【関東版】臨床研修病院情報 3

このエントリーをはてなブックマークに追加
163名無しさん@おだいじに
m3より 

 何年か前、千葉の県立病院に勤めていたときに、院長が救急は一切断るな、何かあれば俺がすべての責任を取るとのことで、少人数で、時間外や救急患者を診ていました。
80半ばの女性が、重症で、近医より、運ばれてきました。治療をしても、食事を消化できないので、IVHを試みたときに、カテーテルが静脈を 貫い て、出血がコントロールできず亡くなられました。 事情をすべて遺族に話し、こういう結果になり申し訳ない旨を話すと
「年だから仕方ないよ、先生も、一生賢明やってくれたんだから。」
と、言ってくれました。
しかし、院長の報告したところ、遺族がすべてを知っているとのことで驚いて、私のインシデントレポートとともに、すべて警察の届け出ました。 そのために、被疑者となって、取り調べを受けることになりました。
その後、警察より、書類送検となるため、 容疑者として、指紋の採取と写真の撮影が必要と言われました。そして、新聞の地方版にも事故のことが載りました(名前はのらなかった)。
そのために、院長からは、
「辞めないなら、検事にはどうにでもいえるんだぞ」
言われ、退職しました。
そのような、書類送検、新聞記事、院長の脅迫と逆境のときに、もっともかばってくれたのが遺族で、 警察の事情聴取でも、
「先生は一生懸命やってくれたのです、どうしてそこまでする必要があるのですか」
といってくれ、調書でも
「一生懸命治療にあたってくれたし、すべてを正直に話してくれて感謝している」
といってくれました。
また、病院事務にも、遺族は、
「警察には届けて欲しくなかった」と言っていたのですが、
事務は、事故を警察に届けるのは規則ですので、御理解お願い申し上げますとのことでした。
県の病院局にも、これからも、警察に届けるのかを尋ねたところ、
「どんどん、届けなさい」
とのことでした。
その後、弁護士によると、1年は検察の取り調べは続くとのことでしたが、遺族の理解があり、1回の取り調べで不起訴になりました。