N Engl J Med 2001;344:1132-8 " The Teratogenicity of Anticonvulsant Drugs" 特に目新しくないがてんかん妊婦への抗痙攣剤投与に伴う催奇形性の話。 508例のcontrol群でmajorな障害を呈したのが8.5%、対して単剤投与の 223例では20.6%、93例の多剤投与では28.0%、痙攣の既往はあるが内服 はしていなかった98例では6.1%と有意差無し。phenytoin, phenobarbital carbamazepineの内最後のものがもっともましのようだが有意差はないようだ。 しかし数だけで載ったようなペーパーですね。
N Engl J Med 1998;339:1725-33 Unruptured Intracranial Aneurysms-Risk of Rupture and Risks of Surgical Intervention 欧米の53施設の全2621例の未破裂動脈瘤に関するretro/prospective study。 1449例のretrospective studyでは10mm未満の動脈瘤に限った場合 未破裂のみの727例では年間破裂率が0.05%、 対してSAHの既往のある722例では約11倍の0.5%だった。(10mm以上でも 年間1%弱、前者群では25mm以上では初年度に6%の破裂率) 手術に関連したmorbidity/mortalityをprospectiveに評価、術後一年で それぞれ15.7%と13.1%であり、7.5年後の破裂率よりも大幅に上回った。 結論;未破裂動脈瘤の手術適応は無し。