三井物産と独保険大手のアリアンツは17日、病気やけがをした犬と猫の治療費を補償する
損害保険商品「ペット保険」を4月1日から販売すると発表した。
日本では、ペットの医療保障としてはペット業界の関連団体などが販売しているペット共済があるが、
損保商品として金融庁が認可して販売されるペット保険としては日本で初めてという。
公的医療保険のないペットの治療費は、共済に加入しているケースを除けば、
飼い主が全額負担しており、比較的短期の入院・手術でも10万円以上の費用がかかる場合が多い。
発売するペット保険は、アリアンツが欧州で販売してきた保険をベースにし、
保険対象は犬と猫だけ。
標準的な年間保険料は犬が3万〜8万5600円、猫が1万4000円〜3万8000円。
年間最大100万円まで治療費の50%〜100%を補償し、ペットが他人にけがをさせたり、
モノを壊したりした場合の費用も補償する。
三井物産は「4〜5年後に20万件の契約を獲得したい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060317i212.htm