801事典
【ネクタイ】
リーマン物でよく登場する。
ガッチュン時には手足の拘束、目隠し、口を塞ぐ、
チリンコを結んで塞き止めイケなくさせるなど活用法は様々である。
プレイ時に使ったネクタイをわざと締めて相手の反応を窺うというプレイも楽しめる。
【裏路地】
受が迷い込んではいけない場所。
よく801チンピラが出現したり、または801チンピラに受が連れ込まれる。
攻が助けに入らない限り、強姦が済まないと受は脱出出来る確率は低い。
【眼鏡】
受け眼鏡の場合
顔射されたらザメンは眼鏡にかかっている
【乙女受け】
名字が早乙女の人を指す
【ペン】
主にアニャルに突っ込む。
受のアニャル次第で何本でもチャレンジ可能。
寂しい受がオナニーに使ったり、突っ込んだままの受けを歩かせるプレイなど楽しめる。
ボールペンならば分解して芯を尿道に突っ込んだりする。
筆記用とプレイ用は使い分けたいものである。
【男子校】
ホモカップルは当たり前、学校公認のカワイコチャンや抱かれたい男No.1などが当たり前にいる。
転校、入学すると生徒会長などに見初められたりする。
文化祭の女装コンテストは最早お約束。
男子校における保健室はラブホと同義である。
【苺】
主に受けのアニャルに投入される。
投入後ガッチュン→中出し
自分のザメンまみれなのに攻めは「苺ミルクだ」と美味そうに食べる事が出来る。
もしくは受けに食べさせる。
何故か苺にウンコーはつかない。
前足に体重乗せて溜めてからポンと後ろに突き飛ばす様に前足を伸ばすステップは何という名前?
海外のレイバーのサイトとかでそれらと共によく追記されている
PLURやレイバーの理念については?
【保健室】
よく校医不在の札がぶら下っていたり鍵が掛かっている
苦しげな呼吸が聞こえてきてもベッドを区切っているカーテンを開けてはいけない
開けてしまうと憧れの先輩や親友、教師のガッチュンシーンを目撃してしまう確率高し
怪我などで訪れると校医に治療と称してイタズラされたり美味しく戴かれる場合がある
ティッシュの補充とシーツ交換は毎日欠かせない
【満員電車】
通勤、通学に受が利用すると必ず痴漢に遭遇する
痴漢されるうちに愛が芽生えたり、
痴漢から守ろうとする同僚、親友、幼馴染、etcに恋心を抱いたりする場所
カップルの場合、痴漢ごっご、受にバイブ挿入後放置プレイなど楽しみ方は様々
本番を致してしまうカップルも珍しくない
押しつぶされないよう必死に受を庇っている攻なども居てこちらは微笑ましい
【地下室】
鬼畜攻めの家にもともとその気は無くとも設置されている。
鍵が掛かり水道の設置率も高い。
壁にフック等が掛けられるようになっている事や、
設備の割にコンクリ剥き出しになっている事が多いのも特徴的である。
なお、垂れ流し等の描写が無い以外はトイレは設置されている。
【睡眠薬】
嫌がる受に服用させ、眠っている間に自分の好きなプレイをするための準備をすすめる。メイド服・ナース服を着せたり、縛ったり…。
また、日頃の立場を逆転させたい受が攻を陥れる場合にも用いる。
【チョコレート】
受けのアヌァルに投入するもの。
次第に溶けてきてそのうち攻めが舐め、食すもの
バレンタイン時期にサイトの小説の中でてくるチョコは大抵、受けの作ったチョコ。
【唾液】
ガッチュン時のローション。なぜか挿入後に足さずとも濡れ濡れで
音が出る程の粘着度があり大変便利。
その粘着度は激しいキスシーンを見れば一目瞭然。受け・攻めがお互いの
唇を離した後、名残を惜しむように糸を引くらしい。ちなみに色は銀色。
【男だから好きなんじゃない】
お前だから好きなんだ!
【風呂】
垢を落とす場ではない。睦みあい、愛を育む場である。付属品はシャワーとシャンプーとひよこさん。
【シャワー】
水圧で受けに刺激を与えられる便利アイテム。
【シャンプー】
ローションの代用品。
スーパーウルトラとてつもなく皮膚に優しいので粘膜のダメージを気にせず使用可。
【ひよこさん】
見ている。
【生クリーム】
受の胸にある苺にかけるもよし、本来苦いはずの反りたったものにかけるもよし。おいしくいただける一品。
ベタベタ加減も大変心地よいが片付けが大変。
【いじめのリーダー】
いじめられっ子のことが好きである
【当て馬】
番外編では幸せ
【鏡】
室内鏡張りのラブホなんか羞恥プレイの最高の場所だ。
>>216 過去ログ嫁よ厨房
いつもスレのトップに張ってあっただろ
気になるならお前がスレの建て直し時に張れよ
増田は黎の吐息を全て奪うように、性急に口付けた。
堰を切った情動は、決して後戻りは出来ない。
流した涙が、再び瞳には還らないのと・・・おんなじ。
それを受け入れようと、黎もまた積極的に唇を開く。増田の行為を嬉々として受け入れ、彼の背を抱き締める。
柔らかくそして温かな心地良いくちびる、そしてその奥の口腔の肉の感触が、増田の本能を掻き乱す。
触れる柔肉、舌先、なめらかな歯・・・。
増田は黎の唇に溺れながら、上掛けに包まったままであった黎の素肌に手を差し入れた。
吸い付くその肌の滑らかな感触は、どんなオンナにだって負けはしない。そして黎は余計なモノを削ぎ落としている潔さからこそ、彼の方がより美しいのかも知れない。
理念やら姿勢なんて。。。
自分の頭で考えた言葉でないと意味ないっしょ
長い髪も、口紅も、香水も、全ていらない。
そんな人工的な装飾を身に纏わなくても、彼はそのままでも充分な美貌を持っていて。
誰も、敵わない・・・黎には。
他には何もいらない。
彼が居れば------それで。
黎は増田の服を性急に脱がしに掛かっていた。
背広、ネクタイ・・・シャツ。
彼は器用にも手探りのみで増田の着衣を剥ぎ取っていく。
早く、一刻も早く、一つになりたい。
増田はそんな黎の声を、聞いたような気がした。
そしてそれは増田の気持ちとも、ぴたりと重なる。
いつもならば黎が焦れて泣き出さんばかりになるまで、『最後』をオアズケにする増田のセックスも、今日は増田自身が前戯を与える余裕もなかった。
「・・・朋也、はやく・・・ねぇ------。」
黎も下から増田のソノ部分に触れてくる。
欲しい。
------同じように、増田も彼が欲しい。
欲しくて欲しくて・・・。
気が、狂ってしまいそうで。
増田がぼんやりと思考を飛ばしているここ最近、その彼の脳裏を埋めるのは、黎とのセックスの事だけであった。
自然と、想起してしまっている。
心を焦がす、身体を蕩けさせるような、彼とのセックスの事ばかりを・・・想っている。
「大丈夫? 」
口付けの合間、増田は黎にそっと尋ねた。
唇への愛撫だけで、彼の瞳は潤み、その目元は桜色に色付いていた。
すぐにでも、彼に包まれたい。
彼の奥に、抱きとめられたい。
熱い昂ぶりを、奥底で受け止めて・・・。
「欲しい。------大丈夫だから・・・スグにシテ・・・。」
黎は小さく頷く。
増田は黎の頬を撫で、その手を下へと這わせた。
自分を受け入れ、愛してくれる、その敏感な部分へ。
その途中増田の指先は彼の器官へと触れた。触れた黎のその器官は限界まで硬く張り詰め、その存在を誇示していた。
触ッテ。
そう、増田を誘惑する。
だから、ソレに応えてやる。
「・・・ぁ。」
突然、触れられた敏感な先端に、黎は体を震わせて増田の肌蹴た胸元に顔を埋めた。
「待って、ソノ前に・・・ココを------。」
カワイガッテアゲル。------増田は淫蕩にそう囁き、その黎の部分に長い指を絡めた。
「・・・あ、ぁあ------。」
それだけの行為で、黎は切なげに喘いだ。
クスリのせいか、それとも本来そうであるのか、黎は酷く敏感だった。
与えた快楽を、彼はそのまま全てを余す事無く飲み干す。
その乱れた姿だけでも、増田を大いに興奮の高みに追い遣った。
『飼い主』と『愛玩動物』。
その愛らしい姿一つだけで、飼い主の心を支配する。
時折見せる仕草一つで、飼い主の心を沸き立たせる。
だから・・・真実の主人は、愛玩物の方だ。
黎が、増田を支配する。
『愛』を餌に、誘き寄せられるのは・・・増田のほう。
その足元に跪くのは・・・主人であった。
「・・・とも、やぁ、-------は、・・・ん。」
絡めたその指を、増田はゆったりと動かしてやる。与える快感は、緩慢であればあるほど、持続する。際限なく高まる。------黎の神経を根底から犯す。
黎の腰が、淫猥に動き始める。
増田の手の動きを、急かすように。
貪欲に快感を求め続ける黎に、増田はいよいよソノ手を巧みに捌き始めた。
「・・・黎。」
憑かれたように、擦り、込みこみ、撫で上げる。
溜まらずに先端から流し始めた体液で、ソレ自身を濡らしてやる。粘質の体液は、増田の手捌きを滑らかにし、そこから背骨に溜まる快楽は桁違いに大きい。
「とも、・・・挿れ------一緒に・・・。」
黎は自ら両脚の間に増田の半身を導き、背にあてがっていた手を、彼の腰に下ろした。
一緒に達したい・・・。
そんないじらしい黎の哀願を受け入れ、増田は黎の体液に拠って濡れそぼるその手を、彼の奥底に動かした。
受け入れてくれる場所を探し当て、中指を当てる。
「ちから、抜いて。」
黎が肯首したのを確認し、増田はその指をゆっくりと黎の内部へと埋めていった。
その内部は優しく潤い、増田の指を戯れに締め付けた。
------ソノ部分で、愛して欲しい。
増田は彼の体を思いやる余裕もなく、オザナリにそこを指先であやし、すぐさま抜き去った。
昂ぶりを、あてがう。
「朋也・・・。」
ソレを悦ぶように、黎は瞳を細めた。微笑みかけてくれる。
自分との、セックスを・・・待ち望んでくれている。
自分を、愛してくれる。
------錯覚。
自分を、求めてくれる。
自分だけ。
------錯覚。
自分を・・・。
『朋也』、を。
『自分』ではなく、朋也を。
------ソレガ、真実。
あなたがあいするのは、ただひとりきり。
いつまでもいつまでも、たった・・・ひとりきり。
かわることなどはなく・・・。
「・・・嘘だ。」
増田は弱弱しく否定し、そして屹立した己を黎の愛しい体に埋め込んだ。
・・・一番深い部分で、自分を感じて。
「------あ、ぁ・・・あ、ともや・・・。」
打ち付けられる快感に、黎は喉をしならせる。白い肌。そこに増田はくちづける。
「黎・・・黎・・・。」
己の身体の下で身悶える彼の名を、増田は熱に浮かされた者特有の虚ろなる声で、繰り返し繰り返し・・・囁き続けた。
触れている筈なのに、繋がっている筈なのに。
それなのに。
あなたは遠い。
黎が自分のそばに居るという実感が稀薄過ぎて、だから増田の行為は徐々に激しさを増していった。
「とも・・・あっ、・・・は、・・・あっ。」
間歇的に喘ぐ、黎の嬌声。それを耳朶と唇、深く繋がった場所から増田は感じ取る。
黎は全身で増田を包むように、脚を絡めてくる。
もっと深く増田を咥えこむように、体を密着させてくる。
・・・それでも、遠い。
体温、ヌクモリ、声、吐息、匂い。
遠い。
背筋から腰骨、その奥に溜まる快感も、ただ・・・虚しい。
単なる、自慰行為と・・・あまり大差がない。
終わった後に訪れるモノ。
それは充足感? 失望感?
------後悔?
しかしそんな心とはお構いなしに、増田の身体は勝手に絶頂へと向う。彼の息は上り、緩やかに熱を帯びてくる。
額からじっとりと滲んだ汗は静かに流れ落ち、増田の顎から雫となった。
何の為の行為なのか、増田にも分からなくなっていく。
だが、それでも黎の中で勝手に、膨らむ快楽。
腰の動きは益々早まる。
黎の喘ぎは、悲鳴のようだ。
泣き叫び、許しを請うている。
------ダレニ?
器官をキツクそして柔らかく潤った肉壁に巧みに愛撫され、増田の気持ちとは裏腹に、やがて訪れる・・・吐精。
二人同時に高みに上り詰めても・・・増田の心は混迷を覚え始めていた。
吐き出した精液と同じ・・・どろりと流れる・・・濁ったこころ。
ニゴッタ、ココロ。
蕩けだす。
つづく
真面目に踊って頑張ってます。
つづく
基地外ヤシはスル〜しておいて
>>210 >>212 大変よくできました
素晴らしい
そして実践して文化の普及と地位向上に結びつけて行こう
>>193 >>195 そのとおり、完全に世代交代は実感した
今度は我々が各地の前線で文化を先導し普及へと導く
そしてこの背中を見て参入してくる同士を迎えてあげよう
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/ / l | . | 大物ぶっちゃって
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! r'-‐─ニ‐- 、. | | . | / ̄/ [][] _ ┌┘└─┐
| ゝ ̄ / . iべ`'ヽ、 | | │ / / ヽ ̄ヽ . □□ | | └┐┌┐│
| / ハ ソ ゝ ., 、ヽ | │ . │ /_/ ヽ_ヽ // |__」 | |
| ノl !―' `─ ヾ j〉ノ | < '´ ∠_,/
|∠r┰ r┰ リ"l.!,/ / \
|レ 、 ' ∠´ / / \ じゃないの・・・
| ノ\i⌒i ハソ ' / `ー──────────────
| ゛ .,l'ヽ二ニ゙゙i、-' /
!/ r'´ /
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ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ノ´
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/ 〉〉 ヽ' 〉〉 ヽ
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. | .| † )) ヽ
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i ヽ、_ ._人_ / ./
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ζ  ̄ ̄ヽ _/| | ι / /.i
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l゙ |,]〃 / /ー''" ,、 ,=@ .r,",} 丿./ .,r″
| レニゴ │.!,,_ ._,,l゙ヽ ゙lヽ,,、 ` ,/ ,/` ゙lヽ,,,,_、 .,,ッ=ッ.
ヽ-′` `-、,二,_,/ `'-,,"''ー、、 ( ノ `'-,,,_^''┐ |.l゙ .}|
`''―" `" ⌒′ ゙'ヘニソ"
∧_∧ ∧_∧
_( ´∀`) (´∀` )
三(⌒), ノ⊃ (
>>1 ) 糞スレは・・
 ̄/ /) ) | | |
. 〈_)\_) (__(___)
∧_∧ .∧_∧
( ´∀) (´∀` )
≡≡三 三ニ⌒)
>>1 .) 立てんなって
/ /) )  ̄.| | |
〈__)__) (__(___)
∧_∧ ,__ ∧_∧
( ´)ノ ):;:;)∀`)
/  ̄,ノ''
>>1 ) 言ったろうが
C / ̄ / / /
/ / 〉 (__(__./
\__)\)
ヽ l //
∧_∧(⌒) ―― ★ ―――
( ) /|l // | ヽ ヴォケがーー!
(/ ノl|ll / / | ヽ
(O ノ 彡'' / .|
/ ./ 〉
\__)_)
┌─┐
|も.|
|う |
│来│
│ね│
│え .|
│よ .|
バカ ゴルァ │ !!.│
└─┤ プンプン
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д)
| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎
>>438 がんばれ!!
>>438 ワッショイ!!
. + /■\ /■\ /■\ +
( ´∀`∩(´∀`∩) ( ´ー`)
+ (( (つ ノ(つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
ひゃはは!!さっさと散れや
ゴミ共wくせえんだよwww(プゲラ
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
,; 、; ____
、;∵/).;';, 从 モララァァアア!? _|____|
[]と(。Α;'。#)⌒ヾ゙;: て __∧_∧ ─__ ∧从ノ. __ 、,.. (∀` )
┃ ∨ ̄∨(_)_)"/!` (#:゙;Д・)') ─ ─ー ┃(#>A※'  ̄ー─-─-'´、 ゙━と_ノ ○ ____
;゙∧_∧━[と;'Σ・゙;、==─ []とΣ∴`;て  ̄ ̄__ W` ノ___ _|____|
モララァァア!? `(>Д・゚;|l);・ ∧_∧;'∴  ̄ ̄ と#`ω_::つ-- ___ _|____| (∀` )
;"ミ;゙@※;彡-ー(゚>Д・;;#)))ヾ;, ` ;゙ 、,,;!人/ 、!,/ (∀` )━と_ノ ○
(_;;`;∵";‘;'`∴ヾノノ;`(_);". ∧_∧ノヾ)∴て ̄ ̄ ー、´_,゙━と_ノ ○ ノ ノヽ ヽ、
(_) (_)' ミ;;∵ (・Д<゚。)ノ"(`ヾ ` " ノ ,へ ヽ (__) (_)
モ、モララ-ン!!? (__) .(_)
オラッ! クズ同士馴れ合ってろやww
∧_∧ モギャ:,'モゲ!∴∧_∧
( ´∀`) 从__∧ハ';'∧;从 (´∀` )
⊂  ̄⌒i#;>Д)A<#)i⌒ ̄ つ
( ( ̄ ̄W゙;; つ(;;u⊂;;; W  ̄ ̄) )
(_) と_;;)) ∴((;__つ (_)
>>196 裏事情は知らないが
エ●ロマのイベ自体は良いよ
関西や岡山から来るとか本当に大したものだと思うよ
やっぱりギャルヲにレイバーダンス見せびらかしちゃダメぽ。
ギャルヲがファビョっちゃう。
)'ーーノ( lヽ ノ l ヽ:::\ ヽ,,丿
/ S | | | |、 ''-'' ̄ // /ミ 彡\ヽ ヽ|ー‐''"l
l ・ | | |/| ヽ ノノ / \ ヽ .l S ヽ
l A | | ヽ、| ヽ\ヽ// -‐'" `ヽ ヽ l /| ・ /
| ・ l トー-トヽ ノ -ー'' ̄ 、''ー- /// | A |
| G |/ || .》 》l ''""" ゝ""/巛ヽl ・ |
| ・ | || 巛《 ヽ -‐ / 》》.l G |
| E | / || 》 》 \` ー-=‐' || ,ノ巛 | ・ |
| !! | / || 巛 † |レ' 》》 | E |
ノー‐---、,| / / ノ⌒ヾ、 ヽ ノヽ、 | !! |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽ} ノハ、_ノヽ
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ |
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
 ̄ ̄ | /
ワイワイ ☆ チーン ケッコウ、アツマッテルネ デモ、ザコバッカ ☆
∧∧ ∧_∧
.(,,´Д゚)∧_∧ /■\(・∀・ )
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\人/< `∀´>∩<`∀´ >ヽ/ 人
_n (_ )u ( ⌒) uu)∩_ (_ )
( l (__) ./,. 人 i ,,E)__)
\ \ <`∀´ > / /_) ./ .ノ< `∀´ > n
ヽ___ ̄ ̄ ) / /____) ,/ ./ ̄ \ ( E)
/ ̄| . 人 / / `∀´) / フ 人 ./ヽ ヽ_//
| |. (__) / (__) \_///
| |. (__)\ 人 ヽ (__) / /人
,― \< `∀´> (__) ∩ `∀´>∩ ./ .(__)
| ___) | ノ (__) 〉 _ノ / ∩(__)
| ___) |)_) <,,`∀´> ノ ノ ノ / .|< `∀´>_
| ___) | ( O┬O .し´(_) .// | ヽ/
ヽ__)_/ ◎-ヽJ┴◎ " ̄ ̄ ̄ ̄"∪
島島島島島島島島島島島刀@
島島島島島島島島島島島
島島(;´д`;)島島
島島( )島島
(_| ̄|_)
島島島島島島島島島島島
島島島島島島島島島島島刀@
(⊃∀`)°。
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|荒らしは安らかにお休みください|
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韓国でも日本人を狙った殺人・傷害・レイプ事件は後を絶たない。
被害者が日本人だとわかると韓国の警察もまともに捜査しないからである。
日本人の女性が韓国人の集団にレイプされ、泣きながら韓国の警察に
逃げ込んだ時、警察官が、
「日帝時代に韓国人の先祖が受けた屈辱よりも小さな事だ。」
などと言って笑ったという話も耳にする。
また、強姦以外にも頻発しているのが暴行・傷害である。
数年前も、ソウルの日本人学校で同校幼稚部の日本人・滝島大夢君(6才)が
見ず知らずの韓国人の男に「斧(おの)」で襲われて重傷を負うという
理不尽で痛ましい事件もあった。
その時の犯人はこのように述べた。
「でも日本人でしょ」
韓国人の日本人に対する『蔑視観』とはこのようなものである。
韓国を旅行する日本人はゆめゆめ忘れてはならない。
ttp://www.geocities.jp/koreanurupo/
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ベトナム戦争時、韓国兵が現地女性に乱暴をしまくり大量の混血児が産まれ深刻な問題に発展していきました。
まぁ韓国は思想の自由を保障されない国だから、国にとって不利益な情報があなた方国民に流れてこないし、知らないのも無理はないよ。
何も理解できてないのはあなたの方。
もしあなたの言う日本が本当の日本なら、何故アジア(特ア三国除く)で日本兵がきちんと供養されてたりと友好的なの?
何故ほとんどの国で「竹島は日本の領土」だと認識されてるの?
何故特ア三国除く各国の首脳が靖国を参拝してるの?
あなたみたいな嘘八百並びたてて感情だけでものいう人ばかりだから、世界から信用されないんだよ。
非常任理事国選出選挙で一票も入らなかった事実を見つめてみなよ。
在日が多数居住する関西地区で
阪神淡路大震災が起きたが、在日虐殺事件などおきなかった。
逆に、在日の家から武器弾薬が出るわ出るわ。
レイプ事件も強盗事件も火事場泥棒もみーんな在日が起こしてた。
しかも災害援助活動している自衛隊に「おまえらなんかつぶれてしまえ!!」といいながら、
援助物資もらう列に並んでた。
ノットリヨテイチ
レイバーにギャルでも取られたのか?
韓国軍がベトナムでした事「AGAIN1966」
ナムフュン郡で、韓国軍は4人の老人と3人の妊婦を防空壕の中へ押し込め、ナパームとガスで殺した。
アンヤン省の三つの村では110人を、またポカン村では32人以上をこうしたやり方で殺したのである。
1966年2月26日、韓国軍部隊は137人の婦人、それに40人の老人と76人の子供も一緒に防空壕の中へ押し込めて、化学薬で殺したり、全員を盲にさせたりした。
1966年3月26日から28日にかけて、ビンディン省で、韓国軍は、数千におよぶ農家と古寺院を炎上させ、若い女性や年老いた女性を集団強姦した。
8月までに、"勇猛な"朝鮮人たちは、ビンディン省における焦土作戦を完了した。
ブガツ省では、3万5千人の人たちが、"死の谷"に狩り立てられ、拷問を完膚なきまで加えられてから全員が殺された。
10月には、メコン河流域では、裸で両手ないしは両足の19人の遺体が川から引揚げられた。
これらは、いずれも陵辱された少女たちの遺骸であった。
この事件に先立って、同じ地域で共同作戦中の米軍と韓国軍が、昼日中に結婚の行列を襲い、花嫁を含め7人の女性を強姦したとの報道もあった。
かれらは、結婚式に呼ばれた客の宝石を残らず奪ったうえ、3人の女性を川の中へ投げ込んだ。
放火、銃剣による突き殺し、拷問、強姦、強奪――こんな記事は、ほとんど毎日のように続いている。
母親の胸に抱かれたいたいけな乳幼児でさえも、非人間的な殺人行為を免れることができないのだ。
これは、たった一都市に起きた"南京大虐殺"どころの話ではないのだ。
これこそ、アメリカの新聞の力をもってしても、中国の南京で起こった話を語ることのできない、今日の"ベトナム民族大虐殺"なのである。
つまり今日では米軍および韓国軍の検閲官が全強権を発動し、事実が明るみに出るのを妨げているのである。
「朝鮮 ―新しい危機の内幕―」 D.W.W.コンデ 岡倉古志郎訳 1969年 新時代社
∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(∀・ つ *) < みんな!アナールしようよ!!
d ∪∪ \______________
2chに常駐して各板の反朝鮮的言動を監視する朝鮮極右団体=民団、総連
通称ホロン部の活動パターン↓
2ちゃんねるでの不思議な現象 2
◆エロ広告が貼られる◆
( ´_ゝ`)フーン
◆2getコピペが貼られる◆
(´・∀・`)ヘー
◆朝鮮コピペが貼られる◆
<;丶`皿´><嫌韓厨うざい!! 右翼化傾向!! スレ違いニダ空気よめ!!
<;丶`Д´><ネットウヨうざい!! リアルじゃなにも出来ない引きこもりが!!
<;丶`Д´><同じ日本人として恥ずかしい!!
<;丶`∀´><それっておまえらが嫌ってる韓国人と同じだなギャハ!!!
<;丶`∀´><在日認定ですか?認定厨乙!
<;丶`∀´><俺は韓国とか興味ないよ。
<;丶`∀´><右翼必死だな韓国にビビルなよ。・・・・・・。うは!釣れまくりwww
お前こんな時間によっぽど暇なんだな
でも、さびしい荒らしだよな。
東アジア+なんかだと荒らしももっと勢いあるよ。
一人じゃ限界あるもんな。
シュッ
(;´Д`) ハァハァ
Σ⊂彡_,,..i'"':
|\`、: i'、
\\`_',..-i
\|_,..-┘
/⌒\
( )
| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |< みんな!モコーリしようよ!!
( ・∀・) \_____________
) (
(__Y_
_ _ ∩
( ゚∀゚ )ノ ))) おっ!
( 二つ
ノ 彡ヽ
(_ノ ⌒゙J
⊂ヽ
((( (_ _ )、 ぱい!
γ ⊂ノ, 彡
し'⌒ヽJ
_
⊂ヽ ゚∀゚)ヽ おーっ!
`ヽ ヽ' ))
ノ ノ
し' ⌒J
_
( ゚∀゚) ミ ぱい!
γ 二つ つ
{ (
ヽ,_)ヽ,_)
_ _ ∩
( ゚∀゚ )ノ ))) おっ!
( 二つ
ノ 彡ヽ
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((( (_ _ )、 ぱい!
γ ⊂ノ, 彡
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⊂ヽ ゚∀゚)ヽ おーっ!
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( ゚∀゚) ミ ぱい!
γ 二つ つ
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( ゚∀゚ )ノ ))) おっ!
( 二つ
ノ 彡ヽ
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⊂ヽ
((( (_ _ )、 ぱい!
γ ⊂ノ, 彡
し'⌒ヽJ
こんな時間にシコシコやってるってことはNeetだろ?
暇だねぇ、きっと寂しいんだろうな
そんな椰子はagehaのSABISHINBONIGHTへ
_ _
▽ /\ ▽
/ /i、 i) ))
( 人゙ヮ/ /(
γ、- -ζヽ)
|(・( ・ ノ |
⌒\ |/ ` /|/⌒\
\/ 、 {/ 、
./、 \ / /\
/ \ )i( / `
`ーー^ ^`ー´
| __ | | |
| / `ヽ | | 「僕はパパにフーゾクを卒業してほしいんだよ!」
| / /)-)ノ-)ノ m
|ヽn _j _/-| ・|・ |ヽノ \ | ̄ ̄| ,−、__
|、 /ヽ( ` - ゝ- !/ | \ | (─── 、ヽ
| \ \( ̄ ̄/ノ | | __ |∩_|/ノ \ | | /
| \ ▽▽ヽ | | | \ ゝ/___\ヽ /\ |(ミl l.) |__|
|─ | ノ | | | / | ノ −、−、|m\ / ⊂⊃ ) /
|二 /___/ | | | | __|─| ミ|≪ |__/ | <__/⌒ヽ |ヽ
| / く、 | | |___ ( U−o- l /ミ| | \ (二) |/ )
| ( / ̄\/) ─ \ (⌒〜∩/) | j__∩__──/ | )) ─
| ノ__/  ̄ \__/ノノ >─/\/))∈ (\/ \
| ̄ ノ 彡/ ─ ( /∩_  ̄ / \ i
| ̄ ̄ // (( |  ̄ ̄| ∋ )) ^(/U \ ___ ノ
| // j  ̄ ̄| ̄ ━━━━━━ノ \
| // ( ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\/^ヽ / ノノ
|// ⌒// \─ヽ ̄ ̄ヽ/ / | \-、
|/ ( ) ,-、人 ノ \ノ \__ / | ヽ\⌒ヽ
/ − ´ / / ノノ ☆ ⌒、 (_ノ ( )
!__ / ( ) ☆ `−
`−
「ママが貧乳だから我慢できないんだよ!」
_ _ ∩ _ _ ∩
( ゚∀゚ )ノ ))) ⊂ヽ ( ゚∀゚ )/
( 二つ おっぱい! ((( (_ _ )、 おっぱい! ⊂ ノ おっぱいぱい!
ノ 彡ヽ γ ⊂ノ, 彡 . (つ ノ
(_ノ ⌒゙J . し'⌒ヽJ . 彡(ノ
___
/ __ \
/ ヽ _ ∩、`、
/ /\ \゚∀゚)彡 、ヽ
| | ,\ ⊂彡 | |
ヽヽ \ \ / /
\[おっぱい禁止]/
ヽ、 ____,, /
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おっぱい!おっぱい!
_, ,_ ∩ ポイーンポイーン
( ゚∀゚)彡☆((∩∩
⊂彡⊂⌒ ̄⊃*。Д。)⊃
 ̄' ' ̄
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・) (´∀`)
⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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Y 人 Y 人
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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し´(_) し´(_)
客もまばらなうち、力を入れずに踊る。この時間で秩序を打ち立てられるかでその日中盤までの
流れは決まる。"踊る"という行為によってそれを造り出せるところにあると思う。僕の最大の武器
であり伝達手段。だから僕は、自分の影響の範囲が及ばない1000人overのフロアは好きになれないんだ(1000人overのルールを決めるのはステージ上の人でしょうね)
大げさだが神官の結界を張る行為にも似ている。SPに囲まれた四方の空間の中では、一切の不浄を取り払い、産まれ落ちたままのピュアな状態にしておかなければいけない
>>281 つまり、ただの目立ちたがりってことだなw
283 :
193:2005/12/21(水) 10:02:18 ID:???
>>195 そうだな。俺等が頑張らないといけないよな。
気合入れて頑張っていきましょか。
>>215 どのStepのこと言ってるのか解ったけど、あのStepに名前はないはず。
てかRaverStepは、既存DanceStyleからの派生や完全オリジナルな踊りだから正式な名称自体ないんだよ。もちろん技の規則もね。
どれもオリジナルなんでね。10人LA踏めば10人とも違うDanceになると思う。それがRaverDanceなんですよ。なので技の名称とかに拘らなくていいと思いまっせ。
「いくろ------。」
黎は息を飲む。
彼の言葉を・・・待ちながら。
実際は一瞬間ほどの、短い間だったのかも知れない。
だが黎が体感したのは、息苦しいまでの時間の重みだった。
鼓膜が音を拾おうとして、痛みが湧き上がってくる。
「・・・ひとりだけ幸せになるなんて------赦さない。」
郁朗は繰り返した。
「俺の居ないところでなんか、黎が幸せになるなんて------そんな事は赦さないから。」
そして黎の前髪に触れていたその郁朗の指が、ゆっくりと黎の輪郭を辿っていく。
流れる仕草で。
その指先は、やがて------当然のように顎に寄せられる。
「黎の為なんかじゃない。」
そう言い切りながらも、その声音は・・・優しかった。
黎の為ではないと言いつつも。
彼の言葉の端々から感じられるのは、正しく黎への想いだった。
包み、守ろうしてくれる、あたたかさ。
「全部、俺自身の為だから。・・・黎の為じゃないんだ。俺はあなたの事なんか、これっぽっちも考えてない。・・・だから、気に病む事は少しもないんだ。」
ゆっくりと、郁朗の顔が降りてくる。
そしてその彼の唇は、黎の額に触れた。
静かな感触に、黎はふと瞼を伏せた。
何かが・・・染み入る。
言葉ではない・・・感情でもない------。
ナンダロウ? コレハ。
「郁朗。」
「俺から離れないで。・・・あなたが居なかったら------もう、駄目なんだ。あなたが居なくちゃ------。黎の為なんかじゃなくて、俺の為に。」
・・・初めて彼とくちづけを交わした、あの日。
昏い公園の木蔭。
自分のくちびるに、触れた------彼のくちびる。
くちづけなんて、たかがセックスのお決まりの前戯にしか過ぎないと・・・そう思っていたのに。
意味なんて、ないと・・・そう軽んじていたのに------。
その触れ合いだけでこれほど心が安定するなんて、知らなかった。
心が、安定する事。
満たされ------満ちていく。
黎は彼の背に触れていた腕に、ゆっくりと力を込めた。
彼を拒みながらも、黎の腕は、体は、只ひたすら郁朗を求めた。
いつだって、からだはすなおだ。
いたみにもびんかんだし、そして・・・よろこびにだって。
後先も外聞も後悔も・・・縛る事は出来ない。
只、ひたすら・・・望むがままに。
「でも・・・。」
「あなたの為じゃない。あなただけが幸せになる訳じゃない。俺を・・・傍にいさせて。」
祈るような、郁朗の口調。
胸が痛くて、締め付けれるようで・・・でも、不快ではなくて。
感じるのは・・・これは、喜び?
しかし。
「郁朗・・・それは------。」
あなたが、わたしのそばにいること。
例え黎自身の為ではなくとも。
・・・傍に------居ても、良いの?
だって、結果は同じ事。
黎の望みと。
郁朗と居られる事。
それがあなたの為なの?
------都合が良すぎやしない?
「------後悔、してないよ。」
黎の心中を慮ったように、郁朗は続けた。
彼が囁くたびに、黎の額に彼の僅かな吐息がかかる。
温かく、心地よい感触。
傍に。
誰よりも近く、あなたがここに居てくれる。
ひとりではない。
置いていかれたわけでは・・・なかった?
------ここに居る、あなた。
触れる事が出来、体を重ねる事が出来る・・・郁朗。
あなたがいてくれた。
いつも、わたしの、そばに。
そして------これからも?
望んでも良いのだろうか?
夢を見ても良いのだろうか?
幸福を噛み締めても・・・良いの?
わたしが。
「・・・でも------いつかきっと後悔する。」
黎はぽつりと否定的に答えた。
そうとしか・・・言えない自分が------哀しい。
渇いた・・・硬い口調。
彼の真心を素直に受け入れない、疲弊した、自分。
汚れ、腐りきった・・・。
こんな自分なのに。
「きっと、後悔する。」
黎は続けた。
------それが、辛い。
いつか彼が己の行動を振る返った時、その選択を後悔する時がきっとくる筈。
アナタニ、会ワナケレバ良カッタノニ。
そう・・・切に。
だが誰よりも黎を想っていてくれる彼は、きっとそんな後悔すらオクビには出さないかも知れない。
黎を引き止めた事を悔いながらも、きっと彼は------。
あなたは。
そんな素振りも見せずに、きっと黎の傍にいる筈。
醒めた愛情を必死の誤魔化しながらも。
それは------口汚く罵倒される事よりも、辛い。
あなたの足枷にはなりたくはないから。
「------そうだね。」
郁朗はソレを否定しなかった。
黎の額に触れていたくちびるがゆっくりと離され、郁朗の額は黎の肩口に置かれた。
そのしっとりと感じる重みが、今は何よりも尊く・・・心地良い。
ここにいる、あかし。
黎は彼の背から、手を・・・髪に遣った。
黒と銀の入り混じった、それでも変わらず光る、郁朗の髪に。
「でも、少なくてもまだ今は・・・あたなを好きになって、良かったと思える。------それで充分だから。それで良いんだ。」
「郁朗・・・。」
黎の素肌に、郁朗の息が掛かった。
・・・黎は、深く息を吸った。
「先の事なんか、何ヒトツ分からない。だから・・・無責任に『大丈夫』なんて言いたくはない。でも、今の俺は、あなたを愛していると言えるから。」
郁朗はまるで甘えるように、黎の肩口に深く顔を寄せた。
柔らかい唇が、意図なく黎の肌に押し当てられる。
「それだけじゃ・・・駄目なのかな・・・。」
小さな声で。
「・・・郁朗。」
駄目なんかではない。
そう言って遣りたかったのに、黎の声帯は上手く声を紡げなかった。
胸が、詰まってしまったかのように------苦しくて。
・・・何故、そう感じるのだろうか?
「朋也の代わりも、増田さんの代わりも、------仙波さんのようにも、とても出来そうにもないけれど。やっぱり、俺は俺としてでしか居られないけれど。」
誰かの身代わりとしての、郁朗。
黎の意識では最初っからそんな意識はなかったのだが。
それでも、彼の中にあのひとを見ていたのだろうか。
似た容貌と、そして亡くした当時そのままの・・・年恰好。
しかし、黎も、彼には『郁朗』として居て欲しかった。
今更身勝手な言い分ではあるけれども。
誰も朋也の代わりには成り得なかったように、郁朗だって・・・代わりはいないのだ。
誰もが、ただひとりの・・・存在。
「でも・・・やっぱりあなたの事が、好きだから。------一緒に居られたら、きっと俺は誰よりも幸福だと思う。」
身に余る、言葉。
そんな真摯な想いに報いても良いほどの・・・存在なのだろうか?
自分は。
・・・あなたと居られるのなら、自分だって------。
きっと、誰よりも。
郁朗はシーツに両手を付いた。
ベッドは微かに軋んだ音を立てたが、もう・・・不快とも感じなかった。
黎の顔を挟み込むように、ゆっくりと顔を擡げる郁朗。
深い色の双眸に浮かぶのは、彼の紡いだ言葉以上に・・・。
「------だから、傍にいてください。」
黎は------瞳を微かに顰めた。
苦しくて。
「・・・そんな事、きっと------赦されない。」
黎は漸く、ソレだけも口にした。
もっと彼に言いたい言葉はあったのに・・・それ以上は------。
・・・赦される筈がない。
きっと、地獄に堕ちる。
色色な人間を踏み台にし、自分だけが幸せになる?
そんな事は------。
「絶対・・・地獄に------。」
地獄に堕とされ、きっとこの世で犯した罪を・・・償わなければならなくなる。
業火に身を焼かれる。
なにも救いのない、場所で。
郁朗は僅かに首を傾げた。
駄々をこねる子供を優しく諭す・・・庇護者の表情で。
「だったら、一緒に堕ちるから。」
「郁朗。」
本心なのだろうか?
そこまで・・・彼にとって、自分は必要とされているのだろうか?
彼にとっての、自分の重さは。
「地獄でも、どこでも。」
郁朗は噛んで含め、黎に言い聞かせた。
------いつまでも、いっしょだと。
「だって・・・黎が居れば、それで充分だから。地獄だって、------きっと・・・平気。俺は構わない。」
郁朗の手が、再び黎の髪を撫でた。
「・・・・郁朗。」
「ひとりだったら嫌かも知れないけれど、ふたりだから・・・我慢してくれる? ------良いでしょう? 我儘・・・聞いてくれる? 」
黎の逡巡を打ち払うように、郁朗の顔が近づく。
郁朗の。
黎の額に触れ、囁きを与えてくれた・・・郁朗の唇。
黎は------静かに瞑目した。
それは彼を受け入れると・・・。
郁朗の唇は吸い寄せられるように黎の唇と重なった。
先ほどまで苛まれていた苦痛すら、癒されるような・・・くちづけ。
実際は未だに黎の体の半身は鉛のような疼痛を訴え、神経は千切られる辛酸を舐めていた。
でも。
傷はいつか癒えるから。
------いつか。
くちづけはほんの一瞬だった。
でも、きっと何よりも尊い。
郁朗はくちびるを離すと、ぱっと笑顔を浮かべた。
眩しいほどの、陽だまりの様な笑みを。
その顔を見せられたら、きっと誰だって、幸福を信じて疑わぬ・・・そんな表情。
黎は数度瞬いた。
「傍に居て。 」
郁朗は繰り返した。
黎の一番欲しい言葉。
・・・拒める術は何もない。
黎は頷いた。
小さく・・・しかししっかりと頷く。
声が詰まって、もう・・・何も言えない。
感情の昂ぶりか、それとも涙の流れる前兆か。
でももう・・・言葉も必要ないから。
だからせめて。
黎が微かに身動ぎをすると、己の中に在った郁朗の存在を思い出した。
痛みもあったけれども。
でも、何かを成し遂げる時、きっと常に苦痛は伴うだろうから。
「・・・黎? 」
郁朗は黎の身動きを悟り、体を離そうと肩を上げた。
「動かないで。」
だが黎は逆に郁朗の背を抱き締めた。
「黎・・・でも。」
------離れたくはない。
それが痛みを受け入れる事になろうとも。
それが哀しみをもたらす事になろうとも。
からだのつながりも、こころのつながりも。
・・・どちらもひつようなのだから。
そのどちらが欠けていたとしても、十全ではない。
完全なモノはきっとこの世には存在しないけれども。
でも、願う事は赦される筈。
望む事は、聞き入れてくれる筈。
「お願い------。暫らく・・・このままで居たいから。」
触れたままで。
ずっと。
「・・・そうだね。」
郁朗もそう答え、黎の体を優しく抱き寄せた。
ぴたりと重なった二人の胸が、その鼓動すらも重ねていく。
徐々に、近づく。
そしていつかは------。
ひとつに、なれるのだろうか。
・・・ひとつに。
『インスタント★セックス』 終了
次回は
『インスタント★セックス』サイド・ストーリィ
溺歪
繋がれた者と、繋ぐ者。その立場はいつからか逆転してしまったのか。
苦しめるだけの、罰を与えるだけの筈だった屈辱のSEXに耽る日々。
だが与えられるクスリの幻覚に拠って、罪人は苦痛の狭間から悦びを見出す。
断罪する者は、憎悪の中から一滴の幻の愛を掬い上げる。
大幅加筆修正にて、再掲載。本編をご拝読の上、ご賞味下さいませ。
溺歪
〜インスタント★セックス〜
断章
お前も、溺れたね。
------主を突然失った、机。
つくねんと、寂しげに佇む。
元々日頃より整理の行き届いた主人だったらしく、その事務所の机上や周囲はきちんと整頓されてあった。
いつ、『この日』が来ても・・・良い様に。
まるでそれを、この日を、粗方予想していたかのようだ。
寂しいほどに何もない机は。
その性格から言って、私物を矢鱈に職場に持ち込むような人間ではなかったらしい。
だから、彼はそれらを取りに来る必要性もない。
机に置かれた、机の抽斗に仕舞われた備品すべてが、大学の支給品だった。
たった一つ、『退職願』------それだけで、彼は・・・法月 黎は、この職場を去った。実に呆気なく、それは正しく紙切れ一枚の訣別。
男女の離別よりも、素っ気無く。
増田は己の机から、唐突に主を失った机を見遣った。
そう。------追い遣ったのは、誰でもなく・・・彼自身だった。
法月 黎という人間から、彼の持つ全てのモノを、奪い去る。剥ぎ取るように、全て奪い去る。そして絶望の淵に追い遣る。
その為の行為。
その一つ。
------これも。
五年前、彼に拠って追い遣られた朋也は、最期にはとうとう死を選んだのだから。
朋也は全てを無くした。
未来も、将来も、命も、全部全部。
------だから、当然だ。
彼が職を失ったのも。
増田にとっては、取るに足らぬ事と真っ向から言える。
これは------だから、その程度の仕打ち。
まだまだ・・・生易しいことと、嘯く。
増田は端末のキーを打つ手をゆっくりと止めた。
彼独りがいなくなっても、大学に於いての仕事そのものには、何らの支障もない。
それに、増田と彼とは根本的には職種が違うので、それは余計にそう感じた。
だから、彼自身は法月の退職によって、不便といったものを全くなかった。
目障りな人間が居なくなった。
つまり、増田にとっては、喜ばしいことと言える。
不都合である筈がない。
もしたったヒトリの不在でどうにかなってしまうのならば、いきなり立ち行かぬ経営に陥ったとしたらば、それは『会社』としては失敗だ。企業としては失策と言えよう。
歯車は歯車で、たった一つの欠損で回る事が出来なくなるとしたら、元々その程度のモノなのだ。いち会社としては到底成り立たぬ。
だが、こうして液晶を前にして書類を作成する合間、どうしても増田の視線は彼の机に吸い寄せられてしまう。
不在の、机。
------本人を、己の部屋に捕らえているにも係わらず。
そんま増田の、言葉にはとても出来かねる複雑なる遣る瀬無さに敏感に感付いたのか、書類を片手に持田が増田の机のすぐ脇に立った。ひっそりと・・・増田の気を損ねぬようにと配慮を惜しまずにして。
「・・・やっぱり、ひとりいなくなっただけで、何だか------寂しいですね。」
いつもは元気が取り得の持田の様子も、どこか調子が優れないようだった。
声音に普段の精彩が見られぬ。
「------ああ。」
何と答えれば良いのか分からず、増田は胡乱に呟いた。
ぽかりと口ずさむ、小さな溜息のように。
彼が、居なくなった。
そう仕向けたのは・・・彼自身だから。
それなのに彼女に向かって大仰に同意をするほど、彼は流石に厚顔な人間ではない。
そういえば・・・事務所の人間全て、どことなく生彩に欠けていた。
それほど目立つ存在では決してなかった、法月。
それどころか、空気以下の------だって空気は、何と言っても酸素を孕み、それはヒトの呼吸に役立つのだから。------存在だったに違いない。増田にとっては、存在そのモノが害であったから、一利なしと言い切ってもそう過言ではないに違いない。
でも、そうじゃなかった。
そんなツマラナイ存在ではなかった。
掻き消えてしまった不在に拠って、彼はその存在感を証明することとなっていた。------皮肉にも。
「そういえば須永さん、------どう? 機嫌は? 」
沈みがちな持田の気を紛らわせてやろうと、増田はふと須永のネタを振ってやった。
『傍着無人』をそのまま人間にしたような須永の事である。その怒り心頭たるや・・・想像に難くない。彼女は法月と同じ経理の人間なので、きっと彼の離職の被害をモロに被っていることであろうから。
だが、持田は曖昧な笑みを崩す事はなかった。
次の瞬間、泣き出したとしても、そう意外とは思えぬような曇った表情で。
「------何だかんだ言ってても・・・やっぱり寂しそう。法月さん、結構須永さんの事をこっそりとフォローとかしていたから。須永さん、口には出さないけども。やっぱり・・・。」
「------そっか。」
それ以上は何も言えず、増田も僅かに俯いた。額に掛かる髪を軽く掻き上げる仕草を、巧緻にも表情を隠す手とする。
法月が水盟を去って、もう二週間が経とうとしていた。
そしてそれは同時に、法月が増田の部屋で過ごす日付とも一致した。
復讐の為に、彼を犯してから・・・二週間。
もう、そんなに。
まだ、それだけ。
その双方の想いが、複雑に絡みあう。
呪う様に、彼を犯し、蔑み、穢し、罵倒を続け、反抗心を奪い、尊厳を蹂躙し、行為を強要し・・・そして増田は気が付いた。
気が付いて、しまった。
ソレだけの為に、自分の復讐心------朋也への思慕が起因する------だけのために、彼にセックスを強要している訳ではない事を。
まだ増田はそれを何と呼べば良いか、気が付かない。分からない。
何の為に、彼と体を繋ぐのか。
復讐ではないのか?
彼とのセックスに、何か意味があるのだろうか?
男同士のその行為には、付随する生産的役割は担われてはいない。
それなのに------。
「------ますださん? 」
耳元で緩やかに投げられた声に、増田は自分がぼんやりとしていた事に漸く気が付いた。軽く息を飲み、しかし平静を何とか装い、持田を見上げた。
大きく見開く、持田の瞳。
増田は己が心を見透かされてしまったようで、少しバツの悪い感触を持った。
何を思っていたのか、思わず反芻してしまう。
・・・後ろめたさに。
「・・・ごめん、ちょっと------ぼうっとした。」
「もう。・・・増田さんも法月さんいなくなって、やっぱり寂しいんですか? 」
そんな事はないと思いつつも、持田は振ってみた。
法月は増田を何となく避ける傾向があったし、増田自身も、おどおどとした濡れ鼠のような法月を軽視する傾向があったのに。
どう贔屓目に見積もっても、増田が彼の離職を遺憾と思うはずがないと、理解している。
なのにそんな増田がこのような煮えきれない態度を取る事を、だからこそ持田は訝しんでいるのだろう。
「・・・まさか。」
増田は力無く否定した。
『法月』としてのアノ男に、増田は一片の興味すら持ち得なかったのだから。
「そうですよね。でも、最近・・・あんまり元気ないみたいに見えますよ? 」
望む回答を増田から得られたと、持田は安堵したような表情を見せる。
「そう? そうかな・・・。」
増田は淡く笑ってみせた。常ならば気の利いた言葉を軽く飛ばす増田であったのに、やはり・・・どこか生彩に欠ける。
秀麗な面差しに、影が差す。
そんなぎこちない増田を、持田は僅かに眉根を寄せて見つめた。
「調子、悪いんですか? 」
「え? 」
脈絡もない話題を振られ、増田はきょとんと目を見開く。
「だって、何か・・・。」
持田は言葉濁した。
増田自身には体調の悪さ等と言った自覚は更々なかった。ただ自覚の不在とは他所に、体の不調について尋ねられる機会は・・・増えてきたような気はした。
「そう? そんなことはないけど。」
増田は何気なく掌を頬に触れさせた。
数多く受ける指摘を他所に、彼にはまるでその自覚はなかったから。
多分・・・いつもとは何ら代わり映えのない・・・その手触り。
「だったら良いんですけど。」
持田はまだ何か言いたげな表情のまま、一応の納得を見せた。
そんな彼女の姿が重苦しく、増田は何気ない風を装いつつ、壁の時計を見上げた。
「・・・もうこんな時間か。」
持田はきょとんと目を見開いた。
「どこか行かれるんですか? 」
「うん。東啓建設に------伺う約束があるから。」
増田は大儀そうに立ち上がり、まだ不安げな持田に弱く微笑みかけた。
「今日はそのまま直帰する。・・・課長にも伝えておいてくれる? 」
身長のある増田を見上げ、持田は頷いた。
「------分かりました。」
そして増田は鞄を無造作に掴むと、振り返りもせずに事務所を後にした。
------ここには、彼が拘るモノは------ナニも残されてはいないと、ばかりに。
------暗い、部屋。
増田は一人暮らしなのだから・・・それは当たり前の事だった。
朝出て行ったままの、部屋模様。それは当然だった。
モノを動かすようなヒトも動物も、ここには存在しないのだから。
・・・つい、二週間前までは。
だが今ではここには、彼以外の人間がいた。
にも係わらずこういった状況は、一人暮らしの時と、何ら変わってはいない。
朝、増田が出て行ったままの、部屋模様。
特別神経質な性質というモノでもないので、いちいちナニがどこにあるだとか、多少モノが斜めに置かれてあって、それがどうも気に成るだとか。
そういう性格ではないので、わざわざ全てのモノの所定の位置というモノを憶えているという訳でもないが。
それでも何となくは、それとなくは、分かるものである。
そういったモノは、頭ではなく身体に刷り込まれているに違いない。
何も、動かされた形跡は・・・見当たらない。
ソレは彼がヒトリで暮らしている、そのままで。
変わらない・・・なにも。
------見かけ上は。
増田はマンションの扉を鍵で開き、そして玄関先のスイッチを入れ、廊下の照明を付けた。
白い、廊下。
反射が眩しくて、増田は軽く目を細めた。
しかし玄関から廊下に向かっては、徐々に室内は暗んでいく。彼は細めた双眸のまま、そっと注視した。
奥にいる筈の彼の気配を探り、増田は軽く溜息を吐いた。
何も・・・物音すらも聞こえぬ、気配がまるで感じないことへ。
セックスとクスリ。
それに芯まで浸された彼は、既に正常な意識を手放しかけていた。
増田を朋也と呼び、亡き人の幻をひたすら愛することだけに心酔する日々を、彼は貪る。
そしてソレを、受け入れる------受け止める、増田。
朋也と呼ばれることを、受け入れていた。
そう仕向けたのは・・・増田だった。
彼が常軌を逸するのは、彼の心を容赦なく粉々に壊してしまうのは、増田の本意である。
だが、それに後悔に似た気持ちを持つ・・・それも真実であった。
そして一体どちらが真の『飼い主』であったのか、今の増田には最早分からない。
彼の望むように快楽を与え、彼の体調を気遣い、かいがいしく世話をする増田。
------囚われたのは、どちらなのだろうか?
自分・・・なのだろうか?
増田は廊下を進み、ダイニングの照明を付けた。
暗闇から浮かび上がった生活の場は、しかし生活臭にはまるで侵されてはいなかった。白と単色のパステルの、ダイニング------リビングが続く。
水廻りに至るまで綺麗に整頓され片付けられたそれらの印象は、どこかのショウルームのようだった。ひとの憧れや夢を惹きつけるけれども、しかし取り澄ましたままで、決して温もりを与えてはくれない。
ツメタイ、部屋。
ヒトが住むには------余り適してはいないかと思われる。
ヒトが住むには------余り適してはいないかと思われる。
家族用と思われる広いテーブルには、彼が今朝用意した食事が、ラップをかけられたままの姿でぽつりと残されてあった。誰かが触れた形跡すらなく、朝のままで置かれてあった。ラップの内側には、小さな水滴が流れていた。
増田は何だか遣り切れなくなり、整えられていた髪を無造作に掻き混ぜた。そうやって額に髪がかかると、彼は数年前に死んだ従兄弟と良く似た面差しを見せた。
朋也が長じれば、今の増田と為っていたかも、知れぬ。
そこまでの相似が、二人にはあった。
事情が知らぬ者が見れば、『朋也』と声を掛けてしまうかも知れない。
それほど------顔立ちは重なる。
------以前はソレを忌々しいと思っていた。死者に良く似た顔、なんて・・・いつまでもその死を過去の流れに流すことの出来ぬ、足枷だったから。
再び会う事の出来ぬヒトの顔が、鏡を覗けば見えるということ。
哀しいというよりも、忌わしくて------心が焼けるようで。
ヒトリきりで対峙してしまった、彼の骸。
風呂場、冷たいタイル、飛び散りこびり付いた血潮の雫、噎せ返る、生臭い・・・血の香り。
冷たい、腕。
開き、中を覗かせる・・・筋、骨、肉塊。
・・・それが、今も脳裏にこびり付いて------離れない。
だが最近、それは更に違う意味合いを伴っていた。
彼に類似している事の意味・・・。
『彼』と、『己』。
あのひとを、ここで飼うようになってから。
増田はダイニングを足早に通り抜け、一番奥の、寝室へと繋がる扉に手をかけた。
そこには、『彼』をいつまでも待ち続けるひとがいた。
抵抗も感じさせずに、増田はその扉をゆっくりと開く。鍵などは掛かってはおらぬ。
うちからも、そとからも。
そうしてその扉を開きながら、その名を呼ぶ。
「・・・黎? 」
以前は『法月』とだけ呼んでいた、青年の名。
ヒトの顔色を窺い、時折卑屈に見せた阿る笑みが・・・増田の神経に障った。
何故、そんな表情をするのだろうか?
何故、人の目を気にする?
何故、人の言葉に・・・神経を尖らせる?
だから折を見ては、浅く侮蔑を繰り返した・・・同僚。
大嫌いだった。
・・・昔の自分のようで。
政治家としての父、政治家としての妻である母。
名士という一家・・・肩書き。
政治家の父を持つ子供であろう事を、無言のうちに強要され続けた・・・自分。
その自分が、父や母に対峙する------その時を彷彿させる、彼の眼差し。
阿ね、ヒトの顔色を伺う・・・卑屈な態度。
まるで鏡を見ている錯覚を惹起させられてしまう。
一番、己を嫌っていた、その時の生き写し。
だから・・・嫌悪した。
------己を嫌う、その前の・・・依代として。
増田は静かに部屋に入り、足音も立てずにベッドに向かった
ベッドの上に、膨らむ白いカタマリ。
「黎? 」
胎児のように丸くなり、心細さげにベッドに潜り込む・・・黎。
口元を覆うまで顔を埋める毛布を、増田は何となく息苦しいと思い遣り、僅かにそっとどかしてやった。
瞑る睫毛は長く、そして肌は雪のように真白だった。
オンナには見えないけれども、だからと言ってオトコにも見えない。
宗教画の、天使がそのまま・・・理想的に成長した姿のようだった。
近づいた増田の手の甲を、細いながらも撫でる、規則正しい・・・黎の寝息。
丸くなり、体を縮込ませて寝入るその姿は、まるで外界から己を覆い隠そうとでもしているかのように思えた。
敵から、身を守る。
『外界』・・・『敵』------。
それは・・・増田自身のコトなのだろうか?
自分しか、居ないではないか。
彼を苛み、傷つけ、罰し、そして今まさに彼を壊そうとしている。
「・・・黎。」
そんな儚げな黎の姿が切なくて・・・悲しくて、増田は彼を包み込むように背後からそっと抱き締めた。
息継ぎで僅かに動く、肩、背中。
増田は瞑目し、彼を緩やかに抱き締め続けた。
体で、彼の生きる証しを、感じる。
生きている。
それを、この身で以って、感じた。
「・・・ん------。」
黎は小さく身動ぎをし、瞳をゆるゆると開き始めた。
「黎、------起こしちゃった? 」
増田は腕を緩め、黎の顔を背後から肩越しに覗きこんだ。
まだ覚醒の完全でない黎は、状況が良く掴めきってはいないらしい。声のかかった方にぼんやりと視線を動かし、神経質そうに透明な眸の瞬きを繰り返した。
眉間に軽く皺が刻まれている。
------コレは、誰?
レイ・・・誰のこと?
あなたは・・・じぶんは?
・・・なんだろう?
多分黎は、そんな表情を淡く浮かべている。
彼には覚醒時に、多少の記憶の混乱が見受けられる。
それは増田が与えるクスリのせいに、違いなかった。
「------黎? 」
背後から噛んで含めるような調子で、再びその名を呼ぶと、黎は片腕をベッドの上に突き、ゆったりとではあったが自力で裸の半身を起こしながら、増田に向かって微笑みかけた。
柔らかく、増田を包み込むような、慈愛満ちた笑みで。
暗闇で仄光る、蝋燭の灯火のように。
・・・まだ、クスリの効果は------持続している。
そうでなければ、彼が自分に向かって、これほどまでに美しい表情を与えてくれる筈がない。
増田はそれを、勘違いし増長する事も許されずに、冷徹なるまでに完全に理解していた。
それは嬉しいような・・・辛いような・・・哀しいような・・・ともかくも複雑な心境だった。
たった一語では、到底表現出来兼ねる。
クスリに侵されているからこその、その愛情。
クスリに精神を苛まれているからこその、その微笑み。
白い粉に拠って、人工的に増田が作り上げた、幻想の------ココロ。
ニセモノノ、感情。
・・・紛い物なのに。
黎はゆっくりとくちびるを開く。
でも------だって、こんなにも、愛しくて。
「朋也・・・。」
増田は嘆息を飲み込み、己を抱き締めようと腕を差し伸べる黎に答えた。
その身代わりの死人の名前を呼ばれ、すぐに返事が出来るほど、彼は出来た人間ではない。
だからその返事の代わりに、黎を抱き締める。頑強とは言い難い黎のの負担にならぬように、
その華奢な体を柔らかく抱きとめてやる。
そして黎も、甘えるように『朋也』を抱き締める。
「朋也。」
呟くような黎の言葉には、溢れんばかりの感情が込められて。
何の躊躇もなく、自分を、『自分』だけという調子で、抱き締めてくれる、黎。
真実、彼は自分を愛していてくれると・・・錯覚してしまう誘惑に、増田は打ち勝つ事なぞ、出来る筈がない。
彼が愛してくれるのは、求めてくれるのは。
自分という存在、唯一。
その感情が例え一時の気の迷いでも、ニセモノでも、幻想でも、マガイモノでも・・・良かった。
真実でなくても、もう・・・良かった。
こうして抱き締め、愛を囁いてくれる黎が、この胸の中に確かに在りさえすれば。
その温もりを、胸に感じさえすれば・・・。
-------それだけで。
その感触だけは、確かだった。
幻ではなく・・・触れる、あなた。
それだけは、確かで。
ならば他の全ての憂慮は、瑣末なるモノとして、霧消するに違いないだろうから。
「------どこに行っていたの? ねぇ、どこに行っちゃってたの? 探したのに・・・どこにも居ないくて、見つからない・・・朋也。」
どこか不自然な、黎の単調な口調。ムズカル子供のように、酷くあどけない。表現も拙い。
黎の言葉が吐息となって、増田の首筋にそっと絡みつく。
どこに行った?
探したのに?
それは、全て投与する・・・薬のせいだ。
死んだ筈の朋也を求める行為、当て所もなく寝室を這い、朋也を探し続ける------黎。
それは全てクスリのせいと知っているからこそ、増田は黎の体を更に抱き寄せ、そして自分もまたベッドの脇に腰を降ろした。
「・・・ごめん。」
黎の柔らかな髪を撫でる。
元々長めの髪は、とうとう首筋を覆うようになった。
しっとりとした艶を持つ伸びた黒髪が、黎の白皙の肌の美貌を、より際立たせていく。
指先にさらりと流れる感触は、増田に充分な満足を与えてくれる。
もっと多くの言葉を積み重ねて、彼に何か伝えたかったが・・・今の増田には、その言葉を口にするだけで、精一杯だった。
言葉が、喉に------そして胸に詰まってしまっているようで。
上手く喋ることが出来なくて。
「ひとりにしないで。」
震えるように呟き、黎は益々増田を抱き締める。増田の腰に回した腕に、精一杯の力をこめて。
朋也ではない、黎にとっては・・・『朋也』である、増田を。
漸く『還って』きた、自分の元へ戻ってきた彼を、二度と見失わないようにと、その抱き締めてくる腕の力は、その細腕からのモノとは到底思えなかった。
「黎。」
その思いも寄らぬ腕の力に、増田の指先はぴたりと止まる。
「ひとりは・・・もう、嫌なんだ。」
にも係わらず、囁く黎の言葉は今にも崩れ落ちんばかりの、危うさを秘めて。
「・・・しないよ。ずっと、一緒にいるから。」
幼子をあやすように、増田は調子を付け、軽く黎の背を撫でた。
軽く撓るような背骨の優美なライン。
それを辿るようにして、増田は黎の背を静かに撫でる。
ここに、居るよと。
その想いを掌から伝えようとするかのように。
「本当? ひとりにしない? 」
黎は頬を増田の首筋に当てたまま、眸だけで増田の顔を見上げる。
心細そうな表情を、隠すこともせずに、真っ直ぐに増田に向けてくる。
庇護者を求めるその視線には、悲愴な色すらも淡く漂っていた。
「------一緒だよ。ずっと。」
「ほんとう? 」
信じられない。
黎の返答からも表情からも、その想いは強く発せられていた。
だから増田は繰り返す。
「嗚呼、本当に・・・ずっと一緒に居るから。」
「ひとりにしない? もう置いてかない? 」
重ねて問うのは、それだけ不安が大きい証。
たったひとつの口約束では、安心を得る事が出来なくて------不安で、怖くて。
おいていかれる。
だから、黎は何度も繰り返し繰り返し、『朋也』から約束を得ようとする。
五年、探し続けた朋也に。
五年もの間、探して・・・待ち焦がれて・・・漸く黎の隣に立ち返った、朋也。
「ひとりにしないよ。置いていかない・・・そばに居るから。ごめんね、黎。」
「・・・うん。」
黎は増田の言葉に漸く満足したのか、彼の頬にぴたりと顔を埋めた。
増田の鼻腔を擽る、黎のあえやかな香り。
身体の芯に、蘇る熱の存在を感じた。
その誘惑を打ち払うように、気がつかない振りをする為にも、増田は敢えて言葉を継いだ。
「食事、摂らなかったの? 残ってたよ。」
「しょくじ? 」
訥々と繰り返される単語は、意味が伝わってはいないという証拠。
だから増田は、黎が理解出来るようにと、言葉をもっと簡単なモノに言い換える。
「ご飯だよ。向こうのテーブルの上に置いておくって、いっつも朝、黎に言っているだろう? 」
「・・・いらない。」
黎は機嫌を損ねたように、ふるふると頭を振った。
「何で? 」
空腹を感じない筈はないのに・・・何故『要らぬ』と答えるのか。
増田と一緒に居る時でさえ、黎の摂る食事の量は酷く少ない。これではと増田が無理に口に運ぶものなら、黎は泣いて拒む。
それは元来彼が小食のせいであればまだ良いのだが、しかし学内でまるで接点のなかった増田には、通常どれほどの量の食事を黎が摂っていたのか、分かる筈もなかった。
しかし日に日に少なくなっていくように思える、黎の食事量は、増田には心痛を感じさせる不吉な現象にしか思えない。
「いらない。」
「どうして? 黎。」
朝からそう手の込んだモノは作れないけれど、クロワッサンにスープ、そして温野菜。癖のない内容であるからこそ、少しは食べてくれると思っていたのに。
しかし、ラップすらも取られた形跡がない。
ラップ云々よりも、彼はこの寝室から一歩も出てはいないのでは・・・そう増田は感じた。
「いらない・・・食べたくない。」
黎はとうとう癇癪を起こしたように、ぶっきら棒に言い放った。
増田は軽く嘆息を吐く。
このままでは本当に彼の身体は------どうにかなってしまう。
「朋也・・・。」
そんな増田の気持ちを余所に、黎は増田の理性を犯すように彼の名を甘く呼び、そしてその唇を増田の首筋に当て始めた。
天使の表情が、今や淫靡なる淫婦なるオンナの顔つきへと変わっていた。
温かな舌先が、増田の肉体を誘惑する。
首筋から、耳朶の裏に、そっと舌先が這う。
ソレはあきらかに、行為への------SEXへの誘いだった。
「駄目だよ、黎。」
増田は黎の体を優しく押しやりながら、それを寸でで拒絶した。
彼の背筋には、快感のための粟立ちが小さく立ってしまっていた。
黎は不思議そうな表情で、首を傾げている。
「・・・どうして? 」
「どうしてって------。」
SEXを、拒む理由。
増田は言い淀んだ。
彼の側には、黎の誘いを断る理由なんて、まるでない。
赦されるのであれば、片時も離れることはなく、彼と身体を繋げていたい。
そう思うほどなのだから。
「なんで? なんでダメなの? 」
「だって・・・今朝もシタだろう? 昨日だって遅くまで何度も------。」
増田が行為を渋る理由は、黎の体力的問題が大きく影を落としていた。
連日、暇さえあればという具合で、二人はお互いの身体を、快楽を求めた。
度重なる行為は、過ぎれば必ず黎の負担になるに違いない。
「もう、したくないの? ・・・どうして? 」
しかし、黎には分からない。
増田が黎の身体を気遣って行為を拒むなど、よもや気付かない。
黎は笑顔を凍りつかせ、呆然と増田を見上げていた。
拒まれ、傷ついた表情。
見る者の心を鷲掴みにするような・・・表情。
「違うよ、そういう意味じゃないよ。だって黎の体・・・もたないだろう? そんなに・・・何度も。駄目だよ・・・止そうよもう、今日は。」
「嫌になった? キライになった? 朋也、俺の事が嫌い? セックス、したくないの? 俺のこと・・・ほしくないの? ・・・いやなの? 」
ト・モ・ヤ------。
黎に増田の言葉は伝わってはいない。
コバマレタ。
それだけが、黎の心に昏い感情を湛え続けている。
愛してくれるはずの朋也が、愛してくれない。
ソレは黎に死を突きつける事と、そう変わらぬ衝撃と成り得る。
「そんなことないよ。そんな哀しいこと・・・いわないで、黎。好きだよ、黎のことだけ・・・ずっとずっと。」
増田は朋也の仮面を付けながら、己の告白を繰り返した。
『朋也』のフリの、その上での言葉遊びではない。
嘘だけに満たされたこの部屋で、ソレだけは・・・確かに真実だった。
『朋也』としてではなく、それだけは『琉一』としての。
吐き出す度に、それは増田を苦しめた。
『愛している』。
その、真実の意味は、決して彼には届かないのだから。
黎に伝われば、それは『朋也』としての感情として曲解されるのだろうから。
だから増田の気持ちは、決して黎には届かない。
朋也という、目には見えぬ紗が、それを邪魔する限り。
「だったら、シて・・・。お願い。------ともや。」
見つめる黎の双眸には、狂気の影すらも見当たらぬ。
しかし正常なる心は、既に死んだも同じ。
快感と朋也だけを、ひたすら求める黎の眸に、ひかる雫がゆるゆると溢れてくる。
「黎・・・。」
------なみだが。
「死んでも良いから、俺・・・もう、死んでも良いの。朋也がいれば------だからお願い、ともや・・・お願い、セックス・・・して。」
・・・ともや。
彼の甘い囁きは、増田の存在意義を犯していった。
朋也と似た容貌を持っているからこそ、アナタには生きる価値があるの。
黎の微笑を見、黎の身体を味わい、そこから快感を汲み取ることが出来るの。
------ソウナノ?
それ以外、黎には何の役にも立たない・・・存在なの?
琉一という男は。
・・・そして、黎も。
生きる理由を、黎はセックスにしか見出す事が出来ずにいた。
他には何もない、生きる術を全て失った、黎。
朋也と。
朋也と刹那的セックスに耽る。
それだけ。
だから朋也にセックスを拒まれるという事は、引いては彼自身の存在理由を否定されたのに等しい。
オ前ハ、イラナイ。
------そう、切り捨てられる。
どちらも・・・同じ事。
増田は再び黎の背を抱き締め、双眸を堅く瞑った。
愛するヒトに強く切望され、それを拒める人間は------きっと、存在なんてしない。
愛すればこそ、そのひとの、心も体も、全てが欲しくなる。
髪の一筋も、吐息さえ、愛しい。
強い繋がりが欲しくなる。
つながりは、心であっても良いし・・・身体でも良い。
一瞬でも良い。
永遠であるに越したことはないけれども、無理ならば、ほんの刹那だって構わない。
------アナタヲ、自分ノモノニサセテ。
それは、きっと・・・祈りに近い。
黎の滑らかな頬をぽろぽろと流れる涙を、増田は一滴づつ指先で丁寧に拭ってやる。
そしてもう一方の腕で、黎の細い腰を引き寄せた。
「黎・・・。」
増田は黎の吐息を全て奪うように、性急に口付けた。
堰を切った情動は、決して後戻りは出来ない。
流した涙が、再び瞳には還らないのと・・・おんなじ。
それを受け入れようと、黎もまた積極的に唇を開く。増田の行為を嬉々として受け入れ、彼の背を抱き締める。
柔らかくそして温かな心地良いくちびる、そしてその奥の口腔の肉の感触が、増田の本能を掻き乱す。
触れる柔肉、舌先、なめらかな歯・・・。
増田は黎の唇に溺れながら、上掛けに包まったままであった黎の素肌に手を差し入れた。
吸い付くその肌の滑らかな感触は、どんなオンナにだって負けはしない。そして黎は余計なモノを削ぎ落としている潔さからこそ、彼の方がより美しいのかも知れない。
長い髪も、口紅も、香水も、全ていらない。
そんな人工的な装飾を身に纏わなくても、彼はそのままでも充分な美貌を持っていて。
誰も、敵わない・・・黎には。
他には何もいらない。
彼が居れば------それで。
黎は増田の服を性急に脱がしに掛かっていた。
背広、ネクタイ・・・シャツ。
彼は器用にも手探りのみで増田の着衣を剥ぎ取っていく。
早く、一刻も早く、一つになりたい。
増田はそんな黎の声を、聞いたような気がした。
そしてそれは増田の気持ちとも、ぴたりと重なる。
いつもならば黎が焦れて泣き出さんばかりになるまで、『最後』をオアズケにする増田のセックスも、今日は増田自身が前戯を与える余裕もなかった。
「・・・朋也、はやく・・・ねぇ------。」
黎も下から増田のソノ部分に触れてくる。
欲しい。
------同じように、増田も彼が欲しい。
欲しくて欲しくて・・・。
気が、狂ってしまいそうで。
増田がぼんやりと思考を飛ばしているここ最近、その彼の脳裏を埋めるのは、黎とのセックスの事だけであった。
自然と、想起してしまっている。
心を焦がす、身体を蕩けさせるような、彼とのセックスの事ばかりを・・・想っている。
「大丈夫? 」
口付けの合間、増田は黎にそっと尋ねた。
唇への愛撫だけで、彼の瞳は潤み、その目元は桜色に色付いていた。
すぐにでも、彼に包まれたい。
彼の奥に、抱きとめられたい。
熱い昂ぶりを、奥底で受け止めて・・・。
「欲しい。------大丈夫だから・・・スグにシテ・・・。」
黎は小さく頷く。
増田は黎の頬を撫で、その手を下へと這わせた。
自分を受け入れ、愛してくれる、その敏感な部分へ。
その途中増田の指先は彼の器官へと触れた。触れた黎のその器官は限界まで硬く張り詰め、その存在を誇示していた。
触ッテ。
そう、増田を誘惑する。
すごい暇人が一人沸いてますけどw
貴重な時間を無駄にしながらも勝手に一人で頑張ってくれw
だから、ソレに応えてやる。
「・・・ぁ。」
突然、触れられた敏感な先端に、黎は体を震わせて増田の肌蹴た胸元に顔を埋めた。
「待って、ソノ前に・・・ココを------。」
カワイガッテアゲル。------増田は淫蕩にそう囁き、その黎の部分に長い指を絡めた。
「・・・あ、ぁあ------。」
それだけの行為で、黎は切なげに喘いだ。
クスリのせいか、それとも本来そうであるのか、黎は酷く敏感だった。
与えた快楽を、彼はそのまま全てを余す事無く飲み干す。
その乱れた姿だけでも、増田を大いに興奮の高みに追い遣った。
『飼い主』と『愛玩動物』。
その愛らしい姿一つだけで、飼い主の心を支配する。
時折見せる仕草一つで、飼い主の心を沸き立たせる。
だから・・・真実の主人は、愛玩物の方だ。
黎が、増田を支配する。
『愛』を餌に、誘き寄せられるのは・・・増田のほう。
その足元に跪くのは・・・主人であった。
「・・・とも、やぁ、-------は、・・・ん。」
絡めたその指を、増田はゆったりと動かしてやる。与える快感は、緩慢であればあるほど、持続する。際限なく高まる。------黎の神経を根底から犯す。
黎の腰が、淫猥に動き始める。
増田の手の動きを、急かすように。
貪欲に快感を求め続ける黎に、増田はいよいよソノ手を巧みに捌き始めた。
「・・・黎。」
憑かれたように、擦り、込みこみ、撫で上げる。
溜まらずに先端から流し始めた体液で、ソレ自身を濡らしてやる。粘質の体液は、増田の手捌きを滑らかにし、そこから背骨に溜まる快楽は桁違いに大きい。
「とも、・・・挿れ------一緒に・・・。」
黎は自ら両脚の間に増田の半身を導き、背にあてがっていた手を、彼の腰に下ろした。
一緒に達したい・・・。
そんないじらしい黎の哀願を受け入れ、増田は黎の体液に拠って濡れそぼるその手を、彼の奥底に動かした。
受け入れてくれる場所を探し当て、中指を当てる。
「ちから、抜いて。」
黎が肯首したのを確認し、増田はその指をゆっくりと黎の内部へと埋めていった。
その内部は優しく潤い、増田の指を戯れに締め付けた。
------ソノ部分で、愛して欲しい。
増田は彼の体を思いやる余裕もなく、オザナリにそこを指先であやし、すぐさま抜き去った。
昂ぶりを、あてがう。
「朋也・・・。」
ソレを悦ぶように、黎は瞳を細めた。微笑みかけてくれる。
自分との、セックスを・・・待ち望んでくれている。
自分を、愛してくれる。
------錯覚。
自分を、求めてくれる。
自分だけ。
------錯覚。
自分を・・・。
『朋也』、を。
『自分』ではなく、朋也を。
------ソレガ、真実。
あなたがあいするのは、ただひとりきり。
いつまでもいつまでも、たった・・・ひとりきり。
かわることなどはなく・・・。
「・・・嘘だ。」
増田は弱弱しく否定し、そして屹立した己を黎の愛しい体に埋め込んだ。
・・・一番深い部分で、自分を感じて。
「------あ、ぁ・・・あ、ともや・・・。」
打ち付けられる快感に、黎は喉をしならせる。白い肌。そこに増田はくちづける。
「黎・・・黎・・・。」
己の身体の下で身悶える彼の名を、増田は熱に浮かされた者特有の虚ろなる声で、繰り返し繰り返し・・・囁き続けた。
触れている筈なのに、繋がっている筈なのに。
それなのに。
あなたは遠い。
黎が自分のそばに居るという実感が稀薄過ぎて、だから増田の行為は徐々に激しさを増していった。
「とも・・・あっ、・・・は、・・・あっ。」
間歇的に喘ぐ、黎の嬌声。それを耳朶と唇、深く繋がった場所から増田は感じ取る。
黎は全身で増田を包むように、脚を絡めてくる。
もっと深く増田を咥えこむように、体を密着させてくる。
・・・それでも、遠い。
体温、ヌクモリ、声、吐息、匂い。
遠い。
背筋から腰骨、その奥に溜まる快感も、ただ・・・虚しい。
単なる、自慰行為と・・・あまり大差がない。
終わった後に訪れるモノ。
それは充足感? 失望感?
------後悔?
しかしそんな心とはお構いなしに、増田の身体は勝手に絶頂へと向う。彼の息は上り、緩やかに熱を帯びてくる。
額からじっとりと滲んだ汗は静かに流れ落ち、増田の顎から雫となった。
何の為の行為なのか、増田にも分からなくなっていく。
だが、それでも黎の中で勝手に、膨らむ快楽。
腰の動きは益々早まる。
黎の喘ぎは、悲鳴のようだ。
泣き叫び、許しを請うている。
------ダレニ?
器官をキツクそして柔らかく潤った肉壁に巧みに愛撫され、増田の気持ちとは裏腹に、やがて訪れる・・・吐精。
二人同時に高みに上り詰めても・・・増田の心は混迷を覚え始めていた。
吐き出した精液と同じ・・・どろりと流れる・・・濁ったこころ。
ニゴッタ、ココロ。
蕩けだす。
「お前も、溺れたね。」
諦念、憐憫・・・そんなモノを内包した、誰かの穏やかな囁き声。
耳に、心地良い。
安心感を与える、聞きなれた声。
よく知っている、その声。
でも、・・・思い出せない。
よく知っている筈なのに、いつもその声を聞いていた筈------なのに。
だれのこえ?
増田は------琉一は耳の神経を張り詰めさせた。
声音から、その主を汲み取ろうとして。
ダレ?
この、声。
なんだかとても、気に掛かる。
その名前が喉元まで出掛かっているというのに、しかし舌を動かすまでには至らなくて。
だから余計、知りたくなる。
------アナタハ、ダレナノ?
「支配したと思っても、実際に支配されているのは・・・俺たちの方。溺れているのは、俺たちの方なんだ。」
------ナンノコト?
分からない。
聞いていると、余計に分からなくなってくる。
だれのこえ?
そして・・・一体、なにを喋っているの?
困惑は、淡い恐怖すらも招き兼ねん。
琉一はその声の主を、どうにかして思い起そうと躍起になるが、しかし記憶の道筋は何か大きなモノに閉ざされてしまったかのように、まるで掘り起こす事が出来なかった。
あなたは、だれ?
だから、尋ねるしか術はない。
「その華奢な体を組み敷いても、何度となく犯しても・・・結局、囚われているのは俺たちなんだよ。」
琉一の疑問は、その人間には届いてはいないらしい。
彼は滔々とひとり語りを続けている。
琉一はその剣呑な言葉に、軽い不審を感じ取った。
・・・囚ワレテイル? ダレニ? ドウシテ?
俺たち。
だれとだれのことを、指すのか。
「------それを忘れると、喰われるぞ。・・・頭から。」
喰ワレル?
怖いことを言う。
酷く怖い。
頭からばりばりと喰われるのか? 骨すらも噛み砕くあぎとで、噛み殺させるのか?
琉一は背筋に怖気を感じた。
「あんなに綺麗な顔をしていて・・・最期には殺される。------きっと。」
コロサレル。
一転。
目の前には、死んだ男。
最期に彼を見たのは、タイルの床に、血の花咲くその上に、ひとりの男がうつ伏せに倒れているところ。
なのに、今・・・琉一の目の前には。
「朋也・・・。」
琉一に対峙するのは、朋也。
最近の琉一の心を掻き乱す、その遠因であり元凶でもある・・・男。
死んだその当時の、二十歳の瑞々しいままの頃の朋也が立っていた。
何だか奇妙な齟齬を感じる。
五年が経ち、それでもあの時のままの歳降ることもなく、変わらない姿の------朋也。
死者の年齢を追い越し、今では琉一の方が、彼よりも年上になってしまった。
そしてもう、その年齢差は・・・広がるばかりだろう。
琉一は漸く気が付く。
今までの苦言は、全て彼の言葉だった。
だが。
彼は、死んだよ。
もう・・・五年も前に、死んでしまったんだ。
------だから、これはきっと夢。
死者が蘇る、タチの悪い・・・悪夢だ。
・・・目覚めなくては。
でも、覚醒の方法を・・・知らない。
だからこの茶番に、最後まで付き合う------琉一にはその義務があった。
逃れることは出来ない。
「俺は違う。」
琉一は彼に挑むように言葉を吐き出した。
幻を、吹き消すように。
悪夢を雲散させる為にも。
この幻想は、己の弱い心が見せるモノに違いない。
だから、己の力で振り払う必要があった。
朋也のせいで、琉一は・・・いつまで経っても彼の『身代わり』でしかない。
理不尽な怒りは、琉一の神経に障る。
オ前サエ、イナケレバ・・・。
死んだにも係わらず、まだ黎の中では変わらずに、美しく鮮やかに生き続ける男。
------妬ましい。
どんなに琉一が足掻いても、もがいても、彼には勝てない。
・・・死者に勝とうなんて、土台、無理な話。
死は、彼を際限なく彩り、飾り立てる。
多分ツールを使用した自動投稿と思われるが。
手動だったら痛杉るwwwwwwwwwwwwwwwwwww
時が経過すればするほど、思い出す人間にとっての過去は、何よりも美しい法悦の世界へと昇華するのであろう。
だから、琉一は、朋也には。
到底・・・勝てるわけが------。
「そうかな? 」
聞き分けのない子供でも相手にしているかのような、朋也の口調。
こんなに気の障る話し方を・・・彼は生前からしただろうか?
それとも、その内容が・・・気に障るのか?
「俺は、お前とは違う。お前のように、負け犬にはならない。死にはしない。・・・黎から逃げたりしない・・・彼を、離さない。絶対に、何があっても・・・絶対に。」
迷いを打ち払い、琉一は捲くし立てた。
しかし強調する言葉を重ねていけばいくほどに、何だか・・・虚しくなっていく気がする。
心の脆弱さを露呈させていくような気がする。
不安を曝け出してしまっているような、そんな心細さを感じてならない。
朋也は自分が従弟である琉一に、手酷くも謗られているにも係わらずに、その浮かべる表情は穏やかで。
「でも、黎が心底必要としているのは、お前ではない。------お前じゃないんだよ・・・琉一。お前じゃ駄目なんだ。」
琉一では、駄目。
彼が心から望むのは。
朋也だ。
そんなこと。
------知っている。
知っているのに。
何故、それを白日の元に晒そうとする?
見たくない、知りたくない、触れたくない、その『真実』を。
分かっている。
それを誰よりも琉一は、身に染みて知っているというのに。
なぜ、呵責もなく暴く?
なぜ、ほうっておいてくれないの?
ドウシテ?
「・・・違う。」
怨じる琉一の声にも、しかし当然漲っている筈であろう、立ち向かうモノを跳ね除けるほどの力は、まるでなかった。
揺らぐ水面のように、どこか危うく・・・今にも泣き崩れてしまうかと思われる、心許無き揺らぎに支配させて。
だから琉一は子供のように躍起になって、否定し続けるしかなかった。
ほんの僅かでもその言葉に耳を貸そうものなら、琉一はもう・・・立ち行くことが出来なくなってしまう。
だから、意地でも聞かない。
それなのに、朋也は一切の遠慮なしに語り続ける。
メフィストフェレスのように、甘い毒を滴らせた言葉を駆使して。
「俺が死んでしまったから、黎を置いて俺が逝ってしまったから、だから琉一は彼に必要とされているだけ。
それだけなんだ。黎にとっては、お前はその程度の価値しかないんだよ。
俺の幻を愛し続けている黎にとって、お前はその代替の『肉』に過ぎないんだ。性欲処理さ。」
「違う・・・違う。デタラメだ。全部嘘だ。------黎は、俺を・・・愛してくれている。俺を・・・俺だけを。」
琉一は彼から離れようと、一歩後退する。
これ以上彼の言葉を聞けば、取り返しが付かない。
しかしそれを見咎めた朋也は、二歩進む。
だから、二人の間の距離は、縮む一方だった。
離れることなど、出来ない。
「お前だって、はなっから知っていたことだろう? 自分は俺の身代わりだって事ぐらい。
自分の心まで騙し遂せると思っているのか? 止めておけ。溺れるぞ。精々、黎の体を楽しむだけにしておけよ。
良い体しているだろう? それだけで充分じゃないか? 楽しくセックスに耽っているだけに留めておけ。
------それ以上望むと、取り返しが付かないよ? 」
「・・・嘘だ、黎は・・・俺を愛している。------死んだ癖に、死んだ癖に・・・大きな口を叩くな。今は俺のモノだ。俺の・・・。」
琉一はその場にしゃがみ込んだ。足元に拳を当て、目を瞑る。
何も聞きたくない。
真実は、琉一を縊るだけだ。
そんな琉一に、朋也は哀れみの瞳を与えた。手を差し伸べ、彼の髪を梳いてやる。------慈悲のこもった掌で。
小さな子供のとき、朋也はよくそうして琉一の頭を撫でてくれたものだった。
泣くなよ、と。
泣いちゃダメだよと。
「------分かっている癖に。」
ぽつりと呟く、朋也。
だが、その声は・・・朋也ではない。
酷く似ているけれども、でも------違う。
だれ、だ?
琉一は自分の髪を梳いている、その手首を屹度掴み、そして見上げた。
------『彼』を。
・・・ダレ?
銀の髪。
掴んだ手首には、細いタトゥーが一巡している。
似ているけれども、朋也によく似通っているけれども。
でも、違う。
彼はゆったりと双眸を細めた。
嗤う。
「・・・今、黎が愛しているのは、俺だ。」
キタヅメ・・・?
「・・・ともや? 」
呼んでる------声。
・・・朋也?
でも彼は・・・死んだよ?
呼んでも、ここには居ない。
だって、死んだのだから。
もう------随分と昔に。
手首を切って、血を流して・・・浴槽で。
壁も床のタイルも、全てが朱色に染め替えられてしまった、浴室で------ひとり。
流れた血は、排水溝をゆっくりとした速度で流れ落ちて行った。
彼の命が消える、その緩慢なる動きを模しているかのように。
彼は、朋也は。
死んだんだ・・・。
だから、呼んでも------。
「あぁ・・・。」
増田は吐息のように呟いた。
息を吹き返したひとのように、厚い息を浮かび上がらせた。
ゆるゆると開いた視線の先、そこには------黎の顔。
増田を覗き込む格好で、黎がいた。起き上がり、眉根を寄せて不安げに増田を見つめていた。愁眉顰める表情は、今にも泣き出さんばかりの哀しさを浮かび上がらせていた。
増田は額に掛かっている前髪を掻き上げた。
・・・いつの間にか、寝入ってしまったらしい。
『朋也』。
------それは、自分の事だった。
黎にとって、自分は『朋也』であったということ。
時々、失念し掛けてしまう。
------ともや。
何だか・・・妙な感覚。
掌には、黎の肉の薄い華奢な手首。
・・・感じる、額の不快感。
閉塞感?
「ゆめ・・・? 怖い夢みたの? ひどく、魘されていた。」
黎は指先を差し伸べ、増田の頬にそっと触れた。
子供の熱を計る母の手つきのように、慈しみのこもった手つきで、そっと添えられる。
「黎? 」
「・・・涙。------泣いている。」
「え? なみだ? 」
増田は空いた手を目元に遣った。
彼の指摘通り、睫毛には湿った感触があった。
涙を流すような夢?
しかし増田には、そんな夢の残滓は記憶に残されてはいなかった。
ただ、少しだけ感じる・・・胸の息苦しさ。
------不快感。
それが原因か。
「朋也・・・。」
トモヤ。
そう呼ばれると、胸の痛みが・・・増すような気がする。
じくじくと、癒えることのない古傷が疼く、甘んじて享受し兼ねる、痛み。
何故?
なぜ、痛む?
------大丈夫、何でもないから。」
増田はゆっくりと半身を起こし、黎の細い肩に額を乗せた。
黎の素肌は滑らかである、そしてほんの少し冷たく、心地よい。
浮かされた熱が、静かに引いていくようだった。
「黎・・・。」
「なに? 朋也。」
増田はそっと瞼を閉じた。
「少しで良いから、俺を抱き締めて。------ほんの少しで良いから。・・・お願い。」
黎が微笑む振動が、額から伝わる。
そして黎は彼の背に腕を絡めた。
冷たい体温にも係わらず、増田を暖めてくれる、黎の素肌。
------心地よい。
指を増田の髪に絡め、黎は優しく梳いてくれた。何度も何度も・・・増田の気持ちが癒され静まるまで、繰り返し彼の手は増田の髪を撫で続けた。
「黎・・・。」
「なに? 」
このまま、ずっとこうしていられるのならば、きっと・・・何も惜しくは無い。
何も・・・。
「------心から、愛している・・・。」
その言葉だって、黎には『朋也』のモノとしか・・・思ってくれないに違いない。
でも、それでも良かった。
「愛しているよ・・・黎。」
だから、繰り返し囁いてみる。
心から、貴方だけを・・・。
END
次回は
『本能』暴力青年×小学生
Anyone lives in doing it alone, and a person dies alone.
この世に生きて存在しているという事だけが全てで、
そして生きる事に何の意味もなくて。
汚物とセックスと暴力と貧困に苛まれ、
少年は息を殺して死人のようにひたすら生きていく。
------何故、ここに居るのだろうか?
(言動表現描写にかなりのお下劣ストレィト表現を使用しております。)
ご賞味下さいませ。
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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どうやら手動のようだなwww
前から頭がおかしい奴だとは思っていたが。
これほどとは。
Plur Plur叫びまくっといて、自分自身にその欠片も無い事を暴露かwww
プら−は叫ぶものではなく
感じて共有するものっちゃ
なにこいつ
このスレだけじゃないぜ。いい?
あと、どうしたらこいつに永久規制かけられる?
削除依頼ならいつでもできるけどさぁ。
IP表示されるディスコ板に移動という手もあるよ。
過疎板だしいいんじゃないの?
velfarre afterhoursスレでも立てれば。
353 :
マオウタベヨ:2005/12/21(水) 22:16:09 ID:nkhiQZRX
こぴっぺ(´―`*)/
来週はいよいよPSCtour 仙台に参戦です♪
凄く楽しみなんですが。
毎度の如く迷うのがお洋服です。
何を着て行こうか。
ある程度はバンドに合わせて、お洋服も決めていましたが、
今回参戦するPSCはP缶バンド総出演。
よって色んなジャンルのファッションをしたファンの子が集まるでしょう。
好きな服装をするのが一番なんですが。。。
前日に前乗りして、仙台でショッピングしたいなぁ。
なんて思ってて、そうなると動き易い服。
でも可愛い服装が良い。
最近またロリにハマってて、友人からは、
「白ロリで来なよ!!」
とか云われてたり。
夏に買った白のJSK、まだ一度も外に出てない。
当初私も乗り気だったんですが、白ロリに合う靴がないっ!!
今まで黒系ばっかだったから。。。
そう考えたら、真冬にミュールはないだろう。
あぁ、困った。
これまた最近、アンプリにハマってます。
BABYも大好きだけど、ある意味BABYより好きかも。
デザインとかバリエとか。
今期のブーツ、白にしようか黒にしようか迷い中。
それから一着、ブラウスを新調しようと思いますvV
幽世鬼姫
絡み合う空蝉の業と
漆黒の闇に迷う道標
終焉は近く
泡沫の魂は儚く枯れ逝き
刹那の夢は儚く散り逝く
舞え
舞え
優雅に舞え
鬼姫に魅せられ
囚われて黄泉京で
身体を委ねて一夜の契りを交わして
儚く散れ
現世の鎖を断ち切り
昊へ戻れ
忘れかけてた記憶が霞に咲くから
残された躯は
地へ帰り
輪廻の糧になる
瞳閉じて手を伸ばして待つ
鬼姫が舞い降りて昊へ堕ちる時を
舞え
舞え
優雅に舞え
鬼姫に身体を委ね
囚われて黄泉京で
朽ち果て終焉を迎えるために
彷徨い散れ
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・) (´∀`)
⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
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し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
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⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
† 少女服を着るということ †
なぜ、私はロリータ服―少女服が好きなのか?
これには思い当たる理由がある。
私は、子供の頃子供として十分に愛されたという実感が薄いのだ。
そのため、まだ子供でいたいという気持ちがあるのかもしれない。
また、レースやフリルやリボンの付いた物が好きである。
少女というもののイメージは、
子供であることも、
レースやフリルやリボンも、
まとめて引き受けている。
それは、わたしにとって大変魅力的なイメージなのだ。
だから私は、それと自分とを関連づけようとして
少女服を着るのだと思う。
それは、私の、少女というイメージを探求する作業のうちの
ひとつなのではないかと思うのだ。
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
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Y 人 Y 人
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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( ・∀・) ( ´∀`)
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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Y 人 Y 人
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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( ・∀・) ( ´∀`)
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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† 劇場へ †
お洒落をして出掛ける場所の一つと言えば、劇場。
しかし、これから語るのはライヴハウスのことである。
近頃も、ロリータ服でライヴに行く人が多いと聞くからである。
不思議である。
お人形のようなレースの服でライヴというのは、
20年前も同じだったのだ。
ヴィジュアル系という言葉が無かった時代だが、
お化粧してパフォーマンスをするバンドのライヴには、
そういう服装で来る人が多かった。
ロリータ服を着る人のすべてがライヴ好きではないと思うが、
ここにもゴシックとロリータのように何か関連性を感じる。
ともかく、着て行く場所があるというのは
楽しいことである。
特に、好きなものを見に、好きな服装で行くというのは。
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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( ・∀・)( ´∀`)
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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Y 人 Y 人
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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† 髑髏と蝙蝠 †
ところで、ゴシック・ロリータの
「ゴシック」
とは何か?ということは、
多かれ少なかれ誰でも考えるのではないだろうか。
私のイメージするものは、まず、
「ゴシック・ロマン」
である。
怪奇で耽美な小説のことらしい。
次にイメージするものは、キリスト教である。
西洋の怪奇趣味というとこれを連想する。
なぜかは分らないが、
女の子は、少し不気味なものが好きだったりする。
だから、ゴシックとロリータには
強い関連性を感じる。
私自身の好みはどうかというと、
グロテスクなものや気味の悪いものはあまり好きではない。
しかし、幼稚園がカトリックだったため、
キリスト教には親しみと懐かしさを感じる。
昔読んでいた少女小説にも、
教会や聖書のことがよく出てきたので
この点でも懐かしい。
そのため十字架などのキリスト教アイテムは好きである。
それから、髑髏や蝙蝠といった、
それほど気味悪くないお決まりのものは好きである。
前述した、少女が好むものという観点から、
むしろ可愛らしいと思えたりする。
† ふと、思うこと †
いつもではないにしろ、
時々こんな浮世離れした服装をしていることについて、
とやかく言うお節介な人は、幸いなことに身近にはいない。
人付き合いも儘ならない体調のせいで、
会う人自体が少ないためかもしれない。
確かに、あまり変わった格好をしていると損をすることがあると思う。
服装も、時と場合で使い分けることは、
無駄な損をしないための知恵と言えるだろう。
また、人から好感をもたれる無難な服装をしていると、
得をするというのも確かである。
しかし、ただそれだけのことでではないだろうか。
得は得でも、思っているほどたいした得ではないかもしれない
と思うのだ。
各人の価値観によるところだと思うが、
人から気に入られなくても構わないと思っていると、
すっきりして気持ちがいい。
† 魂の救済 †
さて、望みどおり再びロリータ服を着始めた私だが、
頻繁に着て出掛けるというわけにはいかなかった。
体を冷やしたり、締め付けたりすると具合が悪くなるというような、
普通では考えられない問題を抱えているため、
着らる季節や、服の形が限られてしまうし、
出掛けること自体が困難であった。
それに、いつの間にか、
例えば外を歩いても
人から気にされない快適さというものを憶えていた。
この私がそんな風になるのだから、年齢というものは面白いものだ。
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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いい荒れ具合だな。
まさに糞スレw
>>281 そのあたりは確かに同感だ
人の少ない時間帯、特にイベントの初めは本当に好きで来ている人しかいない
そのなかで十分なスペースを活用して動きたいように動く、それで満足度の半分は決まる。
そのイベが人のまばらなうちにどんな音を回しているのか、実はこれも重要で興味のあることでもある。
アツイヨー・・・ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ (・∀・ ) < しぃちゃん、湯加減どう?
∫ (*゚ー゚).∫ ∫ ∫ ( ) \____________
_ |っ っ ∩∩〜 _ | | |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ (_(__)
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从从从从从从从从从
・・・ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
∫ ∧_∧ .∫ ∫ ∫ ( ) \____________
_(*д。)っ っ∩∩_ | | |
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从从从从从从从从从
コンガリシテキタネ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
シャー (・∀・ ) < そろそろ食べ頃かな
∫ ..........∫__ ∫ ∫ ( ) \__________
_(::д。;)(:::) _ | | |
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从从从从从从从从从
アツイヨー・・・ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ (・∀・ ) < しぃちゃん、湯加減どう?
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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コンガリシテキタネ
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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コンガリシテキタネ
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从从从从从从从从从
・・・ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
∫ ∧_∧ .∫ ∫ ∫ ( ) \____________
_(*д。)っ っ∩∩_ | | |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ (_(__)
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从从从从从从从从从
コンガリシテキタネ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
シャー (・∀・ ) < そろそろ食べ頃かな
∫ ..........∫__ ∫ ∫ ( ) \__________
_(::д。;)(:::) _ | | |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ (_(__)
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从从从从从从从从从
アツイヨー・・・ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ (・∀・ ) < しぃちゃん、湯加減どう?
∫ (*゚ー゚).∫ ∫ ∫ ( ) \____________
_ |っ っ ∩∩〜 _ | | |
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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コンガリシテキタネ
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シャー (・∀・ ) < そろそろ食べ頃かな
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∧_∧ (・∀・ ) < しぃちゃん、湯加減どう?
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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コンガリシテキタネ
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シャー (・∀・ ) < そろそろ食べ頃かな
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ジュー (・∀・ ) < 湯加減じゃなくて油加減だけどね
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コンガリシテキタネ
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シャー (・∀・ ) < そろそろ食べ頃かな
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どうした? 今夜はもうおしまいか?
しかし頑張るな
いたずら電話と同じ精神なんだろうな
相手にしてもらいたくて必死
110番か119番に電話すれば相手にしてもらえるよ
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・) (´∀`)
⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・) (´∀`)
⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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( ・∀・)( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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(・∀・) (´∀`)
⊂、 つ⊂ つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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ヽ ( ノ ヽ ( ノ
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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本能
〜11歳・夏 失墜〜
Anyone lives in doing it alone, and a person dies alone.
------11歳の夏。
蓮という少年の日常は、苦痛と暑さと飢えという三つの力が互いに交じり合い、そして互いを牽制し合い------歳足らずの彼を思うが様に支配していた。
まだ小学生の身である、何と言っても満足に年端もいかぬ幼い少年に、ソレを退けるだけのあざとい知恵も、大上段に振りかざす権力も、良いように引き合いに出す人脈も。
ナニよりも------モノを言う金も。
その華奢な身体には、ナニも在り得なくて。
誰もナニも、彼をその柔らかな庇護の翼の元に置いてくれるような存在は、周囲には皆無であった。
確かに腹を痛めた筈の、まだ充分に歳若くそして美しく淫猥な魅力を湛えた母という女は、当然とばかりにそんなみすぼらしい少年を顧みることすらなくて。
彼女にとっての、蓮という自分の出来損ないの複製という人間の存在は、道端に転がった小さな砂利とそう代わり映えのない、極ささやかな意味でしか在り得なかった。
否------もしかしたらそれよりも厄介で無益であると、彼女は考えているやも知れぬ。
己の顔を持つ、己よりも尚劣った存在。
------嫌悪。
単なる石ころであれば、雑草であれば、そういった無機のモノであるなら、見苦しい邪魔であるとと軽くぞんざいに視線を逸らすだけで、その存在は消えるに等しい。意識から振り払ってしまえば、ナイに等しい。
だが一応はヒトの端くれであるらしい蓮では、そう簡単に存在をないモノであると捕らえるのは、中々困難な部類になる。
だがそれでも彼女は、蓮が存在するのに最低限の衣食を与え------時にはソレも渋り------取り合えず生かせておいた。
それは愛情の賜物なんかではなく、少年が死んでしまった後の始末を思えば、適当に生かしておいた方が面倒がない・・・程度の意味でしかなかった。
最近は幼児虐待などの報道が、正義面を引っさげて姦しく取り上げらえているご時世だったから。それに母子家庭となれば、新宿区からの助成金なんてモノも、
スズメの涙ではありながらも恵んでもくれた。
この夏の初めに、いつの間にか彼らの狭苦しく汚いアパートに当然のような表情で転がり込んできた、正体の分からぬまだ若い男も、そんな母と似たり拠ったり
------蓮にとっては、ソレ以下の存在であった。
あの男は、手を上げる。
彼女も時折ヒステリックに任せて少年に対して手を上げる事もあったが、しかしソレはあくまでも女の力だ。そうそう蓮に手酷い傷を与えるところまでは至らなかった。
彼女の暴力は、単に不満の捌け口であった。嫌な客を相手に媚を売らなければならない、その鬱屈したストレス解消でしかなかった。
少年に対して手傷を負わすのが、彼女のその暴力の真の目的ではない。
それ以外の名も知らぬ、いつの間にか彼女たちのアパートに居座った男たちも手を上げたけれども。
だが今あのアパートに住む青年は、お互いの年齢差や体格差、そういった当然考慮に入れるべき事象全てを棚上げにし
------それ以前に、どんな理由があれ赤の他人が当然とばかりに蓮に対して折檻する事事態も問題である
------鬱憤をそのまま転嫁し、蓮にまともにぶつけていた。
その男は、蓮が傷つくことに拠って、行き場のない怒りを慰めている節があった。
サディスティックな男だった。
血を流し、痣を増やし、そしてそれでも叫び声を押し殺す、蓮。
それを愉悦を以って観賞する節が、彼には見受けられた。
多分生来からの、加虐的な性格なのだろう。
仕方がない------。
学校や他人、蓮を取り巻く環境という名の無辜の他人は、そういった人間に比べてしまえば、
それほど彼に対しては攻撃的ではない.。だがしかし、邪魔な存在には違わない彼を寄せ付けぬ、
丁寧な冷淡で身をその存在を隠していた。
だから、ひとり。
しかし蓮はそれで良いと思う。
寂しいなど、辛いなど、苦しいなど。
少年はそうは感じないから。
だから、良い。
このままで構わない。不都合を感じる事もない。具合の悪い事もない。
物心付いた頃より、彼を取り巻く環境は常にそのようなモノであったので、己に対する周囲の扱いだとか反応だとかに対して、得に不平を感じる事などはなかった。
だってソレで当然・・・ソレが日常だったから。
蓮の、日々------生活------世界。
初めからソレを受け入れているから、ソレが彼の生活の基盤であるから、だからソレを不服と思う感情などは湧いてはこない。ソレを疑問視する気持ちなどは持ち得ない。
何かに対して不平不満を募らせるというのは、比較対照出来る何かを実際に経験した上でないと------抱く事などはないのだ。
灼熱の地で雪に凍える事を焦がれるように。
極寒の地で肌を焼かれるのを望むように。
知らぬ事を、ただひとの狭量な想像で購う事などは、出来ぬ。
だから、蓮は・・・これで良かった。
------だいじょうぶ。
淑恵はふいに脚を止めた。
その彼女の足元に、白い何かが音もなく滑り降って来たから。
普段であればそのまま通り過ぎるであろうそんなささやかな事象に、しかし何故かこの日の夕方に限って、彼女の脚はふいに止まる。
ちょうど会社員の帰宅時間帯に掛かっているようで、新宿駅から距離のある三丁目も奥まった、御苑付近だというのに、スーツ姿の人間が多く見受けられる。
以前に比べれば、ここいらも格段に開けた印象を持ち始めた。
ソレは『開発された』という意味ではなく、『万人受け』に堪えられる、公共性を身に纏い始めたという意味だった。
胡散臭い日雇いの男たちの姿も消え、そして彼らの懐を当てにしている無許可の風俗店やせいぜい一坪程度の一杯飲み屋なども、都市開発という大義名分の前では、敢え無くも雲散してしまう。
一掃は、東口の開発が皮切りだった------それとも都庁移転が契機だったか。
急に歩道の中央で木偶のように立ち止まってしまった小柄な中年女性に、不審な目を向ける輩もいたが、しかしその殆どは無関心に足早に通り過ぎて行く。
歩道の中央で、まるで川の中州であるかのように、彼女を避けるように人の川が流れて遡っていく。
日がな一日中立ちっぱなしの接客の生業のせいで、職業病のように常に痛む腰に注意を払いながら、彼女はゆっくりと屈んで路上に落ちた白いモノを拾い上げた。手にした買い物袋のビニールが、掌に食い込む。
40も半ばを過ぎると、昼から深夜にかけて休みなく働き詰めるのは、徐々にキツサを感じるようになっていた。以前であれば数時間睡眠を取るだけで、ほぼ完全と言えるまで体力が戻っていたのに。
だがここ最近------そういった毎日の疲労は、彼女の中で澱のように溜まり、そして跡形もなく消える事はなかった。
ソレは先の全く見えぬ、在日という彼女自身に圧し掛かる不安定な生活ばかりのせいではなく、大部分は寄る波の加齢のせいに他ならなかった。
歳を重ねるごとに、外界に対しる己の評価だとか偏見とかいったものには、徐々に愚鈍になっていくものだ。加齢に拠って、肌が衰え、象のように醜く厚ぼったくなっていく現象と似て。
もしかしたら、この疲労がこの小さな身体全てを埋めつくすと、寿命の事切れを向かえるのやも知れぬ。
------墓場まで持っていくのだろうか?
この拭いきれぬ疲労を。
彼女は霞み始めた目を凝らす。
足元にふいに落ちた、ソレ。
まるで彼女を見込んで、その足元に飛んできたかのようだった。
------ソレは、考え過ぎだろうか?
こういう逢う魔が刻が、一番視力が利かなくなる時刻であった。
疲労と、薄闇。
白い。
------紙飛行機だ。
彼女は徐々に皺の目立つ目尻を意識的に見開いた。
生活に余裕が出来て初めての散財は、今と比べればまだそれほど一般的ではなかった、二重への美容整形であった。
だがその高額な手術の成果も、弛み始めた瞼の肉が嘲笑い、垂れて覆い隠す。
紙飛行機?
こんな殺伐とした薄汚れた場所に、なんて不似合いな。
そしてふいに見回して見る先、歩道には見る事は出来なかったが、しかし車道の隅に・・・同じような紙飛行機の残骸と思われる白い硬質なカタチをもった紙屑を目にする事が出来た。
手に取ったその紙飛行は、しかし完全に真っ白という訳ではなかった。
集中的に何か書かれている面は内側に折りこまれてはいただけれども、しかし翼の部分や油性ペンを使用しているらしい部分は、裏からも書き記してある文字を読み取る事も出来た。
名前と思しき・・・『蓮』と。
ソレは鉛筆で記されているようだ。濃灰色の、細く華奢な文字。整っている部類に属するだろうけれども、どこか弱弱しい印象を拭えない。生気の抜けた、死んだ文字。
その年代の少年にしては、どこか生気が見当たらぬ。
淑恵は見開いた眼を柔和に細めた。
------知っている。
そして見上げる。
そこに居るであろう筈の、彼に向って
蓮は歩道橋の中央、毒々しい緑青の浮いたソレに胸から寄りかかりながら、薄闇の帳の降り始めた新宿の街並みを、ぼんやりと見つめていた。
眼下はひっきりなしに走り来る、過ぎ去る車の列ばかりで、それほど少年の興味を惹くものではなかった。ソノ年代にありがちな、乗り物好きという嗜好も、彼にはそれほどなかったので。
乗り物に余り乗った経験がないからかも知れぬ。
そこに付随するであろう、楽しい記憶なんてモノがないからなのかも知れぬ。
そして時間が経つに釣れて、靖国通りを駆ける乗用車の殆どは、タクシーに入れ替わる。
夕刻を過ぎた今では、その比率は半分半分になりつつあった。
しかし取り立てて他に見たいというべきものもないから。
だから蓮は、ぼんやりと街並をぼんやりと見つめていた。
他に選択肢がないから。
彼の思考は、常にそういったモノに左右されていた。
消極的な、消去法。
こんな歓楽街のどん詰まり------逆に閑散とした場所に、どうみても小学生にしか見えぬ少年が、つくねんと歩道橋で佇む。
ふと視線を下げれば、その痛々しいほど伸びやかな白い足元にはやはり黒く煤けて妙に潰れたランドセルが無碍に置かれてあった。
小学生といっても随分小さい身体の持ち主の彼は、しかしそのランドセルの蓋の部分にはある程度の年季が刻まれているのが見て取れるので、彼は既に高学年生というところか。
だがソレにしては、その少年の身体は年齢には追いついてはいないように見える。
成長期特有の、細く華奢でしなやかな四肢は、伸び盛りだという印象を打ち消す、どこか弱弱しい印象が強い。
赤ん坊のまま、身長だけが引き伸ばされてしまったような、そんな発育の悪さを感じさせる。抜けるような白皙の肌がソレを助長し、骨が透いて見えてしまいそうな馬鹿げた危惧すら孕んでいた。
このような場所にはどこか不釣合いの、まるで迷い子のような浮いた存在に、しかし歩道橋を行き交う多少の大人たちは、それほど疑問も抱かずにそのまま卒なく通り過ぎていく。
係わり合いにならぬが、無難。
蓮は歩道橋の欄干に腕をのせ、その上に細い顎を軽く乗せて、右手に持った紙飛行機をゆっくりと振りかぶって飛ばそうとした。
宙に。
だがその表情は陰鬱に沈んでいる。
独り遊びに興じている子供の面差しではない。
「蓮くん。」
紙飛行機を------。
だが、ソレは叶わなかった。
唐突に名を呼ばれ、少年は今まさに宙に飛ばしかけていた腕の動きを、引いた時点でひたりと止めた。
そして己の名を呼んだ方面に、ちらと視線だけを投げた。
藍色の微かに混ざった、銀鼠色の眸で。
肌の白さからいっても、彼の片親は東洋人ではなかった。
しかし・・・どうでも良い。
蓮は視線を据えると、ゆっくりと顔を彼女に向って緩慢に動かしていった。
この年代特有の、愛らしさだとか無邪気さとはまるで無縁の、ソレは倦み疲れた、枯れた老人のような仕草だった。
行き成り声を掛けられたというのに、彼は驚く表情すら晒さない。
以前からソレを予言していたかのように、当然な流れと悟っているかのように。
だから、蓮は興味を示すような素振りも見せぬ。
淑恵は軽い胸の痛みを覚えた。
声など・・・掛けねば良かった、と。
自分の事だけで、今は精一杯なのに。
誰かの荷を肩代わりしてやれるほど、今の彼女には余裕などはなかったのだから。
精神的にも肉体的にも------そして、大きく金銭的にも。
しかし敏江は強いて笑顔をつくり、正面をぼんやりと向いたままの蓮に声を掛けた。
出来るだけ自然を装う。
持つべきモノを何も持たぬ少年は、しかしその代償として研ぎ澄まされた精神を抱いていた。
生半可の河原芝居では、すぐさま看破されるのは火を見るよりも明らか。
下手な手出しをすれば、火傷は必至。
「どうしたの? こんなところで・・・。」
淑恵は言葉を選び、自分の半分にも満たぬかも知れぬ、蓮を見下ろす。
この身体に己と同じ機能を果たす全ての臓器が十全に詰まっていようとは------俄かには信じ難い。
「・・・うん。」
蓮は抑揚の余りな声で応えた。
澄んでいる筈の声が、しかし込められた陰鬱な声音に気を取られてしまい、聞く者は折角のソレを気が付く事が出来ない。
少年はそうして、中途半端に止められてしまった腕を、力なくゆるゆると下げた。
淑恵はその仕草を視線で追い、そして再び蓮の顔を見下ろす。
しかしそうして俯く蓮の表情には、多少柔らかいものを淑恵は感じる事が出来た。彼女に対しては、蓮はほんの少しだけ警戒を解いてくれる事がたまにある。ソレは他に誰もひとが居ない時に限っての事だったが。
それでも少年は、表情を殆ど変えない。
淑恵はソレを------その理由すらも含めて------分かっているので、だから得に気にも留める事はなかった。何て無愛想な子供だろうなんて、毛筋も思う事はない。
そうやって装う事で、彼は生きてきたのだから。
そして装いは、借り物であったモノの筈は、いつしか蓮自身の血肉となり、彼自身へと重なる。
彼になる。
だから淑恵はいつの頃からか、少年の微かな反応から、彼の心情を読み取る事が出来るようになっていた。
彼がまだ満足に喋る事の出来なかった数年前、既に先住であった淑恵の住まうアパートに遣ってきた、蓮美と蓮。それからの付き合いなのである。
あれから年月だけは残酷にも正確に過ぎ去っていき、淑恵は確実に老いを感じるようになってきていた。しかし蓮は言葉を持たなかった頃と同じく、今でも饒舌に喋る事もなかった。
知恵遅れという意味ではない。
何故ならば。
「どうして------投げたの? テスト。これ、答案用紙でしょう? 」
淑恵は先ほど足元に落ちてきた紙飛行機を、丁寧に開いていった。
鉛筆書きの答案用紙に、赤い------殆どが赤く大きい丸が遠慮もなく万遍なく並んであった。
その上部、名前の右端には、ほぼ満点に近い点数が四角からはみ出すほど誇らしくも書かれてある。
小学生レベルの勉強が、試験が、例えば授業をきちんと聞いて居さえすれば大概正解を書くのは容易いとしても、しかしその点数は誇っても良いモノだと思える。
ささくれて脂の抜けた指先で紙飛行機を解くと、淑恵は軽く眉根を寄せた。
淑 恵には蓮がそうやって、まるで捨てるように紙飛行になどする、その必要性がわからぬ。淑恵がそれほど好きでもない勉強に義務とばかりに勤しんでいた頃、努力した甲斐もなく成績が余り奮わなかったせいもあった。
「------必要ないから。」
蓮はぽつりと呟いた。
明瞭な発音には隠しようもない利発さが仄見えるが、しかし生気だけは見当たらなかった。
------どこに置き忘れてしまったのだろうか?
「え? 」
淑恵は聞き取れず、聞き直した。
蓮の相変わらず代わり映えのない沈んだ声に意識を取られ、その言葉を捕らえかねてしまったからだ。
「必要ないから。」
少年は先ほどに比べれば、意識して多少大きな声を出す。
「どうして・・・必要ないの? 」
「------。」
蓮は軽く唇を噛み、そして俯いてしまった。
僅かに覗く白い首筋に、親指ほどの大きさの桃色の痣のようなモノが数個、見て取れる。
それだけではない。
目を凝らしてみれば、どこか薄汚れた半袖のシャツから覗く二の腕や半ズボンから伸びた細く真っ直ぐに伸びた脚には。
淑恵は眉を顰めた。
------今度の同居人は、煙草を吸う男らしい。
そうして淑恵は漸く己の愚行を悟った。
飛行機にして飛ばす、ほぼ満点に近い、テストの答案用紙。
必要ないと嘯く、蓮。
それは、見せる人間が彼には居ない。
そういう事。
ソレを持ち帰るという事は、見てくれるヒトが居るという事。
気に掛けてくれるヒトが、待っていてくれるという事。
淑恵は眉間にうっそりと皺を刻む。
蓮の首筋・・・柔らかそうなふくらはぎ・・・脛。
昔受けたらしい、既に完治し掛けた傷や、そしてまだ治りかかってはいない、傷、痣、火傷。
怪我をする機会が多い男子児童であっても、その数も、受けた位置も、種類も。
偶然にしては、特異過ぎた。
故意の、傷。
「・・・ごめんね。」
淑恵は直ぐに察してやれぬ己の非を、そうして詫びるしか手立てはなかった。
彼女はたまたま蓮の住まうアパートの、単なる隣人でしかない。
それ以上の深い関係ではない・・・単なる、他人。
「ううん。」
蓮は軽眸を細めて頭を軽く左右に振った。
その眸はやはり薄闇の昏さに浮かぶかのような、特異的な銀鼠色をしていた。
いよいよ昏くなり始めたせいで、藍の色は消えてしまった。
「あんまり遅くならないうちに------。」
家に、帰りなさい。
しかし淑恵は最後まで言葉を言い切る事が出来なかった。
家に帰る事。
ソレがこの少年に対して、どのような意味合いがあるかという事を、淑恵が知らぬ事はなかった。
------愚かしい。
重い足取りで、蓮は気の進まぬ家路を、のろのろと進んでいく。
両の踵に端っこに、細く長い陰気な影を、規則正しくも重苦しく引き摺りながら。
愚鈍な少年の足取りを哂うかのように、その影は徐々に細く長くなっていく。
千切れそうなほど細くはなっても、実際に切れてしまうことなどはなかった。
その様は、これからの己の昏い行く末を薄ぼんやりと認知している、まるで堵殺場に連れて行かれる食肉だけの為に飼育された、家畜のようなものだ。その肉にだけに、生存する価値のある。
だが彼らは人間が思っているよりも随分と敏いらしく、堵殺場に一匹一匹連れて行かれ、屠られていき仲間が何故か同じ場所に戻ってこないという事を理解すると、一斉に騒ぎ出すそうだ。世も身もなく実に哀れっぽく。そして------狂ったように。
彼らは誰かに教えられている筈はないというのに、本能でその状況を把握するのだろうか?
危険が、死が迫っていると、理解するのだろうか?
きっと、------肌で知るに違いない。
蓮には何となくではあったが、彼らに同調する事が出来た。
存分に陽の長い近頃、まだ新大久保の狭い路地には、容赦のない清冽な夏の陽光の残滓が、儚くも淡くそこここに溜まっていた。だが時刻は既に七時は過ぎている筈だから。
・・・大丈夫。
蓮は毎日、そうやって小学校からの帰宅時間を見計らって、家路に着く。
多分もう・・・部屋に戻っても大丈夫な時間だ。
早くアパートに戻ってしまうと、とても嫌なモノを目にする。
出来るだけそういったモノは、目にしたくはなかった。
まだこの世に生を受けて十年余り。ヒトとしての括弧たる意識を持つようになっては、まだ数年といったところの年齢の、蓮。
彼の中には、外界に置いてまだ分からぬ事の方が山積しているけれども、しかし生理的に無条件に好悪を付ける事が出来ない訳ではなかった。
アレは・・・目に、耳に、したくはない。
だから少年は当てもなく、新宿の街を新大久保の街を、ひたすらひとり彷徨う。
無辜の時間を殺す為に。
息苦しい程の狭く汚らしい、得体の知れぬ異臭を微かに嗅ぎながら、蓮は歩きなれた網の目のような細い路地を過ぎる。どこか遠くから高架の無遠慮な金属音の軋み音が聞こえる。
区役所通りから新大久保方面に進むにつれ、日本という国に色は徐々に薄まっていく。
ソレを薄めていくのは、蓮にはもう馴染みであったハングル文字の記号のように無駄なく洗練された字体であり、大蒜やらキムチ、肉の焼ける生臭い匂いであり、そして日本国籍の人間よりも鮮やかな化粧を施す切れ長の眸を持つ女たちであった。
そして蓮は馴染みの異界を通り過ぎ、漸く見慣れ住み慣れた二階建の文化アパートに到着する。
戦後すぐに建てられたモノかと思われるほど、その佇まいには年輪と風化をほどよく混ぜ合わせた『昔臭さ』というモノを感じる事が出来た。だが逆に今様の建築よりも頑強に造られているらしく、揺るぎのない力を誇示し続けていた。
そして満艦飾然とした色彩の滅茶苦茶な洗濯物のはためきが、窓と言わず狭い敷地の隅など所構わず並べられ、目にした者に噎せ返るほどの生活臭を感じさせていた。
少年の母が借りている部屋は、その古色蒼然のアパートのその二階------一番奥だ。所謂角部屋。
物心ついた時から暮らしている、彼にとっては生家も同然であった。
しかしそこに必ず付随しているであろう、甘やかな心地の良い記憶は、全くといって良いほど存在しなかった。
蓮は冷たく整った表情を、分からぬ程度に曇らせた。
そうやって僅かに表情を動かしただけで、存在を誇示するかのように、彼の頤に鈍痛が走った。
いつものように同居人の青年に力一杯殴られ、勢いよく吹っ飛ばされた細い身体が、頑丈だけが取り得の部屋の柱に強かにぶつけてしまったせいだった。
一応腫れは昨晩のうちの何とか引いたようだが、しかしまだ多少の身動ぎで疼痛が後頭部を走った。
少なくともあと数日は、痛みが続くかも知れぬ。
蓮は数多くの体罰という経験から、大概完治までの日数を予測する事が出来た。
少年は重い足取りのまま、二階へと上っていく。
外側に設置されているアパートの鉄製の階段は、さきほど少年が寄りかかっていた歩道橋よりも尚錆が酷く、軽く掴んだだけで末期の皮膚病のように表面がぼろりと剥離してしまう。多少手荒に扱えば、難なくぽきりと折れてしまいそうな危うさを秘めていた。
蓮はそればかりのせいではなく、出来る限り丁寧な足取りで階段をひとつひとつ踏み締め上がっていく。
共有の筈の、それぞれの部屋に繋がる狭いコンクリ製の廊下も、しかし住人の占有であると言わんばかりに、底の割れてしまったポリバケツやら枯れた草木が植わった植木鉢だとか壊れた自転車だとかが、実に芸術的に乱雑に積み上げられてあった。
蓮はその隙間隙間を飛び石代わりにして、それらゴミ同然の私物を蹴飛ばさないように細心の注意を払って奥まで進む。
一番奥の部屋。
蓮は玄関の扉の直ぐ脇の、郵便受けの底を、受け口から手を入れて弄った。
郵便受けとはいっても、本来あるべき機能など果たしていないも等しい。
彼らの家に来る郵便物といったら、区役所からの生活保護の通知だとか、郵便物ではないが水道やガスのメーターの検針のレシートくらいだった。
新聞なんていう文化の匂いを感じさせるものは取っている筈もなく、そして後、その受け口に入れられるとしたら、引越しやピンクチラシ、あとはローン関係の融資勧誘の小さなカードくらいだった。
無造作に無遠慮に突っ込まれていくそういったモノを、蓮はほぼ毎日捨てているのだが、しかしいくら捨ててもイタチゴッコのように投げ込まれ続けていた。
朝始末したのにもう溜まってしまっているらしいそれらの不要な紙くずの底から、指先に固いモノを感じ取る。
------玄関の鍵。
そうやって蓮は自宅の鍵を拾い上げる。
誰にでもすぐに分かるような隠し場所であったが、しかし盗られて困るものなどは端からその空間には存在しない。
粗大ゴミ置き場にあるような、年代モノの家具だとか、前時代の成りだけが大きく場所を取る僅かな家電製品。あとは薄い布団だとか・・・蓮美の派手で安物の衣類。
その程度だ。
わざわざ忍び込んで盗るほどの価値もないだろう。
だからそこは『隠し場所』ではなく、単なる『収納の場所』と呼ぶ方が相応しかった。
力尽くでノブを捻れば、そのまま素直に開いてしまうのではないかという、ガタの来ている鍵穴に、その鍵を差し込もうとする。
ご苦労!
つい先ほどまではまだ充分に明るかった筈の空も、しかし陽が暮れ始めると意外に時間を待たずして暗んでしまう。
一応その暗度に合わせて勝手に廊下の蛍光灯が自動的に点灯するが、しかし蓮の頭上の蛍光灯だけがちらちらと瞬き、満足に光を放つ事がなかった。
余計に見難い。
今にも切れてしまうかのような、虫が啼くような低音を陰鬱に響かせていた。
鍵穴を目で見ることが出来ず、蓮は勘に頼って漸く鍵穴に鍵を差し込む事が出来た。鍵穴にも公平に錆が浮いているかのように、開錠しようと捻った手首に、多少抵抗のようなざらつくモノを感じた。
蓮は何とか開錠し、そして鍵をもう一度郵便受けへと戻し入れた。
そして再びドアのノブに手を掛け。
・・・ナニか。
少年はふと半眼を閉じ、今己が感じた違和感の正体を知ろうとする。
一体何に対して抱いた不審であったのか? と。
そういった些細な見極めを正確行う事が、蓮の存在に大きく関与を影を落としてくるのだった。
蓮は僅かに眸を瞠った。
彼の意識に問いを投げかけたモノ。
ソレは空気を震わす程度の、音であった。
室内から、微かに------物音が?
この時間帯であれば、この部屋には誰も居ない筈。
だからこそ今まで蓮は無為に時間を潰していたのだ。
なのに何故、部屋から物音------人の気配を感じてしまうのだろうか?
蓮は判然としない気持ちを噛み締めながら、しかし疑問の誘惑を退ける事は出来なかった。
少年は出来るだけ物音を立てぬようにと注意を払いつつも、その扉をゆっくりと開いていく。
荒い、押し殺したような------息遣い。
途切れ途切れ、ソレはまるで事切れの寸前の、断末魔のようで。
だがその印象を裏切る、性急と言っても過言ではない布擦れの、かそけき音が被る。
質量を伴った、二つの物体のぶつかる音。
死を連想させる、物音ではない。
もっと・・・生臭いモノ。
蓮は己の家だというのに、奥ゆかしくも爪先が入る程度だけ扉を開き、そしてそのまま身動ぎもせぬまま瞠目する。
------この音。
聞き覚えのある音が・・・声が。
蓮は軽く唇を噛み締めた。
彼が嫌悪する存在の、その最たるモノのヒトツ------独特の音が。
まだ・・・部屋に。
いつもであれば彼女は、とうに店に出勤してしまった時刻である筈なのに。
何故、今日は------今夜は?
今夜に限って。
蓮美の勤める三丁目の店の本来の開店時間は、蓮が聞きかじったところによると、どうももっと夜も更けた時間帯らしい。しかし蓮美はその入店前に客と何処か外で待ち合わせをしてから、開店と同時に店に入る・・・らしい。
そういった行為にはどうも特別な呼び名があるようだったが、しかし端から興味のある訳ではない蓮が、ソレを覚えている筈もなかった。
そのように常連客と先んじて待ち合わせをしてから店に出勤をすると、些少ではあったけれども、店から特別手当が出るらしい。だからその手当てを狙って、普段であればどんなに遅くとも六時過ぎにはこのアパートから出掛けてしまっていた。
彼女が部屋から出掛けてしまえば、あの男もここに居る必要はない。
こんな辛気臭く、狭苦しく、何か饐えたような異臭の立ち込める、こんなアパートに居る------必要はない。
ここに居る者といえば、見てくれはそれほど悪くはないが、しかしソレを気が付かせぬほどの仏頂面の、実に可愛げの全くない男児が、ただヒトリ。情婦の子供とはいえ、男の側にも構う義理も義務もない。
そしてオンナの方も、別にソレを望んではいなかったから。
情婦の勤め先にのこのこと付いていくヒモは何処の世界にも居らず、彼女が勤めに出た後は、男たちはせいぜいその稼ぎで酒を呷るのが積の山だった。
だから蓮は、彼らと必要最低限顔を合わせなくても済むように、彼女の出勤時間まで、こうして外で時間を潰していたのだ。
居れば、邪魔だと蔑まれる。
帰れば、冷たい視線を浴びる。
姿を見せれば、可愛げのない小憎らしいガキだと罵られる。
母の蓮美はそれほどあからさまに蓮に対して何かをする事は余りなかった。居ても------無視する程度。時折ソレこそが何よりも苦痛に感じる時もあるけれども、しかし実害はない。存在を否定させれても身体から血が噴出す事もないから・・・別に、構わない。
・・・慣れてしまった。
問題は、常に彼女の傍に居る、入れ替わり立ち代りする、男たちの方にあった。
軽く小突かれたり叩かれたり、そんなのは挨拶以上の日常茶飯事の出来事だった。
しかし慣れているとはいっても、やはり出来ればそんな目には遭いたくはなくて。
蓮は思案した。
犬や猫でも、そういった扱いをされれば、その人間の傍には寄らなくなる。
顔を見るだけで、威嚇の表情を作る。
蓮はそれよりも賢い------ひとの子だ。
少年はまだそれ以上入室する踏ん切りが付かずに、玄関先でつくねんと立ち尽くしたまま、ふと思い出す。
そういえば昨夜、蓮美があの男に、このところ体調が優れないなんて言っていたのを、半分以上寝入った頭で聞いたような・・・そんな覚えがあった。
昨夜と言っても、蓮美の夜の仕事が終わってからの二人の大人の会話だったから、時刻的には既に夜も白み始めた早朝であったかも知れぬ。
もしかしたらそのせいで、彼女は今夜の仕事は休みを取ったのかも知れぬ。
蓮は俯く。
視界には、明滅を繰り返す光と闇に浮かぶ、細く白い脚------爪先や紐を通す部分といった得に力の掛かる箇所に穴の開き掛けた、
汚れた運動靴。この春に漸く新調してもらったソレは、夏には既に小さくなっており、踵や爪先に軽い痛みを感じるまでになってしまっていた。
しかしカタチがあるまでは、新しいモノは望めないに違いない。
------どうしよう?
しかしいつまでもこの場に永久に立ち尽くしている訳にもいかず、蓮は諦念の吐息を細く吐いた。
彼は自分の身体がどうにかすり抜けられる程度にまで最小限扉を開き、音を立てぬように玄関のタタキに滑り込む。そして後ろ手に扉を閉める。
コンクリートを簡単に敷き詰めただけの安普請のアパートの玄関先には、爪先が凶器のように尖ったエナメルの赤いピンヒールだとか、いかにも安物といった
曇った人造宝石がちりばめられてあるハイヒールだとか、男物のスニーカーなどが雑多に置かれてあった。
------やはり二人とも、在宅。
蓮は俯いたまま、耳を澄ましてみる。
先ほど聞こえてきた声は------今は聞こえぬ。
もう------アレは、終わったのだろうか?
少年は希望を込めて、そう予想を立ててみる。
ソノ最中は、まるで獣のような声や行動をするけれども、終わってしまうと案外静寂が訪れるという事を、彼は知っていた。
もうその段階が訪れていれば、良いのだが。
少年は静かに靴を脱ぐと、正面の台所へと続く硝子の扉を引き開く。
その部屋の左手の6畳の部屋は蓮美と男との寝室であり、
その部屋の端にある納戸のような一畳程度の狭い物置が、蓮が殆どの時間を過ごす、
居間であり寝床であった。一応木製の引き戸が備わっていたが、
あくまでも用途は物置として想定された部分なので、窓も照明もない。
ここはアパートといっても一応は風呂も洗濯機置き場もあった。
随分恵まれているとも言える。ソレは台所の正面の扉の奥に位置した。
蓮は摺り硝子の向こう------寝室へと繋がる引き戸に思わず視線を向けた。
蓮美たちの寝室。
そして息子の登場を待ち構えていたかのように。
『・・・ダメ、今日は------今日は止めて。頭痛くって・・・お願いよ------、ね? 』
くぐもった、蓮っ葉な印象を拭えない、若い女の声。
まだ瑞々しさを充分に湛えたその漏れ聞こえてくる声は、蓮美のモノに相違がなかった。
少年の身である蓮にも察する事が出来るほど、過多に媚びを含ませた声音。
------忌まわしい。
蓮は表情を険しくさせた。
『良いじゃないか、少しくらい------なぁ? ほら。』
蓮美の現在の恋人である男------アキラとかいう青年の声が聞こえる。
低い、よく響く声をしている。
ミテクレも、蓮の記憶にある蓮美の相手としても、一番上等な部類に属していた。
しかし蓮に向けられる声は、いつも罵声か汚らしく罵る言葉と相場は決まっていた。
今この奥で蓮美に発せられているような、猫撫で声なんか掛けられた事もなかった。
無論、蓮にはそんなモノは必要ではなかったけれども。
蓮は、何も必要とはしてはいなかった。
出来れば、放っておいて欲しい。
ナニからも・・・誰からも。
------出来ることならば。
『・・・あ、ん------いや、お願い、アキラぁ。』
鼻に掛かったような、甘える声。
蓮はふと想像を巡らす。
桜色掛かった、肉の程よく満ちたあの身体を、今夜は一体どのような艶かしいカタチを作っているのだろうか?
数度見てしまった、闇に浮かび上がる白皙の四肢は、蓮には理解出来ぬ柔軟さで以って、不可思議なカタチを作っていた。
今も------?
『イヤなんかじゃないだろう? ほら------こんなにアソコ濡らして・・・なぁ? ブチこんで欲しいんだろ? 』
確かにアキラのその指摘は、正鵠を射ていた。
彼女はイヤと言葉では拒絶を吐きながらも、しかしその口調には明らかに淫猥な色彩を帯びていたから。
傍で聞く蓮にも悟る事が可能なほど、あからさまに。
隠しようもない、それは性の匂いに彩られていた。
『いや------そんな、言わない。------あ、・・・ん------は、・・・あぁ------イイ・・・もっとぉ・・・。』
笹鳴りのような、僅かに震える女の声。
甘ったるく、鼓膜に染み付いて------離れないのではないかと思えるほどの、濃厚な声音。
・・・忌まわしい。
『好きだろう? チンポ好きだろ? ほら・・・、もっと脚開けよ・・・。イッパイ挿れてやるからよ------、ほら? すげぇ------マン汁、もうぐちょぐちょじゃんかよ。垂れ流しやがって・・・。』
『ふ・・・ん------だって、イイんだもの------ねぇ、動いて・・・奥、凄い-------あ、・・・もっと・・・イイ------は、ぁん・・・あたるぅ・・・あッ。』
・・・厭わしい。
蓮は両手耳をしっかり覆う。
低俗で、汚らわしい。
だがソレの程度では、彼らの卑猥な声は、物音は、完全に防ぎきる事などは出来はしなかった
『もっと腰動かせよ? すっげぇ締め付けてくんなぁ・・・蓮美のマンコ、------サイコウ。もうイキそうなのか? 中キッツいぞ?・・・ほら? 』
------嫌だ。
蓮は頭皮に爪を立てるほど、掌で耳を覆い塞ぐ。
『イイ、もっと・・・もっとハメてぇ、・・・もっと------壊れちゃうぅ------あッ、ん・・・。イっちゃいそ・・・あんッ------。』
換気と明り取りの代わりにと、いつも僅かに開いたままの納戸の木の扉。
そこからちらちらと覗く、縺れ合う絡み合う、浅黒い肌の男と白い肌の女の裸体がふたつ。
獣のように意味のない言葉で呻いたり、発作のように激しく呼吸を乱したり。
女のふくよかな乳房を揉みしだく、男の手。
男の体の上に跨り、白い身体を揺らめかす女の姿。
女の脚の間に顔を埋め、そして女は喉を仰け反らして断末魔の細悲鳴を上げている。
蓮の脳裏に刷り込まれた、情事の記憶------痴態。
------汚らしい。
その意味が完全には分からぬながらも、しかし、嫌悪だけは蓮の意識の中に積もって行く。
蓮は額に痛みが走るほどしっかりと瞼を閉じ、耳を塞いだまま------その場にへたりと蹲った。
何故、こんなところに居るのだろうと・・・思い。
------翌日は、雨だった。
朝からしとしとと糸のように陰湿に細く降り続き、暫く止む気配はなさそうに思えた。
よもや永遠に降り続くのではないかと、思えた。
蓮は雨の日は得に憂鬱だった。
穴の開きかけた靴には雨水が染みこむ事がままあったし、そして彼の傘は、雨から晴れの時間にそこら辺に捨てられていたのを拾ってきた、使い捨てのビニール傘。
彼の身体にはそれは大き過ぎたし、それに他のクラスメートと比べると、拾い物であるソレは明らかに見劣りをしていた。小学生には余りにも不釣合いで。
そして何よりも、己の貧しさを大々的にひけらかす行為のようで------忍びなかった。他の皆は、赤や黄色や------色とりどりの新品の傘を手に、誇らしげにそして楽しそうに登下校をしているというのに。
だがそんな理由は、まだ些細な事と言い切る事が出来た。
蓮は分かっていた。
自分とその他大勢のクラスメートとの、生活水準の落差を。
蓮がその日その日の食事を欠く事を気に病んでいるその背後で、彼らは自分の小遣いで買ったお菓子を食べ過ぎてしまい、だから食事をきちんと取れぬと、両親から怒られる事を気に病んでいる。
会話も着る服も、考えかたも。
しかし彼を憂鬱にさせる、雨の日の、最大の理由。
雨の日は、彼ら二人があの新大久保のアパートの部屋から居なくなるまで、時間を潰す場所がなかった。
場所を取る傘を差したままで歩道橋に立ち尽くすのは憚れたし、花園神社の拝殿も適当や屋根のある場所がなく、雨宿りは望めない。中央公園も雨の日は先住のホームレスたちが屋根のある場所を奪い合っている。
・・・居場所がない。
只でさえそうであるのに、雨の日は余計。
だから蓮は雨降りの日には、問答無用であの魔窟に戻るしか選択は残されてはいなかった。
------数日前に受けた、頤の傷がまだ疼く。
湿気のせいだろうか、頭痛のように引切り無しにずきずきと脈打っているように感じられた。
せめてこの痛みが薄くなるまでは、他の手傷を負う事は避けたかった。
五時を・・・少しだけ過ぎた時分であろうか?
厚い雲に覆われた空の明度からは、時間を計るのは困難だ。
四時過ぎに下校し・・・出来るだけ遠回りして------ソレが限界だった。
いくら気を使って歩いても、穴の開きかけた靴も限界。
薄汚れた街を背景に建つ、新大久保のアパートは煤色の雨を啜ってどんよりと佇んでいた。
蓮がいつもなら自室のアパートに戻って、まずする事と言えば、たった半日余りでチラシ塗れになってしまっている郵便受けに手を入れて、玄関の鍵を探る事だった。
だがこの時間帯ならば、母もアノ男もまだ部屋に居るに違いない。
だからソレは必要ない。
蓮は両脇にゴミやガラクタが積まれた玄関先に立ち尽くす。角部屋だかという事で、突き当たりのスペースは容赦なくモノが置かれ、私物化も甚だしい。
ふと降ろした視線の先には、濡れて色を濃く変えてしまっている、履き古した運動靴があった。立ち止まったコンクリートの床が、不規則な年輪の水染みを滲ませている。
蓮は靴が出来るだけ濡れぬようにと気を付けて歩いてはいたのだが、しかし履いたままで指先を動かしてみると、靴の中敷と靴下の先がじっとりと濡れてしまっている、気色の悪い湿った感触を感じずにはいられなかった。
少年は眉根を寄せた。
早く、脱いでしまいたい。
気分が悪い。
じっとりとした靴の中に足を浸していると、このままふやけて骨の髄まで腐敗してしまいそうなイメージを喚起させる。
その濡れて蒸れたような不快感が、漸く少年の背を押してくれた。
鍵を手にする事無く、蓮はドアノブに手を掛けた。
ひんやりと冷たく感じさせる癖に、湿気のせいだろうか、微かに濡れているように思えた。
滑りそうになるノブに意識的に力を込め、蓮は扉を開く。
「------蓮美かぁ? 」
憂鬱な蓮を迎えたのは、どこか呂律の回らぬ胴間声の、あの男。
------母は、不在か?
蓮の背筋にひやりとしたモノが走る。
数日前に手酷く受けた折檻。
アレは蓮美の不在時の出来事であった。
あの男から受けた、後々疼痛を引き摺る体罰は、大概彼女の不在時と相場は決まっていた。
蓮美と蓮は限りなく薄弱な親子関係ではあるが、男はソコに多少の遠慮があるのかも知れぬ。
暴力を振るう罪悪感というよりは、情婦である大切な金蔓である蓮美への遠慮か。
しかし蓮は今更ここから逃げ出す事は出来はしない。
蓮に取って、この場所がいくら魔窟であろうとも、牢獄であろうとも、仕置場であっても。
帰る場所は、ここでしか在り得ないのだから。
他には何処にもない。
「おい、蓮美? 聞いてんのかぁ? 」
中々返事を返さぬ『彼女』に対して、二の句にはかなりの苛立ちが塗されてあった。
下手にあの男の感情を煽ってはならない。
蓮は本能的にソレを悟ったは良いが、しかし具体的にどのような反応をすれば彼のご機嫌を取れるかまでは、分からなかった。
少年はそこまで年齢も経験も器用には積んではいなかった。
「------違い・・・ます。」
蓮は意を決し、小さく返答した。
喉に声が張り付く。
ソレが過度の緊張のせいとは、蓮は気がつかない。
だがあの男と少ないながらも言葉を交わす際、蓮の意識はこれ以上ないというほど萎縮してしまい、満足に言葉を発することが出来ないでいた。
その愚鈍とも取れる少年の態度に、男はまた気に食わぬと暴力を振るう。
すると奥の部屋から、これみよがしの舌打ちが帰ってくる。
お前か、と------言わんばかりに。
男に取って蓮が不要以上の目障りな存在である如く、蓮にとっても彼は百害の存在でしかなった。
蓮はひっそりと思う。
その点に関してだけ言えば、実に気が合う・・・と。
自分も大いに同意する------と。
お互いがお互いを忌避するのであれば、ソレは重畳とも言えた。
片方だけが相手を嫌悪する事こそ、悲劇的な事はないから。
だがソレだって、対峙する二人の力関係が拮抗しているのが最低条件だった。
蓮は湿って弾力を失ってしまい、脱ぎ辛くなってしまった運動靴を脱ぐと、ひたひたという音を立てて台所に進んだ。
蓮は台所に足を踏み入れた途端、思わずぎょっと銀鼠色の目を瞠った。
当然閉っていると思われた寝室へと繋がる扉は、今日に限っては全開といっていいほど、開け放たれていた。
そこに------彼が居た。
・・・アキラ、だ。
男がヒトリこの場に居るという覚悟は出来てはいたが、まさか扉が開いているとは予想していなかった蓮は、身動ぎをせずに寝室を凝視した。
「・・・ナンだよ、文句でもあるのかよ? 一人前にガン飛ばしやがって。」
至近距離で悪態を吐く、やはりアキラの口調はどこか覚束ない。
朝から降り続く雨のせいで、そして元より陽光の差さぬアパートの狭苦しい寝室で、男は蛍光灯も点けずに、だらしなく畳みの上に寝そべっている。
その横には、薄暗くてよく身えなかったけれども、しかしカタチの違う瓶が転がっているのは分かった。多少中身が絨毯にこぼれてしまっているのもあったけれども、その殆どは殻のようだった。
蓮は思わず鼻の頭に皺を寄せてしまった。
咽帰るような、強い臭いが漂う。
それはアルコールの深みのある臭いだった。
蓮は食道の奥に、せり上がる饐えたモノを感じた。
只でさえ締め切り、どこか黴臭い部屋である。そこに拍車を掛けるように酒の強い臭いが混じりあい、まだ年端もいかぬ蓮には、窒息してしまうかと思われるような息苦しさを与えた。
「なんだ、ガキ・・・その顔はぁ? 」
陰に篭った、凄みのある声。
蓮は己の失態に遅まきながらも気がつく。
------遅きに失して。
蓮は身の危険をソノ肌で察した。
全身の肌がぞわりと粟立つのを感じる。
誰かに教えられるまでもなく、ソレは生来より身に付いた------本能が知っている。
身に危害を加えら間際に感じる、危機を察する力。
生存する為の必要最低限の知能は、血肉を具えているのと同様、ここに居る時からもう、本能の奥底に擦り込まれているから。
しかし蛇に睨まれた蛙のように、既に少年は微動だに出来なかった。
別物であった筈の、煤けたビニール張りの台所の床と少年の湿った靴下が、まるでひとつのものになってしまったかのように、僅か後退する事も出来ぬ。
その場に、縫いとめられ。
逃げなければ。
逃げなければ、また手酷く叩かれる。
逃げなければ、また口汚く罵られる。
逃げなければ、また容赦なく蹴られる。
痛いのは、嫌い。
いや。
怖い、嫌い、痣、イヤ、痛い、苦しい、怖気、血、苦痛、吐瀉。
誰かに叩かれること。
誰かに蹴られること。
誰かに殴られること。
首を絞められること。
慣れはしない何度となくされても何度なく味わっても。
そんなものは------すこしも。
蓮の肩が、小さく揺れた。
動ける。
蓮の思考と運動野の神経が漸く繋がる。
しかし少年が後ずさりを始めた時には。
腕を強く引かれる。
視覚も聴覚も対応する事が出来ない。
払い除ける事が出来ぬ絶対的な力に拠って、蓮の行く手はすぐに閉ざされてしまう。
蓮が分かる事は、二の腕を絞り切られるような激痛と、そして平衡感覚が失われてしまという、ただ二つ。
少年が感知するよりも先に、蓮美の情夫は台所に姿を現していた。
成長不良である蓮と比べなくとも、恵まれた身体の------まだ、二十代半ばと思われるアキラ。蓮美よりも僅かに年下かも知れぬ。無駄をそぎ落とした肢体は、実用的というよりも観賞用に造られた、人造的なモノだった。
キツク脱色された多少伸ばされた髪と、荒削りではあったが男らしい野趣溢れた男性的な容貌には、陽の光とは無縁の印象を与える。
夜の世界で生きる、拭っても拭いきる事の出来ぬ、影を常に纏っている------そういった種類の人間の臭いがした。
衣服を改め、まばらに生える不精髭を当たれば、少なくはない女性の心を惹き付けるに違いない魅力を充分に持ちえているに違いない。
だが彼は、しかし連日の深酒が祟ったか、それともヒモ同然の暮らしに甘んじて浸かり過ぎたせいか、その眼窩は澱み、肌の艶も失せた凶相を呈していた。
「------キャァッ? 」
己の置かれている状況を把握出来るだけの時間を与えられず、蓮は聞く者の耳を劈く鋭い悲鳴だけを上げた。
酔漢だというのに、アキラは素早くも大股で蓮のいる台所に歩み寄り、そして蓮を床にねじ伏せるかのように、少年の白く華奢な二の腕を力一杯引いた。
しかしその年代特有の甲高い声が、余計に彼の神経に障ったらしい。
「うるっせぇんだよッ、オンナみたいな高い声上げやがって、黙れこのクソ餓鬼がぁッ。」
体勢を崩してよろよろと床にへたりこんでしまった蓮の脾腹に、男は己の脚力を誇示するかのように、一度二度と蹴りを見舞った。
肉と骨が強かに打ち据えられる音が、薄暗い台所に陰鬱に響く。
そうやって暴力を身に受ける度に、蓮の羽のように重みのない身体が、浮かぶように蹴上げられた。
「・・・がッ。」
蓮は獣のような意味のない低い音を腹の底から漏らし、細い身体を海老反りさせた。
一瞬視界が黒色に白く眩み、痛みを感じるまでもなく、与えられた衝撃で四肢がばらばらに砕け散ってしまいそうに思えた。
床に投げ出された細く長い脚が、小さく痙攣を起こしている。
アキラはソレを、愉悦と狂気のない交ぜになった目で、見下ろしていた。
己の不運全ての元凶は、みすぼらしく床に転がっている、蓮そのヒトのせいだと言わんばかりに。
「ほら、ナンか言ってみろよ、言えるもんなら言ってみろッ。」
蓮は身体を断続的に痙攣させ、それでも何とかして男の故ない暴力から逃れようと、腰だけでじりじりと後退しようとする。
しかしそんな緩慢な動きでは、幾ら浴びるほどの酒量で泥酔した男から、まんまと逃れる事などは出来やしない。
「おら、ガキがッ、逃げられる訳、ないだろうがッ? 」
男はこれ見よがしに足を高く上げ、垂直の角度でそのまま踵を蓮の下腹に叩き落した。
肉を通り越し、その踵が直に床を蹴ったかのような無機質めいた音が響く。
「う、・・・ヤ------ぐぅッ・・・ぅ------え・・・ッ。」
蓮の背後には、床。
体重を掛けた踵の力を、分散する事も出来ずに、もろに腹に圧力が加わる。
腹が------千切れてしまいそう。
男の爪先が蓮の鳩尾に決まり、蓮は口中に苦い液体が一気に競りあがっているのを感じた。喉を焼くような、熱く苦いモノ。食道を伝って、蓮の鼻につんと鋭い痛みと生臭い臭いが駆け上がっていく。
だがソレも、今この場で与えられている激痛に比べれば、取るに足らない瑣末な事に過ぎない。
「・・・ごッ、・・・ぐ、ふッ・・・。」
蓮は激しく、そして汁気を帯びて咳き込んだ。
苦しくて、取り合えずとばかりに、反射的に口腔に溜まったモノを吐き散らかす。
「------汚ねぇな、コイツ吐きやがったな。」
蓮は床に付いた片側の頬に、生暖かく異臭の漂う液体を感じた。
どろりと床に広がっていく。
多分ソレが自分の吐いた------。
身裡にあった時には、確かに蓮の身体の一部と変わらぬ存在であったのに、何故一度戻してしまうと、蓮を苦しめるのだろうか? 汚らしいモノだと感じてしまうのだろうか?
・・・なんだか、おかしい。
腹を蹴られて一瞬詰まった息が、吐瀉を迎えた後に一気に息を吸ってしまった為、少年は喘息の発作を起こしたかのように立て続けに水っぽく咳き込む。全身に怖気が湧き、悪寒のような汗が背中を流れる。気管にその苦臭い体液が流れ込み、咳はなかなか収まりはしなかった。
蓮は苦しくて・・・息が満足に出来なくて・・・苦しくて・・・痛くて、何故か涙が流れた。
反射的に、涙が。
嗚咽も何もなく、只涙だけが視界を暗め、滔々と頬を眦を流れ落ちていく。ソレは固形の影すらもない胃液同然の吐瀉の上に、音もなく落ちていった。
「自分で勝手にヤッちまったんだから、きちんと始末しておけよ。良いか?分かったな。」
蓮はソノ声をどこか遠くに聞いていた。
身を苛む激痛のせいか、聴力も上手く機能してはいないようだ。
軽く咳き込みを続ける蓮を汚物同然に見下しながら、男は再び舌打を繰り返す。
蓮に八つ当たりをしたのが功を奏したのか、男の表情は先ほどに比べれば随分と晴れやかなモノへと様変わりをしていた。
「戻ってくるまでに片付けとけよ? さもないとまた死ぬまでヤルからな? 」
------このことだろうか?
片付けぬと、また強かに折檻を受けるのだろうか?
蓮は肩頬を自分の吐き散らした吐瀉物に塗れさせたまま、電池の切れかけた人形のように、ゆるゆると緩慢に頷いて見せた。
それくらい------いくらでも。
------------------つづく------------------------------------------
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
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「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
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桃井はるこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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桃井 はるこ (ももい はるこ、 - 1977年12月14日 - )は、ライター・声優・歌手。ネイキッド所属。
愛称「モモーイ」(通常、半角カナで表記される)。別筆名「もあいはるこ」。血液型はO型。
2000年に音楽活動を開始。翌2001年、『The Soul Taker 〜魂狩〜』で声優デビューを果たす。2002年に、小池雅也と音楽ユニット「UNDER17」を結成。 2005年「UNDER17」解散。ライブツアーをする。そのDVDはファンクラブから発売
「はるこ」とは、映画『2001年宇宙の旅』の中に登場する「HAL9000」からとったものだといわれている。よってローマ字表記では"Haruko"ではなく、"Halko"を用いられることが多い。
だが、本名は"晴子"であることをウラモモーイ内で発言。また、「桃井」は東京都杉並区桃井に由来している。
2005年の秋にようやくファンクラブが発足された。そして11月よりソロになってから初のライヴツアー「ワンダーモモーイツアー」が大阪、名古屋、博多、東京渋谷で行われ、成功を収めた。
来歴・人物
高校在学中にパソコン通信を始めた事がきっかけでライター活動に入る。
インターネットが普及し始めた1990年代後半には、既に自分のホームページを持っていたと言われる。
1997年ごろから秋葉原の路上でライヴ活動を始め注目されるようになった。
また、1998年から4年間、月刊アスキーで「桃井はるこ新聞」を連載。
掲示板「あやしいわーるど」の支流である「あやしいわーるど@クリスマス島」の古参投稿者でもある。
2000年にマキシシングル『Mail Me』をリリースし本格的に音楽活動を開始。
翌2001年、『The Soul Taker 〜魂狩〜』で声優デビューを果たす。
2002年には「美少女ゲームソングに愛を!!」のスローガンの下、小池雅也と音楽ユニット「UNDER17」を結成したが、
2004年11月20日にラストライブを行い、2004年12月31日限りで解散した。なお、UNDER17解散後はmanzoと組むことが多くなっている。
渡邊浩弐(作家、ゲームデザイナー)に与えられた称号「バーチャリアンコ」や「ロフトプラスワン」のキーワードで
1990年代から桃井を知る人にとっては、声優・歌手としてそれなりに活躍しているのは驚きだった。(あくまで主観的コメント)
高校時代は、声優・千葉紗子と同期であったが、お互いに面識はなかった
(桃井の方は千葉の事を知っていて親しくなりたいと思っていたが、機会に恵まれなかったという)。
また、生徒会副会長も務め、文化祭のパンフレットには、藤崎詩織のコスプレで載っている。
2004年にJR新宿駅で突如倒れて救急車で運ばれるアクシデントも経験し、ファンをやきもきさせた。
同い年の声優、浅野真澄や野川さくらと仲が良くCDアルバムに楽曲提供もしているぐらいである。
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「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
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/。O.. | l l|.''' ヮ'' ,|l |!O:◇。o.☆:
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/ 。☆..|..28歳おめでとう!.|..O:
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その歳にもなってもまだレイバーかよ
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| l l|.''' ∀ '' ,|l | <おめでとう!男の子かい女の子かい?
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| l l|.''' ∀ '' ,|l | <今さっきいいともで急行さんがいたよ
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| l l|.''' ∀ '' ,|l | <うどん食べたいよ
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| l l|.''' ∀ '' ,|l | <グルービーに行くと客層がアニオタしかいないのはなぜ?
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「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
今日はここまで?
蓮はあの男を嫌悪と言って良いほど、心底嫌い憎んでいたけれども、しかしその感情に身を任せても問題はない、具体的に対抗出来る手段は、何も------持ってはいなかった。
だから、言いつけは守った。
例え蓮自身の意に染まぬとも、盲目的に従った。
ソレが男の想像とは添わない場合もままあり、そんな時は男が気に喰わなかった度合いだけ、体罰というモノで蓮に投げ返されてくる。
蓮は玄関の扉が殊更乱暴に閉められた音をぼんやりと聞き、今回はそれほど長時間に渡り激しく暴力を振るわれずに済んだと、己の幸運を噛み締めた。
この程度ならば、重畳。
少年は今までの男たちからも気を失うほど殴られ続ける事もそう珍しい事ではなかったので、蹴られ吐くくらいは何でもないと思えるようになってしまっていた。
腹の手傷は、そう怖い種類の折檻ではない。
蓮が一番厭う暴力は、火だった。
火を点された煙草の先端を、ひとめには余りつかないような特に皮膚の柔らかい場所を狙って、押し付けられることがあった。
切り傷や打ち身、捻挫、痣。
そういったモノなどよりも火傷の傷の方が------範囲的には一番小さいのだけれども------完治するのに時間が掛かり、そして何よりも我慢し難いほどの激痛であるということを、彼は身を以って理解していた。
ソレに比べれば。
------これくらい。
鉄製の錆びた階段を乱暴な足取りで下りていく音が高く響き・・・小さくなり、程なくして掻き消えた。
蓮は密やかな溜息を漏らした。
口の中が苦臭く、少年は母譲りの顔を歪めた。
相変わらず、汚物の生臭い臭いだとかが彼の鼻腔を不快に刺激せしめていたが。
しかし・・・その程度、どういうモノではない。
暫くは戻ってはこまい。
蓮は床に顔半分を押し付けたまま、その間にのっそりと流れ込んでくる、ヌメル体液を気色悪く感じながら、ぼんやりとそう感じた。
蓮美もあの男も------そして今までこのアパートにいつの間にか棲み付いていた過去の男たちも、基本的にこの部屋に居る時間はごく短かった。
戸主である蓮美は仕事で連日夕方遅くから早朝、空が白むまで家を空けているし、彼女の男たちも目当ての蓮美の居ない、こんな汚らしい部屋に居る意味はないとばかりに、その時間帯は外出してしまっているか、さもなくばだらしなく寝入っているといったところだった。
彼らが部屋に居る時間帯には、幸いな事に蓮には学校があった。休日ならば少年は街を犬のようにほっつきまわって、適当に時間を潰したりもしていた。
蓮は自分の身体の中に、先ほど与えられた激痛が馴染んでいったのを悟ると、漸くその痩せぎすの四肢に力を入れてみた。
おかしくなってしまったところはないか。
放っておいても自然と治りはしないなんてことはないか。
まだ起きて、歩くことが可能で居られるのか。
いつもいつも、蓮はその確認を繰り返していた。
暴力を浴びた、その後は------必ず。
以前、ソレは今の男ではなかったが、やはり蓮美の男に殴られ、
腕を骨折する程の怪我を負った事があった。その時は、骨を折ってしまった蓮に不徳があったと言わんばかりに-
-----その時は流石にひとのめがあったので------さんざ呪詛の言葉を繰り返し耳元に注がれた事があった。
肉体への暴力も確かに辛いが、しかし意識下に摺りこまれるような言葉の暴力も、同等に------時にはソレ以上に、辛くて。
だから蓮は己の為に、出来る限り後に引く手傷を負わぬようにと、細心の注意を払い続けていたのだった。
少年は試しとばかりに意識的に身体に力を込めると、やはり集中的に腹部に痛みを感じる。あれだけ容赦なく蹴り上げられ、
そして止めとばかりに全体重を掛けた踵を見舞われてしまったのだから、それも当然か。
あとは無理矢理床に引き倒された時に強かに打ち据えたらしい、腰骨の片側と、肩。
ずきずきと心音と同じ調子で煩わしくも脈打ち、無視出来ぬ痛みを湿っぽくも訴えてきている。
蓮自身、どうしてやる事も出来ぬと言うのに。
それに-------掴まれた二の腕には鋭い痛みがあった。------赤い蜘蛛の糸のような蚯蚓腫れが幾条も走っていた。
しかし------だいじょうぶ。
蓮は細い腕を台所の床に突っ立て、それを支えにしてゆるゆると上半身を起こした。急に起きると眩暈を起こしてしまいそうなので、慎重に------殊更時間を掛けて。
そうやって床にへたりこんだまま、蓮はゆっくりと周囲を見回す。
普段よりも身体半分近く低い視点。
毒々しいオレンジの色調の、何世代前かのレトロな柄のビニールを張られたべたべたとした床。
暫くまともに使われた形成のない、煤と錆が隙間なくこびりついたガスレンジ台。
底が見えぬほど、汚れたまままで重ね積み上げらたままの皿が溢れている、流し。
蒸し暑いこの陽気と陰気に降り続く小雨のせいで、台所全体からは何かが腐敗している臭いが漂う。ソレに誘われて、羽虫だか小蠅だかが耳障りは小さい羽音を立てて平行の放物線を描いて飛んでいた。
汚れのべったりと付着した口元を手の甲で拭い、蓮はそのまま床を這って、台所の水周りの隅に置かれていた、乾ききって指先に痛いほどシャチホコ張った、穴の開いたボロ雑巾を引き寄せた。
少年はさきほど男に言われた通りに丹念に床の上の吐瀉物の後始末をすると、ほんの僅かな空腹を感じ、いつ買い求めたか不明の、微かに黴臭い食パンを、そのまま焼きもせずに半分だけ食べた。
饐えた臭いに、軽く咽ながら。
嚥下すると、まだ喉と鳩尾に重い痛みを感じた。
何か、鋭い音が。
蓮は反射的にふと瞼を開く。
まだ半覚醒の、輪郭を掴み取るのも曖昧な視界に映るのは。
殆どが闇色の------しかしほんの一条ほどの淡い光が上下に差し込むのを、蓮は何となく見て取った。
自然光ではない・・・電灯。
まだ夜明けには間がある。
彼が眠る場所は、蓮美たちの寝室の脇にある、一畳ほどの狭さの納戸のようなところであった。
元々は物置だとか押入れといった用途のモノだったようだが、仕切りといった邪魔なものはなかった。蓮は物心つくかつかないうちから、この窓も何もない息苦しい場所で寝起きやソレ以外の時間も過ごしていた。
そういった場所であるから、ヒトが在るべきところではない。したがって、窓も照明もなにもない。
だから蓮は木製の引き戸を全て閉じるような事はせずに、換気と明かりを採る為に指二本分を常に開いたままにしていた。
家に戻っても、食事------時には蓮美たちの目を盗み、行水紛いの入浴もした------が済んでしまえば、後は何もすることなどはない。
寝てしまうしかなかった。
蓮が早い時間に寝入ってしまう理由は、手持ち無沙汰だけが主だった理由ではなかった。
夕方過ぎに外出する二人が戻ってくる時刻が、真夜中------下手したら、この時期であれば薄っすらと夜が明け始める時間帯であった。
そうして帰ってくる二人は------時には蓮美だけの時もあったが------酔いが回っている事が多く、いくら深く寝入っていたとしても起こされるような、そんな大音量の突拍子もない奇声を発する事がままあった。
だがソレくらい、蓮はそれほど気に病んでもいなかった。
問題はもっと違う音だった。
蓮にはその意味が未だにはっきりと分かってはいないが、しかしソレが口外を憚る行為というくらいは、何となく肌で感じ採る事が出来ていた。
蓮は眠気に霞む目元を手の甲で拭った。
身体を僅かに動かしただけでも、下腹に鈍重な痛みを感じた。
しかし多少の痛みに耐性のある蓮は、それに気を取られる事もなく、ゆっくりと首を布団から起こしてみた。
開いた隙間から、向こうの寝室を覗き見る。
普段とは違う種類の音に怯えて。
蓮は耳をそばだてて、そしてこちらから窺っているという事が外の人間に悟られぬように、気を配る。
少年は今まで眠っていた、汗臭い薄い布団の上に腹ばいになったまま、片目だけを引き戸の隙間近くに当ててみた。
意味のない唸り声のような、遠吠えのような胴間声がする。
罵声は------確かに男の声だった。
聞き覚えのある------あの男のモノ。
母とのお決まりの痴話喧嘩かとも蓮は思ったが、
しかし聞こえる声はいつまで経ってもひとつきりしか聞こえてはこない。
男性ほど音量はないにしろ、女の声の絹を裂く甲高さは、
時に男性のソレを軽く凌駕するほどの威力を持つという事を、蓮は経験で認知していた。
鼓膜に突き刺さるというか------そういう鋭利な癇に障る声。
しかしソレは------聞こえてはこない。
いくら耳を澄ましたとて、蓮の耳に入るのは・・・ひとつだけのまま。
どうやら母は------蓮美はまだ、勤め先の店からは戻っていないようだ。
男は台所と思われる場所でひとしきり激しい物音を立て------陶器の砕ける音や壁や柱を殴りつける音がするが、
しかし寝室ではないようにな、ある程度の距離感を感じた。
------そしてそれでは飽き足らぬのか、それとももう満足しきったのか、
台所と寝室を繋ぐ摺り硝子の嵌った扉を、打ち破るほどの荒々しい音を立てて開く。
------後者だ。
あの踏み鳴らす足音が、ソレを如実に物語っているではないか。
こちらにやってくる、音。
蓮は背筋に嫌なモノを感じ取った。
少年は思わず身を小さく竦ませる。
擦り切れた毛布に身体を包まらせて、そして強張らせる。
地を踏み殺すような、激昂した足取り。
それが徐々に近づく------距離が狭まっていく。
畳を揺るがすような、振動。
こんな安普請の根太、すぐさま穴が開いてしまうであろう、勢いで。
しかし出入り口も窓すらもない、掛け値なしのどん詰まりの納戸に居る蓮は、
危機感を肌で感じながらも、逃げ場なんてどこにもなくて。
この空間だって、たった一畳きりだ。
蓮はどこという訳もなく、動くたび毎に痛みを感じる身体の悲鳴を無視し、
腰を使って背後に後退った。腰が抜けてしまったかのように、立ち上がる余力すらもかなった。
只、祈る。
彼の意識が自分という無力な、暴力を振るうのに実に好都合な自分に。
------どうぞ気がつきませんように。
己の頭の上を、そのまま嵐が過ぎ去ってくれますように。
蓮は声を出さずにひたすら祈った。
可能であれば、この身裡で煩いほど高鳴る、鼓動だって止めてしまいたい。
少年は息を殺し、出来るだけ存在を希薄にしていく。
誰に祈ればその願いを聞き入れてくれるのか、蓮には全く分からなかった。
しかし祈る。
だが、願いは届かぬもので。
想いは途絶えるもので。
祈りは通じぬもので。
蓮は目の前が暗むのを感じた。
光源を取り入れている引き戸の隙間の傍近くに、誰かが立ち、阻んだせいで。
1000までがんばれ
蓮は更に背後へと後退するが、しかし煙草のヤニのせいでマダラの飴色に染まってしまっているモルタルが、
硬く少年の背骨にぶつかるばかりであった。
子供の指二本程度の、ほんの狭い隙間でしかなかったのに。
それでも蓮が見上げる先には、男の目が在った。
濁り血走った、眸が、蓮を見下ろす。
「・・・ひッ------。」
蓮は禁忌を破り、思わず痙攣のような悲鳴の息を飲み下す。
その声を皮切りに、中途半端に閉じられていた扉が、破壊されるような勢いで開かれた。
木製の扉は壁に当たり、勢いに乗じて僅かに跳ね返ってきた。
乏しいとはいえ光を背負った男の表情を読み取る事は易くはないだろうが。
しかし。
多量の酒を呷ったのだろうか、その肌は仁王のような怒気の色に染まり、
そしてその口元には生乾きの血の塊がべったりとこびりついており、その下にも血色の痣を見て取る事が出来た。
ソレは明らかに、誰かに殴られた後だった。
何度となくそれを身体で経験している蓮は、すぐに察する事が出来た。
目を凝らせば、白い筈のシャツやら栗色のソフトスーツのそこここに、
泥だか血だかがこびりついているのが分かる。
蓮にはソレが暗色の、同じ物に見えてしまう。
「畜生ッ。」
男は鋭く罵ると、壁に張り付くように身体を強張らせている蓮の、伸びた頭髪を鷲掴み、引いた。
頭皮がべろりと剥がれてしまいそうな、痛み。
「------痛ぁッ、ヤァ・・・ッ。」
蓮は髪を引き摺る男の手に両手を伸ばし、何とか自分の髪から彼の手を剥がそうともがく。
しかし男に引かれた少年の細い頭髪が僅かに抜かれ、そして引き摺られてもまだ頭皮に残ったままの大部分の髪のせいで、彼の華奢な身体はそのまま寝室へと引き摺り出された。
そろそろ寿命が尽きるのか、寝室の蛍光灯もちらちらと軽い明滅を繰り返していた。
「や、・・・離し------ッ。」
「うるせぇッ。」
アキラはそのまま蓮を難なく宙に吊り上げ、そして次の瞬間には畳みの上に叩き落した。
「・・・ギャッ? 」
蓮は心の準備も身体の準備もされてはおらぬ状態で畳の上に身体を投げ出され、甲高い悲鳴を上げるしかなかった。
「・・・どいつもこいつも------ッ。」
男は彼にしか分からぬ罵りを荒々しく呟き、投げ出された蓮の傍にしゃがみ込んで腕を振り上げた。
畳の上で無様にも小さく四肢を縮込ませている、少年に向かって。
「ぎッ・・・、ひぃッ------。」
蓮は到底ヒトの声帯が紡ぐとは思えぬ呻き声を上げ、青年の振り下ろす拳に容赦の全くない事を訴えた。
「お前も俺を馬鹿するつもりかッ、畜生ッ・・・フザケんなッ。」
外出時に何かが起こったのは、その乱れた衣服や口元の傷が雄弁に物語っていた。
ソノ捌け口として蓮が選ばれたのも、明白だった。
いつものこと。
しかし------暴力は常よりも激しいように感じた。
蓮が甘んじて受けている暴力は、例え彼に責があろうともしかし社会的に絶対に許されぬ行為であるに違いない。
だが己が中心にあっての体罰であれば、蓮はまだ我慢を強いる事は出来た。無理矢理でも納得する事が出来た。
しかし彼に落ち度が全くない事柄にまで、鬱憤の捌け口としての暴力の仕打ちを受けなければならぬのは、当然の事ながら腑に落ちない。
その想いから、何度となく男から平手を受け、しかしその感情が表に出てしまったのか。
「・・・の野郎、ナンだその目はッ? 」
蓮が思わず表に出してしまった彼へ対する不満の色を、青年は激情に駆られた人間特有の敏感さで以って、素早く看破せしめた。
「ぅ・・・。」
しかし、頬や鳩尾に連打の拳をお見舞いされ続けている少年が、早々満足に返答を口にする事などは叶わない。
蓮は平手を受けた目元に鬱陶しい腫れが生じるのを感じながら、馬乗りになられたままの体勢で、男を見た。
死んだ、底を窺わせぬ、特異的な色彩を持つ虹彩で。
その薄い色に映り込む男の表情が、仁王のような朱色の怒気を増していく。
蓮は幼い頃より折檻を受けた経験から、殴られ叩かれた時に、無駄に泣き叫ぶと更に暴力を振るわれてしまうという事を悟るに至る。自分の悲鳴が、涙が、相手の加虐を残忍性を助長させるという事を学習した。
ソレを知ってからは、蓮は出来る限り嗚咽を押し殺し、涙を飲み込み続けた。
蓮はそれ故、長じるに従って、感情の乏しい、欠落したと表現しても過言ではないほどの畸形を抱く事となった。
負の感情を押し殺し、そして正の感情も------また。
絡げて感情全てを捨ててしまう事となった。
だがその感情の乏しさ故、今ではこの男に折檻を受ける羽目と相成っていた。
実に皮肉な事に。
「・・・この、ガキッ・・・。」
月の満ち欠けように狭まりつつある視界で、自分に向かって振り下ろされる腕を、蓮はぼんやりと仰望し続けていた。
ソレがどれほどの痛みを己に植え付けるのかを、どこか醒めた部分が冷徹に算段し始めていた。
幾度となく手酷く殴り続けられても、蓮は泣き叫ぶことも赦しを乞うような真似もしなかった。
少年はひたすら、容赦なく投げつけられている暴力を、その身に受け入れようと必死になっていた。
そうしていかねば、きっと少年の出来の悪い貧相な身体は、すぐさま粉々に砕かれてしまったに違いない。
与えられるひとつひとつの痛みを正確に読み取り、身体の中で上手い具合に始末をつける。どの部分でソレを納めるかを、入念に探りながらも、ひとつひとつ丹念に受け止めていく。
だから少年には外界に向って反応を晒す、その余裕すら最早なかった訳だけれども、しかし暴力に対して何ヒトツとしてまともな応えを見せぬ蓮に対して、男の焦燥と激昂は益々増すばかりであった。
子供として当然の、例えば------泣き喚くだとか赦しを乞うだとか恐怖を訴えるだとか。
そういった当たり前の反応を見せぬ蓮の態度こそが、男の暴力を助長させてしまっていた。
「この・・・馬鹿にしやがって------ッ。」
男は怨嗟の言葉を吐き散らしながら、一際高く腕を上げた。
馬鹿にする?
------蓮にはそんなつもり、毛筋すらも在りはしない。
只この男を厭い、恐怖し、拒んでいるだけなのだ。
床に仰向けになり、馬乗りにされた状態で、蓮はその腕の行く先を見守った。
成人ひとり分の体重が、そのまま蓮の胸部に圧し掛かり、満足な呼吸すらもままならない。胸部のほんの浅いところでの溺れかかったような呼吸では、この身ですら足りぬ。
気道が苦しげにヒクついているのが分かる。
こうして嬲り殺されるのが先か。
それとも肺を潰され、圧死するのが先か。
息が途絶え、窒息してしまうのが先か。
少年はまだ僅かに澄明さを残した脳裏でふと想う。
一体どれらが一等先に、この薄弱な己の命を奪うのか------? と。
蓮の想起する選択肢の中には、しかし常に『生きる』という道は何故だか浮かぶことはなかった
「・・・がッ、・・・はッ------。」
速度と質量を持った張り手が、少年の横っ面を張る。
蓮は気管が壊れたかのような、効果音染みた叫び声を上げた。到底、通常のヒトの声帯が紡げる音声ではない。
張られた蓮の顔は、そのまま真横を向く。壊れた人形のように、きっちりと真横を向く様は、傍から見ていても気色が悪かっただろう。マトモなイキモノの、可動範囲では在りえない。
そしてその受けた衝撃で少年の唇の端は切れ、一拍の間を置いて、じんわりと赤い血が滲み出てくる。
その鮮やかな色が、青年の虐する心に火をつける。
肉食の獣のように、浴びる血潮に興奮し、そして凶暴性は歯止めが利かぬ。
ソレは相手の息の根を止めるまで、完全に屠ってしまうまで、収まる事などはなかった。
------例え、ヒトであろうとも。
高度な知能を持った人間とはいえ、本性はケモノだ。
蓮の頬を打ち、そして唇を切るに至った男の力を内包したその手は、勢い余って少年の薄汚れたシャツの襟元に引っ掛かり、そのまま難なく破いてしまった。
蓮のそのシャツは、元々綻びが生じていたようで、多少力を込めて引いただけで、存外の造作もなく、呆気なく引き裂かれてしまうモノであった。
------布の裂かれる音。
少年は目元から頬に掛けての広範囲に、火を押し付けられたかのような激しい痛みを感じながら、ぼんやりとソレを聞く。
平手を耳傍近くに受けてしまったせいか、自分のシャツの立てた悲鳴にも関わらずに、ソレはもっと何処か遠くの出来事のように、乖離した印象を受けていた。
「------嗚呼。」
ふと、小さな声が。
蓮は肩で息継ぎを何とか繰り返しながら、その声を聞く。
ソレは自分の声では在り得なかった。
だとすると。
後は、この男しか居なくて。
罵声とも胴間声とも違う、どこか脱力感を漂わせた声音。
------嫌な予感。
蓮は緊張を強いられ、裂かれたシャツから除く白皙の肌をひくりと痙攣させた。
シャツが裂かれる時に付いてしまったのだろうか、その肌には一条ほどの紅い線が刻み込まれていた。
少年に降り掛かる、普段とは違う特殊な出来事に、今まで碌な事は在り得なかった。
蓮は真横に向けたままの顔------そして視線もまた横を向いたままであったので、その眸だけをゆっくりと頭上の男へと向ける。
「・・・ひッ------。」
蓮は思わず頼りのないほどの細い悲鳴を漏らした。
少年がそうやって衝動的に------暴力を加えられての反射的な悲鳴ではなく------声を出すという事は、実に奇異な事となっていた。
蓮は首筋に掛かった鞭打ちのような疼痛を何とか堪え、視線だけではなく、顔を男に向ける。
真偽を糺す為に。
蓮の上に当然とばかりに馬乗りになっている男は。
「嗚呼・・・お前も居たっけ------。」
蓮には到底分からぬ、青年はナニかに今気が付いたと言わんばかりの言葉を吐く。
少年には、ソレが何を意味するか、分からぬ。
男は愉悦に塗れた------蓮には一種名状し難い表情を浮かべていた。
汚れた色の金の髪は、魔物のように禍々しい。
分かる事は。
いつもの男の態度ではない、という事。
「そういえばさ、まだ試してなかったなぁ? 」
語尾で尋ねられ、しかし蓮はただひたすらかぶりを左右に振った。
蓮は一向に分からぬながらも、精一杯拒絶の意志を表明してみせた。
そうして己の主張を前面に押し出す事など、実に稀な事であった。
どうせ己の感情を表現せしめても、受け入れられることはないから。
ならば初めから諦念を決め込んだ方が悧巧に決まっているから------。
いつ調髪されたか分からぬ黒髪が揺れ、畳と彼自身の顔に乱れ掛かる。
------白い肌と黒い髪と滲んだ血の赤が、鮮烈。
何故今更、自分も居ると再認するのだろう?
ナニを試してないというのだろう?
そして。
今、男は自分に対して、ナニをすると、言うのだろう?
------身が竦む。
蓮は来るべきソレの正体を全く分からぬながらも、研ぎ澄まされた敏い本能で、漠然とした危機を読み取る。
「お前、何て言っても、アノ蓮美のガキだもんな? 」
------怖い。
今更何故そのような事を蓮に向って言い聞かせるのか?
確かに蓮は蓮美の子供------息子である。
色素には父方の血を見て取る事が出来るが、しかし目鼻立ちや雰囲気は------まだ成長途中であり、男女の差があるという点を考慮しても------母たる彼女に生き写しとも言えた。
しかし、だからと言って、何故?
ソレが一体何の関わりがあるというのか?
男の手が------つい先ほど、蓮の顔を横っ面に引っ叩いたその手が、少年の筋張った細い首にかかる。
大きな手はそれヒトツだけで充分に少年の首を絞める事が出来るに違いなかった。
ひたりと触れられた。掌の感触。
分からぬながらも怖気を感じ始めていた蓮は、それが我慢の限界だった。
「や・・・ッ、離して------ッ。」
蓮は漸くヒトのような反応を見せた。
己の意思が通る筈もないとは知りながら、しかし蓮は声を上げずにはいられなかった。
怖い。
とても嫌な予感。
怖い。
この男から、離れなければ。
------ナニがこの身に起こるのか。
分からない。
「お前さぁ、よく見るとヤッパし蓮実によく似ているよなぁ? 親子だもんな。」
アキラの掌は巨大な蜘蛛のように、蓮の白い肌の上を蠢く。
てんでばらばらに動く脚のような指は------気色の悪い感触を与える。
細い首筋に当てられていた筈のそれは、その華奢な筋を辿って、徐々に降下していった。
首筋------鎖骨------胸元の、そのすぐ上にまで。
蓮は思わず身体を跳ねさせた。
しかし先ほどから容赦なくもアキラに馬乗りにされている為、虚しくも僅かに膝から下をばたつかせるだけに過ぎなかったが。
力ない調子で畳の上の足先が、ソコを擦るのを、蓮は微かに聞いたような気がした。
そんな具合では到底埒が明かぬと------彼自身が立てる音すらも、彼がいつものように諦念し、そして歯向かう事もせずに従順に男に従う事を勧めているように感じられた。
だが、青年のその掌は、通常衣服で守られている肌の部分にまで、遠慮なく差し入れられた。
叩かれたりだとか殴られたり蹴られたり。そういった暴力であれば、友人のように身内のようにごく親しんだ感覚だったが。
だが------これは。
「やッ------ぁ。」
蓮は到底我慢が出来ず、拒絶の声を上げた。
------虫唾が走る。
ソレはまさに、その言葉の指し示す通りであった。
引き裂かれたシャツの隙間から除く少年の素肌は、この年頃特有の、毛穴すらないのではないかというほどの滑らかな柔肌だった。
多少爪を立てたくらいで破けてしまうのではないかというほど、薄く繊細だった。その所々には、まだ鬱血したままの小さな斑点だとか、色の多少濃い、完治しても尚暴力の痕跡を留める、細かな傷跡が見て取る事が出来た。
そこには嫌悪からか、一斉に粟立ちが立っていた。
「乳首、ピンク色じゃないか------、親子揃って、イヤラしい身体してんな。・・・おい? 」
アキラはわざと下品であけすけな口調でそう指摘すると、シャツの裂け目にぬっと手を差し入れた。
蓮は今までそういった風に誰からもからかわれた経験がなかったが、しかしどんな謗りよりも背徳的な匂いを嗅ぎ取る事が出来た。何故だか血が逆流するような羞恥を味わった。
「------ヒッ? 」
蓮は触れられた感触に、小さく息を飲む込む。
自分の胸の・・・その先端と思われる部分に男の手が触れる。
そしてその手は、蓮の胸の先端をキツク捻り上げた。
今まで味わった事のない絞られる鋭い痛みに、蓮の身体はびくりと竦んだ。
しかし、痛みの方が馴染みがあって------まだ、マシだった。
猫なで声のように触れられるよりは・・・まだ。
「嗚呼、感じた? お前、乳首感じるの? 」
嘲笑を混じらせた男の声音だが、しかし蓮はその意味が良く分からない。
抓られれば痛みを感じるのは・・・当たり前ではないのだろうか?
先ほど嫌というほど頬を張られた激痛と、そして胸を抓り上げられた疼痛とで、蓮の意識は朦朧と------しかし感覚野に於いては、不幸な事に鋭敏になりつつあった------し始めていた。
だがアキラの言葉を理解出来ないのは、ソレだけのせいではないと・・・思う。
男は、蓮の知らぬ事を口にしているに、相違なかったから。
「あ------や・・・ヤメ------痛・・・。」
蓮は彼から何度となく容赦のない張り手を受けたせいで、命乞いの声すらも上手く口が回らないでいた。回らないながらもそう呟くたびごとに、左頬とそして唇の端に裂痛が走っていった。
「あッ? 聞こえねぇ。ココで感じるって? 」
蓮の頭上で、嘲笑の声が降り注ぐ。
少年はとうとう------観念した。
いつものように、おきまりのように。
------慣れていた。
蓮は硬く瞼を閉じる。コメカミに痛みが生じるほど、強く。そしてこれから再びその身に与えられるであろう、暴力を覚悟した。
痛みを受け入れる心構えを、華奢な身体の隅々にまで行き渡らせる。
・・・が、しかし。
そうでは、なかった。
「------う、・・・ぅッ? 」
蓮は咄嗟に呻き声を上げた。
彼自身、何故そのような種の声を己が選択をしたのか、理解する事が出来ぬ。
痛みではなかった。
己の身体を走った、その感覚は・・・痛点を刺激するモノではなかった。
少年は思わず眸を見開く。
そこには、彼が予想していたよりも、遥か間近くにアキラの端整に整っている顔があった。口元や額に喧嘩で付けられた擦り傷や痣が浮いてはいたが、しかし大した遜色には足りえない。脱色した髪にも血の塊のようなモノがこびり付いている。
ただそんな面差しのそこここに、このところ彼が貪り続けた怠惰な生活の爛れが、皮膚の色艶に僅かに漂っていた。
蓮は訳が分からず、訝しげに双眸を顰めた。
少年の視界には、己の肌蹴た胸の上を妙な具合に触れ撫でている男の手があった。
「ナニを・・・。」
蓮は困惑を隠さずに尋ねた。
てっきりまた、その胸の先端------男でもソノ部分を『乳首』と呼ぶのは、蓮には何となく違和感があった。ソレは女性のモノというイメージがあったからだ。------を手酷く抓られでもするかと思っていた蓮であった。
なのに------。
蓮の胸の上の這い回る手は、得にその突起部分を狙って蠢いているように思えた。
何故そのような事をするのか。
蓮には理解出来る筈もなかった。
「や------。」
痛みは、ない。
痛みではない、けれども。
だけれども蓮はいつのも増して、明確に拒否の言葉を口にした。
言葉にし難い嫌悪が、蓮の身裡から湧き上がっていく。
普段であればヒトに与えられる行為としての暴力や、言葉としての暴力に対して、無抵抗といっても良いほど逃れようという態度を見せぬ蓮であったのに。
コレは、そういった風ではならぬと。
諾々と受け入れては------いけない。
そう、感じる。
「ナンだお前、ココ感じるのか? なぁ? ヤッパ親子だよなぁ、蓮美とは。乳首ビンビン勃ってきやがってんじゃんか? おい? 」
母も------こういった事を、されているのだろうか?
蓮はふと思う。
そうして少年がふと脳裏に想起させるのは、彼が垣間見てしまった交わりの姿。
一糸纏わぬ裸の男と女が、蓮の知らぬ異国の舞踊でも披露するかのように、腕を、脚を、絡めている。
忙しない------息遣い。
音、汗、声、生臭い異臭。
べったりと赤い口紅を施した蓮美の口元から見え隠れする、粘質の汁気を帯びた赤黒い肉の塊------。
「ヤ、ぁ・・・離してッ? 」
蓮は両腕を滅茶苦茶に振り回して、どうにかしてその手を己の肌の上から追い払おうとする。脚をバタつかせ、どうにか馬乗りになっているアキラを振り落とそうと懸命にもがく。
「ウルッせぇなぁッ、黙って大人しくしてれば良いんだよッ。」
蓮の火の付いたような猛然とした反抗に、アキラは激昂し、渾身の力を込めた拳で蓮の頭を殴りつけた。
「ギャッ。」
蓮は断末魔の悲鳴を上げた。
額が激しく脈打ちぱっくりと割れて、血が細い蛇のようにぬめぬめと白い肌を伝っていく。
少年は訳も分からずに両手で額を押さえつけた。
「が、ぁ・・・、あ------。」
痛くて痛くて痛くて・・・本当に、死んでしまいそう。
そして一瞬だけ昏倒し掛ける。
床に横たわっているといのに、身体がぐらぐらと傾いでしまっているような、嘔吐を催すような気分の悪さを感じた。
動けない。
蓮はその痛みを散らそうともがくが、しかし相変わらずその薄い胸の上には男が馬乗りになっているため、満足に身動ぎをすることすら赦されない。
「大人しくしてりゃあ、こんな痛い目遭わずに済むってぇのに・・・馬鹿だなぁ。」
最早無視の息の様相を呈している少年を、アキラは冷ややかな視線で見下ろしている。
ソレを彼自身が施したというのに。
額と顔の殆どを掌で覆ってしまい、時折痙攣のように呼吸を繰り返すだけの、蓮。耳を澄ますと、唸り声のような苦痛を訴える悲鳴のようなモノが僅かに聞き取れた。
「なぁ、たまには少しは楽しませてくれよな? 蓮。」
そうして男は、今度こそ明確な意思で以って、少年のシャツを完全に引き破った。
朦朧とした意識の中、蓮はソレを感じた。
自分のシャツが裂かれ、そして難なく引き千切られ、ボロ布になる音。
青年は蓮のシャツを引き裂いただけでは飽き足らぬのか、使い古した雑巾のようになったソレを、殊更乱暴に少年の背から引き抜く。
蓮は己の上半身が完全に肌蹴てしまった事を悟った。
真夏の事とはいえ、心細さを感じずには居られぬ。
容赦なく引き抜かれたせいで、彼の背には布地との摩擦の、火傷のような熱とひりつくような痛みを感じた。もしかしたら実際、軽い火脹れのようなモノも出来てしまっているかも知れぬ。
「ほら、腕貸してみろよ? 」
男はそう居丈高に告げると、額の激痛を抑え込んでいた蓮の両腕を、頭上まで難なく引き上げ、そして先ほど引き裂いた少年自身のシャツで以って、その両手首を固く縛り上げた。
ほんの少し前までは、確かにシャツであったソレは、手首の皮膚を摺り切るほどの痛みを与えた。
完全に身動ぎを封じられたという訳ではない。
指先が僅かに動く。だがソレはあくまでも『微か』に過ぎなかった。手腕の拘束を自力で解くほどまでは、自由は利かない。そして特に指先に、徐々に強張りを感じるようになってしまっていた。
血流すら、堰き止められているのかも知れぬ。
蓮はほんの僅かだけ瞼を開き、頭上の男を見る。
左目には額からの血が流れ込んでしまったようで、片側の視界だけが薄く赤みを帯びてぼやけてしまっている。蓮は眉根に力を込めて何とかソレを眸から弾こうとする。
しかしそうやって意識的に眼球を蠢かせば蠢かすほど、赤い体液は水晶体にじんわりと流れ広がっていく。
「・・・ッく、うぅ、・・・う------。」
蓮は頭が弾けてしまうほどの激痛に、ただ呻き続けるしかなかった。
「大人しくしてりゃあ、これからイイメ見せてやるからよ? 」
------嘘だ。
蓮はアキラの言葉に裏にべったりと張り付いている、残酷な愉悦を敏感に感じ取り、言葉にはせずに毒吐いた。
------そんな筈、ない。
少年の腕は頭上高く上げられ、そして肘から下手首に至るまでシャツに拠ってキツク拘束されてしまった。そこまで広範囲に腕を縛り上げられているので、腕を動かすどころか頭上から下に下げる事すらも出来ない。
「蹴ってくるなよ? そしたらお前の事ブチ殺すからな? 良いか分かったな? 」
男は蓮の脚を平手で軽く叩き、念を押した。
ソレは大仰であるかも知れぬが、しかし生半可以上の暴力は振るわれるに違いなかった。
「ぅ、・・は・・・は、い------。」
蓮は額の傷を出来るだけ刺激せぬように、小さく頷いてみせた。
自分の発した声ですら、アタマの中に響いて痛みを誘発して仕方がなかった。
それならば何故この腕と同様、脚もさっさと拘束しないのかと、蓮はふと疑問に思った。
言い聞かせるくらいであれば、自由を奪ってしまった方が手っ取り早いし、何と言っても確実に違いないのに。
もし自分であれば------蹴られたくないのであれば、きっとそうしていたに違いないから。
すると程なくして、蓮は己の胸を圧していた重量が、ふいに消えた事を感じた。
蓮は首の力で視線を擡げようと試みたが、しかし額の太く脈打つような疼痛に阻まれて、結局少しも起き上がる事は出来なかった。首筋に多少力を入れても、頭痛が増長してしまうのに。
しかし何と言っても多少は楽になった呼吸に、蓮は今のうちとばかりに深く息継ぎを繰り返した。
またいつ息を詰めねばならぬ状態になっても我慢出来るように、と。
「あ・・・? 」
しかし蓮は感情の欠落した声を漏らした。
視界で知る事は出来なかったが、自分の半ズボンのボタンとジッパーに、ひとの手が掛かったのを感じたからだ。
ヒト------アキラしか、居ない。
一体、どんなつもりなのか。
しかし蓮は先ほどの男の言いつけを守り、取り合えず何の反抗も見せずに息を詰めて動向を探った。
これ以上容赦のない暴力を振るわれでもしたら、決まり文句だけに留まらぬ、
本当に殺されてしまうかも知れぬ恐れを感じ取ってしまっていたから。
ボタンを外され、そしてジッパーの下ろされる小さな金属音が聞こえる。
------何をする気なのか。
そうやって衣服全てを取り去り、そして蓮の無様な格好を嘲笑うつもりか?
それとも丸裸にした後、体力を使わぬ折檻とばかりに、そのまま外にでも放り出すつもりか?
そのどちらも、蓮は今まで経験した事があった。
季節は------真冬。
新大久保でも雪がちらつく程の、寒い寒い・・・真夜中。
風邪を通り越して、確か------肺炎になった覚えがあった。
ソレはこの男ではなかったけれども。
蓮の予想通りというか、男の手に拠って、少年のズボンと共に下着ごとが一気に脱がされる。
ヌルイ外気だとはいえ、蓮は更に心許無さを感じずには居られなかった。
入浴でもないのにこうして丸裸にされ------しかも場所は寝室である。
こんなところで蓮は裸で過ごす事はないから、余計に違和感を感じずには居られぬ。
------背中や尻、大腿といった身体の背面のほぼ全体に畳の感触を感じ、蓮は思わず身体を縮こませた。視覚で確認するよりも、
感触で確認する事の方が、まざまざと認知してしまう。
蓮は先ほどシャツであったものの残骸で両腕を縛されているのをすっかり失念し、
手で身体を隠そうと二の腕に力を込めるが、しかし腕の皮膚に無駄にシャツが食い込むだけで、それ以上どうもなりはしなかった。
少年は諦念し、己で痛みを増すのも馬鹿らしい事と、再び腕から力をすっかりと抜ききってしまった。
「ナンだ、やっぱまだ剥けてねぇな。皮被りかぁ? 」
男は下卑た口調せせせら笑って見せた。
ナニが剥けてるとか剥けていないとか、蓮には全く分からない。
一体何を指して、そう嘲笑しているのかが。
だが蓮にはソレは分からぬながらも、衣服を全て剥ぎ取られ、そして腕でその裸体を隠す事も出来ず、
真正面から男の視線を浴び、少年の羞恥心は高まった。
蓮はそれでも出来るだけ男から身体を隠そうと、下半身を捩った。
「動くんじゃねぇよ。」
「ヒ、ギッ・・・? イッ・・・? 」
蓮は身体の中心に激痛を感じ、びくりと四肢を痙攣させた。
アキラの手には、まだ発育途上である細く小さな蓮の性器が握り込められていた。
男は蓮がしきりに苦痛を訴えているにも関わらず、だからこそと言った呈で、ソレを容赦なく握り締め、引き伸ばした。
「小せぇな、こんなんじゃあ、まだ暫くはションベンする以外、他には使いモンにならないな。」
「・・・や、引っ張らなで------いッ・・・痛ぁッ・・・あッ。」
性器を握り潰される激痛と、そしてソレを引かれている為に、鼠蹊部の皮膚が千切れるような裂痛を感じた。額を切るほどの殴打の痛みを一瞬失念してしまうほどの、ソレは名状し難いほどの凶悪な激痛だった。
蓮の平らな腹部が、ひくひくと波打つ。
今まで味わったどの痛みの種類とも違う、しかし耐え難い激痛。
硬く瞑った蓮の眦からは、涙が幾筋も流れていった。
「一応痛いのは分かるんだな、こんな包茎でもさぁ。」
そう言うと、青年はなおも容赦なくぎりぎりと握り締めた。
蓮が悲鳴を上げるのを、楽しんでいる風にも見えた。
「うッ、あッ------いたぁッ、やッ・・・ぁ。あッ・・・。」
「暴れんなよ、マジ潰すぞ? チンポ潰されて使いモンにならなくても良いのかよ? 」
蓮はびくりと身動きを止めた。
潰される、という語感には、非常に不穏当なモノを感じずには居られぬ。
「や、・・・止めて------、潰さ、ないで------やめ・・・。」
蓮は息を呑んでどうにか痛みを堪えた。
男の口調には、それが可能であるという示唆に富んでいたから。
口先だけの脅しでない事が、見て取れる。
男に受けた数々の暴力を鑑みれば、手の中の性器を握りつぶすくらい、笑顔を浮かべたままでしてくるに違いない。
「お願いするんだったら、もっとちゃんと言えよな? 『僕の包茎チンポ、潰さないで下さい』ってちゃんと言うんだ。ほらッ? 言ってみろよ。」
蓮は何度も頷いてみせた。
それくらいの事でこの身を切る痛みからまぬかれるのであれば、それこそ喜んで従う。
「つ、潰さないで------、包茎、僕の------ちんぽ・・・潰さない・・・お願い------します・・・。ちんぽ、潰さないで・・・。」
蓮は泣きじゃくり声を詰まらせながらも、出来るだけ男の言葉に沿うように哀願を繰り返してみた。
「色気ねぇなぁ------まぁ、良いか。おい、ほら、さっさと脚開けよ。」
「あ、・・・あし? 」
何故、今?
蓮の正直過ぎるほど正直な疑問が、思わず口を突いて出た。
「聞こえねぇのかよ、脚開けって言ってんだろ、俺に言われたら直ぐに開けよ? 」
アキラは苛々と声を荒げ、蓮の涙にしとどに濡れた頬を小突いた。
「あ・・・、脚------。」
蓮にはその行動に何の意味があるかも分からなかったけれども、しかし従わなければ何をされるか分からぬ。
分からないが、酷い目に遭うという事だけは------明白だったから。
アキラは蓮が開いた細い両脚の間に身体を進めた。
「折角だからさぁ、お前のケツマンとお前の母親のマンコとさ、どっちがナニで掻き混ぜて気持ち良いか、試してやるよ。」
ニートってひまなんだな
蓮が為す術もなく瞠目するそのすぐ目の前で、アキラは畳の上に膝立ちになり、自分のジッパーをゆっくりと下ろしてみせた。
少年は反射的に身を後方にずらして、出来るだけ彼から距離を持とうとしたが、男はソレを目敏く見咎め、今まで畳に突いていた己の膝頭を、蓮の大腿の上に咄嗟に乗せた。
------逃げられない。
「う、ッ・・・く------。」
蓮は奥歯を噛む。
膝が少年の肉の薄い大腿の筋をギリギリと圧し、千切れてしまうのではないかという痛みを感じた。
蓮は眉根を顰めて低く呻き続けた。
------退路なんて、既に断たれて久しい。
「逃げるんじゃねぇ、ガキが。まだ痛い目遭いたいのかよ? 」
投げつけられた罵声に、蓮は咄嗟にふるふると頭を左右に振った。
遭いたくなぞ、味わうなぞ、ご免だ。
痛いのは------嫌。
痛みと屈辱に、少年の額にはべったりと血と脂汗が交じり合ったモノが浮かび流れ、黒髪が張り付いている。多少頭を左右に動かしたところで、簡単に落ちる事もなかった。
アキラは下げたジッパーから、ゆっくりと何かを取り出す。
「・・・ひ------。」
蓮は力ない悲鳴を飲み込む。
無駄に騒げば、すぐさま渾身の鉄拳のヒトツやフタツ、少年の元に飛んでくるのは明白だったから。
銀鼠の目を剥く。
蓮はソレを何よりも忌まわしいモノであると目を瞑ろうとするが、しかし瞼がすっかり焼け落ちてしまったかのように、瞑る事が決して出来ない。
視線を背ける事が、何故だか出来ない。
少年の眸はそこに縫い付けられてしまったかのように、仰望し続けていた。
男の------。
「お前のソチンとはさぁ、全然違うだろ? ほら------見てみろよ? ちゃんと先も剥けてるし、カリの部分もしっかり張ってるだろ? 」
アキラが取り出したモノは、さきほど散々彼に拠って嬲られ続けた蓮のモノとは同じ器官とは思えぬほどの、嵩と太さがあった。
蓮の性器がほんの人差し指一・二本の太さであるとしたら、今彼が取り出したソレは、蓮の手首ほどの太さもあろうかという立派なモノだった。大仰ではなく------今の蓮にはそれほどの威圧を与えるモノと成り果てていた。
そしてカタチばかりではなく色合いも随分と違い、蓮の性器は桃色に近いうっすらと鮮肉色をしていたが、しかし彼のはもっと昏い、暗褐色の血色をしていた。
蓮は自分のその部分をそれほどまじまじと見た事はなかったけれども、しかし少年の顔近くにひけらかしてきたモノは、蓮のモノのように先端が何かに包まれた感じではなく、そして左右に張っている肩のような部分があるのが分かった。
男はその部分を指し、剥けていないだとかカリだとかいう、余り聞き慣れぬ事を指摘していたらしかった。
蓮がその部分を一種驚嘆の眼差しで見上げている事に気がつくと、アキラはにんまりと笑ってみせた。
「口、開け。」
「------え。」
蓮は・・・瞠目する。
口を?
------なぜ?
アキラがナニをさせる気かは分からぬが、しかしそのどれもが蓮に取って悪いモノであるということくらいは、察して余りある。
「口開けよ、お前の口をさ、開けって言ってんだよ、言ってんのが聞こえない? 」
アキラは蓮の耳たぶをぐいぐいと引いた。
コメカミの疼痛がすぐまた蘇り、蓮は顔を歪めた。
勿論聞こえている------ただ、『何故』かが分からぬだけ。
「ど、どうして------? 」
「俺のチンポ舐めろって言うんだよ? 口あけて咥えろ。大人しくフェラしろってぇの。」
男は立て続けにそう言うが早いか、自分の男根の先端を蓮の頬にぐいと押し付けた。
問答無用で蓮にソレをさせたいらしい。
「えッ、・・・な、・・・舐め------? 」
蓮は思わず眉を顰めた。
少年にはそんな部分を口に含める事なんて、到底信じ難い。
だってそれは------排泄を司る部分ではないか?
ソレを、口に?
幾ら清潔に清めたとしても、普通の神経の持ち主の人間であれば、誰も便器の中を舐める事が出来ないのと------ソレは同じ事で。
しかしいつの日にか二人の寝室を垣間見た時、母である蓮美が布団の上で蹲り、そして男の股間の部分に顔を触れさせている事が。
確か------記憶に。
アレをやれというのか? 自分にも?
蓮は目尻を下げて顔を左右に振った。
そんなこと------無理だ、到底出来る筈もない。
「や・・・出来な------そんな------やぁ・・・。」
今まで偶然目にしてしまった男女の痴態。
どれも思わず目を覆うほどの、厭わしい姿ではあったけれども、その最たるモノのヒトツが、ソレだった。
実際に彼女が何をしているかまでは蓮には分からなかったけれども、しかし男の------しかも相手は衣服を何も身に付けてはいない状態であるというのに------股間に顔を触れているなんて。
出来る筈がない。
「出来ないなら、お前のナニ、マジ潰すけど------良いワケ? 」
男はこれ見よがしとばかりに、蓮の性器の軽く握り、そしてぽんぽんと手の上で小さく跳ねさせた。
大きな分厚手であるから、握りつぶすのは造作もない事に違いない。
「で、でも、・・・そんな------。」
このまま蓮が彼の言葉を聞き入れなければ、多分------本気でするだろう。
ソコをキツク握られ、引かれただけでも、痛みはとてもじゃないが筆舌に尽くしがたい。
潰す?
------死ぬかも知れない。
激痛にのた打ち回る------ソレだけは確実に訪れるに違いない。
中々選択出来かねる蓮に痺れを切らしたのか、アキラは蓮の前髪を引っ張り、軽く頭を揺さぶる。後頭部が数度畳みに当たる。殴られた際に感じた嘔吐感が、再び少年の食道を妖しく蠕動させた。
気持ちが悪い。
「ほら、どうすんの? 決めろよ。------潰されたいのか、それとも大人しくナニ舐めるのか? どっちだよ? ほら。」
------どちらか。
どちらかを選ばねばならない。
どちらも嫌だ。
しかし選べと男は少年に突きつける。
痛みを取るか。
嫌悪を取るか。
「・・・ま、・・・す。」
蓮は、答えた。
小さな、ほんの小さな声は、これほど至近距離に居る筈のアキラの鼓膜に届く前に、宙に掻き消えてしまう。
男は器用に片眉だけを上げてみせた。
「聞こえないなぁ、ナンて言った? 」
蓮は軽く息を吐き、意識的に気管を広げた。
いつもこの男の前では萎縮してしまう声を、腹から引き出す為にも。
「------な、・・・舐め、・・・ます。」
蓮は唇が白く変色するまで、ソレを強く噛み締める。
先ほど叩かれ切れてしまった口の端の血塊が、蓮の舌を鉄錆にも似た刺激を与えた。
どうも味覚は正常のようで。
男の性器を口に咥えねばならないなら、味覚全てを失ってしまっていても構わないとふと思う。
しかし------そんなモノは、いまさらだ。
「舐めます? ------そうじゃない、違うだろ? 」
男の不満げな口調。
蓮はふと豊かな睫をうっそりと伏せた。
そうした小さな仕草のひとつひとつには、やはり母の血を色濃く継いでしまった事が分かる。
少年の不幸であるヒトツに、彼が実に敏いという事であった。
アキラのたった一言で・・・口調で、彼の望むモノを察する。
「舐め------させて、下さい・・・。」
声が喉に引っ掛かる。
蓮はふと違和感を感じる。
自分が発しているのは間違いがないというのに、何故だかそういった現実感が乏しい。
夢を見ているようだ。
決して目が覚める事のない、性質の悪い悪い夢を。
「------ナニをだ? ちゃんと言わなきゃ分かんないだろ? 」
蓮はふと唇を開き・・・しかしそこでふと動きを止めた。
「お・・・おちんちん------、を------。」
「はぁッ? 」
蓮は眦に涙が浮かび、そして流れていくのを感じた。
自分の不甲斐なさ・・・理不尽なモノに対する、怒りを通り越して------。
何故だか、涙が。
しかし少年の口は何故だか勝手に言葉を紡ぎ続けた。
勝手に------この男の機嫌を取るような言葉を・・・勝手に。
「舐め、・・・舐めさせて------下さい、・・・チンポ舐めさせて・・・。」
少年はふと思い出す。
そういえば以前、硝子戸の向こう側で、母もそのような哀願を呟いていた------ということを。
こういった感情を、彼女も味わったのだろうか?
「そうか、舐めたいのか、そんなに。お前、俺のこのチンポ舐めたいって? やっぱ蓮美の子供だなぁ? おい。」
アキラはしてやったりとばかりに、まさに腹を抱える勢いで蓮を嘲笑した。
確かに年端もいかぬ少年が自らそんないかがわしい事を口にしたら、ソレに対する正常な判断は、発言者を完膚無きまでに嘲弄するか、どこか頭がおかしいのではないかと綺麗に無視するか、そんな事を口にしてはならぬと戒め厳しく説教するか・・・そんなところか。
だからこの男の反応は、それほど奇異ではなかった。
ただ------その言葉を引き出したというのは、この男の本意だと言うのに。
蓮はまだ微かに残っていた自尊心を、踏み躙られる思いを痛切に味わった。
もうそんな括弧たるヒトらしい感情を、全て捨て去ったと信じていたのに。
蓮は自分の中に、まだそういった克己の心があるなんて------不可思議に思いながらも。
辛酸を味わう。
「・・・はい。」
だが蓮は頷いてみせた。
それしか、なかった。
少年は両手を頭の上でギッチリと拘束されているので、そうやって頭を僅かでも動かすのは、多少だが苦しい。
「ナンだ? 涙流すほど嬉しいって? 咥えるのがそんなに嬉しい? 」
アキラにあけすけに指摘を受け、蓮は漸くその事に気が付く。
頬を流れているモノの正体を、知る。
てっきり------血か、汗だと思い込んでいたのだけれども。
その身に耐え難き痛みを受けた時でしか、こういった反応を示さぬと思っていたが。
まだ、ヒトらしい感情は、抉れば裡深くに、眠っていると------そういう事か。
「は、・・・はい------嬉しい・・・です。」
蓮は先ほどよりも強く頷く。
どうでも良かった。
只、この悪夢のような時間が、少しでも早く過ぎていけば------それだけで。
「じゃあさ、早く口開けなよ。そんなに好きならさ、早く舐めたいだろ? 」
蓮は瞼を強く伏せ、こくりと小さく首肯して見せた。
眸を閉じる事に拠って、目の縁に溜まっていた涙が溢れるように零れていった。
少年はソレで漸く実感する事が出来た。
自分が、涙を流しているということを。
「ほら、早くしろよ? 」
アキラは苛立たしげに蓮の頬を軽く叩いた。
蓮が彼の言いつけを従わない時間が長くなればなるほど、その腕に込められる力が高まっていくのを、蓮は充分に理解していた。
「ぅ・・・。」
蓮は双眸を伏せたまま、言われた通りにおずおずと唇を開く。
それはほんの前歯が軽く覗くというささやかな程度だったが、しかし口の端には目も覚めるような裂痛が走った。
少年は顔をそっと歪めた。
「あとな、言っとくけど。」
アキラはゆっくりと甚振るように前置きをすると、苦痛に歪んだ蓮の顔の上に、軽く自分の男根の先端を押し付けた。
少年が知っている自分のソノ部分とは比べようもないくらい、顔の肉を軽く押し遣るほどの硬さがあることを、それで知った。
しかし------それにしてもこれほどの太いモノを、口に入れる事が出来るのだろうか?
無理ではないかと、思う。
「歯とか少しでも立ててみろ? お前の歯、全部ペンチか何かで引っ張って抜いてやるからな? 全部。」
「は・・・はい。」
蓮は背筋に誤魔化しようのない怖気を感じ取った。
そう遠くはない記憶の中、自然とはいえ乳歯の生え変わりに、脳天を突き抜けるような疼痛を覚えた感覚が蘇ってくる。
既に成人のそれへと生え変わった今、抜ける筈のない根の深い歯を、麻酔もなしで引き抜かれるなんて------想像もしたくはない。
蓮はふと、この年齢でありながらも、入れ歯を抜いたような己の表情を想像してみる。開いた口の奥には、抜かれてしまった歯の僅かな痕跡だとか、途中で折れてしまった歯が、血だらけの歯茎の中から顔を覗かせているのを思い描いた。
少年の表情は、益々引き攣った。
想像も出来ないほど・・・痛いに違いない。
「上手く出来たらご褒美やるから・・・気合入れてフェラしろよ? 良いか、分かったな? 」
「はい------。」
------ご褒美。
ソレが真実『褒美』という、その範疇から逸脱したモノだと、蓮は薄々感じてはいたが。
褒美といって折檻を受ける畏れだってある。------実に有り勝ち。
安堵させておいて、手酷く裏切る。
期待をさせておいて、希望を踏みにじる。
通常の場所から蹴落とすよりも、その方が蓮の味わう辛酸は、濃く深い。
「もっと口開けないか? そんなんじゃ俺のモノ、半分も入らないだろうが。」
アキラに叱責を受け、蓮はおずおずと口を開いてく。
そうやって意識的に口を開こうというのは、普段は余り経験のない事だった。
食べ物を口にする時や言葉を話す時------日常のそういった動作に措いての口の開閉はですら、実際それほど開いている訳ではなかった。
「ノロマだなぁ、じゃあさ、手伝ってやる。」
アキラはそう言うが早いか、蓮の頬の両脇に掌を沿え、指先に力を込めて無理矢理少年の口を大きく開かせた。
「ッ------ぁ、が------。」
蓮はくぐもった呻きを漏らした。
指は益々蓮の頬に突き刺さり、少年はこのままでは顎の骨がズレてしまうのではないかと危惧した。
「まぁ、これくらいかな。」
そうして男は自分の性器を蓮の口に押し入れた。
熱い・・・妙に脈打つ・・・硬く動物的なモノ。
蓮は口全てが男の男根で満たされたのを感じた。
言い知れぬ嫌悪に、蓮の喉はひくりと蠢く。。
「ぐ、ぅッ------ゲゥッ・・・。」
蓮は思わず両肩を痙攣させて呻いた。
異物が喉の奥を刺激した為、それに伴って胃が小刻みに痙攣しているのが分かる。気道の底からぐっと空気のようなモノが昇ってくるのを感じた。
その先端は、蓮が予期していたよりも奥まで突き入れられてしまい、ソレは少年の嘔吐を益々促した。
しかしここで吐瀉する訳にはいかない。
蓮は口に入れられてしまったモノに歯を当てぬように注意を払いながら、浅く呼吸を繰り返し、己の内臓との折り合いを付けた。
「ああ、悪い。奥まで入れ過ぎた。」
------狙ってだ。
蓮はそこに軽い悪意がある事を敏感に感じ取った。
だが------その程度であれば、慣れたモノだ。
蓮は口元や頬辺りの柔らかな肌の上に、ちくちくとした陰毛の感触を感じながら、そのまま視線を脇に流した。
正面を向いたままだと、己に向かって腰を出している、男の下半身が嫌でも目に入る。
口中に性器を受け入れているという事も苦痛を感じるというのに、更に視野まで嫌悪を伴うモノを映す必要などはない。
男は多少腰を浮かして、蓮などお構いなしに突き入れた男根を、半ばまで引き抜いた。
出来るだけ口を大きく開き、ソレ自身に己の口が触れぬようにしていたが、しかし男が身体を動かしたせいで、蓮の口腔の粘膜や舌は、期せずしてソレに触れる事と成った。
蓮は得も言われぬ嫌悪に眉根を顰めた。
口の中------僅かな潤いとなっている唾液の一滴残らず、今この場で吐き出す事が出来るのなら、どれほど気持ちが落ち着くだろうか?
しかしここにこの青年が居る限り、ソレはどんな荒唐無稽な空想よりも実現不可の願いであると思われた。
「ナニやってんだ? 」
唐突に言葉を投げつけられ、蓮は思わずその声の降り注いできた方向へと視線を擡げた。
・・・言われた通りに、彼の性器を口に迎えたというのに?
まだ何か不満があるのだろうか?
蓮は問いたげに眸を見開いた。
その少年の薄暗い視界には、自分を倣岸に見下ろす男の姿があった。
鋭角的に見下ろさせる視線に、蓮は改めて暗澹たる想いを抱かずには居られなかった。
「お前なぁ、咥えるって------ソレだけでよくなるワケないだろう? アタマ使えよ。」
しかし------そう言われても。
このような異常な経験を味わった事のまるでない蓮には、幾ら叱咤されても改善の余地が見当たらぬ。
ナニをどうすれば彼の本意であるのか、想像だに出来ぬのだから。
蓮はただ問いたげに、まじまじと男を見上げるしかなかった。
大きく開いた口の中には、殆どが男の肉で埋もれてしまっていたから、言葉を発する事は困難だった。
「嗚呼、まぁ------仕方ねぇか。」
アキラはその蓮の心情を察したらしく、軽く口元を和ませた。
そして再び口を開く。
「じゃあ、今から教え込んでやるから・・・言う通りにするんだぞ? 分かったな。」
「そうだ・・・もっと先端を吸って------あんまりキツクするなよ・・・ああ・・・そう、それくらいで良い------続けてるんだ・・・。」
蓮はその指示通りに、口に咥えているアキラの性器の先端を頬の筋肉全体を使い、恐る恐る啜ってみた。
すぐさま吐き出してしまうほどの、舌への明確な刺激はなかったけれども・・・しかし、微かに------。蓮はだがそこで探るのは止した。
そんな事をしても、百害があるだけに違いないから。
まだソレに対する嫌悪感は、完全には払拭し切れてはいないけれども、しかし少年には男に従う他、何の手段も残されてはいなかった。
精神的な嫌悪と、肉体のあるべき部品の欠損を天秤で測ってみれば、誰であろうとも一時の気味の悪さを我慢する方に、決意の皿は傾くであろうから。
潰された性器や折られた歯は、そう簡単には復元出来ぬに違いない。
金も時間も掛かるであろうし、そしてそれらを充分に掛けたとしても、本来のカタチを取り戻すかは------疑問。
修復は望めぬと考えた方が、無難。
蓮は畳の上に寝かされたまま、僅かに首を上げて男のモノを咥えている。
少年の顔のすぐ上に、男が当然の如く跨っていた。
見た目だけでも大きく太いモノと思われたアキラのソレは、蓮が本格的に口淫を始めると、ソレと分かるほどびくびくと不吉に痙攣し、一段と太さを増したように思えた。
刺激を加えられるとそういった劇的な変化を遂げるということを、蓮は口の中で嫌嫌ながらも知る事となった。
見た目だけではなく・・・習性? 性質? までも、気味が悪い。
そして男の男根は、太くなるだけではなく、硬度すらも兼ね備えているようだった。先だってアキラにソレには決して歯を立てるなと申し伝えられてはいたが、しかし生半可に噛んだとしても、そう簡単には通じないほどの硬質なモノへと高まっいくようだった。
------怖い。
自分にも確かに備わっている、確かに身体の一部分である筈なのに。
まるでそれは畸形のデキモノな何かのようで・・・得体が知れぬ。
何と言っても刺激を受けてから後の、ソレの急激な変化は、生理的に気色が悪かった。
しかし、蓮は嫌悪を押し殺しながら、気味の悪さを気付かぬふりをしながらも、口に頬張らされたソレに、懸命に舌を絡めていく。
「ん、・・・ふ・・・ぅ・・・、------く、ぅ・・・。」
唾液と空気が厚ぼったく絡まる音が漏れ聞こえる。
蓮が男の性器を啜ると・・・余計にその淫靡な音が響いてしまう。
決して上品とは言い難い音声に、蓮の気持ちは死んでいくも同然だった。
己の口元からのねっとりと汁気を帯びた音。
出来ればそんな音など耳にもしたくはないし、そしてそういった音、そのものを立てたくなどはなかったのに。しかしアキラの言葉通りに口を蠢かせれば、必然的にそういった下劣な音を発してしまうのは、避ける事は出来なかった。
そんな音を立てぬようにする為には、自然と湧き出る唾液をどうにかするのが先決であった。口に何かを含んで舌や唇を動かせば、そういった音は必然的に出来てしまう。
一番良いのは、口中に唾液を溜めぬことなのだが、そうするとそれを口から吐き出すか飲み込むかしか手段はない。
前者はそんな余裕がないので不可能であるし、飲み込むのは論外と言えた。
そんな唾液を嚥下するなんて------考えただけで食道から胃液が逆流してしまいそうだった。
性器がどっぷりと浸かっていた唾液なんて------。
だから、蓮のそういった気持ちなどお構いなしにじわりと湧き出る唾液を、少年は持て余し------口中に残していくしかなかった。
そのたっぷりの唾液が口淫の快感を増す潤滑剤の代わりとなっているなんて------知らずに。
「舌も使うんだ、そう------ああ・・・お前本当に初めてか? 上手いなぁ・・・。ぐちょぐちょ美味そうに音立ててさ------そんなに美味いか? 咥えるの好きか? チンポをさ? 血は------争えないなぁ。」
蓮は・・・軽く頷く。
余り深く首肯すると、男の性器に歯を立ててしまうかも知れぬので。
頷くしか、ない。
------はじめて?
------すき?
そんな訳が、ある筈がない。
こんなものを咥えるのが、好き?
冗談ではない。
好きも嫌いも今までこんな事をした事がない。もちろんした事がなくとも、そういった事を自分がしなくてはいけないと考えただけでも、背筋に一斉に怖気が立った。
断固、ご免だ。
しかしそれほど厭うたとしても、喪神してしまう程の暴力との引き換えであれば、諾べるしか他にはない。
背に腹は替えられない。
「っう・・・イイぞ------もっと舌を使え・・・ほら、休むな・・・もっとだ------。」
男の声に、時折隠しようもない吐息が交じり合う。
途切れるような、切羽詰ったような声。
蓮はちらと男の表情を盗み見た。
やはりアキラはその声音の調子に相応しい、どこか虚ろな表情を呈していた。
だが気の抜けたような呆然としたソレではなく、もっと------憑かれたような、意識をどこかに置き忘れたような、恍惚呼べる表情に近かった。
蓮は口中に、ナニか味が混ざりつつあるのを感じ取った。
苦い・・・薬のような------ソレよりもどこか生臭い気がする。
魚の饐えた臭いのような。
そういった、有機系の。
扁桃腺の辺りが、ひくりと蠢いた。
「------ああ、お前も分かったか? 」
ふと漏らしたアキラの言葉に、蓮は彼を見上げる事で応えた。
「ソレはな、男だったら誰だって最初に出すもんなんだ。我慢汁っていってな・・・カンジると、そうやってちょろっと出ちまうんだ。」
蓮はどうも舌に馴染まぬその舌を刺す味に辟易しながらも、そうなのかと仕方なく納得した。
少年は気分の悪さに、大人しく咥えているモノを、吐き出したくて吐き出したくて仕方がなかった。吐き出して------この口いっぱいに溜まってしまった生臭く生ぬるい唾液を吐き出し、水か何かで綺麗に漱ぎたかった。
暫くは、この口で何かを飲み込むのも厭わしく感じるだろうと、ふと思う。
ソレが例え------食べ物であったとしても。
「ちゃんと最後まで咥えろよ? 」
------最後?
どこまで行けば、その最後という段階に到達するのだろうか?
多分飽きたら・・・言うに違いない。
蓮を甚振る事に充分の満足を得たのなら、きっと素っ気無く静止するに違いない。
今は大人しくソレを待つしかない。
「おい、ほら・・・もっとさぁ------顔を動かすんだ・・・もっと上下に。」
顔を・・・動かす?
上下?
どう・・・やるのだろうか?
蓮はアキラの顔を見上げるしかなかった。
すると当然とばかりに、怒張した男根に絡めていた舌が、お留守になる。
それだけの指示では、蓮はその動きを具体的に想像する事が出来ない。
「ああ、ダメだ------こうやるんだ、こうだッ。」
アキラは語調を強めてそう告げると、急に腰を蓮に向かって押し付けてきた。
多少擡げていた首がその圧力に負け、畳に押し付けられる。だから顔を退ける手立てはない。
蓮にはそれ以上後退する余地も残されてはいないので、怒張した男根を根元まで口に押し込まれてしまった。
「げ、ぇ------んッ、・・・ぐッ-------、ぅッ? 」
歯だけは------立ててはならない。
それだけを念じながら、蓮はアキラの腰の動きに翻弄されていた。
蓮は先ほどとは比にならぬ切羽詰った息苦しさを感じた。
・・・息苦しさ?
そんな言葉では言い表し尽くせぬ。
容赦なく、異物に敏感な喉の奥に、男根が突き刺さる。
自然な反応として、吐き気が盛り上がるように込みあがってくる。
蓮は己の喉元が、そしてもっと奥底の胃の部分までもが、忙しく痙攣しているのを感じた。
少年は何か縋るモノを両手で探り・・・しかし何もその手には触れる事がなく、結局は畳の目に爪を食い込ませるしかなかった。かりかりと爪は小さな音を立てる。そしてその手はじっとりと汗ばみ始めてきた。
「ぐ、・・・ウ、ッ・・・、う・・・くぅ------。」
見開いている筈の視界が、再び不明瞭にぼやける。
呼吸を絶たれ、そして嘔吐を誘われる喉奥への刺激に、涙腺は緩み涙を流す。
しかしアキラは一向に蓮に対しての遠慮というモノを示す事がなかった。
少年の小さな顔を両手でしっかりと持ち上げ、固定し、そしてその小さな唇の中------口の中へと男根を挿入・・・抽出を激しく繰り返す。
「げ・・・、うッ------ぉ・・・。」
限界だ。
そう感じ、蓮の気管からは酸味を帯びたヌルイ体液が。
「・・・全部、飲み込め。」
嘔吐に苛まれる蓮の耳に、ふとアキラの残忍さを帯びた声が。
蓮は涙に塗れた銀鼠色の双眸を、限界一杯に見開いた。
自分の身に今、ナニが起こっているのか、よく理解が、出来ない。
自分の事だと言うのに、把握し切れない。
何かが、熱と粘性を帯びたナニかが、少年の細い喉を、のっそりと滑り落ちる。
それは------実に表現し難い感触。
蓮の喉はその嫌悪感にひくりと痙攣を起こした。
自分の内部奥深くに向って、ナニか手足のない原生動物のようなモノが、どろりと流れ落ちていく。
先ほどから舌先を軽く刺激されていた潮よりも、もっと濃いモノが。
------吐き出す方ではなかったのか?
彼の中には『嚥下する』という心積もりはなかった筈なのに。
それを証立てて、胃の腑から逆流し掛けている少年の酸性の体液は、まだ喉下で妖しく渦巻いている。
だから、自分の吐瀉では在り得ない。
------では、これは?
これは、・・・ナニ?
ちらと液体の排泄物かとも思ったが、しかしそれとも様子が違うように思えた。
蓮は今自分の身に降りかかっている現状を、器用に把握する事が出来ないでいた。
「吐き出してみろ? 殺すぞ。」
アキラは短くそう告げると、蓮の前髪を握り締め僅かに引いた。
しかし------無理だ。
反射という何よりも正直で愚直な反応は、主である筈の意思なんて、軽く凌駕するように出来ているのだから。
先ほどからずっと喉の奥底を刺激され、横隔膜がヒクつくほどの嘔吐感を感じているのだ。そして今口の中に急に溢れ出してきた------ナニか、液体。
蓮は混乱する脳裏の片隅でふと思う。
ソレは唾液などではないし、元より自分の口からの体液ではありえなかった。
だとしたら考えらえる事などはたったヒトツだ。
この、口に咥えているモノ。
ここから放出されたに間違いはない。
逆流する饐えた胃液と、今不意打ちに注がれた体液が蓮の小さな口の中で混じりあい、つんと鼻孔の奥に刺激が昇ってくる。
上手く散らすことの出来ない、鼻腔を突き刺すよう痛みに、蓮は顔を歪めるしかなかった。
口の端から、その混ざり合った液体が糸を引いて垂れてきたのを感じる。
ソレは体液と呼ぶには余りにも粘質で・・・ぬっと流れていくさまは、有機的でもあった。
アキラはそんな蓮には全く頓着の片鱗すらも見せず、少年の口から自分の男根を引き抜く。
今まで良いように口腔を犯し続けていた性器の先端からは、白濁した液体が糸を引いて蓮の胸の上に落ちていった。
少年の肌の上を、白蝋のように転々と雫を作っていく。
蓮は漸く口から嵩のある肉棒を引き抜かれ、己がやっと用無しに------つまりはこの責苦から解放されたと------なったと理解した。
この先ほどから口中に溜まりに溜まってしまった唾液と、そして今放たれた苦く生臭い液体とを、吐き出す事が漸く叶う。
蓮は腰を浮かしかけた。
寝室で粗相をすれば、また手酷く折檻されてしまう。
トイレか・・・風呂場、間に合わなければ台所だって、構わない。
少しでも早く。ブチ撒けてしまいたい。
------それなのに。
「ぐ------う、・・・んッ? 」
蓮はもがいた。
「誰が行っても良いって言った? 吐き出して良い訳ないだろ? 飲むんだ。」
アキラは大上段に言い放つと、蓮の後頭部を畳に押し付けるように、彼の顔を掌で覆った。
元々小さな顔であるので、そうやって口元を中心に手で覆われてしまうと、その手の面積にすっぽりと鼻や顎まで覆われてしまう事になる。
多分それを見込んでの男の手であったらしく、そうして蓮は呼吸の自由すらも奪われた。
アキラの身体を挟むようにして大腿を開いたままの破廉恥極まりない格好のまま、苦しさに下肢を妖しくも忙しなく蠢かせた。
腕はシャツに拠って拘束されて頭上に上げられたままであるので、それほど動かす事は出来なかった。
「飲めよ、俺の出したザーメン。」
蓮は掌で口元全てを覆われたまま、頭を左右に振った。
こんな生臭く妙な味のする・・・そして粘度のある液体、到底飲み下す事などは不可能だ。
それに胸の奥から湧き上がってきた胃液は、既に戻る体勢になってしまっている。
これらを新たに------そして再び嚥下するなど、胃に収めるなんて事、到底出来っこない。
しかしいくら首を横に振っても、男はその大きな手を離さない。
ぴたりと一分の隙もなく口元と鼻を密着し押さえ込まれ、蓮はギリギリまで息を詰めた。
暴れる足の爪先が、畳の縁を矢鱈と掻き毟った。
蓮の身体は酸素を求め、己の中だけで呼吸を繰り返した。
しかし、そんなモノには、すぐに限界が遣って来る。
「飲めよ、蓮美は悦んで飲むぞ? 俺の出したのをさ。飲むまで手、絶対離さないからな。」
・・・多分、そうに違いない。
例え蓮がソレを拒み続け、顔色を鬱血の紫に変えて手先を痙攣させ、そしてこのまま窒息し掛けたとしても、少年が男の言葉を受け入れぬ限り、この手は息絶えるまで離される事などはないに違いない。
蓮は肩を小さく震わせながら、胃液を逆流させようと躍起になっている胃を、そして食道をどうにか宥めようとした。
その仕草を嚥下の準備と感じ正確に受け取ったに違いない青年は、下卑たしかし鮮やかな笑みを口元に掃く。
「そう・・・良い子だ------出来れば何でも遣れるじゃないか? 」
アキラは蓮の鼻に掛かっていた手を僅かにずらしてくれた。
いくら飲み込もうと意識しても、その行為を身体に言って効かすには、多少の時間が必要であると理解してくれたようだ。
蓮は噎せ返る事に気を付けながらも、鼻腔で呼吸を繰り返し、そしてゆっくりとではあったが、徐々に口中の体液を飲み下していった。
本来ならばそんなおぞましい事、それこそ一気に済ましてしまいたいところだったけれども、しかしそこまで乱暴に嚥下するのは危険だった。多分胃は受け入れる事を拒み、再び勢い付いて逆流するのは目に見えている。
だから少しづつ・・・その体液を味わうように、少しづつ流し込むしかなかった。
蓮は横隔膜に暗澹たる鈍痛を感じた。
「・・・飲んだか? 」
蓮は息を整えながら、ゆっくりと頷いた。
口の中にはまだべたつく残滓がそこここにこびりついていたけれども、そこまで綺麗に飲まずともアキラにはバレぬ。
男の望む事全てをこなしたのだから、解放は近い。
一刻も早く------この穢れた口を漱いでしまいたい。
「そうか、飲んだか。------どうだった? 」
口元を覆っていた手が、ゆっくりと離される。
きっと蓮に答えを求めているに相違なかった。
だが。
------何と返答をすれば、彼は満足してくれるだろうか?
蓮の心情をそのまま語る事を、アキラは望んでいる訳ではない。
男が望んでいるのは、彼自分がこうであるという言葉だ。
少年が真実どう思おうが、考えようが、ソレはどうでも良い、実に瑣末な事だ。
「味だよ? どうだったかって聞いてんだよ。」
アキラは平手で軽く蓮の頬を叩いた。
「・・・あじ------? 」
暫くぶりに発するヒトの言葉はには、どこか違和感が拭えなかった。
舌が麻痺してしまうほどの長い間、男のモノを口いっぱいに頬張っており、そしてソレに舌を絡めていたせいであるらしかった。
蓮は嗚呼と考えに至る。
アキラが望む言葉。
今までの受け答えを鑑みてみれば、予想をするのはそう難しい作業ではなかった。
蓮はまだ喉に絡み付いているような気がする精液を意識的に飲み下しながら口を開く。
「おい、・・・し------かった、です。」
何処か覚束ない口調ではあったが、しかし蓮はまんまと嘯いた。
「聞こえないな。」
「美味しかった、です・・・とても。」
蓮は意識して腹の底から声を振り絞った。
------これで、お終い。
手を伸ばせばすぐに届く場所に光を見出しながら、彼は予め用意をされた模範解答を口にしてみた。
「ああ、そう・・・良かった。------気に入ってもらって。」
蓮はふと双眸を瞠った。
鼻先に在った筈の光が、小さく明滅している。
「だったら折角だから・・・下の口でも味わってもらおうかな? ご褒美------やらないとね。」
男はそう告げると、蓮が今まで開いたままであった大腿の、その奥まった部分に手を伸ばした
「あッ・・・? 」
蓮は不意打ちの刺激に、思わず鋭い声を上げた。
アキラに自分がナニをされているのか、そしてこれからナニをされるのか、------分からない。
------全く分からない。
ただ、ソレが決して自分の本意ではないという事は、望みではない事は、決して幸福で在り得ぬ事は、嫌でも薄々は感じ取ってしまっていた。
少年は全身の------ソレは得に額と手首に集中していた------痛みを堪えながら、不自然な体勢を押して僅かに首を擡げた。
自分の身体に加えられようとしている、そのナニかを見極める為にも。
目にしても何とも厭わしいかも知れぬが、しかし不可視であれば、余計に恐怖は増すばかりだから。
見極めねばなるまい。
「まさかアレくらいで終わると思った? それじゃツマねぇだろ? そんな訳ないだろう・・・馬鹿だなぁ。これからだよ、これから。」
男はそう言い捨てると、蓮の両脚を掴み、難なく持ち上げた。ふわりと腰から下が畳から浮かび上がり、蓮はその不安定さに思わず肢体を強張らせた。
そしてアキラは少年の両脚を膝で折り、膝頭が少年の薄い胸に付くまで曲げ畳んでしまった。
「や、・・・ナンで・・・ヤぁッ? 」
脚をすっかり割り開かれ、そして折り畳まれてしまい、蓮の下肢はまだ未成熟な性器が垂れ下がっているだけの、実に無様な格好を強いらされてしまっていた。
「ナニはまだ使いモンにならないかも知れないが・・・まぁ、コッチはもうイケるか? 」
そして、男の手が。
「ひッ・・・? 」
蓮は痛みを覚悟した。
また己の奥ゆかしい性器を、手酷く扱われると思い。
「痛ッ? 」
蓮は予想通りに与えられた痛みに、顔を顰めた。
しかし、ソコではなかった。
少年が思っていた部分とは違う場所に、痛みは与えられた。
「ああ、ヤッパかなりキツキツだな・・・こんなとこ勃起したの突っ込んだら、切れるかな。」
性器ではない。
蓮は痛みから思わず瞑ってしまいそうになる眸を、無理矢理こじ開け、仰望した。
自分の身体の痛みの訴えを聞き届けるべく。
もっと内側------蓮の奥の部分。
ソコの部分に、男の指が突き立てられていた。
蓮の小さく窄まった、僅かに桜色に染まったアナルに、人差し指が半ば近くにまで突き立てられていた。
「痛ッ、や・・・抜い、・・・て、------止めてくだ・・・。」
内部を掻き回される痛みに、蓮は悲鳴を上げた。
そんな部分、触れた事すらないというのに、遠慮なく指で突付かれてしまったら、痛みを拡散する術も知らない。
「ナニ言ってんだよ? こうしないと、ケツ、マジ切れるぞ? 俺はお前のケツの穴、別に切れちまっても、俺は構わないけどさ。」
アキラは蓮の哀願など一向に構う素振りすらも見せず、捻じ込むようにぐいぐいと指を埋めていった。
指一本とはいえ、成人の男性のソレは、しっかりとした太さを持っている。そして殊更装っているのか、乱暴な所作に、蓮のその窄まりはひくひくと蠢いていた。異物を排除しようと・・・淫らに蠕動し始める。
「オンナならさ、ちょっとクリとか弄くってやれば、だらだらマン汁垂れ流すけど・・・ココじゃあそうはいかないからなぁ? クソ垂れ流されてもナンだし。」
「ぁ------は・・・? 」
蓮は痛みに顰めつつも男の顔を見た。
「いつもさ、やってんだろ? 俺と蓮美が。お前ソレ盗み身してんだろ? 分かってんだろ? ハメてるとこをさ、マンコしてんのをさ? 」
「そん------な・・・見て、なんか------。」
少年は逆に、二人の忌まわしい睦言を見ぬように努めてるのだ。
実の母親が丸裸になり、男に圧し掛かられている場面など、見たい筈はない。
それなのに盗み見ていると言われるなんて、それこそ心外極まりない。
「自分もシテ欲しかったんじゃねぇの? 母親みたいにケツ振ってチンポ突っ込まれてひぃひぃヨガってみたいとか? サイテイな親子だね。」
「そんな・・・イイ、・・・イヤ、やぁ------。」
「うっせぇなぁ。」
男は短く叱責すると、たった一本指でもキツイその蓮の締まった際奥に、今度は二本の指を力尽くで尽き立てた。
「ギッ、イッ? い・・・ッ。」
蓮は堪らずに喉を裂くほどの悲鳴を上げた。
それでも男の手に加減が加わる事などはない。
アナルから挿入した指で内臓を引き出すかのように、滅茶苦茶に引っ掻き回される痛み。蓮はその激痛にのた打ち回りたくても、しかし不自由な体勢とその痛みの余り、身動ぎすることすらも出来ない。ただ白皙の大腿の内側の皮膚だけが、虚しく引き攣れるばかりであった。
「痛・・・ぁ------や、もう・・・ヤァ------、あ・・・。」
「ああ、・・・ちょっとぼぐれてきたな・・・じゃあ、本番いくか? どっちが良い穴してっか比べてやるよ、・・・楽しみだな。」
男はさっさと指を引き抜くと、片手で蓮の足首を持ち、頭上高くまで持ち上げた。
そしてもう一方の手を自分の男根に添え、そうして数度軽く扱いてみせた。
最前一度吐精を迎えている筈の男根は、しかし蓮の見せる痴態に拠ってか、再び簡単に結合可能なほどまで怒張を極めていた。
「イッ、・・・あッ、ヤ・・・ぁッ、や------。」
蓮は精一杯手足を動かして暴れた。
そんな太く嵩のある肉棒を、自分の窄まった場所になんか、入れられる筈もない。
指二本ほどですら、内臓を切り開かれるような痛みを感じているのだから。
「無理、だ、・・・ダメ------や・・・ッ、挿れないで・・・ッ、お願いッ------。」
それこそ男の言葉通り、蓮のアナルは傷つき、裂け、血を垂れ流すであろう。
「動くな、大人しくしろってぇの。」
言うと、男は蓮の穴に向かって己の屹立した男根を捻じ挿れた。
「ぐッ、------ぎゃッ? 」
蓮は肉のない下腹部を波打たたせた。
自分の奥に熱く太いモノが穿たれ、蓮は下肢が二つに裂けてしまうのではないかと感じた。
彼は大丈夫だ言ったけれども、しかしコレだけ限界一杯に肉棒を詰められてしまえば、血を流すのはそう在り得ない事ではないと思う。
「嗚呼、・・・締まってんなぁ、やっぱり。」
アキラは恍惚を滲ませた声を漏らし、そしてぐいぐいと最後まで己の性器を差し込んだ。
「痛、・・・痛い・・・抜いて・・・、いた------ぁ・・・。」
しかし蓮は息すらも満足に吸えぬ状態で、繰り返し哀願を口にし続けた。
「抜くか馬鹿。イクまで抜くワケないだろ? ただアナに突っ込んだだけじゃなぁ中途半端で、あんまし気持ち良くないんだよ。」
根元まで埋め込むと、アキラは蓮の両足首を掴み、広げ、そして伸ばした姿勢のままで腰を抜き・・・そして押し入っていった。
何もない部分に孔を穿たれているようで、どうにも受け入れる事が出来ぬ、痛み。
蓮は頭痛を訴えるほど、奥歯を噛み締めて耐えようと必死になっていた。
「ぐ、・・・うッ、う・・・、うッ、・・・う・・・痛、ぁ------。」
打ち込まれるだけではなく、腰を引かれ、そして再び打ち込まれ、蓮の身体はその動きに耐えるだけの体重も力もなく、徐々に畳の上を滑って後退していった。
しかしそれほど広い寝室であるまいし、程なくして蓮の背が壁に当たり、それ以上後退していく事はなかった。
どんどんと腰を打ち突けられ、男を咥え込んでいる部分はいうまでもなく、蓮の背も擦り切れていった。
「お、イイね・・・なかなか良いモン持ってんじゃねぇ? ------なぁ、お前も良いだろ? 」
しかし蓮は力なく首を左右に振るだけだった。
良い訳がない。
「・・・痛ぁ、も・・・ヤぁ、・・・抜いて------痛、い・・・おねが・・・抜いて・・・痛い・・・いや、ぁ------」。」
「馬鹿野郎、折角俺がケツにブチこんでやってんのに、その言い草はなんだよ? 他に------あるだろう? 」
蓮がソレを口にせぬまではこの責苦を止める気配もなく、少年は犯されている部分意外にも、ほぼ平行に開かれている股関節の部分にも骨の軋むような疼痛を感じ始めていた。
いくら子供の身体が柔軟とはいえ、人形ではないのだ。無理な力が関節に掛かれば、痛みだって感じずには居られない。
「で、でも、も------う・・・本当に------もう、無理です・・・ほんと、ムリ------。や・・・」
多少の手傷であれば慣れている筈の蓮も、しかしその部分の切り裂かれる痛みだけは耐えられそうにもなかった。
「ヒーヒー泣き言ばっか言ってんなよ、それじゃぁつまんねぇだろ。おら? 言えよ、言えってば。」
アキラはそう言って、益々激しく腰を動かす。
蓮に痛みを与えて、己の意のままに従わせようという事に違いない。
少年の背は壁に阻まれてしまっている今、その力全てを尽き立てられた際奥の部分で受け止めるしかなかった。
その受け入れている部分がそうやって乱暴に抽出を繰り返されていく度に、更に咥えている箇所が広げられるような気がする。
蓮の口の中に入れて必死に口淫した時にも、アキラの男根は一回りほど太くなったような気がした。
唇とは違い、受け入れている窄まりの部分は、意識的に広げる事がそれほど自由には出来ない。出来るのかも知れぬが、
しかし蓮にはその遣り方がわからない。だから余計に大きくなっていくと感じるのかも知れないが。
しかし------無理だ。
挿入された部分は、そういった用途の為の場所ではないし、
そして蓮はその年齢の他の少年たちと比べても身体は小柄でしかも華奢なのだ。
極めつけはその行為の乱暴さ------。
到底手傷を負わずに咥えこむ事は不可能。
どこまでソレが大きくなっていくのか・・・蓮には分からない。
がくがくと身体全体------得にその華奢な下肢を中心として
------良いように揺さぶられ、背骨は壁を叩きつけるように低い音を立てている。
背筋や浮き出てしまっている背骨に衝撃を受けるたびに、
蓮は殴打された額が連動しているかのように、痛みを呼び覚まされるのを感じた。
全身それこそ------満身創痍。
------もう、無理だ。
蓮は眉根に深い皺を寄せ、うっそりと瞼を開く。
ちらちらと微かに明滅する蛍光灯が、己の孔を犯している男の背後に見える。
痛いから、痛いと言う。
気持ちが悪いから、気持ちが悪いと言う。
しかし『痛い』であっても『気持ちが悪い』であっても、ソレは結局は前程としての言葉の意味------約束事があるからこそ、他人にソレと通じるのだ。
蓮がこれだけひたすら行為の中止を訴えても通じぬのなら、ナニを口に出したとしても、大して意味合いが違う事はないだろう。
だったら、アキラ意に沿うような言葉を作り、彼のご機嫌を取り、そして早々に赦免してもら方向に向けた方が------。
------悧巧?
逃れられるかも知れない。
嫌悪と苦痛から、免れるかも知れない。
上手く立ち回った方が、己の脆弱な意思を貫き通すよりも、敏い方法に違いない。価値がある事なのかも知れない。
「な・・・に、を------? 」
蓮は精一杯の虫の息で、男に阿る。
一体ナニを口に出せば納得してくれるのか、蓮にはやはり分からぬ。
年齢以上に大人びており、そして思慮深い蓮とはいえ、この異常な状況-----辛酸を舐めるというに相応しい、仕打ちとそして痛み------では普段のような明晰な思考は全く働かないと言っても差し支えはないだろう。
もしこのような目に遭っていないのであれば、敏い蓮の事であるから------母の睦言のひとつやふたつ、もちろんその根底にある意味までは分からぬにしろ、口にする事はすれほど困難ではなかったに違いない。
だが、この劣悪な環境下では、それも満足には働かぬ。
「嗚呼・・・そうだな。」
アキラは腰の動きを休める事もなく、ふと思案の表情を作った。
蓮は額に脂汗をじっとりと浮かせながら、彼の言葉を今か今かと待ち望んだ。
この責苦から、一刻も早く解放される為にも。
なんでもいうからなんでもいうとおりにするから・・・だから
------はやく、おしえて、と。
「蓮美ならさ、そうだな・・・もっとマンコの奥までぐちょぐちょに突っ込んで・・・とかさ、
もっと奥までチンポはめて・・・とかね。自分から言うけどね。」
いかな蓮の母とはいえ、実際にはそこまで下劣な言葉を使う事はなかった。
見せびらかすように隠語を立て続けに羅列する事はなかった。
彼女は閨でソレに近い言葉を使おうとも、しかしあくまでも性に対しては被虐ではないので、
そうそう自分を貶める言葉を多用はしない。------必要性がなかった。
なのに母を引き合いに出して、息子である蓮にソレを言わせようというのは、
彼女に対しての引け目があるからに違いがなかった。
蓮美に対しては、それほど無理強いをする事は出来ぬ。
何といっても------青年の今の立場は、ヒモなのだ。
蓮美に背負われている、性格力の欠落した、サイテイの情夫でしかなかった。
「は・・・は、い------。」
しかし今の蓮には、そんな真偽なんてモノはどうでも良い瑣末な事だった。
「ほら、言ってみろ。アイツみたく------アイツ以上にイヤラしくだぞ? ほら? 」
アキラに腰の動きで催促され、蓮は意識的に口を開いてみた。
知識としてそれらの淫猥な単語が、世間ではどのように考えれているかだとか、
どのくらい羞恥を刺激される意味が含まれているかだとか。
蓮はまだソレを知るまでには多少の年数を要した。
しかしアキラがソレらを下卑た口調で言う事で、
薄々はどういった言葉であるのかを知ることは不可能ではなかった。
蓮はそれほど抵抗もなく、繰り返す事が出来る。
「ぅ・・・奥-------つ、突っ込んで・・・くだ------。奥に・・・、もっと、ぉ------。」
少年は渇いた声で呟いた。
只漏れで苦痛を訴え続けていたせいで、少年の声はひび割れ、感情は欠落していた。
しかしそうやってつっかえつっかえではあるが、呻き意外の言葉を口に出しただけでも上出来ではあった。
「何処だよ? どこに突っ込んで欲しいんだよ? 」
どこに?
蓮は揺さぶられながら、考える。
青年の屹立した男根が挿入されている、その場所は------。
「ぇ、・・・お、お尻------穴? ------穴・・・に? 」
蓮の中で一番馴染みのある言葉がふいに口を突いた。
もっと卑猥を装った言葉の方がアキラの気を取り成せるかとも思ったが、しかし蓮の予想に反し、彼はにやりと口元に満足そうな笑みを浮かべた。
「シリ? ああ、ケツね? ケツマンが良いのか? 男の癖に・・・アナが感じるのか? 突っ込むよ突っ込まれる方が良いのか? 」
子供らしい言葉、そしてソレがごく自然に紡がれたせいで、そこがアキラの気に入った点らしかった。
「う、・・・え、ぇえ------そうです、突っ込まれるの・・・好き、好き------アナ、あなが------、感じます、感じる・・・すごく、・・・ケツマン、突っ込んで------奥に・・・、お願いします。もっと・・・ちんぽ・・・。」
虚ろに紡ぐ言葉に、本来の意味なんてなかったけれども。
しかし蓮は行為を止めるようにと懇願の言葉を連ねるその代わりに、卑猥な言葉を並び立てた。
どちらも、内包する意味合いは、同じモノではあったけれども。
「そうか、お前もチンポはめるの好きか? もっと奥にハメて欲しいのか? ガン掘りして欲しいか? 」
「は、・・・はい、好きです、チンポ、大好き------だから、もっと・・・は、ハメて下さい-------ッ。いっぱい・・・掘って------奥に------ハメて・・・あぁッ・・・? 」
蓮の語尾が痙攣するかのように明らかに跳ねた。
ぎちぎちであった蓮のアナルが、更に広げられていくのを感じたからだ。
男の望む言葉をそのまま口にする蓮の言葉を聴き、彼の興奮が益々掻き立てられたからに相違なかった。
「・・・あ、チンポ、ハメ・・・、て------イッ、・・・痛ッ? 」
勃起が増しただけでは留まらず、突き立てた男根を、アキラは更に蓮の奥に深く勢い良く刺し貫いていった。
肉壁の薄く敏感な皮膚を突き破り、内臓を引っ掻き回され------蓮の意識はぼんやりと霞んでいく。
先ほどのように男の先端から透明な体液が滲んできたのか、それとも蓮の内臓に傷がついたのか、二人の結合部分からはねっとりとした汁気を帯びた、音が溢れ出して来る。
その交じり合った液体は薄桃色をしており、蓮の限界まで開かれたアナルの縁を滑り落ち、畳の上に糸を引きながらぽたりぽたりと雫になって落ちていった。
「痛いじゃないだろッ? イイんだろ? マンコ感じるんだろうが? 」
アキラは蓮の脚を膝で折り畳むと、その大腿をぴたりと少年の胸に押し付けた。
男根を挿入する角度を鋭角に狭め、地に向かって貫くように腰を忙しなく進めていった。
「------で、でも・・・。うッ・・・、あッ? 」
蓮は激痛にのたうち回った。
背を撓め、蓮はか細い悲鳴を上げる。
このままでは、身体がばらばらに砕けてしまいそうだった。
・・・砕けてしまうのであれば、今すぐに、砕けてしまいたい。
「ほら、・・・イイだろ? 奥が堪んなくカンジるんだろッ? 」
「だ、・・・痛、・・・いたいッ、や・・・ぁ------。も、ヤ・・・。」
アキラが腰の抽出を繰り返す度に、血の生臭いニオイは益々強まった。
「や・・・ちんぽ------ハメ、て------マンコ、もっと------。」
蓮は朦朧としながらも、呟き、そしてその臭いを鼻腔に留めた。
自分の血。
そして獣の発する、臭気。
「ぁ、ッ、・・・痛、------もっと、奥・・・も、・・・あぁッ、・・・マンコ、感じ・・・。」
「・・・ああ、そろそろ------イクぞ。」
アキラが小さく呟く。
今まではスライドが大きかった挿入が、しかし徐々に小刻みなモノへと変化していった。
血の臭いは、濃厚になっていく。
胸が悪くなるほどの、濃厚な------血の。
ソレは自分の身体が傷つき、血を流しているから。
もう苦痛を訴える声を出す余力も果て、蓮は上下に揺さぶられながら思う。
同じような行為をされながら、しかし母はそれほどこの行為を厭うてはいなかった事を。
どちらかと言えば------口では多少拒む事もあったけれども------悦んでこの行為に没頭している節がある事を。
・・・何故だろう。
彼女はオンナだからだろうか?
自分はオトコだからだろうか?
蓮は殆ど失神し掛け、ぼんやりと銀鼠色の眸を見開いていた。
その双眸には、最早何も映らない。
僅かに残った意識の中、少年の上で彼を犯していた男は小さく呻き、そして腰の動きを止めると、何故か蓮の顔に跨っていた。
赤黒く怒張した、醜いペニス。
ところどころに筋が浮き立ち、ぴくりと蠢く。
そんなモノが、自分の体奥に突き立てられていたのか・・・。
「褒美だよ。」
アキラは告げた。
するとその男根の先端から勢い良く白濁した体液が放出され、蓮の顔や視界を白く塗りつぶしていった。
ぼたぼたと絶え間なく、粘質な液体が一気に降り注ぐ。
人形のように表情をほぼ失った蓮の顔の上に、マダラに降り落ちてくる------もったりとした濃度の、精液。
生ぬるく------生臭い。
その感触で、蓮は悟った。
コレが、性交の終わりの合図である------ということを。
------吐きそう。
本能 11歳・夏 〜失墜〜 終了