1990年代初頭にバブルが崩壊したことに起因する日本の長期不況は、1929年の株価大暴落
に端を発した30年代のアメリカ大恐慌と性格が酷似している。
経済の収縮が収まったのは、1933年3月にF. ルーズベルトが大統領に就任してすぐ、1週間の
バンクホリデーを実施し、1933年銀行法で預金保険機構を創設するなどして、金融システムを
安定化させたからである。このあと1936年まで経済は回復の動きを見せた。しかし、1937年に
ルーズベルト政権が早過ぎた引き締め政策を実施したため、回復の芽は摘まれ、経済は再び
恐慌に陥った。偶然にもこれと類似の経過が60年後の日本で再現している。
http://www.iuk.ac.jp/~itoh/point8.htm 1929年の末、米国のバブル崩壊 → 1937年、早すぎる経済引き締め。
1990年初頭、日本のバブル崩壊 → 1997年、早すぎる経済引き締め。
これは単なる類似ではない。米国が計画的に日本人エージェントを動かして
日本経済を叩き潰しにかかったんだ。