消費税は、売上が1,000万円以下なら申告納付しなくてもよかったはず。
つまり、1,000万円売上(税除)があったら、1,000万×5%=50万円は、自営業のポケットマネーへ。
仮に5,000万円売上あって250万円の消費税預かり金があったとしても、
売上1,000万円とごまかせば、250万円もこっちのもの。
自営業は汚い。
おめーらよ。自営業がサイコーなんだよ。
例えばラーメン屋。原価50円+人件費他100円で一杯700円のラーメンだせば、
利益は一杯あたり550円。一日に100杯売れれば55,000円の利益。
さらに、サイドメニューやトッピングで上乗せ利益を軽く300円と見積もって+30,000円で、
一日の利益は、85,000円。
300日営業して、営業所得2,550万円。 人気店では一日2,000杯くらいは出す店もある。平均は200杯位。
(杯が多ければ多いほど、店舗費等の固定費は下がるので、利益率は上がる。)
しかし、ここからがポイント。自営業は、このまま正しく申告している人はいない。9割以上は不正を行っている。
(くわしくは、クロヨン問題、トーゴーサンピン問題でググってみよう!)
具体的には、ラーメン100杯売れているのに、10杯しか売れなかったことにして伝票処理。
または、経費を多く見せかけて(たとえば自分の食費や衣服、光熱費等を経費に計上)、
税金を払っていないのです。
正規所得が3000万円あっても、税務署に申告するときには赤字申告となっているのです。
これが、例えばサラリーマンなら、所得税だけで数百万円は取られます。
しかも、サラリーマンのほとんどは、申告を会社が代行するので、
サラリーマンが売上(収入)をごまかしたり、経費を誤魔化したりすることはできません。
なお、サラリーマンの経費は、実際に使った経費如何に関わらず、強制的に収入に応じて決まります。
(自営業の場合は、実際に使った経費如何に関わらず、無制限に誤魔化せます。)
そして、野田政権のもとで所得税増税が決まりそうなのです。
所得税増税で相対的に得をするのは、
政治家・自営業・宗教法人・ヤクザ・ニート・生活保護受給者です。
反対に消費税を増税すると、こういった人たちは困ります。
なぜなら、所得を誤魔化して脱税することはできても、
消費税は99%誤魔化せないからです。
もっと言うと、お客さんから預かった消費税をポケットマネーにしているのです。これは絶対に許せない。