北の大地のMIT「室蘭工業大学」

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686名無し組
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勇気のある告発, 2004/12/26
本書は人工知能研究科でもある極めて優秀な元大手ゼネコン社員が
手抜き・欠陥工事など建造物の欠陥に関する恐るべき実態を勇気をもって暴露した作品である。
極めて重大な手抜きがあっても現場の所長ですら気付かない可能性がある、
行政による検査は殆ど有名無実のものである、など現場の技術者でしか
知りえない事実を詳細に暴露している。
著者が維持補修の第一人者であり、案外見落としがちな劣化についても
素人にも分かり易く詳細に説明してあるのが印象的だった。
維持補修費が初期建設費の五倍にもなるとは考え付く人は殆どいない。
コンクリート建造物が十年でボロボロになってしまう話などは衝撃的だった。
公共事業に関する負担が一人当たり一億円にもなるとは驚きを禁じえない。
しかも詳細に計算が記されてあるので嘘偽りは一切ない。
間違いなく建設業界に関する最も衝撃的な本と言えるだろう。

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名前: 市民活動家
公開する名前: "評論家"
Eメール: fghi6789@ybb.ne.jp
自己紹介: 男女共同参画や反原発などの市民活動に取り組んでいます。
687名無し組:2006/05/15(月) 09:20:19 ID:???
独特の男女の対話論を訴える名作, 2005/6/4
男女共同参画に関わる男性活動家には「女は馬鹿だから、
おだてれば喜ぶだろう」とやたらと女性を褒め称えるが有効な方策を何もも打ち出さない者が多いが、
著者は女性差別の存在を認めた上で女性の改めるべき問題点に対しては
勇気を持って強く訴えている。その点が女性から好感をもたれるのだろう。
某自治体の男女共同参画課や男女共同参画審議会(又は男女平等参画審議会)など
をはじめ行政のやる気のなさを勇気を持って暴いている。
DVやポジティブアクションなどや育児休業などの問題点の解説も素人にも分かり易い。
ともすれば分かりづらくなりがちなジェンダー論を難しい言葉を極力使わず平易な言葉で説明している。
新しいタイプのフェミニズムを標榜している通り、男性と対立する従来のフェミニストである
上野千鶴子氏や田嶋陽子氏や樋口恵子氏などとは一線を画している。
実に読み応えのある本である。

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名前: 市民活動家
公開する名前: "評論家"
Eメール: fghi6789@ybb.ne.jp
自己紹介: 男女共同参画や反原発などの市民活動に取り組んでいます。