岡田斗司夫の「父親不要論」
家族のため、子どものため、男を家庭からリストラしよう!
夫のリストラは家庭のリーダー(妻)を明確にするための手段です。
家庭に何か問題が起きるたびに「家庭において父性を復権させよう」などと叫ばれています。確かに、父性は足りないのです。
けれど、「父性」が足りないからと言って、短絡的に「とにかくパパにいてもらわなくちゃ」と考えてしまうのは間違いです。
家庭における父性とは、「指揮権の存在」のことなのです。
たまに帰ってきて、家庭の内情がわからない父親が、子供にあれこれ指図することが、父性の復権のはずはありません。
それより、家庭内のリーダーがしっかりしていて「ダメなものはダメ」「あなたは私に従うべきだ」「従っていれば、ちゃんと保護が受けられるのだ」という関係を築くことが大切です。
この関係ができていないと、結果的に子供が一人前になれません。
親が自分の世話をするのは当たり前だけど、親の指示に従うのは当たり前じゃないという、勝手な思いこみからおきることです。
結果的に、ひきこもりになったり、家庭内暴力をふるったり…
その原因の多くが、父親の影響なのです。
父親が、子供の目の前で母親の指示に従わない。
父親が、子供に母親とは違う指示を出したり、しかったりする。
母親が、父親の目を気にして、子供の世話を一から十までしようとする。
父親が、家事はすべて母親がするものという態度をとる。 等など
すべて、悪い影響を与える事項です。
http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/furonfaq.html