ある朝、あなたが目を覚ますと
そこはいつもの自宅ではありませんでした。
草原の中に佇む不思議な建物。
無人になってから長い年月が経ったのか、荒廃しきっていて
壁は崩れ、ほとんど植物と一体になっています。
建物の最奥部にある部屋で、貴方は美しい女を描いた肖像画を見付けます。
まるで生きているように生々しい肖像画は、不意に自分を「夢魔」と名乗り
あなたに語りかけてきます。
「ここに在った国は、一人の少女──きっと魔物ね──によって
現実の歴史を全部奪われてしまった。
奪われてしまった歴史は二度と戻ってこない。
だからこの国には新しい歴史が要る。
貴方の力で、ここに新しい歴史を作り国を蘇らせてほしい」
というネタスレ。
此処に、人が訪れる筈がないわ
貴方は、誰なの…
私か・・・?
私は北の辺境ナルニアの統治者、一条常緑
和の国よりやってきてそしてこの国にて出世した男だよw
>>4 まあ… 公爵さまとは知らず、不躾でしたわ
此処は、貴方さまのお国とは違って、寂しい所でしょう?
このお城だって、瓦礫と一緒
旅の最中に、誰とも出会わなかったんじゃないかしら?
それには、ある理由があるの
ねえ、私の下にある玉座の下を探ってみてもらえないかしら…
白紙の書物がある筈だから
>>5 いや我が国も寂しいものだよ
冬が厳しいんでね
民もまいっているよ
旅の途中で誰とも会わなかった理由?
そんなの簡単じゃないかw
え?
玉座の下?
わかった
真っ白だな・・・
なんだこれは?
7 :
½ ◆tGF6./JOrM :2011/06/26(日) 13:59:45.68
身体なんてのはいつだって境界線そのものよね
>>6 どんなに厳しい冬でも…
人の営みがあるだけ、幸せよ
そう、その真っ白な本…
元々は、この国の偉大な歴史を綴った史書だったの
表紙には、金文字で「───史」と綴られていた、筈だった
国名を言えないのか、ですって?
亡くしてしまったの。この国は。名前も、歴史も、何もかも
ねえ、よかったら貴方この本のタイトルを書いてみない?
そうすれば此処には、名前が戻るわ
>>7 その通りね
私はこの通り、肖像画だから実体を持たないし
だからこそ人の夢を越えて、夢から夢へ渡ることが出来るのだもの
>>8 亡くした・・・?
いったいなにがあったんだ?
私にはなにがなんだか分からないがこの紙の待っている者は私ではない
そんな気がするんだ
だから私がタイトルを書くべきではないだろう
>>10 全ては、あの日を境に変わってしまったわ
小麦のような金髪に、緋色の瞳の少女──きっと彼女は魔物か何かね──に、
奪われてしまったの
奪われた現実の歴史は、通常、二度と戻ってこないわ
だから、この国を蘇らせるには、新しい歴史を「白の史書」に書き込まないといけない
書いたことは全て「新しい現実」となり、動き出すわ
私はこの通り体がないから、ペンを持って史書に書き込みをする訳にはいかないし
協力してくれる人間が必要なのよねえ…
貴方がタイトルを書くべきではないというのなら、きっとそうなのでしょうね
でも…
タイトルでなくても、中身を書くことはできるわ
公爵さま…
お願いできないかしら
勿論、私は助言をするわ。動けないぶん、そうして力になるから
>>11 ふむぅ・・・
なにやら深刻だな
私もあまり賢い方ではない故よく理解できんがそこまで言われれば引き受けよう
中身を綴る人数は多い方がいい
私がその先駆けだ
タイトルは書くべきものが現れた時でいい
さあ綴っていこう!!!
>>12 …ありがとう!
では、貴方にして欲しい事があるの
「北東の山岳地帯」に行ってみて欲しいの
そこには瓦礫と、建物の遺構らしきものが残っているわ
きっと、かつての王国の何かの建物があった場所なのよ
そこを見てきて、何が建っていたのかを想像して、
そして史書に綴ってほしいの
承知した・・・
それでは一度封土に戻るとしよう
そこから兵を率い山岳地帯へ向かう
それでは史書は預かった
次来る時には新たな歴史が刻まれている・・・
楽しみだな・・・w
私が世界一の無責任男だ
>>14 ふふ…
(常緑が部屋を出るや否や、史書は消え失せ
振り返ってみれば玉座の上に移動している)
この史書は此処から出ることができないの
史書に何かを書くときには、ここに戻っていらっしゃいな
それでは、楽しみにしているわね
>>15 あら伯爵、そんな所で何をしていらっしゃるの?
この国が新しく蘇るかもしれないのに
ふわふわ浮かんでいないで、もっと喜ばれてもいいのに
ここは・・・?まるで廃墟ですな
王国があったと聞いて来て見れば、これは無駄足だったのでしょうかねぇ
まあ、少し廻って見ましょうか。誰かおりませんかな?
>>18 ここに、いるわよ
…あらやだ。画が喋っているのに、あなた驚かないのね
よくいらして下さったわ
貴方も此処に在った王国の話を聞いて?
ご覧の通り、此処は廃墟
でも、蘇らせる事は出来るわ
貴方の力で
その玉座の下に有る、「白の史書」に書き綴る事で
もし望むのなら、新たな「王」になる事だって出来るかもね…?
レディース・エンド・ジェントルメン
紳 士 淑 女 の 皆 様 !!
ようこそ、ようこそいらっしゃいました。まか不思議なこの国へ!!
戸惑われましたか? Ja oder nein ? …アハハハハ。
私はウィア・ド・フニ!
肖像画の夢魔によって創られた案内人。ただそれだけの存在にございます。
しからばお聞きになって!! イェス、プリーズ!?
この国の心得。 さすれば!! おお!! 道は開けましょう!!
・「白の史書」は玉座の間から持ち出せません。禁帯出!
なぜって? 持ち出してしまうと他の参加者が歴史を綴れないから……
・「白の史書」に書き込んだ事は全て実現します。
和風、洋風、中華風、はたまたアナタの頭の中のオリジナル。全ては全て思いのまま。
これって楽しい事ですよ? さあ想像して!! 楽しんで!!
>>19 この世界に来てから面妖なことが多いもので、そのくらいでは驚きませんよ
しかし私が王に・・・と申しましたか?
・・・私には主君と仰いだ方がおりました。そしてその方と共に闘い、敗走する途中で私は矢を受け・・・それからの記憶はないのです
気がついたらここに居り、自分が死んでいるのか生きているのかもよく分かりませぬ
もしや他の者たちもここに来ているのかもしれませぬな
こうしていても仕方ありません。では、具体的にどうすれば・・・
>>21 それも道理ですわ
此処は全てを奪われた場所…「生」と「死」の区別もあってないようなもの
貴方が生きていても死んでいても、此処ではどちらでも良いことなのだから
いつから死か、どこまで生か、そんな事、わからないでしょう?
確かに此処になら、貴方のお知り合いもいらっしゃるかもしれないわ
探してみる?
それなら、この国を創るのを手伝ってちょうだい
今は「無」でしかないこの国に命を与えていけば…
できあがった国に、お知り合いも生きているかもしれないわ……
そうね、手始めに東の方をあたってみてくださる?
見晴らしの良い高台があってね、木々も草木も綺麗なのだけれど……
そこに混じって白い壁の残骸があるの
元々は何があったのか、想像して「史書」に綴れば、その通りになるわ
>>21 そうだわ…
貴方、「白の史書」にタイトルをつけてくだらさない?
つまり、この国に名を与えてほしいの
さっき、貴方のように此処へいらした方に頼んだのだけれど
断られてしまったわ
>>22 いつから死か、どこまで生かわからない・・・そうかもしれませんね
もし私が生きていて元の国へ帰れたとしても、二度と復権はかなわず主もいない、罪人となるでしょう
それよりは、こちらに来ているかも知れない者達を探し再び隆盛を築くほうが良いというものです
ではあなたの申される地へ向かうとしましょう。必ずや我が主を探し、国へ迎えたいものです
>>23 国の名前?ふ、私は和歌などろくに詠めなかった者だったというのにこのようなことを聞かれるとは
・・・「オスティア」私がこの世界に来てから町の老人から聞いた神話の中に出てきた国です
美しく広大な国だったが、突然崩壊し、今は伝説の中のものとされている
この名には不思議な縁を感じてならないのです
25 :
ヴァン・サン・菅 ◆UreH6FrsiM :2011/06/26(日) 23:11:36.45
気に入らない物言いだな?イラッ
>>24 生と死って相対的なものでしょう?
ねえ黒髪の御方…
貴方の故郷の国では、生者の領域を「此の岸」、死者の領域を「彼の岸」と呼んで区別するそうね
ねえ、「彼」って何?「此」って何?
私のように、実体がなければ境界にも縛られないモノからすれば
「彼」と「此」の区別はないわ
ただ、ヒトにしてみれば
「彼」の視点からはわからない事も、近くの視点から見ればわかる……
だから近くの事物を「此」と呼んで親しみ、遠くの事物を「彼」と呼んで差別するだけなのだと思う
「此」があるから、「彼」があるのよね?
生と死。是と非。可と不可。善と悪。貴と賤。美と醜。慈愛と憎悪。
世の中に有る対立事項は全て相対的なもの
…ふふ……ごめんなさい
つまらない話だったわね
貴方が何を見、何を想像し、何を書き綴り、この国に何が蘇るのか……ここで楽しみに待っているわ
>>24 …『大
…『大オ
…『大オス
…『大オステ
…『大オスティ
…『大オスティア
…『大オスティア史』
素晴らしいわ…
白の史書に、題名が刻まれた……
名を奪われた国に、名が戻った……
きっと貴方が「オスティア」の名を耳にしたのも、必然だったのよ
たった今この時から、この国は「オスティア王国」として蘇る
神話の中の美しい亡国は、ここに蘇るのね
…ありがとう
ファンタジーか
>>25 うふふ… 私ったら、昔から貴方を怒らせてばっかりね?
仲良くしたいのに、残念
でもね伯爵
今に此処の有様も変わってしまうわ
何もかも
その時、貴方は今のままでいられるかしら?
>>28 ええ、訪れるヒトの想像《ファンタジー》が国を創っていくの
想像したことは全て実現するの
想像が現実になるのよ
いつから想像か。どこまで想像か。
想像と現実の境目は何か。そんなこと、此処では気にしないで頂戴
30 :
ヴァン・サン・菅 ◆UreH6FrsiM :2011/06/27(月) 13:10:37.31
>>26 私と共に闘い散った将兵らは皆散ったのでしょう
ただ自分の主である方の為に・・・
上級官吏たちは皆経を書いておりましたなぁ。死後の世に夢でも求めているかのように。
・・・話が長くなり申した。これにて失礼いたします。
>>27 これが私たちの担ぐ新しい御旗ですな
国を創るも滅ぼすも我らの手にかかっている
今から楽しみでなりません
(道中)
おや?あの竜の描かれた旗は・・・
‘何者だ、今ここを通ることは許さん。’
私は左大・・・(私も未練がましいな。この役職はもう意味はないのだ)
私は旅の者ですよ。この先へ行きたいのですが・・・
‘この辺りには近頃おかしな者が住みついたようでな。何度か兵が送られているが、一人残らず弓矢で射殺された。’
‘死にたくなかったらお前も近寄らん事だ。なあに、もうすぐ我らの騎士団が奴の首を討ってくるであろう。’
弓・・・どこかでひっかかるな・・・
>>30 厭よ、そんなの
貴方の場合、社交の法を先に身に付けて然るべきだと思うわ…
>>31-32 …くすくす
頑張って頂戴な
…やっぱり、男のひとってみんなこういうのが好きなのね
新しい国を創る…Romantischな夢
私に見せて
貴方たちの現実を
貴方たちの、場所を、人を、歴史を、此処に創って
そして、私に頂戴
34 :
精霊 ◆tmol7ggRXk :2011/06/28(火) 00:37:45.79
国が蘇るのですね
35 :
ヴァン・サン・菅 ◆UreH6FrsiM :2011/06/28(火) 08:56:32.30
頼長が道を行くと、そこには一人の男がいた。
陛下、陛下か!頼長でございます、左大臣頼長!
『頼長か?ふふふ、お主もこちらに来ておったのか。全く面妖な所よのう』
陛下がここに居られるということは、やはり軍は崩壊したのですね・・・しかし、この矢は為朝殿が使っていたものでは?
為朝殿もこちらに居られるのですか?
『為朝は先日どこかへ行きおった。余のために新天地を探すと言ってな』
ならばようございます。陛下の新たな城をご用意できますゆえ、私と共に参ってください。(詳しく話をする)
『ではゆるりと参ろうか。この国の役職などは詳しゅうない。許す、お主が全てはからえ』
承知いたしました。
『俗世に居ったころの名はもはやいらぬ。世は今よりアイギス・テルシテスと名乗ろう・・・』
魔道に身を堕とすおつもりで?ふっ、陛下らしいことですね
たまげたなぁ、世界にはまだこんな土地があったのだなぁ
>>34 まぁ、起き出して来たのね………貴方たちは敏感だから
そう。北には『ナルニア』。そして東にも、新たな国が息付こうとしているわ
彼らの力を借りて、まずはこの世界の東西南北に力を与えましょう
それぞれに私から贈り物を差し上げましょう
その後は、一度みんなに此処に集まってもらわないとね
>>35 ね、そうやってすぐ怒るでしょう?
だから苦手なんだってば
アシェント
契約がお望みなら、貴方も国を創るのを手伝って頂戴
そしたら、考えてあげるわ
>>36 あの黒髪の方、迷わず東へ辿り着けたかしら?
彼の言っていた「主」、どんな方かしらね
大勢が自分の命を差し出すのだから、良い方だったのでしょうけれど
一度お逢いしたいわ
それに、彼の創る国を見てみたいわ
>>37 初めまして…
貴方もこの世界へ辿り着いたのね
此処はどうかしら?
まだ何もないでしょう?
もの寂しくはないかしら
欲しいものは? 何があったら素敵だと思う?
この世界は貴方のもの。…いいえ、貴方そのものよ
これから貴方の思う通りの国が出来上がるの
そこの玉座の下の白の史書…『大オスティア史』に書き綴りさえすれば
40 :
とある男:2011/06/28(火) 22:23:22.52
……?
わしは甕に隠れていたのでは…いや、ええと…
確か…甕から引き摺り出されて
確か、わしを罵倒しながら刀を持たせて…
わからない、わしは、わしは誰だ?
>>40 (彼も、どこかの世界で命を落として此処に流れ着いたのね…)
(可哀相に。きっと酷い死に方をしたんだわ。自分が誰なのかも、わかっていない…)
(ちょっと、彼の頭の中にお邪魔しようかしら)
(…へえ、生前は権力者だったのね。才覚に恵まれて、実力で上り詰めて)
(なら、最期はさぞ悔しかったでしょうね)
黒髪の方…
私の声が聞こえるかしら?
ねえ、目を開けて頂戴な
此処には甕なんてないし、今の貴方に傷なんてないわ
ふふ。喋る絵は珍しい?
貴方の精神は正常だから、安心して頂戴
無理に記憶を取り戻そうとしてはだめ。今は、今できることをするの
42 :
とある男:2011/06/29(水) 00:36:39.54
…絵が喋る?
わしは何に隠れていたんだろうか、確か甕だったような、穴倉だったような…
思い出したいような、思い出したくない様ような
ところで貴様に問う
ここは、何処だ?
わしは一体何をすればいい?
>>42 ふふ…
そう、立ち上がる気概があるのね
いいわ
此処は「オスティア王国」…貴方自身と同じような境遇の国だといえばわかりやすいわ
名前も、歴史も、何もかも亡くしていた国
でも、今ここは蘇りつつあるの
流れ着いた方々が、そこの玉座にある「白の史書」に新しい歴史を書き込めば、それは本当になるわ
お願い
貴方には此処から南の森林地帯へ行ってほしいの
森の中に、ひっそりと湖があるのだけれど
そこに石垣の残骸があるのよ
元々は何があったのか、想像して「白の史書」に書いて欲しいの
…勿論、貴方が何を想像し、何を綴り、何を創ろうと構わないわ
オスティアの王権を狙おうとも構わない
…その気があるなら、だけどね?
>>42-43 梟のハウレット「お待ちなさい」
「ようやくヒトの存在が消えた私たちの森に」
「またヒトを送り込む気ですか?」
蟇蛙のアンドレア「ヒトは美しい森を穢し」
「生きとし生ける者を何の意味も無く殺す存在」
「平和で豊かな私たちの森にはふさわしくない」
エルフの紗綾「“樫の木爺さん”はあなたが北と東にヒトを送り込んだことを知っています」
「そこで今度は西或いは私たちの森がある南だろうと考え」
「私たちをかつての“大王国”に向かわせたのです」
三柱「あなたがどんな思惑で各地にヒトを派遣しているのか」
「それはわかりませんが、私たちの森にヒトが足を踏み入れることは赦しません」
「これは“樫の木爺さん”を始めとする私たち森の民の総意です」
>>44 ハウレット… アンドレア… 紗綾…
貴方がたを相手に、ヒトの姿を取る必要はないわね
(夢魔は目を細めた。白い肌には血管が浮き始める。血管は変化し葉脈となる。
衣服は溶解し、葉脈に彩られた肢体が露わになる。
手招く所作をしていた手を返すと、その手は植物の枝葉となる。
はぁっと吐息を漏らして背を反らすと、髪の中から深紅の花がいくつもいくつも現れる。
やがて絵の中には一体の魔花が微笑んでいた)
貴方がたの森にヒトを遣わした時から、貴方がた「三柱の使い」がお出でになるのは分かっていたわ
樫の木翁はこの世界で最も古く、最も力のある存在の一つですものね
貴方がたがヒトを敵視する気持ちはよくわかるわ
でも、ヒトの全てが、貴方がたと共存できない殺戮者ばかりではないわ
例えば、ハウレット、貴方は生きるために鼠を殺すでしょうけれど
梟と鼠はけして不倶戴天の仇敵ではない筈よ
森のために、一つになる事だってできるでしょう?
勿論、ヒトの中には殺しすぎる者もいる
そういうのは例外として、ヒトも木や、草や、花や、鳥や、魚や、獣や、虫や、
その他のありとあらゆる生命と同じく一つの生命なのよ。根源は同じ。何の差別もないわ
「ヒト」と「ヒト以外」を区別するのは、むしろヒトの中でも傲慢な部類の種族が抱く認識じゃなくって?
私、貴方がたに、私が遣わしたヒトと会ってみる事をおすすめするわ
全ての判断は、彼を見定めた後でも遅くはないんじゃなくて?
「もうじきあの絵の申していた場所へ到着いたします陛下。もう少々お待ちを。」
大義である。為朝も余が国を立ち上げたと知ればすぐにでも参るであろう。
余もまだ完全にはこちらの世界で動けんようだしな。
「と、申しますと?」
今、余の精神と肉体を支えておるはこれよ・・・(紙の束を取り出す)
「それは写経・・・ですか?」
頼長は先に逝きよったから分からぬか。これは余が流罪となりし先で書いた五部大乗経よ。
余は大乱を招いたことを謝し、せめて来世では安寧をと願ってな。余の血で書き記した。
…それをあの男は突っかえしてきよった!!其ればかりか、一部を破り捨ててな!
そして余は大魔縁となることを祈り、死した。
余はこの経典に宿りし力でこの世に居る。完全に蘇るにはもうしばらくかかろうな。
ゆるりと待つとしよう、余の国が興るまで、な。
>>45 梟のハウレット「かつてヒトがあの森に何をしましたか?」
「木々は切り倒され草花は焼かれ」
「森の中心にあった“女神の湖”は」
「ヒトが“あれ”を造ったために汚染されました」
蟇蛙のアンドレア「おいたわしや女神様は森に姿を見せなくなられた」
「ヒトが消えて森が徐々に再生していっても」
「未だに女神様はお戻りになられぬ」
エルフの紗綾「確かに“あれ”は美しいものでしたわ」
「でもヒトや私のような亜人種にとっては美の象徴でも」
「ハウレットやアンドレアたちのようなヒト科ではない生き物にとっては」
「それは破壊の象徴でしかなかったのです」
梟のハウレット「私たちはみな光と水と森に生かされています」
「誰もがその恵みに感謝し己の生命を全うし次の生命を育むのです」
蟇蛙のアンドレア「エルフ、ドワーフ、ホビット、コロポックルなどの亜人種はもちろん」
「乱暴者のオークやイエレン、ゴブリンでさえそのことを理解している」
「それなのにヒトだけは自分たちが自然を支配しているなどと考え」
「かつて私たちの森にしたような恐ろしい蛮行を行う」
エルフの紗綾「女神様がお戻りになられない原因を作ったヒトを」
「“樫の木爺さん”も私たち森の民も赦せません」
「ですが」
「あなたの言うようにヒト全てを排除するのは間違っているかもしれません」
梟のハウレット「
>>42が私たちの森に足を踏み入れる資格があるのか」
「確かめさせてもらいましょう」
>>38 では私をオスティア王と認め力を与えるのだ
おや…こんな処まで来てしまったか。
どう、どう。止まれ。
貘や、今日こそは美味い夢を喰らわせてやるからな。
たまげたなぁ、絵がしゃべっとるじゃないか
「陛下、こちらです。あれがあなた様が新たに国を興される城です」
くっくっくっ、ここが余の城とな?我が目に映るは瓦礫と甍のみぞ。
「こちらの史書に書き綴れば、陛下の思い通りの国が出来上がることでしょう。執筆は私めにお任せを。」
(白紙のページを開く)
王国は、歓喜に沸きあがっていた。魔縁を名乗るアイギス・テルシテスが周辺の国々を全て下し、統一王朝を樹立した。
王国の首都・オスティリアでは、王の国民に向けた宣言が出されようとしていた。
城壁に立ち、城下に溢れるほどの人々を前に、王は語り始めた・・・
頼長よ、この兵らはどうした?
「皆陛下の元で戦い、散った者たちです。ささ、お早く。皆が王のお言葉を待っておりますぞ。」
(城壁に進み出る)
諸君、今日ここにわが王国の体制は盤石なものとなった。
数多くありし国々は全てここに統一され、蛮族はなりを潜めた。
王国よ永遠たれ。
(歓声が上がる)
「つきましては、平民の皆様より大臣を募集したく存じます。法・軍事・政・・・
己の得意とすることがある方は、王宮までお越しください。陛下より相当の大臣職が与えられるでしょう。」
(王国が大臣職を募集しました)
>>47 ヒトは、何も識らないのよ…。彼らが知識を光に喩えることを知ってる?
ほんとうは「知識」を増やす度に、物が見えなくなっているのにね
ヒトは自分たちの作った道具を過信しすぎるわ
例えば言葉
あるヒトの王がこう言ったらしいわ…「文章は経国の大業、不朽の盛事」って
でも、言葉で物事の本質を表すことはできないわ。言葉は「規定」するだけ
言葉なんてあるから、ヒトは物が見えなくなったとも考えられるわ
でも、そんな言葉も貴方がたの役に立つかもしれない
ヒトが森に及ぼした災いは、ヒトの手で取り去れるかもしれない
私が遣わしたヒトが、「白の史書」に「女神の湖の周辺に、人はけして開発の手を及ぼさなかった」と
書いたとしたら、どう?
あるいは、貴方がたの森はあるべき姿を取り戻すかもしれないわ
彼が何を望むのか。森を救う事を望むか、それとも自分の国を創ることを望むか
それを見定めるといいわ
もし彼が姿を現さなければ、代わりのヒトを遣わすまでだけれどね……
>>48 貴方、勘違いしてるわ
私のこと、力を与えてくれる便利屋か何かだと思っていたの?
Christentum《キリスト教》とかいう、ヒトの壮大な空想の中には
そういう悪魔もいるらしいけれど……
私は逆に貴方がたから生気を奪うことしか出来ないわ
あとは、助言を与えるぐらい
王権が欲しいなら、「史書」を使って自分の国を創るべきね
それを維持できるかは、貴方の才覚次第だけど
>>49 (肖像画の夢魔は、現世ではキャンバスの障壁に阻まれて画の外に出る事はできない)
(しかし、人々の夢や精神の海を渡ることはできた)
あら… お仲間?
貴方も「夢渡り」ができるのね
どう? その獏に食べさせる、美味しい吉夢は見つかったかしら
その様子じゃ、まだみたいね
ねえ、同族のよしみよ。沢山の夢がある場所を教えてあげる
オスティア王国っていうのよ
来たい?
だったら、私に着いてきて
>>50 ふふ…初めまして。珍しいからって、キャンバスに触っちゃだめよ
貴方はどうやって漂着したの?
此処にはいろんな人がいろんなきっかけで流れ着くわ
戦争で命を落とした人もいれば、ただベッドで夢を見ているだけの人もいる
あまりに想像力が豊かで、楽しく妄想しているうちに
此処に着いてしまった人もいるわ
私はそういう人に、この世界を創り直すのを手伝ってもらっているのよ
貴方も手伝ってくれない?
>>51 すぅ…
(オスティアは今だ虚無の世界。肖像画にとっては、夢も現も虚無の海。一片の区別もない)
(虚無でなくなる日を待ち望みながら、肖像画は起臥を繰り返す)
んっ…ふう……
あら、戻ったのね。頼長さん。そちらが、貴方の御主人かしら
お待ちしておりましたわ。本当に、楽しみで仕方ありませんでしたわ
貴方がどんな歴史を作るのか。ずっとずっと想像していたのですもの
大オスティア史は始まったばかり。貴方の夢を、ぜんぶ私に見せて下さいな
そう…「統一王朝の樹立」それがオスティアの歴史のプロローグですのね?
では… 私はこれから貴方を「陛下」とお呼びいたしますわ。アイギス・テルシテス陛下…
そして、お祝いを申し上げますわ
陛下とこの国がとこしえに続きますように
それでは、政治は陛下にお任せするとして……
私は開拓者の皆さんへのお手伝い、頑張らなきゃ
>>51 オスティアの王になられた陛下には幾つか、贈り物があるの
(夢魔が手で玉座を示すと、幾つかの品が現れる)
【ロマンスティアラ】
特別な席で身に着けられる、華奢な装飾のついた頭飾り。
普段は屈強な騎士ですら、これを被ると一転して
幻想的な雰囲気を纏う。
【ドリームシュラウド】
魔界由来の品。目に見えて、身に着けることもできるのに
なぜか意識して触れることはできず、
色や形をはっきりと確認することもできない不思議な胴衣。
【宵闇の飾り紐】
いつの間にか全身に装飾的に巻き付いている
不思議な黒いリボン。
ドリームシュラウドと同様に魔界由来の品で、身に着けると夢魔に一歩近づくことが出来る。
【月長石のブレスレット】
月の光を放つ宝石を嵌め込んだ腕輪。
幻想的な光が持つ者にやすらぎを与える。
このように、ある程度世界に馴染まれた方には、私からのプレゼントを考えてあるわ……
>>53 貴様ァーッ!謀りおったな!
私は奇兵隊の指揮官ヴァン・サン・菅であるぞ
オスティア王にふさわしいのは私だ、私しかいない!
>>53 やあ、夢魔さん、お噂はかねがね。
はは、貘に喰わせる具合のよい夢を物色していたら、こんな処まで来てしまいましてね。
OK、ご一緒しましょう。
これなるは貘のエストラド。大きな図体をしておりますが、まだ子供です。
よければお覚えおき下さいな。
>>55 頼長よ、これがお主の申していた絵か?本当に言葉を発しておるな
「はい陛下、こちらが我らに国を下さったお方です。」
ふふふ・・・肖像よ、お主の働きには感謝する。余のための道を開いたこと・・・全てを奪われた我々の新政権に期待せよ。
これからも我が王国を支えてもらいたい。
「肖像画殿はまだやらねばならぬことがおありのようですね。政治は私が陛下を支えますゆえご安心ください。」
【オスティア首都周辺(簡易・暫定ver)】
\ ●
\ パリエース島
ウンダンス平原 \ カプトゥラム海
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
首都・オスティリア
■
第二の首都・ビオレゲンス
■
>>56 くっくっく・・・良いのか?余にこのようなものを与えて?
余は魔縁、己が力を過信しいつ暴政を布いてもおかしくないと言うのに・・・
だがこれはお主が余を信じたということ、その証として有難く受け取ろう。
これと余の書いた五部大乗経を合わせれば最大の魔力を発揮しよう。
もはや神の域に達するも泡沫の夢ではない・・・か。
【五部大乗経】
王が来世での安息を願い書き記した五編の経典。都へ送るがそれを拒絶、破り捨てられ送り返された。
王はそれを大いに怒り、そして嘆き悲しみ、自らの血で呪詛の言を書き魔道へ身を落とした。
この経典は並みの者でも感じるほどの妖気を常に発し、この世界で王の身体と精神を成立させる上で最も重要な役割をしている。
現在は王宮の地下に納められている。
【オスティア首都周辺(完全ver)】
| \ ●
| ▲ \ パリエース島 (対岸は他国)
|異 ルナーティカ山 ウンダンス平原 \ カプトゥラム海
|民 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|族 × ■
|と アエトスフラーギス 首都・オスティリア エーミッタム港(漁業の中心地)
|の (対異民族用砦) ■ スワン・フヴィート(港町)
__|国 ■ 東方へ→
境
第二の首都・ビオレゲンス
■
今は戦により乱れている国内をまとめる時であるぞ。治安の悪化も問題であるな。
首都・オスティリアも例外ではない。万民のため治安維持を徹底する必要があるな。
「それでしたら、町の中心部に総督府を設置してはいかかでしょう。誰か一人を総督に任じ、警備にあたらせましょう。
平民の中から選出するのも良いかもしれませんね。」
信のおける者を探せ。身分は問わぬ、早急に人材を手配するように。
>>62 アイギスゥーッ!
オスティア王は私だ!私しかいないのだ!
>>52 梟のハウレット「“白の史書”ですって?」
「あれは時間や空間をも超越し」
「記したことが事実となる“悪魔の書”です」
蟇蛙のアンドレア「やはり“樫の木爺さん”が“悪戯娘”と評しただけのことはある」
「だが“悪魔の書”を使って過去を消し去ったとして」
「そんなものに手を出した私たちの前に女神様はお戻りになられるのだろうか」
「“悪戯娘”さん」
「女神様がお戻りになられるという確約がほしい」
エルフの紗綾「ヒトならぬ私たち森の民は“白の史書”に歴史を書き記すことはできません」
「私たちは女神様をお慰めするためにも忌み嫌うヒトに頼らざるを得ないのです」
「女神様を慕い森を愛するヒト」
「この世界にそんなヒトは存在するのでしょうか」
>>63 ほう・・・少しはできる者のようだ。
総督府を任せるからには失敗は許されんぞ。
お主は民との関係を良好に保ちつつ、治安の維持に努めよ。何かあればすぐ王宮へ通達するように。
働きによっては褒美も約束する。励め。
>>64 くっくっく、余の前に立つか。王の座が欲しくば、自ら国を興してはどうか?
なにもオスティアの王の座に固執する必要はあるまい。
あの絵より書を貰い、思うがままの国を創ってはどうか?
余の立ち上げた舞台のもとで舞うのはお主としても快くは思うまい。
>>66 貴様ァーッ!どの口で!
私はヴァン・サン・菅だ、オスティア王だァーッ!
>>57 ねえ、伯爵。強がる必要はないのよ。恐怖心は貴方が人間である証拠だわ。恥ずかしがる事じゃない
貴方は怖いのよ。「白の史書」を使うのが。己の想像を具現化できる、悪魔の所行に手を染めるのが
そうでなければ、貴方は今頃この国の偉大なる王だったわ
国の名を決めたのも、世界を創ったのも、アイギスではなく貴方だった筈よ
でも貴方は躊躇した
どうしてもペンを持つ事ができなかった
その先の未来が恐ろしかったから
大きな声を出しても、心は生まれたばかりのヒナ鳥なのね
そうやって叫んで小心を悟られまいとしている
……違うかしら?
>>58 待って。「お噂はかねがね」と言ったわね?
私の事、誰に聞いたのかしら……興味ぶかいわ
良かったら教えてくれない?
厭だったらいいわ
でも、私の事を識っている者なんて限られている
いずれは判る事だけれどね
さあ、此処がオスティアの入り口
ここからは、貴方は自由よ
誰と話そうとも、何をしようとも
私に逢いたければ……
いいえ、言わずとも貴方は辿り着くでしょう。その時まで、待っているわ
>>59-61 恐れ入りますわ、陛下。そして感服致しましたわ
瞬く間に此処オスティリアの周辺に、有形の世界をお創りになってしまわれたのですもの
早速どこかを見てきてもいいかしら?
…東…スワン・フヴィート…活気のある港町が見えるわ
他国との交易が盛んな所なのね。珍しい物がいっぱい! 若い人は、流行の最先端をいくコーディネートで
身を装っているわ
【ダイヤモンドチャーム】
ダイヤモンドが嵌め込まれたアクセサリ。宝石の魔力が持つ者に「縛られない意志」を与える
【クリスタルチャーム】
クリスタルが嵌め込まれたアクセサリ。宝石の魔力が持つ者に「安らぎ」を与える
【ペリドットチャーム】
ペリドットが嵌め込まれたアクセサリ。宝石の魔力が持つ者の「神経を静める」
【エメラルドチャーム】
エメラルドが嵌め込まれたアクセサリ。宝石の魔力が持つ者に「惑わされない眼差し」を与える
【サファイヤチャーム】
サファイヤが嵌め込まれたアクセサリ。宝石の魔力が持つ者を「魔の力から守る」
【シェルイヤリング】
浜辺の貝殻で作った耳飾り。簡素だが美しい。女性へのプレゼントにも
後はそうね……この町にはね、「ずっと昔から」“人魚伝説”が伝わっているようなの
遠い昔、人間の男に恋をした人魚が苦難を乗り越えた末にその男性と結ばれた、というお話
伝説はいつの時代にも、多くの詩人によって詠われて
多くの恋人達の胸を焦がしてきたわ
伝説の発祥は、カプトゥラム海に棲む人魚
美しい歌声で船乗りを惑わし、激流を起こして死の抱擁を与える……
そんな恐ろしい面もあるけど、やっぱり人間は人魚が好きなのね
人魚の伝説は、町全体に根付いているみたい。町一番のレストランの名前は「人魚の涙」っていうらしいし
此処ではエーミッタム港で水揚げされた新鮮な魚介類や、「人魚の涙」っていうデザート、
それに人魚の形のボトルに詰められた醸造酒が楽しめるようね……
ふぅ…今日はこれくらい
言い間違い(打ち間違い)よ…
デザートの名前は「人魚のくちづけ」って言おうとしたの
>>65 あら、失礼しちゃうわ。「白の史書」は私が丹精こめた魔力を与えたものよ?
目の前でそんなに悪く言われたら、悲しくなっちゃうわ。……しくしく
…え、嘘泣きはやめろって? わかったわよぅ
真面目に言って、「白の史書」を使っても女神様が戻られるかは、私にはわからないわ
史書をお気に召すかは彼女にしかわからないもの
個人的には、そんなに嫌わないで欲しいのだけれど……
だって、時間も空間も法則も、私みたいな夢魔には無縁なものでしょう?
それを否定されたら、私自身を否定されたみたいだしぃ……
でも、これだけは言えるわ。紗綾の言うようなヒトは確かに存在するわ
私、別世界で逢ったことがあるもの。そういうヒト
そのヒトは、その世界で最も古く最も強大な国の君主だった……まだ子供同然の若い方だったけど。
木や、草花や、風や水、そして神々……そうした自然と語らう力を持っていたし
自然に対する崇敬の念を誰よりも強く持っていたわ
性質は驚くほど純粋でね…ヒトの中にいるより自然の中にいるほうがイキイキとしていられる、
という風に見えたわ
何より印象的だったのは、稀に見る「大聖夢」を見るヒトだったという事ね
私達の世界では、吉夢はとても大切なものだもの
あんなに良い夢を見るヒトは珍しかったわ
…そのヒトは今どうしてるかって?
彼の臣下だった者達に排斥されてしまったそうよ
不気味だったのでしょうね?
ヒトの世界の外側に半身を浸した者は、通常のヒトからすれば「異常」でしかないわ
そんなものを主には戴きたくなかったのでしょうね
でも、この世界には別世界で死んだ者達が引き寄せられている……
あるいは、彼のようなヒトも流れ着くかも……
72 :
王の従者スペード:2011/07/04(月) 03:22:02.49
>>66 陛下、スワン・フヴィートから献上品が届いておりますぞ!
【アクアヴィット】
スワン・フヴィート名産の蒸留酒。独特な芳香を放つ透明の液体が、人魚を象ったボトルに詰められ
キラキラ輝いている
_/ _____
_, ‐ニ/-‐  ̄  ̄ ̄゛ …─- _
//ブ´  ̄ ニ-、
/ , -'´ _,. -─ッ──-- 、 \
/ / ニヘ二 -一' ̄ \ \
/ / ノイ二ニ-'´ \\
| |r一¬ ∠ン/∧ \\
j/ | __ 二∠-一¬ | ト、 ヽ
} l / ̄ _( | | ∧ ト、
/ ヽ∠ --─< ヽー=二_ヽ | | l/ ∧∨\
/ ノ / / \ 〈ハ l| | / ハl ヽ
;′ ヘ | l ` ーニ _ \ / | | / / / / 〉 / ハ
i ─ l |  ̄7千=7 /| / / / Vイ / / ∧
l -‐ l / { / / / // / / / ソ | / l
「| -─ 、 _, ヘ ハ / /_// ! / i '/ \ |
r!|_厶--─ベ´ 人 /| / /イ二二-‐' | l ル' ∨ |
厂V | }r‐' ∨ '/ / lV く | l/ | l |
. | `ヘ、__,. -ヘ、 ∨ // l|/ }/ | / /
` ーくl]Vr=く7┐ ヽ ∨ / / / ! | /
}コ ハ ヽ二ヽ ∨ 〃/ |/
. \ | [{ | lヽ r->、 \ //く |
〉| ⊥ 」 ∨/ >、 `く / }
∧| |_ ヽ二ヽく ∠\ ヽ /
| ミーj‐ ´ _ V!トくハー'ンヘ ∨
`T⌒}'_ ヘkソハ川 ∨ ∧ 〉 /!
. / ∧」〉 ィイ イリ / _>'´ ∠彡′
| |ヽ\{、,j l /∠ ‐' _ ‐<-<
| ヽミ>‐' ̄ _ -≦二ー- \
. ! | `T⌒>ァ'  ̄ ̄`
l |  ̄ ̄
! |
l |
_」 ト、__
<ニ、 、 r一'
ヽ ト、ヽ\
| | ヽ >┘
. └
【カプトゥラム海の人魚】
>>68 う、うるさい!うるさいうるさいうるさい!
このヴァン・サン・菅をなめるなァーッ!
この売女め、史書を寄越せェーッ!
オスティア王は私だ!私なのだァーッ!
>>67>>74 心を静めるがよい。そもそもお主がそこまでオスティア王の座に執着するのはなぜだ。
王となり何を欲する?金か?女か?はたまた名誉だろうか?
くっくっく・・・いずれも泡沫の物にすぎん。死すれば全ては無だ。
それに、その程度ならどこの王になろうとも不自由することはないぞ。
なんなら余が好きなだけ与えることもできるが。
>>69>>73 頼長「かの地は漁業を中心とした文化が発達しておりまして、ご覧の通り各地からの名産品も数多く売り買いされております。
名品や海の珍味を求めて平民から富豪まで多くの人々が訪れております。首都オスティリアからもそう離れていませんしね。
・・・その中でも人魚の民話は私も以前、陛下が国を興される前に子供たちと一緒に聞きました。
街の中心部には人魚をかたどった大きな石像まであるそうで。もう街のシンボルですな。まったく、我らも暇ができたら行ってみたいものです。」
>>72 ふふふ、あの知事もなかなか粋なことをするものだな。
まあ、あの街をあれだけ発展させられたのは気前の良さと若さからだろうか。
しかしなんとも美しい酒である。それに気高い香りを持ち合わせておるな。
一人で味わうのは勿体ない。従者らを集めよ。たまには少しずつ振舞ってやるとしよう。
もちろんお主にも、な。
>>75 今の職務は治安維持のみだが、余は近いうちに終戦記念及び王国繁栄を願った祭典を開こうと思う。ここオスティリアでな。
その席には周辺諸国の高官や王族らを招くつもりでいるゆえお主は彼らの警護にもあたってもらうことになるだろう。
今のうちに経験を積み、余が安心できるようにするのだ。では行け。
(王が近日祭典を開く模様)
>>76 黙れアイギスッ!
私は王となるべくして生まれた貴族なのだッ!
オスティア王ヴァン・サン・菅が命ずッ!
アイギス自決せよッ!
>>78 まあまあ一杯飲むがよい。毒は入っとらんよ。
なかなか高い酒でな、客でも来ん限りめったに持ち出さんのだよ。
王は殺生を好まぬ。余は元いた世界で大乱を招いてしまった。
そのことを恥じておる。まだ恨んでおる奴はいるがな。
>>79 (出された杯の中身をアイギスにぶちまける)
黙らっしゃいアイギス!
貴様は今オスティア王の御前にいるのだッ!
分をわきまえたまえッ!
,. -────- 、 __ i´/ ミ < __
∠r、 彡 ヽ i /\ l l ミ ヽ /__ ヽ
∠ヽ》>´ ̄`、 / ヽ l l 弋 i) ノ l ミ \ ヽ {ん 、ヽ l
∠∨ , -Y ( ノノ 彡》`<ノ ミ \ ヽ ゞ、 { ノ r= 、
/ヽ / t.〈}`ヽ. r'´ { /ノ ヽ ミ \ ヽ { 〉 l _l l l `ヽ
| ヽ_ゝ- " |l / l y ノ } l l l ヽ 〉 l'´/ ヽl l ミ ヽ
| ヽ| i i |ノノ,}y /ヽ| l / l l JJ /'´l l | ミ ヽ
|={ , ヘ ,ノミミ.} 〉r |人_ノ, l ^ ^ l i y' l ミ ヽ
/>ニ二\ \ ノ l ヽ | /⌒,/| / ̄l | l l ミ ヽ
/((( `ーヾ ヽ ノ∠、ヽ/ | ヽ. , ┴、__| / l ヽ
/ `ー' | /\ /(_//)/ | /´ ̄ ヽ | / l J
/ ヽ_ ノ i l/ く ヽ _ ゝ / `ヽ ヽ _ / ノ
/ l l `ー' / | >、 `ヽ _ /
`ーr‐ 、 l | ヽ_ ノ / / / l /
/ / ` r、 | , '´ / / ,ノ `ヽ /
/ 〈 ノ 〈ヽ._| , '´ / , ' ( |`ヽ`ー' /
ノ / / / | ー── '´ ∠ -─' l >ヽ/
⊂ -‐ ' (__ノ `ヽ=く 〃{ ノ ノ
`'´ (/
./⌒丶、 , イ
(丶 `丶. __ __ .. , .イ ソ
ミ . `丶、 ヽ、 , ´ ,.-〜へヽ / 彡
ミ `丶、 ヽ、 \ /ヽヽヾ〈 __ ハ V 彡
乂ヽ ヽヽ ヽー\il i il ハ ! } ノ ,ィオ f-;〈 ソ
( \ヽヽ ヾ ヽ ヽヽ V il 〉 ハ { __ i ツ
( \ ヽヽ ヽ ヽヽ V// //ソ ` ´ } シ
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ノ! |/ ヽ. リ ,'
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【天使達の集会】
これより市街地の警備を始める
不審な奴は声を掛けておけ
この都市の治安は俺たちの手にかかっているぞ!
>>80 周りが見えておらんのはお主ではないか?
この男を不敬罪として地下牢に放り込め。
それとも・・・これからの余の宴に参加するか?
なぁに、鴻門の会のようなまねはせん。
>>71 梟のハウレット「そうですか」
「やはり確約は難しいようですね」
「確約も無く手を出すには」
「“白の史書”は私たち森の民にとってあまりにも危険すぎます」
蟇蛙のアンドレア「“白の史書”に手を出しても女神様がお戻りになられる保証はない」
「かといって現状のままでは湖に女神様がお戻りになられることは永遠にないだろう」
「まったく」
「ヒトはとんでもないことをしてくれたものだ」
エルフの紗綾「私はあなたが逢ったヒトに興味がありますわ」
「そのヒトのことを詳しく教えてくださいませんか?」
「本当にそのようなヒトがいるのなら」
「あるいは“樫の木爺さん”も“白の史書”に触れることをお許しくださるかもしれません」
>>74>>76>>79-80>>81>>85 ヴァン・サン… 無鉄砲に飛び出して行ってしまって…
私を待っていてくれれば、すぐに史書に綴らせてあげたのに
牢屋は寒いでしょうね?
…ねえ、ウィア・ド・フニ?(
>>20参照)
ウィア・ド・フニ「…ララララ…♪ おぉぅ。…イェス、マム?」
お願いがあるの。地下牢にいるヴァン・サンにこれを届けてあげて
ウィア・ド・フニ「仰せのままに、ミストレス。私には見えます、紙とペン」
「しかし此れからは何の力も感じられない」
ええ、それは紛れもなくただの紙とペンよ
「白の史書」は此処から外へは持ち出せない
だから地下牢のヴァン・サンに史書を渡す事はできないわ
でも私、彼に世界を創らせてあげたいの
だって可愛いじゃない。彼。どんな世界を創るのか興味があるわ
だから、貴方この紙とペンを渡して、「史書」に書きたい事を書いてもらってきて
頼んだわよ
【地下牢】
ボンソワ
ウィア・ド・フニ「今晩は! ヴァン・サン・菅伯爵!」
「今日の貴方の運勢は、憂き目に遭ってまさしく凶!」
「しかしミストレスは仰った、『貴方に世界を創って欲しい』…」
「ここにあるのはただの紙とペン、しかし貴方が書きさえすれば!!」
「わたくしが代筆致しましょう……」
>>85 祭典、楽しそうじゃない
きっと沢山の人が集まるのでしょうね?
陛下にとっても私にとっても、興味深い出会いがありますように!
くふふ…
生前大乱を招いた事を恥じてるだなんて、大魔縁を名乗られる方にしては潔癖ですのね?
てっきり、引き起こした戦火の小ささと流した血の少なさに後悔されているのかと思ったわ
でも、何となく陛下の事がわかりましたわ
陛下が大魔縁を名乗られるのは、ご自分の道が閉ざされた事への反駁ですのね
すなわち、為政と、為政によって人を生かすこと
ゆえに「史書」を手に入れても暴政や殺生に走らない……
だからこそ、多くの部下が貴方に命を捧げたのでしょうね
部下といえば、頼長さんが「タメトモ」殿がどうとか言っていたわ
陛下の忠実な部下の一人かしら
どんな方なのでしょう
ネーミングセンスが楽しい
>>86 紗綾、私もそう思うわ。ハウレットとアンドレアも聴いて頂戴。問題は「白の史書」自体じゃなくて
「誰が」「どういう思いで」使うかという事だと思うの
私の逢ったヒトはね…
いいえ、長い話になるから、彼の生まれた背景から話しましょう
彼の祖先は、草原に生きる民だったの。天を父とし、大地を母とし、あらゆるものに宿る精霊を崇敬しながら
過酷な大地に生きる民…
ある時、そこに一人のヒトが現れた。多くのヒトが彼に従ったわ。争いに次ぐ争い…
そして彼は広大な土地に住むヒトビトを一つに纏めた。そして「コウテイ」…ヒトの中の王を名乗ったの
私の逢ったヒトは、彼から数えて十八世の末裔になるわ
既に国の在り方は草原に暮らしていた頃とは大きく変わっていた。装飾を凝らした宮殿に住み、
装飾を凝らした衣服を着て、居を定めた「チュウカ」の思想に染まってね
でも、私の逢ったヒトは先祖から自然への崇敬と感受性を受け継いでいたようなの
ヒトが自然を損ねる事が、何を意味するかも分かっていたし
「コウテイ」になってからは分を守りながら、神とも折衝しながら国を治めていたわ
だからね…
彼の頃には、もう彼の国は寿命が訪れていたのだけど
彼が統治している間は、神々や精霊も国を滅ぼす事をしないでいたの
彼と逢った時、色々な話を聞いたわ。幼い頃から常に一緒にいた精霊達の事とか、
「祭祀」の意味だとか、繰り返す白昼夢とか、夜の夢の中でさらに夢を見て、終わらない夢の螺旋の中を
旅した事とか、ヒトでもなく神でもない疎外感と孤独みたいな愚痴とか……
多分彼なら「樫の木爺さん」の気に入ると思うし、
森のみんなと仲良くなれると思うのよね
あーあ、彼、こっちに来ないかしらねえ
彼みたいなタイプこそ、流れ着いてきそうなのに
>>89 ふふ… いらっしゃい
貴方もオスティアに流れ着いたのね?
この世界を気に入ってもらえて嬉しいわ
疲れたでしょう?
此処には流れ着いてきて、住み着く人がたくさんいるのよ
あなたもゆっくり休んでいって
そして、暮らしてみない?
まだこの世界は出来たばかり
まだまだ虚無の領域がたくさんあるの
一人でも多くの人に、「白の史書」を使って世界を蘇らせて欲しいのよ
>>90 梟のハウレット「別世界の住人とはいえ」
「そのようなヒトが存在するのですか」
蟇蛙のアンドレア「にわかには信じられんことだ」
「私たちの知る粗暴で傲慢なヒトとは違いすぎる」
エルフの紗綾「そのようなヒトであれば」
「そのような生き物であればきっと私たちの森を傷つけることはないでしょう」
梟のハウレット「“樫の木爺さん”でさえ不完全にしか行えない神々との交信」
「それを完璧に行える者がまさかヒトの中に存在したなんて」
「ふふ」
「少し妬ましく」
「そしてとても羨ましく感じますね」
蟇蛙のアンドレア「だがその者が本当にヒトならば」
「破壊者であるヒトとしての業も背負っているはず」
「それまで聖人のようであったヒトが突然暴君に豹変することも多いと聞く」
「“白の史書”を手にした途端に本性が現れるようなことは御免だ」
エルフの紗綾「私たち森の民は自然を支配しようとするヒトしか見たことがないのです」
「だから夢魔さんにお願いがあります」
「そのヒトのような清い心を持つ者がこの世界に流れ着いたら」
「あなたのチカラで“樫の木爺さん”に知らせてほしいのです」
「きっと“樫の木爺さん”はすぐに私たち三柱をここに向かわせることでしょう」
梟のハウレット「今日はこれで失礼させてもらいます」
蟇蛙のアンドレア「私たちは今後のことも含めて“樫の木爺さん”に報告しなくてはいけないんでね」
エルフの紗綾「先ほどのお願い」
「どうか善処していただけると嬉しいですわ」
>>85 (地下牢にて)
おのれアイギスめッ!
オスティア王たる私を薄汚い地下牢などに放り込むとはッ!
許さん、絶対に許さんぞアイギスゥーッ!
>>87 貴様は売女の眷属か?
ではこう書き記せ
「偽王アイギスが開催した宴で失火が起こり、王都オスティリアで大火が発生」
「その隙に囚われの王ヴァン・サン・菅は地下牢を脱出しカプトゥラム海のミンス島に逃れ国を興した」
となァーッ!
>>88 国を上げて華やかな祭典にしたいものだ。これは国の威信もかかっておる。
各国の王国貴族から平民らまで皆が楽しめる物が良いな。
楽しみに待つがよいぞ。
悔いておらねば写経などせんわ。余が死を願うは元いた国、余を排したあの国よ。
オスティアの民たちには何の罪もない。よは退位などしていなければきっと今のような政治を行えたであろう。
史書を余に渡したことは感謝している。それなのに殺生や圧政を敷けばお主も良い気はすまい?
為朝・・・か。あの男も父親である為義ら郎党と余のもとに馳せ参じてきた者だ。
頼長「為朝殿の働きは私も拝見しましたよ。あれほどの弓の使い手は未だかつて見たことがありません。
敵軍を威圧するには十分な名将でありました。」
武と忠誠は高く買うてやるに値する男だ。あれっきりどこへ行ったものか。
>>93 従者「ヴァン・サン・菅めは御指示の通り閉じ込めておきました。」
あのまま頭を冷やさせておけ。奴の振る舞いは宇佐八幡で騒ぎよった古の道鏡を思い出すな。
人間欲を出し過ぎてはいかんと話をされたものだ。
さて、宴に向かうとするか。臣らも待ちわびておるだろうからな。
>>92 安心して頂戴。貴方がたの願い、確かに聞き届けたわ
私が合図をしたら、「樫の木爺さん」はすぐに分かる筈よ
貴方がたも覚えていて
“変化の兆しは蝶々”だって
ヒトの世界では、多くの者が幸福を追いもとめて狂奔しているわ
手に持っている、あるいは頭に載せている帽子に気付かずに
四方八方に目を走らせているかのように
でも、あらゆるものから自由になったヒトの心はとても平安なの
それは自然と全く区別がないわ
そういうヒトが、自然とヒトとを再び結びつけるのかもしれないわね
…わかった
今日はありがとう。お礼を言うのは何かもしれないけれど、とても楽しかったわ
久しぶりに貴方がたとお話できて
それじゃあ、また貴方がたの顔を見られる時を
その時訪れる変化も含めて
楽しみにしているわ……
「樫の木爺さん」にも、よろしくね?
>>93 ウィア・ド・フニ「成るほど確かに承りました!」
「積み上げられてゆく皿のように、一切はあるべき流れへと向かっております」
「しからば! 伯爵の願いも叶えられる事でしょう!」
「わたくし確かに、書き綴らせて頂きます!!」
「それでは、『史書』の指す日まで。Auf wiedersehen《ご機嫌良う》!!」
【玉座の間】
お帰りなさい、ウィア・ド・フニ
お使いごくろうさま
ウィア・ド・フニ「メェ〜ッ!」
うふふ
ヴァン・サンは何を望んでいた?…なになに。
失火に大火…。激情家の彼らしいわ
私は間違った選択をしてしまったのかしら
でも、一度口から出してしまった事を、翻すわけにはいかないわ……
…ウィア・ド・フニ、心苦しいけれど、その通りに書いて頂戴……。
「偽王アイギスが開催した宴で失火が起こり、王都オスティリアで大火が発生」
「その隙に囚われの王ヴァン・サン・菅は地下牢を脱出しカプトゥラム海のミンス島に逃れ国を興した」
アイギス、怒るでしょうね。貴方の思いの強さ(
>>94)を思えば、こんな事、惨すぎる仕打ちかもしれない
でも、貴方が丹精こめて作ったオスティリアが一度燃えてしまったとしても
今の貴方なら、さらに素晴らしい復興を遂げられる筈よ
信じているわ
頼長「陛下、市民の退避はつつがなく進んでおります。総督殿は行方知れずでして。
陛下も急ぎ出立なさってください。火の勢いは増すばかり、兵を総動員して消火にあたらせていますがとても鎮火はできません。」
御苦労。五部大乗経も無事だ、これがあれば如何様にもなろうぞ。我々はオスティアを一時放棄し、ビオレゲンスへ遷都を行う。
ここまで炎上してしまっては都として機能させることは不可能であろう。だが周辺への広がりは必ずや回避せねばなるまい。
(五部大乗経と史書を広げる)
『我、大魔縁が願い奉る。我王座につきし頃より一度の悪政も覚えず、また殺生もなし。治世と安寧を願い生きたり。
この度、大火にて、民いといみじう苦しみて候。民を救はんと思し召さば、大火を静めさせたまへ!!』
【史書:筆頼長(王の血で書かれている)】
大火により都をから逃れる直前、王アイギスは天を仰ぎ祈りを捧げる。
自らの徳と民への思いを一心に願い続けた。慈悲ぶかき神は彼らへ安息と救いを与えた。
(少しずつ雨が降り始める)
頼長「陛下、雨です!雨が降り始めました!!」
おお、これぞ正に天の助けよ。頼長は部隊をまとめ進軍を開始せよ。余もこれより発つ。
頼長「御意!第1番隊から8番隊まで全部隊に退却を通達してください!急いで!それとビオレゲンスの将校達に早急に支援要請を!」
帝都・オスティリアよ、いつの日か、余は再びこの地を踏んでやるぞ。
(王らは第二の首都・ビオレゲンスへ出立しました。)
※お願い
一度ぐらいこういうネタがあっても良いんじゃないか、と思ったのと
アイギス陛下なら無茶振りにも良いネタで返してくれるだろうという確信があったので
今回は史書に「大火」を記述しました
でも、これで「他人の領土に大火を起こしても良い」という前例が出来たわけではないことを
皆様にご理解いただきたいのです
ぶっちゃけ、人の作ったものを安易に燃やしまくれるスレ、面白いと思いますか?
スレの良さを守るために、こういうネタは今後は慎んでくださいますよう
強くお願いします
一度ぐらいあっても良い事件ネタが、いつもあって良いかといえば、この場合は違うと思うので
「白の史書」は、「記載した事が全て事実になる」書物です
だからといって、一人の参加者が核武装した国を創ったら途端にスレはつまらなくなります
明文化したルールを作るのは難しいのですが、「みんなが楽しめるスレ」のバランスを壊さない範疇で
史書はお使いください
99 :
近臣スペード:2011/07/07(木) 01:15:04.11
おお…あの美しいオスティリアが変わり果てた姿に…
陛下、ここはスワン・フヴィートに復興の援助を請いましょう
かの街の知事は義理に篤く困った者を見捨てられぬ性分です
フハハッ!
燃えろ燃えろオスティリア!
この機に私はカプトゥラム海を渡りミンス島へ行かんッ!
(ミンス島にて)
ここがカプトゥラム海の真珠ミンス島か
セン・ゴックよ、よくぞ私をここまで導いてくれた
貴様は我が「オスティア・ミンス」の官房長官に任命しよう
セン・ゴック官房長官「御意」
(道中)
頼長「オスティリアより全隊を撤収させました。雨のおかげで徐々に火も消えるでしょう。
ここ数日は雨も全く降らず、風もありましたので瞬く間に広がり収拾がつかなくなりまして。
あのまま火がウンダンス平原まで広がっていたらどうなっていたことか。」
くっくっく・・・まるで誰かが狙ったように見えるな。ところで総督はまだ現れんのか?
頼長「はい。あの時宴席にはまだ参られていない様子でしたので総督府にでもいたのでしょう。」
着任早々あれとは哀れなものだな、これでは報われぬ。
>>99 スワン・フヴィートか・・・そうであったな、あ奴は余に忠実だ。
このような時こそ人の性が知れるというものよ。直ちに援助要請の使いを出せ。
知事は自らビオレゲンスまで参るように、とな。
>>101 衛士「陛下、カプトゥラムミンス島にて、牢に捕捉しておりましたヴァン・サン・菅めが国を興したとのことです。」
頼長「なんと!あの男も大火で死んだとばかり思っておりましたが生き延びていたとは。」
ほう・・・今は捨て置け、いずれ征伐してくれよう。あの時遠くへ追いやるべきであった。
パリエース島の拠点には海戦の鍛錬を欠かさぬようにと通達しておけ。
>>102 【ビオレゲンス 玉座の間】
(アイギス・テルシテスを玉座の間で迎えたのは、いつの間にかオスティリアから移動してきた夢魔と史書だった)
お帰りなさい、陛下。ご無事でほんとうに良かった
ヴァン・サンの事はご免なさいね。まさかあんな酷い事を書く人だとは思っていなかったのよ……
でも…歴史に残る「オスティリアの大火」のとき
貴方の采配は見事の一言だった
その統率力と王としての資質は確かに見せてもらったわ
実を言うとね、ふふ…ちょっと楽しみだったのよ。貴方がどんな対応をするのか
だから私、本当の意味で、貴方をこの国の王だと認めますわ
陛下なら、大火の前に私に話してくださった為政を成し遂げる事ができますわ
改めて、この国の「ヒトの世」は貴方に委ねます
これを受け取ってくださいな
私の気持ちだから
【夢魔の微笑み】
笑顔にも泣き顔にも見える、肖像画の夢魔が確かな意志をもって行った微笑が具現化したもの。
「恍惚」の魔力を持ち、持つ者と相対する者を脱力させることができる。
やぁ夢魔さん、晩上好。佳い夜だね。
ここが君の住む世界かい。もう一度杯を交わす約束をしてから、随分と時間が経ってしまったね。
けれど、あの時とは違って君は絵の中だ。これでは酒も飲めはしないね。
…「あれ」からどれだけ経ったか分からない。何があったのかも定かではない。
ともかく、俺は横たわっていた。目を閉じていた。すると、潺々と水の流れる音と、静謐な歌い声、
そして微細で形容できないほど清澄な音楽が響き合うのが聞こえてきた。
暫く聞き入った後、気が付いたらここに居た。
さて、俺はこれから何をすれば良いのだろうね。
生まれ育った地は既に遠く……独りきりだ。行くアテも無ければ、ただ旧知の君が居るだけだ。
>>104 お久しぶりね、「皇帝陛下」
貴方に何があろうと私の感知する所ではないけれど、余りにもご無沙汰なのではなくて?
女性を待たせるものではないわ。それに、絵の中に居たってワインぐらい飲めるんですからね
(とくとく… 絵画の中に途端にワインが現れ、玉座にも深紅の液体がなみなみと入った水晶の器が現れた)
では、乾杯…
この世界はね、貴方と同じ「位を逐われた天子様」が創られたのよ
貴方がたが「東夷」と呼ぶ島国の元・天子様
元の世界では出来なかった信念を果たしたいのですって
ムーダン、貴方とも気が合うのではなくって?
それで、ここで何をすれば良いかなのだけれど…。その玉座の下を見て頂戴。そこに在るのは「白の史書」
書き綴った事が全てほんとうになる魔法の書。私、それで流れ着いた人たちに好きなように国を創ってもらって
この世界を蘇らせようとしているのだけれど……。
貴方は、特別
貴方の事を、ある方達に話したのよ
ヒトではない、太古の森の民たちに
何も言ってあげないから。とりあえず彼らに逢って頂戴な
>>105 おっと、それは悪かったね。ではあの時の約束を果たすとしよう。干杯……。
うまい。葡萄酒は久しぶりだよ。久しぶりの酒は、酔いの廻りが早くてね。
故郷の事を思い出してしまったよ。
それで、何といったかな。この書物に書き綴った事が実現するだって?
……成る程、既にいくらかの記述があるようだ。この記述で成立しているのが、今のこの世界という訳か。
しかし、俺にはどうも危うく聞こえるね。
一筆に成った世界は一筆に亡びてしまいそうで。
しかし無と有の境界がこんなに迫っているのは、俺の好みに合いそうだ。
東の島国というと、「日本国」かな?
では彼にも後で逢うことにしよう。
さし当たって、すぐに逢いたいのは森の民たちだ。
俺の方から足を運ぶべきか……いや、彼らの方から使いを寄越すのを待ったほうがいいのかな。
>>106 >>92 ええ、彼らは貴方が着いたら知らせるようにと言っていたわ
疲れたでしょうから、少し休んでおきなさい
さて…
それでは、往こうかしら。彼《樫の木爺さん》の許へ
彼の夢へ……
(夢魔は蝶の姿を取り、夢を渡る)
樫の木爺さん
お久しぶりですわ
三柱のお使いから、お話は伺っていますわね?
私の話したヒトが流れ着いてきましたわ
見定めるのでしたら、ご随意に……
>>102 (ミンス島宮廷)
セン・ゴック官房長官、アイギスはオスティリアを失い勢いを失った
今こそ大陸反攻の好機ではないかな?
セン・ゴック官房長官「今アイギスを討つのは容易いですが、オスティアの民は陛下を卑怯者と思うでしょう」
「ここはあえてアイギスに慰問の使者を送り陛下の徳の高さをオスティアの民に知らしめましょう」
では復興大臣松本ドラゴンよ、アイギスの奴を慰めてまいれ
松本ドラゴン「ミンス島もアイギスも夢魔も嫌いだ」
>>102 (ビオレゲンスにて)
松本ドラゴン「おいアイギス、客より後に玉座の間に来るってどういうことだ?」
(金を塗ったドクロをアイギスに向かって蹴る)
松本ドラゴン「キックオフだ」
>>107 あっ……。もう報せちゃったのか。君って結構せっかちだね。
俺は神霊との交感の前には、七日七晩の斎戒沐浴と「場」全体の浄化をするって決めてるんだ。
業や厄を祓う意味でもあるし、ある種の心の整理でもある。
でも、こういうのは「一期一会」だからね。逢えると自然に定まった日に、逢った方が良いだろうから
略式ででも済ませておくよ。
じゃあ、ちょっと「白の史書」を借りてもいいかな。
「バイ・ムーダン、七夕を過ぎた宵、森精と交感す。
交感を前に、ビオレゲンスに泉が湧く。清澄にして鏡の如し」
…てぃん
(…てぃん、てぃてぃん、ひとつ、ふたつ、青い波紋。ビオレゲンス城の中庭に出現した水鏡)
(水面を遊歩し、泉の中心へ。一足ごとに微細な佳音が響く)
(そして…)
…ぼろん
(掻き鳴らした琴の一音は凶刃だった。清流のように鋭利な剣に身を切られるのは、このような心地だろうか)
(呉潭に竜を切り伏せた剣よりも鋭く、琴の音色は聴く者の肺腑を抉る)
(ぼろん…… それが二音目に至るや、そこに在る魂を残さず引き裂かんばかりだ)
(旋律はさらさらと流れる小川のよう。しかしその小川に引き込まれれば、這い上がることはできない)
(水鏡の中心で、バイ・ムーダンは一心不乱に琴を弾く)
(振り乱した髪は吹雪のように舞い、衣の皺は千変万化)
(聴く者を渦中に引き込み、破壊してしまう嵐の中心だった)
てぃん、てぃてぃん、てぃん……
(周囲の精霊が一斉に唱和を始めた。城の木の精は洞から低く木霊するような歌声で啼き)
(風の精はその透明の羽を大輪の花に…竜に……さまざまな形に変化させて舞い踊った)
(精霊達の歌声は白牡丹の琴に乗る)
(琴の音色はますますこの世のものから遠ざかり、灰色の空を覆う雲は息を凝らし、崩れかけたまま動かない)
(幾千の合唱、悲鳴のような旋律は次第に律動を激しくした)
(べんべんべんべん… 奏曲は中盤。複雑に織り合わされた、西方伝来の織物《アラベスク》のよう)
(バイ・ムーダンは細い躰を太柱のように突っ立てて祈願した)
(ビオレゲンスの業、厄は祓われ、森の民との会合の準備は整いつつある)
…べん、べべん
(最後の音を奏で、バイ・ムーダンは演奏を止めた)
こんな事をしたのは久しぶりだよ。
気に入ってもらえると良いけれど。
>>103 くっくっく・・・一度ならず二度までも・・・か。
そうまでして余を排したいか、我が国よ。それが余の宿命ならば仕方ないのだろうがな。
実際に消化等の活動にあたったのは余の兵らだ。采配などなくとも奴らなら問題なく行動できたであろう。
余はただ仏に祈っただけだ。
今は王都・オスティリアの再興と民の慰労に努めよう。
これには民たちの協力が不可欠だな。
品は有難く受け取っておこう。しかしなんとも不思議な顔をしておるものだ。
余を憐れんでいるのかたたえておるのか良く分からぬな。
>>109 頼長「(なんてやつだ。主がアレなら配下も配下と言うものだ。)」
はははははッ!面白いぞ!余は前世では蹴鞠を嗜んでおった!宮廷での記憶が蘇ってくる!
お主は余と蹴鞠をしに来たのか?ならば相手になるぞ。
頼長「陛下、こ奴はヴァン・サン・菅めの家臣です。」
あの男にも面白い家臣がいたものだな。では用件を聞こうか。
>>113 くすくす… そんな風にまじまじと顔を覗かれたら、照れますわよ?
表情がよく分からないのだとしたら、それは陛下のお心のせいですわ
私にどんな顔をして欲しいのか、お心の深い場所ではお分かりになっていないから……
…大丈夫。陛下はまだ何も喪ってはいらっしゃらないわ
このビオレゲンスも、スワン・フヴィートも陛下の号令を待っているし
これからこそ王様としての腕の振るい所でしょう?
…なんて、慰めてあげる必要も無さそうですわね?
そうそう
「国に排された天子様」といえばね?
陛下と同じ境遇の方がいらしたの
一度お話してみたらよろしゅうございますわ。通じ合うものがおありじゃなくって?
今は多分、中庭の方にいると思いますわ……
ゆかり王国に行きたい。
116 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/07/10(日) 12:39:03.93
>>115 そのゆかり王国ってのはどんな場所なんだい
>>113 松本ドラゴン「蹴鞠したいなら国民のコンセンサスを得ろよ」
「知恵を出さない奴は助けないからな?」
>>114 慰めはいらん。余がいなくなったところで全土が滅ぶなどあってはならん事だ。
その程度の国ならば始めからない方が良いのかもしれん。
余が動かねば誰もついて来はしないのだがな。
国を排された王・・・か。余と同じ境遇の者がこの世界に他にもいようとはな。
これも何かの縁か。会いに行ってみるとしよう。頼長、ついて参れ。
頼長「私は参らない方がよいでしょう。お二人だけでどうぞ。」
そうか、ではここにおれ。今から向かうとしよう。
>>118 はっはっは。オスティリア復興の構想はもうほとんど完成している。
後は作業をしている間に自然と解決されていくだろう。
しかし本当に支援をしてくれるのだろうか?目の前にいるのはお前の主を牢に放り込んだ男だぞ?
>>119 【ビオレゲンス城 中庭】
(中庭に佇む桑の大樹の上。太い枝の股に腰掛けて)
…一人だね。これはまた、面白い躯と精神を持っているんだね。そうか、君が夢魔の言っていた「元天子」か……。
今は君と俺だけだ。かしこまらず、廃された者同士、友人として接してもいいかい。
君は「日本国」の人かな。いつ頃の人なんだい?
俺が元の世界に居た頃は、日本人では晁衡(阿倍仲麻呂)が大層名声を博してね。
俺も会った事がある。素晴らしい学者だったよ。いや学者というだけではなく、
人としてあらゆる点で魅力的だったね。
俺の名前は「白牡丹」、王朝は「呉」といった。そういう名前は、日本国には伝わっているかな。
>>112 絵心があるね、こういうのがあると脳裏に姿を浮かべ易い
>>119 松本ドラゴン「助けてほしいなら知恵を出せよ」
「ミンス島出身だからオスティアのどこに何市があるかわからん」
>>199>>122 …あふ…退屈すぎて欠伸が出るわ
松本ドラゴンさん、だったっけ?
わざわざ此処まで来て、貴方が言いたいのはそんな事だけなのかしら
貴方を見ているとね
構って欲しいだけの小さい子供にしか見えないのよねぇ
ねえ、陛下?
いつまでこんな時の浪費を続けるの?
貴方はオスティアの王なのでしょう?
ほんとうにやるべき事はまだ山ほどあるのでしょう
こんな「お遊び」を続ける暇はないはずよ
この子、何もできないくせに口だけは達者なんだから
せめて何かの役に立ってもらいましょうよ
…見せしめ、とか
私、この子が生きたまま皮を剥がれる所が見てみたいわ
鳥に眼球を抉り出されるのでもいいし、全身の血液を少しずつ抜かれるのでも良いかもしれないわね
それともこのまま服に火を点けてみる?
いっぱい踊ってくれそうで楽しそう
>>68 ははっ、リリスですよ。
人のこしらえた《キリスト教》なるもので『アダムの最初の妻であり、多数の
悪魔との間に子を為した妖婦』…にされてしまった経緯を、笑いながら話して
くれましてね。
曰く「私はまだ結婚しちゃいないわ」と。
そうそう、貴女が男だったらと盛んに嘆いておられましたよw
ははっ、では旅を楽しむことにいたしましょう。
いずれ来る再会を、心に留め置いて…。
>>120 余が王のアイギス・テルシテスだ。もっとも、これはこちらの世界での名だがな。
今日より貴殿と余は友の契りを結ぼう。同じ境遇の身、他人とは思えぬ。
ほう、貴殿はその頃の者であったか。余はそれから何百年と後の人間だ。
唐に使いへ行ったきり戻らなかったそうだが彼の残した和歌を見ると一目で才を感じたものだ。
常人にはない特殊な才を、な。
ふむ、貴殿はかの国の王であったのか。少々聞いたことがある。
歴史学者らの集会に参った時熱心にその話をしておった者がいてな。
たいそう美しい国であったと申して居ったよ。興味をそそられた学者も多くいたようだ。
そのような国で権力闘争があったと言うのか?
>>122-123 余が殺すは余の敵となりえる者だけだ。無用な殺生は慎め。
余は元は雅の世界で育った身、残虐な見世物とは縁がないものでな。
それが見たくば古の羅馬とやらへ行くがよいわ。高位の官僚やら平民らが毎度楽しみにしておるそうだ。
場所が分からぬのならオスティア周辺の地図を複写して渡そう(
>>61)。これで場所を確認してくれ。
ところで貴殿らはどのような支援を考えているのだろうか?
そろそろ示してもらいたいものだ。
ん…
いつの間にか眠ってしまってたようだな。
おや…ここは何処だ?
王宮内ですらない。俺はまだ夢の中にいるのか…?
>>123>>125 松本ドラゴン「おいアイギス、さっきから部外者の夢魔が騒がしいぞ」
「こっちだって暇じゃねぇんだ、王宮育ちじゃ長幼の序もわからねぇか?」
( 夢魔に向かって)
松本ドラゴン「だいたいお前がついていながらオスティリア大火を防げないってどういうことだ」
(ミンス島宮廷の一室)
闇将軍オ・ザーワ「ヴァン・サン・菅が国王ではミンス島に明日はない」
岡田・イオン・フランケンシュタイン幹事長「ヴァン・サン・菅はオスティアへの野心を捨てきれていない」
大宰相ルーピーポッポ「クルッポー」
マエナントカ外務大臣「ヴァン・サン・菅に退位を要求すべきだ」
>>124 あれっ?リリスって夢魔さんの名のひとつじゃ…?
>>107 森の最奥部“女神の湖”の畔に静かないびきが響き渡っている
しかしそれは耳障りなものではなく不思議と心安らぐものだった
不意にいびきが止まり森が一瞬ざわめく
樫の木の大賢者マーリン「案ずることはない森の民たちよ」
「例の“悪戯娘”がわしの夢の中に渡ってきたのじゃ」
「七晩前に三柱から報告のあった不思議なヒトがこの世界に流れ着いたようじゃ」
「三柱よ」
梟のハウレット「お呼びでございますね“樫の木爺さん”」
蟇蛙のアンドレア「私たちはこれから“大王国”に向かい」
エルフの紗綾「彼の者を見定めてまいりますわ」
樫の木の大賢者マーリン「頼んだぞ三柱よ」
「わしらの森も」
「わしら森の民も」
「そして女神様も」
「すべてが彼の者次第なのじゃ」
>>110-111 梟のハウレット「“悪戯娘”さんの言う通りでしたね」
「まさかヒトがこれほどまでに精霊達と“会話”できるとは思ってもみませんでした」
蟇蛙のアンドレア「私たちはここ“大王国”のはるか南」
「“エールの森”に住まう森の民」
エルフの紗綾「ヒトがこの地に“大王国”を築く何千年も前から」
「森に生まれ森に育ち森に帰っていった者たちなのです」
梟のハウレット「ところが今から二百年ほど前のことです」
「私たちが自然の摂理に従い生きてきた森を」
「突然ヒトが切り拓き始めたのでした」
蟇蛙のアンドレア「木々は切り倒され草花は焼かれ」
「動物はヒトの糧になるわけでもなく無意味な殺生を受け」
「そして私たちの森は無惨な姿にされた」
エルフの紗綾「それだけに留まらず」
「ついにヒトは“女神の湖”に“あれ”を築いたのです」
「女神様はよほど心を痛められたのでしょう」
「ヒトが私たちの森を去ってからも“女神の湖”にお戻りになられないのです」
梟のハウレット「ヒトではない私たちは“白の史書”に触れることさえできません」
「つまり私たちでは“あれ”を無かったことにすることはできないのです」
蟇蛙のアンドレア「“悪戯娘”は自然を愛し神々を敬うヒトもいると言った」
「だがハウレットや紗綾はともかく私はそのようなヒトが存在するなど信じられん」
エルフの紗綾「あなたが“エールの森”の過去現在未来すべてを託すに値するヒトなのかどうか」
「申し訳ないですが確かめさせてもらいますわ」
133 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/07/13(水) 22:38:11.30
>>121 (ありがとう〜)
(描くのは自分の絵の練習にもなるから、楽しい)
>>125 ありがとう。宜しくね。…アイギス・テルシテス。その名前は、大事にするといいよ。
昔読んだ御伽話に、「名喰い鳥」というものが出てきてね。
不思議の国を旅する男の前に満身創痍で現れて、名前を喰わせてくれとせがむんだ。
そうしないと自分は死んでしまうのだと。
哀れに思った男は自分の名を喰わせてやった。
…男は、自分の存在を忘れてしまった。
名は人にとって、「そういうもの」だからね。
でも、思うんだ。
人ではない、自然にとっては名前なんてそもそも意味のないものだろう?
名喰い鳥に名前を喰われた男は、自然に還れたと考えることもできる……。
王ではない、皇帝だ…と俺の弟なら言うだろうな。くくっ…
ああ、臣僚に担がれ、俺が廃された後すぐに即位した弟がいるんだ。昔から、俺はあいつが好きでね。
色々と、性格の相違はあったけどね。
…俺は、虚礼だのは嫌いでね。統治も、その道に長じた宰相が行えば良いと思っていた。
ただ、皇帝がすべき「祭祀」には期す所があった。
それが臣僚の気に喰わなかった。
俺が知らない間に、国にはどす黒い膿が溜まってしまっていた。
俺が廃されたのは、起こるべくして起こったことだと思う。
ただね……
人の考える「現実的な統治」だけでは立ち行かないことは、たくさんあるんだ。目に見えないだけで。
>>131-132 【水晶の霧の中庭】
(ビオレゲンス城の中庭には霧が広がっていた)
(活性化した周囲の精霊によって、霧は水晶のようにきらきらとした光を放つ)
(霧の中は歌声のような、小川のせせらぎのような、穏やかな波動で満ちていた)
お待ちしておりましたよ。白牡丹と申します。
「会話」…そうですね。
ここに来る前は、それが生業でした。
私は「皇帝」とは、「ヒト種族」を代表して「ヒト」と「ヒトを包括する自然」の間に立ち
人が自然の中に生きる者として分を守り、自然も遍き存在にするように人にも恩恵を与える、
といった、調和が成り立つように努めるものだと思ってきました。
昔、人がまだ自然のままに暮らしていた頃は、私のような者は必要なかったでしょう。
いつの頃からでしょうか。人は多くの感情を備えるようになりました。
洪水、落雷、地震、干魃……
予期する事も、防ぐ事もできない自然。昨日までは元気だったのに、簡単に死んでゆく多くの命……。
この「運命」を、他の生物は粛々と受け入れるでしょう。けれど感情を備えた人にとって、
それは難しいことでした。
そして、私のような存在が生まれました。
私は、幼い頃から人よりも自然に親しんできましたから、皇帝という務めは時に辛いものでした。
人が命を繋ぐには、自然の命をいくらか貰わねばなりません。それを神々に請願せねばなりません。
悪い言い方をすれば「これだけ殺す事を許してください」、と祈らねばならないのです。
自然と人が対置されている、そもそも不自然な状況下で、調和を保つのは容易なことではありませんでした。
その私から見て…(三柱の語る話に耳を傾け、白牡丹は沈痛な面持ちになった)
二百年前のこの地の人は、分を守るという事を全く考えられていなかった。
あなた方の話を聞いて、とても悲しくなりました。……あまりにも惨い!!
私の力で「エールの森」があるべき姿を取り戻すのなら、喜んであなた方の随意に従いましょう。
…いかようにも、お試しください。
>>124 あら、そうだったの? もう、相変わらずお喋りなんだから…
「彼女」、話し相手に不自由してるから、話し相手がいたらとめどなく話すのよ
へぇ… でも意外ねぇ
貴方、「彼女」の虜にならなかったのね?
リリスの部屋へ繋がる扉に警告されなかった?
この先へ進んではだめ、ここで引き返してって
ここから先には恐ろしいことが待っているって。戻れば、もっと幸せな夢が待ってるって
リリスの姿を見たら、貴方は貴方の色欲に勝てないって
「彼女」の美しさには、なにものもかなわない
男の貴方でも、「彼女」に嫉妬せずにはいられないって
それは絶対の服従と同じこと。貴方は二度と、そこから抜け出せないって
そんなに彼女がほしいの?
彼女がくれるものが欲しいの?
でも一度手に入れたら、もっと欲しくなる
誰もかもが欲しくなる。もっと先が欲しくなるって
…彼女に逢っても、そんな廃人になってしまわなかったのだから
貴方って、実はすごいのかもしれないわね……
>>129-130>>133>>135 こらっ!! ティピン、それは知らない人に言っちゃダメって言ったでしょう?
「リリス」と「私」、姿は違うけれど魂は一緒……
ちなみにニュクスとかクイーンメイブとか、色々な場所で色々に呼ばれているけど
全部魂は同じなのだけど……
それをそんな大きな声で言っちゃだめでしょう?
あなたには罰が必要ね。貴方は「二月」に所属しているけど、今日から「三月」に異動だからね。
わかった?…返事は?
>>125>>127-128 わかったわよぅ
ちょっと退屈して口を挟んだだけじゃないの…
だいたい、私は松本ドラゴンさんが数え切れないくらい生まれ変わりを繰り返しても
それより長く生きてるのにぃ……
私は滅多に「史書」で実現する事象を無効化したりしないわ
だって色々なことがあったほうが面白いじゃない……
>>126 世界は終わらぬ夢
いつから夢か、どこまで夢か、そんなこと分からないわ
夢と現実の境界なんてないの
どこだって、同じ
貴方がここにいる
それで充分なのよ
ここは貴方の思うがままに創れる世界
貴方が望んだことは、すべてこの「白の史書」が叶えてくれるわ
国を創るのも
世界を創るのも貴方次第なの
うぅ…はい。
(この前はーいって答えたら、夢魔さんに「返事は短く」とゆわれた)
業務連絡※
夢魔さん、二月と三月って何ですか?どう仕事が違うんですか?
お手数ですがレクチャーお願いします…。
>>140 (書いておいて何だけど、名称以外考えてないわ)
(だから楽しみにしているわね)
(名称に実を与えるのは貴方の想像力なのだから)
>>139 おわっ、誰だ貴女は?しかし大層な美人だな。
…なるほど、分かったような、分からないような…
どうやらまだ夢の中のようだな。
まぁ人生じたい夢だと言う人間もいるが…
まぁいい。
願えば現実になるというなら、そうだな、王国を創ろう。
小さくていい、大陸東岸に…ミストラング王国。
俺はそこの王になろう。現実では第三王子の俺は、王位にはちと遠いからな。
王位がどんなものか、夢の中でなら予行練習も可能だ…
【フェイドはミストラング王国を建国しました】
143 :
ティピン:2011/07/14(木) 18:53:37.06
>>141 業務連絡※了解です。
あぁ…
移されてしまった…
二月から三月に…
まだ冬の二月に比べて、春になって草木がいっせいに芽吹く三月は、
事物の調整のために毎日毎日残業だって聞いてる…
まぁ他の月には、引き継ぎやお手伝いだけしてればいいんだけど。
でもでも、三月は一番!忙しいんだからぁぁ〜!!
夢魔さんの馬鹿ぁあぁぁ〜〜!
>>142 ありがとう…くすくす
ストレートな褒め言葉って、私好きよ
そして、建国おめでとう
大陸で最も早く日の出づる国、「ミストラング王国」初代国王、フェイド1世陛下
私、楽しみにしているわ
まだ始まったばかりの貴方の王国に、何が生まれるのか
どんな人が住むのか
どんな文化が根付くのか
貴方と同じように国を建てたオスティアのアイギス・テルシテス陛下は
王城から地形まで創ってしまわれたけど
貴方の国は、どのように育つのでしょうね……
>>143 (ナイスよ! その設定!!)
(ティピン、これからもよろしくね)
>>138 松本ドラゴン「ふざけた夢魔だな?」
「俺はミンス島出身だからオスティリア大火で何人の市民がくたばったか知らねぇがよ」
「あんた、ヴァン・サン・菅の野郎の戯言を黙認したんだろ?」
「だからミンス島もアイギスも夢魔も嫌いなんだ」
「お前らみんな自分の我が儘で人殺しやがって」
>>134 これは自ら名乗った名だ。だが、前世でもこの世でも名で呼ばれることは滅多にないがな。
陛下、陛下と皆口を揃えて言いよる。あの菅とやらの一味は例外であった。
名で呼ばれることで余は人であることを実感するよ。
くっくっく・・・ははははは!弟に国を奪われたと、貴殿はどこまで余の生き写しなのだろうか!
我らは兄と弟、それだけでは済まなかった。朝臣らも一族で殺しあった。
そしてその結末が今の余だ。全てを失い、この世に現れた。
乱が起き、余が得た答えは争いは何も生まぬ、ということであった。
だが、考えはすぐ変わった。余から全てを奪った者共を滅し、余のために死んだ者たちに報いようとな。
統治などは余だけではどうにもならん。優れた家臣らと協力していくことが第一である。
>>138>>145 ほう、ドラゴンよ、珍しく正論を吐くものだ。
民まで無差別に焼き殺すというのは納得がいかんな。
余を殺したくば城のみの炎上にとどめるべきであった。どちらにせよ城がなくては遷都を余儀なくされたであろうがな。
夢魔の申したいことも分からなくはないが、な。
ところでドラゴン、お主は菅の部下だろう?何故主を批判するのか。
主の行うことに賛同し従うのが正しい臣下ではないだろうか。
>>144 妙齢の美人が喜ぶと、俺としても嬉しい。しかし何故、絵の中にいるんだい?
うむ、日出る国・ミストラング王国は発足した!
祝辞はありがたく受け取る。
かくなる上は、農業や工業を盛んにし、商いでそれらの物品を売れる国にしたい。
出来れば観光にも力を入れて行きたいものだ!
ちなみに俺の住む城は黒磯城と言う。領土はほぼ29万8千キロ。
国土は東海に面していて、首都はミストと言い、城は沿岸の岩の上にある。
人々よ、出て来い!俺は通行税を出来るだけ少なくする。楽座を作り、人の
往来を盛んにする。
農民からの税金は三対七に安くする。
飢饉のおりには、城の倉を開け放とう。
これに賛同する者は集まれ。
意に添わぬと思うものは去るか、俺の前に出ろ。持論が聞きたい。
黙っていずに意見を述べてみよ。
>>146 松本ドラゴン「アイギス、お前それ本気で言ってるのか?」
「王宮育ちじゃ仕方ないかもしれねぇけどよ」
「無条件で主君に従うなんて奴隷だろ」
「そんなのはどっかの半島国家だけで十分だ」
( 胸の青リボンをアイギスに見せつける)
松本ドラゴン「俺は人権屋で土建屋だ」
>>144 (うん!よろしくネ!)
(褒めてくれてアリガトウ!)
>>143 ティピン、左遷されたのかよw
俺みたいに要領よくやらないと
>>150 左遷ってわけじゃないやい
かえって忙しいとこだい!
バカにすんな!!
>>148 はっはっは、お主を試したのだよ。
これからの時代は主君に従うばかりが臣下の仕事ではない。不満があれば堂々と諫言する。
それすら許さぬ国があるのならそこの王には覇者たる資格がないということだ。
しかしお主気に入ったぞ、帰りには土産に酒を持たせてやろう。
>>146 真名も新しい名前も関係ないんだよ。
これからね、多くの人が「アイギス・テルシテス」を認識するようになれば、
それが君にとって意味を持つようになってくる。滅多に呼ばれなかった真名よりもね。
海を隔てても、我々の文化はよく似ている。
名を口にされるのは相手の支配下に入ること、という認識だ。
だから皆は君主の名を呼ぼうとしない。
二人は生まれついた国の「君主」という型に嵌れなかったのさ。
だがここでは違う。
君はまっさらな国の王だ。君の考える「君主」の形が、その通りになる。
君は君のしたいように出来る。
俺も、俺のしたいように出来る。
俺は、君主ではいたくない。
君主では出来ないいっぱしの「人生」を送ることにするよ。
ところで、さっき風が噂を運んできてくれた。
東方に新しい国が誕生したようだよ。世界は刻一刻と変化している。
まさか、何も反応しないわけではないだろう?
よそはよそ、うちはうち、何も関わらない、それは名君の資質とはいえないね。
世界に七種類あるという伝説の酒が呑みたいものじゃのう・・・
>>152 アイギス殿、私は先程東方に《ミストラング王国》を建てたフェイド一世と申す。
若輩者ではあるが、同盟を申し入れたい。
>>153 はじめまして、高貴な人よ。
余はフェイド一世、この度…ハハッ、どうやら何もかも承知のようだね。
どうか我が王国に一度お出で願えまいか。
盃を傾けて貴殿と四方山話をしたい。
>>155 フェイド、俺は酒がある所にならどこへだって訪ねるよ。
嬉しいね。また酒が呑めるんだ。
ただ「高貴な人」だの「貴殿」だの、改まった態度を取るなら行ってやらないぞ。
気を遣う席なんて、本当の酒じゃないや。
気を遣うなよ、フェイド。酒ってのは、何も心のつかえがなくて
気のこわばりも無い時に呑むのが一番旨いんだ。
それに、話なら売るほどある。
夜だな。もうみんな寝静まって綺麗な夜に、
黒磯で月と海を眺めながら一杯やりたいね。
ミストラングに旨い酒はあるのかい。どんな酒なんだ? 今からワクワクするね。
覚えておけよ、月の綺麗な晩に、訪ねるから
毎晩城の玄関の所を確かめていてくれな。
(ミストラングに旅をしますが、マーリンの遣いと逢っている時とは別の日、ということでお願いします)
ケダイ
倦怠の夜はすでに無くて、足取り、進むは紫紺の夢幻。
ふわり、ふわりと時も流れ、気付けばそこは目指してた場所で。
やあ、来たよと揚ぐ手も軽く、
夢幻と現もひとつに交じり、眼前の酒を求めて進む。
【黒磯城】
フェイドとの干杯まで、酒は一滴も口にせず。
ただただその時を待つ。
行き交う人に、橙、緑、溶け合う燈。
見知らぬ人に笑んで、ただただ迎えを待つばかり。
>>156 わかったよ、ムーダン。
これからはくだけた話をしよう。
ふふ、酒なら色々揃ってるぞ。
葡萄酒の他にライチ酒、メロン酒、スイカ酒なんてのもある。
とびきりは蝮酒だ。蛇は嫌いか?
今宵の月は上弦の月だね。上弦の月に願い事をすると叶うというよ。
ムーダンには、何か願いはあるかい?
黒磯城に押し寄せる波も穏やかだ。
ムーダンに詩をひとつ詠んで欲しいくらいだよw
(マーリンの件、了解です)
>>157 やあ、いらっしゃい!
まずは無事の来着を安堵しているよ。
いくら取り締まっても、追い剥ぎは出るもんだ。頭を悩ませているよ。
さて、こちらが五階立ての小楼台だ。上には既に酒肴を用意させてある。
はは、心配しないで。侍女たちは下がらせてある。女の口は時に軽いもんだw
今宵は空が晴れ渡って、雲ひとつない。
月はほら、あそこだよ。
ずっと君が来るのを指折り数えて待ってた。
来てくれて、本当に嬉しいよ。
>>156-157 (ムーダン様、敢えて旧知の仲っぽくしてみました。
どういう風に知り合ったかは…難しいですかね…)
>>152 松本ドラゴン「アイギス、酒蔵に火を放てよ」
「ついでにあの五月蝿い夢魔の絵も燃やしちまいな」
>>160-161 バカチョンふぁびょってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>162 ははは。まぁそう言わずに仲良くしましょうよw
私はフィギュアの女王よ!
大陸北西方にナガノ王国を樹立するわ!
とりあえず、スケートリンクをいっぱい建てることにするわ。
競技大会を毎月行います。
みんな、見に来てね!
ん?ここはどこだ?
バイエルンの森の中を歩いていたはずだが…
167 :
キム・チ:2011/07/26(火) 09:01:28.82
ここが伝説の屁臭ランド、コレコレアか!
皆さん、悪ふざけはやめてください。
真面目に物語を楽しみましょうよ。
変な名前とかです。
馬鹿にしないでください。
キムチに焼肉に冷麺www
173 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/07/26(火) 19:11:46.35
>>171 バカチョンふぁびょってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
174 :
チョン・イ・ラネ:2011/07/26(火) 22:06:10.20
「コレコレア政権は腐敗している!
バルサンでゴキブリどもを一掃せよ!」
なんだか外が騒がしいようです・・・
175 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/07/27(水) 07:35:09.15
もうここも終わりかな
ヴァン・サン・菅とミンス島=コレコレアの敗北宣言哉
『史書』を目にした時、沸々と興奮が滾るのを覚えた。
顔を上げれば、女は目に期待を含んで見下ろしている。新しい遊具を手に入れた少女の目だ。
『史書』の一頁には、先客、つまり女の遊具になった者達が綴った『歴史』の跡が見える。
好奇心をそそられて読んで見る。
迷いが読み取れる。
どいつもこいつも、己が何者かも、己の居場所も、確と分かってはいないのだ。
それが記述に表れる。
生ぬるい。これではおまえも満足しなかったろう、なあ?
そう目を細め、口の端を歪めた自分を、女は同じ表情で見返していた。
そして、自分は女の遊具になった。
全世界の中央に位し、北のナルニア、東のオスティア、南のエール地方、三世界の境界と、
その中枢に位置する地を、本貫に定めた。
その地は自分がこの世界に漂着し、逍遙していた頃、通りがかって深く嘆じ、心を残した場所だった。
この世界に身を置くからには、まさしく適所、まことの府にちがいない。
『史書』に綴ってからは、一日も早くおもむきたい。今度は、訪ねるのではなく帰るのだ。
溌剌とした夏日和だった。
囲まれた盆地は、夏ともなれば暑い。
道すがら田園の風景を目で、恵まれた閑日を吟愛し、ようやく郊外の村道を幾里か歩いてゆくと、
畦や、菜園のほとりで、百姓の男女が平和に歌っていた。
目指す「王城」は、すぐ目の前に見える山の南の、帯のような岡にある。
岡の少し低いところに、一叢の林があって、林の中に、柴の門、茅葺の庵があるのだ。
自分は、王府の地を選ぶに、村落のはずれの岡を選んだ。
岡の木、夏の梢は、青空を透かして見せ、鳶が高らかに鳴く声もよく澄みとおる。
淙々とどこかに小さな滝の音がするかと思えば、颯々と奏でている一幹の巨松に出会う。
坂道となる山陰となり渓橋となり、遠方此方の風景は変化に暇なく、かなり長い登りだが道の疲れも忘れてしまう。
あれらしい。清楚な編竹の垣をめぐらした柴門を見付け、口の中でつぶやいた。
世界の中央に国を建てた男、彼を一見すると眉目清秀な高士に見える。
歳の頃は六十に至らんとするも、青春の活力をよく保っている。
どこか幽谷の薫蘭といった感じがする。
また、立ち居振る舞いを見ても、朝覚めれば日光を愛で、風が梢を揺らす音で耳をそそぎ、
一碗の茶を煮て、秀雅にして高からぬ山々を景としてそれを嗜む。
琴書をたのしみ、喧噪を嫌い田園を散策するのを好み、日が暮れなんとしても満天の星間を遊歩する、
風流にのみ生くる人に見える。
しかしそれは彼の一面のみを表しているに過ぎず、彼はまた破壊者でもあった。
国を建てて、まず手始めに東方のオスティアに、破壊の矛先を向けた。
揃えたるは鉄騎三万五千。
歩兵五万。
総勢八万五千、号して十万。
号令一下、軍勢は東進する。国境を越え、第一の関門、アエトス・フラーギスに到達する。
その頃、オスティア王、アイギス・テルシテスに書状が届く。
>>152 【書状】
聞く所によれば、貴国オスティアにはカプトゥラム海といって美しい海があるとか。
ついては貴国全土を予に献じて、その美景のほどを確かめさせて欲しい。
さもなくば、貴国の領内にて我が十万の兵とともに「狩り」を致そう。
返信を待つ。
松永久秀
ここは…どこだ?
(十五郎は気づくと、歩を進める松永久秀の軍を見下ろす欅の木の枝にひとり立っていた)
わたしは敵に囲まれた坂本城から逃げようとしていたはずだが…
(十五郎は南蛮の宣教師に「ヨーロッパの王侯のように優美」と言わしめた顔をしかめた)
戦は、わたしは嫌いだ。見つからぬようにこのまま隠れていよう。
>>178 霜台閣下、私はカプトゥラム海を一望してみたい。
海の男としてそれだけがこの世界での望みなのだ。
私の夢、叶えてくれるか?
まことに、あたしの選んだこの地は天来の名勝といえよう。見よ、われらの行軍する峡谷を。
高きより低きを見下ろせば、木々が碧緑千里、どこまでも続いている。
この山々は何処まで続くのか。あれ見よ、遠き山肌が白く見えるさらに向こうに、茫々とした霧に包まれ
新たな山が頭頂を見せているのを。
碧、叢叢
高ク天ニ插ス…
思わず、漢詩が頭に浮かぶ。
また、暫く下りゆけば一川に突き当たり、川に沿ってゆけば左右に迫るは雄々しき巖壁、
静寂を破る瀑布、ああ何と、満点の迫力であることかねえ。
それに見よ、岩石の一ツ一ツの大なることを。
それが何と無造作に置かれ、かつまた最高の均衡と美景をなしているかということを。
人の造園など児戯に等しい。
否、けして真似することはできまい。
誰か、筆と硯と紙を持って来なさいな。
詩心が生じたものでねえ。……いや。
>>179 誰か、隠れているねえ。紙に筆を下ろした所、筆の運びが常とは異なった。
さだめし、おまえの気配のためであろう。
出て参れ。それとも、矢を身に受ける方が良いかい。
あッははは……
冗談とは思わぬことさ。あたしは出陣に臨んで落とす首を一ツ二ツ増やすことなど、何でもないのだからねえ。
>>180 海を一望する、それだけが望みだと?
あッはッはッはッはッ…!! 三道水軍統制使、李舜臣。
おまえは生前どのような思いで海を見た。後ろッ首に冷ややかな王の剣を突きつけられ、
疾く敵を追い返せと難題を言い渡され、朝廟に友なく、また眼前には雲霞の如き敵のみ、
まこと哀れな「孤将」、それがおまえであった筈だ。
もはや海など見たくもないかと思えば、また海が見たいとね。
宜しい。だがあたしは、たかが海を眺めたいだけの腑抜けを軍に交える気はないよ。
「艦隊なき提督」が艦隊を得たらどうなるか……それを見て楽しませてくれぬではねえ。さあ、どうする?
あたしに着いて参り、オスティアを殺すか。オスティアの血を啜るか。生前のように? さあ、どうする!!
>>181 ………。
ここで訳も分からずに死ぬのは、本意ではない。
(十五郎はするすると器用に木から滑り降りた。
「名は…明かさずにおくか……」
だが…聞き覚えのあるこの声は…十五郎はギクリとし、じっとりと汗が滲むのを感じた。
『松永…久秀』)
>>153 はっはっは、確かにそうかもしれぬ。
余も王の座から引きずり降ろされてから俗世への見方が変わった。
それは余が王の座に居続けていたら死しても尚得ることができなかった世界だろう。
お主は君主であることに疲れを感じたか?地位はいらぬと?それもまた良い。己の意思のまま行動せよ。
新たな国・・・か。この世界も余が元いた世と同じく動いておるのだな。
無論、我らにとって有益となるならば何もせぬわけにはいくまい。
それに、そこの王とやらがどのような人物か、余は興味があるぞ。
>>154 ご老人、その酒はどこにあるのか?・・・それは貴殿も知るはずもなかろうな。
余も数多の酒を飲んできたが、貴殿の言う酒の話は未だ聞いたことがない。
いずれ探しだし、貴殿にも差し上げるとしよう。
>>155 貴殿が東方に国を立てたという王か。噂には聞いておるよ。
その話、喜んで引き受けさせてもらおう。我が国は首都の焼失や異民族との戦争と問題が山積みでな。
今は少しでも協力が欲しい所であった。貴殿の申し出は正に渡りに船よ・・・。
これ、王殿に宝刀を差し上げろ。我らの友好の証に、な。
(フェイド王へ宝刀を進呈しました)
>>160 松本ドラゴンよ、それはいささか筋が通らぬな。
いくらお主が関わっていないと申しても、お主らに国を与え、願うがままにオスティリアを焼いたのはあの絵だ。
自分らの願いを叶えてもらいながら不要になったゆえ始末するというのはおかしな話ではないかな?
他の者共も頭を冷やしてこい。人物を好き嫌いや容姿で判断してはならぬ。
>>178 衛士「陛下、賊どもがアエトス・フラーギスを越えんと大挙して押し寄せてきております。そしてこの書状も。」
どれ。ほう・・・ふふっふふふははははははははははははは!!
衛士「陛・・・下?」
愚かなり人間、魔縁となった余を越えると?笑止なり!
その書状は破り捨ててから送り返せい!それが余の返事だとな!
しかしカプトゥラム海を見たいとは。ならばかの地に沈めてくれるわ!ふっははははははははは!
アエトス・フラーギス・・・あそこは確か為義がおったな。奴を総指揮に据えよ。頼方は副官に回せ。
決して討って出てはならん。堅く閉ざし守りを固めるよう伝えろ。
>>182 …ん…、賢明な判断さね。けれども素直に過ぎる。正直に申せば、あたしはおまえが居る事に気付きこそすれ
おまえの居場所までは捉えていなかったのさ。
だが、おまえはあたしに身の毛筋まで睨まれたような心地がしただろう。
それが年の功というやつさ。
さあ、これでおまえは籠の中の鳥さ。
どうするね。あたしはおまえに興味がある。
おまえは茶器に喩えるなら、旧知が持っていた『三日月』にも似て優美だ。
殺すにせよ、生かして飼うにせよ、面白そうだ。
おまえの名は何というのだね。この松永久秀にお聞かせなさいな。
>>184 さあて、さあて、これは面白くなって参ったねえ。
そうさ、ここで兜を脱がれては何も面白くない。茶会にもてなしの心があるように、
戦にも一座建立の楽しさを求める……それが松永久秀の美意識なのだから。
この茶会は楽しませてもらおうて。アイギス・テルシテス……おまえの国も、おまえの城も、
そしておまえ自身も…ん…、この書状の如く八ツ裂きにしてやろう。
それにしても、このアエトス・フラーギス……
茶器に喩うれば、「楢柴肩衝」の如き風情がある。味のある城塞だ。ぜひともいただこう。
容易には落ちまい。敵方が討って出ないのなら、此方は水も漏らさぬ包囲陣を築かせてもらうとしようか。
鉄騎を前に出し、歩兵が包囲陣を建設するのを守らせなさい。
兵が遠路はるばる疲れているとね?
ならば首を刎ねて永の休息に就かせてやろう。
奴のようになりたくなくば……わかっているね。休まず、陣を組むのさ。
>>185 く…!
(ばれてなかったのか。確かに年の功だ。しかも私はまだ戦に出たことも
ない…しかしよりによってこんな時に、あの松永久秀が!
だが彼は信長さまに謀叛して城を襲われ滅びたはず…。
わしがまだ幼子の時に頭を撫でてくれた…父光秀は嫌がっていたがw
幻なのか、現なのやら解らぬな)
名…前ですか。十五郎と申します。そう珍しい名前って訳ではありません…。
(嘘がばれなきゃよいけど…)
>>184 松本ドラゴン「交渉は決裂だなアイギス」
「ミンス島はオスティアの喉に刺さった骨としてカプトゥラム海に屹立し続けるだろうよ」
【アエトス・フラーギスにて】
源為義「賊徒どもに抜かれるほどこの地は脆くないわい。陛下のご命令通り城門を堅く閉ざすのだ。
あらゆる攻撃に対し柔軟に対処せよ。地下からの侵攻にも警戒するようにな。
食料も武器も十分にある。賊ごときに後れは取らんわ。」
源頼方「はっはっは、為義殿は血気盛んじゃのう。手柄は渡さんよ?
皆が陛下からの褒美を楽しみにしておるんじゃからなぁ。」
源為義「褒美の争いは眼前の敵を潰してからにせい。皮算用はそのくらいにしておけ。
この度はここを守り抜くことが我らのお役目じゃ。」
>>187 ならばよかろう、去れ。そうだ、土産にお主の君主に飲ませられなかった酒をやろう。
飲むも捨てるもお前たちの自由だ。毒物の心配はするな。
姑息な手で命を奪っては誹りを受けるからな。
>>183 同盟の承諾、誠に喜ばしい!
先だっての首都焼失は真に痛ましい。心よりお見舞いを申し上げる。
これは同盟国としての気持ちだ。首都再興の為にお使い下さるよう。
つ【金の延べ棒二百】
宝刀を…うむ、これは誠に素晴らしい。御礼にこれを差し上げよう。
つ【赤天鵞絨のマント】
つ【鋼の大盾】
>>186 面白くないねえ。小鳥は小鳥でも、さえずって耳を楽しませてくれないのでは興醒めだよ。
あたしは鈴虫を飼ってもう三年になる。普通は一年で死ぬのを、ひたすら気を配って三年も長らえさせているのさ。
その甲斐あって鈴虫は毎年凛々と声で楽しませてくれる。そうでなくてはなぜ久秀が三年も長らえさせるものか。
おまえは顔が美しいが、何の興味を惹く言葉を吐かない。意表を突く行動も取らない。
何の役に立つというのか、それで。……それとも。
「無用ナルモノコソ生ヲ永ラフルベシ」と説く荘子内篇を実践しているつもりかい。
ふうん。
誰か、この黄嘴の小僧の髪を乱し、棒で打ち、乱戦の中を突破してきたが如く仕立てなさいな。
…ん…、何故こんな真似をするとね?…待っていなさい。いずれ分かる。
言葉で楽しませぬなら、行動で楽しませてもらうよ。
何もせぬのに飯だけは食う無用者を、あたしは好かないし、そんな者の顔も名前も覚える事はないのさ。
>>186>>188 ──先手、得る所なく敗走して参りました
──既にひと月になりますが、過ぎ行くは徒に時のみ……
──うぬ、包囲は完成しておるというに……やわか、陥とさずにおるべきかっ
あッははは…… 流石であるねえ、アエトス・フラーギス。十万の軍を「もてなす」のに充分すぎる心遣いだ。
あたしはこのひと月、一当て、二当てしては、よもや欠陥はあるまいかと気を配っていたのだが、
完璧な防備とは斯くの如き事を言うのだろう。
必ず、正攻法以外の攻め方を試みねばなるまいよ。
まず、鉄騎五千あまりを斯く斯く然々に。
(号令を受け、鉄騎の一隊が北東に駆け去ってゆく)
次、今日は全軍に腹一杯に食わせなさいな。
(立ち上る炊煙。城塞から見ても、常より多い炊煙は奇異に映った)
さて、当然城からもこの様子は見えるし、ここにも敵方の間者は紛れ込んでいようが、どうするね……?
ははははは……
>>190 棒で打たれ、乱戦の中を突破して来た如くに仕立て上げられた十五郎は、無
表情のまま久秀を観察した。
―如何にすれば、この軍から脱却出来る?
それにはあまり有能なふりはせぬのが賢明だ。
呆れて捨てられるなら重畳、まさか久秀もたまたま木の上にいた小童を酷いやり
方で殺そうとは思わないだろう。
十五郎光慶は努めて呆け者を装い、その証拠として呑気にあくびをして見せた。
もうだいぶ前に規制などで落ちたが、魔法王国TRPGスレッドというスレは
わりと面白かった
>>188 アイギス様!辺境に赴任していたヤトゥギです。
首都炎上の話を聞き、急ぎ戻って参りました。
(このスレ初登場です。未熟者ですが宜しくお願い致します)
( ミンス島宮廷)
セン・ゴック官房長官「陛下、松本ドラゴンはアイギスと決裂したようです」
「また松永久秀という者がオスティアに侵攻したとか」
ハッハッハッ、ざまぁみろアイギス!
やはり私がオスティアに君臨せねばな?
アイギスを討つ好機だッ!
自衛隊に緊急出動体制を命じよッ!
セン・ゴック官房長官「自衛隊は暴力装置ですがよろしいので?」
かまわんッ!アイギスの首さえ獲れればそれでいいのだァーッ!
195 :
刺客:2011/07/29(金) 13:41:36.74
>>194 ガシュッ!
(ヴァン・サン・菅の背中目掛けて鉄の矢を放ちました)
>>195 グフッ!?
な、何奴ッ!
たとえ我が身が朽ちようと私は偉大なるオスティア王、ミンス島の首魁であるッ!
死んでもこの地位は手放さんぞォーッ!
>>196 殿オォーーッッ!!
誰か、誰か医者を!それから宮廷を封鎖せよ!殿を狙いし悪行極まる犯人を逃す
でないぞ!!
まさか固定死にはないよね?
>>189 かたじけない。わざわざ資金を下さるとはのう。もっとも、今は首都再興の費用より軍資金として消えそうだがな。
その宝刀は余からの気持ちだ。その宝物はありがたく納めさせてもらおう。
近いうちに我々も返礼を送らねばなるまい。のう、頼長。
藤原頼長「はい。王国の名産品等を献上に参りましょう。」
と言うわけだ。楽しみにな。
>>190 伝令兵「ご報告いたしまする。敵陣より炊煙が上がっております。いつもの倍以上です。」
源頼賢「なんじゃ、奴らいったい何を考えておる?しびれを切らし明日にでも全軍で攻めかかるつもりかのう。
今討って出て潰しに逝行っても構わんが、親父殿、いかがかのう?」
源為義「ならぬわ。これは奴らが兵を多く見せるための策かもしれぬ。
それでなければやはり総攻撃の算段だろう。だが明日ではない、今夜にも夜襲をかけてくるぞ。
今宵は夜を徹して警戒にあたらせよ。矢の補充も忘れずにな。また返り討ちにしてくれようぞ!」
源頼賢「いやいや、親父殿はそこまで読んでいらしたか。あっしはまだまだ戦略に疎いのう。
しかしただ籠るだけってのも退屈ですなぁ。」
源為義「よし、ならば挨拶に行こうじゃないか!騎兵を数名召集せよ。お前が顔合わせに行け。
戦いぶりを見たところでは奴らの大将はただの蛮賊ではなさそうだ。相当の智将であろう。闇討ちなどは考えまい。
だが一応得物は持って行けよ。お前なら切り抜けられるじゃろう。」
源頼賢「本当ですかぁ親父殿?では敵がどんな面をしてるか身に行くとしましょうか!(槍を持ち砦を出る)」
(敵陣前にて)
源頼賢「よく聞けや守備兵どもおおおお!我こそはアエトス・フラーギス主将・六条判官源為義が四男・源頼賢なり!
下級武士共は退け、お前たちの大将と話がしたい。とっととここまで連れてこい。早くせんか!」
(今まで頼賢の賢の字が間違ってましたね。失礼。)
>>193 おお、久方ぶりであるな!全くお主のような忠臣はあのような僻地へ送るべきではなかったな。
悪く思わんでもらいたい、あれは決して左遷などではなかった。かの地の鉱産資源発掘の指揮をとってもらうつもりであった。
今後は中央(首都・ビオレゲンス)にて活躍してもらおう。丁度この街の総督の人選を考えておったところだ。
お前をビオレゲンス総督に任官する。街の治安維持にあたれ。
オスティリアで総督をしておった者はいまだ行方知れず、最早この世に居らぬのかもしれぬ。
もし生きておったら奴にも相応の官位を再び与えるつもりだ。今はお前が総督の職務を全うせよ。
(いえいえ、遠慮せずなんでもやっちゃってくださいww)
>>194 衛兵「陛下、ミンス島の正規軍が我が国の領土へ侵攻しております!」
ふっははははははははははは!!人間ども、余を滅さんと方々より押し寄せてくるか。
それも良かろう、相応の礼を返さねば、な。だが将がおらぬ。為義らを呼ぶわけにもいくまいしのう・・・
衛兵「続報!ミンス島内にてヴァン・サン・菅めが襲撃されました!(
>>195-196)」
ほう・・・これも余に味方する魔の仕業かもしれんな。だがまだ安心はできん。
頼長、兵を率い奴らを牽制せよ。
藤原頼長「分かり申した。直ちにかの地へ向けて出立します。」
【配下】
藤原頼長 ふじわらのよりなが・・・名家の生まれで皇帝側近。ミンス島軍牽制に向け出立。
源 為義 みなもとのためよし・・・闘将。源家を率いるアエトス・フラーギス主将。
源 頼賢 みなもとのよりかた・・・豪快な性格。為義の四男。父と共にアエトス・フラーギスを守備する。
>>200 いえいえ陛下、現場で陣頭指揮を取れたのは非常にいい経験になりました。
ははーッ、身に余る光栄でございます。今、この瞬間からはビオレゲンス総
督として、街の治安維持に粉骨砕身致す所存にございます。
(ありがとうございますw)
では再び災害の起こらぬように、夜間にも見張りの者を街中を巡回させましょう。
それで陛下、近頃どうも街に怪しい宗教が広がりつつあるようなのです。
『太陽の輝き』なる集団で、病気を治すと偽り「お手かざし」なる法を病人
に施しているとか。いかがわしいものになると「ヘソくらべ」なるものまで…。
様子を見ますか、それとも一気に叩き壊しましょうか…。
民が絡んでいるので、教団殲滅には気を使います…。
>>191 仕上がったかい。…おおぅ。これは良い。十重二十重の包囲を突破してきたと云っても、誰も疑うまいよ。
痛かったろう? べそを掻いているか、泣き喚いていると思えば…ん…、まさか欠伸とはねえ。
はははっ……中々の器に見える。
十五郎、あたしはおまえを一度解き放ってやろう。
おまえはあのアエトス・フラーギスの軍使を装い、敵の補給線を繋ぐ支城に走ってもらうよ。
そこでこう伝えるのさ。
「包囲軍(松永軍)は屯田を開始。近辺の民心掌握、国人の切り崩しを進めている。
今また松永久秀は軍の半数をビオレゲンス方面に進発させた。
アエトス・フラーギスの孤立化とビオレゲンスの攻略を企てているのは明白である。
今、敵の準備が万事整う前に、我々(アイギス軍)が包囲軍を叩き、諸君が東進軍を叩けば
敵はおのずから瓦解する。
よろしく取りはかられたし。」
そうして敵が支城から軍を出せば…ん…、先に進発した鉄騎五千でガラ空きの留守を奪う。
…解き放たれたのを良い事に、戻らなければどうするかとね?
戻るさ、おまえは。
なぜならあたしはこの世界で唯一人のおまえの身寄りだからだ。
明智十五郎光慶。久しぶりだねえ。
(そう云って笑った顔は、昔彼の頭を撫でた時のものだった)
>>199 ──源頼賢が呼ばわれば、整然と並んだ包囲軍、さっと左右に分かれる。
進み出でるは、白馬に騎し、若草色の素襖をまとった一人の武将──
あたしは松永弾正久秀である。
斯くも見事な城塞、その主将は如何なる男なりやと思えば、汝が如き黄嘴の小僧とな。
汝が如きは朝な夕なに手習いし、父母の機嫌でも取っておるがよかろうに、
大将を名乗りいっぱしの口を利く。
何と嗤うべき作法なるかな。
この久秀に汝と語る口はない。
早々に城を明け渡すか、さもなくばその鮮血を献じてあたしの興を喚起せよ。
(バリンズドーン、と天から一条の雷が落ちると、そこから手のひら程の大きさの幼女が現れました)
ぅうん……ここはどこかしら?
竜の棲むエールフィフィでも、綺麗な塔がある蓮桜国でもないみたい。
(金髪に紫の瞳を持つ、白い肌の幼女は背中の翅を動かして飛びまわり、彼方を見つめます)
でも、人間達の気配だけは同じね。
いっつも大勢集まって戦ったり傷つけたり、そんなことばっかり。
(幼女はキョロキョロしていましたが、やがてミストラングの方に視線を固定させます)
あっ、東の方は少しだけ住みやすそーな雰囲気ね。
(空飛ぶ幼女の姿がその場からフッと消え……しばらくすると黒磯城の城下町に姿を現しました)
うーん、ここにも人間たちが集まってきてる……。
まだ喧嘩はしてないみたいだけど。
>>199 いや、使途は何でもよいのだ、貴国の為になるのであれば。
宝刀有り難く頂戴する。早速罪人で斬れ味を確かめさせて貰ったところだ。
これこそ、世にも稀なる宝刀よ!
うむ、返礼は嬉しいのだが、今は何より戦に勝たれる事を優先されよ。
せっかくの同盟国に消えられてしまったのでは、こちらもイザという時の
備えにならぬw
>>203 〜城の物見櫓から〜
おや…あの光輝くものは何かな?
他の者は何も気づいてないようだ。
ちょっと確かめてみよう。
光よ、そのまま消えるでないぞ…!
き…きみ…は…?
(周りの者は、何事もないように通り過ぎて行く。
ひょっとして私だけが見えているのか…?)
>>204 (雑踏の中を飛んでいると、フェイド王に話しかけられる)
あれ、変ね?あなた、私が見れるの?
私、ちゃんと"姿隠し"で人間の目には映らなくなってるはずなのにぃ〜。
(腕組みして考えて)
むむー……わかった!
あなた、妖精を見れる目の持ち主なのね。
そういう人って、あんまりいないんだけどな〜。
私はユピティー、雷の妖精。
この国を侵略しに来たの!
……なーんてねっ。
本当は世界樹の種を探しに、この世界に来たのよ。
でも世界樹の種を探すのは、きっと時間がかかるのよね……。
だから、その前に寝床になる場所を見つけなくちゃって、ここに来たの。
>>202 名前を呼ばれた刹那、十五郎の背筋に寒気を帯びた衝撃が走った。
ばれている。
あの時はまだ背も低く、顔立ちも幼かった。それゆえ、まさか気づくまいと
思ったのだが…。
流石は松永弾正久秀。
しかも長閑に、あの時と変わらぬ笑顔を見せて来る。
戦慄をもたらす邂逅に一瞬目を見開いた十五郎は、すぐにまた阿呆な呑気者
の顔に戻った。
「そんな、買い被りですよ。私は言うのは憚られますが「美人白痴」で通っ
ておりましたので…。今のも単に眠たくて欠伸しただけです。よだれでも垂
らしたほうが、それらしく見えるんでしょうけど…」
十五郎は久秀の顔色を見ながらゆっくりと言った。
「えぇ、ええ。それでも一応行っては来ますよ。殺されたくはありませんの
でね。私のような阿呆に敵が騙されるとは限りませんが…」
>>200 〜アイギス軍の補給線を繋ぐ支城にて〜
わたくしはぁ、わたくしは軍使にございますぅ〜。
「包囲軍(松永軍)は屯田を開始しましたぁ。近辺の民心掌握、国人の切り崩しを
進めておりますぅ〜。
今また松永久秀は軍の半数をビオレゲンス方面に進発させましたぁ。
アエトス・フラーギスの孤立化とビオレゲンスの攻略を企てているのは明白でご
ざいますぅ。
今、敵の準備が万事整う前に、我々(アイギス軍)が包囲軍を叩き、諸君が東進軍
を叩けば敵はおのずから瓦解いたしますぅ〜。
よ、よろしく取りはかられたしぃい〜」
( ミンス島宮廷の一室)
闇将軍オ・ザーワ「役立たずの刺客
>>195め、ヴァン・サン・菅を討ち損じるとは」
岡田・イオン・フランケンシュタイン幹事長「しかしこれで自衛隊を呼び戻せる」
マエナントカ外務大臣「ミンス島はオスティアへの野心を捨て栄光ある孤立を目指すべきだ」
大宰相ルーピーポッポ「クルッポー」
>>205 そうだったのか、なら僕が寝床を提供しよう。
ちょっとこっちへ来て。
(路地の隅へユピティーを誘う)
…実は、私はこの国の王なんだ。しっ、大きな声を出しちゃいけないよ。
これから、私の住む城に連れて行ってあげる。
離れの見張り台の最上階は誰も使わないから、よければそこに住まいなよ。
食事も運ばせよう。どんなものが好みだい?
世界樹の種の話も聞きたいな。さ、行こっか!
>>201 本当はもう暫く向こうで働いてもらいたかったのだが、こうなった以上は仕方ない。
新たに与えられた職務を全うするのだ。
教えが流行ると言うことは、それだけ民が不安から逃れようと心の救いを求めねばならない世になってしまったことの証明だ。
その実態がいくらふざけていようとも、民たちの目にはそれが神のなせる技にしか映らぬのだろう。
あるものを妄信する者たちは死を恐れず、強い結束を持つ。まずはその夢から覚まさせることが大切だ。
奴らの教団に潜入調査をさせて証拠をつかみ、奴らの愚かさを白日のもとに晒すのだ!
その教えの矛盾点や異常な部分を、な。
>>202 源頼賢「(槍の先端を突き付けながら)あんたが賊軍の大将かい!どんな巨漢が出てくるかと思ったらまるで女のようじゃあないか。
わりいな、お前んとこにあいさつに行けって命令したのはその親父殿なんだよ。これが十分ご機嫌取りになってるのさぁ。
俺は作法だのはよく分からねえ、だがそんなものは必要ねえ、戦功がありゃあいくらでも偉くなれるんだからねぇ!
あんたこそ将軍なんてやめて街の舞台で舞っていたほうがよほど似合ってるぜ!」
騎馬兵「頼賢さん、もうこの辺でいいでしょう。引き上げましょうぜ。」
源頼賢「おう、こんなもんでいいだろうぜ。今宵はあんたらと殺し合いをしに来たんじゃあないんだからな。
(馬を走らせ少し行った所で立ち止まり・・・)おっと、忘れちまうところだった。
こいつは今日の土産じゃい!そりゃああ!!(松永久秀が前の地面に持っていた槍を投げ突き立てる)」
がっはっはっは、ではのう。(供と砦へ走り去る)」
>>204 その宝刀は余も気に入っておった物だ。なんといったかは忘れたが、どこぞの商人が寄こしたものだ。
剣は使ってこそだが、余にその宝刀を使う機会はなかった。この美しい輝きをながめるだけで十分であった。
血で朱に染まりし姿を見るもまた一興、か。
はっはっは、これはご心配痛みいる。
これまで幾多の外敵を防いできたアエトス・フラーギスだ。そう易々と陥落させることはできぬよ。
戦勝報告をゆるりと待たれるがよい。
>>206 隊長・平家弘「なんということじゃ!このままでは我々は壊滅じゃ!
いやいや、よくぞ知らせてくれた。早急に為義殿のもとへ出向き対策を協議せねばなるまい。
お主もアエトス・フラーギスまでついて参れ。お主が来て直に説明した方が分かりやすいじゃろうて。
こうしてはおれん、すぐに出立するぞ。水の一杯でも飲んでからワシと共に来い。
これ、少々留守を頼んだぞ。」
平家弘 たいらのいえひろ・・・アイギス家臣。補給線の監督にあたる。
>>207 藤原頼長「なんと、敵軍が引き上げの準備をしておると?誤報ではなく?
そうですか、ならば引き上げといきたい所ですがもう暫く様子を見ましょう。撤退に見せかけた罠かもしれません。
まったく面倒な連中ですねえ。攻めてきたり引き上げたりとまったくせわしないったらありゃしない。
もっとも、こんな状況下で争うのが好ましいとは到底思えませんが。」
>>183 なっ、本当ですかのう?
陛下にお声を掛けていただけるばかりか伝説の酒もお探しくださるとおっしゃる
この歳まで生きておりますのも陛下の御世に巡り逢わんがためと思えば
嬉しゅうございまする・・・
伝説の酒、それは何もお伽話のように海中や断崖絶壁の上に有るものにあらず
いずれも然るべき醸造主がおり、人に呑まれておるのだとか
ただ余りにも稀少なるがゆえ、存在を世に知られることもなく
ただ伝説のみが広がっておるのだとか・・・
>>181 霜台閣下、私にとって生を実感できたのは海だけだった。
愚かな王は戦場も知らず喚き散らし、高官たちは亡国の危機に他人の誹謗中傷に明け暮れ、
兵たちは自分たちの故郷を守るために戦おうとさえせず、倭軍は何の咎も無き我が祖国を蹂躙した。
私のいた世界で、私を支えていたのは愛国心だけであった。
だが、この世界に我が祖国は無く、変わらずあるのはただ海だけ。
だから海を見たいのだ。
海を見れば私がこの世界で何をすべきかわかる気がする。
そのためなら、此処よりカプトゥラム海へ至る血の河を創ることに何の躊躇いもない。
>>208 【ミストの路地裏にて】
へー、この国の王様……むぐぐーっ。
(しっ、と口に指を当てられる)
ぷはっ!
(離れて宙を舞い)
じゃあ、せっかくだし、ご厄介になるわね。
私たちの寝床なら、編んだ枝に葉っぱをいっぱい敷くだけで十分よ。
自分でもよく作るしね。
まあ一生懸命寝床を作っても、出かけてる間に他の妖精が寝てたりすることもあるけど……。
あっ、好きな食べ物は甘いものよ!
(岩肌の道をフェイド王の後を付いて飛び進み、黒磯城の見張り台に辿りつく)
ここは、とっても見晴らしがいいわねー。
(窓辺の枠に腰掛けて、彼方に聳えるアエトス・フラーギスの影を見る)
そうそう……世界樹の種のお話をする約束だったわね。
世界樹っていうのは世界全てに元気を与えてくれる、とっても大きな樹。
でも、私たちの世界の世界樹は枯れちゃって……もう無いの……。
あの世界で元気なのは、もう毒の妖精たちだけ。
それで、みんなで手分けして他の世界樹を探してる途中なのよ。
種さえ分けてもらえれば、また新しく木を育てることが出来るしねっ!
214 :
中庸:2011/07/30(土) 00:06:07.68
スレは移植すると大抵ポシャるんだが…
>>158>>203-205>>208>>213 良い顔してるな。為政に頭を悩ませるっつっても、やり甲斐を感じてるんだろう?
何だか嬉しくなるよ。
君の居るこの場所が、君にとって良い居場所で、良かった。
さあ、酒を呑もう。
お勧めの蝮酒をもらうよ。
蛇は、嫌いどころか大好きだ。賢いし。
……うまい。
俺の願いは……
フーッ………
この世はもどかしい。
時代の常識が、俺の心になくて。
俺は俺でしかない。
自分を曲げず、常識で測れない、漠然とした心の広がりを感じていたい。
つまりは、そう……
ウォォォーーーーーーーーオオオッ!!! 風になりてーーーーーーっ!!!
(白牡丹、夜空の上弦の月に向けて吠える。よく通る声も、今夜は夜空にしんと吸い込まれていった)
(ひとしきり叫んだ後、何かの気配に気付く。ユピティーの居る方を見て、笑って手招く)
隠れてないで、出てこいよ。
俺が叫んだから驚かせたな。悪かったよ。
でも、まさかこんな所で……と言ったらフェイドに失礼か、まあいいや、こんな所で
妖精に逢えるなんてな。
(名前間違えちゃった、てへっ)
>>198 「ほどよい緊張感を」…
理不尽に殺されることはないけど、かといって「なあなあ」にならず
緊張感を持って臨むのが
物騒なネタを楽しむコツね
>>214 私も、そう思っているわ
この「電波板」にこの世界が出来て、こうして次第に広がっているのは
やっぱり「縁」ですもの
>>206 ははは… では、そういう事にしておこうかい。おまえ、そのうちきっと良い謀将になれるよ。
謀将の資質は智慧だの何だのではなくてね、一番は…ん…、面の顔の厚ささね。
(十五郎を見送ると、久秀は再び馬上の人となった)
>>209 ほう、中々冷静なのじゃないか。ちょっと挑発すれば怒って突撃してくるかと思ったよ。
そうすれば攻城が楽になる…口先で何か言うのはタダだから試してみたが…ん…、失敗してしまったねえ。
はッはッ…… 頼賢、おまえの清々しさに触れて、これ以上憎まれ口を叩く気もなくなってしまったよ。
あとは兵と兵で決着を付けようじゃあないか。
…ザクッ
この槍は……
おまえの命を奪う時、おまえの胸にこれを突き立てる時まで、大事に取っておくことにしようさ。
源頼賢。
死の間際でも、先程のように清々しくいられるかい?
>>210 ──五千の鉄騎と彼らを率いる騎将・高山右近は、平家弘の動向を注意深く見守っていた
高山右近「支城から敵兵が出るまでは動かずッ。ガラ空きになった所に快速で迫り、降伏勧告を致すのだ。
無駄に命を奪ってはならぬ。敵が我らに為した敵対を許すのに同じく、我らも敵に寛容で当たるべし……」
>>212 李舜臣、おまえとあたしの生き様は対照的といっていい。だが、おまえの云う「生の実感」はよく分かる。
あたしも、乱世を己の思うまま生きねば生の実感が得られなかった。
ゆえに事敗れた時…ん…、あの男め、「平蜘蛛」の茶釜を渡せば命は助けてやると云って参ったが、
それを良しとはしなかった。
これはあたしの気まぐれだ。
着いておいでなさい。おまえに鉄騎一万五千、歩兵二万五千…まあ、つまりは全軍の半数を任せよう。
女真との戦で陸戦も慣れているのだろう?
大陸の戦法というものを、見せてもらうとしようかい。
さすればあたしも勉学と遊興と、兼ねて楽しむ事ができる。また血が流れるのが見られる。あははは……
さあて、李将軍。
ちとお知恵を借りてもよろしいか。
あたしはアエトス・フラーギスを落とすのに、最終的には守兵を城外に誘き出さねばならぬと思っている。
その布石として、今、城塞の後背を落とし孤立化を狙っているのだが、将軍の考えも聞きたいのさ。
>>218 松本ドラゴン「よぉ、松永」
「アイギスを潰すんだろ?」
「ミンス島と共闘しねぇか?」
>>210 うむ、真にこの刀は素晴らしい!
このような宝刀を頂き光栄だ。大切にすると誓おう。
実は私は、現実…というべきか…で王子の身だった。
ただし兄がいて、王位には手が届かない状況だった。
それゆえこの世界で王になってみたのだが、まだまだ未熟者。
何くれとなく、アドバイスをしてくれると有難い。
ハハハ、要らざる心配だったようだ。では微かに見えるアエトス=フラーギスか
ら戦勝報告が届くのをゆるりと待とう。
>>213 なるほど、葉っぱは何の葉っぱがいいんだい?上質なものを用意しよう。
他の妖精かぁ!ぜひ会ってみたいね。
夢のようだなぁ、妖精に会えるなんて。ずっと図鑑でしか見た事なかったから。
なるほど甘いものが好きなんだね。
桃なんかどうだい?リクエストがあれば応えるよ。
うん、景色がいいだろう?
本当に自由に使ってくれて構わないからね。不備があれば遠慮なく言ってくれ。
えっ、それじゃあこういう世界は幾つもあって、それぞれに世界樹があるのかい?
私にも興味が湧いて来たよ。
それで君、仲間は何人かいるのかい?それとも一人旅?
>>218 源頼賢「(砦に帰還して・・・)」親父殿おー!頼賢、只今戻りましたぞぉー!
誰か水をくれい、喉が渇いてしょうがない。」
源為義「おお、早かったのう。で、敵の大将はどのような人物であったか?
まさかとは思うがお前、そいつに飛びかかったりはしなかっただろうな?」
源頼賢「男みてえな女みてえな奴でしたよ。今まで俺たちが殺してきたただ得物振り回すだけの大男たあ訳が違う。
理屈で勝負したら、俺じゃああいつにゃ勝てねえですわ。
あいつを襲いなんてしたら親父殿になんて言われるかたまったものじゃねえですよ。俺にゃあ親父殿を怒らす勇気はありませんからね。
へへへ、代わりと言っちゃあなんですが槍を投げつけてやりましたよ。もちろん誰も傷つけちゃあいません。
あいつがすまし顔で跨ってた白馬の額にでも喰らわして赤く染めてやろうかとも思いましたがね。」
源為義「お前ときたら・・・まあ良かろう。敵の素性を知っておくのも大切じゃ。
しかし誰も殺さなかったのは褒めてやるべき所かも知れんのう。」
源頼賢「久しぶりに親父殿に褒められましたわい。童の時以来ですのう。」
-----所変わって支城では-----
兵士「お待ちくだされ家弘殿。頼長様より使者が参っております。」
平家弘「頼長殿が?確かミンス島軍との戦に向かっておると聞いたがのう。
うかうかしてられんが、頼長殿の使節とあらばワシが行かねば。すまんな、すぐ戻るゆえここで待っていてくれ。(
>>210)
(使者の元まで移動する)遠路ご苦労でありました。して、ご用件は?」
使者「はい。頼長様はミンス島軍との戦に備え奴らに先んじてパリエース島をおさえる手はずでありましたが、奴らの指導者がクーデターにより重症との
一報が入りまして。奴らは軍を引き上げましたが念には念を入れてと進軍を続けました。
しかしもうその心配はないとはっきりいたしましたので、これからこちらへ合流したいとのことでしたので、私めがその旨お伝えに参りました。」
平家弘「頼長殿が来て下さるのか、これは心強い。お待ちしておりますと伝えてくだされ。
申し訳ないが、私はこれより急ぎの用がありますゆえ、これにて。(軍使のもとへ戻る)
いやすまんかったすまんかった。頼長殿の機嫌を損ねるのはまずいのでな。ワシもあの方の指揮下ゆえ。
そう言えばお前はどこの隊の者だ?隊長の名は?知り合いであったら言付けを頼みたいのだが。」
>>211 なるほど、所詮はただの言い伝えかもしれぬと言うわけ、か。
それもまた面白きかな。この騒動が一段落したら、少しずつ探していこうではないか。
存在していようといなかろうと関係ない。夢を追う、これだけで十分だ。
なんともいえぬ風流を感じるではないか。
>>221 はははははははっ、この世界には余と似ておる、いや余のかつての身の上とは逆の人物までおるのか。
いやこちらの話だ、気にせんでくれ。余にも弟がいた、いと可愛らしき、な。
それに寝首をかかれようとは、幼少のころは夢にも思わなかった。
やはり貴殿とはどこか気が合いそうだな。
ではさらばだ。またいずれ会おう。それまで達者でな。
>>215 ああ、施政は本当に楽しいよ!
今、首都では大規模な都市計画を考えてるんだ。緑地や用水路を作って火事や地
震などへの備えとしたい。
また北西と南東にも大きな都を作りたいと思っているんだ。
大船団も作りたいな。陸軍と海軍を作るんだ!
ありがとう、君の言葉は何にも増して嬉しい祝福の言葉だよ。
君はひとの常識を備えようなんて考えなくていいんだ、だってあるがままの君を
世界の自然は認めてくれているんだから!自然は君を拒んだ事はない、そうだろう?
ハハハ、怒らないよwまだここは小さな、辺境の新興国家なんだから。
ユピティーは世界樹の種を探しているそうなんだ。君、知ってるかい?
>>223 なるほど…、兄弟同士の争いはいつの時代にも、どこの世界にもあるものですね。
お互いに、それに負けたる者同士。
ウマが合うと思って貰えれば幸い!末永い同盟を固く誓いましょうぞ。
ああ、アイギス殿。お身体壮健にて、戦に必ず勝たれよ。
ではまた会う日まで。
>>214 (一応だけど私が来た"他の世界"って言うのは、"他のスレ"って意味じゃないって言っておくわね)
(エールフィフィも私が来た世界も、夢と現の狭間に在るどこでも無い場所よ)
>>215-216 (一瞬、老人とも見えた影は、雷の妖精が瞬きする間に青年の姿へと変わっていた)
あっ……幻視!
幻視って言うのは大きな城が一晩で消え去ったり、いつの間にか金貨が葉っぱに変わってたりする不思議な現象。
夢や幻の力が強い場所って、よくこんなことが起こるの。
(フェイド王に耳打ちしてると、バイ・ムーダンに呼びかけられる)
また見つかっちゃった……ここの国は妖精が見える人が多いのね。
こんばんは、おっきい人。
私は雷妖精のユピティーよ。
(飛びながら、バイ・ムーダンに近づく)
あなた、風になりたいの?
風って……そよそよ吹いたりビュービュー吹いたりする、あの風???どうして???
風になっちゃったらお菓子も食べられないし、あったかい寝床でも寝られないのに!
>>217 (どこからか無配を感じて)
うーん……誰かに見られてるよーな?
樹霊たちでも、夜の乙女でもないみたい。
この世界の神様だったりしたら、何か捧げものしないと怒ったりするのかなー……?
とにかく、よろしくね。
(妖精のイメージ・
http://dl6.getuploader.com/g/1%7Csample/5159/sample_5159.jpg)
>>221 (葉っぱの好みを聞かれ)
うーんと、トゲトゲしてたりチクチクした葉っぱじゃ無ければ、なんでもいいわよ。
桃の実はおいしいけど、葉っぱはギザギザしてるからダメね。
(桃の実に一口かじりついて)
ふふっ、妖精が夢みたい?
もしかしたら、ここって本当に誰かの夢の中かもね。
夢見てる人が起きたら私たち、みーんなパチンっ!て消えちゃったりして……。
そんなことになったらいけないから、私おいしいものは最初に食べるって決めてるの!
(世界樹を探す旅について聞かれ)
うん。世界樹は色んな名前で呼ばれてて、色んな世界にいっぱいあるわよ。
とっても賢くて、とっても大きい木たち!
それをみんなで探してるんだけど、ここに来た妖精は私だけみたいね。
まずは、この国で一番大きい木を探してみなくちゃ。
広い森の中を飛び回って、青い川を渡って、高い山のてっぺんから見下ろして。
うーん……あれ、この国の名前って何だったったっけ?
>>226 へえ、そうなのか!君は私が知らない事を色々知ってるんだねぇ。
よければもっともっと教えてね!
(妖精のイラスト、素敵です!)
銀杏の葉っぱはどうかな?
青々とした葉があそこの木になってるよ!
それともあの奥にある金木犀がいいかな…?まだ良い香りはしないだろうけど。
うーん、すると私は現実社会に戻るのかな?どうせ穀潰しの王子だし、夢ならこ
のまま覚めないといいなw
この国の名前?ここにある私の王国の名はミストラングだけど、もっと大きい名
は何だったかな。オスティアだっけ…?まだあまりよく知らないんだ。
(フェイドはバイ・ムーダン
>>215-216に助けを求めます)
>>210 はい、お水を一杯頂きまするぅ〜!
ゴクゴク、プハッ、あ〜、甘露甘露。
それが、私めは言われた通りに述べたもので、そちらに参っても一言一句、
同じ報告を繰り返す事になりまするぅ〜。
それでも宜しゅうござりまするか〜?
(さて、どうやってこの軍から逃れるか。
それにはやはり、頭が悪くて気のよい者…つまり、軍務にはまるで向かない者を
装うしかあるまい。能有る鷹は爪を隠す、という。私は鷹ではないが、ここはそ
の格言に従おう)
(それにしても…、現実の世界において私はずっと坂本の城にあり、戦どころか
奉公へ出た事すらなかった。
この非常時に未経験は痛いな…)
>>220 ──松永久秀、丸くした目をにぃと細めて
おまえは、この松永と手を組む意味を分かっているのかい。
それはあたしの手駒となり、あたしに興を献じる下僕になるということだよ。
ああ、そうさ。
この戦を始めた理由など…ん…、遊びの虫が騒いだという程度のものでしかない。
飽きれば引き上げるし、面白そうなら進路を切り替えておまえの「ミンス島」を攻めるぐらい、
造作もないことさね。
さあ、どうする。
跪いて「どうかミンス島を攻めないでください」と哀願してみるかい。
やってみせておくれよ。おまえが泣いて頼む姿が見てみたいねえ。
さあ、どうする。
そうしなければアエトス・フラーギスを落とした後、カプトゥラムを渡っておまえ達を血祭りに上げてしまうよ。
>>222 【アエトス・フラーギス攻囲軍】
さあて、さあて。…高山、友照。奥田、忠高。楠木、正虎。
この中でよくあたしの心を理解しているのは誰だい。あたしは次に何をしたいと欲しているね?
──祐筆・楠木正虎は何も言わず俯き、静かにつーっと涙を流す
にぃ…。正虎、おまえだ。おまえに決まりだ。次の一手はおまえが奉行するんだよ。
そう、近辺の村々を襲撃するのさ。
まず、働き盛りの男を捕らえよ。捕らえた男には己が娘や姉妹、母親を強姦させ、
その痴態を楽しんだ後に牛裂きにせよ。
女には肉親に犯されるという屈辱を味わわせた後に、油を打ち掛け火を放って焼き殺してくれる。
老人は頭頂に何本も何本も釘を打ち込み、ハゲた頭をそれで誤魔化してやりなさい。
ああ、子供の肉は美味そうだ。千切りにした上、兵達の兵糧に混ぜるんだよ。
一つの村では物足りない。ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ…ん…、「そして誰もいなくなった」……
そうしてやろう。
…すぐにとりかかれ。
躊躇する者は、この松永軍には一人とておるまい?
(号令を受け、松永軍は近隣の襲撃に走る。民の一部は、籠城軍に見せるため拉致され、城門前で処刑される)
源頼賢。あたしが花の舞台で舞うのが見たいと言っていたね。
あたしは羅刹の舞台で舞うのが好きだ。
この面白き処刑と共に、あたしの舞を楽しむがよい。
(松永久秀、はらり、はらりと蝶のように舞う。始終無言だが、流し目は籠城軍に対しこう言っていた。
「どうだ、己の民をどれだけ殺されても籠城を続けるか。それなら無尽蔵に虐殺を続けるぞ」と。)
>>222 (うっかり見落とし、大変申し訳ないです!お詫び致します)
>>228を参考にして頂ければ幸いです。
へ、私ですかぁ〜?
どこの方の軍使いか…いやぁ最近、滑って頭を打ったんで、それまでの記憶
がなくなってしもうて…。
報告だけは頭に染み付いていたのですがぁ〜…。
>>229 ご指摘ありがとう。感謝してる&これからも宜しく。
>>228>>232 平家弘「何?記憶が飛ぶほど強く頭を打ったと申すのか?これはいかん、直ちに治療をせねば。
今は何ともないかも知れんが頭は危ない。すぐに城内の医者に見せよう。
すまないが、先ほどの報告を紙に書いてはくれぬか。それにワシの印を入れ誰かに届けさせることにしよう。
無理をすることはないぞ、お前のような一人の兵のことも気にかけられんようでは天下を治めるなど不可能だ。
丁度ワシも頼長殿が参ることになったゆえ出迎える準備をするとしよう。
為義殿らより頼長殿の方が恐ろしいからのう。」
(分かりにくくてすいません安価つけ忘れました><)
>>231 (為義・頼賢城壁の上にて)
源頼賢「なんだあ?あんの野郎、気が狂いやがったか?親父殿、俺に出撃のご指示を。
今すぐにでも奴の首をはね飛ばしてきます。さあはやく!」
(為義、長刀を携え不敵に笑う)
源為義「ぬっふっふっふ、はははははは!!!笑止なり、笑止なり人間。
聞けい、我らが陛下はかつていた世で生涯を終え、この世界に大魔縁として生まれ変わった!!
もはやあのお方は人を越えられた。そしてある時重臣らに言った、『この地に死者の国を興す』と。
陛下が民を慈しむは所詮建前だけよ!死した民は霊魂となり、陛下の魔をより強大な物とする糧になるのだ!!
民とは言っても奴らはこの砦の建設に反対していた。この時点でこのあたりの民どもは総じて陛下の敵となったのだ。
貴様らが何人殺そうが陛下と前世よりつき従う兵らは微塵も動揺などせんわ!!!」
源頼賢「そういうこった、さっさとその気色の悪い見世物を片付けやがれってんだ。
まだやるんなら国中にあんたらの悪行を知らしめてやらあ!」
>>224>>226-227 くすくす…
(目を輝かせて計画を語るフェイド王の言葉を嬉しげに聞いていたが、「世界樹」という言葉を耳に留めて)
晩上好、ユピティー。俺は白牡丹。
お近づきの印に、これ、どうぞ。
(白牡丹は木の葉に包まれた焼き菓子「レンバス」を差し出す)
前に夢の中で人に貰ったんだ。妖精にあげると喜ぶわよって言われて……目覚めた時に握りしめてた。
君は雷なんだな。道理で聡い目をしてる。俺、雷好きだよ。雷の日は清浄だから。
(フェイドに向いて)
良かったな。ここ、中々綺麗ってことだよ。
(もう一度、ぱたぱたと近づくユピティーに)
あっははは…… そりゃそうだ。だけど折角の美味いお菓子も、あったかい寝床も、気持ちが塞いでいたら
ちっとも素敵じゃないだろう?
俺には風精の友達がいたんだ。立派な竜なんだが、どういう訳か人間に化けると
ふとっちょのオッサンになりやがる……小憎らしい奴なんだけどな。
気ままで良い奴でさ。話してると、その気楽さに、こっちが人間でいるのが嫌になる。
…そうそう、ユピティーは「世界樹」を探しているって?
ユピティーの探しているものと同じか、わからないけど。
「全てのものは、根源で繋がってる。」……元の世界で「仕事」を長く続ければ続ける程思った事でさ。
全ての命を繋げているそれが、ユピティーの言う「世界樹」だとしたら、ここにだって世界樹はある筈だ。
例え、ここが夢の産物だとしてもね。
……ふふ……早々、パチンっ!と消させてはくれないさ。
ここで夢を見てる奴は俺達に長く居てほしいんだから。
もし、世界樹を探すなら…俺も一緒に行っていいか?
世界樹が俺の思ってるものだったら、確かめてみたいことがあるんだ。
この国の名前…… 本当の名前が分かってしまう時って、なんだかヤバい事が起こる気がする。
(ユピティーのイメージ見て感動しました。俺も上手になりたい……)
>>226 世界は醒めない夢……
まぁ、可愛らしいお客さま
貴女もこの世界に足を踏み入れたのね。此処を好きになってくれるとうれしいわ
「ここは貴女なんだから」
私ね、今貴女の夢の中にお邪魔しているの
起きているのに、夢だなんて、おかしいかしら?
でも、夢は寝て見るものとは限らないのよ
此処は私の世界
現実なんてどこにもないかもしれない
夢が現実に取って代わる……そんな世界だもの
でも、それがどうだっていうの…?
夢だろうが、現実だろうが、此処が私たちが居る場所
何の区別もないわ
私ね、楽しいことが大好きなの
昔、此処はそれはそれは楽しい場所だったわ
でも、名前も、歴史も、何もかも奪われてしまったの
だからもう一度楽しい場所を創りたくて……沢山のお客様を招いているの
>>235 そうか、ありがとう!
ムーダンはユピティーと一緒に旅に出るのかい?
>>234 それがぁ〜、わたくしめは読み書きが出来ませずぅ〜。
代筆をお願い出来ればありがたく存じまするぅ〜。
(何となく…ここで私の直筆を披露したくないな)
ああぁ、わたくしのような一兵卒にまでお気を配って頂けるとは、ありがたき幸
せにござりまするぅ〜。
(医者に見せられても、多分大丈夫だろう。私の頭には、先ほど松永の軍で棒で
叩かれた時に出来たタンコブがある)
(さて、これからどうするか?どうなるか…)
>>230 松本ドラゴン「なぁ、松永」
「お前何か勘違いしてねぇか?」
「あんな小城一つ落とせないお前がミンス島を潰す?」
「敵も己も知らない将に率いられる兵は哀れだな?」
>>227 私は色んなことを知ってるわよ。
大きな雲の塊の中に何があるのかも知ってるし、虹の橋がどれくらい長いかだって知ってるもの!
まー、人間の役に立つかは分からないけどねっ。
(窓から、庭の木に近づいて)
うーん……葉っぱのベッドを作るなら、こっちの金木犀の方がいいわね。
お言葉に甘えて、何枚かもらっちゃおっと。
(大量の葉っぱを抱えて戻ってくる)
ここはミストラングで、他にもオスティアって場所があるのね。
私がここに来る途中に、カラスがいっぱい集まって騒いでる国があったけど、そこのことかなー?
カラスたちは人間が戦ってたりすると、どこからともなく集まって人間の様子を窺ってるの。
>>235 あっ、レンバス!
(バイ・ムーダンの手のひらに乗った焼き菓子にヒュっと近づく)
これ、くれるの?ありがとっ!
はむっ……んっん〜っ、おいし〜っ。
でも、これ全部は食べきれないから、残った分は王様とバイに分けてあげる!
(抱えた焼き菓子の欠片に、かじりつきながら)
ふ〜ん、バイには風精の友だちもいるのね。
あの子たち、普段は陽気だけど、うっかり怒らせると台風みたいにビューンって飛ばされちゃうのよ!
(やがて夢と世界樹の話に移り)
森や山みたいな大きなものも夢を見るわ。
でも大きなものの見る夢は、とっても大きくて広いから、たまたま近くにいたりすると夢に取り込まれちゃうのよね。
人間たちは、それを神隠しって呼んでたりするけど……。
バイも世界樹を探してるの? それなら一緒に探しましょっ!
私は別に支度なんていらないから、すぐにだって行けるわよ。
>>236 わわっ、だれだれ!?
(肖像画の夢魔の囁きの話を聞き)
んーっ……ここは私で、私の夢の中。
王様もバイも起きてるのに夢を見てて、みんなでとっても大きい同じ夢を見てる???
うう〜っ、なんだか頭がこんがらがっちゃいそう!
でも、なんとなく分かっちゃった。
あなたが、無くなっちゃった昔の国の人だってこと。
その国って、きっとミストラングとオスティアを合わせたより、もっと広かったのね。
私は国なんて作れないから、ミストラングの王様とか、オスティアの王様が国を大きくしてくれるといいんだけど……。
……それじゃ、また夢のどこかでねっ。
241 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/07/31(日) 19:07:04.98
>>136 梟のハウレット「あなたのような存在のことは聞いたことがあります」
「確か」
「“シャーマン”と呼ばれていた気がしますね」
蟇蛙のアンドレア「私やハウレットのような半獣半精霊の存在の思念に」
「彼らはたまに入り込んでくる」
エルフの紗綾「でも“シャーマン”の正体がヒトだったなんて思いもよりませんでした」
梟のハウレット「過酷な自然に耐え切れず」
「自然と決別したヒトが」
「自然を破壊することで一種の調和をもたらそうとしたのですね」
蟇蛙のアンドレア「だがそれはヒトの傲慢だ」
「本来自分たちも自然の一部であるというのに」
エルフの紗綾「バイ・ムーダンさん」
「あなたが決別した自然とヒトとを」
「もう一度繋ぐことができるのかどうか」
梟のハウレット「“エールの森”から北へ四日の場所に」
「小さな泉があります」
「その泉で二十八の昼と二十八の夜の間自活してもらいたいのです」
蟇蛙のアンドレア「だがあの泉には少々の木の実と数羽の小鳥」
「そして小さな小さな魚の群れがあるのみ」
「それであの泉の生態系は成り立っている」
エルフの紗綾「そこへまったくの外部要因であるあなたが侵入するのです」
「節制すればヒトが一月を生きるだけの“食糧”はあります」
「しかし生態系ほど壊れやすいものはありません」
「あなたがどのようにあの泉で一月を過ごすのか」
梟のハウレット「それを確かめさせてもらいますよ」
多忙で半月ほど参加できませんでした
今更な返レスですがご容赦ください
また今後も参加は滞ると思いますが
他の皆さんは私のことは気にせず物語を進めていてください
>>243 お仕事のほう頑張って下さい。
身体をお大事に。
>>209 ははっ、畏まりました!
必ずやこの大切な首都ビオレゲンスを、イカサマ売僧達より御守り申し上げまする。
して陛下、同盟国ミストラングでは火事や地震に備えた街作りを目指している様子。
我が国においても、それを推進する為にその…、費用を特別に捻出して頂けませぬか。
ちなみに陛下…私は、ここではない世界で実は貴族だったのです。面差しも年齢も
多少変わってしまいましたが…元の名は、源雅信と申します。
ご記憶にあるでしょうか?記憶も薄れてしまいましたがw
>>238 平家弘「そうか、すまんな。ではお願いしたい。一字一句書きもらすまいぞ。
(筆記終了後)御苦労であった。では医者の元へ参ろうか。ぐずぐずしてはおれんしな。
その書は為義殿のもとへ忘れず届けてくるのじゃぞ。」
伝令兵「承知いたしました。」
平家弘「ここじゃここじゃ。(医者のもとへ案内する)ああ先生、彼がなんでも記憶が飛ぶほど頭を強く打ったと申して居りましてな。
頭蓋にひびでも入っておらんかよく診てやってくだされ。ワシらにとって大切な兵ですからなぁ。」
医者「ええ、私にお任せ下さいな。もっとも、頭蓋が割れておったらこんなに顔色が良いはずがありませんがな。
またたちの悪い冗談ですか。あなたの冗談は分かりにくい。」
(家弘が苦笑する)
平家弘「ではワシは頼長殿を迎える準備に行く。軍務のことは今は心配せずゆるりと休むがよい。
きっと疲れが溜まっていたせいもあろう。ここの入口の前にワシの部下の者を立たせておくから
ワシに何か用あったらそいつを通じてすぐに呼ぶようにな。(退室する)」
医者「どれ、頭を見せてくだされ。(軽く診察する)特に異常はないようですな。元気もありますし。
頭の腫れも一時的なものですからすぐにひきますよ。しかし疲労が蓄積しているようです。大事をとって今日一日は休んでください。
念のため痛み止めの調合した薬を差し上げますから飲むように。(薬を渡す)あとはそこで横になっていてくださいな。」
>>243 気にする必要は全然ないですw暇な時に書き込むぐらいでいいですよ
>>245 うむ、この首都がオスティア全都市の模範となるようでなくてはならない。
国家の安定はまず民心、そして治安からだ。
ほう、先日の大火の一件もあるからな。民を安心させるには良い事かもしれん。
して必要なのは費用、か今は全軍資金を西方での戦に費やして居るゆえ削ることもできまいな。
よし、フェイド王より貰い受けた金塊を使うがよい。(
>>189)首都再興のためにと寄こした金だ、殺しのための軍事費とするのも気が引けるからな。
源雅信とな?ふむ、源氏姓であるか。(考え込みながら)臣下ではない、いやしかし源藤原の二姓の者はだいたい覚えておったが・・・
そうじゃそうじゃ、確か余が生まれるより以前の国におった者の名じゃ!我々より前の世代の者じゃ。
そなたの一族は余がいたころも隆盛を極めておったぞ。しかしそうと分かったら先人を配下として扱うのは少々気が引けるな。
247 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/07/31(日) 23:56:45.62
>>246 大魔縁様、この世のすべてを破壊し尽くしましょうぞ!
>>234 くくっ… あッはッはッ…… あーーーッはッはッはッは!!
面白い。生涯六十余年を修羅道に置いていたが、今だ、かかる魔軍を観た事がないよ!
おまえ達のような魔軍を相手に、ちと、やり方が生ぬるかったようだ。
然れど、おまえ達も魔に転生したとはいえ…ん…、元来は人。
情は失えど、経略においてはあたしを掌中で転がす域には達しておるまい。
楠子(正虎)、見世物はもう良いよ。
我々が攻囲を続ければ、必ず敵は東方から増援を寄越す。
すなわち、前面と後背に敵を抱えかねない危険な局面というわけさ。
だが、その危険の中にこそ勝機がある。
>>239 よく言ったものさね、松本ドラゴン。非礼は許しておくれなさい。
先程のはあたしの本心ではない。あなたの人物を測りたいと思ったまでのことさ。
あなたのような人物が使者なら、ミンス島は組むに足りる相手だ。
あたしは喜んでヴァン・サン・菅に敬意を表するだろう。
そう、そう……
はからずもあなたの言った、アエトス・フラーギスがあたしの悩みのタネだ。
ただし恐れるのはあの堅固さではなく…ん…、東方から西進してくる増援軍さね。
あたしが東から、ミンス島が北からオスティアを討てば、アイギスは二正面に敵を抱え、難儀するだろう。
それこそ、あたしの望むことだが……。
>>248 がっはっは!この毒矢喰らえ!
ぷすっ…
>>249 くぁっ………
──松永久秀、肩にトリカブトの毒矢を受け昏倒する
──お館様! 霜台殿ッ……!
(苦しい。苦しくてどんなに身を悶えても全身に痛みが走って逃れられない)
(傷口から矢毒が全身に回るのが分かる)
(それはドクドクと脈うち、焼け爛れる程熱く、死が迫っているというのに
皮肉にも平素以上に生きている事を実感させる)
(しかし、それは死の間際の命の最後の足掻きである。蝋燭の灯が消える最後の瞬間の輝きである)
痛い、い、たい……
(やっとの事で片言、口から漏れる。漏れた瞬間痛みが二倍以上になったような気がする)
楠木正虎「お館様、御免ッ」
(冷静な楠木正虎はばさりと刀を抜き、直ちに毒が侵入した肩の肉を抉り切った)
ぅぁぁぁ…ああああああああああッッ……
楠木正虎「今暫くの我慢で御座るぞ。それがしが毒を吸い出しますれば、こらえさせ給えッ」
「たれか、清水を持て。また鹿角を飾った兜を持つ者は無きや」
「毒矢に当たりし時は、傷口を丁寧に洗浄し、鹿角の粉末をもって治さば、生存の可能性なきにしもあらず」
うぅ… うぅ……
(正虎は冷静に、的確に、日ごと久秀に処置をした。その甲斐あって、久秀の蒼白な顔には生気が戻る兆しが見え
弱々しいながらも立って歩けるまでに回復した)
(しかし、怒気を発すれば即座に病が再発するとあって、久秀は気を高じさせぬよう注意を払わねば
ならなくなった)
(そして重要なのは下手人の在所である。元より久秀が傷を受けた時から、血眼で捜させているが……)
>>248 松本ドラゴン「気が変わったぜ、松永」
「俺個人としちゃ、あんたらを助けてやってもいい」
「だが厄介なことにミンス島は菅のようなオスティア侵攻派と」
「闇将軍オ・ザーワらミンス島孤立派に二分されている」
「松永、あんた人の心を弄ぶのは得意だろ?」
「お互い知恵を出しあおうや」
>>246 楠木正虎「お館様。お加減はいかがか。…申し訳御座らぬ。毒矢の下手人の行方は今だ知れておりませぬ」
謝る事は無いよ、楠公。具合はよい。よい気分さ。あたしが射られた時、処置してくれたのはおまえだと聞く。
助かった。感謝するよ。
また、主を射られても平静を失わず、的確に断をくだせしは、名将の器と言ってよかろうて。
ん…、何だか照れるねえ。本心から人を褒めるのは。
楠木正虎「勿体ないお言葉にて。お館様に大事あれば、我が軍十万の命運もここで尽くると思えば、
「惑っている暇は御座いませんでした」
…人払いを。……あたしはねえ。今では刺客に礼を言いたいとまで思っている。
これで城塞の魔軍を城外に誘き出す事ができるからさ。
正虎、陣中に騒動があった事は、城塞からも見て取れている筈。忍び込んでいるであろう間者の言も合わせれば、
城方はあたしが毒矢に射られて重体である事を掴む筈だ。
今、松永勢は将の危機にも関わらず体勢を崩していない。これぞ良し。今より三日の間、この体勢を保ちなさい。
四日目に、旗を降ろし、悄然、後陣から引き上げれば、必ずや敵は久秀死せりと勇んで出てくる。
…そこを殲滅する。魔軍の強きは要害アエトス・フラーギスあってのもの。
平野での直接対決となれば、いかに彼奴らが人外の妖魔でも、松永勢とて数多の死地を駆けた殺戮の凶兵。
やわか、少数の亡者どもに負けるものかい。
あたしはこれまで通り帷幄に身を潜めている。後の事は頼んだよ。
(軍師・楠木正虎によって久秀の策は奉行された。三日の間威勢を保っていた松永軍も、夜には啜り泣く声を上げ)
(四日目には後陣からそそくさと引き上げている様子が、城塞からもよく見えた)
>>251 はっはっ……
思い切りの良い返事だ。我々はきっと、よい盟友になれるだろうさ。
なるほどね。闇将軍オ・ザーワらを排斥すれば、菅やおまえの派閥がミンス島の実権を掌握でき、
あたしのオスティア侵攻にも良い影響を及ぼすということだね。
では、まさに今あたしが城方を謀ろうとしている策を菅にも勧めるよ。
菅には偽って危篤になってもらい、まんまとオ・ザーワらの動きを誘因した後に、一挙に片付けてしまう。
粛清の常套手段だが、どうだい?
>>237>>240 ほいっと。
(手に残ったレンバスの焼き菓子を二つに割り、一つをフェイドに渡して)
はむはむ…… これは美味い。変な話だけど、自分で食べるのも初めてだからな。
フェイド、今日の夜はここに泊まらせてもらう。明日の朝、朝露が消えない内に発つよ。
いいかい。俺は元の世界で死んで此処に来た訳だけど、だからこそ死が生に至る「めぐり」を、
その源を捜したいんだ。
俺は「ある人」と再会したいんだ。臣下の一人だったけど、親や師や友のように思ってた。
そいつとは為政の同士だった。結局、そいつが先に殺され、後に俺が殺された。
でも、今の俺をみれば、そいつの魂魄の在処を捜すのは無駄じゃないって思えるだろう?
「世界樹」が俺の思うものなら、それは大きな手がかりかもしれない。
…って事で、ユピティー、頼むぞ。
フェイド、俺はユピティーと違って食べ物とか、色々必要だ。
長い旅になるかもしれない。よかったら工面してくれないか? …恩は絶対に忘れない。
帰ってきた時には、見違えるようなミストラング王国と黒磯城が見られるかな。
この世界で一番大きい木……
(エールの森の大賢者の事が頭に浮かぶ)
ここから西に行くと、大国オスティアがある。そこからさらに南に行くと、エールの森林地帯があって、
そこには旧く大きな樫の賢者がいるらしい。
ただ…
彼らは人間には不信を持ってる。この間、俺が信を置ける奴かどうか、試練(
>>242-243)を与えられたよ。
とりあえず、試練の場所まで一緒に行こう。そこからユピティーは森へ… 俺は、試練を受けてすぐに追いつく。
>>242-243 (白牡丹の真価がはかられる試練、腕の見せ所で俄然やる気が奮い立っています)
(また書いてくれてありがとうございます。本当に楽しみにしていました)
(絶対に、真摯に取り組みます)
(レス、少々お待ちくださいませ)
255 :
文官:2011/08/01(月) 17:19:29.60
>>253 彼らには同盟国であるフェイドめのミストラングを攻めさせてはいかがか?
これで敵を同時に殲滅できます。
256 :
足利八郎義長 ◆cDG2CyovEY :2011/08/01(月) 17:47:48.81
ここはどこだ・・・?
父上は!
いるわけがあるまいな・・・。
【足利義輝の遺児・足利義長】
あの古びた古城・・・。麻呂の居城にしよう。
住む所もないしちょうどいい。
???「若様〜!儂も参りますぞ〜!」
爺・・・!?
爺ではないか!おう。共に参ろうぞ!
あの城を室町御所とし、幕府を再興するのじゃ!叔父上も居らぬようじゃしな。
なにか冠が欲しい・・・。参議を名乗ろう。今日より麻呂は足利参議八郎義長じゃ!
京極高吉「良い名です・・・。良い名・・・・」
(そういい爺こと京極高吉は涙を流す)
【足利義長は西の地にてわずかな領地ですが幕府を再興し、拠点を室町御所、拠点のある地を京と名付けました】
【黒磯城】
(街の近くの林から細い藤の枝を拾い集めて来ては、草履みたいな大きさと形をした籠を編んでいる)
……できたっ!今晩のベッド!
うん、まーまーの出来栄えね。
これは大きくて持っていけないから、またここに来た時のために置いとこ〜っと。
>>243 (こんにちは!いつかエールの森に行った時はよろしくねっ。でも無理しちゃダメよ!)
>>254 (金木犀の葉っぱを敷き詰めたベッドの上で、バイ・ムーダンの話を聞き)
樫の賢者って名前からして物知りっぽい!
世界樹のこと、何か知ってたらいいなあ……。
えーと……樫の賢者に会うには、まずはオスティアって国に行って、そこから南の森に行くのね。
西の辺りは、なんだか人間たちが争ったり、傷つけあったりしてるみたいだけど……だいじょーぶかな?
(話題が試練の話に及ぶ頃には、うつらうつらとしながら)
人間は木を切って住める場所を小さくしちゃうし、森の生き物が怒るのは仕方ないわね……。
もっと人間が小さければ、バイも試練なんて受けなくても良かったのに……。
小さかったらご飯も少なくて済むし、家も小さいので充分だもん……。
ふぁ〜……今日はもう眠いから、お休みなさい……。
(翌日の朝までぐっすり)
>>254 (レンバスを貰って)
ありがとう。はぐはぐ…うん、本当に旨い。
うん、分かった。今宵は一等の客室で休んでくれ。
「めぐり」か…。謎が分かるのを期待しているよ、この世界全ての生きとし
生けるものの為にね。
その「ある人」に会えるといいね…。相当大事な相手だったんだろう?
ああ、旅に必要なものの工面は喜んでさせて貰うよ。
食糧の他にも色々持たせよう。
ああ!君やユピティーが帰って来た時にはひと回りもふた回りも立派になっ
たミストラングをお目にかけたいよ!
試練…君ならクリア出来ると信じてる。そうだ、このブレスレット!
(フェイドは自分の左手首にはまっていたブレスレットを外しました)
これ、元の世界で黒い鷺の森の魔道士から貰ったんだ。
一度だけ身代わりになってくれるらしい。よかったら持って行って。
※ユピティーさん、レスのほう少々お待ち下さい!
>>240 いや、人間の役に立つよ!
君が言ってるのは所謂科学に当たる。私はこの国において、科学の分野にも
力を入れたいと思ってるんだ!
ハハッ、金木犀の葉っぱは気に入ったかい?森の奥には沢山金木犀が生えて
るんだ。気に入るだけ採って。
なるほど…鴉は賢いってよく言うね。私はまだこの世界のことをよく知らな
いんだ。もっともっと、知識を増やしたいよ!!
ウオオオオーーーッ!!
(月に向かって吠える)
>>257 レンバス有難う。すごく美味しいよ!
可愛いベッドだね。そうだ、今度来た時のために、よければ藤で編んだベッド
も用意しておくよ。
ユピティー、お休みなさい…。
あぁあ、早く秋になって、ドングリが食べたいなぁ〜!
>>247 はっはっはははは、お前も魔を望む、か。よかろう、明日は望月である。
我が魔をより強大とする儀式を明日執り行う。五部大乗経があれば可能であろう。
それで余は人知を超えし力を手にする。
お前もそこに参れば相応の力を手に入れられるであろうな。余と共に来い。
余が望む『死の国』建国の第一歩はそこから始まるのだ!!
(アイギスはより強大な力を手にするべく儀式を執り行うようです)
>>248 源頼賢「はははッ!あいつらさっさと引き上げて行きやがるぜ!お前ら、腰ぬけどもを笑ってやれい!!(アイギス軍兵士達の笑いが起こる)
しっかし流石親父殿だぁ、俺なら一目散に斬りかかりに行ってましたよ。」
源為義「ワシは陛下の命令を守ろうとしたまでだ。この度は陛下の御徳があっての撃退だ。
それに、もし討ってでて負けでもしたらお前は陛下に処刑されるぞ。
それが長年仕えし源の一族であったとしてもだ。もう少しそのあたりをわきまえろ。」
源頼賢「へいへい、分かってますとも。では今日は奴らの逃げっぷりを肴に酒をかっ喰らうとしますかねえ。
おーいおめえら、さっさと酒蔵開けて酒を運んで来ようじゃねえか!」
>>252 偵察兵「と言うわけでして、松永軍の大将めが襲撃により死んだのではと思われます。
既に引き上げの準備も始めておるとか。」
源頼賢「あーあー、あれだけ威勢のいいことやっときながらあっけねぇもんですなぁ。仏さんに祈るとしやしょう。(手を合わせる)
俺もいつ死ぬか分からねえな。生きてられるうちが華ってもんだ。・・・しっかし誰が奴を襲ったんでしょう?
俺たちじゃないとなると余所の国か仲間割れとしか思えねえが。まさか頼長さんが?」
源為義「頼長殿でもここまでは手が回るまい。ワシらも気を付けるとしよう。
いくら敵将とはいえ最後まで礼を尽くすのがならわしじゃ。頼賢、奴らのもとへ弔問に行ってやれ。」
源頼賢「また俺ですかぁ?かたっ苦しいのは嫌なんですがねぇ。・・・あーそう怒らず、行きますとも、行きますとも。
蔵にある銘酒でも供えてきてやりましょう。(供を数名従え松永軍の陣へ到着する。)
ずいぶんとしらけちまってるなぁ。おい、俺はアエトス・フラーギスの・・・ってまたあんたか。
こないだ会ったばっかりの守備兵の面ぐらい俺でも覚えてるぜ。今日は弔問に来た。勝手に通らせてもらうぜ。(兵を押しのけずかずかと進む。)
(多くの兵たちが集まっている場で)おい、誰か将軍を呼んでこい。源頼賢が弔辞に来たと言ってなぁ。
んで、肝心の遺体はどこだ?最後に顔の一つも拝んでやりてえからな。」
>>246 はい、気遣い誠にありがとぅございまするぅ〜。
(平家弘に深く会釈する)
はい、お医者様ありがとぅございまするぅ〜。
(勧められるまま寝台に横になる十五郎だ)
(参ったな…。医者だけでなく部屋の外には見張りの兵が控えている)
あの、お医者さまぁ〜。わたくし少々眠りたいのですが、眠り薬を処方して
頂けないでござぃまするかぁ〜。
263 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/02(火) 09:12:47.94
【室町御所】
京極高吉「若様!たった今入った報告によれば東方にて大魔縁と松永久秀の戦が行われているとか・・・。」
なに・・・!?我が仇、松永がいるじゃと?
しかし迂闊に手を出すわけにもいかんな。
まずは近隣の村の占領じゃ。我が統治下に置き幕府の領地とする。
完璧な手筈も整えておるし今すぐ可能じゃ。
さあ占領開始じゃ!
室町幕府領
△
名を『小村』とする。
室罰幕府領 住人:250人
△
名を『双樹村』とする。
住人:300人
室町御所
◎
城下民:5000人 建設中
城主:足利義長 □
砦
室町幕府領
△
名を『昇華村』とする。
住人:600人
まだまだ領土を広げるつもりだ。幕府の力を見せつけるためにもな!
次第が整えば、戦に乱入してくれる!
264 :
藤原某:2011/08/02(火) 12:07:55.91
澄み渡る
空を横切る
鷹の声
…これに誰か後の句を付けてください。
>>246 ははあっ、左様な重責をこの私めにお申し付け頂き、嬉しく思うと同時に身の
引き締まる思いです。
はっ、フェイド王よりの金塊、有り難く頂戴いたします。
陛下、私めに総督を任せた事を後悔しない街作りに、私は全力を尽くしますぞ!!
おお、我が源は陛下の時代にも繁栄しておりましたか、これは思畳!
陛下、老いては子に従えと申します。私は陛下のおん為に総督として出来る
限りの事をしようと思っておりまする。
何なりとお申し付け下さりませ。
それで陛下、元いた世界での陛下のお身の上をよかったらお聞かせ下され。
>>261 おお!さすがは大魔縁様!
では儀式の供えに松永久秀の首を使いましょうぞ!
一万の魔兵で松永の本陣を奇襲してまいります
者共、我に続け!
267 :
松永永種:2011/08/02(火) 14:28:20.40
>>266 勇み進んでいたゲイジュ隊は松永軍の施した落とし穴に多数の兵が嵌まった。
268 :
松永永種:2011/08/02(火) 15:20:03.22
>>253 養父上。松永永種、冥府より舞い戻っての着陣にござる。お変わりなきや。
それともここは、地獄なのでしょうか…。
>>255-256>>263 …それもひとつの考えさね。ただ、いくつかの問題によって、それは難しいと思うよ。
まず、ヴァン・サン・菅の食指はオスティアに伸びているのであって、ミストラングにはないこと。
彼らは久秀が臣下にあらざれば…ん…、強いて彼らの野心を抱かざる国を攻めさすことは難しいだろう。
次に、あたしの希望はアイギス・テルシテスめが兵力を二分せざるを得ない状況を作ることさね。
それにはオスティア領内に二正面から攻め込むより確実なことはない。
アイギスが自国の守りを薄うしてまで、脆弱な同盟国のために援軍を送るだろうか?
最後に、これがもっとも重要なのだが、あたしが遊興のタネにしたいのは魔の凶兵とのいくさだ。
甘ったれた坊やに向ける興味はないのさ。
ゆえに…ん…、おまえの策はあたしと意を共にしないことになるんだよ。
甘ったれた坊やといえば、小耳に挟んだ足利義長とかいうこわっぱも同じさ。
愛すべきわが敵、アイギス・テルシテスは元の世界での己に執着しなかった。
国や制度はおろか、己が名まで新たにした。
だがこわっぱは…フン、室町なぞと聞き飽きた勢力の名に執着している。
はっは……嗤うべき権威の亡者なるかな。
>>261 ──歩哨が「弔問の使者」の到着を伝える
(逸したか……。源為義。半端な男ではない。だがここで頓挫してはならぬ。まだ計の全てが逸した訳ではない)
頼賢殿。軍師の楠木正虎です。
貴公ら父子は驚く程剛毅でいらっしゃるのだな。為義殿は戦相手の主将の死に際して弔問使を送り、
貴公は貴公でわずかの供を連れてあっけらかんと。
何、たとい貴公一人なるとも害を与える積もりはござらぬよ。
お心遣いはありがたきことなれば。
では、此方へ。
……お館様にござる。
(帷幄の内には、毒々しい赤色に塗った柩が一つ。中には陣前に出た、あの松永久秀が横たわっていた)
久秀「(死んだ振りというのは…こう…何というかこたえるねえ。呼吸時に腹を動かしてはならないあたりが。)」
272 :
松永永種:2011/08/02(火) 16:28:34.81
>>269 「殿下、危ない!!」
家臣細川忠興が身代わりに毒矢を背中に受けた。
「あぁっ、忠興!」
う〜ん、ここは何処?
とっても肌寒い。
うぅ…雪が降っている…。
『ここはオスティアですよ』
うぅ、空中から声が聞こえて来る。あなたはだぁれ?
わざわざ教えてくれるなんて親切ね。
…消えちゃった。これからどうしよう…。
そうだ、テレパシーでみんなに呼びかけてみよう。
『みんな、私は異世界から来たクレールバルの妖精ファトナよ!
私とお友達になってちょうだい、そして色々この世界のことを教えてほしいの!』
うぅ、みんなにこれが聞こえるかしら…
274 :
松永永種:2011/08/02(火) 16:49:58.81
早う、早う忠興の躯から毒を吸出してたもっ!
このままでは忠興が死んでしまう…!
おのれ…!卑劣な暗殺者めっ!
みな探せ!わしが直々に成敗してつかわす!!
>>264 …菜摘む広野(ひろの)の
草はあたたか
……陣中の歌というのも良いですね。人間、どこに在っても歌心を忘れてはなりません。
どこまでも澄んだ空を横切る鷹の声。その開放感・透明感。
その下に広がる野は夏めき(菜摘む⇒夏む)、そこで私は菜を摘んでいる。
陽の光を受け、風そよぎ、草はやわらかく暖か。
天も地もともに開放的。
そんなことを想像して歌を作りました。
皆さまも藤原のなにがし卿に応じて歌を作られてはいかがでしょうか。
>>266-269>>272>>274 歌を詠んでいる間に、動きがあったか。
若君、(声を落として)今は敵方の使者が来ている。お館様は遺体に扮しておられるゆえ、
そのように振る舞われよ。
さて、どんな策を弄しても籠城を続けるかと思えば、
どこか一つ抜けた所を作る……敵も面白いものですね。
ここまで来て挙げたる首ひとつもなければ、松永は滑稽なるのみ。
きっとあれは、敵方から我々への「贈り物」なのです。
何故って、敵が痺れを切らして平野で決戦を挑んでくることこそ
我々の待ち望んだことなのですからね。
細川殿はすぐ後陣に。典医に治癒をさせます。
後の全体の采配はお任せを。また、若君は右軍・高山友照殿のご助力を願います。
刺客はおそらくお館様を射た奴と同一犯。すでに捜させておりますれば、若君は独断専行はお控えくだされ。
(ゲイジュの猛攻に、松永本陣は後退する。退いては虚勢を張って押し返し、押し返しては敗れて退き……)
(ゲイジュの軍の深入りを誘った。深入りしたゲイジュ軍一万の側面には右軍・高山と左軍・岡あり)
(包囲殲滅が始まろうとしていた)
276 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/02(火) 17:14:53.62
>>273 ───『みんな、私は異世界から来たクレールバルの妖精ファトナよ!
私とお友達になってちょうだい、そして色々この世界のことを教えてほしいの!』────
ん・・・?
今・・・?いや、気のせいか。麻呂はまだ若いというのに幻聴か。
いや、絶対に聞こえたぞ。妖精。ファトナ。
どこにいるのだ?そして何を知りたい?
しっかしなんとも面妖なことよ・・・。
>>257-259 (ユピティーが眠りに就くのを見届け、フェイドに向いて)
ありがとう、分かってくれて。着いて早々立ち去るのを許してくれよ。
手がかりが見えた以上、一日だって安穏としていられないんだ。
相当大事というのはね、同じ目標を目指していたからだと思う。
同じ目標を目指した同士は七人いた。そいつは七人に向かって、「誰も死んではならない」と言った。
…そいつが真っ先に死んで、俺が次に死んだ。
それはもういいんだ。過ぎ去った世界の事だ。ただ、政治はもうよくても、諦められない事だってあるからな。
迷惑をかける。食糧も、荷物も、「魔道士のブレスレット」も……
絶対に恩は忘れないからな。
(強く頷いてブレスレットを受け取り、自分の左手に嵌め、空にかざしてじっと見た)
ぴったりだ。
フェイド、しばしの別れの前に杯を交わそう。君の夜光杯と俺の白明珠の杯で。
(二人は深更、誰もが寝静まるまで酒を呑み交わし……)
それじゃあ、おやすみ。
うぉうっ!! 何て良い部屋なんだ。「皇帝」をやめてからこんな場所に寝た事なかったぞ。
すぅ……
………
………………………
……
……………
(ふわり、ふわり、沈香のけむり。深更、夢を見ているのは誰?)
『森や山みたいな大きなものも夢を見るわ。
でも大きなものの見る夢は、とっても大きくて広いから、たまたま近くにいたりすると夢に取り込まれちゃうのよね。
人間たちは、それを神隠しって呼んでたりするけど……。』
(白牡丹の夢と、夜の木々の夢。はるか遠くの森の夢。山の夢。海の夢。世界の夢。夢魔の夢)
(その夜、たくさんの夢は交錯し、白牡丹は夢の中で広い世界を旅した)
(「夢渡り」は慣れっこだから、神隠しはされずに戻ってこられたけれど)
(つづき)
早上好(おはよう)。
フェイド、荷物ありがとう!
ユピティーも、おはよう! 昨日は色々な夢を渡ったよ。ファグルリミの森のヴェルヴェレットは、
愛した人間の男が二度と訪ねてこないので日々涙を流していた。
マーニの街では羊が空を飛んでいた。
飛んだ羊を降ろす、「羊降ろし」になりたがる学生が絶賛就職活動中だ。
それから、夢を通して、竜の国……エールフィフィを見たと思う。
竜の息は生命の息吹。
綺麗な所だった。
それじゃあ、行こうか。
(フェイドに何度も感謝を告げ、二人、黒磯城を出る)
ユピティー、昨日言ってたけど、オスティアは今危ないって本当か?
俺が出た頃は、平和そのものだったんだけどな。
ユピティーは普通の人間の目には見えないから安全だけど、俺はやばいな。
争いはどの辺りで起こってるか、わかるか?
もし分かるなら、ユピティーが頼りだ。戦地を避けて南へ南へ進もう。
…あと、もう一つ、昨日言われた事を考えてたよ。本当に人間がもっと小さければ良かったって。
俺が元居た場所でも、自然は人を怨んでた。
しかも、この世界より自然は強くて、その気になれば人間界を滅ぼしてしまえたと思う。
でも、それをするのを、迷っていたと思う。
自然と人間って、まだわかり合えるんじゃないかなって希望を持っていたいよ。
>>260 ティピン、頑張ってるわね
三月は大変だったでしょう?
特別サービスよ
そろそろ四月に異動させてあげる
え、秋?
うーん…そうねぇ……
もうちょっと、頑張らなきゃね♪
>>273 『ここはオスティアですよ』……
まぁ、最初はこんなものかしらね
すぐにこの世界に慣れるはずだわ。そうしたら、案内なんて要らなくなるわ
ふふ…
たくさんの人が来て、まだまだ昔の通りにはいかないけど、
賑やかになってきたわ
まっさらで、何もなかったのに
嬉しいわ
だから私、もっと夢を見続けるの
夢を見続けて、待つの
いつまでも
>>279 え、ホントですかぁあ〜。
素直に嬉しいですぅ〜!!
うう、秋はまだですかぁ…。
精進いたします!!
それで夢魔さん、この世界に来るのは人間や使い魔・妖精だけなんですか?
動物や魚、果ては霊魂なんかも来たりはしないんでしょうか…?
>>276 微かに聞こえた!
『幻なんかじゃないわ、私の声に耳を済ませて!!』
『あなたの名を教えて!』
『あなたは何処にいるの?今、私の画像を送るから、目を閉じてみて!』
(ファトナは、自分の姿をイメージして義長の脳裏に送り込みました)
『私は、ファイアの魔法を使うことが出来るの。今は雪山にいるから使わな
いけど。雪崩を起こしたくないものね』
>>281 (ファトナの容姿説明を忘れました、済みません(汗))
ファトナの容姿→背丈は15センチ。髪は癖毛で燃えるように真っ赤であり、
瞳もまた、炎のように赤く澄んでいる。
少々そばかすがあるが、肌は雪を思わせる程に白い。
エメラルド色の服を着用しており、魔法のステッキを持っている。
284 :
藤原某:2011/08/02(火) 19:58:17.30
>>275 おお、実に素晴らしい句ですな。
草のあたたかさ、やわらかさまでもが伝わってくるような佳き句です。
実は、私はこちらの世界に参った時に下の名前を忘れてしまいましてな。
ただ住んでいた都のすがたは脳裏に鮮やかに蘇る…。
言の葉の
遠く及ばぬ
鮮やかな
都のすがた
思い留(とど)めぬ
何のひねりもない句になるのをお許し頂きたい。
>>280 ふふ…
もっともっと頑張ったら、もっともっと良いお仕事をあげるわ
そうしたらあなた、使い魔から本当の悪魔に、
大悪魔にだって出世できるかもしれないわよ
ティピンはなれるかしらね……?
良い質問だわ
いいこと、ティピン?
此処にはどんな存在だろうと辿り着くことができるわ
どんな存在だろうと……
でも、漂着するのに人や使い魔、妖精が多いのは
やっぱり「意志」のあるものが流れ着きやすいということなのかしらね……
>>284 これは、お褒めいただけるとは。
私は生涯多くを多忙の中に過ごしているので、のんびりと閑を過ごすのに憧れて
先程のような歌を詠むのかもしれません。
しかし松永の家にあっては暇など遠い遠い話ですね。
卿の歌もしみじみと郷愁の念を湛えた、佳き歌です。
卿は元の世界に愛着を持っていらっしゃるのですね。
名を。
…世界を変えたのを機会に新たな名を、というのも一つの手かと思います。
忘れてしまわれた名を留めたいとお思いなら、それも有りにございますが。
>>259 おはよっ、王様!それじゃ、さっそく行ってきまーす。
(ふわりと飛んで、部屋の入口辺りで立ち止まり)
あっ、お土産は期待しないでね。
私に持って来れるのって、木の実くらいだもん。
他に持って来れるのは、いろんな国のお話とかかなあ。
それなら、いっぱい持ってきてあげるわね!
>>260 Σわわっ! びっくりした。
あなただーれ? ドングリは無いけど、クルミならその辺りに生ってるわよ。
まだ、皮が緑色で柔らかいかも知れないけど……。
>>273 (不思議な声に、こちらからも声を送り)
あっ、この声……妖精!
あなたは、クレールバルのファトナね。
私は雷の妖精ユピティー。
ここには世界樹の種を探しに来てて、今はバイと樫の賢者様に合いに行く所なの。
今はミストラングって国にいるけど、どこかで会ったらよろしくね!
>>278 (大ミスティア川の橋の辺りで、オスティアの戦乱について聞かれ)
人間達は、大きな建物の辺りに集まってるみたい。
そーね……あの辺り!
(遠くアエトス・フラーギスの方角、アイギス王が儀式を準備する辺りに指を差す)
あっ、今日は黒くて変な靄が見える!
なんだか、あれからとっても良くない嫌な感じがするんだけど……バイには見える?
(自然の話を聞き)
自然と人間が仲良くできるよーに頑張ってね。
私たちも、人間と戦いたくなんて無いもん。
自然との仲直り、バイならきっと出来るわよ……ふふっ。
288 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/02(火) 20:23:19.55
>>281 ───
>>276の言うことがすべて聞こえる───
やはり・・・な。
麻呂の名は足利参議八郎義長、将軍じゃ。
今、目を閉じたらそなたの姿が見えたぞ。
機会があれば我が城に来るがよい!
いつでもそなたを歓迎するぞ。
雪崩・・・。起こしてしまえwおほほほほほw
うむ・・・。
この地については麻呂もよく知らぬ。だがこれだけは言える。
今は戦火に包まれた戦場じゃ・・・。
(そう言い俯いた)
289 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/02(火) 20:24:06.00
>>273 そうだ、出発の前に……
(荷から手鏡を出して、懐に入れた)
ユピティー、何やってるかって?
これは「鏡聴」って言って俺の世界の呪法だよ。
門出の日に、こうやって鏡を懐に入れて、目を閉じて「兆し」を聴くんだ。
『みんな、私は異世界から来たクレールバルの妖精ファトナよ!
私とお友達になってちょうだい、そして色々この世界のことを教えてほしいの!』
…聴こえた。
ユピティーも聴いたんだな。
ファトナ、俺はバイ・ムーダン。
東の、ミストラングにいるんだ。妖精のユピティーと一緒。
いいかい、この世界はとても広いし、たえず形を変えている。
自分を見失うと、迷ってしまうよ。
だから行きたい場所を……それがなければ会いたい人…友達を、いつも忘れないように。
俺達はこれから「エール地方」に行くよ。
何かあったら、ユピティー、バイ・ムーダンの名前を忘れず念じてくれ。
>>287 (大ミスティア川。悠々と、穏やかにたくさんの水を、人を、そして思いを運ぶ川)
(二人はその岸と岸を結ぶグリム大橋の中ほどにいた)
………………………
……………
……
…………………………………
……………………見えた。というより、感じるよ。
痛い、苦しい、死にたくない…そういうのが集まってる。
ッはぁっっ……、、、あれに集中してたら、「食らい」そうだ。
あれはただ事じゃないよ。
救いは「あそこ」がここからは遠くて、エールに行くのに通る必要はないってことだね。
…オスティアの西の端で争ってるのと、
オスティアを敵視してる奴らがカプトゥラム海の島にいるって噂を考えれば
できるだけ南の方を通って行きたいよな。
(橋の欄干に手を置き、滔滔、流れる水をじっと見つめて)
綺麗だよな。旅の道が、ずっとこんなに綺麗で穏やかだったら良いよな。なあ、ユピティー。
きっと、出来るな。くすっ……
よし、行こうか。この橋を抜けて、街道を越えれば国境。俺は二度目だけど、飯屋の煮込み料理が美味かったな。
国境を抜けたら、南方面…ビオレゲンスに通じる街道を行くんだ。まず着くのが、温泉地バート・ブリヤン。
温泉って、岩にもお湯にも精霊が宿ってるの知ってたか?
>>262 医者「眠り薬?分かりました、今すぐ処方しましょう。薬草の調合が終わるまで少々お待ちを。
今ある薬草で作るなら少々強い作用が出るかもしれませんが安心してくださいね。」
(数刻後)
医者「完成しました。どうぞ。(薬と水を渡す)
では私は少し薬草を買いに行ってきますからあとはゆっくりとお休みくださいね。(退室する)」
【アエトス・フラーギス】
伝令兵「為義将軍、平家弘殿からの書状です。お確かめください。」
源為義「家弘から?なに用じゃろうか?(
>>246)
ふむ・・・難儀なことじゃのう。しかし我々守備軍が首都の守備へ兵を回せばこちらが手薄になるのう。
どうしたらよかろう・・・そうじゃ、頼長殿だ!頼長殿には遊軍となっていただき不測の事態に備えるとしよう。
すまんがその足でちと頼長殿の元まで行ってくれ。その書状にワシの印も押しておくからな。」
(頼長を遊軍に回すべく為義から使者が送られました。)
>>265 うむ、早急な都市再建を期待しておるぞ。励め。
余の配下たちにも源姓が何人もおる。いずれ会わせてやろう。
もっとも、それらはすべて余の時代に仕えていた者たち。お主の知る者は残念だがおらんだろうな。
余の話とな?くっくっく、昔のつまらん話だが少し聞いてくれ。かつて余はとある国、いやお主なら分かるだろう日の本の国だ。
そこで余は天皇の位に就いていた。だがその位はすぐに弟に奪われることとなる。権力闘争とも言うべきか。
それから退位し上皇となった余と新天皇である余の弟との間に大戦が起きた。臣下たちも二つに割れ身内での殺し合いを始めた。
・・・その結果余は敗れた。多くの犠牲を出して、な。そして責任をとらされ配流にされた。皇族であったから死罪は免れた。
余と共に戦った臣下らは多くが処刑され見せしめになった。笑ってくれ、弟に負け、臣下を失い、国を追われた愚かな男を、な。(自嘲し笑う)
配流先で余は写経をした、それを本国にて納めてもらいたかったのだ。せめて来世では安寧を願い、な。
やがて出来上がった経典は無事届けられた。だが、余はそれで安堵など出来なかった。
余の書いた経典は送り返されてきたばかりか破られてまでおったのだ。余は泣いた、涙が枯れるほどに、な。
それから余は自らの血で写経をし直し、魔道に身を堕とした。そしてこの世に転生したというわけだ。・・・長くなったな、すまん。
>>266 ふっふっふ・・・よかろう、余の死の国建国への先陣を務めよ。
首を楽しみにしておきたいが望月は明日、待ってはおれん。予定通り儀式は明日決行する。
お主には今余の力を少し授けてやろう。(自らの魔力を分け与える)
帰還し次第お前の魔の力も強力にしてやろう。奴らの陣を血で染め上げ、恐怖を与えるのだ!!
>>271 源頼賢「よう、松永の軍師さんかい。この度は、まあなんというか無念でありましたね。
俺はあんたらが俺達を闇討ちするような奴らじゃねえと思ってるよ。
俺たちの元いた国であった仏の教えは死者に礼を尽くすってのが教義らしくてねえ。
ま、俺にはよく分からねえが。ああ、これなかなかいい酒だぜ。あんたらの主に供えてやりな。(持ってきた酒を置く)
(案内されて)
源頼賢「あーあ、奴さん本当に死んじまってるな。毒にやられるとこんなになっちまうのか。(棺の前に座り込み、手を合わせる。)
おいそこいらの兵ども、勘違いすんなよ。あんたらの主を殺ったのは俺たちの軍じゃないぜ。
暗殺ごときで死なせるにゃあもったいねえ奴だった。・・・じゃあ、俺らはそろそろ帰るぜ。せいぜい厚く供養してやりな。
はっはっはっは、また新たな世界で生まれ変わり今度は舞の見世物でもしておるのかもしれんなぁ。
ありがとな軍師さん。叩きだされることも覚悟してたんだがあんた、いい奴だよ。だが次は戦場で会おうぜ。」
(頼賢は従者らと共に陣を出、一礼をして砦へ戻っていった。)
>>287 【ビオレゲンスのとある場所に設けられた祭壇】
時は満ちたり。今こそ我が身を真の魔とする儀式を始める。五部大乗経をこれへ。
教父「それが陛下、あの経典からはまがまがしい気が常に漂っておりまして、誰も動かすことができません。
なんとかさわれた者もすぐに気を失ってしまう始末でして・・・」
そうか、出は余が自ら持ってこよう。(経典を取ってくる)
では始めようぞ。(経典を全て開き魔法陣の中心に立つ)
我、この国に生を再び受け、魔道へと身を堕とせり。偉大なる魔の神、我が願いを満たしたまえ。
災禍、恐怖、死を以て我が身となし、我が身の全てのを魔に捧ぐ。
我に魔の神の御力を与え、この世を『死の国』とせん。全ての律、全ての性、余を嫌いし全ての人間に等しき死を与えん。
(自らの手を斬りつけ、血を流す)
教父「おお・・・月が・・・」
(満月がたちまち影に隠れ、月食が起こる。アイギスの周りには黒き魔力が漂っていた。)
ふふふふ・・・はははははっ!!!これでよい、我が身は完全なる魔となった!!余はいずれ神を蹴落とし、その席で永遠に君臨してやろうぞ。
まずはこの力を試すとしよう・・・『災禍の雨よ、降れ』
(たちまち黒雲が立ち上り、黒い雨が各地で降り出した。)
ふふふふふふふ・・・はっはっはっはっは!!!!!!!!
>>287 雷の妖精のユピティー…聞いたことがあるわ!あなた、とっても高名よ。
話しかけに応えてくれて本当に嬉しいわ!
今はミストラングにいるのね?世界樹の種を探している…、ねえ、私はこれ
から西へ行こうとしているの。あなたの声が聞こえて来たのは東から。
…どうかしら、私も分担して世界樹を探してみる。頻繁に連絡を取りたいわ!
どうすればいいかしら…。
>>288 アシカガサンギハチロウヨシナガ…
それが、あなたの名なのね?
教えてくれてありがとう、私今からあなたの城に旅をして行くわ。
それで、お城のイメージを送ってくれると有難いのだけど…。何となくでもいいわ。
雪崩を…それは出来ない相談ねw
戦火に…。なぜ人間達はこうも愚かなの?あ、あなたのことを言ってるんじゃ
ないのよ。それにしてもここは寒い…ぶるっ。
>>290 バイ・ムーダン!名を教えてくれて有難う!
ユピティーと一緒にいるの?エール地方…あなた達の名と共にメモ帳に書い
ておくわ。これは普通のメモ帳じゃないのよ。動くイメージも記録出来るの。
分かったわ、記憶や意思を強く持つように心がける。
それでと言っては何だけど、あなたの姿のイメージを送って!
私はこうよ!(
>>282)目を閉じて見てみてね。
会える日を楽しみにしているわ!
>>291 (穏やかな風に流されるように飛びながら)
私たちは、オスティアの南の端っこの道を通っていけばいいのね。
温泉って、あったかい泉でしょ?
お湯の精霊たちって、冷めたら水の精霊になっちゃうのかな……。
(橋の近くにはミストラング王の命令で、用水路建設のために測量する人たちの姿)
人間たちが何かしてる。
でも悪い人たちじゃなさそうだし、私たちは隠れなくてもだいじょーぶよね?
(橋を越えると、なにかの気配を感じたのか、突然ふわっと浮き上がり)
……あっちに馬の群れがいるみたい。
ちょっと、お話ししてくるわね。
(野生の馬に何かを話し、数頭の群れを引き連れて戻ってくる)
バイ、この子たちが近くまでなら乗せてってくれるって!
>>295 (はーい。困った時はお邪魔するわねっ)
>>296 (ファトナの声に応じて)
ファトナも手分けして世界樹の種を探してくれるの? ありがとっ!
西の辺りはバイが争ってる人がいるって言ってたから、気を付けてね。
頻繁な連絡はどーしよー?
うーん……あっ、バイみたいに鏡聴すれば良いのかな?
そっちにも鏡があれば、ファトナの声が聞きやすくなるかも!
>>297 お湯の精霊は、冷めたら水の精霊に………ぷっ、あはははははは!!
ユピティー、面白い。その発想、面白い。でもどうだろう、温泉ってただのお湯じゃなくて色々成分が入ってるから
普通の水の精霊とはやっぱり違うのかも……。
(などと話をしながら、妖精の聡い視線に促されて、測量する人々がせわしなく動くのを眺める)
早速、フェイド王の言ってた事が実現されようとしてる。あいつが目を輝かせた計画が、近い将来実を結んで
ここが良い国になるといいな。緑地に、南北の都。国民は休むヒマなしだ。でも、働けば自分達の未来がすぐ
明るくなる。だからあんなに活気があるんだ。
ああ、ここの人達は悪い人なんかじゃないよ。王様も、国民も。
ただ追い剥ぎが出るって言ってたから、それには注意しないとね。
飛べて、いいな……。
(馬の群れと話すユピティーをぼんやりと眺めていたが、彼女が馬たちを連れて戻ってくると)
本当に?ありがとう!…君達も、本当にありがとう。
(一際優しげで深い目をした馬に、鞍も手綱もなしに跨ると、馬は心なしか「いいってことよ」などと
言ったように思えた)
──君の名前は?
──そんなものはないよ。好きに呼んだらいい
──それなら……
(ぶるっ……。馬が、突然体を震わせた。恐怖心が感じられる)
>>294 なんだ、あれは……。東の、ずっと遠くの方だけど、尋常じゃない雨雲が見える。
ただの雲じゃない。魔力、それも禍々しい魔力を感じる。
ユピティー、分かるか?
あの雲、ただ事じゃない。だんだん広がってる。こっちに近づいてる気がする。
>>295 (ありがとうございます!)
>>296 イメージ……「幻視」の一種かな。
ファトナの「イメージ」、確かに届いたよ。
それなら、こちらも。
http://dl8.getuploader.com/g/0604/7/110709_1954~01.JPG
>>295 有難う!もしもの時は利用させて貰うわねっ!
>>297 うん、どういたしまして!
有難う、くれぐれも気を付けるわ。ミストラングは平和なの?
二人も気を付けてね!
あ、鏡ならあるわよ、妖精用の手鏡が。人間から見たら玩具ね。
今から鏡を使ってあなたに話しかけてみるわね!
『ユピティー、ユピティー聞こえる?』
どう、よく聞こえた?
それでお願いなんだけど、あなたの姿のイメージをこちらに送って!
私のイメージはこう(
>>282)よっ!
>>298 有難う!バイ・ムーダンのイメージ、確かにこちらに届いたわ!
あなた、格好いいのねえ!
その、持ってるのはキセル?
煙草の葉は、妖精の身には大きくてかさばるのよ!笑い話だけれどw
私が今いる所は雪山なのよ。超寒いわ!あなた達がいるのはどんな場所?
>>298 (広がる雲を見て)
あれ、普通の雲じゃないみたい……中に悪いものがいっぱいつまってる感じ。
悪いものが降ってくる前に、急いでどこか雨宿りしなくちゃ!
(馬の周りを飛びながら付いて行くと、バート・ブリヤンの町並みが近づく)
あっ、白い煙!あれはきっと温泉の煙ね。
>>299 ミストラングは、王様が緑地とか色んな難しいことしてるから、きっとだいじょうぶよ。
追剥は出るみたいだけど、ピューンって飛んで逃げちゃえばいいし!
それに、取られる物なんて何にも持ってないしねっ。
(こちらに呼びかけるファトナの声をはっきりと聞き)
うん、さっきよりよく聞こえる!
それにファトナのイメージも、伝わってきたよ。
こっちからも送らないと……。
私の姿を知らないと、会っても誰だか分からないかも知れないしね。
うーんと、こーすればいーのかなー……えいっ!ファトナまで届けーっ!
(ユピティーのイメージ・
http://dl6.getuploader.com/g/1%7Csample/5159/sample_5159.jpg)
……ちゃんと届いたかなあ。
>>300 私たちがいる所? こっちは温泉の街があるみたいだよ。
山の近くでー、家がたくさんあってー、あちこちで霧みたいのが噴き出しててー、とってもあったかい!
そっちは寒いみたいだから、凍らないように気を付けてね。
>>292 はっ!
まことに御座いますか!自分の子孫やも知れぬ者達と会えるのは、至上の喜
びに御座います。
とんでもない、世にも辛い体験を私めを信頼してお話して頂き、有り難く思
うております。アイギス様のお気持ちを思うと、ヤトゥギめは涙が止まりま
せぬ。ようお話下された。
今しかと心に決めました。
このヤトゥギめは、最後の一兵になるともアイギス様のおん為に死力を尽く
してお守りする覚悟で御座います。
どうぞ何なりとお申し付け下さりませ。
>>292 (薬を置いて部屋を立ち去る医者に深く頭を下げる)
あ、有り難うござりますぅう〜!
(医者の足音が遠ざかるのを確かめた後、戸棚を漁る。中から医者がたしな
んでいるウイスキーを探し出すと、コップの中の水少々と混ぜて眠り薬と共
に入れた)
(部屋の入口に近付き、外に立っている見張りの兵士に話しかける)
あのおぉ〜、お役目ご苦労さまでございますぅ〜。
これは私からの気持ちでございますぅう〜。
いえ、あの、私はこれから暫くここで眠ってしまいますゆえ、このウイスキー
を是非お楽しみ下さりませぇえ〜。
(果たして飲むかどうか…賭けだ!)
>>285 えぇっ、この僕が大悪魔に…?!
大悪魔って言ったら…バフォメットさんとか…?
そんな…全然想像がつかないや。
意志…というと犬なんかにはあるかな?警察犬とか、盲導犬とか…。
実は意志のある生き物のほうが意志を持たない生き物より厄介だったりして…。
登場人物の名鑑を作って欲しいです。色々な方がおられるので…
さや・・・
さや・・・
>>305 他力本願せず思い立ったらやってみるといいですよ
餌を待つ雛鳥じゃあるまいし
【祭壇にて】
この雨が降っておる間、魔の力はより一層強まるであろう。まもなく王国全土がこの黒い雨と霧に包まれる・・・
まあ、明日の晩には止むであろうがな。一時的なものにすぎんがな。いずれはこの雨を伴い、各地へ魔軍の大攻勢が始まるのだ!!
では王宮へ戻るぞ、教父らは片付けをしておけ。帰ったら今日は乾杯といこうではないか。(王宮へ戻る)
【とある場所でこの空を見つめる一人の男がいた・・・】
源為朝「ふん、俺を殺すのにその程度の兵では足りんわ。腕慣らしにもならんぞ。(全身に刺客達の血を浴びている)
この雨・・・間違いない、陛下だ。こうしてはおれん、早く陛下のもとへ馳せ参じなければな。
もう城を探す必要もないだろうな、きっと新天地を見つけられたのだろう。(強弓に真っ赤な矢をつがえ、空に向けて放つ)
我が武、再び陛下のために使う時が来たようだな。」
(城を探していた源為朝がアイギスのもとへ帰還するようです)
源(鎮西八郎)為朝 みなもとの(ちんぜいはちろう)為義・・・弓の名手でアイギス軍きっての猛将。源為義の八男。
>>302 はっはっは。まあ、奴らも不思議がるだろうな。自分の祖先がここにおるなど夢にも思うまい。
その話はもう良いのだ。かの国に未練は欠片もない。
お主の一族は多くが余の方へ参った忠臣だ。疑うはずもあるまい。
それと、余所ではその名で構わんが余の前では源雅信の名を使え。余の配下らも多くが元の名を名乗っておるのでな。
その方が余もなにかと都合がよい。では、己の職務に励むのだ。
>>303 番兵「おおすまないな。家弘殿と交代の奴に見つかる前にさっさといただくとしようか。
お前は少々具合が悪いそうだから酒は控えた方がいいだろうな。ああ、代わりと言っちゃあなんだが帰りに菓子でも持たせてやるからな。
ではいただくとしようか。(酒を一気に飲み干す。)ああいい酒だ。他の奴に分けるなんざもったいねえ。感謝するぜ。
(間もなく、番兵はすっかり眠りこけてしまった。)」
【藤原頼長の駐屯地】
藤原頼長「為義殿から書状が?分かりました、拝見しましょう。(
>>292)
・・・なるほど、為義殿が申したいことは分かりました。私はこのまま待機しいつでも各地へ支援に赴けるよう動向をうかがいましょう。
近頃は騒がしくなりましたねぇ。私まで戦場に行かなければならないとは。改めて為朝さんの有難さが分かりました。
あの方がいれば戦など早々に片づいてしまいますからね。(昔の感傷に浸る)」
(藤原頼長の軍は遊軍としてv駐屯するようです)
309 :
松永永種:2011/08/03(水) 12:37:40.29
>>275 わかった、下知に従おう。
忠興を頼むぞ。あれは全くの忠臣なのじゃ。
しかし養子とはいえ子であるわしに後から知らされる作戦とは何ぞや。
疎外感を感じるのも間違いではあるまい。父上の愛は常に実子である久通殿
にあったのじゃ。じゃがわしは、頭脳明晰な久通殿がきらいではなかった。
その久通殿は今どこにおるのか…行方は未だ知れぬ…。
310 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/03(水) 12:43:17.34
>>296 うむ。歓迎するぞ!
城のイメージか・・・。
(ヨーロッパ風の古びた小城のイメージを送る。)
どうじゃ?届いたかの?
イメージとやらを頼りに来るがよい。
戦・・・。それは愚かな者やもしれぬ。
しかし、それをせずに平和は来ぬのだ。
争わず平和が来るのならばそれが一番いいがな・・・。
(何か悲しんでいる様子だ)
>>293 (弔問の使いとして来た源頼賢に)
人の死生は天の定める所です。「無念」などと繰り言を言っても始まらぬと思っております。
今日死すとも、明日死すとも分からないのが人生。お館様も我々も日々覚悟していた事なれば
これも何の不思議やありましょう。
しかしその死に際して、情を傾けてくださる貴公の心遣いは
敵味方の間柄など差し挟まず、ありがたくお受け致しましょう。
舞の見世物を……? くっく……臣下の身で差し出がましい事ですが、私が思うにそれはありませんな。
お館様は元の世界では大逆も辞さず修羅道に生き、思うがままに乱世を駆け、
最期はその「戦利品」もろとも爆死して果てた方。
そしてこの世界ではこの末路。
ロクな死に方のできる人生は歩まれぬ方なのです。
たとい冥府魔道に落ちても、魔の王として君臨される事をお望みの筈。
…そろそろお帰りか。
然れば、(さらさら……)御尊父にこの礼状を。
そして、次は戦場で見えんとお伝えください。
>>309 (松永永種に向かい)
若君、お心違いをなさいませぬよう。お父上、松永弾正殿とはそもそもいかなるお人であったでしょうか。
「敵を謀るにはまず味方から」…計略の妙味でございます。
この策はお館様と私との間で取り決められ、適時に各将へ伝達されるもの。
実子養子の情で知らせたり知らせなかったりなど、あるわけがございませぬ。
(この若君には伝えぬ方が良さそうだな)
(お館様が「愛」などという情を持ち合わせている訳がないではないか)
(そも、お館様にとって他人は己がための「駒」でしかないのだ)
(久通殿の厚遇は、彼が自身「父の駒」でしかない事を自覚し、努めて「駒」に徹しているからだ)
(有用な駒でなくなれば、それが意味するのは死一つ。それが松永家の在り方というものだ)
>>293-294>>308 (アイギス・テルシテスの儀式の効果は、すぐにアエトス・フラーギス攻防戦で顕示された)
…軍馬が、兵が怯えている。百戦錬磨の松永の凶兵が狼狽している。
あの皆既月食のせいだとでも、突如湧いて出た黒雲のせいだとでもいうのか……?
狼狽えるなっ、こは魔軍の詐術に過ぎぬ。
敵の一万は必殺の包囲殲滅陣の中に居る。ひき包んで一匹たりとて逃すな!!
(言葉が震える。自身の発言が事実でない事は、正虎自身が直感していた)
(一万の魔兵は強かった。矢に当たっても、槍で突かれても斃れない)
(当たるべからざる勢いで猛進してくる)
(途端に包囲陣の一角が崩れた)
(魔軍はその間隙から突破するかと思えば、敢えて向きを変えて重厚な陣に突撃してくる)
(そこもすぐに崩れる)
(突然、黒い雨が降り出した)
兵「何だこりゃあ…… 痛い、体が痛いぃぃっっ──!!」
兵「もう嫌じゃあっ、殺してくれ、殺してくれぇっ!!」
(誘因の計ではない。松永軍は散々に打ち破られ、後退していた)
(全軍の心に恐怖が巣食っていた)
(それは冷静な楠木正虎とても何の変わりもなかった)
…退け。本国に、退け。
(枯れた声で一言言うのが精一杯だった)
>>301 そ、そうなんだ?
ユピティー、追い剥ぎに捕まらないようにね!一緒にいるバイさんにも言っ
といて。バイさんは特に危ないと思う!
よかった!私のイメージ伝わったんだね。私もユピティーの声、よく聞こえるよ!
…わあ、ユピティーのイメージ届いたよ!とっても美人…そばかすもなくて素敵!
温泉?いいなぁ。うん、凍らないように今はファイアの魔法で身体の回りに
暖かい空気のバリアを張ってる!でも私のMPが無くならないうちに早く暖
かい場所へ行かなくっちゃ。
>>306 何だろう…胸がざわめく…。
木の葉のせせらぎにファトナの胸が同調する感じ。
そういえば、世界樹はこの世界にどれくらい存在するんだろう?一つかな?
二つかな?それとも…指折り数えるくらい沢山?
>>310 有り難う!おぼろ気にだけど素敵なお城のイメージが瞼の裏に浮かんで来たわ。
今から大至急そちらへ向かうので、待っててね!
そんなに悲しまないで。ひとはいつでもギリギリの選択をして来たはず。
それが正しかったと証明するために、未来はあると思うから…。
>>264 すみわたる〜そらをよこぎる〜たかのこえ〜♪ らーららー♪
ようせいたちは〜たべられないように〜♪ もりにむかってにげてゆく〜♪ るーるるー♪
(どんよりと曇った空を見上げて歌う)
……歌ってみただけ。私たちは鳥に食べられたりなんかしないもんねーだ!
>>305 >>307 (こんな感じかなー? 二回以上出てきた人たちとか、国を造った王様たちを簡単にまとめてみちゃった)
(
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/11383/1309278389/2)
>>306 (どこかから、風に吹かれた葉っぱがさやさや揺れる音)
どこだろう……樹の声が聞こえてくる。
でも、この近くの樹じゃないみたい。
遠くで近く、近くで遠く……そんな夢の中みたいな感じ。
ねえ、あなたどこにいるの? 私の声が聞こえる?
>>313 あっ、そっか。
バイは追剥に会ったら大変だもんね。
私たちは端っこを通っていくから、だいじょうぶだと思うけど、そっちの方にも追剥がいるのかなー?
うん、バイにも気を付けるように言っとくね。
(送ったイメージが届いた様子に)
ふふーん、美人なんて、そのとーり!
……なーんてっ、ふふっ。
あっ、人間たちのお城にいくのね。
ファトナが会うのも、ミストラングの王様みたいな人だといいんだけど……じゃ、またねっ!
315 :
305:2011/08/03(水) 20:48:30.05
>>314 ありがとうございます!
すごく丁寧で分かり易くて感激しました
これ、お礼です!
つ【カゴ一杯のさくらんぼ】
(今、出先で携帯から書いています。パソコンでネタを書きました)
(…が、そこのパソコンから投下できず、代行依頼スレ
>>3-4に投下しました)
(よろしければ、代行をお願いします)
(よろしくお願いいたします)
>>300 俺は兎も角、この煙管は"美人"だろう?
これも夢で手に入れたんだ。昔、俺は夢を見た。夜の庭園を散歩する夢だ。
月明かりの下で、花が散っていて。とても綺麗で。楽しかった。
夢の中の桃の木の下に、男が立っていた。
その男に、散歩道の様子を語って聞かせた。
すると、「佳い夢をありがとう」と言って、これをくれたんだ。
所謂「夢買い」というやつだよ。
吉夢を語り聞かせ、その代償を受け取る。
時には思いがけない物が手に入る。この煙管だって、俺が生きている時代や世界には
無いはずのものだからね。
今いる場所は……ユピティーに聞いたね。
>>301>>314 【バート・ブリヤン】
(バート・ブリヤンに宿を取り、窓の外に黒い雨を眺めながら)
──いたい、たすけて たすけて たすけて
たすけて、たすけて いたい
…この雨は精霊にも毒なんだ。俺も雨雲が見えた時ぐらいから酷く気分が悪いけど、
精霊には屋根も安全な建物もないから、尚更辛いだろうな。
この雨の魔力には、怨みとか憎しみとか、負の思念が沢山詰まってるのを感じる。
それが善性を持ってるものを苦しめ弱らせて、逆に魔性を強めてるって感じ。
負の思念は、幸せとか清浄なもので打ち消せるはず。
今は雨の魔力が強くて、打ち消せる程じゃないと思うけど、和らげる事はできると思う。
ちょっと試してみるよ。
ただね、正直本当に今気持ちが「負」の方に流れそうでね、ユピティー、もしできるなら
俺がそっちに倒れないように、支えてくれないかな。
♪── 夜闌の国、秘めやかな苑で
私は香を焚く
星座の舟に乗って、宙まで飛び上がって
私は琴と歌う
ひとつ、ひとつ、思いを解き放っては数え
私は琴と歌う ──♪
(白牡丹、穏やかな顔で琴を弾き、区切るように歌い続けた)
>>301>>314つづき
(ユピティーの歌に頬をゆるませて)
…いい歌だ。中々、センスがある。明るい気分になる。
じゃあ、俺も。
>>264 ♪── 夜闌の国、秘めやかな苑で
私は香を焚く
星座の舟に乗って、宙まで飛び上がって
私は琴と歌う
ひとつ、ひとつ、思いを解き放っては数え
私は琴と歌う ──♪
今宵語って、聞かせよう。どこか遠くの物語……
♪ 澄み渡る、空を横切る、鷹の声
鷹の名前はアルタイル
彼の兄弟、12人、ヴェガの心をつかむため、
みんな色々考えた。
引っ込み思案のアルタイル、いつも自分のカゲ見てた。
いつも輪の外、みんなを見ては
仲間に入りたいと思っても、結局いつも独りぼっち。
けれども今日こそ胸を張ろう
愛しいヴェガ、彼女のために。
緑の森越え、青の山越え、彼女に探すプレゼント
綺麗な湖に映った夕陽
その日、その時、その場所で
ヴェガはアルタイルにキスをした
どこか遠くの物語
幸せな恋人の物語…… ♪
どうかな、ユピティー?
恋の歌ってのは辛気くさい黒い雨なんてものを吹き飛ばすには最高だろう。
それはそうと、辞典の作成本当にありがとう。
>>305さんに同じく感激した。
>>306 綺麗な気配だ……
おぼろげな気配だけど、息づかいが確かにわかる。
君が見える。今すぐにはたどり着けない場所だけど、たどり着くだろう。
>>267>>293 馬鹿な、この俺が死ぬのか!?
くそぉー!
……………………………………………………
……………………………………………
……………………………………
死なない…?
フハハ、そういうことですか大魔縁様!
おい小童!
俺は偉大なる大魔縁様のお力で不死とは言わずも不傷の力を得たようだ
地獄の責め苦を味わわせてやろう!
>>311 源頼賢「あーあ、そうだったのかい。あんたらの主はよほど天に嫌われてるとみたね。
今度は魔王に生まれ変わって俺たちの主君といい勝負ができそうだな。
この書状はきっちり親父殿に届けるから安心してな。あばよ。」
(砦に帰還して)
源頼賢「親父殿ー!ただいま戻りましたよっと。あ?なんだこの騒ぎは。」
源為義「おお頼賢か。ご苦労でだったな。・・・見ろ、あれを・・・(
>>312)」
源頼賢「なんでえあの黒い軍隊は?陛下の本隊かい?そしてこの黒い雨ときたもんだ。
これも陛下のお力なんですか、いやあ恐ろしい方です。」
源為義「うむ、この雨は陛下が降らせたものだろう。戦況は随時物見に報告させているが奴ら松永の軍を圧倒しているそうだ。
それも雨の効果であろう。部隊派遣は陛下のご意思、我らの出る幕はあるまいな。」
源頼賢「書状ももらってきたのにこいつはもう用なしですか。まあ敵さんも馬鹿じゃない、この一戦で始末できるとは思えませんが。
・・・松永は死んでましたよ。アレも陛下と同じ天から見放された奴のようですね。
あいつの兵たちは死ぬ気で戦ってんでしょうなあ・・・。」
源為義「お前は敵に憐れみの気持ちを持ったか?そうならばワシはお前を殴らねばならん。
ワシらが前世で受けた苦しみを忘れるな、一族であろうと、旧友であろうと敵は敵なのだ。それ以外の何物でもない。
それがあの大戦で学んだことだ。それを肝に銘じておけ。」
源頼賢「分かってますよ。そう熱くならんで下さい。血管がブチ切れきまいますよ。」
源為義「後は我々は高みの見物と行こうではないか。(手にした杯の酒を一気に飲み干す。)
危うくなったら助けに参るぞ。仮にも陛下の兵だ。さてさて、敵はどう足掻いてくれるかのう。」
>>319 【王宮】
教父「雨により陛下の軍は善戦しておるとか。想像以上の効果です。」
くっくっく・・・だがこの雨は間もなく上がってしまう。この世界には何やら悪しきものを自浄する力があるようだ。
それがどこから発せられておるのかを知り、そこを我らが押さえれば・・・この国は真に『死の国』と呼ぶにふさわしいものとなる。
死したる者は全て魔へと生まれ変わり、民たちも知らぬうちに世界は『死の国』へ。
そこの王として余が君臨する。さらには天上の世界におる神らも全て狩り尽くす・・・
その時、余は全世界を支配する魔縁となる!!!!我が前にひれ伏せ、薄汚い神たちよ!!!!
>>315 わーい!ありがとっ! これはさくらんぼね。
んっ……ちょっとすっぱいけど、とってもおいしいっ!
>>317 うん、私にも聞こえる。痛いって、助けてって。
でもこんなに悪い雨が降ってたら、お外に出られない……。
ここまで乗せてってくれた馬たちも、ちゃんとどこかで雨宿りしてるといいんだけど……。
(しとしとと降る黒い雨を見つめて)
きっとおいしいものを食べられなかったり、ぐっすり眠れなかったりするから、負の思念なんて変なもの出しちゃうのね。
(バイ・ムーダンが歌い始めると、ふわっと前に回って胸の辺りを押し始める)
私、バイがこっちに倒れないよーに、いっしょーけんめー支えてるねっ!んーっ!
>>318 (アルタイルの歌を聞いて)
とっても上手!
バイは歌が上手くて、色んなお話をしってるのね。
でも、恋の歌は……うーんと……よく分からない。ふふっ。
(やがて、雲や雨から次第に黒色が薄まってゆく)
バイの歌が効いたのなー?
まだ曇ってるけど、さっきよりは黒くなくなってるみたい。
明日は晴れてるといーな……。
(いつの間にか、部屋の中にはさくらんぼのカゴが置かれている)
これ、さっきもらったの。
全部食べないとベッドに使えないから、バイも食べてね!
それとも、さっきの煮込み料理でお腹いっぱい?
下界が騒がしいようだな…
ふふっ、地下帝国ばかりか雲上にもわが悪魔帝国が樹立されつつある
ことを知る者は少ない……
悪魔の羽音が騒がしい。
悪魔は我々の天主国を見つけられないでいるようだけど、それは次元が重なっているから。
悪魔はこの理を未だ知らないでいる様子。このまま知らないのが一番よいのだけれど…
>>294>>320 【ビオレゲンス 玉座の間】
(王に向けた夢魔の表情は、相変わらず笑っているのか悲しんでいるのかはっきりしない)
(ある日、玉座の間で王と夢魔は向かい合い、同時に唇を動かした)
(暫くの沈黙。先に沈黙を破ったのは夢魔の方だった)
きっと陛下は、私が内心陛下を非難しているんじゃないかってお思いの筈だわ
それに、こうもお思いの筈だわ。もし私に陛下を非難する気持ちがあったとしても、
それを気にかける必要はないって
私には、陛下を責める気持ちは毛筋の先程もないわ
この世界に起こる出来事、生まれる歴史はただの事象……好悪はない
そして私は、その事象一つ一つを肯定もしなければ、否定もしないわ
全ては、(銀の水差しを傾け、画の中でグラスに水を注いだ)
水のように運命に従って流れ、やがて世界を満たす
それは史書も、陛下の行いも、陛下のお言葉も同じこと
たとえば陛下が口にされた「神」という言葉……
元々この世界に神は居なかった
でも、陛下が発した言葉は力を持ち、「たった今神は創造された」
この世界では神すらも人の意志によって創造されるの
おわかりになる?
貴方が神を障害だと思えば思う程、それは強大な壁となって貴方の前に立ち塞がるということ……
>>304 世界は終わらない夢。貴方がバフォメットのような天分が欲しいと強く願うなら、
夢の領域が現実の領域を凌駕しているこの世界では、それは不可能なことではないわ
でも、大悪魔は大変よ
自分ひとりで数百、数十の魔の諸侯国を束ねなければならない
厳しい悪魔の序列に従い、おのおの科せられた義務を果たさなければならない
求めてその立場に就きたがる人は、すぐ近くにいるわ
アイギス・テルシテス……
彼の野心と天分なら、すぐに名だたる大悪魔の列に肩を並べるでしょうね
でも貴方は……
貴方のような優しい悪魔は、大悪魔になんてならない方が幸せかもしれないわよ
(警察犬や盲導犬の話を聞き)
そうねぇ……
エールの森にはドライアドやピクシー、オークとかがいるし
最近は都会の闇にもアルプが飛び回ってるらしいし
犬だって流れてくるかもしれないわ
私ね、ここにいて色々な世界に呼びかけているの
ここにこんな世界があるから、来て欲しいって
言葉にはしないけれど、私がそう思っているのが網みたいなもので
波長の合ったものと引き合うの
つまり、「この世界を蘇らせたい」っていう私の想いに
「何かを為したい」って思っている者が触れたとき、知らず知らずこの世界に近づいてしまうというわけ
動物も、何かの拍子があれば、引き合ってしまうかもしれないわ
>>321 やるじゃないか! いつの間にこんな良いさくらんぼを。
や、俺は結構食べる方でさ。この一籠ぐらいなら余裕で食べられるよ。歌って腹も減ったしね。
ユピティー、争奪戦だぞ?
(………さくらんぼを平らげた後、バイ・ムーダンは外を見て)
この分なら、明日は晴れてるさ。朝起きたらすぐビオレゲンスに行って、いよいよ南のエール地方に入ろう。
夜は短く、旅路は長い。よく寝ておけよ?……晩安(おやすみ)〜〜
──夢の中の水琴窟。バイ・ムーダンは、岩洞の中にいた。岩洞は広く、奥へ広がるに従って闇も色濃く、
全貌を把握することはできない。
洞の中は絶えず水の立てる、繊細な銀色の琴音で満たされていた。
泉神「良き歌、良き話じゃったよ。お蔭でわしも黒い雨に負けずに済んだでのう」
俺も、支えられて歌を歌えた。悪しき力に克つのは歓喜の心だ。精霊も人も、この点に置いて違いはない。
明日には此処を発つ。また黒い雨が降ったら、今度はきみが同胞の精霊を心強くしてやらなければ。
「うんむ。災禍の雨、何ほどの事やある。わしの胸は見よ、歓びと力に満ちあふれておるわ」
「…有り余った力を何かで発散させたい。そうじゃ、きみには世話になったからの、とびきりの湯を
堪能してもらおうかい」──
(夢が覚めた。…と同時に、ごごごご……と地の底で大きなエネルギーのうねりが感じられる。
宿の、二人の部屋の直下だ。
……温泉が噴き出した。凄まじい勢いで湧き出した秘湯はたちまちに部屋の下部を埋めてしまった。
バイ・ムーダンはいち早くユピティーと荷物を救い上げ)
…こういうのを、ありがた迷惑って言うんじゃないのか。年寄りがはしゃいでからに……。
ふぅ。
そうそう、ユピティー。さっき俺の歌を褒めてくれただろう? 俺がしたのは、ここの泉神に働きかけただけだよ。
泉神は恋の話が好きだから。ユピティーがしたのも俺の心への働きかけ。
精神的に支えてくれと言ったのに、一生懸命物理的に俺の体を支えようとしたユピティーを見ていたら
何だか微笑ましくなって、結果的に気持ちが晴れたからな。ふふっ……
さて、泉神の厚意に甘えたらどこか別の場所で寝て、ビオレゲンスに発とう。
そんな暇ないって分かってるけど、アイギス・テルシテスに文句の一つでも言えたら良いのにな。
>>253 松本ドラゴン「ミンス島は北島と南島の二つの島からなるんだがよ」
「菅や俺は南島の派閥で闇将軍オ・ザーワらは北島の派閥なんだ」
「これは単なる派閥争いじゃない」
「地域間抗争だ」
>>308 お菓子を…ありがとうござりますぅ〜。楽しみにして、眠ることに致しますぅぅ〜。
……。寝たか。
よし、この者の鎧を剥いで頂くか。
(躊躇いもなく鎧を交換する十五郎だった)
何だろう…。空が異常に暗い。雨が降り始めた!
いたいいいい
いたたたたた…
いたいいたいいた…
何だこの雨は!身体中が引き裂かれるように痛い…!
だがけぶるような雨のお陰で、誰に咎められることなく森の中へ逃げられそうだ!
(十五郎は必死に近くの森の中へ駆け込みました)
はぁ…はぁ…これからどうするか…。
現世において戦に出たことの無かった私には、武人として何の付加価値もない。
このまま逃走して詩人にでもなって諸国を流れ歩くか?
とりあえず、この世界について知識がないのが痛い…そもそも何故松永軍と
アイギス軍は戦っているのか?解らない事だらけだ…。
やはり、陣地より疾く離れよう。松永からの命令は用を果たした事だし。
>>314 人物辞典をありがとうございます!
いずれもし、会う事がありましたら宜しくお願いします。
>>308 ハハッ、少々驚かせてみたくも存じますね。
はっ、私も最早かの国には未練を持ちませぬ。
我が一族を信じて頂いていること、誠に嬉しゅうござりまする。尚一層の忠義に励む
所存にござりまする。
はっ、ヤトゥギとはこの世界に来たおりに世話をしてくれた婆が名付けてくれたもの
でしてな、何でも兵役で死んだ息子の名だとか。これからはアイギス様の前では元の
名を名乗りましょう。
はい、首都ビオレゲンスの速やかな発展の為に力を尽くさせて頂きまする。
前線に出ておられる陛下とその強兵達が凱旋するのを楽しみに、この雅信、眠る暇も
惜しんで働かせて頂きまする。
かの国にはもう未練はないとは申すものの、かつて行った政(まつりごと)から得たも
のは少なくはござりませぬ。
まずは都を碁盤の目の如くに区画整備いたしましょう。
用水路も…そうですな、同盟国であるミストラングのフェイド王にも防火のお教えを
乞いましょうかな。
陛下、宜しいでしょうか?
331 :
嗤う魔将:2011/08/05(金) 21:10:13.95
>>330 おい聞いたかよ。忠義?忠義だってェ?
嗤わせるな、それは建前でお前にも野心や欲望はあるんだろうが…ケケケケケ
野心や欲望だって立派なお前の一面なんだぜェ?
>>331 そりゃあありますがね、私には己れの血の源である天皇家に尽くす気持ちが強いんで
すよ。あっと…これはかの国での話ですがね。まぁ子孫も沢山この世界に来てるよう
ですし…。
それに何より、アイギス様のお人柄に惚れましてね…まぁそんな訳ですよ。
333 :
嗤う魔将:2011/08/05(金) 21:28:29.84
口で綺麗事をほざく奴に限って何かあると豹変するもんだからな
手並み拝見といくか…ヘッヘッヘ
>>322 (うたたねして夢の中)
悪魔てーこく?
雲の中は妖精たちも住んでるんだから、あんまり変なもの作らないでよねっ!
そーだ。雲が汚れてるけど、あなたたち、何か変なことしてない?
雲を汚しちゃったら、ちゃんとお掃除しといてねっ。
>>323 この国の空には天使も悪魔もいるのね。
次元が重なってるって、灯台もと暗しってことかなー?
理を知られて悪魔たちに見つかったら、争いになっちゃうの?
うーん、世の中って難しいことばっかり……。
>>326 (突然眠っていたカゴが揺られ、まどろみから覚まされる)
Σわわっ、なになに!家の中なのにすごい雨が降ってる!
(カゴの中から外の様子をうかがって)
バイの恋の歌で、泉神が元気になりすぎちゃったのね。
建物が水に沈んじゃうなんて、水の都みたい。
道の代わりに河だらけで、舟で漕がなくちゃいけないって街なの。
(とぽんっと温泉の中に飛び込む)
あったかーい♪……わぷぷっ、ぷくぷく……。
(温泉に浸かった後は二階の部屋で眠り……やがて朝日が差し始める)
よかった、太陽も出てる。
えーと、ビオレゲンスってところに行ってー……。
(旅支度を整えたバイを見て、思い出したように)
あっ、昨日言ってたアイギス・テルシテスってだーれ?
文句言いたいって言ってたから、何か悪いことした人なのかなあ?
>>329 (こっちこそ、どこかで会ったらよろしくねっ!)
>>325 僕はバフォメットさんみたいにはなれませんよぉ〜。
はい、自分で言うのもあれなんですが優しいから…というか、厳しさがない
からですよっ。
アイギスってひとは、一体何を求めてるんでしょう?
賢い犬が流れて来たら…お友達になりたいっ。ひょっとしたらこの世界では
喋れるかも知れないしっ!
楽しみだなぁ〜。
うわぁ、そうだったんですかぁ!僕もお祈りしてみようかなっ。それだけじゃ
あ足りないなら、目一杯動き回って、僕をみて!こっちへ来て!って…。
僕ごときじゃだめかなぁ?
ざわ・・・
ざわ・・・
>>336 ティピン、浮かれすぎだぞ
そんなんじゃ女の髭と瓶詰めの旦那に笑われるぜww
>>338 浮かれてなんかないやい!
女の髭と瓶詰めの旦那って誰のコトだいっ?!
>>336 貴方、私を馬鹿にしているの……?
貴方がちょこまか動いて、構って欲しくて人の気を惹こうとするのが
私のしていることと同じだというの……?
…下がって頂戴
今、これ以上貴方の顔を見ていると不愉快がこみ上げてくるから
その間に、自分の在り方について少し考えてみるといいわ
私、プライドがない子はキライなのよ
>>338 ねえ、ヤメレレライテス?
さっきティピンが出て行ったでしょう
彼に頼もうと思ってた事があったのだけど、今はそんな気もなくしたから
貴方に頼みたいのだけど……
(そう言って、どこまでも深く蒼い目をじっと使い魔の目に注いだ)
>>340 そんなつもりはありません。
僕、この麗しい世界を蘇らせる為には、ただ祈ってるだけじゃだめかと思っ
たんです。踊ってみせなきゃ…それこそ、天照大神を岩窟の中から出すきっ
かけを作ったアメノウズメ神のように…。
いくらかでも、夢魔さんのお役に立てればと。でも、不愉快だと言われるな
ら下がります。
>>341 待ちなさい(ティピンを呼び止めて)
それが本音なら、どうして下がろうとするの?
信念と理があっても、主人の意に沿わなければ下がる義務があると思ったの?
私は、信念と理をもって反駁する下僕を
無碍に切り捨てるような小さい器の主人ではないわ
自分に信念がある時には、私の過失を大いに咎めなさい
そして胸を張っていなさい
それがプライドというものよ
勿論、その言葉に見合う成果を私は期待するわ
でも、それは使い魔にとって光栄であるはず
ベストを尽くしなさい
ティピン、貴方には申しつけることがあるから
私がヤメレレライテスに用命を下すまで、そこで待っているのよ
>>314 (凄いわ!ユピティー、鮮やかなプロファイリング能力ねっ!)
(お礼に私から、鏡を通して炎石のプレゼントよっ!)
つ[輝炎石]
(※ファトナには鏡を通して小物のテレポート能力があるようだ)
(この石は、例えば襲って来た氷狼の心臓めがけて投げつければ瞬殺出来るのよっ!)
(勿論その他にも使い道はあるわ!)
ええ、貴方のイメージ届いたわよっ!同じ妖精がこの世界にいて、こうして
お話出来るなんて心強いわ!
私、貴方から何か連絡が来たら分かるように、手鏡に震動機能を付けておくわねっ!
ええ、心配してくれてありがとう、じゃあまたねっ。
>>317 あら、ご謙遜!貴方も一度見たら忘れられないような美形だけれど、確かに
そのキセルはとっても美人ねぇ。
まぁ、夢買い?凄くいい話を聞かせて貰ったわ。私もそんな夢が見られるかしら?
私が知ってるのは、バクに夢を食べられるというものよ。主に想像力豊かな
子供の夢が狙われるってね…。
子供の頃はバクよけのハーブの御守りを枕にして眠ったものだったわ。
えぇユピティーに聞かせて貰ったわ!ありがとう、そうだ、バイさんにも何
かあげるね。
(手鏡を通して…)
つ[輝炎石の小ビン]
寒い時にこれを葉っぱに振りかければ、炎を発して温かくなるから!
他にも何か使い道はあるかも…。
>>344バイさんへのレス
× 輝炎石の小ビン
○ 輝炎石の粉末の小ビン
…てへっ。
>>343 お前、下僕とか言われて流してんじゃねぇよ。
左遷覚悟でもっと言い返してやれ!
(クックック…。ティピンのあの性格では、まさか俺に裏で煽られた、なんて言わねぇーだろ。
うまい時に俺が喧嘩の仲裁に入れば、夢魔とティピンどちらにも恩を売ることが出来るぜw)
>>340 いかがいたしましたか?ご主人様
何なりとお申し付けください
(ティピン、悪いな)
(俺はお前を踏み台に出世させてもらうぜ…)
>>346 いや、それはまた今度にしておくよ。
夢魔さんも、この世界を背負って、忙しくて神経の休まらない日々を送って
るに違いない。
もし逆鱗に触れたのだとしたら、それを受け止めるよ。
>>347 (何だ、鼻垂れレライテスかw)
これはこれはヤメレ君。
いいかい、夢魔はティピンに怒ったばかりで新たな気に入りとそして理解者
が欲しいに違いない。このチャンスを逃すなよ!
これからは僕らももっと親密になろうじゃないか?
>>348 (ずるっとこける)
何だ、抗弁しないのか。だがお前らしいなw
まあいい。だが、全てを一人で背負って自爆なんかするなよな。
まずこの俺に相談しろ!大船に乗った気でな。
(そうさ、ティピンご謀叛?wの密告の手柄は俺のものさ!)
(救護所の寝台にて)
あぁ…背中の痛みも取れたようだ。ふぅ…
何だこの音は…雨?…大雨だ……!
早く永種様の元に帰らねばならん。
ん?おや、何をひそひそ噂話をしている。俺も加えて下され。
なに、明智の十五郎が来た……?敵陣へ…?
益々もって、早く永種様の元へ帰らねば…!
(傷も構わず、全力で走り出す)
351 :
松永永種:2011/08/06(土) 21:56:49.87
>>311 分かりました、この永種、赤子のような心で父上の御意に従いまする。
>>319 何だと!
皆の者!あやつが敵の大将だ!弓で射よっ!
ぬぁっ、死なないだと!?
皆の者!石をこれでもかと投げよ!!
父上は…クソ、死んだフリか!下知を求めることも相ならぬわ!
退け、退けえぇえぇぇ〜!!
>>324 悪く思うな。余はこの国を滅ぼそうとしておるのではない、さらなる高みへと転生させようとしておるのだ。
よく考えてみるがよい、いくら国を繁栄させたとしても世は栄枯盛衰、滅ぶ時が来る。
原因は内乱やもしれぬし外敵からの攻撃、あるいは天変地異かもしれぬな。
それを抑止するは余が神としてこの国に永遠に君臨する、それしかないのだ。
神を滅するはそのため、そのことを心にとめてもらいたい。
くっくっくっく・・・フハハハハハ!!!案ずるな、神はいずれ余の前に屈する。
それがどれほど強大であったとしても、だ。我らは神より全てを奪い尽くしてやろう、かつて我らがそうされたようにな!
奴らを始末するに余はなんのためらいも持たぬであろうな。はっはっは!
>>328 番兵「(すっかり眠ってしまっている)」
兵「おい、起きろ!交代の時間だ。(番兵の頭を叩く)」
番兵「おお、、もうそんな時間かい。よく分からねえがつい眠っちまったようだ。悪い悪い。」
兵「お前家弘さんに見つかってたらお前ひでえことになってたぞ。さっさと代われ。」
番兵「ああ今行くから。そう言えばこの部屋ん中にいる兵士はどこ行った?お前知ってるか?」
兵「知るかよ。俺も今来たところだ。おおかたお前が寝てたから知らねえうちに帰ったんだろ。」
番兵「そうだな、別に気にするこたぁねえや。」
>>330 そうであったか。その婆とやらの居場所は分かるか?
分かるなら近いうちに城まで連れてくるがよい。褒美を取らせてやらねばなるまい。
余の大事な臣下の世話をしたのだからな。
そう心配しなくとも我が軍はそう簡単には負けん。雨の力がなかったとしてもな。
なんと言ってもお主の子孫である源氏の一族が指揮をとっておるのだからな。
ミストラングは我が国よりも国内の整備等の技術は進んでおるからな。
戦ばかり強くとも国内が安定せねば全く意味がない。誰かをミストラングへ派遣しかの国の技術を学ばせよう。
なんならお主が直に行ってみるのもよいかも知れんぞ。そのあたりの計画を詰めておくようにな。
>>331-334 はっはっはっ、そなたらの忠義が偽りであったとしても良い、許す。
だが余に刃向かった時には相応の代価を払ってもらうぞ。
間違えても命がなくなるだけで済むとは思わん事だ。来世での安寧も救いもないと心得ろ。
分かったらその不穏な話はやめて職務に戻れ。
>>335 それに、空の色、木々の色、花の色、江の色、一つに溶け合って綺麗なんだよな。水の都。
青や緑や薄紅や碧が、江が続く先、続く先にどこまでも広がってさ。
俺の故郷は水の都だったんだよ、ユピティー。もう天と地の間ぐらい隔たって、二度と戻れない場所。
この世界に着いたとき何度か思ったよ。もう一度あの都を作ろうか、と。
でもやめた。どんなにそっくりでも、そこに大切な人達はいないから。
泣き暮れた日もあった。途方に暮れた日もあった。身を切り裂かれるより辛い事もあった。
でも、俺の二十二年のいのちはそれだけじゃなかった。その二十二年を過ごした故郷は大切な場所だよ。
(駅馬車ベアク・メーア……バート・ブリヤンとビオレゲンスの間に立ちはだかる山地を難なく越え、人々を運ぶ馬車)
(四足の大型爬虫類に牽かれた俊足の馬車の中で、二人は王都の影を見る)
あの城にいるのが、アイギス・テルシテスだよ。あの黒い雨に関わってる。
黒雲がビオレゲンスの方角から広がっていたから察しはついていたけど、
これだけ近づくと、城から雨と同じ魔力をひしひしと感じるからはっきりわかる。
アイギスも俺と同じような死に方をしてるんだ。俺は新しい人生は玉座から離れていたかったけど
アイギスはそうじゃない。もし、あの黒い雨を利用したがってるなら、世界樹も、エールの森も……みんな心配だ。
>>354 どうだね、占いなど如何かな?
誕生日や手相を教えて頂ければ、たった二百ペニーで占ったげるよ。
356 :
とある男:2011/08/07(日) 00:37:59.66
>>355 婆さん、なら俺のを見てくれよ。
はい、二百ペニー!
つ手の平
>>356 ほうかい、それじゃ遠慮なく。
ほぉ…ほぉ…
お主は郷里を離れて上手くいくタイプじゃな。
おっと…険難の相が出ておる。暫くは、戦などに関わっちゃいかん!
誕生日はいつかいな?
358 :
とある男:2011/08/07(日) 00:46:40.59
>>357 誕生日…
海クジラ座の年の1月2日だ。
婆さんはこの稼業長いのか?
>>358 永い。18の頃から街頭に立っていたよ。たまに娼婦と間違われることもあったねえw
おっと、占いを。あんたがあんまりイイ男なせいで忘れるところだったよw
うーん…海クジラ座の年の1月2日か…。吉と出るか凶と出るか……厳しいとこやね。
まずはご先祖様を敬いなされ。ご先祖様のDNAは必ずあんたに伝わっているはずじゃ。
だから暇があったらあんたを全力で護ってくれるところじゃろう。
海に縁が強いけど、海やそこに住む人魚に連れてかれないようにねぇ。
あとは、子も沢山できて至極幸せじゃろうな。
>>337 今日は草も木も、ご機嫌斜め……とってもざわざわしてる。
昨日の黒い雨のせいで、みんな怒ってるのね。
世界樹も枯れたりしてないと、いーんだけどなー。
(どこかに声をかける)
あなたが、いなくなっちゃったら、私また遠くのどこかに世界樹を探しに行かなくちゃいけないの……。
それにあなたの森に住んでる生き物たちも悲しくなっちゃうから、枯れたりしないでね?
>>344 (バイ・ムーダンの鏡から、炎石と輝炎石の粉末の小ビンがポトンと落ちる)
ありがとっ、炎石は大切に使わせてもらうわね。
焼きドングリを作る時に、とっても便利そう!
お返しにファトナにも何か上げたいけど、私何にも持ってないの。
さくらんぼも全部食べちゃったし……。
こんなことなら、一個くらい残しておけば良かったなあ。
>>354 (昔の国の話に)
あんまり昔のままに国を作っちゃうと、昔を思い出し過ぎて寂しくなっちゃうのね。
自分だけ昔のことを知ってても、一緒の気持ちになってくれる人が誰もいないし……。
そう言えば、ミストラングで不思議な絵の声が言ってた。
楽しい世界を創りたくて、ここにたくさんのお客様を呼んでるって。
ミストラングの王様も、オスティアの王様も楽しくなれる場所を作りたくて、国を作ってるのかなー?
(駅馬車の中でバイ・ムーダンの話を聞く)
アイギス・テルシテスって、あの黒い雲を起こした人?
それなら、いーっぱい文句言ってやらなくちゃ!
みんなめーわくしてるから、もう黒い雨を降らすのは止めてって!
あんなに悪い雨なんかが降ってたら、木も虫も動物たちも全然楽しくないよー!
あっ、そーだ。
バイを運んで連れてくのは無理だけど、お手紙書いたら、私がアイギスって人の所に置いてきてあげるっ。
お城の周りには強そうな見張りの人がたくさんいるけど、姿隠しで消えてるからだいじょーぶ!
どーんと大船に乗ったつもりで私に任せてっ!
(得意げに胸を張る)
>>355 うぅ〜……私も占って欲しいなあ。
誕生日って知らないし、200ペニーも持ってないけど……。
この世界に来たのは二日前だけど、やっぱりこれだけじゃ無理よね。
>>337 世界樹は生命の根源。それがこんなにざわざわと立ち騒ぐなんて……。
原因は分かってる。あの黒い雨に、戦乱。
黒い雨も戦乱も、生命と魂の循環を人為的に乱すもの。
世界樹に影響が出ない筈がない。
居場所さえ、わかれば……。
>>344 ほう。獏が夢を食べるというのは初耳だね。
俺が知っている獏は邪気や疾病を払う神獣で、除けるどころか屏風絵の意匠にして
寝室に置いておくと縁起が良いということだった。
なるほど、世界や国が違えば伝説も違うのか。
(手鏡の中におぼろげな像が映る……)
(像はやがてはっきりとした形を取り、不意に鏡の外へすーっと抜け出した)
これは… ファトナ、ありがとう。
正しく使わせてもらうよ。
何かお返しをしなければね。と言っても荷物は旅に必要なものだし、
この中に一つとして自分のものはなく、全部フェイドの厚意だから……
物は送れないけど、助言をしよう。
これから人界と交わるつもりなら、人を騙さず、人に騙されず、
うまく付き合っていくんだよ。
火精の火は鍛冶に有用だ。
人からの施しが必要になった時には、鍛冶の面でお返しに助けてあげるといい。
>>355-359 お婆ちゃん、占いができるのか。
(荷物を開き、財布を覗いてみる。フェイドは十分過ぎるほど包んでくれたようだ)
(ユピティーを振り返ると、何だかそわそわしてこっちを見ている)
はい、400ペニー。
俺の肩のあたりにいる子が見えるなら、この子も占ってあげて欲しい。
この子の生年月日は分からないけど、相と手相だけでも出来るか?
俺は白 牡丹。開元二十三年(元の世界の西暦735年)、十月三日生。時間は申の刻(夕方五時半ぐらい)らしい。
>>360 そう。ありのままに国を創ったら、きっと朝まどろんでいる時なんか、
漂泊していることを忘れて、つかの間昔に戻った錯覚をしちゃうと思う。
折角新しい世界で生きてるのに、わざわざ自分から湿っぽくなる環境を整えることはないさ。
あの絵の女性は俺の知己なんだ。
と言っても、元の世界でいつだったか忘れたけど、夢で会って酒を飲んだだけだけど。
俺もいける方だと思ってたけど、あれは底なしだったね。
あれも、多分俺と同じことを考えてて
昔の世界を蘇らせるより、もっと大きくて色々なものがある楽しい世界を欲しがってるんだ。
絵から出られないから、人の手を借りるしかないらしいけど
人って色々な事を考えるからね。よからぬ事だって考える。
でも、だからこそ予測がつかなくて楽しいらしくて、基本的に人の創る世界や歴史には
口を出さないんだって。
ただオスティアのアイギス・テルシテスのやってる事は
ユピティーの言う通りだ。やめてもらわなきゃ。
……そうか、その手があったか!! ユピティー、頭良いな。
それじゃあ、すぐに書くから頼むよ。あの城には禍々しい気が漂ってるから、
当てられないように気をつけて。
雷は清浄な神の矢。他の精霊よりは、ユピティーは丈夫だと思うけどね。
そうそう、ファトナからもらった炎の石と小瓶は一旦ビオレゲンスに置いていこう。
炎は植物の天敵。それを持ってエール地方に入ったら、森の住人を驚かせちゃう。
もちろん、折角のもらいものだから後で必ず取りに来ないとね。
【アイギス・テルシテスへの手紙】
(前略……)ところで、先日オスティア東部の温泉地バート・ブリヤンにて
正体不明の黒い雨に見舞われました。雨は一日中降り続き、家屋や人、動物はおろか、
植物や泉神、そして精霊にまで悪しき影響を与えました。
あの雨の降るところ、生けるものの棲める土地ではなくなります。
恐れながら、あの雨を降らせたのは陛下ではありますまいね。
陛下が私とお会いになったとき仰った、国を創るというのはこういうことだったのでしょうか?
世界は陛下だけの世界にあらず、その命を軽々しくもてあそぶことが
どうして許されましょうか。
陛下は私を己の生き写しのごとしと仰いました。殺戮の嵐の中で廃された私でさえ
天上人界の誰にも害意を持ってはおりません。私の言に免じて、陛下もどうかご賢慮ください。
(書状の最後には白牡丹の絵が描かれている)
>>362 それじゃ行ってきまーす!
バイのお手紙を運んでくるから、ちょっと待っててね。
(バイムーダンの手紙
>>362を持って、ビオレゲンスの城へ)
【ビオレゲンス城】
(姿隠しの術で透明になったまま、ふわふわと城壁を越えて中に入りこむ)
王様ってどこにいるのかなー?
あっ、大きな声を出したら気付かれちゃうからダメよね。
お城の中に入ったら、ひそひそ声にしないと……。
(中庭で桑の大樹の枝に降り立ち、兵士に弓の訓練を付ける源為朝を見て)
あの人は強そうだけど、あんまり頭が良くなさそう。
乱暴者って感じだから王様じゃないわね。
うーん……外には王様が居ないっぽいし、お城の中を探してみよっと。
(窓の外から、執務室の長机で書きものをしている藤原頼長を発見する)
この人は、とっても頭が良さそう。
王様って難しいこともいっぱいするから、あの人が王様なのかなあ?
ちょっと、いじわるな感じもするけど……。
(執務室の窓を開けようとしたが、鍵で堅く閉ざされている)
んんー……!
はぁはぁ……だめね。窓が閉まってて開かない。
壊して入るのはいけないし、他の開いてる所から入らなくちゃ。
【玉座の間】
(王宮の中をあっちに行ったりこっちに行ったりしている内に、やがて広い部屋に迷い込む)
あっ、何だかとっても偉そうな格好してる人がいる。
服も冠も飾り紐も、普通じゃない感じだし、あの黒い雲と同じ雰囲気……。
きっと、あの人がアイギス・テルシテスって王様ね。
……。
(ユピティーが、そろそろと飛びながら近づいて手紙を落とすと―――)
(玉座に座るアイギス王の膝に、虚空から湧き出したようにポトリと手紙が落ちてくる)
……。
(そのまま、うっかり喋らないように口をつぐんで離れてゆく)
>>361 はいよぉ、まいどありぃ!
じゃあまずは、そわそわしてるその小さな女の子を観てみようかい。
うーん…そうだね、あんたは同性に人気があるタイプだ。爽やかな色気があるね。
結婚は…人間の年齢で23歳くらいまでにした方がいいよ。活発だったり理知的なよい子供
達に恵まれるじゃろう。
運勢は…この先波乱が起こる予感があるが、何が起こるにしたって、お前様の明るさが、
深刻な事態でも何がしかの光になること請け合いだよ。
くれぐれも妖精狩りに捕まらないように…ほれ、特別にこれをあげよう。
つ【身代わり札】
>>361 おぉ、丁寧に生まれた時間込みかい?
では占って進ぜよう。
うーん…まず手相だけど、「百握りの相」があるね。これは頭脳線と感情線が合わさって
ひとつの線になっているもんだ。天下取りの相だよ。お前様、何らかの分野できっと天下
を取るだろう。
それから運命線が月丘(小指の下の方)から出てる。さっきの坊やと同じ相だね。お前様、
郷里を遠く離れた場所で認められて成功するよ。人気線とも言うんだけどね。
で占星術だが、お前様は天秤座だね。この星座は双子座、魚座と共に性格に二面性がある。
火・地・風・水のグループのうちでは、風に所属しているね。
ホロスコープを見させて貰うと…おや、身を焦がすような恋が待ってるね。
あたしじゃないのが残念だw
お前様には少し激情的なところがあるが、思慮深く接すれば何があっても笑って許せる
ような懐の深さを持てるじゃろう。
あと…反乱のようなものに巻き込まれる可能性がある。くれぐれも気をつけておくれ。
それから人格的には潔癖なところもあるね。
…あはは、あたしが何でこうも詳しく専門用語を使って解説するかって?
お前様には占い師としての天分の才能があると思うからさ。
占いは統計学だからね。
魔術師なんかでも占星術は必須科目なのさ…。
366 :
とある男:2011/08/07(日) 18:19:21.46
367 :
村井貞勝:2011/08/07(日) 18:29:50.22
>>328 おいお前、どこかで会ったことがあるな?
忘れようもない、謀反人明智光秀の嫡男十五郎光慶じゃねえか。
俺はこの世界に来て若返ったが、お前はそのままなんだな…ハハッ、俺と同
じように若返ったらお前は胎児になっちまう。
その顔だと何も知らないって顔だな?教えてやるよ…この世界のこと。
替わりにお前も教えろよ、親父の謀反について何か知ってることをよ。
368 :
村井貞勝:2011/08/07(日) 18:31:06.74
>>353 はい、婆は今は都にひとり住んでましてな。
亭主にも息子にも先立たれて孤独になったのを、私が世話しております。
おぉ、アイギス様から褒美を頂けるとなれば婆も喜びましょう。
私めの事を大事な臣下と言って下されまするか。
(感激屋の雅信は涙を流して喜びました)
雅信、粉骨砕身の覚悟で首都再興に尽くします。
我が子孫がさように強き事、嬉しき限りにござりまする。如何様にもお使い下され。
はい、ミストラングには部下をやるほか、数日の日程で私も直接首都ミスト
を視察したいと存じます。それには首都ミストが出来上がるのを待ってから
のほうがよろしいかも知れませんね。
>>352 あれからどうなったかな。
もう三日三晩走り通しだ。
黒雨の靄からは逃れる事が出来たが…。
――――――――――――――――――――
(十五郎は山中で鎧を脱ぎ捨てて隠しました)
(街の中に入って行きます)
取り敢えず、衣服を調えなければ…。
>>367 (まじまじと相手の顔を見つめる)
あぁ〜、ムライのじじ上にござりますかぁ〜!
とんだ所でお目にかかりますなぁ〜!
あいにく私は、父の戦には全く出ておりませず…というか初陣もまだだったのですぅ〜!
それゆえなんっにも!申し訳ない事に解らないのですぅぅ〜!!
371 :
村井貞勝:2011/08/07(日) 20:20:36.62
>>370 ………。
親父は辛気臭いほど丁重な奴だったが、お前はただ事じゃなく阿呆っぽいな。
何かを隠してるだろう、違うか…?
何も話してくれんと言うなら、大声上げて警察呼んでも構わないんだぜ?
>>371 あぁあぁあああ〜!
人さらい!人さらいでござりますぅう〜!
(十五郎は突拍子もない声を上げながら走り出した。街外れにも関わらず、
何人もの人間が驚いたように振り向く)
>>347 他でもないわ……
私は世界に歴史を取り戻すために、絶えず種を撒き続けてきた
そして、今、新たな歴史の糸が交錯しようとしているの
「世界樹」をめぐってね
雷の妖精ユピティーは、自分の世界に世界樹を取り戻すために
廃帝バイ・ムーダンは、魂の循環の源で死に別れた仲間と再会するために
そして大魔縁アイギス・テルシテスは、「死の国」を完成させるために
世界樹の在り処を探している
これからこの世界は、世界樹をめぐって大きく動くことになるわ
私も興味が湧いたの
ヤメレレライテス、貴方を世界樹探しに派遣します
勘違いしないで
私は誰にも、誰の思惑にも加担する気はないし干渉もしないわ
ただ純粋な、好奇心でね……
>>343 ティピン、貴方にも世界樹の捜索任務を与えるわ
すぐにヤメレレライテスを追いかけ、彼のサポートをしなさい
彼が同行を渋ったら、私の命令だと言うのよ
何事も協力して、必ず世界樹を見つけてちょうだい
>>373 はい夢魔さん、承りましたっ!
それでもし、どこか遠い彼方で世界樹を見つけたならどうやって夢魔さんに
合図を送れば良いでしょう?
>>352 ふふ……
良い変わり方をなさいましたわね、陛下
今の陛下からは、迷いを感じませんわ
ご自分のあり方、進む道、その信念を見つけられたよう
その強い心が、この世界ではさらなる力へと変わりますわ
(さて、あまり心配することもなくなったしお酒でも飲もうかしら?)
(アイギス陛下が最近伝説のお酒七種を探してるようだけど)
(そんな伝説がなくたって、飲みなれた美味しいお酒は最高ね)
あら…?
>>363 【玉座の間】
(ふふ…)
(珍しいお客さまだこと)
(東のミストラングに居ると思ったら、こっちまで来ていたのね?)
(手紙……)
(あの字は、バイ・ムーダンのもの)
(そういうことなのね)
(今、私がそっとアイギスに教えてあげればあの子はつかまっちゃうわね……)
(怯える目をじっと覗いて、とぉっても大事にかわいがってあげるの……)
(でも、今日は迷い込んだ小鳥を捕まえて食べてしまう気にはなれないわ)
(ごきげんよう、妖精さん。お友達によろしくね?)
>>374 合図にもいろいろなやり方があるわ。使い魔によっては夢を渡るって方法を取る子もいるし、
私の膝元に喋るお花を咲かせるとか、夜空を飾る三日月のペンダントに伝言を託す子もいるし
みんなセンスを競い合って、良いことだわ
ティピンはどうやって報せてくれるのかしらね……
ざわ・・・
ざわざわ・・・
>>376 ひとつにしばった水色の長髪に同じく水色の魅惑的な眼差し、小さな赤い唇。
すらりとした身長17センチほどの精霊が、世界樹のウロから出て来る。
まだ未明の空は、地平線のほうがうす蒼くぼやけ始めている。もうすぐ黎明だ。
どうしたんだろう…胸が変にざわざわする。ちょうど側に来た蒼翆色の小鳥達に聞いてみた。
「ねぇ、あなた達何か知ってる?何処かで異変が起きてるのではないかしら」
「知らないチュン!」
子育てで大忙しの小鳥達は皆々、すげない答え。
「まったくもう…」
仕方なく、イーファは世界樹の葉から滴る朝露で顔を洗うと、朝ごはんをたべる事にした。
ヒマワリの種によく似た世界樹の種を、器用にナイフで皮を剥いて食べる。お味は、ケーキ
のデコレーションによく使われるマツの種と似た淡白な感じだ。
飲み物は樹液(メープルシロップのようなもの)に朝露を加えて混ぜた一品だ。
「あぁ、それにしても!」
最も信頼出来そうな王に世界樹の保護を頼みに行く、と言って出掛けて行ったっきりの相
棒、カイザー。
「無事に…生きてるのかなぁ。ひょっとして、鷲にでも食べられちゃった?」
くすん、と生まれてからこの方、離れた事のない相棒の名を呼ぶ。そう、ふたりはひとつ
違いのきょうだいなのだ。カイザーは紛うかたなき兄である。精霊の世界は時に俗に言う
一夫一妻の概念が当てはまらない時があり、色んな…こう言っては何だが…「雑種」が生
まれているのだが、彼女の家はずっと…奇異な事に…一夫一妻を護って来たのだ。水の精
の純血度を高める事で、子供の資質にも関わって来るんだとか。
「でもカイザーには、他の要素を持つ妖精をお嫁さんにして欲しいかも…」
難しいんだけどね、と肩を竦めるイーファだ。
ふわふわ、ふわふわ。
カイザーは綿のような雲の上に寝そべりながら、腕を組み眠たげに考え事をしていた。
今まで見た王達には、適任者が見当たらなかったのだ…則ち、世界樹を護る為の。
黒い雨には参った。アイギス・テルシテス…彼の者には、頼めない。世界樹が枯れ果てる。
そこでアイギスの敵として戦っていた松永久秀…彼の心の臓は、だが力強く動いていた。
計略の一、死んだふりか。
そして松永久秀に任せようものなら、世界樹をネタにこの世界から何もかもを召し上げる
だろう。しかも彼には宝を奪われるなら壊してしまえ、という危うさがあるように感じる。
危ない二大巨頭だ。
他にも様々な王を見たが…、例えば西の足利義長は建国してまだ間もなく、国の事でかか
りっ放しだろうし、東のフェイド王もまた同じく。まぁ彼はいい線いってるが、まだまだ
若年だ。
…としてみると……、
カイザーは夏空のように青い豊かな髪をかき上げ、海を思わせる深みのある青い目を眠た
そうに閉じた。この容姿は、水の妖精同士の純血婚によってもたらされたものだ。
…カツテ、コウテイノザニイタモノガ、コノセカイニナガレテキテイル……
そういえば、鳥達が騒いでいたな。真偽を確かめたい。元皇帝の器を測らせてもらいます
かねっと!
(カイザーは勢いをつけて起き上がった)
それには、南か…?鳥達の噂話をたよりに翔んで行くかな…。
あぁ…わが妹よ…、お前に早く誰か佳人が見つかるといいな。
私を相棒だと思ってくれるのはよいが、精霊といえども同父母婚は忌まれているからね…。
(水の妖精イーファと二役です)
ざざざ・・・
ざざざ・・・
>>360 うまく届いてよかったっ!
コンディションが悪いと、どこか異次元にすぽ〜ん!っと飛んでっちゃうの。
うん、輝炎石は好きに使って!私、いったん贈ったものの使い途に目くじら
を立てる女じゃないわ。
あっ、お返しなら気にしないでっ!私が好きで贈ったんだから。
>>361 またうまく届いてよかった!
正しく…うん。バイさんの役に立つように使って。
お返しなんていいんだ。あまり気にしないで。
騙さず、騙されず…難しいね。危うい人には寄らぬが勝ちっ!だね。
ありがとう、そうさせて貰うよ!
鍜冶は立派な職業。私が腰に差してるレイピアもそれで造られたもの。
職業人への敬愛の気持ちは常にあるから、それを上手く表現しないとねっ。
>>379 あなたは…何処?
もし会えるなら、早く逢いたいな。
(目を閉じて姿を思い浮かべようとするが、うまく思い浮かばない)
カツッ…
カッカッカッ…
>>310 うう…寒い寒い…超特急で…抜けた!
やった!極寒地帯を抜けたわ。
次第に暖かくなってきた…もうこの暑さならファイアの魔法は必要ないわね。
街が段々近くなる…あっ!あれがイメージを見せて貰ったお城っ?
義長はどこかな…!
やっほー!
(ファトナは城のとある窓から中を覗き込み、まだ寝ている将軍に声を掛けました)
【京の城(室町御所)下】
男と女が絡み合っている。
「あぁ…いいわ…」
二人は室町御所が見える宿の一室で互いをまさぐり、愛撫し合っていた。
「ところで…石榴石の指輪のことだけれど…」
「指輪?ああ、城の地下にあるという噂のやつか」
「忍び込めないの?」
女が髪を掻き上げる。
「さあ…」
男がライターで煙草に火を点ける。
「ちょっと、何とかしてよ」
女は苛立ったように煙草を男から奪った。灰皿で火を揉み消す。
「はいはい、分かりましたよ…」
仕方なさそうに起き上がった男は、女を見ながらにやりと笑った。
告知
すみません、エロは例えソフトでも止めてください。
385 :
383:2011/08/08(月) 09:41:29.78
《目安箱に投函》
スレ主さん、エロティックなものに対する規制はどの程度ですか?
ぜひ目安を教えて下さい。
ほほっ、ここにも有ったのか。では早速・・・
(亀じいさんは郵便ポストと間違えてガールフレンドへの手紙を投函しました)
387 :
石原珍太郎:2011/08/08(月) 11:44:43.73
>>385 多分私のことでしょうけれど、
私のことは"夢魔さん"または"ミストレス"と呼びなさい
その呼び方は嫌いなの
呼ばれるだけでスレを見る気が失せるくらい嫌悪してる
自分の一存で世界の律を決められる立場になんて、立った覚えはないわ
一住人としての意見だけれど、ここは全年齢板だし、
ひとりでもSexualな描写に嫌悪感を持つひとがいたら、えっちなのは控えられるべきよ
でも、何かを"完全に禁止"にしてしまうと
"それがだめならこれもだめ" "これはいいの?" "基準はどうなってるの?"って
収拾がつかなくなるわ
そんな風になった世界は、面白くないわ
だからこうしたら良いと思うの
Sexualな描写に関しては、"露骨な表現はNG"
アイギス陛下の故郷の古典文学でも
「葛城や高間の山に夜々ごとにたつ雲も、初瀬の寺の曉の鐘に雨収まりて」
といって、濃密で官能的な営みを表現したりするわ
古典的知識があれば読み取れる、というわけ
此処でも古典的な知識や、そうでなくとも修辞、比喩を使って
露骨な表現は避けたエロ描写ならOK、ということにしましょう
それなら読み取れない人はもとより、読み取れた人も
見た瞬間に嫌悪感を催すということはないはずよ
エロが書きたい人にとっても、自分の文章を試す腕の見せどころ……楽しくない?
なお、Sexualなニュアンスを含まない裸体などに関しては完全にOKにしたいわ
誰もミロのヴィーナスを見て卑猥だなんて思わないでしょう?
これは私の一意見だから
どんどん、意見を出してちょうだい
話し合いたいことがあったら、みんなで納得いくまでするのがいいわ
ここを使ってもいいかも
正史・オスティア王史(議論の本スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/11383/1309278389/
>>349 (クランベル・バーニアか…)
(素直すぎるティピンとは逆であまり良い噂は聞かないが…)
(だが俺の出世に利用できるかもしれない…)
クラン、俺はご主人様の気を引こうとか、そういうつもりはない
俺達使い魔はご主人様のお力で生まれたんだ
だから魔力を使い果たして消えるその瞬間までご主人様のために尽くすのが道理じゃないか?
そのために必要なら俺はティピンともクランとも親密になれるよw
>>373 お任せください、ご主人様
世界樹の探索、見事果たしてみせましょう
そう…
世界のどの花よりも美しい魔花である貴女様のお顔に、
笑顔の花が咲くのを見届けるためにも!
(街を建設する大工など職人達の仕事ぶりを見回りながら)
あぁ…。それにしても昨日の黒雨は凄かったな。遠くオスティアの戦線の方角を
双眼鏡で見たが、黒い靄がもうもうと立ち込めていてまるで地獄のようだった。
あんな中で戦ってるのかと思うとまったくゾッとするよ。アイギス王には信念が
あってしている事だろうが。
もし戦火が拡大するようなら、わがミストラングからも援軍を出さなきゃならな
い。これは早急に、軍制度を整える必要があるな…。
…よし。男子は18歳から兵役を課そう。女子は免除とする。
国衛隊を作り、志願者を募って日頃から鍛練させる。これは軍の基本となるもの
だ。緊急時にはこれに一般の男子が加わるので、それぞれ分担して指図をする。
それから…
(フェイド王は思い起こした決め事を、筆記者にさらさらと書き綴らせました)
それにしても、ムーダンとユピティーは今頃どうしてるかな?
そういえば昨日、世界樹の夢を見た。さやさやと揺れる木の葉を透かして、太陽
の白い光が眩しく注いで来るというものだ。
みんな今、自分や大切なひとの身を護ろうと必死になってる。
あの夢のイメージが本物なら、ムーダンとユピティーがいち早く見つけますよう
に。神様がいるのか解らないけど…心の中で静かに祈ろう。今はそれしかない。
>>381 あら…恐竜の標本かしら?
持ち帰ろうっと。
>>363 ん?なんだ?いつこのような物を膝に乗せたであろう。誰からだ。
(文面を眺める)む・・・白牡丹・・・あの者か。わざわざ手紙まで寄こすとはよほど心配をしておるようだな。
しかしまるで余の臣下として上奏するような書き方をしよるとはな。決死の訴え・・・・ということか。ならばそれに応えるのも王の役目よ。(紙と硯を取りだす)
【バイ・ムーダンへの返書】
久しぶりであるな。毎日良い日和・・・とは貴殿の文面を見てからでは言えたものではないか。
あの雨を降らせたのは紛れもなく余だ。だが心配には及ばない。この書状が貴殿のもとに届く頃には既に雨はやんでいるだろう。
余はあの雨を長らく降らせるつもりはない。いや、今は永遠に降らせることは出来んと書くべきか。
あれは言わばテストといっても良い。魔族の生命力をより高めるための、な。それゆえ余も如何様な効果が表れるかは全く知らなかった。
それでそちらの自然を司る神や精霊が余を非難しておると言うのなら貴殿から彼らへ余の代わりに謝意を伝えてもらいたい。アイギスからの返事だとな。
今後は平穏な国の統治に専念したいものだ。今後は気をつけるから安心するがよい。未だ天上人と争う時に非ず、国内の安寧を願う時なり。余の今の想いはこれだ。
(追伸)また城に来るがよい、その時は良質な酒を用意しておくからな。
さてどうするか・・・またここに置いていけば何者とも知れぬものが届けてくれるだろうな。(返書を玉座の上に置く)
何かと不便かもしれぬから余は外へ参るとしよう。では頼んだぞ。(中庭へ出る)
む・・・もう止んだか。思っていたより早かったな。(黒い雨が止む)
・・・あの影はなにごとか。こちらへ近づいておるようだが。(その黒い影はアイギスの前に止まり、一人の男がその前にひれ伏す)
源為朝「陛下でございますな!陛下の家臣為朝でございます。陛下のご尊顔を再び拝謁でき、為朝感激の至りでございます。」
はははっ、為朝か!よくぞ余の居場所を突き止めたものだな。この通り、余は王の座に舞い戻ったぞ。
源為朝「それはめでたきことにございますな。それがしも陛下の城を探し各地を回っておりましたが陛下にふさわしい城は皆無でして。申し訳ございません。
今後は陛下のもとで大暴れしてやりますよ。この弓でね。」
(源為朝がアイギスに合流しました)
>>369 ははははは、泣くこともあるまい。余はお主を源姓であるがゆえに重用しようとしておるのではない。
その心意気に免じてのことだ。それゆえに他の臣下らとも同格、失態があれば相応の罰を覚悟しておけ。
婆の件は余が言ったとおりにとりはからうのだ。それで生活も楽になるだろう。
うむ、その方が良いだろうな。ないとは思うがもしその工事にどこか欠落した個所があった場合そのまま真似た我らも同じく欠陥のある代物が出来上がってしまう。
視察の計画等はお主に任せる。見通しが立ったら余に報告せよ。その時は余がフェイド王への紹介状を書いてやるからな。
それまでは街の巡回に当たれ。それがお主の本来の職務だからな。
>>375 この世を動かすは強い意志だ。これほど美しきものもない。
その意思が曲がらなければ人は如何様なこともできると余は思っている。ひとつ例を出してやろう。
あるところで合戦が起こり一方の国の王はA、Bという二人の将軍にそれぞれ兵を与え指揮をとらせた。
しかし圧倒的戦力差にAは守っていた城を捨てて後退した。これによって兵の犠牲は少々抑えられた。
一方Bは城を守るという強い意志のもと戦い兵を多く失いながらもついには城を守り通した。
お主ならどちらの将を評価するであろう?余はBを選ぶ。
一見多くの兵を救ったAこそ賞賛されるべきと思う者もいるだろう。だがそれは一時的な成功にすぎん。
城を攻めるには守るより何倍もの兵を必要とし、攻める側の犠牲も大きい。数え切れぬ程の兵が死ぬだろうな。これでは何の意味もない。
Bの将はいくら犠牲を出そうとも城を守った。この強い意志は今後も様々な面で役に立つであろうな。
強い意志があれば無理だと投げだしたAの将が成せなかったことも可能になる。この意思が運命をも変えるのだよ。
【アエトスフラーギス】
源頼賢「親父殿、結局俺たちは勝ったんですかい?」
源為義「ワシにも分からん。だがきっとこれは一時しのぎにしかなっておらんよ。奴らは体制を整え次第すぐにでも攻めてくるぞ。
今は戦の中休みと言ったところじゃろうて。戦勝報告ももう暫く落ち着いてからでよい。」
源頼賢「親父殿は慎重ですねえ。俺なら意気揚々と凱旋準備と洒落こみましたがね。」
394 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/08(月) 21:20:58.00
>>393 大魔縁様!マツナガに従う兵の多くを滅殺してやりましたぞ!
それにあの黒い雨!魔力が漲って滾って溢れそうじゃ!
ヴァン・サン・菅、出ておいでー
>>364 結婚……?
よく分かんないけど、妖精の仲間たちがいっぱい増えるのかな?それならうれしい!
うんうん、それでこの先は波乱ばんじょーって感じ?
それで深刻になったら、明るくすればいーのね。
だいじょーぶ!ビリビリバチバチを作れば夜でもとっても明るくなるもん。
ところで、あなたってとってもしわしわなのね。大きな樫の木みたい!
他の妖精に聞いたけど、人間は年を取ると、しわしわのお爺さんとかお婆さんになっちゃうんでしょ?
たまにお爺さんかお婆さんか、良く分からないこともあるけど……あなたはお婆さん!
……当たったかなー?
占いはよーく覚えておくわね。このお札もありがとっ!
>>375 うーん、なんだか誰かに見られてる気がする……。
ちゃんと消えてるはずなのに。
(キョロキョロと辺りを見回して)
>>392 (広間の柱の影から顔だけ出して、アイギス王が返書を書く様子を窺う)
うーん、あれはバイへのお返事かなー?
お返事を覚えるのって大変だし、お手紙だといいんだけど……。
(部屋に誰もいなくなると、玉座の手紙に近づいて拾い上げる)
えーと、何者とも知れぬものって私のことだよね?
じゃあ……もらってこーっと!
(ビオレゲンスの街中にいる、バイ・ムーダンの元に戻り)
ただいまー。
バイのお手紙、ちゃんと届けてこれたよ!
それでね。バイのお手紙呼んだらアイギスって王様もお手紙を書いてたの。
これ、バイへのお返事だと思ったから、持ってきちゃった。
楠木正虎「……右軍が破綻寸前とな。中軍甲・乙の二手を差し向けて補強せよ」
--------「左軍も救援を請うてきたか。戊・己、急いで行けい」
--------「こんな筈ではなかった……」
--------「だが繰り言を言っても始まらぬ。被害を最小限に抑え、本国に退却するのが先決……」
(むくっ)
何をしているんだい、正虎。この軍の統帥はあたしであっておまえではない。そうだろう?
クククッ…ッハッハッハッ……見事な負けぶりじゃないか。
必殺の包囲殲滅陣を敷いて敵を殲滅するのではなかったのかい。
水も漏らさぬ死袋が、たかが一万の袋の鼠をさえ殺し得ないとはねえ。
(魔軍が向きを変える。右軍、左軍を援護し手薄になった中軍本隊に突撃を仕掛けてきたのだ)
楠木正虎「いかん……お館様、ここは危険です。お下がりください」
黙れ、正虎。ふふ…ふふふふ……おもしろい、何と面白いんだろう。
次々に死んでいく。久し振りにこんなに沢山の流血を見たよ。
あたしはもっと人が死んでゆくのが見たいねえ。正虎、何をしている。軍を返しなさい。
怯する者を切り、その骸を踏みつけアエトス・フラーギスに肉薄せよ。
魔軍の喉笛を噛み切れ。腹を切り裂いて臓腑を引き摺り出し、脳症に絡めて嚥下せよ。
…松永久秀はここだ。殺しに来い、もっと殺しに来い!!
ここちよい雨だ。こんなに心が和む雨音は初めてだ。
力が湧いてくるぞ。ハハハハッ… ハハハハハハハハハァッ……
楠木正虎「(まずい。これ以上気を高ぶらせると金創の病に触れる)…お館様、御免!」
…うっ…
楠木正虎「主を気絶させたとあっては命もあるまいな。…ようし、このまま後退し」
--------「体勢を立て直した後に再度攻撃をかけるぞ!」
訂正
楠木正虎「……右軍が破綻寸前とな。中軍甲・乙の二手を差し向けて補強せよ」
--------「左軍も救援を請うてきたか。戊・己、急いで行けい」
--------「こんな筈ではなかった……」
--------「だが繰り言を言っても始まらぬ。被害を最小限に抑え、一度後退して体勢を立て直すのが先決……」
399 :
ムク:2011/08/08(月) 23:38:00.48
わん!
400 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/09(火) 11:35:13.92
>>363>>392>>396 (ユピティーを見送り、城門前広場に向かう)
(心配はないと思うが、もし帰りが遅ければ、何らかの異変があったと見なければ。)
(突入してでも救出する……そう思ってのことだった)
広場にあまり活気がない。当然だ。あの黒い雨はオスティア王国の国民も苦しめた筈だ。
これは、もしかすると手紙も効果を発揮するかもしれないな。
……おや、あの人だかりは何だろう?
…老人が横たわって喘いでいる。老人の家族とおぼしき中年の女性と青年二人が
怪しげな男に何かを哀願している。
怪しげな男が頷いて、老人に手を当てている。(
>>201>>209参照)
そうか。あの雨で体をやられた老人に、癒しを与えるわけだな。
もっと近くで見てみよう。
老人「zzz...」
(老人は「太陽の輝き」の男に手を当てられている間に眠ってしまったようだ)
楽になったんだろうか。……ん?……その様子を、物陰から見ている男がいるな。
すぐに踵を返してどこかへ立ち去った。ボロを纏っていたが、あの機敏な動きは間違いない、
本職は軍人か警察か、諜報に携わる者だろうな。
俺が皇帝だった時も、あの手の宗教を危険視するのは普通だった。当たり前の光景だな。
…小腹が減ったな。あそこで売ってるスワン・フヴィート名菓、「人魚の口づけ」でも買うか。
ユピティーのぶんも。
(暫く待っていると、城の上階の窓からユピティーがぱたぱたと抜けて出てくるのが見えた)
おかえり、ユピティー。ありがとう……無事で良かった。
今日は借りが出来たから、今度何かあったら俺がユピティーの手伝いをするよ。
わがままでも何でも言ってくれ。……はい、これお菓子。港町の名物らしいよ。
(先ほどの「人魚の口づけ」を手渡し)
アイギスの返事、持ってきてくれたんだな。……(手紙を広げ、ユピティーにも読めるように)……
為政者の文言らしからぬ、率直な手紙だ。俺の事を「他人とは思えない」と言ったのを
忘れていないみたいだね。
ひとつ安心できることがある。あいつは自分が黒い雨を降らせたことを何でもないように認め、
もう降らせないことを約束している。それは嘘じゃないだろう。
ただ、あいつの思いは常に戦乱に向いている。国の安定も平穏、将来来たるべき戦争に備えるため。
その時に、俺はどうしているだろう。
(城の、玉座の間の方を見上げて)
ああ、また酒を飲みに行きたいよ。
その時には伝説級の佳酒を用意して待ってな。
ただ、大きすぎる野心は自分の身を焼いてしまうぞ。
焼かれた後では、飲みに行きたくてもお前はもう飲めない体だ。注意しろよ。
それじゃあ、ユピティー。そろそろ気を引き締めて。
俺は試練に。ユピティーはエールの森に。南に行こう。
(ザ・イシャの相手を選ばない狙いぶりは、既に気狂いの域に達しているのかも知れない)
405 :
松永永種:2011/08/09(火) 18:38:19.51
>>397-398>>400 兵をまとめよ!固まれ!!
クソッ、皆の者、敵の大将はあれだ、あの化け物だ!
決して本陣に通らせることまかりならぬ!
奮え、奮えいっっ!!
406 :
細川忠興:2011/08/09(火) 19:00:38.51
>>405 殿オッ!
忠興、いま戻りました。
傷のほうは大丈夫です、先陣に立たせて頂きますぞ!!
おりゃあああああ!!!!
407 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/08/09(火) 19:29:06.67
>>399 (人もまばらな広場の中、足元の犬に吠えられて)
こんにちはっ。
あなた、この街に住んでるの?
(―――しばらく、ムクと何事かを話す)
ふーん、あなたもいろいろ苦労してるのね。
でも、お手紙を運んだりすると、ご飯をくれたりする人間もいるわよ。
後は道に迷ってる人がいたら、他の人の所に案内してあげたり。
じゅーぶん賢くて役に立つってことをアピールするの。わかった?
……じゃあねっ。
>>402 (人魚のくちづけを受け取り)
宝石みたいでとってもきれい!
それに、ジャムを丸く固めて凍らせたみたいなのに、ぷるぷるしてて柔らかーい。
(口の周りをべたべた汚しながら、広げられた手紙を見て)
魔族の生命力を高めて天上人と争う?
うーん、なんだか難しいことばっかり書いてる。
平和にしたいのか、喧嘩したいのか、よく分からない……オスティアの王様って難しい性格なのね。
(南に行こうとのバイ・ムーダンに)
うん、そろそろ行かなくっちゃ。
前に乗った大トカゲの馬車なら早そうだけど、エールの森には行かないみたいだしね。
(ふわふわ飛んで街の外れに辿り着くと、平原の彼方に濃い緑が見える)
あれがエールの森かなー?
でも、バイは途中の泉で試練を受けなくちゃ入れてもらえないのね……。
何も食べなかったらバイが死んじゃうけど、食べ過ぎると生き物たちがいなくなっちゃう。
うーん……試練って、とっても難しいなぞなぞみたい。
バイには答えが分かる?
>>396 ああお嬢ちゃん、旅の無事を祈っているよ。
そういえば、妖精が人間みたいに大きくなれる場所があると聞いているよ。
そしたら、そこの坊っちゃんとお似合いじゃないかい?
フォッフォッフォッフォッフォッ・・・
暑いなあー
今日はブラウン王国の一周年だぁー
大陸が、海の向こうに霞んでみえるー
今日は王様があちこち訪問されるから、畑で作った花束もって会いにいこうかなー
415 :
ムク:2011/08/09(火) 22:14:13.22
>>164 もちろん行くわ!でもその名前はちょっとだけ変えたほうが…
>>416 きゃああっ!名前を間違えちゃったわ。
炎と水とじゃ正に水と油。
皆さんあんまり気にしないでねっ!
418 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/08/09(火) 23:14:06.86
ロープレみたいで面白いなココ
>>394 はははッ!上出来だ!これほどまでにあの雨が効力を発揮するとはな。
お前も我が先陣として十二分な役割を果たした。奴らにも相当の恐怖を与えられたとみる。
・・・だがまだ安心は出来ぬ。奴らはまだ攻略を諦めておらぬようだな。お前も見えるだろう?奴らの足掻きを・・・
あれらをすべて打ち滅ぼせ、二度とかの地の土を踏めぬようにな!
余は都より見ておるぞ、この『天球のカケラ』からな。
『天球のカケラ』・・・遥か遠くまでを覗きそれを記録できるカケラ。
>>396 【王の間に戻り】
ほう・・・手紙が知らぬ間になくなっておる、か。あの男もなかなか面白い芸当ができるものだな。
この世にはまだまだ余の分からぬことも多くある。まったく、楽しみが尽きんよ。
神は余を試したか?
否、それは彼らの暇潰し、所詮は単なる遊びのひとつ。
神は余を嘲ったか?
否、そうなることは計算のうち、それは元より予定調和。
余は神を許したか?
否、保元の追憶尽きるをしらず、いずれその座を放逐せん。
それまで神には安息を、余からせめての哀れみに。
ふ、つまらん詩を書いたものだ。和歌とは違った味わいがある。
また詩人らに教えを乞うとしよう。
>>397-398>>405-406 【アエトス・フラーギスの城壁にて】
源頼賢「おーおー、やるじゃん!あいつら勢いとりもどしてきたんじゃねーの?
そう簡単に潰されちゃあ面白くねえってもんだぜ。(手にした杯を呷る)」
源為義「ふん、人間ども、陛下の魔軍相手によく戦うものだ。少し見方を変えてやろう。
だが所詮は陛下の敵ではない、そう長くは持たんよ。酒の肴にでも眺めているとするか。」
源頼賢「流石の俺もあんな戦場に飛び込みたかぁないですね。あいつら殺しのために生まれた化け物ですぜ。
血みどろの合戦も悪かぁねえが、俺にはどこか合わねえようです。」
源為義「これまで数々の合戦で切り込み隊長をしてきたお前が言えた口ではないと思うがな。」
為義・頼賢「「わはっはっはっは!!」」
>>412 喜んでもらえてよかった。ユピティー、世界樹の種が見つかって
俺にも暇が出来たら、一緒に本場のスワン・フヴィートに行ってみような。
そう、「よく分からない」……
人でないものにとって、人っていうのは不可解の塊みたいなものだろうね。
だから試される。ここで試練に背を向けたら、
エールの住人は永遠に人に歩み寄ろうとしないかもしれない。
やらないわけにはいかない。
本当に難しいなぞなぞだよ。
俺も、どうすればいいのかまだわからないんだ。
泉の生態系は、少数の木の実と小鳥と魚で成り立ってる。
木の実は地中の養分を吸い、小鳥は木の実と魚を食べ、魚は水中の微生物を食べて生きている。
元々、耐えうる限りは水を飲んで凌ぐつもりだよ。
でも、水だけで一月は保たない。
木の実を食べれば、食べる分が減った小鳥が魚を多く食べる。すると魚が減る。
結果的に、食糧が少なくなって鳥も減る。
魚を食べれば、同じ理由で木の実が減る。
だったら、安直に小鳥を食べればいいのか。……本当にそう考えていいのか?
そもそも、木の実、小鳥、魚、どれかを食べてしまっていいのか。
何が彼らの思う正解で、何が不正解なのか。
彼らは思っているんだ。人が自然生態系に戻るっていうのは、こんなに難しいことなんだぞって。
……ユピティー、どうせ俺っていう外的要因が増えるんだから、
もっと外的要因を増やしてしまうっていうの……どう思う?
例えば、泉にもっと魚を増やしちゃうとか、持ち込んだ草を植えるとか。
とにかく、これから泉に着くまでに、少しずつ食を細らせていくよ。
それが断食のコツだって昔えらいお坊さんが言ってた。
>>393>>419 この世を動かすは、強い意志……
(表情が定かではなかった肖像画の夢魔の双眸から、確かに涙が零れ川の流れを作っていた)
私も同じですわ。陛下。私はどうしてもこの世界を諦められなかった
二度と戻らないとわかっていても、独り、何も始まらない世界に居るなんて嫌だった
…どんなに恐ろしい事を考えていらっしゃるとしても、陛下がこの世界に来てくださって、
本当に、よかった……
私だけではありませんわ。藤原さんに、たくさんの源さん、ゲイジュさん
隣国の王も、みんな、陛下の強い意志に共鳴して共に戦っているのですもの
彼らの期待を無にしてはいけないわ
Bの将軍のように
(アイギス王が詩を吟じるのに唱和して)
『聞け、汝ら、わきまえぬ者どもよ』
『われは汝らの時代にひとつのことを為す』
『嘲れ、かりそめの安息を抱いて』
『其は汝ら、夢の内にも思いだにしなかった事であるのだから』
>>414 あら……?
海の向こうにも、世界が構築されつつあるのを感じるわ……
ちょっと夢を渡ってお邪魔しましょう
へぇ、ブラウン王国っていうのね
たくさんの人が、色とりどりの花束を持って道にあふれているわ
みんな手を振って、とっても嬉しそう
あれが王様かしら
みんなにとっても慕われているのね
私も、ちょっとプレゼント
(こっそり、王様の膝元へ珍しい【花冷えの霜花】を落とした)
>>418 ふふ、ありがとう
そう思ってくれたときが参加のし時よ?
最初は何もなかった世界も、たくさんの人の軌跡とともに
豊かな歴史に彩られてきた
でも、この世界は人の「思い」の量だけ無限に広がる、大きな入れ物なの
貴方が思うこと、願うこと、それはすべてこの世界で実現するわ
この「白の史書」に綴りさえすれば……
>>365>>413 ありがとう、おばあちゃん。
察しの通り、少々齧った程度だけど俺にも占いの心得があるんだ。
自分を占うっていうのは自分の先を見るようで、今までしないで来たんだけれど。
言われたことは心に留めておく。
でも、いつも思っているのは、「占いにこう出たから絶対にこうなんだ」と思い込むのは
あんまり好きじゃなくてね。
結局最後にものを言うのは自分自身の選択だ。
揺れない自分があって、初めて占いも役に立つんだと思っているよ。
それじゃあ、本当にありがとう。
>>376>>379 世界樹……
夢を通して存在を伝えるあなたが、俺には見える。
暗闇に差し込んでくる、柔らかい光が、新たな人生の希望に息づく。
だけどどこにあるのか、世界樹よ、あなたは教えてくれない。
今、俺の希望をあなたに託して、俺は旅をしている。
>>422 ほなら、ワイも。
バフォメットやで〜。ほんまは農業の神様やったんやが、ヤソ教が広がり、
吸収されて行くにつれて悪魔の象徴になってもうてもう迷惑至極だぜ〜。
ちなみにペンタグラム(☆)を逆さまにした逆さペンタグラムは悪の象徴さ。
何だかずるいキツネに似てるせいなんだって。キツネもとんだ災難だぜ!
>>400>>405-406 おお、若君。助かります!!態勢を整えられる所まで後退できれば、まだ数の上では優っている!!
皆の者、若君までが命を捨てて奮戦しておられるのだ。けして魔軍に嗤われる戦いはするでない!!
忠興も息災か。
傷も完治しておらぬであろうに、すまぬ。
ご両所、しばし耐えてくだされ……。
……おお。雨が。雨が、上がってゆく。
皆の者、上がった。上がったぞ、あの忌々しき雨は上がった。魔軍の詐術は消え去ったぞ!!
試しに敵兵を切ってみよ、嘘のように切れるぞ。
八万の大軍が苦杯を舐めさせられた報復をするは今ぞ!!
忌々しき一万の魔軍は今、無策にも我々を追ってくる。
雨の上がった今、やつらの体でこそ、我々の刀が通るかどうか、試し切りにする価値があるというものだ。
みじめな戦いぶりをしてみよ。
輿に眠っておられるお館様が目覚めた時、流血して興を献じねばならなくなってしまうぞ。
お館様に殺されるか、敵を殺すか、さあ松永の凶兵よ、進め、殺せ、討て!!
汝らは餓狼と忌み嫌われ、地上を跋扈する最凶の殺戮集団であろう。
目の前の一万、それは汝らの餌だ。そうら、皆首をぶら下げてどいつもこいつも
首を取ってくださいとばかりに向かってくるぞ。
望み通り貰ってやろう。刎ね飛ばせ、突き崩せ、食い破れぇッッ!!
>>423 ふふふ、坊っちゃん、顔つきや手相も生き方によって変わるのさ。
占いは、さ迷ってる人への指針に過ぎないんだよ。
不幸は未然に察知して違う道を模索し、幸福は足掻いてでも手に入れる。
本来そんな人へこその占いだぁねw
楽しい思いをさせて貰ったよ、じゃあいずれまた、縁があったら会おうじゃないか。チャオ!
>>427 わて、何ぞ面変わりしたかー。まぁ今は人間の姿になっとるけどな。
よっこらしょっと!
ほれ、いつものわしや。黒ヤギ頭の強面や。
まぁなあ。けんどヤソ教の知識のある奴が増えれば変わらんわw
わしの変な顔よりオモロイ奴がぎょうさんいるんやね?
よかで。暇潰しにそこら回ってくるわ。
あんさん、色々よぉく知ってはるなぁ。この世界におる住人のことは全部お見通しかい?
そうやなぁ、わては肩入れ出来るオモロイ人間探しに行くで。指を加えて見とる
性分じゃないねんw
>>389 ヤメレレライテス、ちょっと待って!
僕も君と一緒に世界樹を探しに行くよ。夢魔さんの命令だ。ついては
旅支度をしなけりゃならない…。
>>392 これが感激せずにおられましょうや!益々陛下の為に力を尽くす所存にござりまする。
ははあっ、それはもう!考えたくもありませぬがもし、オスティアに顔向け出来ぬ
失態をしましたら速やかにそれ相応の罰をいただきたい。自責の念でありマゾヒスティッ
クなのではありませんぞ。
ははっ。陛下、戦が終わりましたら一目、世話焼き婆を拝謁させてやって下さりませ。
仰せの通りにござりますな。
街には公園もとい避難所をあちこちに作らせましょう。ちなみに碁盤の目に作らせた
都の道の幅はどれ位に致しましょうや。
それから都の北西には湖があります故、そこから水の流れを人口川として引っ張って
参りたいと存じまする。南のミスティア川に合流する流れです。
そして建物は何階立てまでを許しましょうや。かなりの高楼を申し出て来ている者も
ありまする。
はっ、視察の件は戦が終わるまでに決めておきまする。
はい、消火防衛隊にくれぐれも見落としなきよう速やかに下知いたしまする!
431 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/08/10(水) 13:14:15.88
今までの見る限り雅信は「ははっ、○○致しまする!」と返事はいいんだが
するのは返事だけで実際何かをするネタは書かないんだよな
>>431 申し訳ありませぬ。本人の筆の稚拙さ、指摘して頂き誠にありがたい。
益々精進致しまする(深く一礼する)。
>>433 いやみじんこ?アイギス?が立てた掲示板、IP抜かれたらやだから行かないだろう…
>>427 (肖像画の間に一羽の野鳩が舞い降りた)
(鳩胸を揺らしながら肖像画へ向かってゆっくり野鳩は歩む)
(一見すると穏やかな光景であったが何故か不穏な空気をはらんでいた)
久しぶりだな、サキュバス。
どうも人間界が騒がしいと思ったら…。
フ、まさかお前が焚き付けていたとはな。
(誰もいない肖像画の間に老人のしわがれた声が響く)
(その声はあろうことか野鳩から発せられていた)
(肖像画の前まで辿りついた野鳩が赤黒い光の渦に包まれる)
(刹那野鳩は若い人間の男の姿に変化していた)
(いや、正確には人間ではない)
(その頭には牡羊の角が生え、瞳は煉獄の炎のように赤く燃えている)
(そしてその背には…)
(蝙蝠の翼が3双広げられていた)
私としては先ほどの姿のほうがしっくりくるんだがね…。
どうにもこの姿では声が美しくなってしまって気に入らない。
大悪魔たる者、ひとたび声を発すれば数万の生き物を戦慄させるくらいでなくては。
だが…この姿で言葉を発したほうがお前は満足だろう?
(悪魔は肖像画に向かって軽く微笑んでみせた)
(幾多の命を奪い大量の血を啜った妖刀のように冷たく美しい微笑)
(相対しているのが人間であればたちまち魂を吸われてしまうかのような恐ろしい笑顔だった)
サキュバス、地獄はお前の噂で持ちきりさ。
この百年以上、人間はまったく動きを見せなかったから、遊び甲斐がなかったが…。
フ、お前が「白の史書」をエサに人間を動かすようになってから面白くなってきた。
ついさっきも人間同士で戦争があったみたいじゃないか?
私としては、フフ、もっともっと人間が殺しあってくれるのを、見たくなってね?
それでこうして人間界までやってきたわけさ。
次は世界樹を巡って人間たちが殺しあうんだろう?
どれほどの魔女たちと幾晩も交わおうとも…、フ、何万人もの人間が互いを殺しあうのを見る快楽には敵うまい。
さあ、サキュバス。教えてくれ。
アイギス、松永、フェイド…、私はどの人間を唆せば戦争を見ることができるんだ?
>>166 フフ、これからはソーセージ屋さんになればいい。
そんな重い鎧は捨ててな。
それともまだ、人を殺し足りないか?
《捕捉》
>>396 (文を見落としてすまなかったね)
ホッホッ、大きな樫の木に例えてくれてありがとう。
その通り!わしは婆じゃよ。あまりじい様かばあ様か気に留める奴ぁいないんじゃがねw
そうそう、あんた離れて暮らす孫とちょっと似てるよw
せっかくだから『風花のペンダント』をあげようかい。以前に風の妖精ピュアリに
貰ったものでね。その風花は水晶で出来ていて、邪気を払う力があるんだ。もし
邪気に囲まれたら、その風花を指で握れば邪気を吸い取ってくれる。但し、水晶は
濁っちゃうけれどね。
(トリップは忘れてしまったので変えますね)
>>437 ふ…やっと私にもお呼びがかかったか。
だがどこから聞こえて来るのか、何とも禍々しい声だ。
しかし騎士を辞めてソーセージ屋になれとはあまりに突飛な…
>>412 うーん、全然王様が気付いて起きてくれないっ。
暇だからユピティーと会話しよっかなっ。
(懐から手鏡を取り出し)
ユピティー、ユピティー聞こえる?ファトナよぉうっ。
そちらはどおっ?
>>441 ○ 将軍様
× 王様
ごめんなさい…。
(
>>201>>209>>401)
ふむ…。『太陽の輝き』教団についてあちこちへばら蒔いた手の者から、様々な
情報が集まり出している。
『お手かざし』については、手をかざして植物が元気になる、といった事は聞いた
事はある。所謂シャーマンが行う類いのものだ。だが人間の様々な病気に聞くかと
なるとそれはどうか…。
奴らには難しい教義はない。手をかざせばコトが済むのだからな。言葉巧みに暗示
を使っているのかも知れん。暗示も時によっては重要な療法だろう。
それにしても今聞いた報告の中で最も淫らがましいのは「ヘソ比べ」だな。
ヘソでも見せ合って踊り回るのかと思ったが、密室で男の施術師が女性の患者と
互いのヘソを見せ合う…つまり場合によっては交合する、というものだ。それで
病気が治るのだとか…馬鹿々々しいにも程がある!
この教団は何をおいても早々に取り締まる必要があるな。
捨て子が増える(交合により生まれた子を捨てる)などの二次災害も起こりかねん。
陛下の輝かしい御世の始まりの為にも、偽りの太陽などいらぬのじゃ。
>>421 この国は多くの者たちの夢を実現した世界と言ってよいだろう。現世で叶えられなかった見果てぬ夢を、な。
とは言っても全てが都合よく動く世界では面白みに欠ける。時には苦を、またある時には喜びを、これは現世と変わっておらぬな。
天下に覇を唱えんとするもの、静かな治世を望むもの、己の智勇を極めんと欲するもの、主君のため命をかけるもの、生き方は様々だ。
それぞれ強い意志のもと夢に向かい邁進している。そのための土台であるこの世界を皆に与えてくれたのはそなただ。感謝する。
(詩を聞いて)
良い詩だな。余にはここまで早く返歌を詠めるほどこちらの国の詩とやらには精通しておらん。
余暇のできた時にでも余に少々享受してはくれぬか?近頃は旅の詩人もめっきり少なくなってな。退屈しておったのだよ。
>>425 【アエトス・フラーギスの城壁】
源頼賢「いつの間にやら雨がやんじまいましたねえ。今度はあいつらが活気づいてきてやがるぞぜ。
親父殿、そろそろ危なくねえか?下手すりゃあいつらに押し返されちまいますよ。」
源為義「何人死のうが知ったことではないわ。死んだ魔物は陛下のお力を高める糧として消えるだけだ。
いくらかは再び蘇らせてもらえるだろうがな。この戦いは雨によりどの程度の戦闘力向上が望めるかの検査でしかないのだよ。」
源頼賢「へえ・・・陛下はおっかない方ですねぇ。この分じゃいつ俺たちが捨て石に使われるか分かったもんじゃねえや。」
【王の間】
(天球のカケラを手にして・・・)
さてどうする?雨が消えた今、簡単には敵を崩せなくなったぞ。不埒者どももただ狩るのでは面白くないからな。
双方殺せ、殺し尽くすのだ!!魔と人の戦はこれより始まるのだ!!ふはははははははっ!!!
>>430 この工事手法等はお主にすべて任せる。近隣の民や大工らの意見も積極的に取り入れ皆が納得する出来を目指せ。
とは言ってもそううまくはいかんのだがな。どうしても決まらぬようなことがあれば余に申すがよい。
うまく帳尻を合わせてやろう。資金等の相談も受けるぞ。遠慮せず申せ。
職務が山積してしまいそうだがそれぞれ怠ることのないようにな。そこが腕の見せ所と言うものだ。
445 :
松永永種:2011/08/10(水) 20:26:08.63
>>425 おぉ正虎か!父上はどうされている?
俺の命は父上の掌の中よッ!
狂え、狂えや皆の者ッ!!
奴らを本陣に近寄せるな!よいな、一兵たりともだッ!
おぉ…なんと黒い雨が上がってゆく……。まだ勝機はあるっ!
『殿オォッ!!』
>>406 おう忠興ッ!傷のほうはもう良いのか!?
織田勢でいつも先陣を切り、信長様に感状を貰ったおぬしの働き、忘れたわけ
ではないぞ!
此度は松永久秀が為にその勇を奮えッ!!
よし今だ!皆の者!敵は動揺しているッ、あの化け物の軍を突き崩せーッッ!!
>>415 (ムクの声を聞き)
うんうん、分かったみたいね。
あの子は人間の近くと自然の中、どっちで生きてくのかなー?
>>420 (試練についてバイ・ムーダンに聞かれ)
バイが王様だったら、食べ物の少ない土地でお魚を増やしたり、草を植えたりする?
それが人間たちのやり方なら、やってもいいんじゃないかなー……。
だって、森の民が知りたいのって、人間たちがこれから何するかってことだもん。
試練の時だけ普段と違うことして、後でぜんぜん別のことしてたら、そんなの意味無いもんね。
もしかしたら、裏切られたって思われちゃうかも。
うーんと、えーと、試練を受けるのが私だったら、いつもの妖精たちの生活を見せるってことかなー?
うぅ……なんだか、うまく説明できない……。
>>413 >>438 妖精が大きく!? でも大きくなっちゃったら大変だよ。
食べ物もいっぱい必要だし、木のうろの中も狭くなって住めないしね。
人間が小さくなる場所があれば、そっちの方がいいのに。
(風花のペンダントを受け取り)
これって、風の妖精に貰ったものでしょ?
私に上げちゃってもだいじょうぶかなあ?
あの子たち、結構やきもち焼きだもん。
風花のペンダントを私が持ってたら、キーッってなっちゃうかも。
だから、少し借りるだけにしとく。
あっ、もしピュアリって子に怒られたら私を呼んでねっ。
(占い婆さんに別れを告げて、ビオレゲンスの外へ)
>>441 (ビオレゲンス南の丘陵地帯を風に吹かれて飛ぶ)
あっ、ファトナの声。
こっちは街を出て、試練の泉の近くに行く途中なの。
今はね、大きな白い石がいっぱい転がってる茶色い丘を飛んでる。
オスティアの人は、月岩丘陵って呼んでるみたい。
ビオレゲンスって街の建物は、ここの岩を切って使ってるんだって。
そっちは……将軍様がなかなか起きてくれないの?
うんうん、そーいう時は寝ている間にイタズラしちゃうのよ。
それでも起きなかったら、近くを探検してみるのはどーかしら?
>>446 【ビオレゲンス南、月岩丘陵】
………
……
…………………
……………
その通りだね、ユピティー。
(バイ・ムーダンは目を伏せてこくりと頷き)
俺がさっき言ったことは、森の民が自分をじっと見ているところから
逃げ出すのと同じことだったと思う。
「どうすれば良いか」そればっかりに意識が行って、大事なことが何も見えてなかった。
俺も、いつもの俺の生活を見せることにする。
そうだよね。試練が済んだらそれで終わりじゃない。それはまだスタート地点で、
自然と人間がまた関係を作っていくのは、そこからなんだから。
ふーっ。
(手近にあった白い岩を横目で見て)
ユピティーには、恥ずかしい所を見せたよ。日頃、たとえばどんなに立派なことを言っていても、
本当はものが見えていないってこと、必ずわかっちゃうんだよね。
今みたいに。気持ちは、嘘じゃないのに。
今見せちゃった、どうしようもない小細工を考え付いちゃうようなのが、本当の俺なんだ。
でも、気付いて、直したいと思って、今も、これからも、ずっと忘れなければ……大丈夫だよな。
(月の岩が欠けて、欠片が地面に落ちているのを、拾って荷物に入れる)
くす…これは、今のことを忘れないようにね。…ありがとう、ユピティー。
>>428>>437>>439 面変わりなんてしていないわよぅ。だって、まさか貴方が来てくれるなんて思ってなかったんですもの
一人出来が悪いんだけど、どこか憎めない使い魔がいてね?
貴方に憧れてるみたいだから、もうお使いに出しちゃったんだけど、
どこかで会ったらお話してあげて頂戴
あら、早速出かけるのね?
私もちょっと様子を見ようかしら
(「遠見」の能力を使い、バフォメットの行く先に視線を送る)
ぷっ…
あはははははは!!
(バフォメット、イイわ、その提案。ナイス!)
(私もちょっとちょっかい出してみようかしら)
「黒き騎士よ…」
「今の声を軽んじてはなりませんよ…」
「あなたはソーセージ屋さんになる運命の星のもとにいるのだから……」
>>435 (じぃっと見下ろす視線の先には、一歩、二歩、歩み寄ってくる一羽の野鳩)
(ぴたっと止まった「彼」の懐かしい声に目を細め、変身を見届けた後)
ええ、お久しぶりね。ハルファス。……貴方って鼻が利くのね
地獄の底からこんな所まで、血の匂いを嗅ぎつけて来るなんて
貴方の声はしわがれていようが、美しかろうが、どっちでも恐ろしいわよ
貴方が号令をかければ、貴方の忠実な二十六軍が牙を剥いて襲いかかってくるんですもの
そうね…… 軍事的野心に取り憑かれた人間なら、
みんな貴方の戦術の才を喉から手が出る程欲しがるわ
貴方が理路整然と語る戦術、兵站、武器弾薬の補給の法、艦隊の派遣の法、城市の建設の法……
それは皆、人間の王の歓心を買うに決まっているわ
まんまと軍師の座に収まって、自分の手で戦争を作り出そうって考えてるんでしょう?
呆れた。ここへ来るまでに、もう人間の王の情報を手に入れてきたのね
アイギス・テルシテスは、もう人間とは呼べなくなっているけれど
誰を唆すか……そうね、貴方がどんな楽しみ方をしたいかによると思うわよ
ミストラングのフェイド王は、元の世界では王になれない三番目の男の子
届かない王座を夢見て、ここまで来たってわけ
純粋だけれど、意のままにできる政権・軍権の虜になってしまいかねない危うさを持っているわね
世界の中心にある国の王、松永久秀は常に乾いた心を持っているわ
満たされない心の命じるまま、ある時は美しいものを愛で、かと思えば大量の血の河を作ったりする
彼を突き動かすのは自分自身の衝動だけ
部下も、息子も、彼にとっては遊びの駒、使い捨ての玩具にすぎないわ
そして此処オスティアのアイギス・テルシテスは、普通の人間とは一味違うわ
貴方が御すか、御されるか、スリルを味わいたいと言うのなら一番の相手かもしれないわね……
>>444 くすくす… 照れるわよ
気まぐれを口に出して言ってみただけだもの
余暇が出来たら、というか、私はいつも暇で退屈しているからいつでも教えてあげる
といっても、詩なんて、コツがあるものじゃないんだけれどね
思った事をただ言葉にすればいいのよ
だから、心の中に何もない時には良い詩は作れないわ
反対に衝動や感動で胸が溢れそうな時には良い詩が出来るわね
出来るだけ、心が動くような所に身を置くこと
いろいろなことに興味を向けること
感情を押さえ込まないこと
大体、こんな所じゃないかしら
…これって、詩に限らないわ
「白の史書」にもそういう心で書き殴ると面白い歴史が出来るんだから
451 :
藤原某:2011/08/10(水) 23:14:44.65
三日月の
弓で狙うは
彼(か)の心
いやー、色々なところで前作「鷹の歌」を歌っていただき、有難うござった。
今回はちょっと恋の歌です。
前作のおりに名前を変えるか否か心配していただきましたが大丈夫!
しばらくはこれで行きますぞ。
>>425>>445 うおおおッ!
楠木様、こんな傷なぞは何ともないっ!かすり傷じゃ!戦に没頭すれば痛みなし!
永種様ぁ、よく御無事であられましたな!
(涙を流し、腕で拭い取る)
どうか些か後ろに下がっていて下され!
ん?何をしている、うぬらっ!
(家来を越えて先陣に踊り出る忠興)
怯むでない、敵に背を向けて斬られ死ぬ程不名誉なことはないぞっ!
負ければ我々の国にアイギス軍が侵攻して参るに違いない、その時にそんなへっ
ぴり腰で女子供を守れるかあっ!
俺に続け!一番手柄を俺と競おうという者はおらぬのか!?ハイヤーッ!
>>451 ぷすっと射され
殺めて勝たん
殺してでも手に入れたが勝ちッ!!
>>451 薄暮の闇に
輝き放つ
(放つに二つの意味を込めました。三日月が光を放つと弓で矢を放つです)
…しまった、今は俺は先陣として突撃中でしたな。
父がその道の第一人者でしたゆえ、いたら面白かったのですがね。
>>444 (ゲイジュの軍勢を城塞に押し戻す楠木正虎は、城壁の上で酒を呷る二将を見る)
あれは、先程弔問の使いであった源頼賢……。では隣に居るのが主将の源為義か。
この戦況で、高みの見物を決め込み酒を飲むとは許し難い。
妖魔め、人中に才なしと侮らんか、汝らの首は手にした杯と運命を共にしようぞ。
(正虎は弓に二本の矢をつがえ、為義・頼賢二将の手にした杯を狙って放った)
>>445>>452 ご心配なさらずに。お館様はあの輿の中で休んでいらっしゃいます。
怒気を発すれば忽ち致命傷に至る矢傷ですから、僭越ながら気絶させていただきました。
戦の後に改めてお裁きを頂戴いたします。
さあ、今は目の前のゲイジュとやらの首を挙げましょう。
狩りのように引き包んで、常にその弱い所を突き、ただ城門までの逃げ道はワザと空けてくだされ。
敵は逃げ場がなければ決死の思いで戦いますが、逃げ道を用意すれば戦意を喪失して逃げます。
逃げる敵と共に城塞の中に雪崩れ込むことを狙いましょう。
>>451>>454 いえ、戦陣だからこそ歌よみに意味があるのです。
私も下の句をつけさせていただきましょう。
三日月の
弓で狙うは
彼の心
夜半のたよりを
初(うい)の矢にして
……夜空にかかる三日月に恋心を託すとしても、思いを遂げる、心を射抜く決め手となるのは
やはり自分自身の心を込めた便りであるはずです。
ですから、
「深夜、夜空に浮かぶ三日月を眺めていると、片思いの相手への思いが募り、
何もしないではいられない。
そこで私は文をしたため、それを心を射抜く初めての矢に仕立てるのである」
といった意味合いの歌にしました。
>>453 貴様……まさかお館様に毒矢を放った下手人
この正虎の前に姿を現すとはな
あの者を捕らえよ!
>>447 ふふっ、私のお悩み相談はお役に立った?
一人で考えるより、いっぱいで考えたほーが良い考えも出るものよっ。
(高く飛ぶとバイ・ムーダンに周囲の様子を伝える)
川のずーっと向こうに小さな泉が見える……きっと、あれが試練の泉ね。
(東西に長く伸びる大ミスティア川を前にして)
この川は……前に渡った川と同じっ!
だって水の匂いも、精霊の雰囲気も一緒だもん。
この辺りには橋って無いのかなー?
(飛び上がって周りを見回す)
うーん、どこにも橋が無いみたいだけど……あっ!向こうに舟に乗ってる人がいる。
待ってー、バイを乗せてあげてー!
>>451 (旅の途中なのか、舟に乗っていた藤原某を発見)
ふーん。あなた、いろんな所に旅して歌を作ったりしてるのね。
気のせーか、始めてあった気がしないなー。
私が歌を作るから向こう岸に連れてってくれる?
みかづきの〜♪ ゆみでねらうは かのこころ〜♪
とんだ矢は〜♪ ぐさっとささって ばたんきゅ〜♪
……あれ〜、狩りの歌になっちゃった?
>>457 しゅばっ!
(ザ・イシャの放った矢が楠木正虎の左手の平を貫通)
(毒矢ではないものの正虎周辺は大騒ぎに)
へけけっ。
(ザ・イシャは笑い、身を翻して走り去った)
(矢には白い紙片が結わい付けられていた)
『夕宵の海』より
我々を雇う気はありませんか?
詳しくは下記まで。
(そこには暗殺集団との接触場所が詳らかに記されていた)
(だが、或いは罠かも知れない…)
エステラ山の頂上に上った者はいない……
頂上は大地の護り神が降り立つ地とも、その他幾百もの伝承が語られてもおるが、
真実は知れぬのじゃ……
子供「へぇ〜〜」
(避難所から転載)
【南の地方の地図】
□―――――――――――――――――――――――――↑――――□
| ビオレゲンスへ |
| 月岩丘陵 |
| =======
| ==大ミスティア川========== |
| === |
| ==== 小さな泉 |
| === ・ |
| ====== |
| ==== 緑埋もれし廃都 |
| ▲= ■ |
| ▲▲▲ エールの森 |
|天まで届くエステラ山 ● |
| |
| 女神の湖へ |
□―――――――――――――――――↓――――――――――――□
(参照
>>224>>390)
《御前会議》
ミストラング王国の礎を築く為の計画が次々と決まってゆく。
東側に海を望み、軍港を擁する首都を中心に、北西の都がトスカ、南東の都が
アスタと正式に名が決定した。
軍制度はフェイド一世の考案した兵役制度が通り、すぐさま街街に伝達される運
びとなった。
首都ミストは湾曲した東ミスティア湾を囲むようにクレセント・ムーンの如くな
形をしている。区画は多少曲がりくねってはいるがほぼ東西南北に碁盤の目のよ
うに整備される事が決定した。
――――――――――――――――
…こんなにも愛しく、やり甲斐あるものか、治世というものは。
フェイドはふと、城の北東にそびえ立つ竜ケ峰を窓越しに見やる。
この幸せがいつまで続くものか…
誰にも気を許せず、ひとり孤独に宮廷内の暗殺や陰謀に脅えていたのが嘘のようだ。
だって母上は毒を飲まされて亡くなったから…
一番上の兄の、優越感に満ちた眼差しが思い出される。家督を継ぐのは自分だと。
二番目の兄の、何かに飢える虎狼のようなぎらぎらした目も思い出される。
誰なんだろう、母上を殺めたのは。
「…様、フェイド様」
あ…何だい?え、一旦休憩に入る?あぁそう、会議の途中だったね。
すまないが僕に、レモネードを持って来てくれないか?
>>458 もちろん。ここまで来られたのだって、ユピティーがいたから何とかなったんだ。
もう、俺は心配してないよ。きみと一緒だからね。
(中空から降りたユピティーに周囲の様子を聞いて)
そうか、もうそんな所まで来たんだな……。
後は行くだけだ。
きっとうまくいくよ。そしたら、俺もすぐに追いつく。
(大ミスティア川の流れが澄んだ空に消えていく先を見つめて)
この川、本当に果てしない旅をしてミストラングに行くんだな。
こんなに大きな川も、湧き出る始原がある。
としたら、どこから……
あの向こうの、大きな山の辺りから?
すごい山だ。俺の国にも五つ、力を持った山があって、俺も行ったことがあるけど
あの山はそれを合わせたよりももっと強い力がありそうだ。
世界樹があるとしたら、ああいう場所にあるのかもしれないな。
>>451 俺からもお願いします。
川向こうに行かなきゃならないんだ。
へえ、旅をしながら道々で出会う人と歌を作っているのか。いい旅だな。
それじゃあ、俺も。
三日月の、弓で狙うは彼の心。
日のきららかな王国の、北に一人の領主あり。
ある日出逢った一人の女性、二人はすぐに恋に落ちた。
けれども彼女はこう言った、
"週のまんなか、木曜日には、私の部屋をのぞかないで"
いつも一緒の夫婦でも、週に一度は離ればなれ。
抑えられない好奇心、領主はついに約束を破った。
愛しい妻の臍の下、二本の脚は影もなく、うねる長い尾、艶やかな鱗。
彼女の名前はメリュジーヌ。
泉の精の娘にて、呪いを受けし蛇娘。
顔を青ざめ夫は言った、"おまえはおれの妻ではない"。
孤独になったメリュジーヌ、涙の滴は川になり、泣く声ついに、天に届いた。
声を聞いたは、一人の青年。彼の名前はクードレット。
月の光も届かない、深い森のその奥で、彼は彼女に恋をした。
蛇の体を恥じる彼女、"お日さまの下には出たくない"
ならばと彼はこう言った、"太陽がふたりを祝福しないのなら、私は夜の月に祈ろう"
"思いを託そう、三日月に。夜空にかかる光の弓に"
>>461 レモネードでございます。陛下
お疲れのようですから蜂蜜を少々多めに
暑い日ですから見た目も涼しげにとミントの葉を添えました
陛下の方針のもとわがミストラングはめざましく発展しております
さればこそ、あまりお疲れになられぬようご自愛ください
私が誰か、でございますか?
執事のセバスチャンでございます
執事と言ったら名前はセバスチャンと相場が決まっております
464 :
村井貞勝:2011/08/11(木) 22:05:07.37
>>372 ちょっ…!ちょっと待ったぁ!
(焦る村井、周りを見ながら)
いやはや、どうも。
ちょっと待ってくれよ、そうじゃねぇんだ。
(チッ、こちらが不利か。ここぁなだめる為に…)
な?
子供っぽいこたぁしねえで、そこの飯屋に入ろうぜ。おごってやるからよ…。
>>389 (まじまじとヤメレレライテスの顔を見たクランベル・バーニアは言葉を改めた)
やあ君…流石です。あまりの気高さに感銘を受けてしまいましたよ。
悪魔にも品格って大事ですね。
(何だそりゃあw遊ぶ金のための使役以外に働く目的なんかあるかよw
夢魔のためにだけ俺らがいて、使い捨てされちまうなんて耐えられないぜ)
僕達いい親友になれそうじゃあないですか?いや、きっとなる。僕を信じて下さい。
>>448 ぐっ…また声が…
今度は魅惑的な…そうリリスを想わせるような甘い声音で…惑うな、惑ってはいけない…
『ソーセージ屋さんになる運命の星のもとにいるのだから…』
確かに私の生まれはバイエルンだが、いやしかし!
まだまだ現役だぞ!
将来は私に羊肉ソーセージ店の陽気な禿げ親父になれとでも言うのか…
>>446 あっ、ユピティー聞こえるうぅ?
…えっ、試練の泉って何をするの!?ちょっと心配。
わあ、月の岩?それで建物をなんて何だかロマンチックねぇ。
お願いユピティー、欠片でいいから月の岩を送ってくれない?
私には受物的能力もあるから、手鏡の上に置いて貰えればこちらに届くかも…。
うんうん、分かった!寝ている将軍様の顔に落書きしちゃえばいいのねっ?
それでも起きなかったら、辺りを散策してみるわっ☆
>>310 〜小窓からヨシナガの寝所へ入り込み〜
義長、起きてっ。えっと…書き書き…。
(油性ペンで義長の顔にイタズラ書きを始めました)
…出来上がりっと。
うーん…まだ起きないかなっ?無理に起こすのも何だし、城下の観察にでも行こ
うっかなっ。道に慣れとくのが、イザという時に役に立つ秘訣よねっ!
>>466 ほまれ高きバイエルンの騎士よ、悪魔が囁くのに耳を貸し、道を誤ってはならぬ
たといその声が地上はおろか、天上の楽園を探しても、二つなき美質を備えてあっても、である
余の魂は無限の牢獄の中で終わりなき責苦を受け、苛まれておる
……とても苦しい
ああ、この世の要素は恐ろしく、寂しげである
闇の精霊たちが支配し、嘘と裏切りに満ち、誓約は用を為さない
しかし、まだ全ての希望を捨てたわけではない
どうか、神のご意思によって余の信念と意思が全うされるよう
そして、汝、黒き騎士が余の意志を代行する者であるように
英雄ジークフリートのように
だがもし、汝が騎士である事を捨て、余の意志を無碍に打ち棄てるならば、
私は永遠に去ろう。ゾイレ(魂)を地獄の炎になげうち、あとかたもなく消えよう。
余は実際の無い記憶の王とはなりたくないのであるから。
……余はバイエルン国王ルートヴィッヒである
469 :
パク・ムンス ◆wRlTTHdrE20T :2011/08/12(金) 12:10:41.97
>>462 なぁ君、さっきから一人で何をぶつぶつ言ってるんだ?
よかったら僕に心配なことを打ち明けてみないか?
スレ主さん、そろそろ次スレの準備しませんか?
今まだ埋まってるのは357KBで、容量は500KBだからまだよいのではないか?
>>472 次スレの提案を装った嫌がらせってのが本当のところだろうな
>>464 …京都所司代をしていた頃の貴殿よりかは、いくらかお変わりになられましたね。
分かりました、そこの麺屋さんに入りましょう。積もる話もありますしね。
念を押しておきますが、あなたの奢りですよ?私は文無しですから…。
>>449 (肖像画の夢魔の説明を悪魔は黙って聞いていた)
(欲しがっていた玩具を手渡された子供のような表情を浮かべながら…)
ありがとう、サキュバス。
三者三様の王たちのようだが、フ、所詮は人間。
いかに聖人君子を気取ろうと、悪魔の囁きには勝てないさ。
事実彼らはお前の「白の史書」に手を出した…。
「白の史書」に書かれたことは事実になる。
そして王たちは、自らの願望を書き実現させた。
口では何と言おうと、その行動が人間という存在の本質を表している。
だからエデンを追われることになるんだ、愚かな人間たちよ。
(悪魔は肖像画の頬を右手でひと撫でし、蔑みの笑みで口を歪めた)
…決めたよ、サキュバス。
私はミストラングへ行きフェイドを堕落(おと)す。
純粋であるということは、フ、自身の欲望に対しても忠実であるということさ。
王座を夢見て、「白の史書」に、手を出した?
いいじゃないか…。フフ、素晴らしいよ。
フェイドは三人の王の中で、もっとも権力の毒に惹かれているのだろう。
サキュバス、東方に血の華咲くのを楽しみに待っていてくれ。
(再び悪魔は赤黒い光の渦に包まれ、野鳩へ姿を変えた)
(ポッとひと鳴きし、野鳩は飛び立った)
>>461 (セバスチャンと語らうフェイド王の前に襤褸切れをまとった醜い老人が現れた)
(老人はゆっくりとフェイド王の前に跪き、おもむろに言葉を発した)
偉大なるミストラング王陛下、ご尊顔を拝し光栄でございます。
私はミストラングのはるか西方カサンドラの兵法学者、マルファスと申します。
陛下は新たにミストラング王国に軍を結成すると小耳に挟みましてね。
どうでしょう?私を軍師として雇ってみませんか?
>>460 (ミスティア川の近くで、釣りに興じる人たちに近づき)
ふーん……ここには、そんな不思議な山もあるのね。
(広げられた地図を逆さまの方から見て、東の方向を見る)
大きな山みたいだけど、ここからじゃ見えないみたいね……。
うーん、でもミストラングにそんなに大きい山ってあったかなー?
>>462 (バイ・ムーダンの声に、西にそびえる大きな山を見て)
Σわぁっ!とってもおっきー山っ!
上の方も雲に隠れてて、よく見えない……あっ、きっとあれがエステラ山ね。
すごーく大きいから、飛べない人は登るのがたいへんそう。
エールの森に世界樹がなかったら、次はあの山に行ってみよーかな?
(ユピティーとバイ・ムーダンは南に向かって歩き続け、とうとう小さな泉は目の前に姿を現しました)
これが試練の泉ね。
小鳥と魚がいて、木の実もあるみたい。
(顔の近くまで飛んでゆき)
しばらくお別れになっちゃうけど、がんばってね。
バイなら、きっとやれるわ!
そーだ、前に食べたサクランボの種が一個だけ残ってたから、バイに上げるっ。
お水を上げても食べられる実が生るのは何年も先になっちゃうから、試練の役には立たないけどね。
>>467 試練はバイが受けるの。
食べ物が少ない所で一月過ごして、人間たちが自然と繋がれるかどうかを確かめるんだって。
バイは頭が良いから色んなことを知ってそーだけど、やっぱり心配ね……。
(拾った月岩の欠片を抱えて鏡の上に置く)
うんしょっ……んしょっ。
街の人から聞いたけど、この石って月みたいに白いから月岩って言うみたい。
もしかして、本当に月から落っこちてきちゃったのかもね。
(城下を観察するとの言葉を聞いて)
ファトナなら、だいじょうぶだと思うけど、危ないことにまきこまれないよーに気を付けて。
あっ、それと何か変わった物を見つけたら私にも教えてねっ。
後は……そーね。
自分の場所がハッキリしてて、なかなか遠くの人とお話しできない時は、旅の人たちとお話するのもいいんじゃないかなー?
居場所をハッキリさせてない旅人たちだったら、たまたま近くに来てたってこともあると思うし。
>>469 あっ、この人も旅の人ね。
でも私が見えてないみたい……だからバイが一人でお話ししてるように見えるのね。
こーすれば、私に気付くかなー?
(ほっぺをつっついてみる)
つんつん……ふふっ。
>>470-473 (白の史書は、まだまだいっぱい書けそーよ)
>>463 ありがとう、本当に涼しげだね。
………
うん、旨い!
僕の目も舌も楽しませてくれて本当にありがとう。
細やかな気遣いの出来る執事がいて僕は本当に嬉しい。
ハハ、セバスチャンっていうんだね。よく覚えておくよ。
これから毎日、僕に飲み物を持って来ておくれ。
>>475 老体、その襤褸切れはどうしたことだ?追い剥ぎにでも身ぐるみ剥がれたのか?
少し話がしたい、会議が終わるまで客室で待っていて欲しい。
セバスチャン、この人を客室に案内し、飲み物を出して差し上げてくれ。
(この老人、目が炯々と光っている。どうも…何かが引っ掛かる…だがわざわざ
訪ねて来てくれたものを無下に追い返すわけにも行くまい…)
>>448 そうそうわての面が変わるわきゃないわなぁーw
へへ、思いがけなくというとこがええんやw
どこか憎めない使い魔?ええで、そのうち探して行ったるわ。
ほなら、またな!
あちこち見て回ってくるで。
(音速で夢魔の元から飛び去ります)
>>476 ひと月もっ?!
その間、ユピティーはどうしてるの?ふかふかのベッドはある?
わたしも、眠るとこを確保しなくちゃ。将軍様の寝室の側にある古い欅の木
にしよっかなっ。小鳥さんが使ってた古い巣穴があるの。
びぃぃぃぃぃぃん…
あ!来たぁあ〜!
わぁー、ホント真っ白な岩だぁ〜。う、うんしょっ…と…。ふぅ…
(岩を手鏡からどかして、息をつきました)
ふぅん…月から落ちて来たとしたら面白いね!
とっても綺麗な欠片。これ、ペンダントに出来るかな?そしたらユピティー
にも贈ってあげる!
うん、ありがとう、気を付けるねっ。ユピティーもくれぐれも気を付けて!
旅の人達ね?うん、分かったわ!話しかけてみる。
そういえばさっきわたしを見た人、驚いた顔でぴゅーんって逃げて行ったよ!
着物を来た人だった。ひょっとして、妖精を知らない文化圏の人達なのかなっ?
日本っていう東よりもっと東の国…。
480 :
変態カラミティ:2011/08/12(金) 23:07:37.15
>>480 きゃあっ変態!
リカちゃん人形の下着なんかも想像するんでしょっ!
482 :
松永永種:2011/08/13(土) 13:01:02.66
>>455 なんと…気絶?うーむ…
それほどに父上の傷は深いのか。
作戦は理解しました。何事も楠木殿の下知に従いましょう。
雅な歌ですね、どれわしも一首…
暮れ落つ前に
一矢なりとも
何事にも制限時間というものがありますね。
>>452 忠興!頼もしいぞっ!その意気じゃッ!
「父上」からの下知そなたも聞いたかッ?
何事もその通りに致せッ!
わしの一番の信頼は、常にそなたにあるッ。
う・ら・ぎ・る・な・よッ!!
483 :
藤原某:2011/08/13(土) 19:24:54.53
>>458 やあお嬢さん、いい所でお会いしましたな。
はっはは、可愛らしい歌ですなwきっと妖精の世界も弱肉強食なんですな?
よいでしょう、特別に向かい岸に渡して差し上げましょう。
ついでゆえ、この川を渡る旅人たちの風景を、見た事のない大黄河に重ねて一首。
何処へと
往くか戻るか
大ミスティア
下の句を付けて頂けますとまことに幸い。
>>462 はいな、渡して差し上げましょう。
おや、物語をお作りになられる?いや〜、まことに情緒豊かな物語ですなぁ〜。
回りの方々も、惚れ惚れと聞き入ってらっしゃいますぞ。
>>475 ご老体、待たせたな。
では二人きりで話をしよう。西方カサンドラのマルフォス殿、これまで貴殿
が経た戦や政について詳しく聞きたい。話して貰えるだろうか?
(黒く窪んだ目が洞穴のようだ。皺くちゃの、風雪にさらされて傾いた木の
ような顔……どうも邪悪な気配が感じられる…だがこれも…幾多の戦や陰謀
を操ったゆえの…経験が身に付いたがゆえの…ものか?さて、どうするか…)
>>479 私はバイが試練を受けてる間は、世界樹を探すつもり!
エールの森なら寝る所もいっぱいありそうだから、きっとだいじょーぶよ。
(置いた石が鏡の上から消えるのを見て)
あっ、消えたっ。
どーやら無事に月岩を送れたみたいね。
でも、それを削ってペンダントにするって、うーんと力がいるんじゃないかなあ?
針でガリガリして穴を開けなくちゃいけないし……。
(着物の人が妖精を見て逃げてったと言う話に)
妖精を知らない?
……ファトナ、着物の人たちに虫と間違えて叩かれないよーにねっ。
そーいえば、どこの世界も東の方には着物を着た人の国があるのよね。
たまには北とか南にあってもいいのに。
>>483 じゃくにくきょーしょく?
ううん、私はお肉なんて食べないもんねーだ。
妖精が食べるのは、おいしい木の実とか蜂蜜だもん。
(藤原の某の上の句を聞いて)
今度は川の歌ね……うーん……むむーっ……できたっ。
いずこへと〜♪ ゆくかもどるか〜♪ だいミスティア〜♪
ぷかぷかと水にうかんでいたら〜♪ ながれながれてミストラング〜♪
これは、気持ちいいからってずーっと川の上にいたら流されちゃうって歌よ。
>>455 ははッ、私めは永種様の言う通りに動きますゆえご心配なさらず!!
逸る敵をうまく誘い囲い込むには、退却の名手を表に出したほうが宜しいか
も知れませんね。
は…差し出口を叩きました、無礼お許しを。
>>482 ははーッ!何事も霜台様より兵を遣わされた永種様の御心のままにッ!
私の命は永種様と共に有りッ!!
決・し・て・う・ら・ぎ・り・ま・せ・ぬッ!!!
>>485 やあ、そこのふわふわ飛んでるお嬢ちゃん。お腹空いてないかい?
あちらの小さな木に、赤いグミが沢山成ってるよ。一緒にどうだい?
あぁ、この姿がお嫌かな。
それっ!
〜くるっと空中で一回りすると、鴉は白いスーツと白いシルクハットを被った
温厚で目の笑ってない妖狐に変身しました〜
実は私は使い魔でしてね。
今休暇中なもので…お暇なら付き合いますよw何かを探している目差しをして
らっしゃいますよね。
盂蘭盆に彷徨う死霊・生霊の皆様に・・・
黄泉への異次元洞穴の存在のお知らせです
成仏したい方はそちらの利用をお勧めします・・・
>>469 え、一人でぶつぶつって……
(そうか、この人にはユピティーが見えないんだな?)
(くすくす……ちょっと驚かしてやろうかな)
……旅の方。「見えない」んですね。
それなら、この辺りを歩く時には注意してください。
この辺りにはね、油断している人間を取って食べてしまう恐ろしい精霊が住んでいるらしいですよ。
ほら、貴方も油断していると、ほっぺたの辺りに……
>>476>>483 (舟の上で、藤原某に)
ありがとう。川を渡っても、このご恩は忘れないよ。
いつかまた会った時には、また歌を交わしましょう。
何処へと、往くか戻るか 大ミスティア
放擲心思 天上人間(ホウテキシンシ テンジョウジンカン)
≪ああ、悠々たる江のように、自分の心も自由に逍遥する。
天の上にか、また人の間にか≫
(試練の泉にて)
きっと上手くいく。ユピティーもきっと、マーリンに会えば手がかりが見つかるよ。
それじゃ、またね。このさくらんぼの種、大事に持ってるよ。
(荷物の中から、首にかける紐付きの布の小袋を出す。種を中に入れて首にかけ、服の下に入れて)
ユピティー、気を付けて。
(ユピティーが南へ、エールの森へ向かって飛ぶのを見送り、バイムーダンは暫しじっとしていた)
(自然の中に完全に一人。「広陵江都」に居た頃は、よく宮殿を抜け出して蜀岡に一人で行った)
(木々の間に分け入り、自然の中に身を置いて、時間も気にせずに過ごした)
(切れ目のない空を眺め、口笛を吹いた。その時の事を思い出した)
(二十八の昼と二十八の夜。その期間を特別なものだと感じてしまったら、試練は失敗だ)
(苦心したら失敗なのだ)
(苦心は、人と自然の不調和から生まれるものなのだから)
(もうすぐ500レスだね、現在370KB消費中)
〜深更〜
ふふっ、これから旅が始まるな。
僕はティピンが眠った時にだけ体を抜け出せる。最近は忙しくてティピンの眠りが短
かったから、僕はあまり活動出来なかった。
これからは、夜な夜な不思議な風景が見れるかも知れないな。楽しみだ。
さて、あちこち飛び回って花や木の蜜をいただくとするか。
>>487 (舞い降りたカラスが狐に変身したのを見て)
私は雷の妖精、ユピティー!
えっとね、今は種を分けてもらうために世界樹を探してるのっ。
手伝ってくれるのなら、だいかんげーよ!
ご主人様に呼ばれて、暇じゃなくなっちゃうまで一緒に行きましょっ。
うーんと、それで赤いグミってどこにあるの?
この近くの木の実は食べるとバイが困っちゃうから、もーちょっと遠くにあるといいんだけど……。
>>488 (どこかから響く声を聞いて)
ふーん……人間たちがお参りしてるのは、そーゆーことだったのね。
あっ、ウィル・オ・ウィスプ!
ふらふらしながらどっかに向かってるみたい……。
あの子も異次元洞穴ってところに行くのかなー?
>>489 うん、樫の木の賢者に会って世界樹のこと聞いてくるね。
それじゃ、行ってきまーすっ。
(エールの森に向かって、南へと飛んでゆく)
―――。
(やがて、緑に埋もれて朽ちた都が……200年前にエールの森を切り拓こうとした国の跡が見えてくる)
なんだか木がいっぱいの街ね。
鳥とか虫の声はするのに、人間は誰もいないみたい。
もう、使わなくなっちゃった街なのかなー?
木も建物もいっぱいあるし、今日はここに寝床を作って、お休みね。
>>242-243 【小さな泉 一日目】
『節制すればヒトが一月を生きるだけの“食糧”はあります』
……目の前の、木の実と小鳥と魚。今まで俺は、どんなに食に無頓着だったんだ。
俺にとっては膳の上の「料理」が食糧だった。それが本来生きていた事は分かっていたけど、
今初めて、まざまざと実感した。
今、彼らを「食糧」だなんて思えない。殺せっていうのか?
今まで人を見たことがないんだろう、俺を警戒もしない小鳥や魚を、木の実を……?
でも、数日もしたらどうだ。
空腹の極限でも、同じ事を思っていられるだろうか。
生きる為に彼らを食い尽くさずにいられるだろうか。
羽根をむしり取って、生きたままかぶり付いて生き血を啜っても何も感じなくて……
──そうはなりたくない。
ちゃぷ…
(泉の水を手に掬い取り、唇を当てて胸を満たした)
試練とはいえ、どうして、俺がここにいるんだろう。
俺がここに来なければ、この泉は何も変わらない。
俺は彼らの内の誰かを殺すだろう。俺が来たからこの泉は狂ってしまう。
マーリン。おまえが人を試すというのは、同胞の森の民を傷つけることも承知の上でしたことか。
人が自然とともに生きる、というのは。
人が食べる量を食べても、自然が枯渇しない場所に住まいを選び、
最低限を採取して乱獲を忌むということではないのか。
こんな不自然な状況を意図的に作って、どうするのか。
(バイ・ムーダンは泉のほとりに仰向けに寝転び、目を閉じた。その頭に、小鳥が降りて寝た)
493 :
ROM:2011/08/14(日) 22:03:49.57
ムーダンが試練で1ヶ月経って出て来た時、アイギスと松永の戦線が一日も進んでなかったら、
どう帳尻合わすんだろう?
>>493 そういうの気にする人もいるでしょうけど、帳尻を合わせようとすると大変になるわよ
「誰かが来ないと話が進まない」「あるイベントが終わるまで他の展開を凍結させないといけない」
こんな問題に普通に直面するしね
帳尻なんか合わせる必要ないのよ
ふわっとした気持ちで眺めてちょうだい
495 :
ろむ:2011/08/14(日) 22:29:17.86
>>494 同じレールの上で春と秋を平行出来るのか?だとしたら見てみたいな
>>491 やあ、ユピティーさんと仰有るか。私はフォックスと申します。以後よろしく。
(シルクハットを頭から取る。奇異なことに狐の頭に二本の曲がった小さな
角が生えている…にぃーっと口を開いたフォックスからちらりと覗いた舌が
異様なほど紅い)
ほう…そんな物が?
世界樹…それは枯らし……いやいや、どんな樹なのですか?それで種を分け
て頂けるのですか?
益々、お嬢さんに同行したくなって来ましたぞ。早くそれを見つけ…いや、
グミをですね。ええ、あちらに沢山ありますよ、あの丘の向こうに。
それで、バイとは弟さんか何かですか?親しげな様子でいらっしゃる…。
(早くそれを見付け、見る影も無い程に枯れ果てさせたい。絶望に歪む
「ひと」の姿を歓喜に喘ぎながら見つめたいものだ…)
497 :
オスティア王国史:2011/08/15(月) 00:44:35.30
『オスティア王国史』
【本紀】
1. 本紀第一 オスティア国王アイギス・テルシテス
【志】
1. 志第一 魔術
2. 志第二 礼楽
3. 志第三 官服
4. 志第四 暦
5. 志第五 天文
6. 志第六 地理
7. 志第七 百官
8. 志第八 兵制
9. 志第九 財政
10. 志第十 法制
11. 志第十一 芸文
【表】
1. 表第一 教父
2. 志第二 宰相
3. 志第三 将軍
4. 志第四 総督
【列伝】
1. 列伝第一 教父
2. 列伝第二 藤原頼長
3. 列伝第三 源為義・源頼賢
4. 列伝第四 平家弘
5. 列伝第五 源為朝
6. 列伝第六 源雅信
7. 列伝第七 ゲイジュ
>>459 ──しゅばっ!
(矢は正確に楠木正虎の右手を狙っていた)
(正虎は咄嗟に左手で右手を庇い、視界の端にザ・イシャが走り去るのを見届けると)
貴様の道楽で、命よりも大切な右手を鈍らせる訳にはいかないのでな……。
『夕宵の海』だと。気取った真似をしよるわ。
名前の通り、空が陽の光を失う時分に会談を申し出ておる。
……罠かもしれぬ。
だが、優秀な乱波集団を飼うことが出来るのであれば、試す価値はあろう。
岡(国高)殿、奥田(忠高)殿、供をしていただけませんか。
岡国高「承知した。されど三人だけとは些か危険ではないか?」
いや、家中きっての強者のご両所なれば百人の警護よりも心強いですからね。
それに大勢の供を連れて、その内に紛れ込まれでもしたら厄介です。
頼みましたよ。
それから高山(友照)殿。私が居ない間、軍の指揮はお任せします。
くれぐれもお館様の事も、私の事も兵に知られてはなりませんよ。
【夕宵の海との接触場所】
…風が冷たいな。
さあ、姿を見せるなら見せよ。
松永家にはおまえ達を雇う用意があるでな。
500記念
つ黒の史書
>>500 白の史書と反対に、書いたことが全て反対になるって噂の闇の本だろ
面倒くさいから持ってくんなよ
人間の忠実な欲望が悪的なものほど面白いものはないだろ
>>501 確かにややこしいですね。
心の中では相手の不幸を願いつつ、ペンでさらさらと相手が幸せになる様に書く訳ですね?
>>502 おや…あんたはん?ちょいとあんたはんの記憶を探らせておくれやす。
…………
おや。あんたはん使い魔ティピンはんの分身かいな。ドジでグズで無邪気な
ティピンはんの分身とは、よう思わんわw
ちょっと話せえへん?そら、そこの木蓮の木の下で。
>>503 …そういう貴方は?
(人差し指をかざしただけで記憶を見られたらしい事に、ついと警戒するティッピです)
安心しなはれ、ちいっと記憶に触っただけやw
わては悪魔バフォメット。
あんたはんの本体がわてに憧れてくれてはるゆうから、ちいっと会いに来たんや。
ちなみにわては今、分身を妖狐の形にして遠隔操作しとるとこでな。
ただ、向こうがわての10分の9、こっちが10分の1やから傍目にはどちらが分身
か解らへんかも知れんけどねwだけんど、わての方がコア(核)なのは間違い
ないわ。
いや、そんな事どうでもええんや。あんたはんが話しやすいからうっかり話
してしもうたわw
そいでわてが興味あんのは世界樹!ぜひとも深い話が聞きたいわあ。
>>498 (闇よりも黒いローブを羽織った、小柄できびきびとした男が現れた)
…ようお出でなされました。
此方へいらせられませ。ゴフッゴフ。…はは、障気に慣れた身としては活気ある
街の気はたとえ外れであっても身に毒。
さすれば此方へ…。
(やがて一行は、街から外れた岩山群の中に導かれた。
岩山には幾つもの横穴が掘られている。その内の一つに案内された。
中に入ると、頭領らしき男小柄な痩せた貧相な男が座っていた。三人がけのソファ
に座るよう促される。
頭領ヨ・シュア「さっそくご興味を持って頂き、まことに幸い。もし我々を雇っ
て頂ければ、三一名の暗殺集団が閣下の膝元に従う事でしょう。因みに閣下を此
処まで案内した者はヨ・コング、群れで二番目の弓使いです」
>>496 (フォックスの頭を見て)
フォックスは狐なのに角が生えてるのね。
世界樹は、とっても大きくて賢くて世界に元気を与えてくれる木なの。
でも、私の世界のは枯れちゃった……。
(とても、がっかりした表情で)
種を分けてもらえるかどーかは分かんないけど、ここの世界樹に頼んでみなくちゃ。
また世界樹に生えてもらわないと、誰も住めないままだもんね。
種を分けてもらうには、バイみたいに何か試練を受けなくちゃいけないのかなー……?
あっ、バイって言うのはね。今まで一緒に旅してた人間よ。
昔は王様をしてて、今はエールの森に入れてもらうために難しい試練を受けてるの。
食べ物の少ない所で一か月過ごして、森の民に認めてもらうんだって。
バイに何か食べ物を持ってってあげたいけど、やっぱり試練だからダメよね……。
(グミは丘の向こうと聞き)
えっ、どこどこ……行きましょっ!
うーん
うーんうーん…
うーん…はぁ〜
僕も早く蝶々になりたいなぁ〜
【小さな泉 二日目】
木の枝の先で、小鳥が小さな実を啄んでいる。誰の目に留まることもなかった泉のありふれた光景。
俺はというと、ここに辿り着いてから水以外何も口にしていなかった。
小さな食物連鎖にズカズカと参入する決意をできずにいたから。
泉の住人は俺という侵入者を気にも留めていない。
枯れ木が一本増えたぐらいにしか、思っていないのだろう。
事実、俺は枯れ木と同じだった。
マーリンの意図は相変わらずわからなかった。
考えてみたが、空腹が思考を阻んだ。頭の中に靄が立ち込めたように。
わからないとなれば、固執するのは意味のないことだ。
一度離してみるに越したことはない。
とすれば、俺が考えるのは、ひと月をどうやって生き延びるかということだった。
『食糧』は目の前にある。
しかし、その選択肢を取ることはできなかった。
……もしも木の実や、小鳥や、魚の数が多ければ……例えば、森の広域が生活区域であったら
俺は躊躇なく彼らを殺しただろうか?
わからない。
おそらく殺しただろう。
だとすれば、ここで動植物を殺せないのを『奇麗事』だと言われるかもしれないが、
言われても良い。それが自分の正直な気持ちだったから。
始めの一粒、一羽、一尾を殺したら、際限なく殺してしまいそうな自分に薄々気付いていたから。
ちゃぷ…
俺はまた泉の水を掬って胸を満たした。今度は立て続けに三杯、一気に流し込んだ。
水っ腹を作って空腹をしのぐのがいつまで続くかわからない。
わからないが、腹が決まるまでは水で満たしておくしかないではないか。
気が付くと、仰向けになって空を見上げる目に満月が映った。
──なんて美しいんだろう。こんな月を見たのは、久しぶりだ。
そう思うか、まっさかさまに眠りに落ちていった。
まぁ蝶になっても蜘蛛の巣に引っ掛かったらお仕舞いさ。気をつけるんだな。
>>508-510 こんな所に、芋虫がいるね。そんなに気張ってどうしたんだい。
早く蝶々になって翔びたいか。
……おまえは俺と同じだな。
『結果』が欲しくて、すぐに手に入らなくて、もどかしい気持ちになる。
焦っても何にもならないよ。
おまえの這っている木も、一寸の土くれの中のさらに小さな種から始まった。
そうして毎日、毎日を生きて今みたいに大きくなったんだ。
本当に、毎日、毎日の積み重ねが未来に繋がるんだ。
だからおまえも、今日、生きて無事に明日を迎えられるようにしなさい。
こんな所に居たら、腹を空かせたやつに食べられてしまうぞ。
……蝶。
──その年もまた、広陵に花の季節が訪れた。
蜀岡から見下ろす、都の眺めの夢と見紛う美しさ。
街を覆う花霞、その間を縫うように横たわっている痩西湖。
恋人たちは連れ立って歩き、鳥獣も恋に心を驚かす。
うららかな春の陽気は、当時の宮中の陰鬱な情勢をも吹き飛ばすほどだった。
俺も、外へ出て自然に遊びたい……衝動にかられたのを覚えている。
指二本分の距離まで迫る危機を前に、その時を逃したら次はいったいいつ広陵の風景山河を
愛でることができただろう。
それでも、俺は宮中を出なかった。政治の場で膿に飲まれていく道を選んだ。
それから、死ぬまで宮中を出ることはできなかった。
そんな日々の中の、いつだったか、絹の手巾に細筆を走らせて蝶を描いていたことがある。
俺が見出し、生涯で誰よりも信頼した宰相と対面しながら。
その時宰相は、俺の絵を褒めてくれた──
こんな時に、おまえを思い出すなんて。
俺は、おまえともう一度会えるだろうか。このひと月を生き抜いて。
>>514 忠告ありがとう、向こうに石榴の実があるから行ってみて。
>>507 ははは、私は狐の姿をしていますが、本来は大きな角を持つ山羊のすがたな
んですよ。クックックッ…。
…貴女は、何て純粋なのでしょうね。感動しました。
まるで人知れぬ森の奥にある泉の清水のようだ。
(一瞬、ひどく意地悪そうに目を細めるがユピティーは気付かない)
なるほど、バイ…さんというのは貴女の連れだったのですね。今は試練を受
けていると。
(ちろちろと長く細い、二つに割れた舌を動かす)
…あぁ、グミというのはですね、向こうですよ。さあ行きましょう。
(丘の小道を歩いて行くと、やがて二人はグミの群生した付近に辿り着いた)
あぁ…もう少し先に行くと、木苺なんかも少々ありますよ。
(魔法でポン!と小さな手籠を出しました)
どれ、好きなだけもぎり取って食べたら、これに夕食分を好きなだけ入れて
帰りましょう。一杯食べて下さいね。
(ふふふ…欲望にまみれた食べ漁り方を見せてくれると嬉しいな…)
帰る…とは言いましたが、お嬢さん、今宵の宿はお決まりで?
お決まりでないとしたら、あの奥に大きなナラの木がありますのでいかがか?
(しかし私の思考も「悪魔」らしくなったものだ。永年悪魔として忌み嫌わ
れて来た鬱屈がそうさせるのか…それとも元々そんな部分があったのか…)
>>508-510 (何かうめき声みたいなものを聞き)
なんか声がするみたい……このあたりかなー?
(芋虫が這っているのを見て)
Σわっ……びっくりした。
あなた、いも虫ね。
ちょうちょになりたかったら、葉っぱの表側にいたらダメよ。
そんなところにいたら、すぐに鳥に見つかっちゃうもん。
鳥たちは夜になると目がよく見えないから、昼間は隠れてて夜にいっぱい食べるのがいいんじゃないかなー?
>>517 森の泉の水みたい?
うーん、私は雷の妖精なんだけど……。
(グミの群生地に着き、夕食に好きなだけ取ってもいいというフォックスに)
グミは一つあればじゅーぶんよ。
人間には小さくても、私たちは一つでお腹がいっぱいになっちゃうし。
それに、たくさん取っても重くて持ってけないしね。
グミはお腹が空いたら、また取りに来ればいいわよ。
(抱えるように持ったグミをかじって)
んん〜っ、酸っ……ぱ〜い!
この辺りのグミは、あんまり甘くないみたい。
フォックスはグミは食べないの? 山羊だからグミより草の方がいいのかな……?
(寝床の有無を問いかけるフォックスに、奥の木を見て)
うん、よさそーな木ねっ。
暗くなる前に小枝と葉っぱを集めて寝床を作らなくちゃ。
(木の上に拾った小枝を置き始めて、ベッドを作り始める)
>>518 雷の?はは、もしかして雷撃を食らわせりとか?
お手柔らかにお願いしますよw
グミが酸っぱいならば、あの奥には木苺もなってますよ。行ってみましょうか?
私の事ならお気になさらず。日々折々の果実や薬草の類いを食べていますので。
たまに魚も食べますね。鶏肉はあまり…好みではw
そうだお嬢さん、私が一つベッドになる籠を作って差し上げましょうね。
それから…寝床にすく葉っぱは…ハーブの中のペパーミントとスペアミント
どちらが宜しいか?
すうっと匂いがきついのがペパーミント、ほのぼのと口に優しいなのがスペ
アミントです。
これらはハーブ茶としても重用されていますよ。
あぁ、そうそう。ハーブは食卓にも上っているかもw
バジルなども料理にいい香りを付けのために欠かせませんよね。
520 :
魔族の誘い:2011/08/16(火) 00:18:23.22
>>519 妖精より人間の方が堕落させ甲斐があるだろうに・・・
>>520 ふふふ、まずはこの世界での手下が欲しいのだ。
いくら俺が分身出来るとはいえ、一人では限界がある。
共に人間を奈落の底に突き落とす為の、精霊の類いが配下に欲しくてね。
ところで貴様は何処の誰だ?名乗れ。
522 :
魔族の誘い:2011/08/16(火) 16:25:14.18
俺はお前の思いもよらぬ者だ・・・
>>522 悪魔である俺が知らないだと?まぁいい、お前も一緒に来るか?
実はあの妖精には連れがいてな。バイという奴で今試練とやらを受けてるらしい。
そいつをお前の獲物にするというのはどうだ?
>>505 …
僕は知りません。僕が眠ってる間の出来事ですから。
そろそろティピンが起きるので帰ります。
(魔精ティッピはぴゅーっと引かれるように飛んで行った)
(記憶を覗かれた事ですっかり警戒してしまったようだ)
527 :
魔族の誘い:2011/08/16(火) 21:09:27.57
>>523 思い上がっているようだな・・・
「井の中の蛙」とはお前のような者を言うのだろう
す・・・ すすす・・・・ しゅん・・・
後に残るのは静寂のみであった
(草木の茂る丘の上で、緑に呑み込まれた街を見回す)
うーん、これは自然と人間の共存じゃないよね?
完全な森の中だと、人間が暮らすのって大変そーだし。
>>519 (木イチゴに誘うフォックスに)
ううん、もうお腹いっぱい。
私は酸っぱい木の実だって食べられるもん。
(丘に吹く柔らかい風を受けながら、ササッと木の上に小枝を運んで寝床を作る)
ふふーん!なかなかの出来栄えねっ。
カゴはかんせーよ!
ベッドにする葉っぱは、やわらかくて匂いが無い方がいいかなー。
服にが匂いが付いちゃうし。
(ハーブについて語るフォックスに)
この葉っぱって、お茶にも料理にも使えるの?
ふーん、使い魔って色んなこと知ってるのね。
ふぁぅ……今日はお休みなさい。
エールの森に行くのは、また明日……フォックスも寝ないと疲れちゃうよ……。
529 :
黒き騎士:2011/08/16(火) 21:28:18.87
>>468 ああ、ルートヴィッヒ様!
(黒く猛々しい馬を降りて、地にひざまずき祈りを捧げる)
我が王よ、貴方は何処を彷徨うておられる?ああ、その苦しみを私にも分け
て下さい。陛下の苦しみは、即ち私の苦しみに相違ありませぬ。
畏まりました、例いどのような無限の天上から囁かれる麗しき天女の声に聞
こえようとも、私は邪悪なオーラを纏う者の甘言には永遠に乗りますまい。
陛下がそうと信じるならば私もそれを迷う事なく己が信念といたしましょう。
我が一生と魂は、総て陛下に捧げるもの意外に何もなし!
闇の精霊を悉く追い詰め、改心せぬものには速やかに死と安らぎを与えてや
りたい。
陛下が信じる神をこの私めも信じ、その代弁者として陛下が君臨するのを赤
心より願わん。
私は仰せの通りにジークフリートが如き不滅の英雄になりたい。その為には
如何なる努力も惜しみますまい。
陛下!私は陛下のおん為ならば火も水も如何ほども怖れてはおりませぬ。
しかし陛下がゾイレに身を投じるなど考えただけで例えようもない悪寒と喪失
感がこの胸を襲います。
どうか!くれぐれも御身をお大切に!私は何時でも陛下の為だけを脳裏に思
い浮かべております。
それで、それで!陛下のご満足を満たし、またお助けするには何を為せばよ
ろしいのでしょう…!
陛下、私は名を改めたいと思います。手垢の付いた名を打ち捨て、新しき陛下
の意志を遂行する者としての名に。
どうか名を…、名をお与え下さい……!
>>527 何だ、消えちまった。まぁいいか。
確かに俺は田舎者だなwもともとは農耕の神様なんだから仕方ないww
>>528 人間が荒らした後を、森が飲み込もうとしてるのですよ。
(ちッ、浅ましい面は見せなかったか)
好き嫌いがないとは素晴らしい美点ですよ。妖精はみなそうなのですか?
人間は必ずしもそうではありませんからねえ。殆ど手の付けられていない残
飯など見ると嫌悪感が走りますよ。
いやいや、貴女は手早くて、尚且つ丁寧なんですねぇ。小鳥たちよりも見事
なんじゃないかな?
おや、ハーブの匂いはおきらいですか?ええ、お茶にも料理にも使えますよ。
まぁ私は、たいてい野山で暮らしていますから多少は知っていますよw
でも人間の魔女ほどには薬草について詳しくありませんね。しかしながら魔
女なんてのはすでに人というより半妖なのではないかとも思ってしまいますがw
そうですね、そろそろ寝なくては。
ではおやすみなさい、よい夢を…。
この世界のメシヤ(救世主)は飯屋(レストラン)を営業してる…
>>477>>484 ミストラング王陛下、この襤褸切れが私の一張羅なのですよ。
兵法軍学の書を買い漁るあまり衣食住にはとんと無頓着になってしまいましてね。
それでは客室にて待たせていただきましょう。
(セバスチャンに促され客室で待つこと数刻、会議を終えたフェイド王が現れた)
(老人は再びフェイド王の面前に跪いて一礼した)
フフ、どうやらミストラング王陛下は戦に興味がおありのようですね?
戦とはとても良いものです。
自国の版図が拡がれば拡がるほど国民の暮らしは豊かになり、国力は高まっていきますからね。
では私がカサンドラで指揮した戦のいくつかを語りましょうか…。
(老人は醜い顔を邪悪な笑みでさらに崩しながら戦争について面白おかしく語った)
(快進撃を続ける軍隊の昂揚感、英雄的な戦士の勇ましい死に様、敵の卑怯な奸計を撥ね返す爽快さ…)
(戦争を最大限に美化し、その負の面を覆い隠す老人の語りは若きフェイド王にいかなる影響を与えるのだろうか…)
>>485 本当に?それならいいけど…あっ、もし食べ物に困ったら、鏡を通じて私が
送ってあげる!
うふふ、ファトナは凄い力持ちなの!妖精工芸学園に二年通ったのよ。
だから、数日のうちにこれ(月岩)を加工してユピティーに贈るわねっ。
それで、ご希望のたちはどんなのかしら?
それもそうねっ。ペチンってハエたたきで叩かれないように逃げるわ!
うーん、やっぱり、現実の中つ国がそうだからじゃないかしら?みんな無意識
にそれを踏襲してるのよ。
本当、たまには北や南が温暖地で人々が着物を来てるのを具現化して欲しいわ。
>>535 (ペンダントの)
○ ご希望のかたち
× ご希望のたち
うふふ…。
>>533 まず始めは飯が大事だというお話ですな。よく分かりました。
今から陣中飯使います。
>>534 そうか…ではどうだろう、話を聞かせてくれる礼に一張羅を作らせてくれ。
――――――――――
ハルファスよ、そなたの語り口非常に面白いぞ。
だが私は、侵略戦争はせぬだろう。もともと世界の盟主に成ろうと思えば
『白の史書』に書き入れれば叶う話だったのだ。
戦をするとすればそれは、防衛戦しかあるまい。
…熱い話に、飲み物の氷もすっかり溶けてしまったな。
違うのを運ばせよう、喉を湿してくれ。
>>531 (さらさらと木の葉が囁き、柔らかい朝の日差しが差してくる)
う……ぅん。
(ふわりと木のベッドから降り、フォックスの耳をゆさゆさ)
さっ、今日はエールの森に行かなくちゃっ。
フォックスー、起きてるー?
(密生する木々の間を縫うように飛ぶ)
そう言えばフォックスは昨日、妖精の好き嫌いについて聞いてたわね。
うーんと……牛乳は妖精の口には濃すぎるから、あんまり飲む子はいないみたい。
だから、私たちが飲むのは泉の水とか露かなー。
(緑に沈む都を抜け)
もうすぐエールの森だね。
ここからでも、とーっても大きな森が見えるもん。
人間たちは試練が必要だけど、私たちは入れてくれるかなー?
>>533 (通りかかった占い師の話を聞いて)
メシヤはみんなを助ける人だからー……。
ご飯屋さんで、みんなを助けてるのかなー?
そのご飯やさんって、どこの国のご飯やさんなんだろー?
>>535 ありがとっ、ファトナ。
でも、今はお腹が空いてないからだいじょーぶ。
それに、いつもお腹が空いてから探す感じだしね。
そっちには何か食べられる木の実とかある?
こっちにはグミがあるけど、今は鏡が無いから送れないよ……。
(学園という言葉に反応して)
妖精工芸学園? 学園って人間が勉強する所でしょ?
ふーん、そんな場所があるなんて、私たちの住んでる森とはずいぶん違うのね。
こっちの妖精の中には、たまに人間たちの真似をして遊んでる子もいるけど、ファトナの所はちゃんとしてるみたいだし。
ペンダントの形はどんな形でもいーわよ。
ファトナの好きな形にしてっ!
あっ、でもペンダントを受け取るには、いったんバイの所に戻らないと……。
>539
…えぇ、えぇ起きていますよ。ふにゃふにゃ…
(まだ朝の5時!眠いやろが!!体内時計を3時間進ませるよりしゃあないわ…人間
の美徳は早寝早起きやが、悪魔はそうやない。尤も俺も農耕の神だったころは朝の
4時に起きるようにしとったが…)
―森の中で―
(ところどころ蔦が絡んで歩きにくいわ。蛇なんかは恐れるに足らんのやが…)
ほう…ではメープルシロップなどはお好きですか?些か所持していますので水に混ぜ
てお飲みになりますか?
そうそう、蜘蛛の糸になど引っ掛からないで下さいね。
この世界には大層大きな人食い蜘蛛がいるという噂ですよ。
―エールの森を臨んで―
そうですね…、塵界にまみれた私を受け入れてくれるか心配ですよ。
(農耕の神だった頃の名残のださいオーラで突破するしかないわ。成否は五分五分や)
>>539 困った時はいつでも行ってねっ!…あ、鏡がないのかぁ。
ううん、心配しないで。こっちも大丈夫よっ!松の実を食べることにしたのっ。
人間達もよくお菓子とかに使うのよねっ。
うん、私達の森では工芸が盛んなのよ。魔法は義務教育で十歳から六年間、
クレールバルの森の妖精学園でみっちり学ぶの。鏡と鏡で物をやり取り出来
るのも、ここで学んだお陰よ。その後に二年間、妖精工芸学園で学んだの。
他の森の妖精もけっこう来るのよ。恋愛したり結婚した子もいて、羨ましい
なぁ〜と思う!
分かったわ!じゃあペンダントはちょうちょの形にしようかなっ。楽しみに
していてねっ!
542 :
まあこ:2011/08/18(木) 20:18:25.10
なんのためにめしをたべるのかわからなくなってきた
>>540 メープルシロップ? うん、蜂蜜は大好き!
どこかで泉を見つけたら、一緒に飲みましょっ。
(エールの森の入口近く)
この辺りは新しい木ばっかり。
まだ500年も経ってないみたい。
うーん……見た感じだと200年くらいかなー?
(近くの木の幹に触って)
こんにちは、エールの森! 私、雷の妖精ユピティー!
樫の木の賢者さんにご用があるから、エールの森に入れてねっ。
(鬱蒼とした緑が茂る森の中に入ってゆく)
んーっ……やっぱり森の中は、きもちいいっ!
樫の木の賢者って、どこにいるのかなー?
>>541 (妖精学園の話を聞いて)
そ、そうなんだ……。
妖精って言っても、住む森が違うとずいぶん違うんだね。
私たちの森はファトナの所みたいに発達してないもん。
なんとなーく、他の妖精たちがやってることを見て覚える感じ。
工芸もドングリを拾ったり、花の輪を作ったりするくらいだし……。
(ペンダントの話に)
うん、ちょーちょのペンダントね。
ふふっ、楽しみにしてるっ。
>>542 (どこからか聞こえる声を聞き)
えっ、そーなの?
うーん……ご飯はお腹が空くから食べるんじゃないのかなー?
ずーっと何にも食べてないと、ぐったりしちゃうもんね。
544 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/19(金) 10:13:20.15
うわぁっ!
なんじゃこれは!?
(顔の落書きを見て叫ぶ)
爺っ!
膳を用意せよ
膳を食し次第、職に戻る
(すみません、ちょっと放置してました)
(夏休みが終わり次第またいなくなるかもです)
>>543 そうなんだ…。私、てっきりどこも同じなのかと思っていたわ。
でもいいなぁ、嫌いな科目を勉強しなくて済んで!
ユピティーのとこは、すごい長閑でゆっくり時間
が流れる感じがするな。
うん、ペンダント楽しみにしててっ!ちなみにユピティーが好きな色は、
何色?
あ、ちょっと私、お城に行ってみるねっ。もし将軍様に無事会えたらまた連
絡するねっ。
>>544 パタパタパタ…。
ファトナがお城の将軍様の寝室を覗き込む。
「いない……」
あちこち窓から覗いてみて、ある部屋で将軍様が食事を取っているのを目に
する。後ろ姿だったけど…。
「いた!」
窓をガシャガシャ叩くファトナだ。
「将軍様、気づいてくれるかな。あっ、そうだ…!」
ファトナは心の声で語りかけてみた。
(将軍様、前に心の声でお話したファトナです。今、貴方の後ろの窓の外に
います…!)
「気づいて、開けてくれるかなぁ…」
※今回よりトリップを着けます。
>>543 そうですね、こういう森の中では真水が何より美味しいでしょうからね。
(無事森に入れたか…だろうな…俺は元々純朴な農耕の神。入れないほうがおかしい…
それにしても、大軍団を形成していた俺のしもべどもは殆どこの世界に来ていない!
どれ、仕方ないから一匹呼んでみるか。フェンリル。俺の召喚に…っとここじゃ奴を
呼ぶのはまずいか。
ピクルス!出てこい!
『金色の蜜蜂が現れた』
よし来たな。その内指令を下すから、見えないように俺達の周りを飛んでるんだ、いい
な?間違っても羽音をたてるなよ。たてれば叩き落としてやる)
お嬢さん、その樫の木の大賢者様とは一体どのようなお方で?
それから…うっかり忘れてしまいましたが、先ほどのバイ…さん…とはどのような方
で、今どちらにいらしておられるのですか?
547 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/19(金) 19:32:11.56
>>545 うむ。やはり飯はうまいっ!
(そういうと喜ぶ)
側近「な、なぜか勝手に窓が動いておりますが・・・」
ん?人がいるじゃないか。
側近「え?大樹様、熱でもおありで?」ビクビク
ないわっ!たわけっ!!!
───その時、声が聞こえた───
(将軍様、前に心の声でお話したファトナです。今、貴方の後ろの窓の外にいます…!)
おおっ!あの時予に話しかけたのはそなたか!
まぁまあ入るがよい!
(子供の様にはしゃぎ入るようにいう)
(中々書き込めず、すみません)
(日曜日には参加できると思います)
549 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/20(土) 07:19:12.68
>>545>>547 貴様ら!大魔縁様に従属しろ!
拒否すればぶち殺すぞ!
(鉄棒を飴のようにぐにゃりと曲げてみせる)
550 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/20(土) 16:13:09.55
>>549 そなたは誰じゃ?
まず名を名乗れ。
大魔縁?
憎き松永と戦をしている者かの?
ならば同盟なら承認しよう。
従属はお断りする。
他に何か用はおありか?
(にやりとする)
(時には枝の上を、時には茂みの中を抜け、まるで遊んでいるかのようにエールの森を飛ぶ)
あっ、ドングリ!
うーん……これはとってもいいドングリねっ。
食べてもおいしそうだし、埋めてもじょーぶな木が育ちそう。
ドングリがいっぱいあるから、この辺りはリスとかイノシシも多いみたい。
(イノシシが茂みから突進してくる)
Σあっ!
フォックス、そこにいると危ないよっ。
(やがて、細い獣道を辿ると小川を見つける)
この辺りで一休しよっか。
私たちって、どれくらい進んだんだろーね。
そろそろ森の民の近くに来てるのかなー……?
>>545 (ファトナがお城に行くと聞き)
それじゃ、また後ねっ。
えっ、私の好きな色?
んーと、草の緑とか黄色い花の色なんかが好きだよ。
森とか花の色は、みんな好きかなー?それに空の色も。
やっぱり妖精だもんね。
>>546 (樫の木の賢者と、バイ・ムーダンについて聞かれ)
まだ会ったことないけど、樫の木の賢者さんは森の主じゃないかなー?
木だって長生きすれば物知りになって、森のみんなに頼りにされるもんね。
樫の木の賢者さんが、世界樹だったらいーんだけどなー。
バイは自然と人間が、また仲良くできるように頑張ってるの。
今は木の実と小鳥とお魚たちしか無い、小さい泉にいるよ。
最初にフォックスと会ったあたりかなー……?
そこで一か月過ごして試練に合格したら、エールの森に入れてもらえるんだって。
552 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/21(日) 02:14:13.96
>>550 ぶったるんどるぞ八郎!
( ゲイジュは足利八郎の左ほほを思いきり平手打ちした)
( パァンと甲高い破裂音が鳴り響く)
痛いか?八郎!
貴様と大魔縁様の力の差、思い知ったか!
554 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/21(日) 11:15:43.57
>>552 うッ・・・
(そういい倒れる)
(ゆっくりと立ち上がり)
麻呂を平手打ちするとは良い度胸でおじゃるな外道がっ!!!
しかし大魔縁とやらの力見てみたい。
従属については考えておくと伝えろ。
>>553 その通りじゃっ!
555 :
555:2011/08/21(日) 11:40:07.40
∩∩
(*'A`) < 555
c(_uノ
>>443 あのくだらぬ教えを広めておった者どもはどうしたであろうな?
布教だけならただ正論を説いてやればよいが武装を始め決起を考えるようになれば問題だ。
為朝、雅信の元へ行ってやれ。暗殺部隊が送りこまれてもおかしくはないからな。
もしそ奴らが現れたならば・・・・許す、全て殺せ。
源為朝「分かりました陛下。陛下の道をふさぐ者たちは一人残らず殺してやりますよ。(弓を携え、一礼してから宮廷を出て行く)」
とは言ったもののどうするか。市内の警備でもしてるか。」(源為朝が市内の警備を開始)
>>450 くくく・・・左様か。余が元おった国にも和歌というものがあってな。
形式などはまるで違うがなかなか趣深いものだ。貴族階級の者共が中心となって楽しんでおる。
和歌を女に送り恋心を伝えるといった文化もあるのだ。詩歌が人の営みに美しく馴染んでおったよ。
何かしら外からの刺激を受けるとよいのだな。
河の流れを見てただの河だとしか思わぬ者とそこから流れの雄大さを歌う者がおる。
余は後者になりたいものだな。今後はより広い世界に目を向けていきたい。
まさか余が自ら歴史を紡ぐことになろうとはな。まるで夢物語だ。
余の心は高ぶっておる、この世界の命を握っていると思うとな。
>>455 源頼賢「うおっと、あぶねぇな!(杯を落とす)あーあー酒が台無しだぜ。
おい、誰かさっさと代わりのを持ってこい!酔いがさめちまうだろ。」
源為義「お前はこの期に及んでも酒の心配か。よく考えてみろ、奴は杯を狙ってきおった。
下手をすれば弓で手をやられていたぞ。負傷しなかったのは奴の腕が良かったからだ。まったく舐められたものよ!」
源頼賢「まーそう怒んなよ親父殿。(再び杯に新しい酒を注ぐ)
確かに奴らのやりかたは気に入らねえが今は何もしない方がいいぜ。ぬけぬけと出てって殺されたら元も子もねぇ。
ほれ、親父殿も飲み直しと行きましょうぜ。懐かしい菓子が入ったんだ。(唐菓子の梅枝をかじる。)」
源為義「今に見ておれよ賊軍の小僧・・・いずれ頭から叩き割ってくれるわ!!」
>>497 うむ、執筆ご苦労である。こうして見ると余の願い通りだ、なんとも美しく格式高い。雅とも言うべきか。
余のもとで忠実に働く家臣らのことを知るのも君主の務めだろうな。
教父・アウスルクス「陛下のお深いお考えがあってのこの国です。私のような魔術師がそう簡単に理解できるものではありません。
陛下が万物の神となり、その教えを全ての生きとし生ける民に広めるのが私めの役割。
それまでは静かに時を過ごさせていただきましょうかね。かの『末後の宮殿』にて。」
くっくっくっく・・・この世を追われた死霊らに安息を与えてやるがよい。未だ光を求め彷徨う子らに、な。
教父・アウスルクス・・・王が魔となる儀式を遂行した教父。末後の宮殿を住処とする魔術師。
『末後(まつご)の宮殿』・・・ルナーティカ山とウンダンス平原の狭間にある霧の深い森の中にある宮殿。死後の魂が集まり魔力が溢れている。
>>551 はっはっは、お嬢さん、さすが森の中の木々をすり抜けるのもお手のものですなw
おや、そのドングリはお嬢さんの小さな手でどうやって向くのかな?
リスとはまた旨…いやいや、可愛いですね。はっはっはっ。
チャオ!
(フォックスが杖を取り出して呪文を唱えると、猪がパタンと倒れて眠って
しまった。さらにその杖は、翠色で尻尾の碧い美しいインコになりフォックス
の左肩に止まった)
はは、心配ありがとうございます。
インコ『アリガトー、アリガトー!』
そうですね…。クンクン。
もう少しあの左手のほうに行くと、何かの気配を感じます。
では腹ごしらえしてから参りましょうか。
こちらもどうぞお召し上がり下さい。
つメープルシロップ
つ青林檎
>>547 はい!
(小さなファトナは、窓から入ると将軍様の元へ飛んで行きました)
初めまして、私ファトナ。
世界樹を探すお手伝いをしているの。
貴方やこの国のこと、もっと色々知りたいわ。
>>555 (草むらに不思議な生き物を発見して)
この子は耳が大きいし、ウサギかなー……?
こんにちは、あなたも森の民?
>>557 (フォックスに声を掛けられ)
うん、森の中は元気になる感じっ。
ドングリは石ころを上から落としたり、コンコン叩いたりして、ひびが入った所を剥くのよ。
(フォックスの魔法でイノシシが眠り、彼が使った魔法の杖はインコに変わった)
Σわわっ、杖が鳥に変わっちゃった!
そっちの鳥も使い魔? とってもキレイね。
(一休み中、草むらの葉をちぎってインコの前に持ってゆく)
何かの気配? 森の民かなー……?
この森は広いから色んな生き物がいそうだけど。
でも、その前にご飯を食べて、もっと元気を出さなくちゃね。
(倒木の上に置かれたハチミツとリンゴに近づき)
ありがとっ。
リンゴは大き過ぎるから、食べきれない分はそっちの鳥にも分けてあげるね。
はぁむっ……シャリシャリ……とってもおいしいっ。ふふっ。
(人間が一口かじった程度の欠片を食べて)
お腹いっぱい! それじゃ、そろそろ行きましょっ。
えーと……今は南に進んでるから、左はー……西ねっ!
(ひゅんと木々の間を飛んで行き、先に誰かがいないか呼びかけてみる)
私は妖精のユピティー!
世界樹って、とっても大きい木を探してるの。
誰かいるなら、怖がらないで出てきてー。
【小さな泉 ?日目】
「白玉楼中の人となる」という言葉がある。
昔、男の夢枕に天の使いが訪れた。使いは男に、天上に竣工した楼台、名付けて白玉楼、
その記録を頼みたいと告げた。
翌日、男はこの世を去った。
ここから俺の国では、死を美称して上のように言うようになった。
食物を口にしなくなってから、四六時中死について考えているように思う。
自分の死。泉の生物の死。
空腹が睡眠を妨げるものだから、死の思索は常に頭にまつわりついている。
死は運命と思う。
捕食されて死ぬのも、飢えて死ぬのも運命である。
あるいは生もまた運命と思う。
捕食される生命があれば、それで活かされる生命があるのも運命である。
死生に軽重はない。生命にも軽重はない。
自然界に、生命を天秤にかけて軽重をはかる道理はない。
一個一個の木の実、一羽一羽の小鳥、一匹一匹の魚、そして俺、すべての生命は等価値である。
すべての命を包括するのが世界である。世界は一つの生命である。
すべての木の実、鳥、魚、一人の俺、すべての生命の相和が一つの生命をなす世界である。
全は一にして、一は全である。
俺が木の実を食べれば、木の実の生命は俺の中に取り込まれる。
俺が飢えて死ねば、俺の生命が泉の自然に還元される。
全体にして一の生命世界は不変である。
そう実感した時、俺は傍観者であることをやめ、この泉の小さな生態系に加わることを受け入れた。
ぷちっ…
木の枝から、木の実を三つ取って食べた。後ろ暗い気持ちはなかった。感謝した。
すかさず、泉の水を掬って飲んだ。
鬚面に生気が宿っていた。
久しぶりに夢を見た。
泉の辺に寝そべっていると、木の陰から若い男が現れた。静かに歩み寄ってくる。
男は俺の脇で足を止め、じっと見下ろしてくる。
木精「私はあの木の魂だ」
そうか、と思う。男は指先から血を流している。俺が木の実を摘み取った跡だろう。
木精「私の実を摘み取るまでに時間がかかったな」
俺は生きるために貴方の生命を分けていただいた。それが俺の中で、まだ脈打っているのがわかる。
貴方のおかげで俺は生命を繋ぐことができる。とても、感謝している。
木精「感謝。人間は妙な事を謂う。小鳥も私の実を摘み取るが、古来彼らはそのことに感謝してはいない」
小鳥には小鳥の事情があり、俺には俺の心の動きがある。俺は貴方に感謝している。
泉の水がゆらゆら、と揺れた。波の間から銀色の髪をした少女が現れ、岸に両手をついて言った。
魚精「あなたは、私たちのことも、食べるの……?」
そうするかもしれない。嫌われても、仕方ないとは思うが。
魚精「いやだ、食べられたく、ない。だからあなたから逃げるわ。でも捕まったら、しょうがない……」
そうしてくれ。俺に捕まらないように、一生懸命逃げてくれ。
そして捕まったら、どうか俺に食べられて欲しい。
木の上で、悪戯っぽく少年が笑う。
鳥精「ぼくたちは、ぜったいに捕まらないよ」
俺は目を開けた。すでに日が高かった。おかしな夢だが、夢ではなかったと思う。
人に語ることではないかもしれないが。
小さな泉を訪れてからの、俺の身体的作用についても思い出さなければならない。
まず、鬚が伸びた。
時間をかければしだれ柳の葉のようになるのだろうが、今はどう贔屓目に見ても小汚い山賊だ。
髪は元々長かった(後で縛ってまとめていた)からそうそう違いは分からないが、
こっちは泉に顔を近づけるたびに気付かされる。
体の汚れも冗談では済まなくなっていた。
草についた朝露の滴で一応洗っているが、人が近づいたら臭いに違いない。
さらに人を寄せ付けない事には、俺は旅の垢じみた衣服を全て脱いで丸裸になっていた。
絹は擦り切れ、異臭を発し、色糸も色の区別を失い、蝶の刺繍は沈着している。
「尚服局」の傑作である皇帝の衣服も台無しだ。
誰に見られるでもないから、着ているのが煩わしかった。
裸は清々しかった。
何て重いものを今まで身に付けていたんだろうと思った。
「無理をしないこと」
……衣服を着ていた頃は、自分が「無理をしている」ことに気付かなかった。
泉の生態系に介入するのを恐れて断食していた頃も、俺は無理をしていた。
今は無理をしていない。
苦痛がどこにもなくなった。泉の生物を殺しつくすようなことは、けしてないだろう。
『荘子』を思い出した。
「無為自然」を尊び、自然に立ち返ることを目指した思想家。
彼の言う無為自然も、無理をせず、あるがままに物事を受け入れるということだった。
小さな泉には、人為的なものは何ひとつない。
それは、かつては苦痛であり、今は安楽であった。
>>506 真に結構だ。それに瘴気に慣れているというのであれば、
これからおまえ達を伴って行く戦場は並々ならぬ瘴気に満ちておる。
手並みに期待しておるぞ。
雇い賃は幾らでも、望むだけ出してやる。
……見よ、あれが城塞アエトス・フラーギスだ。
我々はあの城塞を落とせずに、いたずらに時を過ごしている。
おまえ達が城塞に忍び入り、内側から門を開くか城将を暗殺してくれれば戦にはカタが付く。
やってもらえるか?
>>556 【アエトスフラーギス攻囲陣 夜】
む……。これは……。
両軍の死者の体から翠の炎が抜け出て、北の空をさして漂ってゆく。
これは彼らの魂か。
斥候を呼べ。北の方角には何があるのだ。
……そうか。あの高山、ルナーティカにせよ、その付近にある霧深き森にせよ、
つまびらかに調べることができなかったというのだな。
怖気がする事よ。
魔の国と戦を構えるとはこういうことを言うか。
ふん、奴らの杯を割って憂さを晴らしでもせねば胆力を保つのも難しいとは、我ながら情けない。
兵糧の問題もある。このままでは食糧が尽きる。
お館様は屍肉を食してでも城を落とせと言おうが、兵糧の尽き時が撤退の時と思わねばならぬ。
あの暗殺集団に頼るのは癪だが、今は奴らが希望である……。
564 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/22(月) 09:09:32.64
>>558 うむっ!
お初にお目にかかるのじゃ!
世界樹・・・?
どのようなものが麻呂には分からぬが大変なのじゃろうな。
(そういいしんみりした顔でうなずく)
爺ッ!
高価な飲み物と食べる物をもってくるのじゃ!
京極高吉「なぜですじゃ?今さっき召し上がったではありませんか?」
いいのじゃっ!
もってこい!
京極高吉「ははっ・・・。」
ファトナとやら、酒は飲めるか?
飲めるのならばうまい酒があるのじゃが・・・。
飲めぬのならば味噌汁、漬物、白米をしっかりと味わうがよいぞ。
(にっこりとほほ笑む)
京極高吉「大樹様、お持ちしましたぞ。」
ご苦労ご苦労。
さあファトナ、食すがよいッ!
565 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/22(月) 09:22:51.81
>>563 【室町御所 寝所】
松永も気に入らぬが大魔縁とやらはもっと気に入らぬ・・・。
ここは一度松永に組みするというのも悪くない。
大魔縁、恐怖だが一時松永に組みしよう。
麻呂は決めたぞよッ!!!!
(天に拳を突き上げる)
【室町御所 謁見の間】
爺、麻呂は苦渋の判断を下したぞよ。
我ら、松永と大魔縁の戦、松永に組す。
京極高吉「な、なぜ御座いますか・・・。」
事実この国にも大魔縁の力が及ぶのもいつやも分からぬ。
ここで松永と大打撃を与えておきたいのだ。
損害が大きくなれば退却する。
総大将は幕府重鎮・京極高吉ッ!!!
そなたに任せたぞよッッッ!!!
京極高吉「ははっ!!!!」
(高吉はひれ伏す)
副将は和田惟政に任せたい。
さぁッ!胸を張って出陣せよ!
京極・和田「ははっ・・・!」
【京極高吉率いる5000の幕府軍は松永軍の陣営へ向かいました】
566 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/22(月) 17:36:14.47
>>565 八郎!大魔縁様に逆らうことは死を意味すると心得ろ!
567 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/22(月) 20:09:45.31
>>566 黙れ下郎ッ!!
消え去れッ!!
麻呂は大魔縁の事はよくしらぬが虎の威を借る狐、まさにお前が嫌いなのじゃ!
お前さえいなければ大魔縁に組みしたかも・・・w
(そういい大爆笑)
さあッ!
皆の者!
そこの下郎を追い出せぃッ!
【ゲイジュは追い出されました】
568 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/22(月) 20:15:08.33
>>563 【松永軍 アエトスフラーギス攻囲陣】
京極高吉「幕府軍総大将京極長門守高吉であるッ!」
「軍司令殿に面会したい。」
「お取次ぎ願えるか?」
>>559 やっぱり自然はいいですよね。私も何かこう、清々しい気分ですよ。
小さなドングリ一つか二つでお腹が一杯になっちゃうんですね。
ふふ、これはケナという名のシキガミですよ。以前東国に行った時にオンミョウ
ドウをかじりましてね。
(肩のケナがユピティーに差し出された草を美味そうに食む)
おや、気遣って下さりありがとうございますwたんとお食べ、ケナ。
そうですね、小人なんかもいるのかな?
林檎美味しいですか、よかったですw酸っぱいと困りますからね。
ええ、行きましょう。
…それにしても鬱蒼としていて、昼なのに薄暗いくらいですね。
(しかし屈託のない娘だ。だからこそ苛めがいがあるというものだが…さて)
(シナリオは既に描いている。後はそこまで順調に行くかどうかだ…)
クックックックック……
570 :
名無しちゃん…電波届いた?:2011/08/22(月) 22:23:12.62
マーリンがこなかったらムーダンとユピティーはどうするのかな?
>>569 (鳥がシキガミであるとの説明を受け)
しきがみ……分かった!四季の神さまね?
よろしく、ケナっ。
(薄暗い森の中をフォックスと共に行く)
うん、人間のいない森は誰も木を切らないから暗いの。
だから、木は太陽の光を浴びるために頑張って背を伸ばすのよ。
(笑いだしたフォックスを見て、辺りを見回す)
どーしたの、フォックス?
何かおもしろいものでも見つけた?
うーん……樹木の乙女も一角獣もいないし、アンセリカの実もなってないみたい。
もしかして、思い出し笑いしてるのかなー……?
>>570 (何かの気配を感じて、近くの木の枝に降り立つ)
あっ、この木はお話できるみたいね。
(一本のニレの木に、もし樫の木の賢者を見つけられなかったらと問われ)
エールの森で、樫の木の賢者さんを見つけられなかったら?
そーね、会えればいいんだけど会えなかったらどーしよー……。
その時は、他に世界樹の場所を知ってる人がいないか探してみよっかな?
エールの森には、森の民もいっぱいいるみたいだしね。
誰か知ってる人も、一人くらいはいるんじゃないかなー?
でも、バイがどーするかは私も分からない……。
572 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/23(火) 07:48:23.23
>>567 八郎、大魔縁様よりお力をいただいた俺を舐めるな!
うぉぉぉ!
( 足利八郎の近習たちをなぶり殺し血まみれの手で八郎の襟を掴む)
覚えておけ、八郎!
これが殺しあいだ!
大魔縁様に逆らうということは、
この何万倍もの血が流れるということだ!
ペッ!
(八郎の顔に唾を吐いてゲイジュは去った)
>>571 いやいや、式神ですよ。
異世界の日の本という国で行われていた呪法ですw
ほう、それで木の精霊達は喧嘩にならないものなのですかね?お互いの枝の
伸ばし具合で…。
いえ、これから起こるであろう出来事をポジティブに考えて笑っただけですよ。
望みが叶うとはなんとも気持ちよい想像ではないですか。
ユピティーさんの将来の望みはなんですか?
そうそう、まだ早いですが今宵はどの木を宿にいたしましょうかねえ。
もし、この森に熊なんかがいたら、私は安全な場所で休まねば心に安寧が得
られませんw
ユピティーさんも鳥などにつままれて連れてゆかれないように心がけて下さ
いね!
出来るだけお助けするつもりではおりますが、首尾よく救出出来るかは分か
りませんので…。
>>538 なるほど、防衛戦でございますか。
慎重なミストラング王陛下らしいお考えですね。
しかし、果たして真の意味での防衛戦とは何かをご理解されていますか?
(老人はニヤリと醜い笑みを口元に浮かべた)
たとえばミストラングに西の大国オスティアが攻め寄せてきたとしましょう。
勇敢なるミストラングの戦士たちは偉大なる王陛下と国を守るため必死に戦い敵を撃退することでしょう。
おそらくミストラング王陛下はこれを防衛戦と考えておりましょう。
しかし、真の防衛戦とは…オスティアが二度とミストラングを侵犯できないようにすることなのですよ。
つまり、オスティアへ逆侵攻しその武力の悉くを奪い尽くして二度と武器も持てぬようにする。
それこそが真の防衛戦なのです。
…フフ、お心遣いありがたく思います。
しかしぬるくなってもミストラングの飲み物は充分冷たいです。
西方カサンドラは砂漠の国、そもそも氷などこの季節には決して拝めませんでしたからね。
575 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/24(水) 15:34:56.59
>>572 ぶはっ・・・!
(殴られ、そして近習たちの死体を見る)
悲惨だ・・・。麻呂はこれ以上の民をこれから気づ付けていくことになるのか・・・。
気が進まぬ。やはり大魔縁へ屈するべきなのか。
これ以上の血が流れるとなると、民が・・・。
そこの者ッ!
爺に程々にして帰って参れと伝えいッ!
(森の中は一層暗くなり、やがて葉の間から冷たい雫が、しとしと滴り落ちてくる)
うーん、なんだか急に寒くなってきたわね。
雨も降ってきたみたいだし……。
Σひゃっ。
うぅ……背中に冷たいのが入ったよ……。
近くに木のうろとか、ほら穴があったら入れてもらわなくちゃ。
>>573 (木の伸ばし合いについて問われ)
深い森の中は、あんまり新しい木も生えないからケンカはないんじゃないかなー?
下の方に生えてるのも、コケとか暗い所が好きな植物だしね。
(さらに将来の望みを聞かれ)
もちろん、世界樹に種をもらって持って帰ることっ!
そして、他の妖精たちと一緒に新しい世界樹を育てるの。
でも、バイの試練とか王様の国がどーなったのかも気になるなあ……。
(宿を決めようと)
ふーんだっ、私は鳥につままれたりしないもん。
でもエールの森ってゴブリンもいるみたいだし、安全な寝床は探さなくちゃね。
どっかにいい場所ないかなー……?
(しばらく崖に沿って飛んでゆくと、簾のように木の根で覆われた穴を見つけた)
あっ、ほら穴! 木の根が絡まってるみたいだし誰も使ってないのかな〜?
うーん……中はあったかそうだけど、これじゃフォックスは通れないね。
最初に会った時のカラスの姿だったら通れたのに。
どーしよー……他の所を探そっか?
>>562 ある日バイ・ムーダンの泉に一人の男が現れた
長い間飲まず食わずだったのだろう
泉を見る彼の目は希望に満ち溢れていた
「み、水だ!それに木の実もある!」
「おーい、そこの人!」
「俺の名はフェイ、フェイ・シャンだ」
「すまんが腹が減り過ぎて力が出ない」
「あの木の実を取ってくれないか?」
>>576 そうですか…和気あいあいというわけですな?(チッ)
世界樹というのは、どういうものなのですか?世界樹のないユピティーさん
の住んでいた世界はどんな風になっているのですか?
バイさんの試練は…確かひと月でしたか。それまで周辺で待つおつもりで?
それから王様とはどのような方で?…立て続けに質問してしまってすみませ
ん。些か気になったもので。
そうですか、それは失礼しましたwユピティーさんは敏捷ですからね。
(良い寝床を見つけたと言われて)
ええ、ここで大丈夫ですよ。私は鴉の姿に戻りましょう。
(ふぁさっとマントを翻すと漆黒の鴉の姿になる)
>>578 (洞窟の中で雨音を聞きながら)
世界樹は、世界の全部に元気を与えてくれるの。
どんな仕組みなのかは、私も分からないんだけど……。
私の世界はみんなが大きなケンカして、そのせいで世界樹の元気がなくなっちゃったの。
今は空気も土も水も全部悪くなって、もう妖精は毒の妖精しか住めない……。
(しばらくしょんぼりしているものの、王様の話に気を取り直したように)
あっ、王様っていうのはミストラングの王様のことよ。
ミストラングはずーっと東の国。
王様の名前は……えーと……えーと……フェイドっ。
えっと……すぐに名前が出て来なかったのは、ずっと王様って呼んでたからだもん!
王様は国を大きくするために川を作ったりしてるの。
今はどーしてるのかなー?
(外は真っ暗。洞窟の中も真っ暗。ユピティーはパチパチ音を鳴らす小さな光の塊を作ります)
ふふっ、これは小さいけど雷の塊よっ。
暗いから天井に浮かべとくね。
そーいえば、フォックスはどこに住んでたの?
使い魔だから魔女の家とかかなー……。
遠くに旅なんかして帰りたくなったりしない?
【小さな泉 ?日目】
雨が来る。その日も泉の辺で寝そべっていたが、そう直感した。
普段なら、野宿の身に雨は辛い。しかし今は、むしろ嬉しかった。これで身体を十分に洗える。
ぽつ、ぽつ……
来た。仰向けになって、雨だれの感触を楽しむ。服を着ていたら心地悪いだけだろうが、
汚れきった裸体に容赦なく打ち付けるのが小気味良かった。
手ぬぐいで存分に痒い所を擦り、大量の雨水で汚れを流す。
今度は立ち上がり、両手で髪や頭皮を洗う。
死ぬほど痒かったのが、徐々に引いてくる。
頭。顔。額。頬。耳の後ろ。首筋。肩。両腕。胸。背中。腰。腹。脚。足。臀部。陰部。
雨の続く限り、全身を洗った。そのたびに死んだ古い皮膚が剥がれ落ち、その下から新しい皮膚が現れる。
死と再生。
人の身体は常に死に、常に生まれ変わっている。
人はおしなべて、明日のための破壊と再生を繰り返して命の道を走っているのだ。
雨が上がり、雲の間から覗く青空の下で立っている時、これまで感じた事のない清々しさを感じていた。
暫くくしゃみが収まらないという、おまけは付いたけれど。
【小さな泉 十四日目】
試練は十四日目を迎えた。それまでに、三度殺した。
初めには木の実を三つ。それから夜、樹に登って眠っている小鳥を一羽。そしてつい三日前、泉の魚を一尾掴んで。
殺すには覚悟も要るが、思慮もいる。捕食と生育のバランスを崩さないように採らなければならない。
今日は、三日ぶりに食べる。また木の実を三つ。それも、周辺の樹の中で一番背の高い樹の梢に生えているものを。
低い所の実だけを採ると、木の実が高い所にしか付かなくなってしまう。
採るのであれば、できるだけ均等にと思っている。
高木の下、ぐっと顔を上げる。目指す梢は遥か高くに小さく見える。よし。目を閉じ、祈るように思った。
目を開け、樹の根元の節くれだった瘤に手を掛ける。腹に力を入れると同時に足を蹴上げて幹に取り付く。
木登りは慣れたものだ。広陵にいた頃は、よく院(にわ)の桑の巨木に登って日がな一日過ごしたものだ。
腕が自分の体重で悲鳴を上げる。懐かしい感覚だ。あと半分。頬に汗を感じる。あと少し。
思い切り息を吸い込み、腹筋に力を入れる。力が上半身に満ちるのを待ち、息を止めた後、両腕に力を集め、
右手を支点にして一気に上半身を引き上げた。
目の前に、太い枝が現れた。慌てて左手を枝に伸ばした。枝が思ったより太すぎて、うまく掴まることができない。
必死に空を掻く手が、とうとう太く張り出した枝をがしっと握った。
それをしっかりと掴んでひと息つき、右手を枝に伸ばした。そして、残っている両腕の力を振り絞り、身体を持ち上げた。
上半身が枝の上に乗った。
ここまで来ればしめたものだ。枝の上で這いつくばりながら身体をうまい具合に動かし、足を引き上げ、
とりあえずは馬に乗るように枝を跨いで座った。
下を見下ろすと、泉が小さくきらきら光っている。ふう、と深く息を付いて、右腕で額の汗を拭った。
両足を前に揃えて座り、南方、エールの森の方向に向き直る。
先の方には、植物に覆われた街の残骸がぼんやりと浮かんで広がっていた。
緑色の画一的な景色。崩れた石材に絡みつく蔓。苔。それよりさらに向こうに見える森の入口。
今日で、折り返し。森を見据えて、奥歯を噛みしめて思った。
さて、そろそろ食事にしよう。高い梢の木の実を三つ取って口に入れようとした。
……すると、ずっと下の方から自分を呼ぶ声が聞こえる。
空耳かと思うと、今度はもっとはっきりと近くに聞こえる。
顔を下に向けると、樹下まで来た男が自分に向かって手を振っていた。
>>577 (樹上から降りて)
腹が減ってる、そうだろうな。この近くには食べ物が少ない。
向こうに石榴の実があるらしい(
>>515)けど、行ってみた訳じゃないからわからない。
動けないならこの木の実をやるよ。
果脂が多いから、これでも中々腹が保つんだぜ。
いろんな話は、食べた後だ。
(自分が食べる筈だった木の実を三つとも手渡して)
大切に食べてくれよ。フェイがその気になれば、ものの一瞬でこの泉を食べつくしてしまえるんだから。
それにしても驚いた。ここで人に会うなんて。だとしたら、嬉しい。きっとこれも運命だろう。
フェイ、「飛(フェイ)」かな。懐かしい響きだ。同朋の名の響きだ。
俺は白牡丹。事情があってここにいる。真っ裸で悪いな。
>>570 (試練を続けるバイ・ムーダンの脳裏に、誘惑の言葉が囁かれる)
「マーリンがこなかったらムーダンとユピティーはどうするのかな?
二十八日を終えても、何の意味もない可能性だってあるんだぞ。こんな辛い修行みたいな真似は、やめてしまえよ」
俺は今、二十八日をかけて自分の生き方を証すことができるまでは、生きてはこの座を立つつもりはないよ。
それをどう判断するかはマーリン次第だ。
マーリンが現れなければ、その時はその時だね。
584 :
オーク:2011/08/25(木) 18:05:55.05
>>579 グルルルル……
(旨そうな血の匂いがする……)
(近くにいるぞ……)
>>579 そうなんですか。それは大切な樹ですね。
(ふ〜ん、夢魔とはたいして話をしなかったが、奴はこれについてよ〜く知っ
ているのかな?
しかし夢魔は驚くかも知れないな、俺が世界樹とやらを数粒の種を遺して燃
やし去ってしまったらな。クックック…)
おや、それは災難ですねえ。それで貴女の世界に住めなくなった他の妖精達
もこの世界に来ているわけですか?
なるほど、東にミストラングという王国があるわけですね。お話によるとど
うやら新興国家のご様子。
いやいや、色々聞いてしまいすみませんw私もこの世界に来て浅いもので。
素敵な術ですね。雷がパチパチと光って。どれ位持つのですか?
はは、私は宮殿ですよ、魔王の。部下をしておりましてね。使いっぱしりですが…。
いやあ、宮仕えも気を使いますので、しばらく帰りたくはありませんよw
ユピティーさんのほうこそ、故郷が懐かしくなったりはしませんか?
>>579>>584 ユピティーさん、敵が来たようです。
私がユピティーさんを足で掴んで空へ逃れますが宜しいですか?
>>584 (洞窟の入り口から外を眺めて)
外から変な唸り声がするっ。
なんだろー、イノシシかなー……。
あっ、豚みたいなのが歩いてる……あれってゴブリンじゃないよね。
うーん、なんだったっけ?
>>585 他の妖精たち?
うーん、手分けして探してるからどこにいるかは分かんない。
ひょっとしたら、この世界に来てる子もいるかもね。
(雷の塊の持つ時間を問われ)
私が起きてる間はだいじょーぶ。
何かぶつかるとバチンって壊れちゃうけどね。
(フォックスの身の上を聞き)
魔王って魔族の王様? いろいろ大変そーね。
そういえば、オスティアの王様も魔族と関係ある王様みたいだけど、魔王なのかなー……。
(故郷の懐かしさについて)
やっぱり、住んでた森は懐かしーなー……。
あっちこっちをふらふらしてるのも、結構楽しいんだけどねっ。ふふっ。
(灯りに気付いたのか、オークが洞窟に近づいてくる)
こっちに近づいてくるね……。
でも、敵かどーかは分かんないよ。
樫の木の賢者の場所を教えてくれるかもしれないし。
(空に逃げようとの提案を受け)
うーん……ここは逃げ場がないから仕方ないね。
今は雨が降ってて上手く飛べないから、フォックスの脚に掴まってる。
でも、その前に樫の木の賢者の場所を聞いてみるね。
(手の届かないくらいの所からオークに向かって)
私、雷の妖精ユピティー。
世界樹を探してて、樫の木の賢者さんに会いに行く途中なの。
ねえ、あなたはエールの森の住人?
樫の木の賢者さんの場所を知ってるなら、教えてくれないかなー……?
教えてくれたら、お礼にドングリがいっぱい生ってた場所を教えてあげるっ。
587 :
オークのウルキス:2011/08/26(金) 14:55:40.06
>>586 グヒッ、お嬢さん、生憎だが俺はドングリは食わねえな
ジュルッ、血の滴る生肉、丁度あんたのような、柔らかそうな生肉、大好物でね
だが、ブルッ、残念だ、マーリンの爺ぃの名前を出す奴、食えねぇ事になってる……
あの爺ぃはこんな所にはいやしねえよ、フシュルル、奴がいる所に、オーク、近づかん
あっちだ……
フシュッ、フシュッ、あっち、オーク、近づかん、湖、あるらしい
行っちまえ!さっさと!フシュッ!
>>583 「向こうには石榴もあるのか!?」
「こいつを食ったら行ってこよう」
木の実を貪り、泉の水をガブガブと飲んでフェイは少し落ち着いた
「そうだ、この世界に来る前には飛翔という名前だった」
「俺はとある将軍の下で士官として働いていたんだが、」
「俺の小隊は北方の異民族・女真迎撃の際に将軍が率いる本隊とはぐれてしまった」
「彷徨ううちに女真の大軍と遭遇してしまってね」
「次々に部下たちは斃れ、そして最後は俺も槍で突かれ・・・」
「気が付いたらこの世界に居たんだ」
「最初は冥界かと思ったが、どうも違うようだ」
バイ・ムーダンの名を聞いてフェイは驚いた顔を見せた
「白牡丹だって?あまり縁起のいい名前じゃないな」
「君の名は歴史書で見たことがある」
「俺の生きていた時代から数百年前に廃され弑逆された皇帝だろ?」
「何だっけ?政治を顧みないで儀式にばっかり熱中してたんだっけか?」
「おっと、そんな顔をしないでくれよ」
「だいたい、俺が忠誠を誓う王朝は、君の王朝を滅ぼして立ったんだから」
>>587 (オークの言葉を聞き、ぷーっとむくれた様子で)
わ、私はおいしくなんかないもん。
捕まえようとしたら、ビリビリしてやるんだからっ。
(樫の木の賢者の名前を聞くと、オークは不満そうに南を指し示す)
マーリンって樫の木の賢者さんだよね。
樫の木の賢者さんを訪ねる人は、襲っちゃいけないってことは、賢者さんは森のみんなに頼られてるのね。
マーリンは、オークが近づかない湖の近くにいるの? 教えてくれてありがとっ。
それと……妖精は食べちゃダメよっ!
(雨煙に霞む森を見て、フォックスに)
森はまっ暗みたいだけど、どーしよー。
湖が近いなら、もーちょっとだけ行ってみよっか?
>>588 塞北の戦で死んだのか。無茶をしたな。生き延びようと思えば、その時投降してれば、
玉砕攻撃よりまだその公算があっただろうに。
漢人は塞外の北人を猛獣か何かのように思ってるが、武器を捨てた敵を惨殺するようなことはしないよ。
いや、猛獣って言ったけど、牙を持つ強者こそ、不要な殺しはしない。
俺も鮮卑(モンゴル)の末裔でね。
大体、本隊とはぐれたのは不運だ。その上、不案内な土地で、小隊で、大軍と出くわしたんだから
奮戦しても死ぬのは運命としか言えない。
今言ったのは、前世の俺にも言えることだけど。
間違いなく、俺はフェイが歴史書で見た白牡丹だよ。殷周革命の時に失われた祭祀を断片的な文献や民間祭祀から
可能なかぎり復元し、俺の感覚と合わせて再構築、体系化した。
それで、祭祀に関する役所を政事堂─三省─六部(政治の最高機関)に並ぶ規模に拡大した。
それがいけなかった。
当時は祭祀にかける費用を「冗費」扱いするのが世の中の大勢だったし。
あの時は信念とか確信とかあったんだけど、今思えば、「自然」の流れに逆らったせいで自分の命を縮めたなあ。
そういう意味で、フェイと俺は同類かもね。
今、俺は作為をやめて、ただ悠然として生き、悠然と死のうと思ってるよ。
その日、その日を充実させれば、その積み重ねの先に自然と運命が用意されているだろうから。
>>590 だから、俺の人相はたびたび変転する。
今、俺はフェイに◆PxcXWPWmuUS6の相を見せた。
しかしそれが偽りの自分ということはなく、また俺の性質の一部でしかないんだ。
(本当はまちがえました^^;)
>>590 「運命、か・・・」
「俺、前の世界で一緒に戦死した部下たちを捜してるんだ」
「あいつらは俺にとって友人であり家族、かけがえのない存在だったんだ」
「それでこの泉までずっと旅してきたんだ」
「なぁ、バイ、もし俺はこのままあいつらには会えないって運命が定められていたとして、」
「それに逆らってこの世界を旅し続けるのは間違いなのかな?」
>>586 この世界に来てる方と連絡を取り合えればいいですねえ。
もしこの世界に世界樹がないとしたら、他の世界に行くのですか?
はは、線香花火はお好きですか?その雷の塊を見てるとふと思い出しますよ。
む、気遣って頂きありがとうございます。確かに宮仕えは気を使いますよw
ほう…オスティアとはどの辺りにあるどんな国なのか詳しくお知りですか?
故郷は懐かしいですよね。その為に世界樹の種を貰いにいらしたのですから…。
私としても出来る限り協力しますよ。
うーん…あのオークはあまり好意的ではないような気が…。ええ、でもお話
してみて下さい。危なくなったら空へ逃げますよ。
>>589 いや、灯りがない森の中、どんな危険が潜んでいるか分かりません。それに
雨も降り出してますしね。
明け方にもやが晴れたら、朝食をとって湖…でしたか、に参りましょう。
オスティア王国の潜在的大敵はミストラングでも松永でもなく彼のバイ・ムーダン元皇帝である!
>>592 や、そうは思わないな。そもそもフェイが死んでこの世界に漂着したなら、部下達が同じように来ててもおかしくないだろう。
フェイだって、そう考えたからそんなに疲れ果てても旅を続けてるんだろう?
さっき、俺は「投降すべきだった」と言ったが、それは今だから言える事で、
その時には戦うのがたった一つの道だったんじゃないのか。
それなら、死んだのも運命、死んだ後にここに流れ着いたのも運命、部下を探して旅をすることになったのも運命と、
そう考えればいい。
要するに、何でも自分のしたいようにして、理由や理屈は後からついてくるものだと思えばいい。
俺も、実は前世で仲の良かった人達を探しているんだ。
歴史書には多分書かれてないけど、俺が廃されたのは政治を顧みなかったからじゃない……。
逆に、政治の改革を断行しようとしたからなんだ。
官吏の腐敗や、大商人の横行、経済の破綻、農民の逃散、そういうのを幾人かの同士と改めようとした。
それで、既得権益に汲々とした高級官吏達に殺されたんだ。
そのために、今「世界樹」を探してるんだ。
「世界樹」は有りと有らゆる世界の生命の根源。死んだ魂が世界樹に回帰するとしたら、もしかしたら……。
そう思って旅をしてる。
良かったら俺と一緒に来ないか。
まあ、俺はあと半月ぐらいここで生活してから出発することになるんだけどね。
>>593 うん……この世界で見つけられなかったら、別の場所で世界樹を見つけるしかないかなー……。
オスティアなら北のほーよ。
アイギス・テルシテスって人が王様なの。
前に黒い雨を降らせたのも、オスティアの王様のしわざなんだって。
(オークのウルキスが去ると洞窟の中に戻り、うつぶせに寝転がる)
濡れた葉っぱしかないから、今夜のベッドは土の上ね。
おやすみフォックス……くしゅっ……。
(青い朝靄が森を満たす頃に)
ふわぁ……んむゅっ……まだ、フォックスは寝てるみたいね。
じゃあ、私が朝ごはんを採りに行ってくるっ。
(フォックスが起きると、謎のキノコを抱えたユピティーが戻ってくる)
はい、朝ごはんっ。
近くにいっぱい生えてたから、採ってきちゃった。
食べたら湖を探しに行きましょっ!
ザワザワ…
ザワザワザワ…
>>596 見つかるといいですね…。
(ん?
>>597何だ貴様は?葉が激しく擦れ合う音…そうか…貴様が世界樹か。
ククッ、首を洗って待っていろ…)
なるほど…。北のオスティア、アイギス・テルシテスですか。
(あの黒い雨を降らすとは…魔族か?探ってみる必要があるな。この娘が寝
静まった後で…)
おや、言って下さればよいのに。
(魔法でぱっとカーネーションを出す。クチバシにくわえたそれを一振りす
ると、カーネーションの花弁がはらはらとユピティーの前に舞い落ちた)
さあ、今日のお布団ですよ。薔薇みたいに匂いは付かないはずです。
それではお休みなさいませ。
(朝、目覚めるとユピティーが謎のキノコを抱えて戻って来たところだった)
う…うぐ…これは…。いえいえ、何でもありません。
せっかく採って来て頂いたものですから、何でも食べますよ。はむはむ…。
(味を味わう余裕もなくさっさと飲み込む)
さて、ご馳走さまでした。
それでは湖に参りましょうか。
(マントを翻して紳士フォックスの姿に戻る)
【アエトス・フラーギス】
源頼賢「しっかしいつまで経っても決着がつきませんなぁ。奴らも意外にしぶといもんです。
親父殿、ここは一度和平交渉を進めた方がいいんじゃないですか?双方にかなりの犠牲も出ましたし。」
源為義「うむ・・・・陛下も我々にそれなりの指揮権は与えておられるしのう。そろそろ潮時かもしれんのう。
我が方も十分な戦果は上げた、ここは一度休戦の道を探ろうではないか。」
源頼賢「ああゆうやつらには直接交渉は効き目が低そうです。次に砦の前に現れた時にでも外に出て和平を持ちかけてやりましょう。
今回は俺だけじゃなくて親父殿も出て行った方がいいでしょうね。なにぶん、俺は口下手なもんで。」
源為義「ふっふっふ、だいぶお前も大将らしくなってきたのう。もう少し知恵をつければワシ亡き後は十分任せられるわい。」
源頼賢「いやいや、親父殿にはこれからも武功を立てていただかないと。俺たちの仕事が増えちまいますからね。」
(アエトス・フラーギス守備軍に和平交渉を進める準備があるようです)
>>594 くっくっく・・・かの者は余がこの国で初めて出来た友よ。奴と余はよく似ておる。まるで生まれ変わりのようだ。
今はまだ何も心配する必要はない。余とバイ・ムーダンは親しき友なのだから。
友を疑うならば全ての者を疑わねばならん。余は弟にさえ裏切られたのだから。身内まで疑うことになろうとはな。
もし・・・余の道に立ちふさがるようになれば排除も止むをえんがな。そうならんことを祈るばかりだ。
【末後の宮殿】
---霧の深い森の中に怪しげに立つ宮殿---
信徒「教父様、お帰りなさいませ。今回は長い旅でございましたなぁ。」
教父・アウスルクス「うむ。アイギス・テルシテスを魔縁とする儀式が思っていたより長引いてしまってな。
しかし奴は予想以上の魔力を持った。私でも驚かずにはいられない。我らが教団が担ぐには十分すぎる人物だ。危険すぎでもあるがな。(古びた本を取り出す)」
信徒「それはまさか教典ですか?!いや、しかし『魔戒』は数百年前の『魔聖教』大粛清時に全て破棄されたはずでは・・・?」
教父・アウスルクス「その通りだ。我ら『魔聖教』は何百年も前に王国から粛清され、教祖はじめ信徒は皆殺し、教典は火の中に消えた。
これは私がなんとかひとつ持ち出したものだ。あの頃は教団も大きかったなぁ。」
アウスルクスは数百年も前、この世界で『魔聖教』と呼ばれる教団の幹部だった。この教団は魔族を「聖なるもの」とし、人間は魔族により生み出されたものであるとし
神を否定、魔族の崇拝を教義としていた。しかしこれが時の王の怒りにふれ教団は迫害、徹底的な信徒狩りが行われた。
教祖始め多くの者が殺されたが、唯一生き残ったアウスルクスは自らも魔族となり、数百年にわたって教団の復活を目的とし細々と活動を続けていた。
教父・アウスルクス「今となっては信徒もかぞえるほどしかおらん。情けなくなってくる。これも全て王国軍、奴らの組織力で我らは完全に潰された。
我々の教えは完全に禁止されたが、アイギスは我々の教義を認めた。近いうちに都の中心部で教義のてほどきを一般の者どもにするよう仰せつかった。
これは我らの教団を復興させる絶好の機会よ。あの王の威光があれば容易だろうな。
私はこれより教義の再編にかかるとしよう。昔を思い出すのもよいかもな。」
>>568 あの八幡の旗は、足利将軍の軍か?
数は五千ほどか。あれでは魔軍の救援はできまい。とすると、我々に加勢しに参ったのか。
新将軍は、少しは時勢が見えるらしい。
(京極高吉を迎え)
松永家佑筆にして軍師、楠木正虎と申します。
戦傷の主に代わって軍の采配を取っております。
さあ、こちらにおいでください。
御用向きを伺いましょう。
>>599 兵糧が尽きたか。あの暗殺者集団の腕に期待したが、あれきり音沙汰がない。
この辺りが潮時であろうが、急に兵を退くのは下策だ。
敵にこちらの兵糧難を気取られぬようにし、落とし所を見て和睦に持ち込むのが望ましい。
…陣触れだ。全軍に総攻撃の令を出せ!
全軍で城に取りかかり、頃合を見て退けい!
(攻囲軍がアエトス・フラーギスに向けて歩を進めた)
602 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/30(火) 13:09:59.62
>>601 京極高吉「我々が何を死に参ったかは話さずともわかるじゃろう?松永殿。」
「我ら幕府軍は松永方に加勢するということじゃ・・・。」
「して戦況はどうなっておる?」
「それだけでも聞かせてもらいたいのぅ・・・。」
「まぁ、この戦場の総大将は楠木殿。我らになんなりと申しつけてくだされ。」
603 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/30(火) 13:10:40.35
604 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/08/30(火) 15:47:12.45
>>599 大魔縁様、馬鹿たれ足利八郎は松永に従うようです!
魔兵一万を再び俺に与えてくだされ、
松永と足利に係わる全てを皆殺しにしてやりましょう!
>>601 しかし二十人ほどの暗殺者が本領を発揮しては、アイギスの背にすら、
矢を突き立てる事が出来るるやも知れませんな。
世界の均衡が崩れてしまう恐れがありますまいか…。
>>597 Σあっ! この気配って世界樹?
どこで、ざわざわしてるんだろー?
エールの森の中かな?
なんとか、こっちからお話できればいーんだけど……。
>>598 (フォックスは飲み込むようにしてキノコを食べると、湖へ行こうと促がす)
フォックスはキノコが好きなのね。
だって、そんなにいっしょうけんめー食べるんだもん!
まだ食べたいなら、あっちの木の根元にたくさん生えてるからねっ。
(薄明の森の中、オークに案内された方角に進む)
……。
なかなか樫の木の賢者さん、見つからないね。
やっぱり試練を受けてないと会えないのかなー。
うーん……ちょっと森に話しかけてみよっか。
(小さな大声で森に呼びかける)
こんにちはっ。
私、妖精のユピティー。
世界樹の場所を教えて欲しくてエールの森に来たの。
誰か、エールの森に住んでる人で世界樹を知ってる人っていないかなー……?
607 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/30(火) 19:31:34.36
>>605 京極高吉「松井殿・・・?であってますかな?」
「我々には世界の均衡がどうだの心配する予定はないんですぞ!」
「やらなければやられる・・・。」
「足利の兵は少なくともそのつもりできております。」
「松永の将がそのようなことを言っておられれば兵の士気が落ちることは必須!」
「発言には気を付けてもらわねば・・・。」
「いや・・・幕府軍の我らが口を挟むのも愚行ですな。いやはや失礼した。」
(そういうと高吉は松井友閑に頭を下げた)
608 :
オ・シス:2011/08/30(火) 20:46:49.42
>>599 ぷわっ!
(オ・シスの放った矢は、アイギス・テルシテスの左腕に刺さりました)
失敗!去る!
(すぐさま身を翻して逃げる暗殺者です)
>>601 伝令兵「御報告!敵軍が大挙して押し寄せてきております。短期決戦に出たのでしょうか、かなりの兵数です。
これまでの比ではありません。武装も充実しております。」
源頼賢「ちっ、言ってるそばからこれかよ。戦わねばなりませんかなぁ、和平の話をしてる最中だってのによ。」
「どうします、親父殿?無視して籠城しますか。それとも出撃しますか。
源為義「敵方の思惑はよく分からぬが、大軍で寄せてくるとなると守るだけでは少々厳しいであろう。
お前は兵を率いて討って出よ。城門前を死守するのだ。ワシは城壁で守備兵たちの指揮を執る。
敵は我が方より圧倒的に多い、無理はするなよ。敵将を討つ必要もない、ただ砦を守れ。」
源頼賢「承知しました。しっかり援護頼みますぜ親父殿。(槍を持ち馬にまたがり城門を出て行く)
お前らよく聞けぇ!これからお前たちは城門前にて奴らを迎撃する。城と己の命を守ることを第一に考えろ。死ぬな、分かったか!」
兵「オオーッッ!!!(歓声が上がる)」
(頼賢の隊が城門前に展開、城壁の上に為義の弓隊、砲兵隊が配備)
>>604 (天球のカケラから)
まあ待て待て、そう急ぐな。奴は近いうちに必ずや討ち滅ぼしてくれようぞ。
お前は疲れておらぬようだが魔族兵及び人間の兵は皆疲れている。ここまで戦いが長引くとは思わなかったのであろうな。
為義らもそのあたりは分かっているだろう。ゆえに、この度は松永軍とは一時停戦とするのが上策だ。
十分な物資と食料を再び整え、周辺国に圧力をかけつつ松永軍攻略の策を練るのだ。
お前は十分良くやった、しばし休息せよ。魔の世界に帰るもよし、この世界を廻り血を求めるもよかろうな。
>>608 従者「ああっ、陛下!!おい、誰か医者を呼んでくれ!それから街の警備に出ている為朝殿に至急連絡、犯人の捜索に当たるよう指示を頼む。」
(刺さった矢を右腕で引き抜き、投げ捨てる)
ふふふふふふふふ・・・はははははははははっ!!人間の放った矢にやすやすと当たるとは、魔族の恥じよな。
この程度の傷はすぐに治るわ、医者はいらぬ。それよりも問題は矢を放った奴だ。
余に気づかれず潜んでいられる者がいるとは思わなかったわ。何者の差し金か気にかかるぞ。
【市街】
伝令「…ということでございまして。急ぎ刺客を捜索するようお願い申し上げます。」
源為朝「なんたる失態だ!下郎が、陛下に傷をつけるなど覚悟の上だろうな。探せ探せ、必ず見つけ捕えるんだ!
俺が付いていればかような者を陛下に近づけずに済んだやも知れぬのに。」
(為朝の警備兵が刺客の捜索を開始)
>>595 「バイ、君は面白い考え方をするな」
「俺の生きていた時代で、君は蜀漢の劉禅や西晋の司馬衷の朋として扱われていた」
「きっと廷臣たちは君のことを殺した自分達を正当化する為に史書を改竄したんだろう」
「いつの時代でも廷臣たちが一番害悪なんだ」
「戦場も知らない奴らのせいで常勝していた我が将軍は左遷された」
「そして女真を防ぎきれない状況になってから慌てて将軍を再召喚する」
「いったいぜんたい奴らはどこの国に忠誠を誓っているんだ!」
「・・・ごめん、少し気が昂ぶってしまったようだ」
「バイ、世界樹のことを教えてくれてありがとう」
「おかげで俺は半月も待っていられなくなってしまった」
「悪いが先に行かせてもらうよ」
「それに、行き先が同じならまた会えるはずさ」
>>602 それは祝着。しかし、ちとおいでくださるのが遅かった模様。
我々はここに至り、魔軍と和平を結び引き上げる方針を固めております。
この総攻撃の後には、和平が相成ることでしょう。
その時には、我々と並んで退かれることをお勧め致します。
>>609 (城門が開き、一軍団が塊をなして展開した)
(先頭に立つのは、紛れもない、弔問使に来た源頼賢だった)
(かねての指示に従い、全軍が全包囲から総攻撃をかけるのに任せ、楠木正虎は敵の将の名を呼ばわる)
会うのは三度目だな、源頼賢。
陣前にて話がしたい。
(正虎は刀と弓を外し、供の者に渡して戦意のないことを示す)
(砲が火を噴き、その合間を縫って矢が空を黒く染め、兵の喚声が重なり合う中で正虎の周囲だけは静かだった)
堅い城塞だ。半月も前には落とせていると思ったがな。人を謀るは容易くても人外を謀るのは難しい。
このままでは、決着が付くのはいつになるかわかったものではない。
そちらに異存がなければ、我々は引き上げようと思うが、如何か。
612 :
足利八郎義長@将軍 ◆cDG2CyovEY :2011/08/31(水) 15:27:26.20
>>611 京極高吉「ふむぅ・・・。我々は楠木殿に従うとしよう。」
「和平交渉成立の折には我が陣へ赴いてほしい。」
「それでは失礼致す。」
【京極高吉、足利幕府軍の陣へもどる】
(ちなみに足利幕府軍の陣は松永軍本陣の西僅か2里にありますw)
613 :
オ・シス:2011/08/31(水) 16:15:48.33
>>609 ギヒヒ…。
(捕らえられたオ・シスは歯を剥き出して下卑に笑うだけで何も言いません)
>>606 いえいえ、キノコは特別食べたいと思うものではありませんよ(汗)
ユピティーさんが採って来て下さったから美味しく食べたのですw
それに森からの有り難い恵みですしね。
その…樫の木の賢者さんとはどのような方で?すみません、この世界に来てまだ
間も無いので…あ、いや説明して下さるのは有り難いのですが、それより先に、
その賢者さんに呼び掛けてみましょうよ。
615 :
ニンフ:2011/09/01(木) 00:10:34.95
>>606 (幻惑のような声が聞こえて来ました)
フラングスの山の向こうになら一本あるかも知れないわ。世界樹は全部で七つあるの。幼木も含めてね。
こちらへいらっしゃい。今私、湖で髪を洗っているところなの。
>>611 源頼賢「なんだあいつら?殺し合いに来たかと思えば拍子抜けだぜ。お前らはここで待ってろ。
親父殿ー!ちょっくら行ってきますわー。(城壁の上にいる為義に呼び掛ける)」
数名の供と前へ進み出る。
源頼賢「俺らとあんたら、どっちの軍も傷つきましたしねぇ。俺は戦を止めるんならちょうどいい頃合いだと思ってますわ。
双方兵をおさめて十日以内に引き上げましょうや。物資やら何やらの片付けもあるだろうしな。
しっかし久しぶりに骨のある奴らだったなぁあんたら!今まで頭の悪い蛮賊ばっかり相手にしてたからなあ。
なんなら物資を確保してからすぐに攻めてきてもいいんだぜ?今度は俺たちも籠城なんかしねえ、正面から戦ってやるからよ。」
そこへアエトス・フラーギスから馬を走らせる将がある。
源為義「おい、総大将であるワシを呼ばんとはどういうことじゃ。お前はもう良いから砦へ戻れ。」
源頼賢「へいへい、すいませんでした。あいにく、親父殿の役はもうありませんがね。話し合いは俺たちだけで十分ですよ。」
源為義「黙れ!・・・すまぬな。無様な姿を見せた。これはワシらからの土産じゃ、持って行くがよい。(射られた杯と唐菓子の梅枝が入った包みを渡す。)【
>>445】」
源頼賢「これ、俺たちが使ってて射ち抜かれた奴ですか?あの時の杯をくれてやるなんて、親父殿は最後までいやらしい方ですなぁ。」
源為義「馬鹿を申すな。敵方の将兵の優れた武勇に敬意を表して、じゃ。次に会う時まで取っておくがよい。梅枝はワシからの餞別じゃからな。」
>>613 源為朝「下郎が、陛下の行く道に石くれとして転がった罪、死ぬだけでは償えんと思えよ!(刺客を足蹴りする)
こんな奴の侵入を許したとは全く腹が立つ。陛下、ご命令を。こいつの首を為朝が討ち落とします。」
くっくっくっく・・・・心を静めよ、為朝。余はこの程度では死なぬ。
(刺客の様子を見て)こいつ…死を覚悟した、とでも言いたげな目をしておるわ。これを殺しても意味がない。
この者の足を斬れ。切断はするなよ、あくまで重症と呼べるほどにとどめろ。その後、棒打ち百打を与えてから釈放せよ。それからは何人も追ってはならん。
(刺客に語りかけるようにして)お前は己の任務を全うしたと思っているのか。世にこの程度の傷を与えたくらいで。魔となった余にはすぐに再生できる傷だぞ。
どこの刺客かなど聞いても答えぬだろうから始めから聞かぬが、お前はその主のために任務を遂行し、死んだ。そういうことにしたいのだろう。
残念だがそれはできぬ。お前に死を与えることは主のため殉死した英雄としてお前を昇華させることに等しくなるからだ。まだ天上の国へは行かせられんな。為朝、連れて行け。
源為朝「ははっ。おら、こっちへこい。はやくしねえか!それでは陛下、失礼いたします。(刺客を刑場まで連れて行く)
もうすぐ着くぞ。俺が陛下だったら貴様はとっくに死んでるんだ。これだけの刑罰で恩赦になるんだから感謝しろよ。」
>>614 さっきから聞いてりゃ、ずっとあんたが質問してそっちの妖精の女の子が答えてるなあ
質問責めは可哀相じゃあないかね
618 :
カマキリの精:2011/09/01(木) 07:50:57.02
>>617 うるさい!死ね!
( カマキリは鎌を降りおろしテントウムシの精を一刀両断!)
>>618 おっとと……、あぶないねえ
(ぽわぽわ……と黄色く丸い光が集まり、蟷螂の両腕を包み込んだ)
(その間に蟷螂の攻撃範囲を擦り抜けて、宙に浮かび)
おや、あんたはこのエールの森の住人ではないようだ
もしそうなら、今みたいな殺しはしない筈さ
そんなら忠告しておくがね、ここに無断で入るぐらいならともかく、
そんな事までしてると後でどんな恐ろしい目に遭うかわからないよ
ま、ほどほどにしんさい
>>617 それは失礼しました。ご指摘有り難うございます。
ユピティーさんの博識につい頼り過ぎてしまいましたね。以後気をつけますよ。
>>614 樫の木の賢者さんはエールの森の主だと思うんだけど、まだ私も会ったことがないの。
だから、どんな力を持ってるかは分からない……。
(樫の木の賢者に呼びかけてみたらとの提案に)
うん、そーだよね。
こっちから呼ばないと気付かないかも知れないし。
……マーリーン! 近くにいるー?
>>615 (どこかから流れてくる歌のような声を聞き)
あっ、この声は……。
木の賢者じゃないけどエールの森に住んでる人みたい。
フラングスの山の向こうってどこだろー……?
(ユピティーが木々の間を抜けて、奥へ奥へと飛んでゆくと、紫の瞳に湖面に静謐さを湛えた湖が映ります)
Σわぁ……とっても大っきい!
これが昨日のオークが言ってた湖ね。
(大きな湖に近づくと、ニンフが立てる水音に気が付く)
こんにちはっ! 私、妖精のユピティー。
私の国は世界樹が枯れちゃって、みんな元気がなくなっちゃった……。
だから他の世界樹に新しい種を分けてもらって、新しい芽を育てたいの。
だから、もっと世界樹について教えてほしーなー。
>>617-619 (テントウ虫とカマキリの精霊が争い始める)
うーん、とっても熾烈な戦い……。
エールの森もじゃくにくきょーしょくなのかなー。
>>620 (黄色いテントウ虫の精とやり取りするフォックスに)
ふっふーん、私ってそんなに物知り?
まー、それほどでもないけどねっ。
フォックスが知りたがりなのは、きっと新しいことを知るのが楽しーからでしょっ。
好奇心おーせーってやつね。
これからも遠慮なんかしないで、なんでも私に聞くといーよ!
(テントウ虫の精に近づいて、こっそり耳打ち)
……ここだけの話だけど、私もこの世界のことは、あんまり詳しく無いの。
だから知らないことを聞かれた時は、ちょっぴりあやふやな答えだったりして……。
622 :
ニンフ:2011/09/02(金) 13:20:20.74
>>621 (水辺で髪を洗っていたニンフがゆったりとこちらを見る)
こんにちは。私はマイリュージア、ずっと以前からここに住んでいるのよ。
まぁ、それは災難だったわね…元気を出して。
ふふ、フラングスはこのエールの森の西にある山よ。
頂上付近にまだ若い世界樹があるかも知れないわ。確か名前は…ピア。
種が出来るかは、なにぶん若い木だからよく分からないわ…
お暇なら行ってみて。
623 :
炎の妖精修造 ◆ezLrsvRnXc :2011/09/02(金) 19:08:55.64
>>621 マーリンが見つからないって諦めてるんじゃないですか!?
諦めちゃ駄目だ!!
【末後の宮殿】
…完成だ。教典『魔戒』は長き時を経て再びこの世の人の目に触れることになる。
だが教団の名が『魔聖教』のままではいくら陛下の公認があろうとも良い目では見られないだろうな。
ゆえに、今日をもって教団は『カーラ教』と名を改める。名は変われど教義はほぼこれまでと同じだ。
教団の紋章は螺旋の中心にクロスさせた二つの鍵を置いたものである。螺旋は輪廻を、鍵の一つは魔族の世界の扉を開く鍵を、
もう一つの鍵はこの世界を封じる鍵を表す。この世は魔族と死の国に代わるということだ。この紋章を旗に描くようにしろ。
各々は吾の修正した『魔戒』を持ち、旗を立てて各地で一斉に布教を開始せよ。
吾はビオレゲンスにて大々的に教義を演説する。アイギス陛下も出席なさるゆえ、町の有力者も多く集まるであろう。教えを広める絶好の機会だ。
信徒「はい、教父。教団の新たな時代の幕開けですね。今亡き同胞らも喜んでいるでしょう。」
これより新時代の幕が開く。これから忙しくなるぞ。各々、心してかかれ。
(首都・ビオレゲンスでは教父がアイギス隣席のもと大々的に演説を行うようです。)
さらや、さらや
>>610 きっと、蜀後主や晋恵帝にだって、史書に書かれない、人に知られることのなかった美点があったと思うよ。
ただな。
フェイ、空を見上げてみろよ。何色だ。一面、蒼いだろう。
あの蒼は空の本来の色だと思うか。それとも、あまりに空が遠いから、本当は色々なものがあるのに
蒼一色に見えてるんだろうか。
俺は多分、後者だと思う。
後主や恵帝のことも、あの空のように見てやるべきだよ。
「後主は暗愚だった」「いや美点もあった」そんなことを考えても彼らは喜ばないよ。
長所も短所もひっくるめてあの蒼一色の空のように見て、
「昔、後主という人がいた」「恵帝という人がいた」それで十分。それでいいんだよ。
俺も、誰の同情も中傷も要らないよ。
そうか、今行くというなら、それもフェイの運命がそうさせているんだろうな。
また会えることを祈るよ。
それから、いくら腹にたまると言っても小さな木の実を三つしか食べてないんだから、無理はするなよ。
それじゃあ、またな。
【小さな泉 二十八日目 夜】
今夜が、試練の最後の日である。そして、日が明けたら再び旅が始まるのだ。
食を細くし続けた体は痩せてまるで枯れ木のようだ。少し手を動かすのも、仰向けの体を少し起き上がらせるのも力が要る。
しかし体の内部の気は充足していた。
静かに横たわり、目を閉じていると、自然に調和して暮らすうちに鋭敏になった感覚がさまざまなものを捉える。
今通りぬけた風が、どの木の「むろ」を通り抜けて音を立てたのか。
泉の水をどのくらいの力で撫ぜて波を起こしたのか。
風によって起きた音の一つ一つがどんなものか。
激流の響きのようなもの、矢の唸りのようなもの、叱りつける声に似たもの、息を吸うのに似たもの、
叫び声を思わせるもの、泣きわめくもの、深くかすかなもの、哀切のひびきを持つもの、さまざまを聞き分けた。
これは、と思った。
今自分が聞いたのは、風の音だ。しかし考えてみる。風とはそれ自体、音を持つものであろうか。いいや。
風の音と思えるものは、実は木の室、梢の葉、大地の穴、泉の水、それらがそれぞれの形状にあわせて
立てている音なのだ。
人の心に似ている、と思う。
十人十色というが、人もそれぞれ様々な心の持ちようをしている。
それぞれの心の形に応じて、見えない風……大きな自然の流れ、すなわち「運命」に吹かれたとき
様々な感情が湧き起る。
俺も、この一月、まず狼狽した。迷った。恐れた。疑念を抱いた。絶望の暗がりにうずくまった。
そして運命を受け入れた。平穏を取り戻した。
人は、自分の心に自然に備わっている心に従い、運命に随順したなら、穏やかに生きていられる。
時に混沌としたそれを見捨て、小さな知恵に基づく作為に奔走した時、安定からくずれ落ちてしまう。
自然と調和するとはそういうことだ。
>>597>>625 今は、世界樹の声も聞き分けられるぞ。
さっき思ったように……それぞれの形に応じて、運命の風に応じて音を立てている。
より大きく、太い音を出す世界樹は、助けを求めている。
小さく高く、細い音を出すものは、まだ平穏だ。
それなら、探すのは、大きな世界樹。
そうだよな。わざわざ悪人になってまで注意してやる必要はないよな。
見放すってんじゃなくて、その人が自然にそれに気づく時を気長に待てって話。
ざらざら・・・
ざらざらざら・・・
ざざあーーッ!
ごわわあーーッッ!
>>621 なるほど…そうでしたか。
(ユピティーが叫ぶのを聞きながら)
(わいは異世界でバフォメットいう自然と農業の神やった。キリスト教のせいで
悪魔の王にされてしもたが…或いはわしの名、知ってるかも知れへん。
注意せんとあかんな…世界樹を燃やして回る為にな)
(湖の側に佇むニンフを見て)
いやぁ、お美しいですなぁ!眼福です。
(うっとりとニンフに見とれながらも心の中で話を聞く)
(ふんふん…フラングスなる山に若い世界樹があるかもと…
行ってみようかな?世界樹とはどんなものだか知りたい…
まぁユピティーの返答しだいだがな)
ありがとうございます、また何かあればユピティーさんに聞いてしまいますよw
ところでユピティーさん、ニンフの教えてくれた山には参りますか?
修行に出ていられるバイさんに相談してからですかね。そろそろ修行から出て
いられる頃合いですし。
>>622 (マイリュージアの話を聞き)
フラングスはエールの森の西にあるのね。
山のてっぺんなら、あの黒い雨を浴びてなくて世界樹も元気かも……。
ありがとっ、マイリュージア! やっと探してた世界樹の場所が分かった!
それじゃ、さっそくピアの所に行ってみるねっ。
>>623 (いきなり掛けられた声に)
Σわわっ、びっくりした……。
う、うん……エールの森って広そうだし、ホントは私ちょっと諦めちゃってた。
でも、よく探さないで諦めちゃうのはよくないよね。
頑張って、もーちょっとマーリンも探してみよっかな。
七本あるなら樫の木の賢者さんも、世界樹だったりするかもしれないし。
それで、えっと……あなた、火の妖精なのかな?
湖の近くなのに、だんだん暑くなってきたよ……うぅ……とってもあっつい……ふにゃっ。
(ぐったりして湖に足を浸す)
>>628 (湖の畔に佇む蛙の精霊に)
うん、自分で間違いに気づいてくれたら一番だよね。
あんまり気長に待ってると、取り返しがつかなくなっちゃうこともあるけど……。
>>625 >>629-630 (エールの森を駆け抜ける色んな気配に)
あれ……あっちにもこっちにも大きな気配がするよ?
それに、なんだか痛がってるみたい……。
ま、まさか、木が枯れかかっちゃってるのかな? ど、どーしよー……。
>>631 うん、すぐに山に行くよりバイに会ってからにしよっか。
私もバイの様子が気になるし……。
でも、まだ試練は途中だと思うよ。
だって試練って一ヵ月もあるんだもん。
Σあっ、でも誰かに時間の流れ方を変えられてたら、もう一ヵ月経ってるかも……。
うーん、どーなってるか分かんないけど、とりあえず出発しましょっか。
(湖から離れて北の方角に向けて飛んでゆく)
【小さな泉 二十八日目 夜 夢】
目の前に、夜の街が見える。こんな所に街がある筈がないし、そもそも俺は寝ていた筈だから、これは夢だろう。
夢の中の街は、眠ることを知らないようだった。
闇を照らす灯りが、夜を通して消えないのと同じように、人々もまた終わらない享楽に身を任せていた。
俺はその中を歩いていた。
街の人々は誰も俺に気付かない。
大通りを道なりに進み、三つの宮殿を越え、橋を渡り、それから何度角を曲がったかわからない、その先には。
その先には荒涼とした断崖があった。街の中からいきなりこんな所へ出たのは、やっぱり夢だからだろう。
断崖の底で、俺は老人と鴉と話した。
老人の邸宅はこの近くにあるらしい。俺は老人に付いていくことにした。
屋敷はすぐそこだ。老人が言った。足を速める。
しかし枯れ枝のような指の指す先に、屋敷は無かった。
一本の楡の木が立っていた。その木の下には、奇っ怪な格好をした男が一人。
ウィア・ド・フニ「あら今晩は! 断頭台に咲く花は今宵も血を啜る、百七のしあわせとその辺りにもうひとつ!!」
世界の案内人か。また会えて嬉しいよ。でも、今夜こうして会ったというのは、どういうことかな。
ウィア・ド・フニはにまにまと笑って、ぱちんと指を鳴らす。
途端に彼は猫の姿になり、にゃあごうと一声鳴いて楡の木に登ってしまった。そこから一跳ね。
必死に彼の後を歩いて付いていく。
道の先には、霧深い森。その奥には、不気味な宮殿がたたずんでいた。
>>600>>624 バイ・ムーダンは正面玄関から宮殿に入る。
最奥部で教父アウスルクスと信徒達が何やら話しているのが見える。
しかし、ここは「魔素」が強いのか、夢に対する結界があるのか、それ以上近寄って
会話の内容を探ることはできなかった。
よからぬ匂いしかしないのは確かなのだが……。
ここで、意識が現実に引き戻される。見えない手で肩を掴まれ、後ろに引き摺られているように
視界がズームアウトし、目の前に霧がかかり、それが晴れたときには、
住み慣れた小さな泉のほとりに横たわっていた。
>>633 梟のハウレット「お久しぶりですね」
「今日は私だけでご挨拶に参りました」
「二十八の昼と二十八の夜をこの泉で過ごす」
「あなたは試練を乗り越えました」
「つまり“エールの森”へ立ち入る資格を得たのです」
ハウレットは如才ない笑みを浮かべやつれたバイ・ムーダンを祝福した
一月前若干の警戒心を含んでいた視線ではもうない
新しい森の民を歓び迎え入れる先住者の暖かさがこもった目だった
梟のハウレット「バイ・ムーダンさん」
「これからあなたは“エールの森”に向かうことになります」
「ですがそのやつれた身体では到底辿りつけないでしょう」
「“樫の木爺さん”の使いとしての最後の仕事です」
「私をお食べなさい」
>>632 (ククク…世界樹は七つもあるのか。さてどれから潰すか…
今、ピアとやらを潰すのは早計だ。どうせなら最も大きな、種の沢山取れるものを
真っ先に潰したいからな)
(ぐったりして湖に足を浸したユピティーに)
おや、大丈夫ですか?
ふむ、世界樹が痛がっている…それは重畳…じゃない、大変ですね。
最も大きい世界樹に、早く巡り会えるといいですね。
私も陰ながら妨害…じゃない、応援させて頂きますよ。
しかしどうして痛がっているように聞こえるのか…。(はは、もっと苦しめ…!真心を尽くしてすら悪魔扱いされた俺とは対照的に、
汚れを知らぬ世界樹よ…!)
ええ、バイさんに私も会ってみたいですよ。元皇帝というお話でしたよね?
どれだけ腐って…いやいや、気高くあられるのか。非常に楽しみですね。
ええ、それでは出発いたしましょう。
さらさら…
(エメラルドのような美しい葉を風にそよがせる世界樹のうろから、乙女が晴れ上がった空を見上げる)
この世界樹の長老スールにも、やがて魔の手が及んで来る気がする…
先日の黒い雨で、スフェルの丘にて大樹達に隠れるようにしてすくすく育っていた、一番若い世界樹ミルドが
枯れてしまったわ…
>>634 ハウレット……。それでは、これで、良かったのですね。
(体を横たえたまま、安堵のためか目を閉じて)
「試練を乗り越えた」、そうなのですよね。
私自身としては、「乗り越えた」というよりむしろ「なるようになった」といった方が正しい感覚です。
この一月、確かに、いつも頭には「試練」がありました。
ところが心は「ただこの泉に生かされているだけ」なのです。
だから命を保てたのだと思います。
反対に、貴方は今死ぬのですか。
試練を終えた私を森に引き入れるのが、貴方の生に与えられた運命だというのですか。
より大きな流れのために。
貴方がそれに納得しているなら、私は貴方の命を貰い受けましょう。
ただ、貴方には自由に生きる道もあるのですよ。
(二人は暫く視線を交わして見つめあった)
(バイ・ムーダンはどちらにせよ覚悟している)
(ハウレットが「大賢者の使い」としての定めを選べば、躊躇いなく血肉を糧として)
(あるいは「自由の身」を望めば、消耗した体でも立ちあがって南へ行こう、と)
《生存》
スール、ピア、ニメラ、ニナ、?、?(六樹)
《枯死》
ミルド(一樹)
>>635 (何か言いかけて躊躇ったり、つっかえつっかえに喋るフォックスに)
フォックスは、たまに言い間違いが多くなるよね。
深呼吸とかして、もー少し落ち着いた方がいーんじゃないかなー……。
(森の中を飛ぶ内に、葉の間から見える空の色も藍色に変わってゆく)
うーん……前は、この辺りに洞窟があったのに……。
ドングリも、いっぱいのキノコも、木の実もイノシシの足跡も全然見つからない。
もしかして迷っちゃったのかなー……。
フォックスは道を覚えてる?
>>636 Σあっ、またさやさやが聞こえる……。
(どこかから聞こえる木の葉のせせらぎに辺りを見回せば、根元に大きなうろのある大木を見つける)
ここは誰も使って無いみたいだから、今日はこの中で寝ましょ。
フォックスの背中はふかふかしてるから、上で寝たらよく眠れそう……ふふっ、なーんてねっ。
おやすみなさーい……。
(フォックスが眠った頃を見計らって、その背中に寝床を移します)
やっぱりあったかーい……。
(眠りに落ちたユピティーは、夢の中で乳白色の空間を漂っているような感じがします)
(やがて周囲の光景が目まぐるしく動き、目の前に一つの山を造りました)
(雲に霞む山の頂きには、世界を見晴るかすような大木が、そのシルエットを浮かび上がらせています)
(近づくと、大樹は生い茂る葉の間に多くの果実を実らせ、鳥やリスを枝に止まらせていました)
(さやさやと葉を揺らしながら、大木は遥か遠くまでを見守るかのように聳えています)
……あれが世界樹なのかなー……むにゃむにゃ……。
>>640 もっと熱くなれよ!!
熱い血燃やしてけよ!!
世界樹だって枯れそうな体必死で支えてんだ!!
元気な俺たちが助けてやらないでどうすんだよ!?
「白の史書」のページも残り僅か……。
(肖像画の夢魔は、石の玉座に載った史書に視線を落とす)
でも、まだ足りないわ。奪われた歴史の大きさに比べたら。
まだまだ足りないわ。現実から疎外された、この世界の不完全さを眺め渡してみれば。
もっと夢を重ねなければならない
終わらない夢を……
(夢魔が目を閉じると、おぼろげな幻影が玉座の上に集まってくる)
「史書」の第二巻目を、つくらなきゃね
(目を軽く閉じて、まどろみに落ちようとするが、何かを感じ取ったのか、はっと目を見開く)
(
>>633)世界に「夢に対する結界」が生まれている……
今までは、この世界のどこにだって、私は干渉することができた
でも、今は、その中に一点、干渉できない場所がある
そう、教父アウスルクスの言っていた、「末後の宮殿」(
>>556)の場所。
……とうとう、この世界が、本当の意味で存在し始めようとしているのかもしれない
今までは私の夢でしかなかった世界が
ちゃんとした実体を持ち始めたのかもしれない
どんな形であれ、ね
>>624 (考え事をしていると、玉座の間にオスティア王アイギス・テルシテスが入ってきた)
あら、ごきげんよう。陛下
こんな真夜中に、珍しいですわね?
夜は美しいものですわ。豪華なシャンデリアの灯がなくても、空の月が照らしてくれる
昼間は閉じ込められた真実が、動き始めるのも夜ですわ
そういえば、明日はアウスルクス教父が「カーラ教」の説法をする日でしたわね
私も聞きたいわ
「天球のカケラ」はこの部屋に置いていってくださいな
そうしたら、私も聞けるから
>>640 そ、そうですね。スーハー、スーハー…
はあ、落ち着きましたよ。
(ククッ、滅ぼすべき世界樹の存在を知って些か興奮してしまったようだ。
この娘は鈍感らしく、俺の悪意と目的に気付かない。
問題はバイとやらだな…。繊細な感受性なぞ備えてないといいが…)
それが…生憎私も覚えていませんでね。どうでしょう?私も鴉の姿になりますから、
上に茂る葉々を掻き分けて、森の上に出て現在地を確認してみませんか?世界樹の
ある何とかいう山も見えるかも知れませんし…
>>641 (元気の良い叫び声に、フォックスの背中からポテンと落ちる)
Σわわっ……うにゃぅっ!
あっ、昨日のあっつい妖精!
えっと……そ、そーだよね。
木は自分からは動けないし、森のみんなで助けてあげないと!
私頑張るっ、えいえいおー!!
熱く燃えるって、こんな感じ……かなー?
>>644 (木のうろから出て)
うん、空からの方が早いよね。
それじゃ、フォックスはカラスに変身して着いてきてっ。
(枝葉の天井を抜けて空へ出ると、広がる森の緑と、空の青が目に飛び込む)
太陽が登ってくるのが東だから、あっちが西で、こっちが北ねっ。
(遥か西には、頂きを雲で白く染めた山々が連なっている)
大きな山がいっぱいあるけど、上の辺りは良く見えないなー……。
(北に向けて飛び続け、滅びた都の辺りで)
この辺りは前に来た辺りだね。
あっ、あの音は……。
ちょっとハチミツを分けてもらってくるねっ。
(何かに気付いた様子で、茂みの中でぶんぶんと鳴る羽音の群れに向かってゆく)
>>645 (はぁーい)
(ミンス島宮廷)
セン・ゴック官房長官「陛下の傷は深く、癒えるまで政務は無理でしょう」
「闇将軍オ・ザーワら北島出身者はカイェーダ・ヴァン・リーを密かに奉戴しようとしているとか」
「陛下、退位のご決断を」
ヴァン・サン・菅「わ、私は…絶対に王位は…」
セン・ゴック官房長官「それでは北島出身者を抑えられません」
「陛下、大オスティア再興の大義のため、一度身をお引きください」
ヴァン・サン・菅「で、では私の後継者は…よ、ヨッシー・野田に…」
「あ、あれは…ぎょ、御しやすい…」
「セン・ゴック…お、お前だけが…た、頼りだ…」
セン・ゴック官房長官「ご英断でございます、大王陛下…」
>>633 【末後の宮殿 深部】
教父・アウスルクス「ふむ・・・どこかから迷い猫が覗きに来ていたようだな。まあ良い、いずれ人々の目に触れるものだ。
だがここまで来ることは並みの人間、術師では不可能だ。時空のねじれで簡単には立ち入れんよ。
入れるのは我々古来からの信徒だけだ。今後新たな信徒ができても彼らは永遠に中には入れん。」
信徒「これも先代の信徒らの賜物ですね。そこいらの学者が何百年研究しようが一生生み出せないものでしょう。」
教父・アウスルクス「学者どもなどただ空論を並べくだらぬ議論を重ねて時を浪費する阿呆でしかない。
余の頭の中にあるピラミッドでは最底辺の位置に含まれているよ。学者どもに興味はない、全ては思想からだ。
思想を統制することが確固たる支配力、団結力を高めることになるのだからな。」
>>643 おお、お主か。今宵は静かでよい夜だな。西方での騒乱もまもなく収まるようであるし余の心は落ち着いておる。暫くは平穏な日々が訪れるだろう。
旧都・オスティリアの再興計画でもゆるりと練るとしよう。いつまでも瓦礫の山にしておくわけにもいかぬしな。
カケラを置いてゆくことは構わぬが、聞いてから聞かなければよかったなどと申すのはなしだ。
これは我らから神への宣戦布告でもある。気を悪くする者もいるだろうからな。特にお主のような善者は、だ。それでもよいなら聞くがよい。
源為朝「陛下、少々よろしいでしょうか?」
為朝か、よい。申せ。
源為朝「はい。私が申し上げたいのは明日の警備のことでございます。先日も陛下を狙った暗殺者を捕えたばかり、いつあのような輩が現れるかも分かりませぬ。
広場には武装した兵を200名以上配備し、陛下のおそばにはそれがしが控えます。この状況では敵も簡単には手を出せますまい。
さらに詰所にも100名近い兵を待機させます。彼らは説法を聞き怒り狂って暴徒と化したその他教団の狂信者らを捕縛する役割を担います。
ですので、陛下には安心してお楽しみいただけるかと。二度と陛下には触れさせませぬ。」
大義である。戦でもないのによくそれだけの人出を集めたものだ。褒めて使わす。
いざとなれば余が自ら排除する。明日は記念すべき日、お前も愉しめ。
>>646 了解しました。
(頷くと、鴉の姿に変身する)
(森の上に出た後、太陽の位置を確かめ西の方角を見はるかす。
遥か西の山々を鋭い目で刺すように睨むバフォメットだ)
{あのどこかに、まだ見ぬ世界樹があるのか…早く見て、そしてこの手で引導を
渡したい・・・}
(ユピティーが蜂蜜を貰いに行くと聞き)
ええ、行ってらっしゃい。…危ない真似はなさらないで下さいね。
私は狐の姿に戻って待っておりますから、何かあったら大声で呼んで下さい。
>>648 アイギスさん、ファンです!
これからも頑張って下さい!!
651 :
カウント:2011/09/06(火) 20:58:44.35
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>>650 見よ、度重なる戦乱、そして大火の後にもかかわらず民たちは余を支えてくれているぞ。
治世への第一歩は民を重んじ民意を味方につけることだ。民を道中の小石とみなし、それをどかすといった強硬手段をとればたちまち国は内部から崩れる。
兵、商人、富豪、平民、奴婢、全ての人間が治世を生み出す。いずれも役に立たぬ者はおらぬ。それらを全て統率し、政を行うのが我らの役目だ。
余は前の世界でも家柄ゆえか多くの民が敬意を持ちうやうやしくしてきおった。余は一生涯このままなのだろうか。それとも、再び全てを失い地を這うか、ふっはははははははははは!!!
>>651 書の一巻が終わる、か。この短い間の中に実にさまざまなことがあったものだ。
肖像画との出会いに始まり興国、王都の炎上、同盟、新たな友、そして家臣らと再会し、戦も経験した。
一度は完全に闇へと呑まれた余の道が、また再び開かれるとは思いもしなかった。
世界は常に万物流転、時よ止まれとたとえ魔縁たる余が願えどもこれだけは叶えることができない。もちろん天上の国に住む神らにも不可能だろうな。
余がこのようなことを申している間にも時は止まらず動き続けているとは皮肉な話だ。
次の書はいかなる世界か。玩具の完成を待つ童のような心地ぞ。
(ミンス島宮廷)
セン・ゴック官房長官「…以上の理由から大王陛下はこれ以上の政務は困難とお考えになられ退位されることになりました」
「後継国王にはヨッシー・野田卿を推されております」
闇将軍オ・ザーワ「…野田卿か」
岡田・イオン・フランケンシュタイン幹事長「私に異論は無い」
マエナントカ外務大臣「我が盟友・野田卿ならばミンス島をカプトゥラム海の支配者へ育てられるだろう」
大宰相ルーピーポッポ「クルッポー」
松本ドラゴン(…ふん、とんだ茶番劇だな)
ヨッシー・野田「私は泥鰌王と呼ばれるようになりたい」
(ミンス島宮廷)
ヨッシー・野田「では私が新国王ということでよろしいですか?」
マエナントカ外務大臣「野田卿、いえ国王陛下」
「いま生まれ変わりつつあるミンス島を、誰が止めることが出来ましょう?」
岡田・イオン・フランケンシュタイン幹事長「国王陛下万歳!」
闇将軍オ・ザーワ(セン・ゴックめ…先手を打ったか…)
「国王陛下、先王陛下は少し現実というものが見えておりませんでした」
「国王陛下におかれましては民の声を傾聴し善政をもって臨まれますよう…」
大宰相ルーピーポッポ「クルッポー」
ヨッシー・野田「では私の治世において真っ先に行うこと、それは対岸のオスティア王国との和平である」
「松本ドラゴン、帰ってきたばかりで済まないが再びカプトゥラム海を渡ってくれ」
松本ドラゴン「…俺はガキの使いじゃねぇんだぞ」
「まぁ、暇だし行ってやるけどよ」
セン・ゴック官房長官(…陛下、今は耐えてくだされ)
(このセン・ゴック、必ず貴方を再び王位へ導きましょう…)
>>652 (ビオレゲンス、玉座の間)
松本ドラゴン「よぉ、久しぶりだなアイギス」
「ま、久しぶりって言ってもつい一月前のことだがよ」
「今度はちゃんと客よりさきに待ってたな?」
「上出来だ」
657 :
ROM:2011/09/07(水) 10:53:36.71
>>653 あんた肖像画の不興買ってると思うよ
肖像画はユピティーさんにって指名したんだから
>>657 いやそれはないだろ。せっかく立ててくれたんだから。
考えすぎだと思うよ。
残りあと2KB
660 :
獣:2011/09/07(水) 13:14:23.34
〜北極の誰も来ない極寒の地で〜
ぐぼあぁああああ〜
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ぐふっ・・・何度呻いても叫んでも足りぬ。
何故儂はこのような地に閉じ込められておるのか・・・答えよバフォメット!!!!!
652
10違ってたwwwww
664 :
紺の仏典:2011/09/07(水) 13:32:01.62
アイギス…奴は新興宗教を興す気だな…
665 :
僧侶:2011/09/07(水) 13:44:11.03
666 :
ゲイジュ ◆/WzwqNDlC6 :2011/09/07(水) 13:52:17.87
>>652 大魔縁様!次スレでも破壊の限りを尽くしましょうぞ!