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独り言です。:
一昨日、私の家の愛犬が死にました。
元旦から調子が悪く1週間前から後ろ足が利かなくなりました。
痛みに耐える姿に私が耐えられず病院に入院させました。
その5日位前からフセをして寝られない状態が続き、お医者様からは肝臓が弱っていて食べ物が消化できず、胃に貯まっていると言われたので薬で治療していました。
入院前の検査ではヘルニアの疑いがあると言われ、ステロイドの注射をして頂いたようです。
入院から3日目母がお見舞いに行ったときは少し元気になったようですが、退院予定日の5日目の朝病院から連絡があり酷い血便をして輸血の必要があるとの事でしたのでお願いしました。
午後私がお見舞いに行くと輸血中のカル君がいました。
やはりグッタリしていたので暫く付き添っていたら次第に声を出すようになったので帰る事にしました。
これがカル君に会った最後になります。
別れるとき必死に首を私に向けていました。側にいて欲しかったのかも知れません。
何とも言えない寂しそうな顔。一生忘れる事はないでしょう。
翌日の朝、容態が急変し11歳の生涯を終えました。
最後は吐血し苦しそうに死んだとお医者様から聞かされました。
火葬場で骨を見ました。
お医者様でも判らなかった死因が目の前に。
骨盤の殆んどが白い灰ではなく黒焦げの状態。
恐らくは末期癌だったのでしょう。成る程立てなくなる訳です。
苦しかったでしょう。ここまでになるには長い間辛かったのかも知れません。
思えば2年位前から左前足に良性の脂肪腫が出来ていたので、これと無関係とは思えません。
確かにあの頃から元気がなくなり始めた感じはあります。単に歳かなと思っていましたが。
私がおじいさん犬と能天気にからかっている中病魔はじわじわとカル君の蝕んでいたのだと思います。
カル君のアルバムを見ています。
若いカルはそれは活発で凛々しく賢く、それでいておバカな犬でした。
他人はよく怖いと言いましたが表情も仕草も可愛い犬でした。大好きでした。
私が無能な千葉県警のせいである事件に巻き込まれ、2年にも及ぶ辛い時期に帰宅が遅かった時も、寝ないで玄関で待っていてくれました。
よく心配そうな顔で私を見て顔をペロペロしてました。
私は彼に今だからこそ言いたい。
ゴメンね。そして有り難う。
安らかに眠ってね。
煙になりこの地球と一つになったカルは空気として私にも取り込まれ、記憶と共に生き続けます。