◆1休建築士製図編 Part4 ◆

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635うそだよね
構造bQ2 
国交省建築指導課の解説書に筋かいを持つ架構の変形性能についての記述があり、そこからの出展ではないかということのようです。

 木製筋かいを持つ架構の破壊は、圧縮筋かいの座屈、引張筋かいが引張破断、筋かい端部の接合部が破壊する場合の3つがある。
このうち、前の二つ(座屈・破断)がおきた場合、架構耐力が急激に低下する。

 接合部が破壊する筋かいは接合部が木材のめり込みによる破壊において比較的大きな塑性変形を期待する事ができる。
座屈とは圧縮により折れることをいい、また木質の特性として木材は、圧縮に強く、引張りに弱い。

 以上の事を考えると木造の筋かいを有する架構では筋かいが座屈したり引張破断することなく端部の接合部が破断するように設計するのが架構の靭性を確保する上で有利である。

したがって、22 肢4
「木製の筋かいを有する木質構造の靭性を確保するため、筋かいに座屈や引張破断が生じる前に、筋かい端部の接合部が破壊しないように設計した。」
は不適当な記述である。