豪奢な監獄より深窓の令嬢が脱走劇を演じる
トラウマ慕情〜高貴なる愛を抱えた大脱走の果てに〜第344回(後編)
大脱走の跳ねる二輪に踊る螺旋の花吹雪
底なしの地へ吹き荒れる花の鞭に絡め取られて
絡め取られつつ月面宙返りを敢行する清楚な乙女の勇気
勇気は臆病という肥料により育成される赤き薔薇
健やかなる薔薇が指し示す雨上がりの明日
明日の向日葵は青い種を吹き散らす
散り行く櫻の花弁こそ鳥インフルエンザの主感染経路
歪みを感染させる腐った詩の死の使者
使者から渡された古い紙風船は病気の鼠の絵柄入り
抜け出た鼠を捕らえた猫がふわふわ膨らみ倉庫に積まれ
積まれた猫の発する静電気が地球を震わせる
震える地球の裂け目から吹き出す鬼とリンパ液
リンパ液と赤血球は運命的邂逅と致命的別離を経て結ばれる
264 :
名無しちゃん…電波届いた?:04/04/01 22:19
致命的別離をもたらす永遠の障壁の向こうに彼女がいる
彼女がいる奴と俺との狭間に在る永遠の障壁
永遠に波間をたゆたう貴人の腐り落ちた手首
手首からのびた緑色の触手が森を作る
死に絶えた森が形作る色鮮やかな菌糸の海原
そよぐ菌糸の海原から青空へ伸びる垂直の虹の群れ
虹から染み出る七色の液体が祖父の柱時計に悲劇をもたらし
腐朽する柱時計の思い出から粛々と歩み出る顕官たちの列
粛々と歩み去る列の後ろに死神が袋をかぶせている
願い袋に祈りを飛ばし壇上の弾正が段平を振り回す
段平から迸る闘気と殺気が蝸牛の交尾を促す
促される虚構に自制を崩壊せしめる若き駿馬
駿馬のおこす風が崩壊を助長する午後の栄光に満ちた陽炎
277 :
名無しちゃん…電波届いた?:04/05/12 21:03
seki
栄光に満ちた世界で出逢いし神の下僕
目欄age
神の下僕にさらわれる幼児の髪にからみつく蛇
からみつく悪魔の邪念に黒猫の鳴き声
退屈した黒猫の尻尾に竜巻の流れる樋がぶら下がる
ぶら下がる赤ん坊の背で干上がった鯛が躍る
サルファ・レゾルシン書法
躍る没落貴族の裾を艶やかに縫い上げる人間国宝
人間国宝の腕の刺青は真夏の幻想
幻想の次元から引き落とす深層回路
深層回路に葬られた愚かな人間たちの幸せな記憶
記憶は澱の様に積み重なり朽ち果て風化する
殺戮の風化を見た仔犬は殺戮を繰り返す
繰り返し折り返す残虐大陸横断記録
記録にない事件に記録と違うフォルクスワーゲン
記録に記せぬ陰惨な現実的奇跡
奇跡のフォルクスワーゲンが飾られた真紅の会議室
会議室の隅に踊る人形
踊る人形の歪んだ口から吐き出される呪の言葉
言葉は言霊に昇華し欲望を成就させる鍵となる
鍵になる言葉にかけられた呪いの解ける放課後
放課後に勃発する高校球児の体臭発散訓練〜目標阪神球団拠点〜
拠点を崩された集団の離脱が宇宙を破壊に導く
導き手の指し示す先は紅き彼岸花が手向けられし墓標
墓標に止まりし赤蜻蛉は寂しく虚空に羽を震わす
震える羽の生えた小虫が食い破る耳の奥
奥様が醸し出す淫猥な雰囲気
奥様の耳の奥に居座る蛾の鱗粉
蛾の鱗粉が匂い消しでついてくる通販専用大型輪転機
輪転機に巻き込まれつつ微笑む大江戸城の人足
大江戸城の人足が歌う華麗なる夕餉の調べ
夕餉の調べを脚の先で味わう爽やかな朝
朝の堀之内で鯉のぼりを味わう
味わい深き珍味は深海にて眠る古代魚の臓物
臓物風味のポプリが飾られてる淑女の小部屋
淑女の小部屋で仕切り厨uzeeeeeeee!!と叫ぶ高貴な婦人
婦人の化粧室にさまよう八本脚の子犬
子犬の首輪を締め付ける日々の営み
317 :
名無しちゃん…電波届いた?:04/08/27 11:00
age
日々の営みは緩やかな終局への序曲
序曲にあわせてまわる紫色の機械
機械音にまぎれて響く淫猥な嬌声
嬌声に隠れる安易な提案
提案しつつ隣席の上司に地獄突き
地獄突きをくらう秋の三日月
三日月蹴りを見舞う格闘家が漂わせる体臭
体臭を嫌う大衆の決める結婚記念日
記念日を設ける政治家とその秘書とその飼い犬とその好物・バター
327 :
名無しちゃん…電波届いた?:04/11/17 23:36:44
バターの香りただよう寝室の奥に開く洞窟
洞窟から這い出る気品溢れる赤子
赤子を背負いし憐憫なる亡国の女王
女王の指先で跳ねる首の無い執事
執事の感涙に共感せし全裸の狩人たち
狩人たちは夜毎に牡牛の涙を汲む
汲み上げた汚泥を暴飲する豪放磊落な女神
女神が奏でる驚嘆なる音程
335 :
名無しちゃん…電波届いた?:04/12/24 01:54:54
音程わからん
その音程はカナリアの断末魔にも似て
337 :
名無しちゃん…電波届いた?:05/01/08 21:47:08
断末魔のカナリアに降りかかる火の粉
338 :
名無しちゃん…電波届いた?:05/01/08 23:59:14
ピノコ萌え
電磁石に吸い付くハリガネ少女に萌え??
火の粉をはらうピノキオに巻き付く針金の味
味がしないと嘆く金髪幼女の愛玩人形
人形の瞳からこぼれ落ちる真珠色の目ヤニ
目ヤニ…それは神の創りたもうた最高傑作の決死の反逆
反逆こそ我が生きる道、が花言葉の薄桃色の秋桜
345 :
名無しちゃん…電波届いた?:05/02/03 00:47:38
----------------------------------------------------------------
山発第250号
平成17年2月3日
2ちゃんねる
関係者各位
山崎渉実行委員会
実行委員長 山崎渉
【(^^)山崎渉再開のお知らせ(^^)】
拝啓 余寒の候、毎々格別のご厚情を賜り、まことに有り難うございます。
平素は山崎渉をひとかたならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、早速ではございますが、先日サービスを終了させていただきました
山崎渉を皆様からのご声援とご要望にお応えして、再びサービスを再開する
運びとなりましたのでお知らせいたします。
つきましては、関係者の皆様には既に山崎渉の使用をお止めになった
方もいらっしゃると思いますので、この機会に再度ご使用いただけますよう
お願い申し上げます。
これからも何卒変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。(^^)
敬具
----------------------------------------------------------------
秋桜の咲く浜辺に寄る山崎パンの包み紙
包み紙に集まる蟻の群が流れる麓の川