【噴氷台】日本マンファの限界と韓国の教導
http://standard.amikai.com/AmiWeb?ami_url==http://www.joins.com/et/200202/17/200202172306405032600060406041.html 「MANGAには社会状況が無意識のうちに表現される」これは先日開かれたアジア・
コミック・カルチャー・フォーラムでのマンファ評論家夏目房之介氏の発言だ。低
俗な大衆文化としてマンファは蔑まれてきたが、宮崎駿が監督した韓日合作映画
「センとチヒデの神隠し」がベルリン映画祭で金熊賞を獲得したのを契機に、日本
でもマンファとアニメの評価が高まってきている。
これまで日本のオタクと呼ばれるマニアのみに宮崎作品は評価されてきたが、コ
リアニメーションの先進技術と世界市民意識を学ぶことにより、初めて宮崎作品は
地球村の評価を得ることができた。
主人公は常に少女であり、「もののけ姫」では半島文化に抵抗する野蛮な縄文日
本への回帰を叫び、格好よく壮健な戦闘機が空中戦を演じる。合作以前の宮崎作品
は異常な幼女偏愛と無分別な日本賛美、そして軍国主義への憧れで彩られている。
この傾向が顕著なのがマンファ版の「風の谷のナウシカ」だ。一見すると未来世界
で可憐な少女が活躍する冒険活劇だが、宮崎氏は偏向思想を隠しきることができな
かった。主人公のナウシカは「一草一木に神が宿る」と神道思想を披露し、戦闘機
を駆って異国での殺戮を繰りひろげる。これは偽歴史書である日本書紀に登場する
神功女王の韓国侵略を模したものだ。