脳震盪後障害;ヤスパースにできなかったこと。

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1教科書の見直し
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閉鎖性頭部外傷の後遺症と考えられる特徴として,視力や聴力の障害と嗅覚脱失
(臭いの感覚の消失)がある.後者は食物への興味の喪失と関連しているかもしれない.

 脳震盪後障害は、車によって高率に生じ、”統合失調症”の病名のある人の脳波記録に
きわめて多い。


 
2教科書の見直し:2009/01/12(月) 16:11:18 ID:???
脳震盪後障害
Postconcussional Disorder
特徴
 基本的特徴は,獲得後の認知機能障害であり,それは特有の神経行動学的症状を伴い,著し
い脳震盪を引き起こすほど激しいの結果として起こる.脳震盪の症状には,意識消失,外傷後
健忘,そして,あまり多くはないものとして,外傷後始まるけいれん発作がある.この基準を
定義するための方法は,今後の研究によってさらに洗練される必要がある.閉鎖性頭部外傷の
重症度のための明確な闇値を確立する十分な根拠は得られていないが,特有の
基準が提案されている.例えば,以下のうちの2つである:1)5分以上持続する意識不明の時
期,2)閉鎖性頭部外傷後12時間以上持続する外傷後健忘の時期,または3)けいれん発作の初
発(あるいは以前から存在するけいれん性障害の著しい悪化)が後6ヵ月以内
に起こる.さらに,注意(集中すること,注意の焦点を変換すること,認知的課題を同時に実
行すること)または記憶(学習すること,情報を想起すること)のどちらかの認知的欠陥の存
在が証明されなくてはならない.認知の障害とともに,閉鎖性頭部外傷後少なくとも3ヵ月間
にわたって3つまたはそれ以上の症状がなければならない.これらには次のものが含まれる:

疲れやすい;睡眠障害;頭痛;めまいまたはふらつき;ほとんどまたはまったく挑発なしでの
いらヤちまたは攻撃性;不安,抑うつ,または感情易変性;無感情または自発注の欠如;その他
のパーソナリティの変化(例:社会的または性的な不適切さ).認知の障害および身体と行動の
症状は頭部外傷後に悪化するか,または,以前から存在する症状の著しい悪化がみられる.認
知と神経行動学的後遺症は,社会的または職業的機能の明らかな障害を伴い,以前の機能水準
から明らかに低下している.学齢期の子供の場合,外傷のときから始まった学業の著明な不振
がみられることがある.その人の症状が頭部外傷による痴呆の基準を満たす場合,または症状
が他の精神疾患でうまく説明される場合には,この提案中の障害は考慮されるべきでない.
3教科書の見直し:2009/01/12(月) 16:11:41 ID:???
関連する特徴
 このほか,閉鎖性頭部外傷の後遺症と考えられる特徴として,視力や聴力の障害と嗅覚脱失
(臭いの感覚の消失)がある.後者は食物への興味の喪失と関連しているかもしれない.特有の
整形外科的および神経内科的合併症が,外傷の原因,内容,および程度と関連して存在するこ
とがある.物質関連障害は,しばしば閉鎖性頭部外傷と関連している.閉鎖性頭部外傷は若年
男性に多くみられ,危険をおかす行動と関連している.
鑑別診断
 DSM-IVでは,病像がこの研究用基草案を満たす人は,特定不能の認知障害と診断されるで
あろう.
 頭部外傷が痴呆(例:記憶障害および少なくとも1つの他の認知障害)を引き起こしている
場合には,脳震盪後障害を考慮すべきではない.軽度の神経認知障害は,脳震盪後障害と同じ
く,この付録に合まれている(730頁参照).脳震盪後障害は,認知,身体,行動などの症状が
特有の型を示し,特有の病因(すなわち,閉鎖性頭部外傷)が存在することによって,軽度の
神経認知障害から鑑別できる.身体化障害と鑑別不能の身体表現性障害をもつ人が,類似の行
動または身体の症状を示すことがある;しかしながら,これらの障害は特有の病因(すなわち,
問診匪頭部外傷)も,測定可能な認知障害もない.脳震盪後障害は虚偽性障害(病者の役割を
とるという欲求)と詐病(補償の要求のために,閉鎖性頭部外傷による症状の産出と遷延に至
る)とは区別されなくてはならない.
4教科書の見直し:2009/01/12(月) 16:12:06 ID:???
脳震盪後障害の診断基準

A.著しいを脳震盪起こした頭部外傷の既往歴
  注:脳震盪の症状には,意識の消失,外傷後健忘,および,比較的まれではあるが,外傷後に
  発症したけいれん発作が含まれる.この基準を定義するための方法は,今後の研究によって
  さらに洗練される必要がある.
B.神経心理学的検査,または注意(集中すること,注意の対象を変換すること,認知的課題を同
  時に実行すること)または記憶(学習すること,または情報を想起すること)の困難の定量的
認知評価から得られた証拠
C.以下の3つ(またはそれ以上)が外傷後まもなく起こり,少なくとも3ヵ月以上持続している.
  (1)疲れやすい
  (2)睡眠障害
  (3)頭痛
  (4)めまい,またはふらつき
  (5)ほとんどまたはまったく挑発がないのに起こるいらだちまたは攻撃性
  (6)不安,抑うつ,または感情易変性    、
  (7)パーソナリティの変化(例:社会的または性的な不適切さ)
  (8)無感情または自発性の欠如
D.診断基準BおよびCの症状が頭部外傷に続いて起きている,またはそうでなくても,すでに
  存在していた症状の実質的な悪化を示している,
E.この障害が,社会的または職業的機能に著しい障害を引き起こしており,以前の機能水準か
  ら明らかな低下を示している。学齢期の子供の場合,外傷の日付から始まった学業成績の著
  しい不振として現れることがある.
F.症状が,頭部外傷による痴呆の基準を満たさないし,他の精神疾患(例:頭部外傷による健忘
  性障害,頭部外傷によるパーソナリティ変化)ではうまく説明されない。
5教科書の見直し:2009/01/12(月) 16:17:54 ID:???
 ひざの病気で足の長さが違えば、あごの動きに影響し、注意障害を起こし、
文章がまとまらなくなることは起こります。
 あごは手足の動きで日々作り変えられるものであるという知識が、

 抵抗と流れ;フロイド
 クッションの綴じ目;ラカン
 集合無意識;ユング
 
 の人たちにあったのではないのですから、お経のような教科書で診断して
 無理することは内容に思います。

  ゆすれば目も変形するし、脳の重量が前頭部だけ減るのも普通でしょう。
6教科書の見直し:2009/01/12(月) 16:19:18 ID:???
 上記診断基準は、DSM-IVTR 付録B 728−730頁(医学書院)より引用
7名無しさん@おだいじに:2009/01/12(月) 20:38:10 ID:???
精神科に引導を渡すスレはこちらだと伺いましたが?

一般書だけど、ダニエル・エイメン医師の一連の本、頭部外傷を負った人の
SPECTをひたすら撮ってみましたて感じの本で、画像に異常な所見が出た人の
訴えと、>5の診断基準、かなりかぶる。
エイメン医師は、抗てんかん剤で効果を挙げてるらしいけれど、道理だな。
8名無しさん@おだいじに
石田琢人死刑囚が早く絞首刑になって地獄に落ちますように