阪神大震災が起こった瞬間　1995 part2の続き

当方マンションの五階、尼崎の高速(ボコボコになった)のそばね。

マンションに住んだことある人だとわかるけど、床に耳つけて寝ると階下の色んな音が聞こえるでしょ。
カーペットの上にダイレクトで寝てて色んなノイズ音を聞きながらウトウトしてたら、
マンションの前の民家の犬がいきなり吠えだした。　
そしたら、床のつけた耳へすんげぇ遠くのあたりから、
ベースギターの一番低い音より更に低い音みたいなのが
「ｽﾞ-----------」と段々と近づいてくるのが聞こえた。
トラックかバイクかなぁと思って、その音が近づいてくるのに集中してたらこっちに近づくにつれて
音が大きくなって、丁度自分の耳の真下に「来た！」と思った瞬間に、
「ドン」と寝てる体が浮くほどの衝撃。

寝てた布団ごと持ち上げられて左右に1mの幅で動かされる感じ、それが5往復くらい。　
揺れが終わった時、窓の外が雷の時みたいにバチバチと青くスパークして光って、
その後はまさに地球上の「無音状態」。吠えてた犬も静かになってたな。
最初の右か左への片道運動の強さとその時に飛んだり倒れたモノで運命決まるとｵﾓﾀ。
ちなみに最初の片道運動の時に、布団横のテレビ台から飛んだ29インチのTVが背中に乗っかって、
残りの4往復半は亀みたいにTV乗せられて揺られてたのが、鬱。

近所の1階が駐車場だったマンションが崩れ、一階部分のペチャンコなった車のクラクションが
バッテリー上がるまで3日間合唱みてーに鳴り続け寝れなかったのが一番ｷﾂかった。