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238あげ
小豆

利尿作用があり、脚気、便秘、腎臓によい


 漢方では小豆は便通を良くし、尿の通下を良くするとともに、瘍腫膿血を排出する薬効があると言われる。普段から小豆入りの玄米食
を食べていると、脚気にかかることがない。脚気というと過去の病気のように思われがちだが、インスタント食品の普及で、脚気患者が
年々増えてきている。中国に、脚気患者が、小豆を袋に入れたのを朝晩せっせと踏み続けていたら、それだけで治った、という話もあ
る。

 日本にも一日と十五日に赤飯を炊く習わしがあった。いまでもおめでたいときには必ず赤飯を炊く。一月に二回、小豆飯を食べるの
は、食養生の点からみても、理にかなったことだと言えよう。精白米ばかり常食している人は、たびたび赤飯を食べる習慣をつけるとよ
い。忘れられがちなこの習慣を、食養生のため意識して復活すべきである。

 漢方の古典と呼ばれる中国明代の医学書『本草綱目』には、そのほかの効能として、「熱毒を治し、悪血を散らし、煩悶(胸がつかえて苦
しい)を除き、脾胃を健にし、食欲を進める」などとあげられている。なお、小豆には、多少視力を高める効能があるとも言われている。
「久しく小豆を食すると、人をしてやせしむ」とも言われている。長く食べ続けると体をやせさせる作用があるというのは、食物繊維に
富み、鉄分やリンなどのミネラルを多く含んでいるためであろう。

また利尿作用も大きく、むくみや水太りに効く有効なダイエット食品でもある。「人の皮膚枯燥(枯れて乾くこと。つまりカサカサになること
)ならしむ」とあり、何によらず、同じものばかりを長く続けて食べるのがよくないのは言うまでもない。