http://www.eco.pref.mie.jp/gyousei/chiji/tizi010527.htm 北川
三重県知事の北川正恭でございます。やはりISOを取得し、そして環境に優しいことを
したほうが10億円儲かったと、こういうことにならないと、なかなか全体の
環境に負荷を与えていくということが直っていかないと、私どもはそのよう
に考えているところでございます
北川
1970年に公害国会で法律が14本通りました。それで規制をかけて、例え
ば50t以上の総量規制をかけますよ水はとか、そういうことで規制をして
環境対応をしました。それで四日市は公害がなくなってきたんです。これ
はものすごく日本に大きな影響を与えましたが、昨年、2000年にいわゆる
循環型社会促進基本法を中心にして6本また法律が通りました。その時
は規制を加えて対応するということではなくて、環境保全という言葉が中
心になりました。産業活動をすれば必ずゴミが、廃棄物が出るという前提
をやめて、ゼロエミッションですね。ゴミをゼロにしましょうと、本田さん今
達成されましたが、やる気になればできますねと。しかしどうしても出るも
のはリデュースとかリサイクルとかリユースしましょうと。いわゆる環境保
全型に変わってきました。それで三重県はもう一歩進めて、環境経営にし
ていこうと思っております。私どもは皆さん方に環境先進県するという以
上は県庁も事業体でございますから、とにかく日本一の環境に優しい自
治体ですね、県庁自体がなろうと、こういうことでグリーン購入の日本一を
取りました。地球環境大賞もとりました。
ISO14000シリーズをできるだけ取ろうというので今市町村の皆さんにも随
分ご無理をお願いして、来年度には50市町村ぐらいやっていただけると
思います。日本一だと思います。中小企業社さんの取得率は現在全国で
2位でございます。来年度いっぱいで1位にしたいと思っております。
なぜ2位になったかといえば、本田さんがあったからでございまして、
本田さんは海外企業ですから、海外に輸出するときにISOの認証を持っ
ていないと貿易ができないという問題ですから、本田さんの関連企業さん
は全部お取りになったというところが非常に我々はよかったわけです。
某乳業会社さんなんかもHACCPというISOに匹敵するようないろんな基
準を持ってみえましたが、それが機能してなかったものですから日本一の
乳業会社が危なくなるという、そういう大変な危険なめにあったということ
になれば、エコファンドでこちらのグッドバンカーさんから評価されないとい
うことは、実はものすごくリスク○○からいけばもうそういう社会になってい
るということを、是非皆さんとご一緒に考えていくきっかけになればなとい
うのが一つ私ども思っているところでございます。それで私どもは皆さんに
ご無理お願い申し上げる以上は、何とか皆さんにほめられる事業体にな
らなければというので、ゴミの量を減らそうという議論をしました。ゴミの量
を減らすために10%減らそうとか、5%減らそうというのは、役人さん真面
目ですからすぐやってしまうんですね。だけども元の90%は残るわけです
からゼロにしようよという議論をしました。随分議論しました。結果、じゃ捨
てる場所のゴミ箱なくせばゼロになるだろうと。三重県庁は全部ゴミ箱、今
ゼロです。なくしました。県庁にお越しいただく時に、道の横側に花がずっ
と植わってます。あのポットが全部ゴミ箱がポットに化けただけの話で、捨
て物をなくしましたからゴミが8割なくなりました。県庁から。簡単なことです。
分ければ資源、混ぜればゴミですから、
ゴミ箱がなくなりますから分けたんですね。全部資源に回ったから8割ゴミがなくなったということですから、
効率の追求もさることながら発想の転換をしないともうとてもではないがCOP3、1990年6%カットというのは出来ないねというところを真剣にやっていきますと、
小泉内閣もエコー車をみな買おうよといっていますが、三重県なんかとっくにやってますので、どうぞご了承を。宣伝もさせていただきたいと思いますが、
どんどん進んでいきますと、入札の場合もISOを取っていないとできませんねということに、一気にするとは言いませんが、だんだん必ず、これは好むと好まざるとに関わらずそうなります。
三重県は必ずそのように引っ張っていこうと思います。それで今まで環境に配慮した商売できないと思っていらっしゃったのが、
これからは完全に国も変わりますし、三重県では環境に配慮しない限り企業は存続し得ないというほどのことになってくることを、
本当にご理解をいただきたいと思っているところでございます。
ハンセン病はああいうのは当然の結果になったということでございますから、
とうとう知事だけじゃなしに総理までちょっと変わった人がなられたというのは、これは時代がということをご商売の世界でも本当にお考えをいただかないともたなくなるというふうに是非ご理解をいただき、
どうせ変わるならば早いほうが得ですよと。遅ければ遅いほど金融関係のあれをみても高くつきますし、傷は大きくなって痛いと思うんですね。
だからなかなか難しいことですが、できるだけ転ばぬ先の杖を早くつこうよというようなことを考えたときに、ISOの問題とか、
経営品質の問題とか、そういったことを県民の皆さんと問題点を共有しながら素早くこの社会を転換していきたいなと、三重県ではそういうことを思っております。
北川
日本一になったけれどもまだ49点たすことができるというので、そのコンサルティング会社に私とこ文句を言いにいったんです。
もっと調べろと。我々のところはもっと75点超えてるはずだという話をしてたんですが、是非お考えいただきたいのは、小泉内閣であらずとも国は必ず地方債切ってきますよ。
それは当然のことだと思います。
我々も願ってます。ただ一気に転換ということではなしに、愛知県と三重県は政策が違っていいんですね。
モザイク国家にして我々は環境先進県で行きますと。どこどこの県は教育立県で行くとか、そういうふうなことをして債券を発行して、我々が本当に失敗したらちょっと知事として無責任な発言ですが、
倒産したらいいんですよ。
今は倒産する自由もないんです。今まで全部国に、私ども頑張りましたが廃棄物は通産省でございます。
逃げれたんですね。
だからそういうことだと本当の責任ある自治体運営はできませんと。
だから国は地方へ任したらダメだというような馬鹿なことを言うから、倒産する自由も私らはよこせと。
その代わり倒産しないように本当に全力あげてがんばってやるというところに初めて私どもは生きがいのある、
いわゆる県庁としての、県庁マンとしての生きがいもあるし、県民のプライドも持てるんだということを考えていけば、
例えばちょっと話をすり替えますと、石原都知事がよくこうやってディーゼルふってるでしょ。
排気ガス。あれふらなくていいんですよ。
あんなの。首都機能移転したら済むんです。
大体東京へあんなに今ITどんどん集中して通勤時間延びているんですね。
だからあそこへ投資してもっとやれということを言ったら、どんどん悪くなってきますよ。
もうキャパシティー超えちゃったでしょ。あれこっちのほうへすっと抜いてしまうと、適正な首都圏ができて、16兆、10年間でほりこんできてますます悪くなったんですから、
もっとほりこめば悪くなること決まっているんですから、代わりに三重県がやってあげるとほんとにずっと安くついて、
環境に優しくて、日本の首都というのはこんなにITのインテリジェントシティーで環境に優しいのか。
今、400万人世界から日本に来てくれています。
なんと日本は1800万人ぐらい出ているわけですから、日本の国が魅力なくなったと、こういうことですから、
是非一度石原知事とも議論してみたいなとそんなこと考えて、
トータル、全体最適な社会を作っていかないと、部分的な最適はもう無理だと。
戦後これが絶対正しいとみんな思い込んできたこの世代は、ほとんど私もそうです。
だけどぱっと振り返ったら、本当にいい大学出て出世につながるかといったら、最近の若い人たちは全く考えずにどこの大学を出たということではなくて、
何を学んだかで全部採用されていると一気に変わってきますね。
偏差値教育でどんどんやったら学級崩壊とかいじめとかあるでしょ。
この転換が起こってるんですね。イチローと新庄が出たとたんに日本のプロ野球全体の視聴率ががたんと減ったのは、
敬遠フォアという、あんまりこんなこと解説者でもないのに言ったらいけないですが、
社会の変化というのは一気に来ていて、今まだ革命の序曲だと思います。
もっと一気に変わると思うんですね。その備えをできる体制を作っておきたいなと素直にそう考えて、
その一つが先に環境に優しくなっておいたほうが将来絶対安くつくし、
痛みは少なくなるんじゃないでしょうか。
なかなかご理解いただく顔ではないんですが、
できましたらご理解いただきたいなと、この場をお借りしてお願いをしたいと思います。
北川
これは知事が言っているわけで、勝手にあっちが言っている。
私、差しさわりがありますから。
情報公開したら本田さんと組もうが、今、私シャープ電気、
シャープさんと組んでますが、
組んでもいいんですね。
情報公開したらシャープさんと組む、本田さんと組むことによって、
これだけの雇用を確保したり、
これぐらいの県税収入が増えますから仲良くします。
こんなお話を今してて、いわゆる民間企業に学べということでございます。
従って企業にはいろんな差があると思いますが、
環境に対してそれをしないと生き残れないという企業の持つ厳しさを本田技研の鈴鹿製作所さんに教えていただいているというのも事実でございますので、
エールとしてお返しをいたしたいと。
そういうことがどんどん出てきたときに官○○型、官が一方通行ではなしにお互いの民間の知恵も借りながらということをどんどんやっていかないといけないというのが三重県の目指すコラボレーション、
協力の協に働くという、住民の皆さんとご一緒にやらせていただきたいと、そういうことで努力していきたいと思います。
質問者
潟Gーペックスインターナショナル、フカノと申します。北川知事にお伺いしたいのですけれども、14000導入されまして、
その制度の中で内部監査制度が結構機能として上手く動いたと思いますが、
本業の事務事業のほうのマネージメントのほうに導入へのご予定とか、それに関するお話をお伺いできればと思うんですが。
北川
プロが聞く話でございますからなかなかご返答しにくいといいますか、ISOやりました。
そこで私どもは内部評価として事務事業評価システムというのを持ってます。今後外部評価で行政経費指標を今取り組んでおります。
従って内部事務事業についてISOの視点をというのは、ウエシマ社長さんからも常々お話は聞いておりますが、それと合わせて今議論を重ね合わせながらテクニックを重ねて、
統合してやっていこうという今過程でございますので、今後検討の中にそれも入っておりますので合わせて検討させていただきたいと思っております。
9000代とも合わせて一緒に考えていければと考えています。