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名無しさんダーバード:2001/07/12(木) 08:27
<地震発生の確率>奈良盆地で30年以内にM7・5 最大5%
奈良市の真下を南北に走る「奈良盆地東縁断層帯」(京都府城陽市〜奈良県桜井市、約35キロ)が起こす地震について、政府の地震調査委員会は11日、今後30年以内にマグニチュード(M)7・5程度の地震が起きる確率が最大5%とする評価結果を公表した。
発生確率は、断層帯の過去の活動から計算する。同委員会は、地層の形から、同断層帯の最新の活動時期を「約1万1000年前〜1200年前の間」と推定。活動間隔は5000年と割り出した。それから求めた発生確率は、30年以内が「ほぼ0〜5%」▽50年以内が「ほぼ0〜7%」となった。断層帯全体が動けば、地震の規模はM7・5程度になると計算した。
30年確率が最大5%というのは、全国に98ある主な活断層の危険度では上位25%の「高い」グループに入るが、同委員会は「活動間隔などを割り出すデータに乏しく、確率に幅が出た。さらに調査を進める必要がある」と話している。
これまで評価した13断層帯のうち、「高い」グループに入ったのは、高い順に糸魚川―静岡構造線断層帯(14%)▽富士川河口断層帯(最大11%)▽神縄・国府津―松田断層帯(3・6%)で、奈良盆地東縁断層帯は確率では3番目。
当初、「京都盆地―奈良盆地断層帯」(京都市山科区〜奈良県桜井市、約50キロ)として調査していたが、南側の今回の断層帯と、北部(北端〜宇治市)の間が7キロ離れているため、個別に調べることにした。地震が南部と連動するかどうかについて同委員会は「そういう可能性も否定できない」としている。北部は4キロ西側の「三方―花折断層帯」と併せてこれから調査する。[毎日新聞7月11日] ( 2001-07-11-21:10 )