三重大医学部集団乱暴事件 被害女性は4人
「恥ずかしい」学生ら動揺
三重大医学部(津市江戸橋)の学生が女性に乱暴し、合わせて十三人が退学などになった問題で、医学部の珠玖(しく)洋学部長らは二十三日朝、
記者会見し、処分の経緯などを説明した。同大キャンパスでは今回の乱暴事件についてうわさが広まっていたが、この日、学生たちは処分を告げる掲示板に見入りながら
「やっぱり」「恥ずかしい」などとショックを受けた様子。教官からは、学生のモラルの低下を嘆く声も漏れた。
学部長ら会見 「コンパで乱暴」
会見には珠玖医学部長のほか、伊藤康彦・人権問題委員会委員、福永竜繁・同学部学生委員会委員長の三人の教授が出席した。
冒頭で珠玖学部長は「医学部としては残念な内容。社会的な信用度からみても、申し訳ない」と謝罪。「放学(退学)を、しかもこれだけの規模で出したのは、
これまでない」と処分の重大性を強調した。婦女暴行があったかについて「あったともないとも言えない」と答えた。
最近の学生について「教室の中で携帯電話をピーピー鳴らしているので、注意しても、なぜ注意されたか分からない学生もいる」と指摘している。(中日新聞 7月24日)
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珠玖学部長の説明によると、学校に相談した被害女性は四人。新学期から五月にかけて被害に遭ったという。コンパなどの場で、
服を脱がせるなどのゲームがエスカレートした。
「コンパは口実で、最初から女性に乱暴するのが目的だったケースもある」という。
五月にあった被害については「行為は複数回に及んだ。刑事告訴されれば、逮捕監禁罪になるかもしれない」と表現し、
集団で特定の女性を乱暴したことを正式に認めた。処分を決めた理由については「酒を飲ませて、
無理に嫌がる行為の強要を繰り返したりした」と述べた。
処分を受けた十三人全員が医学部医学科の学生で、放学は四年生四人、二年生一人。
無期停学が四年生三人、三年生一人。
厳重注意が一年生三人、二年生一人だった。
処分が分かれたのは「主導的な役割をした人から、行為を(止めずに)見ていた人まで責任はさまざまだから」と説明した。
教授らの監督責任などについては、今のところ検討していないという。
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報道陣が「これだけの処分に、具体的な事実説明がないのはおかしい」と詰め寄ったが、珠玖学部長は「被害者を守り続けることが大事。
事実関係の情報は被害者との約束で出せない」と強調。学生らの行為についても「セクハラ」という言い回しで言葉を濁し、
「婦女暴行」など直接的な表現での説明はなかった。
ショック… 嘆く教授
津市江戸橋の三重大医学部のキャンパスは、夏休みに入っているため人影はまばら。それでも、事件を知った学生らが時折、
管理棟の掲示板に処分を伝える張り紙を見に立ち寄る姿がみられた。
報道で事件を知ったという医学部二年生は「恥ずかしい話です」と言葉少な。処分を受けた学生の同級生は
「クラスの中でも特別変わった人じゃなかった」という。掲示板の前に黒い車で乗りつけたカップルは
心配そうな顔つきで張り紙に見入っていた。
「やっちゃいけないことが分かっていない」と顔をしかめる大学院生は、キャンパスの雰囲気が最近、変わってきたことを指摘。
「三重大というと以前は地味でまじめな学生が主流だった。でも、最近はノリがよくて、ハメを外しやすい学生が増えている」
同大のある教授は「大変ショックを受けた。三、四年前から学生の倫理観は薄れていった気がする」と話し、今回の事件を嘆く。