【北九州】非常識猫飼いが隣人に逆切れ2【メンヘラ】
地域猫(ちいきねこ)とは、特定の所有者(飼い主)がいない猫で、
かつその猫が住みつく地域の猫好きな複数の住民たちの協力によって
世話され、また管理されている猫のこと。
この中には、特定個人や不特定多数によって、ただ給餌されるだけの猫は
含まれない。特定個人によってのみ給餌されるだけの猫は同人物の飼い猫
であり、特定の誰かに養われていない(管理責任を持つ者がいない)猫は
野良猫である。
餌をやる場所が決められ、糞などの排泄物の処理、本来飼い主が
受けるべき苦情の処理や、野良猫が繁殖しないように去勢手術を
行って身体の特定の箇所に目印をつけられるなどの管理・保護が
なされているため、地域の住民から見て、野良猫とは区別される。
1997年(平成9年)に神奈川県横浜市磯子区の猫好きな住民たちが
野良猫たちを自分たちで共同で世話をし、野良猫を増やさないように
する運動をはじめたことから全国に地域猫運動、地域猫制度として
普及した。
これは、地域に増加する野良猫に対してむやみやたらに餌を与えすぎないように行政側が提言を行い、餌を与える側に自主的な協力を呼びかけたり、餌を与えて養うにしても、以下の活動を推奨している。
不快感をもよおさせるほどに増えすぎないよう不妊・去勢手術を行う
健康管理を行って伝染病や寄生虫の蔓延を防ぐ
公共の場所や他人の敷地に放置された糞を、ネコを世話する側が掃除する
入って来てほしくない場所には侵入防止用の措置を行う
個体の把握と管理のため、管理されたネコには首輪やピアスといった目印をつける
餌を与える場所を定め、給餌行為で他人に迷惑を掛けないよう配慮する
以上、さまざまな対応をとることで、地域に住みつく飼い主のいない猫と地域住民の
共存を図る地域猫制度を推進する自治体やボランティア団体が現れはじめている。
本紙で4月28日に既報の通り、巨大掲示板サイト・2ちゃんねる「
生き物苦手」板で、猫を殺害した写真が公開された事件があった。
それから半年がたつ。(2ちゃんねるで、また、ネコ殺害画像公開事件)
IPアドレスからわかるプロバイダーの情報と、写真のExif情報から、
写真を投稿した者は、埼玉県内のYahoo! BBからアクセスしており、
auのW31Sという携帯電話を使って写真を撮影したことが分かっている。
しかし現在までに容疑者は摘発されていない。
半年の間に、ボランティアが捜査を求める署名を集め埼玉県警察本部に
提出してきた。また、埼玉県の上田清司知事のもとには40通を超える
メールが届いているそうで、上田知事は一通一通に返事を書いてきたという。
埼玉県ではこの事件を受けて、生活衛生課動物指導係が動物虐待防止を
訴えるステッカーを製作して配布した。また埼玉県庁が使用する封筒には
「すてるな! するな! 動物虐待! 〜ペットを捨てるのは犯罪です〜」
の文言が印刷されるようになった。
今回の事件では、写真では虐待のあとがディルレヴァンガー事件のときに
較べ分かりにくいため、犯人が摘発されるかどうかは予断を許さない。
ディルレヴァンガー事件の時は、ネット上の反響が大きく、福岡県警が捜査に
乗り出し、また多くの人の署名により、通常逮捕まではされない動物虐待犯人を
逮捕・起訴することができた。今回の事件でも、多くの人が声を上げることに
よって、犯人が摘発されるかどうかが決まるといえるのではないだろうか。