68 :
わんにゃん@名無しさん:
翌日、中野哲学堂にある蓮華寺という動物寺で奈毘にふせました。
遺骨はもって帰り、仏壇におさめました。
戒名は「華路慕瞳遊子」としたためました。
本当に申し訳ありません。
せっかく頂いた、かけがえのない可愛いケロボを死なせてしまいました。
歎愧の念に耐えません。今、自責の念にかられています。
自分の子供を亡くした気持ちです。
何故、FIPに感染してしまったのか原因が分かりません。
他の動物との接触は一切、なかったし、医師も分からないと言って
いました。
私の育て方に問題があったのでしょう。
ごめんなさい。
ケロボとの三ヵ月の生活は、私を癒してくれました。
独り者の私にとってケロボは家族のひとりでした。
朝はいつもベッドに上がってきて、私の胸を押し、顔を証め、
髪の毛を引っ張り「起きろ、起きろJと催促しました。私が起きると
「ニャー」と鳴きます。
「お腹すいたよ」と言ってるようでした。
食事を終えると、ケロボはベランダに出て、お気に入りの場所で
日向ボッコをし、飽きると花と戯れていました。
夜、私が鍵を開けると廊下をケロボが鈴の音をならしながら廊下を
走ってくるのが分かります。
ドアを開けると私を見上げ、「ニャー」と迎えてくれました。
「お帰り」と言っているようでした。
本当にいとおしいケロボでした。
ケロボを抱いてあげることはもう叶いません。
子供ながら手のかからない実に利回な猫でした。
冥福を祈り、弔うことが私の責務です。
お詫びと悲しい報告を終わります。
本当にごめんなさい。
○月十四日 I 記す。