阪神大震災が起こった瞬間 1995 part2の続き

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688元灘区民
当時高校三年。
地震が起こる直前に目が覚めた。
凄い地鳴りがして、さっきまで真っ暗だったのに何故か外が明るかった。
裏のマンションと姉の部屋から叫び声が聞こえた。
急いで一階に降りて家族と無事を確かめ合った。
部屋から出るときに足を怪我して血だらけだったが痛みは感じなかった。
幸いにも実家の建物は無事だったが、外に出ると道路はボコボコで近所の家が崩れていた。
翌日(だったと思う。震災直後の記憶は混乱してるので。)、電話がなんとか繋がっていたので同級生達に電話をしてみた。
ほとんどの友人は大丈夫だったが…。
同級生の一人が、「○○が死んだ。TVで名前が出てた。」と教えてくれた。
TVをつけて亡くなった人たちの名前を見てると友人の名前が有った。
二日くらい経って、亡くなった友人のお母さんから電話があった。
「同じラグビー部だった××君(俺)のラグビー用品とかもらえませんか?」という内容だった。
お墓に入れてあげたいとのことだった、家は全壊して何も取り出せない状況だったそうだ。
俺は避難してる場所と遺体の保管されている場所を聞いて、同級生と担任に連絡をした。
翌日、集まれるメンバーに連絡して避難所になっていた小学校へ行った。