ソース
http://cnn.co.jp/science/K2003041800083.html 普通、ダイエットと言えば、脂肪摂取による摂取カロリーを
減らす事を考えるが、「摂取カロリーは問題ではなく、高タンパク食が重要」とする、
所謂「プロテインダイエット」を提唱した循環器科医で実業家、
ロバート・アトキンス博士が17日、死去した。72歳だった。
同博士はダイエットの本を多数出版し、米国では広く知られている。
博士は8日、ニューヨークの事務所近くの凍結路面で転倒して頭を打ち、
昏睡状態が続いていた。9日には脳内の血腫を取り除く手術を受けていた。
博士の理論は、摂取エネルギーは問題ではなく、高たんぱく食によって
ダイエットが可能というもの。
1972年に出版した本「Dr. Atkins' Diet Revolution」や、92年の続編で
この理論を説いた。博士の理論によると、パンや麺類、さらにフルーツや
野菜の代わりに、肉やチーズ類だけを食べると痩せる事になる。
「脂肪を摂取してもダイエット可能」という事で、博士の理論は歓迎される
一方で、ダイエットの主流の理論とは余りにもかけ離れた過激な理論である為、
「危険だ」と攻撃も受けていた。
博士の理論に対して色々な研究がされ、理論を支持する結果も、支持しない結果も
出ている。しかし、米国では数百万人が博士の理論を実践しているという。
博士は昨年4月、心臓発作で病院に搬送されたが、声明で
「ダイエットとは無関係」としていた。博士の著書の日本語訳としては
「アトキンス博士のローカーボ(低炭水化物)ダイエット」が出ている。