何科に行くか決めた? 研修医・6年生集合 その24

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750名無しさん@おだいじに
以前、千葉の県立病院に勤めていたときに、院長が救急は一切断るな、
何かあれば俺がすべての責任を取るとのことで、少人数で、
時間外や救急患者を診ていました。
80半ばの女性が、肺炎に肝膿瘍を併発し、重症の状態で、
運ばれてきました。治療により炎症が改善しても、
衰弱が激しく、食事を消化できないので中心静脈栄養を
試みました。しかし、衰弱と高齢で血管が脆弱となっており、
途中でカテ ーテルが静脈を貫いて、胸腔に達し、
出血がコントロールできず亡くなられました。
事情をすべて遺族に話し、こういう結果になり申し訳ない旨を話すと
「年だから仕方ないよ、先生も、一生賢明やってくれたのだから。」
と、言ってくれました。 そして、お見送りのときに、
遺族は、ありがとうございましたと 看護士一人一人の手を握って帰られました。
しかし、院長の報告したところ、遺族がすべてを知っているとのことで驚いて、
私のインシデントレポートとともに、すべて警察の届け出ました。
そのために、警察の取り調べを受けることになりました。
その後、現場検証、供述調書の聴取があり、
最後に、警部補より、書類送検となるため、
容疑者として、指紋押捺と写真撮影が必要と言われました。
更に、新聞の地方版にも事故のことが載りました。
幸い名前は載らなかったものの、新聞記事にもなり、院長から、
退職するように言われました。
当時、心労より、抗うつ剤を内服していたので、休職して、療養しながら、
検察庁の取り調を受けたい旨を相談しようとしたところ、
「お前は、事件のことで頭がいっぱいかもしれないが、
俺は、いちいちそんなことかまってられないんだ、言うことが聞けないなら、
検事にはどうにでもいえるのだぞ」
言われ、退職しました。