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わんにゃん@名無しさん:
犬が副作用で死んでしまうリスクのほうが大きいという合理的な考えから、
日本以外の根絶国では義務化を廃止していると考えられます。
鹿児島で畜産関係の仕事をしている者です。
オーストラリアやニュージーランドでは法律で狂犬病の予防注射が禁止されていますが、それはワクチンの副作用で犬が死ぬのを予防するためではありません。
ワクチンを打っていると、感染しても症状が現れず、初期侵入を見逃してしまうかも知れないので、敢えて国内の犬を狂犬病に抵抗力の無い状態にしておいて、万一狂犬病が侵入した時にはいち早く発見し、対処する体制をとっておくためです。
これらの国では万一狂犬病が侵入した場合は、その地域の犬は全て隔離か殺処分がなされます。
「うちの子にはワクチンを打つから、処分は見逃してくれ!!」と言っても聞き入れてもらえません。まさにワクチンを打たなくていいのではなく、ワクチンを打たせない法律なのです。
第一、普段からワクチンを使っていないので、急に大量のワクチンを用意することも出来ないでしょう。
今年、隣の宮崎県で口蹄疫が発生し、都城市に隣接する我が地域では畜産団体から「口蹄疫のワクチンを打たせてほしい」と言う要望がありましたが、却下されました。
幸い、県境道路の厳重な消毒と防疫体制で何とか本県への侵入は防げましたが、もし侵入していればワクチンは打たせてもらえず、ただ殺処分されるだけでした。
これと同じ方法が、犬の狂犬病対策でも採られている・・・と考えてください。
オーストラリアやニュージーランドのやり方を安易に賞讃している人達がいますが、その人達は万一の場合、このような覚悟が出来ているのでしょうか?