XXX王国vol.2

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1名無しちゃん…電波届いた?
ある朝、あなたが目を覚ますと
そこはいつものベッドの中ではありませんでした。

お伽噺に出てくるようなお城の中。
その最奥部にある玉座の間で、貴方は美しい女を描いた肖像画を見付けます。
まるで生きているように生々しい肖像画は、不意に自分を「夢魔」と名乗り
あなたに語りかけてきます。

「ここに在った国は、一人の少女──きっと魔物ね──によって
現実の歴史を全部奪われてしまった。
奪われてしまった歴史は二度と戻ってこない。
だからこの国には新しい歴史が要る。

今、貴方と同じようにここに流れ着いた人々によって、新しい歴史が作られようとしている。
でもまだ十分ではない。貴方の力で、歴史を、世界を蘇らせてほしい」


というネタスレ。


前スレ:XXX王国
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1309060297/

避難所:オスティア王国史
http://jbbs.livedoor.jp/study/11383/

世界地図:天球のカケラ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/11383/1313055376/


2名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/06(火) 23:06:49.70
>>1
新スレおめ
3名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/06(火) 23:19:44.17
>>1
4名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/07(水) 00:05:39.20
タコシャワカ王国

>>1
5 ◆MICHY/qrJk :2011/09/07(水) 07:38:43.63
王国か
6名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/07(水) 14:25:43.90
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
ぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこぬこ
7名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/07(水) 17:08:06.62
前スレで持ち越しになったレスはこっちに貼ったほうがいいか
8名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/07(水) 17:20:38.12
>>7
かなり以前のもあるよね、
どうしよう?
9名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/07(水) 17:25:05.83
100〜150レスくらいでいいんじゃない?俺が決めれることじゃないけど
10肖像画の夢魔の囁き ◆666.lKF8HQ :2011/09/07(水) 17:48:13.39
(玉座の上に集まる夢は、次第に本の形を形作るが、結びつきが弱いのかおぼろげなままだった)

困ったわね……
このままじゃ……

(その時、東の方角からひときわ大きな力を持った夢が去来した)
(その夢を『繋ぎ』に、本の形をした幻は実体へと化した)

できた……
「白の史書」、第二巻
この夢は、誰の夢かしら
見果てぬ夢に手を伸ばす希望。達成されるべき願いを遠くに見ている
その願いには明るい見通しを持っている
そしてそれを叶えるために、目標へと努力している
けれども願望の達成まではまだ少し遠く、不安を抱えている
これは、フェイド王の夢ね?

>>1
(夜、黒磯城の中庭中央、月を映した池が波立つ)
(そこに肖像画の夢魔が映り)

ありがとう!
これで、この世界はまだ形を保っていられる……
貴方のお蔭で、私もまた夢の力を蓄えることができた
何か、お礼をしなければね?

(池に映る月の影が、すーっと伸びていく)
(その白く幻想的な光が、剣の形を作った)
(夢魔はそれを手に取り、池の外へと置いた)

【シャードオブソード】
美しい意匠を凝らした、剣を象った装飾品
光にかざせば澄んだ光を放ち、見る者をうっとりとさせる
本物の剣ではないので、実用することはできない
11肖像画の夢魔の囁き ◆666.lKF8HQ :2011/09/07(水) 17:53:03.52
(ところで第一巻の最後の方の、私が機嫌を損ねたって言ってるのだけど、
無責任な推察はあんまり嬉しくないわよ?)

>>7>>9
持ち越しになった「史書の記述」ってそんなに沢山あるのね……
それを誰か一人がこっちに貼るのってとっても大変そう
「書いた人」が各自の裁量で、でいいんじゃないかしら?
>>1
大義である。余は今も昔も変わらず常に王家として歴史の中心にいた。後世の人間は我々をどう評価するのであろうな。
歴史をつくる権利があるのは勝者のみ、敗者はただ反逆者となるのみだ。余はそれを知っている。
次の歴史を紡ぐは誰か、余か?フェイド王か?はたまたミンス島、松永、森の精たちだろうか?この世界はそれを決める物語だ。
書の力で皆が夢見る権利がある。余は気に入ったぞ、始めから勝者が決まっている話などつまらぬからな。

>>656(前スレ)
以前と同じ轍は踏まんよ。久方ぶりであるな。風の便りによればお前は一度失脚したと聞いていたが元気そうで何よりだ。
お前たちも主君が襲撃されたりと落ちつかぬようだな。丁度余も先日刺客から矢を受けた。お互い警戒心を持たねばな。
国の主がいなくなれば必ずや後継者問題が起こる。王に太子が居れば問題なく進むだろうが、余のように子が居らぬとそうはいかん。国は内部から瓦解するだろうな。
おっと、すまぬな。ところでそなた、今日は何をしに参ったのか?

>>666(前スレ)
くっくっく・・・我らの戦は始まったばかり、これは未だ序章、ぞ。
もう間もなく末後の宮殿よりアウスルクスが来るだろう。魔族の道案内役としてな。余が教団再興を認めた見返りは大きい。
あの教えは使える。余の権威を高めるだけでなく思想の統一、魔族崇拝の確立といったことが可能になるからな。
お前の武にも期待しておるぞ、これからも励め。

【所変わってビオレゲンス市街・・・】
黒衣に身を包み、ただ一人静かに歩く一人の男、その容姿からも年齢はうかがい知れない。
彼の姿を見てある者は青年、またある者は翁だと答えた。その異様な気を放つ男は城下をゆっくりと、確実に城へと歩みを進めていた。
人々は彼に聞こえぬようこそこそと、近くの名も知れない者たちと噂し合った。

民「おい、あれアウスルクス教父じゃないか、陛下が褒めておられた。」
民「あの恐ろしい陛下を喜ばせるなんていったい何をしたんだろうな。」
民「陛下は土地や宝物を貢がれたぐらいじゃ動きもしない方だ。たいそう立派な献策でもしたんだろうよ。」

・・・(ふん、貴様らには分かるまい・・・吾はこのために何百年待ったことか。
虐げられ、滅ぼされて表舞台から姿を消した我らが再び光を浴びることとなる。一気に巻き返してくれるわ。)

(教父アウスルクスがビオレゲンスに到着)
13フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/07(水) 20:48:06.87
>>10
城の高楼から月と中庭の池を見るともなく眺めていたフェイド一世は、ふと
左手の盃をぽろりと落とした。

どんなヴィーナスよりも魅惑的で麗しい美女の姿が、波間に朧気に浮かび上がる。
美女はフェイド一世に礼を言うと、美しい装飾品を池の側に置き、かき消えた。
フェイドは慌てたように高楼から中庭まで走って行くと、不審そうな警備兵を
尻目に池の側にある装飾品を手に取った。

不思議なこともあるものだ…

フェイド一世は、その剣を月の光にかざしてみた。きらきらと飾りが煌めく。

【シャードオブソード】

そうだ、これを明日、執務室に飾ろう。今宵は寝室のベッドで枕元に…。
14雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/07(水) 21:04:55.07
(世界樹の種を求めて、この国の東、ミストラングに降り立った雷の妖精ユピティー)
(ユピティーは、人と自然の共生を望むバイ・ムーダンと共に旅立ちます)

(人であるバイ・ムーダンが森の民に信頼されるには試練が必要でした)
(試練を受けるバイ・ムーダンを泉に残し、ユピティーは旅途中の使い魔フォックスと出会い、彼と一緒にエールの森の中へ)

(幾日か森を探し回り、ニンフから世界樹の手がかりを聞いたユピティーは、バイ・ムーダンの様子が気に掛かって泉に戻ります)
(今は、その途中……滅びし古代の都で、ハチミツ探しの真っ最中)

◆ ◆ ◆

>>前スレ649(紳士フォックス)
(ぶんぶんと羽音を鳴らす蜂の群れに、人の手のひらほどの妖精……ユピティーが歌いながら突っ込んでゆく)
ふふふーん♪ ハチミツーハチミツー♪ 金色のハチミツ〜♪ とっても甘〜い♪

(群がる蜂に話しかける)
ねえねっ、少しだけハチミツを分けて。
代わりにさっき見つけたスミレの花畑の場所を教えてあげるっ。
えーっと……入れ物は……あっ!なんだろー……これ、とってもキレイ!

(やがて海の青色を持つ小さな小さなガラス小瓶を抱え、ユピティーがフォックスの所に戻ってゆく)
うんしょっ……んーっ!はぁはぁ……。
はいっ、フォックスの分ももらってきちゃった。
キレイな瓶がたくさん捨ててあったから、この中にハチミツを入れてきたけど、とっても重いからずっと運ぶのは無理ね。
ハチミツを飲み終わったら、元の所に置いて来なくちゃ。

(地面の上にガラス瓶を置き、両手で掬ってハチミツを飲みます)
うーん……あまぁーい♪

>>1
ありがとっ、おかげで迷わないでここに来れたみたい。
でも夢魔さんが怒ってるなんて、あんまり脅かさないでほしーよねっ。
だって、この国に色んな存在を呼んでる夢魔さんって……オコルトトッテモコワイ……って小さな使い魔たちが噂してたもん。
15フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/07(水) 21:14:47.93
翌日、日の光も爽やかな午前十時、フェイド一世は視察をして回っていた。

昨夜は夢魔さんに貰った装飾品を枕元に置いて眠りについたのだが、どこか深い森の
中をさ迷っている夢を見た。
「ここは…、どこだ?」
さやさやという葉ずれの音にふと振り替えると…

世界樹。

近寄ろうとすると夢は破られ、コンコンとドアをノックする侍女の声がした。
「陛下、今日は堤防の視察の予定が入っております。そろそろ朝食をお召し上がり
になられませんと…」
「ありがとう、リーシャ」
フェイドはあくびをしながら起き上がったのだ。

「夢魔さんに貰った剣のせいだったのかな、普段滅多に夢を見ない余が夢を見るなんて…」
ふと感興に浸ったフェイド一世は、堤防の出来具合を視察しながら、ふと遥かに西の
アイギス・テルシテスの領地を眺めた。

>>12
《書状》
アイギス・テルシテス殿、お元気であられるか。
情報が錯綜しておるのだが戦はどうなられた?
また、カーラ教だったろうか、を国王自ら布教するという噂も聞いた。
詳しく内情を知りたいゆえ、書状をいただけまいか?
16バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/08(木) 03:06:44.39
>>1
流石だね、フェイド。
遠いエールの地からだけど、感謝が伝われば良いんだけど。
俺はここでの日々を重ねるたびにこの世界が好きになったよ。
この世界の過去はわからない。
ここに流れ着いた人が色々な過去を持っているのと同じだね。
歴史なんて、中身なんてこれから作りなおせばいい。
だって、世界には余裕が沢山あるんだからね。

前スレ>>634(マーリンの使い、ハウレットへ)
ハウレット……。それでは、これで、良かったのですね。

(体を横たえたまま、安堵のためか目を閉じて)

「試練を乗り越えた」、そうなのですよね。
私自身としては、「乗り越えた」というよりむしろ「なるようになった」といった方が正しい感覚です。
この一月、確かに、いつも頭には「試練」がありました。
ところが心は「ただこの泉に生かされているだけ」なのです。
だから命を保てたのだと思います。

反対に、貴方は今死ぬのですか。
試練を終えた私を森に引き入れるのが、貴方の生に与えられた運命だというのですか。
より大きな流れのために。

貴方がそれに納得しているなら、私は貴方の命を貰い受けましょう。
ただ、貴方には自由に生きる道もあるのですよ。

(二人は暫く視線を交わして見つめあった)
(バイ・ムーダンはどちらにせよ覚悟している)
(ハウレットが「大賢者の使い」としての定めを選べば、躊躇いなく血肉を糧として)
(あるいは「自由の身」を望めば、消耗した体でも立ちあがって南へ行こう、と)
17バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/08(木) 03:21:46.87
前スレ>>660(北冥の地の獣へ)
ふわふわ、ふわふわ……

(今日も夢の中でさまよっていると、雪の中で咆哮する一頭の獣に出会った)

やあ。俺はバフォメットじゃないけど、お前が何だか寂しそうだったからさ。
お前、でかい図体してここから抜け出せないのか?
俺の国の伝説では、北冥(北の果て)にはでかい魚が住んでて、
そいつは鳥に変化して南冥まで翔んで行ったっていうのに。

閉じ込められた?
籠の扉はとっくに開いてると思うよ。
そこから一歩踏み出るのに必要なのは決意だけだ。
それじゃあな。
>>15
文官「陛下、フェイド王より書状が届いております。」

(書状に目を通す)・・・・ふむ。筆と硯をこれへ。それから新しい竹簡も出せ。たまには竹簡を使うのもよかろう。
(文官がそれらを王の前に差し出す)
うむ。ご苦労、お前はもう下がってよいぞ。全体的に職務が山積しておるようだからな。

文官「申し訳ありません陛下。問題に対する決済は全て頼長様が決裁しておりましたので、あの方がいなければより一層慎重に片付けて参らねばならないのです。」

西方での戦が終わり、頼長も近いうちに都へ戻るであろう。それまでに一つでも多くの案件を処理しておけ。
あまりにも進んでおらぬようでは頼長から叱責を受けるだろうからな。あいつは優秀だ、戦に出したのが間違いであったかもしれぬな。
しかしフェイド王も律儀なことよ。わざわざ書状を送るとはな。近々我々の方から使節を送る予定だったがまあ良かろう。

『返書』
暫くぶりであるな。そなたこそ、どこも患ってはいないであろうか。
余は先日矢を受けた以外は特に問題なく過ごしている。各地で刺客による襲撃が相次いでおる故注意なさるよう。
西方での戦は双方の軍が疲弊し、泥沼化する様相を呈して参ったため、和睦し一時停戦となった。しばらくは静かになるであろうから安心なさるよう。
我々が新たに国教として広めようとしている教え、それは一言でいえば「新たなる世界への歩み」とでも言うべきか。
恥ずかしい話だが、余自身も教義の全てを把握しているわけではない。詳しいことは近々教典とその注釈書の複写を送るからそれまで待ってもらいたい。
両国の発展と友好を願い、くれぐれも身の回りには気をつけるよう申しておく。
                                                    【印】

これをフェイド王のもとへ届けよ。なるべく急ぎでだ、よいな。
19ザ・イシャ:2011/09/08(木) 19:08:29.93
>>15
シュバッ!
20フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/08(木) 21:11:12.37
>>19
ふいに背後からの派手な音にフェイド一世が後ろを振り向いた時には、鋭い光の矢が
激しい痛みと共に王の右太股を襲っていた。
「ぐっ・・・」
膝をつき崩れ落ちる王の姿に、あちこちから悲鳴が上がる。王の姿をひと目見ようと
陣取りをしていた村の婦女子達だ。
「陛下ッ!!」
隙を突かれた近衛兵たちが慌てだす。近衛隊長ロシュオードが叫ぶ。
「陛下を担架に、早く!お前たちは刺客を捕らえよッッ!生きてこのミストを出すなッ!」
「「「はッ」」」

ロシュオード近衛隊長「陛下!お気を確かにッ!」
フェイド一世「…大丈夫だ。刺客を逃すな。
余を待ち、馳走の用意をしていてくれた者達へは悪いが、私は城へ戻る。
王が街中を担架で送られるのは気に染まぬ。籠を用意せよ」
ロシュオード近衛隊長「し、しかし!傷のお具合は?今すぐ矢を抜かねば…」
フェイド王「よし、ではあの松の木の下で応急処置をしてくれ。幔幕を張るのだ」
ロシュオード近衛隊長「はッ!!」

〜やがて、医者の手により鏑矢を抜かれたフェイド王は、気丈に籠に乗り込み視察地を
後にした。黒磯城へ帰ると、同盟国の王アイギス・テルシテスから竹簡が届いていた〜

>>18
迅速な返書を有り難う。どうやら元気そうで本当によかった。何かと忙しいだろうが、
くれぐれもご自愛なさるよう。
だが残念な事がひとつ。それは貴公からの竹簡が来る前に余が襲われ、右太股に傷を
負ったことだ。全治二ケ月だそうだが、意識ははっきりしており当分は松葉杖生活に
なりそうだが執務は取るゆえ何ら心配する事はないので安心してほしい。
追っ手はまだ捕まっていない、音の出る鏑矢で余を射ったにも関わらず、誰にも
捕まらずに逃げおおせているのは、只人の所業とは思えない。
戦は停戦との事、真に喜ばしい。願わくは今度は外交戦略を展開するのみで済むよう
貴国の為に念じている。
余は宗教にはあまり寛大ではない、貴殿から送られるものをよく見てみる事にしよう。
では両国の友好と繁栄のためを願い。

印【麒麟】
21フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/08(木) 21:31:24.54
>>16
(深更に見る夢と現の狭間の中で)
ムーダン!君の感謝とこの世界が大好きな気持ち、十二分に伝わったよ。二冊目の
史書を創るために、僕の夢が些かなりとも役に立って本当によかった。

もう知ってるだろうけど、僕は刺客に鏑矢で襲われて右太股に重傷を負っちゃったんだ。
これで暫くは松葉杖生活だよ。でも頭をやられないで本当に本当に良かった。

その通りだよ、歴史なんて編み直せばいい。ムーダンは夢の実現に向かって着実に
歩んでいるかい?
僕は歩んでるよ。努力している。だって、小さい国ながらも念願の王になれたんだからね!
せっかくだからこの際、好きな書を読み漁ろうと思ってるんだ。
毎日、庶民の子供達が通う学校の夏休みみたいな気分だよ。
22紳士フォックス:2011/09/08(木) 23:23:37.85
>>14
これは、ありがとうございます。頂きますよ。
(ぺろりと舐めて)
ハハ、旨い!流石ユピティーさん、蜜蜂も味方につけてしまうんですね。
ユピティーさんの大きさだと蜜蜂はさぞ大きく見えて怖いでしょう…?
しかし、こんな重い瓶を私のところまで持って来て頂いたなんて嬉しいですよ。
私は魔術で色々な物を出せるんです。お礼にこれをどうぞ。

つ(よく熟れたプラムの実)
>>20
文官「陛下、フェイド王より返書が。ずいぶんはようございましたね。」

(書面を見て)・・・・遅かったか。もう少々早ければな。
一体どこのなにがしの仕業であろうな?主だった周辺諸国の君主は皆襲撃を受けている。
それも全て矢によるもの、同じ人間もしくは組織の可能性が極めて高い。
先日捕捉した者を拷問して吐かせてもよかったがあれは絶対に口を割りそうになかった。
・・・・どれ、そろそろ時間か。牛車を用意せよ、街の劇場へ参るぞ。
フェイド王への返事はこれから始まるアウスルクスによる教義の演説を聞いてから教典と共に送るとしよう。(王の間を出て行く)

【劇場にて】
くっくっく・・・教父、なんとも禍々しい気を感じるぞ。準備は万全、ということか・・・?

教父「もちろんでございます陛下。陛下のおかげで我々の望みがかないそうですよ。
    ささ、こちらへどうぞ。壇のすぐとなり、陛下のための特別な席でございます。(王を案内する)」
24雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/09(金) 19:33:07.07
>>22
ミツバチと妖精は昔から仲が良いの。
だって私たちミツバチを果樹の花に誘導してあげるもん。
そして、そのお返しにハチミツを少し貰うの。
この国のハチも妖精との仲は悪くないみたいね。

(魔術で取り出されたプラムの実に近寄り)
Σわっ、つやつやしたプラムの実!
皮は酸っぱいかもしれないから、ハチミツと一緒に食べるのがよさそーね。
んー……おいしー!

(食べ終わると、ガラス小瓶を持ち上げて)
それじゃ、ビンを返してくるねっ。
あっちの方に、いっぱいガラスの瓶とか、良く分からない物が置いてある建物があったの。

(ふらふらと飛びながら、近くの建物の崩れた部分から金属の円柱が立ち並ぶ部屋の中に入ってゆく)
25アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/09(金) 19:35:24.51
青い空の下、変わらず黒衣に身を包んだ男は大勢の観衆の注目を集めながらゆっくりと壇上に登った。
そのすぐ右側には王・アイギスが為朝と共にその姿を眺めていた。王の周囲は武装した近衛兵らが厳重に目を光らせている。
風になびくはオスティア王国の国旗、そしてカーラ教の螺旋と二つの鍵を合わせた紋章が刺繍された旗だった。
後ろの者にまで声が聞こえるよう、会場はコロセウムに似たつくりになっている。ここは本来街の演劇場である。
観客は王が招いた有力者やその家族、国の官吏が多いが、平民らの姿も多く見受けられた。

(これだけ多くの観衆の前に立つのは何年ぶりか。我々は帰ってきたぞ。)
まず、本日は我々の教義をお聞きに参られた方々に感謝を申し上げます。私もできる限り分かりやすく説明するよう心がけます。
それでは。あなた方は何か宗教を信じておられるでしょうか。その宗教のほとんどはいわゆる『神』を崇拝するものですね。
現世利益、死後の安息、それを望まれるは人として当然のことかと思われます。しかし、それがすべて「嘘」であったらどうします?

(どよめきが起こる)

我々の教団、すなわちカーラ教は古来より『魔聖教』として活動しておりましたが、古の王たちは我々を徹底的に弾圧し教典を焼きました。
その理由はといいますと、「かの教えは他宗教全てを否定するものであり、国を惑わす。」という物でありました。
この国に存在いたします無数の宗教は先ほど申しました『神』が『人をつくり世界を創世した』という理由で崇拝を受けるものです。
それに対し我々は『人を造り世界を生み出したは神に非ず、魔族なり』を第一に掲げ教えを広めていました。
もともと我々は少数派でしたが、勢力が拡大するにつれて危機感を感じた先ほどの『神』を崇拝する教団の者たちが次第に我々を敵視するようになりました。
時の王と接点を持つ一部の大物信徒たちは我々の教団を弾圧するよう迫ったのです。彼らと同じく『神』を崇拝する王は彼らの讒言に騙され、我々を皆殺しにしたのです。

(観衆のどよめきがさらに大きくなる)

・・・すぐには信じられないかとは思いますが、それが真実であります。その証拠が、彼らの讒言なのです。
我々旧魔崇教の幹部と話し合いの場を持つわけでもなく、唐突に排斥を王に勧めたのは、『我々旧魔聖教の教えが正しく、これ以上信徒が増えれば自分たちの教団が嘘をついていたとばれてしまうから』
という理由に他なりません。我々を殺すだけでは足らず、教典まで全て焼いたのは後世に現れるかもしれないこの真実を知った者を生み出さないためでしょう。
以上のことから、我々は全ての他宗教の信徒らを『嘘吐き野郎』と断言させていただきます!
(・・・つかみは上々、ここからが勝負だ。・・・王は相変わらず無表情か。あの男だけは何を考えているのか分からん。)
26アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/09(金) 19:37:02.31
皆様、お静かに。この事実をお知りになった陛下はたいそうお嘆きになり、我々オスティア王国は利権をむさぼる詐欺師たちを許してはおけない。
と私にどうすればいいのかをお尋ねになられたので、魔聖教を国教とされては?と進言したのです。

アイギス「(くっくっく・・・余をだしに使う、か。面白い。)」

陛下はそれをお認め下さり、私はその日から教団復活の準備を模索しておりました。こうして皆様に真実を知っていただく場を設けられたのも全て陛下ご協力のおかげであります。
陛下が名乗っておられます『大魔縁』は地上の魔族を統べる王の意を持ちます。陛下は魔族の頂点に立たれたのです。
今後魔聖教改めカーラ教を否定することは、詐欺師に協力し、陛下をないがしろにするということに他ならなくなります。
一般の皆様はこれまで通りの生活を営んでいただけますが、カーラ教以外の宗教を信じておられる方は直ちにおやめになるようお願い申し上げます。
慈悲深い陛下は突然の国教化では皆が困惑するとお考えになられ、今日より一年をカーラ教への移行の期間と定めました。
今日より一年後以降に他宗教を信じる者は国家反逆罪とみなし逮捕、死罪となります。各教団の施設には監視役を置きました。不穏なことは考えないように。
各教団の幹部らは一年後までに教団を解散、または国外退去するようお願い申し上げます。
皆様がすべきことはただ一つ、魔の王である陛下を崇拝することです。皆様の記憶に新しいオスティリア大火の折にも陛下は民を優先して避難させました。
民を慈しみ徳をお持ちである陛下を崇めることは当然と言えば当然でしょう。全ては国のため、皆様のためなのです。・・・以上です。皆様、よろしくお願い致します。これで私の話を終わります。
(壇より降り、席に座る。観衆には教典とその趣旨のまとめが配られていた。)

1、大魔縁の称号を持つ者は魔族の王であり、陛下を崇めることは魔族を崇めることと同意である。
2、カーラ教は国教とし、その他教団は一年以内に解散または国外退去を命じる。それ以降は国家反逆罪として処罰する。
3、人をつくりしは魔族、神に非ず

客席がざわつく中、王・アイギスが壇上に登り、こう言い放った。

アイギス「この世に存在せし数多くの教えを崇めしものよ、我が取り決めに不満があれば、その信仰の全てを以て余に挑め!!
      余の行く道を阻む者、全て討ち払え。余は己が道を僅かもどきはせぬわ!!!」

(群臣席からは大きな拍手が巻き起こった。)
27フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/09(金) 19:45:49.29
フェイド王は、使い魔である白鳩メルシィに妖精ユピティーへの手紙を託しました。

>>14
ユピティー、返事が遅れてごめん!

第2巻どういたしまして!
僕にとっても大切な世界だからね!
そうだよね、脅かさないで欲しいよねっw
でも夢魔さんの怒った姿って何か凄艶そうだよね。

それで僕、国内を視察中に刺客に襲われて右太股を負傷してしまったんだ。
今は松葉杖の生活をしてる。でも、心配しないで!
政務は普通に執れてるし、暇な時間に書物だって読める。
さっきも妖精の本を読んだばかりだよ。

君はどうしてる?
28村井貞勝:2011/09/09(金) 23:33:42.79
前スレ>>474
まぁいいじゃねえか、人格のこたぁ!
ちッ…入るんなら早く入れよ!
あぁあぁ、奢ってやるから好きなもん食べな!
それで積もる話ってなんだ?とっとと食って喋っちまいな!
29紳士フォックス:2011/09/10(土) 19:48:38.60
>>24
なるほど、そうなんですか。いわゆる共生関係にあるわけですね。
プラム好評なようで嬉しいです。では、デザートにさくらんぼをどうぞ。
デザートは別腹ってよく言いますからねw

はい、分かりました。何かあったら、大声で呼んで下さいませ。
ここで待っていますよ。
30雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/10(土) 21:03:12.44
>>27
(鳥の羽音に見上げれば、小さなカバンに手紙を入れた白鳩が舞い降りてきます)
素敵なカバンね。あなただーれ?

(白鳩は語ります「私はフェイド王の遣いメルシィですわ。王の命で貴女にお手紙を運んできて差し上げましたの」と)
えっ、王様から私にお手紙?

(受け取った手紙を開いて)
足を怪我……うーん、心配しないでって言っても心配ね。
ちょっと待ってて、森の中なら怪我に効きそうな薬草があるかも……。
アンフェリウムの蔓か、リトレの葉は無いかなー?

(メルフィを待たせて、しばらく辺りを飛び回ると、どこかから植物の蔓と赤い実を持って帰ってきます)
Σあった!

(ユピティーは手紙を裏返し、赤い実をすり潰して字を書きます)
王様、私は元気よ。
それに世界樹の手がかりも見つけたわっ。
フラングスって山の向こうにあるみたいなの。

心配しないでって書いてたけど、ケガに効く薬草をメルシィのカバンに入れておくよ。
太陽で干してから、お茶みたいにして飲むの。
バート・ブリヤンの温泉なら、もっと傷に効きそうだけど王様だから遠くには行けないかなー?
それじゃ、またミストラングに寄った時はよろくしねっ。

(植物の蔓と手紙を白鳩のカバンに入れて、ミストラング向けて飛び立つのを見送ります)

>>29
(広間の奥の台座にガラス瓶を置いてから室内を見回すと、すぐ近くに金属の彫像を見つけます)
あれ? さっき入った時はあっち側に置いてあった気がしたのに?
んー……。

(じっと見つめていると、金属の彫像がギギッと動いて突進してきます)
Σわわっ……やっぱり生きてた!
ガラス瓶を持ってって使っちゃたのを怒ってるの?
あれは誰も使って無いみたいだから使っちゃったけど……。

(ふわりと天井まで逃れ、動きまわる彫像を見て)
ずっとこっちに向かってくるし、とっても怒ってるみたいね。
ガラス瓶を戻したのに許してくれないし、何にも喋らないもん……。

(金属の彫像は、古代の人々が街を守る為に作った意思無く動き回る象。いくら宥めても止まりません)
うーん、これじゃ出られないなー……あっ、そーだ。
フォックスなら、この堅そーな人と仲直りさせてくれないかなー?

……フォックスー!
31肖像画の夢魔の囁き ◆666.lKF8HQ :2011/09/11(日) 03:08:01.85
>>25-26
(天球のカケラを覗き込み)

随分、集まったものだわ。こうしていると時々思うの。「もしも体があったら、どんなに素敵かしら」
そしたら、自分の足であそこまで歩いていくわ。聴いている人たちに混じって、肌に風を感じるわ
みんな、なんて目をしているのかしら。あんなに期待に輝かせて……
アウスルクス教父のお話に興味があってもなくても、劇場にみんなで集まってなんて、特別なイベントですものね
みんなが非日常の高揚に酔っている間も、私は一人、局外者でしかないわ
……なーんて、考えても仕方ないわよね
さて、お話聞かせてもらうわよ、アウスルクス?

(先ず、既存の宗教が欺瞞だったらどうするかと波紋を投げかけるアウスルクス)

あ。あそこの貴族、内心かなり動揺しているわね。威厳を取り繕おうとしているけれど
きっと、小さい頃から「神」の教えを信じ切っていたんだわ
反対側の集団は、わざと騒いでいる感じね。話の内容より、ただ騒げればいいって感じね
あそこにいる暗い感じの青年は……態度には表わさないけど、かなり「魔聖教」に親しみを感じているわね……
魔族崇拝の話になった途端、目の色が変わったわ
人って面白い
百人いれば百通りの表情を見せてくれるんですもの
あの中の一人を連れてきて、アウスルクスが同じ事を言い聞かせても同じ表情をするとは限らないわ
でも、「特別なイベント」……みんなで集まって、高揚して、それが彼の思惑にとって有利に働いているんだわ

(さらに、アウスルクスは魔聖教の国教化と異端排除を宣言する)

これで、あの人達に選択の余地はなくなったわね。思想だけなら、信じる信じないは人の勝手
でも、あの人達が依存している王国を持ちだされたら、従わなければ生活に影響が出るもの
教団がオスティアという皮を被った一大領域国家になるとしても、反対にオスティアが教団を飲み込むとしても……
この国は魔族が統べる国になる、というただひとつの事実は変わらないのね

……「聞かなければよかった、と後から言い出すのはナシ」
ふふふ、アイギス陛下は私を同胞だと思ってくれているのね
私は、アウスルクスの言葉を喜ぶことも、怒ることもできないわ
だって、私は局外者だもの

世界は終わらぬ夢
人はその夢を現実と思い込んでしまうように、神も魔族の区別も、あってないようなもの……でしょう?
★★★ 人物紹介 ★★★

 オスティア王国・魔導院で働く魔術師。魔法力はそこそこで、早すぎず遅すぎない時間に出勤し、
その日の仕事を切り上げたら残業もせずに帰る。仕事において目立った功績もなければ、目立った落ち度もない。
出世に対する意欲も無く、同僚と争うことをしなければ、親しく付き合うこともしない。毒にも薬にもならない人物。
同僚からは「居ても居なくても変わらない」「浮いている変わり者」「鈍い奴」と思われていて、
自分自身も別段それを気にしていない。
 彼が情熱と野心を傾けるのは、むしろ私生活に対してである。彼は茶の蒐集家で、また愛飲家である。
彼の狭い住居には、世界中から蒐集したありとあらゆる種類の茶(……緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶、
固形茶、粉末茶、薬草茶 et cetera et cetera...)が所狭しと並んでいる。
だから彼の住居に足を踏み入れると、家具調度品に染み込んだ茶の香りに迎えられる。
彼はそれらの茶を「いかに保存するか」「いかに良い味に淹れるか」ということを追求すること、
仕事に対する熱意の比ではない。
 彼の究極的な野心は、その体に染み込んだ茶の浸出法・煮出法を究極の域に高めるとともに、
喫茶時に「完全な精神の調和・安定」を実現すること。
つまり茶葉の選定から、家に持ち帰り、淹れる工程を経て、口に入れ、嚥下し、余韻に浸るまでの
千変万化の感情・精神を最大限に良質なものとすることである。
 彼の人生の目的は喫茶哲学とともにあり、精神的な「茶の王国」を築くことであるから、魔導院の職員である自分は
生活の糧を得るための仮の自分でしかなく、王アイギス・テルシテスの意思や魔聖教といった国是にも
何ら興味を抱いていない。
(夢で一人の女に出会った。後にビオレゲンスの玉座の間で再会する事になったその女は、
興味ぶかげにこう尋ねた。『いつからお茶が好きなの?』)

 いつからだって?

(わしは目の前の女に向って、というより己の心に向って語りかけた)

 初めて物心付いた時の事をはっきりと覚えているか? それと同じだ。それに好きなものを好きな理由なんてものも、
言葉にできると思ったら大間違いだ。 ただ、最初の記憶は十にもなっていなかった時だ。
祖母の笑顔が見たくて紅茶を淹れた。そこらの土産に売っているようなティー・バッグだ。
だが、あの時淹れた自分の味は忘れんだろう。あの笑顔、ありがとうの言葉もな。
同じ茶を、今度は自分のために淹れた。腹が膨れるまで、何度も何度もな。それが初めて茶の味の虜になった思い出だ。

(思う。ここで女がティー・バッグという言葉に見下した様子を見せたら、
あるいは「思い出補正」で美味かったのだろうなどという平凡な解釈を表に出したら、わしはこの話を打ち切ってやろうと。
わしも一度は、見下したことがある。当然だ。だが、凡そ五千、いや五千五百を越えたか。銘茶と呼ばれるものも、
そうでない茶も飲んできた。その上で、ティー・バッグにも馬鹿にできないもの、
またティー・バッグに相応しい場面もあると分かった。
この過程を経ていない者が、茶についてあれこれと批評をするのは、好かない。
だが、女はそんな様子は見せなかった)

 ……次の記憶は、十代の半ば頃だ。一般に言われる青春など無かった。魔導も嫌いだった。
魔導は「学友」がわしを苛める道具だった。
だがわしは勉強した。勉強以外、する事が無かったからと言っていい。その合間に、必ず茶を淹れて飲んだ。
湯を注ぐと十秒も経たずに濃い味と、渋みが出る、安い緑茶だ。
わしは試行錯誤した。湯を大目に沸かし、そのいくらかでポットを温める。湯がどのぐらいの時間を置けば
どのぐらいの温度に冷めるのか。どのぐらいの温度の時に注ぎ、どのぐらいの時間蒸らせば一番美味くなるのか。
上手くいかぬ内は、わしは不機嫌になった。苛立ちを隠さなかった。なぜ茶ごときでと鼻白まれた。
理解できぬのならよい。わしは試行錯誤を続けた。五年ほど。
わしの青春は茶の匂いが染みついたものと言っていいわい。
小遣いをもらうとな、都会に行って茶を買った。大海原に、羅針盤を持たずに漕ぎ出て行く船乗りと一緒よ。
絶対的に飲んだ茶の種類、数が少ない。経験から味を脳内で系統立てることがまだ出来なかった。
飲むもの、飲むもの全てが新たな味だった。
わしの内面の、経験という部屋の中に、「新たな味」の雑多な集合体が積み重ねられていった。
やがて心が千差万別の味から「最も好きな味」を見出し、それを中心に、その外側にそれとの差異が小さい順番に
幾多の味が並ぶ、同心円状の「目に見えない茶辞典」が形成されるようになるまでは、
我武者羅に買い集めたものよ。

(「最も好きな味」という言葉に、女は興味を惹かれたようだった。そんなに沢山のお茶を飲んだ貴方の思う、
最高のお茶が知りたいわ、と言った)

 ちっと、待っていろ。この棚の、ここの、これじゃ。「JUNGPANA」。だが、これはわしの最も好きな味じゃ。
お前さんも同じであるかはわからん。人の味覚は、北で育ったか南で育ったか、幼少からどんな味で育ったか、
という先天的な要素や、本人がどんな味を選んできたかという後天的な要素で微妙に変化する。
だからわしは客に「お勧めの茶を」と言われて、無条件にこれを勧めはせん。
よくその人間を観察し、おおよその好みを察した上で、出すことにしておる。
むろん、その相手の好みを踏まえて、湯加減も浸出時間も微妙に変える。

 「茶がこんなに美味しいものだとは知らなかった」……自慢じゃがの、そう言われたことは何度になるか覚えておらん。
その言葉を言われるのは幸福じゃ。喫茶に哲学あり。その哲学が実証されるのは自他の区別なく、喫茶時に精神が和らぐ時じゃ。
わしはその精神の和らぎを、どこまで高めることができるのか知りたい。
それは喫茶を中心とするが、喫茶という枠に留まらず、常日頃の生活や心の持ちようにまで要素が広がること。
そう思っておる。

(女は、笑って「私にも何か淹れてちょうだいな」と言った。わしが黙って淹れてやると、女は世事を言う風でもなく
「お茶がこんなに美味しいものだなんて知らなかったわ」と言った)
(職場、魔導院の教務局、「アカデメイア」と名付けられた学堂。
すでに教場には、数十人の十代前半の少年達が集まっていた。
王国では魔聖教の国教化に次いで、年少者への魔導教育が導入されたのだが、
アルテミシオンが「教師」の職に就くことになったのである。
彼が教場に入ると、少年達の無邪気な好奇心の目が注がれる)

 初めまして! アルテミシオンじゃ。これからみんなの先生になる。よろしくのう。

(彼が手をかざすと、現れた光の粉が集まって"Ultimecion"と書いた。
簡単な魔導である。それでも少年達は息を飲み、彼に注がれる目は「授業を聞きたい」という姿勢に変わった)

 教科書は持っているかのう? (少年達は得たりと机上に魔導院謹製の教科書を出した)
今はそれを使わない。……まずわしがきみ達に質問をしよう。きみ達はこれから魔導を学ぶが、それを学び得たら何をしたいか。
ミケル。

(彼は名簿を見て、ミケルという少年を名指した。無論初対面である。少年が「はい」と答えて初めて顔を認識した。
この場合、答えさせる生徒は誰でも良かった。ミケルは起立するものの、恥ずかしそうにはにかんで首をかしげる。
「まだ、わからないかの」と言うアルテミシオンに、やはり恥ずかしそうに頷いた)

 それで良いのじゃ。きみ達が魔導を学ぶ意義は、これからきみ達自身が見出すのじゃ。
それだからして、わしはひとつ言うておくぞ。受け身になられるな! 授業をさーっと聞き流し、忘れてしまうのではなく
それぞれ毎回の授業のたびに、何か心の中に考えを抱いてもらいたい。
授業の最後には、毎回考えたこと、気付いたこと、書いて提出してもらうぞ。
その日その日の気付きが、積み重なって一つの成果となるわけじゃ。

(魔族統治の尖兵になるのだ、などとは口にしなかった。命題を始めから口にされるのは楽なものである。
だがアルテミシオンは少年達が自ら思索する環境を用意したかった。
彼自身が喫茶について並々ならぬ苦心と思索を重ねているようにである。
それから彼は学堂での規則を説明し、一つの簡単な魔導を教えた後、その術の意義や仕組みを細かに説明した。
まず実践させ、その後に一見迂遠に見えても必ず対話を通して術の意義を伝えた。
基礎から打ち立てていく思索家タイプの、アルテミシオン好みのやり方だった。
メリハリを付けているから、生徒も付いてくる。……授業の後)

 では皆、実技で体力を消耗し、書き物で疲れたことじゃろう。
ケーキの時間にしようかのう。

(アルテミシオンは部下の事務員にケーキを用意させると、自分は紅茶を淹れた。
「SINGBULLI」のファーストフラッシュ。新春、植物の芽が萌え出でるような若々しい芳香を放つ紅茶である。
魔導で湯を沸かし、数十人分のティー・カップを温め、紅茶を淹れるための湯は手間をかけて手作業で沸かす。
茶葉を掬う量は、体が覚えている。湯をポットに回し入れ、砂時計をひっくり返す。
砂が落ちきると、カップの中の湯を霧消させて茶を注ぐ。
この時間のメインはあくまでケーキなのである。少年達もケーキに夢中になるだろうし、実際そうなった。
アルテミシオンは「SINGBULLI」をケーキの最上の添え物として、知らず、ケーキの味を最大に引き出し、
また無意識のもとにその芳香で少年達の胸を明るくするように、気遣って淹れた。
和気あいあいとした席にあって、満足そうに目を閉じながら、彼は紅茶だけを楽しんだ)


(……喫茶による精神の安心は、やはり、人に淹れた時の方が得やすいものじゃ。自分のために淹れると、
どうしても批評的な目で自分の茶を見てしまう。一人の茶の時間は、どうしても自分に試験を課すような気持ちになってしまう。
本来は、人に淹れようが、自分に淹れようが、精神の安定は変わってはならん。
それこそが、哲学を実証するということなのであろうが……)
35紳士フォックス:2011/09/11(日) 18:26:53.36
>>30
おやおや、”姫”がお呼びなようだw
行って差し上げなくては。
(世間知らずな優しい娘よ、と苦笑しながら木の切り株から立ち上がるフォックス、
だが少し楽しそうだ)

…ユピティーさん、お呼びですか?
36雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/11(日) 23:02:47.19
>>35
(崩れた壁の部分から、大広間の様子を窺うフォックスを見て)
あっ、こっちこっち!
この堅そうな人が怒ってるみたいなの。
さっきからずっと飛びかかってくるし、姿隠しで隠れても何だか見えてるみたい。

(ユピティーは広間の天井近くから、降りられずに留まってます)
うーん……何を言っても、ずっと暴れたままだよ……。
ガラスの瓶を持ってっちゃったのを怒ってるのかなー……?
どーすれば、機嫌を直してくれるんだろー……。

(金属の彫像は疲れた様子も無く、重そうな槍を振り回し続けています)
37フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/12(月) 19:30:11.27
(じくじくと痛む右太股を押さえながら)
…治るには二ケ月、か。確かに矢は余の太股を貫通していた。切って抜いたはいいが、
傷口が膿まないか心配だ。
それにしても、カーラ教とは…?アイギス殿は一体どのようなお考えなのか?
詳しく内容を知らぬ限り何も分かり得ぬが…
この国にまで布教の願いが来ると厳しいな…

そういえば、ムーダンやユピティーはどうしてるかな?世界樹の夢を見た事も伝える
べきだったろうか…?
今日の自由時間は、新しく発売された、オスティリアの地勢図を見るか。
セバスチャンに飲み物を頼もう。カランカラン…
38紳士フォックス:2011/09/12(月) 21:04:49.35
>>36
ユピティーさん、危ないのでそのまま避難していて下さいね。

(古いゾディアック語で何事か話し掛けるフォックスだ)

『ギギギ……ギ…ギギ』

(やがて金属の彫像は重槍を降ろすと、全く動かなくなりました)

ユピティーさん、もう大丈夫ですよ。
この「ロボット」はこの遺跡の財宝をずっと護っていたんです。
安心して眠るよう告げましたから、次に古い言葉で話さない限り、また動き出す
ことはありません。
>>31
アウスルクスの説法が終わり、王は兵団に牛車や旗指物の片付けを命じて自らは為朝ら親衛隊と城へ戻った。
アウスルクスは今後の布教計画を詰めるのと今日の成果を話し合うため末後の宮殿へ帰って行った。
王の間に入った王は玉座に座り、肖像画に話しかけた。

くっくっく・・・お主は余を非難するか?それとも賞賛するか、いや、反応なしもありうるな。
いずれにせよ我々の新たな道は定まった。ここビオレゲンス以外の街でも信徒らが教義を説いておるようだ。
今更なかったことに、とすることもかないそうにない。古の者の言葉を借りれば賽は投げられたのだよ。
余はこの国を滅ぼそうとしておるのではない、新たに生まれ変わらせようとしている、と言うのは以前にも話したことがあっただろうか。
今日の説法はそれの土台造りだ。これから本丸に取り掛かるところだ。案ずるなよ、無差別に異端者を皆殺しはしない。そのための猶予期間よ。
それ以降は自己責任、余の知ったことではない。万事アウスルクスが取り仕切るだろうな。
・・・・・・やはりお主は不満か?いつもとは違い悲哀に満ちた顔をしておるな。許す、お主の想いを余に申せ。

>>37
アウスルクスの話も終わった、今日中にフェイド王の元へ返書をしたためるとしよう。
(卓の上に置かれた竹簡、筆、硯を取り書を書き始める。)

【返書>>20
繰り返し書状にて失礼する。お加減はいかがだろう?この度は誠に災難であった。
余の使者がもう少々早く到着していればこうはならなかっただろう。貴殿には少し悪いことをした気もする。
貴殿への見舞いの品と言ってはなんだが、この書状に菓子を添えよう。桂心という菓子だ。余からの気持ちとして受け取ってくれ。
周辺諸国との戦争に関しては今後できる限り避けていきたいと思う。国内政策としては旧都オスティリアの再興を中心にして参りたいものだ。

きっと貴殿が一番気にしているだろう教団の問題に入る。つい先ほどといっても余がこの書状を書く少し前だが、教団の現トップによる説法が終わった。
その内容は全て書記官に記録させてあるから、その複写と観客らにも配った資料と同じものを渡そう。
先日の書状では教典を送ると書いたが解説書があれどなにぶん難解で学者たちも理解できぬものでな。このほうが分かりやすく貴殿にとっても良いだろう。
菓子と文書はこの書状と共に使者に持たせておいた。時間があれば読んでもらいたい。
尚、この教えの布教はオスティア国内のみとし、他国にまで進出することはない。御心配なさらぬよう。
我らの永劫の隆盛を祈り、余からの返書とする。
                                          【印】
書状が上がった、これを届けに行ってくれ。菓子と文書を忘れずにな。
(文官が書状を受け取り王の間を出て行く。)

今日は忙しい一日であった。退屈しない、と言った方が良いか。

衛兵「陛下、藤原頼長様の軍が帰還いたしました。頼長様がお会いしたいとおっしゃっております。」

ようやく戻ったか!通せ。(暫くして頼長が王の前に現れ、深く一礼する)
ご苦労だった。お前を戦に出したのはかの保元の日以来だな。今は体を休めよ。お前は働き過ぎだ。

藤原頼長「お久しぶりでございます陛下。特に目立った戦闘もなく、全軍無事で帰還いたしました所存です。
       お心遣いはうれしゅうございますが、見たところ職務が山積している様子。休んでいる暇などなさそうですね。」

はっはっはっは、お主が居らぬと仕事が片付かんと文官らが嘆いておったぞ。では今日は休み、明日からまた頼むぞ。

藤原頼長「ははっ。」

おっとそうだ、為朝が帰ってきたぞ。後で会わせてやろう。

藤原頼長「ほう、為朝さんが。それは良かった。なにぶん人手不足でしたからね。
       これで私も安心して己の職務に専念できるというものです。為朝さんにはこれからも働いてもらいませんと。
       おっと、長居しましたね。これにて失礼いたします陛下。(深く一礼し、退出する。)」
40アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/12(月) 22:27:07.46
【末後の宮殿】
黒衣の男は宮殿の奥部、蝋燭の立てられた怪しげな部屋へ入った。元は祭壇だったが今はここが教団の会議室代わりになっている。
男が部屋に入ると同じく黒衣を身にまとった者たちが拍手で男を迎えた。とは言っても拍手をしているのは指で数えるほどの人数だが。

信徒「ご苦労様でした、教父。我々の計画は大成功と言ってよいでしょう。私が受け持ちました地区でも市民らの反応は上々でした。」

そうか。

男はそっけなく答え、棚からグラスを取り出してそれにワインを注いだ。外の景色を見ながら楽しもうかと思ったのか、男は外に出ようとしたがここは霧が深い森の中で
ある事を思い出し、少し残念そうな表情を浮かべてから近くにあった椅子に座りワインを一口飲んだ。

信徒「・・・あの、教父、何かご不満でしょうか?なんなりとお申し出くださいませ。」

信徒が恐る恐る尋ねたが、アウスルクスが表情を変えることはなかった。そしてまたワインを一口飲み、言った。

不思議だ。二度と蘇ることはないと思っていた教団が、今再び蘇ろうとしているのだ。
もっと嬉しさがこみ上げて来ても良いのだろうが、今の吾は何も感じぬ。今吾にある感情は常日頃と変わらぬ「無」だ。
雌伏の時があまりにも長すぎたのだろう、吾の人としての感情は今となっては皆無だ。「無」の世界に生きる人とも魔族ともいえぬおかしな存在だ。
自分でも気持ちが悪い。吾は何を望んでいるのだ!!(グラスを床に投げつける。破片と赤いワインだけが残る。)

そしてアウスルクスはおもむろに己の腕を小刀で切り付け、赤い血を垂らした。

吾の血は人と同じく赤い、だがまるで痛みと言うものを感じない。傷もすぐに元通りだ。
そもそもなぜこんな気持ちになる、吾は人として生きたいか、魔族として生きたいか、どちらなのだ!!!

彼は何度も己の体を斬りつけ、血を流し、それを嘆くのだった。
この姿を信徒らも大いに恐れ、その日はそそくさと余所へ行ってしまった。
まもなく、アウスルクスは疲れ果てゆっくりと眠りにおちた。
41アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/12(月) 22:27:30.14
>>34
翌日、アウスルクスは目ざめ、今日の予定を静かに考えていた。

ちっ、あれほどの流血でも死なないどころか傷一つ残っていないとは、吾はやはり魔族の化け物らしい。

呆れたように一言つぶやいたのち、昨夜と同じ場所に信徒らを集めた。朝の礼拝は欠かしたことがない。
礼拝が終わると信徒らと朝食を取り、今後について話し合う。この時間は信徒らにとっても心休まる時間のようだ。

信徒「オスティア国内の学校では魔導教育が始まりました。幼少の頃は大人よりも覚えがいいそうで。」

アウスルクスは発言した信徒の方を見据え、興味深そうに尋ねる。

そうか。興味が湧いた、少々視察に参ろう。たまには子供らの顔でも見た方がいいな。
(地図を広げ、学校の印が付いた場所を指でなぞる。そして、ある印の上で彼の指は止まった。)
ここだ、ここに行こう。アカデメイア・・・・か。何やら異彩を放つ者が居るな。会いたい。
誰か、吾をここまで案内せよ。ああ、教典はいらぬ。今日は彼に会いに行くのと、子供らの顔を見るだけだ。
教義云々や教典に関する話は一切しない。それはまた次の機会だ。供も要らない。吾一人でよいわ。

アウスルクスは立ちあがると、宮殿の外へ向かい歩きだした。信徒たちは唖然とした表情で彼を見送るしか術がなかった。
昨日の一件に続き、今日の彼の様子、長年アウスルクスと共に過ごしてきた信徒らも彼の真意をはかりかねていた。
外へ出たアウスルクスは霧深い森を歩きながら、一人アカデメイアに向かい歩くのだった。
42雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/12(月) 23:56:35.79
>>38
(フォックスの口から聞きなれない言葉が流れ、彫像が動きを止める)
あっ、動かなくなっちゃった。

(もう大丈夫との言葉に降りてくる)
ありがとっ、フォックス。
ふふっ、やっぱり呼んでよかった。

(話を聞いて)
誰も住んでる人間がいなくなったのに、ずっと頑張ってたのね。
ここって、他にもロボットの仲間がいるのかなー……?
そーいえば、ロボット……ってなーに?
この堅そうな人、なんとなく岩男に似てるけど、もっと堅そう。

あっ、ロボットが寝てるし、お話は外に出てからにしましょ。
静かに寝かせてあげなくちゃ。
(一度振り返って彫像を眺めると、ふわりと外へ)
>>40-41
(早朝四時半)

ちと早く起きすぎたわい。身支度は五時には終わるだろうし、出発まで一時間半は余裕があろうかのう。
ラッキーじゃ。早めに支度を終えてお茶にしようか。

(彼はいそいそと身支度を済ませると、次の瞬間にはもうティー・カップを傾けていた。
傍らに置かれた茶缶には「LADY GREY」と書かれている)

うむ、やはり朝の出勤前は肩に力が入っているようじゃ。気が引き締まっておるのは仕事には良いが、お茶には影響が出るのう。
お茶は物語の本と同じじゃ。味や香りの広がり、嚥下した後に鼻を通る清涼感、自分の心の変化、それはストーリーじゃ。
どうやら今のわしのストーリーは、仕事に気を取られているようじゃな。まあ、この時間では仕方なかろう。
帰ったらまたいれてゆったり飲んでやる。リベンジじゃ。

(アルテミシオンは職場の学堂に出勤する。やはり気が引き締まっているのか、私生活ではゆったりした足取りが早くなる)

おはよう。

(事務員に挨拶すると、事務員もおはようございます、と挨拶を返し、アウスルクス教父の視察が今日であることを伝えた)

何。冗談ではあるまいな。この歳まで生きてきたが、わしの人生にそんな大物が関わってくるとは夢にも思わなかったぞ。
といって、授業を中断するわけにもいかん。教父が到着されたら失礼をお詫びした上で、教場にご案内するのじゃ。

(そう言って、彼は教壇上の人になっていた。生徒達に教父の視察の件を伝え、いつも通り授業を受けるように言う。
出世に血道を上げる教員なら、生徒の負担を承知で教父の気に入るようなパフォーマンス的な授業をするだろうが、
彼は普段通り、今日の予定をこなすことにした。この辺りが鈍い奴と言われる理由になっている)


(教父が案内されると、目礼して授業を継続する)

……人の体に流れておるものは何じゃ。ルゲイエ君。そう。血液じゃな。生活が不摂生だと、血液はどうなる。巡りが悪くなったり、濁ったりするじゃろう。
魔導力も体の中を巡っている。血液に似ているんじゃ。だからして、生活が不摂生だと魔導の修練も効果が高まらん。普段の生活から見直す必要があるんじゃ。
では今日は、普段の生活の他にも、魔導の波動を高める体操と呼吸を勉強しよう……。

(前半の授業が終わると)

教父。教職に就いております、アルテミシオンと申します。何のお構いもせずに失礼致しましたな。
生徒達はご覧になった通りよく学んでいます。細かいカリキュラムのことなどは後ほど書類をお渡し致します。

(精神的に疲れているようだの。随行員も連れず、生徒達に講話をする予定でもなさそうじゃから、ふとした気晴らしにでもということかもしれん)

いつも、前半と後半の間にはお茶とお菓子の時間を設けております。子供達と一緒にいかがですか。
今日はダークチェリーのケーキですが。

(アルテミシオンは礼をして退席し、自分はお茶の準備をする)

気分が優れぬなら、見た目も味も清涼感のあるものが良かろう。「君山銀針」でも出してやろう。

(耐熱ガラスのポットとお湯、産毛に覆われた、銀色の針のような茶葉を持って戻る。
温めたポットに茶葉を入れ、お湯を注ぐと、はらり、ひらり、浮き沈みする)

それでは、いただきましょうか。

45紳士フォックス:2011/09/13(火) 20:25:54.64
>>42
いえいえ、どういたしまして。
(ユピティーと一緒に外へ出る)

…実は私も異世界にいた者でしてね、これと同じようなロボットを見たことがあるんです。
ロボットというのは、人間が作った人間のことですよ…ピンからキリまでありますがね。

さて、次はどこへ参りましょうかね?お宝を探して遺跡をぶらつきますか、それとも…
空飛ぶ絨毯でも見付かれば、バイさんとの旅も楽しいものになりそうですが。
46雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/14(水) 18:09:32.64
そーいえば、ファトナはどーしてるんだろう?
少し前に世界が大きく揺れた感じがしたから、迷っちゃってたりして……。
西の方にいるって言ってたけど、心の声を送ってみたら届くかな。
んむむむむー……ファトナー、聞こえるっ? えいっ……えいっ!
(北西の辺りを向いて目を閉じると、両手を突き出して何かを送る感じの仕草をします)

>>45
(ロボットの話を聞き)
人間の作った人間……それって子供のことじゃなよね?
ドワーフみたいに手で捏ねて作るのかなー……?

(行き先を問われて)
そーね、ここを探すのは大変そうだからバイの所に行きましょ。
寝てるロボットたちを起こしたらいけないしねっ。

(古代の都を出て北へ向かうと、やがて試練の泉が先の方に小さく見えてきます)
あれがバイが試練を受けてる泉よ。
うーん……でも、なんだか変な人がいるみたい……。
バイの顔はつるってしてたのに、あの人は顔がもじゃじゃしてて全然違う!
もしかして追剥って人かなー……。
見つからないように、こっそり近づきましょ。
47世界樹サイル:2011/09/14(水) 18:27:12.53
カヤ・・・
  カヤ・・・・
48アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/14(水) 21:49:21.35
>>42-43
アウスルクスが訪問した学校・・・アカデメイアで彼はアルテミシオンと名乗る教員に迎えられる。

(・・・吾が感じた異彩を放つ者、とはこの者のことだったか。)

アウスルクスは心の内でそうつぶやいた。魔導が陰であるなら、彼は陽。魔導を教える者とは到底思えなかった。
むしろ教会に引き取られた子供たちの前で聖なる教義を説く、それの方が向いているとさえ思った。

(これまで吾が会った魔導の教員は皆邪気を放ち、見る者を圧倒する気が感じられた。
 だがこの男はなんだ?魔の力がまるでない。これは面白い奴だな。)

・・・いかんな。今日は余計なことは考えず視察を行わねば。
いえいえ、突然押しかけて来たのはこちらの方ですから。仕事の邪魔をしてしまいましたなぁ。
では茶をいただきましょう・・・・これはなかなか香りが良いですね。風味をこわしますから何も入れずそのままの方がいいでしょう。(茶を飲む)
うん、香りに劣らず味も逸品です。これは思いがけない収穫がありましたね。(しばし余韻に浸る)

茶とケーキを楽しみながら、彼は窓の外を眺める。外では子どもたちが元気に跳ねまわっていた。
多少風が吹いているようだが彼らはお構いなしに遊んでいるようだ。

子どもたちは元気でいいですなぁ。勉強も大事ですが体力や協調性を持つためにも遊びは必要ですよ。
私などは一日中古文書を読み漁っておりましたから今では体力がなくて困っているのですよ。
・・・おっと、こちらの自己紹介がまだでしたね。改めまして、現在教団を総括しております教父のアウスルクスです。
この度は思いつきで申し訳ないのですが、皆さんの学習環境等を見に参上した次第です。
私の見たところ、教材等の不足もなく子どもたちも学習に励んでいるようですね。これもあなた方教員の指導の賜物でしょうか。
今日は子供たち、そして教員であるあなたからの意見を聞いて今後の参考にしたいと思います。
なんでもご自由におっしゃってください。遠慮する必要はありませんよ。
49紳士フォックス(鴉):2011/09/14(水) 23:46:37.41
>>46
あのロボットに関して言えば、金属を加工して身体を造り、それに人工知能を搭載
したんですよ。そんなに質の高いものではありませんがねw

そうですか、それじゃあまた私も鴉になりますから、一緒にバイさんのいる所へ
参りましょう。
ロボットは起きませんよw試しにコンコンと叩いてご覧なさい。ビクともしませんからw

試練の池に不審な人影が?
…ああ、あれは髭ですよユピティーさんw髭剃りと石鹸を渡せばつるりんとした顔になりますよ。
しかしこのまま隠れて行動を逐一拝見させて貰うのも一興ですがね…。
>>48
お気に召しましたか。よかった。
お感じになったでしょうが、香味は強くない。柔らかで、微か。濃い味に慣れた人間が飲むと、白湯と紛うほど。
しかし嚥下した後に喉から鼻、脳天へと通り抜ける清涼感は、けっして他の茶が追随できるものではない。
一口で、昇仙したように心労が吹き飛ぶのです。
香味が微かだからこそ、飲む者は水を求めるように二碗、三碗、重ねて求める。そして心がどんどん軽くなる。
それが「君山銀針」なのです。

(テーブル上の耐熱ガラスのポットの中では、相変わらず淡黄色のお茶の中を銀の針が浮き沈みしている。
アルテミシオンは遊ぶ子供達に視線を移し)

わしなどの言葉を。ここには、もっと優れた教員が何人もいますよ。
わしは大したことは言えません。それでよろしければ……。

(遊ぶ子供達を眺めながら)

魔導教育については、色々な考え方があります。その中でわしの方針をよしとする立場は非常に弱いのです。
つまり、子供達を将来の魔導支配の尖兵とみなし、思想、技能、あらゆる点について軍隊に準じた教育をすべし、
という考えが支配的なのです。
彼らからすれば、わしのやり方は迂遠で無駄が多いという。そうかもしれません。それでも、わしはこのやり方を信じます。

教父は、王城に行かれた事がおありですね。演説をされた時には劇場にも。
あれらは千年経っても崩れないでしょう。職人の腕が良いからです。すぐに崩れてしまう粗悪な建築物とは違うのです。
あれを造った職人は言うでしょう。「無い知恵を絞って作りました」と。
無い知恵は絞れません。本当は、彼らには偉大な知恵があるのです。
人の知恵は、枯れることなく湧いてきます。その源泉は「経験」です。
そう、「経験」なのです。千年経っても盤石な建造物。人の心を震わせる絵画、音楽、工芸、文芸。
全て「経験」から生まれるものです。

あの子供達はまだ経験が浅い。それに何ものにも染まっていない。そんな未熟な者を、軍隊式に染めてしまっていいのか。
出来あがるのはつまらない使い捨ての兵隊ではないか。さっき言った、すぐに崩れる粗悪な建築物と一緒ではないか。
彼らには豊かな経験をさせるべきです。また、多くの思索をさせるべきです。行動、思索、両面で「大海に放る」べきです。
現実に直面し、挫折させることも必要です。やがてそれを乗り越えれば、成長するでしょう。
軍隊式の教育は、始めから用意された「答え」を与えるのと同じです。思考停止の強制です。
それが魔導教育の結晶ですか。多額の資金を投じて。アカデメイア建設の資金も、教員の養成も、色々なものが安くはない。
その結果がそんなもので良いのですか。
どうせ教育するなら「千年の逸材を」と思われませんか。

……まあ、いくら言っても理解してくれる者はおりません。ですから、せめて自分の担当する子達だけはと思いまして。

(アルテミシオンは力なく笑って、再びお茶に視線を戻した)

私が先ほどの考えを持ったのは、お茶のことを教育にも当て嵌めて考えたにすぎません。
五十年お茶を飲む中で思ったことなんです。
>>46
ここにいるよー!
ふにゃふにゃ…今、将軍様のお城にいるよ。お昼寝してたとこ。
将軍様がお出掛けしちゃったの。

ユピティーはどう?
52バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/15(木) 21:31:21.87
>>46>>49
(バイ・ムーダンはハウレットに言った)

止めましょう。貴方を食べる気にはなれません。貴方の様子を見ると、悲愴な思いで私の血肉になろうとしているのがわかる。
いいですか。この二十八日間、私が泉の生き物を食べた時、彼らは「自然」そのものの振る舞いをしました。
喜びも悲しみもなく摘み取られることを受け入れた木の実。
生存のために、もがいて逃げようとした小鳥と魚。
その二つが自然物の自然な反応ではないでしょうか。

ところが貴方は、本当は生きていたいのに、「より大きな善のために」命を捨てようとされる。
貴方はとても人間的です。不自然です。そんな状態の貴方を殺すのは嫌です。
「皇帝マーリンに命じられ、死を受け入れる臣下ハウレット」……。
こんな場面、人間の世界には腐るほどあります。

(ハウレットを帰し、思う)

とは言っても、どうしたものかな。お腹空いたし、体中また臭くなってきてるし、色んな無駄な毛が生え放題だし、全裸だし。
なんとかする体力も残ってないし。

……ん?

(二十八日間、自然の中で採取生活をしていたバイ・ムーダン。気配を感じる神経は鋭敏になっていた)

そこに、いるね。
小さな気配が二つ。
俺はお前達を殺す気もなければ体力もないから、出てくるといいよ。

(そう言う声はバイ・ムーダンの声そのもので)

……って、ユピティーじゃないか!

(目が合って一、二、三秒。もじゃもじゃの毛の奥で目がこわばる。手をさっと下半身に覆い被せる。
恥ずかしかった)
53ミンス島宮廷 ◆UreH6FrsiM :2011/09/15(木) 21:41:40.53
>>12
松本ドラゴン「喜べ、アイギス」
「お前を親の仇のように敵視していたヴァン・サン・菅はついに退位した」
「新たな王となったヨッシー・野田は、フン、不愉快だがオスティアとの和平を望んでいる」
「それでこの俺と、助手のハチローをここビオレゲンスに派遣したわけだ」

ハチロー「ここに来る途中、大火で焼けたオスティリアを視察してきました」
「なんというか…まさに死の街といった感じでした」
「この身に染み込んだ血と煙のにおいを、そこの夢魔につけてやろうかと思います」
54雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/15(木) 23:27:49.58
>>47
(風の中に、葉が揺れる音を聞き)
かやかや? うーん……変な音がしたなー?
いつもの世界樹の声に似てるけど、少しお調子者な感じね。

 >>49
髭の無い人間も髭が生えるの?
ずっと一緒にいたのに、バイに髭が生えてたことはなかった気がするけど……。
こっそり、髭そりと石鹸を使ってたのかな?

(木の陰から木の陰をササッと移動して)
ここからだと遠くて声は聞こえないから、もーちょっと近づいて確かめてみましょ。
そーだ。バイだったら、お腹が空いてると思うし、何か食べ物を持ってったほうがいいのかなー?

(近くの木から堅そうなクルミを手に入れると、それを抱えて少しづつバイ・ムーダンの方に近づく)

>>51
あっ、ちゃんと心の声が届いたみたいね……。
おはよっ、ファトナ。もしかして起こしちゃった?

(こちらの様子を聞かれて)
うん、こっちは元気いっぱい。それにエールの森で世界樹の場所を聞いたよ。
フラングスって山の中にありそうなの。
ファトナのいる場所から、ずーっと南のあたりかなー? 後で行ってみるつもりっ。

>>52
(岩陰から様子を窺っている所を、バイ・ムーダンに声を掛けられ)
Σわわっ、見つかっちゃった……。

(聞き覚えのある声に、ふわりと飛び出てゆく)
バイの声っ! うぅ……でも顔が熊みたいな顔に変わっちゃってる。
なんだか、ぜんぜん違う人みたい。

(裸には特に気にした様子もなく、抱えたクルミを持って近づく)
あっ、そーだ。もう試練って終わったの?
そーだったら、あっちの丘の木から取ってきたクルミがあるよ。はいっ。

(フォックスに向かって)
こっちはフォックス、暇だから旅をしてる使い魔なんだって。
色々、不思議な魔法を使ったりできるのよ。
55紳士フォックス:2011/09/17(土) 20:40:10.97
>>54
その辺りはこのフォックスにも分かりませんねえ。
使い魔には自然に髭が生えてくるなんてありませんからな。

(こっそりとユピティーに囁く)
あんまり近付き過ぎると感付かれますよ、自然の中でひと月も一人で生活した
人間は神経過敏になってるはずですからね。

あ、見付かってしまいましたか…。
(と言う声はただの使い魔にしては余裕に満ちたものだ。
だがムーダンとユピティーが気付くかは分からない)

>>52>>54
(ユピティーの紹介を受けて)
これは、ご紹介に預かりまして。使い魔のフォックスと申します。
(鴉から狐の姿に変身したフォックスは、バイ・ムーダンのために簡素な衣服と
下着、歯ブラシと髭剃り、石鹸とタオルケットを魔法で出しました)
どうぞ、これをお使い下さい。遠慮はいりませんよ。
56オスティア王国武闘派:2011/09/18(日) 03:06:47.48
妖精は皆殺しにすべきだ!
57バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/18(日) 09:53:21.61
>>54-55
クルミ。

(バイ・ムーダン、ユピティーがいっぱいに持ったクルミを、殻を石で割っては食べた。
余りに早く食べ、噎せてもお構いなしに二個、三個……
最後に泉の水を両手で一掬いして飲み)

ありがとう。熊みたいか。顔は熊みたいでも、体は骨と皮だけになっちゃったけどね。
それにしても助かった。ここから離れて木の実が沢山ある場所を探す力も残ってなかったから。
そう、試練が終わったんだ。これで良かったみたいだ。
樫の木の大賢者の使いがさっきまでいたんだけど、帰したよ。
これからエールの森に入る。
ユピティーと、フォックスか、二人は森に行けたのか?
マーリンには会えたのか?
……そうか、会えなかったのか。
俺と一緒なら会えるかもしれないな。

(フォックスの出してくれた下着と衣服を身に着けて)

驚いたな。鴉から狐に変身するなんて。名前の「フォックス」はそういう事だったのか。
昔から、狐の出すものは信用するなっていうのが相場だ。
でも、今はそれでもいいから厚意に甘えたい気持ちだよ。

クルミを食べたら力が湧いてきた。こうなったら、少しでもじっとしていられない。
三人で早くエールの森へ行こう。
道は二人が知ってるだろうから、案内は任せたよ。

(三人は緑に覆われた廃都へ)

……人間に切り開かれた土地を、森が取り戻そうとしてるんだな。
それでマーリンは、ここにもう一度人間の手が伸びるのを嫌がったんだ。
……不思議だな。こんな場所は知らないし、こんな建物も見た事ないのに、
なんだか懐かしい気がするよ。
58オスティア王国穏健派:2011/09/18(日) 17:17:26.83
>>56
理由が明確にされておらぬ!
59雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/18(日) 18:23:48.17
>>55>>57
(フォックスとバイ・ムーダンと一緒に、緑で埋もれた廃都へ向かいました)
バイは建物見るのって、しばらくぶりだもんね。
だから懐かしいんじゃないかなー。
この辺りって、建物はここぐらいしかないもんね。

(壁面を蔦に埋もらせ、朽ちた建物を見て)
この辺りの建物の中は、ロボットって堅い人たちが住んでるのよ。
昔の人に作られた、金属の体の人たちなんだって。
建物の中で不思議なものを、ずーっと守ってるみたい。

……ふふっ、実は全部フォックスから聞ーただけなんだけどねっ。

(元は広場だったらしき場所で、近くの苔むした石碑の上に座り)
ここを真っ直ぐ進めばエールの森だったよね、フォックス?
歩いても、そんなにかからないと思うけど……。

(石碑の苔を剥がせば、人の叡智は大いなる自然をも征する、と言う金文字が象嵌されています)
60紳士フォックス:2011/09/18(日) 21:16:32.81
>>57
ええ、そうです。安直な名乗りですよwでも、
「コングランス・チタン・プリズム・ディヴァインライト」
…な〜んて長い名前を名乗ったはいいが忘れてしまい焦るよりいいでしょう?
ハッハッ、服がいきなり葉っぱに戻るなんて事はありませんからご安心下さい。
試練の成果はどのようなものでしたか?ユピティーさんと森をさ迷いながら気になっていたんですよ。

>>59
(ユピティーに訊かれて頷くフォックスです)
ええ、そうですね。ここからそんなにかからないと思いますよ。
私もまた、鴉の姿になりましょうか。
それにしても、ユピティーさんは理解力と記憶力が並みではありませんね!
(うーむ…、利発で心根も優しいし情が移りそうだ。
しかし俺には世界樹を全て燃やして異世界でのうさを晴らすという計画が…)
>>53
ほう、あの男もあっけない幕切れであったな。せいぜい平穏な余生を送るよう伝えてくれ。
今も各地で有力者の襲撃が相次いでいるようだ。貴殿らも十分気をつけるのだぞ。
新王の就任にはお祝い申し上げよう。今後ともよしなに。帰りには祝い酒でも持たせてやるからな。
我らにしても貴殿らにしても争う理由はないのだ、いい加減睨みあうのはやめたいものよ。

ふっははははははは!!ハチローとやら、お前とは初めて会うが面白い感性をしているな!
あそこは今となっては確かに死の街といっても過言ではない、人も、野犬も、虫すらもいないのだからな。
あのまま放置するわけにもいかぬし、少しずつ復興に向けて計画を立てて行かねばなるまい。
ふふふ、その原因を作った一人、夢魔めに街をひとつ焼くとはどういうことかを教えてやるがよい。

>>56>>58
静まれ。余の前で無用な争いを見せてくれるな。妖精など気にかける必要もないであろう。
奴らに国を傾けるような力は欠片もないと言ってよい。所詮童のようなものだ。
良薬にもならんし、毒にもならなぬ。・・・しかし、奴らを皆殺す理由、気になるな。
明確な理由があるのであれば申せ。場合によっては少々検討せねばな。

【アエトス・フラーギス】
源為義「ずいぶんと静かになったものじゃな。あれほど騒々しかったのが今では閑古鳥が鳴いておるぞ。」

源頼賢「親父殿は戦がしてぇんだかしたくねぇんだか分かりませんよ。こないだは籠城で済ませましたが、次に寄せてきた時にゃあ正面切って戦いませんと。
     あの調子じゃ奴さんたち何回でも攻めてきますぜ。あれで勝てないことが分かったでしょうからまた新たな秘策を持って、ね。」

源為義「ふん、何度来ようがここを抜かせはしない。それに、敵が来ると知っていて何もしないというのは愚の骨頂じゃ。
     今のうちに砦付近へ堀をつくり、櫓を設けて守りを固めるのじゃ。家広殿も呼ぶようにな。」

源頼賢「了解です。こりゃ忙しくなりますよ〜。」

(アエトス・フラーギス守備軍が砦付近の強化を開始)
62アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/09/19(月) 13:26:08.48
>>50
ほほう、この茶にはそんな話があるのですか。いやいや、これは本当にいいものをいただきました。
私もワインは少々嗜むのですがお茶の話はてんでダメなのです。(空になったカップを置き、微笑する。)

・・・アルテミシオンの想いを黙って聞くアウスルクス。その表情は変わらない。
そして彼が話し終えると、アウスルクスは静かに語りだした。

私は実質教団のリーダーです。教団の復興を進めたのも私、教育といった面を整備したのも私です。
子どもたちの感性は素晴らしい、大人が理解できないこともすぐに読み取って糧にしてしまう。
ただね、私も惜しいとは思っているのですよ。子どもにもいろんな子がいる。
物覚えの良い子、運動のできる子、研究熱心な子・・・それらをすべて一緒くたの「兵」とするなど愚かしいことだ、とね。
我々の教団の初期、つまり古代魔聖教の時代、信徒の子どもは皆等しく入信して国を守る兵となっていました。
もちろんまだ経験も浅い子たちを最前線に送りだしたこともありましたよ。あの頃はそれが普通でした。
でも、今となってはそれは時代錯誤だと思い始めましたよ。子供たちには好きな道を歩ませてやろう、と。
兵になりたければ兵になればいいし、その他自分が就きたい仕事があればそれを目指し努力する。
あなたとおっしゃる通り芸術の授業も必要ですね。それらは子どもたちの感性をより磨き上げる。
そうだ、特に優秀な子を集めて試験を実施しましょう。合格者には魔導の教員や牧師に任命します。
これでお金持ちの子も貧しい子も自分の力で偉くなれるという希望が持てるでしょう。

あなたはよく子どもをよく見ておられる。もっとあなたのお話しをお聞きして、現場を見たいものです。
暫くここに滞在してよろしいでしょうか?教父という偉そうな位についてはいますが今では退屈な日々を過ごしておりましてね。
薄暗い部屋に籠っているよりはよほど面白い。
63クリァテス村長:2011/09/19(月) 14:18:48.65
おそらく王も教父も田舎者を馬鹿にしているに違いない
油断すれば緑に呑まれそうな、山にへばりついて暮らしている山村をな
何が井の中の蛙、大海を知らずだ!
それならみなで都会に移住しようではないか
すぐ隣にあるマトゥーダ国籍の村と領土を巡って対決しなくてよくなる
村はマトゥーダ軍に占拠され、国の境界線は変わるだろうがな
64名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/20(火) 14:31:01.61
バイムーダンの試練に、自然との繋がりを色々考えさせられた
これからも応援してます!
65雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/21(水) 01:07:35.18
>>60
(フォックスの言葉に、はにかんで胸を反らすと、つるんと苔に足を滑らせて)
えへへ、そっかなー……わっとっと……あぶないあぶない。
それじゃ、そろそろ行こっか。

(道の途中は蹄で草木が踏み荒らされており、点々と乾いた血の跡もあり、何かが争った跡がありました)
(日差しを浴びて草陰でキラリと光る物に近づけば、紋章が入ったペンダントが落ちています)
(これは、各国の情勢を巡見して報告するオスティアの役人の物のようでした)

あっ、何かが光ってる。
石に何かキレイな絵が描いてあるみたいね。
前はこんなの落ちて無かったし、誰かが落としてったのかなー……?

>>64
うん、人間が色々考えてくれたら、きっと自然とも一緒に過ごせるよ。
……あっ、人間だけじゃなくて、わたしたちも色々考えなくちゃねっ。
森も丘も湖も、無くなったらみーんな困るもん。
>>63
【王の間】
衛兵「陛下、村長のクリァテスめが勝手に移住を!このままではマトゥーダ国に侵攻され村が占領される恐れがあります!」

ほう・・・余に背くか、民よ。ならば相応の報いをと言いたいところだが今から追討軍を派遣しても奴らは逃げおおせた後であろう。
追撃は諦め他国の者どもが侵入する前に部隊を送り守りを固めるとしよう。為朝、軍を率いかの村を占拠せよ。
敵の侵入に備え戦闘態勢を整えておけ。もしも手遅れであった場合には全てを殺し奪い返せ。よいな?

源為朝「ははッ!急ぎ現地へ赴きます。陛下は安心して報告をお待ちくだされ。」

ふむ、為朝、戦果を期待する。励め。

(源為朝軍が村へ向け進軍開始)
67ミンス島宮廷 ◆UreH6FrsiM :2011/09/21(水) 20:49:13.29
>>61
ハチロー「はい、アイギス王陛下」
「ではあの夢魔の肖像画でマッチを擦ることをお許しください」
「その身を焼かれる恐怖の、ほんの一端だけでも垣間見せてやりたいのです」

松本ドラゴン「おいハチロー、今は夢魔なんかには用はねぇ」
「なぁ、アイギス」
「ミンス島は今後大陸情勢には一切介入しない」
「代わりにオスティア王国もカプトゥラム海には介入しないことを約束してくれ」
「それが泥鰌王ヨッシー・野田の願いだ」
68紳士フォックス:2011/09/21(水) 21:11:15.24
>>65
照れるとこも可愛いですねぇ…っと、大丈夫ですか?
ええ、参りましょう。

おや…この、血の跡は何でしょうね?
確かに前にはありませんでしたから…怪我をした人が近くにいるかも知れません。
探してみましょうか?
69オスティア王国辺境コルダ村:2011/09/22(木) 12:34:42.18
>>66
〜向かいにあるマトゥーダ国アツガ村にて〜

>>66
村人1「おい、向こうの村人どもが列をなして村を離れて行くぞ」
村人2「様子を伺って、近くの衛兵詰所に注進だ!」
70翁カーザ・ヘルム:2011/09/22(木) 12:43:07.82
〜コルダ村で〜

これは戦になる。
だが、わしは生まれ育ったこの村を離れん!
71マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/22(木) 17:58:32.15
オスティアのような大国とは事を構えたくない……
いったいどうすればいいのだ……
72衛兵:2011/09/22(木) 18:14:53.63
>>71
伯爵閣下、大変です!
アツガ村に駐屯していた部隊の一部がコルダ村に侵入、
好き放題に略奪を行っているそうです!
しかもオスティア軍がコルダ村に向けて進軍中とのこと!
略奪している所を見られたら最悪戦争になりますぞ・・・
73マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/22(木) 18:30:08.25
>>72
な、なんということを……
ひとまずオスティアのアイギス王に謝罪の文書を送らねば……
それでも許されぬようなら、
ミストラング王国や松永公、ミンス島のような大国を頼らねばならんな……
74マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/22(木) 18:34:21.12
>>66
偉大なるオスティアの王にして、親愛なるアイギス陛下へ

今回のコルダ村侵攻は、決してマトゥーダ国の国策ではない
一部の愚かな兵の蛮行であり、マトゥーダ国としても遺憾である
蛮行を犯した兵はこちらで処罰いたすゆえ、どうか気を静められたし……

マトゥーダ伯アルバートより
75名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/22(木) 21:02:18.70
戦争を期待してたのにw
76名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/22(木) 21:12:00.23
アイギスが蹴ればまだわからんぞw
>>67
ふっはははははは!!あの肖像画ではマッチが擦れるのか?それは余も知らなかった。
擦るのは一本にしておけよ、万が一にも焼失されたら今後歴史書を準備する者がいなくなるからな。これは皆が困る。
全く貴殿らの王国は愉快な発想を持つ者が多いな。それぞれの家臣を知るだけで一日が終わりそうだ。

(松本ドラゴンの話を聞いて)

ふむ、国王が変わればここまで方針が変わるものなのか。この度の王は菅とは全く正反対の性格のようだな。
よかろう。我々は今後かの地には一切不可侵を誓う。なんならこの場で誓約書を書いても良いぞ。
またそちらに暴君が現れれば破棄もありえそうだがな、今は平和を喜ぼう。
さらなる融和を望むならば我が同盟国であるミストラングのフェイド王の元へも使いして参るがよい。
かの王は平和を尊ぶ名君だ、余よりもやりやすいかもしれぬな。

>>74
【王の間】
藤原頼長「陛下、マトゥーダ国より書状が届いております。こちらです。」

どれ、(書状に目を通す)……くっくっく…はははははははははっ!よくもまあ一時しのぎとも言える書状を持って参ったものだ。
いや、あえてこのような内容にして戦を煽っているのか?いずれにしてもこのまま分かったとは言えぬな。頼長、お前もみてるがよい。

藤原頼長「(書状をアイギスから受け取り)拝見いたします。……ははっ、これはこれは。
       もし私の部下がこのような書状を書いて見せて参りましたら即日解任ですね。もう少しまともな言い訳を考えなさい、と。」

頼長は失笑しながら書状を王の手に戻す。

ふふふ、お前もそう思うか。謝罪をする気があるのならまずはこの行動に対する賠償の話をするものだ。それが一つとして書かれていない。
さらに兵はあちらが処罰する?身内が身内を裁くなど正しい処罰が下るとはとても思えぬな。…筆を、返書を書く。
【返書】
 そなたの想いは当方に伝わらなくもない。しかし、それに対して謝罪にあたる行動が伴っていないのは明白である。
そなたらのこの度の行動、及び書状に対しオスティア王アイギスの名において、先方に相応の報いを与えることを決定する。
余は今後一切この問題について干渉する気はない。余の家臣であり軍を率いる為朝と交渉をするように。
奴には全権を託すゆえその決定は余と同等のものとなる。せいぜい足掻け。
                                                【印】
これを使者に持たせて送り返せ。それから為朝に至急連絡を、マトゥーダの者どもにひと泡吹かせてやれとな。
決して深追いはするな、戦いは国境線付近のみにとどめよ。やり方は為朝に任せる。

【平原にて】
軍の先頭を行くは王の腹心にして猛将・鎮西八郎為朝。強弓を肩にかけ馬にまたがり道を急ぐ。
それに従う兵も精強にしてその旗指物には乱れがない。

兵「将軍、アイギス陛下からの使者です。陛下からの言付けがあるとのこと!」

源為朝「陛下が?待たせるのはいかんすぐに参る!(後方へ馬を走らせ使者のもとへ向かう)
     (使者より王の指示を聞く)承知しました。陛下によろしくお伝えくだされ。使者殿に水を出して差し上げろ。
     これも陛下の思慮があっての命令だろうぜ。久しぶりの戦だ、陛下に弓引いた罪ををせいぜい購うがよいわ!
     全軍、まずは村を占拠しろ!残っていた住民は忠義ある者たちだ、傷つけず保護しろ!これに乗じた賊と敵国の兵は皆殺せ!」

兵団「おおおおおーーーーーーーッッ!!!!!!!!!」

【コルダ村】
源為朝「敵を殺し残っていた民を守れ!!別働隊は国境付近に残る敵を掃討し砲台の設置を急げ!」

為朝の弓は確実に賊の頭を射ぬく。騎兵らも次々と首級を上げては声を上げた。

兵「おい爺さん、まだこんなとこに残っていたのかい!(>>70)俺たちはオスティアの正規軍だ、もう安心していいぜ。
  おい、こっちに残っていた奴がいたぞ!連れて行くから増援頼む!」
78翁カーザ・ヘルム:2011/09/22(木) 23:22:26.81
>>77
兵隊さん、救援ありがとうごぜぇます(涙を滲ませながら深く頭を下げる)。
ちょっとだけ待ってて下さらんか、婆さんの位牌を持って来ますんでぇ…
79マトゥーダ兵:2011/09/23(金) 10:00:02.00
クソッ!オスティア軍め、なんて強さだ

このまま逃げ帰るなんて屈辱だ、
せめてあの爺>>78も道連れに!
( 矢を放つ)
80翁カーザ・ヘルム:2011/09/23(金) 10:15:07.95
>>79
ぶわぁぁぁぁー!!
(右胸に剛矢が当たり、翁はもんどりうって倒れ込んだ)
81マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/23(金) 12:45:33.61
>>77
おお、アイギス王から返書が届いたか
どれどれ……

(読み進めるうちにアルバートは顔面蒼白になっていく)

あわわ……
こ、これはいかん……
このままではマトゥーダは荒野になってしまう……

す、すぐにミストラング王国のフェイド王と、松永久秀公、それにミンス島へ使者を出せ!
この際誰でもいい、マトゥーダを助けてくれ!

>>前スレ398>>37>>67
(アルバートの使者がそれぞれの王の下へ走った)

使者「オスティア王国の軍がマトゥーダ国へ侵攻してくる勢いです」
    「どうかマトゥーダの無辜の民のために救援を!」
82フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/23(金) 16:44:34.33
>>25-26
うーむ、アイギス殿は魔族がこの世界や人間達を造ったとお思いなのか?
余は異世界から参ったゆえ何とも言えぬのだが…。
アイギス殿が魔族の頂点になられると。これは、単純に国を治める為の方便なのだろうか?それとも…。

>>30
元気そうで良かった!
フラングス…入手した地図帳で見たことがあるな。そうだ、手の平位の小さな
地図帳を贈るよ。同伴してる人に開けてもらって!

ありがとう!その思いやりが嬉しいよ。実は傷口が化膿してちょっと大変なんだ。
うーん、下手人が見付からない以上あちこち気楽に出掛けられないよ。
警備が手厚になったら、他の客達に迷惑がかかるしね。でもありがとう。

ああ、またミストラングに寄っておくれね!


追伸 実は世界樹のイメージを夢に見たよ。さやさやと美しいエメラルド色の葉が
風に揺れていた。
僕も世界樹探しに一役買えればいいんだけど…。
83フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/23(金) 17:31:35.84
>>39
【書簡】
丁寧な返書痛み入る。傷口のほうは化膿していたが、友人のくれた薬もあってか
収まりつつある。ご心配深く礼を言います。
いや、使者についてはお気になさらないで欲しい。あれほどの使い手、知って
いても防ぐのは大変だろう。
菓子のほう早速頂いた。非常に美味ゆえ、わが国にも桂心を作る支店が欲しい。
取り計らって下さらぬか?
それで御礼と言っては何だが、こちらからも『かすていら』という菓子を贈る。
ご賞味下され。

それは良かった。戦争をすれば巨額の費用がかかる。今は国内の復興と整備に
力を注ぐべきと忠告したい。
カーラ教の資料のほう早速読ませて頂いた。他国への布教はないというお話で安心
している。
ただ、近頃貴国から民が少しばかり流れて来ている。何故かと思っていたが得心
した、貴国でカーラ教のみを信ぜよと説いたからに違いない。
少々差し出がましくなってしまうが、民の八方への流出を防ぐ方策をされた方が
よかろうと思う。ご一考下され。


それから最近の話なのだが、マトゥーダ伯アルバート殿(>>81)より貴国が侵攻して
来る為助けを乞う旨の書を受け取った。詳しい経緯を聞かせてもらえぬか。

それでは、わが国と貴国の繁栄を祈って。

【 印 】
84オスティア軍隊医:2011/09/23(金) 20:22:23.67
>>80
じいさんっ!!
みんな、早くこの忠義あるじいさんを担架で運んでやってくれ!俺が矢を抜く!
(付近の安全な場所…移住した村人が残した建物の中でカーザ・ヘルムを布団に乗せ、矢を途中で
切り取って抜く。
どろっと血が流れ出るところを手早く処置する)

おい、じいさん!意識はあるか!?急所は外れている、助かったんだぞ、おい!!
85キグナス国密偵トリスタン:2011/09/23(金) 20:26:57.50
フフッ、オスティアとマトゥーダがいざこざか?
これはいい、主クラード様にお伝えせねば・・・
>>83
【王の間】
【返書】
傷口が回復に向かっていることは喜ばしい限りである。くれぐれも安静になさるよう。各地の有力者への襲撃は近頃収まりつつあるが今後とも油断せず警戒されたし。
余からの贈り物を気に入ってもらえ嬉しい限りだ。貴殿から頂いた菓子も後で重臣らといただこう。きっと美味に違いない。
気に召したのであれば我が国から菓子作り専門の職人を留学させたい。そちらにも未だ余も知らない菓子が多くあるようだからな。

その戦のことだが、また火種を抱えてしまった。それに関しては後述する。
国内のみにとどめなければ周辺諸国との問題の種になりかねない。今後とも国内のみの布教にとどめる。
貴殿の国にも我が国の流民が参っているのなら申し訳ない。しかし他方へ移っているのはほとんどが宗教関係者のはずだ。
貴殿らが迷惑と思うのであれば余所の国へ行くよう布告する。彼らも必死なのだろうな。

マトゥーダとの問題が先ほど書いた新たな火種だ。奴らは我が国のコルダと言う村の者たちが勝手に移民を始めたのに乗じて村を襲撃したのだ。
周辺の山賊らも加わり、村に残っていた民に危害を加え、略奪を始めたため討伐軍を派遣したところである。アルバート公が謝罪文を送ってまいったがこれは責任逃れとしか受け取れなかった。
このまま彼の和平案を鵜呑みにしてしまうと余は国民より民を殺した賊と早々に仲直りした暗君と非難されるだろう。
我々はマトゥーダと全面戦争をする気はない、せいぜい級を据える程度と思っていただければ幸いだ。貴殿らはこの件に何の関わりもない故中立を保ってもらいたい。
もちろん我々は敵国となったとはいえ報復にマトゥーダの民を殺すつもりは毛頭ない。そこを理解してくださるよう。では、両国のさらなる発展と飛翔を願い。
                                                          【印】
これを届けてくれぬか?毎度毎度すまぬな、よろしく頼むぞ。

【コルダ村】
>>78-80
兵「おい、大丈夫か!?しっかりしろ!ああ、軍医殿!!こっちだ、早く助けてやってくれ!(>>84
  爺さん、位牌も家も全部俺たちが守ってやるからな!だから今は自分の体を心配してくれ!!(位牌を元あった場所に戻す)」

為朝率いるオスティア軍は賊軍を掃討しつつ家屋の消火作業に追われていた。
マトゥーダの兵の仕業か、これに乗じた賊たちの仕業かは定かではない。

兵「こっちに子どもがいたぞー!衰弱が激しい、早く毛布と水を!」

兵「こりゃあ家にあった薪に燃え移ってやがるな、火の手がおさまらんぞ」

兵「追え、追えーーーい!!射ち漏らすでないぞーッ!」

伝令兵「為朝殿、戦況を報告いたします。我らオスティア軍は村のほぼ半分を制圧、最も抵抗が激しい中心部へ戦力を集中させております。
     別働隊は国境付近を制圧、とは申しましてもほとんどの敵兵は逃げた後でした。現在は工兵隊が砲台の設置を始めている所です。」

源為朝「けっ、これじゃ腕慣らしにもならんな。マトゥーダの連中は下っ端ばかり、賊どもは元より戦意なしときたものだ。
     今はまだ安心していいが奴らの本隊が加勢に来る恐れもある。村の制圧と砲台の設置を急がせろ!!」

伝令兵「承知!!(走り去る)」

源為朝「ここが全部乗っ取られてんなら大砲で全部吹っ飛ばしゃあいい話だが、まだ残ってる民がいるってんならそういうわけにもいかねえ。
     さあーて、ここはこいつらに任せて俺はこの騒ぎに便乗してきた賊どもにきっちり礼をしてやるとするかぁ!」

副将「将軍、我々もお供いたしましょう。」

源為朝「俺一人でいい。この弓がありゃあ賊なんざに俺を殺せやしねぇ。そいやあっ!!(肩に強弓、矢筒を掛け賊のいる山へ向かう)」
87雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/23(金) 23:16:25.10
>>68
(怪我人を探すどうかを問うフォックスに)
うん、少し探してみよっか。
誰か怪我して倒れてたら大変だもんね……。

(飛びまわって辺りの茂みを探しても変わったものは見つからず、やがて広場に戻ってきます)
こっちには木の実とクモの巣とキノコしか無かったよ。
そっちはどーだった?

>>82
(石碑の上にバサッと白鳩が降り立ちます)
あっ、メルシィ!
ちゃんとカバンの中の物は届けてくれたのね。ありがとっ。

(メルシィは「これをお役立て下さいませ」とカバンを器用に開けます)
んっ……何か持って来たの? あっ、お手紙ね。

(手紙を広げて地面の上に置き)
うーん……王様、あんまり具合が良くないみたい。
外にも出られないし、やっぱり王様は大変なのね。

(ユピティーは手紙を裏返して、木の実をすり潰すと指で小さな文字を書き始めます)
一緒に世界樹を探したいって気持ちだけでも、とってもうれしい。
じゃあ、お暇な時でいいからからミストラングに変わった木を見つけたら教えてね。
世界樹って、全部で7本あるみたいだから、もしかしたらそっちにもあったりするかもしれないの。

それじゃ、またミストラングに行くから王様も早く良くなってね。

(バイ・ムーダンに向かって)
そーだ、バイも王様にお返事書く?
88ミンス島宮廷 ◆UreH6FrsiM :2011/09/24(土) 11:24:33.75
>>77
ハチロー「アイギス王陛下、私たちミンス島は大陸ではお笑い島と呼ばれているようですね」
「それは文化や価値観の違いから来る誤解なのです」
「これからもミンス島への応援、よろしくお願いいたします」

松本ドラゴン「ハチローの奴は放っといて、アイギス」
「悪いが誓約書は後で用意してくれ」
「マエナントカ外務大臣が近いうちに正式な不可侵条約締結のためにここビオレゲンスに来る」
「そん時に調印式も頼むぜ」
89ミンス島宮廷 ◆UreH6FrsiM :2011/09/24(土) 11:32:43.09
>>81
(ミンス島宮廷)

マエナントカ外務大臣「マトゥーダ国の使者が救援要請に参りました」

ヨッシー・野田「私たちミンス島は栄光ある孤立が国是である」
「オスティアとの和解が最重要課題であるこの時期に、なぜ火の粉を被らねばならないのか?」

闇将軍オ・ザーワ「国王陛下の仰られた通りだ」

岡田・イオン・フランケンシュタイン幹事長「オスティアのアイギス王への手前もある」
「マトゥーダの使者は八つ裂きにし、死体を塩漬けにして送り返してやれ」

大宰相ルーピーポッポ「クルッポー」
90バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/24(土) 16:40:50.62
>>59-60
(懐かしい、と思うのは久しぶりに建物を見るからだというユピティーに)

そうだな。ビオレゲンスを出てから、俺は建物なんて見たこともなかった。でも、何だかそれだけじゃない気がするんだ。
俺はこんな場所を知らない。こんな建物は俺が元居た国にも無かった。むしろオスティアにありそうな雰囲気だし。
何だろうな。

(考えても分からないだろう、と、頭を振って気を取り直し、ユピティーが示した遺跡を見る)

ロ、ボッ、ト。不思議な響きだね。堅くて、昔の人に作られた金属の体の人? 動く像みたいなものなのかな。
それは、ここに住んでいた人間達がどうしても人の手に渡したくなかったものを、守っているんだな。
ここが無人になってどれ位経つのかは分からない。百年、二百年じゃなさそうだ。
そのロボットがまだ動くなら、ここの人達がその何かを守りたかった執念も見えてくる。

「人の叡智は大いなる自然をも征する」、か。意味のないことを。それに征したからといって、どうなるって言うんだ。

(フォックスに向き直って)

君は物知りなんだな。ロボットのことも君が知っていたんだってね。君が居ると助かる。ユピティーも俺も、助けられた。
試練の成果。成果と呼べるものは、あるのかどうか。ただ一つ肌で分かったことがある。
生きものは生きている時にはその命を喜び、死を迎えては穏やかにそれを受け入れるべきだ、ということだよ。
もし、死よりも生に価値があるのなら、どうして死が全てのものに平等に用意されているのか。
また生よりも死に価値があるのなら、どうして一度生という過程を経る必要があるのか。
答えは、生も死も等価値だからだ。生も運命なら死も運命だからだ。
生きものはただ運命を全うすればいい。
そこから人為的に離れようとした時、まさに、この都みたいな歪んだ状態が生まれてしまう。

フォックス。韜晦しているようだけど、君は今まで見せた以上に強い力を持っていそうだ。
ユピティーと二人でここにいてくれ。俺は遺跡の中に用があるんだ。いいか、絶対に追ってくるな。必ず戻る。

(そのまま、遺跡の中へ入っていくバイ・ムーダン。どれ位時間が経ったか、突然、遺跡が揺れ動き、
やがてゆっくりと倒壊し始める。遺跡だった瓦礫の山。その中には、ロボットであったろう金色の断片も見える。
瓦礫の中央に立つバイ・ムーダン。その傍らには、形容しがたい、精緻な細工の巨大な機械があった)

これがこの遺跡と、この都がずっと隠したがっていたものだよ。説明が要るだろうね。
さっき、遺跡の中に入っていった時、俺は普通じゃなかった。遺跡の中にある何かから、呼ばれているような気がした。
呼んでいたものが教えてくれた。これは、魂を閉じ込めて精製し、さっきのロボットやこの都全体の動力に還元する装置だ。
森の生命力、死者の魂、そういうものをこの装置に取り込んで動力に作り替えるんだ。
「人口世界樹」とでも呼べるものかもしれない。
マーリンの使いが言っていた。人間が「あれ」を作ってから、女神が森に現れなくなったって。
「あれ」がこの装置のことなら……。
女神が現れなくなった理由の一つに、この装置が魂の循環を乱していたことがあるのかもしれない。

この装置は、もう壊したよ。だから後は森の自然治癒力に任せておける筈だ。
91バイ・ムーダン ◆Enju.swKJU :2011/09/24(土) 17:10:19.04
>>64
俺自身、この一カ月は、自分の変化のきっかけだと思っている。
他の人にも自然と人間の調和のことを考えてもらえたのなら、よかった。
嬉しい言葉だよ。
一か月が無駄じゃなかったってわかった。
……ありがとう。

>>65>>68>>87
こんな所に、他にも人間が来て、争いが起きていたのか……。
この首飾りは、オスティリアやビオレゲンスで見たものと同じ。
アイギスの部下がここに来ていたんだ。

わかった。俺もこの付近を捜してみるよ。

(しかし、しばらくして、気落ち顔で戻ったバイ・ムーダンは)

俺が捜したあたりにも無かった。……悪い想像をしちゃうな。この血は、この首飾りの持ち主のもので
何かに食べられてしまった後だ、とか……。

>>82
ん、王様? そうか、この鳩はフェイドのなんだな。
……。あいつ、襲われたのか。大丈夫なのか、傷口が化膿したって。でも、無事で良かった。
ああ、俺も元気付けてやらないと。
重くないか?

(メルシィに聞くと、鳩は胸を張って「それくらい、なんでもありませんわ」と答えた)

 フェイド

   怪我をしたそうだが、大丈夫か?
君が人に恨みを買うようなことをするとは思えないから、きっと悪意を持った奴の仕業だろうな。
昔の言葉にこういうのがある。「王冠は最高の黄金であり、同時に最悪の黄金である。
それは最高の栄誉と共に、持ち主の命をむしばんでゆく」
痛む足で玉座を立ち、窓から外を眺めてみてくれ。
何て明るいんだと思う筈だ。
そこから振り返って、玉座を見てくれ。
うす暗くて、あんな所に座っていたのかと、唖然とする筈だ。
どうだ。挫折しそうになっただろうか。
国王の務めが嫌になったら、だれかに位を譲って旅に出たらいい。一緒に世界を回って世界樹を探すのもいいだろう。
ただ、それでは下の者が可哀想かもしれないな。
もし彼らのことを思うなら、王という位の持つ陰惨な側面を受け入れた上で、これをバネに成長したらいい。
どうしようが君の自由だ。
良い運命が君を導くことを祈っている。また会おう。

バイ・ムーダン
92名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/24(土) 17:41:26.46
地図帳はどうなったんだよwww
93紳士フォックス:2011/09/24(土) 20:39:50.58
>>87>>91
そうですね、探してみましょう。
(フォックスもまた、あちこちを狐になり鴉になり探し回る)
あの血から想定される傷だ…。そう遠くに逃げおおせる訳がないのだが…。

ユピティーさん、それにムーダンさん。そちらはどうでしたか?いませんでしたか…
こちらにもいませんでしたよ。一体どこに消えたのですかねぇ。

>>82
(上品そうな白い鳩メルシィが何かをくちばしで挟み、渡して来ます)
おや、これは?(中を開ける)…手のひらサイズの地図帳ですね。
ありがとうございます、と主殿にお伝え下さい。
これは傷に塗ると良いサンバースの生薬です、お持ち帰りを。
(かばんの中にそっと入れる)

>>90
いや、助けたなんてとんでもない。一緒に旅をさせて頂き、本当に幸いですよ。
こちらとしても世界樹を観たいですしね。

(バイ・ムーダンの話を拝聴して)
なるほど…所謂悟りを開かれたわけですね。1ケ月の間ほぼ飲まず食わずで、
極限状態で悟られたものはさすが深いですね。
どうせなら、美食を食らい妾を抱きながら説教している宗教家にも、同じ事を
してみて貰いたいものですねぇ。大半は途中で脱落するでしょうけどね。

いえ…買い被りですよw私は小さな使い魔です。
はい、ユピティーさんとここで待っていますよ、地図帳を見ながら。お気を付けて。
(やがて建物は瓦礫になり、バイ・ムーダンが現れる)
…なるほど、そういう事でしたか。魂まで取り込むとは大変な装置ですねぇ。
それにしても止め方をよくご存知でしたねぇ。さすがはムーダンさん。

では、これからどうしましょうか?

>>92
私のレスが遅れたばかりに、心配させてしまいすみませんでしたね。
地図帳は確かに受け取りました、これからも応援下さいね。
94フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/24(土) 21:27:40.75
>>86
【書簡】
お気遣い有り難い。余は松葉づえで動き回るのを避け、もっぱら書物を読んでいる。
襲撃者にも気を付けているので安心して欲しい。
菓子職人の留学、是非実現して頂きたい。費用や生活費は無料で、こちらで寮を
用意しよう。

それを聞いて安心した。魔族を神に代えるのに拒否反応するわが国民も多い。
これは、わが国に元なる世界でキリスト教の教えを受けた民が多いからだ。
流民については受け入れるが、もし邪教を広めんとした場合は成敗する。もし、
そちらに送り返して欲しい時には伝えて欲しい。そうだな、牢に入れたオスティア
からの罪人のリストを送ろう。
こちらでは、戸籍制度を急速に進めている。オスティアからの移民はオスティア
出身と記載して貰っている。それを偽っていたとしたなら、こちらの法で有無を
言わさずに裁くだけの話だ。

了解した、コルダ村紛争については中立を保とう。
しかし、そのコルダ村の人民はどこへ消えたのか…。都などに現れるかも知れんな。


では、両国の繁栄と平和を期して。【 印 】
95クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/09/24(土) 21:56:58.52
〜人払いをした国王の居室で〜

トリスタン「実は、オスティア国コルダ村にて、移民を発端に隣国マトゥーダ国の軍が占領せんと動き、
また盗賊が加わり暴逆を尽くしたために、オスティア近衛軍が派遣されるといった事態になっております」
クラード王「それは面白い。もう少し高見の見物をするか、真っ先に漁夫の利を見込んで介入するか…。
いずれにしろ、スパイを多数送り込んだ方がいいだろうねぇ…ふっふふ」

>>86
中の人より
(アイギス殿に頼みがある、キグナス国が何処にあるか設定してくれまいか?地図に暗くてな)
(またマトゥーダ国もどこら辺にあるのか教えて欲しい)
96雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/25(日) 00:33:54.52
>>90
(生と死の話を聞き)
いつか死んじゃうのは仕方ないよね。
岩男とかロボットなら死なないかも知れないけど、私は死んじゃっても妖精が良いもん。

(バイ・ムーダンが遺跡の中に入ってから、しばしの時が流れ……やがて崩れ落ちた遺跡から巨大な鉄の塊が姿を現す)
Σわあっ!建物が壊れちゃった……。

(遺跡の機械を眺めていたバイ・ムーダンが、こちらに振り返って説明する)
う、うーん……世界樹を作っちゃうなんて……人間って、すごいこと考えるのね。
そんなの私たち誰も考えつかないよ。
でも、この世界樹は本物の木じゃないから種は分けてもらえないね。
やっぱり、フラングスまで探しに行かなくちゃいけないのかなー……?
あっ、そういえば王様に地図をもらってたっけ。

(機械の塊に近づいて)
難しいことは分からないけど、あなたも世界樹だったんでしょ?
今までよくがんばったね。今は静かに眠ってね……。

>>91
(首飾りの持ち主は見つからなかった、との話に)
狼とかオークに食べられちゃったのかな?
ハチとかイノシシに聞いたけど、この辺りの生き物って、あんまり人間が好きじゃないみたい……。
あっ、でもバイは試練を受けたから、きっとだいじょーぶだよっ。

>>92-93
(地図帳をフォックスに広げてもらって)
すっかり忘れてた……。
うーんと、フラングスはエールの森の西の方にある山ね。
途中には村とかもあるみたいだけど、どんな生き物が住んでる村かは書いてないね……。

(これから、どうするかとのフォックスに)
うーん……きっと一度フラングスに行っちゃったら、なかなかエールの森に戻ってこれないよね。
世界樹も小さいみたいだから、種がもらえるかはよく分からないし。
だから、その前にエールの森に行って、樫の木の賢者さんに色々聞けたらいーなー……。
97楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/09/25(日) 11:03:16.07
オスティア王国とマトゥーダ国の間でにわかに緊張が高まっていた頃。
ここはオスティア王国のはるか南方、エステア山北方五百里にある「白波の渓谷」。
この地には様々な理由から一般社会にはいられなくなった者たちが流れ着くスラム街が、
そしてそんな荒くれ者や不逞の者たちを纏め上げ手足のように動かす一人の男がいた。

楊奉「ヘヘッ、マトゥーダ国の連中には感謝しねぇとなw」
----「奴らのおかげで寒村とはいえ天下のオスティア王国から掠奪が出来たんだしよぉw」

韓暹「流石兄貴だぜ!しかもオスティア軍はノロマなマトゥーダ兵の掠奪しか確認してねぇw」

楊奉「おうよ、仮に盗賊が混じっていたことがバレてやがっても、それが俺たち白波賊だとはバレちゃいねぇ」
----「しかも今度はオスティア王国がマトゥーダ国境へ集結してやがるw」
----「ヘヘッ、戦争になりゃ今度はマトゥーダ国で荒稼ぎよぉw」

李楽「マトゥーダ国は美女が多いって話でさぁ!」
----「ゲヘヘ、今から楽しみだぜぇw」

胡才「李楽、テメェはそればっかりだなぁw」
----「俺ぁマトゥーダ国の美味い飯のほうが興味あるぜぇw」

韓暹「おうおう、お前ら兄貴の号令が下ったらいつでも飛び出せるようにしとけよ!」
----「兄貴はグズやノロマが大っ嫌ぇだからなぁ?w」

楊奉「そういうこったw野郎ども、今のうちに剣と鎧は磨いとけよぉ!」
----「・・・おい徐晃、相変わらずシケたツラしてやがんな?」
----「テメェもとっくの昔に立派な盗賊に成り下がったんだからよぉ、人生楽しまなきゃ損だぜぇ?w」
----「・・・それとも何かい?行き倒れになってやがったテメェと家族を十五年も養ってやった恩を忘れたか?」

徐晃「・・・拙者は楊奉殿から受けたご恩を、一日たりとて忘れたことは無い」
----「次の出陣でも、拙者はこれまで通り悪徳商人や悪官汚吏の蔵だけを狙わせてもらう」

韓暹「そんで貧民に配って回る、ってんだろ?」
----「ケッ、国士様は相変わらず立派な志をお持ちなこった!」

楊奉「まぁいいさね、テメェの大斧さばきにゃ期待してるぜぇw」

徐晃「・・・ああ」

(アイギスさんが盗賊ネタを出してくれたので、折角なので便乗参加させてもらいますw)
(こちらでもよろしくお願いします)
98名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/25(日) 15:49:02.57
>>97
八戸楊奉キターーー(゚∀゚)ーーー!!
99名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/25(日) 15:57:31.09
>>98
彼が八戸だったとして、そればらすのって必要なこと?宣伝?
100名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/25(日) 16:03:24.42
てか八戸だとよくわかったねw
101紳士フォックス:2011/09/25(日) 20:14:44.97
>>91>>96
おやユピティーさん、ご心配ですか?

そうだ、ムーダンさん、私から狐の皮のマントを差し上げましょう。
とても軽くてしなやかなんですよ。雨なども弾きます。
試練に合格したというのは、自然の弱肉強食の輪の中に入った、という事です。
ですが、そのマントを着ている以上、少なくとも私の眷族は手出しして来ないでしょう。

(地図を広げながら)
二つばかり、村がありますねえ。人間の作った地図ですから、住んでるのは
おそらく人間かそれに近いものに違いありませんよ。

そうですねぇ。フラングスにある木は、我々にとって世界樹とはこのような
ものだと記憶するためにある木でしょう。
それに何か世界樹同士の特別な交信の仕方を知っているかも知れませんよ。

…お二人は、エールの樫の木の賢者にお会いした事はあるのですか?
>>88
はははははっ、お笑い島はよかったな!お前たちの島から我が国に入る情報は面白いものばかりで退屈せんよ。
市民らも幼い童どもが真似をしないか心配だと言っていたよ。今後も面白い話を頼むぞ。
こことは文化も住んでいる人間も違う、多少の誤解を生むのは仕方ないだろう。…しかし本当におかしいな、書物にまとめて売れば良い収入になるのではないかな?

(珍しく大声で笑う王。)

ああ、我々はいつでもかまわぬ。急ぐ必要もないしゆるりと進めるがよいぞ。いつでも余はお前たちを待っている。
次に余が会うのはマエナントカ外務大臣か、彼の話もよく聞いておるよ。なんでも「口先の矛」の異名を持つとか。
意味はよく分からぬがとにかく彼が来ることは決まっているのだな、それは頭に入れておくとしよう。
調印式の会場となる場所はこの城の庭園で良いだろう、季節の花も見ごろだしな。

>>94
文官「陛下、フェイド王より書状です。交通が発達したおかげでずいぶんと交易がやりやすくなりましたなぁ。」

(書状を受け取りながら)ふむ、かの地への道が以前と比べだいぶ整備されたからのう。現地で作業をした奴らはよくやってくれたものだ。
しばらくしたら我々オスティアとミストラングで協議を行い更なる工事も検討するべきだな。

【返書】
度々痛みいる。貴殿は少し働き過ぎかもしれぬから丁度いい休暇となったかもしれぬな。
たまには書物を読むのも良いことだ、その一冊一冊に世界中の知識が詰まっている。
職人の留学に関しては王国が広く志願者を募り、人選は余が自ら最終決定を出そう。貴国で粗相があっては悪いからな。
何から何まで世話になる。代わりと申してはなんだが、貴国からの旅行者を優遇して遊戯施設の無料パス等を配ることにする。

貴殿の国にはなじみのない教えだ、嫌悪感を持つのも不思議ではないだろう。宗教も文化に当たるゆえ、我々も他国の文化を侵す気はない。
貴国で犯罪を起こした元オスティアの国民は貴殿らの国の法律で処罰を決めてもらって構わない。いやそれが当然だろう。
同盟国だからと言って情状酌量等遠慮する必要はない。法を厳格に守らなければ国民への示しもつかないだろうしな。
始めのうちは犯罪の発生する確率が高くなるだろう、これは我々の責任で後々補償を考える。

貴殿の英断に感謝する。
コルダ村から移民した者たちは我々が捜索する、もしも貴国に現れたのなら村長に話を聞きたいゆえ速やかにオスティアへ送還してもらいたい。

両国に永劫の繁栄あらんことを。
                                                            【印】
>>95
【王の間】
戦況は?…聞くまでもないか、為朝がそう簡単に負けるとは思えぬしな。

文官「はい陛下、為朝殿達の目覚ましい活躍により順調に敵の掃討が進んでいるとのことでございます。」

この度の目的は村の制圧、次いでマトゥーダに灸をすえ我らの力を知らしめることだ。
くれぐれも滅亡まで追いやってはいかんぞ、奴らを我々の恐ろしさを知る生き証人にしてやるのだからな。

藤原頼長「しかし陛下、同盟国であるミストラング、国交を回復したミンス島はいいとして、その他諸勢力の動向が気にかかります。
       特に以前アエトス・フラーギスの砦に寄せてきた松永と隣接するキグナス国は大きな脅威です。」

くくく…奴らがこれに乗じ介入してくると?松永には為義らを差し向ければよい、為義なら奴らの戦い方をよく存じているだろう。
問題はキグナス国だ、かの国は敵国でもなければ特別友好国ということでもない。全く扱いに困るな、十分警戒するとしよう。

(大きいのでこちらに貼りました。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/11383/1313055376/7
下手くそなのはご容赦くださいです。)

>>97
【コルダ村中心部】
為朝の離脱したオスティア軍は敵軍の集中する村中心部へと兵を集中させ、戦の決着を急いでいた。

兵「かかれえええええぇい!!!突撃せよおおおお!!!!」
兵「ぐぬっ!矢を喰らった、一回下がった方がいいぜこりゃあ」
兵「ちっ、櫓まで占領されてやがる、このまま突っ込むのは危険だ!!」
砲兵「総員退避願います、櫓を一気に破壊してやりますよ!3…2…1…撃てえええええええい!!」

ドドォーン!!! パラパラパラ・・・

部隊長「全隊転進、もう一度かかれ!家屋に立て篭もる敵には二階に梯子を掛けてそこから進入するんだ、弓隊は援護してやれよ。
     抵抗が激しい場合は止むをえん、砲撃で吹き飛ばすか焼き討ちにしてやれ。」

兵団「オーーーーーッ!!!」

一方ひとり山へ向かう将軍為朝。悪路により馬に乗ったままでは進むことができず身一つで山を登る。
道中で落ち武者と勘違いし追いはぎを企んだ賊の死体が彼の進む道に溢れていた。

源為朝「けッ、賊ども、俺を落ち武者とでも思ったか?隠れていれば死なずに済んだだろうになぁ!(矢を放つ)」

バタッ!

為朝の矢は山賊の首筋を射抜いた。山賊はまるで演技のようにバタリとその場に倒れ込んだ。

源為朝「陛下の正規軍がこのような下賤どもの相手をせねばならんとは憤慨するわ!陛下は貴様らのような賊に推し量れる御方ではないわ!!
     …だが賊ってのは一人一人が好き勝手に暴れて荒らしまわるのが常だ。けどあの村の荒らされ方はおかしい。
     俺のみたところマトゥーダの連中は少数、大半が逃げた後にしてもあれだけの広さの村を襲いきれるわけがない。
     賊軍の中に優秀な統率者がいたとでも言うのか!?……へヘッ、こいつぁ面白くなってきたぜえ!!俺を討ってみろや!!(空に矢を放つ)」

(いらっしゃいませ^^今後の活躍に期待してますよ。)
104マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/26(月) 12:29:47.95
>>95
ミストラング王国にもミンス島にも見捨てられた今、
マトゥーダ国を救えるのは貴国だけ……
お助けを!
105フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/26(月) 14:29:08.15
(※ユピティーさん、バイ・ムーダンさん、返事が遅れてごめんなさい!

あっ、メルシィか。お帰り。えっ、台風に巻き込まれかけて遅くなった?
どこでだい?場合によっては住民に避難勧告を出さないと…。

>>87
世界に七本?分かった、こちらでも探してみるよ。ただどんな姿をしているか
分からないから、風聞だけで探さなくちゃならないな…。
うん、またミストラングに寄っておくれね!傷薬のお礼をしたいよ。
それからメルシィを一緒に連れて行ってくれないか。
世界樹を見つけただけでなく、何か連絡や困った事があったら知らせてほしいんだ。

それでは、よい旅を!

>>91
心配ありがとう。実は、視察途中に賊に襲われ、太ももを負傷してしまったんだ。
でもユピティーのくれた傷薬で快方に向かっているから大丈夫。安心して。
僕の人格を信じてくれてありがとう。確かに、王位とは時に凄惨な結末をもたらす
ものだ。だが俺は怯まない。玉座が例え苔むした日陰の森の中の葉っぱの裏にいる
ミミズの住処でしかないと言われても、引く気はない。
忠告本当にありがとう!
ムーダン、メルシィによると君はひどくやつれていると聞いたが大丈夫か?
何があったか分からないが、くれぐれも自愛してくれ。捨て身なんかにならないでくれよ。
これはクカの実だ。小さいがとても滋養があるので食べてほしい。

それでは、また会える事を祈っている。

フェイド・ロシュアル・インヴェイサー(※元の世界からの本名)

>>104
アルバート殿、手紙は確かに頂いた。
だがわが国は、オスティア王国と同盟を組んでいるゆえ動かない。
いま貴殿がすべきなのは、国の正規軍をもってコルダ村を侵した賊軍や盗賊を
粉砕し、首級をコルダ村に来ているオスティア軍に渡す事だろう。迷われてはいけない。
106フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/26(月) 15:04:20.71
>>102
ふむ、返書が早いな。やはり交通の発展が国の発展を左右する、と元の世界で
アルデバラン師に教えてもらった通りだ。彼はどうしているのだろう…。

【書状】
ハハッ、実は前にも言った通り、余は元の世界で王になれる立場にいなかった為、
せっかく得た国であちこちで治政の采配を振るえるのが嬉しくて仕方ないのだ。
だが言われる通り、書は素晴らしい。どんなものにも、余の一生だけでは悟り得ぬ
知識が詰まっている。どうだろう、この際、様々なジャンルの学者達もまた
お互いに留学させては。余もオスティアの文化に触れたい。
心遣い痛み入る。菓子を通して、互いの文化を知るよすがになれば嬉しい。
無料パスありがたい。宣伝すればオスティアへ旅行に行く者も急増するだろう。
オスティアへの格安の旅行プランを、旅行会社にはかろうと思っている。

カーラ教については安心している。なかには宗教をもとに他国へ侵略するものも
多いため警戒していたのだ。と言って、キリスト教にも十字軍というものがあっ
たが、これはわが国では取り締まるので安心してほしい。
それでは遠慮なく、オスティアからの移民もわが国の法で裁くことにしよう。
ただ特別に事情聴取が必要な罪人がいた場合は連絡してほしい。
補償の件はこれからの状況をみて判断しよう。

コルダ村の流民の件、了解した。
ただマトゥーダ国より書状が参っていたため返書>>105を送らせて頂いた。
だが貴国の利益を損失させる内容ではない。念のために返書の写しを送付しよう。

それでは、両国の永久なる繁栄を祈って【 印 】
107名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/26(月) 21:21:03.03
>>105
インヴェイサー=インヴァソール=侵略者


狙ってる?
108名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/26(月) 22:45:01.48
>>107
それを言うならインベーダーだろ
109フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/26(月) 22:47:38.13
>>107
いや、余は他国を侵略しない。それは憲法にも記してあるので安心して欲しい。
(インヴェイサーとは、音が持つ旋律の美しさに引かれて選んだまでの言葉です。
インヴァソールもまたいいですね)
>>109
軍隊の存在は違憲だ!
我々共産党はミストラング軍の即時解体を要求する!
111フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/09/27(火) 10:42:07.29
>>110
チャウシェスクよ、違憲ではないぞ。
それに考えてもみて欲しい。もし、イザという時には誰が国民を守るのか?
オスティア王国コルダ村に隣国から侵略兵がなだれ込んだ時、村を守ったのは誰あろうオスティア王国
近衛軍だった。
それに、敵の攻撃を受けてから守りにつくのが自衛隊だと思う。だがそれでは民が傷付いてしまう。
私なら迷わず敵に先制攻撃を仕掛け、勝利する。その為の国防軍だ。
しかも災害時に役に立つのは、にわか雇いの者よりも日頃から訓練を受けた軍隊ではないだろうか。
また同盟国オスティアに自らの力では手に負えない災害が起きた時には、救助の為に派兵せねばならないが、
その折りに件のような略奪に面し、戦闘に入らぬとも限らない。
ゆえに何時でも戦闘体勢にあらねばならぬ。その為の軍隊だ。
もし、わが国で災害が起きた時には言わずもがなである。

どうだろう、他に何かよい案があるだろうか。あれば述べてほしい。耳を傾けよう。
112世界樹スール:2011/09/27(火) 15:55:44.98
さやさや…
 さやさやさや…

(縁ある人々や妖精の夢に、オスティア王国北部の山中にあるエメラルドの葉を風にそよがせる大きな世界樹の長老の姿が現れました)
113 ◆fR58iZ2GCU :2011/09/27(火) 19:01:13.62
タアナ「お母さん、私、今朝夢をみたよ」
アジル「どんな夢だい?」
タアナ「うん、あの(と指差し)ルナーティカ山の山奥に、きれいな葉を風に揺ら揺らさせる不思議な樹があるのよ」
アジル「おや、そうなのかい」
タアナ「うん。ドングリみたいな実がわっさとあるのよ。リスが集めてたわ」
アジル「…はぁ。この子がもっとお金儲けになる夢を見てくれたら…」
114雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/27(火) 20:08:33.19
>>101
(フォックスが広げた地図を見て)
フラングスの北には、白波の渓谷って場所があるのね。
もっと北側には、キグナス国って国もあるみたい。
オスティアの隣にあるみたいだけど、どんな国なんだろう……?

(フラングスの木の話に及び)
うん、そうだね。
まだフラングスの木は小さいみたいだけど、世界樹だから他の世界樹のことも知ってるかも。
記憶するためにある木っていうのは、生きてる本って感じなのかなー……?

(樫の木の賢者に会った事はあるかとの問いに)
ううん……前にエールの森に行った時にも会えなかったから、まだ会えてないよ。
バイは樫の木の賢者の使いに会ったことがあるみたいだけど……。
今度は私も会えるといいなあ。

>>105
(そのまま南へと進み続け、エールの森へ着いた所で東の方からメルシィが飛んでくる)
メルシィ、いつもごくろーさまっ。

(運んできた手紙を見て)
あっ、王様も世界樹を探してくれるって!
メルシィ、今度ミストラングに戻る時は、王様にありがとうって言っておいてね。
それと王様の手紙に、あなたを一緒に連れてってって書いてあるんだけど……いーかな?

(メルシィは「ええ、構いませんわ」と答えます)
それじゃよろしくねっ、メルシィ。

(※王様、そんなに気にしなくてもいーよっ)

>>112
(やがて陽は沈み―――その夜、ユピティーは深い山中で静かに佇む大樹を夢に見ます)
ふぁ……ぁ……。

 Σあっ、世界樹!?

この山はどこだろう……ここがフラングスなのかな?
人間の住む所からは、とっても離れてるみたいだけど……。
世界樹さん、もしかして夢を使って場所を教えてくれたの?

(夢見る妖精が世界樹を見たのは僅かな時間―――すぐにルナーティカ山の景色はぼやけ、曙光と共に目覚めます)
115クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/09/27(火) 21:46:43.07
>>103
(アイギスさん、地図のほう有り難うございました)

ふん・・・。アイギスは自らマトゥーダに遠征はしないようだ。
わが国では貴族どもに与える土地がもうなくなりつつある。不満を押さえるには他国から奪い取らねばな。
どうだろう・・・トリスタン。
廃墟と化したオスティリアから西を、わが国でぶんどれないだろうかね・・・
コルダ村での紛争を、互いの兵に化けて煽り戦争に発展させるのだ。
オスティア軍を東に集中させてその隙にオスティリアを占領せよ。
軍資金なら南のピルツャカ山に金鉱を見つけたと報告にあったゆえ心配せずともよい。

トリスタン「ならば、それを貴族達に配ればよろしいのでは・・・いや、主命に従います」
116紳士フォックス:2011/09/27(火) 22:12:47.24
>>114
うーん、キグナスについては私も分かりませんね。メルシィじゃありませんが、
雀でも飛ばして空から偵察してみましょうか?雀なら警戒されませんからね。

世界樹というのはどういうものなんでしょうねぇ。
特殊な力があるんでしょうか?例えばテレパシーを使えるとか…。
根っこが抜けて歩き出したら笑いますよw
記憶するために…というのはですね、我々の記憶に焼き付けるという意味です。
これが世界樹だと。
例えば紅葉は赤い葉の木だと言われても、実際に見るまでどのような木なのか
分からないでしょう…分かりますかね?w

では、エールの賢者に逢えるまでこの近辺で探索頑張りましょうか?
117113です。 ◆ROSE...Ic. :2011/09/27(火) 23:37:08.13
蜜蜂セルソ「只今、世界樹がどれくらいこの世界にあるか探しております…少々お待ち下さい」
118 ◆ROSE...Ic. :2011/09/28(水) 01:24:53.03
@世界樹の構成

1。長老スール(ルナーティカ山のどこかにいる)
2。ピア(フラングスの山上にいるらしい)
3。ニメラ
4。ニナ
5。サイル(ちょっとお調子者?)


6。ミルドはスフェルの戦闘のとばっちりで傷ついていた(木は黒雨と怨念を受け枯死)

7。全く不明。



※何か気付いたことがあったら、短文でよいので伝えてほしいと思います。
よろしく願います。


119雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/28(水) 18:38:38.25
>>116
雀って、ケナみたいなシキガミ?
うーん……フォックスが出来るならお願いしよっかな?
フラングスに近いから、ミストラングに戻る時はキグナス国を通るかも知れないし。
でも、とっても危ない所だったら避けて行かなくちゃ。

(世界樹の話に)
世界樹は、大地の底まで根を伸ばしてるの。
大地の底って言っても、ただ地面の下ってだけじゃないみたい。
もっと深い所。魂が集まってるくらい、ずっとずーっと下!
根っことか枝の先の方は、半分くらい他の世界にいる感じなのかな?
世界樹は、そこに魂を送り届けるの。
ここの世界樹たちはどうなんだろう……死んじゃったはずの人たちが、この世界にいるのと関係あるのかな?
オスティアの王様もバイも、ここに来る前に死んだことがあるって、バイも言ってたし……。

Σあっ!

……ううん、やっぱりなんでもない……。

(記憶の話に及んで)
うん、なんとなくだけど分かった。
フラングスで世界樹を見つけられたら、他の世界樹を見ても世界樹だって分かるってことねっ?
ちょっとバイの試練みたいかなー?
それじゃ、もーちょっとだけ樫の木の賢者さんを探して、それでも見つからなかったらフラングスに行こっ。

>>117-118
(※王国中を飛び回ったのね。ありがとっ、蜜蜂さん。何か気付いたら近くのハチに話しかけるね)
>>119
ええ、そうです。よく覚えてらっしゃいましたね。
分かりました、早速飛ばしてみましょう。
(黒いシルクハットの中から、可愛らしい雀が顔を出します)
ハピ、これからキグナス国に行って偵察して来てくれ。キグナス国はあちらだ。
(フォックスが指で示すと、雀は頷き鳴いて返事しながら飛び去りました)

はは、危機がくれば紙に戻ってしまう式神ですから、鷹などに襲われても血を
見なくて済みますよ。
ほら見て下さいな、ユピティーさん、それにムーダンさんも。
(シルクハットの中から半径15〜20センチの水晶球を取り出して宙に浮かべてみせる)
これは、さっきの雀が見ているそのままの光景です。
じきに森を抜けて村や街に出ると思いますよ。この水晶は浮かべたままにして
歩いて行きましょう。何か変わった事があればハピが鳴くと思いますから。

ええっ、この世界…に限らず…の地下には魂がより集まっているんですか?
私は死んだためにここに来たのではないため何が何だか分かりませんよ。
(ちょっと…夢魔に問いたい事ができたな。まぁいい…しかしこの珍道中を見たら
夢魔はどんな顔をするのだかな…)

さすがユピティーさんは理解がお早いですね。喋りがいがありますよ。
そうです、試練みたいですねw夢の中で見た世界樹とそっくりそのままだと
探しやすいのですがねぇ。

そういえば先程の血の跡の件はどうしますか?気になるといえば気になりますね。

(イライラして来たぞ。これも主食であるグラス(草)を食べないからだ。
禁断症状というやつかな。どれ、ちょっと…)
ユピティーさんにムーダンさん、暫し狐の姿になって食事をして参ります。
すぐに追い付きますから先に行っていて下さいませ。

〜少し離れた岩陰に隠れる〜

がああーーーーっ!!!!
(フォックスが元の姿に戻ります)
バフォメット「あぁ〜、腹減った!ここら辺の草は全て喰らい尽くして、暫くの間
ペンペン草も生えないようにしてやるッ!!!!!」
121楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/09/28(水) 23:04:57.90
【白波の渓谷】
韓暹「兄貴ぃ、アルバートのヘタレ野郎、いつまで経ってもオスティア王国に宣戦布告しやがらねぇぜ!」

楊奉「韓暹よぉ、火の無ぇ所に煙を立たすにゃ、どうすりゃいいか知ってっか?w」

韓暹「・・・? どうすりゃいいんだ兄貴?」

楊奉「ヘヘッ、んなもん火を点けりゃいいに決まってんだろがw」
----「おう、李楽!胡才!」

李楽「何でさぁ、親分?」

胡才「いい獲物でも見つかったんですかい?」

楊奉「よぉ、テメェら今からオスティア軍に成りすましてマトゥーダ国のアツガ村襲ってこいよw」
----「適当に暴れたらバレねぇように戻ってこいやw」
----「分捕ったモンはテメェらで好きにしていいぜぇw」

李楽「ゲヘヘ、いよいよマトゥーダ国で掠奪ですかい!」
----「思いっきり暴れてきまさぁw」

胡才「おい李楽、女はお前にくれてやっから食いモンは残しとけよぉw」

韓暹「おうおう、テメェら兄貴に私掠を許されたからってハメ外すんじゃねぇぞ!」
----「アツガ村のすぐ隣のコルダ村にゃ、あの源為朝が駐屯してやがんだからよ!」

李楽「げぇ!源為朝!」

胡才「おっかねぇおっかねぇ・・・」

楊奉「そういうこったから、あんま長居すんじゃねぇぜ?w」
----「煙さえ立たせちまえば後はもっと楽しめんだからよw」

その晩、李楽と胡才は40人ほどの子分を率いてアツガ村へ向かった・・・。
122マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/29(木) 12:16:05.67
>>115
使者「クラード王、どうかマトゥーダ国をお助けくだされ!」
123クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/09/29(木) 14:58:52.11
>>122
(送られて来た書状を読み終わり、トリスタンのほうに放り投げる)
このアルバート伯もまた弱腰でなwスパイによるとあちこちに書状を送っているらしい。
だが我々にとっては付け入る隙があるという事よ。
トリスタン。兵で挟み撃ちにしようと持ち掛けて、腰抜けのマトゥーダ伯は動くだろうか?否、動くまい。
今も執務室であちらこちらに助けを乞い願う書状をしたためているはずだ。
暗殺しろ。暗殺してオスティアのアイギス王に濡れ衣を着せるのだ。

(忍びガガアルをマトゥーダ国に送り込みました)
124コイド=フロードム:2011/09/29(木) 15:10:03.49
>>122
あんた何の為に国を統べる立場に立ったんだ?
三年前の総選挙で俺はあんたの家柄のよさに負けて副首領の立場に甘んじた。
だが、今のこのザマは何だ!何の対策も練らずにただお助け下さいとばかりに
各国へ書状を送るばかりだ。土下座外交。しかも返書をちゃんと読んでるか?
あんた一体何をどうしたいんだ?王子の助けを待つ深窓の姫でもないだろうに。
分かったらさっさと事態の沈静化の為にアツガ村に近衛軍を派遣するんだ!
125マトゥーダ伯アルバート ◆iSwvsRYZJ. :2011/09/29(木) 17:35:02.67
>>123
むっ?貴様、何奴!?
な、何だそのナイフは!
ま、待て!話せばわかる!
う、うわぁ!

>>124
も、もう私は長くないだろう……
コイド、私に代わってマトゥーダ国を……

( アルバート、逝去!)
>>124
お前がパパを殺したんだ!
コイド=フロードム、絶対に許さないからな!
127コイド=フロードム:2011/09/29(木) 18:56:36.53
>>126
は?殺したのは何処かの忍びではないか。
日頃より剣の鍛練を怠ったアルバート殿に責任があるだろう。

副首領である私が、次の貴族選挙まで国をまとめるがよろしいですかな?
まずはアルバート殿の国葬を・・・と言いたいところだが事態は切迫している。
マトゥーダ近衛軍を辺境アツガ村に派遣する。

【マトゥーダ国アツガ村】
総指揮隊長クルテス大尉「これは酷いな・・・だが佇んでもいられない。よし、全ての者を引っ捕らえよ!
賊が村人に化けていることも考えられる。責任は俺が取る!村人だと確認された者達だけ釈放していけ!」
兵「はっ!」
クルテス大尉「オスティア国コルダ村にいるオスティア軍と連絡を取りたい。使いに出よ」
兵「はっ」

〜使いの兵はコルダ村に書状を持って出向きました〜

>>103
【書状】
オスティア軍司令官殿、私はコイド=フロードム、マトゥーダ国の副首領である。
首領アルバート殿は刺客に襲われ儚くなった。仕事は私が引き継がせて頂く。

この度は賊軍とそれに便乗した賊が侵略・略奪行為に走り、まことに遺憾である。
言うまでもなく賠償を速やかにする所存だ。クルテス大尉を派遣する。詳しいことは現地に行った兵に
聞いて欲しい。

使いの兵「賊は現在捕らえてふるいに掛けている最中でありまして、しばらく待って頂ければ、身柄を
引き渡すことが可能でしょう。
首のみが欲しいのであれば、そう致しますが如何でしょうか?」
128名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 20:57:36.51
せっかく戦争のチャンスだったのに
アルバートとコイドは空気読めよな
129名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:07:12.86
いいじゃんどうなっても
130名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:13:20.17
戦いたかったら自分で松永みたいに戦争ふっかけりゃいい
131名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:19:02.17
>>128
マトゥーダは国が小せぇみたいだから潰されるだけだろw
132名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:29:55.38
>>129-131
アルバート必死だなw
133名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:32:03.75
アルバート=コイドだろ?
134名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:46:08.51
前にもアルバートが戦争回避しようとした時に文句つけてた奴いたけど、
戦争ネタやりたいなら自分でネタ振りすればいいだけじゃないか?
アルバートやコイドを非難するのはおかしい
135名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 21:53:03.43
>>134
もういい、もういいんだ
アルバート、涙拭けよww
136名無しちゃん…電波届いた?:2011/09/29(木) 22:06:57.59
>>128
キグナスだっけ?そっちは戦争起こせそうじゃない?
137クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/09/29(木) 23:08:05.57
>>127
〜マトゥーダ国の宮殿にて〜

(残った近衛兵は中庭を隅から隅まで探しています)
偽装近衛兵「ファントム中尉!庭先にこのようなものが!」
ファントム中尉「ん?…こ、これはオスティア国の近衛兵だけが身に付けているブローチ!早速コイド様に
お見せしよう!」

>>127
〜ファントムは執務室に通されました〜

ファントム中尉「コイド様!実は庭先にこのようなものが落ちておりました!」
(中尉の手のひらには、血まみれのオスティア近衛軍のバッジが生々しく置かれている)

ファントム中尉「如何致しましょう」
138世界樹マタリエス:2011/09/30(金) 16:29:12.93
>>112
さやさやさや・・・
(長老よ、先だっての人間同士・・・いや魔族との争いにより、若い世界樹がひとつ、枯れてしまった。
毒の黒雨の影響だけではない、魔に汚染された魂が近くにある彼の元に殺到したからだ。
自浄作用が限界に達してしまい、悲しい断末魔の声を上げた彼の死にざまを忘れることは出来ない)

さやさや・・・
(我々は動くことが出来ない。よって魔族の魂を輪廻の輪に戻すために受け入れることを一時中断した
ほうが良いと考える。
でないと若いニメラやニナ、サイルがミルドのように枯れ果ててしまう。
わしやピア、そして世界樹の長老である貴方は成熟し、また山上に居ることもあり無事だろうが・・・)
139コイド=フロードム:2011/09/30(金) 17:28:08.88
>>137
ん?これは何だ?
…オスティア国軍近衛兵だけが付けるバッジではないか!!
大国オスティアとは事を荒立てたくないと思ったが、これが罪の証ならオスティアはアルバート殿を殺し、
次は他ならぬ私に刃を向けてくるのではないか…?。
アツガ村に向かったコルテスにこの急ぎバッジを渡し伝えよ、オスティア国軍には十分に気をつけよとな。
オスティアの司令官に会見してこのバッジを見せ問い質すのだ。
そしてもし奴らが侵略して来たら迷わず叩け。その為に山に万里の長城を建設する。
大工や作業員を国をあげて多数送り込むが、その前にアツガ村の警備を怠るな。

コノーエよ、急ぎ忍びをオスティア国に送れ。既にビオレゲンスに忍び込ませている忍びと連絡を取り、
王の近辺を探らせるのだ。
そして今から書く書状をキグナス国に届けさせよ。

【親書】
キグナス国クラード国王殿、私はマトゥーダ伯コイドである。
貴国はオスティア国をどう思っておられる?魔族が横行するようになった、あの国を…
世界が魔族によって作られたものなら、人間はどうなるのだろう?例えば、ミストラングのような…

実は私は今、かの国と紛争を起こしている。発端は前伯アルバート殿の時代にわが軍が略奪をした為だが、
アルバート殿はオスティアに密かに殺害された可能性も出て来た。
私としてはオスティア国との間に万里の長城を作るつもりでいるが、どうだろう?
オスティア国に侵略してみては。王の腹心がこちらにいる今、そちらとの国境は無警戒に近いだろう。
破竹の進撃で廃都オスティリアに入ってしまえばこちらのものだ。
オスティアを挟み撃ちにして領土を減らす為に同盟を組もうではないか。
ちなみにマトゥーダの背後はミストラング国の為、侵略される可能性はほぼないので安心されよ。
不利過ぎる状況で他国に戦を吹っ掛ける無責任な私ではない。それでは、良い返事をお待ちしている。

※この手紙は読み終わったら燃やしてほしい。
140紳士フォックス:2011/09/30(金) 17:56:11.41
>>ユピティーさん、バイ・ムーダンさん

…失礼致しました。戻って参りましたよ。
それでは、先に参りましょうか。
141雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/09/30(金) 19:08:06.05
>>120
(一匹の雀が、大オスティア川の北側に広がるキグナス国目がけて飛び立ちます)
ハピ、お願いねっ。

(フォックスが帽子の中から水晶を取り出します)
ほんとだ、私たちが来た道が映ってる。
森に丘に試練の泉……遠くの事が分かる魔法って、とっても便利ね!
ハピみたいなシキガミって、私も使えるのかなー?

(魂の話に移り)
世界によって、ちょっぴり伝わってるお話は違うみたいね。
魂が集まるのは地下じゃなくて、海の底とか、空の上って世界もあるみたい。
でも、だいたいは地面の底って思われてるよ。
この世界でも世界樹がどこかに運んでると思うけど……。

(血の跡の件を問われ)
うーん、近くには何もなかったし、もうこの辺りには落とし主も居ないんじゃないかなー?

(話の途中でフォックスは食事のために離れます)
うん、いってらっしゃい。

>>140
(森を進み、女神の湖が近づいた辺りでフォックスが合流します)
おかえりっ、フォックス!
そー言えばいつもみたいに魔法で食べ物を出さなかったね?
魔法って、あんまり使うと疲れちゃうの?

>>121
(流れる雀の鳴き声を聞き、目を水晶に移すと、そこには峻険な渓谷が映ってました)
あっ……ここはオスティア川の辺かな?
地図に白波の渓谷って書いてある辺りね。
人間たちが住むには少し不便そうだけど、ちゃんと住んでる人たちもいるみたい。
バイみたいに自然と共存して暮らしたいって人たちかなー?
142紳士フォックス:2011/09/30(金) 23:43:45.07
>>141
ハピ「チュンチュン!」

(自分にも式神を使えるかと問うユピティーに)
ええ、勿論修行をすれば使えるようになりますよ。でも大変です。人によっては
滝に打たれたり…
今の魔法の場合、異世界の東洋の式神と西洋の水晶球の魔法を組み合わせています。
でも慣れてしまえば簡単ですけどね。
そうだ、私と離れた時の連絡用に手頃な水晶球をひとつ差し上げましょう。

○直径五ミリの水晶球
○直径一センチの水晶球
○直径一・五センチの水晶球

…どれが宜しいですか?

>>バイ・ムーダンさん
貴方にもひとつ差し上げましょう。

○五センチの水晶球
○七・五センチの水晶球
○十センチの水晶球

どれが宜しいですか?遠慮はいりませんよ。
その水晶球に触れ、相手のイメージをインプットすれば、相手にこちらの声が届
きます。もし相手も水晶球を持っていれば会話が出来ますよ。
まぁ水晶球の魔法については、おいおい覚えていきましょう。責任を持って教え
ますから安心して下さいね。

(魂の話になり)
なるほど…。人々には輪廻転生がありますからね。まぁ三途の川から引き返した
方しか真相は解りませんねw記憶は殆どにおいて転生のおりに浄化されてしまい
ますから…
私は生まれた時から、世界が終わるまで死にもせずに生き続ける運命なんですよ。
可愛がっていたヤギが死んだり、悲しい記憶が蓄積されて行くのは時々嫌になりますね…
ちなみに転生してもまた会いたい方はいらっしゃいますか?

(食事から戻り)
只今帰りました。いやはや、確かに食べ物は出せるんですが、たまにその土地の
新鮮な「草」が食べたくなるんですよ。お見苦しいので見えないところで頂いて
来ましたwふふ。

(水晶球を覗いて)
白波の渓谷ですか、うーん…
何故か不穏な気配を感じてしまうのは私だけでしょうか…
143クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/01(土) 22:49:20.20
>>139
ふん・・・来たなw
魔族がどうとか人間がどうとかなどどうでもいい。

血を!!!

マトゥーダ伯に連絡をするのだ、文面了解したとな。
戦いだ!廃都オスティリアに向けて進軍を開始する。
十万の兵を組織させよ。兵糧をかき集めるのだ!
144クラードの中の人 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/01(土) 22:53:45.31
ところで、アイギスさん不在のまま廃都オスティリアに、不戦で入ってしまうのは少々気が引けるのですが…
145アイギスの中の人 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/10/01(土) 23:25:34.16
しばらく手を付けずすいません
明日にはまとめてお返しします><
146クラードの中の人 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/01(土) 23:39:25.65
>>145
お忙しい所あれですが、お待ちしています^^
147楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/02(日) 09:18:18.35
【マトゥーダ国アツガ村の裏山山中】
李楽「ゲヘヘ、あれがアツガ村かw」

胡才「見るからにシケた村だなぁ?w」

李楽「でもよぉ、あの村で適当に暴れりゃ、あとあとマトゥーダ国で稼げるんだろ?w」

胡才「今まで親分の言ったことが間違った試しは無ぇしなぁw」
----「とりあえずいつも通りひと仕事しに行こうぜぇw」

李楽「おう、野郎ども!ちゃんとオスティア軍の軍服は着たなぁ?」

胡才「いいかテメェら!」
----「『大魔縁陛下の名の下に!』ってぇ叫びながら奪い尽くし殺し尽くし焼き尽くすんだぜぇ!」

李楽「そいじゃ行くぞ野郎ども!」

胡才「ヒャッハーッ!大魔縁陛下の名の下にぃ!」

李楽・胡才率いる白波賊40人がオスティア軍を装ってアツガ村を襲撃した!

>>141>>142
【白波の渓谷】
楊奉「・・・?」

韓暹「どうしたぃ兄貴、急に呆けた顔になっちまってぇ?」

楊奉「なぁ韓暹、いま透き通った女の声が聞こえなかったか?」

韓暹「女ぁ?・・・そりゃ奥の間にゃ兄貴や俺の妾たちがいるけどよぉ・・・」
----「この本営にゃ、兄貴と俺しかいねぇですぜw」

楊奉「だよなぁ・・・?」
----「天女のような声ってぇのは、ああいう声のこと言うんだろうけどよ・・・」
----「ケッ、空耳ってヤツかw」

韓暹「おいおい兄貴ぃ、天女たぁ随分大袈裟じゃねぇかぃw」
----「李楽の野郎の色ボケがうつっちまったかぁ?w」

楊奉「ヘヘッ、何とでも言いやがれw」

楊奉はユピティーの声をうっすらと感じることができるようです。
148マトゥーダ伯コイド:2011/10/02(日) 14:08:46.05
>>139
【アツガ村】

先触れの兵「クルテス様!コイド様よりこのようなものが!!」
クルテス大尉「これは…どこで見付かったのだ?」
先触れの兵「はっ!前マトゥーダ伯アルバート様の居室に近い中庭にございます!」
クルテス大尉「会見の際に確かめよう。それで…んっ?どうした!?」

※大尉の名前、コルテスではなくクルテスでした。すみません…。

>>147
兵「敵兵です!敵はオスティア!」
クルテス「裏から来たか。千の兵をまとめよ!一人も逃すな、身柄を確保しろ!」
敵兵「大魔縁陛下の名の下に!」

〜クルテスは自ら刃を交えました〜

クルテス大尉「やあっ!ん?オスティア近衛軍にしては貧相で野卑な面をしているな。
とあっ!!それに言葉に訛りがある。どこの田舎者だッ?」
149シャドウ・マスター:2011/10/02(日) 14:32:11.79
>>126
(エドワードの夢の中)
エドワード王子様…貴方の深い哀しみに引かれて、この夢に出て参りました。
私の名はシャドウ・マスターと申します。
あまりお嘆き遊ばされるな。
あの身の程知らずで傲慢なコイド=フロードムめに一矢報いてやろうではありませぬか。
私はここにおります。お越しを今か今かとお待ちしておりますよ。
(はらりと、エドワードのベッドのサイド・テーブルに羊皮紙に書かれた地図が舞い降りた)
150キグナス国謀臣:2011/10/02(日) 16:51:01.51
>>143
陛下、オスティアの魔力の枢要は魔導院にあります
このまま大軍をオスティリアに向けると同時に、少数の特殊部隊を編成して魔導院を占拠すべきでしょう

敵の主だった武将が我々と対決するために西部に赴くでしょう
ですから魔導院攻撃はやりやすいのです
また、魔導院を攻略すればオスティア軍と戦っても勝算が大きくなりましょう
151クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/02(日) 17:47:35.49
>>150
よし、わかった。ふふっ、いつもながらの献策有り難くまた嬉しく思うぞ。
まことにそなたは頼りになる…。
それでは、そなたが特殊部隊を率いて魔導院を占拠してくれまいか?
必要な兵の数があったなら言って欲しい。
152キグナス国謀臣:2011/10/02(日) 18:07:27.56
>>151
まだまだお若いですな。そもそも我々を焚きつけたのはマトゥーダ伯コイドですぞ
コイドは自分は安穏としながら我々に危ない橋を渡らせようとしているのです
それを許されるおつもりか?
魔導院占拠の特殊部隊はマトゥーダに編成させるべきでしょう
マトゥーダは小国、援軍は望めまいが少数の特殊部隊を出すことくらいはできるでしょう
それで始めて公平な同盟関係が出来上がるというものです
陛下には、コイド宛てに打診の文書を書かれることをお勧め致します
153クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/02(日) 19:17:13.48
>>152
うむ…実はマトゥーダとオスティアに亀裂を入れさせたのは、余なのだ。
血塗れのオスティア近衛軍バッジをスパイの手からコイドに渡してな。
だがそのような事、コイドが知る筈もなく…知らぬゆえ、言いだしっぺは向こうという事でいいよなぁ…w

>>148
【書状】
コイド殿、書状は届いただろうか?おってまた書状を届けさせて頂く。
オスティアを挟み撃ちにするとのお話だが、ありていに申せば貴殿は万里の長城を建設するだけ。
我々にオスティアを侵略させて目を逸らす間に、国の防備を強固にしているだけと思われても仕方ない。

どうだろう。

オスティア魔導院を占拠するために特殊部隊を出して頂けまいか?
貴国は知っての通り小さな国。オスティアと睨み合う事は出来ても挟み撃ちのための援軍を出せはしないだろう。
しかも貴国には優れたスパイや特殊部隊が数多いと聞く。これも小国を守りきるためだ。
それを出して頂きたい。連絡のためにスパイをこちらからも何人か送り込もう。

対等な同盟国としてよい返事を待っている。
154雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/02(日) 20:56:58.78
>>142
(式神は修業すれば使えると答えるフォックスに)
ふーん、やっぱり魔法って難しい修行が必要なのね。
でも私が滝に打たれたら、滝壺の中に沈んじゃいそう……。

(フォックスが連絡用にと三つの水晶球を取り出すと、一番小さい物を指さします)
じゃー……これっ、小さい方が軽くて運びやすいもん!
さっそく試してみよっかな。

(不意に水晶球を持ったまま、木の陰に隠れて)
あーあー……聞こえる、フォックス?
これ、フォックスだと思って大事にするねっ。

(魂の話の中で、転生しても会いたい人はいるかと問われて)
転生? うーん、そんなに先のことまで考えないなあ……。
でもフォックスに、バイに、ミストラングの王様に、ファトナとか他の妖精たちには会えたらいーな。

>>147
(式神の雀、ハピが楊奉の真上近くを通過すると、水晶からは小さく声が聞こえてくる)
あれ、今誰かの声が聞こえたよーな……?
フォックス、ハピが帰る時にもう一回今の所に寄ってもらえるかな?

>>143
(やがてハピが白波の渓谷を抜けると、白鳥の様に優美なキグナス国独特の建築群が小さく見えてくる)
綺麗な建物がいっぱい!
でも何か騒がしいみたいね……みんなとっても忙しそう。
なんとなくオスティアの辺りで争いが起きてた時の雰囲気に似てるけど……メルシィで王様にお知らせした方がいーのかな?
うーん、もーちょっと何が起きてるのか知りたい所ね。
>>106
【王の間】
文官「陛下、ミストラングより書状でございます。フェイド王様は筆まめでございますね。」

(書状を受け取る)

毎回自ら筆をとり書状を書くなど丁寧なものだな、使者に用件を伝えて伝言させてもよいのに。
使者が伝言を偽装するおそれはかの国の人間にはあるまい、これほど人徳ある王の臣下にはな。

【返書】
元気そうで何よりである。政に熱心なのは良いことだ。国内の安定なくして大国となることは不可能であるからな。
余もこの世で政を司れることを嬉しく思う、以前いた世界で余の一生が終わっていたならば余はただの敗者として名を残すのみであった。
これは皆で肖像画に感謝せねばなるまいな。

我が国には多くの学者や書が存在する。貴国の学者らとも交流できれば両国の文化に新たな発展が起きるかもしれぬな。
国を治めるは武のみならず学問芸術分野も必要不可欠、是非ともお願いしたい。学者の選定は国の役人が行う。
旅行者が増えるのは有難い。港町であるスワン・フヴィートは国民の間でも人気でな、ミンス島との講和も成立したゆえパリエース島への観光プランも考えている。

教団が指揮する軍隊ほど恐ろしい者はない。彼らは信仰のもとに戦い死ねば殉教者として英雄視される。
カーラ教は国の管轄に置かれているが奴らが造反すれば国も危ういだろうな。裁判の件では貴殿の申される通りにとりはからってくれ。我々も出来る限り移民対策を行う。
コルダ村の問題は我々も頭の痛いことだ。貴国が不干渉の立場を明確にしてくれたことは余から感謝申し上げる。心配をさせてすまない。
では、両国の長らくの友好を祝して。                    【印】

>>115
(いえいえ、簡単なものですいません)
【王の間】
藤原頼長「そろそろキグナスが何か行動を起こす時期でしょうな。彼らがこのまま傍観するわけはありません、必ずや漁夫の利を狙います。」

くっくっく……いくら足掻こうと無駄なことだ、元より決まった運命を覆すことはできんよ。
だが念には念を、な。頼長、地下よりあの亡骸を全て出し末後の宮殿のアウスルクスに渡せ、余の兵を復活させる。

藤原頼長「…承知いたしました。陛下がかの国の六波羅、大江山始め各地の首塚より召喚した亡骸、陛下のもとで戦い、散った兵500.。
       彼らがいれば大きな戦力となりますね、しかしこの程度の相手に使うほどではないと私は思いますが。」

かまわぬ。家臣らもいつまでも死した人形では哀れでならぬ。頼長は直ちに亡骸と共に出立せよ。
(天球のカケラを取り出して)
聞こえるかアウスルクス、これより頼長が末後の宮殿へ向かう。お前は儀式の準備をするのだ。
む?どこかへ出かけているのか、今すぐに宮殿へ戻れ、これは余からの命令だ。

(頼長が末後の宮殿へ出発)
>>121
【山中】
為朝は未だ単騎山賊を殺し続けていた。矢筒の矢束は底をつき始めていた。

源為朝「そろそろ潮時だな、矢もなくなっちまった。もっともこんな雑魚どもなら首へし折るなんざ容易いがな。
     結局賊どもの指揮官格は見つけられんかった、下賤ども、いずれなますに刻んでやるわ。」

為朝が山を下ろうとすると、向こうから一人の男がこちらへ歩いて来るのが見えた。身なりからして旅人のようだ。

源為朝「おいそこの者、俺はオスティア王国の将だ。聞くがこのあたりは大規模な盗賊団でもあるのか?」

旅人「は、はい。白波の渓谷と申しますところに白波賊という奴らが居りましてなぁ。それがあまりに勢いづいてるもんで。
    役人様達も討伐することができず野放しのままになっているのです。頭目は楊奉とかいう男です。奴らは皆ひどい乱暴者だとか。」

源為朝「白波賊?聞いたことがねえな。まあいいや、そうかい、そいつが俺の獲物ってわけだ。ありがとよ、行っていいぜ。(礼をし、旅人が再び歩きだす。)
     楊奉、その名前、覚えておくぜ。せいぜい俺に狩られる日を楽しみにしてやがれ!(山を下り陣地へ向かう)」

【コルダ村】
部隊長「将軍、村中心部の制圧を完了しました。全兵に休息命令をお出しください。」

副将「よし、全部隊の兵に食料と水を配れ。為朝殿が戻るまで休息とする。」

部隊長「ははッ。…ところで為朝将軍はどちらへ?帰りが遅いようですが。」

副将「山へ賊狩りに行ったよ、一人でな。為朝殿ほどの手だれが易々と賊にやられはせん。おおかた奥深くへ入りすぎたって所だろう。きっともうじき戻られる。」

部隊長「あの人に勝てる奴なんてオスティアの正規兵でもいませんよ。では失礼いたす。」

>>127
【コルダ村陣地】
村では為朝が帰還し、副将らと酒を飲み今日の武勇伝を語り合っていた。
そこへマトゥーダより使者が到着する。

源為朝「おう、ご苦労だったな。まあ座れ。(使者に席を与える。)」

(……書状を読み終えると為朝は愉快そうに笑いだした)

源為朝「はっはっはっはッ!!こりゃあ何の冗談だ?俺達をからかって楽しんでんのか?あんたらの国は。アルバートとかいう奴が死んだのは神である陛下に逆らったからだ。罰が下ったんだよ!
     それに今頃講和だって?本当にその気があるってんならこのコイドとかいう奴本人が来いよ。それが出来ねえなら断るぜ。
     (いや待てよ……こいつらの指導者が死んだ今、奴らの国には新しい指導者に不満を持つ勢力も少なからずいるはずだ。
     そいつらを利用できりゃあ外と内、両方からこの国を潰せる。)おい、この使節に参った兵を殺せ。命令だ!

兵「うおおおおおおおおォォォッ!(使いに来た兵の首をはねる)」

源為朝「死体は身ぐるみ剥いで山に捨ててこい、使者は途中でこのあたりじゃ有名な白波賊に殺されここには参らずもちろん書状も届かなかった、ってシナリオだ。
     この書状も死体の傍に置いておけ。これがなくては怪しまれるからな。はははっ、こりゃあ愉快だ!!陛下にいい報告ができる。」

兵「はッ。(数名で死体を引きずり陣地を後にする。残った数名が血の後片付けをしていた。)」
>>143
【王の間】
武官「陛下、急報です!!キグナス国に不穏な動きあり、諜報からの報告によれば廃都オスティリアへ侵攻してくる恐れがあります!」

くっくっく、いよいよ本性を現したな。機は熟せり、オスティア国王にして大魔縁・アイギスの名において命ず、直ちに迎撃の準備に入れ!!
アエトスフラーギスにいる為義らにオスティリアへ入るよう書状を出す。この戦は奴らに任せるとしよう。それに……頼長の持つ亡骸を蘇らせることができれば奴らも加勢に出せるな。
為朝はコルダ村に引き続き待機させマトゥーダの警戒にあたらせるのだ。奴らの動きも油断はできん。
しかし…オスティリアとは面妖なことよ。あそこは今となっては宮殿はおろか民家も全て焼け落ち、猫一匹見ることは出来ぬのに。何を企んでいる?

(アエトスフラーギス、コルダ村へ命令書が送られた。)

【命令書】
アエトスフラーギス守備軍主将・源為義に命ずる、この度キグナス国が我が領内の旧都オスティリアを目指し進撃を始めるとのことだ。
守備軍は兵を割き西方からの異民族の侵攻に備えつつ旧都・オスティリアで迎撃態勢を取れ。早急に敵軍を討伐せよ。
じきに援軍も行くはずだ、彼らと合流し敵を討て。勝利の報を都にて待つ。
                              【印】
【アカデメイア(>>62)】
アルテミシオンと談笑するアウスルクスに、王からの命が下った。

…すみませんね、陛下からの命令が出てしまいました。至急帰れとのことです。もっとここにいたいですが、戻らねばなりません。
楽しかったですよ、ありがとう。仕事が終わりましたらすぐに戻ってきますから。では、失礼。(末後の宮殿へ向かう)

>>147-148
【コルダ村陣地】
伝令兵「将軍、アツガ村でオスティアの正規兵を名乗る謎の集団とマトゥーダ軍が戦闘を始めました。
     やっていることは賊とまるで変わりありません、いかがいたしましょう。」

報告を聞いた為朝は、怒りに震え立ち上がり座っていた椅子を蹴り飛ばして大声で怒鳴った。

源為朝「下衆どもがああああ!!!よくも、よくも陛下の名に泥を塗ったな!!許さねえ、まとめて皆殺しにしてやらあ!!」

兵「将軍、どうか落ち着いて…ぐわッ!(為朝に殴られる)」
兵「(小声で)やめとけ、為朝さんは王に対しての忠誠は家臣の中の誰よりも強い、下手すりゃ殺されるぞ。」

源為朝「落ちついてられるはずがねぇだろう!!ああああ、どうやって陛下に詫びればよいのだ!俺の首だけでは到底償えんぞ。
     奴らを殺して後に俺が陛下の前で自刃するしかねえ、ああそれしかねえんだ!!(陣地を飛び出して馬にまたがり、国境付近へ向かう)」

しばらくして国境付近に到着した為朝は砲兵を設置していた部隊(>>77)に鬼の形相で命令した。

源為朝「おいお前ら、早く砲弾を持ってこい!!あいつら村ごと全部吹き飛ばしてやるわあああ!!!」

砲兵隊長「は、はいっ!!」

(アツガ村へ向け砲撃の準備開始)

(今週は毎日書けると思います。どうぞよろしく。)
158ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/10/02(日) 22:46:16.51
>>157
大魔縁様!
我ら魔兵にも出撃命令を!
マトゥーダ国を地上の地獄に変えてやりましょうぞ!
159紳士フォックス:2011/10/03(月) 00:19:40.10
>>154
ハハハ、必ずしも滝行が必要なわけではありませんよ。資質によりますね。
でも魔法が使える方は大体において、スンナリ式神が使えるようになりますよ。
私もある時興味を持ち、日本という国に行って教わって来ました…人の姿になってw

(ユピティーが水晶を選びました)
おや…それでいいんですか?ではそれを差し上げましょう。
(ユピティーがふと木々に隠れます)
『あーあー……聞こえる、フォックス?』
聞こえますよ。調子は良さそうですね。
『これ、フォックスだと思って大事にするねっ』
ありがとうございます!
ユピティーさんは時々、ひと…いや使い魔をたらすような事を言いますねぇ。
そうそう、これは水晶を入れておけるポシェットです、お気に召したらどうぞ。

つオレンジ色のチェックの小さなポシェット

ちなみに水晶球は、離れて3km位なら呼べば戻って来ますから安心ですよ。
それで呼ぶ時のために、水晶球に名前を付けてあげて欲しいのですが…
両手でぎゅっと水晶球を握って、名前を念じ伝えて下さいませ。水晶球の中に
意識を入れる感覚で。

(転生の話について)
なるほど…私まで会いたい人の中に入れて頂き、ありがとうございます。
私もまた、ユピティーさんに会いたいと思いますよ。
せっかくなので生まれ変わったユピティーさんが誰か判るように、刻印を付けさせて
頂きましょう。
(緑色の魔法のスタンプをユピティーの額に押しました。バフォメットの逆さ★
印は一瞬で目に見えなくなりました)

(水晶球を通し、式神の目から覗いていて)
今の所ですね?分かりました。ハピに伝えましょう。
『ピルピッピ、ピュルリ〜』
さ、今ので解ったはずですよ。

(キグナス国の都市部に入って)
おや…本当に、何やら活気づいているようですね。
しかし、どこへ戦いを仕掛けるつもりなのでしょう。
ええ、もう少し探らせましょうか。
160炎の妖精修造 ◆ezLrsvRnXc :2011/10/03(月) 10:16:19.35
>>154
修行がつらいから、私には難しそうだから…
そんな理由で諦めちゃ駄目だ!
あともうちょっとのとこなんだから!
もう少し頑張ってみろよ!
俺についてこい!
シュウッ!ゾウッ!
161藤原良房 ◆1tZ7B3aH8M :2011/10/03(月) 14:52:46.02
>>155-157
国王陛下、マトゥーダ国に派遣しておるスパイから緊急に連絡が来ましてなあ!

それによると、マトゥーダの奴らは我が美しきオスティア国を廃都状態のオスティリアで分断し、それより
西を征服してキグナス国の領土にする算段のようにござりまする!!
しかも既に10万の兵がキグナス首都に集められ、はぁ出陣したとのことじゃ!

はてさて紹介が遅れましたな。わしの孫は清和天皇!清和源氏の始祖にござりまする。
162名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 17:50:14.92
>>147
八戸愛してるよー(^3^)/
163マトゥーダ伯コイド:2011/10/03(月) 18:26:59.91
>>156
【マトゥーダ国アツガ村】
クルテス大尉「ぐぬぬっ…。コルダ村に行った使者の帰りが余りに遅いな…」
兵「大尉、大変です!使いに立った者が山中で遺体で発見されました!」
クルテス大尉「何だと!?書状はどうした?」
兵「それが…。遺体の側に読み捨てたかのように置いてあったとか」
クルテス大尉「仕方がない。マトゥーダ伯コイド様にはオスティアの王に直に書状を書いて頂き、及ばず
ながら私がコルダ村にいるオスティアから派遣された軍団長に話を付けに行ってくる」

【オスティア国コルダ村】
(30人ほどの兵士を引き連れてやってきたクルテス大尉だ)
私はマトゥーダ近衛師団序列第一位のリチャード・クルテス大尉だ。
貴殿らの首魁と話をしたい。

【マトゥーダ国アツガ村】
兵1「おい、マタ(※マトゥーダ国の首都)から増援の兵が来たぞ!」
兵2「何だって、万里の長城を立てる?造園(ぞうえん)だけに増援(ぞうえん)だな!」
兵3「苦し過ぎ…」
164クルテス大尉:2011/10/03(月) 18:51:26.17
(すみません、うっかり見落としてました、捕捉です)

>>157
クルテス大尉「いかん、オスティア軍がこちらを吹き飛ばそうとしている!
大砲を見た瞬間、目端の利く賊どもは蜘蛛の子を散らすようにいなくなったから威力は充分だったが、
被弾してはまずい!
早馬によると、間もなく多数の兵が届くとの話ゆえそれまでの辛抱だ。
165マトゥーダ伯コイド:2011/10/03(月) 18:55:32.37
>>164
すみません><
コテのほうクルテス大尉ではなくマトゥーダ伯コイドでした、お許しを。まぁ同じ人なんですが(爆)。
今日はドジってばかりで日が悪い。
166名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 19:34:40.85
賊と戦ってる最中なのを忘れてたなんて…強者の池沼だな……
167名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 19:44:41.20
見落としぐらい仕方ないじゃん
168キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/03(月) 20:48:22.44
うむ…クルテス大尉から書状が届いた。
コルダ村のオスティア軍に出した使いが遺体で発見されたそうだ。
クルテス大尉は自分が直接、コルダ村に駐留しているオスティア軍の長に話に行くと言っている。
自ら死地に足を踏み入れるというのだから仕方あるまい。さらばだ。
次の司令官はコノーエ、参謀総長たるそちの次男マクシム・コノーエに任せる。
早々にコルダ村へ派遣するのだ。

コノーエ「はっ」

>>143>>153
よし、了承の返書が来たか。
(ひと通り読んで)
どう思うか、コノーエ?うむ…うむ…、よし、そうしよう。
では司令官としてそちの長男アレクセイ・コノーエを派遣するが、良いな?

【キグナス国クラード王殿】
ご意見耳に痛い。確かに我々は万里の長城を建設するだけで精一杯で、援軍など出せぬ状況だ。
そこで仰る通り魔導院を襲撃いたそう。100人の特殊部隊を組織してオスティアに送り込む。
そちらからも特殊工作兵を出して頂けるそうで心強い。
集合場所だが三日後の午後一時、キグナス国とオスティア国の境にあるリーファイド山にいたそう。
枯れた大きな一本松がその頂き付近に立っている。そこだ。

では、対等な同盟関係を結んだ両国の末永い友好の始まりを祝い。

【印 章】
169マトゥーダ伯コイド:2011/10/03(月) 20:55:12.05
うむ…クルテス大尉から書状が届いた。
コルダ村のオスティア軍に出した使いが遺体で発見されたそうだ。
クルテス大尉は自分が直接、コルダ村に駐留しているオスティア軍の長に話に行くと言っている。
自ら死地に足を踏み入れるというのだから仕方あるまい。さらばだ。
次の司令官はコノーエ、参謀総長たるそちの次男マクシム・コノーエに任せる。
早々にコルダ村へ派遣するのだ。

コノーエ「はっ」

>>143>>153
よし、了承の返書が来たか。
(ひと通り読んで)
どう思うか、コノーエ?うむ…うむ…、よし、そうしよう。
では司令官としてそちの長男アレクセイ・コノーエを派遣するが、良いな?

【キグナス国クラード王殿】
ご意見耳に痛い。確かに我々は万里の長城を建設するだけで精一杯で、援軍など出せぬ状況だ。
そこで仰る通り魔導院を襲撃いたそう。100人の特殊部隊を組織してオスティアに送り込む。
そちらからも特殊工作兵を出して頂けるそうで心強い。
集合場所だが三日後の午後一時、キグナス国とオスティア国の境にあるリーファイド山にいたそう。
枯れた大きな一本松がその頂き付近に立っている。そこだ。

では、対等な同盟関係を結んだ両国の末永い友好の始まりを祝い。

【印 章】
170クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/03(月) 21:04:35.02
>>168-169
すみません…。
キグナス国王クラード王の中の人なんですが、コテを派手に間違いまして…。
>>168は脳内廃棄して下さい。
実はマトゥーダ伯コイド君から、ばい猿のためレス投下して欲しいとメールが来ましてね(仲いいんです)。
で彼のレスをうっかり自分のコテ付けて投下してしまいまして…

お騒がせいたしました。
171名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 21:12:37.60
コイドのミスウィルスは伝染する模様
>>158
【王の間】
はははっ、そうだ、お前の率いる魔兵がおったわ。これで戦力は十分であるな、我が方の勝ちが見えてきたぞ。
ゲイジュ、そなたはマトゥーダ方面を任せている為朝の指揮の元で任に当たれ。悪いがこの度は以前のような雨を降らせることは出来ぬ。
まぁこの度の敵はかつて戦った松永ほどの策士もおらんだろう、雨などなくとも十分だ。
ただし、深入りはせぬようにな。兵の損耗は極力抑えるのだぞ。では行くがよい!

【末後の宮殿】
大量の頭蓋骨を乗せた荷車とともに王より命を受けた藤原頼長が末後の宮殿に到着した。
兵たちは頭骨を宮殿の中へ手分けして運び入れ始める。

信徒「お待ちしておりました、頼長様。……申し訳ありませんが教父は魔導学校の視察に出ておりまして、まだお帰りになっておりません。」

藤原頼長「仕方ないですね、しばらく待たせていただきましょう。それで儀式の準備の方はどうなりました?」

信徒「はい。既に陣と触媒、及び生贄の準備が完了しております。今からでも儀式が可能です。」

藤原頼長「そうですか、それは良かった。では今のうちに首をそこに運んでおくとしましょう。彼が戻ったらすぐ始めますよ。
       ほっほっほ、忠正殿と顔を合わせるのも久方ぶりですね。陛下の国を見たらどう思われるでしょうか。」

>>161
【引き続き王の間】
成る程……存外奴らも考えなしに行動しているわけではなさそうだ。二国でなら我が国を滅ぼせるとでも?笑わせるな人間。
旧都オスティリアが落とされれば西方は松永が参戦してくる恐れがあるな、そうすれば我々は挟み撃ちだ。末後の宮殿も危うくなる。
戦を決めるは兵の数に非ず、将の器と知略、武勇よ。数が多かろうと中身がなければ人形同然だ。

おおお、なんという天のめぐりあわせよ!貴殿らがいなければ今の我々はいない、まさか貴方のようなお方が我が国にいらっしゃるとは。
これからもこのアイギス、いえ顕仁めを補佐してくだされ。

【アエトス・フラーギス】
使者「源為義将軍、アイギス陛下より勅命でございます。謹んで受け取りなされ。」

源為義「ははッ。拝見いたします。(書状を読む)…これはゆゆしき事態ですな、少し将らと協議いたします。」
(暫くして)
源為義「……とのことだ、陛下からの勅命ゆえ反対意見など申すことはできん、幸い松永軍は今のところ動きなし、先日の工事で砦の守備もより固めてある。(>>61
     援軍も来ると書かれてある、ここの守備兵の半分を率いオスティリアへ出立するとしよう。これはワシが自ら出張らねばなるまい。
     頼賢、お前は砦に残り松永軍を警戒せよ。家弘は後方から兵糧、武器等の支援を頼むぞい。」

源頼賢「分かりましたぜ親父殿、俺がいる限りこの砦は抜かせやしねぇぜ!」

平家弘「おう、ワシに任せて下されい。為義殿は安心して戦に専念なされい。」

源為義「決まったのう。使者殿、陛下の命令お受けいたすとお伝えくだされ。ワシは出陣の準備にかかります。」

使者「頼もしいですな、では期待しておりますよ。失礼。(部屋を出て行く)」
>>163-165
【コルダ村国境付近】
砲弾はまだか、早くしろと檄を飛ばす為朝のもとに王からの使者が訪れる。

使者「待たれよ、待たれよ!!」

源為朝「ああ?なんだお前、ふざけたことぬかしやがると絞め殺すぞ!!」

使者「為朝殿と言えども無礼でしょう、私はアイギス陛下の勅使として参ったものです!」

源為朝「なんですと!?これはこれは、申し訳ありませぬ。(平伏して無礼を詫びる)」

使者「陛下からの命令をお伝えいたします。マトゥーダに不穏な動きあり、コルダ村にて待機し戦闘はまだ控えよとのことです。(命令書を広げる)」

源為朝「う…うむ。…しかし…しかし奴らは陛下の名を汚したのだぞ!!それを黙って見過ごせというのはいかがなものか。」

使者「なんですかそれは?私も初耳です。この命令書が発せられた時、陛下ももちろんまだその話を聞いておりません。
    為朝殿が送られた報告の使者と入れ違いになってしまったのかもしれませんね。」

源為朝「なら仕方ねえ。その命令書は今この場で破棄だ、陛下は名誉を傷つけられることを一番嫌うことは俺が良く知っている。
     今からそのふざけた奴らを全部肉片にして都に送るからその旨を陛下に伝えてくれ。さあ戦だ、戦だ!!」

使者「(あきれ顔で)はぁ、為朝殿にはかないません。後々何があっても私は知りませんぞ!!」

使者を尻目に為朝が国境付近を見やるとアツガ村より兵団がやってくるのが見えた。先頭に立つ男がこちらに大声で呼びかける。(>>163

源為朝「おう、俺がこの軍を率いてる鎮西八郎為朝だ。今からお前らの国に山ほど砲弾をくれてやろうと思ってな、今準備で忙しい。
     まさか投降しにでも来たのか?言っておくが今投降したらお前らは全員生き埋めにしてやる。砲弾でバラされるのとどちらを選ぶんだ?」


多少のミスは仕方ないです
次から気をつけて繰り返さないようにすれば大丈夫
174キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/03(月) 21:38:46.92
>>169
よし、マトゥーダ伯に万事了解の使者を送れ。
その使者一行はそのままマトゥーダに逗留し、こちらにマトゥーダ伯コイドの動きを逐一知らせてこい。

…ふふ、余がなぜ廃墟と化した都を狙っているのかと?
それはな、建物を壊す手間が省けるからよ。ふふ、建物を壊す為に使う労働力は半端なものではないのだぞ。
相当な金も要る。あそこなら、建物を立て始めれば済むだろう。

よし、十万の兵が集まったか。その他…七万ばかりか…は国内守備のために残そう。


出陣だぁあ!!!
175名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 22:02:02.93
>>160
逆にウケた
176ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/10/03(月) 22:24:50.09
>>172
かしこまりました大魔縁様!
人間界最強の為朝と半魔半人の俺が組めば、
マトゥーダ国など三日で地獄にできましょう!
愚鈍で脆弱なマトゥーダ人どもの血を啜り肉を喰らい骨をしゃぶるのが楽しみだ!

>>173
よぉ、鎮西八郎!
この世界で俺様を使いこなせるのは大魔縁様を除けばお前だけよ!
さぁ、俺と一万の魔兵に殺戮の命令を下してくれ!
177名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/03(月) 22:31:55.56
ほのぼのした流れから、俄然殺伐とした流れになってきたなw
178風の妖精ヒュイ ◆4NyzffmZ1o :2011/10/04(火) 14:56:01.97
>>160
おまい熱すぎるんだよ!ユピティーも困惑してるだろが
ひとりで滝行してろよな

ユピティー、お久ッ!
179藤原良房 ◆1tZ7B3aH8M :2011/10/04(火) 16:00:21.47
>>172
勿論ですとも、祟徳上皇様…いや、アイギス・テルシテス様。
それにこちらこそ、子孫が多くお世話になりましてなあ。(深々と頭を下げる)

さて、二国と申しましても小国マトゥーダ国が挟み撃ちの兵を出せる筈ものうて…
マトゥーダ国の向こうにあるのは同盟国ミストラング国ですなあ。
戦争になると大量の流民がミストラング国になだれ込む恐れがありますゆえ、今回の開戦の次第について
改めて書をしたためては如何ですかな。
松永のほうは当主久秀はどうやら重病との噂もありますが如何なものですかのう。
久秀が直接、陣頭指揮を取るか否かで様相は大きく変わって参りますな。
180マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/04(火) 18:13:45.03
>>173
マトゥーダ伯コイド様には、アイギス王に直接書状を送るよう私から連絡しました。
どうか矛を納めて下さい。

私の首でよければ差し上げますよ。私は近衛師団序列第一位のリチャード・クルテスです。私ほかこの
30名は命を惜しみません。
ちなみに一つ、お聞きしたいのですがこれに見覚えありませぬか?
(血にまみれたオスティア国近衛兵のバッジを高く掲げ、殊更大きく声を張り上げる)
これは前伯アルバート様の居室に近い中庭に落ちていたものです。しかも、これを見つけたファントム中尉
なる者は王宮より姿を消しており只今捜索中であります。
コイド様がここへ来るのを躊躇われたのも、雑兵と戦い命を失うのを避けるためなのです!



ありがとうございます
次から気を付けます><
181雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/04(火) 18:52:38.55
>>159
資質? うーん、雷の力を持ってそうな生き物なら私に近い感じだし簡単にシキガミにできるかな?
電気ウナギとか電気ナマズだと、水の中しか行けなさそーだけど……。

(ポシェットを身に付けて、くるりと一回転)
ふふーん、似合う? フォックス?
うん、とっても素敵!これも大切にするねっ。

(水晶に名前を付けて欲しいと言われて、ぎゅぎゅっと両手の中に握りしめる)
エシェッタ! 握った瞬間に閃いたの。
きっとこれが霊感ってやつねっ。

(額に魔法の刻印を押されて、額を指で擦る)
ぅうん……ふふっ、くすぐったい。
(さっと女神の湖の端まで飛んでゆくと、額に掛かる髪を持ち上げて水面に顔を映す)
あれ?? 何にも付いてないね。

>>160
うーん、急に暑くなってきた……あれ、この感じってま、まさか……!

(こっちに向かって飛んでくる炎の妖精修造を見て)
Σわわっ、やっぱり!
炎の妖精さんは前とお変わりないよーねっ。
だって、とっても暑くなるんだもん……。

う、うん……実は難しそうな修業なら、魔法が使えなくてもいいかなって思っちゃってた。
でも修業する前から諦めてたらダメだよね。
……えっ、付いて来て? どこに行けばいーの?

>>174
(フォックスの水晶が、廃都オスティリアに向かう10万の進軍を映す)
たくさんの人たちが、北の方に向かってく……。
良く分からないけど向かってるのはオスティアの辺りかな?
あれって、やっぱり戦ったり争ったりするために行くのよね。
みんな剣とか鎧とか身に付けてるし……。

メルシィ、すぐに王様にお知らせしてきて。
キグナス国から、武器を持った人たちがものすごーくいっぱい北の方に向かってる……って。
(ユピティーがそう言うと、メルシィはミストラング向けて飛び立って行きます)

>>177
未来は何が起こるか分からないよ。
飛び出してきた炎の妖精にぶつかるかもしれないし、茂みの蜘蛛の巣に絡まっちゃうかもしれない……。
だから、いつも用心。油断は禁物ねっ。

>>178
あれは……ヒュイ!
イルミンサリヤで、みんな別れ別れになっちゃって以来だから、本当にお久しぶりねっ。
ヒュイも世界樹を探してエールの森まで来たの?
(風に流れて降りてくる妖精を見上げて)
182クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/04(火) 19:23:58.47
>>172
(オスティア王国との境に馬で侵入して)
隊列を組めーーッ!

ハハァッ!草原を走るのは快適だ!撃ち殺せッ!
(兵がオスティア王国側の見張りを撃ち殺しました)
ハハハ、気分がいいな。このままあそこに見える村に突入だッ!行けーーッッ!!

(クラード王率いるキグナス軍は、オスティア最南端のガラ村を焼き討ちし始めました)

目ぼしい物を奪えッ、男は爺に至るまで殺害せよッ!だが女・子どもには手を出すな!後で妾にして子どもを
産ませることが出来るからなッ!しかし逆らって来る女についてはその限りではない、殺せッ!!

(村を焼きつくして一人、王は馬上優雅に佇む)

これが私の初陣だ。何の感慨も無かったな。
…さて、歩兵はどの位追い付いて来ているだろう?
ん?貴様何をしているッ?
(物陰で村娘を犯そうとしている兵士を目に鋭く捉えて)

タタタタタタタタ……ズバッ!!!!
(馬を下りて走り寄ると愛刀一閃、兵士の首を跳ね飛ばす)

皆の者、聞けい!
キグナス軍においては、略奪はある程度構わぬが犯す者は斬るッ!
よく心に念じておけいッ!!
183紳士フォックス:2011/10/04(火) 22:06:04.45
>>181
ハハハ、雷性とかはあまり関係がありませんねw
えぇと、とても上達すると人間の式神を作ることが出来ます。出来るんですが、
ユピティーさんはまだ初心者の為、そうですね…式神にするには、アマガエルと
蜘蛛ではいずれがお好みですか?

(ポシェットを身に付けたユピティーを見て)
えぇ、とても似合いますよ。そうそう、敵が近付いたら手首を締め付けて教えて
くれるブレスレットを差し上げましょう。何色がお好みですか?

つ赤・白・緑・橙・青のブレスレット(妖精用)

(水晶球の名前を聞いて)
エシェッタですか、いい名前ですね。一応私も記憶しておかなければ…
ええ、ユピティーさんには直感があるのかも。それにエシェッタとは相性が
いいのかも知れませんね。宝石にも相性があるんですよ。

(額の刻印の事を聞かれて)
ふふっ、それは普段は誰にも感知する事は出来ませんよ。
でも私にはユピティーさんが何処にいるか分かりますし、危機が訪れると緑色の
[印]が現れます。大抵の魔物は額の印を見れば顔色を変えて引き下がりますよ。
あ、えぇっと…大悪魔様から貸していただいてるものですからね。
あっと、でも大丈夫。大悪魔様と呼ばれてはいますが、元々は古い自然と農業の神。
一生懸命生きている生き物には情け深いですからね。
>>176
【王の間】
くくく…面白い、なんとも面白い取り合わせだ、お前と為朝を合わせて使う時が来るとはな。
敵の動きは読めぬが為朝の元で武功を上げるが良い、励め!

【国境付近】
源為朝「へえ、あんたが陛下の元から来た援軍かい。陛下が送り込まれた男なら腕っ節はよさそうだ。
     俺は源為朝、陛下に長らくお仕えしている将だ。魔兵ってのか?その姿だけで敵に恐怖を与える兵。
     おもしれえ奴らが来やがったなあ、今後も陛下のため俺と共に戦おうぜ。
     早速あいつらを殺してこい、と言いてえ所だが、今丁度敵方から客がきてやがるんだ。(>>180
     とりあえずはこいつらの言い分を聞いてやろうじゃねえの、戦はそれからでも遅くはないぜ。」

為朝はマトゥーダより来訪した使者の話にだまって耳を傾ける。

源為朝「矛を納めろだと?!お前ら聞いたところによると裏でコソコソと動き回ってるようだが何が狙いだ?言えるものなら言ってみろ!
     今お前の首を貰ったところで何の意味も持たぬわ。我らの受けた恥ずかしめとは釣り合うはずもない。
     ところでそのバッジが何だってんだ?まさか俺たちがアルバートとか言う奴を殺したとでも!?そいつはどんな冗談だ?俺は何も知らねえよ。
     そのファントムとか言う奴が捕まったら真相は分かるだろ、お前らの兵でさっさと見つけろってこった。
     そもそもよ、アルバートを殺したのが俺たちって考えてるんなら尚更講和なんて無理じゃねえのか?お前らの旧主の仇なんだろ?
     よく考えればコイドってのが来なくて正解だな、そいつを俺がこの場で殺せば全部終わるんだからよ。」

砲台は相変わらずマトゥーダ側に向けられたままである。為朝が指示をすれば今この瞬間にでも砲撃が可能な状態だ。
為朝は酒の入った杯をあおり、真っ直ぐにリチャードを見据えていた。

>>179
【王の間】
はははっ、余はもう上皇でも天皇でもない。ましてやかの世界の皇族でもない、道を外れた魔の王よ。
貴殿の一族がいなければ今日の余は存在しない。今も昔も変わらず皆各地で戦いに身を投じておる。苦労をかけるな。

むう…ミストラングか。先日の移民の件もあるしフェイド王には迷惑をかけてばかりだ。
これ以上世話になるわけにはいかぬな。しかし我々の国境警備兵だけでは流民を抑えるのは至難の業というもの。
また厄介事につきあわせることになるがこのまま黙っているわけにもいくまい、直ちに王への書を送ることにしよう。
松永、為義らが苦戦を強いられるほどの男だ。以前は籠城を決め込みことなきを得たが、次に松永が現れ指揮をとれば籠城では確実に敗北する。
奴は頭のきれる男、当然突破の策を考えてから攻めてくるだろう。我々も新たな戦法で挑まねばな。

>>106
【フェイド王への書状】
突然の書状にて失礼する。余から貴殿に書状を送る時は良いことよりも悪いことの方が多く書かれているのが常だな。
悪いとは思っているが、すまない、この度もまた悪い話だ。しかしこのまま黙っているわけにもいかないゆえ書状を送らせていただいた。
先日のコルダ村紛争に便乗しキグナス国が兵を率いて我が国に押し寄せてきているとのことだ。マトゥーダ国も怪しげな動きを見せている。
そこで心配されるのが戦乱を逃れ国外に移民する者たちが増えることだ。当然貴国も例外ではないだろう。
我々も国境警備を強化してできるだけの対策は講じる。同盟国と言えども貴国に迷惑ばかりかけてはいられぬ。
だが我々にも限界がある。万が一難民が漏れてしまった場合はどうか引き受けてもらいたい。戦の終結後に帰国の費用等は我が国が全て負担する。
面倒事だがどうかこの旨ご理解下さるよう。両国に幸あらんことを。
                                                    【印】
>>182
王・アイギスの命を受けた源為義は軍を率いてアエトス・フラーギスを出立した。源頼賢は砦に残り松永軍に備える。
平家弘は軍の後方に詰めて兵糧・馬草・武器の監督を行う。悠々と廃墟となったオスティリアへ向け進む為義に次々と報告が入る。

伝令兵「ご報告!クラード王が自ら率いるキグナス軍はガラ村に侵入、略奪を行い村を焼いたとのこと。
     民も多く殺されていますが女子供はまだ殺されていないようです。」

源為義「ふん、そんなことは戦において当たり前のことよ。ワシらとて兵糧がなくなれば敵国の村を襲い食料を確保するわ。
     兵糧も充足しておるのに略奪に走るとは奴らの性もたかが知れるというものよ。今にその醜悪な姿を国中に晒すが良いわ!」
     だが陛下の庭を荒らされるのは気に食わん、まったく持って気に食わんぞ小僧ども!進軍速度を上げろ!急ぎオスティリアへ入るのじゃ。
     オスティアの国土を踏み荒らす賊どもを谷底に突き落としてやるのじゃあ!!」

兵団「おおおーーーっ!!!」

【場面は変わり末後の宮殿】
教父・アウスルクスは疲れた様子で宮殿に入った。顔には汗が浮かんでいる。

藤原頼長「ああ、いらっしゃったようですね。大丈夫です、たいして待っておりませんから。」

アウスルクス「申し訳ない、学校の視察に出ていまして今大急ぎで帰ってまいった次第だ。今から儀式を執り行う。
         ……高貴なる魔の王、願わくば我が願い聞き届けたまへ。今ここに数多の屍あり。これ皆全て魔族に捧ぐ。
         彼ら等しく魔の僕とし、共に魔の世を開かんことを、ここで誓うものなり。魂再び身へ還らんことを。
         闇をもって魔となし、魔をもって神と成すべし、はあああああッ!!」

彼の叫び声と同時に、祭壇が闇に飲まれ、濃い霧が出現した。そして、ゆっくりと霧が晴れて行った。
そこには、鎧に身を包んだ500人の屈強な兵士たちの姿があった。

藤原頼長「気分はいかがですか?忠正さん。」

平忠正「おお、頼長殿。まさかこの老体が再びこの世に生を受けられるとはのう。ヒッヒッヒ、陛下に盤上の駒として使われ死ぬのがワシらの本懐。
     今度こそは陛下の御名に恥じぬ戦をせねば。のぅ、皆の衆!!」

兵「そうじゃそうじゃあ!!」
兵「我らは全てを奪われ、殺され、蹂躙された!!今度は俺たちが奪い尽くす番だ!」

平忠正「ふぇっふぇっふぇ、心強いぞい。して、頼長殿、ワシらの仕事は?」

藤原頼長「はい、只今陛下の国を脅かさんと敵軍が領内へ進撃中です。我々は彼らを潰しにかかります。陛下に弓引くなど排するもやむなしですね。」

平忠正「そうかいそうかい、なんにせよワシらの敵ではないわい。今に地獄を見せてやろう。」
186フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/10/05(水) 11:51:20.79
>>155
(毎回自筆の書状ではなく、使者に言い含めては如何かとの側近(秘書)の声に)
ハハッ、そうだな、そなたを使者にして何か季節の果物など土産の品を携えさせ
るのもよいな。
ただ、今はオスティア王国との同盟の地盤固めをする時だ。こちらから言い出した
同盟ゆえ、礼を尽くしたいのだ。

【書状】
うむ、互いの息災を祝おう。確かに大国を目指すならば国内の安定は不可欠だ。
それにしてもアイギス殿は勇猛かつ威厳がある。前の世で負けたなど余には
信ずる事が出来ぬ。
さよう、夢魔殿にはいくら感謝しても足らぬ。
余はある記憶を忘れていたのだが最近ふいに夢に見て思い出した。前の世での
臨終の記憶だ。余はある晩、就寝中を襲われ殺害されたのだが…ここから先は
霊体(魂)になっての記憶だ。
余を殺害したのを喜び勇んで報告する賊どもの姿が見え、誰かが祝杯を揚げている。
誰だろう、こいつが黒幕か…?
そう思い、余はふわふわと近寄り顔を見て呆然とした。
余の殺害を命じたのは長兄だったのだ。いつもあんなに優しかった長兄が…。
苦々しいものを思い出してしまったが、政務には響かないようにしたい。

学者の留学の件、了承した。学費と生活費は全く心配は要らぬ。全額援助しよう。
アルバイトしながらの留学ではどちらが本分かわからなくなってしまう。
もしかすると古代のオリエントのように両国の文化が混じり合い花開くかも知れぬ。
その点、余も非常に楽しみにしている。
それで観光旅行なのだが、この度貴国がキグナスと戦端を開くという噂により
キャンセルが相次いでいる。この噂は真なのであろうか?

裁判と移民の件も了解した。
マトゥーダは山脈の中にある国だがわがミストラングと領地を接している。
もし、戦端を開くとすれば移民が流れ来るだろう。
連絡をお待ちしている。

アサタ、さっき(※文頭)の話の続きだ。この書を持ち、梨と柿を携えてアイギス王に
会いに行ってくれ。頼むぞ。
187フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/10/05(水) 12:13:32.50
>>181
おや、メルシィ。何かあったのかい?
ふん…ふんふん…あぁ…やはりか。どこからか噂が流れて、オスティアへの観光
旅行が次々とキャンセルになってたからおかしいと思ってたんだ。
ありがとうメルシィ、ミストラングはまだ大丈夫って伝言をユピティーとバイに
伝えて。よろしく頼むよ!
188フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/10/05(水) 13:10:57.87
>>184
どうやら書状が行き違いになってしまったようだな。
仕方ない、急ぎしたためてビオレゲンスに向かっているアサタに早馬で追い付いて
渡して貰おう。

【書状】
アイギス王、実は余はすでに戦について確証を得ている。
友人から届いた伝言(>>181)によるものだ。

移民と難民の件、了解した。寝る所がない者には難民キャンプを作って食事を配り、
餓死する事のなきよう寝食の世話をしよう。ただそれに紛れて来るマトゥーダ兵が怖い。
火付けなどの暴動に加えて、彼らは山岳部に住む為ゲリラ作戦が得意なのだ。
ゆえにマトゥーダとの国境には我々も国防軍を配置するが、ゲリラ軍には逃げ
られてしまうかも知れない。
ゲリラ軍の矛先がどこに向くか…間違いあるまい、貴殿だ。
アイギス王、くれぐれも身辺お気をつけ召されよ。
余も大切な同盟相手を毒の吹き矢なぞで失いたくないゆえな。

保障などの件、快諾致した。
こういう時の同盟軍だ。まずは戦に勝つ事が大事ゆえ、保障については戦後に
オスティア国内が平静に戻ってからで構わぬ。その点は安心なさるよう。

では、両国の磐石な友好をしっかり保ちながら。【 印 】


〜途中で追加の書状を受け取ったアサタは、二通(>>186>>188)の書状を携えて
ビオレゲンスの王城の門前に到着しました〜

アサタ=プリンストン「わたくしはミストラング王国の者です。フェイド王より
二通の書状を託されて参りました」
189マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/05(水) 18:48:28.26
>>184
【マトゥーダ国辺境アツガ村】
《マクシム=コノーエ大尉》
君達、よくやっているかな?私が来たからにはもう安心!
この私マクシム=コノーエがな!
ところでクルテス大尉はどうされているかな?何?まだ帰って来ないだと?
(コルダ村のほうを見やる)
ん?何だあの砲台は?こちらに向いているではないか?!
待避ーっ!!!!
壕を作り、その中にみな隠れろっ!!!!!


【コルダ村のオスティア陣営】
《リチャード=クルテス大尉》
動き回る?はて、国境警備をして何が悪いのですか?
こんな寒村の紛争にもどでかい大砲を引き連れて来る貴殿たちに警戒しないほうがおかしい。
村一つあっという間に吹き飛ばすおつもりか?!そしてこれを機にマトゥーダへ進攻を?
私の首が何の意味も持たないというなら…ここで斬り死にいたすっ!

(リチャードは真正面の源為朝の喉元に、鋭く剣を突き付けた)

但し、ただでは死なん!!
190クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/05(水) 20:39:44.94
>>185
よし皆の者、歩兵も揃ったゆえ出発する!
遅れをとるなッ!!

ふふん・・・感慨はないと言ったが些か興奮していたようだ。
(先程土下座する爺を屠った剣の刃を滴る血をぺろりと舐めて)
ふん・・・まずい!もう一垂らし!まるで青汁みたいなものだなw

(キグナス軍十万の軍勢は、整然と北上を始めました)

次にあるのはオバ村とテル村か。よし、二手に別れるぞ。私はオバ村に向かう。
よし、投石!ハハハ、逃げてもムダムダぁ〜!!
何、家の中に隠れていただと?チキン(臆病者)野郎め、焼き殺せ!
チキン(鳥肉)とどちらが旨いかな?ハッハッハッ!

(大笑したクラード王は更に軍を進ませ、今宵は丘のふもとで夜営になりました)

マトゥーダはゲリラの盛んな国。
ふふ、私には知己がいる。

『瓶=螺鈿(びん・らでん)!』

奴ほどのゲリラ指導者を私は知らない。奴の著述した本なら八冊全て持っている。
いま奴に連絡を取らせている最中だ。

【リーファイド山の枯れた一本松】
(十人のキグナス国特殊部隊が到着しました)
191マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/05(水) 20:55:00.70
>>190
(リーファイド山の枯れた一本松にマトゥーダ軍特殊部隊100人が到着しました)

アレクセイ=コノーエ「キグナス軍特殊部隊の皆様ですな?はは、もしかしたら2〜3人しか来られぬかと
思っていたのです。ひいふうみい…10人おられますな。では10人に1人付いて頂きましょうかな」
192楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/05(水) 22:55:48.68
>>148>>157>>163>>164
【マトゥーダ国アツガ村】
李楽「ゲヘヘ、大魔縁陛下の名の下にぃ!」
----「おい野郎ども!村に火を放て!」
----「騒ぐだけ騒いだらズラかるぜぇw」

クルテス大尉「やあっ!ん?オスティア近衛軍にしては貧相で野卑な面をしているな」
------------「とあっ!!それに言葉に訛りがある。どこの田舎者だッ?」

胡才「ヒャッハー!テメェの首と引き換えに教えてやらぁ!」

胡才は大いに奮い立ちながらクルテス大尉と六合ほど打ち合ったが、
小国とはいえマトゥーダの近衛軍に所属するクルテスには分が悪いのは傍目に見ても明らかだった。

胡才「ケッ、テメェやるじゃねぇか!」
----「生憎こんなシケた村で死ぬなんてまっぴら御免でよぉ!」
----「あばよ!」

胡才は馬首を翻すや何度も鞭を入れ、一目散に駆けだす。
遠目にそれを確認した李楽は撤退のドラを鳴らした。

李楽「野郎ども!こんなもんで充分だ!」
----「見ろ、コルダ村の砲台がこっち向いてやがらぁ!」
----「親分の言いつけはきっちり守ったし、そろそろズラかるぞ!」

胡才「ヒューッ、マトゥーダ国はしょぼい軍人しかいねぇと思ってたが、そんなことなかったぜ!」

李楽「おう胡才、命は大事にしねぇとな?w」
----「ひぃ、ふぅ、みぃ・・・とりあえず半分以上は生き残れたみてぇだな?」

胡才「相手はこっちの20倍以上だったこと考えりゃ上出来だなw」
----「ほいじゃ白波の渓谷に帰ろうぜ!」

李楽・胡才率いる白波賊はアツガ村にほど近い山中へ逃げ込み、
マトゥーダ軍の追手を撒くとそのまま白波の渓谷へと帰還していった。
193楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/05(水) 22:57:01.03
【白波の渓谷】
楊奉「おう、無事帰ってこれたかw」
----「ヘヘッ、まったく悪運の強ぇ奴らだぜw」

李楽「親分、マトゥーダ軍がいるなんて教えてくれなかったのにそいつぁ無ぇぜw」

胡才「俺なんか危うくおっ死ぬとこでしたぜぇw」

韓暹「胡才よぉ、兄貴がいつも言ってんだろ」
----「勝ち目の無ぇ喧嘩はすんなってよぉw」

楊奉「まったくだw」
----「だいたい俺たちゃ盗賊なんだからよ、真正直に一騎打ちなんてする必要なんか無ぇよw」
----「適当に相手しながら下っ端に狙撃させりゃいいんだよw」

李楽「ゲヘヘ、流石親分、頭がいいぜ!」

胡才「今度から気をつけまさぁw」

徐晃「・・・武士たる者、命と命のやり取りをするならば士道に則って戦うのが礼儀」
----「楊奉殿、一騎打ちの最中に部下に狙撃をさせるなど卑怯者の所業だ」

韓暹「ケッ、テメェって野郎はまだ国士気取りなのかぃ?公明ちゃんよぉ?」
----「兄貴のお気に入りだから今まで我慢してきたけどよぉ・・・」
----「いい加減分をわきまえろや!今のテメェは泣く子も黙る天下の白波賊の頭目のひとり!」
----「天下国家を語る国士様たぁ真逆の身分なんだよ!ドアホウが!」

楊奉「・・・韓暹、気ぃ沈めろや」
----「なぁ徐晃、テメェは少しばかり真面目な奴だってこたぁ俺も知ってる」
----「俺ぁテメェと違って無学な盗賊だからよぉ、武士道とかそういう難しい話ぁわからねぇ」
----「だがよぉ、どんな卑怯な手ぇ使っても、敵の大将さえぶっ殺せばそれで戦は終わりだろ?」
----「こっちもあっちも、それ以上死人は出ねぇで済む」
----「そのほうが天下万民のためになるんじゃねぇか?違ぇか?」

徐晃「・・・」

楊奉「ま、テメェにも武士としての誇りって奴があんだろ」
----「徐晃の一騎打ちは一切邪魔しねぇって俺が約束してやらぁ」
----「そういうこった、韓暹も徐晃も盃交わして仲直りしろやw」

韓暹「・・・兄貴の命令ならしゃあねぇな!おう徐晃、乾杯だ」

徐晃「・・・ああ」
194キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/05(水) 23:50:24.70
>>191
プラウド隊長「いや、貴国20人に我が軍人2人付で5手に別れましょう。
これは魔導院への簡単な地図です。貴殿らのほうがより詳しい地図をお持ちでしょうが…」
195キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/06(木) 00:13:34.00
>>194
ヴァンクルス「了解した。地図だが確かに我々のほうが詳しい。地図がなくとも魔導院の周辺なら、頭が
イカれそうな所まで網膜に焼き付いている。
問題はあの魔導院の中身よ……
196マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/06(木) 00:16:03.16
>>194
「了解した。地図だが確かに我々のほうが詳しい。地図がなくとも魔導院の周辺なら、頭がイカれそうな
所まで網膜に焼き付いている。
問題はあの魔導院の中身よ…
197クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/06(木) 00:28:43.06
またもやらかしてしまいました。

>>195のコテに記載されるべきはマトゥーダ伯コイド殿にございます。


大変失礼いたしました。
198マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/06(木) 00:47:34.85
レス頼んでたのを思い出したのは、>>196を投下してしまってからだった。
しかも>>195より劣化している。ちょっと古いデータだったからじゃ。

わしは自分で自分が恥ずかしい。クラード王よすまぬ。
199ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/10/06(木) 08:40:06.71
>>184>>189
てめぇ!ふざけた真似を!

(ゲイジュはマクシム=コノーエの剣を握りしめた)

ガハハ、なんで刃を握りしめてるのに血が出ねぇかわかるか?
俺は偉大なる魔の王、大魔縁様のお力で傷を負わず痛みを感じぬ肉体を得たのよ!
ふんっ!

(ゲイジュはマクシム=コノーエの剣を握り潰した)

馬鹿なことを考えるんじゃねえ!
200名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/06(木) 08:49:07.91
>>199
ひょっとしてマクシム=コノーエじゃなくてリチャード=クルテスではないっすか
201ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/10/06(木) 13:21:09.92
失礼、>>199はリチャード=クルテスですね
>>200さんご指摘ありがとうございます
202名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/06(木) 14:09:24.44
>>201
いえいえ、応援してます!
203魔法使いナビ:2011/10/06(木) 20:03:46.45
>>197-198
アホ国王二人でアイギス包囲が楽しみだ…
ククッ、もしオスティア西部を攻略しても、オスティア東部と松永領に挟まれるのだからな。挟み撃ちも考えられるのう、クックッ…
>>189>>199
【コルダ村国境】
ゲイジュにより壊されバラバラになった剣に目をやり、それから再び視線をリチャードへ戻す。

源為朝「へへッ、ありがとよゲイジュ!お前すげえな、本当に血が流れてねえや。
     生憎だがそんな剣一本じゃ俺は殺れねえよ。俺は昔肘を外されたことがあるがすぐに治っちまってな、また強弓を引けるようになったんだぜ。
     ・…話を戻そうや。俺はお前らの国境警備に文句を言ってるんじゃねえ、よく自分の胸に聞いてみるこった。
     そもそもよ、あんな村一つ吹き飛ばしただけでお前らの国は瓦解し始めるのか?あの大砲は念のためだ、あんなもの使わなくとも俺が自ら乗り込んでやるよ。
     ……だが、俺に気取られず刃を向けられたのはお前が初めてだ。お前は講和に来たんだろ?その覚悟も分かった。
     俺も義に生きる武士よ、目的のコルダ村は奪い返してやったしな。今はお前らよりキグナスが目障りだ。
     講和に応じてやってもいい。ただし、条件がある。」

為朝は近くにいた兵から剣を借り、紙と筆を持ってくるよう指示した。それから兵に借りた剣を抜き、リチャードに手渡した。

源為朝「これから書を作成する。…首を寄こせ、とは言わねえ。その代わりその剣で自分の指を一本斬り落とせ。
     その血で紙に判を押すのだ。口だけじゃなく行動で示して貰わねえとな。安心しろ、指は返してやるから帰って医者にでもくっつけてもらえ。
     内容は簡単に言うと今後オスティア、マトゥーダ両国とも互いの領土を侵さないってもんだ。分かりやすいだろ?
     最後の判はお前の血で押す。この意味が分かるか?もしこの約定を違えればお前の一族、そして主である国の王までもが永遠に嘘吐き野郎として蔑まれるのさ。
     さあて、お前にはやる覚悟があるか?」


(一旦これだけ投下します。今日中に皆様にお返ししますのでもう暫くお待ちくださいm(__)m)
205キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/06(木) 20:18:43.96
>>195-198
プラウド隊長「では五手に分かれまして。互いの身の安全を祈りましょう」

※キグナスとマトゥーダの特殊部隊がオスティア国魔導院に向かいました。



>>マトゥーダ伯コイド殿
もうミスしないようお互い頑張ろう!
ミスした時は眠かったんだ、仕方ない。
206マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/06(木) 20:41:18.67
>>205
ヴァンクルス「コノーエ様、大丈夫でしょうか?」
アレクセイ=コノーエ「何がだ?」
ヴァンクルス「キグナス国王は…少々評判が悪く。国王になる前は酷い不行跡だったもようにて…」
アレクセイ=コノーエ「構わん。いくら奴等の方が大人数とて技量では負けん!いざとなったらキグナスは
見限ってもいい。妙な気配があったら前にみなに言った通り、すぐ知らせるのだ」



>キグナス国クラード王殿
ですな!昨日は頭が朦朧としておった。これから気を付けましょう。
207マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/06(木) 20:56:03.01
>>204
リチャード=クルテス大尉「率直に申そう。ただの隊長である私に出来ることは限られている。
三日間、時間をくれまいか?王都のマトゥーダ伯コイド様に使者を出す。
私がその書に指の判を押すかは、その返答次第。もし三日経っても返答がない場合は私を処刑して欲しい」
208スパイ:2011/10/06(木) 21:11:23.29
>>204
為朝様、スパイが戻って参りました。
聞くところによると、マトゥーダの作業員達が総出で我がオスティアとの国境に塀のようなものを
建設中とのことです!!
いかが致しましょう?
209雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/06(木) 21:45:30.21
>>183
(式神にするなら、どちらがお好み?と問われて)
アマガエルと蜘蛛……うーん、カエルかなー?
クモは巣に絡まっちゃうしね。

(色とりどりのブレスレットを前に、ちょっと警戒の面持ち)
それって痛くない?
あんまり体を締め付ける物は好きじゃないけど……。

(湖に額を映して)
緑色の印……今は危険なことは起きてないみたいね。
古い自然と農業の神? あっ、それ聞いたことある!
私たちの世界にも来た事あるもん。
人間からの人気が無くなったり、新しい神様に追い出されて、小さくなったって言ってたっけ。
神様の世界も色々たいへんなのかな……?

(透明な湖を見つめて)
樫の木の賢者さんがいるのは、この近くよね。
ちょっと呼んでみよっかな。
聞こえるといいけど……。

(小さな声で叫ぶ)
マーリーン……! 聞こえてたら、お返事してー……!

……届いたかな?

……。

この辺りで、少し修業しながら待ってよっかな?
それで森の使いが来なかったら……。

 Σあっ、そう言うことなのかな?

自分の力で世界樹の種を見つけなさいって……。

>>187
(メルシィが飛んでくる)
あっ、メルシィ。おかえりっ! 王様に ちゃんと伝えてくれた?
……ミストラングは、まだだいじょーぶって?
うん、遠くまで何度もありがとっ。
また何かあったら、お願いね。
210ス・グール ◆SuMEY7vOZEtP :2011/10/06(木) 22:17:44.22
俺の名はス・グール、人呼んで「ス・グール・ザ・レイダー」。
いわゆる強襲者ってやつだ。
今日も俺は獲物を見つけたぜ。
あのッ!能天気そうな妖精をッ!狩るッ!

>>209
そこの可愛いお嬢ちゃん、お嬢ちゃん。
素敵なブレスレットだね?お兄さんにも見せてくれないかな?(ニッコリ
>>186>>188
【王の間】
ご苦労であった。む?二通とは、さては余が返事とは別に送った書状のせいか。これは面倒なことをさせてしまったな。
そなたの方からもフェイド王に詫びを入れておいてくれ。おお、梨と柿まで。有難い気遣いだ。これだけ面倒ごとを押しつけられれば余は同盟を切るだろうな。
それをしないとは真の人徳者よ。すぐに返書をしたためるからそれまで別室で茶でも飲み待っておるが良い。
おい、フェイド王からの使者殿だ。丁重にもてなし茶と菓子を出して差し上げよ。

【返書】
書状を二度も送ってしまい申し訳ない。貴殿には手間をかけさせてしまったな。土産の梨と柿は有難くいただこう。
丁度今が食べごろ、後で近臣らと楽しむことにする。
余が勇猛と申されるのなら余は貴殿を人徳の士とお呼びしよう。これほど民や臣下、他者を重んじることのできる王はいない。
貴殿は己が負けたと書かれていたが余もまた敗者だ。それも臣下たちを大勢殺された挙句自分は島に流されのうのうと生き残った最悪の、な。
貴殿の気持ち、察する。本来は協力するべき肉親と争うことほど悲しく醜いものはない。余に至っては自分の弟のみならず家臣たちにまで一族同士の殺し合いを
させてしまった。その上余の側についた者の多くは殺された。余は最悪の暴君よ、笑ってくれ。
……だがもう過去は取り返しがつかないのだ。貴殿も余も、今は多くの者たちに支えられている。共に今を生きよう、かつての出来事は心に刻んだまま、な。

我が国としても早く戦を片付け留学等外交に積極的に参加していきたいものだ。この事業は我が国のみならず貴国にも利益をもたらすだろう。
余も文化の発展には大いに期待している。余も自ら和歌や蹴鞠などこちらの文化を学生らに手ほどきするとしよう。
キグナスとの開戦の噂は本当だ。我が国の間者からの情報ゆえ誤報ではない。観光客らが不安を覚えキャンセルするというのは当然の心理だ。
貴国の民を危険にさらすわけにはいかない、旅行の自粛もやむをえないだろう。

心苦しいことだがよろしくお願いいたす。幸い彼らの狙いは貴国とは遠く離れた場所だ、被害が及ぶ可能性がないのは喜ばしい。
我々としても貴国に物資等の支援要請をするつもりはないゆえ安心してもらいたい。

【以下二通目】
戦ばかりで余も参ってしまう。余はやはり戦乱を呼ぶ存在なのだろうか。

申しわけないが、移民の件よろしくお願いいたす。
これは余の勝手な推測だが、マトゥーダと我が国が戦を始めても貴国に侵攻することはないだろう。
敗残兵は多少流れるかもしれないが正規軍を派遣することはない。そうだという根拠はなにもないのだがな。
お気遣い感謝するが、余はもう人ではないのだ。矢の一本受けたところで死ぬことはない。用心するに越したことはないがな。

感謝の言葉もない、もし貴国に何かあった場合は遠慮なく我が国を頼られるがよい。出来る限るの支援を約束する。
我ら二国、ともに栄えんことを。
                                 【印】

おい、これを使者どのへお渡ししろ。手土産にこの扇を持たせてやれ。良い紙を見つけてな、金箔により黄金に輝いておるのだ。

文官「承知いたしました。(フェイド王からの使者に書状を手渡す。)」
>>192
【コルダ村国境】
伝令兵「報告!アツガ村にてオスティア軍になりすまし暴れていた者たちが引き揚げて行きました。」

源為朝「はッ!なんだあいつら、オスティア軍になるんならここに引き上げて来なけりゃ嘘だって丸分かりじゃねえか。
     まあ、来たらきたで皆殺しにするまでだがなぁ!!しっかしあいつら、どこで俺たちの軍装を手に入れやがったんだろうな。」

副将「分かりません。あいつらの正体も。」

源為朝「おいマトゥーダ軍もだらしねえなぁ、あんな少人数も討ち漏らすなんてよ。
     リチャードさんよ、あんたの国がどこのだれが率いてるとも知れぬ集団馬鹿にされてるんだぜ?悔しくねえのか?
     悪い言い方になっちまうがこれで泣き寝入りするのがあんたらの国なのかい!!」

>>207
源為朝「……よしわかった。俺はお前を信用しよう。俺たちも三日間は休戦する。おい、大砲を全部片付けろ。」

砲兵「ははッ。(急いで砲台の撤去作業を始める。)」

源為朝「食事も毎日俺と同じものを出してやる。俺の傍に常に侍れ。使者ってことは書状か?言付けか?
      どちらにしても送る前に内容を俺に見せてもらうぜ。これでお前らの王が無視したとなれば、
      コイドは忠義ある臣下を見殺しにした暗君として永劫万民に語り継がれるだろうなぁ!はっはっはっは!!」

嘲笑う為朝。そこへ為朝の送ったスパイが帰還する。(>>208

源為朝「なに!?塀だって!おいリチャード、これはいったいどういうことか説明して貰おうじゃねえか。
     和平を進めようって矢先にいい知らせじゃねえなぁおい。」

副将「我々の進軍を防ぐための防御壁でしょうか…?我々の砲台を見れば仕方ない気もいたしますが…どうぞご弁明を。」
>>190
【末後の宮殿】
藤原頼長「ご苦労様でしたアウスルクス教父。あなたも大変だったでしょう。後はどうぞご自由にお過ごしください。
       私は遊軍として不測の事態に備えるためここに待機しましょう。なにせ500も首を運んで参りましたから、指揮下の兵を動員しなければとても人が足りませんでしたよ。
       このまま何もなければ楽でいいんですがねぇ、ははっ、そうもいかないのでしょうな。どれ、私は私で次の一手を打つとしましょう。これ、工作班をここへ。」
(暫くして)
工作兵長「(ひざまずき)お呼びでしょうか、頼長様。」

藤原頼長「あなたたちは今からキグナス本国に潜入して商人を装い首都中にうわさを流しなさい。『キグナスのクラード王は各地で盗賊まがいの略奪をはたらいている。
       オスティアとの戦が長引いた場合、物資の要請を断った村は同じような目にあうだろう。』と。
       これで国民は王に対する不信感が生まれるでしょう。いくら王本人が否定しようとも多少の溝は残ります。
       キグナスが外から攻めるなら、我々は内からです。」

工作兵長「分かりました、我々に任せて下されい。」

(工作隊がキグナス本国へ向け潜入開始)

【進軍中の平忠正隊】
平忠正「進めや進めえ!休むな!ワシらの軍が先駆けるのじゃぁ!」

兵団「オオオオオオーッ!!!」

部隊長「ですが忠正殿、我が隊はわずか500ほどしかおりません。正面から戦いを挑んではこの兵力差を覆すのは容易ではありませんぞ。」

平忠正「ふぉっふぉっふぉ。大軍、小規模の部隊、どちらにも長所と短所があるのじゃ。大軍はただ大勢で圧殺する戦法。まったく甘い。
     まあ見ておるがよい、少数で大軍に勝利する戦い方をな!!」

【廃都・オスティリア】
源為義「全隊急ぎ陣を敷け!この焼け落ちた役所付近を本陣とし、軍議等はここですべて取り仕切る。
     陣を敷き終えたら一時休息だ!炊事の支度をして腹を満たせ。伝令、現在の状況は?」

伝令兵「はッ。オバ村・テル村の両村が焼き討ちに遭い、また多くの民が殺され物資が略奪されました。現在は進軍を停止中です。」

源為義「はっはっはッ、賊らしくなってきたのう。いいや、万民が見ても賊以外の何者でもない。これで奴らを討つ大義名分は完全に出来上がったわい。
     もうじき頼長殿が指示した部隊が到着する。奴らは陛下の御為なら死ぬことを恐れん猛者ぞろい、奴らに先陣を任せるのだ。」



(さ あ 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た ちょっと投下順逆になりましたねすみません。
申し上げにくいのですが仕事の都合で最長一週間ほど時間が取れなくなりそうです。どうなるかは分かりませんが時間があれば来ます。
ご迷惑をおかけしますが御理解下さい。今のうちに今後の見通しを考えるのもいいかもですね( ̄ー ̄)ニヤリッ では。)
214紳士フォックス:2011/10/07(金) 20:21:12.38
>>209
(「ケロケーロ」小さなアマガエルが柔らかな草の上に現れた)

まずはこれで試してみましょう。
えー……?
(邪悪な気配にさり気なく身構えるフォックスです)

このブレスレットですか?肩揉み程度の圧力ですよ、ご安心下さい。

そうですねえ。その方は今はすっかり黒魔術の悪魔の神様として崇められています。
本人はどう思っているのやら…。

賢者さん、呼んでみますか?ではこれをお使い下さい。

つ夜明けのラッパ
※森じゅうに声を届けることの出来るラッパ。

修行…というとどのような?

うーん、もしそうなら西の山にある世界樹ですか、それを訪ねに参りましょうか?
ね、バイさん。
215マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/07(金) 21:36:57.21
>>212
【オスティア国コルダ村】
リチャード=クルテス大尉「感謝致す。わが国は選挙で首領を決めているので、何事も首領が決めねばならない。
ついてはそちらで書状を作成してほしい。それをコイド様に見て頂き、よしなら使者が戻って来て私が判を押す。
ダメなら破り捨てられ、私は処刑される。それでどうだろうか?
元々コルダ村を襲撃したのはわが国のアツダ村という話だ。不遜な態度は取れはしない」

(>>208)
リチャード=クルテス大尉「実は聞いてるとは思うが、わが国はゲリラが多いのだ。そのゲリラの流出を防ぐ
為の防波堤のようなものだ。
幾つかの関所から以外は貴国に凶悪なゲリラは通さない、逆の意味での防御壁だ。もし気に障ったならお許し
願いたい」
216源義経:2011/10/08(土) 18:49:37.06
>>212
為朝様!
もし(>>215)のように建設中の壁とやらがゲリラをわが国に入国させない為のものだとするならば、
設けられる関所にわが軍の兵士も見張りに置いては如何でしょう?
その旨、これから作成する文書に明記しては。
217雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/08(土) 18:58:27.44
>>214
(現れたアマガエルの前に立つ)
うん、よろしくねっ。
それで……試すって何をするの?
ハピは紙に戻るって言ってたから、シキガミって紙から作るんだよね?
このカエルそっくりに折ればいいの?
紙はメルシィのお手紙用のしか無いけど……。

そーいえば、人間の子供たちも、よく紙をいじって鳥とか作ってたりするよね。
あれもシキガミだったのかなー……。

(夜明けのラッパを前に)
うーん、樹たちは耳で聞くわけじゃないから、今のでも届いたと思うけど……。

(どのような修業をするのかと問われて)
シキガミの魔法の修業だけど、滝に打たれたり……は大変だから、湖で泳ぐくらいにしとこっかな?
この辺りには滝もなさそうだしね。

>>210
(岸辺を歩いて近づいてくる人物を見上げ)
可愛いお嬢ちゃん……って私? えへへ、そんなことないよ!
あなたはエールの森の民? こんにちはっ。

(ス・グールの顔の近くに寄って、緑のブレスレットを見せる)
んーと、素敵なブレスレット……って、これかな?
不思議な魔力が宿ってて、敵が近づいてきたら教えてくれるんだって。
……あれ、なんだか……締め付けられる感じ?
>>215
【コルダ村国境】
源為朝「へえ、お前らの国には王がいないのか。オスティアにミストラング、ミンス島、キグナス皆王が居るのにな。
     俺も初めてみる政治体制だ。俺が元いた国でも選挙なんぞというものはなかった。王である天皇が居り、その上に上皇がいる。
     まー所謂二重権力だわな。上皇の意見は絶対的効力を持つ。っと、話を戻すぜ。
     じゃあ書状は俺たちに作らせてもらうぜ。しっかしあんたも嫌な役回りだねぇ。
     ゲリラが多い?ずいぶん治安が悪いんだな。それなら俺たちの国より前にそいつらの討伐を優先すりゃあいいのによ。
     中と外から攻められたらたまったもんじゃないぜ。」

そこへ源義経より進言がある。(>>216

源為朝「ああ、そうだな。リチャード、お前を信用しないわけじゃねえが念には念を入れてな。
     ただの防御壁だってんならうちの兵も置かせてもらって構わないだろ?なあに、突然襲い掛かって壊しにかかったりはしねえからよ。
     良いならこれから作る書状にも書かせてもらうぜ。どうだ?」

【廃都・オスティリア/為義軍本営】
兵「ご報告いたします。頼長殿からの援軍が到着いたしました。」

源為義「よし、大将をここに通すがよい。」
(平忠正が入ってくる)
平忠正「おう為義殿、お久しゅうございますのう。」

源為義「忠正殿か!?再びこの世でまみえることが出来ようとは。あなたが援軍なら心強いですわい。」

平忠正「ヒッヒッヒ、為義殿もお変わりないようで何よりじゃ。ワシが率いて参った兵は皆陛下の為戦い死んだ者のみ。
     武功を上げんと意気込んでおるわい。500名中200はそのまま進軍させ一番槍として敵にあたらせることにしたぞ。」

源為義「200ですと?それでは少なすぎではありませんか。500名全員でもまだまだ足りぬ程ですのに。」

平忠正「ひゃっひゃっ、小手調べよ。奴らの軍がどれほどの強さかのう。陛下のため戦い死ぬ、それを本願とした彼らは強固に統率されておるでなぁ。」

【忠正軍別働隊】
>>190
兵「向こうじゃ、あの方角に陛下の敵がおるぞ!!」

兵「殺せや殺せ、皆殺しにしてやるのじゃ!」

部隊長「攻め立てよおおお!!!今こそ陛下に逆らう下郎共を打ち倒す奉公の時なり!!
     我らの進軍は誰にも止められんぞ!!」

(忠正の別働隊がキグナス軍駐屯地へ進撃開始)
【キグナス国】
藤原頼長の命を受けた工作部隊(>>213)が商人になりすましキグナス本国に入った。
街で本職の商人ら数名と話をしている。

商人「いやはや、戦ともなると軍馬が良く売れる。今が稼ぎ時ですなぁ。」

工作兵「全くだ。我々商人にとって戦は商売繁盛のうれしいもんだ。…そうだ、戦争と言えばあんた、あの噂を聞いたかい?」

商人「はて?何の話でしょうか。」

工作兵「俺も人伝で聞いたんだがな、キグナス国のクラード王が各地の村で略奪を行って住人を殺しまくってるって話だ。」

商人「住人の方は気の毒ですが戦でそれは仕方ありませんでしょう。」

工作兵長「ああ。だがそれだけじゃ済まねえかも知れねえんだよ。オスティアは大国だ。戦が長引く可能性は十分にある。
      そうすると食料始め物資がなくなってくるだろ。十万の兵の食料を現地で調達しろなんざ無理な話だ。村を一つや二つ襲ったところで到底な。
      そうなると本国から全部送るしかねえ。村々からも当然徴発がある。…でもよ、急に米を出せ、麦を出せなんて言われてみろ。
      それを差し出したら今度は自分たちの食うものがなくなっちまう。されど拒否すれば王に逆らったと断罪される。」

商人「村長らも苦悩するでしょうね。王に逆らうか村人の反発を買うかの天秤で。」

工作兵長「前者を選べば殺され、後者を選べば村長の地位が脅かされるばかりか怒った村民に殺される可能性だってある。八方ふさがりだ。
       そこで考えつくのが『今年は不作だ、すまないが余所をあたってくれ。』この言い訳だな。
       当然他の村でも同じ返答で役人を追い返す。すると王は焦る、どこも物資を寄こさないのでは我々は飢え死にするとね。
       で、強行策に出る。いくら少なかろうと多くの村から集めれば十分足りるようになる。国公認の略奪が始まるのさ。」

商人「はっはっは、それは考えすぎではありませんかな?」

工作兵長「どうしてそうと言い切れる?言っただろ、王は自ら略奪と村人殺しを先頭に立って指揮してるんだ。
       他国でこれなら自国の村ともなれば容易いだろうぜ。」

商人「…むごい話です。」

(キグナス国の各地で同じようなうわさが流れ始めています。)
220ス・グール ◆SuMEY7vOZEtP :2011/10/08(土) 20:58:59.55
>>217
嬢ちゃん、暴れるなよッ!(ガシィ!
おらッ!ブレスレットを寄越せッ!
それ以外にも金目の物は全部寄越しな。
痛い思いはしたくないだろ?
221側近ウルテカ:2011/10/09(日) 10:46:30.50
>>192
楊奉さま、聞いたところによると世界樹というのが世界に七本あり、不思議な力を持っているそうです。
探索いたしますか?
222マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/09(日) 11:42:33.26
>>218
リチャード=クルテス大尉「いや、逆にこの嫌な役回りが私でよかったと思っていますよ。
可愛い妻子がある者にこんな役回りなど、到底振り当てられません。

いや、それがゲリラは他国に雇われてあちらこちらの国へ飛んで行くのですよ。
今は貴国と事を起こしていますから、貴国は勿論、キグナス国にもゲリラが行っているでしょうね。
万里の長城は、勿論貴国との街道において双方の兵を置けるでしょう」

>>212
リチャード=クルテス大尉「悔しいですが、どうやらあの旗印は私の後任としてマクシム=コノーエ殿が
着陣された模様。
彼に一任されたのですから、私が何を言うこともありません。
私としては、二国間の不可侵条約がうまくいくように…としか頭にありません」
223キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/09(日) 13:09:38.00
>>213>>219
よし、兵達よ、皆目覚めたか?
攻め落としたオスティアの三村はキグナスの支配下に置いた。
これからオスティリアまでのオスティアの各村に書状を出せ。
これ迄のは示威行為。我が軍にはこれだけの力がある。だが、これからは!
粛々と従ってくれさえすれば虐殺はしない。キグナス国民としての豊かな暮らしを約束しよう。
年貢は三公七民にする。
それどころか我が兵として参加してくれたなら金鉱から掘り出された金を支給しよう。
ふ…あのような魔物と魔の教えの呪縛からはオサラバだ。

なに?キグナス国内で我が軍に対するよからぬ噂が広まっているだと?

揉み消せ!!

略奪をする事は断じてない、しっかり国を守っていて欲しい。
我が国には発掘された金鉱があり、軍資金は溢れるほどにある。
それにオスティア国の穀倉地帯である西部を堕とせば、庶民にも現在の五公五民ではなく三公七民にしてやれる。
我が国にはない、海も手に入るのだ。他国との貿易を始める事も出来る。
この辺りをキグナス国として正式に発表し、また国全体に広めばらまいて欲しい。
(敵の間者がキグナスに入り込んでいる可能性があるな…)

>>218
うむ…既にオスティリアに兵が集まっていると?どの位だ?
建物が焼け落ちて無いゆえ、我らも敵も裸同然だ。籠城戦にはならぬ。
いずれにしろ、キグナスとしては敵をカプトゥラム海に沈めるまでだ。

…なにっ?敵襲?
みな迎撃体勢を整えよ!して敵は何人だ?
ふふっ…幾人いるか知らんが、刀の錆にしてくれる。
224名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/09(日) 14:39:16.46
バイ・ムーダンさんの帰りが楽しみ
225イーザ:2011/10/09(日) 14:54:27.63
>>223
俺の矢を喰らえ!(ドシュッ!
226紳士フォックス:2011/10/09(日) 15:02:15.97
>>217
ユピティーさん、どうやら危険なにおいが…。
式神はまたに致しましょう。
(アマガエルを帽子にしまって鴉の姿に身を変える)

>>220
フォックス「カカーーッ!!」
(鴉の姿で、ス・グールにくちばしで激しい攻撃を加えます)
「オトトイキヤガレ、カカーッ!」
227キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/09(日) 15:25:55.53
>>225
危ないッ!
(隣で馬に乗っていた側近アイデワルシュが王に飛び掛かり、矢を受け王と共に落馬した)
側近「陛下!」
側近「陛下ぁぁ!」
(クラード王を庇った老練兵アイデワルシュは心の臓を撃ち抜かれて即死。
クラード王には幸い怪我はなかったが、地に落ちたため打撲傷を負っているようだ)
側近「あの者だ!あの者を捕らえよ!!」
側近「逃がすな!!」
228楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/09(日) 17:59:43.71
>>221
【白波の渓谷】
ウルテカ「楊奉さま、聞いたところによると世界樹というのが世界に七本あり、不思議な力を持っているそうです」
--------「探索いたしますか?」

楊奉「世界樹ぅ?何でぇそりゃw」

韓暹「兄貴ぃ、世界樹の噂なら俺も聞いたことあるぜw」
----「東の大国ミストラングじゃよぉ、国を挙げて探索に励んでるって話でさぁw」

楊奉「ヘヘッ、国を挙げて、ねぇ・・・」
----「てぇことはだ、その世界樹とやらはよっぽどすげぇもんだってこったろ?」
----「おうウルテカ、いいことを教えてくれたなぁ?」
----「明日までに探索隊を用意してやる」
----「奴らと一緒にちょっくら探索してきてくれやw」

徐晃「楊奉殿、是非探索隊に拙者も加えてくれ」

韓暹「おい徐晃、テメェは兄貴と一緒にマトゥーダ掠奪に参加するって話だったろうが!」

楊奉「まぁいいじゃねぇか韓暹」
----「おう徐晃、世界樹探索への参加は許可してやんよw」
----「その代わり・・・俺たち白波賊以外で世界樹を探してる奴らを見かけたら・・・」
----「殺せ」

韓暹「なるほどなぁwもし世界樹が噂通りの力を持っているなら、」
----「マトゥーダ国で得られる金銀財宝なんてたかが知れてるしなぁw」
----「それなら世界樹を俺たちで独り占めしたほうがいいさねw」
----「世界樹探し頑張れよ!公明ちゃん!w」

楊奉「じゃ、そういうことで頼んだぜぇw」
----「ウルテカ、徐晃w」

徐晃「・・・ああ」
229イーザ:2011/10/09(日) 18:07:00.36
>>227
糞、捕まったか。俺は貴様の国の人間だ。
貴様に一太刀でも浴びせたかったんだがな。どうしようもない、早く斬れ。
230キグナス国クラード王 ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/09(日) 18:40:54.77
>>229
いや、貴様は本国へ送る。
死よりも残酷な拷問にかけてやろう。

戦が終わった後でな。ハッハッハッ・・・
取り敢えずは手足の爪を剥げ!

(手足を縛られ、馬車に載せられたイーザはキグナス国の首都・オーザカスタルに送られていきました)

(彼の運命やいかに・・・)
231ウルテカ ◆hVe96ticDU :2011/10/09(日) 19:05:35.47
>>228
楊奉様、かしこまりました。必ずや世界樹をわが白波賊の手に。

では徐晃殿、どこいら辺りから探索を開始いたしましょうか。
232楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/09(日) 19:17:43.79
>>231
徐晃「よろしく頼む、ウルテカ殿」
----「そうだな・・・まずはここより南、エールの森を探ってみるのはどうだろうか?」
----「彼の地は木々が鬱蒼と茂る樹海、大樹も多いと聞いている」
----「たとえ世界樹を見つけられなくとも、エールの森を治めているという樫の木の大賢者に教えを乞うこともできるだろう」
----「どうだろう、ウルテカ殿?」
233雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/09(日) 19:25:54.47
>>220
Σわわっ、や、止めて……つぶれちゃ☆#痛%☆*っ!!
(むんず、と体を掴まれてジタバタする)

んむぅぅっ…それは妖精用のブレスレットだから、人間には小さくて付けられないのに……。
それに私、お金なんて持ってない……。
木の実とキノコのいっぱいある場所を教えてあげるから離してよー……!
(ス・グールの手の中で、息が詰まったように苦しげな感じで叫ぶ)

>>224
(うん、私もっ!)

>>226
(カラスに変身してス・グールを突くフォックスを見て)
うぅ……ーん……フォックス……。
危ないから、どこかに隠れてて……。

(強引に掴まれ続けたせいか、ややぐったりした様子になりながら)
……私が持ってるのは、ポシェットとブレスレットだけ……。
どっちも、とっても大切なものだけど……あなたに上げるから……もう離して……。

(ス・グールに向かって話しかける声は小さく、蚊が鳴くかのよう)
234ウルテカ ◆hVe96ticDU :2011/10/09(日) 19:49:42.75
>>232
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
そうですね…それが最善の策と私も思います。
ではさっそくまいりましょうか。
今から向かえば、夕方にはニムガ村に入れます。宿も取れるでしょう。
そこであらためて、エール周辺の地図をご覧に入れましょう。
私は地理には明るいほうです。どうぞご安心下さい。
235楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/09(日) 20:02:13.41
>>234
徐晃「ありがたい、ウルテカ殿」
----「拙者もかつては各地を放浪していたが、当時はまだ幼かったものでな・・・」
----「では早速ニムガ村へ向かうとしよう」
----「何かあれば稚拙な武芸ではあるが、拙者の大斧でお守りいたそう」
236紳士フォックス:2011/10/09(日) 20:02:40.25
>>233
フォックスはやむを得ず狐人の姿に戻ると、シルクハットの中から白い紐を出して
付近の地面に投げつけます。
紐は白く大きな大蛇に変身すると、紅く細い舌をチョロチョロと出しながら
ス・グールに襲いかかります。
フォックスは鴉の姿に戻ると大きな声で鳴きました。

「キエロー!キエロー!!」
237紳士フォックス:2011/10/09(日) 20:04:56.55
238ウルテカ ◆hVe96ticDU :2011/10/09(日) 20:28:10.96
>>235
それは心強い。私は武芸はあまり…。勉強に夢中になりましてな。
オスティア国の地方大学に入りたかったのですが、家が貧乏なため学費がなく、浪人生としてアルバイトを
しながら図書館通いをしておりました。
おや、あれは…。オスティアの方角から来ますが…。
もし、何かあったのですか?
村人「あんたら、呑気な連中だね。キグナスの王様が、十万の軍勢を率いてオスティアに侵入して悪さを
働いてるのさ。南の村では男はみんな殺されて女子供は虜になってるのさ。キグナス王が護民のお触れを出したが信用出来るもんか」
(ウルテカは徐晃の顔をみました)
《足利将軍の国、将軍の屋敷のすぐ側にある木で》

(幹に穴の開いた、ある古い巣穴の中で)
ふーう、よく寝たっ!
何だか不思議な木の夢を見たわっ。エメラルド色に輝く葉をきらめかせる大きな木の枝が、さやかな風に揺れてた!

さやさや・・・
さやさや・・・

サクランボみたいな実がたわわに実ってた。とっても美味しそう…

そうだ!ユピティーに連絡取ってみよっかなっ!
…あれ?鏡は真っ暗なままだ。ひょっとして、危険な目に逢ってるのかな?
そうじゃないといいけど…

将軍様は出掛けちゃったみたいだし…そうだっ!
今のうちにペンダントを作らなくちゃっ。まずは月岩を削って、蝶蝶の形にするっ!
(ファトナは古巣の中で、石を加工しペンダントを作り始めました)
240バルクマン軍曹 ◆7dEV5Gjekg :2011/10/11(火) 12:10:12.21
>>235>>238
(村人を追ってキグナス軍の小隊が現れた)

村人ども!勝手に国外へ逃亡するのは重罪だ!
今ならまだ間に合う。故郷へ戻るのだ。

(ウルテカと徐晃を見て)

む?貴様らさてはオスティアの工作員だな?
これより貴様らを逮捕する!
神妙にお縄につけ!

(ウルテカと徐晃に飛びかかるキグナス兵たち)
241ウルテカ ◆hVe96ticDU :2011/10/11(火) 21:50:25.16
>>240
ひいっ、お助けをッ!
(ウルテカは言いながら飛び掛かって来た兵士を投げ飛ばした。
一通り体術の心得があるようだ)
242名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/12(水) 00:02:31.56
こういう物語会話形式の場合、来ない方がいると困ってる方もいるんじゃないかと。

そんな場合はどうするんでしょうか?
243名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/12(水) 10:17:46.01
>>242
おもしろけりゃ人は集まる
244雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/12(水) 18:11:45.56
>>236
(ス・グールの足元に大蛇が絡みつき、ユピティーを掴む手が緩みます)
……ぁぅ……頭がくらくらする……。

(ぽさっと草むらに落ちると、ふらふらした様子で立ち上がる)
フォックス、ヒュイ、飛んで……!
空の上までは追い掛けて来ないかも……!

(ふわっと空に浮かび、ス・グールが手を伸ばしても届かないほど、高くに上りました)
はぅ……なんとか逃げられたね。
でも、ブレスレットは盗られちゃった……。
せっかく、フォックスがくれたのにごめんね……。
あれが、バイが言ってた追剥って人なのかな……あっ、バイは!?

(ユピティーが下を見ると、バイ・ムーダンは上手く木の影に隠れたようでした)
良かった……見つからないように隠れられたみたい。
追剥の人がどこかに行ったら、下に降りましょ。
この辺りで寝る時は木の上とか、安全な場所を探したほうが良さそーね……。

>>242-243
(うーん、難しい問題ね。

1・とりあえず居る人たちで進めるけど、戻って来るまで時間はあんまり経ってないことにする。
2・来ない人はあまり喋らないだけって解釈して、その場にいることにする。
3・来ない人のキャラは、はぐれたとかの自然な理由を付けて、ひとまずそのシーンを終わらせる。
4・会話相手が来るまで待ってる。

幾つかを状況に応じて使う……とかかな?
場面が進んでると、戻り難くなってないかが心配ね。
話が進んだ中から自分と関係ある話を探すのが大変だったり、居場所が無くなってる気がしてないかとか……。
私も最近はあんまり来れてなくてごめんね)
245楊奉@白波賊 ◆hoZ.3E40tKKU :2011/10/12(水) 20:28:27.04
>>238>>240
徐晃「羨ましい・・・」
----「結果がどうであれ、ウルテカ殿は自分で定めた目標に向かって努力された」
----「楊奉殿に養われ、その手下として狼藉を働き続けた拙者にはウルテカ殿が眩しく感じる」

同じ白波賊の中にいながら、今までお互い打ち明けたことのない身の上話。
ウルテカに羨望とささやかな親愛の情を感じつつあった徐晃の前に流民の一団が現れた。
聞けば昨今のマトゥーダ国の騒乱に乗じて、オスティア王国に侵攻したキグナス軍が暴れているという。
ウルテカが自分の顔を見ていることに気付いた徐晃は無言で頷く。

徐晃「今は賊に成り下がっているとはいえ、男子たる者勇者であるべきだ」
----「義を見てせざるは勇無きなり、という言葉もある」
----「楊奉殿には世界樹の探索を命じられているが、今は目の前の苦しむ民を救いたい」
----「よろしいかな、ウルテカ殿?」

ウルテカの答えを待つよりも早く、また別の声が響いた。
どうやら流民たちを追ってきたキグナス軍の小部隊のようである。
そして彼らの敵意は流民たちだけでなく、徐晃とウルテカにも向けられた。

バルクマン軍曹「む?貴様らさてはオスティアの工作員だな?」
-------------「これより貴様らを逮捕する!神妙にお縄につけ!」

徐晃「このような横暴を黙って見過ごすわけにはまいらん」
----「拙者の名は徐公明、我こそはと思う者はかかってまいれ!」

自慢の大斧を一振りし、はじめに飛びかかってきたキグナス兵の武器を弾き飛ばす。
返しざまに二人目の得物を弾き飛ばし、指揮官を睨みつける。

徐晃「そなたらでは拙者の相手にならん!」
----「隊長殿!将としての矜持があるのならば、拙者と武を競われよ!」
246アイギスの中の人 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/10/13(木) 12:43:03.37
皆様ご苦労様です。明日には復帰いたします。
247緑の妖精マペット(紳士フォックス):2011/10/13(木) 23:25:26.68
>>244
カー(分かりました)!
(ユピティーやヒュイと共に、空高く舞い上がる)
ブレスレットですか?ハハハ、あんな物はすぐ作れるからいいんです。とにかくユピティーさんが無事で
あられてまことに良かった。
さっき名付けた水晶球の名を呼んでみて下さい。追い剥ぎの手からするっと抜けて帰って来ると思いますよw

ちょっと、この身体では不自由なんで…
(フォックスは鴉から、緑の妖精マペットに変身しました。星の付いたステッキを振りながら)
あそこが、世界樹のある山ですね?一体どんな木なのか…?
(ヘイ、ベイベー!燃やしていいかい?真っ黒々の木炭にな)

…さて、これからどうしましょうか?
そうだ、魔法のじゅうたんを出しましょう。あの追い剥ぎが逃げたら、地上にいるバイさんを乗せましょうね。
もしどこかで眠る時は、私と一緒に古い木のうろでも探しましょうか。
248名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/14(金) 22:49:51.00
>>246
待ってるのに…(;_;)
249アイギスの中の人 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/10/14(金) 23:17:02.27
>>248
すみません(´・ω・`)
今前スレのまとめとして自国(オスティア)の流れをまとめて文章化しております
完成したらしたらば (http://jbbs.livedoor.jp/study/11383/)の方に書きます
明日も午前中仕事なので夕方か夜になります。すいません。
250雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/14(金) 23:37:01.86
>>247
はふぅ……。
……胸の苦しいのもだんだん治まってきたし、もうだいじょーぶ。
エールの森にも追剥ぎは出るみたいだし、これからはもっと気をつけなくちゃね……。

(水晶の名を呼ぶように言われて)
うん、呼んでみるね……エシェッタ!来て!

……。

(人の小指の爪程の大きさの水晶が、夕暮れの陽に反射してキラリと光りました)
(水晶はふよふよ漂って、ユピティーの近くに寄って来ます)
良かった……傷もついてない。

(妖精の姿に変身してステッキを振るフォックスを見て)
あっ、私たちと同じ姿! フォックスは妖精にもなれるのね。
んーと、あっちはフラングスだね? 何か見える?

(これからの計画を問われて)
今日はもう夜が近いし休みましょ。
そーね、明日一日エールの森に留まったら……。
マーリンに会えなくても明後日には出発しようかなー?
バイは……どーするんだろう。

>>239
(何かを思い出した様子で)
うーん、そーいえば、さっき誰かに呼ばれてたよーな?
頭がくらくらしてたから、誰だか分からなかったけど……ファトナかな?
ちょっと念じてみよっと。

『ファトナ〜、呼んだ〜!』

らっら〜♪ 聞こえるかなー? 私は今エールの森に着いた所。
さっき追剥ぎに襲われたばっかりで大変だったけど、ファトナはそっちで何してる?
危ない目にあったりしてない?
【コルダ村国境】
>>222
源為朝「ケッ、自分が死んでも悲しむ家族がいねえってか?それなら死んでも構わねえと?馬鹿かてめえは。
     妻子がある者が死のうといないものが死のうと一人の人間が死んだことに変わりはねえってのによ。
     俺もあんたみてえな主に忠実な男を殺したくない、いっしょにいい返事が来ることを願ってやる。」
     
     「しっかし厄介な奴らだな。俺も正面から向かってくる奴らにはめっぽう強いが内部工作でもされたらどうしようもねえ。
      うちも兵の多くが出払っちまってるから賊どもは動きやすいだろう。
      ようし、どちらの兵も置くんなら俺も納得してやる。お前が承認したこともしっかり書状に書かせてもらうぜ。」
      
     「後任?ちっ、また面倒な奴が出てきやがったか。そのマクシムなんたらにはさっさと賊どもを討って貰いてえな。
      さっきうちらの軍になりすましてた奴らも国内でゲリラ活動を起こしてる奴らの仲間に違いない。あいつらを討つことは両国の利になるはずだぜ。
      ……さあて、書状をぼちぼち作るか。…と言いてえ所だが、俺は生粋の武人、礼義だの書式だのが良く分からん。
      副官、ここまでの話を踏まえてお前が書状を書け。それを俺が見てから送ることにする。」

副官「承りました。(竹簡と筆を持ってきて近くにあった大きな切り株に広げる。)」

【書状】
突然の書状、失礼つかまつる。我々はコルダ村に駐屯しているオスティア軍であります。
現在我がオスティア、マトゥーダ両国は正に一触即発の様相を呈しており、心の痛む限りです。
この度、貴国からリチャードと申される御仁が和平交渉のために我々の陣営まで参られました。
我々オスティアとしましても本来の領土であるコルダ村近辺を奪還いたしましたため、これ以上の戦争は両国にとって利のないものだと認識しております。
ゆえに、当方は貴殿らとの和平交渉を穏便に進めたいと思いますが、以下の用件をすべて飲むことを和平の条件としたく存じます。

@領土の不可侵…今後、特別な理由がない限りオスティア、マトゥーダは互いの領土へ侵入しない。
A兵卒の処罰又は送還…この度オスティア領土であるコルダ村に侵入し略奪等を行った兵卒達を全員オスティアへ送還する。(生死は問わない)
B貴国で建設中の万里の長城付近にオスティアの兵を配置する。(貴国の使者リチャード殿は承認済み)

尚、この書状が貴国に届いてから三日以内に音沙汰がない場合はリチャード殿以下使節団は全員死罪とし、直ちに開戦いたします。
全ての項目を承認された場合、我々軍は直ちに和平条約を結び撤収いたします。良い報告が帰ってくることを祈り、書状をお送りいたします。 
                                              【オスティア軍】
副官「完成です。ご確認を。」

源為朝「(書状を見て)ああ、俺は文句ねぇ。おいリチャード、これでいいか?
     それからこの書状はマクシムって奴に届けた方がいいか?それともお前らの主に直に届けた方がいいのか?」
>>223
【首都・ビオレゲンス中央広場】
文官「では、これよりアイギス陛下によります演説を始めさせていただきます。皆様御静聴下さい。」

(王が壇に登ると、観衆からは歓声が上がった。)

アイギスである。突然の会見に多くの市民が集まったことを嬉しく思う。皆も周知の通り、我がオスティア国にキグナス軍が大挙して押し寄せてきておる。
各地の村を焼き、略奪を働き、罪なき民を殺しまわっている。余は己の身が刻まれる想いで報告を聞いている。
奴らは我が国民の懐柔策に乗り出したようだが、このようなことをした者たちを信用することは到底出来ぬ事だ。優秀なる国民の皆なら理解しているだろうと思う。
現在王国では源為義を総大将とする軍を派遣し、キグナス国軍の討伐にあたらせているところである。オスティア国民の皆は今こそ一致結束せよ!侵略者に屈してはならぬのだ!
志あるものは武器を取り、兵として志願せよ。手柄があるものは当然恩賞を与える。王、兵、民、全てで敵を押し返すのだ!!

オオーーッ!!(歓声が上がる)

この会見の内容はオスティア国内の各地に送られた。

【キグナス国内の関所】
工作兵長「ようし、こんなもんでいいだろう。お前ら、このまま商人のふりをして通り抜けるぜ!」

工作兵「はッ。」

工作兵長「おうい、ここを開けてくだされ。我々は旅の商人です。品が尽きましたので他国に参り調達したいのです。」

>>227
【忠正軍別働隊】
部隊長「なんだ!?敵軍が騒がしいぞ。まぁよい、今が好機だ、正面から攻めかかれええええい!!」

兵団「オオーーーッ!!」

兵「陛下の御為、我ら捨て石とならん!」

部隊長「皆陛下の元で死ねること喜ぶが良い!笑え、笑いながら敵に当たれ!!」

(兵団200は恐れることなく笑いながらキグナス軍へ突入していった。)

(今週は毎日行けるかと。>>249は今日中に。)
【王の間】
老仙「陛下、我が国の歴史が徐々に出来上がってまいりましたぞい。この世を全て見通しておる老人めが書にまとめ記すとしよう。
    歴史は常に中立の立場から描かれるのが筋じゃが…これはそなたの国の書、多少は花を持たせてやろう。して、この書の題はそなた自身が決めてくれ。」

思きや 身は浮雲に 成り果てて 嵐の風に 任すべしとは
(歌意:思っただろうか。我が身が浮雲のようになってしまって、嵐の風に身を委ねることになろうとは。)
余がかの戦に負けた折に詠んだ歌だ。この嵐は浮雲の我が身をこの世界に運んで参った。この書を『浮雲物語』とし、そなたが歴史を記せ。

老仙「分かり申した。これからどんな歴史が生まれることやら…」

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/11383/1309278389/
254シフォン公爵 ◆0iRrGzKPjk :2011/10/16(日) 20:23:34.04
【マトゥーダ国公宮の一室】

…ふん。何やら騒がしいな。兵士たちが慌てふためいている。どれ、それとなく探りに行くか。
(部屋の鏡をじっと見やる。そこに映る十五歳の己れ。がりりと林檎をかじりながら)
あやつ…アイギス・テルシテスは、我が永遠の敵。また島流しにでもしてしまわねば気が済まんな…
(彼はひとりごちて林檎を皿に置き、自室を出て行く。彼の実の名は、雅仁。後白河天皇(のちに法王)だ)
255マトゥーダ国臣下:2011/10/17(月) 00:27:04.86
>>254
(宮殿の庭園で)
これはこれは公爵閣下。
前領主が暗殺を受けた事と言い、近年はマトゥーダにも良くない事ばかりですな。

……ですが、今日は良い知らせもありますぞ。
月岩丘陵は御存じでしょうか?
我が国とオスティアとキグナスに挟まれた白き岩の地帯を。
今までは、ここの岩は建築資材としての利用しかされておりませんでした。

されど最近、彼の丘陵の岩には良質の金属が含まれている事が判明したのです。
これを製錬すれば、出来あがるのは"月鋼"と言う鉄よりも猶堅い金属。

……これは、先日打たれたばかりの月鋼で作った刀。
お気に召しましたら献上致しましょう。何かの折に切れ味を試して下さいませ。
(鞘に納められた月鋼刀を公爵に差し出す。抜けば月麗の輝き)
256オルカ男爵 ◆TIIA8yrrIc :2011/10/17(月) 09:17:33.54
>>254
おや陛下…、失敬。
今は公爵閣下とお呼びすべきでしたかな。
林檎もよろしいですが、かの逆賊を流した島で採れた蜜柑はいかがですかな?

(蜜柑を差し出しニヤリと笑う)
(かつて平清盛と呼ばれた壮年の男である)
257緑の妖精マペット(フォックス):2011/10/17(月) 18:12:39.26
(ちょっと座を空けてしまいましたね、すみませんm(__)m)

>>250
よかった、思いきり掴まれましたものね。こちらも気が気ではなかったですよ。
(そう言うフォックスは、すっかり妖精マペットに成りすましている。
羽根の付いた緑のとんがり帽子、茶色いクセ毛に榛色の瞳。緑の衣服はまるでピーター・パンのようだ)
そうですね、追い剥ぎはどこにも出るものなんですねえ。驚きましたよ。いずれにしろご無事でよかった。

ふふ、エシャッタはそう簡単には紛失しませんから安心なさって下さいw
でも傷が無くて本当によかったですね。さ、またポシェットをあげましょう。

はっは、狐は何にでも化けますからねえ。
フラングスですか、今は沈む夕日が山の陰になってましてよく見えませんな…。

そうですね…、今日はもう休みますか。あ、夕食を頂きませんと。どこかにいいムロを見付けてからですね。
>>254
【王の間】
……む、不穏な気を感じる、感じるぞ。これほどまでに不吉な気は初めてだ。
そういえば先程の老仙が記した書で思い出したが、余や頼長、良房も余が死ぬ前に亡くなった者だ。
余が死んでから下界ではどれほどの月日が流れたのであろう。今は何年なのだろうか。
もしも百年、いやそれ以上の月日が流れていたとすれば弟・や後白川や義朝、清盛も生きてはいないだろう。
そう考えると奴らも強い未練や意思を持ち死んでいったのだとすれば、…もしや奴らもこの世に参っておるのか?
ふふふ、まさかな。近いうちに夢魔に尋ねてみるとしよう。どんな返答が来るか楽しみだな。
259シフォン公爵 ◆0iRrGzKPjk :2011/10/18(火) 18:36:48.99
>>255
そ、う…だな…。
実を言うと土下座外交的な前伯よりも寝技で来る現伯代理のほうが工作がやり易い…。いや、こちらの話。

ほ、う…。月鋼とな?これを私にか。それは大儀。
どれ、…
(すらりと抜き身の刀身をオルカに向ける。ぴり、と腕を振るわせ、危うくオルカを
二つにしかけたが、寸でのところで堪えた。にやりと危う気に口元を笑ませ)
…早速死んでも惜しくない罪人で試してみよう。そなたも来るか?

>>256
ふふ…

いや、止めておこう。
かの者が口にした物と同じ物なぞ口にしたくもない。
それよりそなた……、アイギスの側近に手蔓はあるか?神にならんとする不遜なあ奴の一挙一動を知りたい。
また私の為に働いてくれれば、相応の見返りを…ね…。

>>258
(お手柔らかにお願いしますよw)
260雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/18(火) 19:13:21.34
(風に揺れる葉音に虫の音。小動物の足音。鳥の羽ばたき。水面を跳ねる小魚。それがエールの森の音)
(藍と茜の混じる空には欠けたる月。森の木々はここを訪れた者達へ、静かな眼差しを送っていました)
(その中でフツと小さく弾けて音を鳴らし、名も知れぬ美しい白い花が草むらに一粒の種を落とします)

>>257
(新しいポシェットをフォックスから受け取って)
えへへ……ありがとー。
でも私、フォックスにもらってばっかりだね。
何かお返しできればいーんだけど……。
私もファトナみたいに何か作ってみよーかな?

(夜の備えに話が移り)
木のうろだとバイが入れないよ。
大きな木の枝の上の方が安心じゃないかなー……?
人間も乗れる舟があれば、湖の上でも良いんだけどね。

(上に小屋を立てられそうな程の太い枝を持つ大樹を指差し、ふわっと飛んで向かう)
あっ……良さそうな木!寝床はあそこがいーかな?
261ウルテカ ◆hVe96ticDU :2011/10/18(火) 19:41:56.92
>>245
私が羨ましいですと?ハッハッ、面白い冗談ですなw
(だが、ウルテカの目にきらりと涙のようなものが光る)
ハハッ、きっと眩しいのは私の若禿ですぞ。
(どうやらウルテカは、己の心情を冗談で煙に巻くのが得意なようだ。徐晃を気遣っているのだろう)

「よろしいかな、ウルテカ殿?」

徐晃に答えるより早く、戦闘が始まってしまった。偶然側にいた子供を腕に、安全な木陰へと走るウルテカだ。
262マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/18(火) 20:51:53.12
〜オスティア国コルダ村にいるリチャード大尉〜

>>251
ありがとうございます、今は敵味方に分かれている貴殿に情をかけられるとは。不思議な心地です。
マトゥーダは山岳地にありますので、険しい山のあちこちに壕やトンネルを掘ったり村を作ったりとゲリラの
威勢は凄いものがあります。

ええ、書状には私の承認をしかと書いて下さい。もしコイド様がそれを認めない場合、私の責任となりますので。
マクシム=コノーエ殿はマトゥーダ宮中を牛耳るコノーエ一族の出、彼が出てきたということは、コイド様も
本気でいらっしゃるのでしょう。

(伯都へ送られる書状を見て頷くリチャードです)
はい、これでお願い致します。コイド様の元には私に付き従ってくれているこの兵士達の中から二人を
選ばせて頂きます。
カイ=シューベルツ、それからレオナルド=リカンセン。これまでの話は側で聞いていただろう。
済まぬがコイド様までこの書状を届けてくれぬか。

カイ「はっ!」
レオナルド「しかと承りました!!」

うむ、頼んだぞ。これは路銀だ。マクシム殿を疑うわけではないが、書状を開けられぬよう封をさせて頂こう。…よし。

では、頼む!
263マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/10/18(火) 21:24:07.31
>>251
くっくっく…
コノーエよ、先程コルダ紛争にやったリチャードから書状が届いた。中を開いて驚きよ。戦端を開きもせずに
供十人を連れて勝手に敵に話をつけに行ったとな!聞いて呆れるわ。
さらに追ってマクシムからの書状も届いてな、もしかしたらリチャードめは敵に迎合したのではないかと
書いてある。
…とはいえ、万里の長城を完成させる前に敵に殺到されては困る。くっく…
仕方がない、儂はこの書状に印を押すぞ。リチャードの命なぞ惜しくもないが、ここは儂が泥をかぶろう
ではないか。街道筋の出入口にオスティア兵を置けば、気が済むのじゃろう?

【マトゥーダ伯コイドは、辛うじて”応”という意味の解る意味不明な文書をコルダ村に届けさせました】


…ふん、玉砕は御免だ。
264マトゥーダ国臣下:2011/10/18(火) 23:13:26.43
>>259
いえいえ、私は宮中の雑務に追われていますので……。
真に自分の力不足が恨めしい。

それでは行ってらっしゃいませ、閣下。
(マトゥーダ国の官吏は執務へと戻ってゆく)
265緑の妖精マペット(フォックス):2011/10/19(水) 17:29:14.85
>>260
お返しはユピティーさんの笑顔で十分ですよw

そういえばバイさんはどこにいらっしゃいますかねえ。
…あ、ご無事なようですね。追い剥ぎに見付からなくて良かったですねえ。
あ、そうですね。それではあの木の枝の上に今宵の宿を取りましょうか。
バイさんは登れますかね?
266キグナス王クラード ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/19(水) 17:54:48.76
側近1「陛下の手当てを!」
側近2「ん?向こうが騒がしいな。何とした?」
物見兵「はっ。オスティア軍が突撃して来たもようです」
側近2「数は?!」
物見兵「は、2〜3百かと」
側近2「踏み潰せ!」
物見兵「はっ!」
側近1「陛下、どこもお怪我はありませぬか」
キグナス王「うむ。どうやら軽い打撲のようだ」
側近1「(顔を曇らせ)こういう怪我は、明日になってから痛くなるものもありますが…」
キグナス王「ハハッ、俺ならば大丈夫だ。ところで…」
側近1「は」
キグナス王「密偵によると、アイギスめ、俺がオスティア侵入時に村々に狼藉を働いたと言い触らしている
ようだが…」
側近「……」
キグナス王「それを逆手に取る。オスティア国内の辻々でこう言い触らせ。
アイギスはキグナス軍に罪をなすり付けたいばかりに、村を3つばかり虐殺したとな…ハッハッハッ…!」
側近1「畏まりました」
267キグナス王クラード ◆yvZeCcnFJ2 :2011/10/19(水) 17:58:29.48
>>266>>252へのものです、失敬)
>>266
馬鹿言ってんだねー
三つの家の生き残りの女子供の証言があるべ!
269プリトグラ(オスティア密偵):2011/10/20(木) 08:04:51.54
>>268
×三つの家
○三つの村
270グリトプラ(オスティア密偵):2011/10/20(木) 08:22:20.04
>>268
お久ー
ぼちぼちやってるか?
>>259
(こちらこそ。どうやら入道相国殿もいらっしゃるようで面白くなりますね)

>>262
【コルダ村国境】
源為朝「ケッ、そう簡単に人間を信じるもんじゃねえぞ。俺たちはそれをよく知ってる。
     お前だって俺の気が変われば今すぐここで殺すことだってできるんだ。ここは敵陣営だってことを忘れるなよ。
     ずいぶんと面倒なとこに拠点を構えてるもんだな。そんなにゲリラが怖けりゃ平野部に本拠を移せばいい話だ。」
     
     「ああ、そうさせてもらうぜ。その方が話も進めやすいだろう。しかしコノーエか。それだけの幹部を送るんなら最初から自分で来りゃあいいのによ。
      不意打ちで射殺したりはしねえよ。そんなことしちまったら俺の武名に傷がつくからな。」

     「(使者を送りだして)さあて、後は返事が返ってくるのを酒でも飲んで待つとしようかい。村内の本営に戻るぞ。
      リチャードたちは俺の兵たちの先導でついてこい。他の者たちは撤収の準備を始めろ。
      村もこれだけ荒れちまったら一回廃村にするしかねえだろう。残っていた村民たちは本国への撤収に同行させ首都近郊の村に住居を与える。
      そら、行くぜ。軍中じゃたいした酒も肴もねえけどな。リチャード、お前らにも分けてやるぜ。」

(国境付近にいた為朝らがコルダ村内に設けた本営に撤退)

>>263
【コルダ村 オスティア軍本営】
本営に戻り酒と干し肉を喰らい返書が来るのを待つ為朝とその側近の将兵。
リチャードは彼の傍に席を設け、彼に従っていた兵らは入りきらないため他の場所で酒をふるまった。

源為朝「物足りねえ…勝ったんなら戦利品が腐るほどあるのによ、奴らめぼしい物は全部持っていきやがった。
      その他は火で焼かれて消し炭同然だ。全くろくなことをしねえな。」

(そこへコイドからの書状が届く)

源為朝「へえ、もう来たのかい。リチャード、ひとまずはお前を殺さなくて済みそうだぜ。安心しろ。
     (書状を見て)……ああ?これはどういうことだ。おい、俺にも分かるようにこいつの内容を教えてくれ。」

副官「(書状を受け取り)拝見いたします。…これはとりあえずは承諾したということでよろしいのでしょう。
    しかしなんともおかしな書き方をなさる。将軍がお困りになるのも無理はありません。」

源為朝「そうかいそうかい、んじゃあよしとしようや。後はここで判を押せば片が付くな。
     おいリチャード、お前の主が承諾してきたようだ。(書状を見せる)今からこの宴席で調印式といこうじゃないか。
     調印が終わったら書状と一緒に調印書とお前たちの身柄をマトゥーダ本国に送ってやからな。
     これにはお前の血を使う予定だったが、主本人が印を押したんならそんなもんいらねえだろう。印と署名だけでいいぜ。
     ……うっ、安い酒を大量にかっ喰らったせいだな。普段は酔うことなんざねえのに頭が割れるように痛む。
     すまねえな、少し風に当たってくるからお前はもう少しここで飲んでてくれや。」

副官「大丈夫でございますか将軍。おい、後何人か将軍に肩をお貸ししろ。(副官はじめ兵数人に肩を貸され宴席の外に出ていく)」

源為朝「…へッ、俺が酔うわけねえだろ。副官、全兵の半数連れて万里の長城正面に構えろ。街道じゃねえぞ、正面だ。
     決して攻撃はするな。怪しい動きがあったらすぐに報告しろ。お前たちは先に攻め入ってよい。
     念のため後方に砲台を隠しておけ。枯れ草でもかけておけばわかりゃあしねえよ。」

副官「ふふっ、やはり演技でしたか。将軍とはそれなりの付き合いになりましたからねぇ。では、あとは私にお任せくださいませ。」

(兵たちに静かに指示を出す副官。為朝は何事もなかったかのように宴席へ戻ってきた。)

源為朝「いやぁ、見苦しいところをお見せしたな。疲れがたまっておったせいもあるのだろう。
     もう大丈夫だ、さあ調印式といこうぜ。(兵に紙と筆、印を持ってこさせる。)」
>>266
【忠正軍別働隊】
少数の忠正兵団は圧倒的兵数を持つキグナス軍の前に終始圧倒され続けていた。

兵「ぐはッ!」
兵「ぎゃああああああ!!」
兵「ちっ、そう易々とは行かんか。」
部隊長「敵の力は測れた、もう十分じゃ。皆後退するのじゃあああああああ!!!」

馬上に居る部隊長が大声で呼ばわる。彼の号令により騎兵隊が一斉に引き上げて行った。

【廃都・オスティリア 本陣】
伝令兵「報告!我が軍の先鋒部隊がキグナス軍の攻撃により敗れました。敗残兵は半数ほど、間もなく帰陣いたします。」

源為義「ふん、存外奴らも阿呆ばかりではないのう。賊どもならあの程度でも十分かと思うたが。」

平忠正「戦はまだ始まったばかりじゃしのう。先発の武士らに破られてはワシらが手柄を立てる機会が失われるというもの。
     武功を上げる機会は平等にあるはずじゃからなぁ、ヒャッヒャッヒャ。」

源為義「次はワシが自ら敵の大将にままみえるとしようぞ。今に首をはね飛ばしてくれるわ!」
273サテュロスのケレントス:2011/10/21(金) 00:51:54.15
>>265
ほうほう…妖精とは。
片方は…少しばかり妖気が漏れておるが。
それに人間もいる。
ならば金貨や銀貨はお持ちでないかね?
溜めこんでいそうな気がするんだが。

実は最近人間の住んでた廃墟から、宝を発掘して来てね。
変な人形が動かなくなったんで、拾って来たというわけだ。
金貨や、同じ価値の物となら交換してもよいがどうかね?


『ケレントスの商品リスト』
○貊弓(金貨3枚/ばくきゅう…良質の弓)
○鳳嘴刀(金貨4枚/ほうしゅとう…刃先が湾曲した薙刀)
○琴(金貨5枚/こと…弦楽器)
○算盤(金貨2枚そろばん…計算機)
○鑞金博山炉(金貨5枚/ろうきんはくざんろ…金メッキの香炉)
274雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/21(金) 22:15:41.66
(時刻は夜―――昼の王は眠りに落ち、代わって空に現われるのは夜の女王)
(鏡の湖面に相似の姿を映す月。森は完全な闇に沈むことなく柔らかい光で照らし出されています)
(木の枝に座ったユピティーはぶらぶらと足を揺らし、下弦の月を見上げて言いました)

バイに初めて会ったのも、こんな月が出てた夜だったよね。
あの時は風になりたいって言ってたけど、今も風になりたい?

春のそよ風、冷やっとした秋の風、空の上の強い風、つむじ風、森を駆け抜ける風。
もしもバイが風になったら、どんな風になるのかな……。

>>273
(大樹の下を通りかかるのは山羊に似た半人半獣のサテュロス。彼は金貨を持ってないかと聞いて商品を広げます)
珍しい物ばっかり!
人間の住んでた廃墟って、あのロボットたちのいた街かな?
さっそく、あそこに宝探しに行ってきた人たちもいるのね……。
でも、私はお金なんて持って無いよ。人間のお金は重くて持ってたら疲れちゃうし。
それにバイとかフォックスなら使えるかもしれないれど、私にはちょっと大きすぎるかなー…・…。

>>265
(枝を集め、落ち葉を敷き詰めて作ったベッドに横たわります)
やっぱり枝の上が一番落ち着く!
バイは翅が無いから、下に落っこちないように蔓で縛ってないとね。

あっ、フォックスは枝と落ち葉で作ったベッドで寝たことは無いでしょ?
この中は、とってもあったかいんだよ。
少し大きめに作ったから、フォックスも一緒に入る?

ふにゃむにゃ……今日はお休み……また明日ね。
275オルカ男爵:2011/10/22(土) 15:18:52.66
>>259
フ…、相変わらず人を食った言動をなさる御方よ。
まぁ、この世界では公爵閣下と対峙するつもりは毛頭ござらんゆえ、ご安心めされよ(ニヤリ)

さてアイギスの側近、余にはいささか心当たりがございますな。
余の遠縁に家弘と申す者がおりましてな…。
この者は前世においても浮世においてもアイギスめに近侍しております。

ですが…(やや顔を険しくし)
このオルカ、親戚たちには権勢を独り占めする者と嫌われておりますゆえ…。
公爵閣下のご意向を果たせますかどうか。
276オルカ男爵 ◆TIIA8yrrIc :2011/10/22(土) 15:20:03.05
>>259
フ…、相変わらず人を食った言動をなさる御方よ。
まぁ、この世界では公爵閣下と対峙するつもりは毛頭ござらんゆえ、ご安心めされよ(ニヤリ)

さてアイギスの側近、余にはいささか心当たりがございますな。
余の遠縁に家弘と申す者がおりましてな…。
この者は前世においても浮世においてもアイギスめに近侍しております。

ですが…(やや顔を険しくし)
このオルカ、親戚たちには権勢を独り占めする者と嫌われておりますゆえ…。
公爵閣下のご意向を果たせますかどうか。

(すいません、トリップを付けずに書き込んでしまいましたorz)
277シフォン公爵 ◆0iRrGzKPjk :2011/10/24(月) 20:47:20.66
>>276
この世界では…か。すると異世界ではある…事なのかな?くすっ…はっはっは!

(抜き身の刀を下げたままで)
いや、果たして貰わねば困るな。
(妖しげに眼差しを逸らす)
その家弘なる者はどの様な男なのかな?金や女で誘惑すれば容易くこちらへ降りそうな者かい?


(いやいや、お気になさらずw)
278マトゥーダ国臣下:2011/10/24(月) 21:37:56.59
簡単にですが、密偵を駆使して各国の情勢を纏めてみました

マトゥーダ・オスティアと講和しつつ国境の山岳に長城を建設。キグナスと魔導院襲撃の密約
キグナス・君主自ら10万の大軍を率いてオスティア西部に侵攻。魔導院襲撃部隊を編成
オスティア・廃都オスティリアで源為義がキグナスを迎撃。コルダ村で源為朝がマトゥーダと停戦条約
ミストラング・マトゥーダを警戒しつつ、同盟国オスティアの難民を受け入れる用意
ミンス島・指導者が変更してからは、自領の堅持に努める
279紳士フォックス:2011/10/24(月) 22:21:04.03
(すみません…忙しかったもので。明日には!それではZzz…)
280緑の妖精マペット(フォックス):2011/10/25(火) 21:23:17.09
>>273
はて…妖気とはw
あなたのほうがよほど放ってらっしゃいますよ。
ほう、遺跡から?せっかくだからひとつ買いますよ。「琴」を下さい。

つ金貨5枚

>>274
ええ、お世話になりますよ。何だか暖かそうなベッドですね。

お休みなさいませ。

(ふうむ…バイ・ムーダンはどうする気なのだろう…。感覚が鋭敏なようだから、
私の正体に思いいたる危険性もあるかも知れないが…。まぁその時はその時だ)(世界樹、か…。七つもあったとは驚きだ。てっきり一つしかないかと思っていた。
どの世界樹にもまだ種がならないのが理想的だな、くっくく…。
まあ、それではユピティーが困ってしまうか。
いや苗木なら一本引っこ抜いてユピティーの世界に持って行くという手も…)
281名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/25(火) 21:43:03.97
↑夢魔が困る
282サテュロスのケレントス:2011/10/25(火) 22:35:53.03
>>280
(金貨を受け取って琴を手渡す)
妖気だと? ふぉっふぉっ。
まあこの成りではそう言われるのも仕方あるまいて。

何はともあれ毎度ありだ。
さて…では私は残りの品をどこかで売り捌くとしようか。
(そう言いつつ、どこかに消えて行く)
283雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/26(水) 18:39:40.92
>>279
(忙しいのに連絡ありがとねっ)

>>282
(半人半精霊のサテュロスが去っていきます)
物を売るならミストラングの市場が良いんじゃないかなー?
ちょっと遠いけど、いっぱい人がいて、色んな物が売ってたし、王様もとっても良い人だもん!
大ミスティア川に沿って東の方に渡れば、ミストラングはすぐよっ。

>>280
(朝露が陽に煌めく時刻になり、ユピティーが目覚めます)
おはよっ!朝だよっ!
今日は湖の回りをぐるって回ってみよっかなー……。

(水底に石垣の残骸を沈めた湖に集まるのは、虫や蛙、水鳥に獣……無数の生き物)
(小さな妖精は木々や鳥、虫や獣の口から、陽が中天に差し掛かるまで、エールの森について訊き回ります)

……エールの森のことが、私にも少しずつ分かって来たよ。

エールの森は人間の手で荒らされて、湖も汚されて、悲しんだ女神様がいなくなっちゃったのね。
そして、女神様に帰って来てもらうために、森の民は白の史書の力を借りようとした……。
でも、森の民には白の史書が使えないから、ヒトの手を借りなくちゃいけない。
そこで樫の木の賢者さんが夢魔さんに頼んで送ってもらったのが、自然の声を聞けるシャーマンのバイ!

うーん、と言う事は……白の史書に何かを書くのかはバイしか出来ないね。
森の未来まで考えてくれる人間じゃないと、エールの森の過去も未来もおかしくなっちゃうし。
白の史書に何て書いたら、女神様が戻って来てくれるんだろー……。
284刺客エイス:2011/10/26(水) 21:32:06.11
アイギスめの首を、獲るッ!!
285源頼朝(少年):2011/10/27(木) 21:56:30.83
>>272
アイギス様、敵の動きが止まりましたね。もしかしたらキグナスとマトゥーダとは、裏で繋がっていたのでしょうか?
286名無しちゃん…電波届いた?:2011/10/29(土) 11:24:42.74
>>271
---万里の長城建設地---

おいオスティア、ここに何の用だ!
その物々しい軍隊を早く帰せ!
287オスティア軍兵士:2011/10/29(土) 16:44:33.03
>>286
なんだと!こちとらちゃんとあんたらの主にも了承取ってきてるんだ!
おれの名鉄斬槍を味わいたいか?
>>284
【王の間】
下がれ、人間。常人ごときが魔族である余を殺すことは出来ぬ。
儀式が終わる前であれば『五部大乗経』を焼き払ってしまえば我が身は石となり朽ち果てたのだがな。
今の余にそのようなことは無意味だ。宮殿の警備を掻い潜り、ここまで来られたのは大いに褒めてやらねばならぬな。
歓迎する、余がオスティア王・アイギスだ。誰の指示だ?そして余を殺し、そなたは何を望むか?

>>285
【同じく王の間】
はっはっは、幼いながらそなたも状況をよく理解しておるな。余は元からキグナス、マトゥーダ共に欠片も信用しておらぬ。
しかし今両者を同時に相手とすることはいささか危険である。楽な戦ではあるまいよ。
今はできることならマトゥーダとは名目だけでもよいから和解したいものだがな。為朝がどう動くかだ。
マトゥーダ方面の軍指揮権はすべて奴にある、余は一切かかわるつもりはない。静かに眺めておるとしよう。

>>286-287
【万里の長城建設地】
副官・アーチャー「まあまあ、落ち着きなさい。すみませんねぇ、我々の兵は皆屈強にして荒々しい者ばかりでして。
           実はですね、この度建設途上であります貴国の万里付近にあります山に白波賊の大規模な拠点があると間者から報告が入りまして。(もちろん嘘)
           彼らはこの辺りでは有名な山賊でして、急ぎ討伐せよと為朝将軍から命を受けた私が軍を率いて参ったのですよ。」

(アーチャーは山を指さしながら説明する。)

アーチャー「お恥ずかしい話ですが、勇んできたはいいものの、あの山を攻略する策戦等は全く考えていないのです。
        将軍から直ちに出立せよと言われまして軍議をする時間もなく。賊どもは山に籠り、罠を仕掛けてゲリラ戦を仕掛けてくると思われます。
        山狩りには敵の何倍もの兵力が必要とされるのが定石ですからね。それを知ってか、為朝将軍も私にこれだけの兵を与えて下さいました。
        皆さんは安心して工事をお続けになってください、今日はもう日暮れですから我々はここに陣を敷き、将らと作戦会議をして戦に備えたいと存じます。では失礼。」

(アーチャーは一礼してその場を後にし、数名の部下たちと共に将校クラスのいる本営に入っていく。)

【幕内にて】
アーチャー「遅れましたね。では軍議を開始いたしましょう。道中で説明した例の作戦の準備は出来ましたか?」

将「はッ。屈強で大柄な兵100名を選び抜き、粗末な服装をさせて山へ潜ませました。時間がくればすぐに動きます。
  …しかし、よろしいのでしょうか?この作戦を知っているのは我々一部の将軍らのみ。兵卒や部隊長クラスは誰一人知らないのですぞ。」

アーチャー「そんなことをしたらどこかから情報が漏れてしまうかもしれません。危険ですのでこのままで。
        それから暗くなりましたら砲台を例の位置に配置しておいてください。くれぐれも気取られぬよう。砲撃の合図は…火矢をひとつ空へ打ち上げましょう。」
        ははははっ、長城に夜襲なんてしたら両国の平和条約が台無しですからね。それよりも条約を破らず、なお且つきついのを喰らわせてやりましょう。今夜が楽しみだ。」
289雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/10/30(日) 20:48:14.89
(啼泣のような風の声がヒュウヒュウと森の上を抜け、木々にぎわめきを残して去っていきます)
悲しそーな声だね……まるで世界樹が助けを呼んでるみたい。
樫の木の賢者さんには会えてないけど、早くフラングスに行かなくちゃ……。
うーん、エールの森のことはバイに任せて、私は先に世界樹を探しに行ってよっかな。
探してるものが同じなら、きっとすぐに会えると思うし……。

……ところで白の史書って、どこにあるんだろーね。
エールの森に女神様が帰って来たくなるように、白の史書に何か書かないといけないって、お話だけど……。
白の史書って、夢魔さんが持ってるんだったっけ?
寝てる時に夢の中で呼びかけたら、持ってきてくれるかなー。
……夜にはまだ早いけど、試しにちょっと寝てみるね。
(ユピティーは、ぱったり草むらに倒れて眠りに付きました)

Zzz……。

>>31
(夢の中―――世界樹を失った世界、砂に呑まれてしまったイルミンサリヤにて)
(ユピティーは暗く濁った砂漠の上から、夢魔に向かって呼びかけます)
夢魔さん、聞こえる?
夢魔さんが滅びちゃった昔の国を懐かしく思うみたいに、森の民も女神様に帰ってきて欲しいの。
でも、エールの森が女神様に帰って来てもらうには、白の史書に何か書かないと無理みたい……。
だから、バイに白の史書を貸してあげてっ。
まだ何を書けばいいのか分からないけど、バイは自然のことを考えてくれるし、森の民の試練もやり遂げたもん。
バイなら離れちゃった自然と人間を繋げて、また仲良くできるよ。

そーだ、もし白の史書をバイに貸してくれたら、私に出来ることなら何でもしてあげるっ。
あっ、何でもって言っても、悪いことはダメだけどね……。

どーかなー……?
290紳士フォックス:2011/10/30(日) 22:07:55.73
(返事が遅れすみません)

>>283
あぁ…お早うございます…。…まだ少し眠いですよw
実は昨晩は、音が聞こえないように結界の中で琴に触れたり、かき鳴らしたりしてたんです。
ですので眠ったのは明け方になってしまいましてw
湖の周りですか、それはいいですね。
…ふうむ、白の史書ですか…?
(へえ…夢魔がそんなものを?)
そうですねぇ、

「森が再び豊かになり、女神は戻ってきた」

こんな風ではダメなのですかな?まぁ他の方がどう書いてらっしゃるかに尽きますね。

>>289
では、ここはバイさんにお任せして世界樹を探しに参りますか。
うーん、白の史書に関しては、バイさんに夢魔さんを呼んで貰うしか手立てが…。
(俺が呼んでもいいんだが、ことが面倒くさくなるとまずい)

…あ、寝ちゃった。眠るの早いんですねwでは…
(フォックスは取り出した毛布をユピティーに掛けると、琴を取り出し、かき鳴らし始めました)

ポロン、ポロン、ポロロロロン・・・

(すると鳥たちが舞い降りて来て琴の音に合わせてさえずり始めました)
おや…これではユピティーさんが起きてしまいますね。
(慌てて琴をしまうフォックスです)
291雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/01(火) 23:31:42.96
>>290
(鳥のさえずりを聞き、目を擦りながら起き上がって)
ふぁ……ぅ……。
あれで、ちゃんと夢魔さんに伝わったのかなー?
夢の中だから、ぼんやりしててよく分からなかったけど……。

(フォックスの言葉を思い出して)
森が再び豊かになり、女神は戻ってきた……。
うーん、やっぱり女神様が戻って来たくなるようにした方が、いーんじゃないかなー?
無理やり女神様に戻って来てもらったら、まだすぐいなくなっちゃうかもしれないし……。

女神様がいなくならないように、女神様は森から出られないって書いたら、そうなっちゃうのかな?
なんか、白の史書って怖いね。
何か書くなら、じっくり考えてから書かないと……。

(木々のざわめきに、そわそわした様子で)
エールの森も気になるけど、世界樹も気になるし、そろそろ行かなくちゃ。
それじゃ、またね……バイ。

(フラングスに向かうべく、西の方角に飛んでゆく)
292マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/11/02(水) 21:48:14.38
>>288
さて…。和議が成ってなによりだ。表面上はな。
万里の長城の、街道から山深く離れた辺りに掘らせていた越境トンネルはどうしたかな。ハッハッハ…
293マトゥーダ伯コイド ◆.BmRMKOub2 :2011/11/02(水) 22:04:15.11
>>292
(コイドの独り言です(汗)。忙中につき短文お許し下さい)
294雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/05(土) 22:19:06.54
【星見の村】
(大ミスティア川の南には豊かな自然が広がり、亜人たちの村々が点在しています)
(ユピティーが西へ進むと、その一つに行き当たりました)
(村の真ん中の小高い丘にはドーム型の大岩が鎮座していて、丘の下には小さな家々が点在しています)

ここは、誰か住んでるみたいね。
うーん、あのとっても大きい岩が気になるね。
穴が空いてて、中に入れそうだけど……。

(ふわふわ飛んで村の方に近づいていきます)
295名無しちゃん…電波届いた?:2011/11/06(日) 07:42:18.28
スレ主にさえ見捨てられた糞スレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
296紳士フォックス:2011/11/06(日) 17:36:58.78
>>291>>294
(ユピティーがバイ・ムーダンと話しているうちに単独行動をとっていたフォックスだったが)

…やあ、合流出来ましたね。
私がいない間、何か変わったことはありましたか?


(忙しくてなかなかレス出来ずすみませんでした。これからはまた定期的に書けると思います)
297雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/07(月) 20:53:53.01
>>296
(後ろから、何か変わったことが無いかと声を掛けてくるフォックスへ振り返り)

あっ、フォックス!
うーんと、変わったもの……女神の湖で花の種(>260)を見つけたから持ってきちゃった。
とっても綺麗な花だったけど、なんだか森の外に出たそうにしてたから……。
どこか、よさそうな所を見つけたら植えてあげなくちゃね。

(なんとなく妖しい雰囲気の、砂糖菓子のように真っ白な種をフォックスに見せる)
(樫の木の賢者の目が届く女神の湖でのみ、一輪だけ咲く事を許された花の種を)

それと、あっちに村を見つけたよ。
家が小さいから、住んでるのはヒトじゃないみたいだけど。

(村に近づくと、聞き慣れない話し声が流れたせいか、緑や茶の色の服を着た小さな亜人が草葺きの小屋から出てくる)
(亜人の一人は妖精の姿を見て「ふぅむ……森の民が迷って訪れたのかな?」と訝しむ顔を見せた)

ううん……世界樹を探して、フラングスに行く途中なの。
一粒で良いから種を分けてもらいたくって。
貴方たちはだーれ?

(ユピティーが地面に降りて問いかけると、小人は「我々は星見の一族。星辰の動きで未来を観る」と応える)
(「過日、極北の白獅子座の頭が翳った時は、黒き雨が大地を遍く濡らした」と別の小人)
(「獅子の頭が翳る時は凶兆。尾が翳る時は吉兆なれど、最近は連日、獅子の頭が翳る」と、さらに別の小人)
(二人の小人が「何かが起こるに違いあるまい」「何かが起こったに違いあるまい」と続けた)
(彼らの視線の先には、小高い丘の上に佇む、お椀を伏せたような形の大きな岩)

ふーん……星を見るだけなのに色んな事が分かるのね。
そーいえば、この辺りの星座の形ってミストラングで見たのと少し違うかなー?
今夜はここに泊まって、私たちも獅子座の頭とか尻尾を見てみよっか?
298緑の妖精マペット(フォックス):2011/11/08(火) 23:53:31.37
>>297
(ユピティーが指につまんで見せてくれた花の種を凝視するフォックスです)
おや、大丈夫なんですか?賢者さんが知ったら怒り出しませんかね…
それにしても、妖しい雰囲気を醸しだしてますねえ。

(村を発見したと聞いて)
おや、村ですか?なるほど…、小人の村ですかね?
どれ、私もまた妖精の姿になりましょう。
(村人の話に興味深く相槌を打っていたユピティーの提案に頷く)
そうですね、ユピティーさん。今宵はこの村に宿をとりましょうか。
もっと星の件について知りたいですからね。
(黒い雨、か…。私もその場に居合わせてみたかったな、クックック…)
299雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/10(木) 22:36:33.46
>>298
うーん、この花の種は樫の木の賢者さんの種じゃないから、だいじょーぶだと思うけど……。
(次第に黒さを増す夕宵の空は、満天の星々を頂き、蒼褪めた月も遠慮するように小さく姿を現します)

【星見の村/夜】

(草のベッドに座り、砕いた宝石を撒いたかのような星々を指差して)
あっちが冠トカゲ座で……こっちが象座だって。
さっき村の人に教えてもらったの。

(夜空の一点をじっと見て)
あっちがナルニア国がある方ね。
極北の白獅子座ってあれかなー? あんまり獅子っぽくないけど……。

(空を見る村人の一人が「今夜は頭にも、尾にも、星に翳りが見える」と首を傾げます)
えっと……尻尾が見えない時は、国に良い事が起こるんだっけ?
そして頭が見えない時は、とっても悪い事が起きる……。
良い事も悪い事も、どっちも起こるっことかな?
300名無しちゃん…電波届いた?:2011/11/11(金) 00:38:40.93
>>299
スレ主が興味を失って投げ出したスレにいつまで粘着してんの?
もっと有意義なことに時間使ったら?
301使い魔アルデバラン:2011/11/11(金) 17:10:00.04
>>300
かの方は、スレ主と呼ばれるのを嫌っておいででしたが?
302乗ってろ:2011/11/14(月) 07:15:18.64
てれびくん…
303紳士フォックス:2011/11/14(月) 20:05:22.32
毎度毎度、返事が遅れてすみません。
実は調子を崩してしまいまして。ですが、もう平気ですよ。

>>299
【花の種】
そうですか?ならいいんですが…。
まあ何にしろ、まだ起こらないことをあれこれ憂慮するのは馬鹿馬鹿しいですからねw

【星座】
ほう…一度聞いただけでよく覚えられましたね。さすがです。
うーん、あれが…白獅子座、ですか?星座表をいただいておけばよかったですかね。
夜空を彩る星座も、これと決まっているものではないんですよね。
どこか違う村に行きましたら、また違う解釈があるんでしょうね…楽しみですよ。
(何かを思い出しているかのように感慨深げなフォックスです)
それで、ナルニア国とはどのような国で?

うーん、良いことも悪いことも起こる…。
昔からここに住んでいる村人達の言は、おろそかに出来ませんね。
分かりました、今宵は私は起きておりますから、ユピティーさんは安心なさって
睡眠をお取り下さい。何かあったらスグお起こししますよ。
304雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/15(火) 22:20:49.52
>>300-301
うーん、何か一区切り付くまでは続けたいけど……。
週に2回程度なら、私もそんなに時間を取られないし……。
ここはみんなで国の歴史を綴ってゆくのが目的だから、夢魔さんがいない時でも国を作っていいみたいだよ。
私も、みんなが気軽に国とか村を作ったりしてくれると嬉しいな。

>>302
てれびくん?
ごめんね、誰の事かよく分からない……。

>>303
ナルニアは北の方にある国だけど、メルシィが持って来た地図で見ただけなの。
(ユピティーは、ポシェットから取り出した地図を広げて指差します)
カプトゥラム海の北側の岸にも国があるけど……このあたりかなー?
たぶん、この国も白の史書で作った新しい国だと思う。
夢魔さんが、此処は名前も歴史も、何もかも奪われた土地だって言ってたから……。

ふぁ……ぁむ……。

(月と星の光を見ながら何時間かが経つと、ユピティーは眠たげな欠伸を見せ、うつぶせになりました)
うーん、フォックスも寝た方がいいよ……
あと、もう少し西に行けばフラングスだもん……。
山は寒いし、しっかり休んどかないと……。

(睡魔に夢の中へと誘われたユピティーが、寝息を立て始めます)
(静まり返った夜闇の中で動くのは、時折ひらひらと水辺近くを舞う夜光蝶だけ)
(その夜光蝶たちも、夜明けが近づいてくると一匹残らずどこかへ消えてしまいました)

……ぅうーん!おはよっ。
今日はいっぱい進めば、フラングスに着くかな?
(朝陽を浴びたユピティーが、上半身を起こして大きく伸びをします)

フォックスは、ずっと起きてたの?
流れ星とか、私が寝てる間に何か変わったことは起きなかった?

(※体調を崩しやすい季節だから、体をあったかくしてね)
305ロコ康三郎、ひょーりみ、ゼロセンチ、アンジェによる共作ラップ 1/2:2011/11/20(日) 14:13:17.13
Yo!Yo!Yo!
三戦板と自治新党への熱い想いを俺が魂のLIRYCに込めたぜ!
そしていつもと違うのは俺の想いに共鳴した三人のKNIGHTたちが三戦の精神具現に参戦!
Yo!まずはREALな奴らは手を叩きな!(Yeah!)
OK!イクぜDJ!アツく燃やそうぜDIVA!
Put your hands up!Put your hands up!Put your hands up!
Put your hands up!Put your hands up!Put your hands up!

【MC-KZR】
新年2010! 三戦は揺れ動くそこら中!
提案が頭ん中に浮かんだ! 平安は世界に飛んだ!
過去→現在→未来! オモテじゃ一向に止まない!
新年度もまた内戦? 覇道はいつ取り戻す三戦?
所詮俺たちは逃げも隠れもできねぇさ!
ただココで生きてくだけ! ココ三戦!
そう! ココ三戦!

【PIYO-SANUKI】
ココ三戦 レスで荒れる今日! 明日には埋められちまいそうな恐怖!
どこ吹く風受け明日へ! うわさ話から何から乗っけて!
待ってけよ! 名無しになれよ! かいくぐれ! かけられてる網を!
ひっかかんのなら簡単! 信じた分だけいただくカウンター!
ホラ CLAP!(CLAP!) CLAP!(CLAP!) CLAP!(CLAP!)食らっちゃう!
よせばいいのにやっちゃう! CHAT! CHAT!
ついついムキになっちゃう! 例のスイッチが入っちゃう!
こっそり 名無し潜伏してみちゃう!
寂しい一人連投ムチャクチャ! 実は心もグチャグチャ!
アー誰か助けて! なんて言えずに教習所へと出かけて!

【MC-KZR】
面食らっちまうようなMONDAY NIGHT!
もう忘れちまうようなTUESDAY NIGHT!
そう どうにもならないWEDNESDAY NIGHT!
まだ終わらない! 何も揺るがない!
気付けばとっくにTHURSDAY NIGHT!
振り切る遠くにFRIDAY NIGHT!
まとめてROCK ON! SATURDAY NIGHT!
SUNDAY NIGHT! 越えて止まらない!
306ロコ康三郎、ひょーりみ、ゼロセンチ、アンジェによる共作ラップ 2/2:2011/11/20(日) 14:13:57.84
【Mr.ZERO】
ホラ! ROCK ON! 秒殺でトリコ! 三戦のRHYME放り込む!
大立ち回り! その耳連行! 物的証拠! 記憶のRECORD!
この病む板! 消えぬ痛み! 時は経ち! 見失う価値! GOT MY MIND ON MY MONEY! MONEY ON MY MIND!
レスの合間に! 舞う現ナマ! 自治厨の会話はシリアス!
徐々に夢リアリティを増す! BEATに乗り追いかける明日! ヘッドフォンからコーネリアス!
俺は望む! この板と共存! 走り抜けるWAR-ZONE!
東京タワーのネオン消える前に! 会いに行くぜお前に! お前に!

【MC-KZR】
面食らっちまうようなMONDAY NIGHT!
もう忘れちまうようなTUESDAY NIGHT!
そう どうにもならないWEDNESDAY NIGHT!
まだ終わらない! 何も揺るがない!
気付けばとっくにTHURSDAY NIGHT!
振り切る遠くにFRIDAY NIGHT!
まとめてROCK ON! SATURDAY NIGHT!
SUNDAY NIGHT! 越えて止まらない!

【ENGEL-SAMEN】
道徳心強制! すごいストレス! 不謹慎? 大歓迎! Yo!
見渡してみ? スレまたはレス! その向こうじゃ浮浪者が昼からビール!
巨大な人間交差点! 膨大なレス数どんだけ? 超壮大なゲーム!
誰が次の三戦板スター! 誰もが夢見る賽銭箱スタイル!
カラスが啼くゴミ捨て場! 俺はネズかゴキスケか!(蛆虫だ!) 踏み潰されるのはゴメン! とっととフケんぜ!
ショボい定め切り裂く! 朱柄の剣でサバイブ中! 艱難のインフェルノで刻む詩集! まだかなり夢中!
投げられたダイスは異端の方向へ! やさぐれた眠らん板の混沌へ!

【MC-KZR】
面食らっちまうようなMONDAY NIGHT!
もう忘れちまうようなTUESDAY NIGHT!
そう どうにもならないWEDNESDAY NIGHT!
まだ終わらない! 何も揺るがない!
気付けばとっくにTHURSDAY NIGHT!
振り切る遠くにFRIDAY NIGHT!
まとめてROCK ON! SATURDAY NIGHT!
SUNDAY NIGHT! 越えて止まらない!

【ALL】
ココ三戦 俺たちの生まれしスラム! 俺たちが闊歩し愛する廃墟!(廃墟!廃墟!)
307名無しちゃん…電波届いた?:2011/11/20(日) 17:38:22.77
つまんね
308紳士フォックス:2011/11/21(月) 17:56:10.57
>>304
(ユピティーが広げた地図を覗き込んで)
なるほど…。あちこちに新しい国が出来てるんですねぇ。興味が尽きません。

(そういえば、夢魔の気配を感じないな。何処にどうしているんだか…)

ところでユピティーさんは、どういう経緯でこの世界に世界樹の種を求めに
いらしたんですか?

ハハッ、私は北極の寒さにも耐えられますから大丈夫ですよw
ですがご助言ありがたい、お言葉に甘えて少し仮眠を取ることにしますよ。お休みなさい…
さて、代わりに式神を見張りに立てる事にしましょう。ウルフ、頼みますよ。
(フォックスは狼犬を呼び出すと見張りを命じました)
私達は眠りますから、何かあったら知らせて下さいね。

(そして翌朝になり…)
お早うございます。ユピティーさんは今日も元気溌剌ですねぇ。
貴女といると此方まで朗らかな気分になりますよw

変わったこと、ですか?
うーん、二時間ほど仮眠を取りましたが、特に変わった事は無かったようですよ。
では、昼食をとったら急ぎ足でフラングスに参りましょうか。


(※ありがとうございます。ユピティーさんも健康にお気をつけ下さいね!
咳は辛いですからねぇ…)
309雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/22(火) 21:13:01.99
>>305-306
(ウルフの背中に乗ったまま村外れに行くと歌声が流れてくる。見れば人だかりの中で三人の騎士たちが歌っていた)
なんだか変わった歌だね。
ラップって言うみたいだけど……。
とっても勢いがあるし、戦いの歌なのかなー?

(しばらく歌を聞くと、何かを思い付いた様子で呼吸を整える)
私も久しぶりに歌ってみよっと。
昨日、ここの村の人に教えてもらったの。

カプトゥラムの蒼い海には、魔の島が浮かぶ〜♪
霧深い島を棲み家にするのは、船乗りギョーム♪
赤い月と十字の影が、黄金の扉を開く〜リラリラリラ〜♪

>>308
ありがとっ、ウルフ。
飛んでいった方が早いから、ここからは飛んでくね。

(ふわりと浮かび上がって、フォックスを見る)
そういえば、昨日は早く寝ちゃったから、この世界に来た理由もあんまり話せてなかったね。

(少し沈んだ様子になり)
ここに来たのは、私の住んでたイルミンサリヤで世界樹が枯れちゃったからなの。
新しい種で世界樹を育てようと思ったんだけど、世界樹は種も全部ダメになってて……。
だから、私たちは一か八か、別の世界に行って種をもらうことにしたの!
別の世界に通じてるって言う雲の海に飛び込んで、気付いたらこの世界まで落ちて来たってわけよ。

(西へ飛び進むうちに木々が少なくなり、草色の丘陵と、空の青色の中に溶ける大きな山が見えてくる)
あれがフラングスかなー……。
もーちょっとで着きそーね。
310フェイド王 ◆XsyVCj6p6E :2011/11/25(金) 21:14:11.22
………
辺りに白霧の漂う王宮の中。
母が癇癪を起こして羽毛枕に幾度も幾度も剣を突き立てている。白い羽毛がはらはらと宙に舞う。
「クソッ、何よ、あの女!あの女がいなけりゃ、あたしが第一王妃になれるってのに!」
フェイドはそれを見ながらぼんやりと思った。
―そうだ、これは夢だ。
「あの女とその子さえいなけりゃあ、フェイドが嫡子として王位を継げるのにッ!!」
「もうやめて、母上!」
幼きフェイドが母を止めに入るが、
「邪魔しないで!」
跳ね飛ばされて壁に激突し崩れ落ちる。それにハッとして慌てた母が、
「あ…」
近寄って来ると、大丈夫かと問いながらフェイドを強く抱き締めた。
「あの女さえ…、あの女さえいなければ…そうよ」
母の目が爛々と光る。
「あいつを…、殺せばいいんだわ。そうよ、殺してしまいましょう。ハハ…ハハハ……!」
哄笑する狂った母エマリータの細い腕の中で、フェイドは頬を涙が伝うのを止めることが出来なかった……

「ふ、う……」

眠りから目覚めたフェイドは、気だるげに前髪をかき上げた。
「久しぶりに、いやな夢を見てしまったな…」
311緑の妖精マペット(紳士フォックス):2011/11/26(土) 22:43:52.89
>>305-306
>>309
(フォックスは四人の騎士をしげしげと眺める)
ほほう、これがラップというものですか。どれ、歌を聞かせて頂いたお礼にお茶代を。
(置いてある缶の中に紙幣を四枚置く)
無軌道な言動やら貧乏旅行などは、若いうちしか出来ませんからねぇ。満喫されると
きっといい思い出になりますよ。

(白狼ウルフをシルクハットの中にしまう)

そうだったんですか…。ユピティーさんの住んでいた世界の世界樹は、どのような
姿だったのですか?

(フラングスを臨んで)
だいぶ高くて険しい山のようですね。飛んで行きますから、登るにあたっての
問題点はありませんが、ただ空気が薄くなる可能性がありますからゆっくり身体を
慣らすように登ったほうがいいかも知れませんね。
312雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/11/27(日) 11:41:26.58
>>311
(世界樹について問われ)
私の世界の世界樹?
葉っぱは緑で幹は茶色、普通の樹みたいだけど、ものすごーく大きいの。
一目見て、世界樹って分かるくらい!
それに、なんだか不思議な空気をまとってるって感じがするかなー……?
フラングスの世界樹も、そーだとすぐ分かるんだけどね。

(草原を越えてフラングスの山裾に至る)
うん、体を慣らしながら行きましょ。

(険しい岩場を足元に頂上目がけて飛んでゆくと、岩場で山羊のような生き物が跳ねているのが見えました)
(疎らに生える草を食んでいるのは、濃い黄味の茶色の毛皮で、後ろに反った角を持つシャモア)
(ユピティーはシャモアに近寄って問いかけます)
私たち世界樹を探してるんだけど、どこに生えてるか知らない?

……頂上の近くの泉に大きな樹があるの?
うん、分かった。ありがとねっ!

(フォックスに向き直り)
世界樹かどーかは分からないけど、山のてっぺんに大きな樹があるみたい。
きっと、それが世界樹だよね。
ここからじゃよく見えないから、もーちょっと登りましょっ。

あっ、少し風が強くなってきたから、飛ばされないようにね。
313ミストラングの侍女:2011/11/27(日) 12:24:45.17
>>310
「陛下……今朝は何時に無く魘され、目覚めも遅かったようですが、過日の傷がまだ癒えないのでしょうか?」

フェイドが目覚めてしばらくすると、侍女の一人が室内に入って来て、やや控え目に声を掛けた。
配膳車の上には、緑の陶磁器のポットとティーカップ。

「このお茶は"天藍"(ティエンラン)と申しまして、オスティアからの輸入品です。
 味は独特の辛味がありますが、乱れた気を鎮めて御心を軽くします。
 心の濁りを取られるならば、これが良いのでは、と用意してまいりました」

そう言いながら侍女がポットの蓋を開けると、湯気と共に清涼な香気が仄かに香った。
浅い緑のティーカップに、温められた空色の液体が注がれる。
天藍とは、その名の通りに抜ける様に蒼い、空の色をしたお茶なのだ。

「どうぞ、お召し上がりください」
314緑の妖精マペット(紳士フォックス):2011/11/29(火) 20:25:36.59
>>312
なるほど、凄く大きくて不思議な雰囲気をまとっているんですね。
ところで世界樹というのは、何らかの形で自分の気持ちを人や動物に伝えることが
出来るのでしょうか?私も会話してみたいですね。
(燃やされる前の命乞いをこの耳で聞いてみたい…)

(シャモアに不思議な言葉で話しかけたユピティーに)
ユピティーさん、今のは何という動物ですか?私の世界にはいなかった種族です。
機敏でとても利発そうでしたが…

(大きな樹の話を聞いて)
なるほど、では早速そこへ行ってみましょう。
仮にそれが世界樹の一つだとして、うまく種を落としてくれればいいのですがねぇ。
(さてと…ひと息に燃やすか、様子を見てみるか…)

はい、お心遣い有り難うございます。そうだ、はぐれないように互いの腰に命綱を
付けましょうか?
ちなみにユピティーさんにはご兄弟はおられるんですか?
とても面倒見が良さそうです。指示も的確ですし…
私は一人っ子なので兄弟姉妹がいる方に憧れますね。
315雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/12/01(木) 22:07:55.00
>>314
(世界樹と話したいとのフォックスに向かって)
うーん、世界樹のお話は木の言葉だから、生き物には曖昧で少し難しいかも……。
あっ、そーだ!
世界樹と、お話したかったら私が伝えてあげるね。

(続いてシャモアについて聞かれる)
今のはシャモアよ。山に棲んでる山羊みたいな生き物。
似たような生き物はいっぱいいるけど、この山にもいるみたいね。

(さらに兄弟姉妹の話を振られて)
えっ……兄弟姉妹?
イルミンサリヤの妖精は、人間みたいに増えるわけじゃないから……うーんと、えーと……。
一緒に森に住んでる妖精は、みんな兄弟みたいなものかなっ。
(なぜか、あまり話したくなさそうで先を急ぐようにして飛んでゆく)

(しばらく飛び続け、ようやく山頂に辿り着くと清涼な泉の傍らに大きな樹冠を備えた木が聳えている)
(大樹は、青々とした葉に濃い橙の花を咲かせ、霊気とも言うべき風格を備えていた)
きっと、あれが世界樹ね。
静かな感じだけど寝てるのかなー……?
外から見ただけじゃ分からないから、種が生ってるかどーか、枝葉の中に入って調べてみましょ。
316名無しちゃん…電波届いた?:2011/12/03(土) 10:40:49.94
三戦七つの大罪

傲慢─Supervia─ 学徒出陣
嫉妬─Invidia─ 杜若
憤怒─Ira─ Wなんとか
怠惰─Acedia─ はいだらー
強欲─Avaritia─ 佐倉広夢
暴食─Gula─ クマッタ
色欲─Luxuria─ アンジェ
317名無しちゃん…電波届いた?:2011/12/04(日) 00:38:07.72
侵略者インヴァソール
318ピア&瑠璃橿鳥の青柘榴:2011/12/06(火) 00:06:18.35
>>314-315
さらや、さらや……と霊山の頂きに座す巨木は葉を揺らす。
風に揺れる緑翠の葉の中からは、甲高い子供の様な声が漏れる。

「小さき者たちがやって来たよ、ピア。何の用だろうね?」

声の主は巨木に非ず、青みを帯びた瑠璃の橿鳥(カケス)。
人語を発する鳥は、枝葉のざわめきに羽ばたきの音を重ねてゆく。
さらやさらや、ぱたぱた、さらやさらや、ぱたぱた。

「……彼らが新しい世界樹を育てる為にピアの種を求めている?
 常世の国から、こんな所にまで訪れて。
 でも世界樹が枯れたのなら、そこが終わりと定められた世界なのかもしれないよ。
 世界樹が枯れたのなら、それは世界樹が枯れるような世界という事。
 いと高き大樹を枯らしてしまった世界の者に、果たして種を渡して良いものやら」

さらやさらや、ぱたぱた、さらやさらや、ぱたぱた。
瑠璃の鳥は、枝の其処彼処に姿を覗かせる大振りの種に首を向けて指し示す。
その視線の先には松の実の如く、大ぶりな木肌色の種子。

「たとえ手にした所で、それを芽吹かせる事なんて、とうてい出来はしないだろうけど。
 樹を育てるのに必要な、四つの物の、どれが欠けても霊木は育たないから。
 それでも種が欲しいのなら、どうぞ御勝手に。
 種だけなら、小鳥の腹を膨らませる程度には実っているからね」
319名無しちゃん…電波届いた?:2011/12/06(火) 07:06:06.77
スレ主は他のなりきりスレにご執心だというのに、お前らは律儀だなww

↓スレ主=アンジェの新しい遊び場
なりきり議論スレ@三戦板その3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1306210496/
320雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/12/06(火) 21:19:08.62
>>317
前に手紙に書いてあった王様の名前が、インヴェイサーだったっけ。
インヴェイサーとインヴァソール。
少し言葉の響きが似てるけど、フェイドは侵略なんてしないから全然違うよ。
ね、メルシィ?

>>318
(世界樹の枝に止まるルリカケスが、話しかけてきました)
あなたは世界樹に巣を作ってる鳥ね。こんにちはっ。
私たち、世界樹の種が欲しくてここまで度して来たんだけど……。

(種をくれるとのルリカケスの言葉を聞いて)
えっ、種は持ってっていーけど私たちじゃ育てられない?
うーっ、四つの物って何だろう? 太陽とか水とか土のことかなー。
全部木を育てるのに必要だけど、イルミンサリヤは全部汚れちゃってるんだよね。
世界樹を鉢植えにはできないし、どうしたらいいんだろう……うーん。

(大ぶりの実に近づき、木にの幹に向かって話しかけながら種の一つを引っ張る)
あなたがピア? 種を一粒分けてもらってもいーい?
イルミンサリヤは世界樹を枯らしちゃったけど、またやり直したいの!
321ピア&瑠璃橿鳥の青柘榴:2011/12/11(日) 17:20:34.30
>>320
妖精の手で世界樹ピアの枝から一粒の種が離れる。
大ぶりの種を大事そうに抱える妖精を見ると、瑠璃色の橿鳥は大きな枝に止まり、つんと澄ましたように囀った。

「世界樹を種から育てて、芽吹かせる。
 まあ、白の史書を使うなんて選択をしないだけ、少しはましだろう。
 ヒトもヒトでない者も、歴史を紡ぐのには生涯を懸ける。
 あれは、それすらも最初から無かった事にしてしまえる悪魔の書だからね」

橿鳥は言葉を切ると、つつと枝を歩き、戦端の広がる北東の空に頭を向けた。

「永らく静かだった大地には、今や夢魔の陥穽に堕ちた夢見る愚王ばかりだ。
 彼らは世界樹を枯らしてしまいかねない」

戦煙の香りを厭う様に後ろを向いた青柘榴が、枝の先端から樹の幹の方へと歩き出す。

「世界樹を育てたいのなら、自分で樹が育つ条件に気付く事だね。
 此処や、他の世界樹が育つ土地を眺めれば、少しは何かに気付けるかもしれないけれど」

そう言い残して、瑠璃橿鳥の青柘榴は、緑翠の住居の中に己が姿を隠した。
322雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2011/12/14(水) 18:45:58.64
>>321
(ルリカケスの青柘榴は、白の史書の恐ろしさを語りました)
うん……エールの森でも思ったけど、白の史書ってちょっと怖いね。
でも、フェイドは悪い王様じゃないよ。

(世界樹が育つ条件について聞き)
やっぱり、自分で見つけないとダメ……だよね?
樹の育て方が分かったら、その時がイルミンサリヤに帰る時なのかなー……。

(青柘榴を見送って)
色々ありがとっ……。

Σあっ! 名前聞くの忘れちゃった……。

(幾つかの種をポシェットに仕舞うと、周囲を見しながらフォックスに話しかける)
他の世界樹って……えっと、どこに生えてるんだったっけ。
そういえば、ここも世界樹が生えてるんだよね。
フラングスは空気もお水も綺麗で、日当たりもいいみたい。
他の世界樹の所に行く前に、ちょっとこの辺りも調べてみよっか?

(ピアの周りの灌木に寄って、根元の土を舐めたり、泉の水を飲んだりする)
うーん……土とか水はあんまり変わった感じがしないみたい。
323アウスルクス@教父 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/12/14(水) 21:27:18.60
オスティア王国とキグナス国の間で起こった戦争は以前膠着状態が続いていた。
キグナス側の市民虐殺もあり両国間の休戦協議は絶望的であった。
一方、オスティア国内でも度重なる戦と多額の税負担により暴動が各地で発生、アイギス王はそれら勢力の徹底排除を行う。
この状況を、ただ一人何かを楽しむように眺めている者があった。カーラ教教父のアウスルクスである。
彼はただ一人、首都のビオレゲンスへ向かい、王に進言を行った。

【首都・ビオレゲンス】
教父「謹んで陛下に申し上げます。現在、国内では市民らの不満がくすぶっておりいつ爆発しても不思議ではありませぬ。」
----「このままでは陛下を主とするカーラ教の布教も危うくなり、王権の弱体化が心配されます。」

アイギス王は黙って彼の言に耳を傾ける。表情は変わらず、目を閉じたままだ。

教父「そこでです。カーラ教の布教をさらに活発化させるべく、教皇庁の設立を進言いたします。」

アイギス「教皇庁?なんだそれは?」

教父「我々が魔聖教を名乗っていた時代にありました教団の総括機関でございます。総責任者は教皇と申します。」
----「全国的な布教活動と共に異端者、他宗教らを排斥する軍を指揮したこともありました。」
----「今こそこれを復活させ、国内の安定を図るべきだと私は考えます。教皇には私が就任いたしますのでご安心を。」
----「(さあどうでるアイギス?)」

王は目を見開き、一言こう言った。

アイギス「よい、許す。」

教父「有難き幸せ。それでは、私は帰って準備に取り掛かるとしましょう。」
----「(ふん、てこずるかと思ったが案外簡単にいくものだな)」

アイギス「ただし」
--------「余の命に逆らえば命はないと思え。以上だ。」

教父「…はッ。」
324アウスルクス@教皇 ◆ZSHYYUeMmQ :2011/12/14(水) 21:27:38.11
それからしばし時が経ち、教皇庁は発足した。建物は大型の美術館を改修した物だ。
アウスルクスは教皇就任の儀を執り行い、カーラ教初代教皇となった。

【教皇庁】
教皇「ここに教皇庁を発足させる。我ら信徒、全て偉大なる大魔縁アイギス王の名のもとにあり。」
----「教義を遵守し、異端・異教徒を駆逐し正義をしめすのだ!!」

オオーッ!!

歓声が上がった。カーラ教のシンボルを描いた旗は風になびき、信徒らは祈りを捧げる。

教皇「…我が両隣にいるのは司教と軍の総指揮官だ。」
----「司教の名はエゲリア、年は四十ほど、見ての通り女性だ。全国への布教・教育管理を行う。」
----「軍団長の名はユルギス、年は50半ばだ。異端の討伐を担う。」
----「彼ら二人が教皇庁の核だ、吾に次ぐ発言権・及び軍指揮権を持つ。」
----「その他、信徒の皆から広く人材を募集する。教皇庁まで参るがよい。…以上だ。」

(オスティア国内に教皇庁が発足しました)
325名無しちゃん…電波届いた?:2011/12/15(木) 20:48:02.97
(オスティア・市中の酒場)

鍛冶屋グラム「オスティアもすっかり抹香臭くなったもんだ」

パン屋ロッド「まったくだ……王はどうされたんだ?」

馬蹄職人ラル「その抹香臭い連中に、実権を取られちまったのかもしれんなぁ」

店主.李花冠「滅多な事を言う物ではない……昨日の奴らみたいになければ」
326側近ファイ:2011/12/31(土) 20:09:10.69
アイギス様、戦線が膠着状態になっておりますが如何なさいますか?
敵の両最高司令官は暗殺されたという噂もまことしやかに流れておるようですが…


それでは皆様よい御年を。
327こそ泥ジェノバ:2012/01/04(水) 19:25:28.82
あ〜あ、金持ち通らねぇかなあ・・・
328暗殺者ギムレー:2012/01/05(木) 17:49:38.13
>>327
(金髪碧眼に白い肌。ごく普通の市民の格好をした男がジェノバの背後で密やかに囁く)
スリで小銭稼ぎに勤しむより、私と一緒にもっと大きく稼いでみないかね?
城の宝物庫に眠っているような、高価で珍奇な財宝を手に入れようと言う話だ。

……私は君と似たような稼業の者さ。
近くに異国風の酒場(>325)がある。
一階に個室を取っているから興味があるなら来たまえ。
(靴紐を結んでいたギムレーは立ち上がり、何事も無かったように酒場に入ってゆく)
329こそ泥ジェノバ:2012/01/07(土) 16:44:32.18
>>328
「なんだ今の奴は?胡散臭ぇ奴!だが…そうだな、ちょっとした退屈しのぎにはいいや」

栗毛でそばかすのこそ泥ジェノバは、男の後を慎重に探るようについて行った。
330雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/07(土) 19:22:04.61
(ユピティーは薄霧に霞む山を巡り続けていましたが、しばらくするとフォックスの所に戻って来ました)

……。

この山の雰囲気もだいたい覚えたから、そろそろ山を降りよっか?
んっとね……さっきからこっちを見てる大きな気配がするの。
オスティアより、もっと北の方からなのかなー?
ピアの気配に似てるから、たぶん世界樹だと思うけど……。

>>326
(ありがとっ、今年はみんなが良い年になりますよーにっ)
331暗殺者ギムレー:2012/01/07(土) 20:38:33.30
(酒家の奥まった広めの座敷。三人の若者を前にしたギムレーは抑えた響かない声で語り始める)
ジフリーン、ルズゥ、カンタク……三人とも来たか。
では始めよう、オスティアの宝物庫を襲撃する算段を。

>>329
(ギムレーは背後のジェノバを振り返った)
……歓迎しよう。善良なる市民よ。
我々がこれから行おうというのは、聞いての通り、王城の宝物庫への襲撃だ。
貪婪の蔵に呑み込まれた目も眩む至宝の数々。瑠璃に翡翠、貴石や黄金や宝剣を。
全て残らず掻っ攫おうという腹だ。

これを聞いて臆したのなら、今の内に去ると良い。
我々は名前も顔も知らぬ他人同士……これでお別れとなるだろう。
猶も残るのなら、互いに名乗り、詳細な計画も話そうではないか。
(幽鬼の如き声で、ギムレーはそう問い掛ける)
332こそ泥ジェノバ:2012/01/15(日) 19:34:26.43
>>331
(ちょっと辛気臭ぇ野郎だなぁ。でもまぁ、加わってみっか…)

俺ぁジェノバだ。こそ泥ジェノバなんて有り難くない名で呼ばれてるがな。俺でいぃんなら手伝うぜ。
333紳士フォックス:2012/01/16(月) 18:24:43.53
>>330
お帰りなさいユピティーさん、世界樹には会えましたか?
(まさか待機させられるとは思わなかったな。この娘が、俺の世界樹に対する
悪意を知ってるはずもないが…)

ほう、大きな気配…ですか?
その世界樹には種が成ってると良いですねえ。
(まぁ種も成らぬ小者なら、ピアとやらは見逃してもいいか…
種の成っている世界樹を御陀仏にしないと意味がない…)


※永らく空けましてすみませんでした。また宜しくお願いします。
334暗殺者ギムレー:2012/01/16(月) 20:21:57.81
>>332
宜しくジェノバ君、私はギムレーだ。
そして此方に控えるのは我が同士で、右からジフリーン、ルズゥ、カンタク。

(ジフリーンは長い金髪の若い女、ルズゥは白髪の老人、カンタクは武骨な黒髪の男。
無言でジェノバを見る彼ら三人は、全員が青い瞳に白い肌だった。
これは人種による特徴では無く、彼ら"夕宵の海"の暗殺者全員が服用する特殊な薬の影響である)

まずは王宮の見取り図を用意しよう。
我らの同士エイスが、半月を掛けて作ったものを―――。
これには王宮の三分の一程度の構造と警備兵の巡回経路が記されている。

(※王宮の詳しい構造を知りたければ、アイギス王にお伺いしよう)

教皇庁が抱える宗教騎士団の戦力は未知数だが、王直属の部隊程では無いだろう。
源為朝が不在の今しか、この襲撃を成功させる見込みもあるまい。
今夜はビオレゲンス東地区で、増税を不服とした交易商人どもが暴動を起こす。
宝物庫の襲撃は、彼らを鎮圧する部隊が王宮から出立した後だ。

まずは、ジェノバ君には南方産の月鋼刀を貸与しよう。
王宮の警備は手薄となるだろうが、さすがに無人にはなるまいからな。
いざという時の為に剣を持って置きたまえ。
(そう言って、ギムレーは鞘に納まったままの剣を差し出した)
335雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/17(火) 19:35:55.29
>>333
(ユピティーはポシェットからピアの種を取り出して見せます)
うん、世界樹の種は手に入れたんだけど……ちゃんと成長するかが分からないの。
育て方は、他の世界樹を見たりして自分で見つけて欲しいみたい。
きっと、バイの時みたいに世界樹が試練を出してるのね。
私も、がんばらなくっちゃ!

(ユピティーは、フェイド王に貰った地図を広げました)
そーだ、地図を見てみましょっ。

んー……フラングスの北はミスティア川があって、川の向こう側は白波の渓谷で……。
もっと北はキグナス国とオスティア国ね。
とりあえず、この白波の渓谷って所まで行ってみよっか。
(フラングスの北の斜面からは東西に流れる大きな川。その向こうには雄大な渓谷群が見えました)
(空に浮かぶユピティーは、風に流されるようにして山を降りて行きます)
336みみずく(紳士フォックス):2012/01/17(火) 21:25:42.57
>>335
(手に入れてやがったか…!
このアマもなかなか喰えない奴のようだ。今から行って世界樹を焼き払ってやるか…?
いや、今からでは遅い。それを見たこのアマが、ピアとやらの種を持って故郷へ
さっさと逃げ去る可能性も…チッ!)
えぇ…そうですね。きっと世界樹もユピティーさんを信頼して種を委ねたのでしょう。
種を手に入れたのならば、一刻も早く故郷に帰られるのも宜しいのでは…?
勿論、私も付いて行きますよ。
(ククッ、そうして種の奇跡に喜び復興しかける妖精どもの故郷をこの手で
焼き払ってくれる…!)

ほう…白波の渓谷に行きますか?
確かあそこは盗賊など荒々しい連中もいたかと思われますがねぇ(眉を曇らせる)。
では私は何かに化けて行きましょう。勿論、白い鷹の子なんて捕まえて売られそう
なのには化けませんよw
では…みみずくなどどうでしょう?
337こそ泥ジェノバ:2012/01/17(火) 22:43:01.24
>>334
へへっ、宜しくな、皆さん!
(なんでぇ…こうして近くで見ると気味が悪ぃ。
みぃんな薄ら寒い目と肌をしていやがる。一体どうなってんだ?)

いやぁ、エイスさんは手練れですねぇ?
(見取り図を見て唸る)
こりゃ大仕掛けだな。あっと刀、ありがたくお借りしますぜ。
(状況が悪くなったらトンズラだ)
へへっ、うまく行くといいですねぇ!
(愛想を振りまきながら考える)
(こいつらぁ一体何者なんだろう・・・)
338雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/18(水) 19:27:50.23
>>336
(一刻も早く故郷に帰るよう促すフォックスに向かって、ユピティーが応えます)
私の住んでたイルミンサリヤは、一度世界樹が枯れちゃったの。
だから、育て方とか枯れる原因が分からないと種を植えても、きっと枯れちゃうよ。
本当は早く戻って、種を植えてみたいんだけどね……。

……フォックス、寒くて具合が悪いの?
なんだか変な顔になってるよ。

(フォックスは盗賊についての警告もしました)
盗賊って追剥だよね。
ミミズクは……猟師に狩られて食べられたりしないのかな?
襲われないように、なるべく木の上を飛んだりして気をつけて行きましょ。

(フラングスから北に向かえば、大ミスティア川からの支流が、白波の渓谷に入り込むのが見えます。
流れる澄んだ水の両岸には、急峻な斜面を木々で隠した緑の尾根。
この長く複雑に入り組んだ渓谷の各所には、幾つもの小さな集落がありました。
岩肌に隠れるようにして造られた集落、山頂の集落、中腹の集落、川近くの集落。
小さな集落同士は長い吊り橋で繋がれ、行き来が出来るようになっており、全体で一つの大きな村を造っていました)

この辺りが白波の渓谷ね。
フラングスで感じた気配は弱くなっちゃったから、ここには世界樹が無いみたい……。
339オラクル(マトゥーダ大使):2012/01/20(金) 17:28:45.09
アイギス様!只今戻って参りました。
至急言上せねばならないことが…!
340暗殺者ギムレー:2012/01/20(金) 18:34:00.92
>>337
それでは、しばらく心を落ちつける時を与えよう。乱れた心で事の成就は叶わぬからな。
この店には西国産の煙管に酒や茶、様々な珍味や食物があるようだ。
金の心配は入らぬから、何でも好きな物を頼むが良い。
我々は隣に宿を取っているので、機を待つまでの間、そちらに移っている。
頃合いを見て、此方に使いを寄越そう。

(ギムレーが、ちらりと同胞に目配せをすると、ルズゥと呼ばれた老人が立ち上がる)

ルズゥ「サラーム(平安)」

(ルズゥは、そう小さく呟いて店を出るや、飛脚や荷運びや衛視が行き来する往来の中へ消えてゆく。
ギムレーも酒場に隣接する宿の二階に移ると、じっと窓から外を覗き、時の経過を見守る……。
……やがて時は過ぎて陽が落ちた。夜は悪意が跳梁する時刻であり、治安の低下した王都には追剥と殺人とが横行する。
しかし、路地裏の事件は夜闇に迷って表沙汰とはならず、せいぜいが兇賊ありとの風説を生むだけであった)


【ビオレゲンス・東地区】
(夜のビオレゲンスは増税による倹約の影響もあって灯りの数は少ない。場所によっては完全な闇である。
が、今夜に限っては街区に明るい一角がある。広場の中で嚇嚇と燃え盛る大きな炎が闇を照らしていたから。
燃えるのは肉や米や魚の食物、香料や薬草、酒に油、紙や書物、本来オスティアに出回るべき莫大な荷の数々。
それらは天上の神へ供るかのように、本来の用途に使われること無く、たちまち炎の中で灰と墨に変わってゆく)

交易商サンテ「この炎は怒りの炎だ。王よ、我らを蔑ろとすれば国は成り立たぬと知れ」
交易商マルダ「金と不売、これが商人の戦い方よ。これは何日でも、何月でも続く!」
交易商ガウラ「これよりオスティアに物は入らぬ!我らに課した不当なる税を下げぬ限り!」

(中央に盛大な炎を頂く広場には百を超える人間が集い、闇に沈む区域よりも猶、不穏なる空気を撒き散らしていた)
341紳士フォックス(ミミズク):2012/01/21(土) 18:21:49.13
>>338
なるほど、新しい世界樹の育て方を探しに行くのですね。お供させて頂きますよ。
種はたった一粒しか頂いて来なかったのですか?幾粒か頂いていらっしゃればよかったのに…

(たった一粒か…食べちゃおうかな?)

ところでイルミンサリヤって不思議な語感ですね、どういう意味があるのですか?興味がありますよ。
ちなみに私が住んでいたのはEARTH(アース)という処です。
最近は人間の手によって環境が破壊されてましてね、植物には住みにくくなって来てるかも知れません。
私は古い農業の神ですから…とても心を痛めています。
えぇ、それこそ人食い花を大量に人間達の住む街へ送り込んで…コホン。失礼致しました。

顔ですか?ハハハ、実はさっき化けるのに失敗しましてね、お気になさることではありません。

そうですね、ミミズクは鷹やハヤブサの子ほどには狙われないでしょう、
貴族の狩りの御供にと高値で売買されたりしませんからね。
でもまあ…剥製にされると困りますので仰る通り隠れながら行きましょう。
お心遣いありがとうございます。

雄大な景観ですねえ。魚も旨そうだ。ここらでお昼にしますか?
え、世界樹の気配がない?では漁師が来る前にずらかりますか…
342雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/22(日) 09:53:16.31
>>342
(ユピティーは緑なす渓谷の木々の茂みを、ミミズクに化けたフォックスと共に飛んで行きます)
ちゃんと世界樹を育てられるかどーかは心配ね……。

(話しながら道程を進めると、話題はイルミンサリヤとアースの事に及びました)
えっ……イルミンサリヤの意味? あんまり考えたことなかったな。
でも、他の世界に渡ると今まで気にならない事が気になったり、考えもしなかった事を考えたりしちゃうよね。
イルミンサリヤは……世界とか大地って意味じゃないかな?
世界がイルミンサリヤで、イルミンサリヤが世界。
そのままだけど、そこに生きてる人たちにとってはそうだもん。

フォックスの国は初めて聞いたけど、あんまり住み心地が良くなさそうね。
イルミンサリヤみたいにならないと良いけど……。
そっちにも妖精が住んでるなら、どんな風に暮らしてるのか見てみたいなあ。

(谷底を流れる河を見て、フォックスが昼食を提案します)
(ですが、白波の渓谷は集落近くにこそ菜園がありますが、果実を実らせる樹木は無いようでした)

追い剥ぎが出ないなら、何か食べたいけど……ここの樹たちには木の実が生ってないみたい。
きっと、まだ季節じゃないのね。
ここの人間たちに頼んだら、何か分けてくれないかなー……?

(ユピティーは集落の近くを見つめます)
(視線の先では魁偉な風貌やら、勇壮な体格の者たちが、木に掛けた的に矢を放ち、弓の訓練をしているようでした)
343紳士フォックス:2012/01/23(月) 19:48:26.18
>>342
世界…なるほど、理解しました。
それでユピティーさんの住む世界は、丸いのでしょうか、それとも平らで?
ちなみに私のいた世界はどうやら丸いようですね、遠くから眺めてみたわけではないので判りませんが…
それと気になったのですが、ユピティーさんの世界の言語は、どのようなものなのですか?
私はいにしえの言葉などが好きなので、さわりでも聞かせていただけると幸いです。
矢継ぎ早に伺ってしまい申し訳ありませんw

ええ、我々の世界の人間の農業には焼き畑なるものもありましてね、産業革命などというものも起こり、
動植物が住むには辛い状況になっている地域もあります。
妖精ですか、私も会ったことがありますよ。これは友人の肖像画ですw
(フォックスが差し出した羊皮紙には、木の幹にちょこんと座りポーズを取るフェアリーが描いてあった)
倭国には座敷わらしなるものがいるそうですが、あれは果たして妖精なのか…
(少々、首をひねるフォックスです)

お昼ご飯ですか、どれ、私も怪しくないような人間の姿に変わりましょうか?
それとも妖精などのほうが良いでしょうか…?
344こそ泥ジェノバ:2012/01/23(月) 21:23:10.15
>>340
へへっ、そうかい。ありがてぇ。
それじゃあ・・・親父さん、煙管を下さいなっと!
いやぁ、一度吸ってみたかったんだ。煙草はお高いからねぇ。

ぷはーーーーーーっ

いやぁ〜、落ち着くね。いい薫りだ。ちょっと煙草を買いだめしようかな!

(ジェノバは隣の宿へ消えた賊どもの姿を脳裏に思い浮かべていた)
「あの鋭い眼差し、只者じゃあねえ」
煙草をくゆらしながら思いを巡らすが、
「ま、嫌んなったらズラかりゃいいだけの事さ」
逃げられなかった時の事は考えていない。根が能天気なのだ。

やがて時は過ぎ、陽が落ちた。
ジェノバのいるテーブルには、飲みかけの珈琲と果物の皮、灰皿に煙草の灰がどっさりと積もっていた。
「…そろそろかな?」
345雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/24(火) 21:56:47.46
>>343
イルミンサリヤは、雲の上に幾つも大きな島が浮かんでるの。
島の上は平らだったり、山とか海があったり。
雲の下は、常世の国に続いてるって言われてるけど、よく分からない……。
そして、言葉はこんな感じよ。

 Sia lui, Fox(こんにちは、フォックス)
 al myu Yupiti!(私はユピティー!)
 elcaiz myu Iruminsariya(イルミンサリヤから来たの)

(フォックスが羊皮紙を取り出すと、興味深げに覗きこみます)
そっちの世界にも妖精がいるのね。その子はどんな子なのかなー……?

(何に変身するかを問うフォックスに)
うーん、人間より妖精の方が森に隠れやすいと思うけど……。
まずは隠れながら、近づいてみよっ。

(茂みに紛れて川辺近くに近づけば、そこを弓の訓練場として使う白波賊の声も聞きとれました)
(人間の男が『さあ、腕を磨け!親分の役に立つように?いやいや、お前の金と女と酒の為だぞ』と鼓舞しています)
(ユピティーが動いた拍子にカサリと葉を揺らすと、人間は『鳥か、猿か……それとも』と不審げな目を向けました)
(そして、つがえた弓をこちらに向けると、ピュッと矢を放ってきます)

え……きゃっ!
346紳士フォックス(緑の妖精マペット):2012/01/25(水) 18:53:25.21
>>345
説明とご教示ありがとうございます。
しかし…雲の下に落ちた方はいらっしゃらないのですか?少々心配な…
ほほう、なるほど我々の世界の英語と似た文章構成なんですね。
ちなみに、いにしえの古語などもありますか?言葉も変遷しますからねえ…

(羊皮紙を見せながら)
これはパチュレという妖精の女の子でしてね、快活で面倒見がよいんです。
妖精ダンスのチャンピオンなんですよ。
少し、ユピティーさんに似ていますw

そうですか、ではマペットになりましょう。
(フォックスは緑の妖精マペットに変化しました)

『きゃっ!』

「ユピティーさん!」
(フォックスは隠れみのになるマントを取り出すとサッとユピティーと自分にかぶせました)
347雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/26(木) 22:56:45.83
>>346
(弓を射た男は茂みに近づいてくると、鋭い目つきで辺りを見渡しました)
(不審な顔をして『風は吹かず。獣の足跡も鳥が飛び立った様子も無い』と言います)
(さらに『虫か小物の魔の類でも湧いたか?どこかの斥候なら泥を吐かせねばなるまいが』と続けました)
(ユピティーは息を潜めて身じろぎもしません)
……。

…。

(しばらくすると、弓を持つ男は怪訝な表情のまま、弓射ち場まで戻って行きます)
……っはぁふぅ……何とか気づかれなかったみたいだね。
ありがと、フォックス。

(ユピティーは、河辺に目を向けながら小声で囁きます)
さっきの人、お腹の空いた狼に雰囲気がそっくり。
うっかり近づいたら襲われちゃいそう。
この谷は、なるべく早く離れた方がよさそうね……。
348暗殺者ギムレー:2012/01/27(金) 03:38:15.67
(赤々と輝く火群は東地区の騒擾を伝播してゆく。王宮にも、市街にも、人の心にも。
 駆け付けた数人の衛視が広場へ。その内の一人は変を報せるべく王宮に向かう)

>>344
(ギムレーはジェノバが待つ酒場に現れる)

……ああ、そろそろだとも。ジェノバ君。動き出すには頃合いだ。
王宮の注意が東に向いたならば、我々は鉤縄を持って西の城壁から侵入する。

カンタク「篝火や灯火があれば、まずは俺が火消しの粉を括りつけた矢で消す」
ジフリーン「鍵は私が開けます」

姿を見た者は殺す。生かしておく理由は無いからな。
無駄な血を見たく無ければ、くれぐれも下手は打たぬように。
まずは、王宮を間近に臨む位置へと場所を移そうではないか。
時を費やしては、夜が明けるのは早い。

(夜の冷気が降りた市街。ギムレーを先頭とした一団は西の街区へ向かい、夜陰の闇から王宮を窺う)
349こそ泥ジェノバ:2012/01/28(土) 21:23:38.75
>>348
(夜中になると肌寒いな)
ギムレーさんよ、オレ武器持ってねぇんだ。
万が一の時の為に貸してくれねぇか?腕は保証する。
鍵を開ける為の針金なら持ってるんだがなぁ…
350紳士フォックス:2012/01/28(土) 22:12:43.29
>>347
(息を潜め忍び、やがて緊迫感から解放されたフォックス達だ。ユピティーから礼を言われ)
どういたしまして。

(ユピティーに早くこの地から離れようと促され)
そうですね。小鳥に化けても羽をむしられて串焼きにされそうですし、狼に化けても皮を剥がれて肉料理に
されてしまうでしょう。あの方は狼のようでしたから共食いですね。

さて、そうすると次はどこに向かわれますか?

「ぐ〜」

しまった、お腹が鳴ってしまいました。安全な場所に移動して昼食を取りましょう。
蜂蜜を塗って焼いたバタートーストとココナッツジュースをお出ししますね。
351雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/01/29(日) 21:57:33.95
>>350
(どこに向かうのかを聞きかけたフォックスが――――お腹を鳴らします)
しーっ! 人間たちに聞かれちゃうよ。
まだ、さっきの人たちも近くに居るみたいだし……、
まずは、北の方にいきましょっ。

(腐葉土の上には苔むす緑の岩と灌木。小さな妖精は稚樹と若葉と老木が織りなす緑の渓谷の中を飛びました)
(北へ北へ。やがてユピティーは進むうちに緑の樹冠の上に体を休められそうな太い枝を認めます)
ここなら一休みするにはよさそーね。
他よりちょっとだけ高い木の上だから、下からも見つかりにくいし。
なんだか、お昼寝したいくらい疲れちゃったけど、まだまだ寝ちゃダメ……。
(ユピティーはペチッと両手で頬を叩きます)

(座り込んだ高枝の椅子からは、四方が見渡せました)
(四つの景色の一つに目を向ければ、白く霞んだ中にキグナス国が見えます)
(視界の右から流れてくる真っ白な砂塵は、東の風で削れて、砂となって運ばれた月岩丘陵のなれの果てでした)
あれはキグナス国ね。
前にフォックスの水晶で視た時は街がざわざわしてたけど……。

(白波の渓谷の境が見えた事に安堵したようで、フォックスに話しかけます)
きっきのパチュレって子のこと、もーちょっと聞きたいなあ……。。
他の世界の妖精って、わたし、とっても興味あるっ!
352蜜蜂マーチ:2012/01/30(月) 23:21:20.15
ぷれりるぷれりるぷれりる!

しゅぼっ!
353紳士フォックス:2012/01/31(火) 18:13:39.47
>>351
そうですね、北に向かいましょう。

……………………………

(ユピティーの見つけた大きな樹冠の枝の上で)
そうですね、ここなら安心そうですね。
大丈夫ですか?もし眠いなら20分ぐらい眠ってから行きますか?
いいお薬がありますよ。

つ【安眠カプセル】

3時間くらい眠った効果がありますよ、さあどうぞ。

キグナスからは不穏な影がいたしますねえ。今さっき小鳥達が噂話をしながら飛んで
行ったのですが、どうも王様が軍を率いて他国へ攻め入ったようです。
飯の種になるのが嫌で逃げて来たそうですよ。
月岩といえばファトナさんでしたか、どうしていますかねえ。

了解しました。
我々の世界の妖精は、人の来ない森の奥深くに住んでおりましてね、パチュレは
トルヴォールの森の奥のマイア湖のそばで親兄弟や仲間と暮らしています。
そこでは人間と同じように色々な学校があるんですよ。
パチュレは緑と黄緑の服を来た、欅(けやき)の木の妖精です。
人間の年齢でいうと14歳、楽器に合わせて踊るのがとても巧みですよ。
年少の妖精の面倒をみるのがとても好きで、将来は保母さんになりたいとか。
快活で茶目っ気があり、ちょっと悪戯ですね。
髪は明るい栗色でふわふわのボブ、瞳の色は明るい茶色でとても色が白いです。
他に聞きたいことがあれば答えますよ。

(そういえば、ユピティーさんの容姿をまだ詳しく伺ってなかったような。
よろしければ教えて下さい)
354紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/01/31(火) 18:20:03.00
>>352
はい…?
(目を丸くしたフォックスです)


今度から、私も酉を付けさせていただきますね。
355蜜蜂マーチ:2012/02/03(金) 10:00:52.35
>>353-354
ぴるん!

おまえらどこにいくんだ?
356紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/03(金) 19:53:13.53
>>355
えーと…
(ユピティー(>>351)のほうを見る)

ところで貴方はどちらかへ行かれる途中なんですか?
357雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/03(金) 20:13:00.16
(ユピティーは頭の左右で長い金髪をまとめており、ゆるく渦巻いた二本のテールが風に揺れていました)
(青空を映す瞳は紫。唇は桜色。柔らかな白い肌で、その背中には透明な薄い翅がはためいています)
(白いワンピースの服の腰の辺りには、フォックスから貰ったポーチが覗いていました)
(※こんな感じかなー……? 遅くなっちゃてごめんね)

>>353-354
(ユピティーが安眠カプセルを飲みます)
お薬? ありがとっ……あーむっ……zzz。
(こてんと横になって眠りに着き、しばらくの時が過ぎた後に目覚めました)
……ん〜……あっ、とっても頭がスッキリしてる!
ミントの葉っぱの中を飛び回ってるみたい。
フォックスのお薬は効き目バツグンねっ。ふふっ。

(フォックスがキグナス国の話を始めました)
王様が他の国に攻めてくって、どうしてそんなことするんだろうね。
ファトナは西の国にいるって言ってたっけ。
巻き込まれてないといいけど……。

(フォックスの譚じるパチュレへの語りに、耳を澄ませて聞き入ります)
トルヴォールの森は素敵な所みたいね……聞いただけでも行ってみたい。
パチュレも、とっても素敵な子みたいだし。
でも、ファトナの所だけじゃなくて、アースの妖精も学校に通ってるんだ……。
イルミンサリヤには無かったから、妖精たちが住めるようになったら私も作ってみようかな?
う〜ん……学校がどんな所なのか、まずは見学が必要ねっ。

>>352 >355
(木々の間に舞う蜜蜂が、こちらに近づいてきます)
こんにちはっ。蜜蜂さん。
私たちは、北の方に行く所よ。
世界樹の育て方を調べてるのっ。

(大粒の種をポーチから取り出して見せます)
あれ、実がちょっと黒くなってきてる気がする……。気のせいかな?
これが世界樹の実なんだけど、普通の方法じゃ育たないみたいなの。
蜜蜂さんは、何か変わった木の育て方とか知らない?
358紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/03(金) 21:36:45.90
>>357
(容姿、有り難うございます。可愛らしいですねぇ。蜂蜜のような髪に、菫色の
瞳ですか、ユピティーさんは性格もとても良いし、妖精達の間でも異性・同性
問わず人気があるんじゃないですか?)

良かったですよ、眠いまま飛んでいると上空から鷹や隼などに狙われた時、
うまく逃げられませんからね。

(キグナス国の話になり)
人には征服欲なるものがあるのですよ。他人のものを己のものにしてみたく
なるんです。人間以外の生物には全く厄介なものなんですがね…。
是非、アースにいらして下さい。歓迎致しますよ。
ユピティーさんはきっと、パチュレといい友達になれると思いますよ。
それにはまず、イルミンサリヤに世界樹を根付かせなくては。
(う〜む…世界樹などは滅ぼしてやろうと思っていたのだが…どうしようかな。
上司の命令とかでもないしな…)
359紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/03(金) 21:41:50.07
>>357
(そうそう、遅延は構いませんよ、仕事や生活のほうが優先ですからね)
(私も時に遅れるかも知れませんが、必ず来るのでお待ち頂けると幸いです)
360暗殺者ギムレー:2012/02/03(金) 22:19:24.82
>>349
月鋼刀だけでは不足か。
そうだな……剣では離れた敵は仕留められまい。
仮にも王宮に襲撃を掛ける故に、武器の用意はある。
飛刀(投げナイフ)、弓矢に吹き矢、手斧に短槍、仕込み杖、水を吸って燃え上がる液火を入れた瓶。
得手とする物があれば持つが良い。
しかし、嵩張る得物は必然侵入も逃走も困難に導く。
ニ、三人の兵を斬り伏せようと留まり続ければ、百人を呼び寄せる事となるだろう。
我らの目的は正面切って騎士団と戦う事に非ず。忘れぬ事だ。

(襲撃者の一団が王宮を臨む。風は緩く城壁の周囲には等間隔に置かれた篝火が燃え盛り、闇の死角は少ない。
 目を凝らせば、赤々とした火で闇を削る灯明の近くには武装する集団。
 彼らは手に持つ槍を杖代わりとして歩き、別の篝火の方へと歩いて行く)

ユルギス傘下の兵団には、まだ動きが無いようだな……。
城壁周辺の区画には、十二人からなる守備の一隊が常に見回る。
隊長の元に正規の兵士が十人。見習いが一人。合計で十ニ。
この十二名が、四名ずつの三組で城壁周辺を見回る。
……我らが何処を衝くかは判るかな? ジェノバ君。
361蜜蜂マーチ:2012/02/03(金) 22:39:49.54
>>356
おれは母ちゃん探してる
証ならある(巾着の中を探る。中から大きな尻針を取り出してみせる)
これ、母ちゃんの針だ。母ちゃんの名前掘ってある
母ちゃんの名はメイシィだおまえら知ってるか?

>>357
ちは。こちらは流浪旅さ
世界樹。あ!聞いたことあるぱみゅ。種の色が黒ずんできた?それならこれだ

つ瓶の中に蜂蜜

これに浸しておくといーぜ
世界樹の種は外気に弱いんだ。だから、栗みたいにイガで包まれてんだ

育て方は聞いたことあるぜ
世界樹は寄生植物なんだ
これはと思う木の幹に穴をあけて種を埋め、蜂蜜やメープルシロップで蓋をしておくと、
50日後に発芽して栄養を奪いながら成長し、やがて立派な世界樹になる頃には、元の木は枯れてしまうんだ

おれの知ってる世界樹の育て方はそれくらいだけどOKぱみゅ?
お駄賃になんかちょーだい
362こそ泥ジェノバ:2012/02/04(土) 09:43:25.54
>>360
んじゃ、投げナイフと吹き矢をいただこうかな。
(実はナイフは持っているのだが、いざ実戦となった時に自分の懐を痛めたくない)
俺ぁ、見張りをすればいいよな。宝物を掠めるのはプロのあんたらにお任せするぜ。

十二人の見張りの何処を衝けばいいかって?
それが分かりゃあ、このトシでこんなこそ泥なんてやっていやせんぜ、旦那ぁw

で、俺の役割は具体的に言うと?
363雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/05(日) 07:01:39.20
>>358
(人間の征服欲について聞かされ)
物を持ってる人が、持ってない人に使わせてあげればいいのにね。
わたしたちは家を造っても、いつの間にか知らない子が隣で寝てたりするけど、人間だと難しいのかな?

(続いてフォックスから、アースへの招待を受けます)
うん、わたしもアースの妖精たちを見てみたいっ!
学校とかあるみたいだし、パチュレにも会ってみたい!
ふふっ、世界樹を育てるのも、とってもやる気が出て来ちゃった。

>>361
(蜜蜂のマーチに母親の事を聞かれます)
メイシィ? うーん、メルシィなら知ってるけど、ちょっと名前が違うね。
メルシィは、ミストラングの王様の使い魔で、蜜蜂じゃなくて白鳩だし。
そもそも蜂の知り合いって、あんまりいなかったよーな……。
あっ、そーいえば前にセルソって蜜蜂が世界樹を調べてくれてたっけ。
王国中を飛び回ってたみたいだし、あの子なら何か知らないかな?

(さらに世界樹の育て方について、マーチは話します)
わっ、ホントっ? 世界樹ってヤドリギみたいな樹だったんだ!
わたし、妖精なのにぜんぜん知らなかったよ……。
それに種がダメにならない方法まで教えてくれるなんて、ホントにありがと〜。

お駄賃? うん、とっても良いこと教えてくれたんだし、何かお礼しなくちゃねっ。
そーだ、エールの森で拾ったブローチの針を外して雷の力を……えいっ!
(針がバチッと光り、雷の力が込められました)

うん、蜜蜂の大きさなら、この針が剣みたいに使えそーね。
これならスズメバチに襲われても、痺れさせて追い払えると思うけど、どーかな?
364暗殺者ギムレー:2012/02/05(日) 11:49:44.57
>>362
(ギムレーの一団は城壁まで五十歩の位置まで接近している。路地の影に身を潜めている。
 篝火が浮かび上がらせている城壁の堅固を眺めている。
 そして、城壁の上から姿を覗かせる王宮の先端をも視界に収めている。
 高さを備えた城壁には突起も無く、鉤縄を使っても登攀には困難を伴う事が予想された)

闇の中でこそ賊は騎士に勝る。
まずは篝火の一つが消される。これは容易い。しかし壁を越えるは難い。まだ動かぬ。
やがて通過する巡回の守備隊が、松明で篝火を付け直そうとするだろう。
彼らの足は止まる。そこに矢が射られるのだ。火消し矢が松明をも消して夜闇を作るだろう。
そして、全き闇の中で襲撃は掛けられる。
我らは速やかに生き残った守備隊を始末する。走り寄って刺し殺す。三十を数えるまでも無く。

(ギムレーはジェノバを見る。表情に何らかの異変が無いかを窺うように。
 薄闇で囁かれる声音には感情が無く、真実を言っているのか、欺きが含まれているのかも判じ難い)

我らが潰すのは統率を司る頭。間もなく眼前を通過する隊長の一隊だ。
さて……まずは周囲の篝火を消しておくか。

(ギムレーが首を向けると、カンタクは先端に消火粉を詰めた袋を括りつけた矢を射る。
 放たれた火消し矢は篝火の一つに命中して、その周囲に射干玉の黒を取り戻させた)

具体的な役割は鉤付きの縄を城壁に掛ける役か、襲撃する役か……何れでも好きな方を選ぶと良い。
どちらにせよ、まずは眼を閉じて充分に闇に眼を慣らしておく事だ。
365紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/06(月) 19:56:42.10
>>361
いや、それが生憎…
しかし健気ですね、ひとりで母上をお探しだなんて。
そうだ、これを差し上げましょう。

つ蜜蜂コンパス

これを使うと、付近のどこに蜜蜂がいるのか一目で分かりますよ。
例え一匹からでも反応しますから、ご安心下さい。
あ、謝礼はいりませんよ、先ほど蜂蜜の瓶をいただいたお礼です。

>>363
人間はね、お金持ちになると貧乏なひとを嘲笑したりするんですよ。どうも優越感に浸りたいようです。
土地に関しても、時に奪い合いをしますからね。
家の中に入ろうものなら、不法侵入やら泥棒やら言われて警察につき出されますよ。
…まぁたまには、慈悲深い人間も見ますけれどね。乞食にパンを分け与えていたり。

ヤル気が出て来ましたか、それは良かったw
では心機一転、世界樹巡りに参りますか。
366蜜蜂マーチ:2012/02/07(火) 20:52:18.93
>>363
セルソか、覚えておく。どこに行けば会える?

いやいや、困った時はお互い様だ。またどこかで会わないとも限らない

これはいい!
相手の尻針にやられる前に相手を突き刺せそうだ
ありがたく頂いておく

>>365
健気!腕白ガキ大将のおれには似つかわしくない言葉だなw

これもいい!
おかげで無駄な行動を取らなくてすむようになるだろう
気に入った!


じゃあな、お二人さん!
おれは母ちゃんを探しにゆく
二人の旅がうまく行くよう祈ってるど

それじゃあだぱみゅ!縁があったらまた会おう
367雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/08(水) 18:20:47.51
>>364
うん、そろそろ行かなくっちゃ。
……あっ、でも世界樹の育て方なら蜜蜂のマーチに教えてもらったよ。
これはっ!って樹に穴を開けて、中に種を埋めればいいんだって。
だから、今度は苗床になってくれる樹をどこかで探さないと。
イルミンサリヤに植えるから、土とか空気が悪くても育ってる樹じゃないといけないよね……。

 Σあっ!

悪い土地でも、ちゃんと育ってる樹を探すなら、土とか空気が汚れた所を探さないと……。
ぶくぶく泡立った毒の沼とか、砂漠みたいな所とかかな?
そんな所でも育ってる樹なら、きっと今のイルミンサリヤだって芽を出すよね。
苗床の樹を探すなら、荒れた土地に行かなくちゃいけないと思うけど、フォックスはだいじょうぶ? 

>>365
セルソの居場所?
うーん、世界樹を探してくれてたから色んな所に行ってたと思うけど……今はどこにいるんだろう?
そーだ、エールの森には行ってみた? ここから東に広がってる大きな森。
色んな虫の精霊も見かけたし、あの森なら蜜蜂の話も聞けるかも知れないよ。

それじゃ……あなたもお元気でっ。お母さん、見つかるといーね。
(遠ざかって行くマーチに手を振って見送ると、ユピティーは地図を広げます)

荒れてる土地って、村とか街から離れた所だよね。
地図にも街じゃない場所が書いてあるから、まずはこの中から調べてみよっか。
パリエース島、ルナーティカ山、ウンダンス平原……この辺りかな?
どっちも北だから、まずは北の方に行こっ!
(枝を軽く蹴って、ふわりと舞い上がったユピティーは出発を促します)
368こそ泥ジェノバ:2012/02/08(水) 18:39:52.01
>>364
[ジェノバは皆と共に城壁を眺めた]
(高ぇ城壁だな…。靴が滑らねぇといいが。裸足になって、かばんの中に靴を入れて登るか。
それにしても、俺もこんなでかい城に潜り込むのは初めてだ。ヘマをしないようにしねえとな)
[ギムレーの視線を感じたジェノバは努めて平静を装った]
そうですかい。んじゃ俺は、縄の方を担当させてもらいますかね。暗殺には適性がないようなんで…
それじゃ、目を閉じさせていただきやす!
369巡回パトロール:2012/02/08(水) 19:59:50.81
>>367>>365宛てですよね(^-^ゞ

では
370巡回パトロール:2012/02/08(水) 20:28:51.08
>>367>>366宛てですよね(^-^ゞ

ではでは
371雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/08(水) 20:43:46.78
>>369-370
(Σわわっ! ホントだ……少し話しかける方向がズレて、すごーく遠くに向かって話しかけちゃってたよ)
(え、えーと、これは東風が悪戯して目に砂が入ってたみたいなの……ゴシゴシ……うん、これでもうだいじょーぶ!)
(パトロールの人、巡回ごくろーさま。ご指摘ありがとねっ)
372蜜蜂マーチ:2012/02/09(木) 17:44:08.89
>>367
エールだな。よしわかった
じゃあなぱみゅ、よい旅を!
いいもんありがとな!


ブーーーーーーーーーーーーン
373暗殺者ギムレー:2012/02/11(土) 00:22:05.69
【ビオレゲンス・城壁付近】

(曇天に星々の光は無く、篝火の光源を絶たれれば周囲には闇の帳が降りる。
 しばらくすると四人の巡回兵たちが、その異変に気付き、倒れる篝火の跡に近づいて来た)

警備兵1「……篝火が倒れていますよ」
警備兵2「またクソッタレの酔っ払いどもが暴れやがったんだろうさ。忌々しい!」
警備兵3「最近は連日こんな具合だね。民の反抗心の現れなんだろうけれど……」
守備隊長「無駄口を叩かず、支え木を立て直して火を付けよ」

(警備兵の一人が篝火を立て直し、松明を持つ警備兵が火を付けようとした瞬間―――矢が射られる。
 火消し矢に括られた粉薬が篝火に触れた瞬間、それはじゅっと炎に鳴き声を上げさせ、夜から暖かな色を駆逐した。
 突如として暗闇に幽閉された巡回兵たちは、狼狽の色を見せて立ち竦む)

ジェノバ君は城壁に鉤縄の足場を作って貰おう。
お前たちは……殺れ。

(ギムレーの囁きと共に夜陰に乗じた襲撃者たちが機敏に動く。夜行の獣を思わせる音無き疾駆で。
 次々に上がる悲鳴と呻きに襲撃を察知した守備隊長は、槍を振り回して誰何する)

守備隊長「何者だ!?」

……知る必要は無い。

(まるで闇の目隠しなど無いように、ギムレーは過たずに襲撃を行う。
 標的とした守備隊長の背後に回り込み、彼が振り向く前に、その背中を愛撫する様に易々と斬り裂く)

これで四人全てが沈黙した。屍は捨て置け。処理する必要は無い。
さて……そちらの首尾はどうかな? ジェノバ君。
身軽さに自信があるのならば、先駆けを譲っても良いのだが。
374見張りの兵士:2012/02/11(土) 13:43:41.83
【城一階の待機室にて】
金を賭けたトランプに興じる兵士達をよそに、酒をかっくらって外へ出て行く兵士が一人いる。扉を開けつつ、
「すんません、俺ちっと小便行ってくっからぁ〜ヒック」
するとトランプのカードをめくりながら隊長である男が笑い、
「外で寝ちまうなよ〜。誰も起こしに行かね〜ぞ」
「うぃっす」
笑い声を後ろに聞きながら、見張りの兵士である男は外へ出た。
「うぉ〜っ、外は寒いな〜〜っっ」
いい気分の兵士は股間のものを取り出して小便を勢いよくゆばりを放った。
「?!」
不意に背後から現れた不審な男に口を抑えられて心の臓に一突きされ、そのまま崩れ落ちる。
血の染みが辺りに溜まってゆく頃には、不審な男とその仲間達はマントを翻し奥へと消えている。
375↑  ↑  ↑:2012/02/11(土) 17:18:09.22
>>374
舞台はビオレゲンスです。
376紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/11(土) 19:29:43.08
>>366
はははw快活な方ですねぇ。
気に入ってもらえて何よりですよ。そうだ、せっかくなのでこれも差し上げましょう。

つボイスタートル

この亀はですね、ここに声を放つと私に通じるんです。試してみて下さい…ほらねw
もし、何か連絡したい事があればこれでご一報下さい。
あ、そうだ、それはこのポシェットに入れていって下さい。

つオレンジ色のポシェット

お、よくお似合いですよ。
それでは、お母上にお会い出来るよう祈ってますよ。
宜しければ、いつでもご連絡下さい。チャオ!
(クックック…。これで奴は私の支配下に入ったも同然!この世界でのしもべ1号だなw)
(ふう…、暫く自分が悪の大王バフォメットたることを忘れておったわ、まるで執事のような気分だった。
それも悪くはないが、壮大な野心を忘れてしまっては、人間どもへの復讐心すら忘れてしまいそうだ。
自重しなければ)
377紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/11(土) 20:23:01.32
>>367
そうですね…おや、雨が降りそうだ。これは雷雨になりますよ。とりあえず森の中に入りましょう。
なるほど、ヤドリギですか。それはいい木を見つけないといけませんね。
世界樹の種を見つけたわけですから、もう世界樹を探す必要もないわけですが…。
長老スール…でしたかには会っていかれますか?

(地図を見て、北に向かおうとふわりと舞い上がったユピティーを追いながら)
環境の悪い土地ですか、そういえば、例のキグナス国に『塩の谷』なる劣悪な環境の谷があるそうですよ。
ほら、そこにいるジュウシマツの娘が鳴いています。
ユピティーさん、ちょっと待ってて下さいね。

ピーピー…(ちょっと待っててね)
(フォックスは、側の木に寄ると大きな緑色の芋虫を掴み取り、ジュウシマツに差し出しくわえさせました)
ありがとう、それじゃ。

お待たせしました、ユピティーさん。
え、私が劣悪な環境に耐えられるかですって?もちろん大丈夫ですとも!
いざとなったら防毒マスクと防護服をご用意致しますのでご心配なさらず。
378雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/12(日) 15:47:12.55
>>377
(灰色に曇った空と湿気を含む風に、フォックスが雷雨が近づいてくることを告げます)
本当だ、東から雨雲の気配がする……。
濡れないように、今の内に葉っぱで傘を作っといた方がいいかもね。
雨だけならいいけど、風が強かったら飛ばされちゃうし、どこかで一休みしなくっちゃ。

(ユピティーは東の空を見ながら、ゆっくりと樹冠の下の薄暗い世界に降りて行きました)
ミストラングの辺りは、今ごろ土砂降りになってるのかな……。
王様は今ごろ、どうしてるんだろう? 怪我は良くなったのかな?
そーだ、後でメルシィにお手紙を運んでもらおっと。

(地面に降りると枯れ葉と枝を組み合わせ、ユピティーは傘を作り始めました)
(そして手を動かす合間に、世界樹スールについて話します)
世界樹の長老には、やっぱりご挨拶しておいた方が良いよね。
それに長老なら、私たちが知らないことを教えてくれるかも知れないし。

(フォックスがジュウシマツから塩の谷の話を聞きだします)
塩の谷って、名前からするとお塩で出来た谷って感じなのかな。
人間はお塩を使うから、お塩があるならを取りに行く人も居そうだけど、どのあたりにあるんだろう?

(ジュウシマツにお礼をしたフォックスが戻って来ます)
うん、それじゃ行きましょっ。

(白波の渓谷を越えて、草むらと灌木の続く平野を飛んで行くと、ついにポツポツと雨粒が落ちてきました)
(大地も薄暗い色を帯び始め、どうやら日没も近づいているようです)
あっ、雨が降って来ちゃった……それに風も強くなってきたみたい。
うーん、どこかに雨宿り出来る場所があればいーんだけど……。
379こそ泥ジェノバ:2012/02/12(日) 16:22:21.80
>>373
暗闇の中を兵士達が近づいて来る。何やら話しているようだ。
――四人か。
じゅっ!と音を立てて炎が消え失せる。
(おっぱじまったな)
呟く間もなく、ギムレーに鉤縄を託される。
「あいあいさ〜」
わざとその場に不釣り合いな呑気な声で応えると、ジェノバは鉤縄を受け取り素早い身のこなしで城壁に向かう。
「あらよっと」
クルクル回しながら投げた鉤縄は、上に向かってグングン伸びていくと、ガシッと音を立てて過たず
手すりに引っ掛かった。
首尾はどうだ…とギムレーに聞かれて答える。
「…へい、上々でやんす。順番ですかい?なら俺は三番手ぐらいがいいっすね…」
(ヘタに先頭任されて、上にいる兵士と偶然かち合ったりしたら命が危ねぇ!)
380暗殺者ギムレー:2012/02/13(月) 19:28:27.95
>>379
(ギムレーは堅壁に揺れる縄を強く引き、ジェノバの仕事を確かめた。
 満身の力を込められた荒縄は僅かに軋み声を上げて、登攀者の重さに耐える事を肯首する)

ほう……唯の一度で此の高さに縄を掛けるとは、なかなかの手練のようだな。
では、ジェノバ君は三番手を務めてもらおうか。

(縄を掴んだギムレーは上方に向かって駆ける。その手際は樹上に棲まう獣。
 たちまち、闇に浮かび上がる白壁の頂きへと至った。
 眼下のビオレゲンスは東地区に大きな火が一つ。王宮の窓や廊下には小さな灯が幾つか燈る。
 ギムレーは、後続が着くと下を指差して手短に行き先を示す)

宝物蔵の一つ……金銀財貨や宝石類を収めた物は一階の翼廊に在る。
魔術めいた品々や祭器を収める蔵も別にあるらしいとの事だが、そちらの場所までは知れぬ。
当然だが、宝物殿の付近には常に衛視がいるだろう。
が、盗みの腕前に関しては、どうやらジェノバ君は我らに劣っていないようだ。
何をすれば良いかの細かい判断は任せるとしよう……。

>>374-375
【ビオレゲンス王宮・庭】

(風に混じる微かな酒気と歩廊の足音が、不運な見張りの兵に死神を招き寄せる。
 死神の名前はギムレー。背後から忍び寄った兇賊は黒刃の剣を宙に走らせた。
 闇に翻った刃は犠牲者たる哨戒兵の胸を貫き、彼を冷たい大地へと抱擁させる)

マァッサラーマ(平安と共にあれかし)。

(血溜まりに沈む屍へ別れの言葉を残して、黒衣の死魔たちは一陣の夜風と化す。
 音を立てぬように作られた特殊な鞘と特異な歩法は、侵入者に無音の侵入を可能とさせた。
 庭に面する柱廊から王宮の内部への。
 彼らの狙いは宝物殿? 否! 狙いは王宮内で最も価値のあるもの……王の首である!
 その為に外で騒ぎを起こし、内で騒ぎを起こし、王の周りから兵を裂こうとしているのだ)

……もう少し動く必要があるか。

(響かぬ吐息の囁きが、薄暗い回廊の静寂に乗る。
 いつの間にか、ジェノバの背後で最後尾を務めているカンタクは何処かに姿を消していた)
381紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/16(木) 18:00:21.85
>>378
そうですね、傘を作りましょう。おや、ユピティーさんは傘を作るのもお上手ですね。
ミストラングの王様どうしておられますかねぇ。矢傷は癒えられたのでしょうか?心配ですね。
メルシィを飛ばすのですか、では私からこれを王様に。
つ薬湯のもと20パック

それもそうですね!長老なら世界樹のことについて熟知しているはず。何か佳きものを貰えるかも…コホン。
…きっと、素晴らしい知識を披露してくれますよ。

塩の谷ですか、どの辺りですかねえ。ジュウシマツの娘は「南」と言ってましたが…
それはそうとユピティーさん、わたくし妖精用の雨かっぱを持っておりますが御召しになりますか?

(やがて白波の渓谷を過ぎて草むらと灌木の平野に入りました。
生ぬるい風が辺りを包みます。黒い雲が次第に広がり――)

ポツッ、ポツッ……
ザアアアアアア――ッ!!
雨も激しくなって来ましたね。本日の宿ですか?そうだ、あの岩の影にテントを張りましょう。
夕食に…アップルパイとシナモンミルクティーはお好みですか?
382蜜蜂マーチ:2012/02/16(木) 22:47:09.97
>>376
便利なものだな!
ありがとだぱみゅ
大切にする!

ブーーーーーーーーーーン
383名無しちゃん…電波届いた?:2012/02/17(金) 15:08:22.44
なんだ?カナブンか?
384雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/17(金) 22:32:14.67
>>381
(重苦しい灰色の雲は隙間なく空を覆って、滝のような雨を降らし始めます)
わっ、空の上が雨の精と風の精でいっぱい。
これじゃ、もう飛んでくのは無理そう。
メルシィの出発も雨が止んでからじゃないと。
その雨がっぱって、飛ぶ時に翅が引っかかっちゃわない?
あんまり雨が強い時は、無理に飛ばないで休んでた方が良いかもね……。

(フォックスの視線の先へ首を巡らすと、そこには大きな岩が鎮座して、西へと駆け抜ける烈風を遮っていました)
あの岩の形、うずくなった熊に似てる。
まるで、本物の熊が石になっちゃったみたい。
うん、あそこの岩陰なら、風は避けられそうね。

……アップルパイとシナモンミルクティー? ふふっ、だーいすき!
まっ暗になる前に早くテントを張りましょっ。

(フォックスの持っていたテントを一緒に張り、その中に入って行きます)
雨で何にも見えない……明日には晴れてるといいけど。
塩の谷ってキグナス国の南なら、この辺りなのかな?
晴れたら、よく探してみないとね。
385紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/17(金) 23:33:04.02
>>384
空が真っ暗ですね。まるで夜を擬するみたいだ。
雨と風の精霊が奮闘中です…これも、乾いた大地を癒す為の彼らの策なんでしょうね。
雨ガッパですか、大丈夫ですよ!ちゃんと羽の部分は外に出せる構造になっております。
粗悪品をユピティーさんにお勧めするこの私ではありませんよw
…なるほど、では泊まれる場所を見つけましょう。
(ユピティーに不思議な岩の陰を提示したところ)
熊、ですかw…気に入って頂けたようで嬉しいです。
確かに、うずくまりながら、何かをくわえてるように見えますな…おや、魚だ!
こんな辺りにも川が流れているのでしょうか?…ひょっとしたら、偶然の産物の岩なのかも知れませんが。

――――――――ユピティーとフォックスはテントを張りました――――――――

(激しい雷雨に)
そうですねぇ。恵みの雨といったところでしょうが、明日にはすっかり晴天になってほしいものですね!

塩の谷については、そこいらを飛ぶ鳥たちに聞くのも参考になるかもしれないですね。

そうそう、晩御飯を出しますね。ご賞味下さい。

つアップルパイ
つシナモンミルクティー
つ果物=メロン


386名無しちゃん…電波届いた?:2012/02/18(土) 14:20:01.96
>>383カナブンわろた
387こそ泥ジェノバ:2012/02/18(土) 15:33:46.20
>>380
(へへっ、俺をそんじょそこらの万引き野郎と一緒くたにされては困らぁ!)
「へい、では三番手で」
(一番最初で、上にいる衛兵に斬られちまっても嫌だしよ、後の方で、気付いて駆け付けた守備兵と斬り合いになるのも嫌だからなw)
(ギムレー、さすが上るのが速えな。俺も負けないようにしないとな、二番目に上る野郎にな)
(あまり速くても遅くてもならねぇ。過度に見込まれるのも、愚図だと思われるのもどちらもこそ泥として具合が悪ぃ)
<三番目に縄を使い、上まで至極スムーズに上る>
(へえ、これがビオレゲンスか。…っと、呑気に景色を観てる場合じゃねえ)
(下、か。よし)
(宝物蔵か。うーん、何を持って逃げるかだな。何が一番儲かるだろう?)
「分かりやした。細かくはあっしの判断で動かせていただきやす」
(しかし…おかしいな。宝物を狙ってるふうじゃねぇ。ギムレーは何を狙ってやがるのか…)
(ギムレー、流石いい手並みだ。あの酒くせぇ兵隊さんは不幸だったな)
(…あれっ?いつの間にか俺の後ろにいた野郎がいやがらねぇぞ)
(これぁ何か裏があるぞ?お尋ね者にだけはなりたかねえ…)
388雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/18(土) 21:41:58.40
>>385
(重く低い遠鳴りに気づいたユピティーは、テントの隙間から外を覗きました)
綺麗な青色の雷……。
空の汚れは赤い雷で落とすから、もう黒い雨の影響は無くなったのかな?
これなら明日は晴れると思うよ。

(テントの中でフォックスが夕餉の準備を始めます)
お菓子もいいけど、やっぱり果物よね。
いただきまぁす、はむっ……んっ……とっても、おいしいっ!

ごちそうさまっ、フォックス。
あっ、ところで気になったんだけど、この食べ物とか道具ってどこから出すの?
小さくして仕舞ってるの? それとも遠くにあるものを取ってきてるのかな?
秘密なら秘密でもいいけど、ちょっと気になる……。

(ユピティーは眠る前、フェイド王への手紙を書きます)
「王様は元気? 私はとうとう世界樹の種を手に入れたよ!
良さそうな木を苗床にして世界樹の種を植えると、世界樹になるんだって。
今は、その苗床になりそうな木を探してるの。
これなら、もーちょっとで世界樹探しの旅も終わりそうかな。
そしたら、またミストラングに遊びに行くねっ。
あっ、友だちのフォックスが王様に薬湯のもとをくれたから、メルシィのバッグに入れといたよ」

……ふぁぅ……明日も忙しくなりそうだし、そろそろ寝なくちゃ……おやすみ。

(ユピティーは風と雨の音を聞きながら夢に落ち――――翌日の朝陽と共に飛び起きます)
雨も雲もすっかり晴れてる!
じゃあ、メルシィ……この手紙をお願いねっ。

(手紙を持ったメルシィは東に向けて飛んで行きます)
(白鳩の羽ばたく姿が青空に消えると、ユピティーは岩の上に座って鳥の影を探し始めます)
フォックスはまだ寝てるみたいだし、鳥が通り過ぎないか見張ってようかな……?
389紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/18(土) 23:16:44.46
>>388
おや、稲光が赤かったり青かったりするのですか?まぁ月も色々な色合いに変化しますからねぇ…
お、明日は晴れますか?それは良かった、けぶるような雨だと視界が狭められますからねぇ。

どういたしまして!美味しかったようで良かったです。
そうだ、このトリバの木の実は如何ですか?噛んでいるだけで歯磨きしたみたいな効果があるんですよ。

ふふっ、気になりますか?
これは、遠くから取り寄せる場合と異次元に置いておく場合があります。例えば腐りそうな物を帽子の中に
入れておくなんて普通できませんよね?ですが式神は置いておきます。とまあ、こんな次第で。
あ、泥棒だけはしてませんよ!くれぐれもご心配なさらず。

…手紙は書き終わりましたか?インクが無くなりそうだったら、言っていただければ出しますのでw

お休みになられますか?それではお休みなさい。良い明日を。
……………………………
ちょっと地図を拝借して、と。羊皮紙に模写終了!
ああ、思いがけず手間を食ってしまった。
もう夜遅い。眠らなければ。Zzz…
390暗殺者ギムレー:2012/02/19(日) 12:04:33.29
【城壁周辺】

(城壁周辺を巡回する一隊が、前の一隊に追い付いてしまった。
 無惨な姿に変わり果てた四人の知己を、巡回兵の松明が照らし出す)

巡回兵4「……隊長ッ! ああっ、なぜこんな……」
巡回兵5「ええい、誰の仕業だ! まだ近くにいるのなら下手人は出て来い!」

(悲墳に暮れる二名に対して後ろの二名はやや冷静で、顔を顰めながらも死体の検分を始めた)

巡回兵6「傷口は見事に急所ばかり。鮮やか過ぎる。酔ったごろつきの仕業とも思えんが」
巡回兵7「しゅ、集団での暴動かも知れん……よく分からんが、四人よりは多いに違いないぞ。
    隊長を含めた四人が何者かに殺されたのだからな。これは上に伝えなければ。
    しかし、これは誰に報告すれば良いのだ……為朝様は外征から戻られぬし、頼長様だろうか?
    とにかく、いつまでも死体に縋ってられん。早く王宮に変事を伝えるぞ!」

(瞋恚の炎を燃やした者。怖れに惑って忙しなく周囲に首を巡らせる者。
 疑念と疑心に駆られる者。悲嘆に心を掻き毟られる者。
 凶事を知った四人の巡回兵は、それを伝えるべく王宮へと駆けて行く。
 しばらくすれば、城門付近、一階、二階と城壁西側での異変が、人を介して順次伝わって行く事だろう)
391暗殺者ギムレー:2012/02/19(日) 12:08:52.26
【王宮回廊】

>>387
(哨戒の兵士を巧みに避け、ギムレーは宝物蔵の翼廊が設えられた一角に至る。
 その宝物蔵の入り口たる扉の前で警備する兵は二人。
 顔触れに変化の少ない王宮内と言えど、彼らに油断は無い。
 高価な代物を守るだけに、此処の警備はとりわけ勤務態度の真面目な者が選ばれているのだ。
 彼らを視界の端に収めたまま、ギムレーは僅かに首を傾けてジェノバに囁きかける)

宝物蔵が目前に控えてると言うのに顔色が悪いな、ジェノバ君。
ああ……カンタクの行方に関して不審を感じさせたか。
案ずる事は無い。彼には逃走経路の確保で動いてもらったのだ。
先程の庭で、予期せぬ遭遇と殺しがあっただろう?
それで、彼には掃除を少し早くしてもらう事にしたのだよ。

さて……今度は予期する遭遇と殺しだが、流石にこれを無音の内に事を行う事は出来ん。
従って守衛を黙らせ、鍵を開け、宝物を選定・収奪しての逃走。
この全ては三百を数える内に終えわらせなければならない。
鍵開けに関しては、自信があるなら先程と同じ様にジェノバ君に任せたい所だがね。
一生遊んで暮らせる程の金蔵を前にしているのだ。
まさか臆して逃げはしまい? それも勝手の分からぬ王宮内を闇雲に。
まあ良い……まずは我らが守衛を仕留めよう。

(ギムレーとジフリーン、二名の襲撃者が躍りかかった。
 これは予定に入った戦闘なので、彼らは手持ちの武器を惜しまずに使う。
 まずはギムレーの手から口を開けた小袋が投げられ、守衛の眼前に粉塵の塊が作られた。
 単純な辛子粉の目潰しだが、正規の兵士には予期せぬ戦い方である。
 視界を潰された兵の口から上げられる大声。大声。大声!)

守衛「誰かッ!襲撃、襲撃! 宝物庫に不審な者が―――ぐあっ」

(守衛は役目を少しばかり果たした所で息絶えた。
 その相方も少し遅れて同じ運命を辿り、翼廊は血臭と引き換えに静けさを取り戻した)
392雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/21(火) 21:25:27.63
(朝の光で若草色に輝く草原の中に、幾つかの小さな影が落ちます)
(それは茶褐色の体毛を持った鶇の群れのものでした)
あっ、ツグミ。
あの子たちなら何か知らないかなー?

(ユピティーは鳥の群れに近づきます)
おはよ! 今日はとっても良い朝ねっ。
あなたたちって渡り鳥でしょ?
色々な所を知ってるみたいだし、ちょっとお聞きしても良ーかな?
私、悪い土地でも育つ丈夫な木を探してるの。
それで、塩の谷って名前を聞いたんだけど、どこにあるか知らなぁい?

(空の上で、鶫の鳴き声とユピティーの声が交互に行き交います)
うんうん、キグナス国は端から端まで行ったのに塩の谷は見たことないの?
……ありがとっ! あなた達も元気でね!

>>389
(ユピティーはフォックスをゆさゆさと揺り起します)
フォックス、もう朝だよ〜っ! おはよ〜っ!

さっき渡り鳥たちに塩の谷について聞いたけど、それっぽいものは見たこと無いんだって。
北から南、キグナス国は全部見たよって行ってたのに。
鳥たちから見えない所に在るってことは、地面の下にあるのかもしれないね。
だから、近くに洞窟が無いか、探してみようと思うの。

キグナス国の南って、地図だとここから少し東の方かな?
うん、探すなら東の方ね。
リーファイド山って山にも大きな洞窟がありそうだけど「北」にあるみたいだし。

……フォックス、眠そうだけど聞いてる?
393紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/02/21(火) 23:42:00.05
フォックスの体内アンテナは、近くに小鳥の群れを察知します。
フォックスはちろりっと片目を開けて、
(あれはツグミか?ユピティーの娘、何かを聞いているようだな…)
(おっと、話が終わったようだ。娘の気配が近づいてくる…)

>>392
あ、ああ、おはようございます。ユピティーさん、お早いんですね?

はて、塩の谷が無いですと?…なるほど地下にですか、ご推察鋭いと思いますよ。
東に行かれますか、妥当な判断だと思いますよ。
そうですねえ、山あいの横穴や鍾乳洞なども探索ポイントに入るでしょうかね?
…むにゃむにゃ…
(眠い。どうやら、昨晩遅くまで地図を丸写ししていたのが祟ったようだ)
394雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/24(金) 17:42:41.24
>>393
(雨の日の翌日。微かに湿り気を帯びた空には、うっすらと七色の虹が架かっています)
(ユピティーはミスティア川の近く、連なった若草色の丘陵と平原の大地を東に向かっていました)

見て見て、虹が出てる。
……フォックス、まだ眠そうね。
近くに川があるから、水浴びして頭をスッキリさせる?

(街から離れた場所は人間には静かな世界ですが、虫や獣たちには違います)
(平原のあちらこちらに建つ赤茶色の蟻塚は、その中に何万もの住人を養っていました)
(そして、川辺では水牛の群れや、鼻の長い灰色の巨大な生き物が、ざわめきを作っています)

うーん、川の生き物たちは洞窟の事を知らないよね。
探すなら丘の方かな?
ところで、あの鼻が長くて耳も大きい生き物はなんだろう……?

(ユピティーが獣の群れに近寄って行くと、一匹の水牛が話しかけてきます)

「変わった虫だ。人間に似てる」

こんにちはっ。私は人間でも虫でも無くて妖精なのよ。
ねえ、あなた塩の谷って知らない? この辺りの洞窟の中にあると思うんだけど……。

「塩の谷って、塩っ辛い岩の谷だよね。
それなら、あの丘の先で見た事があるよ。
次に行った時は無かったけどね。
でも、その次に行った時はまた在ったよ」

塩の谷って、有ったり無かったりするの?
うーん……洞窟の中の谷じゃなくて、不思議な魔法がかかった谷なのかな。

(ユピティーはまだ見ぬ塩の谷に想像を巡らせ、腕組みして考え込みます)
395名無しちゃん…電波届いた?:2012/02/28(火) 22:36:49.28
迷子の子犬が現れた。
396雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/02/29(水) 19:26:21.76
>>395
(不意に川のせせらぎに乗って、小さく頼りない啼き声が聞こえてきます)
(ユピティーが声の主に目を向ければ、それは生まれて一年にもならない小さな犬でした)
あれ? こんな所に子犬がいるね。
近くには、大きい動物もいるから踏まれたりしないように気をつけてね。

(子犬は一匹。周囲を見回しても仲間の犬は見つかりません)
(ユピティーは子犬の鼻先まで近寄ると、小さな犬に向かって話しかけます)
うーん、近くに仲間の犬がいないみたいだけど……あなた、ひとり?
もしかして迷子なのかなー……?
昨日はお母さんを探してる蜜蜂に会ったけど、あなたもお母さんを探してるの?

ねえ、前はどこに住んでたかは分かる?
木がいっぱい生えてたとか、近くに人間たちが住んでたとか。
キグナス国だったら、一緒に探してあげても良いんだけど……どーする?
397ルピウス ◆xZfmW984Yg :2012/03/02(金) 13:31:47.06
>>396
わん!
(はい、気をつけます)
(こんにちは、僕の名はルピウスです)
(子犬はテレパシーでユピティーに話しかけて来ました)
(優しそうな方だけど浮いてる…?)
(ルピウスは不思議そうにユピティーを見つめました)
(いえ、僕はキグナスに『戦争』が起きて逃げる馬車の中から、外へ転げ落ちてしまったんです)
(幸い怪我はありませんでした)
(以前は人間に飼われていました。僕の母はシロといいます)
(生まれて四ケ月になった時に次の飼い主が来て、僕の名前を決めて行きました)
(一ケ月後に迎えに来ると言い残して…)
(僕の故郷はキグナスです。今はどうなってるんだろう)
(よければ僕を連れて行ってくれませんか?)
398紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/03(土) 00:24:27.80
>>394
大河の上に掛かる虹、なんと麗しい光景でしょう。
いえ、私はもう眠気は覚めましたからwご心配ありがとうございます。

そうだ、ユピティーさん、虹と大河を背にしてこちらを向いて下さいませんか?
…これはですね、カメラなる物で、風景や人の姿を写し込むことが出来るんですよ。
旅の思い出におひとつ如何ですか?

そうですね、塩の谷を探すには川よりかは丘の上のほうが。
…あれですか?(図鑑を取り出してぱらぱらとめくる)
…これだ、象(ぞう)。見て下さいユピティーさん、アースの図鑑ですがこれに似ていませんか?
この地では何と呼ぶのでしょう。

(ユピティーが水牛に話しかけるのに後ろから付いて行きます。水牛の話を聞いて)
ユピティーさん、とにかくその谷のある場所に行ってみましょう。
現れるまでそこで寝泊まりすればいいだけの話ですし。

>>395-396
おや、これは可愛い子犬ですね。ユピティーさん、どうしましょう?
何なら翔べるように姿を変えて差し上げることも出来ますが。
399雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/03(土) 21:11:21.27
>>397
ルピウス……素敵な名前ねっ。私はユピティー、雷の妖精よ。
そう言えばキグナス国は、私たちがエールの森に着いた頃くらいに戦争を始めたんだっけ。
今はどうなってるんだろうね。
もう国が落ち着いてるなら、ルピウスの飼い主の人も戻って来てるかも知れないけど……。

(連れて行ってとの言葉を聞き)
うん、それじゃ一緒に行きましょ。
私たちは北に行く途中だから、キグナス国は通り道なのよ。

>>398
(謎の箱を取り出して構えるフォックスに向かって)
こーかな?
姿を写し込めるって、その箱の中に閉じ込められちゃうんじゃないよね……?

(フォックスの図鑑を覗き、象の記載されたページを見ると、ユピティーの顔に驚きの表情が浮かびます)
ホントだ!そっくり! アースの絵描きさんって、とっても上手なのね。
この図鑑の絵、色も形も本物みたいなんだもん。

(フォックスから谷へ向かう提案を受けます)
うん、塩の谷を見たって場所はそんなに遠くないみたいだし、行ってみましょ。
ルピウスを飛べるようにするかどうかは、ルピウスに聞いてみないと……。


(ルピウスを加えて、ユピティーは水牛の示した方向に向かいます)
(丘を越えると、目に映ったのは木の根のような形状の湖が広がる光景でした)
(樹形の湖面は穏やかな水鏡。時折吹く風で水面に映る空が揺れます)
(この塩湖こそが、雨期の大雨に沈められた塩の谷でした)
(乾季には再び姿を現すであろう千尋の谷も、今は湖底です)

湖はあるけど、塩の谷は無いみたい。
うーん、周りも雑草は生えてるけど、木は生えてないね。
この水、ちょっと塩辛い……ここって塩の湖なのかな?
400ルピウス ◆xZfmW984Yg :2012/03/04(日) 21:22:58.45
>>399
ワンワン!
(ありがとうございますっ)
(よろしくお願いします)
(あの…妖精さんって初めてみたのではないのですけど)
(ティアラって妖精知ってますか?)
(撫子の花の妖精だったと思います)
(他の世界から来たって言ってました)
(あ、知らなければいいんです)
(キグナスの人間の戦いはもう終わってるんでしょうか)
(新しいご主人様は生きてるのかなぁ・・・)

>>398
(こわごわと紳士フォックスさんを見上げる)
クゥ〜ン・・・
(ありがとうございます)
(ぜひ、翔べるようにして下さい)
(そのほうが足手まといにならないはずですから…)
401雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/06(火) 00:09:08.87
>>400
撫子のティアラ……うん、知ってるよ。
私は2、3回会っただけ。あんまりお話したこと無いけどね。
ふんわりとした撫子色の髪に花の冠を乗せてるの。
だからティアラ。いつも大勢の妖精たちを連れてどこへ行くにも女王様みたい。

(ユピティーは、熟練の彫刻家でさえ溜息をつく程のティアラの姿を思い出しました。
"花のものの塚"に住まう、気位高き百花の女王の一瞥を。
翠の眼差しは凛としていて、結ばれた赤い唇は感情を内に閉じ込めています)

ティアラもここに来てるんだ。
元気そうだった? お供には妖精がたくさんいた?

キグナスの様子はどうなのかなー……?
ちょっと草とか虫に聞いてみるね。

(ユピティーは周囲を眺めました。浸み出す岩塩で辛味を帯びた湖。塩害の大地。
耳を澄ますと、やがて妖精の耳には風に乗って密やかな草の囁きが聞こえてきます。
―――……乾きの季節には大勢の人が来て此処から塩を採ってゆくが、今は訪れる者も少ない。
それなのに誰か来たぞ。獣じゃないようだ。妖精だ。この辺りの様子を知りたがってる。
戦が起きたかだって? 最近は馬蹄の音なんて、ついぞ聞かない。静かなものさ―――……)

最近は静かで、人間も戦いを止めてるみたい。
今なら、キグナスの様子を見に行っても、そんなに危険じゃないかもね。
地図だと、このまま真っ直ぐ北に行けば、キグナスみたいだから行ってみよっか。
402湖仙姫:2012/03/10(土) 23:50:43.09
おや?あんな所に妖精らしき者達が複数おる。

♪おいで、おいで…

(湖仙姫は風に歌を乗せて、ユピティー達の元へそっと届けました)
403雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/11(日) 18:53:57.74
>>402
(風が音色を変えて、高く、低く、律動的な調べを奏で始めました。
湖面を走る音。草を揺らす音。砂を掃う音。土を打つ音。
それらを伴奏として、透き通った声音の誘う歌がユピティーの耳にも聞こえてきます)

とっても綺麗な声……私たちを誘ってるみたい。
湖の方から聞こえて来るけど、湖の精かな?

(聞こえてくる歌に対して、ユピティーは歌い返しながら湖岸に近づいて行きます)

 ゆくよゆくよ〜♪ 風の歌に誘われて〜♪
 私を呼んだ、あなたはだあれ〜♪ 
 大きな湖を住まいにするのは〜♪

 私は旅する妖精〜♪ 名前はユピティー♪
 霊木の苗床、とっても強い木を探してるの〜♪

(ユピティーは複雑な湖底が作る、陰影の翳りを覗き込みました)
404名無しちゃん…電波届いた?:2012/03/14(水) 00:59:36.50
328 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:08:38.92
なりきりをしないゼロセンチ
自分がなりきりコテだったことを忘れたいゼロセンチ


329 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:09:14.82
幕府スレ投げ出しのゲロセンチ先生だから仕方ないよ^^^

330 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:14:04.84
息を吐くように読者を魅了するネタを書ける小魔玉、アンジェ、みじんこ、クーロン、クマッタ
死ぬ思いしてようやく肩を並べられるゼロセンチ

332 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:16:44.07
ゼロセンチなんて誰かの金魚のフンとしてしか活動できないからな

333 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:17:06.66
戦国草紙の足利義栄や黄巾党の霊帝が精一杯なのにカッコつけて自分の首を絞めるゼロセンチ

334 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:19:08.51
涙目敗走のゼロセンチ^^

335 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2012/03/13(火) 22:20:16.06
アンジェと同期デビューのゼロセンチ
アンジェは主役
ゼロセンチは脇役

342 名前:アンジェ ◆Enju.swKJU [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 22:36:02.53
雨弓(杜若)とゼロセンチって似てるんだよね
勝手に悩み出して出てっちゃうあたりがさ
あれって何なんだろうね

344 名前:アンジェ ◆Enju.swKJU [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 22:37:33.30
勝手に悩み出して出てっちゃうといえば、
勝手に尻込みして入ってこない神ツコツというのも
俺には理解できない部類

347 名前:アンジェ ◆Enju.swKJU [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 22:40:38.11
「理解できない」という認識が払拭できないかぎり人と人は打ち解けられない
>>345
>>344に対して納得のいく答がほしい
405黄金の鷲 トラックス:2012/03/15(木) 13:33:19.92
おや、あんな所に旨そうな餌が・・・
(ユピティー達を狙っています)
406紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/16(金) 01:24:00.73
>>397
おや、こんにちは。
(…ん?何やらテレパシーでユピティーと話しているな?油断のならぬ奴…)

>>399
ハハハ、もちろん大丈夫ですとも!これは写真撮影と言いまして、ユピティーさんの今のお姿を写し留める
ものなんですよ。さ、ではこちらを向いて、真っ直ぐに。いきますよ。ハイ・チーズと言ったら唱えて下さい。
自然と笑みになりますから。いいですか?ハイ・チーズ!

パシャッ

…ハイ、終わりです。有り難うございました。
じきに出来ますから。それまでは今しばらくお待ち下さい。

ハハ、そんなに似ていましたか?見せがいがありますね。植物の図鑑もあるんですよ。

ええ、分かりました。近くに人か動物でもいると助かるのですが。お話を聞ける方がいれば…。
そうですね、>>397のルピウスさん、一緒に旅をするにあたって私が掛ける魔術で空飛ぶ妖精になったり
しても構いませんか?
407紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/16(金) 01:35:05.29
眠くなったフォックスは中途でありますが、もうお休みいたします。申し訳ないです…。
408紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/16(金) 13:41:24.59
>>400
了承しました。
ではいきますよ、それっ!
ポン!

(ルピウスの体を白い煙が包み、暫くして煙が晴れた頃には、水の妖精エクレルに変身していました)

ルピウスさん、必殺技も着けておきましたよ。手に持っている杖を一ふりしながら、
「マルキア・ネシス・ストレイバ」
と呪文を唱えると、敵にスパークリング・シャワーが降り注ぐという設定になっております。
もしもの時にはご活用下さい。
409紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/16(金) 14:04:22.48
>>405
ん?何だこの殺気は?
(ふと空を見る)
鷲だ!狙われているぞ。

ブリタニッシュ・マロア・クウェータル!

(フォックスは、空から三人の姿が見えなくなる魔法を掛けました)
410雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/17(土) 17:23:15.12
(じっと湖を覗きこみながら、ユピティーは呟きます)
湖の精霊かな? 今、湖の中から歌が聞こえたんだけど……うーん。

>>406
(フォックスの掛け声をユピティーも復唱します)
はい、チーズっ……どこにもチーズは無いけど、これでいーの?
たったこれだけで、あんなに正確な絵が出来るなんて、やっぱりアースって不思議……。
絵ができたら、私にも見せてねっ。

>>407
(※お休みっ、やっぱり夜はちゃんと寝なくちゃね)

>>405
(青空は東の空に太陽を冠して、大地を優しく照らしています。
空を見上げれば、一羽の優美な鷲が、風に乗って力強く羽ばたいていました。
羽の輪郭が明瞭になる程に近づくと、鷲は素早く、鋭く、急降下します)

わわっ、ちょっと待って! 私は美味しくないっば!

(風を切り裂く音。嘴の噛み合わさる音。妖精が転倒する音。
すんでの所でトラックスの攻撃を避けたユピティーは、地面に伏しながら鷲に向かって叫びました)

お肉を食べなくちゃ生きてけないのは知ってるけど、私も世界樹を育てなくちゃいけないの!
まだまだ、食べられるわけにはいかないよ!
それに私は雷の妖精。食べようとしたら、お腹がバチッてなっちゃうからねっ!ホントだよ!

>>409
(ブリタニッシュ・マロア・クウェータル!と、フォックスが呪文を唱えます。
声高らかに響く呪文は、すぐさま効果を発揮しました。
目眩ましの魔力はフォックスの頭上に現れ、上空からの双眸を阻みます。
起き上がったユピティーは、膝を払って空を見上げました)

いたた……ずいぶん転がっちゃった。キグナス国の空は危険もいっぱいね。
今の鳥、まだ狙ってくるかな? 諦めてくれるといーんだけど……。
諦めて無いようだったら姿勢を低くして、草むらに隠れながら北に行きましょ。

ところでフォックス、さっきの呪文はなーに?
411紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/19(月) 23:28:09.69
>>410
ハハハ、私の帽子から鳩が出るよりは不思議ではありませんよ。
お、写真が出来たようですね。良かった、綺麗に撮れています。はい、どうぞ!
(ユピティーに写真を差し出す)
焼き増しといって、もう一枚同じ写真を作ることが出来ますから、これはユピティーさんに差し上げますよ。

>>410
危ない、ユピティーさん!……大丈夫ですか?!どこかお怪我は?

あ、今の呪文ですか?今のはあの鷲から私達三人の姿が見えなくなるものです。
ですから、今日の日暮れまでは森から出ても大丈夫ですよ。
明日になったらまた掛け直さなくてはなりませんから、それまでにあの鷲が諦めてくれていたら良いのですが…
412湖仙姫レクティア:2012/03/20(火) 11:26:58.94
>>403
すると湖面が不意に波立ち、うら若い女性の麗しい顔が映りました。

♪おいで〜、おいで〜
 北の洞穴は吾のもとへ続いている〜
♪早くおいで〜、殊更早くおいで〜
♪わが友になれば、どんな助力も惜しむまい〜
♪湖底の宮殿にて待っておるぞ〜

そして、湖面の顔はすうっと消え去りました。
後には静かな湖が森の中に広がるばかりです。
413雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/20(火) 23:15:48.54
>>412
(ユピティーは水面に映った佳人の面差しを瞳に映し、流れて来る艶美な声を聞きます。
湖底の宮殿、北の洞穴へ誘う湖仙姫の歌を)

湖の宮殿って、確かに聞こえたよ。
とっても上品で優しそうな感じがしたけど、今の人はやっぱり湖の精なのかな?
北の洞窟においでって、言ってたけど……。

(ユピティーは地図を開き、洞窟の在りそうな場所を確かめます)

洞窟が在るのは、リーファイド山の辺りかな?
それじゃ、さっそく出発ねっ。

>>411
Σわっ、すごい……写真って鏡みたいに本当にそっくり。
ありがとっ、これはとっても大切にするねっ。
(貰った写真を一しきり見つめると、折り目が付かないように、そっとポシェットの中に仕舞います)

(ユピティーは、フォックスから呪文の説明を聞きました)
姿隠しの魔法だね。
夜になれば、鳥は目が悪くなっちゃうから、それまで隠れられればだいじょーぶよ。
空は広いから、またどこかで遭うかも知れないけど……。


(湖を離れた妖精の一行が、痩せた森を抜けて北に向かいます。
やがてキグナス国に入ったユピティーは、ギェナーの街並みを近くに見ました。
ギェナーはキグナス第二の都市。東に月岩丘陵を臨み、全てが白壁の建物で構成された採掘の商都です。
オスティアとの戦が休止したとはいえ、この街にはまだ一触即発の空気が漂っていました。
街のそこかしこでは輝く白備えの騎馬隊が闊歩しています。ギェナー領主の抱える騎士団が。
彼らは美々しい腰の剣、長槍と一箙の弓矢を備え、さながら白鳥の騎士団と形容したくなる様な偉容でした)

真っ白な街! 昼間は目がとっても眩しくなりそーね。
街の中に入るなら、ルピウスは犬の姿の方がいいんじゃないかなー?
飼い主の人が見つけてくれるかもしれないし。
フォックスは……人間の姿になるのはできる?
きっと、人間の街は人間が一番動きやすいと思うの。
414紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/03/25(日) 01:57:54.29
>>413
ユピティーさん、どうされました?湖の宮殿?水面にでも何か映ったのですか?
上品で美しい…ユピティーさんがそういうならば安心でしょうが、悪魔は時に美しい精霊に化けて人を
安心させる時がありますのでご用心を。
(俺も昔、かなり行った手口だがな…)
リーファイド…(一緒に地図を見ながら)なるほど、では行ってみますか。

ハッハッハッ、仕組みが分かればそう驚くことでもないんですよ。そうだ、せっかくですので…

つミニアルバム

これに写真を入れて下さい、三十枚は入りますから。どうぞ。
また絶景があったら是非、写真機で撮らせて下さいね。

ウーム、明日になったらまた魔法は掛けさせて下さいね。犬のピウピウ…じゃなかった、ルピウス君も
いることですしね、万全を期さないと。摘まれたら終わりですからね。

(ギェナーの都に到着して)
ほう、キグナスは戦を起こしたと聞いてましたがなかなかの賑わいですね。
ここも武器商人などが、戦の為におびただしい武器を国王軍に提供したのでしょうね。

分かりました、では早速姿を変えましょう。ホイッとな!
(フォックスはマントで己を隠し一回転すると、人間もどきの姿に変身しました)
変身したフォックスがステッキを一振りすると、あら不思議、妖精だったルピウスが子犬に変化しました。

そうだ、ユピティーさん。その姿からでも人間に変わることが可能ですよ?
一度成って御覧になりますか?
415雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/27(火) 17:26:00.02
【キグナス領・採掘都市ギェナー】

>>414
(フォックスが人間への変身を勧めると、ユピティーは少し考える仕草をしますが、小さく首を振ります)
うーん、私はやっぱり妖精の姿のまま方がいーかなー……。
人の多い所に行く時は、目立たないようにルピウスの毛の中に隠れてれば、だいじょーぶだと思う。
それに姿隠しの術も使えるもん。たまに見えちゃう人間もいるけどね。

(ユピティーは街の中心に向かうと、やがて屋根付きの通りに入りました。
そこは市場になっているようで、様々な売り物が目に映ります。
目にも鮮やかな緑や赤の果物。肉団子や搾りたての果汁。塩や香辛料。
美しい白鳥が描かれた陶器。香草や薬草。強い日差しを避けるための服や帽子などが)

ミストラングでもオスティアでもそうだったけど、やっぱり街には色々なものがあるね。
ここは、月岩の飾り物と干したナツメヤシがいっぱい。

(ルピウスの背中から周囲を見ると、市場にはキグナスの特産品を求める東国の商人たちも大勢いました。
ですが、オスティリアの会戦から生じた千差万別の噂こそが、今のギェナーで最高の特産品。
井戸の周りや店の前、道の端々や木蔭で、国の行く末が囁かれています)

大人たちはみんな表情が堅いね……。
それじゃ、私たちはルピウスの飼い主を探しましょ。
こんなにいっぱい人がいるなら、ルピウスを知ってる人もいるかもね。
フォックスは人間たち。ルピウスは犬や獣たち。私は樹木とか風の精に聞くのが良いのかな?
416ブルーム:2012/03/30(金) 20:19:52.53
>>415
すみません。この街でカゴン教の教会とはどちらにありますか?
探したのですが見つからなくて…
417ルピウス ◆xZfmW984Yg :2012/03/30(金) 21:12:45.59
(わんわん)
(皆さまお久しぶりです)
(不義理をしてごめんなさい)
(来週には復活しますので)
(それまでユピティーさんやフォックスさんと)
(ご同道させて下さい)
(よろしくお願いします)
418雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/03/31(土) 17:27:29.12
>>416
(やや閑散とする街の一角で、ユピティーは行き交う人間の一人に話しかけられました)

あっ、さっそく人間に見つかっちゃった……。
こんにちはっ、大きな人。
私は妖精のユピティー。この街には来たばっかりなの。
だから教会もどこにあるか分かんない。人間の街って似た建物が多いもんね。
あっ、でもちょっと待ってて。空から見渡せば教会を見つけられるかも。

(ユピティーはふわりと舞い上がると、屋根よりも高く飛び、ギェナーの四方を眺めます。
白い街並みの中には、高い屋根を備えた建物が幾つか見えました。
まずは領主の城館。次には広場の近くに鎮座する壮麗な建物。他には街外れの練兵場に立つ物見の塔が)

うーん、あれが教会っぽいかなー……。
(ブルームの元に戻ったユピティーは、小路の一つを指差しながら話し始めます)

カゴン教のかどうかは分かんないけど、教会っぽい建物ならあっちにあったよ。
尖塔がたくさんあって、とっても綺麗な建物。
真ん中に銅像が建ってる広場まで行けば、地上からでも見えると思う。

……ところで、カゴン教ってなーに?
街の人の噂だと、オスティアが新しい国教を決めたみたいなんだけど……それと何か関係あるのかな?


>>417
(ふふっ、そんなに気に病まなくてもだいじょーぶよ。
この時期はみんな忙しいもんね。
こっちこそよろしくね、ルピウス)
419パウエル大尉:2012/04/06(金) 23:05:24.73
>>418
美しい妖精…確かにこの世にいる筈だ。
ぜひ捕まえて、鳥籠に入れ朝な夕なに可愛がりたい…

おや?

あそこにいるのは…あの帽子を被った男と犬の間で煌めいているのは…もしかして可憐な妖精か?
ちょっと話し掛けてみよう……
420雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/04/08(日) 11:30:32.28
(ユピティーは街のあちらこちらを巡ります。
キグナス建国王の彫像が飾られた広場には、八本の街路樹が植えられていました。
この木々はルトスの木。実りの季節にはルビーのような柑橘を実らせる有用樹。
今は白い花で己を飾るルトスの木の精に、ユピティーが話しかけます)

この犬はルピウスって言うの。
飼い主を探してるんだけど、あなたたちは何か知らない?

「見た事があるような……いや、やっぱり無いような。
街には犬の飼い主が多くて、犬はそれ以上に多いから、よく分からないね」

そっか……ありがとね。

(ルトスの精とのやりとりの後、ユピティーはルピウスに話しかけます)

そう言えば、ルピウスの飼い主ってどんな人?
名前とか、どんな人とか、手がかりが多ければ探しやすいかもね。
人間って、大人だったり、子どもだったり、ひげが生えてたり、髪が長かったり、服だって色々だし。


>>419
(街の中を巡っていると、腰に剣を佩いた人間がユピティーに近づいてきます)
あれ……あなた、私が見えるの?
こんにちは、大きい人っ。

わたしはユピティー。雷の妖精よ。
世界樹の苗床になれそうな、丈夫な木を探して旅をしてるの。
ギェナーには、途中で一緒になった迷子のルピウスの飼い主を探しに来たんだけど……。
この子犬に何か見覚えがあったりしない?

(ユピティーは、パウエルの顔の高さまでふわりと飛び上がって言いました)
421巡察官ルデアギーニ:2012/04/12(木) 21:02:53.72
犯罪を起こしそうな奴は私が逮捕する!
>>420
ユピティーどうしてるかな?

『やほー、ユピティー、ユピティー…聞こえるっ?』
423雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/04/18(水) 23:41:34.33
(フォックスも、ルピウスもだいじょーぶ?
もし、規制だったら>1に避難所があるから、寄ってみてね)

>>421
(街の中。不意にユピティーの後ろから怒鳴り声が響きました)
Σわっ!

え、えっと……犯罪って……私は悪いことしてないよ。
迷子の子犬の飼い主を探しに来ただけなの。
人間の世界には色んな決まりごとがあるけど……子犬の飼い主を探すのは悪いことじゃないよね?
だ、だから捕まえないで〜っ。
(そう言って、ユピティーは雑踏の中を飛び回ります)


>>422
(ユピティーは連れの子犬や使い魔とはぐれ、カゴン教会の前に来ました。
しばらく、旅仲間の姿を求めて付近で飛び回っていると、心の中に聞き慣れた声が流れてきます)

『あっ、この声は……ファトナ! うん、はっきり聞こえるよっ。
ファトナは、声からすると元気そーねっ。ふふっ。
そーだ、前に送った月岩はどう? ペンダントは作れそう?』
424紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/04/20(金) 22:05:40.57
>>423
(すみません、忙しいのと体調を崩したうえに風邪を引きまして。)
(申し訳ないのですが、もう少しお待ち下さい。)
425雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/04/21(土) 21:01:57.99
【ギェナー・カゴン教会】
(ユピティーの前には、壁面が精緻な幾何学模様で彩られた白亜の建物。
窓から中の様子を覗くと、掃除夫の少年が床を磨いているようでした)

あっ、きっとここが教会ね。
さっきの人は、ちゃんと辿りつけたのかな……?
(そう言って、ユピティーは雑踏の上を飛びながら順路を逆に戻ります)

>>424
(うん、ゆっくり休んで体調を戻してね)
426紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/04/29(日) 16:14:14.90
長らく留守にして、申し訳ありませんでしたm(__)m

>>415
ふふっ、そうですか?
もし人間になりたくなったら、何時でも言って下さいね。
ところで何か食べて行きますか?屋台で何か買って目立たないところで食べましょうか…
ユピティーさんやルピウス君はどんなものがお好みですか?
月岩はキグナスの名産品なんですね。精緻な細工に溜め息が出ますねえ…
しかし、そこかしこで戦争や国の行く末のはなしをしてますね。この先、一体どうなるのやら。

分かりました、私はちょっとあちらにたむろしている人間に聞いて参りますので、ルピウス君と一緒にいて下さいね。

>>425
あぁユピティーさん、ここでしたか!
それがどうも、ルピウス君の特徴だけではどこにでもいる犬で、もっと情報がないと分からないよと
言われてしまいまして。

おや、カゴン教の教会堂に行かれていたんですか?
427雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/01(火) 00:19:51.64
【ギェナー・白鳥の園】
(ユピティーはルピウスと合流します。キグナスの美意識を誇示した遊園の前で。
空の青を映す人工池には無数の白鳥が泳ぎ、緑の草木と共に遊園を鮮やかに彩っていました。
ユピティーが園の景観に心を弛ませていると、不意に近づいて来た一匹の犬が、獣の言葉で語りかけてきます)

「シロの子じゃないか」

あなたは、ルピウスの知り合い?
あっ……そっか。
ルピウスはキグナス国に住んでたんだから、街には知り合いの犬がいてもおかしくないね。

「俺はゲイズ。人間風に言うなら白波の徒って所かね。
そいつと言うより、そいつの母親の知り合いだな。
なるほど……街で妙な連中が犬の飼い主を探してるって噂になってたが、アンタらのことか。
探してるそいつの飼い主なら、獣を扱う商人だよ。
いや、確かシロの子は貴族に迎えられると聞いたから、その貴族が新しい飼い主になるのか。
売り犬は軍用犬になるのが大半だってのに、まったく上手くやったもんだ」

(ゲイズは、商人の屋敷が街の北端にあることを教えてくれました。
ユピティーはユピウスを連れて、白鳥の園を離れます)
428雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/01(火) 00:23:40.31
>>426
(雑踏の中からフォックスが現れました)
うん、人間たちから離れたら途中に教会があったの。
こんなに大きい街だと、妖精が見える人間もたくさんいるみたいだね。
良い人間とは限らないけど……。

そういえば、さっき好きな食べ物を聞いてたよね。
私たち妖精は、小麦のお菓子が大好きよっ。
お菓子は森で手に入らないから、人間の手伝いをして貰う子たちもいるくらいなの。

そして、ルピウスの飼い主のことだけど……こっちは少し分かったよ。
キグナスの商人で、この街の北側に住んでるんだって。
教えてくれたのは、ルピウスのお母さんの知り合い。
やっぱり、犬のことは犬に聞くのが一番だね。

何か食べたら、その商人のお屋敷に行ってみましょ。
429紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/05/03(木) 21:15:55.31
>>428
そうですね、では『周りからは見えないシート』を木陰に貼って一休みいたしますか。

教会はどうでしたか?カゴン教とは如何なる教えなのでしょう…
そうですね、中には妖精を愛玩物にしたり、売り飛ばしたりする輩もおりますからご注意を。
街に入る前に言っておくべきでしたね。ええ、私は何しろ寿命が長くて経験も多いので、行き交う人々の気持ちはある程度分かります。
この世界でもやっぱり…でしたねw

なるほど、小麦は森の中では手に入りませんからねぇ。ではこれを。

つクッキー製造機

手乗りサイズで、一日十枚クッキーが出て来るものですよ。ほら出て来ました!

つ全粒粉のクッキー二枚

どうでしょう、美味しいですか?
妖精の身には重たい物なので、今は私が預かっておきますね。またクッキーを召し上がりたくなったら仰って下さい。
430雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/06(日) 07:02:41.94
>>429
(木蔭に移ると、まずはフォックスからカゴン教について聞かれました)
教会はちょっと見てきただけなんだけど、建物は古めな感じだったよ。
きっと、カゴン教は古くからの教えなんじゃないかなー?

(そして、街を歩く際の心得を受けます)
Σえっ、妖精を売り飛ばす!
私たちは売り物じゃないのに……うぅ〜。
街の中も安全じゃないみたいだから、もーちょっと気を付けた方が良いのかな……。

(ユピティーは、ひとかけらのクッキーを手渡されました)
食べてもいいの? ありがとう!
うーん……さくさくしてて、甘くて、とっても美味しいっ!
人間のお菓子は作るのが難しいと思ってたけど、その不思議な道具だと簡単に作れるんだね。
431雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/06(日) 07:05:50.45
それじゃ、そろそろ行こっか。

(木蔭を離れ、ギェナーの大通りを北へ進むと、広々とした庭園を備えた大きなお屋敷がありました。
通りに面した木柵に近づくと、庭園の奥から雪のような毛並みをした犬が近づいてきます。
獣の言葉でルピウス!ルピウス!と叫びながら)

ここって、ルピウスの育った所なんだよね……。
もしかして、あの犬はルピウスのお母さんかな?

(柵の向こう側の白犬は、ええ、そうです。私はシロ。その子の母です、と答えてから話を続けます)

「その子は、私たちが人間の戦から逃れるために街を離れる途中で、行方知れずとなったのです。
馬車の中から忽然と消えた子に気付いて、私は馬車から降りて、元来た道を辿ろうかと思いました。
ですが首輪に阻まれて、馬車を降りることは叶いませんでした。
私は虚しく、遠くの村で戦が終わるまでの日々を過ごします。
戦が終わって街に戻ると、街の犬たちにルピウスのことを聞き回りましたが所在は不明。
一日は過ぎて、二日経っても話は聞かず、ただ時間は過ぎて。
もはや、生きて返らないものかと思っていたのに、またこうして会えるなんて思いませんでした……!
本当にありがとうございます、ルピウスを連れて来て下さって!」

ううん、私は大したことはしてないよ。
食べ物の用意とか、鳥避けとか、色々してくれたのは、フォックスだもん。

(ユピティーはルピウスに近づきます)
ルピウス、お母さんに会えて良かったね……。
432紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/05/15(火) 22:13:26.16
>>430
(清涼な木陰で休みながら)
なるほど、古くからの…ではおそらく、民衆の生活に深く根ざしているのでしょうねえ。

はは、人間というものは、己れ達の子供をも売り飛ばしますからね。
姿を変えて気を付けないと、私ですら売り飛ばされかねませんよ。

ビスケット、喜んで頂けて幸いですよ!ええ、これはオーブンを簡略化したものです。
ビスケットを何種類か簡単に作れますので、今度試してみましょう。

>>431
ええ、参るといたしましょう。

(広々とした庭園を備えた豪壮なお屋敷の前で)
…おや、本当にルピウス君のお母さまのようですね。
よかったですね、ルピウス君!
433雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/17(木) 20:52:43.55
ルピウス、お母さんと仲良くね。
新しい飼い主の人も無事だと良いけど……。
ふふっ、新しい飼い主がオスティアの人だったら、また会えるかもねっ。
さようならって言うと、もう会えない気がするから……またねっ……て言っておくよ……。
(お別れの言葉を掛けると、名残惜しそうにルピウスと別れます)

>>432
ルピウスのお母さんも探せたから、私たちは北に向かいましょ。
あっ、オスティアに入る前に洞窟へ寄らなくちゃ。
たぶん、洞窟ってリーファイド山の洞窟のことだと思う。
湖の精は早くおいでって言ってたけど、まだ待っててくれてるかなー。

(ユピティーはギェナーの街を後にしました)

キグナス国は、とっても暑かったね。
北の国に行ったら、もうちょっと涼しくなるのかな?
434雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/19(土) 20:54:17.05
【リーファイド山】
(ギェナーを後にしたユピティーはキグナス最北端に至り、黒々としたリーファイド山の眺望を臨みました)

湖の精よ、水を司る神秘の乙女よ〜♪
わたしの声が聞こえるかしら〜♪
もしも、その鏡のような心に届いたならば、どうかお声を聞かせて〜♪

(黒灰色の断崖に開いた幾つもの洞窟に向かって、ユピティーは歌いかけます)
435紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/05/19(土) 23:11:10.92
ルピウス君、またお会いしましょうね。ご達者で!

>>433
リーファイド山ですか、さすが地理をよくご存じなんですねえ。
女性は地図を読むのが苦手な方が多いと聞きますから、珍しい才能ですよ。
私は後ろを着いて行けば良いだけで…とても楽をさせて貰ってますよ。
ですのでもし!困ったことがあったら何でも仰有って下さいね。本当に何でもいいですから。

湖の精ですか…。声が聞こえて来たあの湖と、リーファイド山とは直線にして何kmでしょう?
その直線に加えて月の位置が一直線になると、この【月の鏡】で湖一面にユピティーさんのお声を届けることが
叶います。試してみますか?まず月の光が一直線になる時間を調べなければなりませんが…

戦が止まったのは、連日のうだるような暑さのせいもあったのかも知れませんねぇ。
あ、今まだ暑いうちに、これを頂いていきませんか?

つ[スイカ]

井戸で冷やした甘い果実ですよ。おやつにいただきましょう。
436雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/05/23(水) 19:54:27.46
>>435
えへへ、地図を読むのなんて簡単、簡単!……なーんてねっ。
キグナス国の北側で洞窟のありそうなところって、地図にはリーファイド山しか書かれてないの。ふふっ。
それじゃ、何か困ったことがあったら頼りにしちゃうからね。

(フォックスから月の鏡の説明を聞きます)
直線にしてなんきろなんきろ……あっ、なんきろって距離のこと?
う〜ん、湖までの正確な距離は分からないけど、南側を背にして山の頂上に月が見えれば一直線?
夜の種族たちなら、月についても知ってるかも知れないけど……この辺りにもいるかな?
まずは夜を待ちましょ。

(スイカを見て)
わぁ、そんなに大きい果物は初めて見たよ。
甘くて、しゃりしゃりしてるね……んっ、種がいっぱい!

(やがて時が過ぎると、空の藍色は次第に濃さを増し、キグナスにも夜が訪れました。
天上の月は柔らかい光を投げかけて、地上の闇を暖かく溶かします)

夜風の精、ウィルオウィスプ、夢使いに砂男……。
この近くに、だれか夜の種族は住んでないかなー?
だれかー、いるー?
437紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/05/28(月) 21:46:00.65
>>436
ええ、頼りにして下さいw
(忙しくてなかなかレス出来ません。明日か明後日までお待ち下さい)…
438七色鳥:2012/05/31(木) 19:43:25.79
>>436
♪ピーコッコ、ピーピーコッコ…
(お嬢さん、何かお探しですか?
力になれる事なら、教えて差し上げますよ…)
439雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/06/01(金) 21:21:26.94
>>437
あっ、夜なのにきれいな鳥の声が聞こえて来る……うーん、なんだろう?
少し様子を見てくるね。

(うん、実は私も雷の力を溜めるのにちょっとだけ忙しいの。だから焦らなくてもだいじょーぶよ)

>>438
(夜風に笛のような鳥の囀りが乗って、ユピティーの耳に届きます)
こんばんはっ♪

え、力になってくれるの? ふふっ、ありがとねっ。
実は私が探してるものって、いっぱいあるの。
今は世界樹の苗床になってくれそうな木と、この近くに住んでる湖の精霊の居場所ね。
何か知らなーい?
440七色鳥:2012/06/14(木) 00:36:29.70
>>439
ピーピーコッコ…♪
(鳥は人の言葉を話し始めました)

その泉なら、知っておりますよ!ほら、ここから北に向かってですね…案内して差し上げましょう。

(ユピティー達は泉に辿り着きました)
441雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/06/14(木) 20:29:42.90
>>440
本当? ありがとっ!

(七色鳥に連れられたユピティーは、美しい碧を湛えた湖面に辿り着きました。
水底を覗きこめば、そこには透き通る水の肉体を持った精霊たちが踊っています)

わぁ、とっても綺麗な泉!
こんにちはっ! わたしはユピティー。
ずいぶん前のことだけど、私に話しかけてくれた水の精霊はいるかな?
ここに来るまでにずいぶん時間が掛かっちゃったけど……。

(ユピティーの声に湖面がざわつき、何人かの水の精霊が応えを返します。
―――……それは湖仙姫レクティア。今は貴翠宮で夢寐に着く水の仙。
夢の中で魂を他界に遊離させて、仙たちは遠き出来事を知る。
眠りに着いた彼女が目覚めるのは一刻後か、はたまた一年後か?私たちにも分からない―――……)

お昼寝しちゃったんだね。
魂だけで散歩してるみたいだし、無理やり起こしたら、大変なことになっちゃうのかな?
世界樹の苗床になってくれそうな木のことを教えて欲しかったけど……。
う〜ん、あなたたちは何か知らないかなー?

(―――……世界樹について聞くなら世界樹に―――……)

あっ、そっか。そうだね。

(ユピティーは七色鳥に向き直ります)

そうだ、何かお礼しなくちゃ。
何かして欲しいことがあったら、遠慮なく言ってね。
442七色鳥アシカ:2012/06/20(水) 14:39:30.57
>>441
ピーコッコ…
それでは、わたしも旅のお供に加えていただけませんか?
わたしは多少、退屈しております。
ちなみにわたしの名はアシカ、七色鳥はこの世界では絶滅危惧種なんです……
旅の途中で彼女を見つけたい、と言ったら不純な動機でしょうか?
443雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/06/21(木) 21:28:00.27
>>442
ううん、不純じゃないよ。
絶滅危惧種ってことは、もうあんまり仲間がいないってことだもんね。
色んな所を巡って探さないと。
それじゃ一緒に行きましょっ、アシカ!

(ユピティーは泉を出るとキグナス国を出て、北に向かいます)

私の持ってる地図だと、ここからはオスティア。
北西が砦のアエトスフラーギスで、北東にはオスティリアって街があるみたい。
うーんと、砦って戦いをする所みたいだから、こっちは避けて行った方が良いのかなー……?
444雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/06/21(木) 21:33:43.87
【夢の都・オスティリア】

(ユピティーは北を目指して進み、やがて夜を迎えます。
その蒼ざめた妖しい光の中には、強い輝きがありました。
深更でありながらも、その辺りはまるで昼のよう。
ユピティーが北の夜闇に見たのは不夜の都。その辻々には色とりどりの角灯の光が踊っています)

わぁ、夜なのにとっても明るい!
ここは、私が今まで見た人間の街で一番大きいかなー?
夜なのに起きてる人がいっぱいいて、誰も寝てないみたい。
ここなら、珍しい動物を集める人もいると思うけど……捕まらないようにも気を付けないとね。
445タクィロス:2012/06/29(金) 21:27:34.23
>>444
おや?あれは何だ?ひらひらとした蝶の羽根のようなものが…
(酒に酔った男はふらふらとユピティーに近づいてゆく)
446雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/06/30(土) 22:15:22.82
>>445
(オスティリアの街は、煌々とした灯火で月光を押しのけます。
その色とりどりの光を縫って、足取りの覚束ない男がユピティーに近づいて来ました)

わっ、お酒臭い。
お酒を飲み過ぎて、蝶に見えちゃってるのかなー?
わたしは蝶じゃなくて妖精なのに〜。

こんばんは、大きい人。
私たち、七色鳥を探してるの。
オスティリアの街には、七色鳥っていない?
七色鳥が棲んでる所を知ってそうな人でもいーんだけど……。
447タクィロス:2012/07/01(日) 10:34:34.85
>>446
ぐへへ… 妖精か?
こりゃ高く売れそうだ…
(ユピティーを捕まえようとする男だが、ふらふらしていたせいか誤って橋から川に転落してしまう)
448雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/07/03(火) 18:37:27.09
>>447
また、妖精を捕まえようとする人だ……。
もう! 人間の街はこんな人ばっかり! 川に落ちちゃったけど助けてあげないっ。

……。

……うーん、すごく苦しそうだし……今回だけだからねっ。

(ユピティーは、雷の塊を暗い川面に放ちました。
その鬼火のような灯火は、溺れるタクィロスを照らして、すぐに近くの人間たちも気付きました。
川にロープが投げ込まれた所で、ユピティーはそっと川から離れます。
橋を離れたユピティーは、やがて偉容を誇る円形闘技場に辿り着きました)

すごく大きな建物!
屋根が無いみたいだから、上の方から様子を見てみましょっか?

(闘技場では二人の剣闘士が刃を交えていました。
黒い盾を構えた剣闘士に、白い鎧の剣闘士が両手剣で切りかかり、盾の剣闘士はさらに反撃。
勝負は白の剣闘士で優勢に進み、ついに黒い盾の剣闘士が倒れると、観客席からは歓声が上がります)

剣を持った人間がケンカしてるのに、周りの人は見てるだけ。
この街は、今まで見た人間の町で一番変な所だね……。
449紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/07/04(水) 01:26:00.21
(やたら忙しかったり、携帯が故障したりして中々登場出来ずに相すみません)

>>448
(所用でしばし行動を別にしていたフォックスが合流しました)
おや、ユピティーさんたら逃げるようにどうなさったんです?
え、人間に売り飛ばされそうになった?酔った相手は川にボチャン、と。
それを助けて差し上げたのですか?やはり、お優しいですねえ。
それでは私からその男に、ちょっとした罰をあげましょう。

『リリエグサ・ハーレ・トラディシズム!』
《指先に生まれた光は、違わず男の喉元に命中しました》

…これで彼は、三日間のあいだ妖精を見たことを誰にも言うことは出来ませんw フフフ。

え、新しい仲間?

>>442
これはアシカ殿、私はフォックスと申します。使い魔をしております。
それにしても華やかで美麗な立ち姿。道ゆく人が時折こちらを見ていますよ。
このままでは、いずれユピティーさんと同じように悪い人間に目を付けられてしまうでしょう。
ですから、魔法を掛けさせていただきますよ。

『アムデナヌス・ピーコッコ!』

…これで周りの目には、普通の地味な鳥の姿にしか見えません。ご安心下さいね。

>>448
【闘技場にて】
あれは喧嘩ではありませんよ、ユピティーさん。闘って勝った方が賞金を貰える試合だと思います。
ほら、大歓声が聞こえるでしょう?まあ、野蛮ですがねw
450雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/07/07(土) 23:13:05.76
>>449
(合流したフォックスが、闘技場と試合について説明します)

そうね、とっても乱暴!
お金なら作った物を売ったりすれば良いのに。

(やがて切れ長の目をした男が歓声の中で観覧台に登り、朗々とした声で観衆に語りかけ始めました)

「武闘の宴で勝ち抜いた勇士には、明日の祝典で栄誉が与えられる。
近衛騎士の叙勲を受け、オスティア国王の御前で演武を披露すると言う栄誉を。
周辺の蛮族を平らげてオスティア統一は為されたが、国家に永遠の繁栄を齎すには武力の増強は欠かせない。
我がオスティアも、最高の戦士には最高の待遇を約束しよう。
各々、心技を尽くし、気力を尽くして戦い、オスティア最高の戦士たれ!」

(歓声が一層と高くなります。不夜のオスティリアは喜びの熱気で湧いていました。
その喧騒はずっと続き、明け方も近くなった頃になると、どこかで恐怖の入り混じった声が上がります)

「火事だ! 失火だ! それも大火だぞ!」
「西地区は火の海で地獄のようだ!」
「鎮火に当たられたドール総督も火に呑まれたらしい!」

Σええっ、火事!?

(ユピティーが声のした方角を見ると、オスティリアの街が赤々とした炎で燃えていました。
紅蓮の炎は人々に恐怖を伝染させて、瞬く間に街全体へと広がっていきます)

ホ、ホントだ……凄い勢いで街が燃えてくよ……どうしよう。
風上は北の方みたいだから、あっちに逃げればいいのかな?
水をかけたくらいじゃ消えなさそうだし……。

(※お帰りなさいっ)
451紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/07/10(火) 04:26:36.97
>>450
まぁあそこまで戦った剣闘士ならば、一晩で庶民が一年働くのと同じくらいの賞金を得られるでしょうからね。
それに、あれは観客にとっても『どちらが勝つか』という賭け事なんですよ。お金を賭けて…一攫千金のチャンスですからね。

おや、火事…ですか?
(この世界に来てるEARTH(アース)の水の精霊やら使い魔やらを総動員すれば消えなくもない…
が、目立つとまずいので下手な動きは止めておこう。どこで誰が見てるとも限らないしな…)
ユピティーさん、これは防火マントなのですが、これを来て、逃げ遅れた老人や子供を助けに参られますか?
ちなみにその場合、一時的に人間に化けたほうが良いかも知れませんが…

(※只今戻りました!)
452雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/07/12(木) 21:44:02.88
>>451
(轟々と炎が燃え広がる中、オスティアの兵士たちが住民を誘導して避難を進めます)

人間たちの避難はオスティアの兵士たちがしてるから、だいじょうぶだと思う。
でも、街は広いから逃げ遅れた人もいるかな……。
うん、そーね。火を防げるマントがあるなら、街の中を探してみましょ。
私は人間の身体で歩くのは慣れてないから、変身するより飛びながら誘導した方が良いかも。

(ユピティーは炎の精が輪舞するオスティリアの街を飛びまわります。
鎖に繋がれたままの獣を解き放って、逃げ遅れた人間に避難の経路を教えました。
しかし、紅蓮の炎は燃え広がって多くの建物を灰に変えます。
いつの間にか風向きも変わり、やがて地を舐める火は北方のウンダンス平原を目指し始めました)

けほけほっ! 煙で前が見えな〜い。
もう、私たちも街から出た方が良いみたいね。

(炎の色が街の外まで塗り広げられようとした時、遥か遠くから雷声が轟きます)

 >『我、大魔縁が願い奉る。我王座につきし頃より一度の悪政も覚えず、また殺生もなし。治世と安寧を願い生きたり。
 >この度、大火にて、民いといみじう苦しみて候。民を救はんと思し召さば、大火を静めさせたまへ!!』

(祈りに応えるかのように雨が降り始めた時、オスティリアの夜も終わりを迎えました。
炎の色が透き通り、建物が透き通り、空の雨雲すらも透き通り、曙光と共にオスティリアの全ては消えます。
繁栄する街が灰塵に帰す光景は一夜の夢。往時の隆盛を夢想する廃都オスティリアの見る夢でした。
そして、一夜の夢が醒めれば、そこに在るのは長い風雨に晒された廃墟。
追想の夢は“オスティリア大火”。オスティア王国がビオゲレンスに遷都するきっかけとなった事件です)

これ、大きなものの見る夢だ……。
私たち、街の跡が見る夢に入り込んじゃってたんだね。
燃えちゃったオスティリアが、昔の姿を誰かに知って欲しくて見せたのかな……。

【廃都オスティリアにて】
453雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/07/22(日) 18:20:28.69
(朝陽で照らされる廃墟に、蝉の鳴き声が響きます)

この辺りは、ウンダンス平原に近いみたいだね。
北から世界樹の気配がするけど、地図だとルナーティカ山の辺りかな?
私ずっと考えてたんだけど、世界樹の苗木に相応しいのって、やっぱり世界樹だと思うの。
ルナーティカ山に着いたら、世界樹にイルミンサリヤに来てくれないかって、お願いしてみようかなー……?
454チェシャ猫:2012/07/23(月) 18:43:28.09
キキキキキ・・・
  キキキキキ・・・

(鬱蒼と茂る高い山の上から、でぶった大きな猫がユピティー一行を見下ろして不気味に笑っています)
455チェシャ猫:2012/07/23(月) 18:50:53.76
>>454
×高い山
○高い木

キキキ・・・
456雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/07/25(水) 20:02:31.18
>>454
キキキ? 何か変な声がするね。
虫の声じゃないし、鳥の声でもないみたいだけど……。

(奇妙な笑い声に視線を上げれば、こんもりと葉を茂らせた樹の枝に太った生き物が座っています)

アライグマ……じゃなくて猫かな。
あなたはだーれ? どうして私を見て笑ってるの?

(ユピティーはふわりと飛び上がると、チェシャ猫が座る枝に降り立ちました)
457雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/07(火) 00:06:19.12
ニヤニヤ笑っちゃて変な猫っ!

(不意の突風で枝が揺れて、木の葉が舞い散ります。
パチッとまばたきしたユピティーが気付いた時には、チェシャ猫は目の前の枝から消えていました)

あれ、消えちゃった?
妖精の中には、瞬き移動の術を使う子もいるけど……最近は猫も使うのね。
それとも、そこら辺に隠れちゃったのかな?


【ウンダンス平原】
(ユピティーは廃墟のオスティリアを出て、ウンダンス平原に入ります。
広い野原を眺めると、大地は緑と白の斑で遠くは空の青に霞んでいました。
平原に入って来た妖精を見ると、頭を垂れて虫を探していたアナグマが白い塊の陰にさっと隠れます。
風の吹き荒ぶ寒冷な野原には、見えざるものの世界も存在していました。
何百もの踊る風精がつむじ風で塔を築き、その下の白い塊には氷の乙女が座っています)

あっちこっちに散らばってる白い塊は雪みたいね。
この辺りは寒いから、雪も溶けないのかなー?

(ユピティーは周囲を眺めながら、ルナーティカ山に向かってゆっくりと飛んで行きます)
458水の妖精フローラ:2012/08/13(月) 12:45:09.48
ここはどこ?私は…フローラ。間違いない!

(ユピティー一行から程近い草原で、妖精の少女がきょろきょろと困ったように辺りを見回しています)
459雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/13(月) 19:37:04.44
(ユピティーが草原を北上してゆくと、何やら困った顔をした少女を見つけます)


>>458
こんにちはっ、あなたも妖精ね?
私は雷の妖精ユピティー。
イルミンサリヤの世界樹を蘇らせるために、この世界にやって来たの。

あなたはこんな所で何してるの?
何か困ってる感じがするけど……道に迷っちゃった?
それなら、ここはウンダンス平原よ。
オスティアって国の北側で、地図だとこの辺りね。

(小さな地図をポーチから取り出して広げると、現在地を指差してフローラに見せました)
460水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/08/19(日) 20:39:35.42
>>459
まあ、別な世界から?
私は気が付いたらこの草原にいたの。
ここはアースかしら?見ると知らない場所ばかりだけど・・・



(※お返事が遅れてしまって本当にごめんなさい!)
461雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/20(月) 00:08:34.11
>>460
ううん、ここはアースじゃないよ。
名前は分からないけど、夢と現の間にある世界の一つ。
だから、フローラみたいに気付いたらこの世界へ来てたって人も多いみたい。

白の史書で国を作る人もいれば、旅をする人もいるし、他の人間と戦ったりする人もいる……。
みんな、やる事は様々って感じかな?

私はこれから北の山に行って、世界樹の長老に会おうと思ってるの。
イルミンサリヤに来てってお願いしにね。

フローラはどうするの?
この世界って強盗とか鷹が出る危険な場所もあるから、すぐに元の居場所に戻れないならちょっと心配ね……。

(※のんびりでも大丈夫だよ〜)
462水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/08/22(水) 11:44:20.37
>>461
アースじゃないんだ…
どうやったら元の世界に戻れるんだろう?

ユピティー、挨拶が遅れたけど私の名は水の妖精フローラ、アースの出身よ。

まだ何が何だか分からないけど、一緒に旅をさせて欲しいの。
463雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/23(木) 20:52:33.80
>>462
うん、いいよ。
何が何だか分からないんじゃ大変だもんね。
よろしく、フローラ!

元の世界に戻る方法は……う〜ん……想いを残さないことかな?
この世界って、他の世界で死んじゃった人間も来るみたいの。
オスティアのアイギス王とか、前に一緒に旅してたバイとか、ミストラングの王様とかね。

この世界が強い思いを持ったものを引き寄せるなら、想いを遂げたり、忘れたりすればアースに戻れると思うよ。
別の理由でここに来ちゃってたら、元の世界への戻り方は分かんないけどね。
そう言えば、フォックスもアースから来たって言ってたけど、戻り方は知ってるのかな……?
合流したら聞いてみないと。

それじゃ、そろそろ行こっか?

(ユピティーは、北に向かってふわふわ飛び始めます)
464水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/08/24(金) 00:10:56.08
>>463
ありがとう!助かるよ。こちらこそ、よろしくね。
私、木苺を探して草原の中をあちこち飛び回ってたら、いつの間にかここへ来てたんだ。
何か回りの景色が変わってて、遠くに見えてたリエラ山も見えないし。
こんな時に、親切なユピティーに会えて嬉しい。
私には強い思いなんてないから、そのフォックスさんに会えたら色々聞いてみたいな。戻れるとは限らないけど…

で、次はどこへ行くの?
465雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/24(金) 21:48:36.13
>>464
私が行くのは北のルナーティカ山!
世界樹は、そこにいるはずなの。
蜜蜂が教えてくれた話だとスールって長老の世界樹ね。

【ウンダンス平原・中央部】
(北に向かうにつれて雪は増しますが、逆に周囲の空気が温かくなっている場所もあります。
熱を放っているのは、雪原に点在している紅水晶の岩でした)

このキラキラ赤くまたたいてる岩は、火喰い石だよ。
周りから熱を吸う石があるってことは、地面の下はあったかいのかな?
あっ、そしたら……やっぱりあった! 温泉!
バート・ブリヤンにあったのと同じっ!

(ユピティーは白煙を立ち上らせている岩陰を発見します)

ふふっ、久しぶりに温泉に入れそーね。
それに火喰い石の近くは温かいから、何か食べられるものが生えてるかも……。
フローラも一緒に探してみてっ。
466水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/08/26(日) 13:17:15.32
>>465
世界樹って何?
アースで…勿論全てを知っちゃいないけど…世界樹なんて聞いたことないよ。

【ウンダンス平原・中央部】
火喰い石なんてあるんだ?珍しいね。この世界では当たり前なのかな?

本当だー!温泉があるっ!うん、温泉入ろうよ。食事も取りたいね。

……。

あった!ピーナッツだ。
ユピティー、ピーナッツを見つけたよ!食べよっか、それとも温泉にする?
467雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/08/27(月) 00:02:49.24
>>466
(火喰い石は雪原に温泉を作っていて、その周囲にはピーナッツが群生しています)

う〜ん……寒いから温泉に入りたいけど、ピーナッツも食べたいね。

 Σあっ!

温泉に入りながらピーナツを食べれば、どっちも一緒に楽しめるよ。

(名案を思いついたとばかりに、ユピティーは一粒のピーナツを掴んでトポンとお湯に浸かります)

あったか〜い……。
そうだ、さっき聞かれた世界樹についてお話しするね。
世界樹は水とか土とか植物とか、みんなに元気を与える大きな霊木なの。
だから、世界樹が枯れちゃった世界には生き物が住めなくなっちゃう。
他にも世界樹は魂の循環とかにも関わってるらしいけど……その辺りは私もよく分かんない。

(北を眺めて)

旅の途中で世界樹の種は手に入れたんだけど、育てるには苗床になってくれる木がいるんだって。
今はそれを探してる最中ね。
世界樹の長老様なら、お願い出来るんじゃないかなって思ってるけど……。
468水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/08/31(金) 23:00:23.62
>>467
私もやってみよっ!
(フローラは、ピーナッツを一粒取ると、ユピティーと同じように湯に浸かりました)

あったかいね・・・
(世界樹の話を聞いて)
そうなんだ、何だか難しい話だね。でも話を聞いたからには私も手伝うよ!
まずはスールって長老に会いに行けばいいんだね?

そう言えば、世界樹ってどんな木なの?
469雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/02(日) 06:36:14.50
前に聞いたことがあるんだけど、温泉はお湯にも岩にも精霊がいるんだって。
ここにもいるのかなあ……?

(濛々と立ち込める白い煙に目を凝らすと、小さな老人がお湯に浸かっています)

湯精「温泉の精なら、ここにもおる。
   どうやら、お前さんらは北に向かうようだが、防寒具はあるのかね?
   大地の熱を存分に吸った火喰い石を削り、粉を袋に入れて持ち歩けば、雪の中でも実に温かだぞ」

そうなんだ。
じゃあ、ちょっと集めとこっかな……あちちっ。
(ユピティーは拾った小石で火喰い石を削り、ポーチの中に仕舞います)

>>468
ありがとっ。
一人だと心細いなーって思ってたから、とっても嬉しい。
世界樹は見上げる程に大きくて、すごく威厳があって、霊気みたいなものがほわんって出てる感じだよ。
きっと、一目見れば世界樹だって分かると思う。
(ユピティーは温泉から上がります)

フローラ、もう充分にあったまった?
お腹もいっぱいになったから、そろそろ世界樹の所に行きましょ。
(雪原をさらに北に向かうと、凍った空気の中に噴煙を上げる山が見えました)

あれが、ルナーティカ山かな?
山は風が強いから、飛ばされないように地面の近くの草むらを進んだ方が良いよっ。
(そう言うと、ユピティーは薄煙で満ちた山に進んで行きます)
470マユ:2012/09/07(金) 12:44:01.40
こんにちはぁ。誰かリーファイスの都への行き方を知りませんかぁ?
人買いにさらわれたところを逃げ出して来たんですぅ。
もし捕まると折檻されると思うから、見つからないうちに逃げたいんです。
471雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/08(土) 13:31:20.95
>>470
(人影を見たユピティーは、そちらへ寄って行きます)

こんにちはっ。
リーファイスの都への行き方?
うーん、私の地図にはのってないみたい。
この地図の外側なら、もっと北とか西なのかなあ?

とりあえず、ここから一番近い街はオスティア国のビオレゲンスだよ。
地図だと南東にあるから、私達が向かう山とは反対の方向ね。
そこまで行けば、リーファイスの都を知ってる人がいるかも……。
472水の妖精フローラ:2012/09/09(日) 13:45:35.65
湯精のお爺さん、こんにちは!私、湯精に会ったの初めて。
えっ、この火喰い石分けてくれるの?それじゃあ私も・・・
(フローラもまた、火喰い石を石で削り、巾着に納めます)
お爺さん、何かお礼はいる?この翡翠石を受け取って欲しいの、ユピティーと私の分よ!

>>469
こちらこそ、一緒に行くのを了解してくれてありがとう!私も心細かったの。

わあ、世界樹って凄いね!その世界樹はひょっとして簡単なお話とか出来たりするの?
そうね!温まったからもう行きましょっ。
(しばらく飛んでいると大きな山がみえてきました)
…あの山がルナーティカ山?あれは噴火しているの?
(ユピティーに地面近くを進むように促されて)
うん、そうしましょっ。薄煙が飛んでくる、でもわくわくするね。
473水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/09/09(日) 13:47:33.13
>>472
トリップを入れ忘れたよ!
474雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/10(月) 23:17:38.83
>>472
(お湯の精霊と別れたユピティーは、道すがら世界樹の話をします)

世界樹たちは枝葉をさやさやさせながら、心の声でお話するの。
最初はぼんやりした感じかもしれないけど、馴れれば普通にお話できるよ。

【ルナーティカ山の麓・末後の宮殿】

(ルナーティカ山の麓には霧深い森が広がり、妖しげな宮殿が隠れています)
(この宮殿か築かれているのは、世界樹に惹かれて集まる魂たちの通り道)
(カーラ教の教皇アウスルクスが、死者をオスティア兵として蘇らせた場所でもありました)

なんだか空気がゾワッてするね……。
変なことが起こらない内に森を通り抜けましょ。
霧が深くて前がよく見えないから、灯りをつけなくちゃ。

(ユピティーは両手を前に突き出すと、手の平から小さな雷の塊を出しました)
(それはランプのように明るい光を放ち、薄煙と混じって一層霧を濃くする森の道を照らします)

>.>573
ふふっ。
そういえば、うっかり名札を落としたら、自分そっくりの怪物が現れたっておとぎ話があったっけ……。
霧の森なんて、いかにもそういうのが出そうだね。

 Σあっ! フローラの後ろ!

……なーんてねっ。
475紳士フォックス:2012/09/17(月) 20:59:50.55
>>474
久しぶりですねぇ。しばらくアースに帰って仕事をしていましたよ。
おや、そちらにいる方は…(フローラのほうを見る)
476雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/18(火) 20:48:58.85
>>475
(生き物のような霧が垂れ込める森の中、ユピティーは目の前に湧いた影をまじまじと眺めます)

フォックス!
しばらく姿が見えないと思ったら、アースに戻ってたのね。
こっちは、アースの妖精でフローラ!
この世界には迷い込んで来ちゃったんだって。

ところで、フォックスはどうやってアースとこっちを行き来してるの?
フローラはアースに戻る方法を探してるから、ぜひ教えてあげて欲しいんたけど……。
477紳士フォックス:2012/09/21(金) 20:23:22.63
>>476
ええ、実はとある問題が起きて、アースの仲間に呼ばれて戻っていたんです。
その問題というのがズバリ!
(フローラのほうを流し見る)
フローラさん、こんにちは。紳士フォックスと申します。使い魔をいたしております。
(ユピティーとフローラを交互に見ながら)
…ズバリ、多数の妖精が急に居なくなっている、と。
フローラさん、どうやら貴女もその内の一人のようですね。
(紳士フォックスは一瞬だけわざと本来のバフォメットの姿に戻った、しかしそれはフローラにしか見えなかった)
よろしければ、この世界にどういう風に来てしまったのかお聞かせ願いたいですね。

ユピティーさん、私がこの世界と行き来するにはですね、異次元の扉を利用すれば叶うと最近わかったんです。
仲間の使い魔オレニウスが教えてくれましてね。

さてフローラさん、貴女は今すぐアースに戻りたいですか?そうでなければ、このまま皆で旅を続けるのもよいかと。
如何なさいますか?
478紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/09/21(金) 20:27:32.22
酉を思い出しましたw
また、よろしくお願いしますよ。
479雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/23(日) 07:03:46.05
>>477
Σえっ!

アースで、たくさんの妖精がいなくなってるの?
う〜ん、他の世界との通路が何かの拍子に広がって、そこから他の世界に迷い込んじゃてるのかなー?
例えるなら、空の落とし穴に落っこちちゃうみたいな感じね。

(ユピティーは、腕組みをしてアースの異変について考え込みます)

異次元の扉はいつでも出せるのかな?
そうだったら、扉を潜ってみるかどうかは、フローラにお任せするね。
最初はなかなか決心が付かないかも知れないけど、慣れれば他の世界へ渡るのなんて簡単だよ。
覚悟を決めて一気に飛び込むのが、怖くならない秘訣っ。

(フォックスと話していると、不意にふわーっと霧が晴れて、ルナーティカ山への道が開けます)

あっ……霧が晴れたね。
艶やかな葡萄の実がいっばい!
ここって、こんなに木の実がある豊かな森だったんだ。
ルナーティカ山には行かなくっちゃいけないんけど……その前に少し休んでからにしよっと。

(ユピティーは、幾房も葡萄を垂らす木から鮮やかな紫の一粒をもぎ取ります)

>>478
うん、またよろしくねっ。
480紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/09/27(木) 20:13:54.54
はい、私も扉が地面からアースに向かって開いていましたからポン!と飛び込みましたよ。身体は浮いてましたけどねw

アースは今、おっしゃる通り穴ぼこだらけなんです。私がまたこの世界にいようと決断したのは、そこにいらすフローラさんみたいに、
この世界に無自覚で来てしまった方達をフォローしようと思ったからなんです。
ですから、取り敢えずあちこちこの世界を回ってみますよ。それでここには、私の式神(紙で作られた分身)を置いて行きますので、
用事があったら話し掛けて下さいね。もし大変なことがありましたら、スグに私が駆け付けますので、式神にその旨伝えて下さい。

それでは…っと、言い忘れました、その式神の名は「祐弘」です。私に古えの東の国で陰陽道なる術を教えてくれた方の名なんですよ。


それでは!
481紳士フォックス ◆K5Ohe8dhuU :2012/09/27(木) 20:22:51.56
>>480>>479へのレスですよ。失礼致しました。

そうだ、ひとつ置き土産を。
【クラッシュピーチ】
ユピティーさんの手の平サイズのこの桃はですね、相手にぶつけるとドカン!と爆発するという武器です。
ですから投げる時は、思いきって出来るだけ遠くへ投げて下さい。爆発に巻き込まれまるといけませんから。

ほら祐弘、立ってないでご挨拶なさい。
482祐弘 ◆K5Ohe8dhuU :2012/09/27(木) 20:26:44.05
>>473>>479
こんにちはー。僕、祐弘だよ。てへっ。

よろしくね!
483雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/09/28(金) 21:34:07.02
>>480
(フォックスが再びこの世界にやってきた理由を聞きます)
やっぱり、そうなんだ。
ここは夢と現とか、生と死の境が曖昧な場所みたいだから、妖精たちも引き込まれ易いのかもね。

>>481
(ユピティーは豆粒のような桃を手に取って眺めます)
ふーん、こんな桃があるなんて知らなかったよ。
もちろん試したりはしないんだけど、この桃って食べたらどうなるんだろうね。
お腹でボンッて破裂しちゃうのかな……?

>>482
うん、こちらこそよろしくねっ、祐弘。
前にハピっていう雀の式神には会った事があるんだけど、あなたは何の式神なの?

(倒木に座ったユピティーは、葡萄の実を食べながら話し込みます)

……ごちそーさまっと。
一休みが終わったら出発ね
まずはルナーティカ山に行って、世界樹の長老に会いに行かなくちゃ。
フローラも、心が決まるまでは私と一緒に行く?

(ユピティーはルナーティカ山に向かって行きます)
484名無しちゃん…電波届いた?:2012/10/06(土) 20:54:37.88
道行くユピティーの目の前に、鮮やかな虹が現れた。
485雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/10/07(日) 14:07:41.80
【山の中腹】

(濃淡さまざまな緑で溢れる山間の林道。路端では露に揺れた草がキラリと虹色に光っていました。
足を止めたユピティーは手のひらで草の露を掬うと、虹の光を映す雫で喉の渇きを癒します)

んっんっん……。

>>484
(空を見上げれば、七彩に輝く虹が目に飛び込みました)

わあっ、大きな虹……。
虹には色んな種類があるけど、あの虹は虹蛇の精霊が起こしてるものね。

あっ、そうだ!
虹蛇の光には毒があるから、あんまり見続けると目が痛くなっちゃうんだった。

うーん……この辺りは、山の精霊たちも静かね。
それに、さっきから同じ所をぐるぐる回ってる気がする……。
精霊とか、妖精とか、物怪とか、山の住人が何か悪戯を仕掛けてるのかなー?

ねえっ、そこに誰かいるの?

(ユピティーは見えざる何かに声を掛け、応えが無いかと耳を澄ませます)
486STORYフォローメーカー ◆OyyQWKdj9g :2012/10/12(金) 23:14:54.32
道行くユピティーの前に、コロコロと小さなウズラの卵が転がってきます。
やがて止まるとプリプリと卵は割れ、中から小さなウズラの雛が顔を出しました。
487雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/10/14(日) 07:07:11.51
(山頂に近づくと、不意に津波や狂風を思わせる吼え声が響き渡り、峻険な山の岩肌にぶつかって木霊します)

この大きな吼え声は……ドラゴンの声!
ドラゴンの声は何度か聞いたことがあるから、きっと間違いないと思う。
普通の生き物の声っていうより、風そのものみたいな感じでしょ?

ルナーティカ山には、ドラゴンが棲んでたのね。
気配からすると、世界樹の近くなのかなー?

>>486
あっ、ウズラ。
どこから転がって来たのかな?
卵が転がって来たって事は、上の方からのはずだけど……。
うーん、ちょっと見ただけじゃ分からないね。

(ユピティーはふわりとウズラの卵に近寄り、幼い雛を殻の中から取り出します)

親鳥はどこか分からないよね?
私があなたの巣まで連れて行ってあげるから、このポーチの中に入ってて。
山の上は冬みたいに寒いもんね。

(雛をポーチに入れると、ユピティーは山の頂上へ向かって飛び立ちます)
488雪ウサギ:2012/10/20(土) 23:11:38.52
ぴょこん。
(可愛らしいウサギが一匹顔を出しました)
489雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/10/22(月) 23:36:06.13
(山を登り続けたユピティーは、ついに噴霧のヴェールを抜けて山頂に至ります。
見上げた空は透き通るような青色で、後ろを振り返れば眼下には雲海が広がっていました。
奇妙な事に、ルナーティカ山からは地上の様子を一切見る事が出来ません。
まるで、幽明の境に迷い込んだかのようでした)

ここは、地上とはちょっと違う感じね。
不思議な力でいっぱいだし……。
あっ、あれが世界樹!

(山の岩場には塔のような大樹が聳えていて、天に向かって伸びる幹は、その先が空の青に霞んでいました。
その太い太い樹の根元には、蛇のような胴体を持った竜が巻き付いています。
竜の胴は緑の鱗に覆われ、口からはシュウシュウと煙を吐き、爛々と輝く瞳は星のよう)

うーん、どうしよう?
近づいて食べられたりしないかなー……?

>>488
(ユピティーが竜から離れた草むらの中で思案していると、真っ白な兎と鉢合わせます)

Σわっ! びっくりした……。

あなたは、この山に住んでるの?
私は雷の妖精、ユピティー。
世界樹の長老様にお話したいんだけど、怖そうな竜がいて、どうしようか困ってる所……。
あなたは、竜の近くに住んでて怖くないの?
490ユピティーの夢の中 ◆UbcKoRGfEM :2012/10/27(土) 14:10:57.45
>>489
フローラです。何かと忙しくてレスができませんでしたが、近日中にまとめてお返しいたします。
待ってて下さいね!

つカシューナッツ
491雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/10/27(土) 21:01:24.93
(風の無い草叢の中は暖かで、次第にユピティーはうとうとします……)
(気付けば、ユピティーは真っ白な霧の中に佇んでいました)

ふわぁ……んー……。
頭が、もやもやする……また夢の中かな?
何にも見えないけど、今度はどこだろう?

>>490
(近くから聞き慣れた声、ユピティーが水の妖精を想像すると、霧の一部が晴れて小さな泉が見えてきました)
(水面に映るのはフローラの姿、彼女は木皿に盛り付けたカシューナッツを手渡してくれます)
(それを受け取ったユピティーはフローラに返事をします)

あっ、フローラ!
元気そうでよかった。
忙しいのは良いことだから、そんなに気にしなくてもだいじょーぶよっ。
それじゃ、フローラが到着するのを正座して待ってる。
もしも、私が寝たままだったら起こしてね……。
492雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/10/27(土) 21:04:19.31
(夢の泉の畔。正座しながら木の実を食べるユピティーに、重く大きな声が語りかけてきます)

世界樹「小さな妖精よ、私はお前の望みを知っている。
     何を目的として、このルナーティカの頂きまでやって来たのかを。
     私を苗床として、新しい世界樹の礎としたいのだろう?」

(少し軽い声が続きます)

世界樹「我らも永く永く、幾つもの王国が起こり、滅びるまでの時間を生きた。
     それに大地に生まれ落ちた者は、いずれ必ず死ぬ。
     新しい樹の苗床として朽ちたとしても、恐ろしくはない。
     しかし、蒔かれた種が芽吹かず、枝を伸ばす事もなく朽ちるのでは、あまりにも哀しい」

(また、別の声が続けます)

世界樹「この世界の樹が他の世界に根付くには、互いの世界に重なり合う部分がなければならない。
     ありふれた木々さえも、土が異なれば生育ができないように。
     まずは、私たちがお前の世界に根付けるかどうかを教えて欲しい。
     次に夢を見る時、お前には未来の夢を描いてもらう。
     私たちも描かれた世界を見れば、その世界に根付けるかが判るだろう……」

(次第に夢の世界の光景は薄れて、ユピティーは元の草むらの中で目覚めます)
493ローグ ◆iJhdBQMoRo :2012/10/30(火) 20:16:46.83
ルナーティカ山の渓谷近くに、まだ小さな世界樹の苗木がありました。
ローグと呼ばれるその苗はすくすくと育ち、柔らかな葉をさやさやと風にそよがせていました。

『いつか、周りを見渡せるような巨樹になりたいなぁ・・・』
494雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/04(日) 20:07:52.43
イルミンサリヤに世界樹が戻った未来。
それを夢として描けばいいのね。
青空と大地と泉と森……うん、きっとだいじょうぶ。

>>493
(山の下から吹き上げてくる風に乗って、葉ずれのような声が流れてきます)

この、さやさやとした声は、獣でも鳥でも虫でもなくて木の声ね。
小さな子どもみたいな響きだけど、まだ小さい子かな?

こんにちは。
私はユピティー、雷の妖精よ。
私の世界に世界樹を蘇らせたくて、この山に来たの。

もしかしたら、あなたたちの長老様を連れていくことになっちゃうかもしれないけど……。
一人になってもだいじょうぶ?
何か私に出来ることがあったら、遠慮なく言ってね!
495水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/11/04(日) 21:11:57.87
>>474
遅れてごめんっ!
あれからお腹が痛んでうんうん唸ってたよ。犯人は、これっ!
(フローラが開いた手の平には、ベニテングタケのようなものが乗っていました)
食用きのこと間違えてたべちゃったんだ。危なく中毒を起こすところだったよ!
でも、もう大丈夫!!


すごいっ!ユピティーは世界樹と色んなお話が出来るんだ。あたしも話してみたいなぁ〜。

(ユピティーに驚かされて)
Σええっ!?…やだぁ、何にもいないじゃないの!本気でびっくりしちゃったよ。
ユピティーも悪戯っ子だね!w

>>475
誰だい?霧の中から黒い影が・・・

>>477
きゃう!!!
(伝説として伝わるいにしえの大魔王にそっくりだ!)
もしかして…カチカチカチカチ…

い、いや、あたしは暫くユピティーと旅を続けるよ。心配ご無用。
(ユピティーは気づいてないのかな?全く普通な様子で喋ってるし・・・
バフォメットだって教えた方がいいのかな?!)
(あたしの他にも、アースから妖精があちこちに飛ばされて来てるんだ?)
(あたしの友達たちもそうなのかな?この世界にみんな飛ばされて来てるとしたら大変だよ!)

>>479
秘訣・・・
(いや、あたし達の目の前にいるのは、普通の使い魔じゃなくって(汗))
(どこか変な所に連れて行かれるかも知れないしっ!!)
496水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/11/05(月) 09:48:10.90
>>479
フローラも葡萄の実を取り、いただきますして食べ始めました。
「うわぁ、美味しいね、こんな葡萄!初めて食べたぁ!!」
※感激しきりのフローラです。

>>480
(ちょ、もし皆がバフォメットに助けてもらって、信奉するヤツが増えたら大変なことになるね!)
(あちこちに散らばってるかも知れない妖精が、ヤツらに捕まったら一大事!)何とかしなくちゃ…!

(紳士フォックスの言葉に反応して)
はい、さようなら、二度と戻…っ…て…くん…な…
(怖い怖い怖い、こっちを覗く悪魔の目が…)
(悪魔がやってきたって…故郷のティルに電報打てないかなぁ?やばい状態だよ、ティル・・・!)
(悪魔が近くにやって来た!しかも寄りによってバフォメット!!)

(祐弘を前にして)
ちょ、変な人形置いてくなっ!
ユピティー、その人形には十分気をつけたほうがいいからねっ!

>>482
ど、どうも…
(こいつ何で出来てるんだろう?)
497水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/11/05(月) 23:00:56.56
>>483
(ユピティー、ヤツは妖精のフォローなんかしないしないっ!)
(洗脳されたしもべが欲しいだけなんだからっっ)

勿論ッ!!
しばらくはユピティーと一緒に行くよ、この世界のこと何も知らないし!
(バフォメットと二人きりになって堪るもんか)

>>484-485
わあっ、荘厳な虹!
あたし、こぉんなくっきりした虹を観るのはじめて!
あたしの故郷には、虹のふもとに至ればどんな願い事も叶う、っていう神話があるよ。

>>486
あっ、可愛い…ウズラ?
生まれるとこ見るなんてはじめて。
色々とはじめて尽くしだよ、この世界に来てから。まぁ退屈はしないね。

>>487
きゃあっ!何よ、この声っ!!
しわがれた声のドラゴンだね。
ドラゴンの声はあたしも聞いたことあるよ。でも姿は見たことないな。ユピティーは見たことある?

>>489
わあ、凄い雲海!
雲の上を渡って行けそうだね。この雲は、どこまで続いているのかなぁ?

あれが世界樹!
さやさやと葉を風にそよがせて…何か喋っているのかな?
あっ、竜だ!!緑色だね。エメラルドみたいな鱗!妖精の言葉は通じるのかな?

Σえっ、竜って妖精を食べるのっ?!
498水の妖精フローラ ◆UbcKoRGfEM :2012/11/05(月) 23:21:14.75
>>491
ユピティー、待っててくれてありがとう!もう大丈夫だからね。
さ、一緒に世界樹と緑竜に会いに行こうよ。もしかしたら、竜は世界樹の番人なのかも知れないし。


(皆さま、連投ごめんなさい!)
499雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/06(火) 22:09:17.14
>>498
おはよ……フローラ。
私、夢の中で一足早く世界樹たちとお話してたよ。
世界樹たちに未来の夢を描いて見せれば、私の世界に来てくれるかも知れないんだって。

(世界樹と緑竜に会いに行こうと話すフローラに大きく頷く)

世界樹の番人……あっ、きっとそうだね。
あの竜は木が枯れないように守ってるのかも。

(起き上がったユピティーはふわっと浮き上がると、緑の竜の目の前で止まります)

緑竜「虫のように小さき者よ、お前は何者か?」

私は遠くの世界から旅して来た妖精のユピティー!
世界樹の長老様に私の世界へ来て欲しくて、ここまで訪ねて来たんたけど……。

緑竜「帰れ、他の世界なんて私の知った事ではない。
    霊峰たるルナーティカの頂きに根を張り、数多の命と魂と循環させるスール翁を失う。
    それは、我々にとって家を失うにも等しい事だ。
    仮に世界樹が良しと言っても、私としては認められん」

うーん……。

緑竜「分かったなら、去るが良い。
    スウゥゥゥゥゥ……バァフウゥゥゥゥゥゥ!」

え? Σわ、わ、わぁぁぁぁ!

(竜に大嵐のような息吹を吐きかけられたユピティーは、木の葉のように飛ばされます)
(苗木のローグが芽吹く山の下の渓谷まで)
500名無しちゃん…電波届いた?:2012/11/06(火) 23:04:03.26
501世界樹ローグ ◆iJhdBQMoRo :2012/11/06(火) 23:06:00.11
>>494
こんにちは!
僕は世界樹の子供のローグです。
異世界のひとなんだぁ。。。
貴女の住む世界って、どんな世界ですか?

えっ、長老を連れて行っちゃうって・・・どこへ?

>>499
Σあっ、ユピティーさん?
一体どうしたの、お身体は大丈夫ですか?
502雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/09(金) 05:12:54.17
(渓谷に落ちたユピティーが何とか空中で踏み留まると、心配そうなローグの声が流れてきます)
うん、だいじょうぶ。
どこにもケガは無いよ。

>>501
(ユピティーは、小さなローグの前に舞い降りました)
あなたは世界樹の子供だったのね。
私のいたイルミンサリヤは、今は荒れ果てちゃってて生き物が住みにくい世界なの。

月の輝く青い夜。
蒼ざめた葉の下に生える雪昌華は透き通っていて、指先で触れれば消えてしまいそう。
鏡の湖では水鳥が羽を休め、森では梟が古の物語を語り、小さな獣は洞窟の中。
花のものたちの塚では、たくさんの花の妖精が集まって踊る。
そんな光景が、イルミンサリヤの昔の姿だったんだけどね……。

私はそれを取り戻したくて、この世界にやって来たの。
でもルナーティカ山に世界樹がなくなると、この山で自然の均衡が崩れちゃうみたい。
だから、山の上の竜は長老のスール様を連れて行くのはダメだって。

……。

あっ、まだ小さいけどローグも世界樹だったよね。
ローグも他の世界樹みたいに魂の循環とか、大地に活力を与えることは出来る?
もし出来るのなら、あの竜にも納得してもらえるかも……。
503世界樹ローグ ◆iJhdBQMoRo :2012/11/12(月) 22:06:02.18
>>502
そうですか?それはよかったです!
轟々としたもの凄い風だったから。。。

イルミンサリヤ・・・何となく不思議な響きですね。どんな意味を持った名前なんですか?
(ユピティーの語るイルミンサリヤの情景に、蒼緑の葉をざわざわと騒がせるローグです)
素敵な世界だったんですね!でもなぜ、そんな荒れ果てた姿に変わってしまったのでしょう。。。
(ローグが悲しい、と言うように枝をしならせ声を上げます)
イルミンサリヤが元の姿に戻るすべはあるのですか?

魂の循環や大地への活力ですか、そうですね・・・、大したことは言えませんが、今もこの渓谷のことならしていますよ。
でも、スール翁を連れて行くのは難しく思いますよ、微細な根っこまで色々な生命と関わっておられる方ですから。。。
504雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/15(木) 04:59:41.78
>>503
イルミンサリヤは世界とか大地って意味……かな?
きっと、フローラやフォックスの世界・アースと同じような意味ね。

荒れ果てちゃった原因は、何にも無い所から望んだものを作り出す創りの魔法。
この魔法が人間たちに知られるようになると、みんな宝石や綺麗な服や食べ物をいーっぱい創り始めたの。
魔法を唱えるだけで、好きなものが現れるんだもんね。

でも、創りの魔法は使えば使うほど世界から元気を奪っちゃったの。
魔法で現れた物は、実は世界の力を削って創られていたものだったから。
それに気付いた時には人間は魔法を使う力を失って、豊かな大地も無くなって、世界樹まで枯れちゃった……。

元の姿を取り戻すには、世界樹の力を借りないと無理ね。
新しい世界樹が育ってくれれば、イルミンサリヤにも少しずつ活力が戻ってくると思う。

(ローグはスール翁を連れていく難しさを語り、ユピティーも眉根に皺を寄せます)

そっか、何か良い方法は無いのかなー……?
505世界樹ローグ ◆iJhdBQMoRo :2012/11/17(土) 22:42:15.00
>>504
連れて行くといっても。。。
スール翁を根っこごと持っていかれてしまうのですか?
ご存じの通り、吾々はこの世界のありとあらゆる生き物と深い繋がりがあります。
スール翁を連れて行くということは、共存している生き物たちをも一緒に連れて行くということです。
これは、この世界の盛衰を掛けた問題です。緑竜が首を縦に振らないのも頷けます。

でも。。。

いま、私が緑竜を引き付けますから、しばしの間、長老と二人でお話してみて下さい・・・

『ポポクルー!ポポクルー!お腹空いたーー!!
早く僕に金色蜂蜜をちょうだい!育ち盛りは腹が減るんだーー!!』

※ポポクルとは緑竜の真名です。
506雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/21(水) 20:32:41.32
>>505
世界樹を連れていくと、共存している生き物まで一緒に連れてっちゃう……。
ううん、それはダメだよ。
今のイルミンサリヤは生き物たちが住むには厳しい所だから、弱い生き物は生きられないもん。

(ローグはユピティーに世界樹スールとの話を促し、大声で竜を呼びます)

緑竜「苗木のローグ、そう大きな声を出さずとも聞こえるよ。
   お前の甲高い声は、まるで春の到来を喜ぶウグイスのようだからね。

   世界樹の花から集めた黄金の蜂蜜は、すでに壺から溢れるくらいに集まった。
   スール翁の枝々に居を構える蜜蜂たちが、今年も懸命に働いてくれたおかげだ。
   どれ、今すぐ持って行くから待っていなさい」

(緑の鱗に覆われた竜は木製の大きな壺を掴み、悠々と渓谷に向けて飛び立ちました)

ありがとう、ローグ。
長老様と相談してみるから、あの竜はお願いしちゃうね。

(草むらに隠れて竜をやり過ごし、ユピティーは再びスールの元に向かいます)
507雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/21(水) 20:35:54.90
(ユピティーは世界樹スールの枝に、ふわりと降り立ちました)

あの〜、長老様に聞きたい事があるの。
世界樹を連れて行ったら、この世界への影響がとっても大きいみたい。
でも、普通の木だと他の世界に行くのも根付くのも難しいし……。
長老様を連れてくのに、他に何か良い方法はないのかなー?

 (――――小さき妖精よ、私は汝の夢を通じて世界を渡る。
 その際には、私と共に生きている大勢の生命も共に付いて来るだろう。
 一つの森の王国、一つの緑の世界、枝と葉と根からなる一つの宇宙卵の住人たちが。

 汝の世界では、彼らが生きられぬと言うのだな。
 ならば、死なせよ。

 新たな生命は、古き生命を糧に生まれるもの。
 滅びた世界を蘇らせたいのなら、一つの世界を贄とするが良い。
 それが出来ぬと言うなら、私を連れて行くのは諦めることだ――――)

……。

それなら……私は長老様を連れて行けない。
もしも連れていったら、一つの世界が滅びるくらい大勢死んじゃうんだもん。
私たちは、住む世界が無くなった悲しさをとっても知ってる。
それなのに他の世界を滅ぼして、代わりにイルミンサリヤを蘇らせるなんて出来ないよ……。

(ユピティーは途方に暮れた顔で枝に座り、しばらく空を見つめて考え込みます)
508カティッツア:2012/11/21(水) 21:23:45.71
>>507
幼いローグでは駄目なの?
それに、他にも世界には何本か世界樹があるんだよ。

あっと、俺の名はカティッツア。ここらに住む妖精さ。
悪いが話は全部聞かせてもらったよ。
509雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/23(金) 10:06:36.21
(上からの声に見上げれば、一人の妖精が枝に座ってユピティーを見下ろしています)

>>508
こんにちは、カティッツァ。
ローグに来てもらうなんて、考えてもみなかったよ!
だって、まだあんなに小さな苗木なんだもん。

うん、でも……。
すでに成長しちゃった世界樹は多くの生命や魂と関わるみたいだから、きっと頼めるのはローグだけね。
今の渓谷を離れて不毛の土地に来てくれるのかは分からないけど、ローグに会って話を聞いてみるよ。

ありがとう、カティッツァ!

(愁眉を開いたユピティーは、晴れやかな顔で腰かけていた枝から飛び立ちます)
510雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/23(金) 10:53:00.17
(ユピティーは渓谷の近くに降り立ち、岩と岩の隙間から辺りの様子を窺いました)

この良い匂いは蜂蜜! ローグは蜂蜜が好きなのかな……?

(しばらくするとローグの近くで寝そべる竜は翼を広げて舞い上がり、風よりも速く山の頂きへ翔けて行きます)
(それを見届けたユピティーは、ささっと走ってローグに近づきました)

ただいま、ローグ。
長老様とお話して来たけど、長老様だけを連れていくのは難しいみたい。
だけど、多くの生き物をイルミンサリヤに連れていけば、きっと弱い生き物は死んじゃう。
長老様はそうせよって言ったけど、私には出来ないよ。
イルミンサリヤは多くの生き物を死なせたのに、それをまた繰り返すなんて。

ねえ、ローグ。
小さな苗木のあなたに頼むのは心苦しいんだけど、イルミンサリヤに来てくれないかな……?
まだ土地に力が無くて住み難いけれど、私たち妖精も世界樹が住みやすくなるように頑張るよ。
雷で大地を清めたり、綺麗な水を運んだり、涼やかな風を吹かせたりしてね。
そうすれば、いつかイルミンサリヤはエールの森やルナーティカ山に負けないくらい素敵な世界になると思う。

ううん、必ずそうして見せる。
もちろん無理にはお願いできないけど、もし来てくれるならローグに約束するよ。
イルミンサリヤを、あなたが満足して根を伸ばせるような土地にしてみせるって!

だから……。
ローグ、イルミンサリヤに来てっ。
511世界樹ローグ ◆iJhdBQMoRo :2012/11/25(日) 20:40:16.29
>>510
そんなに僕を必要としてくれるの…?
勿論だよ、ユピティー!僕、絶対に行きたいよ。イルミンサリヤへ!!
必ずや期待に応えて、丘の上にそびえ立つ巨樹になってみせる!
旅人たちが遥か遠くから、こちらへ向かう為の目印になれるようにね。
今ならまだこの世界で関わっている生物も少ないから、僕から離れてもらう事が出来る。

そうと決まったら、これからどうする?
512赤い竜コマンダ:2012/11/25(日) 20:42:28.39
おやおや、何やら騒がしい気配がしたと思ったら…妖精かい?
513雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/30(金) 00:29:49.44
>>511
ありがとう……ローグ!
もちろん、これからイルミンサリヤへ行くよ。
ローグは長老様みたいに、夢を通じて異世界に枝や根を伸ばしたり……は出来ないよね。
そしたら、ポーチを鉢植え代わりにして苗木のまま運んで行かなくちゃ。
どこかにイルミンサリヤへ渡れそうな所はあったかなー?

(根を傷つけないよう、小さな指で慎重に苗木の周りの土を掘り、ローグをポーチに納めます)

んー……あっ、一つだけ心当たりがあった!
ずっと前に、私と一緒に旅をしていた人間を思い出したの。
バイ・ムーダン、自然と人間を繋ぐために森の民の試練を受けた異世界の王様。

そのバイの気配なんだけど、今はどこにも感じない……。
きっと試練を終えた後、バイは元いた世界に戻ったんだと思う。
バイが他の世界に渡ったとすれば、エールの森の湖ね。
あの不思議な湖の水鏡ほど、異境の入り口にしやすいものは無いと思うし。
私たちも、そこからイルミンサリヤへ行きましょっ。

そうだ、フローラも女神の湖からだったらアースに戻れるかも!
フローラは水の妖精なんだし、きっと湖から力を借りてアースへの扉を開くのも出来るはずだよ。
それじゃ、さっそくエールの森まで行こっ。
514雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/11/30(金) 00:31:07.20
>>512
わわっ、今度は赤い竜……!
静かな山を騒がしくちゃってゴメンね。

私は雷の妖精ユピティー。
イルミンサリヤって世界を蘇らせたくて、色んな場所で世界樹を取り戻す方法を探して回って。
今、ようやく苗木のローグに来てもらえることになったの。
私たちは自分の世界に戻るために、今からずっと南のエールの森まで行く所だけど……。

(さっき緑竜のポポクルに吹き飛ばされた事もあって、ユピティーはやや不安そうな顔でコマンダの瞳を見つめます)
515名無しちゃん…電波届いた?:2012/12/02(日) 14:28:31.89
そろそろクライマックスか
516名無しちゃん…電波届いた?:2012/12/02(日) 16:29:27.96
まだ続いて欲しい…
517雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2012/12/09(日) 07:59:06.97
(コマンダの瞳に穏やかな光を感じたユピティーは、やや落ち着きを取り戻します)

うーん。
よく見ると、そんなに乱暴なドラゴンじゃないみたい。

あなたも世界樹の長老様を守るドラゴンなの?
ねえ、いきなりのお願いなんだけど、もし良ければ背中に乗せて欲しいなー……。
ドラゴン族ならとっても速く飛べるし、遠く離れた南の森でもすぐに着くと思うし。

そーね、乗せてくれたら……お礼に歌を作ってあげる!
風の精霊たちが歌いたくなるような歌をねっ。

>>515
(私の旅にはお終いが見えて来たね。この時期はみんな忙しいからゆっくり進むかもしれないけど……)

>>516
(ふふっ、ありがと。でもどんな物語も、きっと終わりを求めてるものよ)
518雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/01/03(木) 17:36:11.81
【エールの森・女神の湖】

(竜の背に乗って空の旅を幾日か。
辿り着いた森の中で小さな妖精を迎えるのは、鏡のような湖水。
今までの道のりを逆に辿る旅の末、ユピティーは遥か南の大地まで戻りました)

ローグ、ここがエールの森だよ。

(ユピティーは、ふわりと竜の背から降ります)

ありがとう、竜さん。
ルナーティカ山に戻った時は長老様によろしくね。

(無数の風精を従えた竜は頷き、大きな翼を広げると気ままな空の旅に戻っていきました。
舞い踊る風の精霊たちが輪唱するのは、空の旅の間に作ったユピティーの詩。
その歌声が遠くなった頃、ユピティーはゆっくりと女神の湖に近づいていきます)

ねえ、女神の湖には何があったの?
どうしてエールの森から女神様はいなくなったの?
この森にも心と意志が有るのなら、教えて欲しいな……。
519雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/01/03(木) 17:36:55.11
(ユピティーの問い掛けに応えるように水面に映る風景は歪み、湖は過去の景色を幻像として現わしました。
場面は次々に映り替わり、一つの王国の繁栄から滅亡までを描きます)

あっ、これは森の近くにあった遺跡だね。
昔はこんな国だったんだ……。
人間たちが何か作ってるみたいだけど、なんだろう?

(―――古の王国は気象や天体の運行を制御し、運命すらも意のままとするための装置を作りました。
女神の湖の小島に、この世界のミニチュアである大きな天球儀を。
その日から、女神が受けるべき信仰と霊力は代わって天球儀に流れ、全てを失った女神は森を去ります。
運命すらも掌握した王国は、それから何百年の繁栄を謳歌したことでしょう。
人工の世界樹をも創り出した王国の人間たちは、繁栄が永遠に続くだろうと思いました。

やがて古くなった天球儀を修復するために、王国は一日の間だけ天球儀の動作を止めます。
そのたった一日の間のことでした。王国に未曾有の災害が訪れたのは。
突然の天変地異で天球儀が地割れに呑み込まれ、追い討ちを掛けるような疫病の蔓延。
繁栄の運命は裏返しとなって、今までの帳尻を合わせるかのように全土を襲います。
すでに活力を失っていた大地は痩せ細り、国土の被害は甚大にして壊滅的。
王国の滅亡を悟った人間は鉄の人形のみを残し、他の国へと散って行きました。
全てを見せ終えると湖は揺れて、水面に映る景色も元に戻っていきます―――)
520雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/01/03(木) 17:37:55.40
ありがとう、エールの森。
昔の思い出を見せてくれて。

自然は優しいだけじゃないもんね。
便利な道具が作られれば、人間は安全に暮らすために道具で自然を切り拓く。
そして、新しい暮らしの中でだんだん物の見方が変わっていって、昔の生き方を忘れちゃう。
私の世界でもノコギリで木を切るようになってから、木の性質を読める人間たちが減っちゃったみたいに。

木の癖に添って割らなくても木が切れるようになったから、木の癖なんて忘れられちゃったんだよ。
だから木で家を立ててもすぐにダメにして、どんどん新しい木を伐るようになって森まで壊しちゃう。

人と自然を繋いだバイは、もう自分の世界に帰っちゃったよね?
この世界はだいじょうぶなのかなー……。

ねえ、エールの森。
いつかこの湖に人間が来たら、もう一度今の景色を見せてあげて欲しいな。
誰かが伝えてあげないと、きっと色んな大切なことも忘れられちゃうと思うから。
521雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/01/03(木) 17:38:57.30
今度はフローラね。
できれば私がイルミンサリヤに戻る前に、ちゃんとアースに戻れるのか見届けたいなあ……。

(湖を眺めていたユピティーは、後ろを振り向くとフローラを見つめます)

湖には充分な霊気があるみたいだから、水面から他の世界へ続く道を開くこともできると思うよ。
フローラ、アースを思い出しながら湖に呼びかけてみて。
522ゴアラ ◆btfLkqkQjddQ :2013/01/23(水) 17:45:02.86
ティンプー砂漠にはもう住めやしない!
俺たちは新しい土地を探して旅に出るぞ!
523雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/01/30(水) 21:13:53.83
ん……どこかから声が聞こえたよーな?
もしかしたら、声じゃなくて誰かの強い想いかも。

南の方かな? それとも東?
そういえば、エールの森の南側ってどうなってるんだろう……。
ちょっと見てみようかな。

(ユピティーはふわりと天高く飛びます。
南を眺めれば、途切れた森の先には薄暗い荒野。
ユピティーは小さな雷の塊を灯りとして、それを遥か南に向かって飛ばします。
雷光は夜を照らして空を駆け抜け、荒野の先に蒼白い砂の大地を浮かび上がらせました)

エールの森のずっと南は砂漠みたいね。
あの向こうにも、誰かが住んでるのかな……?
524雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/04/02(火) 06:46:23.24
(ずっと、時を止めておきたいもするけど、もう帰らなくちゃ……)



フローラ。
この世界と自分の世界を繋げるのって難しいかも知れないから、まず私からやってみるね
湖の精、少しの間だけ、この湖と別の世界と繋げて欲しいな。

(ユピティーが湖面に触れます。
すると、暗い水底がぼんやりと輝き始め、光の中にバイ・ムーダンの姿が映ります。
彼は胡蝶舞う春の庭に坐して、彼と同じような服を着た人たちと話していました。
バイ・ムーダンは座の一人にチォン・チンと呼び掛け、陶磁の器に注いだ温かな茶を勧めています)

あっ、バイだっ。
ずっとどうなったか気になってたけど、やっぱり元の世界に帰れたんだね。
うーん……でもこれ、他のことに気を取られてたら失敗しちゃうみたい。
もっと集中しないと……。
525雷の妖精ユピティー ◆CCN90cUF5o :2013/04/02(火) 06:47:26.30
(ユピティーが目を瞑って故郷の空を心に想い描くと、不意に微風が吹きつけました。
堅く、冷たい風を頬に受けたユピティーは、大きく目を見開きます。
それは長らく故郷を離れていた妖精に、病み疲れて鳴いている故郷の声として感じられました。
湖面の光は揺らぎ、淡い青となって、やがて透き通った空色に染まっていきます。
女神の湖の水面を門として、一時、二つの世界が繋がったのです)

イルミンサリヤ、私の世界……。
早く戻って、世界樹を植えなくちゃ。

(砂漠めいた故郷の景色を目にしたユピティーは、思わず湖面の中に飛び込みそうになります)

小さなローグ、最初は大変かもしれないけど、心配しないで。
私たちは必ず自然に満ちた世界を作り直して見せるからっ!

(呟き、くるりと岸辺に振り向きます)

それじゃフローラ、私は一後先に元の世界へ戻るね。
しっかりと心に元の世界を思い描けば、きっとフローラもアースに戻れるよ。

……じゃあね。
今までありがとう、大きな世界。

(湖に飛び込んだユピティーの姿は次第に薄れ、空色の世界へ溶け込んでいきました)
526ゴアラ ◆btfLkqkQjddQ :2014/03/28(金) 17:53:42.66
ティンプー砂漠を旅立ってからもう一年以上が経つ…
俺たちの桃源郷はどこにあるんだ!?
527名無しちゃん…電波届いた?:2014/04/02(水) 23:35:44.22
保守
528名無しちゃん…電波届いた?:2014/04/03(木) 17:27:53.83
529ゴアラ ◆btfLkqkQjddQ
桃源郷を求めてすでに二年…
ここは違うのか?
あのままティンプー砂漠にいたほうが良かったのか?