猫を殺したかもしれない

殺したのか猫が勝手に死んだのか判定してほしい

数年前にばあちゃんが死んだ
じいちゃんはすでに死んでいたためばあちゃんは一人暮らし
動物好きのばあちゃんは犬と猫を飼っていた
さらに野良猫に餌付けしていた
極め付けにその野良猫(複数)に不妊手術までしていた

犬と猫は親戚に引き取られたが高齢のため間もなく死亡
残ったのは家と野良猫
手術までしていたとはいえ野良なんだから放っておいてもよかったのかもしれない
が、ばあちゃんの子どもたちは放っておくでもなく、引き取るでもなく、
ローテを組んでばあちゃんの家に行き、餌を与え始めた

飼うか放っておくかしたらどうだと訊いたところ
飼うのは無理だが放っておくのは可哀そうとの返答を得た
次にいつまで続けるのかと訊いたところ
猫たちが餌を必要としなくなるまでとの返答を得た
誰か別の人が餌を与え始めるか、死ぬかするまでということらしい
死ぬか、というのには自分の知らないどこかで、という条件が付く

餌を必要としなくなる日は訪れず、子どもたちの餌付けはずるずると続く
正月に親戚がばあちゃんの家に集まると野良猫たちが餌を貰えると中を伺う
餌付けを続けていた子どもたちには多少警戒を解いていたが他からは逃げる
餌が貰える以上、猫もばあちゃんの家を離れるはずはなく、むしろ増えた
長らく半飼い猫状態だった旧野良は新野良に勝てず、餌を奪われる
子どもたちはその様子に怒り、新野良を追い出すが、どちらも野良であることに変わりはない

ある日野良猫の一匹が家に来なくなる
子どもたちは心配し、でもどこかで元気でいるかもしれないと言う
それは自己欺瞞ではないかと指摘すると烈火の如く怒られた
好きでしてるんだからいいでしょ、あんたに迷惑かけてないでしょ、猫が可哀そうじゃないの、等々

ばあちゃんの家の取り壊しが決まる
結局子どもたちが望む結果が訪れる前に時間切れとなった
その後の野良猫の消息は不明
誰かに飼われ始めたか、元気に野良を続けているか、死んだかの3通りだが可能性は全然等しくない
果たして野良猫は本当に野良だったのか、最早飼い猫だったのではないか、それならば殺したことになるのではないか
意見を聞かせてください

餌やりを引き継いだ時点で子供らが「所有者」という事にはなっていただろうね。
最後まで、と思った子供らの気持ちは理解出来る。
猫がかわいそうだと思った気持ちも間違いなくあったろうし、親への供養の気持ちもあったんだと思うよ。

多分ね、野良達は騒音と共に屋敷が取り壊された時点で猫地図が大幅に変更され、居心地のいい場所では無くなったと感じたと思うよ。
1日2日で終わる作業じゃないから何日も連続で複数の作業員がウロウロしてたろうしね。
早々に新しい餌場＆居心地のいい場所を探しに行ったはず。
だから、子供らを咎める思いを抱き続けてもしょうがないというかなんというか…。でも、疑問は持ち続けるべきだとは思う。
いつか自分が野良に餌やりをするか否かの決断を迫られる立場にでもなった時に役立つから。

私は野良猫への餌やり(たとえ避妊とセットであっても)には否定的な意見を持っているから、個人的に色々思う所はあるけどね。

重複
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