>>481 日本の空港は“無茶・無駄・無策” お粗末航空政策のナゼ
そもそもなぜ、狭い国土に100近い空港が造られているのか。『血税空港』(幻冬舎新書)の著者で
ノンフィクションライターの森功氏(48)は「日本の航空政策が無茶・無駄・無策の“3無”だからです」という。
問題の根本は1980年代後半のバブル期に行われた「日米構造協議」にあるという。米国側が迫った
「流通」項目の中には、(1)地方空港を含む既存の空港を国際便に開放(2)関西新空港の予算増額
(3)中部新空港の建設承認(4)広島、北九州空港の建設スケジュールを早める−と、「後に日本の空港が
歩んできた政策そのもの」(森氏)が示されていた。
空港増や増便はボーイングを筆頭にする米国の航空産業を潤わせるわけで、「日本の航空政策は米国に
言われるがままに行われてきた。独自の国家戦略がなく、だから行き当たりばったりの空港が次々と生まれた」
と森氏は指摘。さらに「アメリカが空港整備を迫ったのは日本の運輸族、自治体、ゼネコンにとっても
好都合だった」という。
http://www.zakzak.co.jp/economy/company/news/20091102/cmp0911021611001-n2.htm