547 :
異議あり3:
しかし、俺が思うに。
そもそもフリースタイルである「レイバーステップ」において、
必ずしも該当の二つの要素にこだわる必要性があるのかは疑問だ。
先にも述べたが、各々、特定の要素を強調し追求するスタイルであるし。
軽さとスピード感を排したスタイルが存在するに問題がどこにあろう。
よく彼のダンスを観察すればわかるが、
軽さとスピード感が無い分、当然他の要素に重点がおかれている。
特にターンのダイナミックさは俺の知る限りではNo.1の凄まじさだ。
これだけダンスレイバーも増え、それぞれ個性的な要素を孕んだ
ダンススタイルを確立している中、
本流から大きく外れたスタイルが存在していたとして
何の問題があるのだろうか。
軽さとスピードが無いことを「もったいない」と評するのはまだしも。
他の要素に目を向けようともせずに一概にダメと評して
馬鹿にするのはいかがなものか。
と長らく語らせてもらったが、一般に「上手いレイバー」とは、
「動きが機敏で軽くて派手なダンス」という安易な見方は
一般人からして避け難いものであるのは仕方がない。
だが、我らダンスレイバー同士としては「個性」と「スタイル」の違いという意味を
常に考えて他人のダンスを見ていく必要があると思う。