ハウス聴いてる奴ってなんで閉鎖的なの?

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321名無しチェケラッチョ♪
楽器もできないような輩が、得てしてクラブミュージックを馬鹿にすることもある。
昨今のJazzに対する八百長発言は、表面的なことよりもっと深いものも含んでいる。
(もちろん、白熱したアドリブの応酬に見せかけつつ、限られたイディオムでソロまわしをする
とか、あるいは周到な練習で何通りかの本質的な筋道を仕込んでおくとかの
文字通りの八百長も少なくないのではあるが。)
真剣に突き詰めれば突き詰めるほど、次第に反射神経を競うゲームになっていく傾向が避けられない。
自分は幼少からクラシックの楽器を習っていたから、同じ伝統芸能でもややクラシックに肩入れしてしまう面もあるかもしれない。
しかし、その点を除いても、かつてのジャズジャイアンツ達の演奏に感じられるクリエイティヴィティを、
いまのジャズにどうしても感じることができないのも、結局上に書いたようなところに起因すると思う。
結局、作編曲方面が本職になった現在の耳で冷静に聴き返してみても、優れたジャズ
(と個人的に感じる演奏)は、アイディアがでてきて間もない初期衝動によるところが大きいように思う。
ある意味で精緻なアナリーゼの対象と化した現在、はたして八百長であろうがなかろうが、
アドリブである必然性がどこにあるのだろうか?
古典芸能と割り切って楽しむなら、結局、歴史の厚いクラシックの方が深いし楽しめるものが多い。
322名無しチェケラッチョ♪:04/08/12 07:40 ID:J+KluZEx
隣りの芝は青く見えるという面もあるのだろうが、
仕事を離れて純粋に聴くとなると、かえってハウスやテクノに可能性を感じる。
もちろん駄作も多いが、本質的に過去の遺産を元に同じ方法論で突き詰めた挙句のつまらなさ
とはやはり感触が違う。
新しい可能性を期待できるのは、やはり、新しい機材による音響処理や、
従来の意味での音楽的文脈からは邪道なところに起因するのだろう。
クラブミュージックが浅薄だと感じる人は、古典的な音楽に十分馴染んでいないのではないだろうか。
だからある種の憧憬を感じるのだろう。

長々と個人的な感想でスレ汚ししました。