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内容による分類
誇大妄想
誇大妄想は、現実的な状況から逸脱し、自己を過剰評価したり、実際には存在しない地位・財産・能力があるように思い込んでいる状態である。
躁病によく見られる。
被害妄想
他人から悪意をもって害されていると信じる妄想。
何らかの犯罪的な干渉を受けていると信じこみ、事業や就職などにおいて失敗しても、他者からの攻撃で失敗したと考えたり、
「脳内に何らかの機器を埋め込まれ、意識や行動を操作されている」と考えたりする。被害妄想も参照のこと。
注察妄想
「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想。
関係妄想
周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想。
盗害妄想
自分の物を盗まれたと思い込む。認知症によく見られる。
罪業妄想
自分は非常に悪い存在だ、罰せられるべきだ、皆に迷惑をかけているなどと思いこむ妄想。うつ病によく見る。
心気妄想
自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想。実際に病気に罹っていても、
その症状が自分の思っているより非常に軽い場合もこの種類に分類される。うつ病によく見られる。
貧困妄想
現実にはそうでないにも関わらず、自分は非常に貧しい、借金を抱えてしまったなどと信じる妄想。うつ病によく見られる。
宗教妄想
誇大妄想の延長上、またはひとつの症状として考えられる。統合失調症のひとつの症状としても考えられているが、
自分自身に何か超次元的で特別なパワーがあると信じたり、霊界のような所から特別な預言や啓示を受けた、
またはあらゆる病気を癒す力を授けられたなど、内容が極めて非日常的で壮大なものであり、訂正不能な強固な確信があることが特徴である。
例えば自分はイエス・キリストの再来であるとか、釈迦の生まれ変わりであるとか、
人類滅亡から世界を救うための救世主または預言者であるとか、
現実世界からは考え得ることのできない壮大なスケールによって描かれる妄想が大半である。
つまり自分自身を“神”であると信じてしまう症例である。人格崩壊まで至るケースは稀であるが憑依妄想を共に発症するケースがある。
これが極端になると新興宗教の教祖にまでなってしまうケースも見受けられる。