」
TOHYAにて
四郎  「なんか眠ののちゃんのバーゲン、異様に盛り上がってるな。」
司   「綾さんのドレス姿、綾さんのドレス姿。」
勲   「別の意味で盛り上がってるのもいるがな・・・。」
司   「綾さんのドレス姿、綾さんのドレス姿。綾さんのドレス姿。」
四郎  「つかぴょん、餅付け。ところでミミは参加しないのか?」
13ミミ  「ふぇ?」
桃マンを頬張る13ミミ
13ミミ  「モグモグ そういえばなんか盛り上がってるみたいだけど。眠ののちゃんのお洋服じゃ
     あまり着て行く所ないしなぁ〜モグモグ それに6桁ブッコミの30%〜50%なんてそんなに
     お小遣い持ってないもん。それならここで桃マン食べるかスウィートドリームの秋の
     新作ケーキ買っちゃうな。モグモグ」
四郎  「色気ねぇなぁ〜。(苦藁」
勲   「まさに花より団子だな。」(´ー`)
13ミミ  「あっ店長ー、桃マンセットおかわりー♪」
デカ健「ちぇ〜。折角>356タンが誘ってくれたのに。
    ・・・じゃ、大人しく魔界編の準備でもしてよっかなぁ」
(本気かどうかわからない顔で草の装備の手入れを始めるデカ健)

白蓮 「・・人間界か・・ちょっと、付き添いで行きたかったな」
白鳥 「白蓮〜っ!気持ちはわかるけど、少し自粛しないと。
    この前の事で正体に勘付いてる人も多そうだから」
白蓮 「すみません、先輩っ。そうですよね
    (みんな、元気そうだし、楽しそう。
    ゴスサラさん、お目当ての服が手に入るといいな・・・)」
魔界編・・・プロローグだけならあるのですが。
スレ住人の皆様がお許しいただけるなら、
12月に(季節ネタ込みなので)投下します。
美加 「お年玉のこしといてよかったよ〜
    ホントは『ハウル』見に行きたくって残しておいたんだけど、おねーちゃんのためだもん!」
健  「僕も僕も、ブタさん(の貯金箱)割ったんだ!」
あきら「ほい美加。俺の虎の子。」
美加 「3人分だもんね。すっごいドレス買えるよね?!」
健  「いいのゲットしてきてね!」
あきら「頑張れよ!美加の腕にかかってるんだからな〜」
>363
魔界編楽しみにしてます。
ぜひ投下キボン
>363
季節ネタ含むのでしたら、その時期に投下で問題ないと思います。
仕込みお早いですね。楽しみです。

364は微笑ましいというか泣けてくる…いい家族だな〜。
13ミミ、本当に普通の子っぽくて可愛いなぁ〜。
純が登場したら、本当に普通の女の子同士の
可愛いやりとりが聞けそうで今から楽しみです。
ミニっ子たち見てると山田太郎ものがたりを思い出すなぁー…。
はたしておこずかいでドレスは買えるのか。ドキドキ
ミニっ子達がショボーンするところは見たくないな。
難あり品をミニっ子達が安くゲトして
綾姉の為にせっせと直してプレゼントって萌えかも〜

船上で筋力トレーニングをするキャプテンとその他大勢。」
教室 「あ、巫女ののさん、ここにいたっすね。メールが来てるっす。」
巫女のの 「あら、眠ののからだわ、なにかしら。
        ・・・・・・・
        まあ、お茶のお誘いですわ。」
        今度のバーゲンをお茶とケーキで一緒に見て楽しみましょう。”
        お土産に(新品)私に似合うお洋服も用意してくれてるそうですわ。
キャプテン 「おー気が利くじゃないか。」
教室 「眠ののさん、お姉さんに優しいっすねー。」
シルビー 「ウキーーーーー!!なんで巫女ののだけなのよーーー!!」

教室 「シルビーさん、ヒステリー気味っすねー。」
レオナ 「栄養のバランスが悪いのかもね。」
キャプテン 「じゃあ俺も久しぶりにピンクちゃんに会いに行くかな〜。」

教室・レオナ 「素直に付いて行くって言えばいいのにね〜・・・・・」
372教会小ネタ:04/11/23 15:33:04
教室B  「あ、神父様。日曜の教会バザーの商品が集まってきましたよ。」
リンク  「ご苦労様シスターB。どれどれ。女性服か、随分いいものだが売ってしまっていいのかな?」
教室B  「アナイス嬢の叔父様からですね。家のクローゼットルームがもういっぱいなので
     泣く泣く放出だそうです。」
リンク  「奥じゃないんだから泣く泣くと言われても…。こっちは通販でお馴染みの筋トレ用品か。」
教室B  「ハイランド4丁目のルカさんからです。」
リンク  「新品同様な所を見ると三日位で飽きたんだな。この薄っぺらい本はなんだ。漫画か?」
教室B  「ドージンシーとかいう本みたいです。他にポスターとか。東京2丁目の司さんからです。」
リンク  「こっちの服は随分と派手だな。フリルひらひらだわ、張りぼてのよろいだわ。」
教室B  「ブティックAYAの13メグさんのですね。もう使わないこすぷれ服というものらしいです。」
リンク  「ふ〜ん。」フリルひらひらの服を借り物のトルソーに着せるリンク
教室B  「あっ神父様。その服はこれを必ず付けて売って下さいって言ってました。」( ・∀・)つ△△
リンク  「なんだこれは?」
教室B  「ヌコミミだそうです。」
リンクが13メグの服を飾り付け、その付近に司のドジーン誌とポスターを並べる教室B

リンク 「…なんかここの一角だけ別世界な感じがするんだが。」
教室B  「そうですか? そう言えばさっきデカ健さんって方が持ってきたマネキンどうしました?
     流石にアレは売れないと思うのですけど。折角の御好意ですし…。」
リンク  「あぁ、あのおっさんの人形か。キャスト製だから捨てるにも埋めるにも問題あるし仕方ない
     から今入り口でサンタの衣装着せて飾ってる。」
サンタ衣装のsigeドール、禿げしく見たい。
ご本人が里でやってくれんもんか脳。
>372
神父様、そんなものを教会の表に置いておいたらますます閑古鳥が鳴きます。
魔よけになりそう。
でも別のモノを呼び込みそう。<sigeサンタ
ドリームトーク再生機能付き。<sigeサンタ
本当にクリスマスだよ、アフター12/25からだから。
バーゲンの準備はできたのだろうか。
379眠ののバーゲン:04/11/23 21:53:53
健  「もう行くの?まだ早くない?」
美加 「ばーげんは下見が大事なのよ。始まる前にいって、チェックしておかなくっちゃ。
   一番素敵なの、見つけておきたいもん」
あきら「1人じゃ危ないから、ついていこうか?」
美加 「大丈夫よ。それより、おねーちゃんに秘密にしておきたいから
    美加がいないの、バレないようにしておいてね!」
あきら「アリバイ作りだね、任せといて」
健  「気をつけていってきてね!」
380のののクローゼット:04/11/23 22:13:01
眠のの「さぁ〜て、準備は完了したし後は皆が来るのを待つだけね。
綿レースとピンタックのティ−ドレス、ふりふり桃屋風ドレスに、
アイドル風のやたらとラッセル過剰なドレスでしょ〜、あとは、
ボリュームたっぷりのゴスロリ、甘ロリ、黒ロリドレス。
そして目玉商品は、洪水のようなチュールレースのバッスルドレス!。
どれもこれも、レースに包まれたような気分になれるドレスばかりよ〜。
あとは、お茶会スペースに新作ケーキ用意すれば完璧ね。」
ゴスサラ 「誰も居ない?もしかして一番乗り!?」
まどか 「こんばんは、お邪魔しますわ」
アナイス「こんばんは。まぁ、いい匂い…」
眠のの 「ようこそ。ちょうど今、お茶会の準備が整ったとこなの」
(薔薇の入った花瓶を手に出迎える眠のの。花瓶をテーブルの中央に置く)
アナイス「お茶会があるのなら、私もケーキを焼いて持ってきたらよかったかしら?」

眠のの 「ケーキの前に、ドレスを見る?もうゴスサラが見てるけど…」
(゚∀゚)キャー(゚∀゚)キャー(゚∀゚)キャー(゚∀゚)キャー
13サラ「始まってるわ〜」
13ナナ「きゃ〜おいしそうなケーキ。」
13めぐ「ケーキドレスケーキドレス…ケーキ!(;´Д`)ハァハァ」
13キラ「あっ、カワイイ黒ロリドレス!」
ゴスサラ「それ!私が前から欲しかったドレス!ヽ(`Д´)ノ」
13キラ「あんたもう黒ロリ2着抱えてるじゃない!」
ゴスサラ「違うのよ!デザインが!」
13サラ「ゴスサラってタンスの中が同じ色の服ばかりになるタイプね。」
眠のののうちに向かう13初期子組み。
13キラ 「ちょっと遅れちゃったわね〜」
13ナナ 「眠ののちゃんのクローゼットはいっぱい詰まってるから大丈夫よ」
13めぐ 「あら?あそこにいるのは…」
(チラシを握り締めて心細そうにあたりを見渡してる美加発見)
13めぐ 「やっぱり美加ちゃん!どうしたの、こんな夜中に」
美加  「あっ!13めぐさん達…良かった〜ちょっと迷っちゃったの」(涙目)
 
385384:04/11/23 23:42:43
ごめん、リロしそこなった。
384は無視してください。
>>385
383の少し前ってことで、よいではないか〜
>386
ほんとだ、話しが繋がる。
美加 「まだ、素敵なドレス残ってる?」
眠のの「いらっしゃい、美加ちゃん。ミニッ子のドレスはないけど…
    まだみんな、選んでるところよ。」

(美加はゴスサラたちが囲むドレスをぐるりと見回し、1つのドレスで目を止める)

美加 「美加、これにする!」
(手に取ったのは、チュールレースがふんだんに使われたバッスルドレス。
 色は一見地味な白とベージュだが、薔薇の刺繍が丁寧に施されている)
13ミミ 「みんなバーゲンに行くんだね。やっぱ私もちょっと行ってみようかなー。」
四郎  「いいんじゃない、行ってみれば?女子達楽しそうだったぜ。」
13ミミ 「私のお小遣いで買えるようなものも少しはあるかな?
    服は無理でも小物なら… 実はちょっと欲しいのあるんだ。」
四郎 「へー、何?」
13ミミ  「あのね、眠ののちゃん、この前すっごく可愛いチェックの帽子かぶってたでしょ。
     あれならジーンズに併せても使えるし、いいかなー。」
四郎  「帽子?バカおまえ、そんなの似合うわけないだろ!」
13ミミ 「えー なんでよ。」
四郎 「考えてもみろよ、おまえが眠ののの帽子かぶったって可笑しいだけだろ。」
13ミミ 「四郎、ひどーい! 何でそんなこと言うの。
    どうせ私は眠ののちゃんと違ってロリータは似合わないよ!
    身長もデカイくて女の子っぽくないよ。
    だからって「可笑しい」なんて言わなくてもいいじゃん。
   結構、傷ついたよ。しばらく話しかけないで!!プンプン」
四郎  「ち、ちょっと待てミミ、似合わないってのは頭の大き(r」
司  「…おまえ、つくづくバカだな。まあちょっと同情するけど。」

    
ゴスサラ (あ、あのドレス…)
13サラ (あれって確か…)
13ナナ (オク終了とともに伝説になった…)

眠のの「んー、ちょっと美加ちゃんには早いんじゃないかなぁ?」
美加 「私じゃないよーおねえちゃんにプレゼントするの!健ちゃんやあきらちゃんとおこずかい集めたんだよ」
バーゲンにはウィッグも出てそうだが、
きっと伸びきった・・・・・誰だ貴様!ウワアアアアア・・….:)`Д´)
巫女ののちゃんも行くから無問題!
>392
セシルも行くから無問題!
綾 「あ〜疲れた。やっと終わったわ。今日は急なトラブル処理でまいっちゃった。
   他の子が残ってくれたから助かったけど…皆、バーゲンに間にあってればいいけど。
   私も見るだけはしてみたかった、かなw」
銀ミカ「銀座の女王にバーゲンは似合わないよ、綾」
綾 「銀ミカ!いつの間に…私が女王?w」
銀ミカ「美しさと気品とその優しさ、十分に女王の名にふさわしいよ。
   とりあえず、僕の車で帰りませんか?女王様?」
綾 「…今日はあなたの優しさが嬉しいな。お言葉に甘えていい?」
めぐ  「素敵だけど、やっぱり私が着るにはちょっと派手すぎるかしら…?」
 (ふりふりレースのドレスを手に取って戸惑うめぐ)
アナイス「そんな事ないわ。それ、似合うと思う。リヒトさんも喜んでくれるわよ」
めぐ  「そうかしら…?」
シルビー「着てみたらどうだい?頼めば、試着させてもらえるだろうさ」
まどか 「私も試着していいかしら…(ドキドキ)」
眠のの 「(ぎくぅっ)ま、まどかさんには、これが似合うんじゃないかしら?」
 (このために急遽仕入れた13L胸ボディ用のドレスを差し出す)
サシャとかD様は居られないんだな。
眠ののタン可愛いな(*´∀`*)
バーゲンに来てる13ナナと13メグのマヌカン組も13L胸なんじゃないのかの?
>397
13ナナと13メグはケーキに釣られまくっているので大丈夫だと思われます。
>>396
(゚Д゚)y─┛ <このあたしがロリ服を着るわけないだろ。
        眠ののやゴスサラとお揃いにしてどうすんだい。

 ▲ ▲
( ・∀・)  <でも、違う意味でDたまのふぁっしょんは特殊だと思いまつ…。
390に勝手に続ける

眠のの 「そのドレスは、未練があって…ちょっとわかりにくいところに隠してたんだけど…」
巫女のの「そうね。眠ののが着ているのを見たことがないわ…なにか思い入れが?」
眠りのの「まだ一回も着てないの!
     …だって、だって!!そこの寺さん、その服を作った当時は、モデルがアナイスだけだったんだもん!
     しかも、ヘッドだけアナイスで、ボディーは旧ボディーだったのよぉぉーー」
しーーーん。
張り詰めた空気が、バーゲン会場(wに漂う。
13サラ (付属の帽子がアナイスサイズだったってこと?)
13メグ (付属のパンタロンとクリノリンが、旧ボディサイズってことね。)
13ナナ (上半身からウエスト少し下まであそこまでタイトなラインだったら、サイズもシビアね。)

巫女のの「まぁ。じゃあ是非美加さんにお譲りして、そのドレスをお役に立てていただけば、
     とても素敵なことですわ。」
401400:04/11/24 00:53:10
あ、ごめん。
このスレの眠ののは旧ボディーっ子だったっけ?
宇都宮眠のので書いてしまった orz
402塔の上:04/11/24 00:56:31
カイ 「サシャ、手紙届いた」
サシャ「ありがとう、カイ……えっと、
    『眠ののの冬服放出祭り!11月23日夜11時23分に開催!! 』
    11月23日夜11時23分………」
カイ 「もう過ぎてる」
サシャ「まるでパ後に届く某ヌースね…」
眠のの「そうね、いつまでもこだわってても新しい服が入らないし。
    美加ちゃん、包むからちょっと待ってて」
美加 「あ、えっと、お金、これだけで足りるかなぁ?」
(急に不安になる美加。手を広げて眠ののにお金を見せる。)
眠のの「ん、大丈夫。ちょっとおつりが出るくらいよ」
美加 「ほんと?!良かったぁ〜」
眠のの「もう遅いし、荷物かさばるから下にいる29番に送ってもらってね。はい、ドレス」
美加 「うん!ありがとう、眠ののちゃん!皆も、おやすみなさーい」

ゴスサラ「…足りたの?」
眠のの「そんな訳ないでしょー。別にお金儲けでやってるわけじゃないしいいの。」
>>402
「パ後に届く某ヌース」ワロタw
眠のの、ふとっぱら。さすが真のお金持ちは違うわ〜。

自分もヲクの高額ドレスが30%引きだったらぜひ行きたいわ〜
家のミニっ子を使えば安く・・ゲフフン(テンバイヤーが紛れ込まなくて良かったね
眠のの…いい人だ…………
女の子たちがバーゲンで盛り上がってる中、
13ミミとしろつかは…まだTOHYAにいるんじゃないだろうなw
いい女だな、眠のの。
こんな娘に想われて、王子セシルは幸せ者だよ。
体育祭の時も思ってたけど眠ののは懐が広くていい女だね。
是非嫁に欲しい。
>>407
だいじょぶ。
もうすでに会場にいて、ケーキのテーブルに張りついてるから>13ミミ
そんな眠ののがお姉さまのために見立ててあげた新品ドレスが気になるよ。
クリス 「あれー サシャはバーゲン行かないの。」
ユニ  「さっき、「眠のの様の御前にみまかるには遅すぎます。
     もはや、打つ手はありません。」とか言いながら寝てしまいますた。」
クリス 「あー ハイクロの長台詞でのーみそショートしてんだな…。」
TOHYAの帰り道
膨れっ面で四郎、司、勲の先を歩く13ミミ
四郎 「お〜い、ミミ。さっきのは誤解だって言ってるじゃん。ったくそんなに膨れるなよー
    あんまり膨れているとホッペが倍になるぞー。」
司  「四郎、お前もう黙ってろ。」
教会の前でバザーのチラシを配る教室B
教室B 「今度の日曜なんで良かったら来て下さいね。」
勲   「・・・四郎。」
チラシを四郎に渡すイサイサ。
四郎  「何々?教会バザー。」
司   「あぁ、それ俺が同人誌だしたやつだ。確かアナイスも服とか出してたな。チャリティー
     だから服とか結構安く買えるんじゃないかな?」
四郎  「へぇ。なぁミミ、バザーだってー。色々な人が出品してるからサイズも豊富だろうし。
     値段も小遣い程度で買えるだろうからこっちの方がよくない?」
13ミミ 「・・・そうかなぁ〜?」
四郎  「まぁ眠ののちゃんとこみたいに6桁価格なんてないだろ。俺も去年のジャケットくたびれて
     きたし、一緒に行くか?」
13ミミ 「・・・う〜ん。(行きたいけど、でもさっきみたいに欲しい服似合わないって馬鹿にされたら
    やだなぁ。)」
教室B 「是非、いらして下さい。特製の手作りシフォンケーキとクッキーも出してますから。」
13ミミ 「!! 手作りシフォンケーキ!行く行くっ!絶対行きます!!」
司  「・・・即答だよ。」
勲  「四郎、シフォンケーキに負けたぞ」四郎の肩ポンッ
四郎 「あ?」
眠ののバーゲンの陰で、ニコタンと13ののタンたら大胆な!////
415橘家のミニッ子:04/11/24 03:00:02
11/24 夕方7時〜
場所:橘家

綾お姉ちゃんのお誕生日会をします。
運動会でお誕生日のお祝いが出来なかったので、24日にすることにしました。
頑張ってお料理作ります。
みんなお祝いに来てください。

注意!!
でも、綾お姉ちゃんには、お誕生会をすることは内緒です。
あきら 「お姉ちゃん、今日なにか予定ある?」
綾 「今日は別に…お店が休みだから、家の片付けでもしようかと思ってるけど?」
健 「僕たち、ハウルが見たいんだー。だめ?」
綾 「あら、いいわよ。学校終わってから見ても晩御飯に間にあうし。じゃあ美加達も…」
美加「私は今日はナーシャちゃんたちと遊ぶ約束があるのー。
   ハウルは今度、翔ちゃんに連れってってもらうからいいよ」

美加(小声)「映画終わっても、まっすぐ帰っちゃだめだよー。5時までもたせてね」
あきら(小声)「まかせとけって!」
417416:04/11/24 08:24:55
17時じゃなかった…orz
416は「7時まで」の間違いです。
>413
教室Bもやっぱり教室君みたいに料理とか
手先器用なのかな?
シスターB、同じ『教室』の血筋だし、教室くんの妹か何かだったりして。
幼い頃、嵐の海で兄妹の乗った船が難破して生き別れ。
どこかの砂浜に打ち上げられたBは、通りすがりの神父(リンクの先代)に拾われて教会で育つ…とか。
バザー用のお菓子とか、ざくざく作っていそうだ。
同じ教室だけど、赤の他人にしてくれ。
前に教室君を探しているって伏線があったから
何らかの形で知り合いではあるんじゃない?
同じ孤児院育ちとか
知り合い程度ならいいかもな。
血縁関係があると複雑になるし。
逆に面識は一切ないけど噂だけを何度も聞いていて、一度会ってみたくて探している、
ってのも有りかも。
425もしもし、わたし名無しよ:04/11/24 12:04:00
探してると言えば、りあってりおを探してるんだよね。
その後、進展が無かった気がするけど、チャイナりおと関係があるのかな?
426425:04/11/24 12:07:15
すいません上げてしまいました。
自分がりおを探して来ます・・・。_| ̄|●
>425
運動会の時に同じチームになってたけど別に何もなかったからなー。
りあが探してる「りお」は「チャイナりお」ではないのかもね。
(「ミカエル」でも闇ミカと銀ミカは別人だし)
綾  「面白かったわね〜。もう一度見たいくらいだわ〜。
   さて、そろそろ帰らないと夕飯の支度が…」
あきら「あ、綾ネェ!オレ、新しいノートが欲しいから…」
綾  「あらそぉ?じゃあ、文具店に行きましょうか。」
2番ヘッド、3番ハンド(軽い握り手)、少女座りッ子ボディ、困り眉メイク。
美加 「頑張ってシチュー作ったよー。ハンバーグもまぁるくできたよー
    えーーん。だぇれもこないよーーーー。」
430綾ねえのお誕生日会:04/11/24 20:22:10
四郎 「やっべー。店忙しかったから、遅くなっちまった。美加、怒ってるよな・・・」

司 「綾さんに似合う花・・・ コミケ前で金欠なんだよな・・・」

アナイス 「叔父様、行って来ますわね」
叔父様 「綾くんによろしく伝えておくれ(やっとのばせるようになった腰をさすり)」

銀ミカ 「なんで今日に限ってこんなに渋滞してるんだ?」

13ミミ 「お母さん!今日夕飯いらないから!行って来ます!」
>430
13ミミたん…w
最近ハイクロ浸りになってるせいか、ドルパワノフの遠夜がスペインの王様に見えるよ…
>432
ノシ
>>428に勝手に続けてみる。

綾  「ノートも買ったし、じゃあそろそろ帰…(携帯鳴る)あれ、家からだ。
    もしもし…うん、いるよ。あきら、美加から(携帯差し出す)」
あきら「もしもし…(こそこそとさりげなく綾から離れ声潜め)え?
    帰る時間引きのばせ? みんな遅れててまだ着いてない?
    (健を手まねき)うん… わかった」
健  「帰っちゃダメなの? もう暗くなっちゃったね」
あきら「ねーちゃんの為だ! 頑張るぞ」
健  「うん!」

綾  「何こそこそ話してるの?」
健  「うっううん何でもない! お姉ちゃん、本屋さんに寄ろうよ。
    今、学校で面白い本が流行ってるんだ」
綾  「いいけど… どうかしたの? さっきから」
あきら「何でもないよ! 行こう!!(綾の手引っ張り)」
>>432
うん、で、ミシェルは逝っちゃった王子様に見える。
436教室くんの独り言:04/11/24 23:23:23
さっき、バーゲンから帰ってきた巫女ののさんにウィッグをもらった。
「これなら教室さんにも入るかと思いまして」と言われたっす。
確かに、これなら充分入る。
色は豪華絢爛に輝く黄金色…は、ともかく。
巻き毛のツーテイル、しかもピンクのりぼんがついているっす。


v   v
J(゚∀゚)し カワイイ?っすか?
>436
可愛いよ 教室可愛いよ
>436
教室君ならウィッグカットも出来そうだな。
 >>436

   |
   |∀・) ミテタヨー 
   |⊂       ←27番先生
   |
ツーテイルの教室君を見て27番先生の誤解はさらに深まるのだったw
27番!!…またいつも凄いタイミングで…(w
片手で斧ブンブン振り回す程逞しい教室君を今だ女性と思っている27番先生
わざとじゃないとしたらあまり(大人の)女性と接する機会が少ないのかな。

ハッ!!彼女いない歴・・・年れゲフンゲフンッ
シルビー  「ところで、ワノフと言えば。
       あたしだって姫が似合うのよ。どお?フフフーン(得意気)」
教室  「馬子にも衣装っすね。」
キャプテン 「…黙っていればかわいいんだがな、この女は。」
教室  「キャプテン、それを言うならこのスレの女性キャラはほとんど該当しますよ。」
。」
レオナ 「て言うか、女性キャラに限ったことじゃないし。」
巫女のの 「天から「オマエモナー」と言う声が聞こえましたわ。」
>443
デカ健 「天の声じゃー。オマエモナー(・∀・)」
デカ美加 「誰だってお兄様にだけは言われたくないと思いますわ」
デカ健 「でもミシェルは俺の内面が好きだって言ってるぜ」
デカ美加 「…あの人は色んな意味で特別ですから。参考にしないでくださいまし」
綾  「ふぅ。遅くなっちゃった…」
あきら「美加ーゴメン!遅くなりすぎた!」
健  「電車止まったり、渋滞に巻き込まれたりで…」
綾  「しぃー。美加寝ちゃってるみたい。」
テーブルにおいているシチューやハンバーグのお皿。
美加の奮闘の跡がうかがえる台所。
『綾お姉ちゃん、お誕生日おめでとう』
手作りの看板がかかっている居間。
綾  「ありがとねー美加…」
綾はぐすっと涙ぐむ。

ピンポーン
四郎  「ゴメン美加ー!!」
翔   「まだ間に合う?!みんなまだいるよね?!!」
銀ミカ 「事故と渋滞がコンボでやってきてー」
13ミミ 「ケーキがなかなか膨らまなかったのよーーー」
アナイス「朝からオーブンの調子が悪くて…焦げてしまいましたので、もう一度作りなおしていたら…
司   「あやさぁぁぁんーーー」
>>443

ルカ 「何言ってるんだ、アナイスは喋っても可愛いだろ」
リヒト 「めぐりんだって喋るとより可愛いんだぜ」
シンディ 「一目見て心惹かれ、一度声を聴けば恋焦がれる。本当にいい女ってそういうものよ」
チャイナりお 「私もお客さんにりおちゃんは話し方が可愛いって言われるよー」


ヒューイ 「アニキは典型的な黙ってればカコイイ男だよな」
めぐ 「リヒトさん、黙っていれば”究極の美少年”の筈なんですけど」
遠夜 「シンディさんもりおさんもあの口の達者さがもう少し和らげばいいんですけどね…」
昨日、紅白の出場歌手が決まったね。

四郎、出番だぞ…
サシャ「しまったわ!夏の映画やら運動会に夢中になってる間にもう紅白の季節だなんて!
    今年こそは翔を出場させるつもりだったのにorn」
翔  「いや、僕は別に…」
ミシェル「黙ってみますよ。」
闇ミカ 「黙ると苦悶に拍車がかかるね。」
ミシェル「喋りますよ。」
ゴスサラ「喋っても苦悶してるわね、先入観のせいかしら。」
ここの教室くんのデフォヅラってどれなんでしょう。
女の子と(27番先生だけが)見間違えるくらいだから、
ワンカールロングを1つに結ぶとか、そんな感じ?
ハゲじゃなかったっけ?
空気抵抗を軽減する為ならハゲも厭わない男らしさはあっても
日常でそれでは無いだろう…流石に。てかそうであって欲しい。
頭から頻繁に物を取り出してるし
デフォヅラがないからハゲだと思ってたyo
またはハゲにバンダナを海賊巻き?
わたしも、ハゲだと思ってた。
もともとデフォヅラが無いからかなぁ。
デフォヅラが無い=ハゲということは教室Bのシスター服の中もwせdrftgyふじこ
じゃあシスターBも禿なのか…
パゲなんだ……アタマカラモノヲトリダスッテ…
じゃあやっぱり27番先生は、知ってていぢめてるのね……
シスターはほら、頭巾(?)かぶってるから無問題。
そしてその内側は誰も知らない・・・・・・と。
神父のリンクさえ知らないシスターの頭巾を取った姿…
いや27番先生はマジで間違っているんだと思った。
根拠無いけど。
シスターって、尼さんなわけだしやっぱり頭巾の下は、
日本の尼さんは剃り上げるけど、シスターの場合はどうなんだろう。
日本も昔はおかっぱだったよね。
あと、あの頭巾の構造が知りたい。どうやって被ってるんだ、あれ。
おかっぱかショート位じゃない?>シスター
464綾誕生日ネタ 1/3:04/11/25 22:00:23
美加「おねえちゃん、ごめんなさい、美加昨日寝ちゃってた。
   お祝したかったのに・・・」
綾 「ううん、いいのよ。1人で準備してくれたのね、凄く、嬉しかった。
   ありがとう、美加」
 (優しく美加の頭を撫でる綾)
美加「あのね、美加、おねえちゃんにプレゼントがあるの」
 (ミニっこが持つには大きすぎる箱を、半分引きずるように差し出す美加)
綾 「まぁ・・・」
 (ラッピングの大きな赤いリボンにメッセージカードが挟んである。
 『おねえちゃん、おたんじょうびおめでとう 健、あきら、美加』)
美加「開けてみて!美加と、健ちゃんとあきらちゃんからよ」
綾 「何かな〜?楽しみね」
 (促されるまま箱を開ける綾。
  薄い布の上に精巧な薔薇の造花がちりばめられている)
美加「わぁ…(眠ののちゃん、綺麗に包んでくれてる…)」
綾 「素敵…」
 (薄い布を捲ると、チュールレースが溢れ出す。
  上品だけど存在感のあるドレス。綾は一目で高級素材と見抜く)
綾 「凄いドレス…これ、一体どこで……あら?」
 (箱の底に、1通の手紙を見つける綾)
465綾誕生日ネタ 2/3:04/11/25 22:01:30
『   綾さんへ

お誕生日おめでとう。
このドレスは、私の「眠のの秋冬物市」で
美加ちゃんが綾さんのために選んだものです。
綾さんのことだから、きっと色々心配されるでしょうから
余計なお世話と思ったけれど、一筆失礼いたします。

恥ずかしながら、このドレスは、
私にはサイズ合わなくて…
試着も出来ずにクローゼットで眠っていたものです。
美加ちゃんは、おこづかいを持ってきてくれたので
代金はちゃーんともらってます。
気兼ねなく着てくださいね。

私からは、
『スイートドリーム新作ケーキ無料券』を同封しておきます。
今度みんなで、食べに来てね。
                眠ののより』
466綾誕生日ネタ 3/3:04/11/25 22:02:21
美加「…気に入らなかったかなぁ?おねえちゃん…?」
綾 「すっごく気に入ったわ…ありがとう、美加。ありがとう…
   (ありがとう、眠ののちゃん…)」
 (涙ぐんで美加を抱き締める)
美加「よかったぁ〜!
   美加が選んだから、健ちゃんもあきらちゃんもまだ見てないの。
   今度着てみせてね!」
ええ話や・゚つД`)゚・
可愛いぞー 可愛いぞー!!
眠ののも良い子だー!
ほんと、ええ話やね…
そういやうちの綾、ここのスレに感化された訳でも無いのに
着回し系カジュアル服ばかりだよ。読んでたらうちのにも
上質なフリフリドレスを着せてやりたくなった。
現実はなかなか手が出ない額だがな!
マジで涙ぐんでもーた・・・
ええ話や・・・
職人さんs、GJ!!
ほのぼのしたよ…ありがとう職人さん。

>468
そこで手作りですよ。
無理なら節約ですよ。
ミニっ子たち見習って頑張れ。
4711/2:04/11/25 23:44:39
シスターB  「大分バザーの品物が集まってきましたね。神父様。」
リンク神父  「これだけあれば雨漏りの修理や祭壇の修繕は充分だろう。」
シスターB  「神父様、工事の必要経費以上にお金が集まっちゃったらどうなさるんです?」
リンク神父 「勿論、チャリティーに廻すんですよ。今はニイガタも大変だし、
       医療や食料を必要としている地域は世界中にある。」
シスターB  「それを聞いて安心しましたわ。実は眠ののさんから「自宅のガレージセールで
      集まったお金です。良い目的のために使って下さい」って寄付を頂いたんです。
      それが結構な大金で、とても教会のために使うわけには。」
リンク神父  「なんと。この町の人々は信仰は薄いが善良な人が多いようですな。」
シスターB  「はい、とても良い人達のようです。赤十字の方にお渡しするまで、
        寄付のお金は献金箱に入れて、金庫にしまっておきますわね。」

次の日の朝
シスターB  「神父様!大変です!金庫のお金が!それに銀の十字架がありません…。」
リンク神父  「ああ、神よ…。」


      
         
4722/2:04/11/25 23:45:19
喫茶TOHYA
チャイナりお  (新聞を読みながら)「てんちょー、また怪盗荒夜が出たよー。
         ヒドイねー、教会の十字架と善意の寄付のお金を盗んだよー。
        なんでそんなの盗むかー。荒夜は悪いヒトね!!」
遠夜   「教会の寄付金と十字架を…? おかしいな、荒夜はそんなものを盗むわけがない。
      これは別人です。」
チャイナりお  「てんちょー、なぜわかる? 荒夜はドロボウよ!今まで悪いコトしなかったけど
        やぱーり悪いドロボウだったと違うか?」
遠夜  「さあ?なんとなくそんな気がしただけですが…。
     とにかくこれは断じて荒夜のしわざではない!!
     (おかしいですね。なぜか真犯人にすごーく腹が立ってきましたよ…?)」
473真犯人を探せ!:04/11/26 00:22:14
喫茶TOHYA 新聞を片手に話す叔父様と遠夜
叔父様 「あの教会に収められていた銀の十字架といえばビクトリア女王の頃の
     工芸品のはず・・・それなりに高い値で売れるだろうね」
遠夜 「それになによりも篤い信仰の象徴です。
    それを寄付金共々奪うなんて・・・」
叔父様 「相当お怒りのようだね。」
遠夜 「当たり前ですよ!しかも新聞は正義の怪盗なんて持ち上げてた
   荒夜を手のひら返したように犯人扱いするし!!」
叔父様 「(なにやらかなり入れこんでいるようだが・・・)
    そうだ、ちょっと協力して欲しいんだが。」
遠夜 「なんでしょう?」
叔父様 「実は本部から荒夜捕獲の命を受けててね・・・。
    囮になっていただきたいんだ。
    この店で骨董品の商談会を開くという噂を流すんだ。
    どうやら荒夜といいこの寄付金泥棒といい
    骨董品に鼻が効くようなのでね・・・」
遠夜 「なるほど、おびき寄せるんですね」
叔父様 「まあ、私はまだ病み上がりの身だから派手に動かず
    指揮のみを取らせていただくがね、どうだろう?」
遠夜 「(たしかにこの作戦は荒夜も真犯人も捕らえる事が出来そうだ
    ・・・でも私の何かがこの作戦を拒絶する・・・)」
チャイナりお 「それよー!!良いアイディアよ叔父様!
       私も協力するね!叔父様の代わりに犯人捕まえに走るよ!!」
叔父様 「君のような健脚が助っ人とはとてもたのもしいよ。
    で、どうかな?遠夜君?」
遠夜 「・・・判りました、その囮役引きうけましょう。」
おっ、うれしいな荒夜ネタだ。
真犯人とこれからの展開が楽しみだよ。職人様GJ!
荒夜お迎え予定なので荒夜ネタ嬉しいです!!
職人様s、楽しみにしてます!!
476怪盗荒夜事件:04/11/26 01:18:46
健  「やっぱり荒夜、悪い人だったのかな〜」
あきら「きっといい人のフリして、街の人油断させてたんだよ」
美加 「荒夜は犯人じゃないわよ」
あきら「随分はっきり断言するんだね。根拠は?」
美加 「女のカンよ」
綾  「こら〜。早く寝なさい!電気消すわよー」

TOHYA
遠夜    「(くしゅんっ)」
チャイナりお「てんちょー、風邪ひいたかー?薬飲んで、早く寝るね!」
遠夜    「そうですね、最近寝不足のようですし・・・
       しかし事件の事が気になって、眠れない夜になりそうです」
リンク神父 「確かに金庫にしまったのに…」
シスターB 「やはり、誰かに盗られてしまったのでしょうか?」

みどり 「こんにちはファーザー、シスター!」
なぎさ 「こ、こんにちは…」
シスターB 「あら、みどりちゃんになぎさちゃん」
リンク神父 「…あ、ああ、こんにちは」
なぎさ 「あの、お母さんに言われて、バザーの品物持ってきたんですけど…」
みどり 「どうしたの、二人とも元気ないよ?」
リンク神父 「ええ、実は…」

みどり 「それじゃあ、誰かがそれ盗んじゃったの?」
なぎさ 「酷い…」
シスターB 「いいえ、まだ盗まれたと決まった訳じゃないのよ」
リンク神父 「そんな酷い事をする人がいるなんて、私達も考えたくない…」
みどり 「でも、もし盗まれたんなら、盗んだ人にもきっと天罰が下るわ」
なぎさ 「そうなる前に悔い改めさせるのが、ファーザー達のお仕事でしょ?」
リンク神父 「…ええ、そうかもしれませんね」
みどり 「もしかしたら誰か見てる人がいたかもしれないから、私、これからいろんな人に聞いてくる。
      いこう、なぎさちゃん」
なぎさ 「あ、うん!」
みどり 「さて、どうやって捕まえようかな…」
なぎさ 「え、みどりちゃん、色んな人のお話聞くんじゃなかったの?」
みどり 「勿論聞くけど、捕まえられるならそのほうが早いでしょ?」
なぎさ 「でも危ないかもしれないよ?」
みどり 「だからって、ファーザー達を困らせる人を放っておけないじゃない。
      なぎさちゃんだって、ファーザーの事好きでしょ?」
なぎさ 「みどりちゃん…。
      あのね、みどりちゃん。私ファーザーの事も好きだけど、みどりちゃんの事も大好きだよ。
      引っ越してきたばかりの私とも、すぐお友達になってくれたじゃない。
      今日だって、私が一人で教会に行けなそうにしてたから、一緒に来てくれたし。
      それに、これからも一緒に友達増やそうね、って約束したよね?
      だから、危ない事はしないで、ね?」
みどり 「…うん、分かった。じゃあ、まずは話を聞こう。 
      で、犯人を見つけても、私達だけで追っかけたりしないで、誰かに手伝って貰おうね」
なぎさ 「うん!」
みどり 「よーし、がんばるぞー!」
479怪盗荒夜事件1/3:04/11/26 08:58:51
叔父様 「私たちはこのモニターで店内を監視し、店の周りには警備を配置する。
    あとは私たちにまかせていつも通りにしていておくれ。」
チャイナりお 「了解ね!やつが店に入ってきたらこの煙玉で視界を遮るね!」
叔父様 「無理はしないでおくれ。レディーに怪我があってはいけない。頼んだぞ、遠夜くん」
遠夜 「はい、わかりました」
叔父様 「それではまた今夜…」


囮作戦の夜、シャッターの降りた喫茶THOYAには荒夜をおびき寄せるため骨董品の数々が。
その中でも一際価値があるといわれている「ボーエライの涙」は金庫の中に入れられている。


(カウンター奥にしゃがみ込み姿を隠す二人)
チャイナりお 「てんちょー…ほんとに荒夜、くるかねー?」
遠夜 「さあ…でも心配ありませんよ」

(その時バタンと扉が開く音が店に響く。そこからすごい勢いで人影が入り込んでくる)
チャイナりお 「うそ!!てんちょー!!裏口からきちゃったよー!」
遠夜 「くそっ、叔父様はなにしてるんだ!?」

(無線で連絡をとりながら店のシャッターを開けるボタンを押す
。次第にガラス張りの店が姿を表し、その向こうにはパトカーや警備員が見える)

480怪盗荒夜事件2/2:04/11/26 09:02:09
チャイナりお 「なんとかしなくちゃね…えい!」
(手に持っていた煙玉を金庫の前にいる人影に向けて投げつける。
店内に入ってきた警備員たちも含め辺りは白い煙であふれ一寸先も見えない状態に)
チャイナりお 「きゃーん!てんちょおぉーどこねー!」
遠夜 「大丈夫ですチャイナりおさん!…荒夜はどこに…!」


(ドクン)

遠夜 (…?なんだ…?)

(ドクン)

遠夜 (胸が…苦しい…)

(ドクン)

遠夜 「…っ…くぅ…」
(胸を押さえ苦しさに耐える遠夜の横に人影が近づく)

荒夜 「……やっと見つけたぞ…」

遠夜 「!あなたは…」
荒夜 「俺は荒夜。おまえのもう一人の存在だ」
遠夜 「もうひとりの…?一体何が何だか…」
荒夜 「おまえも気づいていたはずだ。内なる俺の存在に」
遠夜 「……」
荒夜 「戸惑ってる暇は無いだろぅ?真犯人、逃げちまうぜ?」
遠夜 「あ…ああ、そうですね…。しかし私はどうしたら…。」
荒夜 「俺の手を取れ。ひとつになるんだ」

続きが激しく気になります。。
職人様、お願いいたします!
482怪盗荒夜事件 1/2:04/11/26 22:36:46
TOHYAの裏口に置いてあるゴミ箱近くに身を潜むなぎさとみどり
なぎさ 「みどりちゃん、本当に今日ここに泥棒さんくるのかな?」
みどり 「絶対くるよ。昼間商店街の人達が話してたじゃない、ここのお店にすごい宝物が置いて
     あるって。私達が聞いてるくらいなんだからきっと泥棒も聞いてるに決まってるって!」
なぎさ 「今なにか音が。」
みどり 「シーッ」
カチャリ、キーとTOHYAの裏口を静かに開ける音が聞こえた。店内に入って行く人影。
みどりとなぎさは顔を見合わせ小さく頷いた。
みどり 「早く大人の人を呼んで来よう。」
なぎさ 「うん。・・・!!みどりちゃんっ!!」

リンク 「シスターB、別に君まで付き合う事はなかったんだが・・・。」
教室B 「いくらなんでも神父様お一人で泥棒を捕まえに行くなんて無茶すぎますよ。」
リンク 「捕まえる気は毛頭ない。話し合って悔い改めてくれればそれだけでいいんだ。
     もしなにかあっても護身術は身に付けているから自分の身を護る事位はできる。」
教室B 「・・・それは解っていますけど、でも相手の正体だってわかりませんし人数だって
    一人じゃないかもしれないじゃないですか。」
キャーーーーー!! その時夜の商店街に少女の叫び声が響いた。
リンク 「!! 行くぞシスターB!」
教室B 「はいっ!」
483怪盗荒夜事件 2/2:04/11/26 22:38:11
二人がTOHYAの裏口に駆け付けるとそこには泥棒の一人に抱え上げられて暴れるみどりと
あらん限り声をあげるなぎさの姿が
泥棒1 「このガキッ!大人しくしろっ!!」
教室B 「なぎさちゃんっ、みどりちゃんっ!」
泥棒1 「まずいっ!寄るなっ寄るとこのガキがどうなるか解らんぞっ!」
男は持っていた銃をみどりのこめかみに当てる。
リンク 「・・・シスターB、一瞬でいいからあの男の気をそらしてもらえるか?」
教室B 「はいっ、神父様」
リンクに答えると頭からパチンコを取り出す教室B、すばやい早さで男に照準を当て右目上に
パチンコの玉を飛ばす。
泥棒1 「!!ぐぁっ」
男が怯んだ隙に走り出すリンク。男の手からみどりをもぎ取りそのままなぎさに向かって走り出す
が、慌てた男がリンクに向かって銃を撃った。ターンッと音がこだまする。
幸いにも弾はリンクの足下で弾けたが、そのまま立ち止まってしまうリンク。
教室B 「神父様っ!」
リンク 「なぎさちゃんのところまで走るんだ。」みどりをおろすリンク。
みどり 「でもっ!ファーザーがっ!!」
リンク 「走れっ!!」
リンクの声に半泣きになりながら走りだすみどり、その間両手を広げ犯人の前に立ちふさがるリンク。
泥棒1 「ふざけやがって・・・。」男の銃口が今度はしっかりとリンクの心臓を狙う。
リンク (・・・神よ。)
ドキドキ
ワクワク…
シスターB…やはり頭巾の下は……
シリアスだったのに、頭でワロタよ!
職人さんGJ!!
リンクかこいい!
泥棒1、引き金に指をかける。

チャイナりお 「てんちょー、やっとみつけたよー!」

チャイナりお、リンク神父にとびかかる。

リンク神父 「う、わっ!?」

リンク神父、チャイナりおの勢いに負けてよろける。
お陰で泥棒1の打った弾丸は、リンク神父の肩を掠めるだけ。

リンク神父 「つっ…(肩を押さえる)」
チャイナりお 「あ、あれ? てんちょーじゃない? もしや、あなた泥棒!?」
シスターB 「伏せて!」
チャイナりお 「え、わわわっ!」

慌てて伏せたチャイナりおの後ろから、シスターB飛び出す。
大きく回し蹴りを叩き込み、泥棒1を吹き飛ばす。

チャイナりお 「あなた、シスター? てことは、泥棒はあっちね!」
シスターB 「いけない、他の仲間が!」

裏口から出て行こうとする泥棒たち。

チャイナりお 「アイヤー、逃がさないよ!
          …でも、こんなときに、てんちょーはどこいったね?」
ぶった切りで申し訳ないが。
今出てきているみどりは、橘家の親戚のみどりと別人でいいんでしょうか?
よりりんと一緒に帰ってくるってはずだったので。
>489
同じでいいんじゃない?
よりりんと帰ってくる時の物語はまた職人さんが閃いた時に投下されるってことで
よりりんと帰ってきて、新しく来たもの同士仲良くなったのかも。
そっかー同じか… orz
ドルパ終わったら、没ネタ投稿させて下さい。
運動会前に、運動会終わったらーてカキコしていたネタがあるんで、
このみどりとはあまりにも違いすぎるので、没で。
>492
せひ投下してくだちい
あんまりこだわる事もないと思うし…
キャプテンなんかも、登場時は今の面影の片鱗もないキャラだったぞ
いろいろ出てくるうちにキャラが固まっていくと思うので、硬いこといわずに投下しておくれ
初登場時のキャプテンってもう1年以上前だよね。
よく覚えてないんだけどどんなキャラだったっけ?
>495
今日一日かかって読み直したがもうすでに記憶が…
登場SD多いからなぁ。
シルビーと船上で戦ってて、片目が当時からアニ目だったのしか覚えてないや。
最初は結構キザなこと言いまくる銀ミカっぽいキャラだった。アナたん口説いたり。
だんだん硬派キャラになってきた。
498477:04/11/27 00:25:59
>489
(д)   ゜゜

すんまそん、その設定すっかり忘れてました_| ̄|○
499怪盗荒夜事件:04/11/27 00:31:32
差し出された荒夜の手に手を重ねる遠夜。
その手はひんやりとしており顔をよく見ると自分に似た顔をしている。
サングラス越しの目が月の光を反射しギラリと光った瞬間目の前からその存在が消え、
遠夜の姿が荒夜のものになっていく。

遠夜 「こ…これは一体…!?」
荒夜 「ったく、戸惑ってる場合じゃないだろ?裏口の方が騒がしい」

荒夜の姿になった遠夜の戸惑いように、遠夜の意識の中で荒夜が溜息をつく

遠夜 「…そうですね。私はどうしたらいいんですか?」
荒夜 「意識を全て俺に預けろ。悪いようにはしない」

遠夜が意識を荒夜に預けた瞬間、不敵な笑みを浮かべ風のような速さで裏口を飛び出ていく。


ファンタジックに変身してしまいましたが…良いのかな…
ここまで来たら引き下がれまい!
この設定で駆け抜けろ!w
変身というと、戦隊モノっぽいのを連想してしまう。
鏡を見る事で、もう1人の人格(荒夜)が出てくる、
二重人格みたいなかんじ…で考えたらいいのかな?
駆け抜けて!!職人様!!w
503怪盗荒夜事件:04/11/27 01:07:38
>489,498
あんまりこだわらず気楽に行こうよ。
>501
鏡を見てもう一人の自分って屋擢巣っぽくてちょっと(・∀・)イイ!

店の入り口とは反対側に逃げる泥棒一味、その後を追い掛けようとするチャイナりお。
チャイナりお 「待つねドロボー!!」
慌てて駆け付ける叔父様と警備員達
叔父様  「チャイナりおさんっ!相手は銃を持っている深追いはするなっ!」
チャイナりお 「でもっ !!Σ( ゚Д゚;)」
バンッ!!とTOHYAの裏口がいきなり開いたかと思うと弾丸の様に飛び出してくる人影
チャイナりおの横を真っ白な髪が駆け抜けて行く。

叔父様  「こっ荒夜っ?! いつの間にTOHYAに?」
叔父様の方をニヤリと一瞥しタンッと華麗なジャンプで泥棒一味の真ん前に着地する荒夜。
泥棒2  「うわっ!」
泥棒3  「なんだ、この無駄に派手な奴は?!」
泥棒4  「何者だお前は!」
荒夜   「・・・荒夜」
泥棒4  「荒夜・・・。」
荒夜   「ニヤッ 怪盗ってつけてもいいぜ。まだまだ駆け出しだけどなっ!」
504もしもし:04/11/27 01:10:44
はじめてこのスレ来ました。
すごいですっ!
是非、駆け抜けて!!!!
ゴスサラ「世間では、怪盗が駆け抜けてるらしいわ」(袋詰め袋詰め袋詰め)
闇ミカ 「へー・・・」(ミシンミシンミシンミシン)
ゴスサラ「骨董類を盗んでるみたい」(袋詰め袋詰め袋詰め袋t)
闇ミカ 「じゃぁうちの服は大丈夫だね」(ミシンミシンミシンm)
ゴスサラ「そうね・・・」(袋詰めふk)
闇ミカ 「無駄口は終わりだよ。1日手を抜いたらドルパに間に合わない場合だってあるんだ・・・」

人気寺「闇の貴公子」にだって寝られない夜がまたやってくる。
 徹夜ですか1週間!
>505
イイッ、ワロタよw

ゴスサラ 「駆け抜けてみるかっ弗波当日っ!」
闇ミカ  「デラダッシュ禁止ッ!!」
笑い事じゃないデラさんも多そうだ。
がんがって駆け抜けてくれ!
闇ミカ(当日は奥モデルで二役だから、前日徹夜もヤバいだろうしなぁ
    今年はショの準備がちゃんと出来なかったから、在庫もあまりないし…
    あぁ、ゴスサラに、寺舵手どころか、ずっと売りコしててって頼まないと…
    うーん…メロンパン……)
ゴスサラ「闇ミカ、手が止まってるわ」
遠夜荒夜ネタはネタが浮かびやすく筆がすすんでついミシンを止めてしまうよ…。
今は荒夜とドロボーより自分を優先しなくちゃ…。眠い…。
510怪盗荒夜事件1/2:04/11/27 02:22:01
ちょっと続き書かせてくらはい。

荒夜 「まったく・・・嫌になるぜ、俺を隠蓑に悪さするヤツはいるし。
    なかなか踏ん切りつかんヤツもいるし・・・」
叔父様 「遠夜くんの直感が当ってたようだ。君は寄付金泥棒ではなかったんだな。」
チャイナりお 「ええー?!どゆことよー??!」
叔父様 「いままで荒夜はある物が絡む事でしか盗みをしなかった・・・」
チャイナりお 「なによ?ある物て?」
荒夜 「俺は旨い茶飲めればそれでいーの!それを邪魔するやつは許さん」
チャイナりお 「なんか・・・ワタシのよく知ってる人に似てるね・・・」
荒夜 「で?どうするよ。俺を逮捕するかい?」
叔父様 「おとなしく縄につけ・・・といいたいが君はただ現れただけだ。
    何も盗んでない、今回用意した骨董品も君が好むような
    曰くのあるような物でもない・・・」
荒夜 「俺の好み・・・よく調べたな」
叔父様 「こうみえても一途なんだよ」
チャイナりお 「もー!!気持ち悪いこと言ってないで早く捕まえるよろし!!
        ドロボーに変わりはないよ!」
叔父様 「現行犯で確保しろとのご達しなんだ。彼がなにも取ってない以上
    捕まえられないんだよ」
回りの窃盗団の気配を感じ無線機を手にする叔父様
叔父様 「各班に告ぐ!窃盗団の身柄を確保!民間人を考慮して
    火器の使用は控えろ!」
『了解!!』
荒夜 「・・・後悔するぜ、叔父様」
闇に消える荒夜
511怪盗荒夜事件2/2:04/11/27 02:36:28
チャイナりお 「もー!!いくらなんでもドロボーした人逃がすなんて!
       だめよ!!ちゃんとしなきゃー!!!」
叔父様 「しょうがないよ。実は警察も状況証拠でしか荒夜が盗みをしたことを
    証明できないんだ。」
チャイナりお 「あいやー・・・そうか、ちゃんとドロボーしましたって
      証拠がないのね。それで叔父様わざと荒夜にドロボーさせようと
      してたね?そでしょ?」
叔父様 「ああ・・・でも彼は何も取っていかなかった」
部下 「叔父様、ボーエライの涙の無事が確認されました。
   金庫が破られる寸ででこのお嬢さんが発煙弾を投げてくれたので
   難を逃れたようですよ」
叔父様 「お手柄だね、なにかお礼をしないと」
チャイナりお 「誉められてもなにもでないよー。あの煙りすごかったね。
       あの煙でてんちょーが・・・っててんちょーどこよー?!」
遠夜 「りおさぁ〜ん・・・」
チャイナりお 「てんちょー!!どこ行ってたよ?!」
遠夜 「煙に巻かれて・・・怖くてカウンターの中でじっとしてました・・・」
チャイナりお 「はぁ〜・・・心配して損したのことよー」

チャイナりお 「でも・・・なんで荒夜は叔父様のこと知ってたか?
       叔父様名乗ってもいなかったね・・・ま、いっか。」
512怪盗荒夜事件:04/11/27 04:25:09
遠夜 「さて…今日はいろいろありましたね、もう寝ましょう」

布団に横になる遠夜。瞼を閉じると荒夜の視点での事柄が思い出される。

(怪盗荒夜が自分の中にいるもうひとりの自分の人格だったとは…
一体私の体はどうなってしまったのでしょうね…
りおさんにはとっさにカウンターに居たと嘘をついてしまいましたが…叔父様は何か感づいたかもしれない…。
これからは正体がばれるようなことを言わないよう気を引き締めなければなりませんね。
誰一人にも正体を知られるわけにはいきません…。)


ぐるぐると今夜の出来事を考えながら眠りにつく遠夜。
その枕元に桃饅を片手にした荒夜が立つ。

荒夜 「…まったく…ぶつぶつと細かいやつだな遠夜は…。ま、いいや。
   ……また夜に会おうな…もうひとりの俺。」

>512
最後のセリフで遊●王思い出しちゃったよ!w
桃饅とお茶スキーな荒夜に萌

やっぱカッコイイだけだと味がなくなっちゃうね
職人さんすごいわー…
叔父様かっこいー! 腰だいじょうぶですか?
叔父様 「うぅ。あいたたた…」
アナイス「叔父様ったら、まだ動いちゃだめってお医者様がおっしゃっていたのに。
     昨夜はどこにいってらしたの?」
叔父様 「い、いや、いい月夜だったから久しぶりに散歩がしたくなってね。ううう」
アナイス「昨日、まどかさんがいらっしゃって、いい貼り薬を持ってきてくださったんですのよ。
     貼って差し上げますからズボンをお脱ぎになって…」
叔父様 「やぁ不思議だなぁ!急に痛みがなくなったようだよ!!」 
516手をつないでかえろ 1/4:04/11/27 14:28:27
|ω・`)<よりとみどりが橘家に既に戻ってるってことで読んでくだちい



少し前の橘家。

より 「ねえ綾ちゃん、みどり見なかったかしら」
綾 「さあ…友達が出来たっていってたから、今日もその子と遊んでるんじゃないかしら?」
より 「そう…やっぱりみどりは連れて来ない方が良かったのかしら」
綾 「え?」
より 「綾ちゃんたちの所に帰るって言った時、みどり、凄く喜んで見せてたけど
    本当は、あっちにいた友達と別れたくなかったのかな」
綾 「より姉さん…」

遠くで救急車のサイレン。
ばたばたと家に入ってくる健。

健 「大変大変、TOHYAに泥棒だって!」
より 「日本も物騒になったものね…」
綾 「犯人は捕まったの?」
健 「うん、でも女の子が人質になったり、怪我人が出たりで…」
より 「(女の子…怪我人…)…まさかっ」
健 「え、より姉さんちょっと!?」

より、慌てて家を飛び出す
517手をつないでかえろ 2/4:04/11/27 14:29:34
TOHYAの前に止まる救急車。
担架の上に乗せられたリンク神父。

リンク神父 「大した怪我でもないのに救急車なんて…」
チャイナりお 「そうもいかないよ。神父様、アナタ、鉄砲で撃たれたのよ」
シスターB 「みどりちゃんとなぎさちゃんは私が家まで送りますから、
        神父様はどうか、怪我を治すことに専念してくださいな」

シスターB、少し離れたところに座り込むみどりとなぎさに近寄る。

なぎさ 「みどりちゃん、大丈夫?」
みどり 「うん…でも、ファーザーが…」
シスターB 「神父様は大丈夫。それより、早く家に帰らないと。
        きっとお家の人心配してるわよ。一緒に送っていってあげるから…」
より 「みどり!」

より、息を切らせて走ってくる。

みどり 「より姉!」
なぎさ 「(みどりちゃんのお母さん…じゃ、ない?)」
518手をつないでかえろ 3/4:04/11/27 14:36:25
より、みどり、なぎさ三人、よりを車道側に並んで歩く。

より 「じゃあ、なぎさちゃんもここに引っ越してきたばかりなのね」
なぎさ 「はい。あの、みどりちゃんと、…お姉さん、も?」
より 「そう、この間まで外国にいたのよ」

なぎさの家が見えてくる。
と、玄関から、なぎさの母が出てくる。

なぎさ母 「なぎさ!」
なぎさ 「お母さん、どうしたの?」
なぎさ母 「今シスターBから電話があったの。
       『教会の仕事を手伝ってもらったら、遅くなってしまいました』って。
       みどりちゃんのお姉さんが送ってくれるって聞いたけど、そんなの悪いじゃない。
       途中まで迎えに行こうと思ってたのよ」
みどり 「(シスター、私達が泥棒捕まえようとした事言わないでくれたんだ…)」
519手をつないでかえろ 4/4:04/11/27 14:38:21
なぎさ母 「すみません、わざわざ送って頂いて」
より 「いいんですよ、私もみどりを迎えに行ったところですし。
    なぎさちゃん、これからもみどりをよろしくね」
なぎさ 「あ、はい!」
みどり 「あの、なぎさちゃん…今日は、ごめんね」
なぎさ 「ううん、いいの。今度、一緒にファーザーのところに謝りに行こう、ね?」
みどり 「…うん、じゃあね」
なぎさ 「うん…みどりちゃん、元気出してね」
みどり 「…うん」

手を繋いで帰るなぎさとなぎさ母を、寂しそうに見つめるみどり。
より、そっと横目でみどりを伺う。

より 「…帰ろうか」
520手をつないでかえろ 5/6:04/11/27 14:40:10
改行大杉で収まりませんですた_| ̄|○ これ含めてあと二個になります




よりとみどり、並んで歩く。

より 「で、みどり。私に言う事は?」
みどり 「…ごめんなさい」
より 「そうじゃないわよ」
みどり 「え、じゃあ、えっと…」

みどり、黙り込んでしまう。

より 「シスターがなぎさちゃんの所に電話したって言うんだから、
    教会の手伝いをしてたってのは嘘じゃないんでしょうね。
    どんな手伝いだったのかも、聞かないであげるし、なぎさちゃんのお母さんにも言わない。
    その事を怒ったりはしないわよ」
みどり 「…うん」
より 「でもね、みどり。
    あんたに何かあって、それで綾ちゃんや健君達を悲しませたら、私は怒るよ」
みどり 「綾お姉ちゃん達…」
521手をつないでかえろ 6/6:04/11/27 14:40:59
より 「あんたには、なぎさちゃんのお母さんみたいなお母さんはもういないけど、
    綾ちゃん達、それに私はいるんだからね。
    皆、あんたの事心配して待ってるはずよ」
みどり 「うん…」
より 「だから謝るなら、綾ちゃん達に謝りなさい。
    私に言うのは、別の言葉でしょ?
    私は、みどりが綾ちゃん達を悲しませない為の『手伝い』をしに来たんだから」
みどり 「…そっか!
     より姉、迎えに来てくれて、ありがとう」
より 「よく出来ました」

より、ニッコリ笑ってみどりに手を差し出す。
みどりも嬉しそうに笑い、手を握る。
>516
1レスに15行位しか書いてないから詰めればいいんじゃないの?
1レス 30行まで入るんだから改行を少なくしたり台詞や文章を見直したりとかすれば
6レスも消費する事無いと思うけど。
まあ、またーり汁。
そして自分は職人でないのでネタを投下できないので
男スレから一つ小ネタを。(住人被ってるかもしれないけどね)

934 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 13:20:49
イサの服なんて腹壊しそう。
バアチャン「あらららららららら」とか言って、
自分のハラマキ差し出しそうだ。

973 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 22:17:48
四郎って冬でも半袖で風邪ひかなそう。
司は弱くて風邪引きそうだ。
四郎は司のお見舞いに来て、ケーキとか勝手に食べそう。

975 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 22:25:08
そして横で、ばあちゃんから聞いてきた怪しげな民間療法(ネギでどーするとか)
を大真面目な顔で司にほどこそうとする勲。
(真面目なんだが何処かチャンネルがずれる不思議ちゃん=ミステリアスな男になる勲)

986 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 22:39:50
四郎が虫歯で苦しんでるときに、穴に詰めろと味噌(おばあちゃんのお手製)を
持ってくる勲。もちろん真剣大まじめだがズレていることに気づいていない。
それを(ヲイヲイ…)と思いながらも止めない司。
改行とか文の長さとか難しいよね。
投下して突っ込み受けたり褒められたりで、ここは色々勉強になります。

よりリンクみどりになぎさに荒夜登場、
後はくんとひすいとこはく?
…ひらがなばかりでわかりにくい罠
こはく&ひすい 12月登場予定…
>525
もしや魔界編?!

黒ナー    「楽しみでつ。魔界編というからには、黒ナーも大活躍の予感でつ!」
D(゚Д゚)y─┛「面倒な事になるなら、あたしは遠慮しとくよ」
本スレから。

457 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 19:04:36
四郎って何もないところで転ぶ気がする。しかも顔面から。
459 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 19:19:47
四郎が顔面で転んでるところを、司が「(またか…)大丈夫?」と心配し、
  勲は気づかずそのへんで公園のハトと戯れてるような。
461 :もしもし、わたし名無しよ :04/11/26 19:23:17
>459
司、やさしいな。(*´∀`)
しろたんは顔が土で汚れても、笑顔で「だいじょうぶ!」とか言いそうだ。

ここから>>523に続く流れだった。
>527 ああっ改行無くて読みにくい! ごめんでした。
四郎 「つかぴょん、風邪はどうだ?>>523タンその他が心配してっぞ。」
司  「うん、熱はたいしたことないから大丈夫(ゲホゲホ)でもちょっと腹具合が悪くて…。」
四郎 「そっかー。これ、綾ねえが焼いたパウンドケーキなんだけど
    腹具合が悪いなら藻前は食わない方がいいよな。(パクパク)」
司  「(あああ、綾さんのケーキ…orz)」
勲  「腹具合とパラグアイって似てるよな…。」
司   「ハァ? (ハックション)」
勲  「つかぴょん、これはばーちゃんが漬けた梅干なんだがな。
    ちょっと腹を貸せ。(いきなりつかぴょんのパジャマをめくり上げる)」
司  「な、な、なにすんだよーーー!!(ゲホゲホ)」
勲  「腹に梅干を貼ると、腹痛が治る(´ー`)ノ」
司  「(見舞いに来てくれて嬉しいはずなのに、悪化してきた気がする…アハハ。ウフフ。)」
>529
GJ!禿ワロタ!
腹具合とパラグアイ…
友達で「疲労困憊」を「ハローグッバイ」と
聞き間違えたのを思い出したw
ツカピョン…腹具合どころか頭の具合まで>…アハハ。ウフフ。
パウンドケーキ残念すぎるね。
回復祝いにでも焼いてもらったらいいね〜
>531
そこで綾姉がエプロンでおかゆで、ふーふー あーんですよ!

きっと熱が上がるな…w
>>532
貧血で死んでしまいそうです(w

夏祭りのときに、その機会があったのにねー
>>532
何故か「綾姉が裸エプロンで」と読んでしまった。
友達をおもちゃにしてると言うかもて遊んでるな〜(w
(悪気なし&真剣なのに結局はそういう結果に)
まあ、そういうところが男の子の友情なんだろうけどね。

…はっ、コレが某の公式のちょっと悲しい少年期ってやつ?
ここ見る度にイサイサ欲しくなってくるよー
財布に悪いスレですね。

橘家はジュンもいつか来るんだよね、大家族過ぎw
てんとう虫の歌だな。
なんで?どんな歌?
>538
昔のアニメだよ…
ttp://www.begets.co.jp/tvmanga/db/data/163tentomushi.html

再放送組だけど、ジェネレーションギャップを感じて悲しくなってしまったorz
>539
だいじょぶ。
ここにも、橘家のネタを読むたび、思い出してたのが一人。
兄弟多くて、うらやましいな。
541叔父様になれました:04/11/28 14:23:26
アフター予約のアナタン
キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!
叔父様にレベルアップ!
オメ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!


漏れは次の純タン狙いさ、お迎えして家の13ミミタソと
仲良しコンビにさせたい・・・
橘家関連の新キャラってこれで合ってる?

延:四郎たちの父方の従弟。家庭環境不明
より:若く見えるが橘母の生前の親友。橘兄弟の後見人的存在。海外で暮らしていた
みどり:四郎たちの母方の従妹。両親は死去しており、よりに引き取られて海外で暮らしていた
純:翔と二卵性の双子に相当。祖父母と暮らしていたが、戻ってくることに?

今後ネタ書くために確認なんだけど、よりとみどりは橘家に同居してるの?
それとも簡単に行き来できる近所に住んでるだけ?
仮に同居だとしたら新生橘家の住人って
綾、四郎、翔、純、凌、健、美加、あきら、マリオ、マリー、より、みどり
…12人か。間取りが見てみたいな。
特に根拠なく別居だと思っていたけど、家捜ししてティーカップとか出してたよね
あれは同居という意味だったのかな
別居だとしても、家族も同然に遊びに来るから専用カップがいるのかな
第9章の嘘予告とは、同じ映画の別バージョンということで

D(師匠)も走る、12月!
―ハイランドで。 「エルシー、マイスイート!」
―東京で。 「綾姉がちっちゃくなっちゃった!!」
―商店街で。 「魔界でお見合い!?」
―果ては、のの王国で! 「やべえよ。叔父様に蜂の巣にされちまう!」

みんなの絶叫がこだまする! もう後いくつでお正月!? 一番にたどり着くのはいったい誰だ!

「間違えたんじゃないわ、わざとよ。アタシ達今度こそ優しいお母さんが欲しいじゃない!」
「俺あ、しがねえ蕎麦職人だ。俺にできることはただ一つ! 命がけで蕎麦を打つことだけだ!」
「エル・シー。聖眼の少女」
「邪魔すんな!うちの者を取り返しに来ただけだ!」
「見くびらないで!お姉様」
「綾ねえ、大丈夫だからね。僕たちがいるからね。もう泣かないで」
みんなの絆が試される! 全ての鍵は扉の向こう! まだ見ぬ魔界で何が待つ!?
「魔界へ続く扉。実はハイランドにも3箇所ほどあるんですよ。ご存知ですか?」

「鈴が鳴ってる・・・私、行かなければ」
「嵐?上等だ。凪よりはいい」
「・・・あの、失礼ですが、もしかして師匠・・・?」
お正月特別映画 「叔父様と愉快な仲間たち2〜今度は魔界で大冒険!〜」いよいよ近日公開!

「愛しているよ、アナイス、エルシー。お前たちを・・・」
おぉ楽しみだ!
>「やべえよ。叔父様に蜂の巣にされちまう!」
何が起きたんだ!気になるよ
ここのお話って、何処かで打ち合わせして書いてたりするんじゃないんですよね?
ハイ黒もそうだけど、前にあったネタとかセリフとか上手く使ってて
なんかネタ合わせでもあるんじゃないかと思ってしまう。
>548
自分ハイ黒も長編も参加してる一人だけど打ち合わせなんて全くないっす。
適当に書いた事をきれいに伏線として消化してくれてる他の職人様の腕には
いつも頭が下がる思いです。
>「愛しているよ、アナイス、エルシー。お前たちを・・・」
叔父様?! 叔父様どうなさったのーーー!!
>548
書き手の一人ですが。
・出されたものはできるだけお残ししない
・次に見たとき予想と流れが変わってても泣かない
だけを気をつけて、後は出たとこ勝負です。
こことテスト版でしか会うことができませんが、他の職人様方には心から感謝しています。
自分も職人サマsの腕前には尊敬と羨望と感謝の言葉しか出てこないよ!
>・出されたものはできるだけお残ししない
>・次に見たとき予想と流れが変わってても泣かない
特にこの部分はみんなすごいなーと思って読んでた。
複数の人で書いてるわけだから、職人全員の思い通りには行かないだろうに
それでもがんがん書き続ける職人サマたち、本当にいつもありがとう!
やはりネタ合わせとかはないのですね。
勝手に混ざったらダメなもんかなと気になってしまったので。
職人様たち、これからもがんがってください。
時々ネタ投稿してる職人です。
ネタ合わせは全くしてないっすー。
他の職人さんのネタに触発されてストーリーが浮かんだり、
自分がなにげなく振ったネタを誰かが膨らませてくれるのが楽しいです。
途中でネタ切れして困って放置してしまったネタを他の職人さんが
救ってくれたこともありますた。感謝してます…。職人さんもROMさんもいつもありがd
エルシー 「遠夜さん、こんにちは。おじちゃまのお使いで、お茶を頂きに来ました。」
遠夜  「エルシーちゃん、こんにちは。ご注文は桂茶と茉莉花茶でしたね…。
     いつもご注文頂いてるのでおまけしておきましたよ。
     …あの、私の顔に、何か?」
エルシー 「いえっ なんでもありません(ぺこり)」

エルシー 「(つд⊂)ゴシゴシ 変なの、また目がおかしくなっちゃった…。」

ミシェル 「もしもし、君は僕の初恋の人?」
エルシー 「あのっ私、エルシーです。」
ミシェル 「あ、ごめんね。アナイスの妹さん…だよね。」
エルシー 「あの、ミシェルさんは、どうしてみんなに初恋の人って聞くの?」
ミシェル 「ふふ、変ですね。僕、時々自分が好きな人とか、優しくしてれる人の区別が
      つかなくなっちゃうんですよ。相手が男性か女性か、人間かそうでないか、
      子供か大人か、そういう表面的なことが見えなくなっちゃう。
      見えてるんだけど、認識できないって言うか。
      あ、認識ってエルシーちゃんには難しいかな?」
エルシー  「ううん、わかる。」
556エルシーとミシェル2/2:04/11/29 06:21:46
ミシェル  「表面の姿形は見えてるんだけどわからなくなって、相手の心みたいな物が見えてしまって。
       エルシーちゃんはいい子だから、僕は初恋の人と混乱しちゃったんだねきっと。」
エルシー  「あの。…たぶん、ミシェルさんなら分かってくれる気がする。
       変かもしれないけど、聞いてくれますか?
       あのね、エルシーね、みんなの姿が時々違う風に見えるの。
       さっきも喫茶店の遠夜さんが、白い髪の別の男の人に見えたの。」
ミシェル   「え?」
エルシー   「それから、魔女のDさんとかVさんは、おねえさんなのに
        おばあさんに見えたりするの。絵本に出てくるみたいな…。
        それに、海賊の教室さんは時々エプロンつけたお母さんに見えるし、
        リヒトさんちの猫の男爵はステッキを持った紳士に見えるの。」
ミシェル   「そうなんだ…。」
エルシー   「だけどおねえちゃまやヒューイ君や美加ちゃんは普通に見えるんです。
        おじちゃま達に言うとニコニコして聞いてくれるけど、分かってもらえないんです。
        エルシーは変なのかなあ。病気なのかな。Vさんはそーゆー風に見えるのは
        大事なコトだって言ってたけど。」
ミシェル   「エルシーちゃん、それはVさんの言うとおり、他の人にはない力なんだよ。
        病気なんかじゃないよ。」
エルシー   「うん…。」
ミシェル   「僕もエルシーちゃんも、他の人には見えない物が見えてしまう。
        それはきっと、僕達に出来る特別な役割なんだと思う。」
エルシー   「うん。」
ミシェル   「でも、知らない人にはそのことを話しちゃダメですよ。
        悪い人が聞いてるといけないからね。Dさんか、Vさんか…
        それに、僕で良ければいつでも聞くからね。」
エルシー  「うんっ ありがとう。(ぺこり)」

エルシー 「(みんな、ミシェルさんはちょっと変な人だと思ってる。
       でも、ちっとも変な人じゃないよ。エルシーも変じゃない…。)」
ミシェル、ただの変な奴じゃなかったんだね・・・(ホロリ
でもそれでいて、健子ちゃんに勘違いして惚れてるなんて(w
・・・いや、ミシェルには頭を打つ前の真のデカ健様の姿がみえてるのかっ?
ミシェルが初恋の人と間違えて声かけてる相手は心根がデカ健様に似てるって事か…
でも前に小学生に声かけてなかったか?ミシェル
心の在り方がデカ健様に似てる人に声かけてるんだと解釈すると
小学生に声かけるのはむしろ自然かも。
デカ健 「俺は心優しく時に勇ましく、また無邪気で繊細な心の持ち主だからな、美加!」
デカ美加「お兄様の正体を隠すために、ミシェルさんにかけた魔法・・・
     少年の気持ちが強過ぎて、中途半端に解けるかけているのね」
デカ健 「ヌルーするなよー」
デカ美加「ところでお兄様、その格好。」
 デカ健、草の装備にサングラス。
デカ健 「怪盗が流行ってるみたいだから、一緒に駆け抜けてこようかと思って(・∀・)」
デカ美加「大人しく魔界編の準備とやらでもなさってください・・・(今年も頭が痛い年末になりそうだわ)」
ミシェルって、デカ美加とデカ健は絶対間違わないもんね。
ほんと正反対の双児って事か。
このスレの双子キャラって基本的に似てないよね。
チビ健美加もセシル兄弟ものの姉妹もリヒトレオナも。
>557
>ミシェル、ただの変な奴じゃなかったんだね・・・(ホロリ

ただの変な奴じゃなくて、グレイトな変な奴だと思ってたよw
>560
13サラの私物のブライスにも声かけてたぞ。
ミシェルは13サラのブライスにデカ健様に通じる魂を見たようだ。
ミシェルは男爵や里の人にまで声かけてたな。
まあ、あれだ、デカ健様は変な時とまともな時の差があるから。
デカ健様は神ですよ・・人間、いや存在する全てのモノの
ありとあらゆるモノを内包してらっしゃる存在なのです・・・

そのせいでアレだけどな(・∀・)
>568
最近の某はそんな感じの事をネタ抜きで言い出しかねないのが怖い
じゃあ、里の聖母像も中身はデカ健様だったりするのか?
>569,570
他スレではキッチリ向き合ってますが
現実逃避出来る唯一のスレなんで
持ち出さないでホスイ… (´・ω・`)
里にデカ健様祭ってあったらマジで見に行きたいとか思うw
ピーターパンみたいで楽しそうだ。
このスレ読み出してからデカ健様ファンです。
あの降臨台に草の装備なんだ……(笑)
自分、新参者なので、伝説の
草装備のデカ健様を一度どこかで拝んでみたい物だ…
575小ネタ 13ミミと橘純:04/11/30 21:51:56
ずれたらスンマソン
                  ∧ ∧
モウスグドルパダネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー ( ゚Д゚)
       (ι0 0 0 0 ∪) 〜(  )

                  ∧ ∧
ハヤクオシャベリシタイネー (*´・ω・)(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                   ∧ ∧
オカイモノニモイキタイヨネー (*´・ω・)人(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                  ∧ ∧
モモマンモタベタイヨネー (*´・ω・)人(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                       ∧ ∧
スウィートドリームノケーキモタベタイヨネー (*´・ω・)ノシ(・ω・`*)…( ゚Д゚)

                    ∧ ∧
…(*´ェ` )ノ (・ω・`*)タベモノノハナシバカリダネー( ゚Д゚)

                   ∧ ∧
コイバナトカモシタイヨネー (*´・ω・)人(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

             ∧ ∧
キャッ(*つω⊂) (つω⊂*)キャッ( ゚Д゚)

               ∧ ∧
ハヤクアイタイネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)
こまめ喋るのか!!
あ、スマン<タベモノノハナシバカリダネー
がこまめが喋ってるように見えたorz
こまめ出現で男爵の立場は。
公式でしゃべったって、男爵もしゃべっているか。
うーん・・・・
ミミ純かわいいよミミ純
勲 「猫タン増える・・・楽しみ(´ー`) 」
魔界編明日からだっけ?
楽しみだ。
583魔界編:始める前に:04/12/01 00:47:04
それでは、派手に予告を打ってしまいましたので魔界編のプロローグを投下したいと思います。

以下、長編映画ネタということで、タイトルをいれますので、うざい場合ヌルーお願いします。

映画ネタはパラレルワールドということで、ほとんどのキャラは普段そのままの役だと思いますが
魔界キャラがオリキャラばかりになっても寂しいので、もしかすると一部演じてもらうことになるかもしれません。

また、物語の時間軸上クリスマス・年末・お正月ネタとかぶってしまいますが、
あくまで映画の中ということで、日常ネタはがんがん落としてください。(自分も思いつく限りがんがって投下します)

以下仕込みのため、5レスほど長文連投します。スレ消費申し訳ありません。

それではスレ住人の皆様、ほかの職人の皆様方、よろしくお願いいたします。
オープニング。マリーとマリオ相手に珍しく真面目に授業をしているVタマ。
V 「そう。偉大な魔女にのみ名乗ることが許される一文字名。
   魔女の数は?」
マリー 「表の人間界の魔女が13人、裏の魔界の魔女が13人。合わせて26人です」
V 「教科書的にはそうね。でも、26人全て現存するとは限らない。
   一文字名は歌舞伎や落語の名跡みたいなもの。その継承はそれぞれの魔女にまかされているから、
   気がつかないうちに代替わりしていたり、後が絶えていたりすることもザラ。
高位の魔女にとって寿命などあって無きが如しだしね。Dちゃんは公式記録では130歳と名乗ってたっけ。
   魔界の大魔王でさえも全てを把握しているとは限らないわ。
   じゃあ知っている大魔女をあげてみて」
マリオ 「師匠白魔女V様、黒魔女D様、え〜と・・・」
マリー 「紫の魔道女王S様」
V 「魔女はその名を継がせるにあたって、非常に奇縁を尊ぶわ
   本名に魔女名の一部が入っているなど、その最たるところ。
   Dちゃん、シンディに振られたのはかなりショックだったはずよ。どうする気かしらね・・・まあ他人事だけど」
ぱたんと魔術書を閉じる。
V 「じゃ、今日の授業はおしまい!」

(テーマ曲スタート)
お正月特別映画 叔父様と愉快な仲間たち 2
(全員で)「「「「「今度は魔界で大冒険!?」」」」」
2004年師走のある朝。 
チュンチュンとスズメのさえずる声。
めぐ 「おはようございます。今日も冷え込みますね」
リヒト 「もうすぐみそかだからな。うちの一番のかきいれ時だ。気合い入れっぞ」
めぐ 「はいっ」
トテトテ走ってくる黒ナー。
黒ナー 「おはようございまーつ。ゴスサラたんに魔界から速達でーつ」
ゴスサラ 「・・・え、何?(寝ぼけまなこをこすり)今寝たばっかりなのに〜。
      (差出人を見る)ママから?どうしたんだろ(ガサガサ)」
闇ミカ 「え〜、ど〜したの〜、ゴスサラ(むにゃむにゃ)」
ゴスサラ 「ちょっと待って・・・え?魔界でお見合い!?聞いてないわよ!」
闇ミカ 「(目がさめる)なんだって〜!」
ゴスサラ 「魔界の大魔王が花嫁探しのために大晦日とお正月の間に『時の狭間の大舞踏会』を開催するって。魔界貴族の娘にとって事実上のお見合いよ」
闇ミカ 「え・・・あの方って、とっくに妻子ある身じゃ・・・」
ゴスサラ 「夏ごろに何番目だかの王妃『夜の女王』が、堪忍袋の緒を切らしてついに別れたのよ!
      魔界ワイドショーでもちきりだったわ。だからって、なんでこっちにまでとばっちりが・・・」
闇ミカ 「どれどれ。(落ちた手紙をひろう)未婚の魔女はとりあえず全員集合なんだね。
・・・ということはうちの師匠も・・・ナンテコトダ で、どうするの?」
ゴスサラ 「バックレるに決まってるでしょ!」
同日昼。東京中学(仮)2年教室
(キーンコーンカーンコーン・・・)
27番 「いよいよ終業式だ。冬休みに入るけど、調子に乗ってハメはずしすぎんなよ!
     じゃ、成績表を返すぞ!」
四郎 「明日から、のの王国の建国三千年祭に行くんだな。つかぴょん、やっぱり駄目なのか?」
司 「今年に限って両親が日本に帰ってくるって_| ̄|○ 」
13ミミ 「残念だね。みんなで行けると思ったのに。・・・でも本当にいいの? 眠ののちゃん?」
眠のの 「ええ。もうチャーター機を準備したわ。結局来れるのは?もちろんセシルでしょ。四郎にルカに・・・」
勲 「俺も大丈夫。クリリンは年末の営業が終わってから合流するって」
13ミミ 「女の子は私とアナイスちゃん?・・・叔父様のお許しが出てよかったね」
アナイス 「ええ!」
セシル 「海賊たちは船便で巫女ののちゃんを送り届けるって。式典は苦手だから後は勝手に観光するって言ってた。
    期末テストが終わったらさっさと出発したよ」
同日深夜。海賊船の巫女ののの船室。巫女ののは机に向かって書き物をしているが、ためらいためらい筆が進まない。そこにノックの音。
巫女のの 「はい。どなたですか?」
キャプテン 「俺だ」
巫女のの 「(扉を開ける)まあ、キャプテン様」
キャプテン 「(机の上を一瞥する)すまない。邪魔したな」
巫女のの 「かまいませんわ。どうかなさいました?」
キャプテン 「夜番をしていたら、のの王国の灯が見えてきたんでな。順調に行けば朝には入港だ」
巫女のの 「そうですか。いよいよ・・・」
キャプテン 「生まれてすぐに離れて、久方ぶりの祖国だもんな。お袋さんにしっかり甘えてこいよ」
巫女のの 「キャプテン様方は?」
キャプテン 「式典なんてガラじゃねえよ。俺達ものの王国は初めてだから観光でもしてのんびりさせてもらうさ。
       今度は陸の上での正月だな」
巫女のの 「祖国・・・のの王国の血を享けて、愛と誇りは確かに存在します。でも私にとって唯一つの家、それはこの船です。
     たとえどこで生きていても心は必ず海に、そして家族である皆様の元へ帰るでしょう」
キャプテン 「・・・どうしたんだよ。しんみりして。たった1週間かそこらのことじゃないか」
巫女のの 「・・・おかしいですわね。夜に手紙など書くものではありませんわ。感傷的になりすぎてしまいました」
キャプテン 「じゃあ朝は早いから。お前も早く寝ろよ」
朝日に輝くのの王国港。甲板の先で巫女ののは紙を破いて海にまいている。風に散る紙片。
シルビー 「何やってんの、あんた」
巫女のの 「昨晩手紙を書いたんですが、朝読み返したら恥ずかしくて・・・もう夜中に文は書かないことにします」
シルビー 「あたしは昼でも書かないけどね。もう入港するわ。降りるわよ」
(シルビーは何気に落ちていた紙切れを拾ってポケットに入れる。巫女ののは気付かない)

近衛兵の一隊が巫女ののを迎えに参上している。
隊長 「姫君。よくぞ祖国へ戻られました。お待ち申し上げておりました。     
(海賊達に)皆様、今まで姫君をお守りいただきありがとうございました。心から感謝いたします」
巫女のの 「・・・それでは参ります」
巫女ののが仲間達に振り返る。朝日を背に、胸を衝くような澄明な笑顔。
巫女のの 「・・・さようなら、キャプテン様」
キャプテン 「・・・巫女ののっ」
キャプテンが反射的にのばしかけた手をぐっと握り締める。
キャプテン 「(・・・なんなんだ。このいやな予感は)」
すみません。入りきらなかったのでもう1つ。

同日。アナイスが、のの王国に出発する前夜の叔父様邸。
叔父様 「準備はできたかい?」
アナイス 「ええ。叔父様。旅行を許してくださってありがとうございます。
      叔父様と離れてクリスマスと新年を迎えるなんて・・・」
叔父様 「es陛下のせっかくのご招待だ。楽しんできなさい。
     エルシーもお父様とお母様のところに帰りたいだろうね・・・
     (真剣に捨て犬のような哀しげな表情)」
エルシー 「叔父ちゃま、ひとりになったらかわいそう。エルシーはここにいるよ。
      大きいお兄ちゃんたちがいなくなるから、美加ちゃんがミニっこたちで
      クリスマスパーティをしようって」
叔父様 「お前は良い子だねえ、エルシー。そうだ、いいことを思いついた。
     美加ちゃんのお宅だと綾くんも大変だろう。我が家でパーティーをしようじゃないか」
エルシー 「うわあ、本当にいいの? 叔父ちゃま大好き! ありがとう!」
アナイス 「じゃあ、少し早いけれど。私からクリスマスプレゼントよ。エルシー」
アナイスは、首にかけていたペンダントをはずしてエルシーにかける。
エルシー 「うわあ、きれい・・・本当にいいの?お姉ちゃま?」
アナイス 「昔お母様にいただいた贈り物よ。お守りの石がついているのですって。
      お母様の瞳の色・・・あなたも同じね、エルシー。とてもよく似合うわ」
叔父様 「(アナイス私には? 私にはプレゼントはないのかい?)」
アナイス 「(うふふ。叔父様、書斎の机の一番下の引き出しに入れたプレゼント。
      いつ気付いて下さるかしら?)」
魔界編キター(AAry
のの王国、東京、魔界に別れるんだよね。
混乱しちゃいそうだからメモっとこう。
魔界編導入乙!
続きが気になるよー。
漏れもまとめ読み用にメモ帳作らんと。
のの王国、王室御用達のチャーター機の発着場。
大きく「NONO」と書かれた機体が静かに降り立つ。

ルカ 「いよいよのの王国か。春休みのアタミに比べて随分立派だよなー」
13ミミ 「(窓の外を見て驚き、横の四郎を突付く)ねえ四郎、あれ、あれ!」
四郎 「何だよ、もうちょっと寝かせ…!?」
13ミミに指差された先を見、目を見開く四郎。
搭乗階段から赤絨毯が敷かれ、礼装に身を固めた儀杖兵がその両側に綺麗に整列しているのが見える。
四郎 「何で俺らがこんなに歓迎されてるんだ!?」
眠のの 「当然でしょ、王女とその婚約者、そして『ご学友』の到着ですもの」
ルカ 「…今まで実感なかったけど、眠ののちゃんって凄いんだな…」

式典を控えてお祭りムード一色ののの王国。
海賊一味は観光に乗り出している。
11番 「8番先輩、恋占いですって。9番先輩と占ってもらったらどうですか?」
8番  「バカね、それなら相手の居ない誰かさんの方が必要なんじゃないの?」
シルビー 「あたし、寝ルカ先生との相性占ってもらおうかな。
      ちょっとキャプテン、お小遣いちょうだい。今宝石は持ってるんだけど小銭切らしてて…
      キャプテン?」
キャプテン 「あ?ああ。何か言ったか?聞いてなかった」
シルビー 「もう、何ボーっとしてるのよ?あんた朝からいつにも増して変よ」
キャプテン 「いや、俺は変じゃねえよ。ただ、何だか胸騒ぎがしてならねえ。
      大事なものを失くしちまうな、そんな予感が。
      この感じ、前にも覚えがある。あれは…」
苦い記憶にギリ、と唇を噛むキャプテン。
キャプテン 「先代が死んだ時だ」
魔界編キタ━━━━━━☆*・゚(゚∀゚)゚・*━━━━━━ !!!!!
さっそく乙です ( ・∀・)つ旦~旦~旦~

先がすげー楽しみだよ!
594今度は魔界で大冒険!?:04/12/01 20:42:50
のの王宮に到着した『ご学友』ご一行。女王esは執務中ということで、荷物を置くなり早速城下町に繰り出すことにする。
四郎 「外国に来たって感じだよな・・・」
13ミミ 「人種がちがうわよね・・・」
ルカ 「最近顔がデカイといわれる俺も、この国では小顔だな」

道行く人々のの、のの、のの(たまにセシル)。のの好きにはたまらない国である。

13ミミは、『地○の歩○方:のの王国編』を頼りに占い横丁を探す。
13ミミ 「・・・人口の7割はのの族からなるのの王国。霊能力者が多いため、別名『占い師のふるさと』とも呼ばれる。
      特にメインストリート『占い横丁』は宗派無関係、『当たったもの勝ち』が合言葉。人気の店には行列も・・・
      占いが良くなくてもめげちゃダメ。アフターケアにお守り、おまじないも完備。・・・あった!」
立派な門構えの店から、掘っ立て小屋、ただ路上に敷物を敷いただけ、大小さまざまな占い小屋がひしめいている。
のぼりも『恋する女の子、応援しちゃう!』というポップなものから、『呪殺請けます』というぶっそうなもの、『ほれ薬入荷しました』という怪しげなものまで様々である。
13ミミ 「ど、どうする・・・?」
ルカ 「んじゃ、入ってみますか!」
城下町の食堂に入った海賊団一同朗らかな雰囲気の中
キャプテン一人は神妙な面持ちでいる
キャプテン 「・・・(どうしてだ?無性にあの時の事を思い出す)」
11番 「・・・テン!キャプテン!!」
キャプテン 「ん?どうした?」
11番 「のの王国名物のシードルですよー。のの王国ってリンゴの栽培が盛んなんですってー。」
シルビー 「飲みやすいわよ、これ。樽で買って行っちゃだめかしら?」
教室 「誰がかつぐんすか?その樽」
キャプテン 「・・・」
教室 ヒソヒソ「なんか様子が変っすよ。キャプテン、体の具合悪いのかな?」
シルビー ヒソヒソ「小遣いせびったのが悪かったのかしら?」
8番 ヒソヒソ「なんか・・・のの王国についてから変なのよ私も。
      昔の事を思い出せそうで思い出せない感じ」

11番 「キャプテン・・・あの時の事思い出してるんですね?」
キャプテン 「?! なんで判った?」
11番 「闇の魔素の濃さがあの時とそっくりなんです・・・。」
11番の脳裏に蘇る風景
泣きじゃくる少年キャプテン、先代の蒼白な顔
キャプテン 「・・・一体何が起ころうとしてるんだ?」
596今度は魔界で大冒険!?:04/12/01 22:00:03
東京。アナイスたちが出発した翌日。まぶしいほどに良く晴れた冷える朝。
 ? 「うそ〜、朝!? 朝の光なんて大キライ! 
アタシは空間・時間系の魔法は苦手だから、しっかり計算してって言ったでしょ!」
 ? 「仕方ないよ・・・授業じゃなくてほんとに魔法を使うの初めてだもの。
    早く仕事を片付けて、さっさと魔界に帰ろう」

天すみ。朝、洗面をしていためぐは2階から降りてきたゴスサラを見て目を見張る。
めぐ 「おはようございます。めずらしく早いですわね」
ゴスサラ 「おはよー。・・・眠れなかったのよ。
      一文字名こそないけれど、高実力者のうちのママ。実力行使で実家に強制送還かも、とか思ったら・・・」
二人並んで『ぴかっとキレイ』で顔を洗う。メイクを落とすと、同じ初期子同士、よく似ている。
めぐ 「顔色が悪いですわ。目の下クマができてませんか? 今からでも寝たほうが宜しいかも」
ゴスサラ 「そうね・・・」

そこに突然降ってくる子供の声。
 ? 「見つけた!」
 ? 「こはく、左の人を連れて行くのよ!」
空中に現れた小さな手が、めぐの手をつかむ。

ゴスサラ 「!?」
めぐ 「誰なのです!」

? 「ひすい、つかまって。魔方陣召還、行き先は大魔王宮殿!」
ミシェル「残念。ゴスサラさんは美白でした」
ゴスサラ「 ハ!Σ(゜д゜)それどころじゃないでしょ。」
闇ミカ 「たいへんだぁ、リヒト〜」
すんません。このはなしのめぐりんは大正浪漫ということで・・・
 >597の闇ミカの叫び声を聞き付け、リヒトが駆け込んでくる。
リヒト 「どうしたんでぃ?!」
ゴスサラ「た、大変なの、めぐが…」
 はっとするリヒト。ゴスサラと一緒に顔を洗っていたはずのめぐがいない事に気付く。
リヒト 「めぐりん…っ。めぐりんがどうしたっ?!」
 リヒトはゴスサラに思わずつかみかかっている。冷静に止める闇ミカ。
闇ミカ 「闇の者の気配がした。…魔界の空気が少し残ってるね」
ゴスサラ「さ、攫われちゃったんだと…思う……魔界に」
闇ミカ 「ゴスサラと間違われたんだ。朝起き抜けですっぴんだったから…」
リヒト 「めぐりん…」
ミシェル「大丈夫ですか、リヒトさん。顔色が」
リヒト 「だ、大丈夫じゃねぇなんて言ってられるか!攫われただと?
     詳しく、聞かせてもらえねぇか?」
流れ豚切でスマソが、ミセルと新なぎさの話を投下してもいいっスか?
ぜひ投下キボン
602ミセルとなぎさ1/2:04/12/02 00:05:30
ではお言葉に甘えて、流れ豚切でスマソが投下。


夕暮れ時、河原の土手の陰に隠れた堤防工事で出来た段差の下。

なぎさ 「…痛いよぅ。グスン」

なぎさは、痛む足を擦っていた。
引っ越したばかりでまだ友達もいないので、近所の土手でひとりボール遊びをしていたのだが
ボールを追って段差から落ちたのだ。
それほど高い段差ではないのだが、ミニSDが足を捻るには充分な高さだった。
痛む足を庇いながら何度も段差を登ろうとしたが、その度にズルズルと滑り落ちた。
もともと人通りも少ないのに、道からは完全に死角になっている。
誰か助けを呼ぶのは絶望的、自力でも登るのも不可能な状況だ。
冬の日没は早い。あっという間に夜の帳が降りてくる。
震えているのは心細さからか、それとも寒さのせいか。
辺りが薄暗くなってきたのを引き金に、なぎさの心はついに折れてしまった。
気丈にも今まで耐えていた瞳に、涙がみるみる溜まっていく。

なぎさ 「…う」

わぁぁぁん、と続くはずだった嗚咽は、その時どこからともなく掛けられた声に遮られてしまった。

? 「そこにいるのは、もしかして僕の初恋の人?」

咄嗟に辺りを見回すなぎさ。
見ると、段差の上から男が見下ろしていた。
603ミセルとなぎさ2/2:04/12/02 00:14:11
続きです。


なぎさ 「…誰?」

その問いには答えず、男は逆に聞いてきた。

? 「どうしたんですか?登れないんですか?」
なぎさ 「…落ちたときに足をくじいたみたいなんです。」

なぎさの答えを聞いた男は、よっという掛け声と共に躊躇いもせずに飛び降りる。
その瞬間…

-----なぎさは、男の背中に羽を見たような気がした。

呆気にとられているなぎさの横に降りてきた男…ミシェルは、ひょいとなぎさを担ぎ上げ、
軽々と段差を飛び越えた。
まるで空を飛ぶように。

土手の上でなぎさを下ろすと、ボケットから取り出した(天墨の)手ぬぐいで顔の泥と涙を拭いてやるミシェル。

ミシェル 「もう大丈夫ですよ。歩けますか?」
なぎさ 「あ、はい。なんとか歩け…イタッ」
ミシェル 「無理しない方が良いですね、ちょっと待って下さい」

近くに停めてあった出前用のスクーターのキーを抜き、背中を向けてしゃがむミシェル。

ミシェル 「なぎさちゃんの家までおぶっていってあげますよ、さぁどうぞ」
ミシェルもちゃんと天すみの仕事やってるんだね。
いつもはリヒトの被保護者なのにいざとなるとちゃんと子供を助けてあげられる彼が好きだ。
それぞれバラバラに占い屋に入るルカと四郎、13ミミ
その中で13ミミは魔女の絵が描かれた占い屋に入っていった。
奥には胡散腐そうな衣装の老婆が水晶玉を前に座っている。13ミミに気付くとニヤリと笑う。

老婆 「いらっしゃい、おじょうちゃん。占いに来たのかい?それとも誰かを殺してほしいのかい?」
13ミミ 「こっころ?!いえ、占ってもらおうと思って・・・。」
老婆 「ふん、殺しじゃないのか・・・(ポソリ)じゃあ、そこに座って。何を占う?」
老婆の目の前に座る13ミミ
13ミミ 「あの、恋占いを」
老婆 「ふん(13ミミの顔をじっと見つめる)あんた、なかなか難儀な恋をしているね。相手は
    超鈍感でしかも他に好きな子がいるみたいだね。」
13ミミ 「はっはい。」
老婆 「相手が好きな子はとても穏やかでまるで女神の様な子だね。ただこの子はとても強い守護が
    付いているみたいだ。相手の恋の成就も難しそうだよ。」
13ミミ 「すっごい!アナイスちゃんの事まで解るなんて。」
老婆  ピクッ「?・・・アナイス。」
13ミミ 「どうやったら恋が成就しますか?」
老婆 (・・・アナイス)「そうだね、あんたはちょっと相手に近すぎるのかもしれないね。たまには
    離れて相手に自分の存在を確認させた方がいいんじゃないか?」
13ミミ 「そっかぁ〜、ありがとうございます。おいくらですか?」
老婆 「お代はいいよ、その代わりちょっと私の話に付き合ってもらってもいいかい?」
お茶を煎れながら13ミミに話し出す老婆。
老婆 「私はね昔魔女だったんだよ。ところがちょっと禁忌を犯してしまってね。魔界から追放されて
    しまって今じゃしがない占い師だ。」
13ミミ 「は、はぁ・・・。」
老婆 「最近、ちょっと噂を聞いてね。魔界の大魔王が人間界のある姉妹に御執心みたいでね。
    その子達は不思議な力を持っているらしく是が非でも手に入れたいらしいんだ・・・。」
13ミミ (魔界?大魔王?このお婆ちゃん大丈夫かな?)
老婆 「今度その大魔王が再婚するらしくてね。」
13ミミ (大魔王が再婚・・・いきなり昼ドラみたいになってるし)
老婆 「なら、その御執心の少女達を祝い物として持って行けばまた魔界に戻れるんじゃないかと
    思ってさ・・・。」
13ミミ 「うわっ、少女を祝い物にですか?!(゜д゜;)」
老婆 「そう、そしてラッキーな事にその姉の方を知っている人が現れたんだよ。その子の名前は
    ・・・アナイス。」
13ミミ 「!!」
思わず立ち上がる13ミミ。信じられないと言う顔つきで老婆の顔を見る。数秒見つめあった後
老婆の顔が破顔する。
老婆 「なんて、冗談だよw 婆の作り話にそんなに驚くとはね。びっくりしたかい?」
13ミミ 「えっ?・・・あっ冗談って。もうっ、人が悪いですよ〜。」
力が抜けたように椅子に座る13ミミ
老婆 「すまないね。お詫びにあんたの本当の姿を見せてあげるよ。さ、この水晶玉をみてごらん。」
13ミミ 「本当の姿?」水晶玉を覗き込む13ミミ
老婆 「あぁ、水晶玉になにが見える?」
13ミミ 「茶色の・・・猫? ・・・。」
そのままカクンと意識を失う。
老婆 「・・・言い忘れていたけど、妹の方はエル・シー。聖眼の少女と言われているよ。」

店の外から四郎とルカの声が聞こえる。
四郎 「ミミー。もう終ったかー?」
13ミミ 「うん、終ったよ〜。待たせちゃってごめんね。お婆さんありがとうございました。」
パタンと扉が閉ると共に老婆の人形がガクンと力なく崩れる。
13ミミ 「・・・クスッ」
部屋の中から不安気な猫の鳴き声が聞こえた。
>603
ボケット
ミセル専用のポケットみたいだ(′∀`)ボ

でも職人さん乙!
両方面白い!展開が楽しみだ
608ミセルとなぎさ:04/12/02 00:53:00
>602-603勝手に続けます。

ミシェル「すぐに着きますからね。まだ痛いですか?」
なぎさ 「ううん、大丈夫です。お兄さんありがt・・・あれ?」

ミシェルの背中できょとんとするなぎさ。

なぎさ 「お兄さん、どうしてなぎさの名前知ってるの?お家の場所わかるの?」
ミシェル「家の場所は、お仕事でいろんなお家に行くから、引っ越してきたお宅はわかりますよ。
     名前は、天使が教えてくれました」
なぎさ 「天使さん?」
ミシェル「えぇ・・・なぎさちゃんによく似た、可愛らしい子でした。
     天使のような・・・不思議な子でした。
     さぁ、着きましたよ。(なぎさを背中から降ろす)」
なぎさ 「あ、ありがとうございました」(ぺこり)
ミシェル「あそこは危ないから、遊ぶ時は気をつけてね。それでは」
なぎさ 「はい!またね、天使のお兄さんっ」
(微笑んで立ち去るミシェル)
なぎさ 「(なぎさに似た天使さんかぁ・・・あのお兄さんも、天使さんみたいだった)」

家の中に駆け込むなぎさ。いつの間にか足の痛みは消えている。

なぎさ 「お母さーん!なぎさね、この街だいすきになりそうだよ!」
609602-603:04/12/02 01:01:23
>ボケット
気が付かなかったよ… orz
誤字スマソ。
実は、職人デビューだったので心臓バクバク。
んで、投げっぱなしで終わるつもりだったのだが。
(ミセルが何故なぎさの名前知ってるのか、とか)
巧く繋いだ>608さん、乙です!

そして、きっかけを作って下さった555-556さんに感謝!
>609
デビュおめでとん。
最近ミセルがカコイイのでうれすい。

魔界編も気になるなー。
巫女のの、めぐ、ミミ、オナノコたちが心配です。
東京、「中国茶と東洋骨董の店<TOHYA>」。
カウンター席で黒い便箋に赤いインクで書かれた見るからに怪しい手紙を
不機嫌そうに読んでいるシンディ。
遠夜  「お久しぶりです、シンディさん。ご機嫌斜めのご様子ですが、レコーディングの調子が悪いのですか?
      喉に効く香草入りのお茶を淹れましょうか」
シンディ 「お気遣いありがとう、遠夜。でも、機嫌が悪く見えるとしたらレコーディングのせいじゃないわ。
       お茶はいつものを。お茶請けは桃饅ね。悔しいけどチャイナ娘の桃饅は絶品だわ」」
荒夜  (おい遠夜、誰だこの凄い美人は。紹介しろ。ってか俺と変われ)
遠夜  (歌手のシンディさん。うちの大事な常連客です。というかまだ午前中でしょう、荒夜は寝ててください)
荒夜  (何だよ、ずるいぞお前ばっかり。ミス・シンディ、怪盗って言ってもいいぜ俺のこと)
遠夜  (脳内で暴れないでください荒夜!)
顔を上げ、あからさまに挙動不審な店長の顔をまじまじと眺めるシンディ。
遠夜  「………な、何かついてますか?私の顔に」
シンディ 「憑いてるみたいね。初めまして、中の人。今度寄り道してもいいわよ?」
遠夜  「…何の話だかはわかりませんが、伝えておきます…キヅカレテマスヨorz」
シンディ 「ま、同じ不思議世界の住人である中の人に免じて神秘の歌姫ご機嫌斜めの理由を教えてあげるわ。
      ねえ店長さん、同時に何人の女性を愛せるかしら?」
遠夜  「唐突ですね。…私は不器用だから一人いてくれれば充分すぎるほどですが」
荒夜  (俺はその気になれば何人だっていけるぜ)
シンディ 「随分性質の違う中の人ね。まあいいわ。世の中にはとんでもないのがいてね。
      とある権力者が今度の大晦日からお正月にかけて大掛かりで無駄に豪華な舞踏会を開くらしいんだけど、
      目的がそいつの花嫁探しらしいのよ。
      …それも、第一夫人から第百夫人まで、一気に100人の奥方を決めるんですって」
遠夜  「ははあ、それに心ならずも招待されてしまった、と」
荒夜  (そんなのばっくれちまえばいいんだよ。代わりに俺と年をまたいで駆け抜けてみないか?)
シンディ 「すっぽかしたいのは山々だけど、これでも色々と契約とかしがらみがあってね。
       第一夫人に選ばれるのも嫌だけど、参加したのに掠りもしないなんて私のプライドが許さないし、憂鬱だわ」
はぁぁぁ、と大袈裟に溜息をつくシンディ。
シンディ 「言っとくけど、この世界全体を覆う異常な『魔』の空気は
       善良なお茶屋さんにだって無関係じゃないかも知れないわよ?
       ましてや今はあなたも妙な中の人を住まわせているみたいだし、
       年越しは注意した方がいいわ。
       チャイナ娘にもよく言っておきなさいな。怪しい男についていくなって。」
遠夜と荒夜の脳内会話最高だ!!
荒夜は女タラシなんだね。午前中は寝てて下さいっていうツッコミにもワロタ。
すっかり見抜いてるシンディ姉さんもカコイイ!
グッジョブです!!
614今度は魔界で大冒険?!:04/12/02 08:03:48
教会の屋根の上。緋色の衣の女性が叔父様の屋敷を見つめている。
 ? 「・・・おいで。エル・シー。聖眼の少女」

オフィス 森の塔。
サシャ 「今日から、全国縦断ディナーショーツアー。・・・最終日の巣鴨年越しコンサートまで
      がんばってね、翔。
      あと日本各地のご当地紅白の審査員要請も一杯来ているわ」
翔 「(ということは、この映画も僕はほとんど出番がないのか・・・)」
サシャ 「お兄様はサイン会と握手会。
      白い鷹の格好で行ってね。お兄様はスケジュールをつめすぎると永遠の冬眠モードに
      入ってしまうから、年末3日はあけておいたから。
      のの王国でも好きなところに行ってちょうだい」
いつもアナイスがヒロインで叔父様がヒーロー、という展開だとマンネリになりそうなので
ゴスサラやめぐや巫女ののがヒロイン張りそうな魔界編は楽しみだよ。
最近寺゙ネタばかりだった闇ミカの魔法使いらしい活躍にも期待してます。
今回の映画は長編では出番の余りないめぐりん、ゴスサラが結構表立った役なのも
いいし、巫女ののや13ミミのようないつも解決する側にいるキャラが冒頭から事件に
巻き込まれている(っぽい?)のがちょっと新鮮だと思った。

職人様、続きが楽しみです。
芸能人のお忍びのように、いつもより地味な服装でサングラスまでかけている眠ののとセシル。
アナイスは、二人に案内されて町を歩いている。
アナイス 「日付が一日戻ってしまいましたね。時差の関係ですか?」
眠のの 「ああ、今年はうるう年でしょ。日本は2月を29日にしているけれど、
      のの王国は、12月31日と来年の1月1日の間に、どこにも属さない1日を置くの。
      『時の狭間』とか『空白』とか呼んでいるわ。
      魔界も同じ暦らしいわね。うちの王家は魔界の出という伝説、あんがい本当かも」
セシル 「隣国でも、うちはそんな習慣ないしね」

町に並んだお土産物屋では、頭の大きな二人で一対の女の子の人形がよく並べられている。

アナイス 「かわいい・・・エルシー、よろこんでくれるかしら。
       これは眠ののちゃんと巫女ののちゃんのマスコットなの?」
眠のの 「いえ、お姉さまは生まれてすぐにこの国を出たから国民にはまだあまり知られていないの。
      今回の式典が正式なお披露目になるはずよ。
      これは、我が国の建国神話に出てくる二人のお姫様。
      のの王国を建国したのは、魔界から来た双子の、のの族の姫。
      姉は類まれな霊力で、妹は剣の力で二人力を合わせてこの国をひらいたと伝えられているわ。
      伝説のその年から数えて来年が3000年に当たるらしいの。
      その式典で、実は王女は双子だったと発表したりしたら・・・」
いつの間にか皆とはぐれているが、細かいことは気にしないマイペースの勲。
にぎやかな城下町をいつもの商店街のごとく、悠々と歩いている。
占い横丁の街角で、勲は一瞬目の端に映ったものを逃さない。
勲 「(まちがいない。あれは・・・)」
人ごみを掻き分け、その影を追い求める。
路地裏の行き止まりで、ついに追いつき、その前にかがみこむ。
おびえさせないように慎重に声をかける。
勲 「こわくない・・・おいで、ネコタン」 (´ー`)ノ
茶色の子猫は勲に気が付くと、身を寄せて離れない。
ふるえている子猫をそっと抱き上げる勲。
勲 「さあ、一緒に帰ろう」
蕎麦どころ『天すみ』。深刻な顔で話を続ける店主と居候たち。
リヒト 「魔界で見合いたぁ・・・お前も大変だったんだな、ゴスサラ」
ゴスサラ 「あたしはいいのよ。問題は、だれがめぐをさらったかまだ分からないってこと。
       ママの手下なら、あたしを見間違えないと思うし、
       ママの反対勢力で、あたしが邪魔だって魔界貴族は星の数ほど・・・」
リヒト 「そ、そんなにいるのかい」
闇ミカ 「とにかく、一度師匠に相談しよう。
     魔界に帰るなら師匠の許しがいるし、師匠の家の魔方陣から飛ぶのが一番早い」
ゴスサラ 「それにしても・・・一瞬、宝石の名前が聞こえた気がしたのよね。
       魔界では宝石の名前は、大魔王の子供以外には付けないはずなんだけど・・・」
魔方陣で移動中の3人。急激な時空の変化にぐったりと気を失うめぐ。こはくは改めてその顔を覗き込む。
こはく 「ああっ、間違えた!ゴスサラじゃない!
     今度の舞踏会はサラノマーマのごり押しで、ゴスサラが正妃に選ばれる可能性が高いから、
     年が明けるまで閉じ込めておこうって・・・」
ひすい 「何言ってんの。わざとよ」
こはく 「ひすい?」
ひすい 「間違えたんじゃないわ、わざとよ。アタシ達今度こそ優しいお母さんが欲しいじゃない!
      アタシは一目で直感した。この女」
ひすいもめぐを覗き込む。
ひすい 「アタシ達が夢にまで見た最高のお母さんになりうる存在。かならずや手に入れてみせるわ」
621今度は魔界で大冒険!?:04/12/02 23:42:48
土産物屋の店頭でおしゃべりしているアナイス、眠のの、セシル。
そこに13ミミが走ってくる。

13ミミ 「あ、いたいたー。ねえねえ、あそこの占い屋さん、すっごいよく当たるの。
    もうびっくりしちゃった! アナイスちゃんも行こうよ。」
アナイス 「ええ、先に妹のお土産を選んだら行くわ。」
13ミミ 「そんなの後でいいじゃない!行きましょ。」
アナイスの腕を掴んで強引に引っ張るミミ。
アナイス 「13ミミちゃん、ちょっと待って…?」

茶色い子猫を抱いた勲が来る。
「フギャ!」 子猫は勲の腕から抜け出し、13ミミの足に猫キックをかます。
13ミミ 「キャ、いったーい!なに、この猫!」
急いで勲によじ登り、毛を逆立てて怒る子猫。
勲  「猫タン、さっき拾った…。よしよし、怖かったんだなー。」
13ミミ 「もう、イサイサ君たら旅行先で捨て猫なんか拾っても連れていけないよ!
     元いたところに返して来なよ!」
勲   「え… (目がうるんでくる)」
眠のの 「あら、連れてきても構わないわよ。宮殿には他にも猫や犬がいるし
     のの王国は動物愛護を推奨してるから。」
アナイス 「良かったわねえ、子猫ちゃん。」
13ミミ  「眠ののちゃんがそう言うなら仕方がないけど。その猫私に近づけないでね。
     私、猫に触ると蕁麻疹が出るの!」

セシル  (変だな。13ミミちゃんは天すみで男爵のこと可愛がってたのに…。)
成田空港。携帯に向かって絶叫する司。
司 「え!? 飛行機に乗り遅れそうであわてて出たら、父さんが階段から落ちた?
   大丈夫なの? 足をくじいただけ? でも大事をとって帰るのはやめる?
   ちょ、ちょっと! (ツーツーツー・・・・・)」

マジで膝から崩れ落ちる司。 _| ̄|○ 

司 「もうちょっと早く言ってくれれば、俺だってのの王国に・・・
   もう今日の晩飯だってないよ・・・
   ちょっと待てよ。今晩は叔父様邸でクリスマスパーティー。
   綾さんも顔を出すって言ってたっけ・・・」
リヒトのおやっさん化に続き、めぐりんは最高のお母さん候補か。
お似合いのカポーなんだが本人達が知ったら複雑そうだ。
ニコと13ののは夫婦というよりまだまだ恋人っぽいのにね。
>623
子供がいるかいないかの差ではないでそうか?
625 :04/12/03 00:46:16
子供って・・・そうかミセル  _| ̄|○ 
626今度は魔界で大冒険?!:04/12/03 01:19:09
ルカ 「おーい、みんなそんなところにいたのか。」
四郎 「ミミのやつ、急に走っていっちまうんだもんな。迷いそうになったぜ。
    ん?なんだおまえ、足怪我してるじゃん、見せてみ?」
四郎、いきなりかがんでミミの足に触る。
13ミミ 「ん、ちょっとね。たいしたことないよ。」
ルカ  (あれ…?いつもと反応が違う気が。)
セシル (普段なら真っ赤になって「急に何するのよ!」とか怒るのに。)
四郎を見てプルプル震えながら鳴き出す子猫
四郎  「なんだこいつ、イサイサが拾ったのか? 可愛いなー」
勲  「よしよし、腹減ったのか、寒いのか。」
眠のの 「そろそろ宮殿に帰りましょ。猫ちゃんにミルクもあげたいし。
    シェフが腕によりをかけたディナーを用意しているはずよ。」
震えながら13ミミをにらむ子猫。
13ミミ 「おあいにくさま…ね。」
627今度は魔界で大冒険?!:04/12/03 01:40:34
ハイランド郊外の森の近く、Dの古城

闇ミカ  「師匠、大変なことが起きました。魔方陣の準備を…!」
黒ナー   「Dたまは留守でつよ。今朝早く慌てて出かけまつた。」
ゴスサラ   「ええっ この大事な時にぃ!一体何処に行ったの?」
黒ナー    「「おまえは余計なことを知らない方がいい」と言われたので
      わからないでつ…。
      ゴスサラタンと闇ミカタンが来たら、魔方陣と水晶玉を渡すように
      ことづかったでつ。」
闇ミカ  「魔方陣!? さすが師匠、お見通しで先に行ってるんだ。」
黒ナー   「水晶玉は「天すみ」に置いておくようにと。通信用だそうでつ。」
リヒト  「天すみはミシェルと男爵しか残ってないぜ。」
黒ナー  「その二人は素質があるから大丈夫だそうでつ。水晶の感能力のことだと思いまつ…。
     黒ナーはこれから叔父様の家に行きまつ。一人にならない方がいいと言われまつた。
     それから、ゴスサラたん闇ミカタン、Dたまが「何があっても自分を信じなさい」って言ってまつた。」
思わず手を握り合う二人。
闇ミカ   「わかった。おまえは早く叔父様の家に行きな。気をつけて。」

628魔界大冒険:04/12/03 02:36:34
ミシェル「と、いうわけでサバ虎男爵、ひさしぶりの出番ですよ」
=゚ω゚) 「ゴロゴーロゴロゴーロ。」
ミシェル「持ち物は、魔法の聖水、魔導師の杖に水晶玉と…ええっと」
=゚ω゚) 「フミャーゴロゴーロ!」
ミシェル「ああ、おやつのメロンパンを忘れる所でした。」
=゚ω゚) 「ゴロゴーロ?」
ミシェル「その踊子の服はセシルさんのですよ。来週までに返却しましょう。」
闇ミカ 「タダイマ!師匠からの魔法陣と水晶玉が……!????」
ミシェル「魔界への入り口はこちらから。」
闇ミカ 「…え!?出発の準備がもう整ってる!」
ミシェル「それでは男爵、出かけましょうか。」
闇ミカ 「え?男爵とミシェルも行くの?ってもう魔法陣に飛び込んでるし!。マッテー…」
闇ミカ 「マッテてばミシェルッ!水晶は魔界との通信用なんだ。
     何かあった時連絡するし、師匠が天すみに置いておけって…」
ミシェル「誰から連絡が来るんですか?」
闇ミカ 「そりゃぁ…師匠だろ。僕は水晶持ってないから」
ミシェル「だったら、僕が通信を受けても、どうする事も出来ません。
     こちらで残ってて、僕が何をできるのでしょうか?」
闇ミカ 「それは…だーからさっき説明しただろ?向こうは危ないんだ」
ゴスサラ「一緒に行って何ができるっていうの?足出纏いは必要無いわ。
     お願いよ、大人しく留守番しててちょうだい」
ミシェル「確かに…僕は荷物持ちくらいしか出来ないかもしれません」
ゴスサラ「わかってるじゃない。だったら」
ミシェル「でもわかるんです。初恋の人が…
     …すみません、めぐさんが大変な時にこんな話。馬鹿ですよね。
     だけど見えたんです。あの人の苦痛に歪む顔が」
ゴスサラ「馬鹿よ!ほんっと大バカ!!
     ここで初恋の人の夢でも見てたらいいんだわ!」
    (怒った様子で、ミシェルを魔法陣から突き出す)
ミシェル「す、すみません…」
苦痛の表情でよろめくミシェル、睨むような鋭い目つきでそれを見つめる闇ミカ。
ゴスサラが小さく呪文を唱えると、魔法陣が内側から光り出す。

闇ミカ 「………行こう、ミシェル。一緒に来るんだ」

移転の呪文が発動する寸前、闇ミカがミシェルの手を引く。

ゴスサラ「闇ミカっ?!」
闇ミカ 「師匠が水晶を天すみにって言ったのは、こいつを連れてけって事だったのかもしれない。
     もしかしたら、何か力になるのかもしれない。憶測にもならないレベルだけどね。
     いいかい、ミシェル。行きたいって言ったのは君だ。
     この先は何があるかわからない。覚悟はしといてよね」
ミシェル 「はい!」

しっかりと強く頷くミシェル。足下で男爵が尻尾を立てて伸びをする。
天すみの一部屋が眩く輝き、光が消えると同時に3人と1匹の姿が消えた。

『お客さまへ。臨時休業のお知らせ。』の貼紙がある「蕎麦屋天すみ」の前、
赤いローブを着た老婆が目を細める。

??「Michael……天使の名を持つ2人の少年、か」
630
すみません、リヒト数え忘れてました_| ̄|○
4人と1匹にしといてクダサイ…

ミミの代わりに猫になりに逝ってきまつ
632今度は魔界で大冒険?!:04/12/03 08:10:15
天界。寝そべって白鳥の淹れたお茶と椿に買いに行かせた桃まんをいただきながら、
報告書を斜め読みする、デカ健様。
デカ健 「夜の眷属・・・一族の長『夜の女王』が王妃を降りて押さえが利かなくなったか。
      夏の妖精界での騒ぎはそのせいだな」
女神美加 「お兄様ー。何か言いました?」
デカ健 「今度は魔界か。腕が鳴るな・・・」

天界で今日も真面目に仕事をしている白蓮が異変に気付く。
手首につけている鈴が、今までになかった勢いで鳴り出し、赤く光っている。
白蓮 「今までも、しょっちゅうチリチリ鳴っていたけれど・・・こんなのは初めて。
     とくにめぐさんの鈴・・・ この色は」
決意したように顔を上げる。
白蓮 「鈴が鳴ってる・・・私、行かなければ」
のの王宮。
近衛兵に囲まれes女王の執務室に向かう巫女のの。
初めて訪れる故郷ではあるが、表情は険しく周囲に注意を張り巡らせている。
巫女のの (この嫌な空気。神聖であるべき王宮が『魔』の瘴気に穢されている…)
女王の間に辿り着く。室内のあちらこちらに伝説級の魔道具が置かれた魔女らしい部屋。
壁には「のの王国建国神話」が織られた大きなタペストリーがかかっている。
es女王はこちらに背を向けて窓の外を眺めている。
ゆっくりと振り向くesのの。ヴェールに隠れてその表情は見えない。
esのの 「よく戻りました、私の可愛い娘。さあおいで、母の胸へ」
巫女ののの方に歩を進めるesのの。巫女ののはそれを睨みつける。
巫女のの 「しらじらしい芝居はおやめなさい、魔の眷属。
       約束通り、誰にも事情は告げず一人で参りました。
       お母様を返しなさい!何処へ隠したのです!」
ぴた、とesのの?の歩みが止まる。
esのの? 「母の姿に惑わされはしなかったか。流石は霊力に長けた巫女姫だ。
       お前の行動は全て見ていたぞ。書置きを破り捨てたのは賢明だな。
       もっとも、お前の仲間達に助力を頼んだ所で魔力を持たぬただの人間には何も出来まいが」
巫女のの 「素直に話す気はないという事ですか。ならば力ずくで聞き出すまでです」
巫女ののの組んだ印から光が迸り、esののを覆う。
偽りの姿が解け、青いローブに身を包んだ魔族が姿を顕す。
魔族   「フッ、おとなしげな顔をして気丈な姫だ。海賊に感化されたか、嘆かわしい。
      お前は母親同様大魔王様の后候補の一人なのだ。
      姫らしく従順に振舞っていただこう」
一気に距離を詰め、巫女ののに手を伸ばす魔族。
その手が巫女ののに触れる前に、光の結界に当たって火花を散らす。
魔族   「この『魔』に覆われた空間でこれだけの結界を張れるとは、大したものだ。
      だが、無力だ。この中ではお前の霊力は大幅に失われている」
結界を突き破って巫女ののの喉を掴む魔族。
巫女のの 「そんな、力が…」
朦朧とする意識の中で、壁のタペストリーが黒一色に塗りつぶされるのを見る巫女のの。
黒の中で禍々しい気が渦を巻く。
魔族   「扉は開かれた。さあ、来るのだ魔界へ。お前の母親も既にお待ちかねだ」
巫女のの 「ここが『魔界への扉』・・・」
意識が闇に閉ざされる瞬間、胸元から何か取り出してその場に落とす巫女のの。
魔族は巫女ののを横抱きにして渦の中に飛び込む。

キャプテン 「………!!おい!お前ら、今!」
シルビー  「聞こえたわ。巫女ののの悲鳴が…!」
11番  「今、王宮で強い霊力と魔力がぶつかり合うのを感じました。
      私の微弱な魔力でも感じられたんです、相当な力だった筈…!」
無言で王宮に向かって駆け出すキャプテンとそれに続く海賊一味。
王宮入り口の近衛兵を押しのけて中に進む。
近衛兵 「あなたがたは巫女のの姫のお友達!?」
キャプテン 「邪魔すんな!うちの者を取り返しに来ただけだ!」
11番の魔力感知を頼りに王宮を駆け抜け、esののの間に辿り着く。
キャプテン 「何だよ、これ…」
所々焼け焦げた絨毯。その上に転がる赤い宝石の付いたペンダントを見つけるシルビー。
シルビー  「これ…『レッド・スペクタクルズ』だわ!巫女ののが肌身離さず身に付けていた、王家の証。
        どうしてこんな所に無造作に落ちてるのよ」
レオナ  「落ちたのか、巫女のの自身が目印に落としたのか。
       どっちにしてもあの子の身に何か起きたのには違いないわ」
キャプテン 「…畜生!」
壁に手を叩き付けるキャプテン。噛み締めた唇に血が滲んでいる。
うわー。あっちもこっちも大変ですね。
まだ始まったばかりだけど、
12月いっぱいでフィナーレってかんじになるかな?
いつも疑問に思うんだが、職人様の中の人は何人くらいいるんだろう。
上手くつなげるなーと、感心します。
がんがってください!
>634
海賊9番「こっ、ここで激写したらけったいな物が映りそうな気がする」
海賊8番「早く激写しなさいよ。」
海賊9番「したらば、先週手に入れた最新のデジカメで」パシャパシャパシャ
海賊8番「どれどれ・・・… (´ ゚ Д ゚`)!!!」
海賊9番「(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
職人様乙です!
女の子達がこれからどう苦難を乗り越えて行くか楽しみです。
ディナーの後、部屋でくつろぐアナイス。コンコンとドアを叩く音がする。
アナイス「はい、どなたかしら?」
13ミミ 「わたしよ、アナイスちゃん。」
アナイス カチャ「どうしたの?」
13ミミ 「今日ね、占い横町で恋の叶うペンダントを買ったの。すっごく綺麗だから
     見せに来たんだ(にっこり)。ほらっ」
ポケットから黄色い石がついたペンダントを取り出しアナイスの目の前に下げる。
アナイス 「まぁ、琥珀かしら?とても綺麗・・・。あら、なにか閉じ込められているのですね。」
13ミミ  「・・・なにが閉じ込められている?」
アナイス 「蝶かしら、それとも・・・!・・・私?!」

四郎の部屋でカードゲームに興じる男子連中。四郎の横には四郎に体を預けるようにして寝ている
茶色の子猫が
ルカ  「なんかその猫、イサイサよりも四郎になついてる感じだな。」
四郎  「そうか〜?」そう言うと子猫の顎を撫でる四郎、ゴロゴロと気持ちよさそうに鳴く。
勲   _| ̄|○・・・。
セシル 「でもナチュラルゴールドの毛並みにグリーングレイの目なんて珍しい猫だね。
    なんて品種だろ?」
四郎  「へぇ、ミミのデフォルトと同じ色だな。」
ゆらりと立ち上がり四郎の前にトランプを投げる勲
四郎  「? なんだよイサイサ。」
勲   「このネコタソの真の飼い主をかけて勝負だ四郎っ!」
ルカ  「うぉっ、イサイサ珍しく目がマジだっ!!」
四郎  「アフォかお前は!」
その時子猫の耳が何かに気付きぴくりと動く。すっと立ち上がり部屋から出て行く。
セシル 「どうしたんだろ?」
ルカ  「猫もあまりのアフォらしさに出てったんだろ。」
廊下を駆け出す子猫。アナイスの部屋の前で立ち止まり開いたドアから入って行く
子猫  (!!)
部屋には琥珀に閉じ込められ死んだように眠るアナイスと13ミミの姿が足下で光る魔法陣に
照らされている。
13ミミ 「あら、お嬢ちゃん。猫の生活はいかが?」
ミミ猫 (アナイスちゃんッ?!アナイスちゃんに何をしたのよっ!!)
13ミミ 「言ったでしょう。魔王への謙譲品にするって、お嬢ちゃんには感謝してるわ。
     これで私は魔界に返り咲けるからね。」
ミミ猫  (アナイスちゃんと私の体、返してよっ!!)
13ミミ 「ふふ、お嬢ちゃんのこの体。アナイスを手に入れたら返してあげようと思ったんだけど
     若い体は色々と都合いいのよね〜。あなたはこれから猫の生活をエンジョイしなさいな。」
ミミ猫 (なっ?!)
13ミミ 「それに(足下の傷を指差し)この傷のお礼もあるしね。…覚えておきなさい魔女は
     執念深いのよ〜(にっこり)。」
ミミ猫  (このっっ!)バチンッッ!!「フギャッ!」
ミミ猫が13ミミに飛びかかるが直前でバチンと弾かれる。それは魔法陣が完成した事を意味した。
勲 「ネコタソ!!」Σ(´−`;)
子猫を追いかけて部屋に入ってきた勲が弾き飛ばされたミミ猫をキャッチする。
猫のかん高い悲鳴に四郎達も部屋に入ってくる。
セシル 「どうしたイサイサッ!…なんだ、これ?」
ルカ  「アナイスッ!」
四郎  「アナイス!!ってミミお前何やってンだよ?!」
13ミミ 「あらら、外野が来ちゃった。ここは早々に立ち去ったほうがいいわね。」
パチンと13ミミが指を鳴らすと魔法陣はより光を増しそのまま二人を包み込んだ。
眩しさに目を閉じる一同。光が止むとそこには二人の姿はなかった。
ゴスサラ 「ね、考えてみたんだけど。
     あたしを拉致しようとするのは、あたしのママかママの敵よね。
     でもママの息のかかっている者が、あたしとめぐを間違えるなんてありえない。
     だったら考えられるのは敵、で、ママの敵であたし達の居場所を熟知してて、
     なおかつあたしと闇ミカが引き離されると都合がいい人物って言ったら?」
闇ミカ 「僕のパパだ…orz 
     なるほど、そうすると師匠が表立って動けない理由もわかるな。
     師匠は中立的な立場だから。」
ゴスサラ  「そうと決まったら、あんたの実家に行くわよ。闇ミカ!」
闇ミカ  「待って。実家の場所も間取りもよくわかってるけど、僕が乗り込む
     わけにいかないし、ゴスサラが乗り込むのはもっとヤバイじゃない。」
ゴスサラ  「リヒトとミシェルが行くのよ。私達は小さくなってどこかに隠れて
      昼間、みんなが寝静まったらめぐを探すのよ。
      二人とも帽子をかぶってるからその中に隠れていけばいいわ。」


     
闇ミカ  「でも、知らない人、ましてや普通の人間が屋敷に入るのは無理だよ。」
ゴスサラ  「あんたんちのパパは新魔法の開発に目がない、魔術の発明ヲタでしょ。
     リヒトとミシェルは新しい魔術を作り出した魔法使いとして、お披露目に行くの。」
リヒト 「でも、俺ぁ魔法なんか使えないぜ。
     俺あ、しがねえ蕎麦職人だ。俺にできることはただ一つ! 命がけで蕎麦を打つことだけだ!」
ゴスサラ  「それよ!魔界には蕎麦もうどんもスパゲッティも無いから、蕎麦打ちの技術を見せれば
      魔術だと騙せるわよ。」
闇ミカ  「さすが、ゴスサラ。冴えてるねー!」
ミシェル 「あのー 僕は何をすれば…。」
男爵  「にゃーん ゴロゴロゴロ。」
ゴスサラ  「普通の猫を使い魔にする魔法を発明したことにすればいいわ。  
      男爵、いいね?」
男爵  「ゴロゴロゴロ(了解ニャ)」
ゴスサラ  「さあ、そうと決まったら体を小さくする魔術を自分にかけなきゃ。」
闇ミカ  「これ、苦手なんだよなー いつも若返りの魔術と混同しちゃって…。」
手帳をぱらぱらとめくる闇ミカ。一枚のページが取れて落ちる。

こはく 「やった!僕達の仕業とは気づかれてないよ。」
ひすい 「あいつらが勘違いして騒いでくれるほど、私達への監視は緩むわ。
     その隙にこの女を連れて遠くに行くのよ。
     あ、こはく、あのメモ拾ってきて!役に立つかも。」
こはく 「オッケー。」
めぐ  「う。うーん…。」
ひすい 「ママ。ごめんなさい。もう少し眠っててね。優しい大好きなママ…。」
めぐをそっと抱きしめるひすい。
うう、こはくとひすいが何気にいじらしいよう…
東京。橘家。

美加 「健ちゃん、あきらちゃん。
    お昼にはお姉ちゃん帰ってくるから、それまでに行く準備しててね」

ドアの向こうから美加の声がした。
「はーい!」2人の少年は、声を揃えて返事をする。

あきら 「健、決まったか?プレゼント交換に持ってくヤツ」
健   「プレゼント交換?」
あきら 「『ドキッ!ミニッ子だけのクリスマスパーティー!保護者もいるよ』開催記念で
     みんなで『大事な宝物』交換しようって言ってたじゃん」
健   「あ、そう、そうだった」
あきら 「大丈夫か?なんかぼーっとしてんぞ。風邪でもひいた?」
健   「うぅん、大丈夫。なんか悪い夢見たような気がして・・・」
あきら 「悪い夢?どんな?」
健   「うーん、思い出せないんだ。でもただの夢だし。
     あきらは、プレゼント決まったの?」
あきら 「決まったけど、ヒミツー。先にわかったら面白くないじゃん?」
健   「そっか〜。僕、何にしようかなあ・・・宝物宝物・・・」
ごそごそと机の引き出しを漁る健。
動物型の消しゴムや、怪獣やヒーローの人形、筋ケシ、面子、ビックリマソシール・・・
その中で、薄く発光している物を見つける。

健   「これは・・・?」
あきら 「決まったのかっ??」
健の後ろから覗き込もうとするあきら。
健   「ダメだよ〜見ちゃ!ヒミツのほうが面白いんだろーっ」
光る物体を咄嗟に手で握って隠す健。
あきら 「ちぇっ。美加は決まったのかなぁ。聞いてこよっと」
健   「秘密とか言って、自分だって知りたがってるじゃん・・・」

あきらが部屋を出るのを確認して、そっと手を開く。
手の平の上には、銀と金の小さな一組の鈴。
チリン、と音がして、鈴の光が消える。
夏の日を思い出して、健は鈴をポケットに入れる。

健   「僕の宝物だ」
645今度は魔界で大冒険?!:04/12/03 22:26:35
ヒューイ 「ふふふ、うるさい兄貴はいない、クリスマスパーティーには
      女の子がいっぱい来る、今日は天国だねー。
     や、あそこにいるのはマイエキセントリックラブリーユニ!」
ユニ  「ヒュイタソ こんにつは。」
ヒューイ 「君も叔父様邸に行くんだね。紳士としてエスコートしてもいいかな?」
ユニ  「いいでつよ。サシャねーたんとカイにーたんをなるべく二人きりに
     して置いとくようにと、クリスタンの指令が出てるので今夜は叔父様邸にお泊りするでつよ。」
ヒューイ 「え、いいなー 僕もママの許可が出たら泊めてもらおう。
      アキラがドラクエ貸してくれるって言ってたし。楽しみだなークリスマス会。」
赤いローブを着た怪しい老婆が近づく。
老婆  「もしもし、ここらに普通の石を宝石に変える魔力を持った女の子がいると
     聞いたのだが、ご存知ないかい?」
ヒューイ 「それって、ユニちゃん…(ユニに足を踏まれる)いて!」
ユニ  「その子のことは知っていまつが、魔力はぜんっぜん関係ないでつよ。
     その子は、ただ物を磨くのが上手なだけでつ。」
老婆  「(リストに×を付けながら)そうかい。噂はあてにならないものだね…。
     では、他に不思議な力を持った女の子や、お姉さんはいないかい?」
ヒューイ 「そういう人ならこの街にはいっぱいいるよ、マイキューティーマリーに、マイスィート黒ナーシャに、
     魔女のDさんに… (思いきり足を踏まれる)いて!」
ユニ  「それって、ゲームの中の人のことでつね。ヒュイタンはゲームオタなんだから。
     さ、行きまつよ!!」
ヒューイの手を取ってどんどん駆け出すユニ。

ヒューイ  「な、なんだなんだ。どうしたんだよー?」
ユニ   「あの人には関わらない方がいいでつよ。女の勘でつよ!」



ユニタンGJ!w
ヒューイ・・・うかつすぎるぞ。
エスコートするはずが、されてどーするw
「メリー クリスマス!」
叔父様邸では、楽しいミニっこたちのクリスマスパーティが行われている。
28番が庭から掘り起こしてきた本物のもみの木はきれいに飾り付けられ、
テーブルにはお菓子もご馳走も並んでいる。
リンク神父が見せてくれたクリスマスの不思議なお話の紙芝居や、
シスターBが弾くピアノに合わせてみんなで歌うクリスマスキャロル、
いろいろなゲームを織り交ぜて、皆楽しく遊んでいる。
叔父様 「ミサもあるでしょうに、わざわざ来ていただいてありがとうございました」
リンク 「うちの日曜学校の生徒たちもまぜてもらいましたし。ほら、なぎさちゃんもみどりちゃんも
     楽しそうです。・・・みどりちゃんは親戚がいっぱいいるのですね」
叔父様 「まだ、大きいお兄さんたちもいるんですけどね。綾くん、差し入れをたくさんありがとう。
      結局気を使わせてしまったね」
綾 「とんでもないですわ。うちのミニっこたちが大騒ぎして、大切なものを壊したりしないといいんですけれど」

ミニっこたちのゲームが一段落ついて、一番大きい凌がプログラムを読み上げる。
凌 「じゃあ、いいかな。次はお楽しみのプレゼント交換をはじめるよ!」
「プレゼントかい」
突然ドアが開いて、赤いローブの老婆が入ってくる。開いたドアから冷たい風が吹き込む。
老婆 「あたしもプレゼントが欲しいねえ・・・あたしの欲しいもの。それは」
老婆はローブを脱ぎ捨てる。と同時に緋の衣の無表情な若い女に変身する。
「聖眼の少女、エル・シー。・・・お前を240年探していたよ」
突然名を呼ばれて凍りついたように動けなくなる、エルシー。
エルシー 「(またこの人が二重にぼやけて見えるよ・・・ 若い女の人と、さっきのおばあさん。
        女の人の目は火みたいに燃えている。おばあさんの胸の中にあるのは、氷の塊・・・?)」
「私は炎と光の支配者、緋の魔女『L』。エルシー、お前こそが捜し求めた私の後継者」
エルシーに向かって、杖から光を放つ。皆叫び声を上げる。
ヒューイ 「エルシー、マイスイート!」
綾 「子供に何てことするの!」
近くにいた綾が飛び出して、エルシーを抱え込むように抱きしめる。
ほとばしる光が二人に襲い掛かるが、エルシーのペンダントからも光があふれ、大部分が跳ね返される。
L 「守護が強いようだ。でも私はあきらめない。・・・そのお姉さんの呪いを解きたかったら魔界においで、エル・シー」
魔女Lは、そう告げて姿を消す。光が薄れ、その中心にいたはずの二人は・・・

健 「うそ!? 綾姉がちっちゃくなっちゃった!!」
649メイキング?:04/12/03 23:22:18
監督   「ハイ、カット!さすが、息があってるね。NGなし。少し休憩しよう。
      あ、ミシェル君、今日の撮影終わったら、弗波の最終衣装合わせがあるから」
ミシェル 「はい」
リヒト  「お前、また出るのか」
ミシェル 「今回はこれみたいです」(ワノフ画像を見せる)
めぐ   「夏の時とまたふいんき(何故かry)が違うわね、これもよく似合ってるわ」
監督   「闇ミカ君も奥モデルの打ち合わせがあ」
闇ミカ  「無理です!」(ミシンを取り出す)
監督   「え・・・」
闇ミカ  「打ち合わせなしで大丈夫、要領はわかってます」(布とレースを広げ出す)
ミシェル 「闇ミカさん、必死ですね・・・」
よかった。凌タン忘れられてなくって。
いつ出てくるかなーって待ってました。
事態はすでに大変な事になってるけど、
パーティだからクリスマスエディションでお願いしたいw
651撮影現場裏:04/12/04 02:40:58
13ミミ 「ふぅ…アナイスちゃん、大丈夫?」
アナイス 「ええ、平気よ。ありがとう」
13ミミに差し出された手を取り立ち上がるアナイス
四郎 「なかなか迫力あったなー13ミミ」
13ミミ 「そ、そうかな?夢中で演技してるからよくわかんないや」

勲 「猫たん…かわうい…(´ー`)」
猫を抱き上げてご満悦のイサイサ
四郎 「ほんとにこの猫13ミミに似てるよな」

イサイサの腕から飛び降り四郎の足にすり寄る猫たん。
勲 「Σ(´д`)猫たん…(`д´)四郎…」
四郎 「うわっおこんなよイサイサ!(猫を抱き上げる四郎)毛の色も目の色も13ミミと一緒だ。かわいいなー」
13ミミ (えっ!?かわいいっ!?)
四郎 「うわぁっ顔舐めるなよーくすぐったいぞ」
勲 (`ε´)

魔界。大魔王宮殿の一室。デフォルト衣装の上に黒いフード付のマントをまとったD。
ノックの音と共に黒い瞳の美丈夫が姿を現す。
? 「お呼びたてして、申し訳ありません。偉大なる魔女Dよ。
   久しく魔界をお見限りでしたので、寂しく思っておりました。
   もう終わってしまいましたが、今年も金木犀の花香る季節には、過ぎた日を偲んでいましたよ」
D 「世間話のために呼んだ訳ではないだろう、魔大公」
? 「昔のように『黒曜』とは呼んでくださらないのですね」
D 「あんたも今言っただろう。もう過ぎた日のことだと」
? 「そうして貴女は過去を切り捨て生きていかれるおつもりか。
   場合によっては貴女はこの度、私の義母になるかもしれないという。お笑い種だ」
D 「それなら、バカ親父の暴走を止めたらどうだい、黒曜」
? 「父は・・・大魔王は、私を後継に選ぶことは決してない。
   数多い義妹義弟たちも父の心を捉えるには至っていないようだ。
   そのためにこそ、今回の計画が始まったと言えるのかもしれないが。
   でも私には耐えられない。あのハロウィンの夜。貴女が『D』の後継を選んだ後も。
   私には貴女が・・・ディ」
D 「やめな、黒曜。過去は決して戻らない。今のあたしは黒魔女『D』。それ以外の何者でもない」
王宮の廊下、早足で進む海賊一向
教室 「これからどうするっすか?!」
キャプテン 「巫女ののの母上に話を聞く!母上との謁見中にいなくなったんだったら
     何か知ってるはずだ!!」
11番 「この魔素の濃さ、あの魔力の衝撃。もしかしたら時のはざ間に向けて
    魔界の住人、しかもかなり大物の仕業かも・・・」
レオナ 「にわかに信じがたいけど9番のデジカメに写った画像って・・・」
9番 「残留思念ってやつ?よくフィルムには写るって聞くけど・・・ガクドル」

反対方向から歩いてくる眠のの一行
眠のの 「早くお母様に報告して警戒体制を取らなきゃ!」
四郎 「あの13ミミ、いつものあいつじゃない」
勲 「外見はミミ、でも中身が違う・・・」
ミミ猫 「みゃー!(当たり前よ!私はここにいるんだもん!!)」
セシル 「・・・あ!お前!」
鉢合わせになる一同
キャプテン 「王子!」
セシル 「キャプテン!どうしてここに!」
シルビー 「巫女ののがお母さんに会ってる最中にいなくなったの!」
眠のの 「なんですって?お姉様がお母様と会ってたの?」
キャプテン 「近衛兵から聞いたぞ。謁見の間で会ってたと」
眠のの 「お母様は今日は執務室から1歩も出てないわ。夕食の時すら私たちも顔を合わせなかったもの」
レオナ 「なんか・・・きな臭いわね」
教室 「皆さんこそせっぱつまった顔してるっすけど」
四郎 「アナイスがミミにさらわれたんだ!!」
海賊一同 「(゚Д゚)ハイ?」
キャプテン 「ミミちゃんてお前のガールフレンドだろう?なんで彼女がアナイス嬢をさらうんだ?」
ルカ 「ええ〜っとミミちゃんが別人みたくなってアナイスがミミちゃんといっしょに
   光の中に入って・・・あー!どう話したらいいんだ!!」
ハイランド組が説明に困ってる中、ミミ猫と目があう11番
11番 「あれ?あなた・・・」
勲 「ネコタン好き?(´ー`)」」
11番 「え?・・・ええ、かわいいですよねー」
勲 「うん。街で迷子になってた。眠ののがつれてきていいって言うからいっしょに来た(´ー`)」
11番 「そうですかー(なんかテンポ合わせづらい子だなぁ)」
655653:04/12/04 04:16:31
誤:もしかしたら時のはざ間に向けて魔界の住人
正:もしかしたら時のはざ間に向けて地上に来た魔界の住人

変な文章になってしまいますた、ごめんなさい。
光の中に逝って来ます・・・
眠ののが近衛兵や重臣に状況を説明する。
俄かに慌しくなる王宮内。es女王の捜索が行われた結果、その姿は何処にも無いのが発覚する。
客間で待機する学生sと海賊s。
セシル 「僕達がついていながらみすみすアナイスを攫われるなんて・・・」
ルカ  「やべえよ。叔父様に蜂の巣にされちまう!」
眠のの 「こんな事なら、私ももっと魔法を勉強しておくんだったわ。
      いくら霊力が有っても、こういう時に使えないんじゃ全然意味が無いじゃない!」
キャプテンは無言のまま苛立たしげに室内を歩き回る。
時間だけが流れていく中、一様に焦りを隠せない。
その時、シルビーが小さく声をあげる。
シルビー 「あの子、朝から様子がおかしかったわ。手紙を書いたとかどうとか。
       あの時は大して気にも留めなかったけど、あれ誰に宛てた手紙だったのかしら」
コートのポケットから、甲板上で拾った手紙の破片を取り出すシルビー。
切れ目をつなぎ合わせていくと、所々欠けているものの断片的に読めるようになる。
シルビー 「『黙って出て行く事をお許しください』
       『母は魔界の扉の向こうに連れ去ら』
       『魔王がこの世界を侵さんとするなら戦』
       『例え生きてここへ戻れなくても、私』
       『この船で皆様と暮らせて本当に幸』
       『最後にキャプテン様、私はあなたが』
       ・・・ちょっと、何よこれ!これじゃまるで」
眠のの 「・・・遺書じゃない・・・」
力なくうなだれてぽろぽろと涙を零す眠のの。励ますようにその手を握るセシル。
そんな中、キャプテンは逆に瞳に光を蘇らせる。
キャプテン 「魔界の扉の向こう。巫女ののもそこに連れ去られたのかも知れないんだな」
11番  「魔界の住人の仕業だとしたら辻褄は合いますが・・・キャプテン、まさか」
キャプテン 「針路が決まれば後は突き進むだけだ。魔界の扉ってのは何処にある?
        どうやれば越えられる?」
眠のの 「キャプテン、気持ちは分かるけど物事全て筋肉で解決できるわけじゃないわ。
      普通の人間が魔界へ行ったりしたらどうなるか。
      嵐の中小船で大海原に漕ぎ出すようなものよ」
キャプテン 「嵐?上等だ。凪よりはいい」
シルビー 「そうよ、キャプテンの言う通りよ!ぐずぐずしてはいられないわ。
       あたしたちは海賊よ!欲しいものは!」
キャプテン 「・・・奪い取る。魔界だろうと魔王だろうと、あいつを好きにはさせねえよ
すごい・・・予告のキャプテン&シルビーのセリフ、こう使われるとは。
なんか鳥肌立ちますた。
職人様、GJです!!
ハイランドの黒百合
http://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi?bbs=0000&key=1099151232&ls=50

完結おめでとう!
ハイクロ毎日楽しみにしてたからいざ終わってしまうとチョト寂しい。
ハイクロ外伝や魔界編や純タンの話にも期待してます。
ハイ黒、意外とさっくり終わっちまったな。
648の続き
司  「こんばんは、あのー、俺もクリスマス会に混ぜて下さい…。」
呑気にやってくるつかぴょん。
ミニ綾 「司くん…」(呆然と見上げる綾)
司  「やあ、みどりちゃん。あれ?みどりちゃんが二人?あれ?あれ?
    みどりちゃんって双子だったの!?」
みどり 「違うよー!!」
ミニ綾 「「ふぇぇん、小っちゃくなっちゃった。あたしお姉さんだからしっかりしないといけないのに・・・」
堰を切ったように泣き出す綾。
司   「も、も、も、もしかして綾さん!?どうして!?」 (腰ぬかす)
エルシー  「おじちゃま、私、あの人のところに行かなくちゃ。綾おねえちゃまが!」
叔父様  「ダメだ!行かせない、あんな奴のところにおまえを行かせないよエルシー。」
 思わずエルシーを抱きしめる叔父様。
ミニ綾  「(涙を拭いながら)そうよ!あんな人のところに行っちゃ駄目。
      もう帰って来られなくなるわ。エルシーちゃんがそんな目にあうなら
      あたし、このままで…(ぽろぽろ涙をこぼす)」
凌   「綾ねえ、大丈夫だからね。僕たちがいるからね。もう泣かないで」
美加  「綾ねえ、美加のパジャマやお洋服を一緒に使えばいいよ!
     自転車もランドセルも貸すから!なんとかなるから!」
健    「そうだよ、ハウルのソフィーみたいにお婆さんになるよりいいよ!
     僕達と一緒にまたおっきくなればいいよ!」
司    「俺、こうなったら一生綾さんの面倒みますから!
      今まで俺、早く大人になりたかったけど、もう年上でも年下でも
      どっちでもいいです!綾さんがいてくれれば。」
ミニ綾  「ありがとうみんな…。でも、お店どうしよう…。」
叔父様  「綾くん、生活費のことなら出来るだけのことはさせてもらうよ。」
エルシー  「おじちゃま!そんなの駄目よ!
       綾おねえちゃまはみんなのおねえちゃまなんだもん。
       やっぱり私がなんとかしなきゃ。私、呪いを解くように頼んでみる。」
叔父様   「エルシー、お前を失うくらいなら、私は自分の手足を失う方を選ぶよ。
       あの魔女はお前を後継者にと… 捕まったら二度と戻れまい。」
エルシー  「…。」
その夜、泣きながら眠った綾、混乱しているミニっこ、司、
眠れない叔父様の部屋の前を通りぬけ
そっと館を抜け出すエルシー。

エルシー  (おじちゃま、ごめんなさい。)
閉店中の「天すみ」の裏口。そっと押すと戸が開く。
中にはDの魔方陣が敷いてある。
エルシー (お母様、おねえちゃま、妖精さん、どうかエルシーを守って…!)
エルシーが叔父様の部屋をすり抜けたとき
自室の安楽椅子に腰掛け電話の受話器を片手に硬い表情になっている叔父様
叔父様 「そんなに自分を責めないでくれ眠のの君・・・綾君のことは四郎には・・・すまないね」
タタタタタ・・・
叔父様 「?!・・・いやなんでもない」

エルシーの部屋、一緒に寝ていた黒ナーが目を覚ます
黒ナー 「うう・・・ん、なんか寒いでつ。エルシーたん、おトイレに行くなら
    ドアは開けっぱなしにしないで欲しいでつ・・・あり?」
叔父様の部屋に駆け込む黒ナー
黒ナー 「叔父様ぁー!!エルシーたんがぁー!!」
叔父様 「黒ナーシャくん?何があったんだ?!」
黒ナー 「ごめんなさいでつ、黒ナーがついておきながらグスングスン・・・これがあったでつ」
黒ナーから渡されたのはエルシーのお気に入りの便箋だった。
つたない字でなにかが書かれている。

おじちゃまへ
あのまじょさんにのろいをといてもらえるようにたのんできます
しんぱいしないでください

叔父様 「黒ナーシャくん、少し力を貸してもらえるかね?」
黒ナー 「あい!力だろーがしっぽだろーが何でも貸すでつよ!」
叔父様 「(机の内線ボタンを押しつつ)28番君、私だ。B装備とDがくれた護符セットを用意してくれ
     しばらく屋敷を空ける」
黒ナー 「どうするでつか?黒ナーの力じゃ魔界へ叔父様を送るのはちょっと無理でつよ」
叔父様 「のの王国に行こう。あちらでも魔界の住人が悪さをしてるらしい」
黒ナー 「時の狭間が近くなると霊的な場所に魔界の入り口が開くらしいでつ。
    Dたまがおしえてくれまつた!」
叔父様 「Dが与えてくれた知識をフルに活用するときがきたわけだ、行こうか」
黒ナー 「あい!」

叔父様 「愛しているよ、アナイス、エルシー。お前たちを・・・かならす取り戻す!」
つかぴょん、ドサクサまぎれにえらくカッコイイ告白してないか?
混乱の一夜が開け、食堂に降りてくる一同。
ミニ綾が司を見て不思議そうな顔をする。
ミニ綾 「司くん、背が伸びた?」
司 「?」
ミニ綾 「・・・おかしいわね。靴下を編んでたの。
     黒ナーちゃんが『たくあんが丸ごと入るおっきな靴下が欲しい』って、
     サンタさんにお願いしていたから。
     そのままうたた寝して・・・どうして叔父様のお宅にいるのかしら」
黒ナー 「それ、去年のことでつよ」
司 「(昨日のことを覚えていない? いや記憶が退行してるのか?)」

重苦しい雰囲気の朝食時に、叔父様が皆に告げる。
叔父様 「私は今日からのの王国に向かうが、屋敷は開放しておくのでこのまま使ってください、皆さん」

食事中何かを考え込んで、一言も口をきかない司。朝食後、叔父様のところに向かう。
司 「叔父様、俺も連れて行ってください。綾さんがいてくれれば良いと思ったけど、それじゃ駄目なんだ。
   絶対に元の綾さんを取り戻してみせる」   
668今度は魔界で大冒険?!:04/12/05 04:32:25
ミニ綾 「純、翔。アキラにミルクあげてって頼んだでしょ。」
美加  「綾ねえ、私は純ちゃんじゃないよ、美加だよ。
     純ちゃんはおばあちゃんの家で、来週帰ってくるんだよ。」
健   「僕は健だよ。翔兄はバイトで留守だよ。
     それにアキラはもう赤ちゃんじゃないよ。」
ミニ綾  「あなた達だれ。あたし、知らないよ。お母さん、ここどこ。
      お母さん、お母さーん。」
美加  「綾ねえ、しっかりして!美加は綾ねえの妹だよ!
     お母さんとお父さんは天国にいるんだよ。」
ミニ綾  「(キョトンとして)綾の兄弟は弟の四郎だけだもん。
      お母さんは天国じゃないもん、おうちだもん。
     意地悪な子!綾、おうちに帰りたい…。」

凌   「まずいよまずいよ〜 精神年齢と記憶もミニッ子に退行しちゃってるよ。」
美加  「(しくしく泣きながら)綾ねえ、美加のこと忘れちゃった…。」
司   「美加ちゃん、俺らがなんとかして元の綾さんに戻すから。元気だして。ね。
     (でも正直、ミニっ子綾さん萌え〜とか思ったり…)」

      

凌 「・・・あの、僕、わかってます。足手まといって。
   僕はもちろん魔法なんて使えないし、勉強も運動も得意じゃない。
   でも、僕だって綾姉のために何かしたいんです。お願いです、僕も連れて行ってください!」
叔父様 「・・・駄目だ。君にまで何かあったら、美加ちゃんたちはどうするんだ。
      四郎君も、翔君もいない今、橘家で一番大きい子は君なんだ」
司 「自分たちのことを忘れられて、美加ちゃんや健ちゃんがどんなに悲しんでいるか。
   今、支えてあげられるのは凌だけじゃないか」
凌 「でも・・・!」

「凌、行きなさい。後のことは私に任せて」
ドアが開いて、叔父様の知らない黒髪の少女が入ってくる。
凌 「じゅ、純姉、どうしてここに・・・? まだおばあちゃんの家じゃ・・・」
純 「こまめが教えてくれたの。今から大変なことが起こるから、はやく行きなさいって。
   凌がすごくがんばるから、純も手伝ってあげなさいって」
美加 「純ちゃん〜! 綾ちゃんが〜!(泣きじゃくりながらしがみつく)」
純 「大丈夫、それも聞いた。綾ちゃん、純と仲良くしてくれるかな。
   この子達は、美加ちゃんと健ちゃんとあきらちゃん。お迎えが来るまで一緒に遊ぼう」
健 「(凌に)これ、きっと役に立つから持って行って。
   凌兄、橘家の代表としてがんばって(涙を必死でこらえている)」
健が凌に渡したものは、大切な金の鈴と銀の鈴。
あきら 「俺のも。凌兄、お願い・・・(涙を落としながら歯をくいしばっている)」
あきらは、妖精界に持っていったパチンコを凌に渡す。
美加 「美加も、もう泣かない。純ちゃんと一緒に、綾ちゃんを守る。
     だから、凌ちゃん・・・・(涙で声にならない)」
凌 「みんな、綾姉のこと頼んだよ。・・・叔父様、司さん、お願いします」
  
みなカッコイイ…
美加ちゃん可愛そう…ウッウ
すごいな〜これからどうなるんだろう…

ところでツカピョン。
一瞬南君の恋人状態?と思ったけど、
よく考えたらミニっ子化なら違うよね。
で…秋葉系とはいえ、ロリに目覚めたりしない…よね?(w
ミニ綾が純と手をつないで、司たちを見上げる。
ミニ綾 「お兄さんたちはだあれ?」
純 「このお兄さんたちはね、綾ちゃんがおうちに帰れるように今からがんばってくれるの。
   だから、綾ちゃんもがんばろうね」
ミニ綾 「うん。綾お姉さんだから、おりこうにできるよ。
      お兄ちゃんたち、がんばってね」
もう一方の手を、司の前に出す。もみじの葉っぱのような小さな手に、司の胸は締め付けられる。
ミニ綾 「ゆびきりしよ。お兄ちゃんたち早く帰ってきてね」
司 「・・・ゆびきりだ。絶対すぐに帰ってきます、綾さん」

ユニ 「(黒ナーに)これ、持ってってほしいのでつ。Dタマにもらった鏡。
     ぴっかぴかにみがいてありまつ。きっとお役に立つと思うのでつ」
黒ナー 「ありがとうでつ。遠慮なくお借りしまつ。友情に感謝いたしまつ」

叔父様 「じゃあ行こうか、司くん、凌君、そして黒ナーちゃん」

そこに息せき切ってやってくる、リンク神父。
リンク 「皆さん、ちょっと待ってください。あれから徹夜で調べました。
     魔界へ続く扉。実はハイランドにも3箇所ほどあるんですよ。ご存知ですか?」
叔父様 「なんだって?」
リンク 「まずは、黒魔女Dの城。でもここの魔方陣は既に持ち去られていますね、黒ナーちゃん」
黒ナー 「あい」
リンク 「2つ目は、眠り姫の管理する破れ館。しかし、ここの扉は夏至にしか開きません。
     そして、何ともう一つ」
叔父様 「どこにあるんですか?」
リンク 「教会の地下室です」
魔界。闇ミカの実家。水晶玉を使って会話中のミカノパーパ。(以下略してパーパ)
パーパ「後継者? 魔界の出以外のものに『L』を継がせるおつもりか、大魔女Lよ」
L 「私は待った。240年は魔界においても、決して短いとはいえないはずだ。
  確かに今まで『L』は代々闇ミカ一族の女性が伝えてきた名跡。
  しかし、もともと闇ミカ一族は男系家系。ここ数百年で生まれた女児は数えるほど、
  聖眼持ちたるや皆無。これ以上待つことはできない。
  この子は聖眼の少女、そして名に『エル』を持つ。待ち望んだ存在だ」
パーパ 「もしや、エル・シー? それは大魔王がお探しの少女!」
L 「大魔王など関係ない。勝手に探させておくのだね」
パーパ 「L!」
一方的に通信は打ち切られる。そこにノックの音。
配下 「ミカノパーパ様。二人連れの魔導師が、新開発の魔術をお見せしたいと・・・」
わくわく。
あ〜でもこの展開だと、今度のオクモデルのミカ子とか出てきそう?
でもあれは確か光の魔術師だったし。
のの王宮で、相談を続ける学生+海賊たち。
眠のの 「『魔界への扉』。王宮内のどこかにあるのは間違いないわ。
      でもその位置を本当に知っているのはお母様だけ。
      お姉様なら霊力で探知できるかもしれないけれど、訓練していない私の力では・・・」
11番 「・・・この国は霊能力を持つ人が多いんですよね。
     どなたか、扉の位置を感知できるか、占いで当てられる能力者はいないかしら」
眠のの 「占い横丁・・・ 玉石混交、はずれも多いし、使い方を間違えれば自分の身すら危ないこともある。
      でもたしかに、砂の中に金は混じっている。
      何の手がかりもない以上、試してみる価値はあるかも」
セシル 「でも誰に頼む?片端から試していったらきりがないよ」
眠のの 「今度は私に決めさせて。私ものの一族の端くれ。最高の占者を選んでみせる」

翌朝もう一度占い横丁に出る一行。
全員でぞろぞろ行っても仕方がないので、セシル兄弟と四郎だけがついて行く。
こんどは目を隠さずに、半眼で占い屋を片端から品定めしていく眠のの。
キュピーンと目が薄紅色に染まる。
眠のの 「・・・決めたわ。ここにしましょう」
眠ののが選んだのは、特に行列があるわけでもなく、派手な看板があるわけでもない小さな店。
群青色の天幕が張られ、入り口に小さく名前が書いてある。

『夜の女王の館』

占い小屋は、入ってみると、以外に天井が高く広く感じる。
群青色の天幕が夜空のように見える。
小さな灯を一つだけともして、黒髪の美人占い師が座っている。

「客人とは珍しい。入り口を見つけるとはなかなかのもの。話くらいは聞きましょう」

占い師は、起伏の少ない声でつぶやく。
眠のの 「占って欲しいことはただ一つ。『魔界への扉』がどこにあるか。それを観てください。
      いくらでも占料は払います」
占い師 「・・・私は夜の女王。私の占料は高すぎる。誰にも払うことはできない」
眠のの 「言い値でかまわないわ。言って御覧なさい」
占い師 「金銭は私には必要ない。私が求めるのは、夜を名付ける者。
        3度機会を与えます。その内に気に入った名で私を呼ぶものがいたら、
        その者を求めに応じることにします」
今回のドルパワノフのミシェル、デカ美加とペアだったね。
ハイクロ思い出してあったかい気持ちになったよ。
女神様オク出しされてるし・・・カナシイ。
自分はミシェルと女神様の服を借りたデカ健様に見えた。
眠のの 「夜を名付ける者・・・?何かの謎かけかしら」
キャプテン 「しまったな。そういうのに詳しいのはレオナか11番だ。あいつらを連れてくれば良かった」
セシル 「どうする?また王宮に戻るのは時間のロスだ」
ひそひそと相談を交わす眠ののとセシル兄弟。
四郎 「(あっけらかんと)名付けるって事は、イケテル渾名をつけてやればいいんだろ?
    夜・・・夜・・・じゃあ、『よりりん』だなっ!」
セシル 「よりりん・・・・・・四郎、あいかわらずセンス悪・・・」
キャプテン 「またそんなおかしな渾名つけやがって、怒らせたらどうすんだよ!」
しかし占い師は満足そうに頷いて見せる。
占い師 「『よりりん』。気に入りました。『言霊』は魔術の基礎。そこの少年は言葉を操る素養があります。
      もっとも、元になる魔力が全く感じられないのが惜しいですが」
セシル ヒソヒソ(のの、この人本当に大丈夫なのか?)
眠のの ヒソヒソ(たぶん・・・)
占い師 「では私も己の言葉に従いましょう。『魔界への扉』それは」
虚空を指差す占い師。
その指先から青い光が一本伸び、壁の向こうへと消える。
占い師 「この光の終着点に『魔界への扉』はあります。追ってゆくといいでしょう」
眠のの 「ありがとう。助かりましたわ」
キャプテン 「恩に着るぜ、じゃあな」
占い師 「・・・お待ちなさい」
出て行こうとする一行を呼び止める占い師。
占い師 「ただの人間の身で魔界へ向かおうとするのは、失われた姫を救うため。違いますか?」
眠のの 「どうしてそれを・・・?」
占い師はそれには答えず謎めいた微笑みを浮かべる。
占い師 「眠れる姫を救うのは、王子のくちづけ。
     邪な欲望に打ち勝つのは、真実の愛。
     覚えておきなさい」
眠ののたちが出て行った後の占い小屋。
占い師 「私もまだまだね。よもやただの一度で真名の一部を当てられてしまうとは・・・
      完全な形でしたら、あの少年に従属しなければいけないところでした。
      幸い一部分でしたので、効力はせいぜい年内一杯といったところか・・・
      『くん』、そこにいますね」
どこからともなく、ボブカットの少女が現れる。
くん 「はい、お方様」
占い師 「聞いていたでしょう。私はあの少年たちに借りができてしまいました。
      大魔王宮殿への困難な道中、三度だけ助けてお上げなさい。
      お前は筋は悪くないのですが、少々ぼんやりさんなので心配ですけれど」
くん 「わかりました、お方様」
占い師 「半年近く羽根を伸ばしていましたが、そろそろ年貢の納め時。
      私も魔界へ帰ることにいたしましょう・・・
      それにしても、おかしかったわ。あの少年。
      ・・・名付けのセンスが大魔王とそっくり」

ほほほ・・・という笑い声が消えない内に、ぱちりと指を鳴らす音がする。
占い小屋があったはずの場所は、ただの空き地になる。
>651
遅レスだがイサイサの (`ε´) が可愛いw
ヌコタソの事になると本気になる勲に萌
682メイキング :04/12/06 20:40:50
四郎 「・・・すげー、より姉さん。本当に魔界の人間みたい」
青いアイシャドウで神秘的に決めたよりは、満足そうにうなずく。
より 「クリスマスパーティのシーンでもデフォルトメイクでひそかに出てるんだけど、
    絶対わからないわよね。
    それより、日常ネタより映画デビューが先になっちゃったわね、くんちゃん」
くん 「そのうち職人様たちがいいネタ仕込んでくれますよ」
闇ミカ 「魔女Lさんの若いバージョンって、この間のオクモデ・・・・」
ゴスサラ 「しーっ。世界に一体しかいない子を出すのはまずいわ。
       あくまで、あれをイメージしてつくられた、カスタムミカエル女子よ」
オクモデルで思い出したがニコと13ののはどうしてるんだろう。
みんなのの王国だの魔界だのに行っちゃってるから年末ヒマそうだ

13のの「ふたりだけで結婚記念日兼クリスマス、
   そして年越しってのもいいじゃない?」
ニコ「ソダネ(*´Д`*)」

…どう書いても恋人未満カポーよりずっと恋人っぽいですな、この夫婦。
>683
なんか、おこたに入って向き合ってほのぼのしてる二人を想像してなごんだ。
そっか。二人の結婚記念日ってクリスマスだったのね。
685今度は魔界で大冒険?!:04/12/06 21:34:03
ミカノパーパの御前に進み出る、リヒトとミシェル。
闇ミカとゴスサラは小さくなって二人の帽子の中に隠れている。
パーパ 「私は今機嫌が悪い。手短にな」
リヒト 「蕎麦が短けりゃ、縁起が悪いぜ!」
どこからともなく道具を取り出し、蕎麦打ちを始めるリヒト。
パーパ 「ほお。ほお。ほ〜お」
リヒト 「(お、結構つかみはいけてるぜ!)で、カスタードをつけて食べてみな!」
ミシェル 「ヒソヒソ リヒトさん、いきなり素人さんにカスタードは・・・」
蕎麦を一口食べるなり、ミカノパーパの顔色が変わる。
パーパ 「んま〜い!!」
闇ミカ 「ヒソヒソ 大丈夫、僕のパパだもの。甘党だよ・・・」
パーパ 「そちらの魔導師、見事であった。でこちらは・・・」
男爵を取り出そうとしたミシェルは、ふとミカノパーパと目を合わせる。
パーパ 「・・・どうした?」
ミシェル 「閣下の初孫さんは10年後に生まれると思います。瞳のきれいな女の子です。
       今対立している家と和解しなければ、この子には会えません。
       240年待ったんだ、あと10年くらい・・・って、あれ?僕は何を・・・?」
しばらく黙り込んだミカノパーパはおもむろに立ち上がる。
パーパ 「二人とも気に入った。我が家の賓客として迎えよう。
      ゆっくりと過ごされるがよい」
       
今更なんですが。
「カスタード蕎麦」って、つけだれがカスタードだったのね…。
>686
過去スレで「とろろの代わりにカスタード」ってあった気がするw
ミカのパーパが
「う〜〜〜まぁ〜〜〜い〜〜〜〜ぞおぉぉ〜〜〜〜!!!!」
といって口の中から「美味いぞビーム」周囲に撒き散らし
ふんどし一チョで海の上を駆け回る姿を想像しちまったイ
(もしくは大阪城から手足を出して、天守閣最上階の窓がぱかっと開く姿でも可)
ミカパーパーは味王ですかw
むしろサリーちゃんのパパンみたいな格好だと思ってました。
ゴスサラママンは、「奥様は魔女」のママンで。
漏れもサリーパパヅラとカイゼル髭をつけたゴスメイクミカエルヘッド親父だと思ってたよ
<ミカパパ
(冬の嵐で、今日は大荒れ。ミュウ、マギー、サクラのミニっこ3人は、傘を差して下校。
 しかしマギーのおうちに近づく頃にはコートもランドセルも膝も濡れて、すっかり寒くなってしまっている。)
ミュウ 「あ、マギーちゃんのおうちだ!じゃあね、また明日!」
マギー 「…!そうだ、ねえ、みんなおうちに寄ってって。ママのココア、あったかくて美味しいよ」
サクラ 「いいのかな?お邪魔しちゃって……」
(マギーに誘われるまま、玄関をくぐるミュウとサクラ。マギーママが驚いた顔でお出迎え。)
マギーママ 「あらあら大変!みんな風邪引いちゃうわ!
  急いでお風呂を用意するから、みんなで温まって行きなさい」
ミュウとサクラ 「えっ、そんな、悪いです…」
マギー 「気にしないで!うちね、お風呂を新しくしたの。ボタンを押すと、ぶくぶくが出るんだよ!
  手品みたいなの、ね、見てって!」
(ちょっと強引に押し切られた感じのミュウとサクラ。
 でもお風呂の湯気に包まれると、やっぱり女の子だからか、自然と顔がほころんでくる。)
マギー 「これがぶくぶくの出るボタンだよ。ぽんっ(と押すと、ジャグジーの泡水流が噴出)」
ミュウとサクラ 「すごーい!おもしろーい!」
マギー 「でね、これ、この間おこづかいで買ったお風呂のもと(注:入浴剤のこと)。
  『ピュアスキン・マジック』っていうお風呂のもとだよ(封を開け、湯船にパラパラ)」
サクラ 「いいにおいー!何のお花の香りかな?違うかな、果物かな?」
ミュウ 「見て見て!真っ白い泡がいっぱい!すごーい!」
(お風呂からあがると、不思議なくらいお肌がきれいになっているミニっこたち。
 マギーママがマギーを問い詰めたのは、無駄遣いや勝手に入浴剤を使ったことを怒るためではなく…)
マギー 「(髪をタオルドライしながら、困り顔で)あのお風呂のもと、どこで買ったのって聞かれちゃった。
  でもどこだったか忘れたの。そしたら『思い出したら必ず教えてね!』って、すごい言われたの」
サクラ 「マギーちゃんのお母さんも、『ピュアスキン』が気に入ったんだね。すべすべ肌のお母さんってすてき!」
ミュウ 「あ、『いくつになってもきれいでいたい』って聞いたことあるよ!それかな?」
(おませな表情で微笑むミニっこ達。そして何時の間にか『ピュアスキン』の湯につかっているマギーママ……。)
マギーママ 「……へっくしょぃ!」
みんなドルパの時も、嵐で冷え切っちゃったんだね。
おふろでしっかりあったまってね。
めぐ 「サクラ、『ピュアスキン・マジック』私にも紹介してくれないしら」
ゴスサラ 「私にも」
闇ミカ 「僕にも」
ミシェル 「じゃあ僕にも」
リヒト 「お前ぇはいらねぇだろ」
694今度は魔界で大冒険?!:04/12/06 23:36:59
>652の続き
魔大公 「貴女の考えはわかった。私ももはや貴女にわかってもらおうとは思わない。
      思い通りにやらせてもらおう」
D 「何を、こ・・・・・!」
魔大公の指にはまった黒い石の指輪から魔法の力がほとばしる。
Dもとっさに応戦し抵抗するが、不意打ちに近い形で相手の魔力に捕らえられてしまう。

魔大公 「鏡の中で永遠に眠れ。美しい女・・・」
壁にかけてあった大きな姿見。Dの体はその中に吸い込まれる。

魔大公 「貴女は信じないだろうが。今も変わらず、貴女を愛しています・・・ディアーヌ」
鏡の中のDが、何かを言葉にするが聞こえない。しばらくして姿見はただの鏡に戻る。

ややあって、魔大公の配下が入室する。
配下 「のの王国の姫を無事に捕獲しました。母親共々眠らせてあります」
魔大公 「よくやった。人間界の魔女狩りを進めるのだ。たとえ三日でも父の目をDからそらすため、
      あの男の目を惹くような魔力の強い女をかき集めて来い」
配下 「残る人間界の大物魔女というと・・・やはりあれですな。
     白魔女V」
695闇日記:04/12/06 23:47:11
あの日は風が強かった…冬の嵐だった……
海風とビル風となんだかわからないけど凄い風のトリプルコンボ。
ドルパの朝、必死にドレスを抱えて向い風に立ち向かい、
デラの意地で困難を打ち倒そうとしたんだけど・・・・・
こちらが倒されてしまった・・・・
…ゴスサラ、あのドレスたち、どこにいったんだろうね、
有明の風に乗って空の彼方に消えていったぼくらの徹夜のドレスたちだよ…
>695
ごめん闇ミカ、笑っちゃいけないけど禿ワロテしまったよ。

これ何か元ネタあるの?
ええっ!!Dたま捕まっちゃうの!?
SD130で初めて見せたヒロインぽい姿にびっくり!!
姐さんだったからなぁ…
>697
そこで凌タンの出番ですよ
>693
今日の2chで一番ワロタw
>695
「帽子」をなんか思い出した
あかい〜帽子〜
>696
西条八十の詩
>702
dクス。全然知らない人だった。皆博識だな…
今回は女の子達がどんどんピンチになって行くなー
男共それぞれの姫を救い出す為超ガンガレー−ッ!!
>695
せつないな…。同じ寺として涙が止まらないよ。
強風に吹かれつつ哀愁漂う闇ミカの後ろ姿が目に浮かぶ…。

しかし長編の合間の小ネタはいいね。
706今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 02:07:36
次元の狭間に身を隠し眠る13ミミ。胸元のアナイスの魂を閉じ込めたペンダントが光り
始める。
その光に目を覚ます13ミミ。
13ミミ 「・・・先ほどまで消耗していた魔力が回復している。」
光るペンダントを見つめ微笑む
13ミミ 「そう、あなたの力なのね。ふふっ、ありがとう。閉じ込められているにも関わらず
     この力、しかも魔界の住人さえも癒してしまうなんて大魔王があなたを欲しがるの
     がわかるわ。」
13ミミの頭にアナイスの声が響く。
アナイス (貴女のためではありません。13ミミちゃんの体を守るためですわ。)
13ミミ 「わかってるわよ。魔力のない肉体で魔法を使ったり長い間次元の狭間にいたり
     すれば一気に体力を奪われるからね。アナイスちゃん、頑張らないと
     この体、パーティまでもたないかもよ〜。」
怒りで言葉にならないアナイス。高笑いをする13ミミ。
13ミミ 「可愛いアナイス、優しいアナイス。そして愚かなアナイス。解っているのでしょう?
     今の私の魔力なら貴女は簡単に逃げ出すことが出来るのに。私がこの体にいる限り
     それは出来ないのよね。」
アナイス (・・・信じています。)
13ミミ 「なにを?」
アナイス (四郎達が助けに来るのを信じて待っています。それまでは私が13ミミちゃん
      を守らなければ。)
13ミミ  「あんな子供が来てどうなるというの?」
アナイス (彼らなら絶対に私達を助け出してくれます。・・・そして叔父様も。)
13ミミ  「ふふっ、可愛いわね〜。パーティが始まれば貴女は大魔王のものに、私は
     剥奪された一文字名を返してもらいこの体はポイッよ。その時の貴女の顔を
     見るのが楽しみだわ(にぃ〜こりっ)。」
ペンダントの中から13ミミを睨み付けるアナイス。
アナイス (叔父様、皆、この魔女に負けない勇気をください!)
現在の被害状況

めぐ:大魔王の子供「ひすい」「こはく」に大魔王の后候補として連れ去られる。
13ミミ:「魔界を追放された魔女」に体を乗っ取られる。意識は猫の体になり四郎達の元へ。
巫女のの:大魔王の息子「魔大公黒曜」の手下に大魔王の后候補として連れ去られる。
esのの:大魔王の息子「魔大公黒曜」の手下に大魔王の后候補として連れ去られていたらしい。
アナイス:「魔界を追放された魔女」に大魔王への献上品として連れ去れらる。
綾:魔女Lに術をかけられ子供に戻される。
エルシー:綾の呪いを解いてもらうために魔方陣で魔界へ。
魔女D:大魔王の息子「魔大公黒曜」に鏡の中に閉じ込められる。

本当に今回女性キャラ大ピンチだな。
男性陣の活躍に漏れも超期待!
(特に凌タン)
サシャとカイは今どう支店の?
>708
>>645でユニたんが
「サシャねーたんとカイにーたんをなるべく二人きりにして置いとくようにと、クリスタンの指令が出てる」
と言ってるから今頃二人きりのクリスマスでしょう。
東京、商店街、夜10時。
私服姿のチャイナりおと見送りの遠夜が<<TOHYA>>から出てくる。
チャイナりお 「それじゃてんちょー、お先に失礼よ」
遠夜  「今日も一日お疲れ様、りおさん」
歩き出しかけたチャイナりおは、路地から出てきた女とぶつかりそうになる。
チャイナりお 「アイヤー!ちゃんと前見て歩かないとだめよー」
シンディ 「ごめんなさい、急いでるの…ってチャイナっ娘!それに遠夜。…そう、ここ<<TOHYA>>の前なのね」
遠夜 「シンディさん?どうしたんです、顔が真っ白ですよ」
チャイナりお 「それに、服に血がついてるよ!」
シンディ 「何でもないわ。どきなさい、急いでるって言ったでしょ」
その時アーケードの屋根の上で爆音が響き、破壊された屋根が破片となって飛び散った。
膝をつきながら咄嗟に結界を張って自分達と店を守るシンディ。
シンディ 「…しつこい奴ね。遠夜とチャイナっ娘、あなた達はさっさと中に入りなさい!」
遠夜 「りおさん、とりあえずシンディさんの言う通りに。ここは私がどうにかします」
チャイナりお 「わかったよ、中に入ってるのね。二人共気をつけて」
<<TOHYA>>の中へ戻り、扉を閉めるチャイナりお。

天井に開いた穴を睨みつけるシンディ。
シンディ 「一般人を巻き添えにしようなんて、ルール違反なんじゃないかしら?」
シンディの視線の先には魔大公配下の魔物が烏のような漆黒の翼を広げて漂っている。
魔物 「魔道に通じる者が無力な人間を気にかけるなど下らない。
    足手まといを守りながら戦う限りお前に勝ち目はないのだよ、シンディ」
シンディ 「戦わなくても大晦日の夜には魔界へ行くと言ってるでしょう。少しくらい待てないの?」
魔物 「人間界の魔女は早々に連れて参れと魔大公様は仰せだ」
シンディ 「まったく、無駄に長々と生きてるくせにどうしてそうせっかちなのかしら。
      私にはまだこっちでやらなければいけない事があるの。
      最後の一曲を録り終えないとスタッフ皆暮れもお正月も家に帰れないんだから!」
シンディが片手を突き出すと黒い魔力の塊が現れ、魔物に向かって飛ぶ。
同じような魔力の塊を放出してそれを掻き消す魔物。
荒夜 (何だか知らないが、レディのピンチじゃねーか。お前じゃ奴には歯が立たない、俺と変われ!)
遠夜 (分かってます。頼みますよ荒夜………)
荒夜 (どうした?)
遠夜 (…鏡は店の中でした)
荒夜 (こんな時にボケをかますなよ!)
遠夜 「シンディさん、少しだけ持ちこたえてください、すぐに戻ります」
シンディ 「…期待しないで待ってるわ」
魔物 「なるほど、先程の女と違ってあの男の中には底知れぬ力を感じたが奴も『魔』の眷属というわけか。
    長引くと厄介になりそうだ。早めに始末をつけさせてもらおう」
魔物が手を広げると、<<TOHYA>>全体を覆い隠せそうな大きさの黒い光の網が現れる。
シンディ 「店ごと狙おうっていうの!?させないわ、そんな事!
      ここは街の皆の憩いの場、あなた達に土足で踏み荒らす権利なんてありはしないのよ!」
残った魔力を全て解放して結界を張るシンディ。
魔物の作り出した網を消滅させると同時にシンディも糸が切れたようにその場にしゃがみこむ。
魔物 「愚かな、つまらん虫けらを守るために魔力を使い切るとは」
ゆっくりと着地し、シンディを抱え上げる魔物。
シンディ 「ちょっ…汚い手で触るんじゃないわよ!」
魔物 「減らず口を叩く力は残っていたか。大したじゃじゃ馬だ」

そして夜空へ舞い上がった魔物は、<<TOHYA>>の屋根に今までいなかった白髪白肌の男の姿を見る。
荒夜 「怪盗って言ってもいいぜ俺のこと。人呼んで怪盗荒夜、只今見参。
    そのレディをこっちへ返しな。彼女はお前にはもったいないぜ」
魔物 「…貴様も『夜の眷属』か。ならば争いは避けよう。
    私は魔大公様の手の者、この女は栄えある大魔王様の花嫁候補だ。
    返して欲しくば『時の狭間の大舞踏会』へ来るが良い。
    魔大公様は余興をお好みだ。きっと貴様も歓迎されよう」
魔物の背後に扉一つ分ほどの漆黒が現れ、渦を巻く。
その中にシンディごと身を沈めて行く魔物。
荒夜 「待て!」
人間離れした跳躍力で空へ舞い、躊躇なく魔物を追って渦へ飛び込む荒夜。
その後渦は消え、何事も無かったかのような静寂が戻ってくる。
今回のシリーズでは出番なさげだった遠夜荒夜がでてきて嬉しい!!
シンディを助けて好印象ゲットだ荒夜!
んじゃ、サシャカイの消息を。

難しい顔でセシルからの手紙を見るクリス
サシャ   「お兄様。お疲れ様。おくればせながらのの王国でバカンスね。」
クリス   「うん、お前は留守番で悪いけど、後を頼むよ。
       カ イ と 二 人 で。」
サシャ   「アナイス達によろしく。お土産期待してるわ。」
荷物をまとめて出かけるクリス。
クリス   「(一応武器は用意したけど、役に立たないかも…。
       キャプテン達でさえ打つ手が無いみたいだし、魔界関係のことは
       Dさんや巫女ののちゃんがいないと、どうしようもないなぁ…。)」

サシャ  「まったく、あんな眉間に皺寄せてたら、変だと気づくに決まってるでしょうに。
      あの人ってツメが甘いのよね。これもそのまま置いてくし。」
手紙を拾い上げて読む。
サシャ  「さて、行きましょうか。」
カイ   「ウン。」
サシャ  「ハイクロの訓練が役に立ちそうでよかったわね。」
カイ   「ウン。」
サシャ  「一応、年末商戦用にDから預かったお守り持っていこうか?
      役に立つかわからないけど。」
大量のお守り袋をサンタクロースのように袋に入れて担ぐカイ。
ずるずると長いサーベルを二本、引きずって歩くサシャ。向かうは叔父様邸。

サシャ  「こんにちは。詳細はわからないけどトラブってるんでしょ?
      護衛にきたわよ。」
28番   「助かりますサシャさん、叔父様は留守だし僕以外は女性と子供だけで…。」
ユニ   「にーたん! 家にいればいいのに。ここはいろいろ物騒なことになってまつよ。」
カイ   「バカ、だから来たんだよ。妹を守るのは当たり前だ。」
サシャ  「カイ、玄関の見張りお願い。1時間したら交替するわ。」
カイ   「おK」

ユニ  「せっかくクリスタンとユニが気を使ってるのに、わかってない二人でつね。」
ミュウ  「あーゆーぶきっちょなカポーは困難を一緒に乗り越える方があってるのよ。
      ミュウ、映画で見たよ。」
715今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 19:32:55
めぐを引きずるようにして運ぶ、こはく、ひすい。
魔界の森の中、小さな山小屋にやってくる。魔法使いが薬草採りのために
滞在するための小屋で、一通りの生活道具や食料は揃っている。

こはく 「どうしてお父様の宮殿に帰らないでここに?」
ひすい 「だって、この女は魔女じゃなくて普通の人間よ。バレるのは時間の問題よ。
     お父様が普通の人間をどんな風に思っていて、どう扱うか。あんたも知ってるでしょ。
     それにたとえこの女が魔女だとしても、お父様の大勢の后の中の一人にされるだけよ。
     私達のお母さんにはなってくれないわ。」
こはく 「わかった。僕達はここで、コソーリお母さんを匿うんだね。」
ひすい 「そうよ。今は宴の準備で私達への関心は薄れてるし、
     今度の舞踏会さえ乗りきればなんとかなるわ。」
めぐ  「うーん。寝坊してしまいましたわ。 あら、ここは…?」
ひすい 「ママ、ママ! 目が覚めたのね。」
こはく 「大丈夫だよママ、僕達が守るから。お父様からも、手下の悪魔からも。」
抱きつく二人。

     
    
716今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 19:34:15
めぐ  「あなた達は、どなた?私、お店の準備をしなくては。」
ひすい 「ママ行かないで!外は危ないよ。ここにいて。」
めぐ  (よくわからないけど、こんな小さな子が必死になって縋ってくる…。
     見捨てるにはしのびませんわ。)
めぐ  「わかったわ。どこにも行きません。あなた方、お腹がすいたのではなくて?
     お食事の準備をしたいのですけど、手伝ってくださるわね。」
おにぎり、山菜の吸い物、卵焼きなどを食卓に並べるめぐ。
ひすい 「ずっと夢見てたわ、こんな風にごはんを食べる風景を…。」
こはく 「僕、嬉しくて目から水が出てきた。」

めぐ  (リヒトさん、ここはどこで、私はどうなってしまうんでしょう…?
     でも不思議、こんな状況なのにこの子達が可哀想で堪らない。
     様子がわかるまで、しばらくこのまま生活してみます。
     リヒトさん、ミシェルさん、サクラ、心配しないで…。
     また絶対に会えますわ。)
     
>713-714
gj。
ハイ黒余波でサシャカイは出番無しだと思ってたよ。
718今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 20:11:54
ついにVのところにまで現れる魔大公の手下。
魔物 「・・・白魔女Vよ。お前も魔界に来てもらおう」
V 「あら、いいわよ」
魔物 「歯向かうなら腕ずくでも・・・あれ?」
V 「大魔王の王妃になったら、魔界の住人は皆しもべ、贅沢三昧なんでしょ。
   このチャンスを逃す手はないわ。
   そのかわり自由意志で行くんだから、ある程度の行動の自由は保障してネ」
魔物 「・・・魔大公に直接伺うがよい。私は知ったことではない」
V 「マリー、マリオ、あなたたちは叔父様邸に避難してなさい。
   今世界中で安全といえるのはあそこだけ。アタシも対魔法絶対防御を敷いておいたし、
   女神美加の重点警戒区域特Sゾーンに認定されているわ。
   大丈夫、お正月にはみんな帰ってくるから」
マリ・マリ 「お師匠!」

V 「(まったく・・・Dちゃんも、モトカレの始末をきちんとせずに逃げ回ってるからこんなことになるのよ。
   ここはついに、愛の白魔女V様の出番よね・・・)」
719今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 21:19:35
モル天 「おいクリス、俺をおいてくつもりか?」
クリス 「モル天!今度はいつもののん気な旅と違うんだ。危険なんだよ」
モル天 「それならなおさらお前ひとりを行かせるわけにいかねーな」
クリス 「モル天?」
モル天 「ひとりなら困難なことでも、二人ならなんとかできる。二人より三人。
    みんなで力を合わせれば道は拓ける。そう思わねーか?」
クリス 「そうだね、モル天。きっと、みんな無事で帰ってこられるよね」
モル天 「そうと決まれば、みんなのところに急ぐぜ。背中にのれよ!」
クリス 「その前に、調べたいことがあるんだ。実は…」
モル天 「え?セシルの国へ?」
クリス 「セシルたちのお母さんものの一族だろう?何か知っているかもしれない。
    今度のことはののちゃんたちの出生の秘密がからんでいるような気がするんだ。
    そして、のの王国建国史に秘められた謎。
    ただし、心配させないように、巫女ののちゃんたちのことは黙っていよう」
720今度は魔界で大冒険?!:04/12/07 21:24:03
リンク神父に案内され、教会の地下室に向かう叔父様一行。
リンク 「教会が建つ以前、ここの土地は有名な心霊スポットだったようです。
     次々に起こる霊現象を鎮める目的で悪魔祓いが行われ、封印を目的として
     この教会が建てられたとか・・・。どこまでその話が事実かはわかりませんが。
     とにかく、私が赴任したときから、地下室の鍵は見当たらず、完全に開かずの間状態でした。
     ところが。クリスマスパーティーから帰ってみると、この扉が開いていたのです・・・」
古い扉を押し開ける。ぎぎぎと錆付いた嫌な音がする。

叔父様 「これは・・・」
Dにもらったことがある転移の魔法陣。
黒ナー 「ま、か、い・・・間違いないでつ。魔法文字で行き先固定:魔界行きと書いてありまつ」
叔父様 「それでは行くことにしよう。みんな、覚悟はいいね」
司・凌 「はい!」
魔法陣に乗る4人。一瞬にして姿がゆがみ、ぼやけ、消える。
リンク 「くれぐれもお気をつけて・・・。神よ、皆をお守り下さい」

長いのか短いのかよくわからない時間がたち、唐突に景色がはっきりする。
魔法陣による移動が初めてではない叔父様と黒ナーは平静を保っているが、
司と凌は魔法陣酔いで気分が悪そうである。
目の前に、いかにも吸血鬼でも住んでいそうなゴシックなお城がばばーんと建っている。

叔父様 「さすがは魔界。皆このような建物なのかい、黒ナー君」
黒ナー 「そんなことないでつけど、このおうちはゴ・・・」
黒ナーが何か言いかけたとき。
美白初期子に丹念にゴスメイクをほどこした、ややケバいが美しい金髪の女性がまなじりを吊り上げている。
? 「あなたがた電気工事の方? 遅かったわね。早くインターネットをつなげるようにしてちょうだい。
   注目のオークションが終わってしまうではないの」

も、もしやその子はゴスコラボのあの子!?
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
サラノマーマ様…?
ゴスサラのオク依存症は遺伝だったのか…orz
ミカノ邸でひそひそ話をするメイドさん達 (服はホーンテッドマンションの衣装で)

メイドA 「聞いた?今度のお客の魔導士。粘土の塊から食べ物を作りだすそうよ。
      それが天上の食物マナに匹敵するような美味なんですって。」
メイドB 「もう一人の魔導士は予言をするんですって。ご主人様も珍しい術の使い手を
     ゲットして、お喜びだそうよ。
メイドC 「カッコいいわよね。ちょっと小柄だけど。」

ゴスサラ  「ああもう!これはと思う部屋は全部探したのに!めぐが見つからない!」
リヒト  「どっかに隠し部屋があるんじゃねぇか。」
闇ミカ  「それはないよ。この邸の部屋という部屋、通路という通路はすべて把握してるもの。
      …子供のころ、パパの目を逃れてゴスサラと遊ぶために探しまくったから。」
ゴスサラ  (まさか、直接魔王に連れてかれたんじゃ…?でも、そしたらめぐを助ける望みはもう…。
      あいつ普通の人間は虫けらだと思ってるもん。)
闇ミカ  (わかってる。でもこの二人にそれを言っちゃだめだ。)
ミシェル 「初恋の人が近くにいる…。」
リヒト  「ハァ?」
ミシェル 「初恋の人がこの邸の近くに来てます。それか、初恋の人のように
     無垢な心の人が。」
ゴスサラ  「もしや、めぐ? (透視する)違うわ。ミニっこね。
      あれは、アナイスの妹のエルシー。」
ミシェル  「エルシーちゃんが、なんでこんなところに!」
ゴスサラ  「理由はわからないけど、ミニっ子一人でウロウロするのは危険だわ。連れてくる。」
マントを翻し、コウモリの姿にかわる。
闇ミカ  「待って!ゴスサラだけじゃ危ないから僕も行く!」
手で印を結び、カラスの姿にかわる。窓から飛んでいく二人。
リヒト  「驚いた。あいつら、本当に魔法使いなんだな。」



724今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 00:28:42
セシル王国。大きい息子が二人もいるとは思えない永遠の若さの元王妃、制服ののはころころ笑う。
制服のの 「まあ懐かしい。姉のの姫と妹のの姫の国づくりの昔話ですね。
        のの王国の民なら誰でも知っていますわ。
        昔々。魔界には双子ののの姫がいらっしゃいました。
        姉のの姫は霊力に優れた魔道の達人。
        妹のの姫は女ながらに魔剣をあやつるすぐれた剣士で、二人はとても仲のよい姉妹でした。
        そのころ魔界は争いで乱れ、心を痛めた二人は争いのない国を作ろうと新天地人間界を目指すことにしました。
        心を同じくする人々と力を合わせ、二人はついに今の、のの王国と魔界の境界にまでやって来ます。
        ところが大魔王が二人の勝手な振る舞いにお怒りになり、追っ手の大軍勢を差し向けます。
        ついに霊力の尽き果てた姉のの姫は、命がけで妹のの姫と協力者たちを逃がし、
        自らを人柱として、のの王国と魔界との間の扉に封印を施します。
        『この封印の効力は3000年が限度。再び封印が弱まったとき、私はよみがえり
         今度こそ魔王との間に決着をつけます』 姉のの姫の最後の言葉です。
        二度と開かない扉の前で、妹のの姫は叫びます。
        『見くびらないで!お姉様。お姉様にだけそんな運命を負わせはしない。
         そのときは必ず私もよみがえる。今度こそ、この魔剣の力で大魔王にとどめをさす!』
あ、セシル王国改めセシル共和国ですね。
妹のの姫にとどめを刺されていってきまつ
魔界大冒険盛り上がってるね。
次々に投下されるネタを読むのが楽しみだよ。
職人の皆様、GJです!
727今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 08:08:20
クリス 「3000年後…つまりそれが今年なんですね」
優しく微笑む制服のの。
制服のの 「昔話よ。3000年もの間にいろいろな作り話が混じっているわ」
クリス 「でも、制服ののさんはその話を信じているんですよね?だから僕に話した。
    僕がここに来た理由、本当は気づいているんでしょう?」
制服のの 「こう見えてもわたくしだってのの一族の出です。巫女ののさんに何かあったのね?」
無言で頷くクリス。
制服のの 「眠ののさんに渡してほしいものがあるの。来てちょうだい」
制服ののの私室に通されるクリス。制服ののは大振りの剣を取りだし、クリスに渡す。
制服のの 「これは伝説の妹姫の剣と言われています。王国の情勢不安のため、わたくしに託されました。
    これを眠ののさんに。そして、伝えてください。何も恐れることはない。
    あなたが姉上を思う気持ちが世界を救うのだと」
728今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 10:23:51
魔界、大魔王宮殿の一室。
天蓋付きの豪奢な寝台の上に身を横たえ、眠りについている巫女のの。
それを寝台の両脇から覗き込んでいる魔大公ともう一人の高貴な魔族の男。
?? 「これがのの一族の姉姫か。若い人間にしては大した霊力だ」
魔大公 「赤ん坊の頃に身柄を拉致され、イセと呼ばれる人間界屈指の霊場に預けられたそうだ。
      以来巫女として霊力の修行に明け暮れていたという」
?? 「霊力の高いのの一族の中でも純血種である王族に双子の姫が生まれ、
     姉は事情によって霊力の向上を強いられてきた…か。偶然で片付けるには話が合いすぎる。
     三千年前の伝説の成就に向けて大いなる力によって仕組まれた運命、ってヤツかね」
魔大公 「誇り高き魔族を裏切り人間世界に逃れた忌々しいのの一族に伝わる建国神話とやらか。
      あんな人間共が思い上がって作り上げた戯言、今時魔界でも信じる者はおらぬ」
?? 「そうとも言い切れないだろう、兄上。
     実際人間界と魔界を隔てる力は急速に失われて行ってるだろう。
     『時の狭間』に向けて人間界に魔力が流れ込み、あの世界は『魔』に覆われている。
     これものの一族の神話通り、姉姫が施した封印が三千年の年月を経て弱まった結果だと思えば
     符丁は合うってものだ」
魔大公 「ならば伝説の通りのの一族の建国の姉妹が蘇り、父上を倒すと?」
?? 「霊力の高い巫女は死者をその身に降ろす憑代となるという。
     この姫が巫女として育ったのも運命の一環だとすると、俺は兄上ほど楽観的にはなれんよ。
     人間の力を甘くみすぎると手痛いしっぺ返しを喰らうぜ」
魔大公 「では面倒事が起きる前に始末してしまえ。魔女狩りは進んでいる。
      こんな女一人消した所で父上の后候補などいくらでも居よう」
?? 「本当に『あの女』以外には関心が無いのだな、兄上は。殺すには惜しいと思わないか?
     こんな穢れのない無垢な魂は魔界じゃそうそうお目にかかれない逸品だ。
     何より可愛い顔していやがる」
魔大公 「何が言いたい」
?? 「父上の大勢の后の一人には勿体無い。この女は俺の花嫁にする。
     『純潔の巫女』でなくしてしまえば降霊の術も使えまい」
叔父様邸。玄関で見張りに立つカイ。不振な物音に気づいてサーベルを構える。

マリー 「あけて!あけて!私よ!」
マリオ 「助けて!!」
カイ  「白魔女の弟子のミニッ子。ドウシタ!」
玄関を開けると転がりこむようにマリーとマリオが入ってくる。
マリー 「黒い影に追いかけられてたの…!」
28番  「カイ君、やばい、影が!」

部屋の中にマリーと一緒に黒い影が侵入してしまう。

純   「みんな、あっちの部屋へ。早く!」
マリー 「出ていけ魔物!私みたいな半人前をどうしようっていうの!」
魔物  「魔女は全て連れていく。」
銃で応戦する28番、サーベルで斬りつけるサシャとカイ。
サシャ  「駄目、きりがないわ。」
マリー  「相手は魔物です、普通の弾丸や剣は効きません。」

隣室で震えるミニッ子達。純はドアの前で子供達をかばうように立ち、
インテリアとして飾ってあったボウガンで応戦する。
アキラ 「くそ、負けちゃうよ、なんとかならないかな。」パチンコを取り出す。
ヒューイ 「十字架だよ!十字架を溶かして作った玉をパチンコで打ちこむんだ。
    ゲームのアイテムにあったよ!」
みどり 「これを使って。日曜学校で頂いた十字架。神父様も許してくれるわ。」
なぎさ 「私のも。」
急遽、ガスこんろで十字架を溶かす作業をするミニっこ達。

健   「十字架が効くなら、これも効くかも。」Dのお守りを袋から取り出し、
魔物に投げつける健。
魔物  「うう。」あとずさりする魔物。
健  「やった!ダメージあり!」健と美加がお守りを投げつけて時間稼ぎする。
ヒューイ 「玉が出来たぞ!」
アキラ 「まかしとけ!」パチンコで魔物を狙いうちするアキラ。
魔物 「うがぁ!」
ユニ 「これで、とどめをおながいしまつ!」矢の形に磨いた弾を純に手渡す。
純  「えいっ 死ね魔物!」
ボウガンで頭部を打ち抜かれて苦しむ魔物。次第に影が薄くなり、消えていく。

美加 「やった!純ちゃんすごい!」
健  「四郎兄より運動神経いいからな、純ねえは。」
サシャ 「あなた達、すごいわ…。」
ユニ  「ヒュイタンのゲームヲタも役にたったでつね。」

ミニ綾 「みんなすごーい… なんだろ、前にもこんなことがあった気がする…?」
731今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 20:45:53
闇の中を進むひとりと1羽。
クリス 「真っ暗だね。モル天、大丈夫?」
モル天 「セシルのお袋さんが飼っている黄金の鷲から魔界への行き方を教わったんだ。
    この方向で間違いない」
クリス 「セシルたちのお母さんによると、セシルたちも魔界に向かっているんだよね。
    向こうでうまく会えればいいけど。預かったこの剣、なんとしてでも眠ののちゃんに渡さなきゃ」

一方、こちらは荒夜。もともと闇には慣れているので、白い物体が自分の方に向かってくるのにすぐ気づく。
荒夜 「なんだ、あれは?何気に親近感を覚えるが」
近づいてきたのは白い鳥に乗った美白の少年。
クリス 「あれえっ、『TOHYA』の店長さん。どうしてこんなところにいるの?」
荒夜 「俺は荒夜。怪盗って呼んでくれてもいいぜ」
クリス 「じゃあ、僕のことは義賊とでも…あ、役が違うっけ。ところで、遠夜さん」
荒夜 「荒夜だ!あんな奴と間違えるな!」
遠夜 (こちらこそ、間違えられたら迷惑です)
クリス 「まあ、いいや。とりあえず、敵ではないみたい。僕はクリス、よろしくね」
荒夜 (なんなんだ、こいつは?)
遠夜 (私に聞かないでください)
クリス 「モル天、ひと眠りするから、向こうに着いたら起こしてね」
荒夜 「……」
クリスが胴体に巻きつけている風呂敷包みに目を止める荒夜。
荒夜 「お宝のようだな。まあ、俺の獲物ではなさそうだが」
732今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 22:25:56
魔物が消滅し、一段落ついたところで表の呼び鈴が鳴る。
「あの・・・まどかですけれど。お取り込み中ですか?」

サシャ 「あらまどかさん。お久しぶり。どうなさったの?」
まどか 「ヒューイ君からお電話をいただいて。大変そうと言うお話だったので
      助太刀しに来たのですけれど。遅かったようですわね」
ユニ 「ボソ ヒュイタソいつの間に」
サシャ 「まだまだこれからよ。よかったらまどかさんもここに泊まらない?
      腕のたつ人が一人でも増えると助かるわ。人数も増えたことだし、交代で見張りをしながら
      みんなを待っている間、お鍋でもつついてハイ黒撮影思い出話などどうかしら」
まどか 「あら、素敵。私腕をふるいますわよ」

ミニっこたちは居間に集まっている。
マギー 「あれ〜、このテレビ。スイッチ入れてないのに映ってる〜」
サクラ 「この景色・・・もしかして魔界かしら」
美加 「あ、あれつかぴょんだよ。・・・パソコンのケーブルをつないでる?
     何やってんの? つかぴょん」
>>723 の撮影直後。遅くてすまそ。

監督 「はいオーケー、お疲れ!」
D 「(背後から)…監督さん」
監督 「わっ!なんですか、驚かさないで下さいよー」
D 「(淡々と)今のシーンだけど、ゴスサラの変身、ちょっと時間掛かりすぎだとは思わないかい?
  闇ミカの印も、途中間違えて切りなおしてるんだ。OK出せる出来じゃない」
監督 「いやいやご心配なく。もとからこのシーンは、編集をして視点やテンポを変える予定でしたから、
  そこは構わないんですよ(かなり一所懸命ににっこりしてみせる)」
D 「……ならいいんだけどね……(去る)」

(離れたところで変身を解き、やや引きつった表情で休んでいる闇ミカとゴスサラ。去ってゆくDを見送る)
闇ミカ 「…今の聞いた?ゴスサラ」
ゴスサラ 「聞いた……D師匠、ピリピリしてるわね……」
闇ミカ 「やっぱ噂は本当なんだね。マリマリちゃんとこの…」
ゴスサラ 「ああ、あの…ゴニョゴニョ…の魔法のシーン?機械を使うのを断って、自力でやるんだって聞いたわ」
闇ミカ 「うん、ご飯食べながらでも、Vさんの指導を受けて鍛錬してるって……」
ゴスサラ 「……そりゃあD様気になさるわよね……ってそれじゃあたしたちも
  休んでるひまないわね?!(立ち上がる)」
闇ミカ 「うん!(台本とスケジュールをチェック)次は…このシーンだ。魔法は……よし、時間はある、急ごう!」
(二人連れ立ってDの後を追う)
ゴスサラ・闇ミカ 「D師匠!ご指導をお願いします!」

D 「やれやれ……いつもこれくらい頑張ってくれるといいんだけどね……さて(苦笑いしながらも
  威厳と自信を持って、控え室の椅子に腰掛ける)・・…・なんの魔法だい?」
734今度は魔界で大冒険?!:04/12/08 23:43:58
美加の声が聞こえたように、不意に空を見上げる司。
あきらめたように一つため息をついて、また作業に戻る。
司 「(あ〜あ。俺、何やってんだろ。確か綾さんを救いに来たはずなのに・・・
    まあ、とりあえずできることやるしかないけどさ、っと)
   すみませ〜ん、これで設定はいいと思うんですけど」
女性 「あらお疲れ様。やっぱり専門家を呼ぶと早いわね。
     ゴスサラの言うように、さっさと人間界のサポートセンターを呼ぶべきだったわ」
司 「ゴスサラ!(言われるまで気付かないほうがおかしいけど、この人ゴスサラにそっくりだよ。
   ゴスサラよりスタイルいいけど。DD並みの魔改造・・・)」
女性 「そう、ここは魔界のゴス城。私は当主サラノマーマですわ。
     さ、早くオークションに入らねば。ゴスサラの舞踏会用のドレスが間に合わないわ」
司 「ドレス、ですか?(闇ミカに作ってもらえばいいんじゃないの?)」
女性 「もうすぐ大魔王の花嫁を決める時の狭間の大舞踏会。
     今度こそ、うちのゴスサラちゃんを正妃にしてみせるわ。
     実力は十二分にあるのに、なぜかブランドに縁のない我がゴス家。
     宿敵闇ミカ家は、一文字名『L』を有しているというのに・・・
     我が家だって、その昔「ゴス」ではなく「ゴオォス」家だった時代には、名跡『O』がありました。
     最後の大魔女『O』があんな失態をしでかして、一文字名と家名を剥奪されるまでは・・・
     今度がラストチャンス。我が家を見下していた者たちに思い知らせてやるわ」
735今度は魔界で大冒険?!:04/12/09 00:26:28
天界。雲の切れ目から、真っ暗な闇がのぞく地点。白蓮は逡巡する。
白蓮 「ここは、天界から魔界への直通路。
     神様のゆるしなく、ここを通ったものはもう二度と天界へは戻れない。
     翼は黒く染まり、堕天使として永劫に魔界をさまよう・・・
     ・・・でも、私は守護天使。天すみの皆さんの危機にぐずぐずはしていられない!」
勇気を持って飛び込もうとした白蓮は、何者かに首根っこを捕まえられる。

「深刻ぶって何やってんだ。ほら、遅れずついてこい」

白蓮 「デカ健様!」
デカ健 「そろそろ俺様が降臨しないと、納まりがつかないだろ。
       あ、お前は荷物持ちだからな。無くさないように『勇者の剣』を持ってろよ。
       いいな」
白蓮 「デカ健様・・・ありがとうございます!」
デカ健 「ついてきて後悔するなよ。じゃ、行くぞ!」
アルファベットを持つ魔女の系譜か。かっこいいな。

D : Dたま
L : ミカL、Lシー
S : esのの
V : Vたま

なのかな。
737今度は魔界で大冒険?!:04/12/09 01:24:12
一方のの王国では。
眠のの達が夜の女王に与えられた光の道標に従って王宮内の『魔界への扉』
―…es女王の執務室のタペストリーの前へと辿り着いていた。
以前に見た時と違い、タペストリーは漆黒が渦巻く魔界への入り口としての姿を露わにしている。

シルビー 「種が割れてみれば何てことないわね。9番のデジカメに映っていたのは
       そのものズバリだったのよ」
キャプテン 「…ここから魔界へ行かれるんだな」
眠のの 「その前に、皆に武器を渡さないとね。
      海賊組は前に双子島で魔族と戦ってるから知ってるだろうけど
      魔物は普通の武器では傷つけられないの。
      魔物を仕留められるのは魔法のかかった特殊な武器と」
教室  「聖職者に清められた武器だけっす。
      双子島の時は巫女ののさんが一晩かけて全員の武器に清めの術をかけてくれたっすよ」
眠のの 「幸いこの城の宝物庫には魔法の力を宿した武器が沢山あるわ。
      そこに運ばせてあるから好きなのを使って」
キャプテン 「俺はこのサーベルをもらう」
セシル 「僕はレイピアにするよ」
教室  「俺はもちろんこの大斧っすよ」
勲   「俺はカイザーナックル」
ルカ  「んじゃ俺はこっちのブーツにするぜ」
台の上にずらりと並んだ武器類の中からそれぞれの得意武器を選んでいく一行。
四郎  「俺はどうしようかな」
眠のの 「四郎はこれをどうぞ。かつて吟遊詩人がこれを奏でてドラゴンをも眠らせたというリュート。
      四郎の武器と言ったら何と言ってもギターと歌だからね」
>>736
エルC だったりして?
>739
シルビーはやっぱり鞭?w
シルビーっておバカキャラ一直線だけど、
魔界編ではいい所を見せてくれる事を期待していると
こっそり言ってみるテスト。

>738
シー!それオチに考えてる職人さんいるかもだよ!w
740今度は魔界で大冒険?!:04/12/09 02:00:33
制服ミミ 「制服ミミとっ!」
制服ナナ 「制服ナナのっ!」
ミミナナ  「「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナ。

制服ミミ 「突然ですが私、制服ミミと制服ナナちゃんが冬休み特別映画
      『今度は魔界で大冒険?!』の裏方にお邪魔しに来ました〜。」
制服ナナ 「こんな事でもしないと第十幕での出番がないのはわかっているけど。
なんか如何にも暇だからやらされている感があるのよね(溜息)」
制服ミミ 「アハハ、まるで出立てのアイドルみたいだね。私達。」
ミミナナ  「…。」orz

制服ミミ 「気を取り直して、今回は魔界がメイン。やはり見せ場は魔界から
やってくる魔人や魔物との戦いでしょう。という事でこちらの
第一倉庫にやって来ました〜。」
制服ナナ 「こちらではシーン>710,729で登場した魔物やこれから登場予定の
魔物のぬいぐるみ等が保管されているそうでーす。」
制服ミミ 「それでは、お邪魔しまーs…。」カチャッ

バタバタと倉庫内を走り回るスタッフ達。
スタッフ1 「早くっ、そこの護符を取れっ!!スタッフ3はすぐにD様とシンディ
      さんに連絡をっ!」
スタッフ3 「スタッフ2ーーーっ!待ってろ今助けるからなっーー!」
スタッフ4 「駄目だ間にあわないっ!」
スタッフ5 「スタッフ2ーーーっ!スタッフ2ーーーっ!」
ドアの隙間からポカーンと見つめる制服ミミと制服ナナ。その後ろに現れるD様。
(゜Д゜)y─┛「お嬢ちゃん達、ちょいとごめんよ。」
スタッフ4 「D様!!スタッフ2がスタッフ2がーっ」・゜つД`)゜・

面倒臭そうに印を結ぶD。黒い珠が現れ奥へと飛んでいくとドォンッ!!と地響きがし
獣の叫び声が聞こえ、やがて静かになった。
スタッフ3 「スタッフ2ーー!無事かーーー?!」
奥からかすかにスタッフ2の声が聞こえるとスタッフから歓声があがる。
(゜Д゜)y─┛「ったく。あれほど魔物の取扱いには気を付けなと言っただろうが。
        予算が少ないから召還してくれと言うからだしてやったというのに。
        次に何かあっても知らないからね。」
スタッフ一同 「ありがとうございますっ!!ありが…」
パタンッ
制服ナナ  「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!
      次回は、メインキャラ達のインタビューをお送りしまーす。」
制服ミミ  「お楽しみにーーっ!」
フェードアウトしていくカメラに向かって手を振る二人。

制服ミミ  「・・・やっぱり、魔界までインタビューに行くのかな。」
制服ナナ  「・・・それだけは避けたいわね。
制服ミミ 「制服ミミとっ!」
制服ナナ 「制服ナナのっ!」
ミミナナ  「「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!・第二回!!」」
マイク片手にキラリーンと前回より凝ったポーズを決める制服ミミと制服ナナ。

制服ミミ 「今回は予定を変更して、映画のゲストキャラクターを大紹介!」
制服ナナ 「まずは大魔王の子供達・『ひすい』さんと『こはく』さん」
制服ミミ 「画像が出た時点で『新たな魔界キャラ』と呼ばれていた新たなスタンダードミニっ子が
       前評判通りの魔界キャラとして鮮烈なスクリーンデビューを飾りました!」
制服ナナ 「まだ日常編には出てきていない二人、劇場版のキーパーソンとしてどんな活躍をしてくれるのか!」
制服ミミ 「ひすこはオーナーさんならずとも目が離せませんね!」
制服ナナ 「そして大魔王の前の妃・魔界のワイドショーお騒がせ女こと『夜の女王』役は…」
制服ミミ 「日常編では橘一家の後見人の『より』さん。キッツイメイクで魔界の女になりきってます!」
制服ナナ 「夜の女王の部下?はこれまた映画で叔父様スレデビューの『くん』さん。
       まだ顔見せ程度の出番ですが、これからバリバリ活躍してくれるでしょう!!」

制服ミミ (ちょっとテンション高すぎない?)
制服ナナ (そうかもね。何だか疲れてきちゃったわ)
制服ミミ 「前回の映画は低予算だったので悪役キャラには学校の備品の銅像を使ったようですが…」
制服ナナ 「なんと!今回は予算も増え、悪役キャラの役者さんを里でフルチョしてきてもらったそうですよ〜」
司    「前回の映画をDVDに焼いてオク出ししてもらったら意外と売れたんだよ。
      眠ののちゃんは買うだけじゃなく売る才能もあるんだね」
制服ミミ 「お金の話は置いといて。映画ゲスト悪役その1、何とあの魔女D様にモトカレが!?
      大魔王の(恐らく)長男、魔大公こと『黒曜』役には里20番さんを『耽美でゴスで魔界的な超美形』
      のイメージでフルチョイス!」
制服ナナ 「そしてそして、黒曜の弟で巫女ののさんを花嫁にしようと目論む謎の男は里…えっ!?
       (カンペを見てヒソヒソと)これ旧29番さんじゃないの?」
制服ミミ 「(ヒソヒソ)一応このスレ的にはまだ別人なんじゃない?
      『限りなくキャプテンセシルに近いけど口元だけ邪悪な微笑み』って指定でフルチョって書いてあるし」
制服ナナ 「えー…こほん。一文字名を持つ魔女『L』役には、ドルパオクモデルの『光の魔術師』ミカエル女子
       …に限りなく似せたミカエルカスタム女性を探してきたそうです」
制服ミミ 「魔女『L』ってミカ『エル』と『L』ightをかけてあるのかしら?」
制服ナナ 「それはこれからの展開を読んでのお・た・の・し・み(はぁと)……(自分でやってて疲れるわ)」

制服ナナ  「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!第二回、いかがでしたか?
      次回は、今度こそメインキャラ達のインタビューをお送りしまーす。」
制服ミミ  「お楽しみにーーっ!」
フェードアウトしていくカメラに向かって手を振る二人。
744今度は魔界で大冒険?!:04/12/09 16:22:25
魔界への扉をくぐる中学生sと海賊s。
飛んでいるようであり、泳いでいるようであり、歩いているような、奇妙な空間をひたすら前へと進む。
シルビー 「一文字名を持つ26人の魔女、ね。もしかして私も『B』の後継者の素質があったりする?」
11番  「全て名前の語呂合わせだけで襲名するわけじゃありません。
      いくら名前に『B』が入っててもシルビーさんやシスターBさんは魔力が無いから無理でしょう。
      名前よりも血縁や師弟関係が優先される事もままあります」
シルビー 「あんた妙に詳しいわよね」
11番  「某にいた頃に闇の世界については通り一遍学びましたから、知識だけは。
      7番兄さんと違って私には魔法の素質が無かったから実践の方はからっきしですけど」
レオナ 「ねえ、今まで誰も突っ込まなかったのが不思議なんだけど、今回の件に関わってる大魔王って…」
11番  「SIGEとは無関係でしょう。周囲が認めているかどうかと関係なく、魔王を自称する者は大勢います。
      規模の大小を問わなければ『社長』や『王』が世界中にいくらでも居るようなものです。
      私達が相手にしなければいけない大魔王はSIGEなんかとは比べ物になりません」
キャプテン 「それで、他にお前が知ってる注意すべき魔女は?」
11番  「一文字名を持つ魔女はDさんVさんS女王の他には地上で表立った活動をしていないので私にも…
      いえ、一人だけ思い当る魔女がいます。群青の魔女『Q』」
シルビー 「Q?…Qがつく人名って何があるかしら」
11番  「いえ、この魔女こそ、本名と関わりのない縁で継承されたわかりやすい例ですよ。
      『Q』は『Q』ueen。前の大魔王妃『夜の女王』こそが魔女Qです」
眠のの 「夜の女王って…!」
四郎  「俺がイカス渾名をつけてやったあの占い師じゃねーか」
セシル 「それが僕達に魔界への道標を示したってどういう事なんだ?」
眠のの 「魔界も一枚岩じゃないって事ね。私達が付け入る隙があるとしたら、そこだわ」
続き(・∀・)マダー?
一方その頃、のの王国のとある占い小屋の中の、より と くん

くん「急にのの王国に行きたいと仰ったのは、あの人間どもを魔界に導く為ですか?
   また何故人間を・・・」
より「貴女が人に抱く感情は、闇の住人としてはあたりまえのこと。
   ですからわたくしも何もいいますまい、ただ・・・・・・」

目の前の台に置かれた水晶玉に、よりは視線を落とす。
そこには、今と変わらぬよりと一人の人間の少女が楽しそうに笑っている姿が映る。

より「・・・・・・人の強い祈りは、時として強力な力となる。
  我々からみてば、人は力なき脆弱なれども、懸命に生を紡ぐ彼らが愛しい。
  私はそんな彼らに惹かれてやみません。
  あの少女の願いは、心からの祈り。   
  彼女達が、いえ、彼女の「祈り」が私をこの地へと呼んだのでしょう。
  《力》を封じている身とはいえ、わたくしとて一度は女王と呼ばれた身。
  その私をいざなうほどの」
くん「そのようなこと!すぐにでも」
より「・・・・・・」

よりがくんの方に向き直る。途端にくんは押し黙ってしまった。

より「この地に来てよかったですよ。なにせ、懐かしい顔も会うことができましたから・・・」

水晶玉に手を触れる。先程映っていた頃よりも大人びた少女の像が浮かぶ。
幸せに微笑む彼女の傍らには、同じく笑顔の人間の男性。
そして周りには沢山の子供たち。
よりの目に優しい光が燈る。

より「(四郎君、大きくなっていたわよ・・・。貴女はきっと、天国と呼ばれるところで見守っているのかしら)
  ・・・・・・・・・・私の役目は、まずはお仕舞いね。帰りましょう、日本へ。
  私の可愛い子が待っているあの国へ。妙な胸騒ぎがします、急ぎましょう」
747今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 02:16:41
夜の女王 「くん・・・菫青石。大魔王より預かりし、私の養い子。
        あまり力の強くないお前を大魔王がかえりみることはほとんどありませんでした。
        しかし、菫青石は別名旅人の石。迷えるものに指針を与える羅針盤の石。
        彼らにとって、お前は絶対の守護となるやも知れません。
        そして、その出会いこそがお前に新たなる運命を導く・・・」
魔界にやってきたものの、あまりのおそろしさに足がすくんで動けなくなるエルシー。
エルシー 「どうしよう。どこに行ったらまじょLさんに会えるの? 
        エルシー本当はこわいよ・・・」
水色の目から、涙のしずくがぽとりぽとりと落ちる。

「エルシー、どうしてこんなところに」
どこからか聞いたことのある声がして、エルシーはあたりをぐるぐる見回す。
頭の上をコウモリとカラスがぐるぐるとんでいる。
「僕だよ、エルシー闇ミカ」 「あたしよ、ゴスサラよ」
エルシー 「闇ミカさんにゴスサラさん?」

無事エルシーを保護した二人は、秘密裏に彼女を闇ミカの実家に連れてくる。
涙ながらに皆に事情を話すエルシー。
エルシー 「綾おねえちゃまを元の姿にもどしてくださいって、まじょLさんにお願いしなくちゃいけないんです。
        それなのにここに来ただけでこわくなっちゃって・・・ エルシーほんとうに悪い子・・・」
リヒト 「馬鹿なこと言うんじゃねえよ。子供にそんなこと選ばせるほうが間違ってる!」
ミシェル 「綾さんのために勇気を出したんですね。がんばりましたね、エルシーちゃん」
闇ミカ 「まずいな・・・それ、僕のひいひいおばあさんだよ」
リヒト 「なんだって?」
闇ミカ 「うちの家系はめったに女の子が生まれないんだけど、たまにうまれた女の子はたいてい強い力を持っていて、
     代々同じ一文字名を引き継いでいるんだ。その名が『L』。
     闇の家系なのに皮肉なことに、光や炎の魔法に堪能な魔女が多い。
     ところがこのひいひいおばあさんが『L』を継承して240年。その間に生まれた女の子は
     早世したり、能力がなかったりで、後継者は不在のまま。
     大魔女Lはこの名を受け渡すためだけに寿命を薄く引き延ばし、今も生きながらえている・・・」
ゴスサラ 「じゃあエルシーちゃんって」
闇ミカ 「名前に『エル』がつき、聖眼持ち。・・・一族が240年捜し求めた後継者候補だ」
リヒト 「お前、エルシーちゃんを売ったりしねえだろうな」
闇ミカ 「冗談じゃないよ。とにかく早くどこかに隠れないと」
エルシー 「闇ミカさん。エルシーをまじょLさんのところに連れて行って」
ゴスサラ 「エルシーちゃん!」
エルシー 「まじょLさんは240年も一人ぼっちだったんだよね。
エルシーだったらそんなのがまんできない・・・・
       エルシー、まじょLさんのおでしさんになってもいいよ。
       綾おねえちゃんを元に戻してくれたら、エルシー魔界は知らないところだけれど、
きっと、がんばれる、よ・・・」
750今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 04:00:12
大魔王宮殿の一室。巫女ののは深い眠りから目覚めない。
夢の中を独り彷徨う巫女のの。
巫女のの 「ここは・・・どこなのですか?わたくしは、どうしたというのでしょう。
        どなたか・・・?」
巫女ののの行く手に銀色の髪を無造作に束ねた男が立っている。
巫女のの 「あなた様は・・・キャプテン様?」
 ??   「俺と来るのだ、愛しい花嫁」
振り向いた男は、確かにキャプテンと似た容貌をしているが、その瞳は禍々しく血の色に光っている。
巫女のの 「お前は誰なのです!手を離しなさい!」
 ??  「気の強いことだ。ますます気に入った。我が花嫁に、特別に真名を教えてやろう。
       我が名は魔界伯、辰砂(しんしゃ)。朱色の水銀、注がれる猛毒。
       純潔の花嫁よ、狂気の血色に染まるがよい・・・」
>>749
エルシーたんの健気さに泣けた・゜・(ノД`)・゚。
(・∀・)Kはまだお呼びじゃない?ワクワク

エルシーたんをはじめ、みにっこが頑張る姿はウルウルくるのう・・・
大魔王の宮殿。
Dを封じ込めた鏡を愛しげに撫でる魔大公の所に配下の魔物が報告に来る。

魔物 「魔大公様、白魔女Vが到着しました。
    自主的に妃候補として来たのだから行動の自由を保障しろと言っておりますが」
魔大公 「Vが?…仕方がない、そう申している者の意識を奪う事もできまい。
      客人として私が丁重に出迎えてやるとしよう」
魔物 「また、手下の『影』がVの弟子に当たるマリーという小娘を捕獲するのに失敗した模様」
魔大公 「何だと?マリーと言えば半人前の魔術師ではないか」
魔物 「ある屋敷に逃げ込まれたので追った所、内部で人間達と戦闘になり消滅を余儀無くされたと。
    現在その屋敷は何重もの結界に守られ下級の魔物では手出しの出来ない状態です」
魔大公 「人間風情が、味な真似を。我らの眷属がたかが人間に退けられたとあっては威信に関わる。
      何としてもマリーを奪って参れ。どうという事のない子供だが、Vを牽制する役には立とう」
魔物 「魔大公様は白魔女Vを信用なさらないので?」
魔大公 「あれは軽薄な態度を装っているが、油断のならない食わせ物だ。
      何か企みがあるに違いない。あの女は私が直々に監視する」
魔物 「それから魔大公様」
魔大公 「まだ何かあるのか」
魔物 「妃候補として連れてきたシンディという女なのですが、意識を取り戻しました」
魔大公 「ほう、手向かいする様子は?」
魔物 「今のところ無いようですが、舞踏会用に用意させた夜会服がどれも悪寒アートで気に食わない、
    茶が不味い、茶請けの菓子の味が最悪、部屋が狭い、枕が硬い、と散々我儘の限りを言って
    メイド達を困らせているようです。いかが致しましょう」
魔大公 「…何故私がそんな事まで面倒を見ねばならんのだ」
754今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 17:11:24
豪華絢爛な魔大公の部屋とは異なり、白一色で統一された部屋。
調度品がすべて最高級品であるため、病室のようなイメージはない。
透き通るような白い肌にととのった顔立ちの女性が振り向く。
美しい瞳は氷のように冷たい。
美女 「そう、また兄たちが勝手なことを。
   そろいもそろって色ボケなんて、お里が知れるわね。
   かくいう私も里16番美白女子なわけだけど」
魔物 「水晶姫様、悠長なことを言っている場合ではありません。
   大魔王さまのお妃が決まればあなた様のお立場が…」
美女 「誰が父の妃になっても同じこと。すぐに父を見限って出て行くに決まっている」
魔物 「それでは大魔王の後継者はどうなるのでしょう」
美女 「私の知ったことではありません。この魔界に私の興味を引くものは何もない。
   私の凍てついた心を溶かすことは誰にもできないのだわ」

美女 (それにしても、夕べ夢に出てきた人は何者?
   魔界の者とも人間界の者ともつかぬ奇妙ないでたち。
   妖精と呼ぶには恥ずかし過ぎる草をまとった衣装)
つい知らず微笑む美女。
美女 (これは恋?そんなはずはないわ。この私が誰かを好きになるなんて) 
755今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 17:53:15
白蓮 「ここが『魔界への扉』・・・」

黒い奔流の中で白蓮はつぶやく。一緒に飛び込んだはずのデカ健の姿はもう見えない。
預けられた勇者の剣を決して手放さないようにきつく抱きしめる。
不意に体にかかる重力が弱まる。気が付くと、山小屋のような建物の前に出てきている。
白蓮 「ここは・・・」

めぐ 「じゃあ、一緒に山菜摘みをいたしましょう。こはくさん、ひすいさん」
目の前の扉が開いて、旧知の女性と見知らぬ二人の子供が飛び出てくる。
白蓮を見て、めぐは目を見開く。
めぐ 「あなたは・・・」

その様子を木陰からうかがっている13ミミの姿の女。
13ミミ 「おやおや・・・しばらくここで人目を忍ぼうかと思ったら。
      あれは大魔王の末っ子たちじゃないかい。
      それに、闇に染まっていない天界の天使・・・
      これはいよいよ背徳と退廃を司る、灰色の魔女『O』復活の日は近いようだね・・・」
ゴス城。その後も様々なソフトのインストールやウイルスの駆除をやらされ、疲労困憊の司。
サラノマーマ 「お疲れ様。あら、あなたたち・・・(叔父様、司、凌を順々に見る)
          こうしてみると、なかなか見目は悪くないわね。
          今度の舞踏会で、私やゴスサラちゃん、それに親族の娘たちをエスコートする男性を
          探しておりましたの。
          あなた方、このまま時の狭間までここに留まって舞踏会に出席なさい。
          いいですわね」
去っていくサラノマーマ。
叔父様 「幸か不幸か・・・。魔界での居場所は確保できたようだが」
黒ナー 「サラノマーマたんは、魔界でも有数の実力者でつ。今度の舞踏会には
      魔界の主だった面々は皆集まりまつ。何を調べるにしても都合がよいと思いまつ」
そういうさなか、黒ナーのポケットがいきなり光り始める。
黒ナー 「これは・・・ユニたんからお借りした鏡が光ってまつ!」
ポケットから鏡を取り出す。皆で鏡を覗き込む。

「やれやれ・・・あたしとしたことが。ドジをふんじまったよ」
叔父様 「・・・D?」
凌 「Dさん!」
黒ナー 「Dたま。どうしたのでつか!?」
鏡の中でDは苦笑いする。
D 「過去のしがらみって奴でね・・・ちょっとやっかいな相手につかまっちまった。
   まったく、大魔女Dの名が泣けてくるね。
   あたしもそろそろ代替わりしたほうがいいかもしれないね」
叔父様 「とにかく、君が無事でよかった。しかし・・・実は君の力をかなり当てにしていたのだが、私としては。
      こちらは今大変なことになっているんだ」
D 「鏡や水晶の中は出入りができるからね。あたしも今の状況はおおよそ把握しているよ。
   とにかく、あたしがここを抜け出さないことには打つ手がない。
   5年分のツケをチャラにしてもいい。手を貸しておくれ、叔父様」
凌 「どうしたらいいんですか? 僕は何をしたらいいですか?Dさん!」
D 「黒ナー、いいものを持ってきたね。その鏡は『扉』の鏡。別次元の出口の役割を果たす。
   だが一枚では駄目だ。あたしが閉じ込められた、大魔王宮殿の『魔大公の間』にある大鏡。
   これと合わせ鏡にしたとき、その鏡ははじめて扉の役割を果たす」
叔父様 「運命はあくまで大魔王宮殿を指し示しているのだな・・・」
D 「せいぜいがんがっておくれ。話があるときは、この鏡に呼びかければいい。
   あたしはもうしばらく、ふてくされて昼寝でもしているからね」
>>753
悪寒アートワロタw
乙です つ旦~旦~旦~旦~旦~
>>756
>その後も様々なソフトのインストールやウイルスの駆除をやらされ
禿ワロタ。
リアルでもいるよな、こういうオカン。
弗波疲れで2ちゃん休んでたら急激に話が進んでますね。
役者が揃ってきましたか。
まどかサシャは出番なしかと思ってたので嬉しい。
モル天+クリスも久々だよね。
職人様たち乙です。
過度にミニっこをおびえさせても仕方がないということで、主不在の叔父様邸で
鍋パーティーを始める留守番部隊。
どこからか、大きなこたつも持ち込んで、叔父様邸の居間はあたかも橘家拡大版
の様相を呈している。
こたつでみかんを食べつつも、今後の方針を相談している年長組。
まどか 「何があるかもわからないと思いましたので、我が家に代々伝わる銘刀を
      三振り持ってきていますわ。『菊一文字』『村雨』『正宗』。
      いずれも丘の上の神社で清め済みです」
サシャ 「ありがたいわ。普通の武器では歯が立たなかったのよ。
      これなら、何とかなるかも」
カイ 「ウン」
28番 「俺、後で教会に行って、あるだけの十字架をもらって来ます。
     銀の弾丸なら、ちょっとは効くかな・・・」

ミニっこたちは、テレビに見入っている。
ミュウ 「あ、エルシーちゃんがいる!よかったあ・・・」
マギー 「闇ミカさんやゴスサラさんもいるね。これで一安心だね」
サクラ 「画面が変わった・・・お姉様!?どうして魔界に!」

その中を気付かれないように、そっと抜け出すマリー。
マリー 「(魔の攻撃がこれで終わりとは思えない。私がここにいたら、みんなを巻き込んでしまう・・・)」
マリオ 「僕まで置いていくなよ、マリー」
マリー 「マリオ!」
マリオ 「双子なんだぞ。考えてることぐらいわかるよ。
      二人で力を合わせてがんばろう」
762今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 23:24:03
着いた早々魔物にはち合わせしてしまい戦闘中の中学生sと海賊。
セシル 「くっそーー、よりにもよって魔物の巣の真上に落ちるとは。」
昆虫の姿をした魔物は羽を広げ空から狙ってくる。
眠のの 「気持ち悪ーーーいっっ!!こっち来ないでよーーーっっ!」
眠のの目掛けて飛んできた魔物をキャプテンのサーベルが振払う。
キャプテン 「奴ら、巣をぶっ壊されてかなり気がたっているみたいだなっ!」
ルカ  「いけないっ怒りで我を忘れているっ!…ってつかぴょんならいいそうだな。」
ルカが避けた魔物をシルビーの魔法のムチが叩き落す
シルビー 「くだらない事言っている場合じゃないよっ!こいつらはたき落しても後から後から
     飛んできてキリがないっ!!」
四郎  「まとめて退治しないと駄目ってことだな?それならこのドラゴンをも眠らせたと
     いうリュートで全部眠らせればっ!」
ジャラ〜ンっとリュートをかき鳴らす四郎。奏でられたリュートは青白く光だした。
ルカ  「Σ(゜Д゜;) やべっ! 全員緊急退避っ!耳を塞いですぐに四郎から半径50M以上
    離れろっ!!」
蜘蛛の子を散らすように四郎から離れる中学生sと海賊。魔物の群れは四郎に狙いを定め
突っ込んでくる。
四郎  『君に捧げるセレナーデ 第一章 出会いは突然にっ!』
四郎が歌い出すと光り輝いていたリュートは一気に力を放出し辺りは真っ白な光に包まれた。

数分後、光が収まるとそこかしこの茂みから耳栓を外しながら出てくる中学生sと海賊
セシル 「…眠のの、このリュートって確かにドラゴンを『眠らせた』んだよね?」
眠のの 「…伝説ではそう聞いてたんだけど。」
キャプテン 「眠らせるどころか一掃しちまったじゃねぇかYO!」
ルカ  「もしかして四郎の歌との相乗効果か?なんか今なら魔王に勝てそうな気がする。」
セシル 「…ところで四郎、先程タイトルに第一章と言っていたけど何章まであるんだ。」
四郎  「おう、第108章まで完成済みだっ!」
ルカ  「…108。」
勲   「魔物にとっては最悪の除夜の鐘になりそうだ…。」
763今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 23:25:27
こっそりとみんなのいる部屋から出て行こうとする、マリマリ

マリー「・・・・・・」
マリオ「(マリーの手を握って)大丈夫、僕が守るから」
マリー「マリオ・・・・・・」
只ならぬ気配に、手を取り合う二人。そこにぬっ、と現れる影。
魔物「マジョ ハ スベテ マオウサマ ノ トコロへ」
マリオ「(すっとマリーの前に立ち)マリー下がって!」
マリー「マリオ!!」
マリオ「マリーは渡さないぞ!食らえ!!」
素早く目の前に魔方陣を描き、マリオは短く詠唱した。
白い焔が魔物を包み込む。
マリオ「ぜぇぜぇぜぇ・・・・・・これでどうだ!」
マリー「マリオ!」
焔をものともせず、少年の二倍はあろうかという巨大な魔物は、
その太い腕を少年に伸ばす。少女の声は悲鳴に近い。
??「―闇の住民よ、還りなさい!」
凛と響く女性の声。
魔物の足元に魔方陣が浮かび上がる。黒いもやが湧き上がり、
魔物を包み込むと消えてしまった。
マリー「マリオ、マリオ、大丈夫?」
マリオ「マリー・・・・・・マリー、マリー!!」
マリー「マリオ、よかったよ。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン!!」
二人抱き合ったままその場に崩れて、泣きじゃくる。そんな二人を見つめる一人の13(?)SD
くん 「お方様!こちらにいましたか」
より 「魔物が魔女を、しかも年端もいかないMSDの少女にとは・・・・・・(#゚Д゚)」
叔父様邸の客間。寝入ってしまったミニ綾を取り囲む純、美加、健、あきら。
美加 「みどりちゃんと似てるけど、やっぱりちがうよね。
     綾ちゃんは美加たちの綾ちゃんだ・・・」
純 「大変なことが次々に起こって、まだこの先どうなるかわからないけど。
   私は、この綾ねえに会えて、本当に良かったと思う。
   私たちずっと守ってもらうばかりで、綾ねえを守ってあげられることなんて今までなかったから。
   今のこの綾ねえを抱きしめたいよ」
健 「きっと凌ちゃんががんばって、綾ねえを元に戻してくれるもんね。
   そしたら、この綾ねえと遊べるのは今だけなんだ」
あきら 「四郎兄や翔兄、あとでくやしがりそうだな。
      俺だって小さい綾ねえを守りたかったって」
美加 「綾ちゃん、また目がさめたら遊ぼうね。
     今だけ、美加よりちいさい綾ちゃん・・・」  
さすが四郎。生きる大量破壊兵器・・・
四郎が急激に欲しくなってしまった。
財布に悪いスレですね。
767今度は魔界で大冒険?!:04/12/10 23:59:59
橘一家の様子を遠くで見守る夜の女王とくん。
夜の女王 「・・・あの愛情と信頼がある限り、あの子達は大丈夫。
        魔女の少女のことは気になりますが・・・
        そろそろ刻限です。私も魔界に戻らねばなりません」
くん 「お方様。あの者達が心配なら私が・・・」
夜の女王 「人は私に信じるということを教えてくれた。
        人が人を思うゆえに成し遂げることを私も信じます。
        それに、お前には命じたはずです。
        大魔王宮殿に向かう少年たちをたすけるように、と」
くん 「お方様」
夜の女王 「早く行ってお上げなさい。早速、困難に次ぐ困難の道中のようですから」 
>第一章 出会いは突然にっ!

1.遅刻しそうで食パンくわえた転校生と、通学路の角でぶつかったりした。
2.部活も終わった放課後。大雨で帰れなくなって生徒玄関で悩んでいたら、
  偶然傘を2本持っていた見知らぬ女生徒が貸してくれた。
3.落とした生徒手帳もしくはパスケースを、拾って届けてくれた。
こんな感じの突然な出会いだろうか。
769今度は魔界で大冒険?!:04/12/11 01:06:23
>>750の続き
辰砂は無垢な巫女姫に、邪悪な手を伸ばす。
辰砂の指が巫女姫の顎を持ち上げた瞬間、姫は艶然と微笑む。
辰砂 「おどろいた。いつから俺はお前の幻影に取り込まれていたのだ。
     さすがは幻影と幻想を操る紫の魔道女王S。
     この俺様を術に取り込むとはな」
esのの 「娘には指一本手出しをさせません。御覧なさい」
巫女ののの眠る寝台が紫の炎に包まれる。部屋の中のものを燃やすことはないが、
辰砂が手を触れると、たちまち燃え上がる。皮膚を焦がす苦痛に顔色一つ変えることなく
辰砂はつぶやく。
辰砂 「退魔の炎だな。邪悪な欲望を持つものだけを焼き尽くす。
     姫に眠りの魔法をかけたのもお前か」
esのの 「炎を越える勇気を持ち、本当にあの子を愛する者だけが、
      巫女ののを目覚めさせることができます。なかなか素敵な趣向でしょう」
辰砂 「俺をここまで怒らせたのだ。よもや生きて帰れるとは思っていないな」
esのの 「私はあの子に何も与えてあげることができなかった・・・
      これが私にできる唯一のことです。さあ、かかってきなさい。魔界伯辰砂」
おお!ローゲの炎のようだ!
巫女ののの王子様は現るか!?
期待期待(・∀・)
ゴス城。サラノマーマの書斎からけたたましい声が聞こえる。

サラノマーマ 「ちょっとちょっと!少年!来て頂戴。マウスが動かなくなったわ!早くなんとかして!」
司  「はあ、俺のことですか。」
サラノマーマ 「あなたさっき治ったって言ったのに、また動かないじゃないの。」
司  「ちょっと待って下さいよ。…ああ、これ単にマウスのボールに
    糸屑が絡まってるだけです。時々掃除しないとダメですよ。」
サラノマーマ 「あらそうなの。でもマウスの分解なんて素人に出来るわけないわよ。
        それよりあなた、うちの娘の写真見てみる?私に似て美人なのよぉ。」
司   「(分解…orz)はあ、是非見せて下さい。(本人知ってるとか言わない方がいいよな、やっぱり。)」
サラノマーマ  「ね、美人でしょ!?でも一目ぼれしても駄目よ、この娘は玉の輿に乗るんだから。
        それからオークションのこのドレス。うちの娘に着せたらきっと素晴らしく可愛いと思わない?」
司  「(激しく悪寒アートだorz)あの俺、女の子の服のことはよくわかんないですけど、やっぱり本人の好みがあると思いますし、
    ましてや結婚という大事なことまで、本人の意思も聞かずに決めてしまうのは良くないと思います。」
サラノマーマ 「何言ってるの。あの子はまだ子供よ。親の意向に従うのは当たり前でしょう。
      娘の幸福を願って決めたことに、何の不服があるというの!」
司  「子供も成長して大人になるし、自分の幸福は自分で決める権利があるんじゃないでしょうか。」
サラノマーマ 「反抗期ね少年。女の子と男の子は違うのよ。ま、いいわ。用事は済んだから休んでいいわよ。」
司  「…あっ、待って下さい!このパソコン、超激ヤバウイルスにやられてます!今見つけました!
     俺、駆除しますから。ちょっと時間かかるから、お茶でも飲んでて下さい。オクの終了時間に間に合わせますから。」
サラノマーマ 「あら、そ。悪いわね。よろしく。」

司  「(あの母親じゃ、ゴスサラが人間界に逃げ出した気持ちもわかるなー。
     しかしあのママさん、パソコンスキル0だし、セキュリティー甘そうだから情報引き出せるかも…)」
パスワードを解読し、メールや会員制サイトを盗み読むつかぴょん。
司  「「魔王宮殿での舞踏会、余興芸人募集ミャハ♪」コトをおこすのに使えるぜ。
    それから、マル秘事項。魔王謁見の間への入室には合言葉「新月の元で」と、逆十字を左手で描く動作が必要。よっしゃ!」
ゴスサラ、家庭板の実親確執スレとか見てそうだw
>>769
es様カコイイ!惚れますた。
最終兵器四郎
>>749の続き
ミシェル 「エルシーちゃん、一緒にまじょさんのところに行きましょう」
ゴスサラ 「ミシェル!」
ミシェル 「そして、まじょさんにお話しましょう。エルシーちゃんがどんなに人間界が好きか。
       叔父様やお姉ちゃま、お友達がたくさんいるか。
       どうしても後継者が必要にしても、通信教育なり何なり方法はあるはずです。
       それに、後継者は別にいる。・・・何故だかさっきからそんな気がしてしかたがありません」
リヒト 「お前、闇ミカの親父の前で妙なことほざいてたな。240年待ったからあと10年くらいどうたらこうたら・・・」
闇ミカ 「・・・あまり気はすすまないけれど。あの人からどこまで逃げ切れるかもわからないし。
     ぶつかってみるしかない、か・・・」
そこに突然ノックの音。闇ミカ、ゴスサラ、エルシーはあわてて隠れる。

メイド 「魔導師リヒト様。当主が『ソバ』をご所望です。一緒にいらしてください」
リヒトが打った蕎麦を満足げに食べるミカノパーパ。
パーパ 「この前のカスタード蕎麦も絶品であったが、本日の新作、
      黒蜜だれに薬味のしょうがをたっぷりきかせたこれもなかなか・・・
      これにもカスタードをつけてもよいのかな」
リヒト 「お好みで。たっぷりめしあがってくんな!」
パーパ 「魔導師リヒト。預言者ミシェル。・・・時の狭間を目前にしたこの重要な時期に
      お前たち二人が私の前に現れた。
      リヒトはlicht・・・光。我が家は闇を名乗ることにより、光を隠し持つ。
      ミシェルはmichele、我が家の家名と同じ名。これは偶然ではないだろう」
リヒト 「(いや、めぐりんさえさらわれなければ俺たちがここに来ることは・・・)」
パーパ 「当主に代々伝えられる秘密の話だ。我が息子にはまだ伝えていない。
      闇ミカ家の初代は天界で光を司る天使であった。
      とある理由により堕天し、翼は黒く染まり、やがて翼は落ちた。
      今でこそ魔界貴族として一、二を争う我が家だが、過去を忘れるなと言わんばかりに
      光を放つ女性が時々授けられる。しかしその恩寵も失われて久しい。
      わかっているのだ。女児を得るには、魔界一の女系家族、あの女に頭を下げるしかないことは。
      ・・・ゴス家のサラノマーマ」
リヒト 「!(ゴスサラのお袋さんかよ!)」
パーパ 「私には息子は闇ミカただ一人。初孫を得るには息子に嫁を取るしかない。
      そして息子とつりあう年の、ゴス家で一番能力の高い娘といえば・・・ゴスサラ。
      あの娘をおいて他にない」
一方、魔界上空に到着したクリス+モル天と荒夜。
天高く聳え立つ黒い王城の麓に広がる城下町に降り立つ。
素でハロウィンパーティの仮装のような格好をした住人達が普通に闊歩し、
ガウディの建築物のような建物が普通の住居や商店として建っている。
その中でも一際目を引くのが街の中心に位置する黒い王城。

クリス 「あれが大魔王の宮殿か。
     遠くから見ても上の方が雲に覆われていて全体が見渡せなかったけど
     どれだけ高いんだろうね?」
荒夜  「さあな。何せ大魔王の造ったものだ、本当に高いのかどうかも分からねーだろ。
     虚仮脅しに幻覚の魔術をかけてあるのかもしれないしな」
クリス 「でも、いきなり本拠地に着いちゃったけどこの後どうしようか。
     僕はこの剣を渡すために眠ののちゃんと合流しないといけないんだけど」
荒夜  「そうだな、まずは情報収集だ。俺もいきなり敵の城に乗り込むほど無謀じゃない。
     とりあえず可愛い看板娘のいる酒場にでも行って一杯引っ掛けながら…(どうした?遠夜)」
遠夜  (いえ、あそこのポスターなんですが)
荒夜  (何だって?)
脳内で遠夜が示した壁貼りのポスターを眺める荒夜。

「メイドさん急募!!(切実です><)
来る大魔王様の『時の狭間の大舞踏会』に向け、お妃様候補のご令嬢の身辺のお世話をする
メイドさんを募集しています。
お茶を淹れるのが上手い方、美味しいお茶菓子を作れる方、多少の我儘に耐性のある方、
即採用、高給保証!!
詳細は大魔王様の宮殿東口人材採用窓口まで」
>778
切実です><
禿ワロタ〜
780今度は魔界で大冒険?!:04/12/11 12:26:20
叔父様邸の呼び鈴を鳴らす、新たな人物。
銀ミカ 「すみませ〜ん、橘家の皆さんがここにいると聞いたんですけれど。
     綾〜、お店の皆が心配しているよ。
     風邪をひきましたという連絡が美加ちゃんから入ってから、音沙汰がないって。
     綾が風邪引くなんて、どうしたの?」
純 「あら、銀ミカさん、お久しぶりです」
銀ミカ 「もしかして純ちゃん? いや、久しぶりだね。大きくなったね。
      帰ってきてたんだ」
純 「実は今あまり悠長な話しをしている状況では・・・」
そこに聞こえる、絹を裂くような悲鳴。ものすごく足の速い少女がこちらに向かって駆けてくる。
チャイナりお 「アイヤ〜、この化け物何ね? 遠夜てんちょ〜いくら待っても帰ってこないし・・・
         誰か助けて〜!」
コウモリのような羽根をつけた魔物の集団がすぐ後ろまで迫っている。
魔物 「メイド、メイド、タクサンイル・・・
マジョマリーモツレテイク・・・・」
781今度は魔界で大冒険?!:04/12/11 14:29:10
デカ健 「白蓮ったらどこに行っちゃったのかなー。遅れるなって言ったのに」
白蓮とはぐれてしまったデカ健。目の前には大魔王の宮殿。
デカ健 「さてと、どうしようかな。あれ、あんなところに綺麗な女の子が」
窓枠に肘をついて自室から外を眺めていた大魔王の娘、水晶姫と目が合う。
デカ健 「ねえ、君…」
水晶 「だめーっ! こっちにこないで!!」
デカ健 「え?」
するりと水晶姫の部屋に入り込むデカ健。とたんに六角柱の氷の塊に閉じ込められる。
デカ健 「あれー。なんだよ、これは?」
水晶 「だから来るなと言うたのに」
デカ健 「デカ健様ともあろうものが油断だったな。殺気は感じなかったんだよ。
    それに、今回危機に陥るのは女の子ばかりじゃなかったのか」
水晶 「私は愛する者を死にいたらしめる魔性の女。この氷、千年の間融けることはない」
デカ健 「嘘っ! なんとかならないの?」
水晶 「ひとつだけ方法がないわけでもない。しかし、私とて大魔王の娘。
   外界の者に秘密を明かすわけにはいかぬ」
デカ健 「ふうん、難儀なんだね」
水晶 「それにしても、おかしな格好ね。どうしてそんな格好をしているの?」
デカ健 「おかしな格好とは失礼な! これは由緒正しき草の装備!
しかし、冬バージョンとはいえ、氷の中じゃ寒いな。風邪ひきそうだ」
水晶 「あなた、おもしろい人ね」
いつの間にか微笑んでいる自分に気づいてあわてて唇をゆがめる水晶。
水晶 「とにかく、あなたは一生ここから出られないのよ。
   それよりも、せっかく手に入れた新しいおもちゃ、兄たちに見つからないようにしなくては」
勲   Σ(´д`)「ネコタン!!」
慌ててジャケットのポケットを見る勲、ポケットからミミ猫が顔を出しミャアと鳴く。
勲   「…よかった、失神してない。」(´ー`)=3
ルカ  「イサイサっ、その猫連れてきてたのかっ?!」
四郎  「お前、状況わかってんのかよっ!ここにはアナイスとミミ」
シルビー  「と巫女のの。」
四郎  「を助けにきたんだぞっ、遊びにきたんじゃないんだからなっ!」
勲   「でも、ネコタンが来たそうにしていたから…。」(´ω`)ショボ
眠のの 「まぁまぁ、連れてきてしまったのはもう仕方がないわよ。でもこんな子猫が
     魔物に狙われたらひとたまりもないわね。どうしようかしら…。」
セシルのレイピアに目が行く。
眠のの  「セシル、これ借りるわね。猫ちゃんおいで。」
セシル  「どうするの?」
眠のの  「たしか魔法の武器の装飾品も魔力を持った人達が作ると聞いたわ。多分、鞘に付いている
      このリボンも本体の武器程ではないにしても多少の魔力は備わっているかもしれない。
      はいっ出来上がり。可愛いわよ猫ちゃん♪」
レイピアの鞘に飾られていた銀の刺繍が入った青のリボンをミミ猫の首に巻くとゴロゴロと
眠ののの手に顔をすり寄せる。
ミミ猫  (ありがとう、眠ののちゃん。)
ピクリッとミミ猫が何かに反応し顔を上げる。全身が総毛立っていた。
キャプテン  「…なにかいるな。」
キャプテンがそう言うと茂みから獣のうめき声が聞こえてきた。
教室   「2頭…、いや4頭。いつの間にか囲まれていたみたいっすね。」
四郎   「ここはまた俺が…。」
ルカ   「ストップ、四郎!敵に囲まれて逃げ場がないんだ。俺達まで巻き添え食っちまうッ!」
勲    「…ネコタン、お入り。」魔物がいる方向に威嚇をしているミミ猫をポッケに戻す勲。
セシル  「キタぞッ!眠のの、四郎二人は隅に逃げて!」
眠のの  「セシルっ!!後ろっ!」
1頭がセシル目掛けて跳躍するが勲の拳に鼻先を打たれぶざまに転がる。
四郎   「やるな〜。イサイサ。」
四郎が呑気に呟くと四郎の後ろの茂みから先程と同じうめき声が聞こえた。全員の視線がそちらに移る。
キャプテン  「しまった、親玉が潜んでいやがったか!」
茂みからゆっくりと近付いてきた魔物は他の4頭よりも明らかに倍の大きさはあった。
眠のの  「いやっーーーっっ!!セシルーーッッッ!」
眠ののに向かって走り出すセシル。その横を小さな物が走り抜ける。
勲    「猫たんっ!」Σ(´−`;)
ミミ猫  (四郎っ!四郎っ!四郎ーーっ!!)
ミミ猫の感情に反応するように首に巻かれたリボンの刺繍が光出す。
四郎   「眠ののちゃん、後ろに下がって。」
そういうと四郎はリュートを取り出し弦に手を当てる。魔物は四郎のリュートに気付くと咆哮を上げ
走りだし二人に飛びかかった。
四郎   「やべっ!!」
眠のの  「きゃーーーっっ!」
二人の目の前でどごぉっ!という鈍い音がし、魔物の呻く声が聞こえた。倒れ行く魔物に目をやり
その傍に立っている人物に視線を移す。
その人物=少女は輪郭がはっきりせず、ただ青と銀の衣と長い茶色の髪だけが確認できた。
四郎   「…君は?!」
少女は安心したようににこりと笑うとそのまま霞の様に消えて行く。
追い付いたセシルや他の仲間も呆然と少女のいた所を見つめるがそこにはなにもなく
その横ではミミ猫が嬉しそうに四郎に飛びついているだけだった。
>783
セシルの「キタぞ」にワロタ
785今度は魔界で大冒険?!:04/12/11 16:04:32
セシル 「ところで僕たちはこれからどっちに向かえばいいんだ?」
シルビー 「え?まだそんなこともわかってないの?あたしたち」
キャプテン 「魔界に来れば何とかなると思っていたからな…」

くん 「見ていられませんね」
ルカ 「誰だ、お前は!」
くん 「私の名は、くん。あるお方より道案内を言いつかりました」
セシル 「僕たちが信用すると思っているのか?」
くん 「どうぞ、お好きに。この道を行くと奈落の底にまっ逆さまですが」
眠のの 「…嘘は言っていないようよ」
キャプテン 「…お前、海の匂いがする。信じよう。道を教えてくれ」
786今度は魔界で大冒険?!:04/12/11 16:28:22
新しく加わった女について、皆があれこれ言いつのる中、珍しく無口な四郎。
四郎 「…間違いない。俺を助けてくれたのは13ミミだった。お前どうして…」
四郎に近付く勲。
勲 「貸してやる」
ミミ猫 「にゃ」
勲 「ミミのこと、考えてただろ」
四郎 「いつも俺たち、つるんでるだろ。当たり前だと思ってたけど、そんなことないんだよな。
今頃気がつくなんて…」
勲 「まだ終わったわけじゃない。ミミを取り戻そう、四郎」
四郎 「…そうだよな。終わったわけじゃない。
サンキュー、イサイサ。猫、借りとく」
>>780の続き

アキラ 「またかよ!」
純  「銀ミカさん、そこのチャイナなおねーさんも、早く家の中に入って!」
サシャ  「カイ、行くわよ。」
カイ  「おk!」
銀ミカ 「わわわわ!なんだよ!この蝙蝠の大群は!!」
まどか 「悠長なことを言ってる暇はないと申し上げたでしょ。
     早く家の中でミニっ子のお手伝いをなさって下さいな。」
大ぶりの刀を振り上げ、蝙蝠の群れに斬りこんでいく3人。
家の中ではミニっこが協力しあって、十字架製の弾や矢を作っている。
一番年少のミニ綾だけがすやすやと寝入っている。
ユニ 「はあはあ、磨き終わり!次!」
みどり 「ユニちゃん、こっちの磨きお願い!」
美加 「マリーちゃん、早く早く!神父さんに借りた教会の布をかぶって!
    あれ、マリーちゃん、どこ?」
ヒューイ 「そういえば、マリオもいない。いつのまに?どこいっちゃったんだよぉ二人とも」
ミュウ 「TVにも何もうつってないよ。」
アキラ 「とりあえず、先にあいつらをやっつけないと!」
窓からパチンコとボウガンで蝙蝠を狙い打ちするアキラと純。
魔物の数が半分に減り、みんなが疲れてきたころ、急に当たりが昼間のように明るくなって
魔物が一掃される。
銀ミカ 「…よくわかんないけど、助かったみたいだね。」

白鳥  「女神美加様、大丈夫ですか?」
女神美加 「時の狭間が近づくに連れ、私の守護の力も弱まっています。
      彼ら自身の頑張りがなければ、守りきれない…。」
白鳥  「あの子達ならやりますよ。それより美加様も少しお休みにならなくては。」
女神美加「天界の暦には存在しない時空、時の狭間。その間は私もお兄様も
    一切の力を使うことが出来ない。無力な人間と同じです。
    彼ら自身の知恵と絆と勇気が試される…。 この試練を乗り越えられれば良いのですが。」
里に行ったんだが。
今までの限定子が並んでる所で、なぜか2ndクリスが綾のエスコートをしていた。
他にこういうペア?展示しているドールがいなかったので、ちーとビックリ。
つかぴょんがんがってこい!とおもわず東京少年の方に声をかけてしまったじゃないか。
クリスか・・・ものすっげーダークホース出現だなw
クリスは女性陣には皆平等に接していそうだな。
平等というか、イサイサのように安全パイだとおもうんだ。
女性と接点もっても角が立たない。
>>769の続き
V  「やっだー、esちゃん久しぶりっ!『ののまつり』以来じゃなーい。何やってんのー!?」
一触即発の事態に陥ったes女王と辰砂の間に場違いに明るい声が割って入る。
振り向いた二人は、いつの間にか部屋の中に魔女Vと黒曜が立っているのを見る。
esのの 「V…どうしてここに?」
V   「どうしても何も、私も大魔王のお后候補として呼ばれたってゆうかー。ミャハ☆」
ずかずかと近付いてesののの手を取るV。
部屋の隅に引っ張っていき、小声で話し掛ける。
V   「様子を見れば状況は分かるわ。娘さんが大魔王のエロボンボンの毒牙にかかりそうになって
     カッカしてたんだろうけど、ここでアイツとやり合うのは短慮ってものよ。
     『時の狭間』に向かって『魔』の力は増すばかり。今戦えばあなた達二人だけの問題じゃ済まないわ。
     巫女ののちゃんが目を覚ました時に黒焦げになったあなたの死体を見たらどれだけ悲しむか」
esのの 「…そうね。あの子のためにも、私は死ぬわけにはいかないのだわ。仲裁をありがとう、V」
V   「その退魔の炎がある限り巫女ののちゃんは大丈夫。
    ひとまずはおとなしくして機を見ましょう。あのコの王子様なら今こっちに向かってるわ。
    王子様にしてはガサツで乱暴者だけど、彼はどんな困難でも乗り越える強い勇気と意思を持っている。
    私の弟子達のお墨付きよ☆」
一方残された辰砂は黒曜に食ってかかる。
辰砂 「兄上、何故白の魔女などを連れてきた。余計な邪魔さえ入らなければSを滅ぼせていたものを。
    あの魔女Sは俺の女につまらん魔術をかけたのだぞ」
黒曜 「落ち着け辰砂。こんな時に事を荒立てるな。
    相手は一文字名を持つ紫の魔道女王。正面からやり合えばお前とて無事では済まないぞ」
辰砂 「それは―…」
黒曜 「魔女Sが仕掛けた退魔の炎は所詮は時間稼ぎだ。
    確かにあれが有る限りお前は巫女姫に手出しは出来ないが、
    裏を返せば術を解かれない限り巫女姫はここから逃げる事も出来ないという事だ。
    我らには充分な時間があるのだ、術を解く方法などゆっくり探し出せばいい」
辰砂 「…まあいい。俺も気を削がれた。ここは引き下がっておくが、悠長に構える気もない。
    獲物を前に長々とお預けを喰らうのは性に合わんし、誰かさんのようにちんたら待ってる内に
    肝心の女に逃げられたりしたら元も子もないからな」
黒曜 「何だと!?」
辰砂 「怒るな怒るな。兄上の部屋の大鏡の中の美女だがな、
     父上の目から守るだけでなくこの機会にとっととモノにしてしまうのを奨めるぜ。
     今なら契約で押さえつけるのも容易だろう。
     女など一度力ずくで手に入れてしまえば自然と馴らされるものだ。
     兄上はここぞという時に甘い。下らない情などを後生大事に持っているから
     父上は兄上を後継にしようとしないのだ」
軽く唇を噛む黒曜を尻目に辰砂は身を翻す。
>>791
ここでは今のとこイサイサは女性に興味ない設定になってるけど
ハイ黒の中でのサシャが好き設定のイサにもちょっと萌えた。
クリスやイサイサに今後一切恋愛と絡んじゃいけないって縛りがつくのは
キャラの可能性を狭めてるみたいでもったいない鴨。
忘れてませんか、ジュン(ひょっとしてコマメにかもだが)とイサは
公式だといい雰囲気なのを…

まあ、職人さんが今までの話を前提にして、どういかして話をつくっていくかだから。
しばりっとかっていうんじゃないと思うんだけどね。
それもキャラの個性だって事で。
796今度は魔界で大冒険?!:04/12/12 12:59:52
謎の女『くん』を加えた一行。くんは無愛想で打ち解けにくいが、案内は的確で一行は大魔王宮殿に近付いて来ている。
11番 「くんさん、その額の石はアイオライトですよね」
くん 「そうですが、何か」
11番 「船乗りの守護石と呼ばれているんです、その石。
   先代も時計に付けておられた」
キャプテン 「そのせいか、何故か懐かしい気がしたのは。これだな」
ポケットから懐中時計を引っ張り出す。蓋の部分に羅針盤の意匠があり、中央に青紫の石がはめられている。
キャプテン 「旅人に行方を示す羅針盤… 頼りにしているぞ、くん」
>795
794ですが、漏れはむしろイサ純歓迎派。
イサ純こまめのすれ違い甘酢ラブコメネタ書きたいと思ってます。
だからこそ、「イサイサは女性に興味ない設定なんだから純とも絡んじゃ駄目!」
って言われたら(´・ω・`)なので縛りにして欲しくないなと言ってみますた。
今の性格設定が気に入っているので、それさえ壊れなければ誰といい感じでもいい…〉イサ
むしろ、今後SIGE様がとちくるって、つかぴょんを綾以外とカポー設定で公式に第2話作ったら暴れるかもしれん
誰と誰がくっつこうが黙ってるが、あんまり恋愛ネタばっかだとつらくなる。
まぁ皆様ほどほどに。読む人のことを考えられない自己満足ならチラシの裏にな。
>>798
禿しく同位。
司のアメリカ時代のガールフレンドのキャサリン(仮)とか出されたらイヤンヌ

恋愛ネタ自体の是非は人それぞれだろうけど、片思い設定のあるキャラは
出番の頻度が高いのが単純に羨ましい。
そんな自分は13初期子スキー。
うちの13サラ嬢は、このスレのおかけでブラちゃんと仲良しだよw
元々ブラに興味なかったのに、店で見かけたプチブラをなんとなく買ってきて
持たせてみたら、顔が明るくなった。
〉755の続き
めぐ 「あなたはなぎさ、いえ白蓮ちゃん… 懐かしいわ。どうしてここに…?」
白蓮 「(めぐさん、覚えててくれたんだ…)めぐさんこそ、どうして魔界に?
   私はめぐさんの身に何かあったと思って」
ひすい 「天使? どうして天使が闇に染まらないまま、魔界に来ることができるの?
アタシたちの邪魔をするつもり?」
こはく 「ママ隠れてて! 天使にも悪魔にも誰にもママは渡さないぞ!」
めぐ 「ここは、魔界なのですね。私、朝身支度をしていて、気がついたらここに来ていました。
一体どうして…」
ひすい 「アタシたちママが絶対必要なの!この何日かでわかったわ。
    アタシは世界中の誰よりもめぐが好き。めぐ以外のママなんて嫌よ!」
こはく 「僕もだよ。欲しいものなら何でもあげるから。
    だからお願い、ずっと僕たちのママでいて!」

13ミミ 「ふぅん…事情は分かったわ」
木陰から姿を現す、13ミミ。
ひすい 「お前、誰? 待って、そのペンダント。
    アタシたちのお母様の体を乗っとって寵姫になりかわろうとし、魔界を追放された廃魔女O!」
こはく 「魔界には立ち入り禁止のはず。何故ここに!」
13ミミ 「魔王の怒りも解けそうな、素敵なモノを持って来たのよ。
   でもどうやって舞踏会にもぐり込もうかと思ったら。ここに王子と姫がいるじゃない」
ひすい 「お父様に報告するわ! 禁を破り廃魔女が帰ってるって!」
13ミミ 「そして人間をさらってきて、ままごと遊びをしていたことも報告するのね。…素直な良い子たち」
こはく 「卑怯な…」
13ミミ 「お前たちは、沈黙を守って招待状を渡す、それだけでいい。
   お前たちを邪魔する天使は、あたしが始末してあげる。
   これでママが手に入るのだからいい取引じゃない?」
805今度は魔界で大冒険?!:04/12/12 17:19:44
ハイランド上空。単騎飛竜に乗り、下界を見下ろす魔族の少年。
? 「たび重なる手下共の失敗…よもや魔王の息子自ら出陣するはめになろうとは。
  兄上も人使いが荒いことだ。魔女マリーめ。俺様を引っ張り出すとは。
  手合わせが楽しみだ…」
806純たん小ネタ:04/12/12 19:08:44
四郎 「イッテキマース。あれっ?ポストになんか入ってる。・・・」
宛名を見て顔がほころぶ。

息せき切って教室に入ってくる四郎。
13ミミ 「おはよう、四郎。ギリギリだよ。」
四郎 「はよーっ!あのさ、実は来週…。」
司、勲、13ミミ。顔を見合わせると四郎ににやぁと笑う。
13ミミ 「純ちゃん、帰ってくるんでしょう?」
四郎  「・・・。なんで知ってるんだ?」
13ミミ 「えへへ〜、前に綾さんにメアド教えてもらってね。純ちゃんとはメル友なのだ。」
司   「彼女、携帯もPCも所有してるから俺もちょくちょくPCの事で連絡取ってたよ。」
四郎 「・・・携帯・・・PC。俺さえも持っていないのに。_| ̄|○ジィチャン、ジュンニアマスギ」
司  「でも帰って来るってメールは来なかったな。(´・ω・)オレ、サケラレテル?」
13ミミ 「そう言えば前に司君と話すの緊張するっていってたよ(公式より)。
    へんなアニメの話とかしてるんじゃないよね(ジト目)」
司  「してないっって!大体彼女との会話なんてPCの説明位なんだから。」
勲  「うちにはネコタンが手紙を届けに来た…。」
四郎 「はぁ?!猫?」
勲  「(コクリ)ネコタン。」(´ー`)
四郎 「…なんで猫が。確かに小学校の時の将来の夢って作文にあいつは猫屋敷のおばぁちゃん
   になりたいって書いてたけど、だからといって猫に手紙を運ばせるなんて芸当を…
   それとも田舎では当たり前のことなのか?いやそんなことは…ブツブツ。」
司  「悩んでる、悩んでる(苦藁」
13ミミ 「ポスペの事だって教えてあげたほうがいいかな?」  
>806
そっか、四郎が持ってる携帯は 美 加 の 携帯だっけ。
バイトがんがれ四郎。超がんがれ。
うお?そんな設定って…
ドルパのガイドブックか何か?
>「そう言えば前に司君と話すの緊張するっていってたよ(公式より)。
他の設定が気になる。
>808
ドルパのガイドブックより転載。

東京少年と純:
「お兄ちゃんのお友達っていうことは純のお友達っていうことだよね。」
四郎にこんなに可愛い妹がいたなんて!と、とまどいながらもますます優しくなる少年たち。
純の目に、不思議な彼らはどう映っているのだろう。

純→四郎 
「お兄ちゃん。」純は仲良くしたいのに、お兄ちゃんは純が嫌い?
いつも一人で遊びに行っちゃうし。

純→司
「つかさ君。」
話す時ちょっぴり緊張。お兄ちゃんと似てるから大丈夫なはずなのに・・・。

純→勲
「いっちゃん。」
ちょっぴり無口だけど、優しい。
大人っぽくて憧れの存在。

純→四人目
「・・・。」
あんまり良くわからない。
遊びに来てもすぐに帰っちゃうし。
映画オリジナル設定が増えてきたので軽くまとめてみますた。
間違いがあったら修正おながいします。

「一文字名の魔女」

黒の魔女D:お馴染みDたま。(゚Д゚)y─┛真名ディアーヌ。闇ミカゴスサラ黒ナーシャの師匠。
        元恋人?の魔大公黒曜に大鏡の中に封じ込められる。
緋の魔女L:炎と光の支配者。闇ミカの曾曾祖母に当たる。
        後継者としてエルシーに目をつけ、綾にMSD化の呪いをかける。
灰色の魔女O:ゴス一族。背徳と退廃を司る。大魔王の寵姫になり代わろうとして一文字名を剥奪、魔界を追放される。
         13ミミの体を乗っ取りアナイスを琥珀に封じ込めひすいとこはくを脅迫、と魔女らしく暗躍中。
群青の魔女Q:『夜の女王』、真名より。大魔王の妃だったが半年前に離婚。四郎に真名の一部を当てられ、彼らに強力。
         どうやら橘兄弟の亡母とは旧知の仲らしい。(日常編の設定を踏襲?)
紫の魔道女王S:esのの。幻影と幻想を操る。のの王国の女王にして巫女のの眠のの姉妹の母。
          大魔王の宮殿に攫われてきたが、今は行動の自由を取り戻しているようだ。
白の魔女V:ご存知Vたま。愛を司る。マリマリの師匠。
        自主的に大魔王の妃になりにきたのとうそぶいて城内歩き回りつつ色々画策しているラスィ。
「大魔王と子供達」

大魔王:過去に何人もの妃を娶り何人もの子供をもうけた男。
     『時の狭間の大舞踏会』を開いて一気に百人の妃を決めようとしている。今回の事件の大元凶。
魔大公:真名黒曜。耽美でゴスで魔界的な超美形の里20番。Dたまの元恋人?
     Dたまを大魔王の目から隠そうと、人間界の魔女を片っ端から攫ってきて父の妃候補に仕立て上げている。
魔界伯:真名辰砂。キャプテンセシル似血の色目の里17番。魔大公の弟。猛毒使い。
     巫女ののを勝手に自分の花嫁にしようとするがesののに阻止されてお怒りの様子。
水晶姫:透き通るような美白肌の里16番美女。魔大公と魔界伯の妹。
     愛する者を死に至らしめる魔性の女。一目惚れした?デカ健を氷の塊に閉じ込めてしまう。
くん:真名菫青石。あまり力が強くなかったため大魔王にかえりみられず、夜の女王に養われる。
   現在夜の女王の指令を受けて学生sと海賊sを大魔王の宮殿まで道案内中。     
ひすい:優しいお母さんを求めてめぐを拉致。魔界の森の小屋で匿って束の間の穏やかな日常を送っていたが
     灰色の魔女Oに見つかってしまう。
こはく:ひすいの双子の兄弟?
? :魔大公の弟。飛竜に乗ってマリーを攫いに来た少年。

まとめるためにざっと読み返してみたんだけど、
大魔王って子供達からの人望が全く無いな。
子供達は子供達で好き勝手バラバラに行動してるし。
(しかも皆気に入ったSDは動機は違えどとりあえず拉致監禁)
ちゃんと教育汁。
>810 乙です。
こうやってみると今回、オリキャラ多いな〜。
登場SDも多く、話もあっちこっちわかれているから
本当に年末年始までかかりそうだね。
職人さん達頑張ってください。あと、できれば単発ネタもキボンです。
脇役を里フルチョで作るってのも楽しいね。
職人さんの腕の見せ所のひとつとして今後もやってもらえると嬉しいな。
以前からの番号とややこしいから里フルチョヘッドはなかなか出してもらえなくて、
新フルチョで加わったヘッドはお蔵入りかとショボーンしてたんで
今回の措置はウレスィです。
職人さんs、まりがとん。
814今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 01:25:14
ゴス城にて、あいかわらずサラノマーマに振り回され中の司。
叔父様、凌、黒ナーは、その隙に何やら暗躍中である。
司 「(綾さんをミニっこに変えたのは、魔女Lとか言ってたな。情報収集しておかないと)
   そ〜言えば〜、噂を小耳にはさんだんですけど、魔女Lってどんな人なんですか?」
マーマ 「ムキ〜!! 我が家の宿敵、闇ミカ家のくそばばあの名を口に出さないでよ!」
司 「(じ、地雷?自爆?)す、すみません・・・失礼しました・・・」
マーマ 「少年はただの人間だから、知らないのも無理はないわね。
      後生大事に一文字名をかかえ、ただ生きるだけの240年・・・あたくしならぞっとするわ」
司 「(とりあえず闇ミカの親戚で、240年は生きている、と。俺の心のメモ)」
マーマ 「いくら待ったって、跡継ぎなんて生まれないのよ。あのばばあ、本当は娘がいたのよ。
      聖眼持ちで由緒正しき跡取り。目に入れても痛くないくらい可愛がってたらしいわ。
      当時、我が家とあの家は仲がよかった。ゴオォス家の跡取り娘とばばあの娘は同い年。
      どこに行くにも一緒、魔界にはありえない親友同士だった。
      ところがある日、二人は川に遊びに行き、ばばあの娘は二度と戻ってこなかった。
      子供同士、どちらかが溺れていたって助けられるわけないじゃない。魔法は万能じゃないのよ。
      なのにあのばばあ、我が家の娘に呪いをかけた。
      『お前には何処にも居場所はなく、人を呪い、陥れ、憎まれさげすまれて生きながらえる』、と。
      人を呪わば、穴二つ。それ以来、闇ミカ家に聖眼持ちの女性は一人も生まれていない」
部屋で宿題中の13ミミ。 〜♪(携帯の着メロ)
13ミミ 「はい。…あれっ、純ちゃん?久しぶり〜♪」
純   「今晩は〜。そういえば電話で話すの久しぶりだね。」
13ミミ 「いつもメールだもんね。もう引っ越しの準備はできたの?」
純   「うんっ、さっきパソコンも梱包終って準備完了。それとこの前つかさ君から皆の写真
     送ってもらったよ。皆大きくなってて会うのすっごい楽しみ。ねっ、こまめ。」
13ミミ 「そう言えば、司君。純ちゃんからの帰るメール来なくて寂しがってたよ。」
純   「あははっ、つかさ君にも出そうと思ったんだけど。なんて書いていいか解らなくて…。」
13ミミ 「司君に緊張しちゃうってやつ?大丈夫だよ、司君優しいって。」
純   「…うん、つかさ君優しいよね。純がパソコンの事聞くとすごく分かりやすく説明してく
     れるし、皆の写真とか送ってくれるし。…でもね。」
13ミミ 「…うん?」
純   「つかさ君、綾ちゃんのこと昔から好きだったじゃない。でね私、綾ちゃん取られちゃう
     んじゃないかって思ってて小さい頃つかさ君の事嫌いだったの。」
13ミミ 「そうなの?」
純   「…うん、つかさ君だけじゃないんだ。綾ちゃんの事好きな人皆嫌いだったんだと思う。
     今思うとすっごい嫌な子だな〜って恥ずかしくなるの。で、つかさ君が優しいって解れば
     解る程あの時の自分を思い出してすっごく罪悪感かんじちゃうんだ。」
13ミミ 「そっか〜。でも大丈夫、きっと東京に来ればそんな事気にしなくなっちゃうよ。」
純   「そうかな〜?」こまめをキュッと抱き締める純
13ミミ 「うんっ、絶対そうだよ。そんな事気にしてる暇無いくらい楽しいからっ♪」
純   「・・・!うんっ!」
電話越しににっこりと笑う二人。

13ミミ 「でもびっくり〜、純ちゃん小さい頃司君嫌いだったんだ。全然気付かなかったよ〜。」
純   「あっ、ミミちゃん絶対つかさ君には内緒だからね。あとお兄ちゃんや綾ちゃんにも。」
13ミミ 「うんっ、じゃあ内緒の交換しようよ。」
純   「うん、内緒の交換。」
13ミミ 「これ内緒だよ。あのね…。」
こうして女の子達の夜は更けていきましたとさ。
>815
GJ!
女同士の友情萌えにはたまらないネタですた。
ミミ純かわいいよミミ純(*´Д`*) ハァハァ
817今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 03:54:10
翔が出演できなくて哀れなので出してみます。

銀ミカ、チャイナりおも加わって、鍋を囲む留守番組。
叔父様邸の居間は部屋の真中にコタツと鍋、部屋の周りにはDの護符やら
十字架やら、チャイナりおの書いた「中国の魔よけのおまじないの図」やらが
ベタベタと貼られ、ハウルの部屋のように混沌とした状態に。
和んでいるのか、緊張しているのかますますわからない状況w

翔 「あのー、すいません。自宅にもサシャさんの事務所にも誰もいないんで、
   来てみたんですけど…。クリスマス会やってるって置手紙が。」
美加 「翔ちゃん! キョロキョロ 怪しいやつはいないよね。さあ入って!」バタン!
健  「翔兄、このデカイ荷物なに?」
翔  「あー それ、巣鴨の常連のおばーちゃんがくれた土産。あと、なんだか知らないけど
    お守りとか破魔矢とか山のように持たせてくれて…。」
まどか 「まあ、立派な新巻鮭。お鍋の具が増えて助かったわ。人数も増えたし。」
あきら 「お守りに破魔矢か。巣鴨のばーちゃんgj!」
翔   「あのー なんで日本刀だの銃だの弓だのが置いてあるんです? 
     それに部屋中に十字架とかわけわからないものが… 何かの遊びですか?それに綾ねえは?」
美加  「遊びなんかじゃないよ!もー大変だったんだから!」
純   「綾ねえのことこれから説明するけど…。始めに言っておくけど驚かないでね。」
健   「まあ、取りあえず鍋の続きしようよ、鍋。鮭来たし。」
ミュウ  「マリーちゃんとマリオちゃんだ!TVに写ったよ!」
みどり 「良かった、無事だったんだね。」
翔  「この番組、何?」
あきら 「ま、話せば長くなるから取りあえず鍋食おうぜ。」

     
818今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 07:41:17
ハイランド。この期に及んで事情を知らず、のんきに道を歩く寝ルカ。
寝ルカ 「(海賊の皆さんがのの王国に出発して一週間か・・・
      あのにぎやかな皆さんがいないと、さすがにちょっと寂しいかな・・・
      今度は静かなお正月だな。あ、あそこにいるのは)
      こんにちは、マリーさん、マリオ君。運動会以来ですね。
      ・・・どうしたんですか? 二人とも血相を変えて・・・?」
マリオ 「先生、逃げて! 教会か、叔父様の家。できれば叔父様の家がいい」
マリー 「すみません。私たち、先生を守って戦う余裕はないんです!
      ついに真打がやってくる・・・」
マリマリの目の前に巨大な飛竜が飛来する。寝ルカは驚きに目を見開く。
寝ルカ 「これは何ですか!?」
マリー 「ごめんなさい。説明する余裕もないの」

飛竜の上から少年が呼びかける。
? 「魔女マリー。魔界からの召還だ。大魔王の子息である俺自ら迎えに来てやったぞ。
   我が名は鷹目石。手向かいするなら、お前の死体をVに見せてやる」
飛竜に乗った鷹目石と対峙するマリマリ。
そこに寝ルカが割りこみ、鷹目石を睨む。
寝ルカ 「子供を脅して連れて行くような真似はやめて下さい。なんですか君は」
鷹目石 「ただの人間風情が、空気嫁。貴様なんぞに用はない、見逃してやるからとっとと退け」
寝ルカ 「僕は教師です。子供を置いて逃げられるわけないでしょう」
鷹目石 「身の程知らずが」
鷹目石がぱちんと指を弾くと、彼の乗る飛竜が大きく翼を広げ羽ばたく。
凄まじい勢いの烈風がマリオ、マリー、寝ルカに向かって吹き付けてくる中呪文を唱えるマリオ。
マリオ 「守護の力よ、僕らを守……うわっ!」
保護の魔法はあえなく打ち破られ、吹き飛ばされて壁に背中を叩きつけられる寝ルカとマリオ。
マリーの体は球体状の靄に包まれ、空に舞い上がる。
マリー 「離して!!」
靄に向かって呪文を唱えるが、効果は顕れない。
鷹目石 「(つまらなそうに)何だ、その程度か。下っ端共を悉く退けたというからどれだけ腕のある魔女かと期待したのに」
再び指を弾くと飛竜は上空へと舞い上がる。
マリーを靄ごと飛竜の背中に乗せ、魔界に向かって飛び去ろうとした鷹目石は下を見て顔を顰めた。
鷹目石 「あいつ…!」
マリー 「寝ルカ先生!」
寝ルカ 「マリーさん、今助けます」
飛竜の爪にぶらさがった状態から足をよじ昇ろうとする寝ルカ。
鷹目石 「くっ、邪魔な人間め!落ちろ!!」
鷹目石の掌から電撃が迸り、寝ルカを襲う。
寝ルカ 「うわぁぁっ…っ!」
全身痺れながらもかろうじて飛竜の足にしがみついている寝ルカ。
鷹目石 「しぶとい奴だ。もう一撃喰らえ!」
マリー 「やめて!寝ルカ先生に手出ししないで!私、あなたの言うこと何でもきくから!」
マリーの言葉に反応して電撃を出しかけた手を止める鷹目石。
鷹目石 「それを『契約』できるか?」
射竦めるような眼差しを受けてびく、と震えるマリー。
決意を固めるように手を握り締め、こくりと頷く。
鷹目石 「たかが無力な人間の命と引き換えに魔族に魂を売るとは、愚かなガキだ。
      俺にとっては損失よりも得る物の方が大きいから一向に構わんがな」
自分の親指の腹を犬歯で噛んで少し出血させる鷹目石。
鷹目石 「『鷹目石は契約に従い、その人間の無事を保証する』。
       さあ、これを啜り、我が血を受けよ。それで契約は成立する。」
マリー 「(お師匠様、ごめんなさい。でも、寝ルカ先生を助けるにはこれしか方法が無いんです)
     『マリーは契約に従い、鷹目石に従属します』」
マリーが鷹目石の手の血を舐めた途端、両者の首に小さな印が刻まれる。
鷹目石 「よし、成立だ。あの人間は助けてやる」

鷹目石が呪文を唱えると、寝ルカの体もマリー同様の靄に包まれ飛竜の背に運ばれる。   
鷹目石 「人間、せいぜいマリーに感謝する事だな。コイツはお前を助けるために俺のものになった」
寝ルカ 「どういう事ですか、マリーさん!?僕を助けるためにこんな見るからに悪そうな男に…」
目を潤ませて視線を逸らすマリー。
寝ルカ 「マリーさんを解放してください。僕がマリーさんの代わりに君の言うことをききますから」
鷹目石 「思い上がるな。お前ごときが魔女の代わりになれるとでも思っているのか。
      第一交わした契約は俺にも破れない。マリーには俺の手足となって魔術を行使してもらうが
      人間には安全な下働きでもさせて養ってやる。俺様の温情に感謝汁」
マリー 「そんな寝ルカ先生を魔界に連れて行くつもり!?話が違うわ!」
鷹目石 「全く違わない。俺の契約はその人間の無事を保証する事。
      人間界に帰して交通事故や通り魔や突然の病で死なれたら困るからな。
      人間、料理は作れるか。洗濯と掃除は?」
寝ルカ 「一人暮らしだから、必要最低限はこなせますが」
鷹目石 「好都合だ。お前にはまず王宮のメイドでもやってもらう。今人手が猛烈に不足しているのだ」 
821今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 21:23:35
「おかあちゃま!」

くすくすと鈴を転がすような笑い声がする。弾むような足取り。それにあわせて、金茶の髪と赤いローブもはねる。
ローブは先日、魔女の修行を始めた時よりまとうことを許され、うれしくて仕方のないところだ。
「今日は新しい魔法をおぼえたのよ! ほら見て!」
蛍が舞うような光があたりに乱舞する。母親は目を細める。
「おお、これは素晴らしい。私が子供の頃より上達が早いようだ。さすがは我が自慢の娘」
膝に乗せて抱きしめる。もう大きいのに、と最近文句を言われるがかまわない。今でも時々思うのだ。
もっと抱きしめておけばよかったと。
「今週もたくさんがんばったのよ。明日はお休みだから、オーちゃんと遊びに行ってもいいでしょ?」
かまわないけど、どこにいくの?我が家か向こうの城ならいいけれど。
「西の果てに『ぼうきゃくの川』、というのがあるんですって。とてもきれいなことろなのよって。行ってもいいでしょう?」
川だって?冗談じゃない。お前は火や光の精霊の守護が強いから、反発して水の守りはからきしだ。
第一、お前は泳げないじゃないか。
「オーちゃんと一緒だもの。一人じゃないから怖くないわ。おかあちゃまも今度一緒に行きましょう」

「行ってはいけない、エル!」
自分の叫び声で目が覚める。冷や汗が背中をつたい、震えが止まらない。
何度同じ夢を見たことだろう。二度と取り返せないあの日のことを。もはや愛しいあの子の顔さえ
はっきりとは思い出せないというのに。
L 「エル・・・水は冷たかったろうね、苦しかったろうね。信じたお友達に裏切られてかなしかったね。
   私は知っている。 ・・・同じ年で何かと比較され、いつも一歩遅れるあの子が劣等感を抱いていたことを。
   こうなると知っていれば、決して川になど行かせなかった・・・」
不意に卓上の水晶球が光りだす。こちらへと向かう、エルシー、ミシェル、闇ミカが映し出される。
L 「ついに帰ってきてくれたんだね。・・・ずっとずっとこの日を待っていた。
   さあ私の可愛いエル。力を合わせて、あの恥知らずの裏切り者、廃魔女Oに今度こそ復讐しよう」
目を見開いた寝ルカ先生・・・・・・。
823今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 21:53:09
魔界、大魔王の宮殿。
高い塔にある一室。窓辺に座り歌うシンディ。
窓は蔦が絡み付いているように見えるが、そう細工された鉄格子である。

シンディ 「文字通り、籠の中の小鳥だわ、これでは」
がちゃんとドアの鍵が下ろされ、男が一人入ってくる。
魔大公  「女、貴様は栄えある魔王の妃候補に選ばれたのだ。
       妃に相応しい振る舞いをしてもらいたいものだな」
シンディ 「ニューアルバム、音撮りは終わっているとはいえ、
       クリスマスコンサートもニューイヤーコンサートもあったのに・・・」
魔大公  「女!」
シンディ 「アレンジ気に入っていたし、今度の新曲は全部(・∀・)イイ!!出来だったわ・・・」
魔大公  「女、貴様は私の言う事を聞いているのか!!」
シンディ 「・・・・・。自分から名乗らぬ相手に、聞く耳など持ち合わせていないわ」
魔大公  「貴様、私が魔王の一の皇子と知ってのことか!」
ようやく、シンディは魔大公の方を振り返る。
シンディ 「あら、存じてましてよ。――振られた女の尻をいつまでも追ってらっしゃる皇子様。
      それに、私には「シンディ」というちゃんとした名前があるの」
魔大公 「シンディ・・・・・・シン『D』・・・・・・ほう、貴様があのシン『D』か・・・・・・」
魔大公の顔が歪む。異様な気にテンションゴムが飛びそうになりながらも、
毅然とシンディは相対する。
魔大公 「『D』の字を名に負いながらも、貴様はその責を放置し逃げた。
      貴様が、『D』を継承していればあの人は!」
ばさっと魔大公のマントが翻る。膨大な魔力が黒い光となり、シンディを包み込む。
女の悲鳴が一つ。
魔大公は踵を鳴らし、部屋を後にする。・・・・・・部屋には人影一つすらなかった・・・・・・。
824今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 22:38:07
黒ナーがつたないながらも、覗き見と立ち聞きよけの簡易結界を張り、その中で作戦会議をする
叔父様、Dそして凌。
D 「エルシーは今のところ大丈夫だ。うちの弟子たちがついてるし、魔女Lにとってはようやく見つけた後継者。
   危害を加えることはありえない。むしろ心配なのはアナイスを連れて行ったという13ミミだよ」
叔父様 「どういうことだ?」
D 「人の体を乗っ取り、その魂を動物に変え追い出す魔法。これを得意とする魔女に心当たりがある。
   何年も昔に、大魔王の寵妃にその術を試みたせいで、魔女名を剥奪され、魔界を追放となった。
   背徳と退廃の魔女、灰色のO」
凌 「O、ですか。アルファベット全員いるんですか?」
D 「言い伝えではそうだけど、あたしも全員の顔と名前は知らないよ。
   この魔法、なかなか解呪がやっかいだ。もともと魂は体と離れて長くは生きられない。
   一週間から十日保てば良い方さ。その間に、動物に変えられた魂を本人と見抜く人間がいなければ、
   魂は消滅してしまう。体はOに奪われたままね」
叔父様 「何だと?では急がなければ、13ミミ君は!」
D 「魂の消滅。いくら体が残っても、それは死と同義」
凌 「どうすればいいんですか?」
D 「あたしも13ミミが何に変えられているかわからないからね・・・
   あの子の魂、魔界に来ているような気配は感じるんだが。
   いけない、うっとうしいのが帰ってきた。
   あんたたち、今回の件は、与えられた問題と解答がちょっとづつずれて渡されている。
   あんたたちの近くにある答えは、他の人間が必要としているもの。
   とにかく、目の前にあることを一つづつ片付けていくんだね。
   最後に皆がそろった時、すべてが一度に解決するだろう」
825今度は魔界で大冒険?!:04/12/13 23:18:47
旅を続けるアナイス・13ミミ・巫女のの救助隊。
レオナ 「あのくんって子、キャプテンと11番にだけは少し打ち解けたわね」
シルビー 「アイオライトを褒めたから? そりゃあたしも嫌いじゃないけどさ。
       どうせなら、ダイヤモンドとか、金運をもたらすっていう黄水晶とか・・・」
くん 「水晶は嫌いです。黄色はまだマシですが、透明は最悪」
シルビー 「あら、聞いてたの。ゴメソネ」
ルカ 「へ〜、あの子、あんな顔もするんだな。表情動くと可愛いじゃん」

くん 「何故大魔王宮殿を目指すのですか?」
キャプテン 「言ってなかったか? 大事な仲間が捕まってるらしいんだ。絶対取り戻す」
くん 「無駄です。わざわざ死にに行くようなもの。
    それにこの時期。大魔王宮殿に集められている女なら・・・」
キャプテン 「何だ? お前何か知っているのか?
        頼む、何でもいいから教えてくれ!」
くん 「私はある方から、命令を受けています。あなた方の道案内をし、
    窮地に陥った場合、3度だけ手助けするように、と。
    質問は、よく考えなさい。それも3度の手助けの内に入ります」
四郎 「やみくもに大魔王宮殿に向かってるけどさ。俺たち、探してる子は3人いるんだ。
     3人ともそこにいるのか?」
くん 「一つ目の問いですね。お答えしましょう。
    一人は宮殿の奥深く、深い眠りの底で助けを求めています。
    もう一人は、琥珀の中。今は誰の手も届きません。時の狭間には、宮殿に姿を見せるでしょう。
    そして最後の一人。彼女は二つに引き裂かれました。
    半分は、時の狭間まであなたたちには届きません。そしてもう半分は」
くんは、言葉を切る。
くん 「ここにいます」
>818
目を見開いた寝ルカ先生の顔はやっぱりルカなのかな?
>826
薄目開眼カスタムぐらいかも
>>778の続きから。

まだ城下町をあてもなくさまよっている荒夜とクリス(モル天は目立つので上空で待機)。

遠夜 (……体を返してください)
荒夜 (嫌だね。ひ弱なお前に、危険な魔界で何ができる?)
遠夜 (あなたこそ。ただ体力に物を言わせるだけでは先に進めませんよ。
    情報を集めるために酒場に行くより、もっと手っ取り早い方法があります)
荒夜 (そんなものがあるなら、とっくに俺が見つけているさ)

二人の脳内漫才が聞こえるはずもなく、黙ったまま歩く荒夜をクリスは不思議そうに見ている。
行く先々の壁や木に、べたべたと節操なく貼りまくられている魔王宮殿求人ポスター。
よほど切実><なのだろうが、イマイチ切実さが伝わってこない。これでは集まるものも集まらない。
ポスターの矢印→をたどっていくと、もれなく人材採用窓口にご案内〜される仕組みらしい。

遠夜 (私に考えがあります。敵の懐深く潜り込む絶好の機会ですよ。
    シンディさんはおそらく、そこにいるのでしょう)
荒夜 (だから嫌だと……)
遠夜 (あなたにお茶が淹れられるんですか?! 黒茶と白茶と紅茶と緑茶の区別は?!
    茶葉の旨味を最大限に引き出すお湯の温度は?! お茶とお茶請けの相性は!!)
荒夜 (やめろ! 叫ぶな!! 頭に響く!!! それに、鏡無しでどうやって入れ替わる気だ!)
遠夜 (ここは魔界です。人間界で通用しないことも、通用することもあるかもしれませんよ)
荒夜 (?! うわあああああ!!)
突然、頭を抱えてうずくまる荒夜。苦しそうに肩で息をしている。
やがてふらつきながら立ち上がる、目元には銀縁の眼鏡とおだやかな微笑み。

クリス「荒夜…? じゃない、もしかして……」
遠夜 「ふう……少し無理をしてしまいましたね。人間界でも魔の気が強くなっていると聞きました。
    攫われたのはシンディさんだけではありません。
    きっと私たちの知らないところで、魔王の宮殿に向かっている人たちがいます。
    私たちは一足先に潜入し、拠点を作って彼らを迎えましょう。
    そして、力を合わせ攫われた女性達を一刻も早く助け出し、みんなで一緒に帰りましょうね」
クリス「店長さん……!」
遠夜 「チャイナりおさんには内緒なんですが、先月、骨董市で良い雰囲気の炬燵を買ったんですよ。
    天すみのお蕎麦と新しい炬燵で、紅白見ながらみんなで年越ししたいんです。
    まだ間に合います。頑張りましょう、クリスさん」
クリス「僕も頑張るよ。それで、良い方法って?」
遠夜 「さあ、行きましょう。宮殿に」

矢印→ポスターの果てに、見えてきたのは人材採用窓口。
魔界の雰囲気の中にあって、異彩を放つピンクと黄色の点滅する電飾看板。
明らかに『気軽に訪問できる親しみやすさ』の方向性を間違っている。
魔界の住人は近づこうとしないだろう。人事担当はさぞ苦労しているに違いない。

クリス「……店長さん、考えって…もしかして」
遠夜 「勿論です。私はTOHYAの店長ですから(にっこり)。
    すいません、こちらで給仕を雇っていただけるとのポスターを拝見したのですけれど……」

遠夜 (こうなってくると、チャイナりおさんがいてくれると助かるのですが…
    彼女まで危険な目に遭わせるわけにはいきません。何とかやってみましょう)
荒夜 (無理矢理入れ替わりやがって! 無茶にも程がある!!)
遠夜 (私がお茶を淹れている間は、おとなしくしていて下さいね)
>826
寝てないルカはただのルカだ。
カッコイイとは、こういうことさ。
大魔王宮殿に到着する飛竜。
降り立つ鷹目石とマリー、寝ルカを魔界伯が出迎える。
魔界伯 「速かったな、鷹目石。見事目的は果たしたようで何よりだ」
鷹目石 「伯兄がお出迎えとは珍しい。公兄は?」
魔界伯 「大鏡の中の美女の所だろう。最近は暇さえあれば部屋に戻って鏡を撫でてるぞ、兄上は」
鷹目石 「黒の魔女Dか。公兄なら女になんか不自由しないだろうに、物好きな」
マリー ヒソヒソ「寝ルカ先生、あの人キャプテンに…」
寝ルカ ヒソヒソ「目の色以外そっくりですね。それに、Dさんの事大鏡の中の美女って」
魔界伯 「…で、マリーはわかるがこっちの寝惚けたツラの冴えない人間は何だ」
鷹目石 「俺も知らん。マリーがこいつの命を保証すれば俺のものになる契約を結ぶと言うんでな。
      養ってやる事にした。丁度メイドが不足していただろう」
魔界伯 「ほう、珍しい白魔術の使い手と契約したか。それは便利そうだ。
      早速だがちょっと試してもらいたい事がある。小娘を借りたい」
鷹目石 「伯兄が他人の力を借りようなど珍しいな。
      いいだろう。来い、マリー。初仕事だ」
寝ルカ 「あの、僕は」
鷹目石 「…付いて来い。宮殿の中をウロチョロされても邪魔なだけだ」
魔界伯に宮殿内の奥の部屋に連れてこられたマリーと寝ルカ。
くどい位に飾り立てられたロココ調の室内にある天蓋付きの寝台が紫の炎に包まれている。
魔界伯 「小娘、あれはとある魔女にかけられた魔術の炎だ。
      お前に解呪できるか?」
マリー 「よく見てみないとわかりません」
寝台に駆け寄り、炎に巻き込まれないように宙に浮いて寝台の上を覗き込むマリー。
そこで眠りについている女性の姿に息を呑む。
マリー (巫女ののさん!?何でこんな所に!?…それに、この術は…)
魔界伯 「どうした、小娘」
マリー 「これはとても高位の魔導師によってかけられた術ですね。
      私はまだ修行中の身なのでこんな難しい術の解除はできません」
魔界伯 「やはりそうか。クソっ、あの忌々しい紫の魔女め」
マリー 「あの…この人はどなたで、どうしてこんな事に…」
恐る恐る聞いてみたマリーをぎろりと睨みつける魔界伯。
魔界伯 「この女は俺の花嫁になるべき女。それ以上の詮索は無用だ、小娘」
鷹目石 「本当は俺達の父上の妃候補の一人として上の兄が人間界から攫わせた女なんだがな。
      この下の兄が大層気に入ってしまったそうだ」
魔界伯 「余計な事を喋るな」
鷹目石 「そんな訳で、他言は無用だぞ、マリーと人間。伯兄は俺と違っておっかない。
      命が惜しくばこの眠れる美少女の事は胸の内に秘するべきだ」
王宮内。舞踏会の準備でせわしない下っ端悪魔達。

したっぱ1 「おい、新入り。台所の床が汚れている。掃除をしておけ。」
遠夜  「はいはい、ただいま。」
したっぱ2 「おい、新入り。俺らはこれから休憩する。すぐに100人分の茶を入れろ。
       トリカブトのやつだ。」
遠夜  「はい、わかりました。
     …困りましたね。トリカブトのお茶なんて淹れたことがありません。
     ま、ハーブティーの要領でやってみるとしますか。
     人間が飲んだら死んでしまうのに、あの方達は平気なんですね…。」
荒夜 (おい遠夜、ちんたら茶なんか淹れてんじゃねーよ。ガーっと暴れてミス・シンディを
    さらおうぜ。)
遠夜 (何がガーっとですか。そんな無計画では見つかるものも見つかりません。
    今は大人しくして下さい、無理に暴れるとトリカブト・ティーを飲みますよ。)
荒夜  (んなことしたらおまえも氏ぬっつーの。まあいい、今はおまえに任せて俺は休む。)
遠夜  「そうそう、必要があれば替わってもらいますから。
     さてクリス君、お茶を淹れるのを手伝って下さいませんか、クリス君、クリス君!?」
クリス 「zzzzz…」
遠夜  「疲れるのも無理はない。しかし困りましたね。」
白魔女V 「そこの給仕、私の部屋までお茶を運んで頂戴。銘柄はアールグレイ、砂糖はいらないけど
      薄く切ったフルーツケーキを添えてね。」
遠夜  「あーっ!」
白魔女V 「(唇に手を当てて)しーっ! 早くして頂戴、下っ端のお茶なんか放っておくのよ!
     そこの色白寝太郎君も連れてくるのよ! いいわね!」

835今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 08:16:45
>804の続き
白蓮 「(この魔女・・・ 体は13ミミさんのものだけれど、魂が違う。
     13ミミさんの体を乗っ取ったの? そしてあの胸のペンダント。
     あそこに感じる魂は、間違いなくアナイスさん。
     めぐさんもいるここで、うかつには手を出せない・・・)」
ひすい 「アタシたちがお前を信用すると思うの?
      お母様はお前に魂を追い出され、お父様がやっと見つけたときには虫の息。
      何とか体には戻れたけど、それからまもなく亡くなったわ。
      お母様の敵よ!」
13ミミ 「『契約』ならどう? お姫様。
      さすがのあたしも、契約を交わした相手は裏切ることはできないわ」
めぐ 「あなたは、13ミミさんの姿ですが、13ミミさんではないのですね。
     契約なんてやめなさい! ひすいさん、こはくさん。
     私、あなたたちが望むなら『約束』します。ずっとそばにいるって。
     だから、その人の言うことを聞くのはやめてちょうだい!」
こはく 「『約束』・・・?」
こはくは、初めて聞いたような不思議な顔をする。
ひすい 「『約束』って・・・ それ・・・」
ひすいも信じられないことを聞いた顔をする。
13ミミ 「ただの人間と、馬鹿にしていたけれど。あなたちょっと嫌な影響力を持ってるわね。
      わかったわ。」
びゃくれん 「めぐさん!」
13ミミはぱちりと指を鳴らす。めぐが意識を失い、くずれおちる。
ひすい 「めぐに何をするの!」
13ミミ 「眠ってもらっただけよ。あなたたちや天使もいるのに下手は打てないからね。
      でもいざとなればあたしはこの体を捨て、めぐの体を奪うこともできるわよ。
      さあどうする? 王子様、お姫様」
     
>>825の続き
謎めいたくんの言葉に考え込む一同。
四郎 「琥珀の中…ってのがアナイスの事だよな?」
セシル 「ああ。13ミミの姿をしたヤツが魔方陣で消える時にはっきり見たよ。
      胸に大きな目立つ琥珀のペンダントを下げていた」
レオナ 「そもそも、あなた達が見た13ミミは何者なのかしら。
     本人が誰かに操られているのか、それとも途中で13ミミに化けた別の誰かと入れ替わっていたのか」
シルビー 「あたしも話聞いてまずそれ考えたわ。四郎達が見たのは単なる偽者で
       本物の13ミミは案外猿轡填められてのの宮殿のロッカーの中にでも閉じ込められてるだけなんじゃないかって。
       でも今のくんの話だとそんな呑気な状況じゃないみたいね」
11番  「くんの話によると時の狭間まで手が届かないのが二人。宮殿の奥深くに居るのが一人。
     アナイスと13ミミが二人の方だと考えるのが自然ですね」
四郎  「じゃあ二つに引裂かれたのが13ミミだって事か?何だよ、それ!」
勲   「13ミミは魔女に体を乗っ取られた…」
ぎょっとして勲を注視する一同。
四郎の腕の中でこくこくこくこくと禿しく頷くミミ猫。
勲   「そしてその魂が」
四郎の肩の上辺りを指差す。
勲   「その辺を漂ってる」
がくーーーーっと肩を落とすミミ猫。
四郎  「本当かよイサイサ!?」
勲   「勘だ (´−`)」
眠のの 「でも、強制的に幽体離脱させて残った体に入り込む魔術があるって聞いたことはあるわ。
      勲君の勘も間違ってないかも」
四郎  「じゃあ、13ミミの体を乗っ取ってる魔女から体を取り返せばミミは元に戻るんだな!?
     だったらそいつが大魔王宮殿に現れる時の狭間ってヤツ?までに俺達もそこに行かないと」
くん  「大魔王宮殿の城下町にはあと半日足らずで辿り着けるでしょう。
     時の狭間までの残り時間は…あと43時間」
遠夜荒夜の脳内漫才大好きだw
アフタータリんじゃいそうだよママン…
838今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 21:00:27
>835の続き
ひすい 「わかったわ。け・・・」
白蓮 「やめなさい、廃魔女O。子供たちを誘惑するのは。
     あなたたちも、この魔女の策略に乗ってはいけません。目覚めたときに、めぐさんが悲しみますよ」
ひすい 「めぐが・・・」
こはく 「かなしむ・・・?」
白蓮 「この山小屋は不思議なところです。天使に悪魔、魔女に人間、まるで世界の縮図だ。
     時の狭間まで休戦しませんか? 廃魔女O。
     あなたもその人間の体で、天使と悪魔を一度に相手するのはつらいはずだ。
     私も、大切な人たちや子供たちがいる以上、うかつに戦いは仕掛けにくい。
     この子達も同様のはずです。
     皆、ここでこのまま時の狭間を待ち、大魔王宮殿に向かう。宮殿についた瞬間から、皆それぞれ望みを果たせばいい。違いますか?」
13ミミ 「時間稼ぎかい?そんなことをしてなんになる?」
白蓮 「私は、ついこの間まで人間界のこともろくに知らなかった。今ならわかる、知らないとは恐ろしいことだ。
     たとえわずかな時間でもいい。この魔界という世界、魔女という存在、そして魔族・・・
     少しでも知ってから、戦うべきか否かを決めたい。それだけです」

ひすい 「『約束』・・・『約束の乙女』に巡り会えたの?アタシ達・・・」
こはく 「お母様が亡くなった夜、お父様が言っていた。魔族は、『約束』をすることができない。
      魔族にあるのは『契約』、ただそれだけ。
      だけどただ一つ。無条件で魔族を愛し、『約束』を交わしてくれる相手と巡り会えたとき、魔族の呪いは解かれるって・・・」
ひすい 「『終末の書』によると、お父様には『約束の姉妹』が二組、用意されている。
       一組はお父様が何よりも待ち望んだ死をもたらす。
       そしてもう一組はお父様が待ち焦がれた生をもたらす。
      そのどちらと巡り会っても、今の魔界の世は終わる・・・」
839今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 21:12:51
叔父様邸の留守番組

翔  「それじゃ、このちっちゃい子が綾ねえなんだ…。」
純  「そう。これって、災難じゃなくてチャンスだと思う。
    綾ちゃんに守って貰うばかりだった私達が、
    初めて綾ちゃんを守ることが出来るんだもん。頑張らなきゃ。」
翔  「しばらく会わないうちに大人になったな、純。」

銀ミカ 「うふふふふふ。綾ちゃーん、こんばんは。」
ミニ綾 「お兄ちゃん誰?」
銀ミカ 「お兄ちゃんはね、綾ちゃんのお婿さんになる人でちゅよ。」
ミニ綾 「嘘!? 綾、お婿さんなんかいらないもん。綾はお洋服のお店やさんになるんだもん。」
健   「どさくさに紛れて何を吹きこんでるんだよ。」
銀ミカ 「ふふ、かーわいーなぁ。綾ちゃん、お兄ちゃんといいことして遊ぼうか?」
美加  「キモ!!」
あきら 「翔にい、銀ミカさん殴っていい?」
銀ミカ 「な、何言ってるんだ君達!一緒にトランプして遊ぼうと思っただけなのにっ。
     僕が綾に悪いことする筈ないじゃないか!」
純   「わかってますけど、客観的に見ると変態ですよ、銀ミカさん。」
ミニ綾 「へんたいってなあに?」
美加  「んーと、変な顔の人のことだよ。」
ミニ綾 「お兄ちゃん、変な顔ー。おもしろーい。」
銀ミカ 「くっ… いいんだ僕は綾ちゃんが喜んでくれれば… orz」
美加タンの「キモ!!」に激しくワラたよ。
プレイボーイのイメージがある銀ミカが崩れてるのも……
841今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 22:06:06
大魔王宮殿、魔大公の間。美しくまどろむ(実際には黒曜と顔を合わせるのが嫌で、フテ寝しているだけ)
愛し人の前に立ち尽くす、黒曜。瞳は昏く、決意を秘めている。

黒曜 「あなたを我が物にする・・・ この100年、私がそれを考えない日があっただろうか。
    ついに今宵、それが叶うのだ・・・」
黒曜は腕を振り上げ、契約の魔法陣を結ぼうとする。Dは目を閉じたままつぶやく。
D 「愛だ恋だと言い立てても・・・ 所詮はお前も魔族なのだね、黒曜」
黒曜 「ディアーヌ!」
D 「いいさ。解けない『契約』の鎖で、あたしを縛るが良い・・・
   魔族に相応しいものは、支配や従属。決して愛は手に入らない・・・」
閉じたDの瞳から、一筋の涙が落ちる。
黒曜は、割れんばかりに鏡を叩く。
黒曜 「わかっている! こうして貴女を閉じ込めても、契約で縛ろうとも、貴女の心は手に入らない!
     私に、『約束の乙女』は現れない!
     ただ、苦しい。苦しいのです、D・・・」
肩を落とし、何もせずに部屋を出る黒曜。

D 「(ふ〜、あぶないあぶない。こんな空涙でだまされてくれるのは、世界広しといえども、あいつ位だろうよ。
   この手がいつまで通用するか・・・
   魔族にしては、人は悪くないんだけどねえ。あの100年以上も続く粘着気質がねえ・・・)」
キモいんだが、キモいんだが…
可愛いよ、銀ミカ(w
843今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 22:23:06
闇ミカ 「偉大なる魔女L様におかれましてはご機嫌うるわししく…」
魔女L 「堅苦しいあいさつは抜きだよ。まさか闇ミカ、お前エルシーを連れてくるとは
   思わなかったが、さすがに私の血筋だけのことはある。
   エルシー、よく顔を見せておくれ」
闇ミカ 「エルシーは自分からひいひいおばあ様に会いたいと言ったんですよ」
魔女L 「なんだって?」
ミシェル 「エルシーちゃん、まじょLさんのお顔をよく見て。どんな風に見えますか?」
エルシー 「とても、悲しそう。そして、とてもさびしそう。
   まじょLさん、エルシー、まじょLさんの弟子になります!」
魔女Lの胸に飛び込むエルシー。
魔女L 「おお! かわいい私のエルや…」
ミシェル 「ただし、それには条件があります」
魔女L 「お前は?」
ミシェル 「ミシェルと言います」
魔女L 「もしや、お前は?」
ミシェル 「貴女の初恋の人ですか?」
魔女L 「あるいはそうかもしれないねえ」
闇ミカ 「ひいひいおばあ様?」
魔女L 「お前、両親は?」
ミシェル 「(きょとんとして)え、僕の両親?」
闇ミカ 「まさか、自分の両親のことを知らないのか?
    一緒に住んでいて一度も聞かなかった僕たちも僕たちだけど」
ミシェル 「なんだか昔のことは記憶が曖昧で、物心つくと初恋の人を探していたような」  
844今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 22:26:02
843の続き
魔女L 「闇ミカ、お前は知らないだろが、ミカノ家の初代はかつて天界の天使だった。
   その美しさもさることながら、知力にすぐれ、誰からも愛されていた。
   しかし、それだけでは足らず、神になり代わろうとして反乱を企てた。
   その企ては失敗に終わり、初代ミカエルは魔界に堕とされた。
   けれども、そのミカエルの中に神を愛してやまない無垢な天使のミカエルがいる。
   ふたつのミカエルは分裂し、ひとりは天界にとどまった。
   ミシェル、お前はそのミカエルに似ている」
ミシェル 「僕が?」
魔女L 「天界での「悪」は魔界では「善」、天界では間違っていることでも、魔界では真実。
   だから、天界や人間界では反逆を起こしたミカエルを光の天使ルシフェルと呼び、
   堕天使などと名づけているが、魔界ではかつてのミカエルを名乗った。
   ミカエル──ミシェル、これは偶然なのだろうか」
ミシェル 「世の中に偶然なんてありません。エルシーちゃんがここにいるのも、
   僕が闇ミカさんと一緒に魔界に来たのも、すべては必然…か、職人さんのしわざです。
   ふたたびエルシーちゃんを失いたくなかったら、エルシーちゃんの頼みを
   聞いてあげてください」
ミセルがまともなに話してる
これは夢か?!
>>841
100年以上も続く粘着気質ワロタ。
100年間延々ストーキングしてたのか魔大公様…
そっかー!!ミセルがデカ健様に惹かれてやまないのは
神を敬愛する天使の資質があるからかー!

ミセルが発売された時、ミカエルと同じ名前じゃん、ややこしいんだよ!と
思ったけど、某のドリーム設定をこれだけ筋道の通った物語に出来る職人様すげー!
荒夜のヘンテコ設定も、ちゃんとイイ感じにキャラにしてるし…。
素晴らしいです。
このスレは本当に目の毒だ。
一度はスルーした筈のエルシーが欲しくなってしまった…
自分はミシェルがほしくてたまらなくなった。
再販再販・・・!
だめだ……我慢できない。
アフター遠夜参戦するよ………………スルーノヨテイダッタノニ…
うちのののタン達の相方に王子とキャプテンが欲しくなってしまった漏れはどうすればいいんだ。
いつかセシルが再販されてもそれは王子やキャプテンじゃないだろうし…orz
852今度は魔界で大冒険?!:04/12/14 23:56:07
遠夜 (荒夜、力仕事はいかがですか?)
荒夜 (ヤだね)

ティーセットを載せたワゴンをカラコロ押しながら、白い大荷物(クリス)と長い包み(伝説の剣を荷物にカモフラ)を
引きずるように背負った遠夜は、王宮内の長く入り組んだ廊下を、Vの部屋を探しながら歩いていく。
先輩下っ端ーズ悪魔たちは、休憩と称したサボリで控え室に引っ込んでしまい、舞踏会の準備は順調に遅れているようだ。

遠夜 「ええと…Vさんのお部屋はどこなんでしょう。会えたのは幸運ですが
    お部屋の場所くらい教えてくれても……ワタシガキクノヲワスレタンデスケドネ…」

と、そこへ通りがかった者がいる。

 ? 「そこの、新入りか?」
遠夜 「はっ、はい。ええと……あなたは」
鷹目石「舞踏会の準備はどうなっている」
遠夜 「(この気品と風格。ただの魔族ではありませんね。王族か、それに連なる一族か)
    はい、それが皆さん、休憩されておいでです。私一人では何も…どうか厳しいご指導をお願いいたします」
鷹目石「あのバカどもが、またサボリか。時間がないというのに…!」
遠夜 「それはそうと、Vさ…白魔女V様のお部屋はどちらでしょうか?
    お茶をお届けに参りましたが、なにぶん不慣れなため迷ってしまいまして」
鷹目石「そこの角を右に曲がった突き当たりの、黄金の扉だ。さっさと行け。
    ああ、ついでにこれも連れて行け。お前と同じ新入りだ。ただし、危険なことはさせるな。床磨きが似合いだろう」

鷹目石の背後には、マリーと驚きに目を(薄目開眼くらいに)見開いた寝ルカがいる。
遠夜は鷹目石に気づかれないよう目配せをし、寝ルカは軽く頷いた。
寝ルカが肩に励ますように手を置くと、マリーもにこりと気丈な笑みを浮かべた。
鷹目石はマリーを連れ、舞踏会会場へと靴音高く去っていく。しばらくして、雷の落ちるような轟音が響き渡った。

遠夜 「…さて。では新入りさん、一緒にV様のもとに参りましょう。
    その前に、この荷物(クリス)、運ぶのを手伝っていただけますか?」
つかぴょんって、このスレ的にはミニッ子女の子にモテモテだよね?
だったら、今なら綾タンにもてるかもしれない。
チャンス?!
チャンスかも知れんが・・・傍におらんから脳w
部屋を出てがむしゃらに歩きまわる黒曜。
白魔女Vと廊下でバッタリ会う。

白魔女V 「ここから先はお后候補達の控え室よ。言わば大奥みたいなもの。
     いくら魔王の皇子とは言え、無用な立ち入りはご遠慮下さらないこと。」
黒曜   「白魔女V… ヴィクトリア。」
白魔女V 「貴方に旧名を気安く呼ばれる筋合いは無くてよ。」
黒曜   「教えてくれ、あなたはあの方の親友だ。あの方には、想い人がいるのか?  
      なぜ私をかたくなに拒む?」
白魔女V 「あなたがDちゃんのことを言っているなら、彼女は親友というよりむしろ好敵手よ。
     それに、いくら旧知の仲でも他人の恋愛には立ち入らない主義なの。
     相手の生き方を尊重し適度な距離を保てるからこそ、長く付き合いが続くんですもん。 
     相手を自分に縛り付けておくのは愛でも友情でもなく、エゴじゃないかしら?
     そこ、どいて下さる?これからお茶を頂くから部屋に入りたいの。」

言い捨てると、_| ̄|〇状態の黒曜を置いて部屋に入るV。
白魔女V  「あぶないあぶない。結界張っておかなくちゃ。それにしてもあの人
      いまだにあの状態じゃDちゃんも大変よね。
      魔王の皇子や姫達が揃いも揃って愛情表現が歪んでいたり、他者を愛することが出来ないのは
      自分達が大きな愛に包まれたことがないからだわ。この環境じゃ無理ないけど…。
      並外れて高い能力を持っていて、寿命もずっと長いのに、考えてみれば気の毒な一族よね。」
      
856今度は魔界で大冒険?!:04/12/15 01:03:40
大魔王宮殿のある城下町を目前に、短い休息をとる一行。
キャプテンは、木にもたれて眠らず、町の灯を見据えている。
キャプテン 「宮殿の奥深く、深い眠りの底で助けを待つ、か。待ってろ、巫女のの・・・」

浅い眠りに、夢を見る眠のの。
 ?? 「行くのです、妹よ。お前には皆を導く責任がある。ここは私が必ず守ります。
      振り返ってはなりません!」
眠のの 「お姉様!」
 ?? 「我が身よ、祈りと為りこの扉に封を施せ。三千の年月、我が祈り尽きることなし。
      祈り尽き、扉の開く日、我再び目覚めを迎えん。其れ終末の日。
      魔王に与うる唯一の約束。其の名は死・・・」
眠ののは涙を流す。
眠のの 「我も我が剣に誓う! 姉の目覚めし日、其は我が目覚めの日!
      姉と共に魔王に与う、死の約束・・・」

四郎も寝付けずに、猫を撫でている。
四郎 「イサイサ説なら、ここら辺にいるんだろ? 13ミミ。
     待ってろよ。絶対体を戻してやるからな・・・」

ルカ、熟睡中。
ルカ 「アナイス〜、ムニャムニャ」

くんは、木の枝の上で物思いにふけっている。
くん 「私に、父の敵を案内させるとは。何をお考えなのですか? 義母夜の女王よ・・・」
>856
V様の旧名はヴィクトリアか。
自分は単純にヴィヴァーチェだと想像していた
ゴメ
856じゃなく>855ですた
漏れはヴィヴィアンかな。(アーサー王伝説に出てくる湖の魔女)
でもVたまって勝利!って感じでヴィクトリア似合ってる。
翌朝、大魔王宮殿の城下町に辿り着いた学生&海賊。
「腹が減っては戦は出来ぬ」の格言に従い、朝食を摂るためとりあえず目に付いた食堂に入る。
店主 「旅の者みたいだが、あんたらも祭りに参加しに来たのか?」
シルビー 「祭り?」
店主 「もうじき『時の狭間』だ。大魔王様のお后を決める大舞踏会が開かれるだろう。
    それにあやかって、俺達一般の民も盛大に祭りをやって盛り上がろうって寸法さ」
シルビー 「大魔王様のお后を決める大舞踏会?」
店主 「さっきっから鸚鵡返しばっかりだがあんた本当に何も知らないのか?
    大魔王様がしょちゅう離婚再婚を繰り返してるのはもはや常識だが、今度の后選びは桁が違うぜ。
    何たって魔界と人間界の全ての魔女を集めて、その中から百人の后を決めようって言うんだ。
    さっすが、大魔王様ともなると違うねえ。俺もあやかりたいってなもんだ」
キャプテン 「人間界の全ての魔女を集めて后にするだと!?」
教室 (キャプテン、抑えて抑えて!今はまだ情報を聞き出し終わってないっすよ)
シルビー 「ふーん。大掛かりな話ね。それで、下馬評だとどんな人が后に選ばれそうなわけ?」
店主 「そうさなあ、やっぱり第一夫人は魔界の名門ゴス家のゴスサラじゃないかね」
一同 「「「ゴスサラ!?」」」
店主 「何だ、知ってるんじゃないか。対抗馬としては白の魔女Vかねえ。それか…」
店主は后候補の名前を次々に並べていくが、それ以降はなかなか知った名前が出てこない。
キャプテン 「おい店主、その人間界から集められた后候補の中に黒髪ストレートロングの女はいないか?」
店主 「そんなの幾らでもいるだろう。后候補は千人も万人も集められてるって話だぜ。
    他に特徴は無いのかよ?」
キャプテン 「あー…そうだな、目が大きくてぱっちりしてて色は青、色白で口が小さくて、
      清楚で可憐で守ってやりたくなるような…」
店主 「主観的すぎてよくわからんぞ。魔界ワイドショーを見た方が早いだろう。丁度始まる時間だ」  
店主がぱちんとテレビをつけると、人間界とノリの変わらぬ朝のワイドショー番組が映し出される。
制服ミミ? 「制服ミミ魔とっ!」
制服ナナ? 「制服ナナ魔のっ!」
ミミナナ?  「「『時の狭間の大舞踏会』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミ(っぽい魔物)と制服ナナ(に限りなく近い魔物)。

制服ミミ魔 「今日は大魔王様の第一夫人最有力候補とウワサのゴスサラさんの実家に来ていまーす!」
制服ナナ魔 「ゴスサラさんはあの大魔女D様に師事し人間界で修行を積んできた、全魔女界期待のホープ!」
制服ミミ魔 「舞踏会を前に魔女たちが次々に大魔王宮殿に集う中、
        ゴスサラさんは未だ我々報道陣の前に姿を見せていません」
制服ナナ魔 「今日こそはそのお姿をカメラに収めることが出来るでしょうか!?」
制服ミミ魔 「おっと、ゴス宮殿の扉が開かれました!出てきたのは…魔女サラノマーマ様!」
サラノマーマ 「ちょっとあなた達、報道の人たちね!?マイクをお貸しなさい!」
制服ミミ魔からマイクを取り上げ、カメラに向かって叫ぶサラノマーマ。
サラノマーマ 「ゴスサラちゃん!私の可愛いゴスサラちゃん!!
         一体何処にいるの!?お願いだからママの所に帰って来て!!」
司   「サラノマーマさん、落ち着いて!あー、報道の人、この人ちょっと混乱してるんです。
     ちょっと映すのやめてもらえますかー?」

四郎 「…あれ、つかぴょんだよな?」
ルカ 「どうなってんだ?」
>>843
魔女L 「もしや、お前は?」
ミシェル 「貴女の初恋の人ですか?」

にワロタw
Dたまの「ディアーヌ」、月の女神様の名前だね。
ダイアナと同じ。
>861の続き。
  制服ミミ魔 「どういう事でしょうっ?!ゴスサラさんが行方不明ということですかっ?!」
スタッフから予備のマイクを貰い、マーマに詰め寄る制服ミミ魔と制服ナナ魔。
  制服ナナ魔 「これは大スクープの予感ですよーっ!
         大舞踏会を直前に控え、第一夫人最有力候補が失踪?!」

  司   「(ま、まずいぞ。報道陣に詰め掛けられたらこっちも動きにくくなっちまう!)
        い、いえ、違うんです。ちょっとカメラ止めてもらえます?」
押し掛けるカメラの前に手をかざす司。
宮殿の中から騒ぎを見ていた叔父様が顔を出す。
  叔父様 「サラノマーマ様。ゴスサラお嬢様の舞踏会用の仕立てドレス、御試着の準備が整っております」
宮殿の中、黒ナーが声色を使う。
  黒ナー(ゴスサラ声で)「とっても素敵なドレスでつ・・・ですわー。舞踏会がますます楽しみでつ・・で、ですわー」
  サラノマーマ「まぁ、ゴスサラちゃんっ!!
         そのドレスはママが先日物故んだ(マイクを放り出し、報道陣を押し退けて宮殿に駆け込む)」
  叔父様 「(カメラ目線)我々は舞踏会に全力を尽すべく、現在忙しい身なのです。
       サラノマーマ様も、見ていただいた通り少しお疲れの様子。お引き取り下さい、舞踏会で御会いしましょう。
  凌   「(扉の奥から)叔父様、司さん、エスコートの練習があるので中に。」
  司   「は、はいっ!」
バタン。と、閉じられるゴス宮殿の扉。残される報道陣。

  制服ナナ魔 「視聴者のみなさま、ごめんなさいっ!本日もゴスサラさんのお姿を捕らえる事は出来ませんでした!!」
  制服ミミ魔 「でもお声は聞けましたね!ゴス家もかなーり気合いが入ってる様子です!」
  制服ナナ魔 「舞踏会用のドレスも楽しみですね!」
  制服ミミ魔 「制服ミミ魔とっ!」
  制服ナナ魔 「制服ナナ魔のっ!」
  制服ミミ魔ナナ魔 「「『時の狭間の大舞踏会』裏方突撃隊!!」でしたっ!」

  セシル 「…叔父様もいる」
  四郎  「…凌の声も聞こえたんだが」
Vたまの名前勝手に決めちゃってごめん、なんとなく強そうでいいかなと思って…。
>865
漏れもV様の名前、ヴィクトリアって想像してたよ。
サッカー選手の嫁じゃなくて「ヴィクトリアンエクセ(@ジェニー)」のイメージで。
ヴィクトリアといえば大英帝国のヴィクトリア女王。
強そうだ…。
868今度は魔界で大冒険?!:04/12/15 12:55:26
「ふぁぁ〜」
大魔王宮殿、魔界とは思えない程白で統一された水晶姫の部屋。
氷の柱に閉じ込められたデカ健が大あくびをする。

デカ健 「そろそろ監禁ごっこも飽きたなー。出してくれない?」
水晶  「だから出られないと言ったであろう」
デカ健 「方法がないわけでもないと言った」
水晶  「教えないとも言った」
デカ健 「なぞなぞ遊びか。頭使うゲームは苦手なんだよね」
水晶から興味をなくしたように、ぼんやりと部屋の中を見回すデカ健。

水晶  「(どうして動じないの?今までこの柱に閉じ込められた者たちは
     そう、私の心を魅了した数少ない男たちは、口先だけで愛を語り心の底から助けを乞うたわ)」
不思議な物を見るように、水晶はデカ健から目を離せないでいる。

デカ健 「そうだ、「愛する者を死にいたらしめる」って言ってたね」
水晶  「そうよ。貴方はこの中で死んでいくのよ。恐ろしいでしょう?」
デカ健 「好きなのに殺しちゃうんだ?」
水晶  「だから私は来るなとも言うたと…」

デカ健 「かわいそーだね」
水晶  「…え?」
デカ健 「こんな冷たい壁を隔ててじゃ、好きって気持ちは届かない。
     だけどこんな風にしか表現出来ない者もいる。君の意志かどうかは知らないけどさ。
     魔界は管轄外だけど……美加が知ったら悲しむだろうな」
水晶  「(口にされた女性名に眉を潜める)美加?誰なの、それは」
デカ健 「ヒ・ミ・ツ。君もなぞなぞの答え教えてくれないしね」 
闇ミカの実家。皆の帰りを待つリヒトとゴスサラ。部屋のテレビがついており、冷や汗をかくゴスサラ。
ゴスサラ 「や、やばいわ・・・ ちょっと見ないうちにいったいどうなってんの?
       何でうちの実家に叔父様やら黒ナーやら、あげくには凌君やら司くんまで・・・」
リヒト 「一回帰ったほうがいいんじゃないかい?ゴスサラ」
ゴスサラ 「でも! 一回帰ったら、そのまま二度と出てこられないわ!一直線に大魔王にお嫁入りよ!」
リヒト 「そうだよなあ・・・」

「リヒトさん!」

そこに突然、虚空から声が響く。間違えようのない、なつかしいめぐの声。
リヒト 「めぐりん!」
ゴスサラ 「めぐ! 心配したのよ! 今何処にいるの!」
めぐ 「ごめんなさい、今はまだ話せません・・・ とにかく私は無事です。
    時の狭間にはきっと会えますわ。心配しないで・・・」
リヒト 「めぐりん!」
それきり声は聞こえない。放心したように座り込むリヒト。
リヒト 「めぐりん・・・声は元気そうだったが。どういうことなんだ?
     何に巻き込まれちまったんだ?」
ゴスサラ 「声だけを届ける魔法ね。それにしても、結局めぐをさらったのは・・・」

そこに突然扉が開く。めぐのことに気をとられていたので、ゴスサラが身を隠す暇もない。
ミカノパーパ 「これはこれは・・・ゴス家のサラ嬢。我が家に足をお運びとは、捜す手間が省けました」
ゴスサラ 「闇ミカのお父様・・・」
パーパ 「私は決意しました。今までの経緯を水に流し、宿敵ゴス家の貴女を我が家の嫁に迎えようと」
一瞬場は静まり返る。
リヒト 「なんだってーーー!!」
ゴスサラ 「私が、闇ミカのお嫁さん? そりゃうれしいけど心の準備が・・・!」
パーパ 「貴女からお母君に呼びかけてもらえませんか。長年の怨念を忘れよう。私は闇ミカの元に嫁ぐ、と。
      大魔王は、花嫁候補を奪われお怒りかもしれないが、何、他にも女はたくさんいる。
      それに貴女が聖眼の女児を生んでくれれば、あの人間の子供は不要。
      あの子を大魔王に捧げれば、大魔王も快く結婚を許可してくれることでしょう」  
山小屋にて、奇妙な共同生活を続ける人間と魔女、そして天使と魔族。
ひすい 「めぐ、ほんとにいいの?これだけで・・・」
こはく 「いいんだよ。何なら会いに行っても・・・」
めぐ 「いいのです。きっとわかってくれます。そういう方々です、あの人たちは」
白蓮が微笑む。廃魔女Oは鼻をならす。
13ミミ 「ま〜、わかりあっちゃってて。うらやましいこと」
めぐ 「あなたは今まで一人も巡り会うことがありませんでしたか? 心を許せる存在に。
    そういえば13ミミさんの姿ですがあなたは13ミミさんではないので名前を教えていただけますかしら」
13ミミ 「・・・死んだわ。大昔の話。名前ね・・・Oの名は奪われたままだし。
      生まれたときに親がつけた名前はあるけど・・・ボソボソ」
めぐ 「?」
13ミミ 「・・・オーロラ」
ひすい 「Aurora?! Oじゃないじゃない!」
こはく 「しかもゴス家だろ?ゴスサラとかゴスナナとかゴスキラとかの間にゴスオーロラ?
     濃いよ、その名前・・・」
13ミミ 「ちゃんとrの後にoがあるだろ! それにOの名前は家名のgOoth家からきてるんだよ!」
こはく 「家名も濃かったんだね・・・」
めぐがくすくす笑う。
めぐ 「わかりましたわ、オーロラさん。よかったら手伝ってくださらない?
     ご飯の支度をしましょう」

白蓮 「(こうしていると、魔族も魔女も人間も、何の違いがあるんだろう。
     どうして争わないといけないのかな。
     私、今度こそしっかりこの目で見定めなければいけません。
     真に戦うべき相手、それは一体誰なのかを・・・)」
ハイランド。マリオはひとり魔法陣を描く。
目に涙はない。顔に表情はない。そして声に感情もない。
マリオ 「・・・できた。魔界への転移魔法陣。
     時の狭間直前、あちこちで境界が消えかかってるから、僕の力でもできた」
魔法陣が光りだす。ためらわずその中に入る。
マリオ 「・・・たったひとりの家族なんだ。
      マリーのほかに僕には誰もいないんだ。
      お願い、僕からマリーを奪わないで」
魔法陣と共にマリオの姿も光りだす。そして、その光が消えそうになる瞬間。

女神美加 「いけない! あの少年が魔に呑み込まれてしまう!
        椿、許可します。彼と共に魔界に行くのです!」
椿 「はいっ、美加様!」
椿もあわてて魔法陣に飛び込む。椿が入ったと同時に魔法陣は消滅する。

女神美加 「いよいよ始まる。時の狭間が・・・
       ここから先のことは、誰にももうわからない。
       皆、小さな勇気を手に、大きな愛を胸に抱き戦って・・・」
872 :04/12/15 20:48:51
ところで鷹目石って、SD少年なのかな。MSD少年なのかな。
闇ミカの実家にて。

ゴスサラ「そんな…そんなこと、できるわけないじゃない!
     私の代わりにエルシーちゃんを大魔王に差し出すって言うの? 冗談じゃないわ!!」
パーパ 「大儀の前に犠牲はつきもの。人間の子供一人、何を気にすることがある?」
ゴスサラ「大ありよ! 人間界にはあの子が愛し、あの子を愛する人たちがいるわ。無事を祈って待つ人たちがいるわ。
     それに今、あの子はこの家の魔女に自分の運命を差し出そうとまでしているのよ? 
     私だってエルシーちゃんが大好き。あの子を人身御供にして、自分だけ幸せになんてなれない!!」
眦をつり上げ、パーパを睨み付けるゴスサラ。
ゴスサラ「……決めたわ。私はゴス家に帰る。帰って、大魔王の舞踏会に出席する」
リヒト 「ゴスサラ! 今帰ったらもう……!!」
ゴスサラ「リヒト。闇ミカに、さよならって…伝えて」
毅然とした表情で、ゴスサラはマントを翻す。足下から黒い霧が立ちのぼり、その姿がコウモリの姿に変わっていく。
ゴスサラ「ミカノ家の当主よ。我がゴス家とミカノ家の確執は消えることはない。永遠に…」

黒い霧に包まれる最後の瞬間に見せたのは、頬にこぼれるひとすじの涙。
リヒトの叫びも空しく、コウモリの姿になったゴスサラは開いた窓から飛び出していってしまう。
立っていた場所には、彼女の涙が結晶したかのような、見事な黒真珠が残されていた。
パーパ 「……愚かな娘だ。せっかくの機会をふいにするとは」
パーパもまた、リヒトを残して去っていった。
リヒトは床に落ちた黒真珠を握りしめ、叫ぶ。
リヒト 「闇ミカ、早く帰って来い! ゴスサラと二度と会えなくなっちまうぞ!!」

その頃、魔女Lの住処にて。ふと何か聞こえたかのように、闇ミカが顔を上げる。
闇ミカ 「……ゴスサラ…?」
>871
マリオたん、目の前で大切なマリーを連れてかれてつらかったろうね。
いろんな思いを噛み締めながら一人で魔方陣描いてたのかと……・゚つД`)゚・
里褐色肌の子はいつか出てくるのだろうか。
鷹目石。なんとなくだけど、里ミニチョ13番褐色肌ロング脚、
ひれ耳?を黒く塗って悪魔耳にして、アイは金のキャッツアイ系
……で、想像してた。
魔王の息子どもはナチュラルに褐色肌で想像しちゃってたよママン orz
そうか。上二人は普通肌ケテーイだったのね。
「美白」と明らかに書かれているのは水晶姫だけだから、まだ褐色肌の可能性はあるとおもう。
辰砂はキャプテンにソクーリ設定だけど、肌の色は褐色でも悪くはないと思う。
闇の中を一人漂う13ミミの姿のO。姿なき声がそこには響いていた。
「エル、エル、可愛い子。なのに何故こんな事に?・・・お前のせいだ、お前が殺したんだっ!」
(違う、私が大好きなあの子を殺すわけないっ!あの時私は一生懸命手を伸ばしたっ)
「魂の再生は魔界でも禁呪、この研究を止めなければ一文字は剥奪する。」
(ならば魔王よ、お前も味わうがいいっ!大切な物を失った悲しみをっ!!)
『何処にも居場所はなく、人を呪い、陥れ、憎まれさげすまれて生きながらえる』
くり返される呪文に耳をふさぐ。

13ミミ 「もう少しで貴女を取り戻せる。一文字を返してもらい魔力が戻ればまた貴女に会える。」
暗闇に向かって呟く13ミミ。ふと目の端に暖かい光が入ってくる。
そちらに視線を移すと少女が小さな女の子を抱き締めていた。

アナイス 「エル、彼女は貴女にとってとても大切な少女だったのですね。」
アナイスが抱き締めている少女を見て目を見開く13ミミ。
13ミミ 「…!…エル。」
13ミミの横を小さな少女が泣きながら走っていく。
オーロラ (私はエルを殺してない。一生懸命手を伸ばした。…でも彼女は私を巻き込まない為
    その手を…。)
アナイス 「貴女は悲しい人。悲しい時に誰にも手を差し伸べて貰えず、大丈夫だよと
    キスもして貰えなかった。」
エルから離れて今度はオーロラを抱き締めるアナイス。少女のオーロラは光と一緒に消えて行く。
エル 「アナイス、あの子が泣いているの。私のせいで泣いているの。」
エルの言葉にゆっくりと振り向くアナイス。
アナイス 「…オーロラ、悲しい人。悲しいままずっとひとりぼっちだった。」
13ミミを抱き締め額にキスをするアナイス。気付くと魔女Oの姿は13ミミではなく老婆になっていた。
パチリと目を覚ます13ミミ。小屋の外で月を見ていたまま眠っていたらしい。
頬に流れる涙に気付き、胸のペンダントを掴んで鎖を引きちぎる。
13ミミ 「私の心に入って来るなっ!!」
ペンダントを小屋の壁に叩き付けようとする。
アナイス  (オーロラ、貴女の悲しみが私を心に招き入れたのです。)
13ミミ 「黙れっ!」
アナイス  (オーロラ、まだ間に合います。こんな事をしても魔女Lや貴女のような人を増やすだけです。)
13ミミ 「命乞いか…。」
薄く笑って首を横に振るアナイス。
アナイス  (貴女が寂しいと言うのなら、私は貴女の傍にいます。あの少女の代りにはなりませんが
     貴女が寂しくなった時、貴女抱き締める事はできます。貴女が泣きたい時におでこに
     キスをしてあげられます。でもお願い、13ミミちゃんの体だけは返してあげて)
13ミミ 「…やさしいわね、アナイス。良い事を教えてあげる。あのお姫さま達の話を
     聞いたでしょう。二人の母親は魔界屈指の魔力の持ち主だったわ。それでも体と魂を
     引き剥がされてたった一月で衰弱してしまった。なら魔力もない人間の少女が魂のままで
     どれくらいもつかしら?」
アナイス   (!!)
13ミミ 「このペンダントの様な魔具があったとしても1週間もてばいいほう。なければすでに魂は
     消滅していることでしょうね。」
13ミミの言葉に崩れ落ちるアナイス。手で顔を覆い、肩を震わす。
アナイス    (そんな…そんな事…。)
無表情でペンダントの中のアナイスを見つめる13ミミ。
13ミミ  「…可哀想なアナイス。お前も私と同じ、大切な人を救えなかった。」
魔界の大きく青い二つの月が哀れな魔女を静かに照らしていた。
>873
ゴスサラ、カコイイ・・・ 惚れたよ
ちょっと調べてみた

○Diane(ディアーヌ)
フランス語、英語読みだと「ダイアン」
ローマ神話の月の女神Diana(ディアーナ、ギリシャ神話だとアルテミス)から

○Victoria(ヴィクトリア):
英語。ローマ神話の勝利の女神(ギリシャ神話のNike(ニケ)に当たる)
フランス語読みだと「Victorine(ヴィクトリーヌ)」

○Aurora(オーロラ)
古代ローマ神話の「アウロラ」(曙の女神)から。


偶然なんだろうけれど、見事にローマ神話の女神様がそろったねー。
単純に凄いや。
883今度は魔界で大冒険?!:04/12/15 22:59:00
食堂を出て、作戦会議をする海賊+学生たち。
くん 「私の案内はここまでです。大魔王宮殿に入る手段は、自分たちで考えてください。
    もっとも後二つ契約が残ってますから、『手引きをしろ』と言われて拒否はできませんが」
シルビー 「もぐりこむ手段くらい、何とか考えましょ。
       この先何が起こるかわからないんだもの、あと2つの願いは取っといた方が賢いわ」
セシル 「そうだね。とはいえこの大人数。怪しまれずにもぐりこむには無理がありすぎるよ」
レオナ 「見なさいな、あれ」
町中にべたべた貼られてある、『メイド募集』と『芸人募集』のポスター。
レオナ 「向こうから呼んでくれているのよ。これを使わない手はないわ」
ルカ 「『メイド』に『芸人』・・・。 どっちにするんだ?」

猫のためにミルクをもらいに行っていた四郎と勲が帰ってくる。
四郎 「だめだ・・・飲んでくれない」
勲 「ぐったりしてるな。・・・俺が魔界に連れてきたりしたからか・・・」
ミミ猫 「(お願い、誰か私に気付いて。私の名を呼んで。そうでないと私・・・)」
884今度は魔界で大冒険?!:04/12/15 23:23:58
眠のの 「セシルとキャプテンはダンサーのスキルがあるんだから芸人ね。
      勲君もバンドのボーカリストだから芸人。
      四郎のあれも…まあ、芸と言えなくもないから芸人枠に入れておきましょうか。
      案外魔族にはウケるかも知れないしね」
四郎  「…どういう意味だよ」
11番  「私と8番先輩とレオナさんと教室先輩はメイドですね」
レオナ 「異議ないわ。色物は色物キャラに任せましょう」
ルカ  「待て待て、四郎はともかくイサイサは普通に歌上手いんだから芸人=色物とは言い切れないだろ」
シルビー 「っていうか教室のメイドって色物でしょ」
9番  「俺はどうしよう、8番?」
8番  「お妃候補の写真を撮る肖像写真家っていう触れ込みはどう?
     ついでに心霊写真も撮っちゃえば掴みはバッチリよ」
眠のの 「お茶菓子作りが得意な人求むって書いてあるから私もメイドにしておくけど、
      ルカはどうする?何か特技あるの?」
ルカ  「ん〜〜〜リフティングとかどうだろ?」
眠のの 「魔界で珍しがられるかどうかは分からないけど、無いよりはいいわ。芸人になって」
シルビー 「ねえねえ、じゃああたしは!?」
キラキラした目で一同を見回すシルビー。
難しい顔で腕組みして考えこむ一同。
キャプテン 「このぶきっちょ女をメイドと言い張るのは無理有り過ぎだよな」
レオナ  「芸人て言えるほどの特技もあったかしら」
11番  「音を聞いただけで落としたコインの枚数を当てられるのは特技ですよね」
8番  「あ、宝石の真贋鑑定を野生の勘だけでやってのけられるのも特技じゃないですか?」
シルビー 「……あんた達があたしをどう見てるかはよくわかったわ。
       後で覚えときなさいよ(#゚Д゚)」
海賊・学生チーム
厳しい状況下でありながらいつもの姿勢を忘れない所が好きだ…w
>882
基督経では他の信仰、特に母系信仰の女神たちを
魔女として貶めた歴史があるから
偶然にしてはすごいなとオモタ。
職人様方、GJです。
887今度は魔界で大冒険?!:04/12/16 01:10:29
魔女Lの館。エルシーは勇気を振り絞って魔女に話しかける。
エルシー 「まじょLさん。お願いします。綾おねえちゃまを元の姿に戻してください!」
魔女L 「よろしい。勇気を出してその幼い身で魔界までやってきたご褒美だ。
      私も魔女、口に出した言葉は守る。あの娘の魔法は解こう」
エルシー 「ありがとうございます!まじょさま、まじょL・・・」
魔女L 「言いにくいのだろう?おばあちゃんで良いよ。
      お前の目には、私の本当の姿も映っているだろうしね」
エルシー 「おばあちゃま。おばあちゃまの胸にある氷の塊はなんですか?」
魔女L 「・・・お前の目には見えるのだね。これは私の心臓。遠い昔に哀しい出来事があって凍り付いてしまった」
エルシー 「おばあちゃま、かわいそう・・・」
エルシーは魔女Lの胸に耳を寄せる。心臓の鼓動は聞こえない。何かがきしむような音がかすかにする。
エルシー 「どうすればこの氷は溶けるんですか?」
魔女L 「それよりお前の話だよ。何か他にも私に頼みがあるんだろう?」
その時卓上の水晶球がひときわ大きな光を放つ。そして、そこに映ったものは・・・

闇ミカ 「・・・あの、失礼ですが、もしかして師匠・・・?」

D 「ゴスサラから目を離したね。その間に、困ったことになったじゃないか」
水晶に次々に映し出される、先ほどのミカノ家の情景。
ミシェル 「ゴスサラさん!」
闇ミカ 「さっき感じた嫌な予感はこれか・・・」
きびすを返し、変身の呪文を唱えようとする。その手を魔女Lがつかむ。
魔女L 「私が行こう。なかなか馬鹿なことをしでかしてくれたようだね、お前の父親は。
     私がこの子を手放すとでも思ったか・・・ 痛い目に会わないとわからないらしい」
これでレギュラーメンバーで出てきてないのは、
スウィートドリームの寝ナナ寝ミュウだけか。
クリスマスだから忙しいのかねw
889今度は魔界で大冒険?!:04/12/16 02:09:03
大魔王宮殿、后候補達に与えられた個室が並ぶ一角。
その中の決して特別ではない一室。
鏡の前でシンディが多くのメイド達に囲まれ舞踏会用のドレスを試着させられている。
常日頃のシンディを知る者ならば驚くほどその表情には誇りも覇気も生気も感じられない。

シンディ (私とした事が、ぬかったわ。あの粘着ストーカー王子、実力だけはあるじゃない。
      この私の人格を中に封じ込めて、偽りの人格を植え付けるなんて。
      ったく、自分の思ったとおりに自分の体を動かせないって何て不快なのかしら。
      それに、声が出せないのも)

シンディの外人格は「人格」と呼べるほど確立したものでもなく、
言われるがままに行動するロボットのようである。
従順な淑女そのもののメイクとウィッグとドレスでシンディの外側を飾り立て、去って行くメイド達。

シンディ (声も出せないし印も組めないし魔方陣も描けないこの状況じゃ魔術は使えないわ。
      助けを期待しようにも、こんな見た目にされたら誰も私だとわからないでしょうし。
      もう、どうすればいいのよ!)

その時部屋の窓が魔術で開錠される気配がする。
?? 「ふぅん、上の兄上に『中の人』にされちゃったんだ。困ってるみたいだね、『神秘の歌姫』」
シンディ (・・・誰?私は今自分の意思で動けないの。この声が聞こえるなら、私の前に来て頂戴)
?? 「ははっ、『中の人』になっても威勢がいいね。いいよいいよ、その感じ」
窓を乗り越えて入って来、シンディの顔を覗き込んだのは一見して大魔王の子供とわかる少年。
(役者フルチョ指定:里18番ヘッド小悪魔系メイク褐色肌ノーマル少年ボディ)
?? 「ボクの言う事聞いてくれたら出してあげてもいいよ、おねえさん」
890今度は魔界で大冒険?!:04/12/16 14:02:23
海賊+中学生たち

四郎  「魔王本拠地に行く前に、ゴスサラんちいって、つかぴょんに会えないかな?」
セシル 「叔父様もいるから、何らかの理由でアナイスの事を知って、
     向こうは向こうで探しているのかもしれないね」
ルカ  「でも、あれって本当に本物なのか?
     13ミミの事もあるし、さっきのリポーターも制服ミミナナにソクーリだたけど魔族だったろ?」
四郎  「幼馴染み見間違うわけないだろ。
     それに、キャプテンやセシル、ルカクリと違って、俺ら超限定東京少年!
     ヴァージョン違いはないし、フルチョで似たのも作れないし…なぁ、イサ……」
勲   「俺、第2話がある(´ー`)」
四郎は屈みこんで、ぐったりしている猫に話し掛ける。
四郎  「……俺もつかぴょんもまだだもんな、あんな事いうイサイサは嫌いだよなー猫たん」
勲   「Σ(´д`)…ゴメン、四郎」
キャプテン「俺も本人である可能性は高いと思うが、家の場所もわからんし
      エスコート役、という言葉が聞こえたから、時の狭間には会えるだろう。
      こちらはこちらで動くべきだろう」
シルビー 「あたしは宮殿に入らないで外で情報収集してよっかな〜。
      ゴスサラんち探していってみてもいいしさ。
      それに、猫まで連れてけないでしょ」
四郎の目の前にいた猫を、ひょいっと抱きかかえる。
四郎  「そうだな…いい子にしてるんだぞ。元気だせよ、猫」
四郎が猫の頭を撫でようと手を出すと、猫も最後の力を振り絞るように前足を伸ばす。
ミミ猫 「(四郎、四郎…私、もうダメだよ。
     時間がないの…だったら時間切れまで、四郎と一緒にいたいよ)」
シルビーの腕から飛び出すミミ猫。四郎が慌てて捕まえる。
キャプテン「嫌われたな、シルビー(プ」
シルビー 「し、失礼ねーっ!このシルビー様が面倒みてあげようってのにっ!
      この猫、やけに四郎に懐いてるわよね」
勲    「ネコタン…(´ω`)」
ミミ猫  「みゅぅ…(四郎、ちゃんと、言いたかったな、私、四郎の事……)」
制服ミミ 「制服ミミとっ!」
制服ナナ 「制服ナナのっ!」
ミミナナ  「「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナ。

制服ミミ 「やったわね、制服ナナちゃん。私達も悪魔の尻尾と羽をつけて映画デビューよ!」
制服ナナ 「脇役どころかモブみたいなものだったけどね…」
制服ミミ 「気を取り直して!今回の魔界編、裏テーマは『囚われの姫と救う王子』でお送りしているわけですが」
制服ナナ 「今回はヒロインインタビュー第一弾として、綾さんと巫女ののさんの楽屋にお邪魔してみようと思います」

綾の楽屋の前にやってくるミミナナ。
中から楽しそうな綾の声と困惑したような巫女ののの声が聞こえて来る。

巫女のの 「綾様、このお衣装は背中が開きすぎではありませんか?」
綾  「そう?それならこっちにする?」
巫女のの 「こちらはこちらで丈が短くて脚が見えすぎなのでは…」
綾  「じゃあこっちなんかどう?足首まで覆うロングドレスよ」
巫女のの 「その代わり胸元が開きすぎです。もう少し地味で目立たなくて背景に溶け込めるお衣装で良いのですが」
綾  「もう、巫女ののちゃんも女の子なんだからもうちょっと着飾る楽しみを覚えた方がいいわ。
    せっかくモトが可愛いんだから、おしゃれしないと損よ。
    私みたいに大人になっちゃうと別だけど、若いうちは少し肌を見せる位が健康的でいいのよ」
制服ミミ 「あのー。お邪魔してよろしいですかー?」
綾  「駄目よ、女の子の着替え中に入ってきたりしちゃ…って制服ミミちゃんと制服ナナちゃんならいいわ。
    悪いけどカメラさんは遠慮してね」
制服ナナ 「お邪魔しまーす。ところで、二人で何してたんですか?」
綾  「打ち上げパーティー用のドレスを選んであげてたのよ。
    私の身の周りは純もより姉さんも13ミミちゃんもマヌカン4人も13少女ボディでしょ?
    ノーマル少女ボディの子に服を選ぶのなんて久しぶりで熱中しちゃったわ」
巫女のの (綾様、あなたの眼差しはハイクロ劇中で女官長アヤにきわどい服を着せてからかっていた
       まどか様と同じ輝きを見せていました…)
制服ナナ 「えー、さっそくインタビューに入ります。
       今回は綾さんは呪いをかけられミニっこになってしまう役、巫女ののさんは深い眠りについて
       王子様の助けを待つ役、とヒロインの王道を行く役柄ですよね。
       お二人共今のお気持ちはどうですか?
       やっぱりロマンチックなシチュエーションにドキドキ(はぁと)ですか?」
綾&巫女のの 「(顔を見合わせて)………暇です」
制服ミミ 「…はい?」
綾  「冒頭でミニっこになってからはずっとみどりが私を演じてるから、出番が無いのよねぇ…」
巫女のの 「私も、もうずっと寝っぱなしで…」
制服ナナ 「え、えーと、役柄としてはどうでしょう?」
綾  「私、長女なんだからしっかりしていないといけないのに、小さくなって記憶まで退行して
    皆に危険な思いをさせて。自分が情けないわ」
巫女のの 「私も自分の力が及ばなかったばかりに皆様の足手まといになってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
       次はこんな不覚をとる事の無いよう、より一層修行に励まなければなりません」
制服ミミ 「(そっか、この二人は雰囲気に酔うより責任感感じて凹むタイプだっけ)そんなに落ち込まないでください。
       今回はあのD様ですら捕まっちゃうような空前の大ピンチ展開なんですから!」
制服ナナ 「そうそう、お姫様がピンチに陥ってこそ王子様は輝けるんです!」
制服ミミ 「でも、綾さんの王子様って輝いてたっけ」
制服ナナ 「パソコンいじったり美加ちゃんにキモがられたりしてた記憶しかないわ」
巫女のの 「そんな事はありません。この後のクライマックスできっと司様も銀ミカ様も怒涛の大活躍をなさいますよ」
綾  「もう、まだ司君や銀ミカが王子様と決まったわけじゃないでしょ(赤面)」
銀ミカ 「綾、二人揃って降臨した時から僕達は運命の赤い糸で結ばれているじゃないか」
司  「綾さん!俺もハイクロと同じ未来を築けるよう頑張ります!」
キャプテン 「お前ら女の楽屋に入ってんじゃねーよ!おら、とっとと出てけ!」
制服ミミ 「……この人たち、何処から入ったのかしら」
制服ナナ 「本当にこんな王子様で大丈夫なのか!?囚われの姫たちの運命は!?
       以下本編へ続く!」
他スレにここのネタ持ちこむのは駄目だけど、
他スレのネタをここでちょっとだけ話題にするのは前例があるからいいかな…?

叫べスレのエルシータンネタ。
なんだかこのスレのエルシータンとかぶって、うるうるきそうだったよ…。
舞踏会会場・急ピッチで準備中。

遠夜「ああ、その椅子はそちらの奥です。数を間違えないでください。そのグラスはあちらに並べて。
   食器の数が足りない? 今すぐ業者に届けさせなさい。蝋燭が足りない? 城下町に蝋燭屋はないんですか!」

Vの上層部への裏工作

V 「あの背の高い新人さん、とってもおいしいお茶を淹れてくれるのよ。お茶菓子の味や彩りも文句なし。
   食器の選び方なんてもう最高。魔族の連中よりもよっぽど美的センスがあるの。手際も見とれるくらい素敵。
   それに比べて、この準備の遅れ具合は何? このカーテンにあのテーブルクロスの色は、ぜんっぜん合わないわよ。
   無能な責任者に、色彩コーディネート検定でも受けさせるべきだわ。
   あのトリカブトだかジギタリスのお茶も、もううんざり。ドクダミやセンブリのケーキも最低。
   こんなのに舞踏会まで任せられるの? さぞ悪趣味で下品な晴舞台にしてくれるのでしょうね。
   あんな無能を雇うほど人材が不足しているなら、彼を下っ端にしておくなんてもったいなさすぎるわ。
   彼にこの会場を任せたら、甘夢シリーズだって目を見開くくらい、素晴らしいものになるわよ。
   舞踏会も大盛り上がり間違いなし! 大魔王様の妃第一候補、V様が保証するわ! 
   っていうか即刻現場監督交代決定!! 文句はあるわけないわね?」

・・・により、舞踏会会場の設営監督にまで驚異の昇進を遂げた遠夜。
鷹目石のご指導でうっすら焦げた下っ端悪魔たちを巧みに操り、会場は上品かつ華やかに飾り付けられていく。
今までの遅れを取り戻したばかりか、余裕すらできはじめている。

クリス「ドジな店長さんとばかり思ってたんだけど、意外とらつ腕なんだねぇ」
遠夜 「のんびりしている時間はありません。会場全体に、気取られないようVさんの魔方陣の布石を敷くんです。
    私は魔法がわかりませんから、一瞬の気の緩みが命取りになります。
    (スケジュールファイルの書類をめくる)・・・おや」
クリス「どうしたの?」
遠夜 「そろそろ動き出したようですね。新人さんが大勢お着きです。
    クリスさん、新人さんたちをV様のもとにご案内してください。
    退屈しておいででしたから、芸人さんの歌とお喋りで気を紛らわせていただきましょう。
    それから、一人はお菓子作りが大変お上手な女性ですよ」
クリス「お菓子・・・それじゃあ・・・!」
遠夜 「ええ。あなたの荷物を渡して差し上げてください。ああ、あともう一つ。
    適材適所として思ったのですが、あなたは彼女に荷物を届けたあと、芸人課に異動とします。
    歌い手さんや踊り手さんたちの力になってあげてください。全てはこれからです」
寝ルカ「(燭台磨き中。磨きながら、表から見えない所にに小さな石を貼り付けている。)始まりますね。いよいよ」
遠夜 「はい。我々も負けてはいられません。できる限りのことを、精一杯頑張りましょう」

遠夜はよくとおる声で、会場全体に号令をかける。

遠夜 「この燭台は舞踏会の儀式に使用する大変貴重なもので、1本でも壊すと全員の首が飛ぶうえ、
    魂は千年の牢獄に繋がれます!
    細心の注意を払い設置したあとは、絶対に触れないように! 命の保証はありません!!」

寝ルカ「(Vさんから預かった魔法の石を付けて、きゅっきゅっきゅっ…と。ガシャ!
     あ、細工がひとつ取れてしまいました)」
遠夜 「(この程度、ご飯粒でくっつけておけばわかりませんよ)」
荒夜 (こいつら・・・・・・マカセテダイジョウブナノカ…)
ご、ご飯粒・・・・・わらた;
897今度は魔界で大冒険?!:04/12/16 21:32:02
ヴィクトリア女王時代のようなクラシックなメイドの制服を着込み(もちろん教室君も)、
メイド心得の訓辞を聞かされている、メイド組。
退屈な話を長々と聞かされるうちに、11番の心は回想モードに入る。

くん 「これを(額飾りのアイオライトをはずす)お預けします。まだ後2回契約は有効です。
    困ったときはこれに呼びかけていただければ、すぐにお答えします」
11番 「ありがとう、ご親切に・・・くんさん」
くん 「契約ですから。本心を言うと、私は反対です。大魔王やその一族を侮ってはいけない。
    全員きっと生きては戻れない」
11番 「それも覚悟の上です。誰かの命令であっても、私たちを助けてくれてうれしかった。
     お礼を言います」
くん 「・・・私はおかしくなった。人間など、どうなろうとかまわないはずなのに。
    お前たちが血まみれでころがる未来、それは見たくない気がする。何故なのだろう」
11番 「くんさん?」
くん 「これは、契約とは全く関わりがない。キャプテンの持つ懐中時計、あれに術をかけました。
    いついかなる時、どのような場所においても、あれの蓋を開きさえすれば人間界への扉が開く。
    私は力が強くないので、せいぜい運べるのは一人か二人、それが精一杯」
11番 「・・・・・」
くん 「頼む。危なくなったらお前とキャプテンだけでも逃げて欲しい。
    大魔王には決して勝てないのだから。
    今度会うときには、私は違う名を名乗り、違う姿で現れるかもしれない。
    それでも、契約はまだ続いている。それを忘れないで・・・」
床に魔法陣を描く魔女L。その上に乗ると途端に魔法陣は光出す。
魔女L 「闇ミカ、あんたは一緒について来るんだ。エル、ミシェルあんた達はここでお待ち。」
闇ミカ 「はっ、はい。」
心配そうにエルシーとミシェルを振り返る闇ミカ。しかしミシェルは大丈夫と言うように笑い手を振る。
魔法陣の光は二人を包み静かに消えていった。魔法陣のあった所を見つめているエルシー。
? (クスクス。)
鈴を転がすような少女の笑い声が部屋の扉から聞こえる。
ミシェル 「誰ですか?」
ミシェルの問いに扉が開くとそこには闇ミカとそっくりなミニッコがにこりと笑って立っていた。
エルシー 「…エルちゃん?」

小屋の床に同じく魔法陣を描くこはくとひすい。
こはく 「お見合いの準備で城の中は今バタバタしていると思う。今が城の中に移動するチャンスだ。」
ひすい 「城の私達の部屋に移動しパーティが始ったら。オーロラ、あなたを父様の席まで
     案内するわ。後はそのペンダントの少女を謙譲なりなんなりするがいい。」
こはく 「その代わり、めぐの事は絶対に内緒だからな。めぐ、めぐはここに残っていて。」
13ミミ  「了解。あなた達も変な事はしないようにね。」
魔法陣に入る3人。
めぐ  「私も一緒に行きます。」
ひすい 「めぐっ、駄目よっ!父様に見つかったら…。」
めぐ  「約束したでしょう、二人と一緒にいるって。」
白蓮  「私も一緒に参ります。こはくさん、ひすいさん、信用して貰えないかもしれませんが
     めぐさんは私が絶対に守りますから。」
ヒスイ&コハク 「めぐ…。」
4人を見つめる13ミミ。胸のペンダントの中のアナイスは座り込み膝に顔を埋めふさぎ込んでいた
アナイス 「13ミミちゃんが…。叔父様、私はどうすればいいのですか…。」
その時、ふわりとアナイスの頭を撫でる小さな暖かい手。
アナイス 「…エル?」
エルシーの前に現れたのと同じ闇ミカそっくりなミニッコがアナイスを見つめる。
アナイス 「あなたはオーロラの心の中にいたエル?」
エルはフルフルと頭を振りアナイスになにか言う。
アナイス 「私の中に?…解りました、お入りなさい。」
アナイスがそういうとエルはにっこり笑って光の玉になる。アナイスが広げた両手をすり抜け
アナイスの体に入っていった。不意にアナイスの目から涙がこぼれ出す。
アナイス 「あぁ、わかったわ。あなたはオーロラが大好きだったエル。ずっと…ずっと彼女の傍に
      いたのね。」

エルシー 「エルちゃんなの?」
エルはにっこりと笑いエルシーの胸を指す。
エルシー 「エルシーの中に入りたいの?いいよ、おいで。」
光になったエルがエルシーを包み込む。
ミシェル 「エルシーちゃんっ!」
光が止むと目から大粒の涙を流し立ち尽くすエルシー。
ミシェル 「エルシーちゃんっ、大丈夫ですか?!」
エルシー 「おばぁちゃまが大好きだったエルちゃん…。ずっとおばあちゃまといたんだね…。
      でも、おばぁちゃまは気付いてくれなかったの。」
アナイス 「憎しみと悲しみで周りが見えなくなったオーロラ。ずっと傍にいたのに彼女は
      気付かなかった…。エル、貴女…。」
アナイス&エルシー 「「こんなにも暖かいのにね…。」」

エルシー 「ミシェルさんっ!エルちゃんの事、おばぁちゃまに伝えなきゃっ!!」
最近、裏方突撃隊が楽しみで仕方がない・・・
大魔王宮殿、鷹目石の部屋。
妖魔や怪物の図鑑や怪しげな斑模様の大きな卵やらが散らかる男の子らしい室内にトルソーが二つ。
MSD少年用の夜会服とMSD少女用の白い上質なドレスが並んで飾られている。
鏡台の横の椅子でマリーと向かい合って座り、彼女の顔にメイクを施している鷹目石。
いつになく真剣な眼差しで眉を描いてやっている鷹目石の横に辰砂が現れる。

辰砂  「何をやっているんだお前は」
鷹目石 「兄上!!人の部屋に入る時はノックくらいしたらどうだ」
辰砂  「気にするな。それよりこのドレスといい手ずからメイクといい、まさかこれを舞踏会に連れてくる気か?」
鷹目石 「その通りだ。仮にも大魔王の息子であるこの俺が連れの女の一人もいないのでは王族としての威信を損なう。
      アクセサリーとしてマリーを同伴する事にした」
辰砂  「だからってこんな小便臭いガキのためにこんな値の張るドレスを仕立てるとはな。
      メイクだってメイドにでもやらせればいいだろう」
鷹目石 「メイド任せのヘタレメイクの女を連れていたりしたら俺が笑い者になるだろう。
      これは俺の使い魔女なのだから、丹精込めてこの俺様に相応しい見目に仕上げてやるのだ」
辰砂  「…はぁん、惚れたか。我が弟も色気づいたものだ」
鷹目石 「ばばばばば馬鹿を言うな!!添わせているうちに情が移って大好きになってしまったとか、
      そんなのでは断じてない!!
      あれだ、イベントの抱っこ厨が手持ちの人形を飾りたてるようなものだ!!」
辰砂  「わかったから電撃を浴びせかけるな。相殺するのだって魔力を消耗するんだからな。
      第一俺は世間話をしに来たのではない」
真顔になって腕組みする辰砂。
辰砂  「城下町に放ってある俺の使い魔が連絡を寄越した。どうやら不審な人間の集団が紛れ込んでいるらしい」
鷹目石 「人間が?」
辰砂  「もうすぐ『時の狭間』、人間界と魔界との接点が最も密になる時。
      多少魔術の心得がある者ならば『魔界への扉』を越えてやって来ても不思議はあるまい」
鷹目石 「それで、人間風情が何をしに魔界まで来ているのだ。まさか祭り見物でもあるまい」
辰砂  「人間界から魔女を集めるにあたって随分強引な手段も用いたからな。
      集められた魔女の縁者が取り返そうと馬鹿な事を考えて乗り込んで来ている可能性は十分考えられる」
鷹目石 「俺からマリーを取り返そうだと?」
辰砂  「こんなガキを取り返したがる物好きがどれだけ居るかは知らんが、ゼロではないだろう。
      見せびらかしたい気持ちはわかるが、油断はするな。
      特に舞踏会の会場では注意しろ。招待客が多すぎて全員の顔と名前は誰も把握できていない。
      曲者が紛れ込んでいてもすぐにはそれとわからんからな」
鷹目石 「馬鹿な!マリーを取られたりするものか!第一俺とマリーは契約で結ばれている!」
辰砂  「お前程度の魔力で結んだ契約を完全なものだと思うな。
      もっと強い力を持つ魔法使いが本気でかかれば解呪されてしまうものだぞ。
      俺からの忠告はそれだけだ。せいぜい手に入れた女を取られないよう注意するんだな。
      …俺は花嫁を奪われないよう最大限に気を配る。人間を甘く見て付け入られる気は無い」
それだけ言うと来たとき同様気配もなく姿を消す辰砂。
マリーの手首を掴み、彼女が痛みに顔をしかめるのに構わず抱きしめる鷹目石。
鷹目石 「こいつは俺のだ。俺の使い魔女だ。誰が来たって…絶対に渡すものか!」
ヘタレメイク…抱っこ厨…
鷹目あんた最高だよ
なんか・・・鷹目石のことを応援したいような気持ちになってしまったよ。
全てが終わった後、マリーとお友達からもう一度やり直せたらいいのにね。
905今度は魔界で大冒険?!:04/12/16 22:31:00
大魔王謁見の間。片膝をつき、頭を垂れて父の到着を待つ黒曜。
ややあって、玉座に大魔王が到着する。
玉座は一段高い場所にあり、間に紗の幕が引かれているので、大魔王の姿は影しかわからない。

黒曜 「父上・・・いえ、陛下。大変お待たせいたしました。
    いよいよ時の狭間を今晩に控え、大舞踏会の準備、相整いましてございます。
    花嫁となる、強い魔力の魔女たちも選りすぐりの者が揃いました」

大魔王 「ご苦労であった。・・・夜の女王に、慰謝料にと隣接する離宮『時の迷宮』を贈ったが、
      昨日から、彼女が帰ってきているらしい。お前から招待状を送っておけ。
      全く知らん顔もできないであろう」
黒曜 「承知いたしました。それでは早速・・・」
大魔王 「まあ、待て。我が息子黒曜よ。お前の働きには感謝している。
      何とあの、魔界の災厄とまで言われた大魔女Dを捕らえたそうではないか」
黒曜 「・・・父上」
大魔王 「さすがにてこずると思っていたのだがな。舞踏会には間違いなく献上するように」
黒曜 「・・・すべてお見通しですか」
大魔王 「お前は、あきらめることには慣れているであろう。それがもう一つ増えたからと言って何だというのだ。
      楽しみにしているぞ、忠実なる黒曜」
>890
13ミミタンに萌ったよ。乙女だな〜
段々大魔王の子供達に愛着がわいてきたよ。
闇ミカの実家。ミカノパーパの前に降り立つ闇ミカと魔女L。リヒトも同じ部屋にいる。
(しょうこりもなく、蕎麦ご所望中だったらしい)
初めからヤル気満々の魔女L。
L 「私の可愛いエルを大魔王に売ろうとは・・・ 寝小便垂れのガキだったくせにいい度胸だ。
  ベッドでおやつを盗み食いして、歯を磨かずに寝て、虫歯で苦しんだこともあったねえ・・・ミカノパーパ」
パーパ 「L ! 今はそんなことを話している場合ではない。我が家にとっても存亡の危機なのだ!」
L 「こんなチンケな家の一軒や二軒、気になるなら燃やし尽くしてあげるよ・・・」
掌の上に火球を浮かび上がらせる。ミカノパーパが悲鳴を上げる。
パーパ 「すみません! ごめんなさい! ひいおばあ様!」
L 「ふん。謝るようなこと、するんじゃない。大魔王に連絡なぞしていないだろうね」
パーパ 「そ、それが・・・ おそらく今頃貴女の館は、兵士に包囲されているものと・・・」
言い終わらないうちに、Lが火球を投げつける。あちこちで響く爆発音。
あわてて闇ミカが、結界でリヒトを守る。
L 「こんな家、ない方がせいせいする。ミカノ家の最期だ」
闇ミカ 「急いで帰らないと!エルシーとミシェルが! ・・・そして、お父さん」
茫然自失状態のミカノパーパ。
パーパ 「・・・はい」
闇ミカ 「今日を限りに、親子の縁を切ります。これからはあなたに子はなく、
      僕にも父はない。・・・本当に今日がミカノ家の最期です」
パーパ 「闇ミカ!」
L 「行くよ、闇ミカとそこの男」
燃え盛る炎の中で、魔法陣がひときわまぶしく輝く。Lと闇ミカ、リヒトが消えた後、轟音と共に館は炎上する。

間一髪で、魔法で脱出するミカノパーパとミカノ家の家人。
パーパ 「私はひとえに家のことを思って・・・」
ゴス城。嬉々としてゴスサラのために選んだドレスを、次から次に広げているサラノマーマ。
ゴスサラは着せ替え人形のように(人形だが)、無表情に従っている。
ドアにノックの音がする。
凌 「奥様、舞踏会の件でご相談したいことが、と叔父様が」
マーマ 「わかったわ。ちょっと少年、ゴスサラちゃんを見ていてちょうだい。
      人攫いにでもあったら大変」
慌てて出て行くサラノマーマ。凌はゴスサラの前に立つ。
凌 「ゴスサラさん、僕です。凌です。わかりますか?」
ゴスサラ 「りょう、くん・・・」
ゴスサラの目に少しだけ光が戻る。目がうるみだしたゴスサラを見て、あせる凌。
凌 「ゴスサラさん!泣かないで! お見合いなら、何とかして僕たちがつぶしますから!」
ゴスサラ 「さよならって・・・」
凌 「え?」
ゴスサラ 「闇ミカに、さよならって、言ったの。ずっと考えないようにしてた。
       いくら家が対立しても、あたしはあたし。闇ミカは闇ミカ。そんなの、関係ないって。
       でも、わかった。ミカノ家はやっぱり敵。エルシーちゃんにあんなひどいことを・・・」
もう涙が止まらない。しゃくりあげるゴスサラをおろおろしつつも慰める凌。
凌 「闇ミカさんが、エルシーちゃんにひどいことしたわけじゃないですよね。
   それなのに、ひとくくりに『ミカノ家は敵!』って言われたら、きっと闇ミカさんもかなしいよ。きっと・・・」
ゴスサラ 「もうだめ。あたしから、さよならしたんだもの。
       闇ミカだってきっと思ってるわ。『やっぱりゴス家の娘は裏切り者』って・・・」
凌 「よかった〜 ゴスサラさん、闇ミカさんを嫌いになった訳じゃないんですね」
ゴスサラ 「嫌いになんてなれるわけないじゃないの! でも、もう遅いの。すべてが・・・」
凌 「ゴスサラさん、闇ミカさんを信じて。闇ミカさんもゴスサラさんが大好きだもの。
   きっと来てくれる。大丈夫だから」
ゴスサラ 「信じる・・・? 闇ミカを・・・?」
凌 「そして、自分の気持ちを。それが一番大切なことだと僕は思う」
910今度は魔界で大冒険?!:04/12/17 00:06:28
水晶 「(この氷の柱から出る方法はただ一つ。それは私が死ぬこと。
   それを知ったら、この人は私の死を望むかしら。
   もちろん、そうよね。自分の命が他のものよりも大切でない者などいないわ)」
水晶がふとデカ健の方に目をやると、氷の柱の中でデカ健が桃饅をパクついている。
水晶 「ちょっと、あなた何食べてるの!? 」
デカ健 「≪TOHYA≫の桃饅ほど美味じゃないけど、冷えた体には何よりのご馳走だね」
水晶 「いったい誰がそんなもの差し入れしたのよ?」
デカ健 「ここの掃除してた君の家来の魔物に持ってこさせた。
   俺があっさり死んじゃったら君ががっかりするよって言ったらすぐ持ってきたよ。
   外から物は入れられるのに出ることはできないんだね。
   どういう仕組みになっているの?」
水晶 「そんなこと、私があなたに教えるとでも思って?」
デカ健 「だよねー。ところで、君の家来の魔物って、えらく醜いね」
水晶 「私が心を動かさなくてすむように、もっとも醜い者を選んだのよ。
   (愛した人を信じられなくなるなんて、もうまっぴら!
   そう、私がこの人に持つ感情はただの興味。断じて恋なんかじゃないわ!)
デカ健 「あいつ、君のことが好きみたいだね。
   案外、魔法で魔物に変えられた王子かなんかだったりして」
闇ミカそっくりのミニっこって、誰をカスタムしたら一番似ているだろうか
アイホールはある程度融通利くけど、口許が難しいね。
・・・ゴメン、思いつかん orz
サラノマーマ 「ゴスサラちゃん、準備は整った?もう城のお迎えが来ているわよ。」
ゴスサラの部屋のドアを叩くサラノマーマ、叔父様と司が後ろから現れる。
叔父様 「奥様、報道陣がまた玄関前に詰め掛けています。このまま出るとパーティに遅れる
     可能性が・・・。どうでしょう、私と奥様で玄関から出てインタビューを受け
     その間にお嬢様は裏から出て行くというのは。」
サラノマーマ 「そうねぇ、でも途中でゴスサラちゃんになにかあったら・・・。」
司   「その点はお任せください。俺が命に代えてもお嬢様をお守りしますから。」
サラノマーマ 「・・・(少々の間)頼りないけどいないよりはましね。では裏に飛竜を控えて
     あるからそれに乗って城に向かってちょうだい。いい?あんたがボロボロに
     なろうともゴスサラちゃんだけは死守するのよ。」
ギロリと司を睨み付けるサラノマーマ。
司   「はっ、はいっ!」
二人が去った後ゴスサラの部屋から顔を出す凌。
凌   「行った?」
凌に顔だけ振り返りウィンクを送る司。
ゴスサラのウィッグを深く被り、黒いドレス姿の凌が部屋から出てくる。
ゴスサラ 「本当にこんな洋服とウィッグを取り替えただけでお見合いが潰せるの?」
つづいて凌のウィッグに王子服姿のゴスサラも出てくる。
凌   「わかりません。でもゴスサラさんを魔王から少しでも遠ざけて危険を
     回避しておいたほうがいいと思って。」
司   「それに凌君がゴスサラちゃんの格好をしていれば城の中は行き来自由だろ?
     エスコート役の俺も一緒についていけるし。後は隙を伺うしかないな。」
黒ナーシャ 「3人とも早くするでつ。サラノマーマたんが戻ってこないうちに出ないと駄目でつ。」
司   「オK!黒ナーちゃんは後は叔父様と行動をともにしてくれ。」
黒ナーシャ 「はいでつ。」    
司   「しかし不謹慎かもしれないけどまさか飛竜に乗れるなんて・・・。魔界ならでは
     って感じで俺、超感動してるんだけど。」
司がわくわくしながら裏口を空けるとそこには手綱をつけ雄雄しく立っている一頭のモルテンが・・・。
司   「・・・飛竜?」
凌   「モルテン、どうしてここに?!」
モルテン「話は後だ、3人共早く乗れ。」