放射線技師のここが嫌い

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648名無しさん@おだいじに
以前書き込みした技師医者です
医者になって技師に対してつくづく思うことですが。
例えば骨の写真をとる時は関節面をきれいに出すのは当然。
それを撮影する技術を学ぶのが医者との違いなんだから、
ひざが写ってりゃ文句ねーだろ、というような写真は恥ずかしいと思ってください。
同様に、胸部の写真のポータブルのデメリットを理解して撮影してください。
撮影距離や条件の再現性について確認したら
「最近は機械が自動的に濃度を調節するから関係ない」
なんて、自ら「俺らはボタン押しだぜ」といっているようなものです。
恥ずかしくはないのでしょうか?
斜めになった心臓の術後の子供の胸部写真を堂々と上げてこないで下さい。
「あんたらがヘルプしないからこうなったんや」、というなら、写真を撮る時に呼んで下さい。
いくらでもヘルプに行きます。
被曝がどうの、というのならヘルプに来ない時は、ヘルプできるまで待つくらいがプロ意識ではないでしょうか?
腹部立位で横隔膜が必要、臥位は坐骨が必要と言うのは照射録に書かずとも常識です。
横隔膜や坐骨が欠けたときは自分の腕の未熟さをのろって素直に謝りましょう。
少なくとも私は技師長にこのような教育を受けてきました。
その上で、レーゼガルヴィンなんてマニアな撮影法を内科医がオーダーして
しかも「うつってても、僕もよくわからないからうまく撮れなかったら別にいいよ」
なんてことをぬかしやがったら怒りましょう。
「読影もできない写真をオーダーするな!」
内科の当直医が骨折を見逃して家に返してしまったりしそうになったら
看護婦さんにこっそり教えてあげましょう。
目の前で指摘すると偉いお医者さんは非常にプライドを傷つけられることがあります。

ま、技師になる労力と医者になる労力は比べ物にならないんだから
あんまり偉そうにしてるとそのうち痛い目にあいますよ。
分をわきまえて自分の仕事をきっちりとプロ意識を持って全うしてください。
私は放射線技師の仕事はたいしたことない割に給料良かったなと思います。
医者になる、って言ったとき、
仲のいいお医者さんたちがこぞって「やめとけ!!」といった意味が
医者になってよくわかりました。