犬猫板@ニュース速報スレッド

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454わんにゃん@名無しさん
寄生虫エキノコックス、室内犬にも感染(読売新聞)

キタキツネなどに寄生し、人に感染すると重い肝機能障害を起こす寄生虫「エキノコックス」に、
北海道内の飼い犬20頭が感染し、うち1頭は室内で飼われていたことが、厚生労働省研究班(
主任研究者=神谷正男・北大獣医学部教授)の調査で分かった。
飼い主が接触する機会が多い、室内飼育犬の感染が確認されたのは初めて。厚生労働省は26日
までに、危険な動物由来感染症の一つ「エキノコックス症」が、飼い主らの間に急激に広がる
危険性があるとして、全国の都道府県に感染防止策の徹底などを求める通知を出した。

エキノコックスは、キタキツネや犬の腸内で体長5ミリ前後の成虫となり、卵を産む
寄生虫で、国内では北海道にしかいないとされる。キツネや犬は発病しないが、人が
感染した動物に触ったり、水や食べ物を介して卵が口から体内に入ると、幼虫が肝臓
などで増殖し、重い肝機能障害を起こす。自覚症状が出るまでに10―20年かかるが、
病巣を完全に切除する以外に有効な治療法はなく、発見が遅い場合の致死率は極めて高い。