薬剤師にも再教育義務付け 行政処分見直しで厚労省
2006年02月04日10時19分
厚生労働省は、薬剤師に対する行政処分の対象範囲を広げたうえで、処分を受けた薬剤師に再教育を義務づける方針を決めた。
免許取り消しと業務停止だけだった行政処分に「戒告」を追加、処分にあたっては医師などと同様に医道審議会への諮問も行う方向だ。
厚労省はすでに、医師と歯科医師、看護師や助産師、保健師の行政処分についても同様の方針を示している。07年度以降に順次、導入する。
戒告の対象は今後詰めるが、投薬にからむ医療ミスなど、これまで処分の対象外だったケースも議論になるとみられる。
厚労省によると、過去10年間に犯罪や調剤報酬の不正受給などで行政処分を受けた薬剤師は22人。免許取り消しは7人で、
このうち3人が麻薬や覚せい剤関連などの犯罪で有罪が確定した。
業務停止は15人で、停止期間は最高6カ月だった。
http://www.asahi.com/life/update/0204/002.html