貿易センタービルが大変  2

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686名無し組
既に紹介されている
http://www.civil.usyd.edu.au/wtc.htm
から、下の方の一部を抄訳します。

英国の技術者による考え
WTCの設計は飛行機激突後一時間以上崩壊しなかったことで何千人もの命を救った、
と構造技術者達は語っている。

「建物を潰したのは火災だ。地上のいかなる建造物もこれほど大量の燃料による
火災を生き残れる物はない」構造技術者クリスワイズ

しかしタワーがいずれ崩壊することは避けられなかった。なぜなら内部の鉄骨コアは
摂氏800度に達していたからだ。とすると、何百人もの救助隊をなぜ突入させた、死なせてしまったのか、
という疑問は残る。

鉄とコンクリート(訳注各フロアはデッキスラブにコンクリート)の構造体は驚くほど強かった、と
ニューカスル大学構造技術教授のジョン・ナプトンは語る。「何万人もの人命がこの建物の構造的耐性によって
救われたのだと思う」と彼はBBCニュースオンラインに語った。「構造の相当部分を吹っ飛ばされ、それでも
一時間以上も立って居続けたことで何千人の人々に避難の時間を与えたのだ」

しかし航空燃料による火勢がタワー内で強まるにつれ、鉄骨のコアは溶融点の800度に
結局到達してしまった。コア周囲のコンクリート被覆もこの異常事態には
何の役にも立たなかった。

「あんな火災に耐えられるよう設計された建物は存在しないし、これからも
そんな設計はされないだろう」WTCコンストラクションマネジャー

「建物を潰したのは火災だ。地球上のいかなるものもあれだけの燃料が燃えている中で
耐えられる物は無い」と構造エンジニアクリスワイズは語る。「柱は溶けてしまい、
床も溶けてしまい、最後は下へ下へと落ちていった」

このビルのコンストラクションマネジャーのハイマン・ブラウンもこの地獄から
建物を救うことは出来なかったろうという。「この建物は飛行機が突入した力だけでは
崩壊はしなかったろう」

「私なら全館避難命令を出すだろう。専門家がそうしたアドバイスをしている
とみんな思っていただろう」とジョンナプトン教授は語る。「しかし鉄骨は溶けていた
そして24000ガロン(91000リットル)の航空燃料が鉄骨を溶かしたんだ。
あの火災に耐えられる物など無いし、これからも無いだろう」