造園関係の人います?

このエントリーをはてなブックマークに追加
165名無し組
記事紹介
造園プロジェクトのあるべき姿:デザインビルド
公共の造園工事を中心に、日本では現在設計と施工の分離が通常である。それは造園のプロジェクトが、土木工事と同等に

みなされてきたことによる。土木では設計図書により位置が特定され、材料、形状、寸法、数量がきまり、測設できれば工事は

完成する。この分野では、設計と施工を分離して専門性を高め会計を明解にすることが合理なのだ。公共の利益を守るべき

発注の直接担当者も、基本的に完成物の形状・寸法・数量を検査すればOKなのだから、単純簡単である。しかし造園の

プロジェクトは同じ場所で、同じ材料を同量使って施工しても、その完成形がさまざまに異なる。それは、自然素材を使用し、

その組み合わせによる芸術的ともいえるセンスが必要だからである。したがって、本来デザイナーが意図したものを完成させようと

するならば、設計した者が施工監督を(設計管理)するのは最低限必要である。さらに、設計者が施工にまで責任を負うデザイン

ビルドでは、完成物の形状・寸法・数量だけではなく、デザイナーが質にまで責任を持つことができ、造園プロジェクトのような

アートに近い品質を要求される分野では、より合理的方法といえるだろう。きわめて当たり前のことだが、現在の社会システムの

中では実現していない。造園作品の将来のために、その利益を受けるべき一般市民のためにも、公共造園分野におけるデザイン

ビルドの早急な導入が望まれる。(鈴木 誠) 原文のまま掲載 詳しくは購入して記事全体をお読みください。

管理人の独り言
要求者・発注者・設計者・施工者・監理者・材料供給者・植物生産者・利用者・維持管理者それぞれの
お立場で意見や考えがおありかと思います。どういう力関係で庭が出来るのか私にはわかりません。
しかしこのような記事が出て造園が注目され、社会に貢献し、皆様が喜ばれるのは嬉しいかぎりです。
166名無し組:01/09/01 12:09 ID:3VXu3nlw
躯体に合わせて滝や流れの石を組むのではなく、石との対話によって、仮石組を行なった滝、流れに合わせて躯体を打つのである。
また材料を探す材料検査においても、相通ずるものを持つ石や樹木を探すため、山へ登り何枚ものスケッチをする。これらは、作品をつくりあげるための努力のほんの一例に過ぎない。