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楽剤師:
楽薬剤師は商売が軌道に乗ったので田舎の父親を呼び寄せることにした、父親も田舎で楽局を営んでいたが
最近幹線道路沿いに新しくOPENしたドラッグストアにおされ経営に行き詰まっていた。
父親は長年営んできた「お楽のササキ」をたたみ、息子と一緒に「楽々調剤楽局」で働くことになった
楽剤師が楽自販機に商品を補充に行っている間は父親のササキが楽局を切り盛りし二人三脚で「楽々調剤楽局」
はグングン成長していった。
そのころ・・・・・ るるる歯科医院では深刻な事態に陥っていた。患者がまったく来なくなったのである、帳簿の得意
なるるるでも収入0では歯科医院を維持することは出来ない るるるは往診に出る決意を固めた、お年寄りの家を
回っては詐欺まがいの嚥下機能訓練を始めた 「歯科医院存続の瀬戸際だ、多少法を曲げても屁理屈で論破
してやる」 るるるは歪みに歪んだ。 この頃からであるるるるが突拍子も無い時間帯にもカキコを始めたのは
ある日 楽剤師が自販機の補充から帰るとササキがるるる歯科医院に昨夜の夕食の残りを差し入れている現場に
遭遇した。 「親父!どうしてそんなツブクリで処方箋一枚出さないるるるに情けをかけるんだ!?」
ササキは遠い目をして語り始めた・・・・・
「時は世紀末、医療費削減で世の中は乱れに乱れた。そんななか楽剤師宗家に二人の男子が誕生した。宗家の
長老たちはこの乱世を収めるために、最も乱れきっている歯科業界統一のために屁理屈の才のある幼い第二子
を送った・・・ しかし歯科業界の乱れようは宗家の予想以上だったようだ。」
「親父!まさかッ!」 楽剤師は叫んだ
ササキは続けた「楽剤師よ お前のこめかみには北斗七星のアザがあるな? それは楽剤師宗家のあかし、それ
と同じものがるるるにもあるのだよ」
「なんたることだーッ! 俺はその脆弱さゆえに楽剤師宗家にのこされた屑星だというのか!、
屁理屈の才に恵まれた弟が歯科業界に送り込まれ そして歪んだとは」
ササキは意を決した様に言った「楽剤師よ楽斗神拳の奥義は愛! るるるが歪んだのならそれを倒すのもまた愛」
「さあ行け医師薬看護板へ そして愛をもって屁理屈を倒すのだ!」
かくして世紀末救世主伝説は幕を上げた・・・・・