さっさと戦争で決着つけろ

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95名無しさん@お腹いっぱい。
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○谷岡郁子君 この通常国会で総理の所信表明並びに渡海文科大臣の所信表明において、
留学生をなお十万人から三十万人に増やすんだということが言われました。そして、もし今の
ような助成の制度を続けるのであるならば、この今掛かっている三百億円以上のお金の三倍の
費用がまた必要になるということでございます。それだけの費用があればどれだけの学生が、
少なくとも給与、給付ならぬものでありましても、貸与であっても無利子にできるかということを
お考えいただきたいんです。
 そして、私は、三十万人の留学生への増員ということは言語道断な話だと実は思っております。
なぜなのか、それは現場に行けば簡単に分かることでございます。一人の留学生を受け入れる
ということは、職員も教員も大幅に手間暇を取られます。そして、大臣も御案内のように、
このシーリングの状況の中で、高等教育機関におきまして定員が増えない状況の中でより多くの
研究をする、そして委託研究を受ける、国立大学などもそうでございます。そういう状況で言わば
資金を減らされてきた、そして事務員も減らされてきたと。そういう中で、人々は留学生一人一人
に対して三倍から四倍手間暇、時間が掛かると言われている者たちを、これが面倒を見ている
わけです。
 その努力は尊いものだと思いますが、それは、言わば日本人学生をほうり出してでもそれを
やらなければいけないという事情の中で、本来ならば日本人学生が教員から受ける指導であり、
事務職の者から受けるサービスであるものを犠牲にしながら、現場はそれに対応してきたという
ことであります。
 これは単に金額だけの問題ではなくて、日本人学生たち、本来、日本の大学は日本人学生たち
を中心とした、基本的には日本学生のためにあるものだというふうに私は考えておりますけれども、
お金も掛かる、そして教育、サービス、そういうものもやはり留学生に多くを取られるということが
現場においては日本人学生の犠牲の下になされているということを私は指摘したいと思いますし、
それに対してはお考えを改めていただけるようにお願い申し上げたいんですが、大臣、いかがで
ございましょうか。


2.諸外国と我が国の国費留学生制度の比較
国費外国人留学生制度の在り方と今後の方向(検討用資料)
(2) 主要国における留学生受入れ状況
国費留学生(受入れ)数
・ ア メ リ カ: 3,553人(2000年) (国費留学生の割合: 留学生総数の0.6%)
・ イ ギ リ ス: 4,663人(2001年) (      〃     :    〃     2.1%)
・ ド イ ツ: 6,233人(2000年) (       〃      :    〃     3.3%)
・ フ ラ ン ス: 11,537人(2000年) (     〃      :    〃    8.2%)
・ オーストラリア: 3,387人(2000年) (   〃      :    〃     3.1%)
・ 日 本 : 9,009人(2002年) (       〃       :    〃     9.4%)

※ 日本は、留学生全体における国費留学生の比重が圧倒的に大きい。
   絶対数でも、米英独等よりも遙かに多い。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/007/gijiroku/03050201/002.htm