山田薫自伝サイト@ジオのURLをキボーン

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@おだいじに
もっとも叩かれる再受験生Y君@東大の自伝サイトってまだありますか?
確か2,3年前に出来たやつでバイオ系大学生の後期再受験必勝法とか学士入学情報とかが載ってるそうです。
残っていたら是非見たいんですが。
2東工大女子学生:2001/06/25(月) 04:05 ID:ybeC1lec
すいません実名出しちゃいました。
叩いてるのは私じゃありません。
3山田発見つうかF氏発見:2001/06/25(月) 04:11 ID:y99tMscA
http://www.jah.ne.jp/~duck/

検索かけたらF氏のホームぺージが出てきたよ。
先月再開したんだね。
4山田を学界から抹殺した彼末教授に拍手!
セッション後の特別講演は、彼末一之氏(阪大医学部)の「体温調節の自律分散型神経
機構」という話。おもしろかった。まとめるとこんな感じです。

ほにゅう類などの動物は、体温調節のために様々な効果器系を動員している。 例えば
我々は、体温が平常値より高くなると、はじめに暑いと感じて服を脱ぐといった「行
動」を起こし、 さらに体温が上がると「皮膚血管運動」(血管の拡張)により熱放出量
を増加させ、 それでも足りないときは「発汗」を促す、という順序で体温調節を行って
いる。 低体温時の反応も同様である。 このような体温調節は視床下部が担っており、
視束前野の温度感受性ニューロンの活動を受けて生成された遠心性信号を通じて制御が
なされている。

これまでは、上記のように反応順序が非常に合理的に設定されていることから、 視床下
部内にすべての体温調節機能を統合する中枢が存在すると考えられてきた。 ところが、
最近の研究により、視床下部には遠心性信号を送るニューロン群が「行動」「発汗」な
ど効果器ごとにモジュール化されて存在し、それぞれ独立に働いていることがわかって
きた。体温調節に「統合中枢」は存在しないのである。 したがって、一見洗練された統
合制御がなされているかに思える体温調節は「自律分散系」によって実現されており、
全体としての合理的な反応機序は、長い進化の過程の試行錯誤によって獲得されてきた
ものらしい。

ここまでやったらふーん、で終わりなんやけど、ここから先、講演者の方の「夢」を聞
かせてもらうことができました。

人間は科学技術の発展によって環境を操作する手段を手に入れ、 「行動」のみで体温を
調節することを可能にしてしまった。 暑ければクーラーのスイッチを入れればよいので
ある。 ところが、暑さを避けたいという人間の欲求は、新たに都市部のヒートアイラン
ド化などの環境問題を生み出してしまった。 ではどうすればよいか。 もはや人類に体温
を一定に保つメカニズムは必要ないだろう。 変温動物にもどってしまえばいいではない
か。 薬を飲むと視床下部の行動性体温調節メカニズムの閾値が上がり、 暑いと感じる前
に発汗などの反応をおこすようにしてしまえばよいのだ。 突飛なアイデアに思えるかも
しれないが、我々はすでに「痛み」を避けるために同じことをしているではないか。

とまあこんな感じの話でした。