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http://www.yomiuri.co.jp/04/20020714it02.htm 健康食品、体験談ねつ造も
新聞、雑誌、テレビなどの広告に対する苦情や相談を受け付けている社団法人・日本
広告審査機構(JARO)が、薬事法や景品表示法に違反する疑いがあるとして昨年度
1年間に警告した6件の広告のうち、5件が健康食品の広告だったことが13日、分か
った。
ダイエット効果を誇大に宣伝したり、体験談を“ねつ造”するなど、他業種に比べ、
悪質さが際立っているといい、消費者に注意を呼び掛けている。
JAROでは、ここ数年、健康食品広告に対する苦情が増えていることから、昨年4
月から「健康食品」の統計を取り始めた。昨年度の相談受け付け件数は6029件で、
健康食品は237件だった。相談や苦情が寄せられた広告を審査した結果、6件が警告
対象となり、5件を健康食品が占めた。このうち3件がダイエット食品、2件が豊胸効
果をうたう食品だった。
警告を受けたのは、「4週間飲むと、体内の脂肪分が25%も減少」と医薬品にしか
表示が認められていない効能・効果を掲げた中国製ダイエット茶のダイレクトメール広
告や、服用前と服用後の女性の水着姿の写真を並べ、「1週間で7キロ・グラム減」な
どと宣伝したダイエット食品の新聞折り込みチラシ広告など。また、豊胸効果があると
した錠剤のチラシ広告の場合、体験談を語った3人の女性が、同じ商品を宣伝した他の
チラシに別名で登場していた。
公正取引委員会は、1985年に出した通知で、ダイエット食品などの広告で「体内
の脂肪を分解・排出する」「体質改善」といった効能・効果を表示した場合は薬事法違
反に当たるとする基準を設定。また、〈1〉1か月で10キロ・グラム減〈2〉1週間
で4キロ・グラム減――を上回る減量効果をうたった場合などは景品表示法違反に当た
るとしている。
JAROのサイトより、最近の違法・誇大広告に関する相談例です。
よく見る表記も、違法性高いのが多いですね。
http://www.jaro.or.jp/jja_html/j-saikin.html 相談事例はこんな感じで各分野いろいろありました。
■食品・飲料
Q3:雑誌広告の健康食品で「特許成分で豊胸効果が」とあるが?
Q4:健康食品の新聞広告で「体の不調を訴える人に元気が戻る」との表現
は可能か?
Q5:健康食品のチラシ広告で「キチン・キトサンは今世紀最大の発見、革
命的物質」の根拠は?
Q6:健康食品の雑誌広告で「食事制限なしに、4週間で10Kg減量が可能」と
あるが?
■医薬品・医療用具・化粧品・美容健康用具
Q29:ダイエット器具の折込広告で「商品のブレスレットをつけるだけで、
脂肪を完全に燃焼」は事実なのだろうか?