まじめに哲学する場所  

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どちらにせよ、科学万能と言われる現代において、形而上学としての哲学の需
要は確実に減っている。これは否定しようのない事実でしょう。しかし異なった
形の哲学がおそらく残ると思います。
だからおそらく、哲学とは何かという問いには一貫した答えは無いのでしょう。む
しろ、生物学が博物学→顕微鏡生物学→分子生物学と変わっていったように、
哲学そのものも変わっていってると思います。
あえて言うならば、「メタレベルの問いを提供すること、そのことによって、一見疑
いようの無いような我々の知的営為とは実のところどういう性質のものなのかを
暴露してしまうこと」が哲学なのではないでしょうか。その結果、哲学というものそ
のものも、メタレベル化され変容されていくのではないでしょうか。