父親虐待疑いの女、自宅は悪臭漂う“ゴミ屋敷”
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080121/crm0801211822010-n1.htm 父親(85)への虐待の疑いで市が実施しようとした立ち入り検査を拒んだとして、
警視庁田無署に高齢者虐待防止法違反の現行犯で逮捕された東京都西東京市柳沢、
無職、岸田澄江容疑者(43)。行政側が高齢の父親の様子を見にきた際、
再三にわたり立ち入りを拒否した岸田容疑者の自宅は、近所では“ゴミ屋敷”として
有名だった。
自宅敷地は門から玄関までの約5メートルの間がゴミで埋め尽くされ、
大半がネコのエサの缶詰。周辺には悪臭が立ちこめている。「野良猫を家で餌付け
していたようだ」(近所に住む男性)。
近所の住民が、庭の木の枝が大きく道にはみ出してきたので伐採を依頼すると、
「ほこり止めだからだめだ」と断られたこともあったという。
田無署の調べでは、岸田容疑者は18日午後1時ごろ、正当な理由がないにもかか
わらず、虐待の実態調査のために自宅を訪れた市職員らの立ち入り検査を拒否した。
西東京市によると、岸田容疑者は数年前から、行政側の訪問や立ち入りを拒否。
昨夏から父親の安否確認ができなくなっていた。父親は保護され、現在入院中だが
命に別条はないという。
岸田容疑者は数年前から父親と2人暮らし。「プライバシーの侵害だ」などと話し、
取り調べにまともに応じていないという。同法での逮捕は全国でも珍しい。