【金融】米証券化損失25兆ドル、ドル90円・ダウ7000ドルへ-三井住友銀・宇野氏 [08/10/15]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1224218760/ 10月17日(ブルームバーグ):米国の証券化商品などに関連した不良資産は
25兆ドル規模に膨らむ。米国経済の減速には歯止めがかからず、ドル安・米株安が
さらに進む―。三井住友銀行市場営業推進部の宇野大介チーフストラテジストは
16日のインタビューで、「控えめに見積もっても、ドルは年内に1ドル=90円、
ダウ工業株30種平均は7000ドルまで下落する」と予想した。
宇野氏は、米住宅市場の崩壊や景気悪化を背景に、米証券化商品をはじめとする
不良資産は一段と増加していると指摘。時価評価額の算定が難しいとして自社で
独自に価値を推定する「レベル3」区分の資産や簿外での運用分も考慮すると、損失は
米政府の公的資金注入額より「2けた大きい」と述べ、米国内総生産(GDP)の2倍弱に
当たる25兆ドル規模に達するとの見方を示した。
宇野氏は、米景気の悪化には歯止めがかからず、米株価の下落が続くと予想。
ダウ平均は「年末までに7000ドルとの予想すら楽観的過ぎる」と述べた。不良資産の
損失処理が重荷となるため、当面の底を打つのは10年にずれ込み、13年後の21年には
3000−3500ドルまで下落するとの見方も示した。