朱鷺メッセ    ワロタよ

このエントリーをはてなブックマークに追加
905 :03/10/03 16:30 ID:???
ttp://www.pref.niigata.jp/gateway/messe_jiko/press_release/9_30.pdf
ttp://www.pref.niigata.jp/gateway/messe_jiko/press_release/9_30map.pdf
一応貼っとくね

340 345 / 117 = 2 908.93162
173 250 / 82 = 2 112.80488
78 748 / 36 = 2 187.44444

211万円/m〜290万円/m かぁ…
906名無し組:03/10/03 17:59 ID:???
お〜し、突っ込んでくかぁ。

まず、PC床版せいは400だな。
スケールあてて割り出してみた。
907名無し組:03/10/03 18:03 ID:???
せん断が問題になる部分の話ね。
PC床版自体はもう少しある。
(外側リブが一段下がって、その天端から床版下端まで400と測定)
908名無し組:03/10/03 19:24 ID:jzP1K0wX
きらっと新潟〜連絡通路はなぜ落ちたのか?徹底検証〜
NHK総合 4日(金)午後7時30分〜8時00分
909名無し組:03/10/03 19:25 ID:???
論点
・実施設計図が確定していないのか?
・構造計算書が確定していないのか?
・設計監理(構造)担当業者はどこか?
・ジャッキダウン時のたわみ120mm以上とは初期報道の100mmと異なる→その理由は?
・修正ジャッキダウンの柱補強、仮設支柱の設置趣旨はどのようなものか?
・修正ジャッキダウン時のブレース初期張力導入は誰の指示か?解析によるチェックは行ったか?
・初期張力導入は実施設計段階では想定していなかったのか?
・自重時ブレース軸力に初期張力による軸力が加わるが、定着部のせん断耐力は検討したか?
・雪だまりを想定してブレースを補強したと報道されたが、その経緯が記載されていないのは何故か?
・事故原因に繋がらないと判断したから掲載しなかったのか?
・設計に瑕疵があることの蓋然性を端的に示す間接証拠ではないのか?
910名無し組:03/10/03 19:27 ID:???
追加
・施工計画書の検討・承認は誰が行ったのか?
・修正施工計画書の検討・承認は誰が行ったのか?
911(´-`).。oO&rlo;┃┏━┃&lro;:03/10/03 19:44 ID:???
>>908
(´・∀・`)ヘー だけど こちらでは観られないや
ttp://www.nhk.or.jp/niigata/bangumi/kiratto/past/031003.html

想定外に撓んだ訳は
14年度施工分が未完のための「仮の補強」が必要だったけど
補強せずにジャッキダウンしたため
その補強に1ヶ月掛かった
で良いの?
912名無し組:03/10/03 19:45 ID:xWcS9l4A
>>908
今日ダヨ!
http://www.nhk.or.jp/niigata/bangumi/kiratto/past/031003.html
新潟に住んでる人、レポたのむ
913 :03/10/03 21:51 ID:???
>斜材ロッドの緊張を手締め状態でジャッキダウンする
「手締め状態」って? どういう事だろ?

>梁切断及び柱建て入れ直し
本当にサッシとの関係かなぁ?

>既存の連絡デッキと立体駐車場接合部(15m)の接合を解除した
接合を解除出来るんだ
>R23、R24、R25部のジャッキアップによりR28先端レベル調整
>R28の2次ケーブルの緊張を解除
>先の工事のR26-R27間の補強材を撤去
>斜材ロッドに初期張力の導入
>ジャッキダウン
>連絡デッキと立体駐車場接合部を再接続
立駐接合部のレベルは上手く合ったんだ、、、

>平成14年11月6日には、入江側R22-R23間のタイロッドを圧縮材として補強を実施
補強は第一が引渡した後の事なんだね
914名無し組:03/10/03 22:19 ID:???
構造設計者は、R27-R34が翌年度工事って知らなかったか忘れてた雰囲気だな。
連梁設計で、R27-R34がない場合、R19-R20間の負担は設計想定よりかなり大きい。
R20のRC定着部が破壊しそうだ。
R27-R34が無い状態だと、例の補強されたR22-R23間の謎の斜材も圧縮材だ。

引渡し後、
「なんで予定よりたわんだのかな?・・・いけね。連梁続だった。」
という、間抜けなオチか。
915名無し組:03/10/03 22:24 ID:???
両端ピンのQと片端固定、片端ピンのQって、何倍違う?
前の方に出てきた60〜75tに、この倍率がかかるな。
916名無し組:03/10/03 22:29 ID:???
1.25倍
917名無し組:03/10/03 22:58 ID:???
>916 あんがと
寝よっかなと思ったが、気になって自分でも調べた。
1.25倍。タイしたこと無いね。1.25倍じゃ壊れそうもないや。元の設計があっていれば。

ちなみに、たわみは、 
両端固定  wL^4/(384EI)  1.00
片端ピン  wL^4/(185EI)  2.07
両端ピン  5WL^4/(384EI) 5.00
設計想定80mmが現場で160mmなら、片端ピン説、どんぴりゃだけど。
やべっと思って120mmで工事中断かな。
918名無し組:03/10/03 23:08 ID:???
やっぱ、全工区一括で施工しなくちゃまずかったんでないか。
分割施工じゃ、バランスが崩れて無ブレース区間に応力でまくりだ。
図面に上弦材H-200x200x8x12とあるが、OKになるとはとても思えン。
超合金使用か。
919名無し組:03/10/03 23:17 ID:???
SDGで修行されたら?
920 :03/10/04 00:09 ID:???
・press_release/9_30.pdfの図面では屋根は有るみたいだけどサッシは無いね
 サッシが無い段階も有ったのかなぁ?
・V字柱に竪樋、床上で排水なら、スパン中程は 水勾配分+撓み分がフケルね
921名無し組:03/10/04 01:32 ID:6/K5FOUh
> きらっと新潟〜連絡通路はなぜ落ちたのか?徹底検証〜
> NHK総合 4日(金)午後7時30分〜8時00分

NHK新潟の記者、内田明香たん、そして高瀬耕造くんの微妙な掛け合い
が面白かった。施工業者が取材拒否の姿勢をとったのは驚いた(w

東京大大学院教授の一人を呼ばれコメンテーターを務めました。
922名無し組:03/10/04 01:39 ID:pw6lxzpm
>>921
で、その東大教授はなんて言ってた?
923土木屋:03/10/04 02:24 ID:HajL/YdM
>913
タイロッドを圧縮材・・・信じられん。タイロッドって所詮は鉄の棒だろ、そんなのに
圧縮力かけたら・・・しかも偏心・・・。よく2年も落ちなかったもんだ。

だから土木屋が作ると武骨なのばっかりになって・・・って言われりゃ身も蓋もないが、
建築では圧縮部材に鋼棒つかっても構わないのでつか?

漏れの場合、鋼棒を圧縮部材に使ったりしたらほぼ間違いなく
「明日から出社に及ばず」って言われまつ(藁。
924名無し組:03/10/04 04:49 ID:/dE4peDv
きらっと新潟〜連絡通路はなぜ落ちたのか?徹底検証〜
> NHK総合 4日(金)午後7時30分〜8時00分

9月の話。 ぜんぜんしらなんだ。見たかった。
925名無し組:03/10/04 06:27 ID:Ns2h48dP
921さん間違ってるよ。取材拒否は、監理会社の福地設計事務所だったよ。
設計担当のSDG、施工担当の第一建設工業は、インタビューを受けていたよ。
926名無し組:03/10/04 07:12 ID:???
> きらっと新潟〜連絡通路はなぜ落ちたのか?徹底検証〜
> NHK総合 4日(金)午後7時30分〜8時00分

山本由布子アナに萌え〜

>922
確か、
「情報をもっと公開すべき」とか
「意思の疎通が十分では無かったのでは」とか

>925
あとJSCAもインタビュー受けてた

しかし、意思の疎通で橋が落ちるのか・・・
うかうか街を歩けない (((゚Д゚;))))ガクブルガクブルリン
927名無し組:03/10/04 07:20 ID:???
まじ!?
SDGはなんて答えてたの???
928名無し組:03/10/04 07:54 ID:Ns2h48dP
設計担当者:支柱1本の追加を提案したが、県が、予算が無いからダメと言った。連絡なく施工したので驚いた。
施工担当者:想定した120ミリのたわみでも、荷がかかっていた。ひび割れが発生したので中止した。
施工してもいいとの工事メモがあった。
神田教授:前代未聞の事故である。県は、調査内容をもっとオープンすべきだ。
JSCAが紹介された。資料を県に請求したが断られたと言っていた。
意思の疎通不足で橋が落下したとしたら、そんな設計おかしいんじゃない!?
929名無し組:03/10/04 07:57 ID:???
>支柱1本の追加を提案したが、県が、予算が無いからダメと言った。連絡なく施工したので驚いた。

これって設計ミス認めてるのか?

神田教授って渡辺さんと仲いいよな。
930 :03/10/04 09:25 ID:???
>>82
>>148
>>150
>>151
>>216
>>222
>>275
        糞現場認定か?
931 :03/10/04 09:37 ID:???
>>928
> 設計担当者:支柱1本の追加を提案したが、県が、予算が無いからダメと言った。連絡なく施工したので驚いた。
> 施工してもいいとの工事メモがあった。

その「メモ」で「施工した」と
さぞや大変な現場なんだろうなぁ〜 と (-_-)

932ゾルゲ:03/10/04 09:55 ID:16ZPFhZt
未確認情報だけど、計算書いっぱいあってどれがホントかわからんらしい。
13年4月頃のは使ってもいない断面の鋼材やconのfCが図面116kgが180kgで計算やってたなんてことも聞いた。
応力もってないとこもOKで判定してたり・・らしい・・
構造が全く変わってないのに、計算し直したらもちました・・・なんてあるの?
建築構造の世界は奥が深い・・・変幻自在だ!
あんな橋土木じゃありえん。土木と建築じゃ人の命の重みが違うんか?

933構造や&rlo;ッリヤニ ( ̄ー ̄);:03/10/04 10:58 ID:???
>>932
>土木と建築じゃ人の命の重みが違うんか?

設計者の「作家性」意識の重みは違うかもしれないです。
最近、建築では構造設計者も作家意識に毒されています。
雑誌で「構造家」とかみたことない?
木村先生、死ぬ前に弟子・孫弟子たちを一喝して下さい。

934名無し組:03/10/04 11:38 ID:???
構造や?ッリヤニ ( ̄ー ̄); :03/10/04 10:58 ID:???
>>933
どうやってこんな表示にできるのか教えてくださいまし!
935構造や&rlo;ッリヤニ ( ̄ー ̄);:03/10/04 11:46 ID:???
>>934
私もこのスレの>684で教えてもらいました
936一般人:03/10/04 14:59 ID:R4iUqspT
NHAの番組見ました。あの設計は仮市中を追加しないと、もたない設計でしゅか?
簡単に仮市中、追加なんて税金で作ってるんですよねーーーーー。設計屋さん
932さん、その情報未確認ながら巷では------・・・・・○
右派差では答えは出ていて、>>895にしたい。
来週のdあい1の(PH)になんかでるとか?
937 &rlo;:03/10/04 16:35 ID:???
>>928
その提案の支柱は道路の中央分離帯辺りに建てるつもりだったのかな?
支柱を建てない代りの対策はどうしたのか?

> 施工してもいいとの工事メモがあった。
これはジャッキダウンをしても良い というメモかな?
938名無し組:03/10/04 16:46 ID:/dE4peDv
 構造物の設計では弱点を1箇所に集中させない事が基本であり
最近はこれが徹底されて来ている。
 しかしこの朱鷺メッセのデッキではPC版のつなぎ目に鉛直材
斜材とひきめきあっている。斜材も定着部の中央に置くとかの
配慮が見られない。おまけに斜材の無い区間では鉛直材がモーメント
部材にならないと弦材に応力(引張、圧縮)を伝えることができないのに
普通の斜材がある所と違いがあるように見えない。接点では剛接合
にしないと極めて弱い構造になっているのである。
 斜材にしても有効に働かすには45度に近いほうが良いのに
あの角度である。

 設計全体にちぐはぐさを感じずにはいられない。

なんで!!!!!
939NHK新潟:03/10/04 20:02 ID:???
〈ナレーション 声:内田明香〉
……乗せていた支えをゆっくりと下げていきます。
これに合わせて床板もたわみますが一定の位置まで下げればたわみは止まり、支えが外れる筈でした。 しかし決められた位置まで支えを下げたあともたわみは止まりませんでした。
委員会ではこの時に想定を越える大きな力が掛かり、その後の落下に繋がったのではないかと見ています。
なぜこうしたたわみが出来たのか。 委員会が次に注目したのは床板と屋根の間に斜めに取り付けられた斜材ロッドという鉄の棒でした。
連絡通路の強度を確保するためには欠かせない物です。 委員会はこの斜材ロッドを取り付ける際の手順が違っていたため支えを下げた際に通路が大きくたわんだ可能性が高いとの見解を示しました。
〈丸山久一 事故調査委員会長〉
施工の手順を、あの、かなり、その、綿密に立てててやらないと、あの、どっちかとどっちか、あの、前後するだけでも、あの、あた、あの、影響が違ってると、あの、引っ張る、順番を、ちゃんと、うまくやらないとですねその影響が結構大きいとかですね。
〈ナレーション〉
手順が違った理由について委員会は工事関係者の間で意思の疎通が不十分だったのではないかと指摘しています。
〈丸山久一 事故調査委員会長〉
施工の方は一応設計で言われた通りにやってると、えー、いうふうに言っています。
で、えー、設計もある程度まあ、あのー、こういうふうにやれば大体出来るだろうというふうな事でやってるんですが、あのー、ま、必ずし、私の印象では必ずしもですね相互の、意思の疎通が、えー、もうちょっと充分にあった方がいいかな…(切)
940NHK新潟:03/10/04 20:03 ID:???
〈スタジオ〉
高瀬アナ:はい、ここからは取材に当たっている内田記者と共にお伝えします。
内田さん今のVTRで調査委員会の丸山委員長が、その、工事関係者の間で意志疎通が不十分だったというふうに指摘していましたが、非常に気になる言葉なんですけれども、これは何を指しているんでしょうか?
内田記者:はい、落下した連絡通路の建設工事にはですね。 いくつかの業者が関わっているんですけれども、その業者同士の意思の疎通が不十分だったという事なんです。 えー、図で関係を説明したいと思います。
―― 以下 工事関係者の関係を説明 ――
発注:県
監理:新潟県建設設計協同組合,福地建設設計事務所
設計:SDG
施工:第一建設工業
――――
高瀬アナ:あの、こー具体的な部分ではどういったところが意志疎通が不十分だったんでしょう?
内田記者:はい、その点についてではですね。 調査委員会では言及していません。 しかし、関係者の取材を進める中で、どのようなやり取りがあったのか、どういう点で意志疎通が不十分だったのか、当時の状況が明らかになってきました。
床板が大きくたわむことになった、支えを外す、仮の支えを外す作業についてはたわみを抑えるために別の手順が検討されたにも関わらず、その手順が採用されることは有りませんでした。
〈テロップ:平成13年2月28日 黒字に白〉
〈ナレーション〉
床板に大きなたわみが出来る5日前のこの日、工事の関係者が打ち合わせを行いました。
設計担当の業者と工事を監理する業者、それに施工業者が床板を載せていた仮の支えを外す作業について相談したのです。
この席で設計担当の業者からひとつの提案が出されました。
床板の下に新たに仮の支柱を付け加えるというものでした。
941NHK新潟:03/10/04 20:04 ID:???
―― CG画像 ――
0(A1)1(A1)2(A2)3(B2)4(B1)5(B1)6(B1)7(B1)8
スパンA:左斜めの斜材ロッド区間、A2は片側のみ
スパンB:右斜めの斜材ロッド区間、B2は片側のみ
0部と 8部に恒久的本設のV字型支柱がある
連結部 7に全体の仮設支柱撤去後も残る新たな仮設支柱、1基を設置する
――――
〈ナレーション〉
詳細な計算の結果、追加の支柱が無い場合、最大で 120mmに達する床板のたわみが支柱を付け加えることで 50mmから 70mm程度に抑えられると分かったためでした。
設計を担当した東京の会社です。
―― 設計担当会社(SDG)社屋映像挿入 ――
担当者はたわみの幅を抑えた方が良いと考え、この提案をしました。
〈中田琢史 構造設計集団 SDG(当時)〉
私の認識ではその、会議ではその方向で行きましょうと、いうふうに施工者と監理者、が、まあ、認めたと。
〈ナレーション〉
施工業者が残していた打ち合わせの記録です。
出席者は支柱を追加することを確認し、見積りを依頼したことが記されていました。
打ち合わせから2日後の 3月2日、工事を監理する業者と施工業者が県庁を訪ねました。
支柱を追加すること、そのために、およそ 800万円の経費が必要になることを相談するためでした。
これに対し新潟県は年度末であることなどを挙げ 「コストは負担しない。 設計事務所と施工業者で協議すべき」 と答えたといいます。
翌 3月3日、工事を監理する業者は東京の設計担当者に電話を掛け、支柱を追加せずに支えを外すことが出来ないか尋ねました。
〈中田琢史 構造設計集団 SDG(当時)〉
県の方ではそういう対応は出来ないと、お金の問題、発注の問題いろんな事があって、それは出来ないんだから、えー、それが無くて本当にこの構造は、出来ないのかと、無い、無くて持たないのかという事を再三言われました。
それでーそのときに、えー、私の方では、えー、無い方向でも、検討をもう1回してみますと、いうお答えをしたと思っています。
942NHK新潟:03/10/04 20:07 ID:???
〈ナレーション〉
これと前後して工事を監理する業者は施工業者とも協議をしました。 そのとき施工業者が受けとったという書類です。 支えを外すジャッキダウンに取り掛かるようにと記されていました。 支柱の追加の指示は有りませんでした。
〈若月正明 第一建設工業総務部長〉
そのやり方でいいよと、いう返事を貰っています。 それを最終的に、えー、3月の 3日にですねふk(言葉を濁す)事務所の方が、これでやって宜しいと、いういう許可をくれております。
〈ナレーション〉
施工業者はその翌日から仮の支えを取り外す作業に取り掛かりました。
ところが、想定していた高さまでジャッキを下げてもたわみは止まりませんでした。 しかもこのたわみで鉄骨が歪み、床板にひびが入りました。
〈若月正明 第一建設工業総務部長〉
私どもとしては、うーんぅ、ほんと驚いているわけですね。 あのー、当初、あのー、このやり方で、えー、ね。 48mのスパンのですねジャッキダウンをやった場合は 120mmと、いうたわみがですね、出ることが想定をされておりました。
ただ 120mm下ろしたときにですね、まだジャッキが効いておったと、ジャッキに過重が掛かっておったと、これはもうひとつ想定しないことだったんですが、ひび割れが出たと、いうようなことで、ジャッキダウンを止めてですね、
設計事務所の方に、えー、指示を仰いだと、いう事です。
〈ナレーション〉
支柱の追加を提案していた東京の設計担当者は支えを外す作業が始まっていたことを知りませんでした。
〈中田琢史 構造設計集団 SDG(当時)〉
ジャッキダウンをやる前に、そのジャッキダウンのための計画書、どのような手順で誰がどのようなことをやるという事をちゃんと明文化した物を監理者、設計者、それから発注者がそれぞれ承認して、ま、承認を得た上で、
そのー、実際の工事が行われるべきであって、そういう物が無いままに、えー、工事が、こう、バタバタと、行われたという事が、あのー、それ自体ちょっと信じられない事だと思っています。
943NHK新潟:03/10/04 20:07 ID:???
〈ナレーション〉
工事を監理する業者は NHKの取材に 「詳しい事について覚えていない」 と答えています。
―― 福地建築設計事務所 社屋映像挿入 ――
工事を発注した新潟県はこうした状況を把握していませんでした。
〈武藤克己 新潟県港湾空港局長〉
基本的には、そのー、仕組みとしては、あー、まあ、あー、その、施工監理については協同組合の方にお任せして、そちらの方で対応していただくというのを基本にしているものですから…(切)
工事関係についてはですね、あのー、県の方で、えー、立ち会うとかですね、あのー、いっしょに、えー、協議するとかいう立場には無いですね。 (うんうん、自分でうなずく)
〈スタジオ〉
高瀬アナ:はい、支えを外す作業でたわみが起きるまでの5日間のやり取りが明らかになったわけですが、えー、意思の疎通は確かに充分ではなかったようです。
えー、内田さん、しかしそのー、なぜ支柱の追加ですけれども、作業の直前にしか提案されなかったんでしょうか?
内田記者:はい、それにも意志疎通の問題が関係しているのではないかと考えられています。 そもそも連絡通路の建設計画全体についてですね、実際の設計担当者には着工前の早い段階には伝わっていなかったという事です。
このため着工後になって、3回の設計変更が行われています。 支柱の追加も複雑な役割分担の中で、責任の所在があいまいになっていたと言えます。
高瀬アナ:今日はスタジオにゲストをお迎えしています。 東京大学、大学院で建築構造学を研究していらっしゃいます神田順教授です。 神田さんよろしくお願いします。 ここまでご覧になっていかがですか?
神田教授:よろしくお願いします。 私も初めて、ビデオ、拝見しまして、やはりそのコミュニケーションと言いますか、そのー、設計した人が考えていることが、その、工事担当者とか工事監理者にやはりちゃんと伝わっていなかったという印象が非常に強く思われます。
944NHK新潟:03/10/04 20:10 ID:???
高瀬アナ:あのー、私達からするとですね、支柱を追加していれば今回の事故は起きなかったんじゃないかという気もするんですが、これについてはいかがですか?
神田教授:まあ支柱を追加することはまあお金も掛かるわけですが、まあ県が発注者ということですから、お金の問題ですとか時間の問題に対しては、まあ、県として判断をするという事になると思うんですが、そのときにやはりその安全という事になりますと、
実際にそれを設計した人が一番良く知っているわけですから、やっぱりその間のコミュニケーションっていうのは非常に大切、で、そういったものが充分行われないままに、あのー、判断が先に進んでしまったという、そういう印象ですが。
高瀬アナ:あの、その、複数の業者がですね今回のように役割を細分化して分担するというこういったケースというのはよく有るものなんですか?
神田教授:そうですね、まあ、あの設計と施工は、あのー公共工事の場合は分離してやるというのが、あー、日本でも一般になっておりますが、もちろん設計施工一体でやる場合もございます。
えー、ただ今回の場合はまあ設計の下にまた別の会社がえ、設計に入っていたり、えー、構造が別になったりという非常に多くの、業者が、関係をしているということから、まあ、一番大切なのは、まあ、数が多いかどうか、
ではなくて実際に設計だったら設計をするのは誰がその責任を持ってやるのか、えーそれぞれの、部署に関して責任を持ってやる人が誰かという事がですね内からも外からも見えるようになっていなければ、
県の側からは、その、構造の設計が誰かという事がほとんど見えない状況の中で、あの、工事が進んでいたという所が問題なんだと思いますけれども。
高瀬アナ: まあ単にその今回この事故の原因をはっきりさせればいいというのではなくて様々な視点から見ていかなければならないという事が言えそうです。
945NHK新潟:03/10/04 20:10 ID:???
―― 以下 原因究明の体制について 要点のみ抜き書き ――
独自に事故の原因を究明していこうという団体、日本建築構造技術者協会。
設計士や建築に関わる研究者など 3,500人の会員。
独自に調査委員会を立ち上げ。 建築士と大学教授メンバー7人。 青木繁 日本建築構造技術者協会 調査委員会長。
協会、新潟県に第三者として調査参加要望、資料提供要望。 工事を発注した新潟県が調査するだけでは不十分。
新潟県、県が責任を持って調査する。 結果は一般公開する。 要望は断る。 設計士の団体は当事者に当たるため公正を期すため任せられない。
協会、県も発注者という立場で見れば当事者ではないか。
神田教授、日本では事故調査での第三者性を求めるという意識が弱い。 今、動いている調査委員会はいろいろな情報を開示して進めてもらいたい。 構造技術者協会という職能団体が自らを律しようとするならば県はそれに協力すべき。
神田教授、技術的な問題だけではなく、ただ法律や規則を守っていればよいという問題でもない。 それぞれの立場の責任をクリアにし、外から見ても分かるように。 法的な整備も必要ならすべき。
県調査委員会、今後1か月を目処に落下の技術的な原因を特定したいとしている。
946名無し組:03/10/04 22:12 ID:pw6lxzpm
さんくす>>939-945

設計に問題があったことを、仮の支えを外すまでに設計者も施工者も監理者も
認識してたってことか。

コミュニケーション云々の方に話を持っていこうとしてるけど、
設計者の責任は免れ得ないように思うんだが。
947名無し組:03/10/04 22:20 ID:???
ありがとう 939-945

俺は、発注者であり計画通知を行った、県が一番あほに思えてきた。
構造設計者は、支柱を追加しなければ、仮支柱を撤去してはならな
いと連絡したあった様だし。
948 :03/10/04 22:32 ID:???
>>939-945 NHK新潟さんm(__)m
>平成13年2月28日 SDGから"仮の"支柱提案
>平成13年3月 2日 県に相談「コストは負担しない。 設計事務所と施工業者で協議すべき」
>平成13年3月 3日 SDGへ電話「無い方向でも、検討をもう1回してみます」
>           福地建設設計事務所からの書類には
>           支えを外すジャッキダウンに取り掛かるようにと記されていました。
>           支柱の追加の指示は有りませんでした。
>平成13年3月 5日 ジャッキダウン 想定の120mmを超える 中止
>
>そもそも連絡通路の建設計画全体についてですね、
>実際の設計担当者には着工前の早い段階には伝わっていなかったという事です。
>このため着工後になって、3回の設計変更が行われています。

あのー、この通路はMakiさんSDGさんには予定外の仕事だったのかな?
だから間に合わせ、間に合わせで複数の図面や計算書が存在する?
尚且つM&Sへはその後も充分な情報が伝わる状況で無かった?

想定外の撓みが出た以後の"仮の"補強はSさんが指示されたのかな?それとも福地さん?

>>203-204

この番組の主旨は これですかね?
>高瀬アナ:あのー、私達からするとですね、
>支柱を追加していれば今回の事故は起きなかったんじゃないかという気もするんですが、

(´-`).。oO(施工中のダメージが原因かどうか?)
949 :03/10/04 22:51 ID:???
http://science.2ch.net/test/read.cgi/doboku/1062836905/1
↑この通路の事では無いよね(゚_゚i)
950 :03/10/04 23:20 ID:???
ttp://www.pref.niigata.jp/gateway/messe_jiko/press_release/9_30.pdf
設計図や構造計算書は現在調査整理中という事で、、、きっと竣工図も無いんだな〜
調査委員にも確かな資料が未だ無いのだろうか?
だけどこの報告書はかなり正直だなぁとは思ったよ
951名無し組:03/10/04 23:29 ID:???
ま、最大でもたわみは120cmの筈だったわけ。
それを50とか70に押さえる必要は本来ない。
何故なら上ムクリをとれば良いから。

そう設計監理者が判断してもなんらおかしくない。
むしろ、何故120を70内に押さえるためにわざわざ支柱を設けなければいけないのか?
120の変形がたわみの許容値内、それによって生ずる応力が許容応力度内であれば、
なんら問題ないはず。そこは設計者は保証していないのか?

しかし現実は120でも止まらなかった。

これは何を意味するのか。

設計者が本当の変形を把握できていなかったのではないか?

952 :03/10/04 23:49 ID:???
>>951
連続梁/単純梁の話は如何ですか?
何だか鉄骨に仮の補強を付けたり撤去したりしてますが
953名無し組:03/10/05 00:00 ID:???
>>952
まさに、そこだよね。
しかし設計者がそれをきちんと伝えて、
支柱を設けなければ、まったく別の構造システムになり、
安全の保障はできないと突っぱねていないんだよねぇ。
何でだろ???施工解析やってないのか?
前スレにもあったが、連続梁で想定変形80だったんだろ、
一端ピン多端固定なら2倍で160の筈。
120ってのが何処から出てきた値なのか。

仮設として、施工解析をやるうちに、解析モデルに無数のバリエーションが
生じてしまい、どれが本来検討すべき解析モデルか解らなくなったのではないか?

これは良くあることだよ。

しかし中田さんが担当だったとはねぇ…。
954945
誤字訂正
過重 → 加重
黒字に白 → 黒地に白
原因究明の体制 → 原因究明の態勢
いういう許可 → こういう許可
――
感想。 ジャッキダウンの手順がどうとか、新たな仮設支柱を入れるとか、ナンセンスな気がする。
全体の重量が2本とか4本位のジャッキに掛かってしまったら、油圧式のジャッキでも使っていたのでない限り人間の手では動かせないだろう。
当然、そうならないように全体のジャッキを均等に下げていき、仮にあるジャッキが動かせなくなったなら、その周りのジャッキを少しずつ持ち上げ戻して加重の掛かりすぎたジャッキを下ろすことになるだろう。
この様な中でジャッキダウンの手順が問題となるというのはどういう事なんだろう?
理想的なたるみをした状態からあるスパンを 30mm持ち上げたとしたら、特定箇所に致命的な損傷が生じるのだろうか?
仮にそうだとしたら、新たな仮設支柱を設けたらどこかに無理が掛かるだろうし、仮設支柱を設置した状態に適切に調整してしまったら永久に仮設支柱を取り外せない。
それに、コンクリート製の恒久的な支柱に匹敵する仮設支柱って何さ?
強度は数分の1でいいとしても基礎から工事しなくてはならない。