三宅島について語るスレッド

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438名無しさんダーバード
三宅島で停電続く 観測機器使えず監視ピンチ
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 断続的に噴火が続く伊豆諸島・三宅島では5日朝以降、泥流の恐れから発電所が一時的に運転を停止しており、停電が続いている。このため全地球測位システム(GPS)や地震計、傾斜計などの観測機器のほとんどがストップ。気象庁は火山活動を十分に監視できないことから、島に残った約340人の安全確保にも問題が生じるとしている。停電が長引けば周辺の島の電話も不通になるという。東京電力によると、電気の復旧は早くても6日朝以降になりそうだ。

 地震計では、気象庁や東京都などが設置した10台以上のうち、5日夕現在で作動しているのは気象庁の1台だけだ。地震の震源を決めるには地震計は3台は必要で、1台では不十分だ。そのうえ、観測データを経由させている三宅島測候所の自家発電装置も6日午前までしか持たないという。

 このほかの観測機器も壊滅状態だ。建設省国土地理院が島内4カ所に置いたGPSは停電で観測データを送信できなくなった。科学技術庁防災科学技術研究所(防災科研)や東大のGPSもストップした。島西部に設置している気象庁の遠望観測カメラも止まり、東京都などの傾斜計も軒並み停止している。

 国土地理院や防災科研などは、太陽電池を電源にして観測データを衛星携帯電話で送る観測装置への切り替えを計画し、必要な機器を手配している段階だ。

 また、NTTの電話施設は自家発電で運転を続けているが、電力が復旧しない場合、7日以降、三宅島のほか神津島、御蔵島、青ケ島で通話ができなくなるという。(23:34)