民工(みんこう、ピンイン: mi'ngo-ng、農民工の略称)は中華人民共和国において、農民でありながら雇用主に
雇われて働く肉体労働者の呼称。特に貧困地帯である内陸部の出身者が沿岸部を中心とする都市へと流入し、
単純労働者として軽工業に従事した場合を想定する。
中国共産党の特有な戸籍制度のために、彼らは2005年までにほとんど労働組合のようなものを持たず、権益の
保障がほぼなく、都市経済の発展によってもたらされる社会福祉の恩恵を受けることもできなく、都市における
被雇用者の中で最低の労働条件、最低の労働環境、最低の収入を得るグループを成している。
それと同時に、中国の経済発展を支える産業労働者における最大のグループであり、2005年の時点で1.5億人
の民工がいるものと推測される。「工」は中国語「工人」ピンイン: go-ngre'n、労働者)の略。
中華人民共和国では元来戸籍に「農業戸籍」と「非農業戸籍」の二種を設け、人口移動を厳しく制限していたため、
配給制度に依拠し、就職先としても国営企業しか存在していなかった改革開放前には大きな人口移動は起こらな
かったが、経済の自由化によって農民にとっての戸籍の重要性が低下すると、内陸部の人々が沿岸部に職を求めて
移動するようになった。
彼等は都市部の単純労働者として中国の経済発展に寄与することになる。このような移住者を「民工」と呼ぶようになり、
彼等の移動を「民工潮」と呼ぶようになった。80年代後半以降、移動の人口が都市部での雇用需要を上回り、都市部に
出たものの仕事に就けない者も現れた。これらを「盲流」(もうりゅう、ピンイン: ma'ngliu')という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E6%B0%91%E5%B7%A5 黒孩子(ヘイハイズ、ピンイン:hei1hai2zi)、または黒子(ヘイズ)とは、中華人民共和国において、一人っ子政策に
反して生まれたことを原因とする、戸籍を持たない子供達のことである。
その数は3000〜4000万人に達していると言われているが、実数ははっきりしていない。
この言葉における黒は『闇』という意味で、これは政府の視点による言葉である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%AD%A9%E5%AD%90