ぬっころす

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191皇帝Binary ◆XD7eBINARY
せっかくの真面目テキストなので真面目テキストで返してみようか。

確かに、現行の少年法は甘い。激甘だ。が、そういうルール自体は必要だと思っておる。
精神障害者による犯罪も同じ。これらも、実のところ
>罪は平等に裁かれるべきである
この原則のために必要だと考えている。

要は、税で言うところの水平的平等と垂直的平等のような感じだ。
消費税のように全員5%というのは一見平等だが、低所得者に厳しい。
所得税のような累進課税というのは、一見不平等だが、痛みの割合は平等に近い。
どちらの平等を取るかというだけの話。
少年法も心神耗弱による減刑もなくしてしまうのは、水平的平等だ。
これは受け止められる責任の大きなものに優しく、小さなものに厳しい。
例えば、物を放り投げて壊したとして、それが1歳児なら、どうだろう。
壊したものを自分の責任において弁償させることは果たして有意義か?
それが、2歳なら?3歳なら?4歳なら?…………と考えていくと、それが意味のある責任序列になる。
そういう感じでいいと思うのだ。何歳以下は一律無処罰、という現行法は、無処罰年齢のうち、
高年齢の人間に甘い構造になっている。そうではなくて、年齢に応じて、受け止められる責任の大きさ
に比例するような、そんな感じで罰を与えたら、それがもっとも意味ある罰だと思うのだ。
そのような形の少年法に作り変えること、それを私は望む。

加害者の人権と被害者の人権については、全くその通りだ。
加害者に偏った保護では、意味がない。どちらも同じように保護されるべきだ。
法律が加害者側に手厚いのは加害者の人権が無視
されがちな傾向にあるからだが、それは社会罰のうちだ。

…………と、私は思う。