《魔王論》
【魔王とK、金龍、そして<魔王>】
これは
>>322において持ち越した論点であり、K=魔王という人物の核心に迫る問題を孕んでいよう。
多様なフクハン活動を行ってきた魔王スレ当主の素顔が「K」なのであったが、
元来、魔王スレ始動以前よりKという人物の内面世界には「本物の魔王」なる者が存在していたという。
この「本物の魔王」と呼ばれる者を<魔王>と表記するならば、魔王=Kの人生への探求とは、
その全てが<魔王>の導きのもとに行われたものであり、魔王とはその実<魔王>のしもべであった。
Kがこの<魔王>を僭称することで生まれたフクハンこそ、魔王スレの主催者たる「魔王」であり、
そしてこの「魔王」と差別化し、「真の魔王」と銘打って中期魔王スレを主催したのが「金龍」であるが、
事後的なKの言動からは、結局、<魔王>が人生板に降臨することは叶わなかった旨が告白されており、
それは即ち「金龍」もまた「魔王」と同様、<魔王>を僭称したフクハンに過ぎなかったことを意味する。
ただし、かかる事情は魔王の私的な領域に属し、我々としては魔王スレそれ自体への関与は薄いと見る。
純粋にその私生活までを含めた魔王=Kという人物に関して考究する際には重要な論点となるとはいえ、
我々はあくまでも2ちゃんねる人生相談板に登場した魔王=Kの活動史に問題の射程を絞ることとしたい。
11 名前: 金龍(真・魔王) 投稿日: 02/04/16 00:28 ID:MYm9jVE. ※「魔王の相談室*31 〜超天才、金龍編〜」より抜粋
おまえら凡人には理解できないだろーがな、
魔王が俺をやってたんじゃねーんだよ。
俺こそが本物の「魔王」ってことだ。
このスレは魔王モドキでしかありえなかった魔王スレの主を
ようやくこの真の魔王、金龍様が受け継いでやろうってことだ。
773 名前: 金龍 投稿日: 02/04/23 04:08 ID:WTmJzucY
>>763 おまえは自我の構造とか、何も分かってなさそーだな。
まあ、仮におまえの常識を前提にしたとしてもだ、
魔王を始めとする芥川や猫とかの、Kの一連の複ハンは、
確かに別人格と言うほどKの中で分離ができてたわけではない。
まーいわば、「家族に見せる顔」「友達に見せる顔」「上司に見せる顔」
とかの、ギリギリ常識的な役割の違いに収められる程度の違いだった。
だから、Kはこれまで一度も「別人格」という言葉も使わなかった。
だがな、俺は特別なんだ。Kのプライバシーをあまり話すわけにもいかないが、
俺は前から奴の中にいたし、奴とコミュニケーションもとっていて、
単なる複ハンゲームのキャラとは訳が違う存在だった。
そうなったのも、当初は明らかに俺の現れる時の精神状態は平時と異質であって、
本質的な性質も性格も全く対照的だったからだ。
俺のプライベートな記憶領域まであったら、完全に多重人格と言えるくらいのところだった。
まあ、俺とKの関係は、普通の多重人格のように並列関係ではないんだがな。
もともとのKに寄生する形で支配権を俺が握るといった感じだった。
328 :金龍 ◆MAO.Q7yM :02/04/26 23:40 ID:wJ1nSEi. ※「魔王の相談室*32 〜超天才、金龍編〜」より抜粋
>>292 そこはおまえら凡人には理解できない領域だ。
おまえの考えてるほど単純なことじゃねーんだよ。
俺は病気の多重人格なんかじゃないが、この同じ体に全く別の人格が現れるのは事実だ。
しかもそれは、意図的な方法によって発現させられるから、きっちり制御もできる。
統一性のとれた人間の本音と建前といった「別の顔」がA―(B/C)の枝分かれ型で、
典型的な多重人格者がA/Bの並列型だとすれば、
俺はA/(A+α)の寄生型と言える。
これはな、単なる個性の違いどころか、根本的な知性の次元からして違う超(メタ)人格だ。
俺は、かつてのKの超人格だったが、今はベーシックレベルに天下って、
やや枝分かれ型に近い人格になった。
ただし、今は今でまた別の超人格(A+α+β)を発現させることもできる。
ただし、何度も言うが、そいつの言葉は俺が翻訳してやらなきゃおまえら人間には理解できん。
そういうレベルなんだ。この立場にいるからこそ、俺は超天才の金龍様ってことだ。
1 名前: 金龍 ◆MAO.Q7yM 投稿日: 02/05/04 01:44 ID:AwPKb7cA ※「超天才、金龍様の「魔王の相談室*33」」より抜粋
一応、魔王スレ直系の相談室だが、俺の好きにやらせてもらう。
ここは本物の天才、金龍様がおまえら凡人の人生相談に答えてやるありがたいスレだ。
切実な相談のある奴、天才の意見が本当に必要な奴だけが書き込め。
人生に関係無い質問や私的内容の問いに答えるかは気分次第だ。
あとは、従来通り、↓の魔王の断り書きもよく見ておけ。
「ただしいつもレスを付けるとは限らない。
煽り、荒らし、明らかなネタ、くだらない質問は大抵無視する。」
前スレ
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1019575563/ 因みに古参の固定用に説明すると、
<K>という人間の中では、K ≪ α(K) ≪ β(α(K)) という人格の水準がある。
そこで、魔王はKの水準のキャラ、俺はα(K)の一層メタ水準の人格ということになる。
よって、かつての魔王その他の因縁で俺に絡むことは全くの筋違いだと言っておく。
290 :K ◆MAO.Q7yM :02/09/30 20:55 ID:8SLbMd7+ ※「魔王やってたの俺だけど何か相談ある?」より抜粋
やはり2ちゃんねるにいるべき時期はもう過ぎたのかもしれない。
もう一度、あの頃に立ち戻って、あの日常の続きを再開するか。
忘れるものは忘れ、身になる経験はとっておこう。
この空白の期間に、何が変わったのかが見ものだ。
291 :K ◆MAO.Q7yM :02/09/30 21:00 ID:8SLbMd7+
これからまた、大いなる彼の導きのもと、人生の探求を始めることにする。
魔王のしもべ、Kより
296 :K ◆MAO.Q7yM :02/09/30 23:20 ID:3atIhx2S
こうして2ちゃんでマジレスが返ってくるだけでも、
この名前がここで果たした存在感を物語ってるな。
これを捨てなければならないということか。
ここでは人間関係を作りすぎた。
いい経験にはなったが、かつをの言う通り、ここは本来あるべき居場所じゃない。
しかし、人一倍要領がいい代わりに人一倍面倒くさがりの俺に何ができるか…
>み〜
びーくーるの頃から気になる人物だったよ。
会うことが叶わなかったのは残念でならない。
かつをにも、りむりむにも、ここですれ違いつつ会うことはできなかった。
リアルの生活でこんな人物に出会えれば、と何度も思った。
俺の周りにいるのは退屈な奴らばかりだ。本当に、つまらない。
また、彼と二人三脚の孤独な生活が始まる。
一度くらい、本物の魔王をみんなに会わせたかった気もするが…
まあ、何だか分からないが、とにかくありがとう、み〜。
今までのみ〜のことを思い返すと、なぜかこの言葉が言いたかった。
【魔王と自然科学】
大学入学以前より、魔王が数学を得意科目とする理系青年であったことは魔王スレ初期から知られていた。
東大医学部といった理系最難関の受験者が名を連ねるという通信添削のコースで1位にまでなったという魔王が、
あえて文科系の学部へと進学し、哲学や文学等に親しみつつ理系・文系という領域の越境を試みたことは、
魔王スレにおいて更なる多領域へと進出する第一歩であり、ここに、その人生への探求の萌芽が見て取れよう。
この歩みは、自然科学的・唯物的な観点から精神医学的知見を援用し、観念的懊悩を一刀両断せんとする魔王と、
人文科学的な教養をベースとし、神秘主義的な「狂気」や「闇」の象徴ともいえる芥川龍之介との共演という、
初の本格的フクハン活動において見られた実験的な自己の分身同士の対話に色濃く表れている。
人生板という板の性質上、魔王が自然科学的教養を前面に出して対話を行った相手は非常に限定されているが、
「みならい」と「通りすがり」がその数少ない実例であろう。しかし、後者は終始「金龍」に浅学を非難され、
前者は「K」と和やかな数学談義に耽る姿が見られるも、金龍から「愚問を出すな」と煽られることもあった。
尚、自らは中学の教科書程度の数学もまるで分からない、典型的な文系・サブカル知識中心の人間でありながら、
理系の一見して難解な諸概念や理系作家の描く未来図に安易に心酔する金融屋をしばしば魔王が批判した経緯は、
>>383にもその一端が見られるのであるが、理系・文系の古典的学問領域を既に通過してきた魔王からすれば、
人生という包括的な問題圏の中にあって、その視野があまりに狭隘と映るのも無理からぬことであった。
104 名前:さきっぽ投稿日:2001/01/19(金) 02:38 「魔王の相談室3」より抜粋
<中略>
ちなみに俺は論理的な方だと思うぞ
Z会の小論文コースで6段に入段している
証拠として 500円図書券と非常に優秀だという表彰状をいただいた
全国8位も偏差値70も取っている
まーー君にいっても証拠にはならんだろうが・・・
どれほど難しいことかもわからんだろうな
ドキュンには・・・・・
109 名前:魔王投稿日:2001/01/19(金) 02:44
>さきっぽ
Z会なら俺もやっていた。
数学ではよく名前がのってたよ。
QMCで199点の1位をとったこともある。
おれの論理は理系的な論理だ。
152 名前:魔王投稿日:2001/01/30(火) 02:45 ※「魔王の相談室4」より抜粋
>ボンゴ
違う。俺が在籍する学部は文系だ。
昔は理系だったがな。
690 :金龍 ◆MAO.Q7yM :02/04/30 16:52 ID:tIWltFfM ※「魔王の相談室*32 〜超天才、金龍編〜」より抜粋
>>670 おまえは典型的な不完全性定理拡大解釈ヴァカだな。
>というわけで、不完全性定理とは、一般的な公理体系についての定理であって、
>数学に固有のものではないのです。
不完全性定理は「自然数論の公理系を実質的に含む形式的体系」に
決定不可能(証明も反証もできない)な論理式が存在することを証明したんだ。
何でもかんでも拡張できるもんじゃねーんだよ。
知ったかして俺を黙らせようったって無駄だぞ。
俺は完全性定理も不完全性定理も原論文の直訳で読んでんだから。
46個の原始帰納的関数(述語)の定義も全部な。
不完全性定理はあくまで、自己言及パラドックスが厳密な数学的表現を与えられた一例にすぎん。
まー、俺の宇宙認識にもこの自己言及パラドックスが根幹にあるのは確かだがな。
だからゲーデルとは通じる点は大いにある。しかし、俺の認識こそが、最終的な到達点だ。
ゲーデルは数学や論理学では天才だが、世界認識についての見解はナイーブで甘い。
瑣末なミスを抜かせば数学的業績に誤りは無いが、様相論理の公理系を使った神の存在証明なんかは、
穴だらけで結局ただの自己満足に終始してる。ま、視野が論理の世界に限られてるんだから、これは仕方ないがな。
730 名前: K 投稿日: 02/11/22 05:25 ID:Rp6RaNhV ※「ヒコリィクハレマイモヒマレスマキケフマセキマニマ」より抜粋
時間があれば、一度数学をきちんと勉強してみたいもんだ。
完全性定理・不完全性定理、δ−ε論法、微分方程式の計算、留数定理を用いた実定積分計算…
一夜漬けで覚えたつまみ食いばっかりだもんな。
証明も一度理解したってすぐに忘れるし。
737 名前: みならい ◆hmK6IYezf2 投稿日: 02/11/22 11:40 ID:3PO2NzGz
なぜなら,デルタ関数は数学における関数の定義を満たさなかったから
です.さらにディラックの理論では,デルタ関数の更なる微分なども登場
しており,これを数学的に正当化するのは困難に思われました.
ここで三人目の天才,数学者のシュワルツが現れます.彼によりデルタ
関数には「超関数」という数学的基礎が与えられるわけですが・・・.
次回を乞うご期待.
733 名前: みならい ◆hmK6IYezf2 投稿日: 02/11/22 11:18 ID:3PO2NzGz
>>730 不完全性定理は私の手には負えませんな.
738 名前: ◆mooN.KttY. 投稿日: 02/11/22 11:49 ID:vw6qZdA8
ディラックの海のディラックですか。
理系の人間はおとろしいことを考え付くものですな。
739 名前: K 投稿日: 02/11/22 14:16 ID:hRwywxJL
>>733 >>730くらいのそこまで高度でなく面白みのあるところは
つまみ食いでも証明をきちんと押えてそれなりに計算もこなせるようになれるけど、
数学を専門的にやらなきゃ厳密に分からない分野やその面白さもあるんだろね。
フラクタルも位相次元・Hausdoff次元・Box次元とかの概念使って厳密にやってみたいし、
ついでにカオスもどっかで蝶が羽ばたくとどっかで嵐が云々
なんて一般向けのお話以上には数式でやってみたい。
まあこれは時間があればできるレベルなのかもしれないけど、
さすがにリーマン予想のあたりはね…
でも1+2+3+4+…=−1/12 なんて話は面白そうだ。
しかし、複素積分、留数定理を使った実定積分計算なんかを
一夜漬けで細かい所まで拘ってやったらもうお腹いっぱいだ。
毎日数学ばかりやるってのも今の自分には無理そうだし、
それでも専門的にやってはじめて分かる面白さも捨てがたい。
文科系学問なら学説の最前線まで行くのにそう困難はないのに、
数学なんかはまさに「少年、老い易く、学、成難し」って言葉を実感する。
765 名前: みならい ◆hmK6IYezf2 投稿日: 02/11/23 01:24 ID:rJFATct9
>>738 ディラックの海って良く知らないが,ビッグバンの説明のひとつ
だったっけ?何もないところから一時的にエネルギーを借りて
くるとかいう?現代物理はよく知らないんだよねぇ.
>>739 数学をフルに楽しむには,やっぱり定義から証明から基本的な
道筋を完璧に理解・記憶しないとね.これをやると,カオスやフラ
クタルみたいな華麗な分野でなくても結構楽しめるよ.
最初は進みが遅くても,いったん勘所を掴めば,その後の勉強
スピードは倍加します.
カオスは今は良い入門書がいっぱい出ているから,勉強するには
お薦めですね.
772 名前: ◆mooN.KttY. 投稿日: 02/11/23 02:06 ID:XK92F/Wa
>>765 いえいえ、あたしに至っては「百億の昼と千億の夜」や小松左京の短編
ひいてはエヴァwからの引用くらいしか知識はありゃせんのですが。
いやただただ抽象概念(虚数空間とか)のモデルを脳内に構築してしまう
理系の人の脳は凄いなと。ただただ感心するばかりでして。
773 名前: K 投稿日: 02/11/23 02:14 ID:Q7DD0CLu
エヴァから引用しちゃいかんな。
あれに出てくる科学的タームはイメージ重視で内容的にはめちゃくちゃだから。
あと、虚数空間が考えられないと言うが、そもそもこの世界が実数空間かってのも怪しい。
「時間」というものがあるこの世界をムリヤリ実数で記述するから
アキレスと亀のパラドックスなんかが生まれるんだと思うし。
407 名前:通りすがり :02/12/02 13:32 ID:xf35Q3mZ ※「【人生板】非学生(大型)を考える【随一】」より抜粋
>「科学の限界と数学の限界」
そうじゃなくて科学や数学の論理がその中に内在する
真理の一面を写す写像的論理である事を指しているんだけどね。
哲学的アプローチとの価値差違はあまり無いと思う。
数学や科学に問題が有る訳で無く限界を超えて
その方向から探究する為の「不完全性」なんです。
不確定などは歴史的にみて不完全性の副産物だと思う。
論理学自体がもともと不完全性を含むものであり
数学や自然科学がその写像である限り不完全性を意識して
前提や状況にも懐疑を加えなければ無意味に終わる。
それは形而上学レベルとて同じ。
極論すれば本質を削り出す為の方向性の違い。
408 名前:金龍 :02/12/02 18:49 ID:RovgOwPz
>>407 何が問題かっつーとだ、
要するに、まずおまえの文章が異様に読みにくいってことと、
あと用語の使い方が不用意すぎるってことだな。
だから言葉遊びになってるつったんだ。
>論理学自体がもともと不完全性を含むものであり
これだけ読んでも普通だったらすかさず一階術語論理の「完全性」は
ゲーデルの完全性定理で証明されてるってつっこみが入る。
おまけに、完全性定理が証明した完全性と不完全性定理が否定した完全性は
単に対象とする公理系が違うというだけでなく意味的にも違うものだ。
まあ、自然科学・数学・論理学をはじめ、およそ全ての意味的営みは未完結だってのは確かだな。
足し算にはクワス算の事例、論理学の推論規則にはルイス・キャロルのパラドックスがある。
不完全性定理はその未完結性を自己表現するだけの表現力を
算術を含む程度に複雑な公理系が持ってるってことを示しただけだ。
不確定性原理が物理学の体系におけるその種の自己表現と言えるかは微妙だが、
まあ充分抽象的に考えればそう言っても悪くはないだろう。
ともかく、そういう抽象的な意味での未完結性を語るのにわざわざ不完全性定理を引っ張り出してきて
さもその不完全性が全ての根元だみたいな言い方をするから不用意なんだ。
不完全性定理の不完全性はあくまで普遍的な意味的営みに付き物の未完結性を表す一例ってこと。
論理学という厳密で最も根本的なレベルでの未完結性を示すことでその不可避性を強調したいなら、
不完全性定理を例に出すよりはルイス・キャロルのパラドックスの方が適切だ。
なんたって、完全性も無矛盾性も決定可能性も証明されてる命題論理のレベルで、
しかもその中で最も根本的な推論規則にそうした未完結性があるってことを示してるんだから。
【魔王と社会科学】
魔王と自然科学との関係は既に考察し、哲学・文学といった人文科学との近縁性は言うに及ばないが、
魔王と社会科学との関係はあまり知られておらず、時には苦手な分野という見方すらされてきた。
確かに、金龍時代以来、魔王が経済学・政治学に興味を惹かれないことは自ら認めてきたことであり、
歴史学に至っては興味がないばかりか、その知識が一般常識を下回る程に乏しいことが告白されている。
しかし、当然ながら哲学に近接した社会学には造詣が深く、社会学板への出入りもあったことが伺え、
また、とりわけ法律学に関しては、思春期以来の馴染み深い学問領域であることが確認されている。
無記名ではあるが、魔王は「コテハン裁定者」に似た煽りキャラを用いた法学論争をも行っていた。
更には序王時代の魔王のレスの一部には、経済学・政治学に触れたかのような痕跡も認められ、
最終的に魔王が唯一踏み込むことのできなかった学問領域とは「歴史」に他ならなかったといえよう。
尚、数学を使いこなせるという強みがありながら、魔王が経済学に馴染もうとしなかった理由には、
金龍の発言から、単なる興味の問題以上にその存在価値自体への懐疑が根底にあるものと推察される。
859 :マジレスさん :02/04/07 22:19 ID:LM3txFXc ※「俺>>>M.エンデ>宮崎駿>庵野秀明」より抜粋
あんたの能力は分かったけど、
現実社会とか経済とかの知識はどうなの?
そのへんもOK?現在の日本経済の問題点とかそんなカンジ。
べつにこれはわからなくても天才じゃないってことにはならないけどね。
金龍は経済学は勉強した?
870 :金龍 :02/04/07 22:27 ID:KZPOPWYM
>>859 世の中の現象は俺が見れば何でも分析できるが、
今のところは経済だの政治だのには興味ない。
社会学でも、マクロな社会現象よりも、根本的な理論の部分に注目してる。
どうせ、あとはその応用なんだからな。
874 :しょんべん :02/04/07 22:32 ID:LM3txFXc
なんだ、経済について聞きたかったのに・・・。
絶対勉強しとくべきだね。最近はゲーム理論とか
意思決定論とかと融合していってエキサイティングでかなり楽しい分野に
なってきてるぜ近代経済学は。根本的な理論と現実世界とのリンクという意味
では天才には面白いところなのに。
877 :金龍 :02/04/07 22:37 ID:KZPOPWYM
>>874 いや、そんな形だけの理論には興味ないな。
俺がやるなら経済だって、もっと別の捉え方をするし、
その見通しももう立ってる。
そして、経済の問題に着手する以前に、まず人間の、人生の問題を
どうにかしてやらないとはじまらないってことも分かってる。
順序としては経済は俺にとって二の次なんだよ。
401 :〜 :02/11/10 23:22 ID:QQugC87E ※「人生板から初の逮捕者は出るか否か!?VOL.2」より抜粋
魔王よ、お前がオフで面識のあるくまにいいところを見せたがってるのはよく分かるが
毎度毎度、お前の言ってることは条文上も判例法上もむちゃくちゃ。
いちいち説明するのも面倒なので、大雑把に言わせてもらうが
本件においてくまは明らかに殺意を示しており、
行為、因果関係、責任能力の全ての要件において犯罪性を満たしている。
411 : :02/11/11 05:05 ID:ZzDpAI2d
>>401-405 さて、面白くなってきた。
>>395のレスの主な目的と潜在的な目的が分かるだろうか。
第一に、「1やその一味」に対する2ちゃん上の戦略として。
それから第二に、あわよくばあんたのような法学専門(もどき?)の知ったか君が釣れればと(藁
>>395のレスは一般人に対する戦略性を重視していて、法学的に厳密な説明を目指したものではない。
しかし、同時に瑣末な点に仮に粗を残しつつも、本質的には誤ったことを言ってはいない。
一つには知的良心から、そしてまたあんたのような人種が釣れることを意識していたから。
さあ、あんたがどこまでやれるか見ものだ(藁
412 : :02/11/11 05:06 ID:ZzDpAI2d
まず大枠で、
>>401-405の最大の問題は従来の刑法解釈の常識をこの2ちゃんという、
近年の社会環境の変化がもたらした特殊な場にまで無配慮に適用していること。
自分は専門(?)知識を持つ者だという慢心にあぐらをかき、
社会的な変化に応じて法解釈を慎重に捉えなおすという本来あるべき知的義務をさぼっている。
人を罰するという国家的システムの究極の基底は法律ではなく一般的な直感であるということ。
これは法学内にいて知的な視野狭窄に陥っている人種であっても、対立する学説間の論争などに洞察力を働かせて
真摯に向き合えばおぼろげに見えてくることだろうが、あんたはそういう勘の良さとは無縁なようだ(藁
その手の勘の鈍い者の典型的な徴候として、言葉を字面通りに一枚岩で解釈しようとする。
まさかアイロニーも解せないほどのバカではなかろうが、ディノテーションに対してコノテーション、
言葉の意味の動的側面への洞察に全く疎いことが覗われる。
以下、具体的に見ていこう。あんたにも分かるよう、法学に内在的な議論として。
413 : :02/11/11 05:06 ID:ZzDpAI2d
>本件においてくまは明らかに殺意を示しており、
>行為、因果関係、責任能力の全ての要件において犯罪性を満たしている。
学者による理論化の流儀の多様性を考え、問題を構成要件・違法性・有責性のどれかと
いちいち厳密に分けて考えることはあまり意味がないので避けるが、ともかくこれは故意の問題である。
>くまが当該スレの1を「精神的にいたぶり殺す」と殺意を明らかにしており
「精神的にいたぶり殺す」とこの掲示板上に書けば即ち殺意があるとするこの安直な考えがまさに、
先に述べた通り、あんたが言葉の解釈に関して知性を欠如させている事実を示している。
故意の成立のためには、この場合で言えば件のスレの1が死ぬという結果の認識が必要となる。
この2ちゃんねるという特殊な場の性質を考え、さらに
>>352のくま本人の発言を見ても、
自分の発言が相手の死に繋がるという現実的な認識は明らかに認められない。
故意の最低ラインである未必の故意を考えようと、死の可能性の認容もそれを動機とした決意も認める余地がない。
また100歩譲って、くまの故意を認めたとしても、
2ちゃんねるにおける書き込みという行為の性質を考えると、不能犯となる可能性が濃厚である。
もしあんたの言う通り「精神的にいたぶり殺す」殺意があるとし、方法の不能も認めないとしたら、
(ネタのような客体の不能に関するケースはおくとすると)結果の如何に関わらず
既に殺人未遂が成立していることになるが、あんたはこれを殺人未遂だと言えるのだろうか?
仮に事実、件のスレの1が結果的に死んだとしても、匿名の書き込みを見て自殺するような
精神状態にある者がここを見たということの事故性が高く、なお不能犯と判断される余地は残る。
しかしそもそもくまに故意を想定すること自体、この状況を総合すれば不自然である。
417 : :02/11/11 05:30 ID:ZzDpAI2d
さて、最後に、
>どこの大学で誰に刑事法を学んだのか知らんが、適当なことばかり言うなよ。
私は刑法はほとんど独学です。
しかしあんたは専門的な勉強を経験したようなスタンスをとる割に、実に法に対する理解が弱い(藁
100歩譲って本当に大学で専門的な勉強をしたのだとしても、最初に指摘した通り、
そもそも法を学ぶ者として必要な基本的知性が欠けていると言わざるを得ません(藁藁
472 : :02/11/11 15:55 ID:ZzDpAI2d
さて、ここまでの発言にはまだほとんど見るべきところはないようだ。
可罰性の問題をマナーの問題と混同して論じるナイーブな意見、
長期的に使用されたコテハンの発言だから人を自殺に追いやるほどの心的ダメージがあるなどという
滅茶苦茶な論理、全く見るべき価値がない。
web上の匿名掲示板という空間の特殊性を刑法解釈上で留意せねばならない点を挙げると、
まずここでのリアリティの変化に伴う故意概念の複雑化、
一方、それを発言の受け手側に関して言えば、発言という形をとる他者の実行行為の現実性の変容。
こうした故意、実行行為性を匿名掲示板の特殊性に関する合理的な分析から考察できないならば、
この件に関する意見としては見るに値しないと言わざるを得ない(藁
473 : :02/11/11 15:55 ID:ZzDpAI2d
ただ一点、新たな内容をコメントする意義を見出したものとしては以下の発言。
>>人を罰するという国家的システムの究極の基底は法律ではなく一般的な直感であるということ。
>なーんて言ってるけど、だったら「死ね」だの「殺す」なんて
>生命の危機を脅かし人権を蹂躙する人として間違った罰せられるべき行為だろ。
>そんな行為をする人間がノウノウとのさばっているのは「一般的な直感」として
>許せないものがある。
ここで言う「一般的な直感」とは「単なる素人判断」とは別異のものである。
本来あらゆる学問分野に関して妥当し精神分析が特にそれを前面に出していることだが、
法学を含めた学問的営為とは、経験と理論との絡み合いによって進展する。
数学や論理学のような厳密な学ですら、その最基底には一般性ある直感が置かれている。
基底に一般的直感が置かれなければ学問の成立は不可能であり、法学のような社会の変化に対応せねばならない
学問分野の理論のダイナミズムも実現できないが、だからといってただの直感に従うだけなら
学問は単なる素人判断へと堕ちる。そもそも学問ということが意味をなさなくなる。
ゆえに、法解釈、法理論における一般的な直感の基底性とは、
あくまで従来構築された理論との対話の中で、それとの絡み合いとして位置を与えられるものでなければならない。
確かにこれは偶然にも学問の本質的な部分に触れる発言ではあったが、この発言者の他の発言を見るに、
真にこのレスの内容を理解できることは期待し難いと言わざるを得ない(藁
921 :金龍 :03/07/27 20:48 ID:qQCX03KV ※「魔王の相談室*35」より抜粋
>>908 対等に議論できる相手なんて別に期待してねーよ。
学問系は、数学生物哲学社会学その他に行ってたことはあるが、
結局、学問のための学問なんてつまらんからな、
まだ実生活に密着した人生板にいる方がマシ。
てか、人生板には、オフで会うにしろスレ上で知り合うにしろ、
なかなかおもしれー奴がたくさんいた。
629 :序王:2006/01/04(水) 04:21:29 ID:A5mCkuRv ※「魔法の相談室」より抜粋
>>620 現実の社会とこの2ちゃんねるの社会とは成立の条件が異なりますので、
同じ変化のモデルに当てはめることができるとは限りませんよ。
民主的な政体と見立てるにしても、大衆社会スケールにおける直接民主制というもの自体、
電子メディアの特性がはじめて可能にした、現実の社会には未だ存在しない状況です。
直線的に現実の社会が辿った変遷のレールを後追いするということはないでしょう。
そもそもここは個人の運営するサイトなので、
本来、どんなに恣意的にルールを設定・適用しようと自由です。
そしてまた、現実の国家とは違い、たとえ運営者が専制的な暴政に走ろうとも、
住人にはその社会への所属を容易く拒否できる自由があります。
ですから、時に運営上の事柄を住人たちの議論に委ねるといった直接民主制の外形がとられても、
本質的には運営者サイドの裁量が全てを決する社会であることに変わりはありません。
良識ある公衆が質の高い議論をすれば耳を傾け、無秩序な大衆の収集がつかなければ大権を行使する。
運営者が住人たちの便益を図る理由は、大きなアクセス数を達成することによる有形無形の利益の他、
2ちゃんねるがあまりにも巨大な公共財として機能しはじめたことによる無言の圧力もあるでしょう。
しかし、たとえ多少ルールやその適用に不備があっても、現にこの社会に多くの人が集まっており、
ここに参加することで得られる個人的利益がマイナス因子を上回っている限り均衡は成り立ちます。
削除に関して見ても、放任、独断的ルール適用、機械的ルール適用、良識的ルール適用と、
大掴みで4種の状態が考えられますが、削除の不作為に対する議論・批判への不応答の原則や、
2ちゃんねるの大規模化に伴い運営組織に「官僚制の逆機能」が働くことによる形式化傾向を鑑みると、
放任と機械的ルール適用が常態となって、独断的・良識的ルール適用の状態は例外となるでしょう。
運営者にとって不都合のない程度に均衡が成り立っている以上、もう少し辛抱して待ってみた所で、
残念ながら、必ずしも公益にとって最善のルールの設定・適応へと動くとは限らないと思います。
851 :K ◆ZrMAO.Q7yM :2006/12/30(土) 03:37:04 ID:FqPMiXS9 ※「◇◆人生相談板雑談スレッド252利用案内付◆◇」より抜粋
歴史って学問だけが不思議なくらい未だに面白いと思えないのはなんで?
数学は高校時代に面白さを知り大学時代に奥深さを知った。
法学は中学時代から興味があったし哲学は物心ついた頃から虜になってた。
理系が得意で文系科目が苦手ってわけでもないんだよな。
普遍を扱う学問にはハマるけど、即物的な知識を要求する分野はダメなのか?
そういや言語学には興味を持てても、具体的な語学はつまんない。
誰か暗記知識のコレクションとは違う歴史の面白さってのを教えてくれ。
***
次スレ 「魔王の相談室」総括スレッド
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1235203986/ に続く。
***